JP2001130603A - 容 器 - Google Patents

容 器

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JP2001130603A
JP2001130603A JP31296799A JP31296799A JP2001130603A JP 2001130603 A JP2001130603 A JP 2001130603A JP 31296799 A JP31296799 A JP 31296799A JP 31296799 A JP31296799 A JP 31296799A JP 2001130603 A JP2001130603 A JP 2001130603A
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JP
Japan
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cap
screwed
container
arc portion
ridge
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JP31296799A
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Inventor
Masashi Ikeda
正志 池田
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャップを無理抜き方式で製造することがで
き、キャップ螺着時に良好なシール性及び嵌合力が得ら
れ、且つキャップの着脱を繰り返しても緩みが生じ難い
容器を提供する。 【解決手段】 口頸部の外周面に螺合凸条を有する容器
本体と、内周面に該螺合凸条に係合する被螺合凸条21
を有する合成樹脂製のキャップとからなる容器で、被螺
合凸条21は、キャップの縦方向の縦断面形状が、キャ
ップの内方側に凸の頂部円弧部21aと頂部円弧部21
aの両端に連接した一対の凹形状の基部円弧部21b,
21cとからなり、被螺合凸条21は、高さH(図2参
照)0.9〜1.1mm、幅W(図2参照)2.1〜
2.9mmであり、キャップの螺合時に、被螺合凸条2
1と前記螺合凸条とが、線接触するようになされてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャップを無理抜
き方式で製造することができ、キャップ螺着時に良好な
シール性及び嵌合力が得られ、且つキャップの着脱を繰
り返しても緩みが生じ難い容器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
容器の開口部を閉塞する合成樹脂製のキャップとして
は、容器の口頸部に螺合装着するタイプのキャップが広
く用いられている。通常、掛かるキャップは、射出成形
により形成されるが、金型からキャップを離型する方法
としては、金型を回転させずにキャップを引き抜く無理
抜き方式と、金型を回転させながらキャップを取り出す
回転方式とがあり、金型構造が簡易な無理抜き方式は、
製造コストや成形サイクル等の観点から優れている。し
かし、無理抜き方式は、引き抜きの際にキャップ内周面
の螺合用の凸条にダレ等の損傷が生じ易く、キャップ閉
蓋時に良好なシール性が得られない場合がある。そこ
で、螺合用の凸条の条高を抑えて、斯かる損傷を防止す
ることが考えられるが、条高を低くすれば、キャップを
螺合する際にオーバーランが発生したり、口頸部との間
に充分な嵌合力が得られないといった問題を生じる。
【0003】また、無理抜き方式のキャップの緩み防止
に関し、特開平9−272553号公報には、キャップ
の内周面に形成した縦方向のスリットと、口頸部に形成
した該スリットに係合するリブとの係合により、螺着し
たキャップの緩みを防止するようにした容器が提案され
ている。しかし、この容器においては、キャップを製造
するための金型構造が更に複雑になり、また、キャップ
の着脱を繰り返すとリブ等の摩耗により、緩み防止効果
が薄れる問題がある。
【0004】従って、本発明の目的は、キャップを無理
抜き方式で製造することができ、キャップ螺着時に良好
なシール性及び嵌合力が得られ、且つキャップの着脱を
繰り返しても緩みが生じ難い容器を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、口頸部の外周
面に螺合凸条を有する容器本体と、内周面に前記螺合凸
条に係合する被螺合凸条を有する合成樹脂製のキャップ
とからなる容器において、前記被螺合凸条は、前記キャ
ップの縦方向の縦断面形状が、該キャップの内方側に凸
の頂部円弧部と、該頂部円弧部の両端に連接した一対の
