JP2001130283A - デファレンシャル装置 - Google Patents

デファレンシャル装置

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JP2001130283A
JP2001130283A JP31974499A JP31974499A JP2001130283A JP 2001130283 A JP2001130283 A JP 2001130283A JP 31974499 A JP31974499 A JP 31974499A JP 31974499 A JP31974499 A JP 31974499A JP 2001130283 A JP2001130283 A JP 2001130283A
Authority
JP
Japan
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differential
clutch
driving force
yaw moment
cam
Prior art date
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JP31974499A
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English (en)
Inventor
Masao Teraoka
正夫 寺岡
Yasuhiko Ishikawa
泰彦 石川
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GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Publication date
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクト、構造簡単、低コストにし、信頼
性を向上させる。 【解決手段】 エンジンの駆動力を車輪側に配分する差
動機構47と、各車輪間の駆動力配分比を変えて車両の
ヨ−モ−メントを制御するヨ−モ−メント制御機構とを
備え、このヨ−モ−メント制御機構が、差動回転部材
5,57の間に配置された変速機構119,125及び
クラッチ機構113,135と、クラッチ機構135を
断続操作する電磁石137とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両のヨ−モ−
メント制御機能を持ったデファレンシャル装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特開平8−40103号公報に図3のよ
うな4輪駆動車の動力系が記載されている。
【0003】この動力系は、エンジン301、トランス
ミッション303、センタ−デフ305(エンジンの駆
動力を前輪と後輪に配分するデファレンシャル装置)、
粘性流体カップリング307、フロントデフ309(エ
ンジンの駆動力を左右の前輪に配分するデファレンシャ
ル装置)、ドライブシャフト311,313、左右の前
輪315,317、後輪側のプロペラシャフト319、
リヤデフ321(エンジンの駆動力を左右の後輪に配分
するデファレンシャル装置)、ドライブシャフト32
3,325、左右の後輪327,329、A.B.S
(アンチロック.ブレ−キ.システム)コントロ−ラ3
31(ABS−ECU)、コントロ−ラ333(EC
U)などから構成されている。
【0004】エンジン301の駆動力は、トランスミッ
ション303からセンタ−デフ305を介してフロント
デフ309に配分され、プロペラシャフト319を介し
てリヤデフ321に配分される。このとき、粘性流体カ
ップリング307は粘性流体の剪断抵抗によってフロン
トデフ307側とリヤデフ321側の間で差動回転を制
限する。
【0005】フロントデフ309に伝達された駆動力は
ドライブシャフト311,313を介して左右の前輪3
15,317に配分され、リヤデフ321に伝達された
駆動力はドライブシャフト323,325を介して左右
の後輪327,329に配分される。
【0006】リヤデフ321は車両のヨ−モ−メント制
御機能を備えており、プロペラシャフト319からドラ
イブピニオンギヤ335とリングギヤ337とを介して
デフケ−ス339に入力したエンジン301の駆動力を
左右のドライブシャフト323,325に配分する差動
機構341、増速ギヤ組343と減速ギヤ組345、こ
れらの増速ギヤ組343及び減速ギヤ組345とデフケ
−ス339とを連結する伝動ギヤ組347、増速ギヤ組
