JP2001130853A - エレベータ - Google Patents

エレベータ

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JP2001130853A
JP2001130853A JP31609699A JP31609699A JP2001130853A JP 2001130853 A JP2001130853 A JP 2001130853A JP 31609699 A JP31609699 A JP 31609699A JP 31609699 A JP31609699 A JP 31609699A JP 2001130853 A JP2001130853 A JP 2001130853A
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JP
Japan
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gondola
elevator
column
pinion gear
rack
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JP31609699A
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Inventor
Kenkichi Takahashi
健吉 高橋
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TAKAKON KK
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TAKAKON KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設の建築物にも容易かつ低コストで設置可
能で、また設置スペースを小さくする。 【解決手段】 エレベータ1を、支柱2と、支柱2の長
手方向に沿って移動可能に設けられる昇降ユニット3
と、昇降ユニット3に設けられるゴンドラ4とによって
構成する。支柱2において対向する一対の側面に、それ
ぞれ支柱2の長手方向に沿ってラック6a、6bを設け
る。昇降ユニット3において、回転軸に接続されて支柱
2のラックと噛み合わされるピニオンギア14a〜14
d(図2ではピニオンギア14a、14bのみ図示)
を、支柱2を挟み込むようにして対向配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータ、特に
簡易設置が可能なエレベータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベータは、例えば建築物の上
下方向に延在して設けたエレベータ通路内において、天
井側に設けた滑車にワイヤーケーブルを巻回し、このワ
イヤーケーブルの一端にはゴンドラを、他端には重りを
接続し、この状態で例えばモーター等の動力源によって
滑車を回転駆動してワイヤーケーブルをゴンドラ側また
は重り側のいずれか一方に送り出すことで、ゴンドラの
昇降を行うものが知られている。また、上記構成におい
て、動力源によって滑車を直接回転駆動する代わりに、
ワイヤーケーブルの一端に接続される重りからさらにワ
イヤーケーブルを延長してエレベータ通路の床側に設け
たウィンチに接続し、このウィンチによってワイヤーケ
ーブルの巻取り、送り出しを行うことでゴンドラの昇降
を行うものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、一般
住宅やマンション等の低層建築物において、住人の高齢
化に対応するため、またより生活を快適にするために、
エレベータ設置の要求が高まっている。また、近年新設
された建築物においては低層であってもエレベータを設
置することが一般的となりつつあるが、既設の低層建築
物ではエレベータを持たないものも多いので、既設の建
築物にも容易かつ低コストで設置可能なエレベータが要
求されている。しかし、従来のエレベータは、その構造
上、滑車を駆動するモータやワイヤーケーブルの巻取
り、送り出しを行うウィンチ等の動力源やその他の機械
を設置する空間が必要であるために、エレベータ通路の
上部または下部に、これらが設置されるエレベータ機械
室を設ける必要がある。このため、既設の建築物に新た
にエレベータを設ける場合には、エレベータの設置コス
トが増大してしまう。また、エレベータ機械室を設置す
るスペースを確保しなければならないので、エレベータ
を設置する場所が制限されたり、設置工事が大掛かりに
なってしまうのが現状である。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、既設の建築物にも容易かつ低コストで設置可
能で、また設置スペースを小さくすることができるエレ
ベータを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の請求項1記載のエレベータにおいては、支
