JP2001131040A - う蝕誘発性細菌増殖抑制剤 - Google Patents
う蝕誘発性細菌増殖抑制剤Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 う蝕や歯垢の形成に関与する口腔内微生物
(ストレプトコッカス・ミュータンス:Streptococcus
mutans)の増殖を特異的に阻止するう蝕誘発性細菌増殖
抑制剤を提供する。 【解決手段】 コウジ酸および/またはコウジ酸誘導体
を有効成分とするう蝕誘発性細菌増殖抑制剤。上記う蝕
誘発性細菌増殖抑制剤は、う蝕や歯垢形成を防止すると
共に、歯周囲、口腔内粘膜および喉の炎症や痛みを抑制
する副次的効果が得られる。
(ストレプトコッカス・ミュータンス:Streptococcus
mutans)の増殖を特異的に阻止するう蝕誘発性細菌増殖
抑制剤を提供する。 【解決手段】 コウジ酸および/またはコウジ酸誘導体
を有効成分とするう蝕誘発性細菌増殖抑制剤。上記う蝕
誘発性細菌増殖抑制剤は、う蝕や歯垢形成を防止すると
共に、歯周囲、口腔内粘膜および喉の炎症や痛みを抑制
する副次的効果が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、う蝕誘発性細菌増
殖抑制剤に関するものであり、さらに詳しくは、有効成
分としてコウジ酸および/またはコウジ酸誘導体を含有
し、う蝕や歯垢の形成に関与する口腔内微生物(ストレ
プトコッカス・ミュータンス:Streptococcus mutans)
の増殖を特異的に阻止するう蝕誘発性細菌増殖抑制剤に
関するものである。
殖抑制剤に関するものであり、さらに詳しくは、有効成
分としてコウジ酸および/またはコウジ酸誘導体を含有
し、う蝕や歯垢の形成に関与する口腔内微生物(ストレ
プトコッカス・ミュータンス:Streptococcus mutans)
の増殖を特異的に阻止するう蝕誘発性細菌増殖抑制剤に
関するものである。
【0002】
【従来技術】虫歯(う蝕)は口腔内微生物と歯垢、食物
中の成分、特に砂糖および歯質の三条件が備わって初め
て発生すると言われており、特に最近では小児の虫歯に
かかる率は高いと言われている。
中の成分、特に砂糖および歯質の三条件が備わって初め
て発生すると言われており、特に最近では小児の虫歯に
かかる率は高いと言われている。
【0003】歯垢形成防止については、う蝕や歯垢の形
成に関与すると言われる口腔内微生物(ストレプトコッ
カス・ミュータンス:Streptococcus mutans)の増殖を
何らかの方法で抑える手段があり、例えば、特開平8−
99893号公報、特許第2637041号公報に開示
されている。また、口内菌抑制、口腔疾患予防に関する
技術は、例えば特許第2667422号公報あるいは特
開平6−92830号公報等に開示されている。
成に関与すると言われる口腔内微生物(ストレプトコッ
カス・ミュータンス:Streptococcus mutans)の増殖を
何らかの方法で抑える手段があり、例えば、特開平8−
99893号公報、特許第2637041号公報に開示
されている。また、口内菌抑制、口腔疾患予防に関する
技術は、例えば特許第2667422号公報あるいは特
開平6−92830号公報等に開示されている。
【0004】一方では義歯洗浄剤、特に入歯の洗浄剤に
関する主な効果・機能としては、歯垢除去、歯垢付着抑
制、抗菌、殺菌および消臭作用、カラータイマー機能、
酵素・生薬配合、低温で汚れを除去できるといった内容
の技術(例えば、特開平10−17453号公報、特開
平7−109212号公報、特開平10−279455
号公報、特表平11−500471号公報、特公昭61
−52124号公報、特開平4−134027号公報、
特開平10−204498号公報など)が開示されてい
るものの、安全性や効果の点でいまだ有効な技術は見当
たらない。
関する主な効果・機能としては、歯垢除去、歯垢付着抑
制、抗菌、殺菌および消臭作用、カラータイマー機能、
酵素・生薬配合、低温で汚れを除去できるといった内容
の技術(例えば、特開平10−17453号公報、特開
平7−109212号公報、特開平10−279455
号公報、特表平11−500471号公報、特公昭61
−52124号公報、特開平4−134027号公報、
特開平10−204498号公報など)が開示されてい
るものの、安全性や効果の点でいまだ有効な技術は見当
たらない。
【0005】これらの従来技術を素材の点から見ると、
ここ最近では、酵素あるいは発泡剤単独もしくは界面活
性剤を含有した出願が主流となっており、これらの技術
は、安定性の側面から問題があった。
ここ最近では、酵素あるいは発泡剤単独もしくは界面活
性剤を含有した出願が主流となっており、これらの技術
は、安定性の側面から問題があった。
【0006】また、これら口腔内に適用する際、各適用
製剤のpHは、粘膜組織への刺激などの悪影響を及ぼさ
ないよう調整される必要があり、至適条件とされるpH
4ないし6への素材適応性が要求されるが、当該条件下
で口腔内微生物に有効かつ安定に作用する素材はまだ見
出されていない。従来は、う蝕や歯垢形成防止のため、
塩化セチルピリジニウム、トリクロサン、ザルコシネー
トなどの抗菌剤が用いられているが、口腔内粘膜に対す
る刺激がなく、有効かつ安定な持続効果を有する素材が
ないのが現状である。さらには、使用性の面からみる
と、入歯等の義歯装着時の使用にも適する安全な素材が
応用開発された例がない。
製剤のpHは、粘膜組織への刺激などの悪影響を及ぼさ
ないよう調整される必要があり、至適条件とされるpH
4ないし6への素材適応性が要求されるが、当該条件下
