JPWO2019021464A1 - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

空気調和装置100は、圧縮機1、熱源側熱交換器3、中間圧力調整用電子膨張弁4、負荷側電子膨張弁6、負荷側熱交換器7が冷媒配管により接続された冷媒回路を構成し、圧縮機1の吐出側に設けられ、冷媒の循環方向を切り替える流路切替装置2と、冷媒回路を構成する各機器を制御する制御装置10と、中間圧力調整用電子膨張弁4と負荷側電子膨張弁6の間に設けられ、冷媒を用いて制御装置10を冷却する冷媒冷却器5と、を備え、冷房運転モード時には、中間圧力調整用電子膨張弁4の開度を最大にする。

Description

本発明は、制御装置の冷媒冷却器を備えた空気調和装置に関するものである。
従来より、発熱部材である制御装置を冷凍サイクルの冷媒を用いて冷却する技術が知られている。例えば、冷凍サイクルの中間圧力の冷媒が発熱機器を冷却する冷却器を備え、この冷却器の上流側および下流側のそれぞれに電気膨張弁を配置し、この両電気膨張弁の弁開度をそれぞれ制御することにより中間圧力を可変し、発熱機器からの冷却量を制御する技術などがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−23081号公報
特許文献1のような冷媒を用いた制御装置の冷却において、結露を抑制するために冷媒の温度を制御し、制御装置内の温度を周囲の露点温度以上に保つ必要がある。しかし、冷房運転、暖房運転など各運転モードにおいて冷凍サイクルを流れる冷媒の温度や圧力は異なるため、各運転モードにおいて冷媒の制御を行う必要がある。
しかしながら、特許文献1のような制御では、特に暖房運転時において、冷媒の温度が外気温度以下になる場合があり、制御装置を露点温度以下まで冷却してしまう可能性があった。
本発明は、上述のような問題を解決するためになされたものであり、各運転モードにおいて、冷媒を用いた制御装置の冷却による結露を抑制することができる冷媒冷却器を備えた空気調和装置を提供することを目的とする。
本発明における空気調和装置は、圧縮機、熱源側熱交換器、中間圧力調整用電子膨張弁、負荷側電子膨張弁、負荷側熱交換器が冷媒配管により接続された冷媒回路を構成し、圧縮機の吐出側に設けられ、冷媒の循環方向を切り替える流路切替装置と、冷媒回路を構成する各機器を制御する制御装置と、中間圧力調整用電子膨張弁と負荷側電子膨張弁の間に設けられ、冷媒を用いて制御装置を冷却する冷媒冷却器と、を備え、冷房運転モード時には、中間圧力調整用電子膨張弁の開度を最大にするものである。
本発明における空気調和装置によれば、各運転モードにおいて、冷媒を用いた制御装置の冷却による結露を抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の冷房運転モード時における冷凍サイクルを示す冷媒回路図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の暖房運転モード時における冷凍サイクルを示す冷媒回路図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和装置の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和装置のバイパス弁の制御を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態に係る空気調和装置について図面等を参照しながら説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略または簡略化する。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさおよび配置等は、この発明の範囲内で適宜変更することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の冷媒回路図である。空気調和装置100は、例えばビル、マンション等に設置され、冷媒を循環させる冷凍サイクル(ヒートポンプサイクル)を利用して、冷房運転、暖房運転、除霜運転を実行できるものである。空気調和装置100は、熱源側ユニット80と、負荷側ユニット90とを有しており、熱源側ユニット80と負荷側ユニット90とを冷媒配管70で接続することで冷凍サイクルを形成している。