柱に沿って移動可能に設けられる昇降ユニットと、該昇
降ユニットに取り付けられたゴンドラとを備えるエレベ
ータであって、前記昇降ユニットには、駆動装置と、前
記支柱に設けられたラックに係合し、前記駆動装置の駆
動力を受けることで、前記支柱に沿って前記昇降ユニッ
トと前記ゴンドラとを一体的に昇降させる伝動機構が設
けられていることを特徴とする。このように構成される
エレベータにおいては昇降ユニットがゴンドラと一体に
設けられているのでエレベータ通路にエレベータ機械室
を設置する必要がない。また、ゴンドラが昇降ユニット
を介して支柱によって支持されるので、重くて嵩張るケ
ーブルワイヤーを用いずに済む。ここで、支柱に設けら
れるラックは、アタッチメントを介して取り付けられる
チェーンによって構成することができる。これによっ
て、支柱に対して例えば直にラックを形成するよりも容
易にラックを設けることができる。
【0006】請求項2記載のエレベータにおいては、前
記支柱には、前記ラックが両面に設けられ、前記昇降ユ
ニットの伝動機構が、前記支柱の両面に設けられたラッ
クにそれぞれ噛み合わされて、前記支柱を挟み込むよう
にして対向配置されるピニオンギアを有し、前記駆動装
置が各ピニオンギアを回転駆動させることで、前記昇降
ユニットと前記ゴンドラとが一体的に昇降するようにな
っていることを特徴とする。このように構成されるエレ
ベータにおいては、伝動機構がピニオンギアを有し、各
ピニオンギアが、支柱を両側から挟み込むようにして対
向配置されているので、昇降ユニット及びゴンドラは、
支柱に安定的に支持される。
【0007】請求項3記載のエレベータにおいては、前
記支柱を両側から挟み込む対を構成するピニオンギア
は、一方が上、他方が下となるように上下にずらされて
おり、しかも、下側のピニオンギアがゴンドラ側から前
記支柱のラックに噛み合わされ、上側のピニオンギアが
前記ゴンドラ側のピニオンギアに対して反対側から前記
支柱のラックに噛み合わされていることを特徴とする。
【0008】このように構成されるエレベータにおいて
は、下側のピニオンギアがゴンドラ側から支柱のラック
に噛み合わされ、上側のピニオンギアがゴンドラ側のピ
ニオンギアに対して反対側から支柱のラックに噛み合わ
されており、ゴンドラに乗員や荷物等が乗せられると、
この重量を受けることで上側、下側のピニオンギアはさ
らに支柱のラックに押圧されることになり、昇降ユニッ
ト及びゴンドラが、支柱に安定的に支持される。ここ
で、上側、下側のピニオンギアの上下のずれが大きいほ
ど、昇降ユニット及びゴンドラの支柱に対する支点の位
置が離れるので、これらが安定的に支持される。
【0009】請求項4記載のエレベータにおいては、前
記伝動機構には、前記ゴンドラ内から手動によって操作
される手動操作部が設けられていることを特徴とする。
このように構成されるエレベータにおいては、手動操作
部を操作することで伝動機構がゴンドラ内から手動によ
って操作可能であるので、停電等によってピニオンギア
に駆動力を与える動力源が停止し、ゴンドラが移動途中
で停止してしまった場合にも、乗員が伝動機構を手動操
作部を用いて手動で操作することで昇降ユニットを昇降
させ、ゴンドラを最寄りの階の出入り口まで移動させて
避難することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエレベータの一実
施形態について、図1から図6を用いて説明する。ここ
で、図1は、本発明の実施の形態におけるエレベータの
構成を示す側面図、図2は横断面図、図3は図1におけ
るA−A矢視断面図、図4は図2におけるB−B矢視断
面図、図5は図2におけるC−C矢視断面図である。図
1に示すように、エレベータ1は、略鉛直方向に立設さ
せた状態で例えば一般住宅、マンション等の設置対象
(図示せず)、または地面等に対して固定的に設けられ
る支柱2と、支柱2の長手方向に沿って移動可能に設け
られる昇降ユニット3と、昇降ユニット3の側方に設け
られる略箱型のゴンドラ4とを備えている。ここで、昇
降ユニット3及びゴンドラ4は、固定部である支柱2に
対して、一体的に移動する移動部を構成している。
【0011】支柱2は、本実施の形態では、図2に示す
ように所定距離離間させて二本設けられている。これら
支柱2は、例えば山形鋼等の断面L字形状の部材が用い
られている。これら二本の支柱は、断面L字をなす二辺
のうちの一辺を、互いに平行となるようにして対向させ
(これを辺2aとする)、かつ他辺(これを辺2bとす
る)をゴンドラ4側に向けられている。これら支柱2に
おいて、辺2aの両側面には、それぞれ支柱2の長手方
向に沿ってラック6a、6bが設けられている。ここ
で、本実施の形態では、ラック6a、6bを、図3、図
4に示すように支柱2に対してベントアタッチメントを
介して固定されるローラチェーンによって構成してい
る。
【0012】昇降ユニット3は、図3に示すように、二
本の支柱2間で支柱2の長手方向に延在し、かつその面
