JP2001128788A5 - - Google Patents

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【書類名】 明細書
【発明の名称】 椅子用基板
【特許請求の範囲】
【請求項1】 椅子の背凭れ部等に使用される椅子用基板であって、この基板を、第1シェルと第2シェルに分割し、両シェルを、その対向端部の左右側部において、屈撓可能に連結するとともに、前記左右側部間の中間部分において、伸縮可能に連結したことを特徴とする椅子用基板。
【請求項2】 第1、第2のシェル間に、適数の中間部シェルを設け、これら隣接するシェルの対向端部の左右側部および中間部分を連結したことを特徴とする請求項1に記載の椅子用基板。
【請求項3】 隣接するシェルの対向端部の左右側部および中間部分を、弾性作用により屈撓および伸縮可能な手段により連結したことを特徴とする請求項1または2に記載の椅子用基板。
【請求項4】 隣接するシェルの対向端部の左右側部および中間部分を、前記基板の表裏の一方へ突出する側面視がほぼU字状の湾曲連結部により連結したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の椅子用基板。
【請求項5】 シェルが、左右側部間の中間部分において、打抜網目状に形成された金属製または合成樹脂製のシェルであって、前記中間部分における隣接するシェルを、対向する上下の網線間で、連結したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の椅子用基板。
【請求項6】 隣接するシェルの左右側部間の中間部分における連結を、一方のシェルに、上下方向に貫通する係合孔を穿設し、他方のシェルに、前記係合孔に挿通させるフック杆を形成し、係合孔に挿通したフック杆の移動範囲で伸縮可能に連結したことを特徴とする請求項1または2に記載の椅子用基板。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、椅子用基板に係り、特に背凭れ部用に適し、着座者の背中の形状に対応して変化適合するようにした椅子用基板に関する。しかし、背凭れ部用のみに限定されるものではなく、座部やベッド等にも適用することができる。
【0002】
【従来の技術】
椅子の背凭れ部用の基板の例が、特開平11−75989号公報中に記載されている。
【0003】
椅子の背凭れ部用の基板は、着座者の身体に合せて平面視で円弧形に湾曲した支持面を形成していることが望ましいが、前記公報記載の従来技術では、その明細書に記載の効果を奏する反面、背凭れ部上部と下部を、その両側部の折れ曲り部によりくの字形に屈撓すると、中央部の開き幅が大きくなり、中央部に取り付けられた帯状の支持部材により、クッション体の一部が着座者の背中に強く押しつけられることがあり、着座者に違和感を生じることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、湾曲している椅子用基板を、その湾曲方向に直角に湾曲させることができるようにし、もって着座者が、リクライニングなどにより、背凭れ部等に凭れた時、椅子用基板が好ましい状態で屈撓し、もって、着座者の背中等を圧迫することなく、違和感を生じさせず、着座者の体型に合わせて、より身体にフィットでき、快適な着座感を得ることができる椅子用基板を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 椅子の背凭れ部等に使用される椅子用基板であって、この基板を、第1シェルと第2シェルに分割し、両シェルを、その対向端部の左右側部において、屈撓可能に連結するとともに、前記左右側部間の中間部分において、伸縮可能に連結する。
【0006】
(2) 上記(1)項において、第1、第2のシェル間に、適数の中間部シェルを設け、これら隣接するシェルの対向端部の左右側部および中間部分を連結する。
【0007】
(3) 上記(1)または(2)項において、隣接するシェルの対向端部の左右側部および中間部分を、弾性作用により屈撓および伸縮可能な手段により連結する。
【0008】
(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、隣接するシェルの対向端部の左右側部および中間部分を、前記基板の表裏の一方へ突出する側面視がほぼU字状の湾曲連結部により連結する。
【0009】
(5) 上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、シェルが、左右側部間の中間部分において、打抜網目状に形成された金属製または合成樹脂製のシェルであって、前記中間部分における隣接するシェルを、対向する上下の網線間で、連結する。
