JP2001128431A - ブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ

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JP2001128431A
JP2001128431A JP2000238845A JP2000238845A JP2001128431A JP 2001128431 A JP2001128431 A JP 2001128431A JP 2000238845 A JP2000238845 A JP 2000238845A JP 2000238845 A JP2000238845 A JP 2000238845A JP 2001128431 A JP2001128431 A JP 2001128431A
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敏 谷邑
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイレクトPWM方式を採用したブラシレス
モータにおいて、電磁ノイズの発生を抑えることのでき
る構成を提供すること。 【解決手段】 ダイレクトPWM方式を採用したブラシ
レスモータにおいて、タップねじ35によって、軸受ホ
ルダ25のフランジ部251、ステータコア32、コア
ホルダ33、鉄基板40とを一括して固定することによ
って、鉄基板40の鉄板部分41およびステータコア3
2をグランド電位MーGNDに固定する。このため、鉄
基板40上の配線および駆動コイル31にかかる電圧が
急激な変動を連続的に繰り返しても、鉄板部分41やス
テータコア32は電磁ノイズを拡散させない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオ用キャプス
タンモータなどとして用いられるブラシレスモータに関
するものである。さらに詳しくは、本発明は、PWM
(Pulse Width Modulation)方
式のブラシレスモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオ用キャプスタンモータなどには、
図1に示すように、軸受20に回転可能に支持された回
転軸10と一体に回転するロータ5と、駆動コイル31
が巻回されたステータコア32を備えるステータ30
と、金属基板としての鉄基板40と、この鉄基板40上
に構成された駆動用ICを備えるモータ駆動回路60と
を有するブラシレスモータ1が用いられている。このブ
ラシレスモータ1では、モータ駆動回路60のパワート
ランジスタ(スイッチング素子)をオン・オフするとと
もに、このスイッチング素子に対するスイッチングパル
ス幅を変調することにより駆動コイル31に対する通電
を制御するダイレクトPWM方式が採用されている。
【0003】このPWM方式では、従来のモータ駆動回
路が発熱することによって消費していた無駄な電力を大
幅に低減することができ、モータ駆動時の省エネルギー
化に大きな効果がある。しかも、この方式を採用するに
あたっては、新たな部品の追加がほとんどないため、コ
スト面でも優れている。
【0004】このPWM方式を、図2(A)、(B)、
図3、および図4を参照して説明する。図2(A)は、
ダイレクトPWM方式を採用したブラシレスモータのモ
ータ駆動回路において、モータ電源から駆動コイルに電
力供給が行われている様子を示す説明図、および図2
(B)はモータ電源から駆動コイルに電力供給を停止し
たときに駆動コイルに発生した逆起電力によって回生電
流が流れる様子を示す説明図である。図3は、図2
(A)、(B)に示すような制御が行われたときに1相
分の駆動コイルに印加される電圧波形および電流波形を
示す波形図である。図4は、図3に示す期間aのうち、
駆動コイルに電圧が印加されている期間b、および駆動
コイルへの電圧印加が休止している期間cにおける電圧
波形および電流波形を示す波形図である。
【0005】これらの図のうち、図2(A)および図3
に示すように、パワートランジスタQ4がオンの状態
で、パワートランジスタQ1がオンのときには、モータ
電源66から駆動コイル31に対して電源VMが印加さ
れるので、駆動コイル31に電流が流れ、この電流は、
パワートランジスタQ4を通ってモータ電源66のグラ
ンドM−GNDに流れて行く(図4の期間b)。このモ
ータ電流は、図4に示すように、駆動コイル31の時定
数に対応して徐々に増加していく。
【0006】これに対して、図2(B)および図3に示