を辺2aに略直交させて配置される略長方平板形状のフ
レーム11a、11bと、これらフレーム11a、11
bに、それぞれ軸受12a〜12dを介して、支柱2の
長手方向に対して直交した状態で両端近傍を支持される
四本の回転軸13a〜13dと、これら回転軸13a〜
13dのそれぞれの両端に回転を不能にして設けられ
て、二本の支柱2の辺2aの側面に設けられるラック6
aまたは6bに噛み合わされる同径のピニオンギア14
a〜14d(図3ではピニオンギア14b、14dのみ
図示)とを備えている。また図2に示すように、昇降ユ
ニット3には、支柱2も含めたこれら構成部材の側面側
を覆う略矩形枠形状のカバー15が設けられている。カ
バー15は、上下が開口されており、昇降ユニット3及
びゴンドラ4とともに支柱2に沿って昇降するものであ
る。
【0013】回転軸13aの両端は、図2に示すよう
に、それぞれフレーム11a、11bを貫通して設けら
れ、フレーム11a、11bに軸受12a、12aを介
して回転を許容された状態で支持されている。回転軸1
3aのフレーム11a、11bから突出される両端に
は、それぞれピニオンギア14a、14aが固定的に設
けられている。また、その他の回転軸13b、13c、
13dも同様に、それぞれ軸受12b、12c、12d
を介してフレーム11a、11bに支持され、その両端
には、それぞれピニオンギア14b、14c、14dが
設けられている。
【0014】図3に示すように、回転軸13a〜13d
のうち、回転軸13a、13cは、支柱2に対してゴン
ドラ4とは反対側に位置し、回転軸13b、13dは、
支柱2に対してゴンドラ4側に位置している。また、回
転軸13a、13bは、回転軸13c、13dよりも上
方に設けられている。これによって回転軸13aに設け
られるピニオンギア14aは回転軸13dに設けられる
ピニオンギア14dよりも上方に位置し、またピニオン
ギア14dはゴンドラ4側から支柱2のラック6aに噛
み合わされ、ピニオンギア14aはピニオンギア14d
に対して反対側から支柱2のラック6bに噛み合わされ
て、ピニオンギア14dとの間に支柱2の辺2aを挟み
込むように対向配置される。
【0015】また、回転軸13aは回転軸13bよりも
上方に設けられ、回転軸13cは回転軸13dよりも上
方に位置して設けられている。これによって回転軸13
aに設けられるピニオンギア14aは回転軸13bに設
けられるピニオンギア14bよりも上方に位置し、また
ピニオンギア14bはゴンドラ4側から支柱2のラック
6aに噛み合わされ、ピニオンギア14aはピニオンギ
ア14bに対して反対側から支柱2のラック6bに噛み
合わされて、ピニオンギア14bとの間に支柱2の辺2
aを挟み込むようにして対向配置される。同様に、回転
軸13cに設けられるピニオンギア14cは、回転軸1
3dに設けられるピニオンギア14dよりも上方に位置
し、またピニオンギア14dはゴンドラ4側から支柱2
のラック6aに噛み合わされ、ピニオンギア14cはピ
ニオンギア14dに対して反対側から支柱2のラック6
bに噛み合わされてピニオンギア14dとの間に支柱2
の辺2aを挟み込むようにして対向配置される。
【0016】ここで、回転軸13a〜13dのうち、回
転軸13a、13b、13cには、図3及び図5に示す
ように、フレーム11a、11bの間に位置する部分に
それぞれ同径の従動ギア18a〜18cが設けられてい
る。また、フレーム11a、11bの間には、回転軸1
3a、13b、13cを正逆両方向に回転駆動すること
でこれら回転軸に設けられるピニオンギア14a〜14
dを回転駆動し、昇降ユニット3とゴンドラ4とを支柱
2に沿って一体的に昇降する駆動装置16が設けられて
いる。ここで、前記回転軸13a〜13c、ピニオンギ
ア14a〜14c、従動ギア18a〜18c、ローラチ
ェーンC及び駆動装置16の減速機22は、駆動装置1
6のモータ21の駆動力を受けることで、支柱2に沿っ
て昇降ユニット3とゴンドラ4とを一体的に昇降させる
伝動機構を構成している。
【0017】駆動装置16は、図2及び図3に示すよう
に、モータ21と、モータ21の駆動軸21aから入力
軸22aに入力された回転を減速しかつその駆動力を増
大させて、入力軸22aと略直交する出力軸22bに、
駆動方向を変換して出力する減速機22とによって構成
されている。これらモータ21及び減速機22は、フレ
ーム11a、11b間において、上端側に設けられる回
転軸13a、13bと、下端側に設けられる回転軸13
c、13dとの間に略水平に取り付けられる共通の基台
24に固定されている。モータ21は、その駆動軸21
aをゴンドラ4側に向けて設けられ、減速機22は、入
力軸22aをゴンドラ4側に向けて、出力軸22bをフ
レーム11a、11bに支持される回転軸13a〜13
dに軸線を一致させた状態で、かつ回転軸13bの直下
に位置するように設けられている。
【0018】モータ21の駆動軸21aには駆動プーリ
21bが設けられ、減速機22の入力軸22aには、駆