で口腔内微生物に有効かつ安定に作用する素材はまだ見
出されていない。従来は、う蝕や歯垢形成防止のため、
塩化セチルピリジニウム、トリクロサン、ザルコシネー
トなどの抗菌剤が用いられているが、口腔内粘膜に対す
る刺激がなく、有効かつ安定な持続効果を有する素材が
ないのが現状である。さらには、使用性の面からみる
と、入歯等の義歯装着時の使用にも適する安全な素材が
応用開発された例がない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記技術的
課題を克服・解決するために開発されたものであり、従
来技術にはない全く新しい視点からう蝕や歯垢形成(デ
ンチャープラーク)を防止するばかりでなく、副次的効
果として歯周囲、口腔内粘膜および喉の炎症や痛みを抑
制するといった組織保護効果を有するう蝕誘発性細菌増
殖抑制剤を提供することを目的とする。
課題を克服・解決するために開発されたものであり、従
来技術にはない全く新しい視点からう蝕や歯垢形成(デ
ンチャープラーク)を防止するばかりでなく、副次的効
果として歯周囲、口腔内粘膜および喉の炎症や痛みを抑
制するといった組織保護効果を有するう蝕誘発性細菌増
殖抑制剤を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意検討を重ねた結果、コウジ酸およ
び/またはコウジ酸誘導体(以下、これらを総称してコ
ウジ酸類と呼ぶことがある)に、う蝕や歯垢の形成に関
与する口腔内微生物(ストレプトコッカス・ミュータン
ス:Streptococcus mutans)の増殖を特異的に阻止する
効果があることを見出した。さらに検討を続けた結果、
コウジ酸類は口腔内適用製剤の至適条件とされるpH4
ないし6への適応性があり、う蝕や歯垢の形成を防止す
る効果が安定に持続できることを見出し、本発明を完成
するに至った。
を達成するために鋭意検討を重ねた結果、コウジ酸およ
び/またはコウジ酸誘導体(以下、これらを総称してコ
ウジ酸類と呼ぶことがある)に、う蝕や歯垢の形成に関
与する口腔内微生物(ストレプトコッカス・ミュータン
ス:Streptococcus mutans)の増殖を特異的に阻止する
効果があることを見出した。さらに検討を続けた結果、
コウジ酸類は口腔内適用製剤の至適条件とされるpH4
ないし6への適応性があり、う蝕や歯垢の形成を防止す
る効果が安定に持続できることを見出し、本発明を完成
するに至った。
【0009】従来より、口腔適用製剤に関するコウジ酸
類を応用した技術に関しては、発明の効果としては口臭
防止がメインであり、例えば、特開平4−41418号
公報に記載があるように、口腔内を着色することなく口
臭の予防や口臭防止効果を持続させるという技術が公知
である。その他には、歯の美白成分としてコウジ酸類が
有効であることが公知である(特開平10−17448
号公報)。さらに、コウジ酸に有機酸を併用して歯に固
着した着色物を除去し得ることも公知である(特開平1
1−21222号公報)が、これらの技術は、いずれも
歯の着色物を効果的に除去する技術に関するものであ
り、本発明の目的とは異なる。
類を応用した技術に関しては、発明の効果としては口臭
防止がメインであり、例えば、特開平4−41418号
公報に記載があるように、口腔内を着色することなく口
臭の予防や口臭防止効果を持続させるという技術が公知
である。その他には、歯の美白成分としてコウジ酸類が
有効であることが公知である(特開平10−17448
号公報)。さらに、コウジ酸に有機酸を併用して歯に固
着した着色物を除去し得ることも公知である(特開平1
1−21222号公報)が、これらの技術は、いずれも
歯の着色物を効果的に除去する技術に関するものであ
り、本発明の目的とは異なる。
【0010】また、コウジ酸の抗菌性に関しては次の点
が知られているが、本発明の菌特異性については未だ知
られていない。 フケの発生を防止し殺菌、抗炎症作用を有すること; ニキビ(アクネ菌)の改善に著しい効果があること; Candida albicansに対し強い抗菌作
用を示すこと;
が知られているが、本発明の菌特異性については未だ知
られていない。 フケの発生を防止し殺菌、抗炎症作用を有すること; ニキビ(アクネ菌)の改善に著しい効果があること; Candida albicansに対し強い抗菌作
用を示すこと;
【0011】本発明者らが長年研究を続けてきたコウジ
酸類は、色白効果や消炎効果など種々の優れた特徴をも
つ有用性の高い薬物として知られており、具体的に例示
すれば、美白効果、紫外線防止、メラニン抑制効果およ
び抗炎症作用等がある。そしてこれらの応用技術(化粧
料など)については、例えば、特開昭55−15750
9号公報、特公昭61−10447号公報、特公昭61
−143313号公報、特公昭61−143314号公
報、特公昭63−27322号公報、特公平6−134
48号公報等に開示されている。
酸類は、色白効果や消炎効果など種々の優れた特徴をも
つ有用性の高い薬物として知られており、具体的に例示
すれば、美白効果、紫外線防止、メラニン抑制効果およ
び抗炎症作用等がある。そしてこれらの応用技術(化粧
料など)については、例えば、特開昭55−15750
9号公報、特公昭61−10447号公報、特公昭61
−143313号公報、特公昭61−143314号公
報、特公昭63−27322号公報、特公平6−134
48号公報等に開示されている。
【0012】また、食品・その他の分野においては、コ
ウジ酸による生鮮物の鮮度保持、美白食品および食品分
野における酵素阻害物質として、また、コウジ酸を飲食
することによる美白効果、日焼け後の色素沈着防止効果