343及び減速ギヤ組345と右側ドライブシャフト3
25との連結をそれぞれ断続する多板クラッチ349,
351、多板クラッチ349,351をそれぞれ締結す
る油圧アクチュエ−タ353,355、油圧アクチュエ
−タ353,355に油圧を与えるオイルポンプ357
を内蔵した油圧ユニット359、ソレノイドバルブ、油
圧ユニット359用のオイルを保持するリザ−バタンク
361、上記のコントロ−ラ333などから構成されて
いる。
【0007】コントロ−ラ333は、アクセル開度、ハ
ンドル切り角、前後方向の加速度などの信号を受けてソ
レノイドバルブを切り換え操作し、油圧ユニット359
から各油圧アクチュエ−タ353,355を介して多板
クラッチ349,351の一方を締結し、他方を開放す
る。
【0008】例えば、増速ギヤ組343側の多板クラッ
チ349を締結すると、デフケ−ス339の回転は増速
ギヤ組343で増速され、右のドライブシャフト325
を介して右後輪329が加速されると共に、差動機構3
41を介して左のドライブシャフト323が減速され、
右後輪329の駆動力が左後輪327の駆動力より大き
くなり、車体に左旋回方向のヨ−モ−メントが生じる。
【0009】また、減速ギヤ組345側の多板クラッチ
351を締結すると、減速ギヤ組345によって右のド
ライブシャフト325が減速されると共に、差動機構3
41を介して左のドライブシャフト323が増速され、
左後輪327の駆動力が右後輪329の駆動力より大き
くなり、車体に右旋回方向のヨ−モ−メントが生じる。
【0010】このように、右後輪329と左後輪327
にそれぞれ配分される駆動力を制御することによって、
任意の方向のヨ−モ−メントを車体に与えることが可能
であり、例えば、旋回を促す方向のヨ−モ−メントを与
えて旋回性を向上させれば、車両のスポ−ツ走行性が向
上し、また、蛇行に伴う車体の回頭と反対方向のヨ−モ
−メントを与えれば、車両の直進安定性、操縦性などが
向上する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のリヤデ
フ321では、多板クラッチ349,351の押圧手段
に油圧式(圧力式)のアクチュエ−タ353,355を
用いて構成されているから、油圧ユニット359、リザ
−バタンク361、ソレノイドバルブなどが必要である
と共に、配管及びその引き回しスペ−スなどを含めて広
い配置スペ−スが必要である。
【0012】従って、リヤデフ321は重い上に大型で
あり、車載性が不利であることは否めない。
【0013】また、これらが大型であると車両の前面投
影面積が広くなり、走行中の空気抵抗が増加して、エン
ジン301の燃費が低下する。
【0014】しかも、油圧式のアクチュエ−タ353,
355を用いたリヤデフ321は、圧力漏れによってヨ
−モ−メント制御機能とその信頼性が低下する恐れがあ
り、これを防止するためには、例えば、各部のシ−ルに
充分な配慮が必要であり、コスト高を招くという問題が
あった。
【0015】その上、圧力式のアクチュエ−タ353,
355は、部品点数が多く、構造が複雑で、それだけコ
スト高である。
【0016】また、多板クラッチ349,351を適度
に滑らせてヨ−モ−メントを微調整するように構成した
場合、圧力式のアクチュエ−タ353,355では、多
板クラッチ349,351の締結力を正確に調整するこ
とが難しく、ヨ−モ−メントを精密に調整することが難
しい。
【0017】しかも、リヤデフ321は多板クラッチ3
49,351の締結力を増幅する機能を持たないから、
充分に大きなヨ−モ−メント制御機能を得るためには、
多板クラッチ349,351を大径にするか、クラッチ
板の枚数を増やす必要があり、いずれも、リヤデフ32
1の重量がさらに増大し、大型化してしまうという問題
がある。
【0018】そこで、この発明は、車輪間の駆動力配分
比を調整して車両のヨ−モ−メントを制御する機能を備
え、コンパクト、構造簡単、低コストで信頼性の高いデ
ファレンシャル装置の提供を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1のデファレンシ
ャル装置は、デフケ−スを回転させるエンジンの駆動力
を車輪側に配分する差動機構と、各車輪間の駆動力配分
比を変えて車両のヨ−モ−メントを制御するヨ−モ−メ
ント制御機構とを備え、このヨ−モ−メント制御機構
が、差動機構を構成する一対の差動回転部材の間に配置
された変速機構及びクラッチ機構と、このクラッチ機構
を断続操作する電磁石とからなることを特徴としてい
る。
【0020】クラッチ機構によって変速機構を連結させ
