JP2001132965A - 浴室暖房装置 - Google Patents

浴室暖房装置

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JP2001132965A
JP2001132965A JP31169799A JP31169799A JP2001132965A JP 2001132965 A JP2001132965 A JP 2001132965A JP 31169799 A JP31169799 A JP 31169799A JP 31169799 A JP31169799 A JP 31169799A JP 2001132965 A JP2001132965 A JP 2001132965A
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bathroom
main body
heater
air
opening
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JP31169799A
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Masaki Suzuki
雅喜 鈴木
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Original Assignee
Inax Corp
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  • Central Heating Systems (AREA)
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コストを低減させて、浴室と共に別室の暖房
も可能となる暖房装置の提供を目的とする。 【構成】 ヒーター6と循環用ファン5を内蔵して浴室
1の天井に設けられた装置本体4に開口部12bを設
け、開口部12bと別室2に設けられたヒーター16を
有する送風口部材15をダクト14で連結して、装置本
体4の循環用ファン5からの送風と、前記送風口部材1
5内のヒーター16により、別室2を暖房できるように
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、浴室暖房装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、浴室の天井に設けた
ヒーター及び循環ファンを内蔵した装置からダクトを延
ばし、洗面所などに吹出口を開口させることで、洗面所
の暖房を行えるように構成したものが存在するが、この
ような従来構造では、浴室天井に設けた装置本体から温
風を洗面所までダクトで送風する間に、ダクト内での熱
損失が多く、暖房能力が十分に得られないという問題点
があった。また、洗面所への温風の開閉を行うダンパー
などが、浴室天井に取り付けられる装置本体に設けられ
ている場合は、装置本体は、浴室と洗面所等の2室を暖
房するための2室専用機器となり、浴室のみの暖房機器
とは別製品とせねばならず、暖房装置の種類が多くな
り、製造コストが増大する等の問題点があった。また、
洗面所専用のヒーター及びファンを有する暖房装置を設
け、同時に浴室天井にも浴室専用の暖房装置を設けて、
浴室専用の暖房装置にて洗面所の暖房装置をコントロー
ル可能とした構成のものも存在するが、このような装置
では、洗面所用と浴室用に別個にヒーター及びファンを
有する暖房装置を設置せねばならず、コストが増大して
しまうという問題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、浴室用の暖房装置は1
種類のものを用いて、良好に洗面所等の別室も暖房可能
となり、コストを低減させることのできる浴室暖房装置
を提供せんことを目的とし、その第1の要旨は、ヒータ
ーと循環用ファンを内蔵して浴室天井に設けられた装置
本体に閉止可能な開口部を設け、該開口部と、別室に設
けられたヒーターを有する送風口部材を連結して、前記
装置本体の循環用ファンからの送風と前記送風口部材の
ヒーターにより前記別室を暖房できるように構成したこ
とである。また、第2の要旨は、前記送風口部材内に、
前記装置本体側からの送風を開閉し得るダンパーを設け
たことである。また、第3の要旨は、前記送風口部材内
のヒーター及びダンパーへの通電等の制御を、前記装置
本体側の制御盤で行えるように構成したことである。ま
た、第4の要旨は、前記装置本体の開口部を、少なくと
も90°変位した2方向位置に設けたことである。ま
た、第5の要旨は、前記装置本体の開口部と前記送風口
部材間を連結するダクトを、少なくとも水平状及び下向
