JP2001129190A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JP2001129190A
JP2001129190A JP31500299A JP31500299A JP2001129190A JP 2001129190 A JP2001129190 A JP 2001129190A JP 31500299 A JP31500299 A JP 31500299A JP 31500299 A JP31500299 A JP 31500299A JP 2001129190 A JP2001129190 A JP 2001129190A
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JP
Japan
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variation
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Withdrawn
Application number
JP31500299A
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English (en)
Inventor
Kishio Sugijima
紀志男 杉島
Hidetaka Murakami
英隆 村上
Kazutoshi Onoe
和俊 尾上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sansei R&D Co Ltd
Original Assignee
Sansei R&D Co Ltd
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Application filed by Sansei R&D Co Ltd filed Critical Sansei R&D Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表示図柄が所定の図柄になる可能性が比較的高
いことをを予告報知するパチンコ遊技機に関し、図柄変
動頻度に関わらず恒常的に遊技者の期待感を高めること
ができるパチンコ遊技機を提供する。又は、音声出力又
は照明点灯が遊技者の注意を引きつけることができ、音
声出力又は照明点灯が効果的に遊技機の興趣の向上に貢
献するパチンコ遊技機を提供する。 【解決手段】電源投入直後又は図柄変動が所定時間行な
われなかった時には、予告報知を行なわせるか否かを判
定する予告報知判定手段(S101、S107又はS1
27)の判定結果が予告報知を行なう旨となる確率を向
上させることにより(S001又はS022、S001
「NO」)、予告報知を行なう確率を向上させるようし
た。また、音声出力手段又は照明手段により予告報知を
行なうようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパチンコ遊技機に関
し、更に詳しくは、停止図柄が所定条件を満たす図柄に
なる可能性が比較的高いことを予め報知する予告報知を
するパチンコ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、表示装置を備え、遊技者の操作に
応じて遊技盤面に弾発発射された遊技球が所定の動作を
すると、図柄表示手段の図柄の変動表示が開始され、所
定の条件で表示の変動が停止して、その停止表示された
図柄が予め定めた1個又は複数個の当たり図柄の中の何
れかである場合に、遊技者に有利な遊技状況(特別遊
技)を発生させるパチンコ遊技機が知られている。そし
て、かかるパチンコ遊技機の一例として、例えば、前記
特別遊技が遊技盤面に開閉自在に設けられる大入賞口が
複数回開放される状況であるパチンコ遊技機が種々提案
されている。また、かかるパチンコ遊技機の他の例とし
て、大入賞口を連続的に開放する権利を得ることができ
る権利獲得入賞口が設けられ、前記特別遊技はその権利
獲得入賞口が開放される状況であるパチンコ遊技機が種
々提案されている。
【0003】更に、近年これらの遊技機においては、表
示装置が所定の特別な態様で図柄表示を行なうことによ
り、大当たり図柄或いはリーチ図柄が表示される可能性
が比較的高いこと又はリーチ状態が発生する可能性が比
較的高いことを予告報知することがあるパチンコ遊技機
(以下、予告報知パチンコ遊技機という。)が主流とな
っている。ここで、可能性が比較的高いとは予告報知し
ない場合に比べて可能性が高いということである。
【0004】ここで、大当たり図柄とは、前記特別遊技
を開始させる所定の図柄をいう。リーチ図柄とは、図柄
変動において最後に確定する箇所を除いた部分の図柄が
大当たり図柄と同一である図柄をいう。リーチ状態と
は、図柄表示手段が図柄変動において最後に確定する箇
所を除いた部分が大当たり図柄の条件を満たす図柄を表
示するとともに最後に確定する箇所が変動中である状態
をいう。この報知は、大当たり図柄或いはリーチ図柄が
表示される可能性が報知のない場合よりも高いこと又は
リーチ状態が発生する可能性が報知のない場合よりも高
いことを遊技者に前もって知らせ、ゆくゆくは特別遊技
(大当たり動作)が発生するかもしれないという期待感
を早い時期から抱かせることにより、その期待感を高め
ようとするものである。
【0005】かかる予告報知パチンコ遊技機は、乱数発
生手段を有しており、図柄表示手段が図柄変動をする際
には、その乱数発生手段が発生する乱数を抽出して、そ
の抽出値に基いて所定の予告報知判定処理により予告報
知をするか否かを決定していたが、予告報知をするか否
かを決定する処理は場合によらず一定であるので、図柄
変動1回当たりの予告報知が行なわれる確率は常に一定
であった。また、その予告報知の態様は、図柄表示手段
により所定の予告表示を行なう態様であった。また、図
柄表示手段により所定の予告表示を行なう際には、図柄
表示手段による予告表示に連動して、音声出力手段が音
声を出力することにより又は照明手段が所定の態様で点
灯することにより、図柄表示手段の予告表示を演出する
場合もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の予
告報知パチンコ遊技機では、1回の図柄変動当たりの予
告報知が行なわれる確率は常に一定である。従って、予
告報知が出現する頻度は図柄表示手段の図柄変動頻度に
比例するので、図柄表示手段の図柄変動頻度が低いとき
には、予告表示が出現する頻度も低下して、全然予告表
示が出現しない時も起こり得る。
【0007】このように図柄変動頻度が低下するにつれ
て予告報知頻度が低下すると、遊技が変化に乏しく単調
になるとともに、予告報知によって遊技者の期待感を向
上させることが困難になる。このような図柄変動頻度が
低い状態は、遊技台の釘調整の状態によって生じている
場合と、たまたま一時的に生じる場合とがある。また、
遊技者が遊技を開始した直後は、遊技球の発射強度を調
整する発射レバーの調整がうまく定まらず、図柄変動頻
度が低くなることが多い。そして、このように図柄変動
頻度が低いと、遊技者は遊技をやめてしまう場合も少な
くない。
【0008】従って、せっかくリーチ等を予告報知する
機能があるにも関わらず、その予告報知によって、遊技
者が抱く特別遊技発生に対する期待感を、常に安定して
高めることができなかったという問題を有していた。
【0009】また、図柄表示装置による図柄表示ととも
に、音声出力装置による音声出力及び照明装置の点灯が
行なわれるが、音声出力又は照明点灯によって大当たり
の発生に関係する情報が報知されることはない。更に、
大当たりが発生するか否かを報知するのは図柄表示手段
であるので、遊技者の注意は、どうしても図柄表示手段
に向けられる傾向にあり、音声出力及び照明点灯には注
がれにくい。従って、図柄表示手段による図柄表示は遊
技者に認識されやすいが、音声出力及び照明点灯は遊技
者に認識されにくく、図柄表示手段の表示を演出するた
