JP2001128974A - 超音波診断装置用の穿刺アダプタ及び超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置用の穿刺アダプタ及び超音波診断装置

Info

Publication number
JP2001128974A
JP2001128974A JP31752099A JP31752099A JP2001128974A JP 2001128974 A JP2001128974 A JP 2001128974A JP 31752099 A JP31752099 A JP 31752099A JP 31752099 A JP31752099 A JP 31752099A JP 2001128974 A JP2001128974 A JP 2001128974A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
puncture needle
outer cylinder
diagnostic apparatus
puncture
ultrasonic diagnostic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31752099A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Nakamura
寿 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP31752099A priority Critical patent/JP2001128974A/ja
Publication of JP2001128974A publication Critical patent/JP2001128974A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 いかなる針径を有する穿刺針であってもその
使用を可能とし、かつ当該針径等の影響によって固定中
心がずれない超音波診断装置用穿刺アダプタを提供す
る。 【解決手段】 本発明の穿刺アダプタ30は、そのガイ
ド部31において、穿刺針2を貫通保持する筒状体の内
径が、前記穿刺針2の外径に対応して変化可能な穿刺針
保持機構を備えている。ここに前記穿刺針保持機構は、
その内面が軸方向略中央部より同先端部に向けて徐々に
内径を小さくするテーパ状に形成された外筒32を有
し、前記筒状体は前記外筒32の内面にその外周面を対
向させるよう挿入・配置され、その先端部に爪状片33
cが設けられた内筒33である。そして、前記内筒33
は前記外筒32に対して、各々の後端部に形成された雄
ネジ部33a及び雌ネジ部32aの螺着動作によって前
進し、当該前進によって前記爪状片33cの開口面Nは
せばまり穿刺針2を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波診断装置に
関し、特に、超音波断層像で観察される腫瘍等の部位に
対して、針を穿刺する際の案内(ガイド)として使用さ
れる針穿刺アダプタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、被検体内に存在する臓器・腫瘍等
を超音波断層像により確認するとともに、ここへ穿刺針
を導入(穿刺)することにより、当該腫瘍等の組織若し
くは細胞の採取又はこれに対する薬剤の局所投与を実施
することを目的とした超音波診断装置が提供されてい
る。従来の超音波診断装置は、例えば図9及び図10に
示すようなもので、被検体P内の断層像を取得するため
超音波を発生しかつ反射してくる超音波を受信する超音
波プローブ1、該超音波プローブ1の図9中下方側部に
設けられ、穿刺針2を貫通させてこれを保持する穿刺ア
ダプタ3、そして図示しない画像表示装置等により構成
されている。
【0003】この超音波診断装置によれば、超音波プロ
ーブ1を被検体P表面に当接して該プローブ1から超音
波ビーム4を発し、これにより被検体P内の腫瘍5と穿
刺針2との超音波像を画像表示装置において確認しなが
ら、これらの位置ないしは深度等が合致したら、当該穿
刺針2を引き抜いて当該腫瘍5の組織を採取する、等の
ように使用される。このため穿刺アダプタ3は、図9に
示すように、穿刺針2の位置を適宜調整するため若しく
はこれを保持するため、角度調整機構6及び穿刺針保持
機構7等を備えたものとなっている。
【0004】このうち穿刺針保持機構7は、複数の針径
を有する穿刺針2を保持可能とするため、例えば図11
(a)及び(b)に示すように、三角形状の切り欠き部
位8aを有する基板8と、その切り欠き部位8aに適合
する三角形状の突設部9aを有する押え板9により構成
されている。これらのうち押え板9は、図示しないバネ
に接続されており、その突設部9が前記切り欠き部位8
aに対し、常態において嵌合するよう、当該押え板9が
基板8方向に付勢されている。穿刺針2は、これら基板
8及び押え板9によって、図11(b)の要部拡大図に
示すように保持される。すなわち、穿刺針2を切り欠き
部位8aの三角形頂点部近傍に位置させ、これをその外
側から突設部9aにより押え込むことによって、当該穿
刺針2は三角形断面の二辺に対しバネの弾性力により固
定される。なお、穿刺針保持機構7にはこの他、穿刺針
2の位置を数値的に確認するため、図示するように、ス
ケール10等が適宜設けられる。
【0005】また、従来の超音波診断装置においては、
図12に示すように、超音波プローブ1´及び穿刺アダ
プタ3´を肛門や膣等の体腔内に挿入して使用するよう
