JP2007277857A - マンホール用中蓋 - Google Patents

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Abstract

【課題】 部品点数を少なくして製造コストの低減を図る。
【解決手段】 地面側に蓋3で開閉可能な開口2を備え、開口2に連通する上側径部4と上側径部4の下側に連続しかつ上側径部4よりも径の大きい下側径部5とを有したマンホール1の上側径部4に設けられ、断熱効果のある樹脂により円板状に形成され上側径部4内周に摩擦的に係合して嵌合する本体10を備え、本体10を、2つの分割体11に分割形成し、分割体11をヒンジ12を介して折り畳み可能に結合し、分割体11に把手20を夫々設け、本体10をヒンジ12から折り畳まれてマンホール1内の下側径部5に挿入され、把手20を持って開いて引き上げることにより上側径部4に嵌合可能にした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、下水道や地下鉄等の地下構造物に連通するマンホールに設けられ、地下構造物からの熱がマンホールの開口の蓋側に伝わらないようにし、降雪時に蓋上の雪が解けないようにするマンホール用中蓋に関する。
一般に、マンホールの蓋上に降雪した雪がマンホールに連通した下水道や地下鉄等の地下構造物からの熱で溶融して、雪道において、この部分が陥没し、陥没箇所に車両のタイヤがはまったり、足をとられて転倒したりする等の事故が生じる虞がある。そのため、この雪道の陥没が生じないように、マンホールの開口の蓋の下側にマンホール用中蓋を設け、地下構造物からの熱がマンホールの開口の蓋側に伝わらないように断熱することを行なっている。
従来、この種のマンホール用中蓋としては、例えば、特許文献1(実登3032908号公報)に記載されたものが知られている。
図7に示すように、このマンホール用中蓋が設けられるマンホール100は、開口部101がマンホール100の一般部よりも大径に形成されている。また、マンホール100の開口103の蓋104は、その外周縁部が一般部と開口部101の間の段部102に支持されて設けられている。
マンホール用中蓋は、マンホール100の内部に挿入される本体105及び本体105を支持する支持部材106を備えてなる。
本体105は、ポリプロピレンにより円盤状に形成されている。
支持部材106は、一対のコ字状部材107を備えて構成されている。コ字状部材107は、板体を折曲形成して形成され、対峙する一対の側面108と、一対の側面108の下端に架設された底面109とを備えてなる。また、コ字状部材107の側面108は、マンホール100の内周に対応させて湾曲形成され、その上端には、側面108を外向きに折曲形成してなる係止部110が形成されている。この一対のコ字状部材107は、底面109の中央で互いに十字に接合され、その内側に本体105が入れられる。
更に、マンホール用中蓋には、4つの把手111が設けられている。把手111は、U字状に形成され開放端側が本体105及び支持部材106を貫通するとともにこの開放端に形成された雄ネジにナットを螺合して支持部材106に固定されている。
このマンホール用中蓋を、マンホール100に取り付ける場合には、まず、蓋104を開口103から外す。次に、把手111を持って本体105をマンホール100の内部に差し入れていき、支持部材106の係止部110を段部102に係止し、蓋104を元に戻す。
これにより、蓋104とマンホール100の下部の地下構造物との間のマンホール用中蓋で地下構造物からの熱が遮られるので、この熱が蓋104側に伝達しにくくなり、マンホール100の蓋104上に降雪した雪が融解しにくくなる。そのため、この部分の陥没もほとんど生じなくなる。
実登3032908号公報
ところで、このようなマンホール用中蓋にあっては、支持部材106で本体105を支持するので、部品点数が多くなり、製造コストが高くなるという問題があった。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、部品点数を少なくして製造コストを低減したマンホール用中蓋を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明のマンホール用中蓋は、地面側に蓋で開閉可能な開口を備え、上記開口に連通する上側径部と該上側径部の下側に連続しかつ該上側径部よりも径の大きい下側径部とを有したマンホールの上記上側径部に設けられるマンホール用中蓋において、断熱効果のある樹脂により円板状に形成され上記上側径部内周に摩擦的に係合して嵌合する本体を備え、該本体を、2つの分割体に分割形成し、該分割体をヒンジを介して折り畳み可能に結合し、上記分割体に把手を夫々設け、上記本体をヒンジから折り畳んでマンホール内の下側径部に挿入し、上記把手を持って開いて引き上げることにより上記上側径部に嵌合させるようにしている。