すように、パワートランジスタQ4がオンの状態で、パ
ワートランジスタQ1がオフすると、モータ電源66か
ら駆動コイル31に対する電源VMの印加が中断され
る。但し、このとき各駆動コイル31には逆起電力E
1、E2が発生するので、この逆起電力E1、E2によ
って、駆動コイル31にはダイオード61を介して回生
電流がモータ電流として流れる。この回生電流は、図4
に示すように、駆動コイル31の時定数に対応して徐々
に減少していくが、減少しきる前に、パワートランジス
タQ1がオンとなって、モータ電源66から電流供給さ
れることになる。
【0007】このように、ブラシレスモータ1では、モ
ータ電流の一部が回生電流で賄われるため、外部から供
給する電流(電力)を節約することができる。また、モ
ータ電流が流れるパワートランジスタは常に飽和状態に
あるので、モータ駆動回路60で消費される電力を必要
最小限に止めることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ダイレ
クトPWM方式を採用したブラシレスモータ1では、駆
動コイル31に印加される電圧が駆動電源VMとグラン
ド電位M−GNDとの間で短期間のうちに変動するた
め、モータ駆動回路60から駆動コイル31までに至る
配線にかかる電圧、および駆動コイル31自身にかかる
電圧のいずれもが急激な変動を連続的に繰り返すことに
なるので、電磁ノイズを発生させ、このモータを搭載し
た機器の動作に様々な悪影響を及ぼす。また、駆動コイ
ル31や配線に対して容量性結合をしているモータ部
品、たとえば、駆動コイル31を巻回したステータコア
32、あるいはモータの回路基板となる鉄基板40(金
属基板)において、鉄基板40上に設けられた配線との
間に絶縁層を挟む鉄板部分は、電磁ノイズを拡散させる
原因となる。
【0009】さらに、モータ電源66からの電流供給
は、図4に示す期間bだけ行われ、この期間bに続く期
間cでは中断される。このため、鉄基板40上に設けら
れたモータ電源66の配線には、PWMキャリア周波数
でオン・オフされるパルス電流が流れ、このパルス電流
も電磁ノイズを拡散させる。しかも、前記パルス電流
は、モータ電源66にリップルを発生させることによ
り、機器の動作に不具合を生じさせる原因ともなる。
【0010】以上の問題に鑑みて、本発明の課題は、P
WM方式を採用したブラシレスモータにおいて、電磁ノ
イズの発生を抑えることのできる構成を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本願の第1の発明では、モータ駆動回路のスイッ
チング素子を直接、オン・オフするとともに、該スイッ
チング素子に対するスイッチングパルス幅を変調するこ
とによりモータの駆動コイルに対する通電を制御するダ
イレクトPWM方式のブラシレスモータにおいて、軸受
に回転可能に支持された回転軸と一体に回転するロータ
と、駆動コイルが巻回されたステータコアを備えるステ
ータと、金属基板と、該金属基板上に構成された前記モ
ータ駆動回路とを有し、前記金属基板を構成する金属板
および前記ステータコアのうちの少なくとも一方を導電
性の連結部材によって固定電位に短絡させるとともに、
モータが取り付けられる本体側シャーシへの取付部と前
記金属板との絶縁抵抗、および前記取付部と前記ステー
タコアとの絶縁抵抗のうちの少なくとも一方を1kΩ以
上としたことを特徴とする。
【0012】本発明において、ブラシレスモータをダイ
レクトPWM方式で駆動したとき、モータ駆動回路から
駆動コイルまでに至る配線にかかる電圧、および駆動コ
イル自身にかかる電圧が急激な変動を連続的に繰り返し
ても、これらとそれぞれ容量性結合をしている金属基板
の基体たる金属板、あるいはステータコアの電位が固定
されているので、これらのモータ部品は電磁ノイズを拡
散させないようにすることができる。
【0013】本発明において、前記金属板と前記ステー
タコアとは、前記連結部材によって互いに接続されてい
るとともに、前記固定電位に接続された配線パターンに
接続されていることにより、前記金属板および前記ステ
ータコアの両方が前記固定電位に接続されていることが
好ましい。
【0014】本発明において、前記固定電位は、前記モ
ータ駆動回路のグランド電位あるいは電源電位のいずれ
かである。
【0015】本発明において、前記モータ駆動回路と前
記モータ電源との間に、前記モータ電源に対して並列に
容量が0.1μF以上のキャパシタが電気的に接続され
ていることが好ましい。すなわち、本発明において、前
記モータ駆動回路に近い位置でモータ電源に並列に容量