な形態のものも提案されている。この場合においても、
穿刺針2の位置等を適宜調整し、腫瘍5の組織採取等が
実施されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の超音波診断装置あるいは穿刺アダプタ3
について、特にその穿刺針保持機構7については、以下
のような問題点があった。すなわち、図11(a)及び
(b)に示すような穿刺針保持機構7においては、ま
ず、穿刺針2の固定がバネの弾性力のみによって行われ
るため、当該バネに係るバネ定数が大きい場合には、固
定がきつくなりすぎて取扱上使用者に不便を強いること
があり、またその反面、バネ定数が小さい場合には当該
固定が不十分となり、穿刺針2が脱落したり、穿刺その
ものを失敗する虞があった。
【0007】また、上記穿刺針保持機構7では、使用す
る穿刺針2のサイズの相違によって、当該穿刺針2の固
定中心がずれるという問題点も指摘される。すなわち、
図11(b)に示すように、小径の穿刺針2sの固定中
心は、上記切り欠き部位8aにおける三角形断面の頂点
に近いところに位置するが、大径の穿刺針2lの固定中
心は当該頂点から離れたところに位置することになる。
そのため、穿刺針2の位置が超音波ビーム4(図9参
照)の中心にある場合はよいが、中心から離れると超音
波画像内の穿刺針2の画像が不鮮明になるという問題が
あった。
【0008】さらに、従来の超音波診断装置において、
特に図12に示すような体腔内に挿入して用いられる形
態となるものの場合、その穿刺アダプタ3´における穿
刺針2用のガイド管11(図12参照)の内径を一定と
することが行われ、針径が所定の範囲内にある穿刺針2
の使用を予め強制する場合があった。しかし、そうであ
ったとしても、当該範囲内における最小径の穿刺針2を
使うと、前記ガイド管11の内径が一定であるがゆえ、
穿刺針2とガイド管11との間にいわゆる「がた」が発
生し、穿刺針2の腫瘍5等その他のターゲットに対する
位置誤差が大きくなるという問題点があった。
【0009】このような場合においては加えて、当該範
囲外の穿刺針2は使用できないことも問題であった。よ
り具体的には、穿刺アダプタ3´(ないしはそのガイド
管11)が、例えば16G〜9G(Gは穿刺針2の針径
を表す単位、「ゲージ」)の穿刺針2に対応している場
合であれば、19Gの穿刺針2の使用は原則として不可
能であり、これを無理に使用しようとすれば、当該穿刺
針2を穿刺アダプタ3に対して確実に固定することがで
きず、やはり「がた」が生じる結果となる。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、いかなる針径を有す
る穿刺針であってもその使用が可能であって、かつ当該
針径等の影響によって穿刺中心がずれることのない超音
波診断装置及び該装置用の穿刺アダプタを提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために以下の手段をとった。
【0012】すなわち、請求項1記載の超音波診断装置
用の穿刺アダプタは、穿刺針を筒状体に貫通保持するガ
イド部を備えた超音波診断装置用の穿刺アダプタにおい
て、前記ガイド部は、前記筒状体の内径が前記穿刺針の
外径に対応して変化することが可能な穿刺針保持機構を
備えていることを特徴とするものである。
【0013】請求項2記載の超音波診断装置用の穿刺ア
ダプタは、請求項1記載の同アダプタにおいて、前記穿
刺針保持機構が、その内面が軸方向中央部より同先端部
に向けて徐々に内径を小さくするテーパ状に形成された
外筒を有し、前記筒状体が、前記外筒の内面にその外周
面を対向させるよう挿入・配置されその先端部に弾性部
が設けられた内筒であり、前記内筒は前記外筒に対し
て、若しくは、前記外筒は前記内筒に対して、相対的に
前進あるいは後進する構成とされていることを特徴とす
る。
【0014】請求項3記載の超音波診断装置用の穿刺ア
ダプタは、請求項2記載の同アダプタにおいて、前記弾
性部が、前記内筒の軸方向に向け、該内筒の先端部から
所定の長さに至るまで、その断面円周の複数箇所に切り
込みを入れることにより形成される複数の爪状片である
ことを特徴とする。
【0015】請求項4記載の超音波診断装置用の穿刺ア
ダプタは、請求項2記載の同アダプタにおいて、前記弾
性部が、合成樹脂材により構成されたリングであること
を特徴とする。
【0016】請求項5記載の超音波診断装置用の穿刺ア
ダプタは、請求項2から4のいずれかに記載の同アダプ
タにおいて、前記外筒の内周面及び前記内筒の外周面か
つ各々の後端部においては、それぞれ雌ネジ部及び雄ネ
ジ部が形成されていることを特徴とする。
【0017】請求項6記載の超音波診断装置用の穿刺ア
ダプタは、請求項1記載の同アダプタにおいて、前記穿
刺針保持機構が、外筒を有し、前記筒状体が前記外筒内
に配置されその軸方向に螺旋状に巻回された線材であ
り、当該螺旋状に巻回された線材の一端は、前記外筒先
端部の内面において固定され、他端が前記外筒後端部に
設けられたつまみに接続された構成とされるとともに、
前記つまみを回転することにより、前記螺旋状に巻回さ
れた線材を、当該螺旋の巻回方向に回転する構成とされ
ていることを特徴とするものである。
【0018】また、請求項7記載の超音波診断装置は、
断層画像作成用の超音波を被検体内に向けて照射すると
ともにそのエコー波を受信する超音波プローブと、該超
音波プローブに付設され前記被検体に向けて穿刺するた
めの穿刺針を筒状体に貫通保持するガイド部を備えた穿
刺アダプタとを少なくとも有する超音波診断装置におい
