JPH11336877A - デファレンシャル装置 - Google Patents

デファレンシャル装置

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Publication number
JPH11336877A
JPH11336877A JP14449098A JP14449098A JPH11336877A JP H11336877 A JPH11336877 A JP H11336877A JP 14449098 A JP14449098 A JP 14449098A JP 14449098 A JP14449098 A JP 14449098A JP H11336877 A JPH11336877 A JP H11336877A
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JP
Japan
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gear
differential
input shaft
speed
input
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Application number
JP14449098A
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English (en)
Inventor
Shinji Yamazaki
伸司 山崎
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GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヨ−モ−メント制御機能を備えながら、コン
パクトに構成し、軽量化し、部品点数を低減する。 【解決手段】 入力軸3を介して入力するエンジンの駆
動力によって回転駆動されるデフケ−ス9と、デフケ−
ス9の回転を一対の出力部材23、25を介して車輪側
に分配する差動機構11と、入力軸3及び出力部材23
との間にそれぞれ配置された増速機構13及び減速機構
15と、出力部材23と増速機構13及び減速機構15
との間にそれぞれ配置されたクラッチ17、19と、各
クラッチ17、19を各別に断続操作するアクチュエ−
タとを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車体のヨ−モ−
メント制御機能を備えたデファレンシャル装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特開平1−182127号公報に図4の
ようなデファレンシャル装置201が記載されている。
【0003】このデファレンシャル装置201におい
て、エンジンの駆動力は入力軸203からベベルギヤ2
05、207の噛み合いによってカウンタ−シャフト2
09を回転させ、更に、ベベルギヤ207、211の噛
み合いによって増速されデフケ−ス213を回転させ
る。デフケ−ス213の回転は差動機構215から車軸
217、219を介して左右の車輪に分配される。
【0004】カウンタ−シャフト209と車軸217と
の間には変速機構221と多板クラッチ223が配置さ
れており、カウンタ−シャフト209と車軸219との
間には変速機構225と多板クラッチ227が配置され
ている。
【0005】各変速機構221、225は互いに噛み合
ったギヤ229、231からそれぞれ構成されている。
各ギヤ229は多板クラッチ223、227を介してカ
ウンタ−シャフト209に連結されており、各ギヤ23
1は各車軸217、219に固定されている。
【0006】ベベルギヤ207、211の変速比と各変
速機構221、225の変速比の積は1より大きくして
ある。
【0007】そこで、左側多板クラッチ223の締結を
解除し、右側多板クラッチ227を締結すると、変速機
構225によって右車輪が増速されると共に、その増速
分だけ差動機構215を介して左車輪が減速され、車体
に左旋回を促すヨ−モ−メントが働く。又、右側多板ク
ラッチ227の締結を解除し、左側多板クラッチ223
を締結すると、変速機構221によって車体に右旋回方
向のヨ−モ−メントが与えられる。
【0008】このように多板クラッチ223、227を