めのあくまでも補助的な作用しかなかった。
【0010】従って、音声出力又は照明点灯の態様に多
様性を持たせても、それが遊技者には認識されにくいと
いう問題があった。即ち、音声出力及び照明点灯の多様
性は遊技者に現実に認識される遊技機動作の多様性にあ
まり貢献せず、遊技者に現実に認識される遊技機動作の
多様性は、慨して図柄表示装置の表示態様の変化によっ
てもたらされていた。そして、このことが、遊技者に現
実に認識される遊技機動作の多様性を向上させる障害と
なっていた。
【0011】本発明は、前記問題に鑑みて、効果的に遊
技者の興趣を向上させるパチンコ遊技機を提供すること
を課題とする。詳しくは、請求項1又は請求項2に記載
の発明は、図柄変動頻度が低下したときにも予告報知頻
度の低下が少なく、恒常的に予告報知により遊技者の期
待感を高めるパチンコ遊技機を提供することを課題と
し、請求項3乃至6に記載の発明は、音声出力又は照明
点灯が遊技者の注意を引きつけることができ、音声出力
及び照明点灯を遊技者に認識されやすくするとともに、
音声出力又は照明点灯が効果的に遊技機の興趣の向上に
貢献するパチンコ遊技機を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1にかかるパチンコ遊技機は、当たり
判定図柄を変動表示可能な図柄表示手段と、所定の図柄
変動条件が成立すると前記当たり判定図柄の変動を開始
させてから該変動を停止させる図柄表示制御手段と、前
記図柄変動が停止した際に前記当たり判定図柄として所
定の大当たり図柄が表示されると遊技者に有利な特別遊
技を起成する特別遊技起成手段とを備えるパチンコ遊技
機において、少なくとも前記図柄表示手段を含む報知手
段と、前記図柄変動条件が成立すると特別な態様の報知
からなる予告報知を行なわせるか否かを判定するととも
に、前記図柄変動の停止の際に表示される図柄が大当た
り図柄又はリーチ図柄となる場合には該判定結果が予告
報知を行なわせる旨となる確率を高く制御する予告報知
判定手段と、前記判定結果に基いて前記報知手段に予告
報知を行なわせる予告報知制御手段と、前回の図柄変動
からの経過時間が予め定めた時間を超えた場合には前記
予告報知判定手段の判定結果が予告報知を行なわせる旨
となる確率を向上させる予告報知確率向上手段とを設け
たことを要旨とするものである。
【0013】このように構成されるパチンコ遊技機によ
れば、図柄変動条件が成立する毎に予告報知判定手段は
予告報知を行なわせるか否かを判定し、予告報知を行な
わせると判定したときには、報知手段により予告報知を
行なわせる。そして、図柄変動停止の際に表示される図
柄が大当たり図柄又はリーチ図柄となる場合には予告報
知が行なわれる確率が高いので、予告報知が行なわれる
と、図柄変動の停止時に大当たり図柄又はリーチ図柄が
前記当たり判定図柄として表示されることを条件反射的
に期待させるようになる。更に、前回の図柄変動からの
経過時間が予め定めた時間を超えた場合の図柄変動の際
には、それ以外の図柄変動の際よりも予告報知が行なわ
れる確率が高くなるので、図柄変動頻度が低下しても、
予告報知頻度の低下は抑制され、予告報知により大当た
り図柄表示又はリーチ状態に対する期待感を高めること
ができる。
【0014】また、請求項2に記載のパチンコ遊技機
は、当たり判定図柄を変動表示可能な図柄表示手段と、
所定の図柄変動条件が成立すると前記当たり判定図柄の
変動を開始させてから該変動を停止させる図柄表示制御
手段と、前記図柄変動が停止した際に前記当たり判定図
柄として所定の大当たり図柄が表示されると遊技者に有
利な特別遊技を起成する特別遊技起成手段とを備えるパ
チンコ遊技機において、少なくとも前記図柄表示手段を
含む報知手段と、前記図柄変動条件が成立すると特別な
態様の報知からなる予告報知を行なわせるか否かを判定
するとともに、前記図柄変動の停止の際に表示される図
柄が大当たり図柄又はリーチ図柄となる場合には該判定
結果が予告報知を行なわせる旨となる確率を高く制御す
る予告報知判定手段と、前記判定結果に基いて前記報知
手段に予告報知を行なわせる予告報知制御手段と、遊技
機電源投入から最初の所定回数の図柄変動時までは前記
予告報知判定手段の判定結果が予告報知を行なわせる旨
となる確率を向上させる予告報知確率向上手段とを設け
たことを要旨とするものである。
【0015】ここで、電源投入後に予告報知判定確率を
向上させる所定回数は、1回でも複数回でもよい。この
ように構成されるパチンコ遊技機によれば、図柄変動条
件が成立する毎に予告報知判定手段は予告報知を行なわ
せるか否かを判定し、予告報知を行なわせると判定した
ときには、報知手段により予告報知を行なわせる。そし
て、図柄変動停止の際に表示される図柄が大当たり図柄
又はリーチ図柄となる場合には予告報知が行なわれる確
率が高いので、予告報知が行なわれると、前記図柄変動
の停止時に大当たり図柄又はリーチ図柄が前記当たり判
定図柄として表示されることを条件反射的に期待させる
ようになる。
【0016】更に、遊技機電源投入から最初の所定回数
の図柄変動の際には、それ以外の図柄変動の際よりも予
告報知が行なわれる確率が高くなるので、遊技球の発射
強度を適正に調整するのに時間を要して遊技開始直後の
図柄変動頻度が低い場合にも、低い図柄変動頻度の割に
高い頻度で予告報知を行なうので、遊技者の大当たり表
示又はリーチ表示への期待感を遊技開始後早期に高揚さ
せることができる。
【0017】一方、本発明の請求項3に記載のパチンコ
遊技機は、当たり判定図柄を変動表示可能な図柄表示手
段と、所定の図柄変動条件が成立すると前記当たり判定
図柄の変動を開始させてから該変動を停止させる図柄表
示制御手段と、前記図柄変動が停止した際に前記当たり
判定図柄として所定の大当たり図柄が表示されると遊技
者に有利な特別遊技を起成する特別遊技起成手段とを備
えるパチンコ遊技機において、少なくとも前記図柄表示
手段と音声出力手段とを含む報知手段と、前記図柄変動
条件が成立すると予告報知を行なわせるか否かを判定す
るとともに、前記図柄変動の停止の際に表示される図柄
が大当たり図柄又はリーチ図柄となる場合には該判定結
果が予告報知を行なわせる旨となる確率を高く制御する
予告報知判定手段と、前記報知手段に行なわせる予告報
知の態様を予め定めた複数種類の予告態様から選択する
予告態様選択手段と、前記予告報知判定手段の判定結果
及び前記予告態様選択手段の選択結果に基いて前記報知
手段に予告報知を行なわせる予告報知制御手段を設ける
とともに、前記複数の予告態様の少なくとも一つの態様
は前記音声出力手段により予告報知を行なう態様である
ことを要旨とするものである。
【0018】このように構成されるパチンコ遊技機によ
れば、予告報知を図柄変動条件が成立する毎に予告報知
判定手段は予告報知を行なわせるか否かを判定し、予告
報知を行なわせると判定したときには、予告態様選択手
段が選択した予告態様で報知手段に予告報知を行なわせ
る。そして、図柄変動停止の際に表示される図柄が大当
たり図柄又はリーチ図柄となる場合には予告報知が行な
われる確率が高いので、予告報知が行なわれると、前記
図柄変動の停止時に大当たり図柄又はリーチ図柄が前記
当たり判定図柄として表示されることを条件反射的に期
待させるようになる。
【0019】加えて、音声出力手段により斯かる予告報
知をする場合があり、この予告報知は、前述の如く予告
報知は特別遊技の発生に関わる当たり判定図柄の表示内
容を予告するものであり、遊技者にとって興味深いもの
であるので、音声出力が遊技者の注意を引きつけるよう
になる。
【0020】更に、請求項4に記載の発明のように、前
記複数の予告報知態様の中の少なくとも一つの態様は、
前記当たり判定図柄の変動が開始する前に音声出力手段
により予告報知を行なう態様としてもよい。
【0021】また、請求項5に記載のパチンコ遊技機
は、当たり判定図柄を変動表示可能な図柄表示手段と、
所定の図柄変動条件が成立すると前記当たり判定図柄の
変動を開始させてから該変動を停止させる図柄表示制御