等があり、これらは特公平5−30422号公報、特公
平6−16685号公報に開示されており、安全性が高
いことも知られている。
ウジ酸による生鮮物の鮮度保持、美白食品および食品分
野における酵素阻害物質として、また、コウジ酸を飲食
することによる美白効果、日焼け後の色素沈着防止効果
等があり、これらは特公平5−30422号公報、特公
平6−16685号公報に開示されており、安全性が高
いことも知られている。
【0013】これまでに得られた知見から、本発明の製
剤を口腔内に適用したときの副次的効果がさらに期待出
来たため、追試を続けた結果、歯周囲、口腔内粘膜およ
び喉の炎症や痛みを抑制する組織保護効果が見出され
た。このように本発明は、今までに知られていないコウ
ジ酸の特異的効果について着目したことによって新たに
成し得たものであり、全く新しい技術を世に提供するも
のである。
剤を口腔内に適用したときの副次的効果がさらに期待出
来たため、追試を続けた結果、歯周囲、口腔内粘膜およ
び喉の炎症や痛みを抑制する組織保護効果が見出され
た。このように本発明は、今までに知られていないコウ
ジ酸の特異的効果について着目したことによって新たに
成し得たものであり、全く新しい技術を世に提供するも
のである。
【0014】すなわち、本発明によれば、コウジ酸およ
び/またはコウジ酸誘導体を有効成分とする、う蝕や歯
垢の形成に関与する口腔内微生物(ストレプトコッカス
・ミュータンス:Streptococcus mutans)の増殖を特異
的に阻止する多機能型の「う蝕誘発性細菌増殖抑制剤」
が提供される。
び/またはコウジ酸誘導体を有効成分とする、う蝕や歯
垢の形成に関与する口腔内微生物(ストレプトコッカス
・ミュータンス:Streptococcus mutans)の増殖を特異
的に阻止する多機能型の「う蝕誘発性細菌増殖抑制剤」
が提供される。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の有効成分として使用され
るコウジ酸(5−オキシ−2−オキシメチル−γ−ピロ
ン)としては、5−オキシ−2−オキシメチル−γ−ピ
ロンの純品、コウジ酸生産能を有する公知の菌株(例え
ば、アスペルギルス属、ペニシリウム属など)を培養し
て得られるコウジ酸を主成分とする発酵液、該発酵液の
濃縮液、および該発酵液からコウジ酸を抽出して結晶化
したものなどが使用される。
るコウジ酸(5−オキシ−2−オキシメチル−γ−ピロ
ン)としては、5−オキシ−2−オキシメチル−γ−ピ
ロンの純品、コウジ酸生産能を有する公知の菌株(例え
ば、アスペルギルス属、ペニシリウム属など)を培養し
て得られるコウジ酸を主成分とする発酵液、該発酵液の
濃縮液、および該発酵液からコウジ酸を抽出して結晶化
したものなどが使用される。
【0016】コウジ酸誘導体としては、本発明の目的か
ら考えて特段の制約はなく、例えば、特公昭58−22
151号公報、特公昭58−22152号公報、特公昭
60−10005号公報、特公平1−45472号公
報、特公平3−74229号公報、特許第293368
2号公報、特許第2911204号公報、特許第291
9589号公報、特許第2911208号公報および特
開平5−78383号公報に開示されているコウジ酸の
エステル化物、コウジ酸の2位の−CH2 OH基に糖類
を結合させることによってコウジ酸分子を安定化させた
コウジ酸誘導体およびコウジ酸配糖体など公知のものを
単独または2種以上を組み合わせて用いることができ
る。
ら考えて特段の制約はなく、例えば、特公昭58−22
151号公報、特公昭58−22152号公報、特公昭
60−10005号公報、特公平1−45472号公
報、特公平3−74229号公報、特許第293368
2号公報、特許第2911204号公報、特許第291
9589号公報、特許第2911208号公報および特
開平5−78383号公報に開示されているコウジ酸の
エステル化物、コウジ酸の2位の−CH2 OH基に糖類
を結合させることによってコウジ酸分子を安定化させた
コウジ酸誘導体およびコウジ酸配糖体など公知のものを
単独または2種以上を組み合わせて用いることができ
る。
【0017】本発明において、前記コウジ酸類は、化粧
料、医薬部外品として許容し得る外用の形態で患部に直
接塗布するなどして使用されるが、それらの配合量は、
通常適用形態全体に対して、0.001ないし10重量
%、好ましくは0.1ないし5重量%の範囲で配合され
る。上記の化粧料、医薬部外品として許容し得る外用の
形態とは、口腔内部に適用可能なすべての形態を意味
し、例えば、歯磨(液状・半固形)、洗口剤、タブレッ
ト、チューインガムなどの口腔適用形態一般、含嗽剤な
どの形態で口腔内に直接適用し得るものを意味する。
料、医薬部外品として許容し得る外用の形態で患部に直
接塗布するなどして使用されるが、それらの配合量は、
通常適用形態全体に対して、0.001ないし10重量
%、好ましくは0.1ないし5重量%の範囲で配合され
る。上記の化粧料、医薬部外品として許容し得る外用の
形態とは、口腔内部に適用可能なすべての形態を意味
し、例えば、歯磨(液状・半固形)、洗口剤、タブレッ
ト、チューインガムなどの口腔適用形態一般、含嗽剤な
どの形態で口腔内に直接適用し得るものを意味する。
【0018】但し、入れ歯等への適用に関しては、装着
状態でも衛生的に使用できる効果を有するため、脱着の
必要はないが、状況に応じて洗浄剤としての一般使用、
例えば液状の製剤に浸漬し洗浄する方法などによって使
用し得る形態を含むものとする。なお、これらの各適用
製剤は口腔内組織に悪影響を及ぼさない程度のpH(4
ないし6)に調整されることが望ましい。