凹形状の基部円弧部とからなり、該被螺合凸条は、高さ
が0.9〜1.1mmで、幅が2.1〜2.9mmであ
り、前記キャップの螺合時に、前記螺合凸条と前記被螺
合凸条とが、線接触するようになされている容器を提供
することにより、上記目的を達成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその好ましい実施
形態に基づいて詳細に説明する。本実施形態の容器は、
口頸部10の外周面に螺合凸条11を有する容器本体1
と、内周面に該螺合凸条11に係合する被螺合凸条21
を有する合成樹脂製のキャップ2とからなる。
【0007】容器本体1は、その内部に液体又は粉粒物
等を収納するのに好適なボトル等の如き容器であり、そ
の口頸部10は、円筒状で、上端部に開口部を有してい
る。口頸部10の外周面には、キャップ2螺合用の螺合
凸条11が形成されている。螺合凸条11は、口頸部1
0の外周面の全周に亘るように形成され、より具体的に
は、外周面を螺旋状に約二回転するように形成されてい
る。
【0008】キャップ2は、射出成形により形成されて
おり、口頸部10に螺合装着され、口頸部10の開口部
を閉塞するようになされている。キャップ2は、円形板
状の天面部22と該天面部22から垂下する円筒部23
とからなり、該円筒部23の下端は、下方に向けて開口
している。
【0009】キャップ2の内周面には、口頸部10の螺
合凸条11に係合する被螺合凸条21が形成されてい
る。被螺合凸条21は、キャップ2の内周面の全周に亘
るように形成され、より具体的には、キャップ内周面を
螺旋状に約二回転半するように形成されている。尚、キ
ャップ2の形成材料は、射出成形し得るものであれば特
に制限されるものではない。また、容器本体1の形成材
料は、合成樹脂の他、ガラス、金属等でも良いが、合成
樹脂であることが好ましく、容器本体1は、ダイレクト
ブローにより形成されたものであることが特に好まし
い。
【0010】而して、キャップ2の被螺合凸条21は、
図2に示すように、該キャップ2の縦方向(図1及び図
2の上下方向)の縦断面形状が、該キャップ2の内方側
に凸の頂部円弧部21aと、該頂部円弧部21aの両端
に連接した一対の凹形状の基部円弧部21b,21cと
からなる。
【0011】頂部円弧部21a及び両基部円弧部21
b,21cは、何れも円弧状をなしており、各円弧部間
には、実質的に直線部が介在していない。また、各円弧
部間の連接部は、角度をなさずに曲線により滑らかに連
続している。尚、図2には、頂部円弧部21aと両基部
円弧部21b,21cとの境界を、矢印A及びBで示し
てある。キャップ2の被螺合凸条21の縦断面形状が、
互いに連接した複数の円弧状の円弧部からなるので、射
出成形したキャップ2を無理抜きにより離型する際の抵
抗が少なく、被螺合凸条21の先端部がダレ難い。その
ため、金型をネジ回転式として離型する場合に比較し
て、射出成形のための金型構造を簡略化でき、また、離
型に時間が掛からず成形サイクルを短縮できる。
【0012】このように無理抜き方式により離型する際
の抵抗を抑え、また、被螺合凸条にダレを生じさせない
ようにする観点から、頂部円弧部21aの曲率半径Ra
は0.5〜0.7mmであり、キャップ天面部22側の
基部円弧部21bの曲率半径Rbは0.6〜0.8mm
であり、キャップ開口部24側の基部円弧部21cの曲
率半径Rcは0.6〜0.8mmであることが好まし
い。
【0013】また、頂部円弧部21aの曲率半径Ra
は、前記基部円弧部の曲率半径Rb,Rcよりも小さい
ことが好ましい。尚、図1及び2に示す容器において
は、頂部円弧部21aの曲率半径Raは0.6mmで、
両基部円弧部21b,21cの曲率半径Rb,Rcは、
それぞれ0.7mmである。
【0014】また、被螺合凸条21は、その高さH(図
2参照)が0.9〜1.1mmであり、その幅W(図2
参照)が2.1〜2.9mmである。被螺合凸条21の
高さHが、0.9mm未満であると、被螺合凸条21と
口頸部の螺合凸条11とのかかり代が少なくなり、キャ
ップ2と口頸部10との間に高い嵌合力が得られなくな
り、また、螺合の際にオーバーランし易くなる。一方、
高さHが、1.1mmを超えると、離型時の抵抗が増
え、無理抜きする際に被螺合凸条21がダレ易くなり、
充分なシール力が得られない等の不都合を生じる。
【0015】また、被螺合凸条21の幅Wが2.1未満
であると、被螺合凸条21の高さが十分に高く取れなく
なり、被螺合凸条21と螺合凸条11とのかかり代が少
なくなる。一方、幅Wが2.9を超えると、被螺合凸条
21における基部円弧部21bの部分が、キャップ2に
おける円筒部23の内周面に対して垂直に近い形状とな
り、キャップ2を口頸部10に螺合装着させた際に、被