手段と、前記図柄変動が停止した際に前記当たり判定図
柄として所定の大当たり図柄が表示されると遊技者に有
利な特別遊技を起成する特別遊技起成手段とを備えるパ
チンコ遊技機において、少なくとも前記図柄表示手段と
照明手段とを含む報知手段と、前記図柄変動条件が成立
すると予告報知を行なわせるか否かを判定するととも
に、前記図柄変動の停止の際に表示される図柄が大当た
り図柄又はリーチ図柄となる場合には該判定結果が予告
報知を行なわせる旨となる確率を高く制御する予告報知
判定手段と、前記報知手段に行なわせる予告報知の態様
を予め定めた複数種類の予告態様から選択する予告態様
選択手段と、前記予告報知判定手段の判定結果及び前記
予告態様選択手段の選択結果に基いて前記報知手段に予
告報知を行なわせる予告報知制御手段を設けるととも
に、前記複数の予告態様の少なくとも一つの態様は前記
照明手段により予告報知を行なう態様であることを要旨
とするものである。
【0022】このように構成されるパチンコ遊技機によ
れば、図柄変動条件が成立する毎に予告報知判定手段は
予告報知を行なわせるか否かを判定し、予告報知を行な
わせると判定したときには、予告態様選択手段が選択し
た予告態様で報知手段に予告報知を行なわせる。そし
て、図柄変動停止の際に表示される図柄が大当たり図柄
又はリーチ図柄となる場合には予告報知が行なわれる確
率が高いので、予告報知が行なわれると、前記図柄変動
の停止時に大当たり図柄又はリーチ図柄が前記当たり判
定図柄として表示されることを条件反射的に期待させる
ようになる。
【0023】加えて、照明手段により斯かる予告報知を
する場合があり、この予告報知は、前述の如く特別遊技
の発生に関わる当たり判定図柄の表示内容を予告するも
のであり、遊技者にとって興味深いものであるので、照
明手段が遊技者の注意を引きつけるようになる。
【0024】更に、請求項6に記載の発明のように、前
記複数の予告報知態様の中の少なくとも一つの態様は、
前記当たり判定図柄の変動が開始する前に照明手段によ
り予告報知を行なう態様としてもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実
施の形態の一例であるパチンコ遊技機の正面図を示した
ものである。搭載枠をなす縦長方形の前枠体4が、連結
部7を介してパチンコ遊技機機枠3の開口前面側に着脱
および開閉可能に組み付けられて、機体が構成される。
そしてこの機体における前枠体4の前面各部には、ガラ
ス枠6、払い出された球を受ける上球受け皿8、この皿
を取付に必要な前板10、上球受け皿8が満タンの時に
球を受ける下球受け皿9、遊技状態を報知する枠体ラン
プ表示器12、遊技盤面ランプ表示器13、球を発射す
るための打球発射レバー11及び不正などの防止のため
に前枠体4を着脱または開閉不能にするための鍵5が設
けられている。また、球受け皿の裏側に例えば予告音声
等の音声を出力する音声出力装置(スピーカ)14が備
えられている。前枠体4の開口部に裏側から遊技盤1が
着脱交換可能に収容されいる。
【0026】図2は、遊技盤の正面図を示している。遊
技盤1に構成された遊技領域の中央部に特別図柄表示装
置2が設けられ、その表示画面の下半分領域には各々個
別に変動可能な左図柄領域2a、右図柄領域2b、中図
柄領域2cが設けられると共に、上半分領域には各種の
キャラクタ図柄等が表示される背景図柄表示領域2dが
設けられる。
【0027】更に、前記特別図柄表示装置2の周囲を囲
む装飾枠体26の上部に形成された半円弧形状の装飾枠
部には、7セグメントデジタル表示LEDを有する普通
図柄表示装置27が備えられる。また、前記特別図柄表
示装置2の真下位置には、可動翼を有する始動入賞口1
5が設けられる。更に下方位置には、通常は閉じてお
り、前記特別図柄表示装置2が大当たり図柄を表示する
と複数回開口される大入賞口16と、この大入賞口16
が開放された時に入賞可能となる特定領域入賞口17と
を備える。前記大入賞口16の左右には、普通入賞口で
ある右落し入賞口18、左落し入賞口19が設けられる
と共に、その上部には右袖入賞口20、左袖入賞口21
が各々備えられる。
【0028】更にこの遊技盤1には、前記特別図柄表示
装置2の左右に左ゲート22及び右ゲート23が設けら
れる。左右ゲート22,23を通過した遊技球は、装飾
枠体26の内部を通過した後、下側枠内縁上に誘導され
る。この装飾枠体26の内側下枠内縁部はすり鉢状に構
成され、その中央には、この装飾枠体26の下枠縁部に
案内されてきた遊技球を前面に押出す誘導部材29が設
けられる。この誘導部材29は、モータに駆動されて上
下動作を繰り返し、遊技球は誘導部材29が装飾枠体2
6よりも低い位置にある間はその下枠縁上に滞留させら
れるが、誘導部材29の上昇動作に伴って押し出されて
遊技盤1面を再び落下する。
【0029】この遊技盤1には、前記各装置及び入賞口
等の他に、遊技者によって弾発発射された遊技球の落下
方向を無作為に変更させたり、その流下速度を変化させ
る風車24及びランプ風車25等が設けられている。こ
れにより、弾発発射された遊技球は遊技盤1に沿って転
動しつつ下方へ落下し、上記した各入賞口に入賞すれ
ば、その入賞口から遊技盤1の裏側に排出され、何処に
も入賞しなければ、遊技域最下部に設けられた排出口2
8から遊技盤1の裏側へ排出されるように構成される。
【0030】図3は、遊技盤の裏面における流出経路及
び各種センサ類やソレノイド類等の配置状態を示してい
る。図示されるように、始動入賞口15における入賞球
の流出経路には始動口用センサ34が設けられ、更に前
記大入賞口16における入賞球の流出経路には、その入
賞球数をカウントするための大入賞口用センサ30が設
けられる。
【0031】更に、前記特定領域入賞口17における入
賞球の流出経路には、その入賞を検知する特定領域用セ
ンサ31が設けられ、前記左右ゲート22,23におけ
る遊技球の通過経路には、その通過を検知する右ゲート
用センサ32及び左ゲート用センサ33が設けられる。
前記右袖入賞口20における入賞球の流出経路には右袖
用センサ35が設けられる。
【0032】各入賞口へ落入した全ての遊技球は、セー
フ球排出機構部42を介して遊技機外へ排出される。セ
ーフ球排出機構部42においては、セーフ球排出ソレノ
イド41が作動することにより入賞球を1個ずつ排出し
て、そこに設けられるセーフ球検出センサ40により入
賞球の合計個数がカウントされる。従って、前記左右落
し入賞口18,19及び左袖入賞口21における入賞球
の流出経路には入賞検出用センサは設けられていない
が、これらの入賞口の入賞球数は、セーフ球排出機構部
42がカウントした入賞球全個数から、前記大入賞口用
センサ30、特定領域用センサ31及び右袖用センサ3
5が検知した入賞球個数を減算することによって算出さ
れる。
【0033】なお、入賞口に遊技球が入賞すると、始動
入賞口15、左右落し入賞口18,19及び左袖入賞口
21に関しては5個、右袖入賞口20に関しては6個、
大入賞口15及び特定領域入賞口17に関しては13個
の賞品球(以下、単に賞球という)が各々払出される。
ここでは、左右ゲート22,23を通過しても賞球は払
出されないが、左右ゲート22,23を遊技球の入賞口
として設け遊技球が通過した際に賞球(例えば5個)が
払出されるようにしてもよい。
【0034】また、遊技盤1裏面には始動入賞口15を
開閉駆動する始動入賞口可動翼用ソレノイド36、大入
賞口16を開閉動作させる大入賞口開放用ソレノイド3
7、特定領域入賞口17を開閉動作させる特定領域扉開
放用ソレノイド38が設けられ、装飾枠体26の内側下
部に設けられた誘導部材29を上下動作するための誘導
部材駆動用モータ39も設けられる。
【0035】図4は、パチンコ遊技機に設けられている
各種制御回路やセンサ、ソレノイド等の電気的接続関係
を示す制御ブロック図である。大入賞口用センサ30、
特定領域用センサ31、ゲート用センサ32,33、始
動入賞口用センサ34及びセーフ球検知用センサ40
は、主制御部42と接続される。各センサ30乃至33