各別に断続すると、変速機構221、225と多板クラ
ッチ223、227とを介して駆動トルクが移動し、車
両のヨ−モ−メントを制御することができる。
【0009】このヨ−モ−メント制御機能によって必要
な方向のヨ−モ−メントを車体に与えれば、車両の旋回
性が向上し、あるいは、直進安定性が向上する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、デファレンシ
ャル装置201では、上記のように、各変速機構22
1、225がカウンタ−シャフト209と車軸217、
219との間に配置されており、それだけ径方向寸法が
大きくなっている。
【0011】又、各ギヤ229が多板クラッチ223、
227のクラッチハウジング233上に配置されてい
る。
【0012】このように、カウンタ−シャフト209を
用いたことにより、デファレンシャル装置201は径方
向に大型になっており、更に、部品点数と重量が増加し
ている。
【0013】大型で重いデファレンシャル装置201
は、配置スペ−スと支持部の強度などの点で車体の搭載
性が大きく低下している。
【0014】そこで、この発明は、ヨ−モ−メントの制
御機能を備えると共に、コンパクトであり、部品点数が
低減され、軽量なデファレンシャル装置の提供を目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1のデファレンシ
ャル装置は、入力軸を介して入力するエンジンの駆動力
によって回転駆動されるデフケ−スと、デフケ−スの回
転を一対の出力部材を介して車輪側に分配する差動機構
と、前記入力軸及び出力部材との間に配置された変速機
構と、これらの入力軸から出力部材の間に配置されたク
ラッチと、クラッチを断続操作するアクチュエ−タとを
備えたことを特徴とする。
【0016】クラッチを連結すると、入力軸の駆動トル
クは変速機構で変速され、出力部材に伝達される。この
変速機能によって、例えば、連結されたクラッチ側の車
輪が減速されると、その減速分の駆動トルクが差動機構
を介して反対側の車輪に移動してこれを増速し、車体に
ヨ−モ−メントが与えられる。
【0017】このヨ−モ−メント制御機能によって車体
に必要な方向のヨ−モ−メントを与えれば、車体の挙動
を制御して操縦性や安定性などを大きく向上させること
ができる。
【0018】例えば、旋回走行するときに外輪側のトル
クを大きくし、旋回を促すヨ−モ−メントを与えれば、
車両の旋回性が大きく向上する。
【0019】又、悪路などのように車体が蛇行するよう
な路面状態や操舵条件では、蛇行と反対方向のヨ−モ−
メントを車体に与えれば、蛇行が収束し、安定性と直進
性とが向上する。
【0020】これに加えて、本発明のデファレンシャル
装置は、変速機構をデフケ−スの入力軸と出力部材との
間に配置することによって、従来例と異なり、カウンタ
−シャフトを用いないで構成したから、径方向寸法が大
幅に短縮されると共に、カウンタ−シャフトとその支持
構造などの廃止に伴って、軽量化され部品点数が低減さ
れている。
【0021】こうしてコンパクト化され、軽量化された
本発明のデファレンシャル装置は、配置スペ−スと支持
部(取り付け部)の強度などの点で、車体への搭載性が
大きく向上した。
【0022】なお、クラッチは、入力軸と変速機構の間
に配置しても、出力部材と変速機構の間に配置してもよ
い。
【0023】請求項2の発明は、請求項1記載のデファ
レンシャル装置であって、入力軸が、各出力部材と直角
に配置され、変速機構が、入力軸側のベベルギヤと出力
部材側のベベルギヤとで構成されていることを特徴と
し、請求項1の構成と同等の効果を得る。
【0024】これに加えて、入力軸を各出力部材と直角
に配置する構成は、例えば、車体の前部にエンジンを縦
置きにした前輪駆動車用のフロントデフ、あるいは、車
体の前部にエンジンを配置した後輪駆動車や4輪駆動車
用のリヤデフに好適である。
【0025】請求項3の発明は、請求項1記載のデファ
レンシャル装置であって、入力軸が、各出力部材と平行
に配置され、変速機構が、入力軸側のスパ−ギヤと出力
部材側のスパ−ギヤとで構成されていることを特徴と
し、請求項1の構成と同等の効果を得る。
【0026】これに加えて、入力軸を各出力部材と平行
に配置する構成は、例えば、車体の前部にエンジンを横
置きにした前輪駆動車用のフロントデフ、あるいは、車