動プーリ21bよりも大径の従動プーリ22cが設けら
れ、これらモータ21の駆動プーリ21bと減速機22
の従動プーリ22cには、無端状の動力伝達ベルトVが
巻き回されて、モータ21の駆動力が減速機22の入力
軸22aに伝達されるようになっている。また、減速機
22の出力軸22bには駆動ギア22dが設けられてお
り、回転軸13a〜13dに設けられる従動ギア18a
〜18cに巻回される無端状のローラチェーンCが巻回
されることによってこれら回転軸13a〜13cに接続
されている。
【0019】ローラチェーンCは、図5に示すように、
一端を駆動ギア22dのゴンドラ4側から従動ギア18
bの下方のゴンドラ4とは反対側に巻き回され、さらに
従動ギア18aに上方から巻き回されて、他端を駆動ギ
ア22dのゴンドラ4側から従動ギア18cに下方から
巻き回された状態で両端を接続されている。このため、
駆動ギア22dが回転すると、従動ギア18a、18c
が駆動ギア22dと同じ方向に回転し、また従動ギア1
8bがこれら従動ギア18a、18cとは反対の方向に
回転するようになっている。ここで、従動ギア18b
は、回転軸13bを介して、ゴンドラ4側から支柱2の
ラック6aに噛み合わされるピニオンギア14bに接続
されており、また従動ギア18a、18cは、回転軸1
3a、13cを介してピニオンギア14bとは反対側か
ら支柱2のラック6bに噛み合わされるピニオンギア1
4a、14cに接続されている。これにより、ピニオン
ギア14a、14cが同じ方向に回転し、ピニオンギア
14bがこれらピニオンギア14a、14cとは反対方
向に回転することになり、これらピニオンギア14a〜
14cはいずれも支柱2の延在方向の同一方向に力を作
用させる。
【0020】また、これら従動ギア18a、18b、1
8cが同径であり、また同一のローラチェーンCによっ
て接続されているので、これら従動ギア18a、18
b、18cと回転軸13a、13b、13cを介して接
続されるピニオンギア14a、14b、14cは、回転
速度が等しく、かつ回転を同期させて回転されるように
なっている。ここで、回転軸13dは、駆動装置16か
ら独立して設けられており、その両端に設けられるピニ
オンギア14dは昇降ユニット3が支柱2に沿って移動
する際に、支柱2のラック6aによって従動回転され
る。
【0021】ここで、モータ21は、図示せぬ制御装置
によって動作を制御されるものである。この制御装置
は、例えばエレベータ室の各出入口及びゴンドラ4に設
けられる操作盤に図示せぬ配線によって接続されて、こ
れら操作盤からの指示、例えばエレベータ1の呼び出し
や移動先の指令を受けて、この指令に従ってエレベータ
1が昇降するようにモータ21の動作を制御する。ま
た、制御装置には、エレベータ室の各出入口の扉及びゴ
ンドラ4の扉の開閉操作等エレベータ1の各動作を制御
させてもよい。
【0022】ここで、図6の一部拡大斜視図に示すよう
に、減速機22の入力軸22aの端面には係合穴hが設
けられており、この係合穴hには、入力軸22aを手動
で回転させるためのハンドル23が装着可能とされてい
る。これら入力軸22a、係合穴h、及びハンドル23
は、減速機22を手動で操作するための手動操作部Mを
構成するものである。ハンドル23は、平板形状のレバ
ー23aの一端の片面側に、該面に略直交して取っ手2
3bを設け、他端において取っ手23bが設けられる側
とは反対側の面に、係合穴hと係合する係合突起23c
が設けられたものである。ここで、本実施の形態では、
係合穴hは、入力軸22aの軸心を挟んだ対称位置に設
けた二つの丸穴であり、また係合突起23cは、レバー
23aの長手方向に沿って係合穴h同士の間隔と同じ間
隔をもって設けられる二本の丸棒状の突起とされてい
る。
【0023】カバー15は、フレーム11a、11bに
装着されて、昇降ユニット3の構成部材を覆うものであ
って、図2に示すように、昇降ユニット3とゴンドラ4
との間の仕切りも兼ねている。カバー15において、ゴ
ンドラ4との間に位置する壁面15aには、開口部15
bと、開口部15bを閉塞または開放可能な扉15cが
設けられている。扉15cは、壁面15aに対してヒン
ジ15dを介して取り付けられるものであって、ゴンド
ラ4内に向けて開くようにして設けられている。この扉
15cを開くことで、ゴンドラ4側から、開口部15b
を通じて昇降ユニット3の駆動装置16の減速機22を
操作することができるようになっている。
【0024】このように構成されるエレベータ1におい
て、ゴンドラ4の移動は次のようにして行われる。昇降
ユニット3の駆動装置16において、モータ21を動作
させ、モータ21の駆動軸21aの回転を、駆動軸21
aに設けられる駆動プーリ21b及び駆動プーリ21b
に駆動ベルトVを介して接続される従動プーリ22cと
を介して、減速機22の入力軸22aに入力する。減速
機22は、入力軸22aに入力された回転を減速しかつ
その駆動力を増大させて出力軸22bに出力する。出力
軸22bの回転は、出力軸22bに設けられる駆動ギア