て、前記穿刺アダプタにおける前記ガイド部は、前記筒
状体の内径が前記穿刺針の外径に対応して変化すること
が可能な穿刺針保持機構を備えていることを特徴とする
ものである。
【0019】請求項8記載の超音波診断装置は、請求項
7記載の同装置において、前記穿刺針保持機構が、その
内面が軸方向中央部より同先端部に向けて徐々に内径を
小さくするテーパ状に形成された外筒を有し、前記筒状
体が、前記外筒の内面にその外周面を対向させるよう挿
入・配置されその先端部に弾性部が設けられた内筒であ
り、前記内筒は前記外筒に対して、若しくは、前記外筒
は前記内筒に対して、相対的に前進あるいは後進する構
成とされていることを特徴とする。
【0020】請求項9記載の超音波診断装置は、請求項
8記載の同装置において、前記弾性部が、前記内筒の軸
方向に向け、該内筒の先端部から所定の長さに至るま
で、その断面円周の複数箇所に切り込みを入れることに
より形成される複数の爪状片であることを特徴とする。
【0021】請求項10記載の超音波診断装置は、請求
項8記載の同装置において、前記弾性部は、合成樹脂材
により構成されたリングであることを特徴とする。
【0022】請求項11記載の超音波診断装置は、請求
項8から10のいずれかに記載の同装置において、前記
外筒の内周面及び前記内筒の外周面かつ各々の後端部に
おいては、それぞれ雌ネジ部及び雄ネジ部が形成されて
いることを特徴とする。
【0023】請求項12記載の超音波診断装置は、請求
項7記載の同装置において、前記穿刺針保持機構が、外
筒を有し、前記筒状体は前記外筒内に配置されその軸方
向に螺旋状に巻回された線材であり、当該螺旋状に巻回
された線材の一端は、前記外筒先端部の内面において固
定され、他端が前記外筒後端部に設けられたつまみに接
続された構成とされるとともに、前記つまみを回転する
ことにより、前記螺旋状に巻回された線材を、当該螺旋
の巻回方向に回転する構成とされていることを特徴とす
るものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の第一の実施の
形態について図を参照しつつ説明する。図1は、本第一
実施形態に係る超音波診断装置の構成例を示す概要図で
ある。なお、以下の説明においては、図9から図12中
使用した符号であって、本発明に係る実施形態において
も同一の対象を指示する符号については、図1以降、図
9から図12におけるのと同一の符号を用いることとす
る。
【0025】図1において、超音波診断装置は、断層画
像作成用のイメージング用超音波を被検体P内に向けて
発生(照射)するとともに、そのエコー波を受信する超
音波プローブ1、該超音波プローブ1に付設されるとと
もに穿刺針2をガイド部31(後に詳述)内に貫通させ
てこれを保持する穿刺アダプタ30、そして制御装置
C、画像表示装置D等により構成されている。
【0026】超音波プローブ1は、その前面に複数の振
動子、例えば圧電素子1aを備えている。常態におい
て、この圧電素子1aを備えるプローブ1前面が被検体
Pに当接される。また、超音波ビーム4の発生は、当該
圧電素子1aに電圧を印加しこれを励起することによっ
て行われ、また、そのエコー波の受信は、当該エコー波
による圧電素子1aの振動で生じる電流を検知すること
により行われる。ここで、上記圧電素子1aに対する電
圧の印加は、図1に示す制御装置Cにより、複数の圧電
素子1aの各々について電子的に制御され、送出される
超音波ビーム4のスキャンが高速に行われるようになっ
ているとともに、送受される超音波の位相制御も行われ
るようになっている。そして、検知されたエコー波は、
後段の受波信号増幅器Aを介して画像表示装置Dに送ら
れ、該装置D上で被検体P内の臓器あるいは腫瘍5等そ
の他のターゲットに係る断層像が表示されることにな
る。
【0027】なお、本第一実施形態における超音波プロ
ーブ1は、上述の説明から明らかなように、一般に電子
スキャン型とよばれる方式を採用するものであるが、本
発明においては、これに代えてメカニカルスキャン型と
なる超音波プローブを利用することも当然に可能であ
る。
【0028】次に、穿刺アダプタ30の構成について詳
しく説明する。穿刺アダプタ30は、図1に示すよう
に、穿刺針2を貫通保持するためのガイド部31と角度
調整機構6とにより概略構成されている。このうちガイ
ド部31は、超音波プローブ1の軸線に対して斜めとな
るよう前記角度調整機構6を介して設置されている。角
度調整機構6は、図に示すように、略円弧状となる案内
溝6aを有している。この案内溝6aに対しては、ガイ
ド部31の軸線に対し垂直となるよう、後述する外筒3
2に設けられた角度調整バー(不図示)が通されてい
る。ガイド部31の被検体Pないしは超音波プローブ1
に対する角度は、前記角度調整バーを前記案内溝6aに
沿って移動させることで調整される。また、このことに
より、穿刺針2の穿刺方向も当然に調整されることにな
る(図1中符号2´参照)。
【0029】ガイド部31は、図2に示すように、概形
が円筒形状とされ、その筒内面が軸方向中央部より同先
端部に向けて徐々に内径を小さくするテーパ状に形成さ
れた外筒32と、当該外筒32のテーパ形状内面に対
し、その外周面を対向させるよう挿入・配置された内筒
(筒状体)33とにより構成されている。この内筒33
の内部には穿刺針2が貫通される。また、外筒32の内
周面及び内筒33の外周面かつ各々の後端部において
は、それぞれ雌ネジ部32a及び雄ネジ部33aが形成
されている。外筒32及び内筒33は、これら雌ネジ部
32a及び雄ネジ部33aを介して螺合されている。さ