ると、その変速機能によって、例えば、一側車輪から他
側車輪に駆動トルクが移動し、車体にヨ−モ−メントが
与えられる。
【0021】そこで、車体の旋回を促す方向にヨ−モ−
メントを与えて、旋回性を向上させれば、車両のスポ−
ツ走行性が向上し、また、蛇行に伴って生じる車体の回
頭と反対の方向にヨ−モ−メントを与えれば、直進安定
性や操縦性などが向上する。
【0022】これに加えて、本発明のデファレンシャル
装置は、クラッチ機構を電磁石で断続操作するように構
成したことにより、油圧式アクチュエ−タを用いた従来
例と異なって、配管やその引き回し用の広いスペ−スが
不要であり、また、電磁石が圧力式アクチュエ−タより
コンパクトであるから、従来例と較べて、配置スペ−ス
が狭くてすむ上に、油圧ユニットやソレノイドバルブな
どが不要である。
【0023】従って、請求項1のデファレンシャル装置
はそれだけ軽量でコンパクトに構成され、車載性が向上
する上に、車両の前面投影面積が狭くなり、空気抵抗が
減少して、エンジンの燃費を向上することができる。
【0024】しかも、電磁石を用いて構成した本発明の
デファレンシャル装置は、油圧式アクチュエ−タに圧力
漏れの恐れがある従来例と異なって、ヨ−モ−メント制
御機能と信頼性が高く保つことができる。
【0025】従って、圧力系各部のシ−ルを強化するな
どの配慮から解放され、これに伴うコストの上昇が避け
られる。
【0026】さらに、電磁石を用いた構成は、圧力式ア
クチュエ−タを用いた構成と異なって、部品点数が少な
く、構造が簡単で、低コストである。
【0027】その上、クラッチ機構を適度に滑らせてヨ
−モ−メントを微調整するように構成した場合でも、圧
力式のアクチュエ−タを用いた従来例と異なり、電磁石
によってクラッチ機構の締結力を正確に調整することが
可能であり、精密なヨ−モ−メント調整機能が得られ
る。
【0028】請求項2の発明は、請求項1記載のデファ
レンシャル装置であって、クラッチ機構が、変速機構に
よる駆動力の伝達を断続するメインクラッチと、前記電
磁石によって断続操作されるパイロットクラッチと、パ
イロットクラッチが連結されると変速機構を通る駆動力
を受けて作動し、押圧部材を介してメインクラッチを押
圧し連結させるカムとを有することを特徴とし、請求項
1と同等の効果を得る。
【0029】その上、カムを用いたから、パイロットク
ラッチが連結されると、変速機構を通る駆動力を受けて
カムが作動し、生じたカムスラスト力によって押圧部材
がメインクラッチを押圧して連結させ、メインクラッチ
を介して連結された変速機構に大きな駆動力が通る状態
になる。
【0030】この状態で、変速機構は駆動力を変速し、
一側車輪の回転を変速(増速または減速)することによ
って、車体のヨ−モ−メントを制御する。
【0031】しかも、この構成では、カムの増幅機能に
よってメインクラッチの容量が増加し、充分に大きなヨ
−モ−メント制御機能が得られるから、ヨ−モ−メント
制御機構を構成するメインクラッチ、パイロットクラッ
チ、電磁石などをそれだけ小型にすることが可能にな
り、デファレンシャル装置をさらに軽量でコンパクトに
することができる。
【0032】請求項3の発明は、請求項2記載のデファ
レンシャル装置であって、メインクラッチの押圧部材
が、メインクラッチ及びカムのそれぞれ一側部材を兼ね
ていることを特徴とし、請求項2と同等の効果を得る。
【0033】また、この構成では、メインクラッチが押
圧部材と相手側部材との間に設けられており、カムが押
圧部材と相手側部材との間に設けられている。
【0034】このように、メインクラッチの押圧部材
が、カムの一側部材とメインクラッチの一側部材とを兼
ねているから、部品点数が大きく低減されて構造が簡単
になり、デファレンシャル装置が、さらに、軽量でコン
パクトになる。
【0035】
【発明の実施の形態】図1と図2によって本発明の一実
施形態(リヤデフ1:デファレンシャル装置)を説明す
る。
【0036】リヤデフ1は請求項1,2,3の特徴を備
えている。図1はリヤデフ1を示し、図2はリヤデフ1
を用いた4輪駆動車の動力系を示す。以下、左右の方向
はこの車両及び図1での左右の方向である。
【0037】図2のように、この動力系は、エンジン2
01、トランスミッション203、センタ−デフ205
(エンジンの駆動力を前輪と後輪に配分するデファレン
シャル装置)、粘性流体カップリング207、フロント
デフ209(エンジンの駆動力を左右の前輪に配分する
デファレンシャル装置)、ドライブシャフト211,2
13、左右の前輪215,217、後輪側のプロペラシ