22d及び駆動ギア22dにローラチェーンCを介して
接続される従動ギア18a〜18cとを介して回転軸1
3a、13b、13cに伝達され、これら回転軸を回転
駆動する。これによってこれら回転軸13a、13b、
13cの両端に設けられるピニオンギア14a、14
b、14cも回転駆動される。
【0025】ここで、従動ギア18a、18cは同じ方
向に回転し、また従動ギア18bがこれら従動ギア18
a、18cとは反対の方向に回転するようになってい
る。このため、これら従動ギア18a、18b、18c
にそれぞれ回転軸13a、13b、13cを介して接続
されるピニオンギア14a、14b、14cのうち、ピ
ニオンギア14a、14cが同じ方向に回転し、ピニオ
ンギア14bがこれらピニオンギア14a、14cとは
反対方向に回転することになり、これらピニオンギア1
4a〜14cはいずれも支柱2の延在方向の同一方向に
力を作用させる。
【0026】そして、これらピニオンギア14a、14
b、14cは、支柱2のラック6aまたは6bにそれぞ
れ噛み合わされており、また支柱2が設置対象に固定的
に設けられているので、これによってピニオンギア側、
すなわち昇降ユニット3が支柱2に沿って移動され、昇
降ユニット3に設けられたゴンドラ4が、支柱2に沿っ
て移動される。ここで、これら従動ギア18a、18
b、18cが同径であり、同一のローラチェーンCによ
って接続されているので、これら従動ギア18a、18
b、18cと回転軸13a、13b、13cを介して接
続されるピニオンギア14a、14b、14cは、回転
速度が等しく、かつ回転を同期させて回転されるように
なっている。これによって、これら各ピニオンギア14
a、14b、14cが支柱2を送り出す速度が一致する
ので、昇降ユニット3及びゴンドラ4が、安定的に昇降
される。また、回転軸13dは、駆動装置16から独立
して設けられており、その両端に設けられるピニオンギ
ア14dは昇降ユニット3が支柱2に沿って移動する際
に、支柱2のラック6aによって従動回転されること
で、昇降ユニット3を支柱2に沿った移動を可能にしつ
つ支柱2に支持している。
【0027】次に、停電などによってモータ21が使用
できない場合に、エレベータ1をゴンドラ4内から手動
によって昇降移動する方法について説明する。まず、ゴ
ンドラ4内から、昇降ユニット3のカバー15の側壁1
5aに設けられる扉15cを開き、駆動装置16の減速
機22を露出させる。そして、手動操作部Mを構成する
ハンドル23を用意し、ハンドル23の係合突起23c
を、同じく手動操作部Mを構成する減速機22の入力軸
22aに設けられた係合穴hに係合させる。この状態で
ハンドル23の取っ手23bを操作して入力軸22aを
直接回転させることで、モータ21を使用する場合と同
様、減速機22の出力軸22bを介して回転軸13a、
13b、13cに伝達し、これら回転軸に設けられるプ
ーリ14a、14b、14cを回転させて昇降ユニット
3を昇降させてゴンドラ4を最寄りの階の出入り口まで
移動させ、ゴンドラ4から避難する。
【0028】このように構成されるエレベータ1によれ
ば、昇降ユニット3がゴンドラ4と一体に設けられてい
るので、エレベータ通路にエレベータ機械室を設置する
必要がなく、既設の建築物に対しても容易かつ低コスト
でエレベータを増設することができる。また、昇降ユニ
ット3のピニオンギア14a〜14dは、支柱2におい
てラック6a、6bが設けられる辺2aの両側面を挟み
込むようにして対向配置されているので、昇降ユニット
3及びゴンドラ4は、支柱2に安定的に支持され、安全
性が向上する。また、ゴンドラ4が昇降ユニット3を介
して支柱2によって支持されるので、重くて嵩張るケー
ブルワイヤーを用いずに済む。ここで、支柱2に設けら
れるラック6a、6bは、ベントアタッチメントを介し
て取り付けられるローラチェーンCによって構成するこ
とができる。これによって、支柱2に対して例えば直に
ラックを形成するよりも容易にラック6a、6bを設け
ることができる。
【0029】また、ピニオンギア14a〜14dのう
ち、下側に位置するピニオンギア14dがゴンドラ4側
から支柱2のラック6aに噛み合わされ、上側のピニオ
ンギア14aがゴンドラ4側のピニオンギア14dに対
して反対側から支柱2のラック6bに噛み合わされてお
り、ゴンドラ4に乗員や荷物等が乗せられると、この重
量を受けることで上側、下側のピニオンギア14a、1
4dはさらに支柱2のラック6a、6bに押圧されるこ
とになり、昇降ユニット3及びゴンドラ4が、支柱2に
安定的に支持される。この関係は、ピニオンギア14a
とピニオンギア14b、並びにピニオンギア14cとピ
ニオンギア14dについても適用される。
【0030】また、エレベータ1の動力源である駆動装
置16が昇降ユニット3内に設けられており、昇降ユニ
ット3のカバー15に設けられる開口部15bを通じ
て、手動操作部Mを操作することで、回転軸13a〜1
3c、ピニオンギア14a〜14c、従動ギア18a〜
