JP2001131151A - オレフィン誘導体の新規用途 - Google Patents

オレフィン誘導体の新規用途

Info

Publication number
JP2001131151A
JP2001131151A JP31231399A JP31231399A JP2001131151A JP 2001131151 A JP2001131151 A JP 2001131151A JP 31231399 A JP31231399 A JP 31231399A JP 31231399 A JP31231399 A JP 31231399A JP 2001131151 A JP2001131151 A JP 2001131151A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substituent
pyridine
phenyl
group
vinyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31231399A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Yamamori
照雄 山守
Kiyoshi Nagata
清 永田
Natsuki Ishizuka
夏樹 石塚
Kunio Hayashi
邦雄 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shionogi and Co Ltd
Original Assignee
Shionogi and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shionogi and Co Ltd filed Critical Shionogi and Co Ltd
Priority to JP31231399A priority Critical patent/JP2001131151A/ja
Publication of JP2001131151A publication Critical patent/JP2001131151A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】優れたアポリポタンパク質AI発現亢進作用を
有する化合物を提供すること。 【解決手段】式(I): 【化1】 (式中、Ar1およびAr2はそれぞれ置換基を有してい
てもよいフェニル、ナフチルまたは芳香族複素環式基等
であり、−X−は−N=CZ2−、−CY2=CZ2−、
−CY23−CHZ2−、−S−または−O−等であ
り、Y1、Y2、Y3、Z1およびZ2は水素、ハロゲン、
低級アルキルまたはフェニル等であり、Z1およびZ2
各々独立して連結基を形成してAr1またはAr2と縮合
環を形成してもよく、mは0または1であり、nは0〜
2である)で示される化合物、そのプロドラッグ、それ
らの製薬上許容される塩またはそれらの水和物を含有す
るアポAI発現亢進剤を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアポリポタンパクA
I発現亢進剤およびその作用を有する新規化合物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】重篤な心疾患などの原因となる動脈硬化
症の主要な成因としてコレステロールの関与は広く知ら
れている。特に低比重リポタンパク(LDL)の血中濃
度が増加する高LDL血症は、冠動脈疾患(CHD:co
ronary heart diseases)の明らかな危険因子とされ、
スタチン類を用いて血漿中のLDLコレステロール(L
DL−C)値を下げるLDL−C低下療法は、高コレス
テロール血症患者におけるCHDの発症および病状や生
存率の改善などに著明な臨床効果をあげている。しか
し、CHD患者の約40%はLDL−C値が正常であ
り、これらの患者にはLDL−C低下療法は必ずしも有
効ではない。一方LDL−C値が正常な患者の半数は高
比重リポタンパク(HDL)コレステロール(HDL−
C)値が低いといわれている。近年、この低HDL−C
血症がCHDの初発・再発の別の危険因子であることが
明らかにされつつある。
【0003】HDLは、細胞中の過剰なコレステロール
を肝臓に回収し、生体のコレステロール値を正常に維持
するための生体機構として知られるコレステロール逆転
送系で重要な役割を果たしている。HDLなどのリポタ
ンパクは一般に脂質とアポタンパクと呼ばれるタンパク
成分から構成されており、HDLではアポリポタンパク
AI(以下アポAIと略す)と呼ばれるアポタンパクが
主要な構成成分となっている。遊離したアポAIは細胞
の特異的部位に結合し、細胞から過剰なコレステロール
(FC)とリン脂質を引き出して結合し、preβ−H
DLと呼ばれるリポタンパクとなる。preβ−HDL
内部に多量に取り込まれたFCはレシチン:コレステロ
ールアシルトランスフェラーゼ(LCAT)によりコレ
ステリルエステル(CE)に変換されるとともに粒子サ
イズが増大し球状のHDL(HDL3)へと成熟する。
成熟HDLは比重によって種々の亜分画が存在するが、
これらの粒子はさらに集まりHDL2にかわる。引き続
き血中に存在するコレステリルエステル転送タンパク
(CETP)の作用を受け、CEはVLDやLDLなど
へと転送される。CEを取り込んだこれらリポタンパク
は最終的に受容体を介して肝臓に取り込まれる。この過
程でアポAIは再生され、再び末梢細胞との相互作用に
よってコレステロールの引き抜きとpreβ−HDLの
再生が繰り返される。
【0004】HDLはコレステロール逆転送系において
中心的役割を果たしており、HDLが動脈硬化の防御因
子の一つであることは現在広く認識されている。すなわ
ちHDL機能を増強させる医薬品は動脈硬化性疾患治療
薬として臨床上極めて重要な役割を担うことが予想さ
れ、血漿中のHDLレベルを上げる物質の探索研究は様
々な角度から進められている。その中でも最も効果的と
思われる方法の一つは、HDLの主要な構成成分である
血中アポAI濃度を増加させる方法である。HDLの増
加は必ずしもアポAIの増加を意味するものではない
が、アポAIの増加はHDL機能増強に直接的に寄与す
るであろうことは、コレステロール逆転送系におけるア
ポAIの役割を見ても明らかである。事実アポAIの肝
臓でのmRNAレベルと血中アポAIタンパク質および
HDLレベルと直接の相関があることが明らかにされて
いる。従ってアポAIの発現を亢進させることで、血中
アポAI濃度を上昇させることができれば、結果的にH
DL機能を向上させ、コレステロール逆転送系の活性化
につながると考えられる。事実アポAIトランスジェニ
ックマウスやアポAIを投与したウサギ病態モデルでは
抗動脈硬化作用が示されている。これらのことから、ア
ポAI遺伝子を活性化させる物質は血中脂質異常、動脈
硬化性疾患、その他HDLが関与する様々な疾患に対す
る全く新規な医薬の創製につながると考えられる。
【0005】アポAIの増加作用を有する化合物が特開
平5−221959、特開平8−291094号公報、
WO97/09048号公報等に記載されているが、い
ずれも本発明に係る化合物とは構造が異なる。また、本
発明化合物と類似の構造を有する化合物がWO97/3
2574、特開平1−175965、特開平3−349
67、Tet.Lett.,1974,36,315
1、特開平4−50930、Collect.Czec
h.Chem.Commun.,1975,40,18
92、WO96/39387、WO98/52941、
WO99/02497、US5919970等に記載さ
れている。これらはいずれもアポAI発現亢進作用につ
いては全く記載されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、アポ
AI発現亢進剤およびその作用を有する新規化合物を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、 1)式(I):
【化7】 (式中、Ar1およびAr2は各々独立して置換基を有し
ていてもよいフェニル、置換基を有していてもよいナフ
チルまたは置換基を有していてもよい単環または二環の
芳香族複素環式基であり、−X−は式(α):
【化8】 (式中、破線は結合の存在または不存在を示し、破線が
結合の存在を示すとき、−Q=は
【化9】 であり、波線は二重結合に関するシスまたはトランス幾
何異性を示し、破線が結合の不存在を示すとき、−Q−
は−CY23−または−NY4−である)で示される基
または−β−であり、−β−は−CY23−、−NY4
−、−S−または−O−であり、Y1、Y2、Y3、Z1
よびZ2は各々独立して水素、ハロゲン、置換基を有し
ていてもよい低級アルキル、カルボキシ、置換基を有し
ていてもよい低級アルコキシカルボニル、シアノ、置換
基を有していてもよい単環の炭化水素環式基または置換
基を有していてもよい単環の複素環式基であり、2以上
のY1および2以上のZ1はそれぞれ異なっていてもよ
く、Y4は水素または低級アルキルであり、Z1およびZ
2は各々独立して1〜2原子の連結基として、それぞれ
2つの原子を介して結合するAr2およびAr1の環構成
原子との間で縮合環を形成してもよく、mは0または1
であり、nは0、1または2であり、nが0のとき、m
は1であり、かつ−X−は式(α)で示される基であ
り、波線は二重結合に関するシスまたはトランス幾何異
性を示す。ただし、Ar1およびAr2が共に置換基を有
していてもよいフェニルであるとき、Y1、Y2、Z1
よびZ2はいずれも置換基を有していてもよいフェニル
でない。)で示される化合物、そのプロドラッグ、それ
らの製薬上許容される塩またはそれらの水和物を含有す
るアポAI発現亢進剤、
【0008】2)Ar1およびAr2の少なくともいずれ
か一方が、置換基を有していてもよく、結合手を有する
環構成原子の隣接位が窒素原子である単環または二環の
芳香族複素環式基である、1)記載のアポAI発現亢進
剤、 3)Ar1およびAr2の少なくともいずれか一方がそれ
ぞれ置換基を有していてもよい2−ピリジル、2−キノ
リル、2−キノキサリル、2−ベンズイソキサゾリル、
2−ベンゾチアゾリルまたは2−ベンズイミダゾリルで
ある、1)記載のアポAI発現亢進剤、 4)Ar1およびAr2の一方が2)または3)記載の基
であり、他方が置換基を有していてもよいフェニルまた
は置換基を有していてもよい単環または二環の芳香族複
素環式基である、2)または3)記載のアポAI発現亢
進剤、 5)Ar1およびAr2の一方が2)または3)記載の基
であり、他方がそれぞれ置換基を有していてもよいフェ
ニルまたは単環または二環の芳香族複素環式基(ここで
置換基とはハロゲン、ハロゲンもしくは低級アルコキシ
で置換されていてもよい低級アルキル、ヒドロキシ、低
級アルコキシ、フェニルオキシ、ナフチルオキシ、アシ
ルオキシ、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、低
級アルキルもしくは低級アシルで置換されていてもよい
アミノ、低級アルコキシで置換されていてもよいフェニ
ル、ニトロ、低級アルキルチオ、シアノ、単環の複素環
式基または低級アルキル、低級アルコキシもしくはフェ
ニルで置換されていてもよいアルキレンジオキシ)であ
る、2)または3)記載のアポAI発現亢進剤、
【0009】6)Y1、Y2、3およびY4が水素であ
る、1)〜5)のいずれかに記載のアポAI発現亢進
剤、 7)Z1およびZ2が水素である、1)〜6)のいずれか
に記載のアポAI発現亢進剤、 8)Z1が1〜2原子の連結基であり、2つの原子を介
して結合するAr2の環構成原子と結合して縮合環を形
成する、1)〜6)のいずれかに記載のアポAI発現亢
進剤、 9)mが1であり、−X−が式(α)で示される基であ
り、破線が結合の存在を示し、−Q=が
【化10】 であり、Y2が水素である、1)〜7)のいずれかに記
載のアポAI発現亢進剤、 10)mが1であり、−X−が式(α)で示される基で
あり、Z2が1〜2原子の連結基としてAr1の環構成原
子と結合して縮合環を形成する、1)〜6)のいずれか
に記載のアポAI発現亢進剤、 11)mおよびnが1であり、−X−が−β−である、
1)〜7)のいずれかに記載のアポAI発現亢進剤、 12)血中脂質異常または動脈硬化性疾患の予防剤およ
び/または治療剤である、1)〜11)のいずれかに記
載のアポAI発現亢進剤、
【0010】13)式(II):
【化11】 (式中、Ar2はそれぞれ置換基を有していてもよい3
−ピリジル、フリル、チエニル、ピロリルまたはチアゾ
リルである)で示される化合物、そのプロドラッグ、そ
れらの製薬上許容される塩またはそれらの水和物、 14)
【化12】 が2−ピリジルである、13)記載の化合物、そのプロ
ドラッグ、それらの製薬上許容される塩またはそれらの
水和物、および 15)Ar2が3−ピリジル、3−フリル、3−チエニ
ルまたは1,3−チアゾール−2−イルである、13)
または14)記載の化合物、そのプロドラッグ、それら
の製薬上許容される塩またはそれらの水和物、を提供す
る。さらに、上記化合物、そのプロドラッグ、その製薬
上許容される塩またはそれらの水和物を投与することを
特徴とする、アポAI発現を亢進させる方法並びに血中
脂質異常または動脈硬化性疾患の治療の方法および/ま
たは予防の方法を提供する。別の態様として、アポAI
発現を亢進させるための医薬または血中脂質異常もしく
は動脈硬化性疾患の治療および/または予防のための医
薬を製造するための、化合物(I)、そのプロドラッ
グ、その製薬上許容される塩またはそれらの水和物の使
用を提供する。
【0011】本明細書中において、「ハロゲン」とは、
フッ素、塩素、臭素およびヨウ素を包含する。「低級ア
ルキル」とは、炭素数1〜6、好ましくは炭素数1〜3
の直鎖および分枝状のアルキルを包含し、例えばメチ
ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、
n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル
およびイソヘキシル等が挙げられる。「置換基を有して
いてもよい低級アルキル」とは、任意の位置が1以上の
置換基で置換されていてもよい上記「低級アルキル」を
包含し、その置換基としてはハロゲン、ヒドロキシ、低
級アルコキシ、単環または二環の炭化水素環式基、アシ
ル、アシルオキシ、カルボキシ、低級アルコキシカルボ
ニル、アミノ、低級アルキルアミノ、ニトロおよび単環
または二環の複素環式基等が挙げられる。「低級アルコ
キシ」、「低級アルキルチオ」および「低級アルキルア
ミノ」のアルキル部分は上記「低級アルキル」と同様で
ある。「アルキレンジオキシ」とは、具体的にはメチレ
ンジオキシおよびエチレンジオキシ等を包含する。
【0012】「低級アルコキシカルボニル」の低級アル
キル部分は上記「低級アルキル」と同様であり、「置換
基を有していてもよい低級アルコキシカルボニル」の置
換基は上記「置換基を有していてもよい低級アルキル」
の置換基と同様である。「アシル」とは炭素数1〜7の
脂肪族アシルおよびアロイルを包含する。ここで「アロ
イル」とは、芳香族カルボン酸からヒドロキシを除いて
できる芳香族アシルを意味する。「アシル」の具体例と
しては、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリ
ル、イソブチリル、バレリル、ピバロイル、ヘキサノイ
ル、アクリロイル、プロピオロイル、メタクリロイル、
クロトノイルおよびベンゾイル等が例示される。「アシ
ルオキシ」のアシル部分も同様である。「単環の炭化水
素環式基」とは、炭素数3〜10、好ましくは炭素数5
〜8の環状基であり、芳香族および非芳香族環状基を包
含する。炭化水素環式基の例として、シクロプロピル、
シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シ
クロヘキシル、シクロヘキセニル、シクロへプチル、シ
クロヘプテニル、シクロヘプタジエニル、シクロオクチ
ル、シクロオクテニル、シクロオクタジエニル、シクロ
ノニル、シクロデシルおよびフェニル等が挙げられる。
「単環の複素環式基」とは、上記「単環の炭化水素環式
基」の置換可能な一個以上の炭素原子をN、SおよびO
から任意に選択されるヘテロ原子で置換した環状基を包
含し、例えばピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピ
リジル、ピリダジル、ピリミジル、ピラジニル、トリア
ゾリル、トリアジニル、テトラゾリル、イソキサゾリ
ル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、イソチアゾリ
ル、チアゾリル、チアジアゾリル、フリルおよびチエニ
ル等の芳香族複素環式基、ならびにジオキサニル、ジオ
キサジニル、ジオキソラニル、ジオキソリル、ジチアジ
ニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、モルホリ
ル、オキサジニル、オキサジアジル、フラザリル、オキ
サチアニル、オキサチアジニル、オキサチオラニル、オ
キサゾリジニル、オキサゾリニル、ピペラジニル、ピペ
リジニル、ピラニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、
ピロリジニル、ピロリニル、テトラヒドロピラニル、チ
アジアゾリジニル、チアニル、チアジニル、チアジアジ
ニル、チイラニルおよびチオラニル等の非芳香族複素環
式基を包含する。好ましくはピリジル、ピリミジニル、
ピロリル、フリル、チエニルまたはチアゾリル等であ