ャフト219、リヤデフ1、ドライブシャフト221,
223、左右の後輪225,227、A.B.S(アン
チロック.ブレ−キ.システム)コントロ−ラ229
(ABS−ECU)、コントロ−ラ231(ECU)な
どから構成されている。
【0038】エンジン201の駆動力は、トランスミッ
ション203からセンタ−デフ205を介してフロント
デフ209と、プロペラシャフト219を介してリヤデ
フ1に配分される。粘性流体カップリング207は粘性
流体の剪断抵抗によってフロントデフ209側とリヤデ
フ1側の差動回転を制限する。
【0039】フロントデフ209に伝達された駆動力は
ドライブシャフト211,213を介して左右の前輪2
15,217に配分され、リヤデフ1に伝達された駆動
力はドライブシャフト211,213を介して左右の前
輪215,217に配分される。
【0040】リヤデフ1はデフキャリヤ3に収納されて
いる。リヤデフ1のデフケ−ス5(差動回転部材)はそ
のボス部7,9をベアリング11,13によってデフキ
ャリヤ3の支承部15と隔壁17に支承されている。
【0041】デフケ−ス5にボルト19で固定されたリ
ングギヤ21はドライブピニオンギヤ23と噛み合って
いる。このドライブピニオンギヤ23はドライブピニオ
ンシャフト25の後端に一体形成されており、ベアリン
グ27,29によってデフキャリヤ3に支承されてい
る。
【0042】ドライブピニオンシャフト25の前端には
フランジ31がスプライン連結され、ナット33で固定
されている。このドライブピニオンシャフト25はフラ
ンジ31を介してプロペラシャフト側に連結されてお
り、エンジン201の駆動力はプロペラシャフト219
を介してデフケ−ス5を回転させる。
【0043】デフキャリヤ3とフランジ31との間には
シ−ル35が配置され、外部へのオイル洩れを防止して
いる。
【0044】デフケ−ス5の内部にはピニオンシャフト
37が配置されており、その先端はデフケ−ス5の貫通
孔39に係合し固定されている。
【0045】ピニオンシャフト37上にはピニオンギヤ
41が回転自在に支承されており、ピニオンギヤ41に
は左右から出力側のサイドギヤ43,45が噛み合っ
て、ベベルギヤ式の差動機構47を構成している。
【0046】デフケ−ス5の内周には、ピニオンギヤ4
1の遠心力と、サイドギヤ43,45からピニオンギヤ
41に掛かる噛み合い反力とを受ける球面ワッシャ49
が配置されている。
【0047】サイドギヤ43,45はピニオンギヤ41
との噛み合いによって径方向外側から支持されている。
また、サイドギヤ43のボス部51はデフケ−ス5のボ
ス部7に支承されており、サイドギヤ45のボス部53
はデフケ−ス5のボス部9側に支承されている。
【0048】各サイドギヤ43,45のボス部51,5
3はそれぞれ左右のドライブシャフト55,57にスプ
ライン連結されており、止め輪56で位置決めされてい
る。また、左のドライブシャフト55はそのフランジ部
58と継ぎ手と他のドライブシャフトとを介して左の後
輪に連結されており、右のドライブシャフト57(差動
回転部材)はナット59で固定されたフランジ60と継
ぎ手と他のドライブシャフトとを介して右の後輪に連結
されている。
【0049】デフキャリヤ3の左端部に螺着されたベア
リングキャップ61とドライブシャフト55との間には
シ−ル62が配置され、デフキャリヤ3の右端部に設け
られた支承部63とドライブシャフト57側のフランジ
60との間にはシ−ル65が配置されており、それぞれ
外部へのオイル洩れを防止している。
【0050】右のドライブシャフト57はベアリング6
7によってこの支承部63に支承されている。
【0051】デフケ−ス5を回転させるエンジン201
の駆動力は、ピニオンシャフト37からピニオンギヤ4
1を介してサイドギヤ43,45に配分され、ドライブ
シャフト55,57を介して左右の後輪225,227
側に伝達される。また、悪路などで後輪225,227
間に駆動抵抗差が生じると、エンジン201の駆動力は
ピニオンギヤ41の自転によって各後輪225,227
側に差動配分される。
【0052】デフキャリヤ3の内部は隔壁17によって
左右の収容室69,71に区画されている。デフケ−ス
5は左の収容室69に収容されており、この収容室69
にはハイポイドギヤオイルが封入されている。また、右
の収容室71にはオ−トマチックトランスミッションオ
イル(ATF)が封入されている。
【0053】隔壁17とデフケ−ス5のボス部9との間
には一対のシ−ル73,73を備えたシ−ル機構75が
配置されている。また、ボス部9とドライブシャフト5