らに、内筒33の最後端部には、該内筒33外径よりも
大きい径を有する短軸の円柱形状であって、その軸方向
に内筒33内部に連通する貫通孔が形成されたノブ33
bが設けられている。内筒33は、このノブ33bを人
間の手等によって把持することにより、図中矢印Xに示
すように、その軸を中心とした回転が可能である。そし
て、かかる回転により、前記雄ネジ部33aが前記雌ネ
ジ部32aに対して螺入あるいは螺出され、内筒33自
身が外筒32に対して前進あるいは後進するようになっ
ている。
【0030】また、内筒33の先端部には、ガイド部3
1を軸方向より臨んだ図3に示すように、円周方向で三
分割された爪状片(弾性部)33cが形成されている。
これは、内筒33の軸方向に向け、当該内筒33の先端
部から略中央部に至るまで、その断面円周の三か所に切
り込み33dが入れられることにより形成される。
【0031】なお、上までに説明したガイド部31につ
き、この構成要素である外筒32及び内筒33並びにこ
れらの詳細な構成は、本発明に係る用語でいうところ
の、本第一実施形態における「穿刺針保持機構」を構成
するものである。
【0032】以下では、上記構成となる超音波診断装置
及び該装置用の穿刺アダプタ30の作用効果について説
明する。なお、本発明の趣旨は、主に、穿刺アダプタ3
0における穿刺針2の保持機構ないしはガイド部31に
あるから、以下ではこの点を中心とした作用効果につい
て、代表的な作業手順例に則った説明を行うこととす
る。
【0033】まず、穿刺針2を、図2及び図3に示すよ
うに、ガイド部31を構成する内筒33の内部を貫通す
るように挿入・配置する。このとき、内筒33を、外筒
32に対してほとんど引き抜いた状態としておくとよ
い。そして、穿刺針2の内筒33に対する貫通の度合
い、換言すれば、穿刺針2のガイド部31先端からの突
出度合いが所望のものとなったら、ノブ33bを把持し
て、該ノブ33bとともに、内筒33を、その軸を中心
として、前記雄ネジ部33aが前記雌ネジ部32aに対
して螺入する方向に回転させる。かかる回転により、内
筒33自身は、外筒32に対して前進することになる。
【0034】すると、この内筒33自身の前進運動によ
り、その先端部における三分割された前記爪状片33c
は、穿刺針2の外周面を徐々に押さえ付けていくことに
なる。これは、外筒32の内面が、先端にいくにつれて
内径を小さくする先細りのテーパ形状となっていたこと
により、内筒33が前進するにつれ、前記爪状片33c
の先端部により定義される開口面Nが、図2及び図3中
矢印Yに示すように、次第にせばまっていくからであ
る。
【0035】後は、内筒33の回転が不能となるような
ところまで当該内筒33の前進させる。そして、この内
筒33の回転あるいは前進が不能となったときが、すな
わち、内筒33の内径の変化が穿刺針2の外径に対応し
たことを意味し、同時に、穿刺針2の固定が完了したこ
とを意味する。その固定は、爪状片33cが穿刺針2の
外周面をその半径方向に均等に押さえ付ける、非常に良
好なものである。
【0036】ところで、このような作用を有する本第一
実施形態における穿刺アダプタ30ないしガイド部31
は、上の説明からも明らかなように、いかなる針径を有
する穿刺針2に対しても適用することが可能である。す
なわち、針径が小さい穿刺針2においては、内筒33を
前進させる距離を大きくすれば、当該穿刺針2は上記と
同様な作用により確実に固定されるし、針径が大きい穿
刺針2においては当該前進距離を小さいところで同様な
固定が成されることになる。しかも、この固定は、穿刺
針2の針径の影響によって、その固定中心がずれるよう
なことがなく、当該固定中心は、常に、ガイド部31の
軸に一致することになる。これは、上述した作用によ
り、爪状片33cが穿刺針2の外周面を均等に押さえ付
けるからである。
【0037】なお、以上のようにして穿刺針2の固定が
完了したら、以下は、図1に示す超音波診断装置におい
て、周知の手順に則り超音波穿刺術を実施すればよい。
【0038】このように本第一実施形態における超音波
診断装置あるいは該装置用の穿刺アダプタ30によれ
ば、内筒33の外筒32に対する前進により、内径の無
段階調整が可能であるから、穿刺針2における針径の大
小を選ばず、全く同様な作用を通じて、その確実な固定
を実施することができる。また、その固定は、雌ネジ部
32a及び雄ネジ部33aの螺着によるものであるから
強固であり、かつその固定の度合いの調整を行うことも
容易である。つまり、いかなる針径を有する穿刺針2に
あっても、その固定が不十分であるといった事態は発生
せず、当該穿刺針2が脱落したり、穿刺術そのものが失
敗する、等といった懸念は生じない。
【0039】また、その固定においては、従来のよう
に、穿刺針2の固定中心がずれるということがない。よ
って、穿刺針2の位置と超音波ビーム4の中心とは、常
に一致させ得るから、当該穿刺針2の超音波エコー像を
いつでも良好な状態で観察することができる。
【0040】以下では、本発明に係る第二の実施の形態
について説明する。本第二実施形態では、下で特に説明
するものの他、残余は上記第一実施形態と全く同様な構
成となるものであるから、以下ではその説明を省略す
る。なお、後に説明する第三実施形態についても、上記
第一実施形態と同様な構成となる部分については、やは
りその説明を省略することとする。
【0041】図4は、本第二実施形態に係る穿刺アダプ
タのガイド部31´の構成例を示す概要図である。この
図において、ガイド部31´は、上記第一実施形態で示
したと同様な外筒32´及び内筒33´を備えている。
