JPH04353334A - 衣類乾燥機能付空気調和機 - Google Patents

衣類乾燥機能付空気調和機

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JPH04353334A
JPH04353334A JP3153824A JP15382491A JPH04353334A JP H04353334 A JPH04353334 A JP H04353334A JP 3153824 A JP3153824 A JP 3153824A JP 15382491 A JP15382491 A JP 15382491A JP H04353334 A JPH04353334 A JP H04353334A
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air
drying
ventilation
air conditioning
heating
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Takeshi Onishi
毅 大西
Masayuki Kikuchi
正幸 菊池
Yasuhiro Shindo
泰宏 進藤
Kazunari Minami
一成 南
Isamu Hatano
勇 波多野
Michio Hondo
本藤 道雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴室と脱衣室とで衣類
などの乾燥を行なうことができるようにした衣類乾燥機
能付空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開昭60−222094号公報
に記載されるように、浴室に除湿機能もたせて衣類の乾
燥制御を行なうことができるようにした衣類乾燥装置が
提案されている。かかる衣類乾燥装置は浴室での衣類乾
燥のほか、浴室の除湿および換気ができるようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術によると、浴室の温度や外気温度が低い場合には
衣類の乾燥に長い時間がかかり、また、浴室を単なる乾
燥室としての使用しかできないので、冬季及び寒冷地区
向けには適していないという大きな問題がある。
【0004】本発明の目的は、かかる問題点を解消し、
衣類乾燥時間の大巾な短縮と浴室内の快適な暖房運転が
実現できるようにした衣類乾燥機能付空気調和機を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の本発明は、第1の換気ダクトが連結されて空
気の吸込口と空気の吹出口とを有し、かつ連結ダクトの
一端が連結される除湿乾燥ユニットに冷凍サイクル及び
ヒータ装置を搭載し、連結ダクトと、該連結ダクトの他
端が連結されて空気の吸込口と空気の吹出口とを有し、
かつ該吹出口に複数個の空気吹出口を有する空調ダクト
が連結された、空調ユニットにヒータユニット装置を搭
載し、制御ユニットが該除湿乾燥ユニットと該空調ユニ
ットとを、温度センサー、湿度センサー、タイマー、乾
燥ダンパリレー、換気ダンパリレーからの情報と衣類乾
燥プログラム及び快適暖房プログラムとの組み合せによ
り、手元操作パネルまたは遠隔操作パネルの操作に応じ
て制御し、暖房、急暖房、乾燥、除湿、換気、温風、ヘ
アドライヤ、ボデイドライ、涼風の各機能が同時にもし
くは単独で運転制御可能とする。
【0006】また、第2の本発明は、第2の換気ダクト
に連結された空調ユニットにヒータユニット装置を搭載
し、該空調ユニットと該空調ユニットの吹出口に連結さ
れて複数個の空気吹出口を有する空調ダクトとを、制御
ユニットが、温度センサー、湿度センサー、タイマー、
乾燥ダンパリレー、換気ダンパリレーからの情報と衣類
乾燥プログラム及び快適暖房プログラムとの組み合せに
より、手元操作パネルまたは遠隔操作パネルの操作に応
じて制御し、暖房、急暖房、乾燥、換気、温風、ヘアド
ライヤ、ボデイドライ、涼風の各機能の運転制御を可能
とする。
【0007】さらに、第3の本発明は、第1の換気ダク
トに連結された除湿乾燥ユニットに冷凍サイクル及びヒ
ータ装置を搭載し、制御ユニットとが、温度センサー、
湿度センサー、タイマー、換気ダンパリレーからの情報
と衣類乾燥プログラム及び快適暖房プログラムとの組み
合せにより、遠隔操作パネルの操作に応じて制御し、暖
房、乾燥、除湿、換気の各機能の運転制御を可能とする
【0008】
【作用】上記第1の発明においては、除湿乾燥ユニット
を浴室に、空調ユニットと空調ダクトとを脱衣室にとい
うように、これらを別々の部屋に設けることができる。 除湿乾燥ユニットは暖房、除湿、換気運転が可能であり
、空調ユニットでも、同様の運転が可能である。空調ダ
クトは空調ユニットから送られる温風または涼風を室内
に吹き出す。また、除湿乾燥ユニットと空調ユニットと
は、同時運転も可能であるが、単独運転も可能であり、
同時運転の場合には、2つの部屋が同時に暖房、除湿も
しくは換気ができる。また、衣類乾燥の場合には、除湿
乾燥ユニットは除湿運転、空調ユニットは暖房運転を同
時に行ない、数分間運転後あるいは浴室の湿度が脱衣室
の湿度より低くなれば、除湿切換ダンパが開いて連結ダ
クトが通になり、除湿空気は、連結ダクト、空調ユニッ
トの温風と混合して空調ダクトから脱衣室、浴室を経て
除湿乾燥ユニットの吸込口から冷凍サイクルにより除湿
され、浴室、脱衣室を循環して浴室の洗濯物、脱衣室の
洗濯物の衣類乾燥が同時にできる。上記の各運転は、温
度センサー、湿度センサー、タイマー、乾燥ダンパリレ
ー、換気ダンパリレーからの情報と衣類乾燥プログラム
及び快適暖房プログラムとの組み合せにより、手元操作
パネルまたは遠隔操作パネルの操作に応じて運転制御が
行なわれる。
【0009】上記第2の発明においては、空調ユニット
と空調ダクトとを脱衣室に設けることができる。暖房は
上記第1の発明と同様である。また、換気は部室内の空
気を第2の換気ダクトから外部に排出することによって
行なわれる。除湿や衣類乾燥は、空調ユニットが暖房運
転と換気運転とを交互におこなうことによって行なわれ
る。この発明の各運転は、温度センサー、湿度センサー
、タイマー、乾燥ダンパリレー、換気ダンパリレーから