7との間には、中空軸76が配置されており、ボス部9
の内周にスプライン連結されている。また、この中空軸
76には伝動ギヤ77が形成されており、中空軸76と
ドライブシャフト57との間にはシ−ル79が配置され
ている。なお、サイドギヤ45のボス部53はこの中空
軸76を介してボス部9に支承されている。
【0054】これらのシ−ル機構75とシ−ル79は、
収容室69と収容室71との間でオイルの移動を防止
し、上記の異なったオイルの混ざり合いを防止してい
る。
【0055】前記ドライブシャフト57にはギヤ81が
形成されており、各ギヤ77,81の間には、これらが
差動回転するときの抵抗を大幅に低減させるスラストベ
アリング83が配置されている。
【0056】ドライブシャフト55,57後側の上方と
下方には2本の中空の平行軸85,87がそれぞれ配置
されている。これらの平行軸85,87は右の収容室7
1に収容されており、それぞれ左右の端部をベアリング
89,91によってデフキャリヤ3の隔壁17と右側の
壁部93に支承されている。
【0057】また、シ−ル機構75の各シ−ル73,7
3の間には空間95が形成されており、隔壁17にはこ
の空間95と大気側とを連通する圧抜き孔が設けられ、
空間95を常時大気圧にし、シ−ル効果を高く保ってい
る。
【0058】平行軸85,87のフランジ部96にはそ
れぞれクラッチハウジング97が溶接されている。各ク
ラッチハウジング97には伝動ギヤ99が形成されてお
り、これらの伝動ギヤ99はそれぞれ上記のデフケ−ス
5側伝動ギヤ77と噛み合って伝動ギヤ組101,10
1(変速機構)を構成している。
【0059】平行軸85上にはブッシュ102と滑り軸
受け103とを介して押圧部材105が回転自在に配置
されており、平行軸87上にはブッシュ102と滑り軸
受け103とを介して押圧部材107が回転自在に配置
されている。また、各押圧部材105,107に形成さ
れたクラッチハブ109,111(一側部材)とクラッ
チハウジング97との間には多板式のメインクラッチ1
13,113(クラッチ機構)が設けられている。
【0060】押圧部材105には増速ギヤ115が形成
され、右ドライブシャフト57のギヤ81と噛み合って
増速ギヤ組117(変速機構)を構成している。また、
この増速ギヤ組117は、伝動ギヤ組101と組み合わ
せて増速機構119(変速機構)を構成している。
【0061】一方、押圧部材107には減速ギヤ121
が形成され、ギヤ81と噛み合って減速ギヤ組123
(変速機構)を構成しており、この減速ギヤ組123
は、伝動ギヤ組101と組み合わせて減速機構125
(変速機構)を構成している。
【0062】なお、この減速ギヤ121は、増速ギヤ1
15を転位させて歯数を減らしたものである。
【0063】各平行軸85,87には磁性材料のロ−タ
127がそれぞれスプライン連結されており、各ロ−タ
127にはクラッチハウジング129が溶接されてい
る。また、各平行軸85,87上にはブッシュ102と
滑り軸受け131とを介してカムリング133が回転自
在に配置されており、各カムリング133とクラッチハ
ウジング129との間には多板式のパイロットクラッチ
135,135(クラッチ機構)が設けられている。ク
ラッチハウジング129には、オイル抜けを促進しパイ
ロットクラッチ135の潤滑効率を上げるオイル孔13
6が設けられている。
【0064】デフキャリヤ3の右側壁部93には、各平
行軸85,87と同芯状に電磁石137のコア139が
それぞれ固定されており、各コア139とロ−タ127
との間には適度なエアギャップが設けられている。
【0065】電磁石137のリ−ド線はデフキャリヤ3
に取り付けられたグロメットを通して外部に引き出され
ており、コネクタ−を介して車載バッテリ233側のコ
ネクタ−に接続されている。
【0066】クラッチハウジング129の内側には、各
パイロットクラッチ135の左側に、ア−マチャ141
が配置されており、止め輪143で位置決めされ、増速
ギヤ115及び減速ギヤ121との接触が防止されてい
る。
【0067】磁性材料のロ−タ127はパイロットクラ
ッチ135とア−マチャ141と共に、電磁石137の
磁気回路を構成している。また、ロ−タ127はステン
レス鋼のような非磁性材料のリング145によって磁気
的に分割されており、このリング145は磁力の短絡を
防止し、磁力をア−マチャ141に集中させている。
【0068】各押圧部材105,107(一側部材)と
カムリング133(カムの相手側部材)との間には、ボ
−ルカム147(カム)が設けられている。カムリング
133とロ−タ127との間にはカム反力を受けるニ−