が0.1μF以上のキャパシタが電気的に接続している
ことが好ましい。このように構成すると、モータ電源の
配線にパルス電流が流れたとしても、モータ電源から前
記キャパシタがリップルを吸収してくれるので、このモ
ータを搭載した機器は、正常に動作することができる。
【0016】本発明において、前記モータにおける前記
本体側シャーシとの前記取付部と前記金属板との絶縁抵
抗、および当該取付部と前記ステータコアとの絶縁抵抗
を、1kΩ以上、かつ、100kΩ以下とすることが好
ましい。
【0017】本発明において、前記モータにおける前記
本体側シャーシへの前記取付部が、前記軸受を保持する
導電性樹脂製の軸受ホルダにより形成されている場合に
は、前記軸受ホルダの絶縁抵抗を1kΩ以上、かつ、1
00kΩ以下とすることが好ましい。このように構成す
ると、ロータにプーリが構成されている場合に、プーリ
と連結ベルトとの摺動によって静電気が発生する場合が
考えられるが、軸受ホルダの絶縁抵抗が前記範囲内にあ
れば、ロータに溜まった静電気を軸受ホルダから逃がす
ことができる。また、ステータコアなどがグランド電位
に保持されていても、軸受ホルダが導電性樹脂であれ
ば、軸受ホルダを本体側シャーシと固定しても、本体側
シャーシがモータのグランド電位M−GNDと短絡する
ことがないので、機器の動作に支障がおよぶことがな
い。
【0018】本発明において、前記モータにおける前記
本体側シャーシへの前記取付部が、前記軸受を保持して
いる金属製の軸受ホルダにより形成されている場合に
は、前記軸受ホルダと前記金属板との間、および前記軸
受ホルダと前記ステータコアとの間のいずれもが、1k
Ω以上、かつ、100kΩ以下の絶縁抵抗を有するよう
に構成されていることが好ましい。
【0019】このように構成した場合に、前記軸受ホル
ダには、導電性樹脂製のビス受けが埋め込まれた孔が形
成され、当該ビス受けには、前記軸受ホルダと前記本体
側シャーシとを固定するビスが止められている構成を採
用することができる。このように構成すると、ロータに
プーリが構成されている場合であっても、軸受ホルダが
金属製で、かつ、導電性樹脂からなるビス受けで本体側
シャーシと接しているので、ロータに溜まった静電気を
逃がすことができる。
【0020】本願の第2の発明では、モータ駆動回路の
スイッチング素子を直接、オン・オフするとともに、該
スイッチング素子に対するスイッチングパルス幅を変調
することによりモータの駆動コイルに対する通電を制御
するダイレクトPWM方式のブラシレスモータにおい
て、軸受に回転可能に支持された回転軸と一体に回転す
るロータと、前記駆動コイルが巻回されたステータコア
を備えるステータと、前記駆動コイルへの通電を行なう
ための回路パターンを備えた回路基板を構成する金属基
板と、該金属基板上に構成された前記モータ駆動回路と
を有し、前記金属基板を構成する金属板および前記ステ
ータコアのうちの少なくとも一方を導電性金属材によっ
て固定電位に短絡させたことを特徴とする。
【0021】本発明において、前記金属板と前記ステー
タコアとは、前記導電性金属材によって互いに電気的に
接続され、前記回路基板には、前記固定電位に接続され
た配線パターンが形成され、前記金属板と前記配線パタ
ーンとが電気的に接続されていることにより、前記金属
板および前記ステータコアの両方が前記固定電位に接続
されていることが好ましい。
【0022】本発明においても、第1の発明と同様、前
記固定電位は、前記モータ駆動回路のグランド電位ある
いは電源電位のいずれかである。
【0023】本発明において、前記導電性金属材は、前
記金属板と前記ステータコアとを電気的に接続する第1
の導電性金属材と、前記金属板の所定位置で前記配線パ
ターンに接続されたランド部と前記金属板とを電気的に
接続する第2の導電性金属材とを有している構成を採用
してもよい。
【0024】本発明においても、第1の発明と同様、前
記モータにおける前記本体側シャーシとの前記取付部と
前記金属板との絶縁抵抗、および当該取付部と前記ステ
ータコアとの絶縁抵抗を、1kΩ以上、かつ、100k
Ω以下とすることが好ましい。
【0025】本発明においても、第1の発明と同様、前
記モータ駆動回路と前記モータ電源との間に、前記モー
タ電源に対して並列に容量が0.1μF以上のキャパシ
タが電気的に接続されていることが好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施の形態を説明する。なお、以下に説明する各形態で
は、基本的な構成が従来の形態と共通するので、これら
共通する部分には同じ符号を付してある。