る。「単環の芳香族複素環オキシ」の複素環部分は上記
芳香族複素環式基と同様である。
【0013】「二環の炭化水素環式基」とは、二つの環
が縮合した炭素数6〜12の芳香族または非芳香族環式
基を包含する。具体的にはナフチル、インダニル、イン
デニル、ジヒドロナフチルおよびテトラヒドロナフチル
等を包含する。好ましくはナフチルである。「二環の複
素環式基」とは、上記「二環の炭化水素環式基」の置換
可能な一個以上の炭素原子をN、SおよびOから任意に
選択されるヘテロ原子で置換した環状化合物を包含す
る。例えばインドリル、イソインドリル、インドリジニ
ル、ベンズイミダゾリル、インダゾリル、シンノリニ
ル、フタラジニル、ベンズオキサゾリル、ベンズイソキ
サゾリル、ベンズオキサジアゾリル、ベンゾチアゾリ
ル、ベンズイソチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、ベ
ンゾフリル、イソベンゾフリル、ベンゾチエニル、ベン
ゾトリアゾリル、イミダゾピリジル、トリアゾロピリジ
ル、イミダゾチアゾリル、ピラジノピリダジニル、キナ
ゾリニル、キノリル、イソキノリル、キノキサリニル、
プリニル、プテリジニル、ナフチリジニルおよびピラジ
ノピリダジニル等が挙げられる。好ましくはインドリ
ル、ベンズイミダゾリル、ベンズオキサゾリル、ベンズ
オキサジアゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンズチアジア
ゾリル、ベンゾフリル、ベンゾチエニル、イミダゾピリ
ジル、トリアゾロピリジル、キノリル、イソキノリルお
よびキノキサリニル等である。「芳香族複素環式基」と
は、上記複素環式基のうち、芳香族式基のみを包含す
る。
【0014】「置換基を有していてもよい単環または二
環の炭化水素環式基」、「置換基を有していてもよいフ
ェニル」、「置換基を有していてもよいナフチル」およ
び「置換基を有していてもよい単環の炭化水素環式基」
の置換基としては、ハロゲン;ヒドロキシ;ハロゲン、
ヒドロキシもしくは低級アルコキシで置換されていても
よい低級アルキル;ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ
もしくは低級アルコキシカルボニルで置換されていても
よい低級アルコキシ;ハロゲンもしくはヒドロキシで置
換されていてもよい低級アルケニル;ハロゲンもしくは
ヒドロキシで置換されていてもよい低級アルケニルオキ
シ;低級アルキルチオ;ハロゲン、ヒドロキシもしくは
低級アルキルで置換されていてもよい非芳香族炭化水素
環式基;アシル;アシルオキシ;カルボキシ;低級アル
コキシカルボニル;低級アルケニルオキシカルボニル;
低級アルキルまたはアシルで置換されていてもよいアミ
ノ;ヒドラジノ;ニトロ;シアノ;ハロゲン、ヒドロキ
シ、低級アルキルもしくは低級アルコキシで置換されて
いてもよいフェニルもしくはナフチル;複素環式基;ハ
ロゲン、ヒドロキシもしくは低級アルキルで置換されて
いてもよいフェノキシ;単環の芳香族複素環オキシ;オ
キソ;および低級アルキル、低級アルコキシ、フェニル
等で置換されていてもよいアルキレンジオキシ等が挙げ
られ、可能な1以上の任意の位置がこれらの置換基で置
換されていてもよい。好ましくはハロゲン;ヒドロキ
シ;ハロゲンもしくはヒドロキシで置換されていてもよ
い低級アルキル;ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシも
しくは低級アルコキシカルボニルで置換されていてもよ
い低級アルコキシ;低級アルケニル;低級アルキルチ
オ;アシル;アシルオキシ;カルボキシ;低級アルコキ
シカルボニル;低級アルキルもしくはアシルで置換され
ていてもよいアミノ;ヒドラジノ;ニトロ;シアノ;フ
ェニル;複素環式基;フェノキシ;およびアルキレンジ
オキシである。
【0015】「置換基を有していてもよい単環の芳香族
複素環式基」、「置換基を有していてもよい単環の複素
環式基」、「置換基を有していてもよい単環の芳香族複
素環式基」、「置換基を有していてもよい単環または二
環の芳香族複素環式基」、「置換基を有していてもよい
2−ピリジル」、「それぞれ置換基を有していてもよい
2−ピリジル、2−キノリル、2−キノキサリル、2−
ベンゾイソキサゾリル、2−ベンゾチアゾリルまたは2
−ベンゾイミダゾリル」、「それぞれ置換基を有してい
てもよい3−ピリジル、フリル、チエニル、ピロリルま
たはチアゾリル」の置換基は上記「置換基を有していて
もよい単環または二環の炭化水素環式基」等の置換基と
同様である。好ましくはハロゲン;ヒドロキシ;低級ア
ルコキシで置換されていてもよい低級アルキル;低級ア
ルコキシ;低級アルケニル;低級アルキルチオ;アシ
ル;アシルオキシ;カルボキシ;低級アルコキシカルボ
ニル;低級アルキルで置換されていてもよいアミノ;低
級アルコキシで置換されていてもよいフェニル;および
単環の複素環式基等である。
【0016】「結合手を有する環構成原子の隣接位が窒
素原子である単環または二環の芳香族複素環式基」と
は、環を構成するN原子のオルト位に
【化13】 との結合手を有する上記「単環または二環の芳香族複素
環式基」を包含する。具体例としては、2−ピリジル、
2−または4−ピリミジニル、3−ピリダジニル、2−
ピラジニル、1,3,5−トリアジン−2−イル、2−
ピロリル、1−または3−ピラゾリル、2−または4−
イミダゾリル、2−または4−オキサゾリル、3−イソ
オキサゾリル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イ
ル、1,3−チアゾール−2−イル、1,3−チアゾー
ル−4−イル、1,2,5−チアジアゾール−3−イ
ル、1,2,3−チアジアゾール−4−イル、1,3,
4−チアジアゾール−2−イル、3−イソチアゾリル、
1,2,3−トリアゾール−4−イル、1H−テトラゾ
ール−1−イル、1H−テトラゾール−5−イル等の単
環の芳香族複素環式基および2−ベンズイミダゾリル、
3−ベンズイソチアゾリル、3−ベンズイソキサゾリ
ル、2−ベンズオキサゾリル、2−ベンゾチアゾリル、
1−ベンゾトリアゾリル、1−または3−インダゾリ
ル、3−シンノリニル、2−インドリル、1−または3
−イソインドリル、2−[1.7]−ナフチリジニル、
2−、4−、6−または7−プテリジニル、2−、6ま
たは8−プリニル、1−または3−イソキノリル、2−
キノリル、2−または4−キナゾリニル、2−キノキサ
リニル等の二環の芳香族複素環式基を包含する。「置換
基を有していてもよく、結合手を有する環構成原子の隣
接位が窒素原子である単環または二環の芳香族複素環式
基」という場合には、上記「置換基を有していてもよい
単環または二環の炭化水素環式基」等と同様の1以上の
置換基で任意の位置が置換されていてもよい。
【0017】「1〜2原子の連結基」とは、鎖の原子の
数(水素原子を除く)が1または2である基であり、−
CR12−、−O−、−NR3−および−S−からなる
群より任意に選択される1または2個の基からなる鎖を
意味する。2個の基の間の結合は可能であれば二重結合
であってもよい。具体的には−CR12−、−O−、−
NR3−、−S−、−(CR122−、−CR12
−、−CR12NR3−、−CR12S−、−OCR1
2−、−NR3CR12−、−SCR12−、−CR1
CR1−、−CR1=N−、−N=CR1−および−N=
N− (R1、R2およびR3は各々独立して水素、ハロゲン、
ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシまたはアミ
ノであり、R1およびR2は一緒になってオキソを形成し
てもよい。2以上のR1および2以上のR2はそれぞれ異
なっていてもよい)等の1〜2原子の連結基を包含す
る。好ましくはR1、R2およびR3が水素であり、特に
好ましくは−S−、−O−、−NR3−、−CR1=CR
1−、−CR1=N−または−N=CR1−である。
【0018】2つの原子を介して結合するZ1およびA
2とは、Z1とAr2が下記のような関係にあることを
示す。
【化14】 また、2つの原子を介して結合するZ2およびAr1
は、mが1であり、Xが式(α)であり、Z2とAr1
が下記のような関係にあることを示す。
【化15】 「Z1およびZ2は各々独立して1〜2原子の連結基とし
て・・・Ar2およびAr1の環構成原子と結合して縮合
環を形成」するとは、Z1またはZ2を環構成原子の一部
として利用し、Ar2および/またはAr1とともに縮合
環を形成することを意味する。すなわち、
【化16】 を形成することを意味する。W1およびW2で示される原
子は炭素原子であってもよく、窒素原子であってもよ
い。こうして形成され得る縮合環式基としては、2−ナ
フチル、2−、5、または6−ベンゾフリル、2−、5
−または6−ベンズイミダゾリル、2−、5−または6
ベンゾチアゾリル、5−ベンズイソチアゾリル、5−ま
たは6−ベンズイソオキサゾリル、2−、5−または6
−ベンズオキサゾリル、5−ベンズトリアゾリル、5−
または6−ベンズオキサジアゾリル、2−、5−または
6−ベンゾチエニル、3−、5−または6−シンノリニ
ル、5−または6−インダゾリル、2−、5−または6
−インドリル、5−イソインドリル、3−、6−または
7−イソキノリル、2−または6−キナゾリニル、2
−、3−、6−または7−キノリル、2−または6−キ
ノキサリニル、3−、6−または7−1H−イソクロメ
ニル、3−、6−または7−2H−クロメニル、3−チ
オクロメニル、3−、6−または7−1,2−ジヒドロ
キノリニル、2−または3−[1,7]ナフチリジニ
ル、6−フタラジニル等が挙げられる。
【0019】本発明に係る化合物には、各々の化合物の
生成可能であり、製薬上許容される塩を包含する。「製
薬上許容される塩」としては、例えば塩酸、硫酸、硝酸
またはリン酸等の無機酸の塩;パラトルエンスルホン
酸、メタンスルホン酸、シュウ酸またはクエン酸等の有
機酸の塩;アンモニウム、トリメチルアンモニウムまた
はトリエチルアンモニウム等の有機塩基の塩;ナトリウ
ムまたはカリウム等のアルカリ金属の塩;ヨウ化メチ
ル、ヨウ化エチル等のハロゲン化アルキルとの四級塩;
およびカルシウムまたはマグネシウム等のアルカリ土類
金属の塩等を挙げることができる。本発明に係る化合物
はその水和物を包含し、化合物(I)に対し、任意の数
の水分子を配位していてもよい。また、本発明に係る化
合物はそのプロドラッグを包含する。プロドラッグと
は、生体内で代謝的に分解される基を有する本発明に係
る化合物の誘導体であり、生体内での代謝過程により、
本発明に係る化合物に変換されることで薬理作用を発現
する化合物である。適当なプロドラッグ誘導体を選択す
る方法および製造する方法は、例えばDesign o
f Prodrugs,Elsevier,Amste
rdam 1985に記載されている。例えば、本発明
に係る化合物(I)がカルボキシを有する場合は、化合
物(I)のカルボキシと適当なアルコールを反応させる
ことによって製造されるエステル誘導体、または化合物
(I)のカルボキシと適当なアミンを反応させることに
よって製造されるアミド誘導体のようなプロドラッグが
例示される。例えば、本発明に係る化合物(I)がヒド
ロキシを有する場合は、例えば化合物(I)のヒドロキ
シと適当なアシルハライドまたは適当な酸無水物とを反
応させることに製造されるアシルオキシ誘導体のような
プロドラッグが例示される。例えば、本発明に係る化合
物(I)がアミノを有する場合は、化合物(I)のアミ
ノと適当な酸ハロゲン化物または適当な混合酸無水物と
を反応させることにより製造されるアミド誘導体のよう
なプロドラッグが例示される。
【0020】本発明に係る化合物(I)が不斉炭素原子
を有する場合には、ラセミ体、両対掌体および全ての立
体異性体(ジアステレオマー)を含む。また、本発明に
係る化合物(I)が二重結合を有する場合には、二重結
合の置換基配置につき、幾何異性体が存在するときはそ
のいずれをも含む。
【0021】本発明に係る化合物はアポAI発現亢進作
用を有しているが、特に好ましい化合物としては、以下
の化合物が挙げられる。式(I)において Ar1がそれぞれ置換基を有していてもよいフェニルま
たはナフチル(ここで置換基とはハロゲン、ハロゲンで
置換されていてもよい低級アルキル、ヒドロキシ、低級
アルコキシ、アリールオキシ、アシルオキシ、カルボキ
シ、低級アルコキシカルボニル、低級アルキルまたは低
級アシルで置換されていてもよいアミノ、フェニル、ニ
トロ、低級アルキルチオ、シアノ、単環の複素環式基ま
たはアルキレンジオキシ)である(以下、Ar1−aと
する)化合物、Ar1が非置換フェニルまたは非置換ナ
フチルである(以下、Ar1−bとする)化合物、Ar
1が置換基を有していてもよい単環または二環の芳香族
複素環式基である(以下、Ar1−cとする)化合物、
Ar1が置換基を有していてもよい単環または二環の芳
香族複素環式基(ここで置換基とは低級アルキルまたは
アミノ)である(以下、Ar1−dとする)化合物、A
1がオルト位に窒素を有し、置換基を有していてもよ
い単環または二環の複素環式基である(以下、Ar1−
eとする)化合物、Ar1がオルト位に窒素を有し、置
換基を有していてもよい単環または二環の複素環式基
(ここで置換基とは低級アルキルまたはアミノ)である
(以下、Ar1−fとする)化合物、Ar1が2−キノ
リル、2−キノキサリル、2−ベンズイミダゾリル、2
−チアゾリル、2−ベンゾチアゾリル、2−オキサゾリ
ル、2−ベンズオキサゾリル、2−オキサジアゾリル、
2−ピリジル、2−ピリミジルまたは2−イミダゾリル
である(Ar1−gとする)化合物、mが0であり、n
が1である(以下、X−aとする)化合物、mが0であ
り、nが2である(以下、X−bとする)化合物、mが
1であり、nが0であり、Xが式(α)で示される基で
あり、Qは−N=である(以下、X−cとする)化合
物、mおよびnが1であり、Xが式(α)で示される基
であり、Qが−CH2−または−N=である(以下、X
−dとする)化合物、mが1であり、nが2であり、X
が式(α)で示される基であり、Qが−CH=である
(以下、X−eとする)化合物、mおよびnが1であ
り、XがCH2CH2またはSである(以下、X−fとす
る)化合物、Y1およびZ1が水素である(以下、YZ−
aとする)化合物、Y1およびZ1が各々独立して水素、
ハロゲン、低級アルキルまたはシアノである(以下、Y
Z−bとする)化合物、Y1が水素であり、Z1が1〜2
原子の連結基である(以下、YZ−cとする)化合物、
Ar2がそれぞれ置換基を有していてもよいフェニルま
たはナフチル(ここで置換基とはハロゲン、ハロゲンで
置換されていてもよい低級アルキル、ヒドロキシ、低級
アルコキシ、アリールオキシ、アシルオキシ、カルボキ
シ、低級アルコキシカルボニル、低級アルキルまたは低
級アシルで置換されていてもよいアミノ、フェニル、ニ
トロ、低級アルキルチオ、シアノ、単環の複素環式基ま
たは低級アルキレンジオキシ)である(以下、Ar2−
aとする)化合物、Ar2が置換基を有していてもよい
単環または二環の芳香族複素環式基である(以下、Ar
2−bとする)化合物、Ar2が置換基を有していても
よい単環または二環の芳香族複素環式基(ここで置換基
とは低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルコキシ低
級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシカルボニル、フ
ェニル、低級アルコキシフェニルまたは単環の複素環)
である(以下、Ar2−cとする)化合物、Ar2がフ
リル、チアゾリルまたはそれぞれ低級アルキルで置換さ
れていてもよいピロリル、チエニル、イミダゾリルもし
くはピリジルである(以下、Ar2−dとする)化合
物、Ar1;m、nおよびX;Y1およびZ1;Ar2の組
み合わせ(Ar1, X, YZ,Ar2)がそれぞれ以下のいずれか
である化合物 (Ar1, X, YZ,Ar2) = (Ar1-a, X-a, YZ-a, Ar2-b), (Ar1
-a, X-a, YZ-a, Ar2-d),(Ar1-b, X-a, YZ-a, Ar2-b),
(Ar1-b, X-a, YZ-a, Ar2-d), (Ar1-c, X-a, YZ-a, Ar2-
a), (Ar1-c, X-a, YZ-a, Ar2-b), (Ar1-c, X-a, YZ-a,
Ar2-c), (Ar1-c,X-a, YZ-a, Ar2-d), (Ar1-e, X-a, YZ-
a, Ar2-a), (Ar1-e, X-a, YZ-a, Ar2-b),(Ar1-e, X-a,
YZ-a, Ar2-c), (Ar1-e, X-a, YZ-a, Ar2-d), (Ar1-g, X
-a, YZ-a, Ar2-a), (Ar1-g, X-a, YZ-a, Ar2-b), (Ar1-
g, X-a, YZ-a, Ar2-c), (Ar1-g,X-a, YZ-a, Ar2-d),(Ar
1-c, X-a, YZ-b, Ar2-b), (Ar1-c, X-a, YZ-b, Ar2-d),
(Ar1-e, X-a, YZ-b,Ar2-b), (Ar1-e, X-a, YZ-b, Ar2-
d), (Ar1-g, X-a, YZ-b, Ar2-b), (Ar1-g, X-a, YZ-b,
Ar2-d)(Ar1-b, X-a, YZ-c, Ar2-a), (Ar1-c, X-a, YZ-
c, Ar2-a),(Ar1-a, X-b, YZ-a, Ar2-b), (Ar1-a, X-b,
YZ-a, Ar2-d), (Ar1-b, X-b, YZ-a,Ar2-b), (Ar1-b, X-
b, YZ-a, Ar2-d), (Ar1-c, X-b, YZ-a, Ar2-a), (Ar1-