ドルベアリング149とワッシャ151が配置されてい
る。また、ロ−タ127の位置決めは、平行軸85,8
7に螺着されベアリング91を位置決めするロックナッ
ト153によって行われる。
【0069】コントロ−ラ231は、A.B.S(アン
チロック.ブレ−キ.システム)コントロ−ラ229
(ABS−ECU)からの信号、及び、アクセル開度、
ハンドル切り角、前後方向の加速度などの信号を受け
て、車載バッテリ233の電力により増速側電磁石13
7と減速側電磁石137の一方を励磁し、他方の励磁を
停止すると共に、励磁した電磁石137の励磁電流を制
御する。
【0070】電磁石137を励磁すると、ア−マチャ1
41が吸引されてパイロットクラッチ135を押圧し締
結させる。パイロットクラッチ135が締結されると、
ボ−ルカム147の他側部材であるカムリング133に
は、パイロットクラッチ135、ロ−タ27、平行軸8
5,87、ギヤ99,77を介してデフケ−ス5のトル
クが掛かる。また、ボ−ルカム147の一側部材である
押圧部材105,107には、ドライブシャフト57、
ギヤ81、ギヤ115,121を介して右サイドギヤ4
5のトルクが掛かっている。
【0071】ボ−ルカム147はこれらのトルクを受け
て作動し、そのカムスラスト力により押圧部材105,
107がメインクラッチ113を押圧して締結し、メイ
ンクラッチ113を介して増速機構119と減速機構1
25が大きな駆動力を伝達できる状態になる。
【0072】このとき、電磁石135の磁力を調整する
と、パイロットクラッチ135に滑りが生じてボ−ルカ
ム147のカムスラスト力が変わり、メインクラッチ1
13の締結力が無段階に制御される。この締結力調整に
よってメインクラッチ113にも滑りが生じ、この滑り
を制御することにより増速機構119と減速機構125
の変速比を調整することができる。
【0073】一方、電磁石137の励磁を停止すると、
パイロットクラッチ135の連結が解除され、ボ−ルカ
ム147のカムスラスト力が消失してメインクラッチ1
13の連結が解除され、増速機構119と減速機構12
5の駆動力伝達がそれぞれ解除される。
【0074】なお、増速機構119と減速機構125、
それぞれのパイロットクラッチ135、メインクラッチ
113、ボ−ルカム147、電磁石137によってヨ−
モ−メント制御機構が構成されている。
【0075】次に、差動機構47とこのヨ−モ−メント
制御機構の動作を説明する。
【0076】エンジン201の駆動力がデフケ−ス5に
入力すると、その駆動力はサイドギヤ43,45から左
右のドライブシャフト55,57へ配分されると共に、
デフケ−ス5側の伝動ギヤ77が増速機構119側伝動
ギヤ組101と減速機構125側伝動ギヤ組101の各
伝動ギヤ99を駆動する。
【0077】このとき、増速機構119側と減速機構1
25側の各メインクラッチ113が開放されていると、
差動機構47は左右の後輪225,227に等しい駆動
力を配分する。
【0078】ここで、増速機構119側のメインクラッ
チ113を締結し、減速機構125側のメインクラッチ
113を開放すると、増速機構119が右のドライブシ
ャフト57(右後輪227)を増速すると共に、その分
差動機構47を介して左後輪225の駆動力が減少する
から、車体に左旋回方向のヨ−モ−メントが生じる。
【0079】例えば、車両の左旋回時に上記のように増
速機構119を作動させれば、車体をコ−ナ−の内側に
向けようとする旋回力が増加するので、アンダ−ステア
状態になるのが防止され、旋回性能が向上する。
【0080】また、減速機構125側のメインクラッチ
113を締結し、増速機構119側のメインクラッチ1
13を開放すると、減速機構125が右後輪227を減
速すると共に、その分差動機構47を介して左後輪22
5の駆動力が増加するから、車体に右旋回方向のヨ−モ
−メントが生じる。
【0081】このように、増速機構119側と減速機構
125側の各メインクラッチ113を切り換えることに
よって、デフケ−ス5と右ドライブシャフト57との間
でトルクが双方向に移動し、左右の後輪225,227
間で駆動力の配分比が調整され、車体のヨ−モ−メント
を制御することができる。
【0082】このヨ−モ−メント制御機能によって、ス
テアリング特性を自由に変えることが可能であり、上記
のように旋回性を向上させれば、車両のスポ−ツ走行性
が大きく向上する。
【0083】その上、悪路などで、蛇行による車体の回
頭と反対方向のヨ−モ−メントを与えれば車両の直進安
定性や操縦性などが大きく向上する。
【0084】しかも、増速機構119と減速機構125