及び40は、遊技球を検知すると、球検知信号を主制御
部42へ送信する。
【0036】また、始動口可動翼駆動用ソレノイド3
6、大入賞口開放用ソレノイド37、特定領域扉開放用
ソレノイド38、前記球誘導部材駆動用モータ39、セ
ーフ球排出ソレノイド41及び図示しない賞球払出機構
に設けられる賞球払出モータ48は、主制御部42に接
続され、主制御部42によって駆動制御される。そし
て、主制御部42は、入賞を検知するセンサ30乃至3
4及び40から球検知信号を受信すると、賞球払出用モ
ータ48を駆動して各センサに対応する個数の賞球を払
出させる。
【0037】主制御部42はメイン中央処理装置(CP
U)53、読み出し専用メモリ(ROM)54、ランダ
ムアクセスメモリ(RAM)55及びパルス発振手段5
6等を備えている。ROM54は所定の制御プログラ
ム、初期値及びテーブル等のデータを記憶しており、C
PU53はROM54の制御プログラムにしたがって各
種演算処理を実行する。RAM55は、CPU53によ
る演算結果を一時的に記憶する。そして、CPU53
は、RAM55に記憶される処理結果に応じてコマンド
データを特別図柄制御回路62、音声制御回路71及び
ランプ制御回路81へと送信処理する。
【0038】特別図柄表示装置2は、特別図柄制御回路
62及びD/Aコンバータ60を介して、主制御部42
へ接続される。特別図柄制御回路62には、図柄データ
用ROM65、図柄制御用ROM64及びRAM66に
接続される図柄用サブCPU63が設けられている。そ
して、図柄用サブCPU63は、主制御部42から送信
されたコマンドデータに対応する画像処理を実行する。
この際には、図柄データ用ROM65から図柄データを
読み出し、画像処理により生成した画像データをD/A
コンバータ60へ出力する。D/Aコンバータ60は、
ディジタル画像データを、アナログ画像信号に変換して
特別図柄表示装置2へ出力する。そして、特別図柄表示
装置2は、コマンドデータに対応する画像を表示する。
【0039】例えば、特別図柄表示装置2は、主制御部
42から図柄変動開始コマンドを受信すると、左図柄領
域2a、右図柄領域2b、中図柄領域2cの順に図柄変
動を開始する。そして、各図柄領域2a,2b,2cの
夫々に、0から13の数字図柄をかわるがわる表示する
図柄変動を行ない、停止図柄及び図柄変動停止を指示す
るコマンドを受信すると左図柄領域2a、右図柄領域2
b、中図柄領域2cの順に図柄変動を停止して、そのコ
マンドに対応する停止図柄を表示する。
【0040】スピーカ14は、音声制御回路71を介し
て、主制御部42へ接続される。音声制御回路71は、
図示しない音声用サブCPU72、音声制御用ROM7
3、音声データ用ROM74及びRAM75を有してい
る。音声用サブCPU72は、主制御部42からコマン
ドデータを受信すると、予め対応付けられた制御処理に
より、ディジタル音声データをD/Aコンバータに出力
する。D/Aコンバータはディジタル音声データをアナ
ログ音声信号に変換してスピーカ14へ出力するので、
スピーカ14はコマンドに対応する音声を出力する。
【0041】枠体ランプ表示器12及び遊技盤面ランプ
表示器13は、ランプ表示制御回路81を介して主制御
部42へ接続される。ランプ表示制御回路81は、前記
枠体ランプ表示器12に内蔵される各ランプ12a乃至
12d及び前記遊技盤面ランプ表示器13に内蔵される
各ランプ13a乃至13fを制御駆動し、主制御部42
からコマンドデータを受信すると、コマンドデータに対
応する態様で枠体ランプ表示器12及び遊技盤面ランプ
表示器13を点灯させる。
【0042】主制御部42のRAM55の作業領域に
は、各種カウンタ及び各種フラグの値が記憶される。こ
れらのカウンタには、現在の遊技状況を示す値を記憶す
るカウンタと将来の遊技場状況を決定するための乱数カ
ウンタとが有る。前記遊技状況を示す値を記憶するカウ
ンタ値には、遊技状況に対応する値が主制御部42にお
いて逐次格納される。
【0043】前記乱数カウンタの夫々の値は、主制御部
42において遊技状況とは無関係に逐次更新される。具
体的には、始めに各乱数に定められた整数の初期値に設
定され、前記パルス発振手段56が所定時間(例えば、
2.731mS)毎にパルス信号を出力する毎に、1づ
つ加算されるとともに、各乱数に定められた最大値を超
えると各初期値にリセットされる。従って、各乱数カウ
ンタの値は所定の範囲で周期的に変動する。
【0044】乱数カウンタとしては、停止図柄選択乱数
カウンタ、リーチ表示態様選択乱数カウンタ、予告フラ
グ決定乱数カウンタ、予告判定乱数カウンタ、予告態様
選択乱数カウンタが設けられている。遊技状況を記憶す
るカウンタとしては、ゲート通過玉数カウンタ、図柄変
動記憶用カウンタ、タイマカウンタが設けられている。
フラグとしては、予告フラグが設けられている。
【0045】また、遊技球がゲート22又は23を通過
すると、主制御部42は、前記ゲート用センサ32又は
33から球検知信号を受信するので、前記左右ゲート2
2,23を通過した球数を計数するゲート通過数カウン
タの値に1を加算する。そして、そのカウント数が0で
はないときには、そのカウント数から1を減算すると共
に、普通図柄表示装置27に図柄の変動表示を開始させ
るコマンドを送信する。
【0046】そして、コマンドを受信した普通図柄表示
装置27は、7セグメントLEDに0から9の数字図柄
を順に表示する。前記変動開始から所定時間が経過する
と、主制御部42は、普通図柄表示装置27の変動を停
止させ、その停止図柄が予め定めた当たり図柄(例えば
「7」)であると、始動口可動翼用ソレノイド36を駆
動して始動入賞口15を開口させる。こうして、普通図
柄表示装置27は、左右ゲート22,23への通過球数
分の変動表示を繰り返すことになる。
【0047】また、開口した始動入賞口15を遊技球が
通過すると、主制御部42は、前記始動入賞口用センサ
34から球検知信号を受信するので、前記始動入賞口1
5に入賞した球数を計数する図柄変動用記憶カウンタの
値に1を加算する。この図柄変動記憶カウンタの値は、
特別図柄表示装置の図柄変動制御において用いられる。
【0048】図5は、予告報知を行なうか否かを決定す
るために参照される予告判定テーブルを示している。こ
のテーブルは、前記ROM54に記憶されている。図5
において、(a)は停止図柄が大当たり図柄である場合
に予告報知を行なうか否かを決定するために参照される
大当たり時用予告判定テーブルを示している。(b)は
停止図柄が大当たり図柄の1図柄前リーチ図柄である場
合に参照されるはずれ時用予告判定テーブル#1、
(c)は停止図柄が大当たり図柄の1図柄後リーチ図柄
である場合に参照されるはずれ時用予告判定テーブル#
2、(d)は停止図柄が1図柄前後リーチ図柄以外のは
ずれリーチ図柄である場合に参照されるはずれ時用予告
判定テーブル#3、(e)は停止図柄がリーチ図柄以外
のはずれ図柄であるときに参照されるはずれ時用予告判
定テーブル#4を示している。
【0049】予告判定テーブルは、予告判定乱数カウン
タから読取った値と予告報知を行なうか否かとの対応関
係を示すものである。例えば、停止図柄が大当たり図柄
で場合に、予告判定乱数カウンタから読取った値が2で
あるときには、(a)に示す大当たり時用予告判定テー
ブルに従い、予告報知を行なうように決定する。
【0050】ところで、図5(a)に示されるように、
停止図柄が大当たり図柄である場合に参照される予告判
定テーブルでは、予告判定乱数の16個の値のうち12
個が「予告報知有り」に対応している。図5(b)、
(c)に示されるように、停止図柄が大当たり図柄又は
大当たり図柄の1図柄前後リーチ図柄である場合に参照
される予告判定テーブルでは、予告判定乱数の16個の
値のうち11個が「予告報知有り」に対応している。図
5(d)に示されるように、停止図柄が大当たり図柄の
1図柄前後リーチ図柄以外のリーチ図柄である場合に参
照される予告判定テーブルでは、予告判定乱数の16個
の値のうち5個が「予告報知有り」に対応している。そ