の情報と衣類乾燥プログラム及び快適暖房プログラムと
の組み合せにより、手元操作パネルまたは遠隔操作パネ
ルの操作に応じて運転制御が行なわれる。
【0010】上記第3の発明においては、除湿乾燥ユニ
ットを浴室に設けることができる。暖房、衣類乾燥、除
湿、換気運転が可能である。この発明の各運転は、温度
センサー、湿度センサー、タイマー、換気ダンパリレー
からの情報と衣類乾燥プログラム及び快適暖房プログラ
ムとの組み合せにより、遠隔操作パネルの操作に応じて
運転制御が行なわれる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によって説明す
る。図1は浴室と脱衣室とに設置されたときの本発明に
よる衣類乾燥機能付空気調和機の一実施例を示す構成図
であって、1は浴室、1aは浴槽、2は脱衣室、3、3
aは天井、4は除湿乾燥ユニット、4aは除湿乾燥ユニ
ット電気品箱、5は吸込口、6は吐出口、7は化粧カバ
ー、8は空調ユニット、8aは空調ユニット電気品箱、
9は吸込口、10は換気ダクト、11は連結ダクト、1
2は化粧カバー、13は壁、14、15はドア、16、
17はガラリ、18は床、19、20は物干し竿、21
は空調ダクト、22は最上部風向板アセンブリ、23は
ヘアドライヤヘッド、24は手元操作パネル、25は中
間風向板アセンブリ、26は最下部吹出口である。
【0012】同図において、浴室1と脱衣室2とが壁1
3によって仕切られ、この壁13に浴室1の出入りのた
めのガラリ16を有するドア14が設けられている。ま
た、外部から脱衣室2への出入りのためのガラリ17を
有するドア15が設けられている。
【0013】浴室1の天井3の上面側には、冷凍サイク
ルを搭載した暖房、換気および除湿機能を有する埋込形
の除湿乾燥ユニット4が設置されており、その吸込口5
、吹出口6が天井3を貫通して天井3の浴室1側の面に
固定された化粧カバー7に取りつけられている。
【0014】脱衣室2の天井3aの上面側には、速暖性
の暖房機能や送風機能を有する埋込形の空調ユニット8
が設置されており、その吸込口9が天井3aを貫通して
天井3aの脱衣室2側の面に固定された化粧カバー12
に取付けられている。また、空調ユニット8は、後述す
るように、吹出口(図示せず)を有しており、この吹出
口が天井3aを貫通して壁13に取りつけられた空調ダ
クト21と連結されている。
【0015】空調ダクト21には、その上部に風向板ア
センブリ22が、やや下部に中間風向板アセンブリ25
が、下端に最下部吹出口26が夫々設けられており、ま
た、最上部風向板アセンブリ22と中間風向板アセンブ
リ25との間にヘアドライヤヘッド23と手元操作パネ
ル24が設けられている。手元操作パネル24の内部に
は、図6に示すように、衣類乾燥プログラム及び快適暖
房プログラムの情報処理用のマイコン27が組み込まれ
、手元操作パネル24の表面には、図2に示すように、
暖房キー28、入浴キー29、急暖キー30、室温キー
31、温風キー32、涼風キー33、換気キー34、乾
燥キー35、セットキー91とそれぞれの表示灯(LE
Dランプ)が設けられている。また、空調ユニット8の
内部に設けられている空調ユニツト電気品箱8aには、
図6に示すように、運転リレー37、ヒータリレー38
、39、ファンリレー40、41、乾燥ダンパリレー4
2、換気ダンパリレー43が設けられており、空調ユニ
ット8内には、吸込口9の近傍に脱衣室温度センサー4
4、脱衣室湿度センサー45が設けられている。
【0016】除湿乾燥ユニット4には換気ダクト10と
連結ダクト11夫々の一端が連結され、連結ダクト11
の他端は空調ユニット8に連結されている。換気ダクト
10の他端は、図示しないが、屋外に突き出ている。
【0017】除湿乾燥ユニット4のの外側に設けられて
いる除湿乾燥ユニット電気品箱4aには、図5および図
6に示すように、運転リレー46、圧縮機用リレー47
、ファンリレー48、49、霜取りリレー50、暖房用
ヒータリレー51、乾燥ダンパリレー52、換気ダンパ
リレー53が設けられ、除湿乾燥ユニット4には、図6
に示すように、HAコントロール端子54と蒸発器69
(図10)とに取り付けている霜取りセンサー57が、
吸込口5の近傍に浴室温度センサー55が、さらに、浴
室湿度センサー56、タイマー79、サーモ89夫々が
設けられている。なお、図4,図5における103は浴
室1及び脱衣室2の電源である。図3は上記の制御セッ
ト概要図を、図4および第5図は前記のセット電気回路
図を、図6はシステムブロック図を夫々示しており、図
3における遠隔操作パネル58の内部には、図6に示す
ように、衣類乾燥プログラム及び快適暖房のプログラム
の情報処理用のマイコン27aと切タイマー時間制御の
マイコン27bが組み込まれ、この遠隔操作パネル58
の表面には、図7に示すように、運転キー59、セット
キー91とそれぞれの表示灯(LEDランプ)が設けら
れている。除湿乾燥ユニット4と空調ユニット8との運
転は空調ダクト21に設けられた手元操作パネル24、
または台所及び任意の位置等に設けられるこの遠隔操作
パネル58の操作によって行なわれる。
【0018】システム機能としては、図8に示すように
、浴室1と脱衣室2の2室同時の運転機能で、暖房、除
湿、衣類乾燥、換気が可能であり脱衣室2のみの運転で
は暖房が可能である。この暖房運転の内訳は急暖房、温
風、涼風であって、その温風、涼風運転の内訳はヘアド
ライ、ボデイドライができ、また、除湿、衣類乾燥、換
気もできる。浴室1のみの運転では、暖房、除湿、衣類
乾燥、換気ができる。
【0019】いま、図2の手元操作パネル24の暖房キ
ー28を押すと、浴室1と脱衣室2の2室同時の暖房運
転が行なわれ、脱衣室2および浴室1の表示のLEDラ
ンプ28aが点灯する。その詳細は図6におけるキーマ
トリクス61の暖房キー28と同じである。
【0020】浴室1の暖房は、浴室温度の固定設定温度
以下(たとえば、28℃以下)から運転開始の場合には
、図9の曲線62から運転を開始するが、この場合、図
5,図6における除湿乾燥ユニット電気品箱4aの運転
リレー46、圧縮機用リレー47、暖房用ヒータリレー
51、ファンリレー48、乾燥ダンパリレー53、霜取
りセンサー57がオンとなり、圧縮機63、送風機64