きに可変できるように構成したことである。また、第6
の要旨は、前記装置本体を、浴室と別室を仕切るガラリ
付きドアの上部に配設し、前記ガラリを通し別室の暖房
流が浴室内に流入するように構成したことである。ま
た、第7の要旨は、前記装置本体の吹出口を、前記開口
部に対向する2方向に開口させて、浴室のドア側隅角部
から対向する浴室壁面に向かって送風可能に構成したこ
とである。また、第8の要旨は、前記吹出口を略三角形
状に形成し、該吹出口の内側に内蔵されるヒーターを、
吹出口と略同形状に形成したことである。また、第9の
要旨は、前記装置本体を浴室ドア側の隅角部に設けると
ともに、装置本体と対向する浴室の隅角部に換気扇を設
けたことである。また、第10の要旨は、前記装置本体
の操作用スイッチは、前記浴室及び別室の暖房をそれぞ
れ単独で操作可能であるとともに、前記浴室と別室を同
時に暖房可能な制御モードを備えていることである。ま
た、第11の要旨は、前記送風口部材内のダンパーの開
度を調節して、浴室と別室への送風量を調整することに
より温度制御可能に構成したことである。また、第12
の要旨は、前記送風口部材内のダンパーの開閉を一定間
隔で繰り返すことにより、浴室及び別室への送風量を制
御するように構成したことである。また、第13の要旨
は、送風量が少ない時には、ヒーターへの通電を減らす
ように制御することである。また、第14の要旨は、前
記送風口部材内のヒーター及びダンパーへの通電用等の
ケーブルを、前記装置本体の開口部と前記送風口部材間
を連結するダクト内に配設したことである。
【0004】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、浴室の天井に暖房装置の装置本体を設置
した状態の概略構成図であり、浴室1の隣室の洗面所2
間はドア3で仕切られており、このドア3の下部部位に
はガラリ3aが形成されたものとなっている。また、浴
室1の天井1aのドア3側には装置本体4が設けられて
おり、この装置本体4内には、モーターで回転される循
環用ファン5と、循環用ヒーター6と、ヒーター6の上
部に輻射暖房用の反射板7が内蔵され、装置本体4の上
面には、これらを制御する制御盤8が設けられたものと
なっている。
【0005】なお、図7に分解図で示すように、装置本
体4の下面には吹出口形成板9が嵌め付けられており、
この吹出口形成板9には、略三角形状のブーメラン状の
吹出口10が形成され、また、前記循環用ファン5の下
部には吸込口11が形成されている。また、装置本体4
内に内蔵されている前記循環用ヒーター6及び反射板7
は、前記略三角形状の吹出口10に対応した略三角形を
なすブーメラン状に形成されている。このヒーター6及
び反射板7の配置されている配置位置と対向する装置本
体4の側面には、90°変位した2方向位置に、それぞ
れ開口部12aと12bが形成され、それぞれの開口部
12a,12bには、外側より蓋13a,13bを取り
付けて閉止させることができるように構成されており、
必要に応じて蓋13a,13bの何れかを取り外して、
何れか側の開口部12a,12bにダクト14を繋げる
ように構成されている。
【0006】即ち、図1に戻り説明を続けると、例えば
開口部12b側に接続されたダクト14は、洗面所2の
天井に設けられた送風口部材15に接続されており、こ
の送風口部材15内には、ヒーター16と、前記循環用
ファン5からの送風を開閉するダンパー17が設けられ
たものとなっており、この送風口部材15は、前記装置
本体4とは別体で形成されて、必要に応じて洗面所2等
の天井面に取り付けて、ダクト14を介し装置本体4と
接続されるものである。
【0007】なお、この送風口部材15内のヒーター1
6及びダンパー17は、ケーブル18を介して装置本体
4側の制御盤8に接続されるものであり、制御盤8によ
り、ヒーター16及びダンパー17が制御できるように
構成されている。また、制御盤8からのコード22がリ
モコン23に接続されて、リモコン23により操作でき
るように構成されている。また、浴室1の天井1aの装
置本体4の設けられた位置と対向する側には換気扇20
が設けられており、この換気扇20には、建物の外側へ
開口する排気管21が接続されている。なお、浴室1内
で衣類25を乾燥できるように、衣類25を掛けるフッ
ク等が設けられている。
【0008】なお、図2は、洗面所2側から浴室1内を
透視した状態の概略斜視構成図である。図中24は、浴
室の天井に設けられた照明器である。なお、図3に概略
図で示すように、前記浴室1の天井1aと、洗面所2の
天井2aが面一状の高さである場合には、図3に示すよ
うに、前記ダクト14の先端を下向きに曲げて送風口部
材15を接続することができ、ダクト14は図5に示す