して、図5(e)に示されるように、停止図柄がリーチ
図柄以外のはずれ図柄である場合に参照される予告判定
テーブルでは、予告判定乱数の16個の値のうち1個が
「予告報知有り」に対応している。
【0051】従って、停止図柄がリーチ図柄又は大当た
り図柄である場合には、停止図柄がそれ以外の図柄(リ
ーチ図柄以外のはずれ図柄)である場合に比べて、予告
報知が行なわれる確率が高い。逆にいえば、予告報知が
行なわれる場合には、予告報知が行なわれない場合に比
べて、停止図柄が大当たり図柄又はリーチ図柄になる可
能性が高い。
【0052】図6及び図7は前記ROM54に記憶され
ている大当たり時用予告態様選択テーブルを示してい
る。また、図8は、前記ROM54に記憶されているは
ずれ時用予告態様選択テーブルを示している。各予告態
様選択テーブルは、予告態様を決定するために参照され
るテーブルであり、予告態様選択乱数カウンタから読取
った値と各予告態様との対応関係を示すものである。
【0053】図6及び図7に示すように、停止図柄が大
当たり図柄である場合の図柄変動の際には、第1から第
50の予告態様の何れかの予告報知が行なわれる可能性
が有る。一方、図8に示すように、停止図柄がはずれ図
柄である場合の図柄変動の際には、第1から第25の予
告態様の何れかの予告報知は行なわれる可能性が有る
が、第26から第50の予告態様の何れかの予告報知は
行なわれる可能性がない。
【0054】逆にいえば、第1から第25の予告態様の
予告報知は、停止図柄が如何なる場合にも行なわれる可
能性があり、予告報知が行なわれても停止図柄が如何な
る図柄となるかは分からないが、第26から第50の予
告態様の予告報知は、停止図柄が大当たり図柄になる場
合にしか行なわれず、第26から第50の予告態様の何
れかの予告報知が行なわれる場合の図柄変動では、停止
図柄は必ず大当たり図柄となることを知ることができ
る。即ち、図5の予告判定テーブルによって大当たり予
告の有無を決定し、図6乃至図8の予告態様選択テーブ
ルに従って大当たり予告の態様を決定することを勘案す
れば、第1から第25の予告報知は、停止図柄が大当た
り図柄又はリーチ図柄になる可能性が高いことを予告す
るものであり、第26から第50の予告態様の予告報知
は、停止図柄が必ず大当たりになることを予告するもの
である。
【0055】図6乃至図8の予告態様欄は、各予告態様
について照明予告、音声予告又は表示予告が如何なる順
で行なわれるかを示すとともに、行なわれる照明予告、
音声予告又は表示予告の態様を示している。図中、変動
開始は、特別図柄表示装置の左図柄2a、右図柄2b、
中図柄2cの図柄変動が開始することを意味する。ま
た、図6乃至図8において、音声予告#n(nは整数)
は、スピーカからの音声出力による予告の複数の態様の
中の第nの態様を示しており、異なる番号の予告は出力
音声が異なる。照明予告#n(nは整数)は、枠体ラン
プ表示器12及び遊技盤ランプ表示器13の点灯による
予告の複数の態様の中の第nの態様を示しており、異な
る番号の予告はその点灯態様が異なる。表示予告#n
(nは整数)は、特別図柄表示装置の図柄表示による予
告の複数の態様の中の第nの態様を示しており、異なる
番号の予告はその表示図柄が異なる。
【0056】各音声予告態様は、スピーカ14から特異
な音声を出力する態様である。動物の鳴き声を出力する
態様、メインキャラクタが種々の台詞を話す声を出力す
る態様がある。例えば、音声予告#1は、象の鳴き声を
出力する態様であり、音声予告#2は犬の鳴き声を出力
する態様であり、音声予告#3はメインキャラクタが話
す「当たるかも」という声を出力する態様である。
【0057】各照明予告態様は、特異なパターンで枠体
ランプ表示器12又は遊技盤面ランプ表示器13を点灯
させる態様である。例えば、照明予告#1は枠体ランプ
表示器12に設けられているランプ12a乃至12fを
左から順に1回ずつ点滅させる態様、照明予告#2は遊
技盤面ランプ表示器13に設けられるランプ13a乃至
13dを左から順に点灯させて全て点灯させた後に右か
ら順に消灯させる態様、照明予告#3は前記ランプ12
a乃至12fを一斉に1回点滅させる態様、照明予告#
4は前記ランプ12a乃至12fを一斉に4回点滅させ
る態様である。
【0058】各表示予告態様は、特別図柄表示装置2に
おいて特異な表示をする態様である。背景図柄領域2d
に表示される人物キャラクタが動物キャラクタに変身す
る表示予告態様、その人物キャラクタの右隣り又は左隣
りに動物キャラクタが表示される態様がある。例えば、
表示予告#1は、人物キャラクタが象に変身する表示を
行なう態様であり、表示予告#2は、人物キャラクタの
右隣りに犬が表示される態様である。
【0059】そして、図6乃至図8に示されるように、
50種設けられた予告態様の中には、第1の予告態様の
ように図柄変動が開始した後に表示予告、音声予告及び
照明予告が同時に行なわれる予告態様、第2乃至第7の
予告態様のように表示予告よりも先に音声予告及び照明
予告が行なわれる予告態様、第8及び第9の予告態様の
ように表示予告よりも先に音声予告が行なわれるが照明
予告は行なわれない予告態様及び第10及び第11の予
告態様のように表示予告よりも先に照明予告が行なわれ
るが音声予告は行なわれない予告態様が含まれている。
【0060】更に、予告態様の中には、第14乃至第2
1の予告態様のように照明予告及び音声予告は行なうが
表示予告は行なわない態様、第22及び第23の予告態
様のように音声予告は行なうが照明予告及び表示予告は
行なわない態様及び第24及び第25の予告態様のよう
に照明予告は行なうが音声予告及び表示予告は行なわな
い態様が含まれている。
【0061】また、例えば、第2、第5の予告態様のよ
うに、図柄変動開始前に音声予告及び照明予告が行なわ
れる予告態様が含まれ、第3、第6の予告態様のように
図柄変動開始前に音声予告又は照明予告を行なう態様が
含まれている。
【0062】続いて、主制御部42が行なう特別図柄表
示装置2及び大入賞口16の制御処理を図9乃至図11
のフローチャートに従って説明する。CPU53は、他
の制御処理と並行して、この特別図柄表示装置2及び大
入賞口16の制御処理を実行する。
【0063】図9は、特別図柄表示装置及び大入賞口の
制御処理のメインルーチンに関するフローチャートであ
る。主制御部42は、電源が投入されると(S00
0)、予告フラグの値を1に設定し(S001)、図柄
変動用記憶カウンタの値が0であるか否かを判定する
(S002)。図柄変動用記憶が0である場合には(S
002「YES」)、タイマカウンタの値に1を加算し
(S020)、タイマカウンタの値が予め定めた値以上
になると(S021「YES」)、予告フラグの値を1
に設定してから、ステップS023へ移行し、タイマカ
ウンタの値が予め定めた値ではないときには(S021
「NO」)、そのままステップS023へ移行する。そ
して、パルス発振手段56から所定時間毎のパルス信号
を受信するまで待って(S023)、ステップS002
へ戻る。
【0064】一方、ステップS002において、図柄変
動記憶カウンタ値が0ではないと判定した場合には(S
002「NO」)、以下の処理を実行する。先ず、前記
タイマカウンタをリセットし(S003)、停止図柄を
決定するとともに(S004)、リーチ表示を行なうと
きのリーチ表示態様を決定する(S005)。ここで、
リーチ表示とは左図柄2aと右図柄2bに同一の図柄を
停止表示するともに最後に確定する中図柄2cの図柄変
動が進行中のときの特別図柄表示装置2の表示のことで
ある。
【0065】前記ステップS004における停止図柄の
決定処理では、その時の停止図柄選択乱数カウンタの値
を読取り、主制御部42に記憶されている停止図柄選択
乱数カウンタの各値と各停止図柄との予め定められた対
応関係を示すデータに基いて、読取ったカウンタ値に対
応する停止図柄を選択する。前記ステップS005にお
けるリーチ表示態様の決定処理では、その時のリーチ表
示態様選択乱数カウンタの値を読取り、主制御部42に