体の後部にエンジンを横置きにした後輪駆動車用のリヤ
デフに好適である。
【0027】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
のいずれか一項に記載のデファレンシャル装置であっ
て、変速機構が、一対の増速機構と減速機構からなり、
これらが、入力軸といずれか一方の出力部材との間に配
置されていることを特徴とし、請求項1乃至請求項3の
いずれかと同等の効果を得る。
【0028】請求項5の発明は、請求項4記載のデファ
レンシャル装置であって、増速機構と減速機構が、入力
側のギヤと、この入力側ギヤに対する互いの転位量を変
えることによって歯数を変えた出力側の転位ギヤとで構
成されていることを特徴とし、請求項4の構成と同等の
効果を得る。
【0029】これに加えて、変速機構に転位ギヤを用い
たことにより、増速機構と減速機構の間で入力ギヤ、又
は、出力ギヤが共用可能になるから、それだけ部品点数
と重量とが低減される。
【0030】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項3
のいずれか一項に記載のデファレンシャル装置であっ
て、変速機構に、同一の変速比を有する一対の変速機構
が用いられ、これらの変速機構が、入力軸と各出力部材
との間にそれぞれ配置されていることを特徴とし、請求
項1乃至請求項3のいずれかと同等の効果を得る。
【0031】これに加えて、同一の変速比を有する一対
の変速機構を用いたことによって、両変速機構の間でギ
ヤを共用できるから、それだけ部品の種類が低減され、
管理コストが低減される。
【0032】請求項7の発明は、請求項6記載のデファ
レンシャル装置であって、変速機構が、デフケ−ス側の
ギヤと噛み合う入力ギヤと、出力ギヤとで構成されてお
り、この出力ギヤは、入力ギヤに対して、デフケ−ス側
ギヤとの間で転位量を変え歯数を変えた転位ギヤである
ことを特徴とし、請求項6の構成と同等の効果を得る。
【0033】これに加えて、変速機構に転位ギヤを用い
たことにより、変速機構とデフケ−スとの間で入力ギヤ
を共用することが可能になるから、それだけ部品点数と
重量が低減される。
【0034】
【発明の実施の形態】図1によって本発明の第1実施形
態を説明する。図1はこの実施形態のリヤデフ1(デフ
ァレンシャル装置)を示しており、このリヤデフ1は請
求項1、2、4の特徴を備えている。なお、左右の方向
はリヤデフ1を用いた車両及び図1での左右の方向であ
り、符号を与えていない部材等は図示されていない。
【0035】リヤデフ1は車体の前部にエンジンを配置
した後輪駆動車(FR車)に用いられている。
【0036】図1に示したように、リヤデフ1は、ドラ
イブピニオンシャフト3(入力軸)、ドライブピニオン
ギヤ5、ベベルギヤ7、デフケ−ス9、ベベルギヤ式の
差動機構11、ベベルギヤ式の増速機構13と減速機構
15、多板クラッチ17、19(クラッチ)、多板クラ
ッチ17、19をそれぞれ押圧する油圧アクチュエ−タ
(アクチュエ−タ)、各油圧アクチュエ−タを操作する
コントロ−ラなどから構成されている。
【0037】リヤデフ1はデフキャリヤの内部に配置さ
れており、デフケ−ス9の左右のボス部21、21はベ
アリングを介してデフキャリヤに支承されている。
【0038】ドライブピニオンシャフト3は継ぎ手とプ
ロペラシャフトなどを介してトランスミッションに連結
されており、ドライブピニオンギヤ5はドライブピニオ
ンシャフト3の後端に形成されている。
【0039】ベベルギヤ7はデフケ−ス9に固定されて
おり、ドライブピニオンギヤ5と噛み合って変速機構を
構成している。
【0040】エンジンの駆動力はトランスミッションか
らプロペラシャフトとドライブピニオンギヤ5とベベル
ギヤ7とを介してデフケ−ス9を回転駆動する。
【0041】デフケ−ス9とデフキャリヤには、左右の
後輪側に連結された車軸23、25(出力部材)が貫入
している。
【0042】ベベルギヤ式の差動機構11は、デフケ−
ス9に固定されたピニオンシャフト27上に支承された
ピニオンギヤ29と、ピニオンギヤ29と噛み合った左
右のサイドギヤ31、33から構成されており、左のサ
イドギヤ31は左車軸23に連結されており、右のサイ
ドギヤ33は右車軸25に連結されている。
【0043】デフケ−ス9を回転させるエンジンの駆動
力は、ピニオンシャフト27からピニオンギヤ29を介