冷媒としてはフロン冷媒(例えばHFC系冷媒のR32冷媒やR125、R134a、またこれらの混合冷媒のR410AやR407c、R404Aなど)やHFO冷媒(例えばHFO−1234yf、HFO−1234ze(E)、HFO−1234ze(Z))が用いられる。その他、冷媒としては、CO2冷媒、HC冷媒(例えばプロパン、イソブタン冷媒)、アンモニア冷媒や、R32とHFO−1234yfとの混合冷媒のように前記の冷媒の混合冷媒など、蒸気圧縮式のヒートポンプに用いられる冷媒が用いられる。
まず、本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクルについて説明する。空気調和装置100は、圧縮機1、四方弁2、熱源側熱交換器3、中間圧力調整用電子膨張弁4、冷媒冷却器5、負荷側電子膨張弁6、負荷側熱交換器7及びアキュムレータ8が冷媒配管70で接続され、内部を冷媒が循環する冷媒回路を備えている。
熱源側ユニット80は、負荷側ユニット90に冷熱又は温熱を供給する機能を有している。熱源側ユニット80は、圧縮機1、四方弁2、熱源側熱交換器3、中間圧力調整用電子膨張弁4、冷媒冷却器5及びアキュムレータ8を搭載する。これらの機器を直列に接続し、メインの冷媒回路の一部を構成する。
圧縮機1は、吸入した低圧冷媒を圧縮し、高圧冷媒として吐出する流体機械である。圧縮機1は、例えば、ロータリ圧縮機又はスクロール圧縮機として構成される。なお、圧縮機1は、例えば、回転周波数が一定の圧縮機として構成してもよいし、インバータを搭載した回転周波数を制御可能な圧縮機として構成してもよい。
四方弁2は、圧縮機1の吐出側に設けられ、冷房運転モード時における冷媒の循環方向と暖房運転モード時における冷媒の循環方向を切り替えるための流路切替装置である。冷房運転モード時及び暖房運転モード時における冷媒の流れについては、後述する。
熱源側熱交換器3は、内部に流れる冷媒と空気との間で熱交換を行うことが可能な空冷式熱交換器である。熱源側熱交換器3は、冷房運転モード時には凝縮器として機能し、暖房運転モード時には蒸発器として機能する。負荷側熱交換器3は、例えば、伝熱管と複数のフィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器、またはプレートフィン型熱交換器として構成される。
本実施の形態1のように、熱源側熱交換器3が空冷式熱交換器であれば、熱源側ユニット80は、熱源側熱交換器3と熱交換する空気を熱源側ユニット80内に取り込むために熱源側送風機18を有している。熱源側送風機18は、後述する制御装置10によって回転数が制御され、熱源側熱交換器3の凝縮能力又は蒸発能力を制御する。熱源側送風機18は、例えば、シロッコファン若しくはターボファン等の遠心ファン、クロスフローファン、斜流ファン、又はプロペラファンとして構成される。
中間圧力調整用電子膨張弁4は、減圧弁や膨張弁としての機能を有し、冷媒を減圧して膨張させるものである。中間圧力調整用電子膨張弁4は、例えば、多段階若しくは連続的に開度を調節可能なリニア電子膨張弁等の減圧装置として構成される。
冷媒冷却器5は、中間圧力調整用電子膨張弁4と後述する負荷側電子膨張弁6の間の冷媒配管の一部である冷却配管51と冷却板52から構成される。冷媒冷却器5は、冷媒を用いて後述する制御装置10の発熱を吸熱し、制御装置10を冷却する。具体的には、冷却板52は制御装置10の表面に接触して固定され、冷却配管51は冷却板52における制御装置10と接触する面とは反対側の面に固定される。そして、冷却配管51の内部に冷媒を流し、冷却板52を介して制御装置10の発熱を吸熱し、制御装置10を冷却する。冷却配管51と冷却板52は、同素材にすることが好ましく、例えばアルミニウムを用いる。冷却配管51は、運転状態によっては外気温度よりも低温になり、表面に結露水が生じる可能性がある。このとき、冷却配管51と冷却板52が異なる素材だと電食の起こり易くなってしまうため、同素材にすることで電食を防ぐことができる。また、冷却配管51と冷却板52は、シリコンを介して密着固定させても良いし、またろう付けで溶接固定しても良い。