ように、自由に延ばしたり縮ませたり、また下向き等に
曲げることのできる蛇腹状の可撓性素材で形成されたも
のとなっている。
【0009】また、洗面所2の天井2aの方が浴室の天
井1aよりも高く、段差が生じている時には、図4のよ
うに、ダクト14を縮ませて水平状に洗面所2内に通
し、先端の送風口部材15から洗面所2内に送風させる
ことができるものである。なお、前記ケーブル18を、
図5及び図6に示すように、ダクト14内に通すことに
より、設置工事の施工性が向上するものとなる。なお、
図6に示すように、前記ダンパー17Aは電動式のもの
であっても良く、また、送風口部材15内のヒーターは
PCTヒーター16Aで構成したものであっても良い。
【0010】このように本例においては、装置本体4は
2室専用のものではなく、あくまで浴室1の暖房用に設
計されているものであり、別途、送風口部材15を洗面
所2の天井に取り付けて、両者を連結して使用できるた
め、洗面所2とかその他の別室を暖房する場合には、送
風口部材15を追加するだけで済むため、部品構成が扱
いやすくなり、コストを低減させることができるものと
なる。
【0011】また、さらに前述した如く、装置本体4に
は2方向に開口した開口部12a,12bが形成されて
いるため、浴室のタイプに応じて、何れかの開口部12
a,12bを選択してダクト14を接続することができ
るものとなる。即ち、図8の平面構成図で示すRCタイ
プの浴室では、ドア3側の浴室1の隅角部P1に装置本
体4が設置され、この装置本体4と対向する浴室1の隅
角部P2に前記換気扇20が配置されるものであり、図
8の場合は、装置本体4の開口部12bにダクト14が
接続され、使用しない開口部12a側は蓋13aを取り
付けて閉ざしておくことができるものである。
【0012】逆に図9の平面図で示すLCタイプの浴室
では、浴室1の左側に洗面所2が設けられており、ドア
3側の隅角部P1に装置本体4を設け、対向する隅角部
P2側に換気扇20が配置されるものであり、この場合
は、装置本体4の開口部12aにダクト14が接続され
るものであり、開口部12bは蓋13bにより蓋されて
設置されることとなる。
【0013】さらに図10の平面図で示すようなRLタ
イプの浴室では、装置本体の開口部12aにダクト14
が接続され、開口部12bは蓋13bで閉ざされて設置
されるものである。さらに図11の平面図で示すLRタ
イプの浴室では、開口部12bにダクト14が接続され
て、開口部12aは蓋13aで閉ざされて設置されるも
のである。
【0014】このような、図8に示すRCタイプの浴室
とか、図9に示すLCタイプの浴室とか、図10のRL
タイプの浴室とか、図11のLRタイプの浴室の何れの
場合においても、装置本体4の吹出口10は略三角形状
に、前記開口部12a,13bと対向する方向に吹き出
し可能に形成されているため、吹出口10から対向側の
浴室の隅角部に設けられた換気扇20側へ向かって温風
を吹き出すことができ、浴室のドア3側の隅角側から対
向する壁面に向かって効率良く浴室1内に送風して、内
部で効率良く衣類25を乾燥させることができ、また、
浴室1内を効率良く暖房できるように構成されている。
【0015】なお、図1に示すように、装置本体4の循
環用ファン5を回転させてダクト14を通して送風口部
材15内に送風し、送風口部材15のヒーター16によ
り、送風口部材15から洗面所2内に温風を噴出させ
て、洗面所2内を良好に暖房することができ、この場合
に、ドア3に近い側に送風口部材15が設けられていれ
ば、ドア3の近くで入浴時に脱衣することが多いため、
ドア3の付近を良好に暖房して、脱衣行為時に暖かくす
ることができるものである。また、図1の矢印で示すよ
うに、送風口部材15からの温風は、ドア3の下部のガ
ラリ3aを通って浴室1内に流れ込み、装置本体4の循
環用ファン5に吸い上げられるため、浴室1のドア3の
内側においても良好な暖房が得られて、浴室1内に入っ
た際に冷たく感じることがなくなる。さらに装置本体4
の循環用ヒーター6で暖められた温風が、前記換気扇2
0側へ向かって良好に循環し、浴室1内を良好に暖房す
ることができるものである。
【0016】なお、装置本体4を操作するためのリモコ
ン23には、図12に示すような換気スイッチ31,暖
房スイッチ32,洗面所スイッチ33,乾燥スイッチ3
4,時間設定スイッチ35,停止スイッチ36が設けら
れており、前記洗面所スイッチ33を1回押すと、涼風
のランプが点灯して、送風口部材15から涼風が洗面所
2内に吹き出されるものであり、再度、洗面所スイッチ
33を押すと、ヒーター16に通電されて、ヒーター1
6を通し温風が洗面所2内に吹き出されるものであり、