の切り換えを、車体の固有振動数より充分に速いサイク
ルで繰り返せば、各メインクラッチ113の摩擦トルク
によって見かけ上の差動制限機能が得られ、直進加速時
の安定性や操縦性などがさらに向上する。
【0085】例えば、摩擦係数が小さく滑り易い路面上
に左後輪225が乗っている場合、発進時や加速時に
は、滑りにくい右後輪227への配分トルクを増加させ
ることによって発進や加速が容易になり、直進安定性や
操縦性が向上する。
【0086】また、上記のように、メインクラッチ11
3の締結力(滑り)調整によって移動トルクを無段階に
制御し、左右の後輪225,227への駆動力配分比
(ヨ−モ−メント制御機能)をきめ細かく調整できるか
ら、走行条件、操舵条件、路面状態などの変化に対応し
て、車両の走行性、安定性、操縦性などを大きく向上さ
せることが可能である。
【0087】こうして、リヤデフ1が構成されている。
【0088】上記のように、リヤデフ1は、ヨ−モ−メ
ント制御機構のパイロットクラッチ135を電磁石13
7で操作することにより、圧力式のアクチュエ−タを用
いた従来例と異なって、配管やその引き回しスペ−スな
どが不要であり、また、電磁石137が圧力式アクチュ
エ−タよりコンパクトであるから、配置スペ−スが狭く
てすみ、その上、油圧ユニットやソレノイドバルブなど
が不要である。
【0089】従って、リヤデフ1はそれだけコンパクト
で軽量になり、車載性が向上すると共に、車両の前面投
影面積が狭くなり、空気抵抗が減少して、エンジン20
1の燃費が向上する。
【0090】しかも、電磁石137を用いたリヤデフ1
は、油圧式アクチュエ−タに圧力漏れの恐れがある従来
例と異なって、ヨ−モ−メント制御機能と信頼性が高く
保たれ、従って、圧力系各部のシ−ルを強化するなどの
配慮から解放され、これに伴うコストの上昇が避けられ
る。
【0091】さらに、電磁石137を用いた構成は、圧
力式アクチュエ−タを用いた構成と異なって、部品点数
が少なく、構造が簡単で、低コストである。
【0092】その上、メインクラッチ113を滑らせて
ヨ−モ−メントを微調整する上記のような構成でも、圧
力式のアクチュエ−タを用いた従来例と異なり、電磁石
137によってメインクラッチ113の締結力を正確に
調整することが可能であり、精密なヨ−モ−メント調整
機能を得ることができる。
【0093】また、リヤデフ1では、ボ−ルカム147
によってメインクラッチ113の容量が強化され、充分
に大きなヨ−モ−メント制御機能が得られるから、メイ
ンクラッチ113、パイロットクラッチ135、電磁石
137などをそれだけ小型にすることが可能になり、リ
ヤデフ1をさらにコンパクトにできる。
【0094】その他、メインクラッチ113の押圧部材
105,107が、それぞれメインクラッチ113のク
ラッチハブ109,111(一側部材)とボ−ルカム1
47のカム部材(一側部材)とを兼ねているから、部品
点数が大きく低減されて構造が簡単になり、リヤデフ1
がさらに軽量でコンパクトになる。
【0095】その上、メインクラッチ113のクラッチ
ハウジング97に、伝動ギヤ組101の伝動ギヤ99が
形成されているから、それだけ部品点数が低減されて構
造が簡単になり、リヤデフ1がさらに軽量でコンパクト
になる。
【0096】しかも、メインクラッチ113とパイロッ
トクラッチ135とが軸方向に配置されているから、ド
ライブシャフト57をそれだけ長くすることができる。
【0097】なお、本発明において、増速機構及び減速
機構は、実施形態のようにデフケ−スと一方の出力側サ
イドギヤ(ドライブシャフト)の間に配置する他に、各
出力側サイドギヤの間に配置してもよい。
【0098】すなわち、実施形態では、第1の変速機構
を増速機構にし、第2の変速機構を減速機構にし、これ
らをデフケ−スとドライブシャフトとの間に配置した
が、各変速機構はこのような構成に限らない。
【0099】例えば、第1と第2の変速機構を、一対の
増速機構、あるいは、一対の減速機構で構成し、これら
を一側のドライブシャフトと他側のドライブシャフトと
の間に配置してもよい。
【0100】また、一対の増速機構、あるいは、一対の
減速機構で両変速機構を構成すれば、これらに同一の部
材(例えば、ギヤ)を用いることが可能になり、互いの
部材を流用することよって部材の種類を減らし、コスト
を大幅に低減することができる。
【0101】しかも、差動機構は、ベベルギヤ式の差動
機構に限らない。
【0102】例えば、プラネタリ−ギヤを介してインタ
−ナルギヤとサンギヤとを連結したプラネタリ−ギヤ式
差動機構、あるいは、デフケ−スの収容孔に収容された