18c、ローラチェーンCとともに伝動機構を構成する
減速機22を、ゴンドラ4内から手動操作によって操作
可能となっている。これによって、停電によって駆動装
置16のモータ21が停止し、ゴンドラ4が移動途中で
停止してしまった場合にも、乗員が減速機22を手動操
作部Mを用いて手動で操作することで、昇降ユニット3
を昇降させてゴンドラ4を最寄りの階の出入り口まで移
動させて避難することができる。
【0031】また、支柱2に設けられるラック6a、6
bが、ベントアタッチメントを介して取り付けられるロ
ーラチェーンによって構成されるので、支柱2に対して
例えば直にラックを形成するよりも容易にラック6a、
6bを設けることができる。
【0032】ここで、上記実施の形態では、回転軸13
a〜13dのうち、回転軸13a、13b、13cに従
動ギア18a〜18cが設けられ、この従動ギア18a
〜18cと、駆動装置16の減速装置22の駆動ギア2
2dにローラチェーンCが巻回されているものとした。
しかし、これに限られることなく、図7の縦断面図に示
すように、回転軸13a、13bのみに従動ギア18
a、18bを設け、従動ギア18aと駆動ギア22dに
無端状のローラチェーンC1を巻回し、これら従動ギア
18aと駆動ギア22dに巻回されるローラチェーンC
1のうち、ゴンドラ4側に位置する側が従動ギア18b
の従動ギア18a側の部分に係合されるようにしても構
わない。この場合には、駆動装置16の動力は回転軸1
3a、13bにのみ伝達されて、回転軸13a、13b
に接続されるピニオンギア14a、14bによって昇降
ユニット3が支柱2に沿って移動することとなり、他の
回転軸13c、13dに設けられるピニオンギア14
c、14dは昇降ユニット3を支柱2に支持する支点と
してのみ働く。また、従動ギアに回転軸を介して接続さ
れるピニオンギアがいずれも支柱2の延在方向の同一方
向に力を作用させる向きに回転されるようであれば、ロ
ーラチェーンが巻回される従動ギアの数及び組み合わせ
及びローラチェーンの巻回し方は任意である。
【0033】また、上記実施の形態では、支柱2の断面
形状はL字形としたが、これに限られることなく、少な
くともラックが設けられる辺と、この辺の屈曲に対する
補強のための辺が設けられていれば、例えば断面コ字
形、断面T字形、断面H形であっても構わない。また、
同様の理由から、支柱2が角柱または中空の角柱形状で
あっても構わない。
【0034】以下より、このように構成されるエレベー
タ1を用いた建築物の一例について、図8、9を用いて
説明する。ここで図8は、一例である建築物の縦断面図
であり、図9は建築物の横断面図(一階部分)である。
この例で示す建築物31は、例えば地下室を有する建築
物、または傾斜地を切り崩してなる土地に建築されて下
層階が地中に設けられる建築物など、地下部分32と地
上部分33とを有する構成とされた建築物である。これ
ら地下部分32と地上部分33とは互いに独立した構造
とされており、これら地下部分32と地上部分33との
間には回転機構34が介装されて、地上部分33が、鉛
直方向を向く回転軸線O回りに回転可能とされている。
【0035】地下部分32は、地上部分33の重量を支
えることができるよう、例えば鉄筋コンクリート等によ
って床部32a、側壁部32b、天井部32cとが形成
されるものであって、駐車スペースや物置など、主に居
住以外の目的で使用される。ここで、地下部分32にお
いて、図8における手前側には地表に通じる通路が設け
られている(図示せず)。この地下部分32の天井部3
2cの略中央には、上面から下面まで達する開口部35
が形成されている。そして、天井部32cの上面外周側
には、この開口部35と同軸となる略円上に、複数のロ
ーラ36が均等配置されている。ここで、符号36a
は、ローラ36を回転自在に支持する支持台である。ま
た、天井部32cには、ローラ36よりも内周側に位置
して、開口部35と同軸の略円環形状に延在するラック
37が設けられている。ローラ36は、回転軸線をロー
ラ36の配置される円の径方向に向けられており、これ
らローラ36の配置される円の接線方向に回転可能とさ
れている。ラック37は、例えば略円環形状をなす鋼板
に沿ってベントアタッチメントを介して固定されるロー
ラチェーンを設けることによって構成することができ
る。
【0036】そして、天井部32c上には、回転機構3
4を介して、地上部分33の基礎となる基台38が設け
られている。基台38は、平面視略正八角形形状をなす
ものであって、天井部32cの開口部35と連通する開
口部39が形成されている。基台38の下面には、この
開口部35と同軸となる略円環形状に延在するレール4
0が、天井部32cのローラ36と対向する位置に設け
られている。レール40は、ローラ36によって下面を
支持されており、これらローラ36、レール40によっ
て地上部分33の重量が支えられている。また、基台3
8の下面には、駆動装置41が設けられている。駆動装
置41は、その出力軸に、天井部32cに設けられるラ