してサイドギヤ31、33に分配され、車軸23、25
から左右の後輪に伝達される。
【0044】又、車両が悪路などを走行中に、後輪間に
駆動抵抗差が生じると、エンジンの駆動力はピニオンギ
ヤ29の自転によって左右の後輪に差動分配される。
【0045】増速機構13は互いに噛み合ったベベルギ
ヤ35、37で構成されており、減速機構15は互いに
噛み合ったベベルギヤ39、41で構成されている。
【0046】ベベルギヤ35、39はドライブピニオン
シャフト3に固定されており、ベベルギヤ37、41は
多板クラッチ17、19を介してそれぞれ左車軸23に
連結されている。
【0047】各油圧アクチュエ−タはエンジン駆動のオ
イルポンプから送られる油圧によって作動し、多板クラ
ッチ17、19をそれぞれ押圧して締結させる。
【0048】コントロ−ラは、車両の操舵条件、走行条
件、路面状態などに応じ、油圧アクチュエ−タを介して
左右の多板クラッチ17、19を各別に断続すると共
に、締結した多板クラッチ17、19の締結力を制御す
る。
【0049】左側の多板クラッチ17を締結し、右側の
多板クラッチ19の締結を解除すると、ドライブピニオ
ンシャフト3の駆動トルクは増速機構13で増速され、
多板クラッチ17を介して左車軸23に伝達されて左後
輪を増速すると共に、その増速分だけの駆動トルクが差
動機構11を介して右車軸25に移動し右後輪を減速す
る。
【0050】こうして、車体に右旋回方向のヨ−モ−メ
ントが与えられる。
【0051】又、右側の多板クラッチ19を締結し、左
側の多板クラッチ17の締結を解除すると、ドライブピ
ニオンシャフト3の駆動トルクは減速機構15で減速さ
れ、多板クラッチ19を介して左車軸23に伝達されて
左後輪を減速すると共に、その減速分だけの駆動トルク
が差動機構11を介して右車軸25に移動し右後輪を増
速する。
【0052】こうして、車体に左旋回方向のヨ−モ−メ
ントが与えられる。
【0053】そこで、車両が右旋回をするときは多板ク
ラッチ17を締結し、左旋回のときは多板クラッチ19
を締結すればそれぞれ車両の旋回性が向上する。
【0054】又、悪路などで車体が蛇行する場合は、同
様に、左右の多板クラッチ17、19を切り換え操作
し、蛇行と反対方向のヨ−モ−メントを車体に与えるこ
とによって、蛇行を収束し、直進性と安定性とを向上さ
せることができる。
【0055】又、多板クラッチ17、19の締結力を制
御しこれらを適度に滑らせることによって、増速機構1
3と減速機構15の変速比が変わり、ヨ−モ−メントを
調整することが可能であるから、走行中の諸条件の変化
に応じて車体の旋回性、直進性、安定性などを精密に制
御することができる。
【0056】又、両多板クラッチ17、19の締結が解
除されると、増速機構13と減速機構15が左車軸23
から切り離され、変速機能とヨ−モ−メント制御機能が
停止する。
【0057】こうして、リヤデフ1が構成されている。
【0058】リヤデフ1は、カウンタ−シャフト209
を用いた従来例と異なって、増速機構13と減速機構1
5とをドライブピニオンシャフト3と車軸23との間に
配置したから、径方向寸法が大幅に短縮されると共に、
カウンタ−シャフトとその支持構造の廃止分だけ、軽量
化され部品点数が低減されている。
【0059】このようにコンパクト化され、軽量化され
たリヤデフ1は、配置スペ−スと支持部(取り付け部)
の強度などの点で、車体への搭載性が大きく向上した。
【0060】又、ドライブピニオンシャフト3を各車軸
23、25と直角に配置したリヤデフ1は、FR車に好
適である。
【0061】次に、図2によって本発明の第2実施形態
を説明する。図2はこの実施形態のフロントデフ43
(デファレンシャル装置)を示しており、このフロント
デフ43は請求項1、3、4の特徴を備えている。又、
左右の方向はフロントデフ43を用いた車両及び図2で
の左右の方向であり、符号を与えていない部材等は図示
されていない。
【0062】なお、図2と第2実施形態の説明の中で、
第1実施形態と同機能の部材等には同一の符号を与えて
引用し、これら同機能部材の重複説明は省く。
【0063】フロントデフ43は車体の前部にエンジン
を横置きにした前輪駆動車(FF車)に用いられてい
る。
【0064】図2に示したように、フロントデフ43
は、入力軸45、ドライブピニオンギヤ47、リングギ
ヤ49、デフケ−ス9、ベベルギヤ式差動機構11、増