記憶されているリーチ表示態様選択乱数カウンタの各値
と各リーチ表示態様との予め定められた対応関係を示す
データに基いて、読取った値に対応するリーチ表示態様
を選択する。
【0066】続いて、予告有無及び態様決定サブルーチ
ンを呼び出して、予告を行なうか否かを決定するととも
に予告を行なうときには予告態様を決定する(S00
6)。そして、決定された予告態様に基いて、決定され
た予告態様が図柄変動前の予告報知を含む時には(S0
07「YES」)、その予告態様に従い特別図柄制御回
路62、音声制御回路71又はランプ制御回路81へ指
令信号を送信して図柄変動前の予告報知を行なわせ(S
030)、決定された予告態様が図柄変動前の予告報知
を含まない場合には(S007「NO」)、図柄変動前
の予告報知を行なわせない。
【0067】そして、図柄表示装置へ指令信号を送信し
て、図柄の変動を開始させる(S008)。続いて、決
定された予告態様が図柄変動中の予告報知を含む時には
(S009「YES」)、その予告態様に従い特別図柄
制御回路62、音声制御回路71又はランプ制御回路8
1へ指令信号を送信して図柄変動中の予告報知を行なわ
せ(S031)、決定された予告態様が図柄変動中の予
告報知を含まない場合には(S009「NO」)、図柄
変動中の予告報知を行なわせない。
【0068】続いて、停止図柄が、右図柄領域2aの停
止図柄と左図柄領域2bの停止図柄が同一の図柄(即
ち、リーチ図柄)であるか否かを判定し、リーチ図柄で
あるときには(S010「YES」)、図柄表示装置へ
指令信号を送信して前記ステップS005で決定した態
様のリーチ表示を実行させる(S032)。
【0069】そして、図柄表示装置へ指令信号を送信し
て図柄の変動を停止させ(S011)、停止図柄が大当
たり図柄である場合には(S012「YES」)、大入
賞口開放用ソレノイド37を制御して大入賞口が短時間
に複数回開放する特別遊技を実行させてから(S03
3)、ステップS013へ移行する。停止図柄が大当た
り図柄ではないときには(S012「NO」)、そのま
まステップS013へ移行する。そして、ステップS0
13では、0と1とを交互に変動する予告フラグ決定乱
数カウンタの値を読取って、その値に従い予告フラグの
値を0又は1に設定して(S013)、ステップS00
2へ戻る。
【0070】図10及び図11は、予告有無及び態様決
定サブルーチンのフローチャートを示している。このサ
ブルーチンは、図9のステップS006において、呼び
出される処理である。予告フラグの値が0であるときに
は(S101「YES」)、予告報知を行なわないよう
に決定して(S102)、メインルーチンへ戻る(S1
03)。一方、予告フラグの値が0ではない時には(S
101「NO」)、予告判定乱数カウンタの値を読取っ
ておく(S104)。
【0071】そして、前記ステップS004で決定され
た停止図柄が左図柄領域2a、右図柄領域2b、中図柄
領域2cの停止図柄が同一である図柄(大当たり図柄)
である場合には、(S105「YES」)、大当たり時
用予告判定テーブルを選択して(S106)、ステップ
S104で読取った予告判定乱数値とステップS106
で選択された大当たり時用予告判定テーブルに基いて、
予告報知を行なうか否かを決定する(S107)。
【0072】予告報知を行なうように決定した場合には
(S108「YES」)、0〜49の範囲で変動する予
告態様選択乱数カウンタの値を読取って(S109)、
図6及び図7に示した大当たり時用予告態様選択テーブ
ルに基いて、読取った予告態様選択乱数値に対応する予
告態様を選択して(S110)、メインルーチンへ戻る
(S111)。予告報知を行なわないように決定した時
には(S108「NO」)、予告態様を選択する必要が
ないので、そのままメインルーチンへ戻る(S11
1)。
【0073】一方、停止図柄がはずれ図柄である場合に
は(S105「NO」)、ステップS120乃至ステッ
プS126の処理により、予告判定テーブルを選択す
る。具体的には、停止図柄が大当たり図柄の1図柄前の
リーチ図柄(例えば、「3,2,3」、「5,4,
5」、「10,9,10」)である場合には(S120
「YES」、S121「YES」)、はずれ時用予告判
定テーブル#1を選択する(S122)。
【0074】停止図柄が大当たり図柄の1図柄後のリー
チ図柄(例えば、「3,4,3」、「5,6,5」、
「10,11,10」)である場合には(S120「Y
ES」、S121「NO」、S123「YES」)、は
ずれ時用予告判定テーブル#2を選択する(S12
4)。停止図柄が大当たり図柄の前後図柄以外のリーチ
図柄(例えば、「3,8,3」、「5,10,5」、
「10,2,10」)である場合には(S120「YE
S」、S121「NO」、S123「NO」)、はずれ
時用予告判定テーブル#3を選択する(S125)。そ
して、停止図柄がリーチ図柄以外のはずれ図柄である場
合には(S120「NO」)、はずれ時用予告判定テー
ブル#4を選択する。
【0075】こうしてはずれ時用予告判定テーブルが選
択されると(S120乃至S126)、ステップS10
4で読取った予告判定乱数値と選択された予告判定テー
ブルに基いて、予告報知を行なうか否かを決定する(S
127)。予告報知を行なうように決定した場合には
(S128「YES」)、0〜49の範囲で変動する予
告態様選択乱数カウンタの値を読取って(S129)、
図8に示したはずれ時用予告態様選択テーブルに基い
て、読取った予告態様選択乱数値に対応する予告態様を
選択して(S130)、メインルーチンへ戻る(S13
1)。予告報知を行なわないように決定した時には(S
128「NO」)、予告態様を選択する必要がないの
で、そのままメインルーチンへ戻る(S131)。
【0076】本実施の形態に係るパチンコ遊技機は、上
記のように図9乃至図11に示すフローチャートに従い
制御されるので、始動入賞口15へ遊技球が落入する
と、特別図柄表示装置2の左図柄領域2a、右図柄領域
2b、中図柄領域2cの順に、これらの領域の図柄が変
動を開始して、その後に同じ順に停止して、その停止の
際に表示される図柄が大当たり図柄である場合に、特別
遊技が実行される。図柄変動の際にリーチ表示や予告報
知が実行されるか否かは、前記のように乱数カウンタか
らの読取値によって決定される。
【0077】そして、電源投入時と図柄変動の時間間隔
が所定時間を超えたときとを除いた場合の図柄変動の際
には、予告フラグの値は予告フラグ決定乱数の値に従い
0又は1に設定され(S013)、予告フラグが1であ
る場合にのみ(S101「NO」)、予告判定乱数カウ
ンタの値を読取って(S104)、その値に基いて、予
告報知を行なうか否かを決定する(S107又はS12
7)。
【0078】一方、電源投入時及び図柄変動の時間間隔
が所定時間を超えた場合の図柄変動の際には、予告フラ
グの値が強制的に1に設定され(S001又はS02
2)、必ず予告判定乱数カウンタの値を読取って(S1
01「NO」、S104)、その値に基いて、予告報知
を行なうか否かを決定する(S107又はS127)。
従って、電源投入時及び図柄変動の時間間隔が所定時間
を超えた場合には、それ以外の場合に比べ、予告報知を
行なう確率が上昇する。
【0079】また、本パチンコ遊技機は、予告報知を行
なうときには、ステップS110又はS130において
選択した予告態様で予告報知を行なう。従って、例え
ば、第1の予告態様が選択されて予告報知が行なわれる
場合には、特別図柄表示装置2の図柄変動前には予告報
知は行なわれず、図柄変動が開始した後に、枠体ランプ
12及び遊技盤ランプ13が第1の態様で点灯するこ
と、音声出力装置14が第1の態様の音声を出力するこ
と及び特別図柄表示装置2が第1の態様の予告図柄を表
示することが同時に行なわれる。その後に、場合により
リーチ表示が行なわれて、図柄変動が停止して、停止図
柄が表示される。この場合には、予告報知が行なわれな
い場合よりも、停止図柄が大当たり図柄又はリーチ図柄
となる可能性が高い。
【0080】また、第9の予告態様が選択されて予告報
