JP2001131998A - マンホールの断熱装置 - Google Patents

マンホールの断熱装置

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(57)【要約】 【課題】マンホール内でマンホールの蓋体と断熱板材と
の間に充分な間隔を保持させて、その間に厚い空気層を
形成することにより遮熱を確実に行わせ、それにより、
マンホールの蓋体への下方からの熱の伝達を確実に防止
して、マンホール蓋上の融雪を防止するマンホールの断
熱装置を提供する。 【解決手段】直壁部2と上端にマンホール蓋体3を備え
た斜壁部4とから成るマンホール1において、直壁部と
斜壁部の境界部位に断熱板材5が配置され、該断熱板材
の外周が前記直壁部の内周に密閉材9により密閉された
マンホールの断熱装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、直壁部と上端に
マンホール蓋体を備えた斜壁部とから成るマンホールに
おけるマンホールの断熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種、従来のマンホールの断熱装置
は、例えば登録実用新案第3050135号公報に示す
ようにマンホールの蓋の下位に泥受けパンを合成樹脂製
で平鍋に形成し、該平鍋内に断熱板材を配置し、さらに
泥受けパン上部全周とマンホール入口壁との間にパッキ
ンリングを配置したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記公知の
ものでは、断熱板材とマンホールの蓋体の間隔が短いた
め、マンホール内の下方からの熱がマンホール壁を介し
てマンホール蓋体に伝達されることがあって、マンホー
ル蓋体の充分な遮熱ができない虞がある。
【0004】この発明は、従来の技術の有するこのよう
な問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、マンホール内でマンホールの蓋体と断熱板材
との間に充分な間隔を保持させて、その間に厚い空気層
を形成することにより遮熱を確実に行わせ、それによ
り、マンホールの蓋体への下方からの熱の伝達を確実に
防止して、マンホール蓋上の融雪を防止するマンホール
の断熱装置を提供しようとするものである。
【0005】また、斜壁を有するマンホール内に断熱板
材を簡単・容易に搬入又は搬出ができ、且つ、断熱板材
の上に雨水等が溜まるのを防止するマンホールの断熱装
置を提供しようとするものである。
【0006】また、マンホールの多少の径の大小に係わ
らず、断熱板材が確実に取り付けられるマンホールの断
熱装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明におけるマンホールの断熱装置は、直壁部
と斜壁部の境界部位に断熱板材を配置し、該断熱板材の
外周を前記直壁部の内周に密閉材により密閉したことを
特徴とするものである。
【0008】また、断熱板材が折りたたみ式に構成さ
れ、各その上面に取手を取り付け、さらに断熱板材の上
面がマンホールの中心部に向けて下方に傾斜した斜面に
形成され、中心部に水抜き孔が形成されていることを特
徴とするものである。
【0009】また、断熱板材が直壁部の内周部位に複数
のブラケットにより保持され、各ブラケットの位置がレ
ールを介して調整可能にされたことを特徴とするもので
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】図1ないし図5は本発明の一実施
例に関するものであり、図1は本発明に係る断熱装置を
設置したマンホール上部の側面断面図、図2は図1のA
−A断面図、図3は断熱装置の平面図、図4は断熱装置
の要部拡大組立説明図、図5は断熱装置の受枠の平面図
である。
【0011】図において、マンホール1は直壁部2と上
端にマンホール蓋体3を備えた斜壁部4とから成ってい
る。そして前記直壁部2と斜壁部4の境界部に断熱板材
5が配置されている。
【0012】前記断熱板材5は合成樹脂製の下ケース6
に、例えばポリウレタンフォーム等からなる断熱材7が
配置され、合成樹脂製の上ケース8で覆っている。また
前記上ケース8の外周部近傍には、該上ケース8の上部
外周と前記直壁部2の内周との間に、例えば環状のパッ
キンリング等の密閉材9が配置されるように、環状の溝
10が形成されている。
【0013】以上のような構成からなるマンホールの断
熱装置であるので、断熱板材5を直壁部2の上端部位に
位置させ、環状のパッキンリング等の密閉材9で上ケー
ス8の上部外周と前記直壁部2の内周との間を完全に密
封することにより、マンホール1内の下方からの熱気を
遮断し、これによりマンホール蓋体3の下面部へのマン
ホール下部からの熱の影響を少なくすることができる。
しかもマンホール蓋体3と断熱板材5との間には充分な
間隔を保持させているので、その間に厚い空気層を形成
することで前記遮熱をより確実に行い、それにより、マ
ンホールの蓋体3への下方からの熱の伝達をより確実に
防止することができる。したがって、例えば豪雪地帯で
大雪によりマンホール蓋体3の上面に雪が積もった場合
に、マンホール1内の下方からの熱気でマンホール蓋体
3の上面の雪を溶かし、地上面に凹部ができたりまたそ
の部分が凍ったりするのを防止することができるので、
人や車両等は安全に歩行,走行を可能とすることができ
る。
【0014】また、前記断熱板材5において、前記下ケ
ース6,断熱材7,上ケース8を半円の形状とし、2個
の上ケース8を蝶番11,11等で連結して取り付ける
ようにすれば、断熱板材5が折りたたみ可能となる。さ
らに、それぞれの上ケース8に取手12を取り付けれ
ば、断熱板材5の搬入又は取り出し時に持ち運びが簡単
・容易となる。
【0015】また、前記上ケース8の上面は中心部に向
けて下方に傾斜したすり鉢状の斜面に形成し、その中心
部に水抜き孔13が前記断熱板材5を貫通して形成され
ている。
【0016】以上のような構成からなるマンホールの断
熱装置であるので、断熱板材5を折り畳んだ状態で作業
者が取手12,12を手で持って狭いマンホールの斜壁