速機構51と減速機構53、多板クラッチ17、19、
多板クラッチ17、19をそれぞれ押圧する油圧アクチ
ュエ−タ、各油圧アクチュエ−タを操作するコントロ−
ラなどから構成されている。
【0065】フロントデフ43はキャリヤハウジングの
内部に配置されており、デフケ−ス9の左右のボス部2
1、21はベアリングを介してキャリヤハウジングに支
承されている。
【0066】入力軸45はトランスミッションの出力軸
であり、ドライブピニオンギヤ47は入力軸45に固定
されている。
【0067】リングギヤ49はデフケ−ス9に固定され
ており、ドライブピニオンギヤ47と噛み合って変速機
構を構成している。
【0068】エンジンの駆動力はトランスミッションか
ら入力軸45とドライブピニオンギヤ47とリングギヤ
49とを介してデフケ−ス9を回転駆動する。
【0069】デフケ−ス9とキャリヤハウジングには、
左右の前輪側に連結された車軸55、57(出力部材)
が貫入している。
【0070】差動機構11の左サイドギヤ31は左車軸
55に連結されており、右サイドギヤ33は右車軸57
に連結されている。
【0071】デフケ−ス9を回転させるエンジンの駆動
力は、ピニオンシャフト27からピニオンギヤ29を介
してサイドギヤ31、33に分配され、車軸55、57
から左右の前輪に伝達される。
【0072】又、車両が悪路などを走行中に、前輪間に
駆動抵抗差が生じると、エンジンの駆動力はピニオンギ
ヤ29の自転によって左右の前輪に差動分配される。
【0073】増速機構51は互いに噛み合ったスパ−ギ
ヤ59、61から構成されており、減速機構53は互い
に噛み合ったスパ−ギヤ63、65から構成されてい
る。
【0074】スパ−ギヤ59、63は入力軸45に固定
されており、スパ−ギヤ61、65は多板クラッチ1
7、19を介してそれぞれ右車軸57に連結されてい
る。
【0075】コントロ−ラは、車両の操舵条件、走行条
件、路面状態などに応じ、油圧アクチュエ−タを介して
左右の多板クラッチ17、19を各別に断続すると共
に、締結した多板クラッチ17、19の締結力を制御す
る。
【0076】左側の多板クラッチ17を締結し、右側の
多板クラッチ19の締結を解除すると、入力軸45の駆
動トルクは増速機構51で増速され、多板クラッチ17
を介して右車軸57に伝達されて右前輪を増速すると共
に、その増速分だけの駆動トルクが差動機構11を介し
て左車軸55に移動し左前輪を減速する。
【0077】こうして、車体に左旋回方向のヨ−モ−メ
ントが与えられる。
【0078】又、右側の多板クラッチ19を締結し、左
側の多板クラッチ17の締結を解除すると、入力軸45
の駆動トルクは減速機構53で減速され、多板クラッチ
19を介して右車軸57に伝達されて右前輪を減速する
と共に、その減速分だけの駆動トルクが差動機構11を
介して左車軸55に移動し左前輪を増速する。
【0079】こうして、車体に右旋回方向のヨ−モ−メ
ントが与えられる。
【0080】そこで、車両が左旋回をするときは多板ク
ラッチ17を締結し、右旋回のときは多板クラッチ19
を締結すればそれぞれ車両の旋回性が向上する。
【0081】又、悪路などで車体が蛇行する場合は、同
様に、左右の多板クラッチ17、19を切り換え操作
し、蛇行と反対方向のヨ−モ−メントを車体に与えるこ
とによって、蛇行を収束し、直進性と安定性とを向上さ
せることができる。
【0082】又、多板クラッチ17、19の締結力を制
御しこれらを適度に滑らせることによって、増速機構5
1と減速機構53の変速比が変わり、ヨ−モ−メントを
調整することが可能であるから、走行中の諸条件の変化
に応じて車体の旋回性、直進性、安定性などを精密に制
御することができる。
【0083】又、両多板クラッチ17、19の締結が解
除されると、増速機構51と減速機構53が右車軸57
から切り離され、変速機能とヨ−モ−メント制御機能が
停止する。
【0084】こうして、フロントデフ43が構成されて
いる。
【0085】フロントデフ43は、カウンタ−シャフト
209を用いた従来例と異なって、増速機構51と減速
機構53とを、入力軸45と車軸57との間に配置した
から、径方向寸法が大幅に短縮されると共に、カウンタ
−シャフトとその支持構造の廃止分だけ、軽量化され部
品点数が低減されている。
【0086】このようにコンパクト化され、軽量化され
たフロントデフ43は、配置スペ−スと支持部(取り付