知が行なわれる場合には、特別図柄表示装置2の図柄変
動が開始した後、音声出力手段が第9の態様の音声を出
力する。そして、第9の態様の表示予告が行なわれた
後、場合によりリーチ表示が行なわれて、図柄変動が停
止して、停止図柄が表示される。この場合には、予告報
知が行なわれない場合よりも、停止図柄が大当たり図柄
又はリーチ図柄となる可能性が高い。
【0081】第11の予告態様が選択されて予告報知が
行なわれる場合には、特別図柄表示装置2の図柄変動が
開始した後、枠体ランプ12及び遊技盤ランプ13が第
11の点灯態様で点灯する。そして、第11の態様の表
示予告が行なわれた後、場合によりリーチ表示が行なわ
れて、図柄変動が停止して、停止図柄が表示される。こ
の場合には、予告報知が行なわれない場合よりも、停止
図柄が大当たり図柄又はリーチ図柄となる可能性が高
い。
【0082】第34の予告態様が選択されて予告報知が
行なわれる場合には、特別図柄表示装置2の図柄変動が
開始後、音声出力手段が第34の態様の音声を出力す
る。そして、第34の態様の表示予告が行なわれた後、
場合によりリーチ表示が行なわれて、図柄変動が停止し
て、停止図柄が表示される。この場合には、停止図柄は
大当たり図柄になる。
【0083】第36の予告態様が選択されて予告報知が
行なわれる場合には、特別図柄表示装置2の図柄変動が
開始後、枠体ランプ12及び遊技盤ランプ13が第36
の点灯態様で点灯する。そして、第36の態様の表示予
告が行なわれた後、場合によりリーチ表示が行なわれ
て、図柄変動が停止して、停止図柄が表示される。この
場合には、停止図柄は大当たり図柄になる。
【0084】これらの第9、第11、第34、第36の
予告態様のように、表示予告よりも前に音声予告又は照
明予告が行なわれると、最初に音声予告又は照明予告に
よって、大当たり図柄或いはリーチ図柄が停止図柄とし
て表示される可能性が高いこと又は大当たり図柄が停止
図柄として表示されることを報知することになる。従っ
て、遊技者は、図柄表示装置よりも先に音声出力装置又
は照明装置から興味ある情報を得られるので、図柄表示
装置だけでなく音声出力装置及び照明装置にも注意を払
うことになる。
【0085】また、第8の予告態様が選択されて予告報
知が行なわれる場合には、特別図柄表示装置2の図柄変
動前に、音声出力装置から第8の態様の音声が出力され
る。そして、図柄表示装置2の図柄変動が開始し、場合
によりリーチ表示が行なわれて、図柄変動が停止する。
この場合には、予告報知が行なわれない場合よりも、停
止図柄が大当たり図柄又はリーチ図柄となる可能性が高
い。
【0086】第10の予告態様が選択されて予告報知が
行なわれる場合には、特別図柄表示装置2の図柄変動前
に、第10の態様で枠体ランプ表示器12及び遊技盤ラ
ンプ表示器13が点灯する。そして、図柄表示装置2の
図柄変動が開始し、場合によりリーチ表示が行なわれ
て、図柄変動が停止する。この場合には、予告報知が行
なわれない場合よりも、停止図柄が大当たり図柄又はリ
ーチ図柄となる可能性が高い。
【0087】第33の予告態様が選択されて予告報知が
行なわれる場合には、特別図柄表示装置2の図柄変動前
に、音声出力装置から第33の態様の音声が出力され
る。そして、図柄表示装置2の図柄変動が開始し、場合
によりリーチ表示が行なわれて、図柄変動が停止する。
この場合には、停止図柄は大当たり図柄になる。
【0088】第35の予告態様が選択されて予告報知が
行なわれる場合には、特別図柄表示装置2の図柄変動前
に、第35の態様で枠体ランプ表示器12及び遊技盤ラ
ンプ表示器13が点灯する。そして、図柄表示装置2の
図柄変動が開始し、場合によりリーチ表示が行なわれ
て、図柄変動が停止する。この場合には、停止図柄は大
当たり図柄になる。
【0089】これらの第8、第10、第33、第35の
予告態様のように、大当たり図柄或いはリーチ図柄が停
止図柄として表示される可能性が高いこと又は大当たり
図柄が停止図柄として表示されることを、図柄変動が開
始するよりも前に音声予告又は照明予告によって報知す
ると、遊技者は図柄変動に気を取られて音声予告を聞き
逃す又は照明予告を見逃す可能性が低い。従って、図柄
変動開始後に音声又は照明によって予告報知するよりも
更に、遊技者の注意を音声出力手段及び照明装置へ向け
ることができる。
【0090】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載のパチンコ遊技
機によれば、前回の図柄変動からの経過時間が予め定め
た時間を超えた場合の図柄変動については、図柄変動1
回当たりの予告報知を行なう確率が上昇するので、始動
口へ遊技球が落入する頻度が低下して図柄変動頻度の低
下した場合にも予告報知頻度の低下が抑制され、図柄変
動頻度が変化しても予告報知頻度の増減は小さく、安定
した頻度で予告報知が行なわれる。従って、継続的に遊
技者の大当たり図柄又はリーチ図柄の表示への期待感を
高めることができ、遊技を中止する契機を与えにくく、
遊技者を長時間楽しませることができる。
【0091】また、請求項2に記載のパチンコ遊技機に
よれば、遊技機電源投入後の最初の所定回数の図柄変動
については、図柄変動1回当たりの予告報知を行なう確
率が上昇するので、図柄変動頻度の割に予告報知頻度が
高くなる。従って、遊技機の電源投入後に遊技者が遊技
を開始するときには、早期に遊技球発射強度を適度に調
整できた場合だけでなく、遊技球発射強度を適度に調整
するまでに時間がかかり遊技開始直後の図柄変動頻度が
低い場合にも、遊技者の期待感を遊技開始から早期に高
めることができる。また、予告報知が高い頻度で行なわ
れる遊技開始直後の遊技は、変化に富み高い興趣を有す
るようになるので、遊技者に良い第一印象を与えること
ができ、遊技開始後早期に遊技する遊技台を替えること
を防止するともに遊技者が遊技を長時間継続することが
期待される。
【0092】また、請求項3又は請求項4に記載のパチ
ンコ遊技機によれば、複数の予告態様の中には音声出力
手段によって予告を報知する態様を含み、音声出力手段
が遊技者にとって有利な図柄表示を期待させる報知をす
ることがあるので、遊技者は音声出力手段から興味のあ
る情報を得ることができる。そこで、遊技者は、音声出
力手段を図柄表示手段の単なる演出手段ではなく、独立
した報知手段として認識するようになり、表示図柄に加
えて出力される音声にも注意を払うようになる。従っ
て、音声が認識されにくい場合に比べ、音声出力は、遊
技者が認識する興趣の向上に効果的に作用するようにな
る。
【0093】更に、請求項4に記載のパチンコ遊技機
は、図柄表示手段の図柄変動の前に音声出力手段による
予告報知をすることがあるので、この時期は表示図柄に
払う注意が低下して、遊技者は音声を容易に聞き取るこ
とができ、音声が遊技者の注意を引きつける効果が高
い。また、図柄変動の前に予告を報知する音声を出力す
れば、音声出力が図柄表示に必ずしも連動してないこと
が遊技者に認識され、音声が図柄表示の単なるバックグ
ラウンドミュージックとして認識される可能性は低くな
るので、音声出力が有意な報知として遊技者の注意を引
きつける効果が高くなる。
【0094】また、請求項5又は請求項6に記載のパチ
ンコ遊技機によれば、複数の予告態様の中には照明手段
によって予告を報知する態様を含み、照明手段が遊技者
にとって有利な図柄表示を期待させる報知をすることが
あるので、遊技者は照明手段から興味のある情報を得る
ことができる。そこで、遊技者は、照明手段を図柄表示
手段の単なる演出手段ではなく独立した報知手段として
認識するようになり、表示図柄に加えて照明点灯にも注
意を払うようになる。従って、照明点灯が認識されにく
い場合に比べ、照明点灯は、遊技者が認識する興趣の向
上に効果的に作用するようになる。
【0095】更に、請求項6に記載のパチンコ遊技機
は、図柄表示手段の図柄変動の前に照明手段による予告
報知をすることがあるので、この時期は表示図柄に払う
注意が低下して、遊技者は照明点灯を容易に認識するこ
