JP2001128555A - 緑化屋根 - Google Patents

緑化屋根

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JP2001128555A JP31441199A JP31441199A JP2001128555A JP 2001128555 A JP2001128555 A JP 2001128555A JP 31441199 A JP31441199 A JP 31441199A JP 31441199 A JP31441199 A JP 31441199A JP 2001128555 A JP2001128555 A JP 2001128555A
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義雄 角田
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  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根上面にて種々の植物,作物等の栽培を行
うことができるもので、防水性及び耐根性が良好であ
り、且つその維持,管理も簡単にできること。 【解決手段】 防水性及び熱融着性を有する被覆シート
部A2 が金属板部A1 に貼着されてなる屋根板材Aと、
挟持片5,5を有する鞍形状のジョイント部材Bと、栽
培層Cと、網状覆い材9とからなること。前記屋根板材
A,A,…を並列し、隣接する屋根板材A,Aの立上り
側部2,2を水密状に接合し、前記主板1上に栽培層C
を配置し、前記網状覆い材9を前記ジョイント部材Bを
介して前記栽培層C上を被覆してなること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根上面にて種々
の植物,作物等の栽培を行うことができるもので、防水
性及び耐根性が良好であり、且つその維持,管理も簡単
にできる緑化屋根に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、屋根上面を利用して植物,作物等
の栽培が行われている。特に、日当たり,風通し等の栽
培条件が適正な場合が多く、このようなことから栽培に
適している。また、屋根表面が植物により覆われること
で、植物の彩りが屋根の外観を大きく変化させることが
できる。
【0003】しかも、緑系統の植物は、屋根を鮮やかに
緑化させることができ、これはどの様な塗装を行って
も、その雰囲気を再現することはできない。また、通常
この種の緑化設備を備えた屋根は、該屋根上面に防水シ
ートが敷設される等の防水処置が行われることにより、
一般の屋根の防水構造より複雑な構造となるものであっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、緑化
屋根の防水構造については、一般の屋根よりも複雑な構
造となる。さらに、屋根は、風雨にもっとも激しく晒さ
れる場所であり、そのために、植物は、これらが植設さ
れた土壌或いはマットごと吹き飛ばされてしまうおそれ
がある。しかも、植物が植設されるベースを土壌とした
場合には、その重量も大きくなり、屋根にかかる重量的
負担は相当なものとであり、強固な構造にすると、どう
しても施工費用が高価となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は、上記
課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本発明
を、防水性及び熱融着性を有する被覆シート部が金属板
部に貼着された屋根板材と、挟持片を有する鞍形状のジ
ョイント部材と、栽培層と、網状覆い材とからなり、前
記屋根板材が並列され、隣接する屋根板材の立上り側部
が水密状に接合され、前記主板上に栽培層が配置され、
前記網状覆い材が前記ジョイント部材を介して前記栽培
層上を被覆されてなる緑化屋根としたことにより、屋根
上の植物,野菜等を育成する栽培層及び屋根に耐根性
(耐久性)を有するものとし、また屋根自体の防水性に
優れ且つ構造を簡単にすることができ、上記課題を解決
したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。まず、図5(A)に示すように、屋
根板材Aは、適宜に屈曲形成された金属板部A1 の表面
に被覆シート部A2 が貼着されて構成されたものであ
り、その金属板部A1 は、平坦状の主板1の幅方向両側
端に立上り側部2,2が形成されている。該立上り側部
2は、主板1と略直角をなしている。その主板1の幅方
向中央箇所には仕切り用立上り部1aが形成されること
もある。
【0007】その複数の屋根板材A,A,…を並設する