け部)の強度などの点で、車体への搭載性が大きく向上
した。
【0087】又、入力軸45を各車軸55、57と平行
に配置したフロントデフ43は、エンジン横置きのFF
車に好適である。
【0088】次に、図3によって本発明の第3実施形態
を説明する。図3はこの実施形態のフロントデフ67
(デファレンシャル装置)を示しており、このフロント
デフ67は請求項1、3、6、7の特徴を備えている。
又、左右の方向はフロントデフ67を用いた車両及び図
3での左右の方向であり、符号を与えていない部材等は
図示されていない。
【0089】なお、図3と第3実施形態の説明の中で、
第1、2実施形態と同機能の部材等には同一の符号を与
えて引用し、これら同機能部材の重複説明は省く。
【0090】フロントデフ67も、フロントデフ43と
同様に、エンジン横置きのFF車に用いられている。
【0091】フロントデフ67は、入力軸45、ドライ
ブピニオンギヤ69(入力ギヤ)、リングギヤ71(デ
フケ−ス側ギヤ)、デフケ−ス9、ベベルギヤ式差動機
構11、変速機構73、75、多板クラッチ17、1
9、多板クラッチ17、19をそれぞれ押圧する油圧ア
クチュエ−タ、各油圧アクチュエ−タを操作するコント
ロ−ラなどから構成されている。
【0092】フロントデフ67はキャリヤハウジングの
内部に配置されており、デフケ−ス9の左右のボス部2
1、21はベアリングを介してキャリヤハウジングに支
承されている。
【0093】ドライブピニオンギヤ69は入力軸45に
固定されている。
【0094】リングギヤ71はデフケ−ス9に固定され
ており、ドライブピニオンギヤ69と噛み合って変速機
構を構成している。
【0095】エンジンの駆動力はトランスミッションか
ら入力軸45とドライブピニオンギヤ69とリングギヤ
71とを介してデフケ−ス9を回転駆動する。
【0096】デフケ−ス9を回転させるエンジンの駆動
力は、ピニオンシャフト27からピニオンギヤ29を介
してサイドギヤ31、33に分配され、車軸55、57
から左右の前輪に伝達される。
【0097】又、車両が悪路などを走行中に、前輪間に
駆動抵抗差が生じると、エンジンの駆動力はピニオンギ
ヤ29の自転によって左右の前輪に差動分配される。
【0098】各変速機構73、75は、それぞれドライ
ブピニオンギヤ69とスパ−ギヤ77(転位ギヤ)とで
構成されており、各スパ−ギヤ77は多板クラッチ1
7、19を介してそれぞれ左右の車軸55、57に連結
されている。
【0099】スパ−ギヤ77とデフケ−ス3側のリング
ギヤ71は、ドライブピニオンギヤ69に対する転位量
を互いに変えてある。
【0100】このように、スパ−ギヤ77を転位ギヤに
することによって、各変速機構73、75には互いに等
しい増速比、又は、減速比が与えられている。
【0101】コントロ−ラは、車両の操舵条件、走行条
件、路面状態などに応じ、油圧アクチュエ−タを介して
左右の多板クラッチ17、19を各別に断続すると共
に、締結した多板クラッチ17、19の締結力を制御す
る。
【0102】左側の多板クラッチ17を締結し、右側の
多板クラッチ19の締結を解除したとき、例えば、入力
軸45の駆動トルクが変速機構73で増速されると、多
板クラッチ17と左車軸55を介して左前輪が増速され
ると共に、その増速分だけの駆動トルクが差動機構11
を介して右車軸55に移動し右前輪を減速する。
【0103】こうして、車体に右旋回方向のヨ−モ−メ
ントが与えられる。
【0104】又、右側の多板クラッチ19を締結し、左
側の多板クラッチ17の締結を解除すると、右前輪が増
速され左前輪が減速されて、車体に左旋回方向のヨ−モ
−メントが与えられる。
【0105】そこで、車両が右旋回をするときは多板ク
ラッチ17を締結し、左旋回のときは多板クラッチ19
を締結すればそれぞれ車両の旋回性が向上する。
【0106】又、悪路などで車体が蛇行する場合は、同
様に、左右の多板クラッチ17、19を切り換え操作
し、蛇行と反対方向のヨ−モ−メントを車体に与えるこ
とによって、蛇行を収束し、直進性と安定性とを向上さ
せることができる。
【0107】又、多板クラッチ17、19の締結力を制
御しこれらを適度に滑らせることによって、各変速機構
73、75の変速比が変わり、ヨ−モ−メントを調整す
ることが可能であるから、走行中の諸条件の変化に応じ
て車体の旋回性、直進性、安定性などを精密に制御する