【0010】
(6) 上記(1)または(2)項において、隣接するシェルの左右側部間の中間部分における連結を、一方のシェルに、上下方向に貫通する係合孔を穿設し、他方のシェルに、前記係合孔に挿通させるフック杆を形成し、係合孔に挿通したフック杆の移動範囲で伸縮可能に連結する。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明を、背凭れ部に適用した実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は椅子用基板の正面図、図2は側面図、図3は上端面図、図4は図1におけるA−A線矢視図である。
【0012】
椅子用基板(1)は、金属製または合成樹脂製のシェル(深絞りによる薄板構造物)からなり、図示するように、左右側部間の中間部分には打抜網目(2)が形成され、平面視において、前方に凹状円弧形に形成され、かつ、側面視において、腰部が前方へ突出し、背中央は後方へやや傾斜している。
【0013】
この椅子用基板(1)は、椅子の支持杆(21)(図13および図14参照)に、下部取付部(3)および上部取付部(4)によって取付けられる。
【0014】
椅子用基板(1)は、第1シェルである上部シェル(5)と、上下の中間部シェル(6)(7)と、第2シェルである下部シェル(8)を連設してなり、上下に隣接するシェル同士の対向端部の左右側部は可撓的に、同じく中間部分同士は伸縮可能に連結されている。
【0015】
左右側部の連結部(9)は、図4、図5に示すように、打抜網目(2)部の左右外側において、椅子用基板(1)の表面へ突出する側面視が前向U字状の薄肉のもので、上下のシェル(5)(6)と一体的に形成され、この部分で、屈撓可能である。
【0016】
中間部、すなわち打抜網目(2)部分における連結部(10)は、対向する上下の網線同士を結合する縦長の薄肉の複数の連結片からなっており、伸長可能である。
この連結部(10)も、図7に示すように、椅子用基板(1)の表面へ突出する側面視が前向U字状のものである
【0017】
図8は、図7における左方から着座者の背中により加圧されたときの状態を示す縦断側面図であり、U字状の湾曲連結部が拡開することによって、上下方向の伸長が可能となっている。
【0018】
前記打抜網目(2)部分における連結部(10)の前端は、図4に示すように、同一直線上に並ぶように設定されている。そのため、同一線上において、無理なく屈撓することができる。
【0019】
各連結部(9)(10)の弾性度は、肉厚の調整、あるいは形状の選定によって変化させて設定することができる。
【0020】
図9〜図11は、前記連結部(9)(10)の拡開度を大きくさせるための形状を例示するもので、それぞれ、膨出状、折り込み状、尖頭状としてある。しかしこの形状は、これらに限定されるものではない。
【0021】
打抜網目(2)部分における連結部(10)の形態は、対向する上下の網線同士を単に結合するような、例えば非伸縮性の短尺な帯状物の連結片であってもよい。
この場合、着座者の背中により加圧されたときの上下方向の伸縮は、網目が上下方向に拡寸または縮寸することによってなされる。なお、連結片に伸縮可能な素材を用いれば、伸縮は一層、容易となる。
【0022】
図12は、上下のシェル(5)(8)の左右側部間の中間部分における連結部(10)の別の形態を示す側面図である。この連結部(10)は、上下に分離されており、一方には、上下に貫通した係合孔(10a)が形成され、他方には、上下に長いフック杆(10b)が形成されている。フック杆(10b)の下端鈎部を係合孔(10a)に挿通させることによって、フック杆(10b)が上下方向に移動し得る範囲で上下に伸縮可能となる。
【0023】
図13は、椅子用基板(1)を装着した椅子(11)に、着座者が普通に着座した状態を示している。なお椅子(11)におけるキャスタ(12)付きのベース脚(13)に立設された脚柱(14)の上部に、支基(15)が前方へ向けて突設されている。
【0024】
支基(15)の先端側縁部には、前後に長いスライド孔(16)が設けられ、このスライド孔(16)に挿通した支点軸(17)をもって、座シート(18)を支持する揺動スタンド(19)の先端下部が枢着されている。
【0025】
前記支基(15)の後端側縁部には、支軸(20)をもって支持杆(21)の基端部が枢着されている。支持杆(21)の後端部には、図示のように、上向カム片(22)が固着され、カム片(22)の上部は、前記揺動スタンド(19)の基端部を可動的に支持している。