これにより、このマンホール用中蓋をマンホールに取り付ける場合には、マンホールの開口から蓋を取り外し、把手を持って本体をヒンジから折り畳み開口から差し入れてマンホールの下側径部に挿入する。
この際、本体を、2つの分割体に分割形成し、分割体をヒンジを介して折り畳み可能に結合したので、本体を上側径部の径よりも小さくでき、マンホールの内部に容易に挿入することができる。
次に、本体を、把手を持って下側径部で開く。この際、分割体の夫々に把手が設けられ両手で夫々の把手を持って本体を開くので、本体を容易に開くことができる。
そして、本体を、開いた状態で開口側に引き上げる。
この場合、本体は、下面側の外周縁部が上側径部に摩擦的に係合して嵌合する。これにより、マンホール用中蓋は、本体をマンホール内に支持するための部材を用いることなく取り付けできるので、部品点数を少なくでき、本体の製造コストの低減を図ることができる。また、本体を引き上げれば自ずとマンホールに取り付けられるので、設置作業も比較的容易である。
その後、開口に蓋をする。
この際、蓋と、例えば、下水管や地下鉄等のマンホール下部の地下構造物との間にマンホール用中蓋が取り付けられ、地下構造物からの熱が遮られるので、この熱が開口の蓋側に伝達しにくくなる。そのため、マンホールの蓋上に降雪した雪が融解し難くなり、雪道の陥没を生じさせ難くすることができる。
また、本体が上側径部の内周に摩擦的に係合するので、本体とマンホールとの密着性が良くなり、あまり隙間が生じないので、地下構造物からの熱が伝わり難くすることができる。
また、必要に応じ、上記ヒンジを、上記分割体の下面が互いに向かい合う方向に折り曲げ可能に形成している。
これにより、分割体の上面が互いに向かい合う方向に折り曲げるように形成した場合に比較して、上面側から本体の中央に荷重がかかっても、本体は開く方向に力がかかるようになり、折り畳まれてマンホール用中蓋が上側径部から外れる事態が防止される。
この場合、上記ヒンジを上記本体の下面に貼付された可撓性のシート状部材で構成したことが有効である。
これにより、簡易な構造で分割体同士の結合を行なうことができる。そのため、製造が容易になる。
また、必要に応じ、上記本体の上面側であって上記2つの分割体の一方の分割体と他方の分割体とに架設され上記分割体が折り畳まれないように解除可能にロックするロック部材を備えて構成されている。
これにより、本体が上側径部に取り付けられた際に、ロック部材で2つの分割体が折れ曲がる事態が防止され、本体の脱落が防止される。
更に、上記ロック部材を、一端が上記2つの分割体のうち一方の分割体の把手に結合される一方シート体と、一端が上記他方の分割体の把手に結合され他端が上記一方シート体に面接触可能な他方シート体と、上記一方シート体の表面及び上記他方シート体の裏面に夫々設けられ互いに着脱可能に接合する面ファスナとを備えて構成している。
これにより、ロック部材でロックする場合には、一方シート体と他方シート体の面ファスナを互いに接合すればよいので、ロック作業を容易に行なうことができる。
また、点検等でマンホールの内部を見る等の際には、一方シート体と他方シート体の面ファスナ同士を引きはがし、把手を持って本体を取り外す。その後、点検を終えてから上記と同様に再び本体を取り付ける。これにより、本体の上側径部からの取り外しが容易になる。
更にまた、必要に応じ、上記本体を、上記上面側の径が上記上側径部の径よりも小さくかつ上記下面側の径が上記上側径部の径よりも大きい円錐台状に形成している。
これにより、下側径部にある本体を上側径部に引き上げる際に、上側径部よりも径が小さな本体の上面側から上側径部内に入るので、上側径部に本体を引き上げやすくなり、設置作業を容易に行なうことができる。
また、必要に応じ、上記本体を、上記分割体の外周の円弧面に付設され弾性を有し該円弧面と上記上側径部の内周とをシールするシール部材を備えて構成している。
これにより、シール部材により本体の外周と上側径部の内周との密着性が向上するので、本体と上側径部との密着性が良好になり、本体の脱落を防止できる。また、本体の外周と上側径部の内周の間に、あまり隙間が生じなくなり、地下構造物からの熱を伝わらせ難くすることができる。
更に、必要に応じ、上記本体に、上記マンホールの蓋側から流入し該本体上にたまった水を下に流すための水抜孔を設けている。