c, X-b, YZ-a, Ar2-b), (Ar1-c, X-b, YZ-a, Ar2-c),
(Ar1-c, X-b, YZ-a, Ar2-d),(Ar1-e, X-b, YZ-a, Ar2-
a), (Ar1-e, X-b, YZ-a, Ar2-b), (Ar1-e, X-b, YZ-a,A
r2-c), (Ar1-e, X-b, YZ-a, Ar2-d),(Ar1-g, X-b, YZ-
a, Ar2-a), (Ar1-g, X-b, YZ-a, Ar2-b), (Ar1-g, X-b,
YZ-a,Ar2-c), (Ar1-g, X-b, YZ-a, Ar2-d),(Ar1-b, X-
b, YZ-b, Ar2-b), (Ar1-c, X-b, YZ-b, Ar2-a), (Ar1-
c, X-b, YZ-b,Ar2-b), (Ar1-c, X-b, YZ-b, Ar2-d),(Ar
1-c, X-b, YZ-c, Ar2-a), (Ar1-c, X-b, YZ-c, Ar2-b),
(Ar1-c, X-b, YZ-c,Ar2-d),(Ar1-e, X-b, YZ-c, Ar2-
a), (Ar1-e, X-b, YZ-c, Ar2-d), (Ar1-g, X-b, YZ-c,A
r2-a), (Ar1-g, X-b, YZ-c, Ar2-d),(Ar1-b, X-c, YZ-
c, Ar2-a), (Ar1-b, X-c, YZ-c, Ar2-b), (Ar1-b, X-c,
YZ-c,Ar2-d),(Ar1-b, X-d, YZ-c, Ar2-a), (Ar1-b, X-
d, YZ-c, Ar2-b), (Ar1-b, X-d, YZ-c,Ar2-d),(Ar1-c,
X-e, YZ-a, Ar2-b), (Ar1-c, X-e, YZ-a, Ar2-d), (Ar1
-e, X-e, YZ-a,Ar2-b), (Ar1-e, X-e, YZ-a, Ar2-d),
(Ar1-g, X-e, YZ-a, Ar2-b), (Ar1-g, X-e, YZ-a, Ar2-
d),(Ar1-c, X-e, YZ-b, Ar2-b), (Ar1-c, X-e, YZ-b, A
r2-d), (Ar1-e, X-e, YZ-b,Ar2-b), (Ar1-e, X-e, YZ-
b, Ar2-d), (Ar1-g, X-e, YZ-b, Ar2-b), (Ar1-g, X-e,
YZ-b, Ar2-d),(Ar1-b, X-f, YZ-a, Ar2-b), (Ar1-b, X
-f, YZ-a, Ar2-d), (Ar1-c, X-f, YZ-a,Ar2-a), (Ar1-
e, X-f, YZ-a, Ar2-a), (Ar1-g, X-f, YZ-a, Ar2-a).(A
r1-c, X-e, YZ-c, Ar2-a), (Ar1-c, X-e, YZ-c, Ar2-
b), (Ar1-c, X-e, YZ-c,Ar2-d), (Ar1-e, X-e, YZ-c, A
r2-a), (Ar1-e, X-e, YZ-c, Ar2-b), (Ar1-e, X-e, YZ-
c, Ar2-d), (Ar1-g, X-e, YZ-c, Ar2-a), (Ar1-g, X-e,
YZ-c, Ar2-b),(Ar1-g, X-e, YZ-c, Ar2-d),もしくはそ
の製薬上許容される塩、それらの水和物またはそれらの
プロドラッグが挙げられる。
【0022】具体的には、 2-フェニルキノキサリン(Ia-1) 2-(4-クロロフェニル)-キノキサリン(Ia-2) 2-(4-メトキシフェニル)-キノキサリン(Ia-3) 2-(ピリジン-3-イル)-キノキサリン(Ia-4) 2-(ピリジン-3-イル)-キノキサリン(Ia-5) 2-(チオフェン-3-イル)-キノキサリン(Ia-6) 2-(フラン-3-イル-キノ)キサリン(Ia-7) 2-(ピロール-3-イル)-キノキサリン(Ia-8) 2-(チオフェン-2-イル)-キノキサリン(Ia-9) 2-(ビフェニル-4-イル)-キノキサリン(Ia-10) 2-(ナフタレン-2-イル)-キノキサリン(Ia-11) 2-(ビフェニル-4-イル)-キノリン(Ia-12) 2-フェニルキノリン(Ia-13) 2-(4−メトキシフェニル)-キノリン(Ia-14) 2-(チオフェエン-3-イル)-キノリン(Ia-15) 2-(4−クロロフェニル)-キノリン(Ia-16) 2-ビフェニル-4-イル-4-メチル-キノリン(Ia-17) 3-フェニルキノリン(Ia-18) 2-(4-メトキシフェニル)-1H-ベンゾイミダゾール(Ia-1
9) 2-フェニルベンゾチアゾール(Ia-20) [2,2']ビベンゾチアゾリル(Ia-21) 2-(4-メトキシフェニル)-ベンゾオキサゾール(Ia-22)
【0023】2-スチリルピリジン(Ib-1) 2-(2-p-トリルビニル)-ピリジン(Ib-2) 4-(2-ピリジン-2-イル-ビニル)-安息香酸 メチルエステ
ル(Ib-3) 4-(2-ピリジン-2-イル-ビニル)-安息香酸(Ib-4) 4-(2-ピリジン-2-イル-ビニル)-ベンゾニトリル(Ib-5) 2-(2-ビフェニル-4-イル-ビニル)-ピリジン(Ib-6) 2-[2-(4-フルオロフェニル)-ビニル]-ピリジン(Ib-7) N-[4-(2-ピリジン-2-イル-ビニル)-フェニル]-アセトア
ミド ヨウ化メチル塩(Ib-8) 2-[2-(4-トリフルオロフェニル)-ビニル]-ピリジン(Ib-
9) 2-[2-(2-ヒドロキシフェニル)-ビニル]-ピリジン (Ib-1
1) 2-[2-(4-メトキシフェニル)-ビニル]-ピリジン (Ib-12) 2-(2-ベンゾ[1,3]ジオキソール-5-イル-ビニル)-ピリジ
ン(Ib-13) 2-[2-(2,3-ジヒドロベンゾ[1,4]ジオキシン-6-イル)-ビ
ニル]-ピリジン(Ib-14) 2-(2-ナフタレン-2-イル-ビニル)-ピリジン(Ib-17) 6-(2-ピリジン-2-イル-ビニル)-キノリン(Ib-19) 6-(2-ピリジン-2-イル-ビニル)-1H-インドール(Ib-20)
【0024】2-(2-ベンゾフラン-5-イル-ビニル)-ピリ
ジン(Ib-21) 2-(2-ベンゾフラン-6-イル-ビニル)-ピリジン(Ib-22) 5-(2-ピリジン-2-イル-ビニル)-1H-インドール(Ib-23) 2-(2-ベンゾチオフェン-5-イル-ビニル)-ピリジン(Ib-2
4) 5-(2-ピリジン-2-イル-ビニル)-ベンゾ[1,2,5]チアジア
ゾール(Ib-25) 5-(2-ピリジン-2-イル-ビニル)-ベンゾ[1,2,5]オキサジ
アゾール(Ib-26) 7-(2-ピリジン-2-イル-ビニル)-イミダゾ[1,2-a]ピリジ
ン(Ib-27) 7-(2-ピリジン-2-イル-ビニル)-[1,2,4]トリアゾロ[1,5
-a]ピリジン(Ib-28) 6-(2-ピリジン-2-イル-ビニル)-イミダゾ[1,2-a]ピリジ
ン(Ib-29) 3-(2-ピリジン-2-イル-ビニル)-キノリン(Ib-30) 5-(2-ピリジン-2-イル-ビニル)-ベンゾチアゾール(Ib-3
1) 6-(2-ピリジン-2-イル-ビニル)-[1,2,4]トリアゾロ[1,5
-a]ピリジン(Ib-32) 2-(2-ベンゾフラン-2-イル-ビニル)-ピリジン(Ib-33) 2-(2-ピリジン-2-イル-ビニル)-ベンゾチアゾール(Ib-3
4) 2-(2-ベンゾフラン-3-イル-ビニル)-ピリジン(Ib-35) 1-メチル-2-(2-ピリジン-2-イル-ビニル)-1H-インドー
ル(Ib-36) 2-(2-ピリジン-2-イル-ビニル)-1H-インドール(Ib-37) 2-(2-ピリジン-2-イル-ビニル)-1H-ベンゾイミダゾール
(Ib-38) 2-(2-ベンゾ[b]チオフェン-2-イル-ビニル)-ピリジン(I
b-39) 6-(2-ピリジン-2-イル-ビニル)-キノキサリン(Ib-40) 1,2-ビス-(2-ピリジル)エチレン(Ib-41) 1-(2-ピリジル)-2-(3-ピリジル)エチレン(Ib-43) 1-(2-ピリジル)-2-(4-ピリジル)エチレン(Ib−4
5)
【0025】2−[2−(1−メチル-1H-ピロール-2-
イル)-ビニル]-ピリジン(Ib-50) 2-(2-チオフェン-3-イル-ビニル)-ピリジン(Ib-52) 2-スチリルキノキサリン(Ib-56) 2-(2-p-トリルビニル)-キノキサリン(Ib-57) 4-(2-キノキサリン-2-イル-ビニル)-安息香酸メチルエ
ステル(Ib-58) 4-(2-キノキサリン-2-イル-ビニル)-安息香酸(Ib-59) 4-(2-キノキサリン-2-イル-ビニル)-ベンゾニトリル(Ib
-60)
【0026】2-(2-ビフェニル-4-イル-ビニル)-キノキ
サリン(Ib-61) 2-(2-ナフタレン-2-イル-ビニル)-キノキサリン(Ib-62) 2-(2-ベンゾチオフェン-6-イル-ビニル)-キノキサリン
(Ib-63) 2-[2-(4-フルオロフェニル)-ビニル]-キノキサリン(Ib-
64) 2-[2-(4-クロロフェニル)-ビニル]-キノキサリン(Ib-6
5) 2-[2-(4-ブロモフェニル)-ビニル]-キノキサリン(Ib-6
6) 2-[2-(4-メトキシフェニル)-ビニル]-キノキサリン(Ib-
67) 4-(2-キノキサリン-2-イル-ビニル)-フェノール(Ib-68) 4-(2-キノキサリン-2-イル-ビニル)-フェニルアミン(Ib
-69) N-[4-(2-キノキサリン-2-イル-ビニル)-フェニル]-アセ
トアミド(Ib-70) 2-[2-(4-ジメチルアミノフェニル)-ビニル]-キノキサリ
ン(Ib-71) 2-[2-(4-フェノキシフェニル)-ビニル]-キノキサリン(I
b-72) 2-(2-フラン-2-イル-ビニル)-キノキサリン(Ib-73) 2-(2-フラン-3-イル-ビニル)-キノキサリン(Ib-75) 2-(2-チアゾール-5-イル-ビニル)-キノキサリン(Ib-76) 2-(2-チオフェン-3-イル-ビニル)-キノキサリン(Ib-77) 2-[2-(1H-ピロール-3-イル)-ビニル]-キノキサリン(Ib-
78) 2-[2-(1H-[1,2,3]トリアゾール-4-イル)-ビニル]-キノ
キサリン(Ib-79) [4-(2-ベンゾオキサゾール-2-イル-ビニル)-フェニル]-
ジメチルアミン(Ib−80)
【0027】2−(2−p−トリル-ビニル)-ベンゾオ
キサゾール(Ib-81) 4-(2-ベンゾオキサゾール-2-イル-ビニル)-安息香酸(Ib
-82) 2-[2-(1-メチル-1H-ピロール-2-イル)-ビニル]-ベンゾ
オキサゾール(Ib-83) 2-(2-ピリジン-2-イル-ビニル)-ベンゾオキサゾール(Ib
-84) [4-(2-ベンゾチアゾール-2-イル-ビニル)-フェニル]-ジ
メチルアミン(Ib-85) 4-(2-ベンゾチアゾール-2-イル-ビニル)-ベンゾニトリ
ル(Ib-86) 2-(2-チオフェン-3-イル-ビニル)-ベンゾチアゾール(Ib
-87) 4-[3-(2-キノリン-2-イル-ビニル)-フェノキシ]-ブタン
酸エチルエステル(Ib-88) 4-[3-(2-キノリン-2-イル-ビニル)-フェノキシ]-ブタン
酸(Ib-89) 2-[2-(4-メトキシフェニル)-ビニル]-キノリン(Ib-90)
【0028】2-(2-チオフェン-3-イル-ビニル)-ベンゾ
チアゾール(Ib-91) 2-(2-フラン-3-イル-ビニル)-ベンゾチアゾール(Ib-92) 2-(2-1H-ピロール-3-イル-ビニル)-ベンゾチアゾール(I
b-93) 2-{2-[4-(1H-ピロール-2-イルオキシ)-フェニル]-ビニ
ル}-キノリン(Ib-94) 2-(2-チオフェン-3-イル-ビニル)-1H-ベンゾイミダゾー
ル(Ib-95) 2-(2-ビフェニル-4-イル-ビニル)-1H-ベンゾイミダゾー
ル(Ib-96) 2-[2-(4-メトキシフェニル)-ビニル]-1H-ベンゾイミダ
ゾール(Ib-97) 2-[2-(1H-イミダゾール-4-イル)-ビニル]-1H-ベンゾイ
ミダゾール(Ib-98) 2-[2-(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)-ビニル]-オキサ
ゾール-4-カルボン酸エチルエステル(Ib-99) 2-(2-チオフェン-2-イル-ビニル)-ピリジン(Ib-100) 2-ピリジン-2-イル-3-チオフェン-2-イル-アクリロニト
リル(Ib-101) 3-[2-(5-フェニル)-[1,3,4]オキサジアゾール-2-イル-
ビニル]-ピリジン(Ib-102) 3-{2-[5-(3-メトキシフェニル)-[1,3,4]オキサジアゾー
ル-2-イル]-ビニル}-ピリジン(Ib−103)
【0029】2−(4−フェニル-ブタ-1,3-ジエニル)-
ピリジン(Ic-1) 2-(4-o-トリル-ブタ-1,3-ジエニル)-ピリジン(Ic-2) 2-[4-(2,5-ジメチルフェニル)-ブタ-1,3-ジエニル]-ピ
リジン(Ic-3) 2-(4-m-トリル-ブタ-1,3-ジエニル)-ピリジン(Ic-4) 2-[4-(3,5-ジメチルフェニル)-ブタ-1,3-ジエニル]-ピ
リジン(Ic-5) 2-(4-p-トリル-ブタ-1,3-ジエニル)-ピリジン(Ic-6) 2-[4-(3,4-ジメチルフェニル)-ブタ-1,3-ジエニル]-ピ
リジン(Ic-7) 2-[4-(2,4,6-トリメチルフェニル)-ブタ-1,3-ジエニル]
-ピリジン(Ic-8) 2-[4-(4-トリフルオロメチルフェニル)-ブタ-1,3-ジエ
ニル]-ピリジン(Ic-9) 2-[4-(3-トリフルオロメチルフェニル)-ブタ-1,3-ジエ
ニル]-ピリジン(Ic-10) 2-[4-(4-メトキシフェニル)-ブタ-1,3-ジエニル]-ピリ
ジン(Ic-11) 2-[4-(3-メトキシフェニル)-ブタ-1,3-ジエニル]-ピリ
ジン(Ic-12) 2-[4-(3,4-ジメトキシフェニル)-ブタ-1,3-ジエニル]-
ピリジン(Ic-13) 2-[4-(3,4,5-トリメトキシフェニル)-ブタ-1,3-ジエニ
ル]-ピリジン(Ic-14) 2-[4-(4-メトキシ-3-メチルフェニル)-ブタ-1,3-ジエニ
ル]-ピリジン(Ic-15) 2-[4-(4-メトキシ-2,5-ジメチルフェニル)-ブタ-1,3-ジ
エニル]-ピリジン(Ic-16) 2,6-ジメチル-4-(4-ピリジン-2-イル-ブタ-1,3-ジエニ
ル)-フェノール(Ic-17) 酢酸-2-メトキシ-4-(4-ピリジン-2-イル-ブタ-1,3-ジエ
ニル)フェニルエステル(Ic-18) 2-メトキシ-4-(4-ピリジン-2-イル-ブタ-1,3-ジエニル)
-フェノール(Ic-19) 2-(4-ベンゾ[1,3]ジオキソール-5-イル-ブタ-1,3-ジエ
ニル)-ピリジン(Ic-20) 2-[4-(7-メチルベンゾ[1,3]ジオキソール)-5-イル-ブタ
-1,3-ジエニル]-ピリジン(Ic-21)
【0030】2-[4-(2,3-ジヒドロ-ベンゾ[1,4]ジオキシ
ン-6-イル)-ブタ-1,3-ジエニル]-ピリジン(Ic-22) 5-(4-ピリジン-2-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-ベンゾ[1,
2,5]チアジアゾール(Ic-23) 5-(4-ピリジン-2-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-ベンゾ[1,
2,5]オキサジアゾール(Ic-24) 7-(4-ピリジン-2-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-イミダゾ
[1,2-a]ピリジン(Ic-25) 7-(4-ピリジン-2-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-[1,2,4]ト
リアゾロ[1,5-a]ピリジン(Ic-26) 5-(4-ピリジン-2-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-1,3a,7a-ト
リアザインデン(Ic-27) 6-(4-ピリジン-2-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-[1,2,4]ト
リアゾロ[1,5-a]ピリジン(Ic-28) 6-(4-ピリジン-2-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-1H-インド
ール(Ic-29) 6-(4-ピリジン-2-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-1H-ベンゾ
イミダゾール(Ic-30) 2-(4-ナフタレン-2-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-ピリジン
(Ic-31) 3-(4-ピリジン-2-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-キノリン(I
c-32) 6-(4-ピリジン-2-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-キノリン(I
c-33) 2-(4-ベンゾフラン-5-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-ピリジ
ン(Ic-34) 2-(4-ベンゾフラン-6-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-ピリジ
ン(Ic-35) 5-(4-ピリジン-2-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-1H-インド