この時には温風ランプが点灯される。さらに再度、洗面
所スイッチ33を押すと、涼風ランプに切り換えられ、
洗面所スイッチ33を押す度に、順次、涼風,温風,涼
風,温風と切り換えられるように構成されている。な
お、何れの場合にも、洗面所スイッチ33が押された時
には、装置本体4内の循環用ファン5が強い回転とな
り、前記ダンパー17は全開状態とされる。
【0017】次に、暖房スイッチ32を1回目に押す
と、の制御モードとなる。即ち、循環用ファン5が強
く回転され、循環用ヒーター6がONされ(またはO
N,OFFを繰り返す)、ダンパー17は半開(または
開閉を5分おき等に繰り返す)となり、ヒーター16は
ON状態(またはON,OFFを繰り返す)となり、換
気扇20はOFF状態となる。これにより浴室1内と同
時に洗面所2内から温風が吹き出されて、同時に浴室1
と洗面所2が暖房されることとなる。
【0018】次に、もう一度暖房スイッチ32を押す
と、の制御モードに切り換わる。即ち入浴前モードと
なり、循環用ファン5は強く回転され、循環用ヒーター
6はONされ、ダンパー17は全閉状態となり、ヒータ
ー16はOFF状態で、換気扇20もOFF状態とな
る。この状態では、浴室1内のみに温風が強く吹き出さ
れて、浴室1に入る前に強力に浴室1内が暖房されるも
のである。
【0019】次に、再度、暖房スイッチ32を押すと、
の制御モード、即ち、入浴中モードに切り換えられ、
この場合は、循環用ファン5は弱く回転し、循環用ヒー
ター6への通電量が少なくされることとなり、浴室1内
に弱い温風が吹き出される。即ち、入浴中においては、
強い風が身体に当たると冷たく感じるために、弱い温風
により入浴中に冷たさを感じさせないように制御するの
である。なお、さらに再度、暖房スイッチ32を押す
と、前記の制御モードに変わり、繰り返し押すことに
より、順次、の制御モードからの制御モード、さら
にの制御モードからの制御モードに切り換えられる
ものとなっている。
【0020】このように洗面所2と浴室1を個別に暖房
することも、また、同時に暖房することも可能な制御構
成となっており、さらには、ダンパー17の開閉を制御
して、ダンパー17の開度制御により、洗面所2内への
送風量を制御可能に構成されており、また、ダンパー1
7を一定時間毎に開閉することで、浴室1及び洗面所2
への送風量を交互に最大値として、効率良く暖房できる
ように制御することも可能である。このように暖房スイ
ッチ32において、浴室1と洗面所2を同時に暖房可能
であり、使い勝手が向上したものとなる。
【0021】なお、乾燥スイッチ34は、押す度に、涼
風と温風に切り換わる。即ち、循環用ファン5は何れの
場合も強く回転されるが、循環用ヒーター6は、温風モ
ードの場合のみON状態となる。なお、何れの場合に
も、ダンパー17は全閉状態であり、ヒーター16はO
FF状態とされて、前記換気扇20がON状態となる。
また、換気スイッチ31が押された時には、換気扇20
のみがON状態となり、循環用ファン5,循環用ヒータ
ー6はOFF状態で、ダンパー17は全閉状態で、ヒー
ター16もOFF状態となる。
【0022】
【発明の効果】本発明の浴室暖房装置は、ヒーターと循
環用ファンを内蔵して浴室天井に設けられた装置本体に
閉止可能な開口部を設け、該開口部と、別室に設けられ
たヒーターを有する送風口部材を連結して、前記装置本
体の循環用ファンからの送風と前記送風口部材のヒータ
ーにより前記別室を暖房できるように構成したことによ
り、装置本体は浴室のみの暖房機として1種類のものを
製造すれば良く、洗面所とか脱衣室とかトイレ等の別室
も暖房したい場合に、別途、送風口部材を追加するだけ
で済むため、部品構成が少なく、コストを低減させるこ
とができるものとなり、別室へ送風する開口部を、現場
の状況に応じて適宜選択して設置することができ、別室
に設けられる送風口部材内にヒーターを設けることで、
熱損失を少なくして効率的に別室の暖房が可能となる効
果を有する。
【0023】また、前記送風口部材内に、前記装置本体
側からの送風を開閉し得るダンパーを設けたことによ
り、ダンパーを閉じた場合は、浴室内の暖房や乾燥が可
能となり、ダンパーを開けた場合は、別室の暖房が可能
で、送風口部材内にこのようなダンパーを設けること
で、装置本体のコストを低減させることが可能となる。
【0024】また、前記送風口部材内のヒーター及びダ
ンパーへの通電等の制御を、前記装置本体側の制御盤で
行えるように構成したことにより、装置本体側に設けら
れている制御盤を利用して、送風口部材内のヒーターと
かダンパーを制御することができ、送風口部材の構成を
単純化できて、コストを低減させた別室暖房が実現でき
る効果を有する。
【0025】また、前記装置本体の開口部を、少なくと