すなわち、外筒32´は、その筒内面が外筒32と同様
なテーパ状に形成され、その内面後端部には雌ネジ部3
2a´が形成されている。また、内筒33´は、その内
部に穿刺針2を貫通させ、外面後端部には雌ネジ部33
a´が形成された構成となっている。さらに、内筒33
´については、その先端部に切り込み33d´が入れら
れて爪状片(弾性部)33c´が形成されている。ただ
し、第一実施形態におけるノブ33bは、この構成にお
いては設けられていない。
【0042】本第二実施形態においては、ガイド部31
´を前記角度調整機構6に取り付けるための角度調整バ
ーが、第一実施形態では外筒32に設けられていたとこ
ろ、内筒33側に設けられている点で相違する。すなわ
ち、角度調整機構6に直截に取り付けられるのは内筒3
3の方であり、そのため当該内筒33についての軸方向
の動きはできないようになっている。
【0043】このような構成となる穿刺アダプタのガイ
ド部31´においては、上記第一実施形態とは逆に、外
筒32´の方がその軸を中心とした回転をし、かつ内筒
33´に対して前進ないしは後進するようになってい
る。そして、本第二実施形態では、このことにより、爪
状片33c´の開口面の大きさが変更するようになって
いるものである。
【0044】このような場合であっても、上記第一実施
形態と同様な作用効果が得られることは明らかである。
すなわち、いかなる針径を有する穿刺針2に対しても、
その確実な固定が可能であり、また、その固定中心がず
れるようなことがない。
【0045】以下では、本発明に係る第三の実施の形態
について説明する。図5は、本第三実施形態に係るガイ
ド部40の構成例を示す概要図である。図5において、
ガイド部40は、その内径がその全長において均等とな
る外筒41と、該外筒41内に配置されその軸方向に螺
旋状に巻回された線材(筒状体)42とにより概略構成
されている。線材42はその一端42aが外筒41先端
部の内面において固定され、他端42bが該外筒41の
後端部41aに設けられたつまみ43に接続されてい
る。
【0046】つまみ43は、図5から図7に示すよう
に、前記外筒41の外径よりも大きい径を有する短軸の
略円柱形状に構成されるとともに、その軸方向に貫通孔
43aが形成されたものとなっている。
【0047】また、当該つまみ43の一底面43bに
は、外筒41の内部断面径にほぼ等しい径を有する円柱
43cが、両者の中心軸を一致するよう突設されてい
る。上述した線材42に係る他端42bの、つまみ43
への固定は、当該線材42が円柱43c側面を螺旋状に
巻回しつつ、その他端42bが底面43b近傍で円柱4
3c側面に固着されることによってなされる。
【0048】さらに、底面43b上には、円柱43cの
半径方向に沿って放射状に伸びるストッパ43dが、各
々90度の間隔をおいて都合4本設けられている。な
お、外筒41の後端部41aは、該外筒41のその他の
部位に比べて外径が大きく形成されており、その底面部
においては、図6において特に詳しく示されているよう
に、上記四本のストッパ43dを嵌合するための溝41
bが形成されている。また、これらストッパ43d及び
溝41bには、それぞれ爪43e(図7参照)及び嵌合
部41c(図6参照)が形成されている。つまみ43と
外筒41とは、該爪43eを該嵌合部41cに嵌め込む
よう、つまみ43を若干回転させることで、両者の完全
な固定が図れるようになっている。
【0049】なお、上までに説明したガイド部40につ
き、この構成要素である外筒41及び線材42並びにこ
れらの詳細な構成は、本発明に係る用語でいうところ
の、本第三実施形態における「穿刺針保持機構」を構成
するものである。
【0050】このような構成となる本第三実施形態にお
けるガイド部40の作用効果は以下のようになる。
【0051】まず、穿刺針2を、つまみ43の貫通孔4
3aに通すとともに、図5及び図6に示すように、外筒
41内部に配置されている螺旋状に巻回された線材42
の当該螺旋内をも貫通するように配置する。次に、つま
み43を、図6中矢印Z1のように回転させる。このと
き、線材42の他端42bが、つまみ43に突設された
円柱43c側面に固着されていたことにより、当該線材
42も図5中矢印Z2に示すように、すなわち螺旋の巻
回方向に回転する。
【0052】すると、上記回転Z1ないしはZ2が行わ
れるにつれて、穿刺針2の外周面は次第に線材42によ
って押さえ付けられていくことになる。というのも、線
材42の一端42aが外筒41の内面に固定されている
ことにより、上述した回転Z1ないしはZ2が進むにつ
れて、当該線材42の螺旋の巻回における、その螺旋径
(内径)が次第に小さくなっていくからである。
【0053】後は、螺旋内に挿入した穿刺針2の外径に
一致するまで上記回転Z1ないしはZ2を行う。そし
て、線材42の螺旋径と穿刺針2の外径とが一致したと
きが、すなわち、線材42の螺旋径の変化が穿刺針2の
外径に対応したことを意味し、同時に、穿刺針2の固定
が行われたことを意味する。その固定は、線材42が外
筒41内に存在する穿刺針2の全長外周面をその半径方
向に均等に押さえ付ける、非常に良好なものである。
【0054】最後に、つまみ43を、そのストッパ43
dが外筒41の後端部41aにおける溝41bに合致す
るよう当接し、爪43eが溝41b内の嵌合部41cに
嵌め込まれるよう当該つまみ43を若干回転させれば、
外筒41とつまみ43の固定が完了し、かつ穿刺針2の
固定は完全に終了することになる。
【0055】ところで、このような作用を有する本第三
実施形態におけるガイド部40は、上記第一及び第二実