ール(Ic-36) 2-(4-ベンゾ[b]チオフェン-5-イル-ブタ-1,3-ジエニル)
-ピリジン(Ic-37) 5-(4-ピリジン-2-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-ベンゾチア
ゾール(Ic-38) 2-[4-(2-ニトロフェニル)-ブタ-1,3-ジエニル]-ピリジ
ン(Ic-39) 2-[4-(4-ニトロフェニル)-ブタ-1,3-ジエニル]-ピリジ
ン(Ic-40) 2-[4-(4-フルオロフェニル)-ブタ-1,3-ジエニル]-ピリ
ジン(Ic-41) 2-[4-(4-クロロフェニル)-ブタ-1,3-ジエニル]-ピリジ
ン(Ic-42) 2-[4-(3-フルオロフェニル)-ブタ-1,3-ジエニル]-ピリ
ジン(Ic-43)
【0031】2-[4-(4-メチルスルファニルフェニル)-ブ
タ-1,3-ジエニル]-ピリジン(Ic-44) N-[4-(4-ピリジン-2-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-フェニ
ル]-アセトアミド(Ic-45) ジメチル-[4-(4-ピリジン-2-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-
フェニル]-アミン(Ic-46) 1,4-ビス-(2-ピリジル)-1,3-ブタジエン(Ic-48) 2-(4-ピリジン-2-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-キノリン(I
c-49) 1-(2-ピリジル)-4-(2-メチルピリジン-6-イル)-1,3-ブ
タジエン(Ic-50) 1-(2-ピリジル)-4-(5-メチルピリジン-2-イル)-1,3-ブ
タジエン(Ic-51) 1-(2-ピリジル)-4-(5-メトキシピリジン-2-イル)-1,3-
ブタジエン(Ic-52) 1-(2-ピリジル)-4-(4-メトキシピリジン-2-イル)-1,3-
ブタジエン(Ic-53) 1-(3-ピリジル)-4-(2-ピリジル)-1,3-ブタジエン(Ic-5
4) 1-(2-ピリジル)-4-(2-チオフェン-2-イル-ピリジン-5-
イル)-1,3-ブタジエン(Ic-55) 1-(2-ピリジル)-4- (2-メチルピリジン-5-イル) -1,3-
ブタジエン(Ic-56) 1-(2-ピリジル)-4- (2-メトキシピリジン-5-イル) -1,3
-ブタジエン(Ic-57) 1-(2-ピリジル)-4- (2-クロロピリジン-5-イル) -1,3-
ブタジエン(Ic-58) 1-(2-ピリジル)-4- (4-ピリジル) -1,3-ブタジエン(Ic-
59) 1-(2-ピリジル)-4- (2-クロロピリジン-4-イル) -1,3-
ブタジエン(Ic-60) 1-(2-ピリジル)-4- (2-メトキシピリジン-4-イル) -1,3
-ブタジエン(Ic-61) 1-(2-ピリジル)-4- (2-メチルピリジン-4-イル) -1,3-
ブタジエン(Ic-62) 5-(4-ピリジン-2-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-ピリミジン
(Ic-63) 2-(4-ピリジン-2-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-[1,3,5]ト
リアジン(Ic-64) 4-(4-ピリジン-2-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-ピリミジン
(Ic-65) 2-(4-フェニル-ブタ-1,3-ジエニル)キノキサリン(Ic-6
8) 2-(4-フェニル-ブタ-1,3-ジエニル)キノリン(Ic-69) 3-(4-ピリジン-3-イル-ブタ-1,3-ジエニル)イソキノリ
ン(Ic-70) 2-(3-メチル-4-フェニル-ブタ-1,3-ジエニル)-ピリジン
(Ic-71) 2-(3-ペンチル-4-フェニル-ブタ-1,3-ジエニル)-ピリジ
ン(Ic-72) 2-(3-ブロモ-4-フェニル-ブタ-1,3-ジエニル)-ピリジン
(Ic-73) 2-(4-フェニル-ペンタ-1,3-ジエニル)-ピリジン(Ic-75) 2-フェニル-5-ピリジン-2-イル-ペンタ-2,4-ジエンニト
リル(Ic-76) 5-フェニル-2-ピリジン-2-イル-ペンタ-2,4-ジエンニト
リル(Ic-77) 2-(4-フラン-2-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-ピリジン(Ic-
78) 2-(4-フラン-3-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-ピリジン(Ic-
79) 2-(4-フラン-3-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-ピリジン塩酸
塩(Ic-80)
【0032】2-(4-チオフェン-2-イル-ブタ-1,3-ジエニ
ル)-ピリジン(Ic-81) 2-(4-チオフェン-3-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-ピリジン
(Ic-82) 2-[4-(3-メチルチオフェン-2-イル)-ブタ-1,3-ジエニ
ル]-ピリジン(Ic-83) 2-(4-チアゾール-2-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-ピリジン
(Ic-84) 2-[4-(5-メチル-3H-イミダゾール-4-イル)-ブタ-1,3-ジ
エニル]-ピリジン(Ic-85) 2-(4-イソキサゾール-4-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-ピリ
ジン(Ic-86) 2-(4-イソキサゾール-3-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-ピリ
ジン(Ic-87) 2-(4-オキサゾール-4-イル-ブタ-1,3-ジエニル)-ピリジ
ン(Ic-88) 2-[4-(1H-ピラゾール-3-イル)-ブタ-1,3-ジエニル]-ピ
リジン(Ic-89) 2-[4-(1H-ピロール-3-イル)-ブタ-1,3-ジエニル]-ピリ
ジン(Ic-90) 2-[4-(1H-1,2,4-トリアゾール3-イル)-ブタ-1,3-ジエニ
ル]-ピリジン(Ic-91) 2-(6-フラン-3-イル-ヘキサ-1,3,5-トリエニル)-ピリジ
ン(Ic-93) 2-(6-フラン-2-イル-ヘキサ-1,3,5-トリエニル)-ピリジ
ン(Ic-94) 2-(6-チオフェン-3-イル-ヘキサ-1,3,5-トリエニル)-ピ
リジン(Ic-95) 2-(6-フェニル-ヘキサ-1,3,5-トリエニル)-ピリジン(Ic
-96) 1,6-ビス-(2-ピリジル)-1,3,5-ヘキサトリエン(Ic-97) 1-(2-ピリジル)-6-(3-ピリジル)-1,3,5-ヘキサトリエン
(Ic-98) 1-(2-ピリジル)-6-(4-ピリジル)-1,3,5-ヘキサトリエン
(Ic-102) 2-(6-チアゾール-4-イル-ヘキサ-1,3,5-トリエニル)ピ
リジン(Ic-103) 2-(6-チオフェン-3-イル-ヘキサ-1,3,5-トリエニル)ピ
リジン(Ic-104) 2-(6-イソキサゾール-4-イル-ヘキサ-1,3,5-トリエニ
ル)ピリジン(Ic-105) 2-(6-イソキサゾール-3-イル-ヘキサ-1,3,5-トリエニ
ル)ピリジン(Ic-106) 2-(6-オキサゾール-4-イル-ヘキサ-1,3,5-トリエニル)-
ピリジン(Ic-107) 2-[6-(1H-ピラゾール-3-イル)-ヘキサ-1,3,5-トリエニ
ル]-ピリジン(Ic-108) 2-[2-(2H-クロメン-3-イル)-ビニル]-ピリジン(Ic−
110)
【0033】2−(4−フェニル-ブテ-1-エニル)-ピリ
ジン(Id-2) 2-スチリルスルファニル-ピリジン(Id-4) ピリジン-2-イル-スチリルアミン(Id-5) および(3-フェニルアリリデン)-ピリジン-2-イル-アミ
ン(Id-6) 等が挙げられる。この内特に好ましい化合物としてIa-
1, Ia-2, Ia-3, Ia-6, Ia-10, Ia-12, Ia-13, Ia-14, I
a-15, Ia-16, Ia,-17, Ia-18, Ia-19, Ia-20, Ia-21, I
a-22. Ib-1, Ib-9, Ib-11, Ib-17, Ib-20, Ib-33, Ib-3
4, Ib-35, Ib-50, Ib-52, Ib-56, Ib-57, Ib-58, Ib-5
9, Ib-60, Ib-61, Ib-64, Ib-65, Ib-66, Ib-67, Ib-6
8, Ib-69, Ib-70, Ib-72, Ib-73, Ib-75,Ib-77, Ib-84,
Ib-85, Ib-87, Ib-88, Ib-89, Ib-91, Ib-100, Ib-10
1, Ib-102, Ic-1, Ic-2, Ic-4, Ic-6, Ic-9, Ic-11, Ic
-15, Ic-18, Ic-19, Ic-39, Ic-40, Ic-41, Ic-44, Ic-
45, Ic-46, Ic-48, Ic-54, Ic-59, Ic-68, Ic-71, Ic-7
3,Ic-75, Ic-76, Ic-77, Ic-78, Ic-79, Ic-80, Ic-81,
Ic-82, Ic-83, Ic-84, Ic-85, Ic-93, Ic-110, Id-2お
よびId-4等が挙げられる。
【0034】本発明に係る化合物(I)は、例えば次の
A法〜D法に示すいずれかの方法で合成する事が出来
る。 [A法](A−4+A−5→I)
【化17】 (式中、Vはハロゲンを示し、その他の記号は前記と同
義) 一般にWittig反応として知られている反応であ
る。まず、原料のハロゲン化物(A−3)をテトラヒド
ロフラン等の適当な溶媒中、メチルトリフェニルホスホ
ニウムハロゲン化物(A−1)とブチルリチウム等から
調製されるWittig試薬(A−2)と反応させ(A
−4)とする。その後、芳香族アルデヒド(A−5)と
反応させると目的とするビニル誘導体、ジエン誘導体ま
たはトリエン誘導体(I’)が得られる。反応温度は、
室温ないし溶媒の還流温度で行えばよい。
【0035】[B法](B−2+B−3→I)
【化18】 (式中、Rは低級アルキルであり、その他の各記号は前
記と同義) ベンゼンまたはトルエン等の適当な溶媒中、B−1(例
えばベンジルハライド等)と亜リン酸アルキルを金属ナ
トリウム等の強塩基存在下、室温〜溶媒の還流温度で反
応させ、B−2(例えばベンジルホスホン酸ジエチル
等)を得る。B−2を各種アルデヒド類(B−3)と4
級アルキルアンモニウム塩および水酸化リチウム等の水
酸化アルカリ存在下で室温〜溶媒の還流温度で反応させ
ると化合物(I)に誘導することができる。溶媒は例え
ば塩化メチレン、二塩化エチレンまたはテトラヒドロフ
ラン等を用いることができる。
【0036】[C法](C−1+C−2→I)
【化19】 (式中、各記号は前記と同義) 一般にPerkin反応として知られる方法である。即
ち、原料化合物(C−1)とアルデヒド類(C−2)を
無水酢酸等の適当な溶媒中、室温〜還流温度で反応させ
ると化合物(I'')(式(I)においてmが0であり、
nが1であり、Y1およびZ1がHである化合物)が得ら
れる。
【0037】[D法](D−1+D−2→Ia)
【化20】 (式中、各記号は前記と同義) 酢酸誘導体(D−1)とアルデヒド類(D−2)をピペ
リジン等の塩基存在下、室温〜溶媒の還流温度で反応さ
せると化合物(I''')(式(I)においてmが0であ
り、nが1であり、Y1がHである化合物)が得られ
る。溶媒としてベンゼン、トルエンまたはピリジン等を
用いる事が出来る。
【0038】本発明のアポAI発現亢進剤はアポAIの
発現を亢進させることにより、HDLのコレステロール
逆転送作用、抗炎症作用および抗凝固作用等を活性化さ
せる。従って、血清中のHDLが低下することに起因す
る血中脂質異常、動脈硬化性疾患およびそれに伴う様々
な循環器系疾患の予防および/または治療に有用であ
る。適応可能な疾患として具体的には、低HDL血症、
高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、動脈硬
化症、心筋梗塞、高尿酸血症、冠動脈疾患、虚血性心疾
患、角膜混濁、脳血管障害、遺伝性HDL欠損症(Ta
ngier病、魚眼病等)等が挙げられる。
【0039】本発明に係る化合物をアポAI発現亢進剤
として投与する場合、経口的、非経口的のいずれの方法
でも投与することができる。経口投与は常法に従って錠
剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤、丸剤、液剤、シロップ
剤、バッカル剤または舌下剤等の通常用いられる剤型に
調製して投与すればよい。非経口投与は、例えば筋肉内
投与、静脈内投与等の注射剤、坐剤、経皮吸収剤、吸入
剤等、通常用いられるいずれの剤型でも好適に投与する
ことができる。
【0040】本発明に係る化合物の有効量にその剤型に
適した賦形剤、結合剤、湿潤剤、崩壊剤、滑沢剤、希釈
剤等の各種医薬用添加剤とを必要に応じて混合し医薬製
剤とすることができる。注射剤の場合には適当な担体と
共に滅菌処理を行なって製剤とすればよい。具体的に
は、賦形剤としては乳糖、白糖、ブドウ糖、デンプン、
炭酸カルシウムもしくは結晶セルロ−ス等、結合剤とし
てはメチルセルロ−ス、カルボキシメチルセルロ−ス、
ヒドロキシプロピルセルロ−ス、ゼラチンもしくはポリ
ビニルピロリドン等、崩壊剤としてはカルボキシメチル
セルロ−ス、カルボキシメチルセルロ−スナトリウム、
デンプン、アルギン酸ナトリウム、カンテン末もしくは
ラウリル硫酸ナトリウム等、滑沢剤としてはタルク、ス
テアリン酸マグネシウムもしくはマクロゴ−ル等が挙げ
られる。坐剤の基剤としてはカカオ脂、マクロゴ−ルも
しくはメチルセルロ−ス等を用いることができる。ま
た、液剤もしくは乳濁性、懸濁性の注射剤として調製す
る場合には通常使用されている溶解補助剤、懸濁化剤、
乳化剤、安定化剤、保存剤、等張剤等を適宜添加しても
良く、経口投与の場合には嬌味剤、芳香剤等を加えても
良い。
【0041】本発明に係る化合物のアポAI発現亢進剤
としての投与量は、患者の年齢、体重、疾病の種類や程
度、投与経路等を考慮した上で設定することが望ましい
が、成人に経口投与する場合、通常1〜100mg/k
g/日であり、好ましくは5〜30mg/kg/日の範
囲内である。非経口投与の場合には投与経路により大き
く異なるが、通常0.1〜10mg/kg/日であり、
好ましく1〜5mg/kg/日の範囲内である。これを
1日1回〜数回に分けて投与すれば良い。以下に実施例
を示し、本発明をさらに詳しく説明するが、これらは本
発明を限定するものではない。
【0042】
【実施例】参考例1 3−(4−エトキシカルボニルプ
ロポキシ)ベンズアルデヒド(化合物C1)
【化21】 3−ヒドロキシベンズアルデヒド(1.0g, 8.19mmol)、4
−ブロモ酪酸エチル(1.76g, 9.01mmol)、炭酸カリウム
(1.36g, 9.83mmol)とジメチルホルムアミド(20ml)の懸
濁液を室温で32時間攪拌した。反応液に4−ブロモ酪
酸エチル(1.36g,4.09mmol)と炭酸カリウム(0.594g, 4.3
0mmol)を追加後、更に50℃にて5時間攪拌した。反応
液に水を加えエーテルで抽出し水洗後、溶媒を減圧留去
した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、ト
ルエン−酢酸エチル(9:1)で溶出して得られた淡黄色油
状の化合物C1(2.10g)は、少量の4−ブロモ酪酸エチ
ルを含む混合物として、そのまま次の反応に用いた。 NMR(CDCl3):1.26(3H, t, J=7.2), 2.10-2.22(2H, m),
2.53(2H, t, J=7.2), 4.10(2H, t, J=6.3), 4.16(2H,
q, J=7.2), 7.15-7.19(1H, m), 7.37-7.38(1H, m),7.43
-7.47(2H, m), 9.98(1H, s)
【0043】参考例2 ピリジン−2−イルメチルホス
ホン酸ジエチルエステル(化合物B1)
【化22】 2−クロロメチルピリジン塩酸塩(75.7g, 0.46mol)を水
(100ml)に溶解させ、96%水酸化ナトリウム(19.23g, 0.4
6mol)を水(200ml)で溶解させた水溶液を加えてアルカリ
性とした。それをエーテル抽出し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥、溶媒を減圧留去した。残渣を減圧蒸留により
精製し、淡赤色油状の2−クロロメチルピリジン(52.72
g, 89.6%)を得た。 沸点76 - 78℃/2133Pa 亜リン酸エチル(57.07g, 0.413mol)のベンゼン(470ml)
溶液に金属ナトリウム(9.50g, 0.413mol)を加え、4時
間加熱還流した後、同温度にて上記記載の2−クロロメ
チルピリジン(52.72g, 0.413mol)のベンゼン(350ml)溶
液を15分間で滴下した。反応液は2時間加熱還流した
後、室温まで冷却し、ベンゼン溶液は水洗後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去した。残渣をシリ
カゲルクロマトグラフィーに付し酢酸エチル−メタノー
ル(19:1)で溶出し油状物B1(66.25g, 69.9%)を得た。
【0044】参考例3 1−メトキシメチルピロール−
2−アルデヒド(化合物B2)