状態でも衛生的に使用できる効果を有するため、脱着の
必要はないが、状況に応じて洗浄剤としての一般使用、
例えば液状の製剤に浸漬し洗浄する方法などによって使
用し得る形態を含むものとする。なお、これらの各適用
製剤は口腔内組織に悪影響を及ぼさない程度のpH(4
ないし6)に調整されることが望ましい。
【0019】各製剤に添加する成分としては、剤型に応
じ、公知の成分が任意に選択配合できる。例えば歯磨類
の場合には、第2リン酸カルシウム・2水和物および無
水物、第1リン酸カルシウム、第3リン酸カルシウム、
炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、炭酸水素ナト
リウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、無水ケイ酸、
ケイ酸アルミニウム、ケイ酸ジルコニウム、不溶性メタ
リン酸ナトリウム、第3リン酸マグネシウム、炭酸マグ
ネシウム、硫酸カルシウム、ベントナイト、結晶セルロ
ース、ポリメタクリル酸メチル、その他の合成樹脂等の
1種または2種以上が例示できる。
じ、公知の成分が任意に選択配合できる。例えば歯磨類
の場合には、第2リン酸カルシウム・2水和物および無
水物、第1リン酸カルシウム、第3リン酸カルシウム、
炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、炭酸水素ナト
リウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、無水ケイ酸、
ケイ酸アルミニウム、ケイ酸ジルコニウム、不溶性メタ
リン酸ナトリウム、第3リン酸マグネシウム、炭酸マグ
ネシウム、硫酸カルシウム、ベントナイト、結晶セルロ
ース、ポリメタクリル酸メチル、その他の合成樹脂等の
1種または2種以上が例示できる。
【0020】また、練歯磨等のペースト状組成物の場合
には、例えば粘結剤として、カラゲナン、アルギン酸ナ
トリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどのセ
ルロース誘導体、キサンタンガム、トラガントガム、カ
ラヤガム、アラビアガム、ジェランガムなどのガム類、
ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、カ
ルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリドンなどの
合成粘結剤、シリカゲル、アルミニウムシリカゲル、ビ
ーガム、ラポナイトなどの無機粘結剤等の1種または2
種以上が例示できる。
には、例えば粘結剤として、カラゲナン、アルギン酸ナ
トリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどのセ
ルロース誘導体、キサンタンガム、トラガントガム、カ
ラヤガム、アラビアガム、ジェランガムなどのガム類、
ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、カ
ルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリドンなどの
合成粘結剤、シリカゲル、アルミニウムシリカゲル、ビ
ーガム、ラポナイトなどの無機粘結剤等の1種または2
種以上が例示できる。
【0021】更に、歯磨類や洗口剤等の粘稠剤または保
湿剤として、ソルビット、グリセリン、エタノール、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブ
チレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、キシリトール、マルチトール、ラク
チトール等のアルコール類の1種または2種以上が例示
できる。
湿剤として、ソルビット、グリセリン、エタノール、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブ
チレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、キシリトール、マルチトール、ラク
チトール等のアルコール類の1種または2種以上が例示
できる。
【0022】本発明の口腔用組成物には、香料成分とし
てメントール、アネトール、カルボン、オイゲノール、
リモネン、n−デシルアルコール、シトロネロール、α
−テルピネオール、シトロネリルアセテート、シネオー
ル、リナロール、エチルリナロール、ワニリン、チモー
ル、スペアミント油、ペパーミント油、レモン油、オレ
ンジ油、セージ油、ローズマリー油、桂皮油、ピメント
油、桂葉油、シソ油、冬緑油、丁字油、ユーカリ油等の
一般的に使用される香料を単独でまたは組み合わせて配
合し得るほか、サッカリンナトリウム、ステビオサイ
ド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、グリチルリチ
ン、ペリラルチン、ソーマチン、アスパラチルフェニル
アラニンメチルエステル、p−メトキシシンナミックア
ルデヒドなどの公知の甘味剤等が例示できる。
てメントール、アネトール、カルボン、オイゲノール、
リモネン、n−デシルアルコール、シトロネロール、α
−テルピネオール、シトロネリルアセテート、シネオー
ル、リナロール、エチルリナロール、ワニリン、チモー
ル、スペアミント油、ペパーミント油、レモン油、オレ
ンジ油、セージ油、ローズマリー油、桂皮油、ピメント
油、桂葉油、シソ油、冬緑油、丁字油、ユーカリ油等の
一般的に使用される香料を単独でまたは組み合わせて配