施形態と同様、いかなる針径を有する穿刺針2に対して
も適用することが可能である。すなわち、針径が小さい
穿刺針2においては、つまみ43をより回転させれば、
当該穿刺針2は上記と同様な作用により確実に固定され
るし、針径が大きい穿刺針2においては当該回転を少な
くして同様な固定が成されることになる。また、固定中
心が、穿刺針2の針径の影響によってずれるようなこと
がないことも上記第一及び第二実施形態と同様である。
【0056】結局、本第三実施形態におけるガイド部4
0を有する、超音波診断装置あるいは該装置用の穿刺ア
ダプタによれば、上記第一及び第二実施形態と同様、螺
旋径(内径)の無段階調整が可能であるから、穿刺針2
における針径の大小を選ばず、その確実な固定を実施す
ることができ、従来においてその固定が不十分であるこ
とにより当該穿刺針2が脱落したり、穿刺術そのものが
失敗する、等といった懸念はもはや生じない。
【0057】また、穿刺針2の固定中心がずれるという
ことがないから、当該穿刺針2の位置と超音波ビーム4
の中心とは常に一致させ得、当該穿刺針2の超音波エコ
ー像をいつでも良好な状態で観察することができる。
【0058】なお、上記各実施形態においては、図1に
示したように、被検体Pの体表面に超音波プローブ1を
当接、使用する形態の超音波診断装置について、若しく
はそれを念頭に置いた穿刺アダプタないしはガイド部に
ついて、の説明を専ら行ったが、本発明は、このような
形態に限定されて適用されるものではない。例えば、従
来の技術の項において、図12を参照しつつ説明したよ
うな、超音波プローブ1´等を体腔内に挿入して用いる
形態となるもの(以下、体腔挿入型超音波診断装置とい
う)についても、本発明は適用可能である。
【0059】この場合においては、図12における穿刺
アダプタ3´のガイド管11に代えて、上記第一から第
三実施形態におけるガイド部31、31´、又は40を
置換して使用すればよい。このようにすることで、体腔
挿入型超音波診断装置において特に問題であった、「が
た」に係る懸念は生じなくなることが明らかである。と
いうのも、いかなる針径を有する穿刺針2であっても、
上記第一から第三実施形態に関して既に詳しく述べたよ
うに、その使用は原則として許容されるからであり、か
つ、固定中心がずれることない穿刺針2の確実な固定が
なされるからである。すなわち、ガイド管11の内径如
何によって、使用すべき穿刺針2の針径を所定の範囲内
に限定するような従来の措置は、本発明を適用した実施
形態ではもはや不要である。
【0060】結局、本発明の適用により、体腔挿入型超
音波診断装置における「がた」発生に係る問題は払拭さ
れ、穿刺針2の腫瘍5等その他のターゲットに対する位
置誤差はほとんど生じない。
【0061】また、上記第一実施形態においては、内筒
33の先端部に爪状片33cが形成され、当該内筒33
が外筒32に対して前進するにつれ、爪状片33cが外
筒32のテーパ形状内面に「押されて」、その開口面N
の大きさを次第に小さくし、穿刺針2を固定するような
ものとなっていた。すなわち、爪状片33cは、切り込
み33dが入れられている地点を支点とした片持ちの弾
性梁と見なされ得るものである。ところで、本発明は、
このような形態のみに限定されるものではない。いま説
明したことから明らかなように、要は、内筒33が前進
するにつれて、その先端部が、テーパ状とされた外筒3
2の内面形状の影響を受け、その内径を変化させるよう
な「弾性部」を有する構成であれば、いかなるものも本
発明の範囲内である。
【0062】例えば、上記第一実施形態のように内筒3
3先端部に爪状片33cないし切り込み33dを形成せ
ず、図8に示すように、内筒331の先端部かつその外
周面に嵌め込むように、可塑性を有する合成樹脂材によ
り構成された、適当な軸長さを有するリング(弾性部)
332を設けて、ガイド部311を構成するような形態
が考えられる。このような場合にあっても、上記したと
同様な作用効果が達成されることは容易に想到されよ
う。なお、このような事情は、上記第二実施形態にも全
く同様に当てはまることは言うまでもない。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超音波診
断装置及び該装置用の穿刺アダプタによれば、いかなる
針径を有する穿刺針であっても、その確実な固定を実施
することが可能であり、また、その固定中心がずれるよ
うなこともない。また特に、従来の体腔挿入用の超音波
診断装置において見られたように、使用する穿刺針の針
径を予め規定する必要もなく、「がた」の問題も発生す
ることがない。
【0064】結局、本発明によれば、腫瘍等その他のタ
ーゲットの状況等に応じ、最適な針径を有する穿刺針を
任意に選択することができ、かつ固定中心がずれること
がないから、安全かつ正確な超音波穿刺術が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態に係る超音波診断装置の構成例を
示す概要図である。
【図2】図1に示す穿刺アダプタを構成するガイド部の
詳細を示す断面図である。
【図3】図2に示すガイド部をその軸方向より臨む説明
図である。
【図4】第二実施形態に係るガイド部の詳細を示す断面
図である。
【図5】第三実施形態に係るガイド部の詳細を示す断面
図である。
【図6】図5に示すガイド部において、そのつまみ部を
後方より臨む斜視図である。
【図7】図5に示すガイド部において、そのつまみ部を
前方より臨む斜視図である。
【図8】図2に示すガイド部とは別形態となるものの詳
細を示す断面図である。