【0026】
前記支持杆(21)の上部前面には、椅子用基板(1)が、取付部(3)(4)を図示しない係止部へ係止することにより装着されている。(23)は、椅子用基板(1)の前面に張設されたクッション体である。
【0027】
上記の構成において、図14に示すように、着座者が背凭れ部(24)を背で押すと、支持杆(21)の上部が、後方へ一定の弾性力を保持して傾倒し、これに連動して、支持杆(21)の基端部における上向カム片(22)の上端部も後方へ傾倒する。そのため、揺動スタンド(19)の後部が下降傾斜し、かつ揺動スタンド(19)は、後傾したスライド孔(16)の後方へスライドする支点ピン(17)とともに、後方へ移動する。
【0028】
着座者の背中による圧迫によって、椅子用基板(1)の連結部(9)(10)は、図6、図8に示すように、後方へ向いて屈曲する。この屈曲部は、図1における上下の複数の連結部(9)(10)にかかる圧力によって、それぞれの部分で圧力に適合した屈撓をするので、身体に最もよくフィットさせることができる。
【0029】
本発明は、前記形態に限定されるものではなく、目的に沿って適宜設計変更をすることができる。
【0030】
椅子用基板(1)は、一般には合成樹脂で成形され、連結部を含めて全体を合成樹脂で一体成形することが好ましいが、その他、例えば椅子用基板(1)のうち左右側部間の中間部における連結部(10)以外を合成樹脂で成形し、椅子用基板(1)の左右側部間の中間部における連結部(10)は、金属による別部材として、埋め込み式、あるいは後加工により装着させてもよい。
【0031】
第1シェルと第2シェルを、それらの左右方向の中間部もしくは左右端部のみにおいて、連結部をもって連結することもある。
【0032】
【発明の効果】
上記のように構成された本発明は、次のような効果を奏することができる。
【0033】
請求項1に記載の発明によれば、着座者が背凭れ部に凭れたとき、椅子用基板は容易に屈撓することができ、かつこの状態になったとき、左右側部間の中間部分が、伸縮可能に連結されているため、着座者の背中等を圧迫することがなく、快適な着座感を得ることができる。
【0034】
請求項2に記載の発明によれば、椅子用基板が複数の箇所で、並列状に連結されているため、背丈の異なる着座者が背凭れ部等に凭れても、背丈に応じた箇所の単数または複数の連結部が、屈撓および伸縮し、着座者の身体に適合した滑らかな曲面が得られ、快適な着座感が得られる。
【0035】
請求項3に記載の発明によれば、弾性作用により屈撓および伸縮されるため、屈撓および伸縮の程度が大きくなるほど耐負荷性も大きくなるという効果が得られる。
【0036】
請求項4に記載の発明によれば、U字状湾曲連結部の開口部の開度変化によって、連続的で滑らかな屈撓および伸縮作用が得られる。
【0037】
請求項5に記載の発明によれば、打抜網目の弾性変形によって、連続的で滑らかな屈撓および伸縮作用が得られる。
【0038】
請求項6に記載の発明によれば、フック杆の長さを設計時に調節することにより、係合孔に対するフック杆の移動範囲を容易に伸縮することができ、伸縮長さを大きくして、椅子用基板の全体の伸縮長さを大きく設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
椅子用基板の正面図である。
【図2】
椅子用基板の側面図である。
【図3】
椅子用基板の上端平面図である。
【図4】
図1におけるA−A線断面図である。
【図5】
図1におけるB−B線断面図である。
【図6】
連結部の屈曲状態を示す側面図である。
【図7】
図1におけるC−C線断面図である。
【図8】
連結部の屈曲状態を示す側面図である。
【図9】
連結部の他の形態を示す側面図である。
【図10】
連結部の他の形態を示す側面図である。
【図11】
連結部の他の形態を示す側面図である。
【図12】
分離式の連結部の側面図である。
【図13】
椅子の側面図である。
【図14】
背凭れ部が屈曲した椅子の側面図である。
【符号の説明】
(1)椅子用基板
(2)打抜網目
(3)下部取付部
(4)上部取付部
(5)上部シェル
(6)(7)中間部シェル
(8)下部シェル
(9)(10)連結部
(11)椅子
(12)キャスタ
(13)ベース脚
(14)脚柱
(15)支基
(16)スライド孔
(17)支点軸
(18)座シート
(19)揺動スタンド
(20)支軸
(21)支持杆
(22)上向カム片
(23)クッション体
(24)背凭れ部
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