ことにより施工される屋根の表面上に栽培層Cが配置さ
れる。該栽培層Cは、直接土壌を使用したり或いは後述
する人工素材から成形された育成用マット8,8が配置
されるようになっている〔図2及び図4(A),(B)
参照〕。
【0008】前記両立上り側部2,2の一方の立上り側
部2の上端より主板1の外方に向かって連結用屈曲部3
が形成されている。該連結用屈曲部3は、前記立上り側
部2の上端から折返し状に屈曲形成されたもので、該立
上り側部2に略対向するようにして垂下状部3aが形成
され、該垂下状部3aの下端から主板1の外方に向かっ
て、連結片3bが形成されている〔図5(A)及び図6
(A)参照〕。
【0009】該連結片3bは、平坦状面3b1 と僅かに
傾斜する傾斜端面3b2 とから構成されており、傾斜端
面3b2 は、隣接する屋根板材A,A同士の連結に係る
部位となる。その屋根板材Aは、多数枚用意され、母屋
等の構造材とした下地材上に並設されてゆく〔図4
(A)参照〕。
【0010】その幅方向に隣接する屋根板材A,A同士
において、一方の屋根板材Aの立上り側部2に、他方の
屋根板材Aの立上り側部2と垂下状部3aとの間に挟持
するようにして配置される〔図4(A)及び図6(B)
参照〕。そして一方の屋根板材Aの主板1上に、他方の
屋根板材Aの連結片3bが載置され、傾斜端面3b2
当接し、この部分が水密的に連結固着されるものであ
る。
【0011】その屋根板材Aの金属板部A1 の表面側に
は、前述したように被覆シート部A 2 が貼着されている
〔図6(A)参照〕。その被覆シート部A2 は、具体的
には、前記金属板部A1 の主板1,両立上り側部2,2
及び連結用屈曲部3に連続的に貼着されるものである。
その被覆シート部A2 の具体的な厚さは、0.3mm乃至
1mm程度であり、好ましくは0.5mm程度である。
【0012】その被覆シート部A2 の性質は、約100
℃内外の温度にて溶融するものが好適であり、且つ耐根
性(耐久性)のあるものであればどのような材質のもの
であってもかまわない。また、溶融する温度の設定も材
質により種々異なるが、屋根板材Aの使用条件に適応す
るように設定される。
【0013】また、被覆シート部A2 は、紫外線又は汚
染空気に対して強いもので耐候性に優れた材質であり、
且つ破断,膨れ或いはひび割れ等が起きにくい性質のも
のが好ましい。上記条件を満たす具体的な材質として好
適なるものには、エチレン・プロピレンを主成分とした
合成高分子ゴム材等が存在する。
【0014】さらに、その被覆シート部A2 を構成する
成分は、ハロゲンを含まない化合物から構成される。即
ち、被覆シート部A2 を構成する成分から塩素系化学物
質を排除したものである。具体的には、被覆シート部A
2 が有機塩素化合物を基にして形成されたものではない
ことであり、具体的には、塩化ビニル樹脂やポリ塩化ビ
ニリデン樹脂が含まれないことである。
【0015】これによって、被覆シート部A2 は、焼却
しても、ダイオキシンを発生することがなく、環境,生
物に対して害を及ぼさないものである。これは、ダイオ
キシンが生じる原因として、ハロゲンが主要なる化学物
質であるが、このハロゲンを被覆シート部A2 の構成物
質から排除してダイオキシンの発生を防止しようとする
ものである。
【0016】その他に、人体や自然環境に害を及ぼす可
能性があるものとしてポリカーボネート,ポリスチレ
ン,エポキシ樹脂,フェノール樹脂,メラミン樹脂,ユ
リア樹脂等が存在するが、これらも被覆シート部A2
構成物質から排除するものである。
【0017】また、被覆シート部A2 には、柔軟性を与
えるための添加剤としての可塑剤を含まないものとす
る。その可塑剤は、具体的には、フタル酸エステル類等
であるが、前記被覆シート部A2 には、このフタル酸エ
ステル類を排除している。このような、環境に悪影響を
及ぼすことがない化学物質で、且つ塩素系を含まないも
のとしてオレフィン系化合物から形成された被覆シート
部A2 が最も好ましい。
【0018】このような成分からなる被覆シート部A2
は、焼却時にダイオキシンを発生しないので、耐用年数
を経過した屋根,壁等を構成する建設用材を建築物から
撤去し、新たに葺き替えるときに撤去した古い建設用材
は、焼却してもダイオキシンを発生することがなく、環
境保護に貢献することができるものである。その被覆シ
ート部A2 が前記屋根板材Aに貼着される接着剤として
は耐熱性を有するものが使用される。具体的には、クロ
ロプレンゴム系接着剤又はニトリルゴム系接着剤等が好
適である。
【0019】次に、ジョイント部材Bは、二つの挟持片
5,5から外形が略鞍形状に形成されたものである〔図
6(C)参照〕。該挟持片5,5は、上端に折返し部位
が形成されるようにしてなるものである。その挟持片