これにより、雨水や雪が融解してなる融雪水等の水が、マンホールに形成された孔やマンホールと開口部の間からマンホールの内部に入りこむと、本体に設けた水抜孔を通ってマンホールの下部に落下していく。そのため、本体の上面に水がほとんど溜まらなくなり、溜まった水の重みでマンホール用中蓋が外れる事態を防止できる。
本発明のマンホール用中蓋によれば、本体を2つの分割体に分割形成し、分割体をヒンジを介して折り畳み可能に結合し、折り畳んだ状態でマンホールの内部に挿入されるので、本体を容易にマンホールの内部に挿入することができる。
また、マンホールの上側径部内周に摩擦的に係合して嵌合する本体を備えたので、本体をマンホール内の下側径部に挿入して本体を開き、把手を持って開いて引き上げることにより上側径部の内周に本体が摩擦的に係合して嵌合する。そのため、マンホール内に支持するための部材を用いることなく取り付けでき、部品点数を少なくでき、本体の製造コストの低減を図ることができる。また、本体を引き上げれば自ずとマンホールに取り付けられるので、設置作業も比較的容易にすることができる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係るマンホール用中蓋について詳細に説明する。
図1に示すように、マンホール用中蓋が取り付けられるマンホール1は、地面側に蓋3で開閉可能な開口2を備え、開口2に連通する上側径部4と上側径部4の下側に連続しかつ上側径部4よりも径の大きい下側径部5とを有した構成とし、その下部で、例えば、地下構造物である下水管(図示せず)と連通している。
マンホール1の開口部2aは、上側径部4よりも大径に形成されている。また、マンホール1の開口2の蓋3は、その外周縁部が上側径部4と開口部2aの間の段部9に支持されて設けられている。また、下側径部5は、上側径部4に連続する斜壁部6と、斜壁部6の下側に連続する円筒形状の一般部7とを備えてなる。そして、マンホール用中蓋は、このマンホール1の上側径部4に設けられている。
詳しくは、図1乃至図5に示すように、マンホール用中蓋は、断熱効果のある、例えば、発泡スチロール等の樹脂により円板状に形成され、上側径部4内周に摩擦的に係合して嵌合する本体10を備えて構成されている。本体10は、例えば、その直径が約60cmに形成されている。
本体10は、上面18側の径が上側径部4の径よりも小さくかつ下面19側の径が上側径部4の径よりも大きい円錐台状に形成されている。また、本体10は、2つの分割体11に分割形成されている。実施の形態においては、2つの分割体11は、本体10の中央で分割され、左右対称に形成されている。
また、分割体11は、図5に示すように、ヒンジ12を介して折り畳み可能に結合されている。
ヒンジ12は、本体10の下面19に接着剤等で貼付された布製のシート状部材13で構成され、分割体11の下面が互いに向かい合う方向に折り曲げ可能になっている。ヒンジ12は、可撓性のある布製のシート状部材13なので、簡易な構造で分割体11同士の結合を行なうことができ、製造が容易になる。
分割体11は、その開時に、分割体11の分割面14同士が接触して押圧し合うので、逆向きに折り曲げできないようになっている。
また、本体10には、マンホール1の蓋3側から流入し本体10上にたまった水を下に流すための水抜孔15が設けられている。水抜孔15は、本体10の外周縁部であって、分割体11の分割面14のある部分の近傍を切り欠いて形成されている。この水抜孔15は、例えば、その幅が約4cm,深さ約5cmに形成されている。
また、本体10は、分割体11の外周の円弧面に付設され弾性を有し円弧面と上側径部4の内周とをシールするシール部材17を備えて構成されている。シール部材17は、厚さ10mmの細長状に形成され、各分割体11の外周の円弧面に接着剤等で貼付されることにより付設される。このシール部材17は、スポンジ状のもので、例えば、軟質発泡ウレタンで形成されている。また、シール部材17の一端部は、水抜孔15の反対側に設けられた切り欠き孔16に入れられてこの切り欠き孔16の内周に貼付されている。シール部材17の他端部は、水抜孔15の内周に入り込んで、水抜孔15の内周に貼付されている。
また、分割体11には、その上面18に把手20が夫々ひとつずつ設けられている。把手20は、細長板状の把持部21と、把持部21の長手方向両端に夫々設けられ本体10と把持部21との間に空間を形成するとともに本体10に結合される円柱状の結合部材22とを備えてなる。結合部材22には、結合部材22と同軸の雄ネジ23が突設されている。この把手20は、分割体11に設けた貫通孔に挿通し、雄ネジ23にナット24を螺合することにより取り付けられる。
また、マンホール用中蓋には、本体10の上面18側であって2つの分割体11の一方の分割体11と他方の分割体11とに着脱可能に架設され分割体11が折れ畳まれないようにロックするロック部材30が備えられている。