合し得るほか、サッカリンナトリウム、ステビオサイ
ド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、グリチルリチ
ン、ペリラルチン、ソーマチン、アスパラチルフェニル
アラニンメチルエステル、p−メトキシシンナミックア
ルデヒドなどの公知の甘味剤等が例示できる。
【0023】本発明におけるコウジ酸類以外の有効成分
としては、例えば、テキストラナーゼ、ムタナーゼ、リ
ゾチーム、アミラーゼ、プロテアーゼ、溶菌酵素、スー
パーオキサイドディスムターゼなどの酵素、モノフルオ
ロリン酸ナトリウム、モノフルオロリン酸カリウムなど
のアルカリ金属モノフルオロフォスフェートやフッ化ナ
トリウム、フッ化第一錫などのフッ化物、トラネキサム
酸、イプシロンアミノカプロン酸、アルミニウムクロル
ヒドロキシアラントイン、ジヒドロコレスタノール、グ
リチルリチン酸類、グリチルレチン酸、ビサボロール、
イソプロピルメチルフェノール、グリセロフォスフェー
ト、クロロフィル、グルコン酸銅、塩化ナトリウム、ト
リクロサン、クロルヘキシジン塩類、塩化セチルピリジ
ニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等
の有効成分の1種または2種以上が、本発明の効果を損
なわない範囲で配合し得る。
としては、例えば、テキストラナーゼ、ムタナーゼ、リ
ゾチーム、アミラーゼ、プロテアーゼ、溶菌酵素、スー
パーオキサイドディスムターゼなどの酵素、モノフルオ
ロリン酸ナトリウム、モノフルオロリン酸カリウムなど
のアルカリ金属モノフルオロフォスフェートやフッ化ナ
トリウム、フッ化第一錫などのフッ化物、トラネキサム
酸、イプシロンアミノカプロン酸、アルミニウムクロル
ヒドロキシアラントイン、ジヒドロコレスタノール、グ
リチルリチン酸類、グリチルレチン酸、ビサボロール、
イソプロピルメチルフェノール、グリセロフォスフェー
ト、クロロフィル、グルコン酸銅、塩化ナトリウム、ト
リクロサン、クロルヘキシジン塩類、塩化セチルピリジ
ニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等
の有効成分の1種または2種以上が、本発明の効果を損
なわない範囲で配合し得る。
【0024】界面活性剤としては、アニオン界面活性
剤、ノニオン界面活性剤および両性イオン界面活性剤な
どを、本発明の効果を損なわない範囲で、単独または組
み合わせて使用することができる。アニオン界面活性剤
としては、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチ
ル硫酸ナトリウムなどのアルキル硫酸ナトリウム、N−
ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、N−ミリストイル
サルコシン酸ナトリウムなどのN−アシルサルコシン酸
ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、
水素添加ココナッツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナト
リウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、N−パルミト
イルグルタミン酸ナトリウムなどのN−アシルグルタミ
ン酸塩、N−メチル−N−アシルタウリンナトリウム、
N−メチル−N−アシルアラニンナトリウム、α−オレ
フィンスルホン酸ナトリウム、ラウリルリン酸ナトリウ
ム、ミリスチルリン酸ナトリウムなどのアルキルリン酸
塩等が例示できる。
剤、ノニオン界面活性剤および両性イオン界面活性剤な
どを、本発明の効果を損なわない範囲で、単独または組
み合わせて使用することができる。アニオン界面活性剤
としては、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチ
ル硫酸ナトリウムなどのアルキル硫酸ナトリウム、N−
ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、N−ミリストイル
サルコシン酸ナトリウムなどのN−アシルサルコシン酸
ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、
水素添加ココナッツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナト
リウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、N−パルミト
イルグルタミン酸ナトリウムなどのN−アシルグルタミ
ン酸塩、N−メチル−N−アシルタウリンナトリウム、
N−メチル−N−アシルアラニンナトリウム、α−オレ
フィンスルホン酸ナトリウム、ラウリルリン酸ナトリウ
ム、ミリスチルリン酸ナトリウムなどのアルキルリン酸
塩等が例示できる。
【0025】ノニオン界面活性剤としては、例えば、ス
テアリン酸モノグリセリル、ラウリン酸デカグリセリル
などのグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステ
ル、マルトース脂肪酸エステル、ラクトース脂肪酸エス
テルなどの糖脂肪酸エステル、マルチトール脂肪酸エス
テル、ラクチトール脂肪酸エステルなどの糖アルコール
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラ
ウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレ
ートなどのポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などのポリオキシ
エチレン脂肪酸エステル、ラウリン酸モノまたはジエタ
ノールアミド、ミリスチン酸モノまたはジエタノールア
ミドなどの脂肪酸ジエタノールアミド、ソルビタン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテ
ル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合
体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン脂肪酸エ
ステル等が例示できる。
テアリン酸モノグリセリル、ラウリン酸デカグリセリル
などのグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステ
ル、マルトース脂肪酸エステル、ラクトース脂肪酸エス
テルなどの糖脂肪酸エステル、マルチトール脂肪酸エス
テル、ラクチトール脂肪酸エステルなどの糖アルコール
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラ
ウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレ
ートなどのポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などのポリオキシ
エチレン脂肪酸エステル、ラウリン酸モノまたはジエタ
ノールアミド、ミリスチン酸モノまたはジエタノールア
ミドなどの脂肪酸ジエタノールアミド、ソルビタン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテ
ル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合
体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン脂肪酸エ
ステル等が例示できる。
【0026】両性イオン界面活性剤としては、例えば、
N−ラウリルジアミノエチルグリシン、N−ミリスチル
ジアミノエチルグリシンなどのN−アルキルジアミノエ
チルグリシン、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、
2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシ
エチルイミダゾリウムベタイン、N−アルキル−N−カ
ルボキシメチルアンモニウムベタイン、2−アルキル−
1−ヒドロキシエチルイミダゾリンベタインナトリウム
等が例示できる。
N−ラウリルジアミノエチルグリシン、N−ミリスチル
ジアミノエチルグリシンなどのN−アルキルジアミノエ
チルグリシン、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、
2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシ
エチルイミダゾリウムベタイン、N−アルキル−N−カ
ルボキシメチルアンモニウムベタイン、2−アルキル−
1−ヒドロキシエチルイミダゾリンベタインナトリウム
等が例示できる。
【0027】本発明における口腔用組成物は、色素、着
色剤を配合して染色することができる。この場合、色
素、着色剤としては種々のものが用いられるが、例えば
赤色2号、赤色3号、赤色226号、黄色4号、黄色5
号、青色1号、青色2号、緑色3号、青色201号、青
色204号、雲母チタン、酸化チタン等が好適に用いら
れる。
色剤を配合して染色することができる。この場合、色
素、着色剤としては種々のものが用いられるが、例えば
赤色2号、赤色3号、赤色226号、黄色4号、黄色5
号、青色1号、青色2号、緑色3号、青色201号、青
色204号、雲母チタン、酸化チタン等が好適に用いら
れる。
【0028】以下に、実施例に基いて本発明を具体的に
説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるも
のではない。
説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるも
のではない。
【0029】
【実施例】[試験例] 1.口腔内微生物(ストレプトコッカス・ミュータン
ス:Storeptococus mutans)の増殖抑制効果
ス:Storeptococus mutans)の増殖抑制効果
【0030】1)試験方法 コウジ酸類の原末10mgを10mlの蒸留水に溶解し
て0.1%(W/V)溶液を調製し、0.45μmのフ
ィルターでろ過滅菌した。この溶液を原液として、蒸菌
蒸留水で10倍、100倍、1000倍の計4種類の濃
度の試料を作製した。一方、ストレプトコッカス・ミュ
ータンスをBHI(Brain-Heartlnfusion )液体培地
で、37℃で一夜インキュベートし、これを100倍希
釈(2.5×105 細胞/ml)して試料とした。無菌
処理された試験管に1mlのBHI培地を入れ、これに
上記4種類の濃度の試料水溶液100μlをそれぞれ入
れ、さらに50μlのストレプトコッカス・ミュータン
スを混合して下記表2に示す試料につき37℃で24時
間インキュベートした。その後、菌の増殖を肉眼的およ
びコロニー形成試験で判定した。なお、対照として、試
料無添加で同じ試験を行った。 2)結果 表1に示したとおり、コウジ酸類には低濃度においても
優れた菌増殖抑制効果が認められ、従来の素材に比較し
ても強い抗菌力を示すことが確認できた。