の強運転、暖房用ヒータ65(たとえば、900W)、
霜取り弁66、乾燥ダンパ67が作動する。従って、暖
房能力はヒータ+圧縮機入力となり、浴室1の固定設定
温度(たとえば、32℃)に達すると、浴室温度センサ
ー55が作動してオフとなり、温度が下がると再びオン
となり、オン(28℃)、オフ(32℃)運転が行なわ
れる。ただし、オフ(32℃)時でも送風機64のみは
連続強運転を行なう。また、浴室温度の固定設定温度以
上(たとえば、32℃以上)から運転が開始する場合に
は、図9の曲線68から運転が開始するため、送風機6
4のみが強運転を行ない、浴室温度の固定設定温度(た
とえば、28℃)に達すると、浴室温度センサー55が
作動し、上記と同様に曲線68のオン(28℃)、オフ
(32℃)運転が行なわれるように浴室温度センサー5
5からの情報に応じて快適暖房プラグラムのマイコン2
7aにより温度制御が行なわれ、除湿乾燥ユニット4は
吸込口5を通して浴室1から冷たい空気を吸い込み、図
10に示す暖房用ヒータ65(たとえば、900W)で
熱交換されると同時に、圧縮機63の作動により蒸発器
69、凝縮器70からなる冷凍サイクルで発生した熱が
前記の温風と一緒になって吹出口6から浴室1内に吹き
出す。このようにして温風循環が行なわれ、浴室1内の
暖房が行なわれる。
【0021】同時に脱衣室2の暖房運転も行なわれる。 また、図2において、室温キー31を押すと、脱衣室2
の表示のLEDランプ31aが点灯する。また、この室
温キー31を押す毎に低→中→高→低・・・と切換わり
、低、中、高の表示のLEDランプ31b、31c、3
1dも順に点灯する。脱衣室2における暖房運転モード
は、この室温設定温度で図11に示すように運転が断続
する。室温設定は前回運転時の設定が記憶されており、
暖房運転は前回設定の温度で開始する。パワーオンリセ
ット時には、室温設定は低とする。室温キー31(図2
)は暖房運転時のみ有効とする。
【0022】脱衣室2の設定温度が高以上の場合(たと
えば、30℃以上)から運転が開始される場合には、図
11の曲線71から運転が開始する。この場合には、図
4および図6における空調ユニット電気品箱8aの運転
リレー37がオンしても、この設定温度が脱衣室温度セ
ンサー44の設定温度よりも高いため運転は行なわれな
い。脱衣室2の温度が下がって、オンの設定温度(たと
えば、25℃)に達すると、脱衣室温度センサー44が
作動してヒータリレー38、ファンリレー41がオンと
なり、ヒータ72(たとえば、1500W)が通電され
て送風機73が弱運転を行ない、これによって脱衣室2
の温度が設定温度高の場合まで上がって、オフの設定温
度(たとえば、27℃)に達すると脱衣室温度センサー
44が作動してヒータ72(たとえば、1500W)、
送風機73がオフとなり、以下、脱衣室温度センサー4
4で脱衣室2の設定温度、オフ(27℃)、オン(25
℃)の制御運転が行なわれる。
【0023】脱衣室2の設定温度が高の場合には、図1
1に示すように、曲線74から運転を開始すると、脱衣
室温度センサー44の作動により、運転リレー37、ヒ
ータリレー38、39、ファンリレー40がオンとなり
、ヒータ72(たとえば、1500W)とヒータb75
(たとえば、900W)とに通電される。このため、ヒ
ータ容量は2400Wとなって急速に温度が上昇し、送
風機73が強運転を行なう。脱衣室2の温度が設定温度
(たとえば、27℃)に達すると、ヒータ72,75と
送風機73がオフとなる。そして、脱衣室2の温度が設
定温度(たとえば、25℃)まで下がると、脱衣室温度
センサー44が作動して、ヒータ72が通電され、送風
機73は弱運転が行なわれる。このようにして、脱衣室
温度センサー44でオン(25℃)、オフ(27℃)の
制御運転がを行なわれる。
【0024】脱衣室2の設定温度が中の場合には、曲線
76から運転が開始する。この場合には、脱衣室温度セ
ンサー44の作動により、運転リレー37、ヒータリレ
ー38、39、ファンリレー40がオンとなって、ヒー
タ72,75が通電され、ヒータ容量は2400Wとな
って急速に温度が上昇するとともに、送風機73が強運
転を行なう。脱衣室2の温度が設定温度(たとえば、2
4℃)に達すると、ヒータ72,75、送風機73がオ
フとなる。脱衣室2の温度が設定温度(たとえば、22
℃)まで下がると、脱衣室温度センサー44の作動によ
って、ヒータ72が通電し、送風機73は弱運転を行な
う。このように脱衣室温度センサー44でオン(22℃
)、オフ(24℃)の制御運転が行なわれる。
【0025】脱衣室2の設定温度が低の場合には、曲線
77から運転が開始する。この場合には、脱衣室温度セ
ンサー44の作動により、運転リレー37、ヒータリレ
ー38、39、ファンリレー40がオンとなり、ヒータ
72,75に通電され、ヒータ容量は2400Wとなっ
て急速に温度が上昇するとともに、送風機73が強運転
を行なう。脱衣室2の温度が設定温度(たとえば、21
℃)に達すると、ヒータ72,75、送風機73がオフ
となる。脱衣室2の温度が設定温度(たとえば、19℃
)が下がると、温度センサー44の作動によって、ヒー
タ72が通電し、送風機73は弱運転を行なう。このよ
うに脱衣室温度センサー44でオン(19℃)、オフ(
21℃)の制御運転が行なわれる。
【0026】以上、脱衣室の設定温度が高以上の場合、
高の場合、中の場合、低の場合の運転が行なわれるよう
に脱衣室温度センサー44からの情報に応じて快適暖房
プログラムのマイコン27により温度制御が行なわれ、
空調ユニット8は吸込口9を通して脱衣室2から冷たい
空気を吸い込み、図12に示すようにヒータユニット装
置78に組み込まれている上記のヒータ72,75によ
るヒーター容量(2400Wまたは1500W)で熱交
換が行なわれ、空調ダクト21の中間風向板アセンブリ
25と最下部吹出口26から脱衣室2内に温度が吹き出
される。このようにして温風循環が行なわれ、脱衣室2
内が暖房される。
【0027】次に、上記の(  )内の数値を用い、脱
衣室2内の暖房効果の実験例を示す。ここでは、図13
に示すように、床面から天井までの高さを2.40m、
床面から空調ダクト21の下端までの高さを0.27m
、床面から中間風向板アセンブリ25までの高さを0.