ロック部材30は、一端が2つの分割体11のうち一方の分割体11の把手20に結合される一方シート体31と、一端が他方の分割体11の把手20に結合され他端が一方シート体31に面接触可能な他方シート体32と、一方シート体31の表面及び他方シート体32の裏面に夫々設けられ互いに着脱可能に接合する面ファスナ33とを備えて構成されている。
図5に示すように、一方シート体31は、その一端部に一方の分割体11の把手20の雄ネジ23が貫通しており、この雄ネジ23により一方の分割体11に結合される。また、他方シート体32は、その一端に他方の分割体11の把手20の雄ネジ23が貫通しており、この雄ネジ23により他方の分割体11に結合される。
従って、このマンホール用中蓋をマンホール1に取り付ける場合には、図6に示す手順に従って行なわれる。まず、マンホール1の開口2から蓋3を取り外し、把手20を持って本体10をヒンジ12から折り畳んでマンホール1の下側径部5に挿入する(図2,図5(b),図6(a))。
この際、本体10を、2つの分割体11に分割形成し、分割体11をヒンジ12を介して折り畳み可能に結合したので、ヒンジ12から折り畳むことにより本体10を上側径部4の径よりも小さくでき、マンホール1の内部に容易に挿入することができる。
次に、本体10を、把手20を持って下側径部5の斜壁部6で開く(図6(b))。
この際、分割体11の夫々に把手20が設けられ両手で夫々の把手20を持って本体10を開くので、本体10を容易に開くことができる。
そして、本体10を、開いた状態で開口2側に引き上げる(図6(c))。
この場合、まず、上側径部4よりも径の小さな本体10の上面18側が上側径部4内に入り込み、引き上げるに従って上側径部4よりも径の大きな本体10の下面19側が上側径部4の内周に摩擦的に係合して嵌合していく。これにより、本体10の上面18側の径が上側径部4よりも小さく上側径部4に入りやすいので、本体10を上側径部4内に引き上げる作業を容易に行なうことができる。
また、本体10が上側径部4の内周に摩擦的に係合することで取り付けられるので、マンホール1内に支持するための部材を用いることなく取り付けでき、部品点数を少なくでき、本体10の製造コストの低減を図ることができる。また、本体10を引き上げれば自ずとマンホール1に取り付けられるので、設置作業も比較的容易である。
そして、図3及び図5(a)に示すように、ロック部材30の一方シート体31の表面の面ファスナ33と、他方シート体32の裏面の面ファスナ33とを面接触させて面ファスナ33同士を接合し、本体10が折り畳まれないようにロック部材30でロックを行なう。
また、図示しないが、万が一、本体10が上側径部4から外れたときに、マンホール用中蓋がマンホール1の下部に落下しないように、マンホール用中蓋の把手20及びマンホール1の開口部2a近傍に設けられ人がマンホール1内を昇降する際に用いられる把手に脱落防止用の紐を通しておく。
その後、図1及び図6(d)に示すように、開口2に蓋3をする。
この際、蓋3と下水管の間にマンホール用中蓋が取り付けられ、このマンホール用中蓋で下水管からの熱を遮るので、この熱が開口2の蓋3側に伝達しにくくなる。そのため、マンホール1の蓋3上に降雪した雪が融解し難くなり、雪道の陥没を生じさせ難くすることができる。
また、本体10が上側径部4の内周に摩擦的に係合するので、本体10の外周とマンホール1の上側径部4との密着性が良好になり、あまり隙間が生じないので、下水管からの熱を伝わらせにくくすることができる。
更に、分割体11の円弧面にシール部材17が付設されているので、本体10と上側径部4との密着性が良好になり、密着性本体10の脱落を防止できる。また、本体10の外周と上側径部4の内周の間に、あまり隙間が生じなくなり、下水管からの熱を伝わらせ難くすることができる。
更にまた、雨水や雪が融解してなる融雪水等の水が、マンホール1に形成された孔やマンホール1と開口部2aの間からマンホール1の内部に入りこむと、本体10に設けた水抜孔15を通ってマンホール1の下部に落下していく。これにより、本体10の上面18に水がほとんど溜まらなくなり、溜まった水の重みでマンホール用中蓋が外れる事態を防止できる。
また、雨水や雪が融解してなる融雪水等の水が本体10に落下し、本体10にこれらの荷重がかかって本体10が折れ曲がろうとしても、ロック部材30でロックされて折り畳まれなくなるので、上側径部4から外れる事態を防止することができる。
また、一方シート体31と他方シート体32とは、面ファスナ33で接合されるので、ロック部材30によるロックを容易に行なうことができる。