ことができる。
【0108】又、両多板クラッチ17、19の締結が解
除されると、変速機構73、75が車軸55、57から
切り離され、変速機能とヨ−モ−メント制御機能が停止
する。
【0109】こうして、フロントデフ67が構成されて
いる。
【0110】フロントデフ67は、カウンタ−シャフト
209を用いた従来例と異なって、変速機構73、75
を入力軸45と車軸55、57との間に配置したから、
径方向寸法が大幅に短縮されると共に、カウンタ−シャ
フトとその支持構造の廃止分だけ、軽量化され部品点数
が低減されている。
【0111】このようにコンパクト化され、軽量化され
たフロントデフ67は、配置スペ−スと支持部(取り付
け部)の強度などの点で、車体への搭載性が大きく向上
した。
【0112】又、入力軸45を各車軸55、57と平行
に配置したフロントデフ67は、エンジン横置きのFF
車に好適である。
【0113】又、変速機構73、75の変速比が同一で
あり、変速機構73、75の間でスパ−ギヤ77を共用
できるから、それだけ部品の種類が低減される。
【0114】更に、変速機構73、75に転位ギヤ(ス
パ−ギヤ77)を用いたことによって、変速機構73、
75とデフケ−ス9のリングギヤ71との間でドライブ
ピニオンギヤ69が共用可能になり、それだけ部品点数
と重量とが低減される。
【0115】なお、本発明において、差動機構はベベル
ギヤ式の差動機構に限らず、例えば、プラネタリ−ギヤ
式の差動機構、デフケ−スの収容孔に支承されたピニオ
ンギヤを介してサイドギヤを連結した差動機構などでも
よい。
【0116】又、アクチュエ−タは油圧アクチュエ−タ
に限らず、例えば、空気式のアクチュエ−タ、電動モ−
タを用いたアクチュエ−タ、電磁式のアクチュエ−タな
ど、いずれの形式のアクチュエ−タでもよい。
【0117】又、本発明のデファレンシャル装置は、フ
ロントデフ(エンジンの駆動力を左右の前輪に分配する
デファレンシャル装置)と、リヤデフ(エンジンの駆動
力を左右の後輪に分配するデファレンシャル装置)と、
センタ−デフ(エンジンの駆動力を前輪と後輪に分配す
るデファレンシャル装置)のいずれにも用いることがで
きる。
【0118】
【発明の効果】請求項1のデファレンシャル装置は、従
来例と異なって、デフケ−スの入力軸と出力部材との間
に変速機構を配置したことにより、カウンタ−シャフト
を用いないで構成したから、径方向寸法が大幅に短縮さ
れると共に、軽量化され、部品点数が低減された。
【0119】こうしてコンパクト化され軽量化されたこ
とにより、配置スペ−スと支持部(取り付け部)の強度
などの点で、車体への搭載性が大きく向上した。
【0120】請求項2の発明は、請求項1の構成と同等
の効果を得ると共に、入力軸を各出力部材と直角に配置
する構成は、例えば、車体の前部にエンジンを配置した
後輪駆動車や4輪駆動車用のリヤデフに好適である。
【0121】請求項3の発明は、請求項1の構成と同等
の効果を得ると共に、入力軸を各出力部材と平行に配置
する構成は、例えば、車体の前部にエンジンを横置きに
した前輪駆動車用のフロントデフに好適である。
【0122】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
のいずれかと同等の効果を得る。
【0123】請求項5の発明は、請求項4の構成と同等
の効果を得ると共に、変速機構に転位ギヤを用いたこと
により、増速機構と減速機構の間で入力ギヤ、又は、出
力ギヤを共用することが可能になり、それだけ部品点数
と重量とが低減される。
【0124】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項3
のいずれかと同等の効果を得ると共に、同一の変速比を
有する一対の変速機構を用いたことによって、各変速機
構の間でギヤを共用することが可能になり、それだけ部
品の種類が低減される。
【0125】請求項7の発明は、請求項6の構成と同等
の効果を得ると共に、変速機構に転位ギヤを用いたこと
により、変速機構とデフケ−ス側ギヤとの間で入力ギヤ
が共用可能になり、それだけ部品点数と重量が低減され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すスケルトン機構図
である。
【図2】本発明の第2実施形態を示すスケルトン機構図
である。