て0.1%(W/V)溶液を調製し、0.45μmのフ
ィルターでろ過滅菌した。この溶液を原液として、蒸菌
蒸留水で10倍、100倍、1000倍の計4種類の濃
度の試料を作製した。一方、ストレプトコッカス・ミュ
ータンスをBHI(Brain-Heartlnfusion )液体培地
で、37℃で一夜インキュベートし、これを100倍希
釈(2.5×105 細胞/ml)して試料とした。無菌
処理された試験管に1mlのBHI培地を入れ、これに
上記4種類の濃度の試料水溶液100μlをそれぞれ入
れ、さらに50μlのストレプトコッカス・ミュータン
スを混合して下記表2に示す試料につき37℃で24時
間インキュベートした。その後、菌の増殖を肉眼的およ
びコロニー形成試験で判定した。なお、対照として、試
料無添加で同じ試験を行った。 2)結果 表1に示したとおり、コウジ酸類には低濃度においても
優れた菌増殖抑制効果が認められ、従来の素材に比較し
ても強い抗菌力を示すことが確認できた。
【0031】
【表1】
【0032】2.使用試験 1)試験方法 乾燥時期(10ないし2月の4ヶ月間)に、虫歯を有す
る群(1群)、健常人(2群)それぞれ20名に対し、
本発明品(処方例8の含嗽液:後述)または基剤(処方
例8からコウジ酸を除いたもの)を適用し、歯の状態
(う蝕の進行度防止、歯垢形成予防)、抗炎症効果(口
腔内ならびに喉の喉)および安全性(口腔内刺激)につ
き、官能ならびに目視で評価した。 2)結果 表2に示したとおり、本発明品には、歯の状態(う蝕の
進行度防止、歯垢形成予防)および抗炎症効果におい
て、基剤に対し有意な効果が認められ、使用上の刺激の
問題もないことが確認された。
る群(1群)、健常人(2群)それぞれ20名に対し、
本発明品(処方例8の含嗽液:後述)または基剤(処方
例8からコウジ酸を除いたもの)を適用し、歯の状態
(う蝕の進行度防止、歯垢形成予防)、抗炎症効果(口
腔内ならびに喉の喉)および安全性(口腔内刺激)につ
き、官能ならびに目視で評価した。 2)結果 表2に示したとおり、本発明品には、歯の状態(う蝕の
進行度防止、歯垢形成予防)および抗炎症効果におい
て、基剤に対し有意な効果が認められ、使用上の刺激の
問題もないことが確認された。
【0033】
【表2】
【0034】
【処方例】次に、本発明の処方例を示す。なお、各例中
の%はいずれも重量%であり、適量とは全体を処方全体
で100%重量になる割合を意味する。
の%はいずれも重量%であり、適量とは全体を処方全体
で100%重量になる割合を意味する。
【0035】
【処方例】 〈処方例1〉液剤 (重量%) 1.コウジ酸 5.00 2.グリセリン 5.00 3.ソルビトール 4.00 4.ステアリン酸ポリオキシル40 1.55 5.エタノール 10.00 6.亜硫酸水素ナトリウム 0.05 7.EDTA二ナトリウム 0.02 8.グルタミン酸ナトリウム 0.50 9.精製水 適 量
【0036】 〈処方例2〉液状歯磨 (重量%) 1.コウジ酸 2.00 2.グリセリン 35.00 3.プロピレングリコール 5.00 4.ポリアクリル酸ナトリウム 0.50 5.無水ケイ酸 15.00 6.ラウリル硫酸ナトリウム 1.00 7.サッカリンナトリウム 0.30 8.安息香酸ナトリウム 0.30 9.トリクロサン 0.10 10.B−グリチルレチン酸 0.05 11.香料 4.00 12.精製水 適 量
【0037】 〈処方例3〉練歯磨(ペースト状) (重量%) 1.コウジ酸 4.00 2.リン酸水素カルシウム(2水和物) 45.00 3.グリセリン 8.00 4.ソルビトール 11.00 5.カルボキシメチルセルロース 1.00 6.ラウリル硫酸ナトリウム 2.00 7.サッカリンナトリウム 2.00 8.香料 1.00 9.精製水 適 量
【0038】 〈処方例4〉洗口液 (重量%) 1.コウジ酸 1.50 2.エタノール 35.00 3.グリセリン 20.00 4.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.00 5.サッカリン 0.10 6.香料 1.00 7.クロルヘキシジン 0.005 8.精製水 適 量
【0039】 〈処方例5〉チューイングガム (重量%) 1.コウジ酸 1.00 2.ガムベース 40.00 3.炭酸カルシウム 1.50 4.粉糖 35.00 5.水あめ 18.00 6.香料 1.50 7.精製水 適 量
【0040】 〈処方例6〉キャンディ (重量%) 1.コウジ酸 0.30 2.グラニュー糖 63.50 3.水アメ 35.00 4.ビタミンC 0.10 5.香料 0.10 6.呈味物 1.00
【0041】 〈処方例7〉タブレット (重量%) 1.コウジ酸 2.00 2.無水クエン酸 23.00 3.炭酸水素ナトリウム 40.00 4.ラウリルスルホ酢酸ナトリウム 1.00 5.モノ過硫酸水素カリウム 25.00 6.過硼酸ナトリウム 4.00 7.ポリエチレングリコール 5.00
【0042】 〈処方例8〉含嗽剤 (重量%) 1.コウジ酸 8.00 2.エタノール 38.00 3.グリセリン 14.00 4.重曹 0.80 5.ホウ砂 0.80 6.精製水 適 量
【0043】 〈処方例9〉マウスウオッシュ (重量%) 1.コウジ酸 2.00 2.グリセリン 15.00 3.エタノール 15.00 4.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.00 5.サッカリンナトリウム 0.01 6.安息香酸ナトリウム 0.30 7.香料 0.30 8.青色1号 0.0003 9.黄色4号 0.0001 10.モノグリド硫酸ナトリウム 0.30 11.トリクロサン 0.03 12.l−メントール 0.30 13.リン酸2ナトリウム 0.05 14.精製水 適 量