アキュムレータ8は、圧縮機1の吸入側に設けられ、液冷媒とガス冷媒とを分離する機能と余剰冷媒を貯留する機能とを有している。
また、熱源側ユニット80は、圧縮機1から吐出された冷媒の圧力(高圧圧力)を検知する高圧圧力センサ11を有している。また、熱源側ユニット80は、圧縮機1に吸入される冷媒の圧力(低圧圧力)を検知する低圧圧力センサ12を有している。熱源側ユニット100は更に、暖房運転モード時において冷媒冷却器5の上流となる冷媒配管の配管温度を検知する冷却配管温度センサ13を有している。熱源側ユニット100は更に、外気温度を検出するための外気温度センサ14を有している。これらの各センサは、検知した圧力に係る信号、検知した温度に係る信号を空気調和装置100の動作を制御する制御装置10に送る。
負荷側ユニット90は、冷房負荷又は暖房負荷に対し、熱源側ユニット80からの冷熱又は温熱を供給する。負荷側ユニット90には、負荷側電子膨張弁6と負荷側熱交換器7とが、直列に接続されて搭載されており、熱源側ユニット80と共に冷媒回路を構成している。
負荷側電子膨張弁6は、減圧弁や膨張弁としての機能を有し、冷媒を減圧して膨張させるものである。負荷側電子膨張弁6は、例えば、多段階若しくは連続的に開度を調節可能なリニア電子膨張弁等の減圧装置として構成される。
負荷側熱交換器7は、内部に流れる冷媒と空気との間で熱交換を行うことが可能な空冷式熱交換器である。負荷側熱交換器7は、冷房運転モード時には蒸発器として機能し、暖房運転モード時には凝縮器として機能する。負荷側熱交換器3は、例えば、伝熱管と複数のフィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器、またはプレートフィン型熱交換器として構成される。
本実施の形態1のように、負荷側熱交換器7が空冷式熱交換器であれば、負荷側ユニット90は、負荷側熱交換器7と熱交換する空気を熱源側ユニット90内に取り込むために負荷側送風機19を有している。負荷側送風機19は、後述する制御装置10によって回転数が制御され、負荷側熱交換器7の凝縮能力又は蒸発能力を制御する。負荷側送風機19は、例えば、シロッコファン若しくはターボファン等の遠心ファン、クロスフローファン、斜流ファン、又はプロペラファンとして構成される。
また、負荷側ユニット90は、負荷側電子膨張弁6と負荷側熱交換器7との間における冷媒配管の温度を検知する負荷側配管温度センサ15を有している。負荷側配管温度センサ15は、検知した温度に係る信号を空気調和装置100の動作を制御する制御装置10に送る。
制御装置10は、空気調和装置100に搭載される他の各種センサからの情報及び運転情報と、使用者の設定情報に基づき、予め搭載されている制御プログラムを用いて空気調和装置100の運転を制御するものである。制御装置10は、例えば、圧縮機1の駆動周波数制御、四方弁2の切り替え制御、各電子膨張弁の開度制御、各送風機の回転数制御等の制御を行う。また、制御装置10は、冷却配管温度センサ13からの配管温度情報に基づいて、暖房運転モード時に冷媒冷却器5に流入する冷媒の温度を算出する。制御装置10は、例えば、このような機能を実現する回路デバイスなどのハードウェア、又はマイコン若しくはCPUなどの演算装置上で実行されるソフトウェアで構成される。
本実施の形態1では、空気調和装置100の動作を制御する制御装置10を熱源側ユニット80に搭載した場合を例に示しているが、負荷側ユニット90に設けるようにしてもよい。また、制御装置10を、熱源側ユニット80及び負荷側ユニット90の外部に設けるようにしてもよい。また、制御装置10を機能に応じて複数に分けて、熱源側ユニット80と負荷側ユニット90とのそれぞれに設けるようにしてもよい。この場合、各制御装置を無線又は有線で接続し、通信可能にしておくとよい。
次に、空気調和装置100の冷媒回路の動作について図2及び図3を用いて説明する。空気調和装置100においては、例えば室内等に設置されたリモートコントローラ等からの冷房運転や暖房運転等の要求を受信する。図2は、本発明の実施の形態に係る空気調和装置の冷房運転モード時における冷凍サイクルを示す冷媒回路図である。図3は、本発明の実施の形態に係る空気調和装置の暖房運転モード時における冷凍サイクルを示す冷媒回路図である。冷房運転モード時と暖房運転モード時の冷媒の循環方向は四方弁2により切り替えることができる。