80m、中間風向板アセンブリ25の断面積を横100
mm×縦150mm、最下部吹出口26の吹出し角度を
45°とする。また、外気温度を2℃とし、脱衣室2の
温度を7℃として、ヒータ容量が2400Wのとき熱量
が空調ダクト21に送り込まれるときの温風の温度を7
0℃とし、温風量を4.0(m3/分)とする。なお、
図13は暖房運転を開始してから3分経過したときの空
調ダクト21の前方310mmでの垂直温度分布を示す
ものである。
【0028】同図において、実線は、最下部吹出口26
からの温風吹出量を1.6(m3/分)、中間風向板ア
センブリ25からの温風吹出量を2.4(m3/分)に
吹き出しダンパを標準状態に調節したときの天井から床
までの温度分布を示すものであって、この場合の上記の
吹出量比A:Bは1.6:2.4=2:3である。
【0029】この実線から明らかなように、床面から5
0mmの高さでは温度が45℃であって、これより位置
が高くなるにつれて温度が低くなり、床面から400m
m以上では略均一に30℃であった。このように、足元
から暖められる。
【0030】破線は、最下部吹出口26からの温風の吹
き出し量を2.2(m3/分)に、中間風向板アセンブ
リ25からの温風の吹出し量を1.8(m3/分)に夫
々吹出しダンパを調節したときの温度分布を示すもので
あって、この場合の上記吹出量比は2.2:1.8=5
:4である。
【0031】この破線から明らかなように、床面から5
0mmの高さでは温度が47℃であって、これより位置
が高くなるにつれて温度が低くなり、床面から800m
m以上では略均一に25℃であった。したがって、この
場合には、足元よりも高い部分まで暖められる。
【0032】図14は上記と同じ条件でかつ中間風向板
アセンブリ25の吹き出しダンパが標準状態にあるとき
の床面から50mm、400mm、800mm、160
0mmの高さでの時間経過に対する温度変化を示すもの
であって、同図(a)は空調ダクトから310mm手前
の位置、同図(b)は同じく750mm手前の位置のも
のである。
【0033】図13、図14によると、足元から暖めら
れ、上部になる程温度が低くなる理想的な暖房効果が得
られることがわかる。
【0034】なお、図15は上記実験での床面からの高
さでの温風の風速分布を示すものであって、同図(a)
は空調ダクト21の手前310mmの位置でのもの、同
図(b)は同じく750mmの位置でのものである。
【0035】以上のように、この実施例では、風量、風
速、温度の組合せにより、脱衣室温度センサー44から
の情報をもとに快適暖房プログラムのマイコン27でも
って温度制御が行なわれる。
【0036】次に、浴室1内の暖房効果の実験例を示す
【0037】ここでは、図16に示すように、浴室1の
大きさは幅1.60m×奥行1.60m×高さ1.99
mのユニットバスであって、ユニットバスの天井に除湿
乾燥ユニット4を埋込み設置した。また、外気温度は5
℃、スタート前の浴室1内の温度は5℃とし、ヒータ容
量900W+圧縮機の入力400Wの全熱量1300W
で吹出口6から吹き出される温風の温度を50℃とし、
温風量を4.0(m3/分)とする。
【0038】図16は暖房運転を開始してから1時間経
過したときの垂直温度分布を示すものである。同図から
明らかなように、除湿乾燥ユニット4の吹出口6の近傍
で50℃、洗い場で30〜35℃となり、広い範囲で熱
の広がりがあることがわかる。このことは脱衣室2の温
度とほぼ同一である。また、入浴の場合には、入浴キー
29(図2、図6)を押すと浴室1のみの暖房運転は停
止する。これは、頭に高温風が当たるのを防ぐと共に、
風速が速いと肌寒く感じるのを防いでいる。
【0039】以上のように、この実施例では、風量、風
速、温度の組合わせにより、入浴時にはさらに浴室1の
暖房の停止の組合せにより、浴室温度センサー55から
の情報をもとに快適暖房プログラムのマイコン27aで
もって温度制御が行なわれる。
【0040】図8に示す浴室1と脱衣室2との2室同時
の除湿運転の場合には、図2に示した手元操作パネル2
4の乾燥キー35を押すと、脱衣室・浴室の表示のLE
Dランプ35bが点灯する。その詳細は、図6のシステ
ムブロック図のキーマトリクス61の乾燥キー35と同
一である。
【0041】浴室1の除湿運転では、前記の暖房運転が
数分間タイマー79(図6)の制御によって行なわれ、
または脱衣室2の湿度より浴室1の湿度が低くなれば、
図6に示す脱衣室湿度センサー45及び浴室湿度センサ
ー56により乾燥ダンパリレー52がオフとなり、図1
0に示す除湿乾燥ユニット4の乾燥ダンパ67がダンパ
モータ80によって破線で示す状態となる。このとき、
ダンパモータ81(図10)はオフ状態であって換気ダ
ンパ82(図10)は実線の状態である。このため、連
結ダクト11が開となる。
【0042】一方、脱衣室2の除湿運転では、乾燥キー
35(図2)が押されると同時に空調ダクト21の最上
部風向板アセンブリ22が開となり、前記の暖房運転が
行なわれて温風の温度制御はオン(35℃)、オフ(4
0℃)で行なわれ、最上部風向板アセンブリ22から脱
衣室2に吹き出して吸込口9から吸込まれる。上記の運
転の数分間のタイマー83の制御と脱衣室湿度センサー
45により、乾燥ダンパリレー42(図6)がオフとな
り、図12において空調ユニット8の吸込口9は、ダン
パモータ84がオンとなって、乾燥ダンパ85が破線で
示す状態となることにより閉となる。従って、浴室1内
の除湿空気は、除湿乾燥ユニット4の吸込口5、蒸発器