【化23】 ピロール−2−カルバルデヒド(951mg, 10.00mmol)のジ
メチルスルホキシド(20ml)溶液に4M水酸化ナトリウム
(2.5ml, 10mmol)、次いで塩化メトキシメチル(0.84ml,
11.00mmol)を加え室温で16時間攪拌した。反応液をエ
ーテル抽出し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥させ、溶媒を減圧留去した。残渣を
シリカゲルクロマトグラフィーに付しクロロホルム−ア
セトニトリル(95:5)で溶出し油状物B2(557mg, 40%)を
得た。
【0045】参考例4 2−ヒドロキシ−5−メトキシ
安息香酸メチル(化合物A1)
【化24】 2―ヒドロキシ―5―メトキシ安息香酸(6.0g, 35.68mm
ol)のジメチルホルムアミド(80ml)溶液に炭酸水素ナト
リウム(3.15g, 37.46mmol)とヨウ化メチル(2.33ml, 37.
46mmol)を加え、80℃にて3時間攪拌した。反応液に
氷水を加えエーテルで抽出し、水および飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去し
茶褐色油状の化合物A1(5.38g, 82.8%)を得た。
【0046】参考例5 1−(2−ヒドロキシ−5−メ
トキシフェニル)−2−(トリフェニルホスホリデン)
エタノン(化合物A2)
【化25】 水素化ナトリウム(60%, 305mg, 7.62mmol)をヘキサンで
洗浄後、参考例4記載の安息香酸メチルA1(500mg, 2.7
4mmol)のジメチルホルムアミド(20ml)溶液を加え80℃
にて45分間攪拌した。20℃以下に冷却後、メチルト
リフェニルホスホニウムブロミド(1.96g, 5.49mmol)を
滴下し、室温で30分間、次いで80℃で22時間攪拌
した。反応液に氷水を加えエーテルで抽出し、水および
飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥、溶
媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ
ーに付し酢酸エチル―ヘキサン(1:1)で溶出し淡黄色泡
状の化合物A2(407mg, 34.8%)を得た。 NMR(CDCl3): 3.77(3H, s), 6.81(1H, d, J=9.0), 6.89
(1H, dd, J=3.0, 9.0), 7.23(1H, d, J=3.0), 7.47-7.7
4(16H, m)
【0047】参考例6 4−メチルシンナムアルデヒド
(化合物B3)
【化26】 水酸化ナトリウム(2.0g, 50mmol)とエタノール(12ml)、
水(24ml)の混合溶液中に、p−トルアルデヒド(9.0g, 7
4.9mmol)を加え0℃で15分間攪拌した後、40%アセト
アルデヒド(20g, 181.6mmol)を4時間で滴下した。反応
混合物を0℃とし20%酢酸で中和後、エーテルで抽出
し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾
燥、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグ
ラフィーに付しイソプロピルエーテル−ヘキサン(1:2)
で溶出し油状の化合物B3(6.03g, 55.1%)を得た。
【0048】参考例7 3−(3−チエニイル)アクロ
レイン(化合物B4)
【化27】 水酸化ナトリウム(1.0g, 25mmol)、エタノール(6ml)お
よび水(12ml)の溶液中に、チオフェン−3−カルバルデ
ヒド(4.5g, 40.1mmol)を加え0℃にて10分間攪拌し
た。同温度にて40%アセトアルデヒド(10g, 90.8mmo
l)を3時間で滴下し加えた後、引き続き30分間攪拌し
た。反応液は、参考例6と同様に処理して油状の化合物
B4(3.58g, 64.6%)を得た。
【0049】実施例1 2−[2−(4−クロロフェニ
ル)ビニル]キノキサリン(Ib−65)
【化28】 [A法]:メチルトリフェニルホスホニウムブロミド(11.
86g, 33.2mmol)のテトラヒドロフラン(100ml)溶液中に
室温でn-ブチルリチウム(1.66モル-ヘキサン溶液,20ml,
33.2mmol)を滴下した。同温度にて30分間攪拌した
後、更に1時間加熱還流した。反応液を室温まで冷却
後、2−クロロキノキサリン(2.73g, 16.6mmol; USP 2,
573,870: C.A., 45, 4274(1951) )を加え、室温にて2
時間攪拌後、4−クロロベンズアルデヒド(2.33g, 16.6
mmol)を加えてさらに30分間攪拌した。不溶物を濾過
しテトラヒドロフランで洗浄後、濾液と合して溶媒を減
圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付
しクロロホルム−アセトン(19:1)で溶出後、酢酸エチル
より再結晶し黄色結晶のIb−65(2.70g, 61%)を得
た。
【0050】実施例2 4−(2−キノキサリン−2−
イルビニル)安息香酸(Ib−59)
【化29】 実施例1と同様にして得たIb−58(410mg, 1.40mmo
l)、メタノール(4ml)とテトラヒドロフラン(4ml)の溶液
に、1M水酸化ナトリウム(3ml, 3.00mmol)を加え、室
温にて2時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチル
で洗浄後、アルカリ水溶液は塩酸酸性に調製し析出晶を
濾取後メタノールより再結晶しIb−59(336mg, 86%)
を得た。
【0051】実施例3 4−(2−キノキサリン−2−
イルビニル)フェニルアミン(Ib−69)
【化30】 実施例1と同様にして得たN−[4−(2−キノキサリン
−2−イルビニル)フェニル]アセトアミド(Ib−7
0、289mg, 1.00mmol)、エタノール(1.6ml)と水(1.6ml)
の溶液に水酸化カリウム(0.80g, 14.26mmol)を加え4時
間加熱還流した。反応液は氷冷下酢酸を加え中和、析出
晶を濾取後メタノールより再結晶しIb−69(107mg,
43%)を得た。
【0052】実施例4 4−[3−(2−キノリン−2
−イル−ビニル)−フェノキシ]−ブタン酸エチルエス
テル (Ib−88)
【化31】 [C法]:キナルジン(1.00g, 6.95mmol)に参考例1記載
の化合物C1(1.80g, 7.65mmol)と無水酢酸(1.31ml, 1
3.9mmol)を加え150℃にて5時間攪拌した。反応液よ
り溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフ
ィーに付しトルエン−酢酸エチル (9:1)で溶出後、酢酸
エチル−ヘキサンより再結晶し無色結晶のIb−88
(1.09g, 43.4%)を得た。
【0053】実施例5 4−[3−(2−キノリン−2
−イル−ビニル)−フェノキシ]−ブタン酸(Ib−8
9)
【化32】 実施例4記載のIb−88(100mg, 0.277mmol)、メタノ
ール(1ml)とテトラヒドロフラン(1ml)の溶液に1N−水
酸化ナトリウム(0.66ml, 0.66mmol)を加え、室温にて2
5時間攪拌し溶媒を減圧留去した。残渣に氷水を加え1
N−塩酸で弱酸性後、酢酸エチルで抽出した。水、飽和
食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶
媒を減圧留去しアセトン−イソプロピルエーテルより再
結晶しIb−89(69mg, 75%)を得た。
【0054】実施例6 2−スチリル−ピリジン(Ib
−1)
【化33】 [B法]:参考例2記載の化合物B1(458mg, 2.00mmol)
をジクロロメタン(2ml)に溶解後、ベンズアルデヒド(21
2mg, 2.00mmol)、48%水酸化ナトリウム水溶液(1.2ml)お
よびヨウ化テトラブチルアンモニウム(60mg, 0.16mmol)
を加え、室温にて1時間攪拌した。反応液に水を加えエ
ーテルで抽出し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去した。イソプロ
ピルエーテルより再結晶しIb−1(242mg, 67%)を得
た。
【0055】実施例7 2−(2−チオフェン−3−イ
ル−ビニル)−ピリジン(Ib−52)
【化34】 [B法]:参考例2記載の化合物B1(5.339g, 23.29mmo
l)をジクロロメタン(23ml)に溶解後、チオフェン−3−
カルバルデヒド(2.612g, 23.29mmol)、48%水酸化ナトリ
ウム水溶液(14.0ml)およびヨウ化テトラブチルアンモニ
ウム (0.700g, 1.90mmol)を加え、室温にて3時間攪拌し
た。反応液は実施例7と全く同様に処理後、残渣をシリ
カゲルクロマトグラフィーに付しクロロホルム−アセト
ニトリル(19:1)で溶出した。アセトン−イソプロピルエ
ーテルより再結晶しIb−52(2.67g, 61.2%)を得た。
[D法]
【化35】 2−ピリジル酢酸・塩酸塩(868mg, 5.00mmol)とチオフ
ェン−3−カルバルデヒド(841mg, 7.50mmol)のピリジ
ン(7.5ml)溶液にピペリジン(0.05ml, 0.51mmol)を加
え、攪拌下20時間加熱還流した。反応液より溶媒を減
圧留去し、酢酸エチルで抽出、1M水酸化ナトリウム、
水、次いで飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルクロ
マトグラフィーに付しクロロホルム−アセトニトリル(1
9:1)で溶出後、アセトン−イソプロピルエーテルより再
結晶しIb−52(198mg, 21.2%)を得た。
【0056】実施例8 2−(4−フェニルブタ−1,
3−ジエニル)キノキサリン(Ic−68)
【化36】 [A法]:メチルトリフェニルホスホニウムブロミド
(2.20g, 6.16mmol)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液
に、窒素気流下n-ブチルリチウム(1.66モル-ヘキサン溶
液,4ml, 6.16mmol)を室温で加えた。さらに40分間攪
拌後、2−クロロキノキサリン(0.507g, 3.08mmol) を
加え室温にて2時間攪拌した。次いでシンナムアルデヒ
ド(0.407g, 3.08mmol)を加えて室温で1時間攪拌した。
反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し酢酸
エチル−ヘキサン(1:2)で溶出後、酢酸エチル−ヘキサ
ンより再結晶しIc−68(0.148g, 18.6%)を得た。
【0057】実施例9 2−(4−フェニルブタ−1,
3−ジエニル)ピリジン(Ic−1)
【化37】 [B法]:参考例2記載の化合物B1(10.25g, 44.7mmo
l)とシンナムアルデヒド(5.91g, 44.7mmol)の塩化メチ
レン(6ml)溶液を、48%水酸化ナトリウム(26ml)とヨウ化
テトラブチルアンモニウム (0.9g, 2.4mmol)の塩化メチ
レン(47ml)溶液中に、室温にて10分間で滴下し、さら
に15分間攪拌した。その後1時間加熱還流した。反応
液に氷水を加えトルエンで抽出、水洗後、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカ
ゲルクロマトグラフィーに付しクロロホルム−ヘキサン
(4:1)で溶出し、酢酸エチル−ヘキサンより再結晶しI
c−1(3.95g, 42.6%)を得た。
【0058】実施例10 2−(4−p−トリル−ブタ
−1,3−ジエニル)−ピリジン(Ic−6)
【化38】 [B法]:参考例2記載の化合物B1(8.251g, 36.0mmo
l)、参考例6記載の化合物B3(5.262g, 36.0mmol)、ヨ
ウ化テトラブチルアンモニウム (1.08g, 2.9mmol)、48%
水酸化ナトリウム水溶液(21.6ml)をジクロロメタン(44m
l)中、室温で1時間攪拌した。反応液は実施例9と全く
同様に処理し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに
付し酢酸エチル−ヘキサン(1:2)で溶出後、酢酸エチル
−ヘキサンより再結晶しIc−6(2.28g, 28.6%)を得
た。
【0059】実施例11 2−(4−チオフェン−3−
イル−ブタ−1,3−ジエニル)−ピリジン(Ic−8
2)
【化39】 [B法]:参考例2記載の化合物B1(3.577g, 15.6mmo
l)、参考例7記載のアルデヒド(B4、2.156g, 15.6mm
ol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム (0.47g, 1.27mm
ol)、48%水酸化ナトリウム水溶液(9.5ml)をジクロロメ
タン(19.6ml)中、1時間加熱還流した。反応液は実施例
9と同様に処理し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィ
ーに付しトルエン−ヘキサン(9:1)で溶出後、酢酸エチ
ル−ヘキサンより再結晶しIc−82(1.453g, 43.7%)
を得た。以下同様にして化合物を合成した。構造式を以
下の表に示す。
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】
【表3】
【0063】
【表4】
【0064】
【表5】
【0065】
【表6】
【0066】
【表7】
【0067】
【表8】
【0068】
【表9】
【0069】
【表10】
【0070】
【表11】
【0071】
【表12】
【0072】
【表13】
【0073】
【表14】
【0074】
【表15】
【0075】
【表16】
【0076】
【表17】
【0077】
【表18】
【0078】
【表19】
【0079】
【表20】
【0080】試験例1 ヒトアポAI遺伝子プロモータ
ー機能亢進作用 ヒトアポAI遺伝子のプロモーター領域を単離し、それ
をホタルルシフェラーゼ構造遺伝子のすぐ上流につない
だリポータープラスミドを作成した。それとネオマイシ
ン耐性を付与するマーカープラスミドをヒト肝癌由来株
化細胞であるHepG2細胞にコートランスフェクト
し、10%牛胎児血清を含むDMEM培地にG418
(最終濃度0.7mg/ml、Gibco社製)を添加
した選択培地で培養することにより、そのリポーター分
子の安定発現株を樹立した。この細胞株を96−ウェル
の培養プレートにウェル当たり5万個となるようにシー
ドし、48時間37℃、5%の炭酸ガス濃度下で培養し
た。その後、DMSOに溶解した本発明に係る化合物を
終濃度0〜10μg/mlとなるように添加した。さら
に24時間培養後、細胞にルシフェラーゼアッセイ用試
薬(ピッカジーンLT7.5(登録商標)東洋インキ製
造株式会社製)を添加、ルシフェラーゼ活性をルミノメ
ーター(Wallac社製MicroBetaTM TRILUX, 1秒/ゥェ
ル)にて測定した。ルシフェラーゼ活性をコントロール
(本発明に係る化合物は添加せず、DMSOのみ添加)
に対して2倍増強する化合物濃度を最小有効用量(ME
D)と設定した。結果を表21に示す。
【0081】
【表21】 表21から、本発明に係る化合物がアポAI発現亢進作
用を有していることが分かる。
【0082】製剤例1 錠剤 化合物(I−1) 15mg デンプン 15mg 乳糖 15mg 結晶性セルロース 19mg ポリビニルアルコール 3mg 蒸留水 30ml ステアリン酸カルシウム 3mg ステアリン酸カルシウム以外の成分を均一に混合し、破
砕造粒して乾燥し、適当な大きさの顆粒剤とした。次に
ステアリン酸カルシウムを添加して圧縮成形して錠剤と
した。
【0083】製剤例2 カプセル剤 化合物(I−2) 10mg ステアリン酸マグネシウム 10mg 乳糖 80mg を均一に混合して粉末または細粒状として散剤をつく
る。それをカプセル容器に充填してカプセル剤とした。
【0084】製剤例3 注射溶液 化合物(I−3) 3mg ゼラチン 150mg フェノール 4mg 注射用蒸留水1ml中に上記を溶解した。この溶液をメ
ンブランフィルターを用いて除菌濾過してバイアルに充
填した。
【0085】製剤例4 顆粒剤 化合物(I−4) 30g 乳糖 265g ステアリン酸マグネシウム 5g よく混合し、圧縮成型した後、粉砕、整粒し、篩別して
適当な大きさの顆粒剤とした。
【0086】
【発明の効果】以上の試験例から明らかなように、本発
明に係る化合物はアポAI発現亢進作用を示す。従っ
て、本発明に係る化合物は血中脂質異常または動脈硬化
性疾患の予防および/または治療剤として非常に有用で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/47 A61K 31/47 31/498 31/498 A61P 3/06 A61P 3/06 9/10 101 9/10 101 43/00 111 43/00 111 C07D 213/06 C07D 213/06 215/14 215/14 241/42 241/42 401/06 401/06 405/06 405/06 409/06 409/06 417/06 417/06 Fターム(参考) 4C031 BA06 4C055 AA01 BA02 BA06 BA27 BB02 BB04 4C063 AA01 BB03 CC12 CC62 CC75 CC92 DD04 DD12 EE01 4C086 AA01 AA02 AA03 BA03 BB02 BC05 BC17 BC28 BC52 BC82 GA02 GA04 GA07 GA08 GA10 MA01 MA04 NA14 ZA45 ZC02 ZC33