【図3】本発明の第3実施形態を示すスケルトン機構図
である。
【図4】従来例のスケルトン機構図である。
【符号の説明】
1 リヤデフ(デファレンシャル装置) 3 ドライブピニオンシャフト(車軸と直角な入力軸) 9 デフケ−ス 11 差動機構 13 ベベルギヤ式の増速機構 15 ベベルギヤ式の減速機構 17、19 多板クラッチ(クラッチ) 23 車軸(出力部材) 35、39 ドライブピニオンシャフト3側のベベルギ
ヤ 37、41 車軸23側のベベルギヤ 43、67 フロントデフ(デファレンシャル装置) 45 車軸と平行な入力軸 51 スパ−ギヤ式の増速機構 53 スパ−ギヤ式の減速機構 59、63 入力軸45側のスパ−ギヤ 61、65 車軸57側のスパ−ギヤ 69 ドライブピニオンギヤ(入力ギヤ:入力軸45側
のスパ−ギヤ) 71 リングギヤ(デフケ−ス側ギヤ) 73、75 転位ギヤを用いた変速機構 77 車軸55、57側のスパ−ギヤ(出力側の転位ギ
ヤ)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸を介して入力するエンジンの駆動
    力によって回転駆動されるデフケ−スと、デフケ−スの
    回転を一対の出力部材を介して車輪側に分配する差動機
    構と、前記入力軸及び出力部材との間に配置された変速
    機構と、入力軸から出力部材の間に配置されたクラッチ
    と、クラッチを断続操作するアクチュエ−タとを備えた
    ことを特徴とするデファレンシャル装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、入力軸
    が、各出力部材と直角に配置され、変速機構が、入力軸
    側のベベルギヤと出力部材側のベベルギヤとで構成され
    ていることを特徴とするデファレンシャル装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の発明であって、入力軸
    が、各出力部材と平行に配置され、変速機構が、入力軸
    側のスパ−ギヤと出力部材側のスパ−ギヤとで構成され
    ていることを特徴とするデファレンシャル装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に
    記載の発明であって、変速機構が、一対の増速機構と減
    速機構からなり、これらが、入力軸といずれか一方の出
    力部材との間に配置されていることを特徴とするデファ
    レンシャル装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の発明であって、増速機構
    と減速機構が、入力側のギヤと、この入力側ギヤに対す
    る互いの転位量を変えることによって歯数を変えた出力
    側の転位ギヤとで構成されていることを特徴とするデフ
    ァレンシャル装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に
    記載の発明であって、変速機構に、同一の変速比を有す
    る一対の変速機構が用いられ、これらの変速機構が、入
    力軸と各出力部材との間にそれぞれ配置されていること
    を特徴とするデファレンシャル装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の発明であって、変速機構
    が、デフケ−ス側のギヤと噛み合う入力ギヤと出力ギヤ
    とから構成されており、この出力ギヤは、入力ギヤに対
    して、デフケ−ス側ギヤとの間で転位量を変え歯数を変
    えた転位ギヤであることを特徴とするデファレンシャル
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110094477A (zh) * 2019-06-03 2019-08-06 梁芳文 一种双面盆角齿增强强度结构
CN114934983A (zh) * 2022-05-13 2022-08-23 中国第一汽车股份有限公司 一种两挡变速器换挡系统、换挡控制方法及电动车辆
CN116357714A (zh) * 2023-05-30 2023-06-30 深圳市先发智能有限公司 新型差速器及其控制方法

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