も90°変位した2方向位置に設けたことにより、浴室
のドアの取付位置とか別室の方向に対応して、送風用の
配管を最も短くして送風ロスを減らすことができる効果
を有する。
【0026】また、前記装置本体の開口部と前記送風口
部材間を連結するダクトを、少なくとも水平状及び下向
きに可変できるように構成したことにより、浴室の天井
高さと別室の天井高さが異なる場合でも、良好に送風口
部材の施工が可能となる効果を有する。
【0027】また、前記装置本体を、浴室と別室を仕切
るガラリ付きドアの上部に配設し、前記ガラリを通し別
室の暖房流が浴室内に流入するように構成したことによ
り、別室までのダクトの長さを最も短くすることができ
るとともに、別室へ吹き出される温風がドアのガラリか
ら浴室内に戻り、脱衣行為をする浴室ドア付近のみをス
ポット的に暖房可能となる。また、別室から温風が浴室
内に戻ることから、循環する空気は徐々に温度が上昇
し、乾燥効率とか暖房効率を良好に向上させることがで
きる効果を有する。
【0028】また、前記装置本体の吹出口を、前記開口
部に対向する2方向に開口させて、浴室のドア側隅角部
から対向する浴室壁面に向かって送風可能に構成したこ
とにより、色々な浴室のタイプにおいても、浴室のドア
隅角側から浴室の対向する壁に向かって効率良く浴室内
に送風することが可能となる。
【0029】また、前記吹出口を略三角形状に形成し、
該吹出口の内側に内蔵されるヒーターを、吹出口と略同
形状に形成したことにより、浴室内の洗い場において洗
浄中の人体や入浴中の上半身に対する効率の良い暖房が
可能となる効果を有する。
【0030】また、前記装置本体を浴室ドア側の隅角部
に設けるとともに、装置本体と対向する浴室の隅角部に
換気扇を設けたことにより、装置本体から温風を発生さ
せ、換気扇を作動させることにより、浴室内を乾燥する
ことができ、この時に、空気の流れがドアのガラリから
装置本体、さらには浴室内を通り、換気扇へスムーズに
流れるため、浴室内に設けた衣類に幅広く温風を当てる
ことができて、乾燥効率が向上する効果を有する。
【0031】また、前記装置本体の操作用スイッチは、
前記浴室及び別室の暖房をそれぞれ単独で操作可能であ
るとともに、前記浴室と別室を同時に暖房可能な制御モ
ードを備えていることにより、浴室内と別室を同時に暖
房することができ、使い勝手が良好なものとなる。
【0032】また、前記送風口部材内のダンパーの開度
を調節して、浴室と別室への送風量を調整することによ
り温度制御可能に構成したことにより、別室内に設けら
れた送風口部材内のダンパーの開度を開くにつれて、別
室内への送風量が増え、別室内を良好に暖めることがで
き、また、ダンパーを半開きとすることで、別室と浴室
への送風を半々にして両方をある程度暖房でき、また、
ダンパーを閉じるにつれて、浴室内への送風量が増し、
浴室内をより良好に暖めることができる等の温度制御が
可能となる。
【0033】また、前記送風口部材内のダンパーの開閉
を一定間隔で繰り返すことにより、浴室及び別室への送
風量を制御するように構成したことにより、ダンパーを
一定間隔で開閉することで、浴室及び別室への送風量を
交互に最大値とし、効率良く暖房することができるもの
となる。
【0034】また、送風量が少ない時には、ヒーターへ
の通電を減らすように制御することにより、送風量が少
ない場合はヒーターへの通電を減らして、無駄なエネル
ギーの消費をなくし、効率良く暖房できる効果を有す
る。
【0035】また、前記送風口部材内のヒーター及びダ
ンパーへの通電用等のケーブルを、前記装置本体の開口
部と前記送風口部材間を連結するダクト内に配設したこ
とにより、別途工事となる別室工事時の、施工性が向上
する効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】浴室暖房装置の設置状態の概略構成図である。
【図2】図1の洗面所側から見た浴室内の斜視構成図で
ある。
【図3】浴室と洗面所の天井高さが同一の場合の設置状
態の概略構成図である。
【図4】浴室と洗面所の天井高さが異なる場合の設置状
態の概略構成図である。
【図5】吹出口部材とダクトの斜視図である。
【図6】吹出口部材とダクトの側面概略構成図である。
【図7】装置本体の概略分解構成斜視図である。
【図8】RCタイプの浴室への設置状態の平面構成図で
ある。
【図9】LCタイプの浴室への設置状態の平面構成図で
ある。
【図10】RLタイプの浴室への設置状態の平面構成図
である。
【図11】LRタイプの浴室への設置状態の平面構成図
である。
【図12】リモコンの拡大構成図である。
【符号の説明】