とができ、照明が遊技者の注意を引きつける効果が高
い。また、図柄変動の前に予告を報知するように照明が
点灯すれば、照明点灯が図柄表示に必ずしも連動してな
いことが遊技者に認識され、照明が図柄表示の単なる背
景演出として認識される可能性は低くなるので、照明点
灯が有意な報知として遊技者の注意を引きつける効果が
高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例であるパチンコ遊技
機の正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。
【図3】遊技盤の裏面における流出経路及び各種センサ
類やソレノイド類等の配置状態を示した図である。
【図4】パチンコ遊技機に設けられている各種制御回路
やセンサ、ソレノイド等の電気的接続関係を示す制御ブ
ロック図である。
【図5】予告報知を行なうか否かを決定するために参照
される予告判定テーブルを示した図である。
【図6】大当たり時用予告態様選択テーブルの前半部分
を示した図である。
【図7】大当たり時用予告態様選択テーブルの後半部分
を示した図である。
【図8】はずれ時用予告態様選択テーブルを示した図で
ある。
【図9】特別図柄表示装置及び大入賞口の制御処理のメ
インルーチンに関するフローチャートである。
【図10】予告態様決定サブルーチンのフローチャート
である。
【図11】図10の続きである。
【符号の説明】
1 遊技盤 2 特別図柄表示装置 2a 左図柄領域 2b 右図柄領域 2c 中図柄領域 12 枠体ランプ表示器 13 遊技盤面ランプ表示器 14 音声出力装置(スピーカ) 15 始動入賞口 16 大入賞口 34 始動口用センサ 42 主制御部 62 特別図柄制御回路 71 音声制御回路 81 ランプ制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾上 和俊 名古屋市西区中小田井4丁目396番地 株 式会社三星内 Fターム(参考) 2C088 AA39 BC07 BC22 CA27 EB55

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 当たり判定図柄を変動表示可能な図柄表
    示手段と、所定の図柄変動条件が成立すると前記当たり
    判定図柄の変動を開始させてから該変動を停止させる図
    柄表示制御手段と、前記図柄変動が停止した際に前記当
    たり判定図柄として所定の大当たり図柄が表示されると
    遊技者に有利な特別遊技を起成する特別遊技起成手段と
    を備えるパチンコ遊技機において、少なくとも前記図柄
    表示手段を含む報知手段と、前記図柄変動条件が成立す
    ると特別な態様の報知からなる予告報知を行なわせるか
    否かを判定するとともに、前記図柄変動の停止の際に表
    示される図柄が大当たり図柄又はリーチ図柄となる場合
    には該判定結果が予告報知を行なわせる旨となる確率を
    高く制御する予告報知判定手段と、前記判定結果に基い
    て前記報知手段に予告報知を行なわせる予告報知制御手
    段と、前回の図柄変動からの経過時間が予め定めた時間
    を超えた場合には前記予告報知判定手段の判定結果が予
    告報知を行なわせる旨となる確率を向上させる予告報知
    確率向上手段とを設けたことを特徴とするパチンコ遊技
    機。
  2. 【請求項2】 当たり判定図柄を変動表示可能な図柄表
    示手段と、所定の図柄変動条件が成立すると前記当たり
    判定図柄の変動を開始させてから該変動を停止させる図
    柄表示制御手段と、前記図柄変動が停止した際に前記当
    たり判定図柄として所定の大当たり図柄が表示されると
    遊技者に有利な特別遊技を起成する特別遊技起成手段と
    を備えるパチンコ遊技機において、少なくとも前記図柄
    表示手段を含む報知手段と、前記図柄変動条件が成立す
    ると特別な態様の報知からなる予告報知を行なわせるか
    否かを判定するとともに、前記図柄変動の停止の際に表
    示される図柄が大当たり図柄又はリーチ図柄となる場合
    には該判定結果が予告報知を行なわせる旨となる確率を
    高く制御する予告報知判定手段と、前記判定結果に基い
    て前記報知手段に予告報知を行なわせる予告報知制御手
    段と、遊技機電源投入から最初の所定回数の図柄変動時
    までは前記予告報知判定手段の判定結果が予告報知を行
    なわせる旨となる確率を向上させる予告報知確率向上手
    段とを設けたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  3. 【請求項3】 当たり判定図柄を変動表示可能な図柄表
    示手段と、所定の図柄変動条件が成立すると前記当たり
    判定図柄の変動を開始させてから該変動を停止させる図
    柄表示制御手段と、前記図柄変動が停止した際に前記当
    たり判定図柄として所定の大当たり図柄が表示されると
    遊技者に有利な特別遊技を起成する特別遊技起成手段と
    を備えるパチンコ遊技機において、少なくとも前記図柄
    表示手段と音声出力手段とを含む報知手段と、前記図柄
    変動条件が成立すると予告報知を行なわせるか否かを判
    定するとともに、前記図柄変動の停止の際に表示される
    図柄が大当たり図柄又はリーチ図柄となる場合には該判
    定結果が予告報知を行なわせる旨となる確率を高く制御
    する予告報知判定手段と、前記報知手段に行なわせる予
    告報知の態様を予め定めた複数種類の予告態様から選択
    する予告態様選択手段と、前記予告報知判定手段の判定
    結果及び前記予告態様選択手段の選択結果に基いて前記
    報知手段に予告報知を行なわせる予告報知制御手段を設
    けるとともに、前記複数の予告態様の少なくとも一つの
    態様は前記音声出力手段により予告報知を行なう態様で
    あることを特徴とするパチンコ遊技機。
  4. 【請求項4】 前記複数の予告報知態様の中の少なくと
    も一つの態様は、前記当たり判定図柄の変動が開始する
    前に音声出力手段により予告報知を行なう態様であるこ
    とを特徴とする請求項3に記載のパチンコ遊技機。
  5. 【請求項5】 当たり判定図柄を変動表示可能な図柄表
    示手段と、所定の図柄変動条件が成立すると前記当たり
    判定図柄の変動を開始させてから該変動を停止させる図
    柄表示制御手段と、前記図柄変動が停止した際に前記当
    たり判定図柄として所定の大当たり図柄が表示されると
    遊技者に有利な特別遊技を起成する特別遊技起成手段と
    を備えるパチンコ遊技機において、少なくとも前記図柄
    表示手段と照明手段とを含む報知手段と、前記図柄変動
    条件が成立すると予告報知を行なわせるか否かを判定す
    るとともに、前記図柄変動の停止の際に表示される図柄
    が大当たり図柄又はリーチ図柄となる場合には該判定結
    果が予告報知を行なわせる旨となる確率を高く制御する
    予告報知判定手段と、前記報知手段に行なわせる予告報
    知の態様を予め定めた複数種類の予告態様から選択する
    予告態様選択手段と、前記予告報知判定手段の判定結果
    及び前記予告態様選択手段の選択結果に基いて前記報知
    手段に予告報知を行なわせる予告報知制御手段を設ける
    とともに、前記複数の予告態様の少なくとも一つの態様
    は前記照明手段により予告報知を行なう態様であること
    を特徴とするパチンコ遊技機。
  6. 【請求項6】 前記複数の予告報知態様の中の少なくと
    も一つの態様は、前記当たり判定図柄の変動が開始する
    前に照明手段により予告報知を行なう態様であることを
    特徴とする請求項5に記載のパチンコ遊技機。
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