【0027】[実施の形態1]図1は、本発明が適用さ
れるブラシレスモータの一部を切り欠いて示す側面図で
ある。
【0028】図1からわかるように、ブラシレスモータ
1は、回転軸10と一体に回転するプーリ55付きのロ
ータ5と、駆動コイル31が巻回されたステータコア3
2を備えるステータ30と、回路基板を兼用する金属基
板である鉄基板40と、この鉄基板40の下面側に実装
された回路パターンや駆動IC等を備えたモータ駆動回
路60とを有している。鉄基板40には、モータ駆動回
路60とステータコア32に巻回された駆動コイル31
とを接続するための回路パターンが形成されている。
【0029】また、鉄基板40に取り付けられた円筒状
の軸受ホルダ25には、本モータが取り付けられる本体
機器のシャーシへのネジ止め用の取付部が形成されてお
り、このブラシレスモータ1は、軸受ホルダ25の前記
取付部を本体機器のシャーシへネジ止め固定することに
より、本体機器のシャーシに取り付けられるようになっ
ている。
【0030】この軸受ホルダ25は、導電性樹脂で形成
される場合がある他、後述する実施の形態4のように金
属製の軸受ホルダ25が用いられる場合もある。導電性
樹脂で軸受ホルダ25が形成される場合は、例えばエン
ジニアプラスチックに導電性カーボンを混合させて所定
の導電性を持たせることができる。
【0031】なお、鉄基板40にはセンサホルダ70を
介して磁気センサ7が実装されており、ロータ5の外周
部51に設けた磁気パターンによりFG出力を得ること
ができるようになっている。
【0032】また、軸受ホルダ25の内側には燒結軸受
などの軸受20が上下一対、保持され、この軸受20内
に回転軸10が通されている。また、軸受ホルダ25の
外周面に形成されている段差を利用して、軸受ホルダ2
5の外周面にはステータコア32が保持され、このステ
ータコア32の上には樹脂製のコアホルダ33が被さ
り、さらにコアホルダ33の上に鉄基板40が被さった
状態で、この鉄基板40、コアホルダ33、ステータコ
ア32がねじ35によって固定されている。なお、ステ
ータコア32には、通常のように、駆動コイル31が巻
回され、かつ、ロータ5の内周面にはステータコア32
の外周面に対向するように駆動マグネット(図示せ
ず。)が取り付けられ、モータを構成している。
【0033】このように構成したブラシレスモータ1
は、従来技術の欄において図2、図3および図4を参照
して説明したように、モータ駆動回路60において、パ
ワートランジスタQ4がオン、パワートランジスタQ1
がオンの状態と、パワートランジスタQ4がオン、パワ
ートランジスタQ1がオフの状態とに交互に切り換えら
れることによって、モータ電流の一部が回生電流によっ
て賄われる。
【0034】但し、このようなダイレクトPWM方式を
採用したブラシレスモータ1では、既に説明したよう
に、駆動コイル31に印加される電圧が駆動電源VMと
グランド電位M−GNDとの間で短期間のうちに変動す
るため、モータ駆動回路60から駆動コイル31までに
至る鉄基板40に形成した配線にかかる電圧、および駆
動コイル31自身にかかる電圧が急激な変動を連続的に
繰り返すことになり、電磁ノイズを発生させやすい。し
かしながら、本形態では、以下に示すように構成するこ
とによって前記電磁ノイズの拡散を防止するものであ
る。
【0035】図5は、本形態のダイレクトPWM方式の
ブラシレスモータにおいて、鉄基板およびステータコア
に対して短絡構造を施した断面図である。
【0036】図5において、導電性樹脂で構成された軸
受ホルダ25のフランジ部251から鉄基板40に向け
て、導電性金属材の連結部材である金属製のタップねじ
35を止めてある。タップねじ35は、軸受ホルダ25
のフランジ部251、ステータコア32、コアホルダ3
3、鉄基板40とを一括して固定している。
【0037】ここで、金属製のタップねじ35が固定さ
れる鉄基板40は、金属基板の金属板を構成する鉄板部
分41の上面側が露出しており、かつ、鉄基板40の下
側表面には絶縁層42が形成されている。この絶縁層4
2の下側表面であってタップねじ35がねじ込まれる位
置には、グランド電位M−GNDが印加された配線パタ
ーン43が引き回し形成され、かつ、タップねじ35の
ねじ山が最適な寸法に設定されているため、鉄基板40
の鉄板部分41は、タップねじ35を介して配線パター
ン43に接続され、グランド電位M−GNDに短絡する
ようになっている。また、ステータコア32もタップね
じ35を介して配線パターン43に接続され、グランド
電位M−GNDに短絡している。
【0038】従って、本形態では、ブラシレスモータ1