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I): 【化1】 (式中、Ar1およびAr2は各々独立して置換基を有し
    ていてもよいフェニル、置換基を有していてもよいナフ
    チルまたは置換基を有していてもよい単環または二環の
    芳香族複素環式基であり、−X−は式(α): 【化2】 (式中、破線は結合の存在または不存在を示し、破線が
    結合の存在を示すとき、−Q=は 【化3】 であり、波線は二重結合に関するシスまたはトランス幾
    何異性を示し、破線が結合の不存在を示すとき、−Q−
    は−CY23−または−NY4−である)で示される基
    または−β−であり、−β−は−CY23−、−NY4
    −、−S−または−O−であり、Y1、Y2、Y3、Z1
    よびZ2は各々独立して水素、ハロゲン、置換基を有し
    ていてもよい低級アルキル、カルボキシ、置換基を有し
    ていてもよい低級アルコキシカルボニル、シアノ、置換
    基を有していてもよい単環の炭化水素環式基または置換
    基を有していてもよい単環の複素環式基であり、2以上
    のY1および2以上のZ1はそれぞれ異なっていてもよ
    く、Y4は水素または低級アルキルであり、Z1およびZ
    2は各々独立して1〜2原子の連結基として、それぞれ
    2つの原子を介して結合するAr2およびAr1の環構成
    原子との間で縮合環を形成してもよく、mは0または1
    であり、nは0、1または2であり、nが0のとき、m
    は1であり、かつ−X−は式(α)で示される基であ
    り、波線は二重結合に関するシスまたはトランス幾何異
    性を示す。ただし、Ar1およびAr2が共に置換基を有
    していてもよいフェニルであるとき、Y1、Y2、Z1
    よびZ2はいずれも置換基を有していてもよいフェニル
    でない。)で示される化合物、そのプロドラッグ、それ
    らの製薬上許容される塩またはそれらの水和物を含有す
    るアポAI発現亢進剤。
  2. 【請求項2】Ar1およびAr2の少なくともいずれか一
    方が、置換基を有していてもよく、結合手を有する環構
    成原子の隣接位が窒素原子である単環または二環の芳香
    族複素環式基である、請求項1記載のアポAI発現亢進
    剤。
  3. 【請求項3】Ar1およびAr2の少なくともいずれか一
    方がそれぞれ置換基を有していてもよい2−ピリジル、
    2−キノリル、2−キノキサリル、2−ベンズイソキサ
    ゾリル、2−ベンゾチアゾリルまたは2−ベンズイミダ
    ゾリルである、請求項1記載のアポAI発現亢進剤。
  4. 【請求項4】Ar1およびAr2の一方が請求項2または
    3記載の基であり、他方が置換基を有していてもよいフ
    ェニルまたは置換基を有していてもよい単環または二環
    の芳香族複素環式基である、請求項2または3記載のア
    ポAI発現亢進剤。
  5. 【請求項5】Ar1およびAr2の一方が請求項2または
    3記載の基であり、他方がそれぞれ置換基を有していて
    もよいフェニルまたは単環もしくは二環の芳香族複素環
    式基(ここで置換基とはハロゲン、ハロゲンもしくは低
    級アルコキシで置換されていてもよい低級アルキル、ヒ
    ドロキシ、低級アルコキシ、フェニルオキシ、ナフチル
    オキシ、アシルオキシ、カルボキシ、低級アルコキシカ
    ルボニル、低級アルキルもしくは低級アシルで置換され
    ていてもよいアミノ、低級アルコキシで置換されていて
    もよいフェニル、ニトロ、低級アルキルチオ、シアノ、
    単環の複素環式基または低級アルキル、低級アルコキシ
    もしくはフェニルで置換されていてもよいアルキレンジ
    オキシ)である、請求項2または3記載のアポAI発現
    亢進剤。
  6. 【請求項6】Y1、Y2、3およびY4が水素である、請
    求項1〜5のいずれかに記載のアポAI発現亢進剤。
  7. 【請求項7】Z1およびZ2が水素である、請求項1〜6
    のいずれかに記載のアポAI発現亢進剤。
  8. 【請求項8】Z1が1〜2原子の連結基であり、2つの
    原子を介して結合するAr2の環構成原子と結合して縮
    合環を形成する、請求項1〜6のいずれかに記載のアポ
    AI発現亢進剤。
  9. 【請求項9】mが1であり、−X−が式(α)で示され
    る基であり、破線が結合の存在を示し、−Q=が 【化4】 であり、Y2が水素である、請求項1〜7のいずれかに
    記載のアポAI発現亢進剤。
  10. 【請求項10】mが1であり、−X−が式(α)で示さ
    れる基であり、Z2が1〜2原子の連結基としてAr1
    環構成原子と結合して縮合環を形成する、請求項1〜6
    のいずれかに記載のアポAI発現亢進剤。
  11. 【請求項11】mおよびnが1であり、−X−が−β−
    である、請求項1〜7のいずれかに記載のアポAI発現
    亢進剤。
  12. 【請求項12】血中脂質異常または動脈硬化性疾患の予
    防剤および/または治療剤である、請求項1〜11のい
    ずれかに記載のアポAI発現亢進剤。
  13. 【請求項13】式(II): 【化5】 (式中、Ar2はそれぞれ置換基を有していてもよい3
    −ピリジル、フリル、チエニル、ピロリルまたはチアゾ
    リルである)で示される化合物、そのプロドラッグ、そ
    れらの製薬上許容される塩またはそれらの水和物。
  14. 【請求項14】 【化6】 が2−ピリジルである、請求項13記載の化合物、その
    プロドラッグ、それらの製薬上許容される塩またはそれ
    らの水和物。
  15. 【請求項15】Ar2が3−ピリジル、3−フリル、3
    −チエニルまたは1,3−チアゾール−2−イルであ
    る、請求項13または14記載の化合物、そのプロドラ
    ッグ、それらの製薬上許容される塩またはそれらの水和
    物。
JP31231399A 1999-11-02 1999-11-02 オレフィン誘導体の新規用途 Pending JP2001131151A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31231399A JP2001131151A (ja) 1999-11-02 1999-11-02 オレフィン誘導体の新規用途