螺合凸条21と螺合凸条11との摩擦抵抗が小さくな
り、緩み易くなる。
【0016】本容器は、キャップ2を口頸部10に螺合
装着することにより閉蓋されるが、キャップ2を螺合さ
せた時に、被螺合凸条21と螺合凸条11とは、図3に
示すように、線接触するようになされている。即ち、被
螺合凸条21と螺合凸条11とは、断面状態において点
接触するようになされている。図3中には、両者が接触
する点を白抜き矢印で示してある。被螺合凸条21と螺
合凸条11とを線接触させることにより、両者の密着性
が良く、閉蓋時におけるシール性が良好なものとなり、
キャップの内周面を形成する金型部分を回転させて離型
する一般的なスクリューキャップと同等の緩み難さ得る
ことができ、また、キャップの着脱を繰り返しても、面
接触のものに比べて螺合凸条11及び被螺合凸条21の
へたりが抑えられ、キャップの着脱を繰り返しても緩み
が生じ難い。
【0017】このようにシール性に優れ、緩みが生じな
いものとする観点から、被螺合凸条21と螺合凸条11
とは、キャップ2の内周面又は口頸部10の外周面の全
周に亘って線接触していることが好ましく、特に本実施
形態の容器におけるように、螺合凸条11の長手方向の
全長に亘って線接触していることが好ましい。本実施形
態における口頸部10の螺合凸条11は、一般的な角度
付きネジであり、キャップ2の螺合時における螺合凸条
11は、該口頸部10の縦方向の縦断面形状が直線状を
なす係合面11aにおいて、被螺合凸条21における頂
部円弧部21aの基部円弧部21b寄り位置に接触して
いる。尚、図中25は、シールリングであり、閉蓋時
に、口頸部10の開口周縁部の内側に密着してシール性
を向上させる。
【0018】尚、本発明は上述した実施形態に制限され
ない。例えば、キャップ内周面に、複数の被螺合凸条を
実質的にキャップ内周面の全周に亘るように形成しても
良い。また、容器本体は、液体または粉粒体を収納させ
るボトルに限られず、内容物を収容し得るものであれ
ば、用途、材質、形状等に制限はない。また、螺合凸条
は、被螺合凸条21と線接触させ得るものであれば、そ
の断面形状や長さ等に制限はない。また、被螺合凸条2
1が、基部円弧部21bにおいて螺合凸条11に接触す
るようにしても良い。
【0019】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の容器は、キャップを無理抜き方式で製造することが
でき、キャップ螺着時に良好なシール性及び嵌合力が得
られ、且つキャップの着脱を繰り返しても緩みが生じ難
いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容器の一実施形態を示す図で、キャッ
プを口頸部に螺合する前の状態を示す一部断面分解図で
ある。
【図2】図1の容器において、被螺合凸条の縦断面形状
を示す要部拡大断面図である。
【図3】図1の容器において、キャップ螺合時における
螺合凸条と被螺合凸条との接触状態を示す要部拡大断面
図である。
【符号の説明】
1 容器本体 10 口頸部 11 螺合凸条 2 キャップ 21 被螺合凸条 22 天面部 24 開口部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口頸部の外周面に螺合凸条を有する容器
    本体と、内周面に前記螺合凸条に係合する被螺合凸条を
    有する合成樹脂製のキャップとからなる容器において、 前記被螺合凸条は、前記キャップの縦方向の縦断面形状
    が、該キャップの内方側に凸の頂部円弧部と、該頂部円
    弧部の両端に連接した一対の凹形状の基部円弧部とから
    なり、該被螺合凸条は、高さが0.9〜1.1mmで、
    幅が2.1〜2.9mmであり、 前記キャップの螺合時に、前記螺合凸条と前記被螺合凸
    条とが、線接触するようになされている容器。
  2. 【請求項2】 前記頂部円弧部の曲率半径Raが0.5
    〜0.7mmであり、キャップ天面部側の前記基部円弧
    部の曲率半径Rbが0.6〜0.8mmであり、キャッ
    プ開口部側の前記基部円弧部の曲率半径Rcが0.6〜
    0.8mmである請求項1記載の容器。
  3. 【請求項3】 前記頂部円弧部の曲率半径Raが、前記
    基部円弧部の曲率半径Rb,Rcよりも小さい請求項1
    又は2記載の容器。
  4. 【請求項4】 前記被螺合凸条は、前記キャップの内周
    面の全周に亘るように形成されている請求項1〜3の何
    れかに記載の容器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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