【図9】従来の超音波診断装置の構成例を示す概要図で
ある。
【図10】図8に示す超音波診断装置の上面図である。
【図11】従来の穿刺針保持機構の構成例を示す概要図
であって、(a)その全体図、(b)は(a)の要部拡
大図である。
【図12】従来の体腔挿入用超音波診断装置の構成例を
示す概要図である。
【符号の説明】
P 被検体 1、1´ 超音波プローブ 1a 圧電素子 2 穿刺針 3、3´、30 穿刺アダプタ 4 超音波ビーム 5 腫瘍 6 角度調整機構 6a 案内溝 7 穿刺針保持機構 8 基板 8a 切り欠き部位 9 押え板 9a 突設部 10 スケール 11 ガイド管 31、31´、40、311 ガイド部 32、32´ 外筒 32a、32a´ 雌ネジ部 33、33´、331 内筒(筒状体) 33a、33a´ 雄ネジ部 33b ノブ 33c、33c´ 爪状片(弾性部) 33d、33d´ 切り込み 332 リング(弾性部) 41 外筒 41a 後端部 41b 溝 41c 嵌合部 42 螺旋状に巻回された線材(筒状体) 42a (線材の)一端 42b (線材の)他端 43 つまみ 43a 貫通孔 43b 底面 43c 円柱 43d ストッパ 43e 爪 C 制御装置 A 受波信号増幅器 D 画像表示装置

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穿刺針を筒状体に貫通保持するガイド部
    を備えた超音波診断装置用の穿刺アダプタにおいて、 前記ガイド部は、前記筒状体の内径が前記穿刺針の外径
    に対応して変化することが可能な穿刺針保持機構を備え
    ていることを特徴とする超音波診断装置用の穿刺アダプ
    タ。
  2. 【請求項2】 前記穿刺針保持機構は、 その内面が軸方向中央部より同先端部に向けて徐々に内
    径を小さくするテーパ状に形成された外筒を有し、 前記筒状体は、前記外筒の内面にその外周面を対向させ
    るよう挿入・配置されその先端部に弾性部が設けられた
    内筒であり、 前記内筒は前記外筒に対して、若しくは、前記外筒は前
    記内筒に対して、相対的に前進あるいは後進する構成と
    されていることを特徴とする請求項1記載の超音波診断
    装置用の穿刺アダプタ。
  3. 【請求項3】 前記弾性部は、 前記内筒の軸方向に向け、該内筒の先端部から所定の長
    さに至るまで、その断面円周の複数箇所に切り込みを入
    れることにより形成される複数の爪状片であることを特
    徴とする請求項2記載の超音波診断装置用の穿刺アダプ
    タ。
  4. 【請求項4】 前記弾性部は、合成樹脂材により構成さ
    れたリングであることを特徴とする請求項2記載の超音
    波診断装置用の穿刺アダプタ。
  5. 【請求項5】 前記外筒の内周面及び前記内筒の外周面
    かつ各々の後端部においては、それぞれ雌ネジ部及び雄
    ネジ部が形成されていることを特徴とする請求項2から
    4のいずれかに記載の超音波診断装置用の穿刺アダプ
    タ。
  6. 【請求項6】 前記穿刺針保持機構は、外筒を有し、 前記筒状体は前記外筒内に配置されその軸方向に螺旋状
    に巻回された線材であり、 当該螺旋状に巻回された線材の一端は、前記外筒先端部
    の内面において固定され、他端が前記外筒後端部に設け
    られたつまみに接続された構成とされるとともに、 前記つまみを回転することにより、前記螺旋状に巻回さ
    れた線材を、当該螺旋の巻回方向に回転する構成とされ
    ていることを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置
    用の穿刺アダプタ。
  7. 【請求項7】 断層画像作成用の超音波を被検体内に向
    けて照射するとともにそのエコー波を受信する超音波プ
    ローブと、該超音波プローブに付設され前記被検体に向
    けて穿刺するための穿刺針を筒状体に貫通保持するガイ
    ド部を備えた穿刺アダプタとを少なくとも有する超音波
    診断装置において、 前記穿刺アダプタにおける前記ガイド部は、前記筒状体
    の内径が前記穿刺針の外径に対応して変化することが可
    能な穿刺針保持機構を備えていることを特徴とする超音
    波診断装置。
  8. 【請求項8】 前記穿刺針保持機構は、 その内面が軸方向中央部より同先端部に向けて徐々に内
    径を小さくするテーパ状に形成された外筒を有し、 前記筒状体は、前記外筒の内面にその外周面を対向させ
    るよう挿入・配置されその先端部に弾性部が設けられた
    内筒であり、 前記内筒は前記外筒に対して、若しくは、前記外筒は前
    記内筒に対して、相対的に前進あるいは後進する構成と
    されていることを特徴とする請求項7記載の超音波診断
    装置。
  9. 【請求項9】 前記弾性部は、 前記内筒の軸方向に向け、該内筒の先端部から所定の長
    さに至るまで、その断面円周の複数箇所に切り込みを入
    れることにより形成される複数の爪状片であることを特
    徴とする請求項8記載の超音波診断装置。
  10. 【請求項10】 前記弾性部は、合成樹脂材により構成
    されたリングであることを特徴とする請求項8記載の超
    音波診断装置。
  11. 【請求項11】 前記外筒の内周面及び前記内筒の外周
    面かつ各々の後端部においては、それぞれ雌ネジ部及び
    雄ネジ部が形成されていることを特徴とする請求項8か
    ら10のいずれかに記載の超音波診断装置。