ック37に係合する駆動ギア41aが設けられるもので
あって、出力軸は、回転軸線をラック37の径方向に向
けられており、ラック37の接線方向に回転可能とされ
ている。ここで、これらローラ36、ラック37、レー
ル40、駆動装置41、駆動ギア41aは、地下部分3
2に対して、地上部分33を垂直方向を向く回転軸線O
回りに回転駆動するための回転駆動機構34を構成して
いる。
【0037】地上部分33は、図9に示すように、略正
八角形形状をなす基台38の各頂点部分にそれぞれ略垂
直に立設される外周側の支柱42a〜42hと、基台3
8の中心近傍に略垂直に立設される内周側の支柱43a
〜43dと、これら外周側の支柱42a〜h、内周側の
支柱43a〜43dを接続する梁44とを有し、また図
8に示すようにこれら外周側の支柱42a〜42h、内
周側の支柱43a〜43dの上端、及びこれら支柱の上
端に位置する大梁44aの上に屋根材45が設けられ、
図9に示すように、外周側の支柱42a〜42hにおい
てその外周側に外壁46が設けられることによって、略
正八角形柱形状に形成されている。ここで、この例で
は、地上部分33は二階建てとされており、図8に示す
ように、一階と二階の境目にも梁44が設けられてお
り、一階の天井及び二階の床が支えられている。
【0038】内周側の支柱43a〜43dは、図9に示
すように、外周側の支柱42a〜42hにおいて対向位
置にある支柱同士を結ぶ直線の交点に設けられて、基台
38と同心の平面視略正四角形の頂点部分に配置される
ものである。そして、地上部分33においては、外周側
の支柱42a〜42hと内周側の支柱43a〜43dと
の間に位置する空間が、住人の居住空間とされている。
【0039】梁44は、平行して設けられる二本の大梁
44aの下側に、大梁44aと略直交して二本の小梁4
4bを設けて、略井桁状に組まれるものである。ここ
で、小梁44bは、部屋を仕切る壁材を取り付ける基礎
とされるもので、その位置は、壁材の配置に応じて任意
に設定可能である。
【0040】屋根材45としては、鋼板を屈曲させて、
複数の略矩形の突条を有する形状とされた鋼板製屋根用
折板が用いられる。この屋根材45は、突条の延在する
方向に沿って加わる外力には十分な強度を持っているの
で、突条の延在方向に略直交する方向からの外力に対し
て強度を確保するために、大梁44aが突条の延在方向
に略直交する向きに延在するようにして取り付けられて
いる。
【0041】図9に示すように、外壁46のうち、向か
い合う一対をなす側面を形成する外壁46a、46bに
は、一階部分には出入り口47、二階部分には窓または
ベランダ等が設けられている。これによって、採光、通
気を良好にするとともに、火災等が発生した場合におけ
る住人の避難を容易にしている。また、外壁46のう
ち、他の向かい合う一対の外壁46c、46dには、室
内外にまたがってガラス張りの水槽48が設けられてい
る。この水槽48には、魚類が飼育されており、住人の
観賞用の他、採光のための開口部を兼ねている。また、
水槽48内の魚類は、住人の排出したゴミを餌とするも
ので、これによって住人の排出するゴミの減量化を図っ
ている。また、屋根材45上に降った雨水を通常の建築
物のように屋根に降った雨水を下水に直接捨てるのでは
なく、水槽48に一旦水槽48内に溜めておけるように
してあるので、降雨量が多い場合にも雨水によって下水
路があふれないようにしている。
【0042】そして、地上部分33の中心位置にある内
周側の支柱43a〜43dに囲まれた空間Sには、居住
空間以外の設備、例えば風呂、トイレ等が設けられると
ともに、エレベータ通路49が設けられて、本発明のエ
レベータ1が、地上部分33の最上階から地下部分32
まで移動可能にして設けてある。この例では、エレベー
タ1の支柱2は、地上部分33に対して固定的に設けら
れて、地下部分32に対しては、相対的に回転を許容さ
れている。支柱2の固定方法としては、例えば支柱2の
上端を地上部分33の最上階部分に固定し、支柱2の下
端にはローラを設けて、地下部分32の床面に対して相
対回転を可能に支持されるようにすることが考えられ
る。また、二本の支柱2同士の間隔を一定に保つため、
またこれら二本の支柱2にねじれ等が生じないよう、こ
れら二本の支柱2は、その上端部及び下端部を補強材に
よって接続しておくことが望ましい。
【0043】このように構成される建築物は、地上部分
を回転させることで、地上部分33の各部屋で日照を確
保することができ、また風向きに応じて地上部分33の
向きを変えることで、換気を効率的に行うことができ
る。また、各部屋からの眺めも変えることができる。こ
こで、地上部分33の回転される速度はごく低速であっ
て、住人及び室内の家具等のバランスに影響を与えない
程度とされている。
【0044】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のエレベータによ
れば、昇降ユニットがゴンドラと一体に設けられている