1 浴室 1a 天井 2 洗面所(別室) 2a 天井 3 ドア 3a ガラリ 4 装置本体 5 循環用ファン 6 循環用ヒーター 7 反射板 8 制御盤 9 吹出口形成板 10 吹出口 11 吸込口 12a,12b 開口部 13a,13b 蓋 14 ダクト 15 送風口部材 16 ヒーター 17 ダンパー 18 ケーブル 19,22 コード 20 換気扇 21 排気管 23 リモコン 25 衣類 32 暖房スイッチ 33 洗面所スイッチ 34 乾燥スイッチ P1,P2 隅角部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒーターと循環用ファンを内蔵して浴室
    天井に設けられた装置本体に閉止可能な開口部を設け、
    該開口部と、別室に設けられたヒーターを有する送風口
    部材を連結して、前記装置本体の循環用ファンからの送
    風と前記送風口部材のヒーターにより前記別室を暖房で
    きるように構成したことを特徴とする浴室暖房装置。
  2. 【請求項2】 前記送風口部材内に、前記装置本体側か
    らの送風を開閉し得るダンパーを設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載の浴室暖房装置。
  3. 【請求項3】 前記送風口部材内のヒーター及びダンパ
    ーへの通電等の制御を、前記装置本体側の制御盤で行え
    るように構成したことを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の浴室暖房装置。
  4. 【請求項4】 前記装置本体の開口部を、少なくとも9
    0°変位した2方向位置に設けたことを特徴とする請求
    項1に記載の浴室暖房装置。
  5. 【請求項5】 前記装置本体の開口部と前記送風口部材
    間を連結するダクトを、少なくとも水平状及び下向きに
    可変できるように構成したことを特徴とする請求項1に
    記載の浴室暖房装置。
  6. 【請求項6】 前記装置本体を、浴室と別室を仕切るガ
    ラリ付きドアの上部に配設し、前記ガラリを通し別室の
    暖房流が浴室内に流入するように構成したことを特徴と
    する請求項4または請求項5に記載の浴室暖房装置。
  7. 【請求項7】 前記装置本体の吹出口を、前記開口部に
    対向する2方向に開口させて、浴室のドア側隅角部から
    対向する浴室壁面に向かって送風可能に構成したことを
    特徴とする請求項6に記載の浴室暖房装置。
  8. 【請求項8】 前記吹出口を略三角形状に形成し、該吹
    出口の内側に内蔵されるヒーターを、吹出口と略同形状
    に形成したことを特徴とする請求項7に記載の浴室暖房
    装置。
  9. 【請求項9】 前記装置本体を浴室ドア側の隅角部に設
    けるとともに、装置本体と対向する浴室の隅角部に換気
    扇を設けたことを特徴とする請求項6に記載の浴室暖房
    装置。
  10. 【請求項10】 前記装置本体の操作用スイッチは、前
    記浴室及び別室の暖房をそれぞれ単独で操作可能である
    とともに、前記浴室と別室を同時に暖房可能な制御モー
    ドを備えていることを特徴とする請求項1に記載の浴室
    暖房装置。
  11. 【請求項11】 前記送風口部材内のダンパーの開度を
    調節して、浴室と別室への送風量を調整することにより
    温度制御可能に構成したことを特徴とする請求項2に記
    載の浴室暖房装置。
  12. 【請求項12】 前記送風口部材内のダンパーの開閉を
    一定間隔で繰り返すことにより、浴室及び別室への送風
    量を制御するように構成したことを特徴とする請求項2
    に記載の浴室暖房装置。
  13. 【請求項13】 送風量が少ない時には、ヒーターへの
    通電を減らすように制御することを特徴とする請求項1
    1または請求項12に記載の浴室暖房装置。
  14. 【請求項14】 前記送風口部材内のヒーター及びダン
    パーへの通電用等のケーブルを、前記装置本体の開口部
    と前記送風口部材間を連結するダクト内に配設したこと
    を特徴とする請求項3に記載の浴室暖房装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003061849A (ja) * 2001-08-24 2003-03-04 Inax Corp 浴室システム
JP2009079782A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Panasonic Corp 換気空調装置及び換気空調システム

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