まず、図2を用いて冷房運転モード時の動作について説明する。冷房運転モード時において、圧縮機1を駆動すると、高温高圧のガス冷媒が圧縮機1から吐出され、四方弁2を介して熱源側熱交換器3へ流入する。熱源側熱交換器3に流入した冷媒は、空気と熱交換して凝縮され、低温高圧の冷媒となる。凝縮された冷媒は、中間圧力調整用電子膨張弁4を通過したあと、冷媒冷却器5へ流入し、制御装置10を冷却する。その後、熱源側ユニット80から流出し、負荷側ユニット90に流入し、負荷側電子膨張弁6で減圧され、気液二相冷媒となる。気液二相冷媒は、負荷側熱交換器7で空気と熱交換して蒸発される。蒸発した冷媒は、負荷側ユニット90から流出し、熱源側ユニット80に流入し、四方弁2を介して圧縮機1に吸引され、再び圧縮される。上記のように、冷房運転モード時においては負荷側熱交換器7を蒸発器として機能させることで室内を冷却するものである。
冷房運転モード時においては、圧力損失を最小にするため、中間圧力調整用電子膨張弁4の開度を最大に制御する。そうすることで、熱源側熱交換器3で凝縮された冷媒は減圧されず、外気温度以上の温度を保ったまま冷媒冷却器5に流入させることができるため、制御装置10内での結露を抑制することができる。また、中間圧力調整用電子膨張弁4の開度を最大としても、負荷側電子膨張弁6で目標蒸発温度まで減圧することができるため、冷房運転モードにおける空調能力が不足することはない。なお、ここで述べる最大とは最大付近も含むものとする。
次に、図3を用いて暖房運転モード時の動作について説明する。暖房運転モード時において、圧縮機1を駆動すると、高温高圧のガス冷媒が圧縮機1から吐出され、四方弁2を介して、熱源側ユニット80から流出し、負荷側ユニット90に流入し、負荷側熱交換器7へ流入する。負荷側熱交換器7に流入した冷媒は、空気と熱交換して凝縮され、低温高圧の冷媒となる。凝縮された冷媒は、負荷側電子膨張弁6で減圧され、気液二相冷媒となり、負荷側ユニット90から流出し、熱源側ユニット80に流入する。熱源側ユニット80に流入した冷媒は、冷媒冷却器5へ流入し、制御装置10を冷却する。その後、中間圧力調整用電子膨張弁4で減圧され、熱源側熱交換器3に流入する。熱源側熱交換器3に流入した冷媒は、空気と熱交換して蒸発される。蒸発した冷媒は、四方弁2を介して圧縮機1に吸引され、再び圧縮される。上記のように、暖房運転モード時においては負荷側熱交換器7を凝縮器として機能させることで室内を加熱するものである。
暖房運転モード時においては、冷媒冷却器5に流入する冷媒は、負荷側電子膨張弁6を通過した後であるため、負荷側電子膨張弁6の開度が小さいと低圧低温の冷媒となり、制御装置10内で結露が発生する可能性がある。結露を抑制するためには、冷媒冷却器5に流入する冷媒の温度を露点温度以上にする必要がある。そのために、冷却配管温度センサ13によって検知された冷媒の温度が露点温度以下だった場合、中間圧力調整用電子膨張弁4の開度を小さくすることで、冷媒冷却器5に流入する気液二相冷媒の圧力を上げて、温度を上昇させることができる。
また、中間圧力調整用電子膨張弁4の制御だけでは冷媒冷却器5に流入する冷媒の温度を露点温度より高くできない場合、更に負荷側電子膨張弁6の開度を大きくすることで、冷媒冷却器5へ流入する冷媒の圧力をさらに上昇させることができ、冷媒の温度をさらに上昇させることができる。
上記のように構成された実施の形態1によれば、冷房運転モード時において中間圧力調整用電子膨張弁4の開度を最大に制御することで、熱源側熱交換器3で凝縮された冷媒は減圧されず、外気温度以上の温度を保ったまま冷媒冷却器5に流入させることができるため、制御装置10内での結露を抑制することができる。
また、暖房運転モード時において中間圧力調整用電子膨張弁4の開度を小さくすることで、冷媒冷却器5に流入する冷媒の温度を上昇させることができ、結露を抑制することができる。更に、負荷側電子膨張弁6の開度を大きくすることで、冷媒の温度をさらに上昇させることができるため、より確実に冷媒冷却器5に流入する冷媒の温度を露点温度より高くすることができる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2における空気調和装置について説明する。図4は、本発明の実施の形態2に係る空気調和装置の冷媒回路図である。図4において、図1と同じ符号を付けたものは、同一または対応する構成を示しており、その説明を省略する。