更に、ヒンジ12が分割体11の下面19が互いに向かい合う方向に折り曲げ可能に形成されているので、上面18側から本体10の中央に荷重がかかっても、本体10は開く方向に力がかかるようになり、折り畳まれてマンホール用中蓋が上側径部4から外れる事態が防止される。
マンホール1の下部を点検したい場合には、蓋3を開口2から取り外し、一方シート体31の面ファスナ33から他方シート体32の面ファスナ33を外してロックを解除し、この状態で把手20を把持し本体10を押し下げ、本体10を折り曲げてマンホール1の内部から取り出す。この場合、ロック部材30の一方シート体31と他方シート体32は、面ファスナ33で互いに接合されるので、ロック部材30のロックの解除を容易に行なうことができる。
本発明の実施の形態に係るマンホール用中蓋をマンホールに取り付けた状態で示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るマンホール用中蓋であって、本体を折り畳んだ状態で示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るマンホール用中蓋を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係るマンホール用中蓋を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係るマンホール用中蓋を示し、(a)本体を開いた状態,(b)本体を折り畳んだ状態を夫々示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るマンホール用中蓋のマンホールへの取り付け手順を示す図である。 従来のマンホール用中蓋の一例を示す図である。
符号の説明
1 マンホール
2 開口
3 蓋
4 上側径部
5 下側径部
10 本体
11 分割体
12 ヒンジ
13 シート状部材
15 水抜孔
17 シール部材
20 把手
30 ロック部材
31 一方シート体
32 他方シート体
33 面ファスナ

Claims (8)

  1. 地面側に蓋で開閉可能な開口を備え、上記開口に連通する上側径部と該上側径部の下側に連続しかつ該上側径部よりも径の大きい下側径部とを有したマンホールの上記上側径部に設けられるマンホール用中蓋において、
    断熱効果のある樹脂により円板状に形成され上記上側径部内周に摩擦的に係合して嵌合する本体を備え、該本体を、2つの分割体に分割形成し、該分割体をヒンジを介して折り畳み可能に結合し、上記分割体に把手を夫々設け、
    上記本体をヒンジから折り畳んでマンホール内の下側径部に挿入し、上記把手を持って開いて引き上げることにより上記上側径部に嵌合させるようにしたことを特徴とするマンホール用中蓋。
  2. 上記ヒンジを、上記分割体の下面が互いに向かい合う方向に折り曲げ可能に形成したことを特徴とする請求項1記載のマンホール用中蓋。
  3. 上記ヒンジを上記本体の下面に貼付された可撓性のシート状部材で構成したことを特徴とする請求項2記載のマンホール用中蓋。
  4. 上記本体の上面側であって上記2つの分割体の一方の分割体と他方の分割体とに架設され上記分割体が折り畳まれないように解除可能にロックするロック部材を備えたことを特徴とする請求項2,3または4記載のマンホール用中蓋。
  5. 上記ロック部材を、一端が上記2つの分割体のうち一方の分割体の把手に結合される一方シート体と、一端が上記他方の分割体の把手に結合され他端が上記一方シート体に面接触可能な他方シート体と、上記一方シート体の表面及び上記他方シート体の裏面に夫々設けられ互いに着脱可能に接合する面ファスナとを備えて構成したことを特徴とする請求項4記載のマンホール用中蓋。
  6. 上記本体を、上記上面側の径が上記上側径部の径よりも小さくかつ上記下面側の径が上記上側径部の径よりも大きい円錐台状に形成したことを特徴とする請求項1,2,3,4または5記載のマンホール用中蓋。
  7. 上記本体を、上記分割体の外周の円弧面に付設され弾性を有し該円弧面と上記上側径部の内周とをシールするシール部材を備えて構成したことを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6記載のマンホール用中蓋。
  8. 上記本体に、上記マンホールの蓋側から流入し該本体上にたまった水を下に流すための水抜孔を設けたことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6または7記載のマンホール用中蓋。
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