5,5の上端には貫通孔6が形成されており、該貫通孔
6には、後述するフック7が引っ掛けられるようになっ
ている。
【0020】そのジョイント部材Bの両挟持片5,5
は、前述した隣接する屋根板材A,Aの連結箇所におけ
る立上り側部2と,連結用屈曲部3の垂下状部3aとを
挟持するようにして配置され接合固着されるようになっ
ている。その接合手段は、溶接等の水密性が維持される
手段が使用される。
【0021】そのジョイント部材Bには、前述したよう
に屋根板材Aと同様の構成である。即ち、鞍形状に形成
された金属板部B1 の表面に被覆シート部B2 が貼着さ
れて構成されたものである。そのジョイント部材Bに貼
着される被覆シート部B2 は、前記屋根板材Aに貼着さ
れた被覆シート部A2 と同等の成分から形成されたもの
であり、また、その厚さも同等である〔図7(A)参
照〕。ジョイント部材Bの場合には、被覆シート部B2
はジョイント部材Bを構成する挟持片5,5の表面側に
のみ貼着される実施例と、挟持片5,5の表面側及び内
面側に貼着される実施例とが存在する〔図8(A)参
照〕。
【0022】次に、フック7は、輪部7aと鉤部7bと
から構成されるものであり、該鉤部7bが前記ジョイン
ト部材Bの貫通孔6に係止することができるようになっ
ている。或いは、フック7の輪部7aがジョイント部材
Bの貫通孔6に組み合わされることもある〔図3及び図
4(B)等参照〕参照)。
【0023】また、前記ジョイント部材Bには、フック
7を一体的に形成した実施例も存在している。該実施例
は、ジョイント部材Bの挟持片5,5の一方側に断面逆
U字形状に屈曲された部位が形成され、この部位がフッ
ク7として使用される〔図10(A),(B)参照〕。
【0024】次に、栽培層Cを構成する育成用マット8
については、繊維質の材質から構成され、平面的に見て
略正方形或いは長方形の偏平布団状に形成されたもので
ある〔図5(C)参照〕。該育成用マット8には種子が
埋め込まれ、その育成用マット8から植物が成長して行
くものである。その育成用マット8の厚さは、前記屋根
板材Aの立上り側部2,2の高さより僅かに高い程度の
ものが好適である。
【0025】次に、網状シート9は、前記屋根板材Aの
主板1上に載置された育成用マット8を被覆し、育成用
マット8を主板1上に固定する役目をなす。育成用マッ
ト8は、その略全面が網部9aであり、前記フック7が
引っ掛けやすいようになっている。該フック7は、網部
9aに引っ掛けてもよいが、網状シート9の端部に帯状
補強部9bを形成し、該帯状補強部9bに形成された貫
通孔部9b1 ,9b1,…を利用して、前記フック7の
鉤部7bを係止したり、或いは輪部7aをその貫通孔部
9b1 ,9b1 ,…に組み合わせてもよい。
【0026】本発明の緑化屋根は、まず下地部上に複数
の屋根板材A,A,…が並設され、吊子を使用して屋根
板材Aの立上り側部2箇所が下地部に固着される。そし
て、屋根板材Aの連結用屈曲部3が形成されていない側
の立上り側部2に、これと隣接する屋根板材Aの立上り
側部2と垂下状部3aによる部位が被せられる〔図6
(B)参照〕。そして、主板1上に隣接する屋根板材A
の連結片3bの傾斜端面3b2 が当接されて、主板1と
連結片3bとが水密的に連結されるものである。
【0027】隣接する屋根板材A,A同士の連結は、被
覆シート部A2 に接合材10が使用される。接合材10
は、被覆シート部A2 と同等の材質から形成され、エチ
レン・プロピレンを主成分としたものである。そして、
隣接する屋根板材A,A同士の被覆シート部A2 ,A2
の部位に配置され、専用の溶接機(樹脂専用)から熱風
を噴出し、被覆シート部A2 ,A2 と接合材10とが融
着されて連結される〔図7(A),図8(A)参照〕。
【0028】具体的には、前記溶接機から500℃前後
の熱風を噴出しながら、3乃至5m/分の速度で移動さ
せ、接合材10及び被覆シート部A2 ,A2 を加熱し、
被覆シート部A2 ,A2 と接合材10とが融着される。
屋根板材A,A同士の連結に使用される接合材10は、
シート状或いは帯形状をなしている。
【0029】次に、隣接する屋根板材A,Aの連結部
位、即ち立上り側部2と垂下状部3aとで形成された部
位をジョイント部材Bの両挟持片5,5で挟持するよう
にして、ジョイント部材Bが被せられる。次いで、両挟
持片5,5が前記立上り側部2と垂下状部3aとに連結
される。ジョイント部材Bと屋根板材Aとの接合は、前
記接合材10を介して接合する。そのジョイント部材B
と屋根板材Aとの接合に使用される接合材10として
は、棒状に形成されたものが好適である〔図7(B),
図8(B)参照〕。
【0030】屋根板材Aの主板1には、複数の育成用マ
ット8,8,…が敷設される。前記主板1には、幅方向
両側に立上り側部2,2が形成され、その主板1の幅方