本発明の実施の形態2における空気調和装置101は、圧縮機1の吐出側の冷媒配管から分岐して冷媒冷却器5と負荷側電子膨張弁6の間の冷媒配管に接続されたバイパス回路21と、バイパス回路21に設けられたバイパス弁20を備えている点で、実施の形態1の空気調和装置100と相違している。
具体的に説明すると、冷媒冷却器5に流入する冷媒の温度が露点温度以下だったとしても、低圧圧力が極端に低下しているため、中間圧力調整用電子膨張弁4の開度を小さくできない場合がある。中間圧力調整用電子膨張弁4の開度を小さくすると、圧縮機1の吸入密度が小さくなり循環流量が低下し、暖房空調能力が低下したり、暖房運転の立ち上がりに時間がかかってしまうからである。このような現象は、冷媒の圧力や温度の状態が不安定であるときに生じやすく、特に暖房運転起動時や除霜運転終了時といった過渡的な運転時に生じやすい。
そこで、一時的な冷媒冷却器5に流入する冷媒温度の低下を防ぐために、圧縮機1の吐出側の冷媒配管から分岐して冷媒冷却器5と負荷側電子膨張弁6の間の冷媒配管に接続するバイパス回路21を設ける。さらに、バイパス回路21を流れる冷媒流量を調整するために、バイパス回路21上にバイパス弁20を設ける。バイパス弁20は、例えば、多段階若しくは連続的に開度を調節可能なリニア電子膨張弁等の減圧装置として構成される。また、キャピラリーチューブとして構成してもよい。
バイパス回路21は、圧縮機1から吐出された高温高圧のガス冷媒を冷媒冷却器5に流入する冷媒に合流させることができる。そのため、冷媒冷却器5に流入する冷媒の温度を上昇させることができる。
図5は、本発明の実施の形態2に係る空気調和装置のバイパス弁の制御を示すフローチャートである。最初の時点では、バイパス弁20は閉じた状態であるためバイパス回路21には冷媒は流れていない。まず、制御装置10は、冷却配管温度センサ13によって検知された冷媒の温度が露点温度より高いか判断する(ST1)。冷媒の温度が露点温度より高い場合、制御装置10内で結露する可能性が低いため何も行わない。
冷媒の温度が露点温度以下の場合、低圧圧力センサ12によって検知された低圧圧力が予め決められた所定値よりも高いか判断する(ST2)。低圧圧力が所定値よりも高い場合、圧縮機1の吸入密度がある程度大きいため、中間圧力調整用電子膨張弁4の開度を小さくすることができる(ST6)。
低圧圧力が所定値以下の場合、圧縮機1の吸入密度が小さくなり循環流量が低下しているため、中間圧力調整用電子膨張弁4の開度を小さくできない。そのため、バイパス弁20を開き、バイパス回路21に冷媒を流す(ST3)。こうすることで冷媒冷却器5に流入する冷媒の温度を上昇させることができる。
その後、制御装置10は、冷却配管温度センサ13によって検知された冷媒の温度が露点温度より高くなり、かつ室内機出口の過冷却度が予め決められた所定値よりも大きくなったかを判断する(ST4)。いずれかの条件を満たさなかった場合、パイバス弁20を開いたままする。いずれの条件も満たした場合、バイパス弁20を閉じる(ST5)。ここで、負荷側ユニット90出口の過冷却度を、バイパス弁20を閉じる条件として設定しているのは、冷媒冷却器5に流入する冷媒の乾き度が小さくなっていることを確認するためである。乾き度が大きい場合、中間圧力調整用電子膨張弁4を閉じたとしても、冷媒冷却器5に流入する冷媒の圧力は上昇しづらく、バイパス弁20を閉じると再び一時的に圧力が低下してしまう可能性が高い。そのため、負荷側ユニット90出口の過冷却度が所定値に達したことを確認し十分に冷媒冷却器5に流れる冷媒の圧力が上昇していると判断できてからバイパス弁20を閉じる制御としている。バイパス弁20を閉じたあとは、再びST1に戻り、冷媒の温度が露点温度より高いか判断する。
なお、負荷側ユニット90出口の過冷却度は、高圧圧力センサ11によって求められる凝縮温度から負荷側配管温度センサ15によって測定された凝縮器出口温度を減算することにより算出される。