69、凝縮器70、暖房用ヒータ65、送風機64、ダ
クト86を通り、連結ダクト11を介して空調ユニット
8のダクト87、送風機73、ダクト88、ヒータユニ
ット装置78を通り、空調ダクト21の最上部風向板ア
センブリ22から吹き出し、脱衣室2を除湿しながら浴
室1の扉14のガラリ16を経て浴室1を循環する。こ
りにより、浴室1と脱衣室2とが同時に除湿され、カビ
の発生等を防止する。
【0043】なお、浴室1の吸込口6の温度が38℃に
達すると、サーモ89(図6)がオフして圧縮機63が
停止し、温度が34℃なるとオンとなり、圧縮機63の
運転制御はサーモ89のオン(34℃)、オフ(38℃
)の制御で行なわれて圧縮機63の過昇温度防止を行う
【0044】図8における浴室1と脱衣室2の2室同時
の衣類乾燥運転は、図2における手元操作パネル24の
乾燥キー35を押すことによって行なわれる。その詳細
は、図6におけるキーマトリクス61の乾燥キー35と
同じである。また、除湿乾燥ユニット4、空調ユニット
8及び空調ダクト21の運転制御は前記の除湿運転と同
様である。
【0045】浴室1の物干し竿19、脱衣室2の物干し
竿20にそれぞれ洗濯物を吊るし、タイマー36の制御
または浴室及び脱衣室湿度センサー56、45からの情
報を衣類乾燥プログラムのマイコン27、27aより湿
度制御が行なわれ、洗濯物を乾燥させる。
【0046】次に、2室同時の衣類乾燥運転の実験例を
示す。図17は、浴室1、脱衣室2はともに0.75坪
の木造であって、外気温度25℃、浴室1、脱衣室2と
もにスタート前の温度は25℃とし、重量が3200g
r、乾布重量が2048grで、脱水率64%の衣類を
浴室1内に同じく重量が3200grで、乾布重量が2
048grの衣類を脱衣室2にそれぞれハンガで吊るし
て運転を行なった結果を示し、脱衣室2では、実線で示
す曲線の如く、4時間で乾布重量より軽くなり衣類が乾
燥し、また、浴室1では、点線で示す曲線の如く、6.
5時間で乾布重量より軽くなり衣類が乾燥したことがわ
かる。
【0047】また、図18は、脱衣室2のみに上記の条
件でもって、重量が3247grで乾布重量が2078
grの衣類をハンガで吊るして運転を行なった結果を示
し、3時間で乾布重量より軽くなり衣類が乾燥したこと
がわかる。
【0048】さらに、図19は浴室1のみに上記の条件
でもって、重量が3209grで乾布重量が2054g
rの衣類をハンガで吊るして運転を行なった結果を示し
、3時間で乾布重量より軽くなり衣類が乾燥したことが
わかる。
【0049】さらにまた、図20は浴室1のみに上記の
条件でもって、A列に重量が3216grで乾布重量が
2058grの衣類を、B列に重量が3211grで乾
布重量が2055grの衣類をハンガで吊るして運転を
行った結果を示し、A列は実線で示す曲線の如く、B列
は点線で示す曲線の如く、おのおの5時間で乾布重量よ
り軽くなり衣類が乾燥したことがわかる。
【0050】図8における浴室1と脱衣室2との2室同
時の換気運転は図2の手元操作パネル24の換気キー3
4を押すことによって開始し、換気弱の表示のLEDラ
ンプ34aが点灯して弱運転が行なわれる。換気キー3
4を再度押すと、換気強の表示のLEDランプ34bが
点灯して強運転が行なわれる。その詳細は図6における
キーマトリクス61の換気キー34と同じである。
【0051】除湿乾燥ユニット4の換気ダンパリレー5
3がオンとなると同時にファンリレー48、またはファ
ンリレー49がオンとなり、図10における送風機64
のみが作動状態となる。また、図10において、ダンパ
モータ80によって乾燥ダンパ67が破線で示す状態と
なり、ダンパモータ81が作動することによって換気ダ
ンパ82が破線で示す状態となって、送風機64がダク
ト86のダクト継手90を介して換気ダクト10(図1
)と連結される。この送風機64の作動により、吸込口
5から吸い込まれた浴室1内の空気はそのまま送風機6
4、ダクト86、ダクト継手90を通り、換気ダクト1
0から屋外に排出される。このとき、ドア14のガラリ
16を通して脱衣室2の空気が浴室1に入り込み、これ
によって浴室1の換気が行われる。これと同時に外の空
気がドア15のガラリ17を通して脱衣室2に入り込み
、これによって脱衣室2の換気も行なわれる。ここで、
送風機64はファンリレー48で強換気運転、ファンリ
レー49で弱換気運転が可能である。
【0052】なお、空調ダクト21(図1)でのヘアド
ライヤヘッド23を持ち上げると、温度70℃の温風が
温風量4.0(m3/分)でヘアドライヤヘッド23か
ら吹き出し、頭髪の乾燥や身体の乾燥もできる。
【0053】図8に示したシステム機能の遠隔操作は遠
隔操作パネル58(図7)により行なうことができ、運
転キー59を1回押すと、脱衣室2と浴室1のLEDラ
ンプ59aが点灯して、上記の暖房運転が始まる。運転
キー59を2回押すと、LEDランプ59bが点灯して
上記の弱運転が始まり、運転キー59を3回押すと、浴
室1のLEDランプ59cが点灯して上記の除湿及び衣
類乾燥運転が始まる。さらに、運転キー59を4回押す
と、システム機能のすべての運転が停止する。
【0054】なお、図6において、60は切タイマー機
能をするタイマーであり、セットキー91で時間をセッ
トできる。上記の運転キー59の操作機能の詳細は図6
におけるキーマトリクス61aの運転キー59、セット
キー91と同じである。
【0055】図21は脱衣室2に対して図8の単体機能
を呈する本発明による衣類乾燥機能付空気調和機の他の