  12. 【請求項12】 前記穿刺針保持機構は、外筒を有し、 前記筒状体は前記外筒内に配置されその軸方向に螺旋状
    に巻回された線材であり、 当該螺旋状に巻回された線材の一端は、前記外筒先端部
    の内面において固定され、他端が前記外筒後端部に設け
    られたつまみに接続された構成とされるとともに、 前記つまみを回転することにより、前記螺旋状に巻回さ
    れた線材を、当該螺旋の巻回方向に回転する構成とされ
    ていることを特徴とする請求項7記載の超音波診断装
    置。
JP31752099A 1999-11-08 1999-11-08 超音波診断装置用の穿刺アダプタ及び超音波診断装置 Pending JP2001128974A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31752099A JP2001128974A (ja) 1999-11-08 1999-11-08 超音波診断装置用の穿刺アダプタ及び超音波診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31752099A JP2001128974A (ja) 1999-11-08 1999-11-08 超音波診断装置用の穿刺アダプタ及び超音波診断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001128974A true JP2001128974A (ja) 2001-05-15

Family

ID=18089167

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31752099A Pending JP2001128974A (ja) 1999-11-08 1999-11-08 超音波診断装置用の穿刺アダプタ及び超音波診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001128974A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7824417B2 (en) 2002-09-05 2010-11-02 Aprio Medical Ab Guide for a medical device
JP2011072523A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Toshiba Corp 穿刺アダプタ及び超音波診断装置
CN108852473A (zh) * 2018-07-11 2018-11-23 深圳熙康医疗科技有限公司 一种穿刺手术系统
CN113491566A (zh) * 2021-08-13 2021-10-12 李继伟 一种基于大数据超声介入治疗穿刺针定位发射器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7824417B2 (en) 2002-09-05 2010-11-02 Aprio Medical Ab Guide for a medical device
JP2011072523A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Toshiba Corp 穿刺アダプタ及び超音波診断装置
CN108852473A (zh) * 2018-07-11 2018-11-23 深圳熙康医疗科技有限公司 一种穿刺手术系统
CN108852473B (zh) * 2018-07-11 2024-03-15 深圳市奥昇医疗科技有限责任公司 一种穿刺手术系统
CN113491566A (zh) * 2021-08-13 2021-10-12 李继伟 一种基于大数据超声介入治疗穿刺针定位发射器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003126093A (ja) 超音波診断装置
JP2007159653A (ja) 穿刺用超音波プローブ及び超音波診断装置
JP5283155B2 (ja) 診断用カテーテル
JP2006271874A (ja) 超音波ガイド下穿刺針
JP2001128974A (ja) 超音波診断装置用の穿刺アダプタ及び超音波診断装置
JP4672386B2 (ja) 超音波プローブ及び超音波診断システム
JP5179083B2 (ja) 超音波プローブおよび超音波撮像装置
JP3367339B2 (ja) 医療用プローブ誘導装置
JPS624130B2 (ja)
JP6425938B2 (ja) 穿刺アダプタ
JPS6137943B2 (ja)
JP2664631B2 (ja) 超音波探触子
JP4668592B2 (ja) 体腔内プローブ装置
JPH05244694A (ja) 超音波探触子
JP3268831B2 (ja) 超音波診断装置
JP3402169B2 (ja) 内視鏡挿通用超音波プローブ
JPH08154936A (ja) 針状超音波探触子およびこれを用いる超音波画像診断装置
JPH02107239A (ja) 穿刺針式超音波診断装置
JP3239597B2 (ja) 超音波診断装置
JP2017225698A (ja) 医療システム及び超音波診断装置
JPH0595950A (ja) 超音波診断装置
JP2004167094A (ja) 超音波診断装置
CN106388913A (zh) 一种介入性医疗器械及超声显影总成
JPS6242615B2 (ja)
JPH05154149A (ja) 体腔内用超音波探触子並びに体腔内用超音波診断装置