上記のように構成された実施の形態2によれば、圧縮機1の吐出側の冷媒配管から分岐して冷媒冷却器5と負荷側電子膨張弁6の間の冷媒配管に接続されるバイパス回路21を設けることで、冷媒冷却器53に流入する冷媒の温度が露点温度以下、且つ、低圧圧力が予め決められた所定値以下になった場合に、バイパス弁20を開くことで、冷媒冷却器5に流れる冷媒の温度の低下を防ぐことができ、制御装置10内での結露を抑制することができる。
さらに、冷却配管温度センサ13によって検知された冷媒の温度が露点温度より高くなり、且つ、負荷側ユニット90出口の過冷却度が予め決められた所定値よりも大きくなったことによってバイパス弁20を閉じることにより、より確実に冷媒温度の低下を防ぐことができる。
以上、本発明を、上記実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記各実施の形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、本実施の形態では、制御装置10内での結露を抑制するために、冷媒冷却器5に流入する冷媒の温度を露点温度以上になるように制御したが、露点温度がわからない場合は、冷媒冷却器5に流入する冷媒の温度を外気温度センサ14により検出した外気温度からα度を差し引いた値以上になるように制御しても良い。発熱部材である制御装置10内の温度は冷媒冷却器5に流入する冷媒により冷やされるが、結露を抑制するためには露点温度以上である必要がある。そのため、あらかじめ冷却板52の熱容量などから制御装置10内が冷やされる度合いを計算し、冷媒冷却器5に流入する冷媒の温度が外気温度より低くても問題が無い温度αを算出する。
1 圧縮機、 2 四方弁、 3 熱源側熱交換器、 4 中間圧力調整用電子膨張弁、 5 冷媒冷却器、 6 負荷側電子膨張弁、 7 負荷側熱交換器、 8 アキュムレータ、 10 制御装置、 11 高圧圧力センサ、 12 低圧圧力センサ、 13 冷却配管温度センサ、 14 外気温度センサ、15 負荷側配管温度センサ、 18 熱源側送風機、 19 負荷側送風機、 20 バイパス弁、 21 バイパス回路、 51 冷却配管、 52 冷却板、 70 冷媒配管、 80 熱源側ユニット、 90 負荷側ユニット、 100 空気調和装置

Claims (7)

  1. 圧縮機、熱源側熱交換器、中間圧力調整用電子膨張弁、負荷側電子膨張弁、負荷側熱交換器が冷媒配管により接続された冷媒回路を構成し、
    前記圧縮機の吐出側に設けられ、冷媒の循環方向を切り替える流路切替装置と、
    前記冷媒回路を構成する各機器を制御する制御装置と、
    前記中間圧力調整用電子膨張弁と前記負荷側電子膨張弁の間に設けられ、冷媒を用いて前記制御装置を冷却する冷媒冷却器と、を備え、
    冷房運転モード時には、前記中間圧力調整用電子膨張弁の開度を最大にする空気調和装置。
  2. 暖房運転モード時には、前記冷媒冷却器に流れる冷媒の温度が露点温度以下であった場合、前記中間圧力調整用電子膨張弁の開度を小さくする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 暖房運転モード時には、さらに前記負荷側電子膨張弁の開度を大きくする請求項2に記載の空気調和装置。
  4. 前記圧縮機の吐出側の冷媒配管から分岐して前記冷媒冷却器と前記負荷側電子膨張弁の間の冷媒配管に接続されたバイパス回路と、
    前記バイパス回路に設けられたバイパス弁と、を備える請求項1〜3の何れか一項に記載の空気調和装置。
  5. 前記冷媒冷却器に流れる冷媒の温度が露点温度以下、且つ、前記圧縮機に吸入される冷媒の圧力が所定値以下の場合、前記バイパス弁を開く請求項4に記載の空気調和装置。
  6. 前記冷媒冷却器に流れる冷媒の温度が露点温度以下、且つ、前記圧縮機に吸入される冷媒の圧力が所定値より高い場合、前記中間圧力調整用電子膨張弁の開度を小さくする請求項4又は請求項5に記載の空気調和装置。
  7. 前記冷媒冷却器は、前記中間圧力調整用電子膨張弁と前記負荷側電子膨張弁の間の冷媒配管の一部と、前記制御装置と接触して固定される冷却板と、を備え、
    前記冷媒配管の一部は、前記冷却板における前記制御装置と接触する面とは反対側の面に固定される請求項1〜6の何れか一項に記載の空気調和装置。
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