部4を通過させることにより、該断熱板材5をマンホー
ル1内に容易に入ることができ、断熱板材5の取付、取
り外しも簡単・容易にできる。さらに、雨天時に雨水,
泥水,粉塵等がマンホール蓋体3のすき間や開閉孔など
から入り込んだ時にも、雨水,泥水,粉塵等は上ケース
8に溜まらずに中心部の水抜き孔13からマンホール1
の下方に流れるので、断熱板材5の劣化が防止できると
共に該断熱板材5のマンホール底部へ落下するのが防止
されて、断熱板材5の機能を長期に亘って有効に活用で
きる。
【0017】また、前記断熱板材5の受枠としては、一
端部に前記上ケース8を係合させる鈎14を有するブラ
ケット15が、図5に示すように略1/8円弧状に形成
されている。そして、前記ブラケット15がレール16
によりスムーズに滑り動くように、ブラケット15には
レールガイド17が形成されている。さらに、前記ブラ
ケット15の他端部は前記直壁部2に固定できるように
水平板になっている。また、レール16も略1/8以上
の円弧状に形成され、該レール16の両端下部にはレー
ル保持材18が係合されるように溝19が形成されてい
る。そして該レール保持材18は前記各ブラケット15
の両端に配置されている。
【0018】以上のような構成からなるマンホールの断
熱装置であるので、4個のブラケット15,15,…に
4個のレール16,16,…を連結させて円弧状にし、
それぞれのレール16をレール保持材18にを載置させ
る。そしてブラケット15,15,…を各レール16上
の略1/2の位置まで移動させて、最小限の大きさの円
弧にする。この状態で作業者等はマンホール1内に搬入
し、それからブラケット15,15,…をレール16,
16,…上を移動させて、前記直壁部2の径の大きさに
合わせる。円弧の大きさが決まったところで、ブラケッ
ト15とレール保持材18を重ねて、例えばアンカー止
め等で直壁部2に共締め固定する。そして、ブラケット
15,15,…が直壁部2に固定されたら、上からて前
記断熱板材5をブラケット15,15,…に係合させ、
密閉材9を配置させれば、断熱装置が完成する。従って
直壁部2の多少の径の大小に係わらず、断熱板材5を確
実に取り付けられることが可能である。
【0019】なお、20,20,…は、図1に示すよう
に上ケース8に取り付けられた取手12の握り部に設け
た反射体であり、該反射体20,20,…によりマンホ
ール1内での断熱板材5の位置を明確にしている。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、直壁部と斜壁部の境界
部位に断熱板材を配置し、該断熱板材の外周を前記直壁
部の内周に密閉材により密閉したので、マンホール内で
マンホールの蓋体と断熱板材との間に充分な間隔を保持
させて、その間に厚い空気層を形成することにより遮熱
を確実に行わせ、それにより、マンホールの蓋体への下
方からの熱の伝達を確実に防止して、マンホール蓋上の
融雪を防止するマンホールの断熱装置となる。
【0021】また、断熱板材が折りたたみ式に構成さ
れ、各その上面に取手を取り付け、さらに断熱板材の上
面がマンホールの中心部に向けて下方に傾斜した斜面に
形成され、中心部に水抜き孔が形成されているので、マ
ンホール内に断熱板材を簡単・容易に搬入又は搬出され
得、しかも断熱板材の上に雨水等が溜まるのを防止する
マンホールの断熱装置となる。
【0022】また、断熱板材が直壁部の内周部位にブラ
ケットにより保持され、該ブラケットの位置がレールを
介して調整可能にされているので、マンホールの多少の
径の大小に係わらず、断熱板材を確実に取り付けられる
マンホールの断熱装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る断熱装置を設置したマンホ
ール上部の側面断面図である。
【図2】図2は図1のA−A断面図である。
【図3】図3は断熱装置の平面図である。
【図4】図4は断熱装置の要部拡大組立説明図である。
【図5】図5は断熱装置の受枠の平面図である。
【符号の説明】
1 マンホール 2 直壁部 3 マンホール蓋体 4 斜壁部 5 断熱板材 9 密封材 12 取手 13 水抜き孔 15 ブラケット 16 レール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直壁部と上端にマンホール蓋体を備えた
    斜壁部とから成るマンホールにおいて、直壁部と斜壁部
    の境界部位に断熱板材を配置し、該断熱板材の外周を前
    記直壁部の内周に密閉材により密閉したことを特徴とす
    るマンホールの断熱装置。
  2. 【請求項2】 前記断熱板材が折りたたみ式に構成さ
    れ、各その上面に取手を取り付け、さらに断熱板材の上
    面がマンホールの中心部に向けて下方に傾斜した斜面に
    形成され、中心部に水抜き孔が形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載のマンホールの断熱装置。
  3. 【請求項3】 前記断熱板材が直壁部の内周部位に複数
    のブラケットにより保持され、各ブラケットの位置がレ
    ールを介して調整可能にされたことを特徴とする請求項
    1又は2に記載のマンホールの断熱装置。
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JP2007277857A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Seinan Kogyo Kk マンホール用中蓋
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JP2012007308A (ja) * 2010-06-22 2012-01-12 Ito Yogyo Co Ltd 汚濁物捕捉用構造体及び汚濁物捕捉設備
KR101562939B1 (ko) * 2015-03-25 2015-10-23 (주)홍일산업 동결방지구조와 유속을 빠르게 하는 유선형 트랩을 갖는 오수받이

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