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31231399A JP2001131151A (ja) 1999-11-02 1999-11-02 オレフィン誘導体の新規用途

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001131151A true JP2001131151A (ja) 2001-05-15

Family

ID=18027754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31231399A Pending JP2001131151A (ja) 1999-11-02 1999-11-02 オレフィン誘導体の新規用途

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001131151A (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003018008A1 (fr) 2000-02-25 2003-03-06 Shionogi & Co., Ltd. Agent d'accélération de l'expression de apo ai
WO2003024441A1 (fr) * 2001-09-14 2003-03-27 Shionogi & Co., Ltd. Nouvelle utilisation de composes tricycliques
WO2005016384A1 (ja) * 2003-08-13 2005-02-24 Bf Research Institute, Inc. アミロイド蓄積性疾患のプローブ、アミロイド染色剤、アミロイド蓄積性疾患の治療および予防薬、ならびに神経原線維変化の診断プローブおよび染色剤
WO2006045010A2 (en) * 2004-10-20 2006-04-27 Resverlogix Corp. Stilbenes and chalcones for the prevention and treatment of cardiovascular diseases
US8053440B2 (en) 2007-02-01 2011-11-08 Resverlogix Corporation Compounds for the prevention and treatment of cardiovascular diseases
US8053445B2 (en) 2001-09-14 2011-11-08 Shionogi & Co., Ltd. Utilities of olefin derivatives
US8114995B2 (en) 2008-06-26 2012-02-14 Resverlogix Corp. Methods of preparing quinazolinone derivatives
US8952021B2 (en) 2009-01-08 2015-02-10 Resverlogix Corp. Compounds for the prevention and treatment of cardiovascular disease
US9073878B2 (en) 2012-11-21 2015-07-07 Zenith Epigenetics Corp. Cyclic amines as bromodomain inhibitors
US9238640B2 (en) 2009-03-18 2016-01-19 Resverlogix Corp. Anti-inflammatory agents
US9271978B2 (en) 2012-12-21 2016-03-01 Zenith Epigenetics Corp. Heterocyclic compounds as bromodomain inhibitors
CN105732603A (zh) * 2016-04-15 2016-07-06 南京林业大学 一种吡啶基修饰的苯并噁唑衍生物的制备方法和在抗肿瘤方面的应用
US9610251B2 (en) 2011-11-01 2017-04-04 Resverlogix Corp. Pharmaceutical compositions for substituted quinazolinones
US9757368B2 (en) 2009-04-22 2017-09-12 Resverlogix Corp. Anti-inflammatory agents
US9765039B2 (en) 2012-11-21 2017-09-19 Zenith Epigenetics Ltd. Biaryl derivatives as bromodomain inhibitors
US10111885B2 (en) 2015-03-13 2018-10-30 Resverlogix Corp. Compositions and therapeutic methods for the treatment of complement-associated diseases
CN110066277A (zh) * 2018-01-24 2019-07-30 上海璎黎药业有限公司 芳香杂环取代烯烃化合物、其制备方法、药物组合物和应用

Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4714762A (en) * 1986-10-31 1987-12-22 Warner-Lambert Company Antiarteriosclerotic substituted benzimidazol-2-yl-and 3H-imidazo[4,5-b]pyridin-2-yl-phenoxy-alkanoic acids and salts and esters thereof
JPH01175965A (ja) * 1987-12-29 1989-07-12 Yoshitomi Pharmaceut Ind Ltd ポリエン化合物
JPH03173865A (ja) * 1988-11-11 1991-07-29 Banyu Pharmaceut Co Ltd 置換アリルアミン誘導体、その製造法及びその用途
JPH03193746A (ja) * 1987-11-27 1991-08-23 Banyu Pharmaceut Co Ltd 置換アルキルアミン誘導体
JPH0466571A (ja) * 1990-07-03 1992-03-02 Meiji Seika Kaisha Ltd 脳及び心機能障害改善剤
JPH0551318A (ja) * 1990-11-30 1993-03-02 Otsuka Pharmaceut Co Ltd 活性酸素抑制剤
JPH06507643A (ja) * 1991-05-01 1994-09-01 ローヌ−プーラン ローラー インターナショナル (ホウルディングス) インコーポレイテッド Egfおよび/又はpdgf受容体チロシンキナーゼを阻害するビスモノ−および二環式アリールおよびヘテロアリール化合物
JPH07145057A (ja) * 1991-12-27 1995-06-06 Ono Pharmaceut Co Ltd 縮合ベンゼンオキシ酢酸誘導体およびそれらを有効成分として含有する薬剤
JPH07258200A (ja) * 1993-05-21 1995-10-09 Nisshin Flour Milling Co Ltd 尿素誘導体
JPH09255744A (ja) * 1996-03-25 1997-09-30 Sumitomo Bakelite Co Ltd フェノール樹脂の製造方法
WO1998014431A1 (fr) * 1996-10-01 1998-04-09 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Composes azotes heterocycliques
WO1999006035A2 (en) * 1997-07-31 1999-02-11 Kos Pharmaceuticals, Inc. COMBINATIONS OF HMG-CoA REDUCTASE INHIBITORS AND NICOTINIC ACID COMPOUNDS AND METHODS FOR TREATING HYPERLIPIDEMIA ONCE A DAY AT NIGHT
WO1999027965A1 (fr) * 1997-11-28 1999-06-10 Banyu Pharmaceutical Co., Ltd. Agents anti-hyperlipemiques
WO1999046232A1 (fr) * 1998-03-10 1999-09-16 Ono Pharmaceutical Co., Ltd. Derives d'acide carboxylique et medicaments contenant ces derives comme principe actif
JP2001097979A (ja) * 1999-07-28 2001-04-10 Takeda Chem Ind Ltd 縮合複素環化合物、その製造法および用途
JP2003503400A (ja) * 1999-06-23 2003-01-28 アベンティス・ファーマ・ドイチユラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 置換されたベンゾイミダゾール

Patent Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4714762A (en) * 1986-10-31 1987-12-22 Warner-Lambert Company Antiarteriosclerotic substituted benzimidazol-2-yl-and 3H-imidazo[4,5-b]pyridin-2-yl-phenoxy-alkanoic acids and salts and esters thereof
JPH03193746A (ja) * 1987-11-27 1991-08-23 Banyu Pharmaceut Co Ltd 置換アルキルアミン誘導体
JPH01175965A (ja) * 1987-12-29 1989-07-12 Yoshitomi Pharmaceut Ind Ltd ポリエン化合物
JPH03173865A (ja) * 1988-11-11 1991-07-29 Banyu Pharmaceut Co Ltd 置換アリルアミン誘導体、その製造法及びその用途
JPH0466571A (ja) * 1990-07-03 1992-03-02 Meiji Seika Kaisha Ltd 脳及び心機能障害改善剤
JPH0551318A (ja) * 1990-11-30 1993-03-02 Otsuka Pharmaceut Co Ltd 活性酸素抑制剤
JPH06507643A (ja) * 1991-05-01 1994-09-01 ローヌ−プーラン ローラー インターナショナル (ホウルディングス) インコーポレイテッド Egfおよび/又はpdgf受容体チロシンキナーゼを阻害するビスモノ−および二環式アリールおよびヘテロアリール化合物
JPH07145057A (ja) * 1991-12-27 1995-06-06 Ono Pharmaceut Co Ltd 縮合ベンゼンオキシ酢酸誘導体およびそれらを有効成分として含有する薬剤
JPH07258200A (ja) * 1993-05-21 1995-10-09 Nisshin Flour Milling Co Ltd 尿素誘導体
JPH09255744A (ja) * 1996-03-25 1997-09-30 Sumitomo Bakelite Co Ltd フェノール樹脂の製造方法
WO1998014431A1 (fr) * 1996-10-01 1998-04-09 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Composes azotes heterocycliques
WO1999006035A2 (en) * 1997-07-31 1999-02-11 Kos Pharmaceuticals, Inc. COMBINATIONS OF HMG-CoA REDUCTASE INHIBITORS AND NICOTINIC ACID COMPOUNDS AND METHODS FOR TREATING HYPERLIPIDEMIA ONCE A DAY AT NIGHT
WO1999027965A1 (fr) * 1997-11-28 1999-06-10 Banyu Pharmaceutical Co., Ltd. Agents anti-hyperlipemiques
WO1999046232A1 (fr) * 1998-03-10 1999-09-16 Ono Pharmaceutical Co., Ltd. Derives d'acide carboxylique et medicaments contenant ces derives comme principe actif
JP2003503400A (ja) * 1999-06-23 2003-01-28 アベンティス・ファーマ・ドイチユラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 置換されたベンゾイミダゾール
JP2001097979A (ja) * 1999-07-28 2001-04-10 Takeda Chem Ind Ltd 縮合複素環化合物、その製造法および用途

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
LEITE,L.ET AL, EUROPEAN JOURNAL OF MEDICINAL CHEMISTRY, vol. Vol.34, Issue.10, JPN6011039306, October 1999 (1999-10-01), pages 859 - 865, ISSN: 0001976882 *

Cited By (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003018008A1 (fr) 2000-02-25 2003-03-06 Shionogi & Co., Ltd. Agent d'accélération de l'expression de apo ai
US8053445B2 (en) 2001-09-14 2011-11-08 Shionogi & Co., Ltd. Utilities of olefin derivatives
EP2168576A3 (en) * 2001-09-14 2010-05-26 Shionogi & Co., Ltd. Tricyclic compounds for treating dyslipidemia and arteriosclerotic diseases
WO2003024441A1 (fr) * 2001-09-14 2003-03-27 Shionogi & Co., Ltd. Nouvelle utilisation de composes tricycliques
US8124625B2 (en) 2001-09-14 2012-02-28 Shionogi & Co., Ltd. Method of enhancing the expression of apolipoprotein AI using olefin derivatives
WO2005016384A1 (ja) * 2003-08-13 2005-02-24 Bf Research Institute, Inc. アミロイド蓄積性疾患のプローブ、アミロイド染色剤、アミロイド蓄積性疾患の治療および予防薬、ならびに神経原線維変化の診断プローブおよび染色剤
WO2006045010A2 (en) * 2004-10-20 2006-04-27 Resverlogix Corp. Stilbenes and chalcones for the prevention and treatment of cardiovascular diseases
WO2006045010A3 (en) * 2004-10-20 2007-05-31 Resverlogix Corp Stilbenes and chalcones for the prevention and treatment of cardiovascular diseases
WO2006045096A3 (en) * 2004-10-20 2007-08-02 Resverlogix Corp Flavanoids and isoflavanoids for the prevention and treatment of cardiovascular diseases
US7846915B2 (en) 2004-10-20 2010-12-07 Resverlogix Corporation Stilbenes and chalcones for the prevention and treatment of cardiovascular diseases
EP2332527A3 (en) * 2004-10-20 2011-11-16 Resverlogix Corp. Flavanoids and Isoflavanoids for the prevention and treatment of cardiovascular diseases
US8093273B2 (en) 2004-10-20 2012-01-10 Resverlogix Corp. Flavanoids and isoflavanoids for the prevention and treatment of cardiovascular diseases
US8242130B2 (en) 2004-10-20 2012-08-14 Resverlogix Corp. Flavanoids and isoflavanoids for the prevention and treatment of cardiovascular diseases
US9199990B2 (en) 2007-02-01 2015-12-01 Resverlogix Corp. Compounds for the prevention and treatment of cardiovascular diseases
US8889698B2 (en) 2007-02-01 2014-11-18 Resverlogix Corp. Compounds for the prevention and treatment of cardiovascular diseases
US8053440B2 (en) 2007-02-01 2011-11-08 Resverlogix Corporation Compounds for the prevention and treatment of cardiovascular diseases
US10532054B2 (en) 2007-02-01 2020-01-14 Resverlogix Corp. Compounds for the prevention and treatment of cardiovascular diseases
US8114995B2 (en) 2008-06-26 2012-02-14 Resverlogix Corp. Methods of preparing quinazolinone derivatives
US8952021B2 (en) 2009-01-08 2015-02-10 Resverlogix Corp. Compounds for the prevention and treatment of cardiovascular disease
US11407719B2 (en) 2009-03-18 2022-08-09 Resverlogix Corp. Anti-inflammatory agents
US9238640B2 (en) 2009-03-18 2016-01-19 Resverlogix Corp. Anti-inflammatory agents
US10882828B2 (en) 2009-03-18 2021-01-05 Resverlogix Corp. Anti-inflammatory agents
US10131640B2 (en) 2009-03-18 2018-11-20 Resverlogix Corp. Anti-inflammatory agents
US9757368B2 (en) 2009-04-22 2017-09-12 Resverlogix Corp. Anti-inflammatory agents
US9610251B2 (en) 2011-11-01 2017-04-04 Resverlogix Corp. Pharmaceutical compositions for substituted quinazolinones
US10016426B2 (en) 2011-11-01 2018-07-10 Resverlogix Corp. Pharmaceutical compositions for substituted quinazolinones
US9765039B2 (en) 2012-11-21 2017-09-19 Zenith Epigenetics Ltd. Biaryl derivatives as bromodomain inhibitors
US9278940B2 (en) 2012-11-21 2016-03-08 Zenith Epigenetics Corp. Cyclic amines as bromodomain inhibitors
US9073878B2 (en) 2012-11-21 2015-07-07 Zenith Epigenetics Corp. Cyclic amines as bromodomain inhibitors
US9271978B2 (en) 2012-12-21 2016-03-01 Zenith Epigenetics Corp. Heterocyclic compounds as bromodomain inhibitors
US10111885B2 (en) 2015-03-13 2018-10-30 Resverlogix Corp. Compositions and therapeutic methods for the treatment of complement-associated diseases
US10772894B2 (en) 2015-03-13 2020-09-15 Resverlogix Corp. Compositions and therapeutic methods for the treatment of complement-associated diseases
CN105732603A (zh) * 2016-04-15 2016-07-06 南京林业大学 一种吡啶基修饰的苯并噁唑衍生物的制备方法和在抗肿瘤方面的应用
CN110066277A (zh) * 2018-01-24 2019-07-30 上海璎黎药业有限公司 芳香杂环取代烯烃化合物、其制备方法、药物组合物和应用
CN110066277B (zh) * 2018-01-24 2021-07-23 上海璎黎药业有限公司 芳香杂环取代烯烃化合物、其制备方法、药物组合物和应用
US11447490B2 (en) 2018-01-24 2022-09-20 Shanghai Yingli Pharmaceutical Co., Ltd Aromatic heterocyclic substituted olefin compound, preparation method for same, pharmaceutical composition of same, and applications thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7399299B2 (ja) Glp-1r調節化合物
US8124625B2 (en) Method of enhancing the expression of apolipoprotein AI using olefin derivatives
JP5278983B2 (ja) アミド化合物の新規用途
JP2001131151A (ja) オレフィン誘導体の新規用途
TWI697486B (zh) 作為hdac抑制劑之3-芳基-4-醯胺基-雙環[4,5,0]異羥肟酸
TW202026271A (zh) 小分子pd-1/pd-l1抑制劑、其與pd-l1抗體的藥物組合物及其應用
JP2017512783A (ja) ピペリジン−ジオン誘導体
CN105530923A (zh) 芳基醚及其用途
US20040235877A1 (en) Novel use of tricyclic compound
TW201506028A (zh) 1,2-雙取代雜環化合物
WO2019120297A1 (zh) 免疫调节剂及其制法与医药上的用途
TW202041498A (zh) 抑制pge2/ep4信號傳導的化合物、其製備方法及其在醫藥上的應用
WO2020192570A1 (zh) 小分子pd-1/pd-l1抑制剂、其与pd-l1抗体的药物组合物及其应用
WO2021093795A1 (zh) 一种rock抑制剂及其制备方法和用途
WO2020020288A1 (zh) 作为溴区结构域蛋白抑制剂的亚氨基砜类化合物、药物组合物及其医药用途
JP2001335476A (ja) 三環化合物の新規用途
JP2007517787A (ja) アロイルフランおよびアロイルチオフェン
WO2020192650A1 (zh) 酰胺类化合物制备方法及其在医药领域的应用
CN112020494A (zh) 用作tlr2信号转导调节剂的化合物
KR20230027161A (ko) 비시클릭 화합물 및 이의 응용
WO1999018099A1 (en) Aryl thiophene derivatives as pde iv inhibitors
CN110997682A (zh) 吲哚胺2,3-二氧酶及/或色氨酸2,3-二氧酶的抑制剂
WO2020177715A1 (zh) 流感病毒复制抑制剂及其用途
KR20150103751A (ko) Crac 채널 억제제로서의 피라졸릴계 카복스아미드 i
WO2022143489A1 (zh) 三环化合物及其制备方法和医药用途

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061003

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100608

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111003

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120410