JP6425938B2 - 穿刺アダプタ - Google Patents
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Description
図1A及び図1Bは、実施形態の穿刺アダプタ1の概略を表す模式図である。穿刺アダプタ1は、把持部2と、挿入部3と、操作ハンドル4とを有する。把持部2は、体腔内へ挿入された超音波プローブを把持する。挿入部3は、一端に把持部2が設けられる。挿入部3は一端側の一部が体腔内に挿入可能な棒状に形成される。操作ハンドル4は、挿入部3の他端に設けられる。操作ハンドル4は、術者による操作を受けて開閉可能なハンドル型に形成される。操作ハンドル4は、ワイヤーやシャフト等によって構成される一般的な鉗子の開閉機構を介して把持部2と接続される。この開閉機構により、操作ハンドル4の開閉動作が把持部2に伝達される。把持部2は、水平方向に配置された一対の把持片(2A,2B)からなり、基部2Cに開閉自在に保持されている。操作ハンドル4の開閉動態に連動して把持部2も開閉する。図1Aでは、操作ハンドル4及び把持部2が開いている状態を示す。図1Bでは、操作ハンドル4及び把持部2が閉じている状態を示す。
図3A及び図3Bは、変形例の穿刺アダプタ1の概略を表す模式図である。変形例の穿刺アダプタ1の把持部2の形状は、立設する板状の把持片(2A,2B)が対向配置され、基部2Cに開閉自在に保持されている。各把持片(2A,2B)には空隙部7が形成されている。図3Aでは、操作ハンドル4及び把持部2が開いている状態を示す。図3Bでは、操作ハンドル4及び把持部2が閉じている状態を示す。この空隙部7は、把持部2が閉じたときに、超音波プローブ側の突出部の水平突出片(後述)を挿通可能なサイズ及び形状に形成される。
図4Aは、実施形態の超音波プローブ8を模式的に表す斜視図である。超音波プローブ8は、プローブヘッド9と、ケーブル10とを有する。プローブヘッド9は、体腔内へ挿入可能なように、トラカールの中を通過可能なサイズ及び形状に形成される。プローブヘッド9にはケーブル10が接続される。本明細書では、プローブヘッド9において、ケーブル10が接続された側を基端側、基端側に対して反対側を先端側と称する。
図5Aは、この実施形態の超音波プローブ8が体腔内B1で穿刺アダプタ1により把持される様子を概略的に表す模式図である。被検者の体壁B2に配置されたトラカール(T1、T2)の中を通してプローブヘッド9及び穿刺アダプタ1が体腔内B1へ挿入される。術者は、穿刺アダプタ1を用いて、体腔内B1に挿入されたプローブヘッド9を把持する。このとき、術者は、穿刺アダプタ1の操作ハンドル4を操作することによって、把持部2に突出部12を挟持させる。突出部12は、把持部2が閉じたときに、把持部2に把持される。このように突出部12が把持されたとき、穿刺アダプタ1とプローブヘッド9との位置関係が固定されることとなる。穿刺アダプタ1とプローブヘッド9との相対的な位置関係が固定されることは、所定の走査面SCと案内経路との相対的な位置関係が固定されることに相当する。このように、把持部2により超音波プローブ8が把持されたとき、走査面へ穿刺針を案内する案内経路が特定される。術者は、穿刺術を行うとき、穿刺アダプタ1を用いてプローブヘッド9の突出部12を把持することによって、所定の走査面SCと案内経路との相対的な位置関係を固定しながら穿刺針を刺入することができる。それにより、穿刺アダプタ1とプローブヘッド9との相対的な位置関係が固定される。術者は、穿刺アダプタ1を介して、体腔内B1でのプローブヘッド9の位置や角度を調節しながら、プローブヘッド9を対象臓器V1に当接させる。それとともに、術者は、走査面SCが画像化された超音波画像を視認する。それにより、術者は、穿刺の対象組織V2を確認することができる。
図6Aは、変形例1の超音波プローブ8の概略を表す模式図である。この変形例の超音波プローブ8のプローブヘッド9とケーブル10とは、プローブヘッド9のうち、超音波振動子11の配列方向が通過する面とは異なる面で接続される。換言すると、この変形例の超音波プローブ8におけるプローブヘッド9とケーブル10との接続位置は、プローブヘッド9の側面となり、走査面に係る超音波振動子11の配列方向とは異なる位置である。そして、突出部12は、プローブヘッド9の基端側に設けられている。
なお、図7Aは、変形例2の超音波プローブ8の概略を表す模式図である。図7Bは、変形例2の超音波プローブ8が体腔内B1で穿刺アダプタ1により把持される様子を概略的に表す模式図である。なお、便宜上、突出部12を省略している。この例のように、接続位置がプローブヘッド9の上面に設けられてもよい。この場合においても、ケーブル10が案内経路を妨げることを防ぐことができる。
図8Aは、変形例3の超音波プローブ8の概略を表す模式図である。この変形例の超音波プローブ8のプローブヘッド9は、穿刺アダプタ1により把持されたときの穿刺針を挿通可能に形成された挿通部14を含む。そして、突出部12は、図6Aに示した例と同様にプローブヘッド9の基端側に設けられている。
図9Aは、変形例4の超音波プローブ8を模式的に表す斜視図である。この超音波プローブ8のプローブヘッド9には、案内経路が走査面に直交する平面に対し平行に走査面SCを通過するように設けられる。
図11は、実施形態の超音波診断装置の機能構成を表すブロック図である。
2 把持部
2A,2B 把持片
2C 基部
3 挿入部
4 操作ハンドル
5 案内部
6 開閉機構収納部
7 空隙部
8 超音波プローブ
9 プローブヘッド
10 ケーブル
11 超音波振動子
12 突出部
12A 立設片
12B 水平突出片
14 挿通部
15 送受信制御部
16 画像生成部
17 位置関係取得部
18 表示制御部
19 表示部
20 操作部
21 システム制御部
171 プローブ位置検知部
172 走査面位置取得部
173 案内部位置検知部
174 案内経路位置取得部
175 相対位置取得部
Claims (6)
- 体腔内へ挿入された超音波プローブを構成するプローブヘッドにおいて、超音波が発せられる側とは反対側の面に突出して設けられる突出部を把持する把持部と、
一端に前記把持部が設けられ、前記一端側の一部が前記体腔内に挿入可能な棒状の挿入部と、
前記挿入部に形成され、他端側から前記一端側へ穿刺針を案内する案内部と、
を有し、
前記把持部により前記超音波プローブを把持したとき、前記超音波プローブによる走査面へ穿刺針を案内する案内経路が特定される
ことを特徴とする穿刺アダプタ。 - 前記把持部は前記突出部を把持するための把持片を備えており、前記把持片が前記突出部を把持する際に、前記把持片が前記プローブヘッドの前記突出部が突出する前記面と並行となるように、前記把持部が前記挿入部の一端に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の穿刺アダプタ。
- 前記把持部は、水平方向に配置される一対の前記把持片を備え、基部に開閉自在に保持されていることを特徴とする請求項2に記載の穿刺アダプタ。
- 前記把持部は、対向配置される立設する板状の前記把持片を備え、基部に開閉自在に保持されていることを特徴とする請求項2に記載の穿刺アダプタ。
- 前記把持片には、前記把持部が閉じたときに、前記プローブヘッドの前記突出部の一部が挿通される空隙部が設けられることを特徴とする請求項4に記載の穿刺アダプタ。
- 前記案内部は、孔又は溝状であり、前記挿入部の長手方向に平行な軸を有して形成されることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の穿刺アダプタ。
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