ピニオンギヤを介してサイドギヤを連結したデファレン
シャル装置などでもよい。
【0103】さらに、クラッチ機構は実施形態のような
多板クラッチに限らず、例えば、コ−ンクラッチのよう
に、他の形式の摩擦クラッチでもよい。
【0104】また、変速機構は、実施形態のようなギヤ
伝動機構に限らず、変速機能を持つものならば、例え
ば、チェ−ン伝動機構、あるいは、ベルト伝動機構を用
いることも可能である。
【0105】そして、本発明のデファレンシャル装置
は、フロントデフとリヤデフとセンタ−デフのいずれに
も用いることができる。
【0106】
【発明の効果】本発明のデファレンシャル装置は、クラ
ッチ機構の操作を電磁石で行うことにより、従来例と較
べて、部品点数が少なく、構造簡単で、低コストであ
り、軽量、コンパクトになって車載性が向上すると共
に、車両の前面投影面積が狭くなり、空気抵抗が減少し
て、エンジンの燃費が向上する。
【0107】しかも、圧力式のアクチュエ−タを用いた
従来例と異なって、ヨ−モ−メント制御機能の信頼性を
大きく向上させることができる。
【0108】さらに、電磁石によってクラッチ機構の締
結力を正確に調整することが可能であり、精密なヨ−モ
−メント調整機能が得られる。
【0109】請求項2の発明は、請求項1と同等の効果
を得ると共に、メインクラッチの容量がカムによって増
加するから、メインクラッチ、パイロットクラッチ、電
磁石などを小型にすることが可能になり、デファレンシ
ャル装置をさらに軽量、コンパクトにできる。
【0110】請求項3の発明は、請求項2と同等の効果
を得ると共に、メインクラッチの押圧部材がカムとメイ
ンクラッチのそれぞれ一側部材を兼ねており、部品点数
が大きく低減され、デファレンシャル装置を、さらに軽
量でコンパクトにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す断面図である。
【図2】図1の実施形態を用いた車両の動力系を示すブ
ロック図である。
【図3】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 リヤデフ(デファレンシャル装置) 5 デフケ−ス(差動回転部材) 47 差動機構 57 ドライブシャフト(差動回転部材) 101 伝動ギヤ組 105,107 押圧部材(メインクラッチ及びカムの
一側部材を兼ねる) 109,111 押圧部材105,107に形成された
クラッチハブ 113 メインクラッチ 117 増速ギヤ組(変速機構) 119 増速機構(変速機構) 123 減速ギヤ組(変速機構) 125 減速機構(変速機構) 135 パイロットクラッチ 137 電磁石 147 ボ−ルカム(カム) 225,227 後輪(車輪)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D036 GA16 GB08 GC03 GD08 GG25 GG33 GG40 GG42 GG43 GH05 GJ01 3D042 CA03 CA12 CB03 CB26

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デフケ−スを回転させるエンジンの駆動
    力を車輪側に配分する差動機構と、各車輪間の駆動力配
    分比を変えて車両のヨ−モ−メントを制御するヨ−モ−
    メント制御機構とを備え、このヨ−モ−メント制御機構
    が、差動機構を構成する一対の差動回転部材の間に配置
    された変速機構及びクラッチ機構と、このクラッチ機構
    を断続操作する電磁石とからなることを特徴とするデフ
    ァレンシャル装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、クラッチ
    機構が、変速機構による駆動力の伝達を断続するメイン
    クラッチと、前記電磁石によって断続操作されるパイロ
    ットクラッチと、パイロットクラッチが連結されると変
    速機構を通る駆動力を受けて作動し、押圧部材を介して
    メインクラッチを押圧し連結させるカムとを有すること
    を特徴とするデファレンシャル装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の発明であって、メインク
    ラッチの押圧部材が、メインクラッチ及びカムのそれぞ
    れ一側部材を兼ねていることを特徴とするデファレンシ
    ャル装置。
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