向中央に仕切り用立上り部1aが形成されている。育成
用マット8は、仕切り用立上り部1aの両側と立上り側
部2,2との間に収容される。そして、その育成用マッ
ト8,8,…上に網状シート9が敷設され、前記ジョイ
ント部材Bと網状シート9とがフック7により連結され
る(図9参照)。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明は、防水性及び熱融着性
を有する被覆シート部A2 が金属板部A1 に貼着された
屋根板材Aが複数配置され屋根が施工され、該屋根表面
上に栽培層Cが配置されてなる緑化屋根としたことによ
り、防水性及び栽培に対して耐根性(耐久性)のある緑
化屋根にすることができる。
【0032】その屋根板材Aは、金属板部A1 に被覆シ
ート部A2 を貼着したもので、該被覆シート部A2 は、
防水性及び熱融着性を有しているので、屋根板材A,A
同士の連結には被覆シート部A2 ,A2 に同種の材質か
らなる接合材を熱融着等の接合手段により防水性のある
屋根とすることができる。
【0033】また、本発明は、耐根性(耐久性)を備え
ており、たとえば、植物,野菜等の栽培で、その根が栽
培層Cの底から突出して、被覆シート部A2 を突き破っ
たとしても、その下地が金属板部A1 であるために、根
が金属板部A1 により押さえることができるという植
物,野菜等の根に対する耐久性,即ち耐根性を有するも
のである。
【0034】請求項2の発明は、防水性及び熱融着性を
有する被覆シート部A2 が金属板部A1 に貼着された屋
根板材Aと、挟持片5,5を有する鞍形状のジョイント
部材Bと、栽培層Cと、網状覆い材9とからなり、前記
屋根板材A,A,…が並列され、隣接する屋根板材A,
Aの立上り側部2,2が水密状に接合され、前記主板1
上に栽培層Cが配置され、前記網状覆い材9が前記ジョ
イント部材Bを介して前記栽培層C上を被覆されてなる
緑化屋根としたことにより、防水性且つ耐根性(耐久
性)のに優れた緑化屋根とすることができ、維持,管理
も簡単にすることができる。
【0035】上記効果を詳述すると、屋根板材Aは、主
板1の幅方向両側に立上り側部2,2が形成され、該立
上り側部2,2により囲まれた主板1上に栽培層Cが配
置され、該栽培層C上を網状覆い材9にて被覆される構
造としているので風雨にさらされても屋根板材Aから吹
き飛ばされることがなく、十分に耐え得ることができる
優れた耐久性そ有することができる。
【0036】また、網状覆い材9は、ジョイント部材B
を介して屋根板材Aに装着されるものであり、屋根板材
Aには簡単な加工により、簡単に施工することができ
る。さらに、屋根板材Aから網状覆い材9を取り外すこ
とにより、栽培層Cの交換又は種子の植付作業等を簡単
に行うことができ、維持,管理が効率的に行えるもので
ある。
【0037】その屋根表面に敷設された栽培層Cは、網
状シート9によりしっかりと屋根板材A表面に固定さ
れ、風雨に対して飛ばされたり、或いはずれ落ちたりす
ることを防止して耐久性のあるものとすることができ
る。また、屋根板材Aの表面には、栽培層Cを敷設する
際に、何ら加工する必要がなく、施工を極めて簡単にす
ることができる。
【0038】次に、請求項3の発明は、請求項1又は2
において、前記栽培層Cは複数の育成用マット8,8,
…からなる緑化屋根としたことにより、栽培層Cの維
持,管理等がさらに効率的に行うことができる。即ち、
栽培層Cは、複数の育成用マット8,8,…を敷設する
ことにより構成したもので、部分的に新しいものと交換
すること等が可能であり、維持,管理が行い易くなるも
のである。
【0039】次に、請求項4の発明は、請求項1,2又
は3において、前記屋根板材Aの被覆シート部A2 は、
ハロゲン元素を含まないオレフィン系合成樹脂からなる
緑化屋根としたことにより、第1に屋根板材Aによる屋
根の水密性及び防水性が十分に確保されるし、第2に将
来、その建築物が老朽化した場合の屋根板材Aを廃棄処
分においては環境保全に寄与することができる。
【0040】上記効果は、屋根板材Aに被覆シート部A
2 を貼着し、隣接する屋根板材A,A同士は被覆シート
部A2 同士を溶融して融着するものであるから、屋根の
水密性を良好にすることができる。次に、その屋根板材
Aを産業廃棄物としてに焼却処分する際に、被覆シート
部A2 及び被覆シート部B2 は、オレフィン系合成樹脂
から構成されたものであるがゆえに、燃焼カロリーが低
いので焼却炉等の装置を損傷することがないし、燃焼時
に有害物質を排出することがない。
【0041】さらに、火災時には、前述したように有害
なガスを生じることなく且つ煙の発生も少なくでき、人
体に及ぼす影響を極めて少なくすることができ、このよ