ので、エレベータ通路にエレベータ機械室を設置する必
要がなく、既設の建築物にも容易かつ低コストで設置可
能で、また設置スペースを小さくすることができる。ま
た、ゴンドラが昇降ユニットを介して支柱によって支持
されるので、重くて嵩張るケーブルワイヤーを用いずに
済む。
【0045】請求項2記載のエレベータによれば、昇降
ユニット及びゴンドラは、支柱に安定的に支持されるの
で、安全性が向上する。
【0046】請求項3記載のエレベータによれば、ゴン
ドラに荷重が加わっても、昇降ユニットが支柱により強
固に係合されるので、安全性が向上する。
【0047】請求項4記載のエレベータによれば、例え
ば停電等によってエレベータの動力源が停止し、ゴンド
ラが移動途中で停止した場合にも、乗員がゴンドラ内か
ら伝動機構を手動操作部を用いて手動で操作すること
で、昇降ユニットを昇降させてゴンドラを最寄りの階の
出入り口まで移動させて避難することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態におけるエレベータを示
す側面図である。
【図2】 本発明の実施の形態におけるエレベータの構
造を示す横断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態におけるエレベータの構
造を示す図であって、図1におけるA−A矢視断面図で
ある。
【図4】 本発明の実施の形態におけるエレベータの構
造を示す図であって、図2におけるB−B矢視断面図で
ある。
【図5】 本発明の実施の形態におけるエレベータの構
造を示す図であって、図2におけるC−C矢視断面図で
ある。
【図6】 本発明の実施の形態におけるエレベータの、
昇降ユニットの構造を示す一部拡大斜視図である。
【図7】 本発明の他の実施の形態におけるエレベータ
の、昇降ユニットの構造を示す横断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態におけるエレベータを適
用した建築物の一例を示す縦断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態におけるエレベータを適
用した建築物の一例を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 エレベータ 2 支柱 3 昇降ユニット 4 ゴンドラ 6a、6b ラック 14a〜d ピニオ
ンギア(伝動機構) 16 駆動装置 22 減速機(伝動
機構) C ローラチェーン M 手動操作部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱に沿って移動可能に設けられる昇降
    ユニットと、 該昇降ユニットに取り付けられたゴンドラとを備えるエ
    レベータであって、 前記昇降ユニットには、駆動装置と、 前記支柱に設けられたラックに係合し、前記駆動装置の
    駆動力を受けることで、前記支柱に沿って前記昇降ユニ
    ットと前記ゴンドラとを一体的に昇降させる伝動機構が
    設けられていることを特徴とするエレベータ。
  2. 【請求項2】 前記支柱には、前記ラックが両面に設け
    られ、 前記昇降ユニットの伝動機構が、前記支柱の両面に設け
    られたラックにそれぞれ噛み合わされて、前記支柱を挟
    み込むようにして対向配置されるピニオンギアを有し、
    前記駆動装置が各ピニオンギアを回転駆動させること
    で、前記昇降ユニットと前記ゴンドラとが一体的に昇降
    するようになっていることを特徴とする請求項1記載の
    エレベータ。
  3. 【請求項3】 前記支柱を両側から挟み込む対を構成す
    るピニオンギアは、一方が上、他方が下となるように上
    下にずらされており、しかも、下側のピニオンギアがゴ
    ンドラ側から前記支柱のラックに噛み合わされ、上側の
    ピニオンギアが前記ゴンドラ側のピニオンギアに対して
    反対側から前記支柱のラックに噛み合わされていること
    を特徴とする請求項1または2記載のエレベータ。
  4. 【請求項4】 前記伝動機構には、前記ゴンドラ内から
    手動によって操作される手動操作部が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のエレ
    ベータ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104444712A (zh) * 2014-12-01 2015-03-25 太仓市微贯机电有限公司 一种采用特殊齿条的升降机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104444712A (zh) * 2014-12-01 2015-03-25 太仓市微贯机电有限公司 一种采用特殊齿条的升降机

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