実施例を示す構成図であって、92は換気ダクトであり
、図1に対応する部分には同一符号をつけている。
【0056】この実施例は、空調ユニットと空調ダクト
とからなるものであって、脱衣室2に取り付けたもので
ある。
【0057】図21において、空調ユニット8、空調ダ
クト21は図1に示したように取り付けられるが、空調
ユット8には、図1での連結ダクト11の代わりに、換
気ダクト92の一端が連結される。この換気ダクト92
の他端は屋外に突き出ている。また、空調ユニット8は
図12に示したように構成されているが、そのダクト継
手93に図21における換気ダクト92が接続され、ダ
クト継手87は外部から蓋などで塞がれる。また、ダク
ト88の先端部は空調ダクト21(図21)と結合され
る。
【0058】暖房運転やヘアドライヤヘッド23などの
頭髪、身体の乾燥のための運転は図22に示す手元操作
パネル95の暖房キー28、急暖キー30、室温キー3
1、ドライヤーの温風キー32、涼風キー33をその目
的に応じて押すことによって行なわれ、その詳細は、図
23に示した脱衣室単体機能のキーマトリクス96と同
じである。また、図23におおける遠隔操作パネル97
の運転キー59を1回押すと暖房運転が始まり、その詳
細も図23におけるキーマトリクス96aでの運転キー
59と同じであり、その運転機能及び温度制御は図1、
図11で説明したのと同じであってその暖房効果の実験
値も図13、図14、図15の説明と同様である。
【0059】換気運転を行なう場合には、図22におけ
る手元操作パネル95の換気キー34を押すことにより
、換気弱の表示のLEDランプ34aが点灯して弱運転
が行なわれる。換気キー34を再度押すと、換気強の表
示のLEDランプ34bが点灯して強運転が行なわれる
。その詳細は図23での脱衣室単体機能のキーマトリク
ス96の換気キー34と同じである。
【0060】空調ユニット8の換気ダンパリレー43(
図23)がオンとなると、同時にファンリレー40、ま
たはファンリレー41がオンとなり、送風機73(図1
2)のみが作動状態となる。また、ダンパモータ98が
作動して換気ダンパ99が図12(b)の破線で示す状
態となり、送風機73の送風口がダクト継手93を介し
て換気ダクト92(図21)に連結すると共に、ダンパ
モータ84がオフとなって乾燥ダンパ85が図12(c
)の実線で連結して、ダンパモータ84がオフとなり、
乾燥ダンパ85が図12(c)の実線で示す状態となっ
て、吸込口9が開く。かかる状態において、送風機73
が作動し、吸込口9から脱衣室2(図21)内の空気が
吸い込まれる。この空気は送風機73、ダクト継手93
を通り、換気ダクト92(図21)から屋外に排出する
。このとき、外の空気がドア15のガラリ17を通して
脱衣室2内に入り込む。このようにして、脱衣室2内の
換気が行われる。また、送風機73はファンリレー40
で強換気運転、ファンリレー41で弱換気運転が可能で
ある。
【0061】除湿乾燥運転及び衣類乾燥運転を行なう場
合には、図22における手元操作バネル95の乾燥キー
35を押す。これにより、脱衣室の表示のLEDランプ
35cが点灯してこの運転が行なわれる。その詳細は図
23で脱衣室単体機能のキーマトリクス96の乾燥キー
35と同じである。
【0062】空調ユニット8の乾燥ダンパリレー42(
図23)がオンとなると、上記の暖房運転と換気運転と
が交互に繰り返される温風換気方式により、脱衣室2内
の除湿が行われる。この暖房運転時では、空調ダクト2
1は図1に示した実施例でのシステム除湿運転での空調
ダクト21と同様の状態にあって、空調ユニット8から
の温風が最上部風向板アセンブリ22から吹き出される
。したがって、この温風は脱衣室2内の上部に吹き出し
、空調ユニット8は脱衣室2の天井3aの吸込口9から
空気を吸い込むことになり、温風の吹き出し温度が徐々
に上昇していく。そして、この温度が脱衣室温度センサ
ー44に予め設定されている温度(図11の低、中、高
のいずれかのオフの温度)に達すると、上記の換気運転
に切り換わる。この換気運転がタイマー83によって予
め設定された時間行なわれると、もしくは室温が脱衣室
設定温度センサー44に予め設定された低、中、高のい
ずれかのオンの温度まで下がると、上記の暖房運転に切
り換わる。
【0063】このように、暖房運転によって脱衣室2の
室温が高められることにより、脱衣室2内の湿気となる
水分が天井3aの方に上昇し、しかる後、換気運転によ
り、脱衣室温度センサー44、タイマー83の制御から
の情報をもとに除湿乾燥プログラムのマイコン27でも
って温度制御またはタイマー制御が行なわれ、湿気を含
んだ空気が換気ダクト92から屋外に排出される。これ
によって脱衣室2の除湿乾燥が行われる。
【0064】脱衣室2内の物干し竿20にかけられた衣
類などの乾燥運転も、手元操作パネル95(図22)の
乾燥キー35が押されることによって行なわれる。この
場合にも、暖房、換気運転が繰り返されるが、空調ダク
ト21の最上部風向板22から温風が直接衣類等に吹き
付けられる。また、脱衣室2の室温が例えば32℃と高
くなると、脱衣室温度センサー44によってヒータリレ
ー38、39がオフとなり、ヒータ72(たとえば、1
500W)、ヒータb75(たとえば、900W)がオ
フして同時に上記の換気運転に移る。勿論、タイマー8
3に予め設定された時間換気運転が行われると、あるい
は脱衣室2の室温が脱衣室温度センサー44で予め設定
された温度、(例えば30℃)まで温度が下がると、ヒ