うなことから廃棄処分の際に環境破壊等の害悪を起こす
ようなことを防止することができる。
【0042】次に、請求項5の発明は、請求項2,3又
は4において、前記ジョイント部材Bには金属板部B1
に被覆シート部B2 が貼着されてなる緑化屋根としたこ
とにより、ジョイント部材Bと屋根板材Aとの連結も熱
融着手段により行うことができるものであり、その施工
をより一層簡単なものとし、また、ジョイント部材Bと
屋根板材Aとの連結箇所における防水性も良好にするこ
とができる。
【0043】次に、請求項6の発明は、請求項1,2,
3,4又は5において、前記被覆シート部A2 ,B
2 は、エチレン・プロピレンを主成分とする合成高分子
ゴムからなる緑化屋根としたことにより、前記被覆シー
ト部A2 ,B2 は、耐熱性,融着性に優れた材質にする
ことができるので、融着による連結部分を簡易且つ迅速
にすることができ、施工性に優れた建築用板Aとするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図
【図2】本発明の一部切除した要部斜視図
【図3】本発明の要部拡大斜視図
【図4】(A)は本発明の縦断正面図 (B)は本発明の拡大縦断正面図
【図5】(A)は屋根板材の斜視図 (B)はジョイント部材の斜視図 (C)は育成用マットの斜視図 (D)は網状シートの斜視図
【図6】(A)は屋根板材の縦断正面図及びイ部拡大断
面図 (B)は屋根板材の立上り側部及び連結用屈曲部の連結
構造断面図 (C)はジョイント部材の斜視図
【図7】(A)は隣接する屋根板材の接合箇所とジョイ
ント部材とが分離した状態の縦断正面図 (B)は(A)のイ部拡大図 (C)は隣接する屋根板材の接合箇所にジョイント部材
を連結した状態の縦断正面図 (D)は(C)のロ部拡大図
【図8】(A)は屋根板材の要部及び別の実施例のジョ
イント部材の縦断正面図 (B)は屋根板材に別の実施例のジョイント部材を連結
した縦断正面図
【図9】本発明の施工状態を示す縦断正面図
【図10】(A)はフックを一体的に形成したジョイン
ト部材を装着した緑化屋根の縦断正面図 (B)はフックを一体的に形成したジョイント部材の斜
視図
【符号の説明】
1…主板 2…立上り側部 A…屋根板材 A1 …金属板部 A2 …被覆シート部 5…挟持片 B…ジョイント部材 B1 …金属板部 B2 …被覆シート部 8…育成用マット 9…網状シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 康博 東京都港区芝浦4丁目13番23号 三晃金属 工業株式会社内 (72)発明者 森下 広明 東京都港区芝浦4丁目13番23号 三晃金属 工業株式会社内 Fターム(参考) 2B022 AB04 BA01 BA21 BB02 CA04 DA19 2E108 AZ01 BB04 BN03 CV00 DD05 GG04 GG19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水性及び熱融着性を有する被覆シート
    部が金属板部に貼着された屋根板材が複数配置され屋根
    が施工され、該屋根表面上に栽培層が配置されてなるこ
    とを特徴とする緑化屋根。
  2. 【請求項2】 防水性及び熱融着性を有する被覆シート
    部が金属板部に貼着された屋根板材と、挟持片を有する
    鞍形状のジョイント部材と、栽培層と、網状覆い材とか
    らなり、前記屋根板材が並列され、隣接する屋根板材の
    立上り側部が水密状に接合され、前記主板上に栽培層が
    配置され、前記網状覆い材が前記ジョイント部材を介し
    て前記栽培層上を被覆されてなることを特徴とする緑化
    屋根。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記栽培層は
    複数の育成用マットからなることを特徴とする緑化屋
    根。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3において、前記屋根
    板材の被覆シート部は、ハロゲン元素を含まないオレフ
    ィン系合成樹脂からなることを特徴とする緑化屋根。
  5. 【請求項5】 請求項2,3又は4において、前記ジョ
    イント部材には金属板部に被覆シート部が貼着されてな
    ることを特徴とする緑化屋根。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4又は5において、
    前記被覆シート部は、エチレン・プロピレンを主成分と
    する合成高分子ゴムからなることを特徴とする緑化屋
    根。
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