【0044】 〈処方例10〉口中清涼剤 (重量%) 1.コウジ酸 3.00 2.無水エタノール 40.00 3.グリセリン 10.00 4.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 3.00 5.サッカリンナトリウム 0.30 6.l−メントール 1.00 7.香料 3.00 8.トリクロサン 0.005 9.トラネキサム酸 0.10 10.精製水 適 量
【0045】処方例1ないし7、処方例9ないし10に
ついても、表2で示した処方例8と同様に、本発明の目
的において満足する効果を有する製剤であることが確認
された。
ついても、表2で示した処方例8と同様に、本発明の目
的において満足する効果を有する製剤であることが確認
された。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、う蝕や歯垢の形成に関
与する口腔内微生物(ストレプトコッカス・ミュータン
ス:Streptococcus mutans)の増殖を特異的に阻止する
多機能型の「う蝕誘発性細菌増殖抑制剤」が提供され、
当該製剤の適用によって、う蝕や歯垢形成(デンチャー
プラーク)を防止するばかりでなく、副次的効果とし
て、歯周囲、口腔内粘膜および喉の炎症や痛みを抑制す
る効果が発揮されるものである。また、これらの効果
は、入歯に対しても有効であり、デンチャープラークの
防止のため、入歯の装着状態でも簡便に使用可能な製剤
を提供することができる。
与する口腔内微生物(ストレプトコッカス・ミュータン
ス:Streptococcus mutans)の増殖を特異的に阻止する
多機能型の「う蝕誘発性細菌増殖抑制剤」が提供され、
当該製剤の適用によって、う蝕や歯垢形成(デンチャー
プラーク)を防止するばかりでなく、副次的効果とし
て、歯周囲、口腔内粘膜および喉の炎症や痛みを抑制す
る効果が発揮されるものである。また、これらの効果
は、入歯に対しても有効であり、デンチャープラークの
防止のため、入歯の装着状態でも簡便に使用可能な製剤
を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B014 GB06 GB07 GB13 GK12 GL04 4C083 AB102 AB152 AB172 AB282 AB292 AB312 AB322 AB352 AB412 AC122 AC132 AC302 AC311 AC402 AC432 AC532 AC582 AC622 AC782 AC792 AC812 AC841 AC842 AC852 AC862 AD042 AD092 AD222 AD242 AD272 AD532 AD642 CC41 DD15 DD21 DD22 DD23 EE32
Claims (1)
- 【請求項1】 コウジ酸および/またはコウジ酸誘導体
を有効成分とするう蝕誘発性細菌増殖抑制剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31343999A JP2001131040A (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | う蝕誘発性細菌増殖抑制剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31343999A JP2001131040A (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | う蝕誘発性細菌増殖抑制剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001131040A true JP2001131040A (ja) | 2001-05-15 |
Family
ID=18041320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31343999A Pending JP2001131040A (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | う蝕誘発性細菌増殖抑制剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001131040A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017081967A (ja) * | 2016-12-28 | 2017-05-18 | 東ソー・シリカ株式会社 | シリカ及び該シリカを用いた歯牙研磨剤 |
-
1999
- 1999-11-04 JP JP31343999A patent/JP2001131040A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017081967A (ja) * | 2016-12-28 | 2017-05-18 | 東ソー・シリカ株式会社 | シリカ及び該シリカを用いた歯牙研磨剤 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060925 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080318 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080826 |