ータリレー38がオンとなり、ヒータ72がオンして上
記の暖房に戻る。
【0065】この衣類乾燥運転も上記の除湿運転と同様
の動作原理に基づくものであり、脱衣室温度センサー4
4、タイマー83の制御からの情報をもとに衣類乾燥プ
ログラムのマイコン27でもって温度制御またはタイマ
ー制御が行なわれ、衣類の湿気を蒸発させ、この湿気を
含んだ空気を、換気運転により、換気ダクト92を介し
て屋外に排出させるものである。
【0066】なお、かかる衣類乾燥運転において、空調
ユニット8におけるヒータユニット装置78をオフ状態
にしておくこともできる。この場合には、上記の温風の
代わりに涼風が空調ダクト21の最上部風向板アセンブ
リ22から吹き出すことになる。
【0067】また、かかる上記脱衣室2の単体機能の遠
隔操作では、図23に示す遠隔操作パネル97の運転キ
ー59を1回押すと、LEDランプ59aが点灯して上
記の暖房運転が始まる。この運転キー59を2回押すと
、LEDランプ59bが点灯して、上記の弱換気運転が
始まり、3回押すと、LEDランプ59cが点灯して上
記の除湿及び衣類乾燥運転が始まる。運転キー59を4
回押すと、脱衣室2の単体機能の全ての運転が停止する
【0068】なお、図23において、36は切タイマー
機能のタイマーであって、セットキー91で時間がセッ
トされる。運転キー59の操作機能の詳細は図23にお
けるキーマトリクス96aの運転キー59と同じである
【0069】次に、図8に示す単体機能を浴室に用いる
場合について、図1を用いて説明する。この場合には、
浴室1内に除湿乾燥ユニット4が設置されていることは
、図1と同様であるが、脱衣室2内には、空調ユニット
8、空調ダクト21、連結ダクト11は設置されていな
い。
【0070】除湿乾燥ユニット4の運転操作は図25に
示す遠隔操作パネル101を操作することによってで行
なわれる。
【0071】浴室1の暖房運転を行なう場合には、遠隔
操作パネル101での運転キー59を3回押す。こりに
より、乾燥の表示のLEDランプ59cが点灯してこの
暖房運転が開始する。なお、暖房運転はシステム機能の
浴室1の運転と同様である。また、除湿、衣類乾燥運転
も上記の暖房運転と同様である。
【0072】運転キー59を1回押すと、換気弱の表示
のLEDランプ59bが点灯して弱換気運転が行なわれ
る。運転キー59を2回押すと、換気強の表示のLED
ランプ59eが点灯して強換気運転が行なわれる。なお
、換気運転はシステム機能の浴室1の運転と同様である
。運転キー59を4回押すと、浴室1の単体機能の全て
の運転を停止する。
【0073】なお、36は切タイマー機能のタイマーで
あって、セットキー91で時間がセットできる。この運
転キー59の操作機能の詳細は図26におけるキーマト
リクス102の運転キー59と同じである。
【0074】以上のように、この実施例では、室内の暖
房、換気、除湿は勿論のこと、衣類乾燥や頭髪、身体の
乾燥も可能であるし、浴室と脱衣室とでの同時暖房、換
気、除湿、衣類や頭髪、身体の乾燥も可能である。この
ため、冬季入浴する場合の脱衣時や入浴しようとすると
きなどでは、暖房運転することにより、寒さを感じない
し、また、入浴中に換気運転することにより、長時間安
全な入浴が可能となる。さらに、冬季脱衣室で洗面、洗
濯を行なう場合でも、暖房運転により、寒さを感じない
し、夏季では、換気もしくは除湿運転により、やはり快
適な環境で作業が可能となる。しかも、脱衣室で温度が
高い場合には、換気運転によって洗面台の鏡の曇りを防
止できるし、また、除湿運転によってカビの発生も防止
できる。
【0075】浴室と脱衣室とを衣類乾燥室として使用す
ることができ、多量の衣類を同時に乾燥させることがで
きる。しかも、温風を直接衣類などに強く吹き付けるこ
とができるので、乾燥時間を大幅に短縮でき、かつ暖房
と除湿とを交互に切り換えるから、ヒータユニットの通
電時間が短くでき、電力の消費を低減することができる
【0076】ヘアドライヤヘッドも、頭髪の乾燥ばかり
でなく、身体の乾燥にも使用することができる。この場
合、温風は暖房の場合と同じであるので、風量が多いし
、従来のヘアドライヤよりも低温でかつ騒音も低くする
ことができるため、髪を傷めずに短時間で乾燥が可能と
なり、快適なヘアドライができる。また、入浴後あるい
は夏期などで温風に代えて涼風を吹き出せることにより
、扇風機の代りにもなる。
【0077】空調ユニットと空調ダクトとは一体として
使用させるものであるが、空調ユニットを除湿乾燥ユニ
ットと結合して使用することもできる。空調ユニットと
除湿乾燥ユニットとを結合しても、これを同時運転でき
るが、夫々単独の運転も可能である。
【0078】また、上記の機能の制御は温度センサー、
湿度センサー、タイマー等からの情報と各プログラムの
マイコンで処理される。その運転操作は手元操作パネル
の各キー及び台所等に設置する遠隔操作パネルの運転キ
ーで行なうことができる。
【0079】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明はこの実施例のみに限定されるものではない
。例えば、空調ユニット8は、天井埋込形に限らず、天
井取付形、壁取付形、壁埋込形としてもよい。さらに、
上記実施例では、空調ユニットと空調ダクトとを脱衣室
に設けたが、トイレ室、台所、居間、玄関、地下室など
の他の必要な任意の場所に設けることができることはい
うまでもない。
【0080】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
、部屋などの大きな空間単位で暖房、除湿、換気が可能
となり、この空間での環境を調整することができるし、
また、乾燥させたい任意のものを多量同時に乾燥ができ
、その制御はマイコン搭載により、快適、最適性を追及
した自動運転制御を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による衣類乾燥機能付空気調和機の一実
施例を示す構成図である。
【図2】図1における手元操作パネルの一具体例を示す
図である。
【図3】図1における機器と操作パネルとの配置を示す
図である。
【図4】図1における空調ユニットの回路図である。
【図5】図1における除湿乾燥ユニットの回路図である
【図6】図1に示した実施例でのシステムブロック図で
ある。
【図7】図3における遠隔操作パネルを示す平面図であ
る。
【図8】図1に示した実施例のシステム機能、単体機能
の具体例を示す図である。
【図9】図1における浴室の温度制御を示す図である。
【図10】図1における除湿乾燥ユニットを示す構成図
である。
【図11】図1における脱衣室の温度制御を示す図であ
る。
【図12】図1における空調ユニットを示す構成図であ
る。
【図13】図1における脱衣室床面よりの垂直温度分布
の一具体例を示す図である。
【図14】図1における脱衣室の暖房での立上り温度特
性の一具体例を示す図である。
【図15】図1における脱衣室の風速特性の一具体例を
示す図である。
【図16】図1における浴室の中央での垂直温度分布の
一具体例を示す図である。
【図17】図1における脱衣室での衣類2kgの衣類と
浴室での2kgの衣類の同時乾燥特性の一具体例を示す
図である。
【図18】図1における脱衣室でのみの2kgの衣類の
乾燥特性の一具体例を示す図である。
【図19】図1における浴室でのみの2kgの衣類の乾
燥特性の一具体例を示す図である。
【図20】図1における浴室でのみの4kgの衣類の乾
燥特性の一具体例を示す図である。
【図21】本発明による衣類乾燥機能付空気調和機の他
の実施例を示す構成図である。
【図22】図21に示す実施例での単体機能、脱衣室の
手元操作パネルの一具体例を示す平面図である。
【図23】図21に示した実施例でのシステムブロック
図である。
【図24】図21に示した実施例での単体機能、脱衣室
の遠隔操作パネルの一具体例を示す平面図である。
【図25】図21に示した実施例での単体機能、浴室の
遠隔操作パネルの一具体例を示す平面図である。
【図26】本発明による衣類乾燥機能付空気調和機のさ
らに他の実施例の浴室単体機能のシステムブロック図で
ある。
【符号の説明】
4  除湿乾燥ユニット 8  空調ユニット 10,92  排気ダクト 11  連結ダクト 21  空調ダクト 22  最上部風向板アセンブリ 23  ヘアドライヤヘッド 24  手元操作パネル 25  中間風向板アセンブリ 26  最下部吹出口 27、27a、27b  マイコン 44  脱衣室温度センサー 45  脱衣室湿度センサー 55  浴室温度センサー 56  浴室湿度センサー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  第1の換気ダクトが連結されて空気の
    吸込口と空気の吹出口とを有する除湿乾燥ユニットと、
    該除湿乾燥ユニットに一端が連結される連結ダクトと、
    該連結ダクトの他端が連結されて空気の吸込口と空気の
    吹出口とを有する空調ユニットと、該空調ユニットの吹
    出口に連結されて複数個の空気吹出口を有する空調ダク
    トと、該除湿乾燥ユニットと該空調ユニットとを制御し
    、温度センサー、湿度センサー、タイマー、乾燥ダンパ
    リレー、換気ダンパリレーからの情報と衣類乾燥プログ
    ラム及び快適暖房プログラムとの組合せにより、手元操
    作パネルまたは遠隔操作パネルの操作に応じて、暖房、
    急暖房、乾燥、除湿、換気、温風、ヘアドライヤ、ボデ
    イドライ、涼風の各機能が同時にもしくは単独で運転制
    御する制御ユニットからなることを特徴とする衣類乾燥
    機能付空気調和機。
  2. 【請求項2】  請求項1において、前記空調ユニット
    は第2の換気ダクトに連結され、前記空調ダクトは前記
    空調ユニットの吹出口に連結されて複数個の空気吹出口
    を有し、前記制御ユニットは前記温度センサー、前記湿
    度センサー、前記タイマー、前記乾燥ダンパリレー、前
    記換気ダンパリレーからの情報と衣類乾燥プログラム及
    び快適暖房プログラムとの組み合せにより、前記手元操
    作パネルまたは前記遠隔操作パネルの操作に応じて前記
    空調ユニットと前記空調ダクトとを制御し、暖房、急暖
    房、乾燥、除湿、換気、温風、ヘアドライヤ、ボデイド
    ライ、涼風の各機能の運転制御することを特徴とする衣
    類乾燥機能付空気調和機。
  3. 【請求項3】  請求項1において、前記制御ユニット
    は、前記温度センサー、前記湿度センサー、前記タイマ
    ー、前記換気ダンパリレーからの情報と衣類乾燥プログ
    ラム及び快適暖房プログラムの組み合せにより、遠隔操
    作パネルの操作に応じて前記除湿乾燥ユニットを制御し
    、暖房、乾燥、除湿、換気の各機能の運転制御がするこ
    とを特徴とする衣類乾燥機能付空気調和機。
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