をダイレクトPWM方式で駆動したとき、モータ駆動回
路60から、ステータコア32に巻回した駆動コイル3
1までに至る配線、回路パターンにかかる電圧、および
駆動コイル31自身にかかる電圧が急激な変動を連続的
に繰り返しても、これらとそれぞれ容量性結合をしてい
る鉄基板40の基体たる鉄板部分41、あるいはステー
タコア32の電位がタップねじ35を介してグランド電
位M−GNDに短絡、すなわち固定されているので、こ
れらのモータ部品は電磁ノイズを拡散させないようにな
る。なお、上記実施例では、鉄板部分41あるいはステ
ータコア32をグランド電位M−GNDに短絡するため
の導電性の連結部材としてタップねじ35を用いている
が、連結する部材はねじでなくても、電気的な接続が達
成できるものであればよい。
【0039】また、上記実施形態では、ステータコア3
2や鉄板部分41のねじ止めする部分に鉄基板40のグ
ランド用配線パターンを配置し、このグランド用配線パ
ターンに電気的に接続した構成になっている。本実施形
態では、軸受ホルダ25は、導電性樹脂から構成してお
り、この軸受ホルダ25を、軸受ホルダ25に設けた取
付部を介して本体機器側のシャーシ(図示せず)と固定
した場合、ステータコア32や鉄板部分41、すなわ
ち、グランド用配線は、上記本体側シャーシに対して1
kΩ以上であって100kΩ以下の絶縁抵抗をもって電
気的に絶縁された状態としてある。従って、上記シャー
シが本体機器全体のグランドになっている場合でも、上
記シャーシがモータのグランド電位M−GNDと短絡す
ることがないので、機器の動作に支障がおよぶことがな
い。
【0040】導電性樹脂から形成した軸受ホルダ25
は、本体側シャーシに対して100kΩ以下の絶縁抵抗
であることが好ましいが、1MΩ以下の絶縁抵抗であっ
ても動作に支障のない場合もあるので、どの程度の絶縁
抵抗とするかは適宜、設定すればよい。たとえばプーリ
55にベルトをかけてプーリ55を回転させたときに溜
まった静電気を、軸受ホルダ25を介して本体側のシャ
ーシに逃がすことができるか、また、モータに生ずる静
電気がモータの搭載電子部品に悪影響を及ぼさないか等
を考慮して定めるのがよい。この観点から、軸受ホルダ
25は、シャーシに対して100kΩ以下の絶縁抵抗と
しておくことが好ましい。
【0041】[実施の形態2]金属基板である鉄基板4
0において、前記金属基板の金属板となる鉄板部分41
をグランド電位M−GNDに短絡させる構造、即ち、連
結部材としては、図6に示すように、磁気センサ7を鉄
基板40に固定するセンサホルダ70を用いて鉄板部分
41をグランド電位M−GNDに短絡させるようにして
もよい。
【0042】図6は、本形態のブラシレスモータ1にお
いてセンサホルダ70を用いて鉄基板40の鉄板部分4
1をグランド電位M−GNDに短絡させた構造を示す断
面図である。
【0043】図6に示すように、センサホルダ70は導
電性のある金属板を加工したもので、磁気センサ7を抱
えるセンサ保持部71と、鉄基板40に開けられた貫通
穴44に差し込まれた固定用爪部72とが形成されてい
る。ここで、固定用爪部72は、鉄基板40の貫通穴4
4を通って基板の反対側において、鉄板部分41に対し
て折り曲げられ鉄板部分41の露出面に当接されている
ことにより、鉄基板40を挟むようにして、センサホル
ダ70を鉄基板40に固定している。従って、この状態
では、金属製のセンサホルダ70は、はんだ付けされた
半田77を介して鉄基板40の配線パターン43に接触
するとともに、鉄板部分41にも接する状態にある。
【0044】それ故、ブラシレスモータ1をダイレクト
PWM方式で駆動したときでも、鉄基板40の鉄板部分
41は常に配線パターン43を介してグランド電位M−
GNDに保持されているので、鉄板部分41が電磁ノイ
ズを拡散することはない。
【0045】なお、図6に示すように、配線パターン4
3とセンサホルダ70との間を半田77により接続する
だけでなく、この時のはんだ付けにより鉄基板40の貫
通穴44においても半田77を介在させ、半田77を鉄
板部分41に接触させれば、鉄板部分41をより確実に
グランド電位M−GNDに固定することができる。
【0046】[実施の形態3]鉄基板40において鉄板
部分41をグランド電位M−GNDに短絡させ、かつ、
ステータコア32もグランド電位M−GNDに短絡させ
る他の構造として、図7(A)に示すように、導電性金
属材(第1の導電製金属材)の連結部材の一種であるタ
ップねじ35によって、ステータコア32、コアホルダ
33および鉄基板40を一括して固定するようにし、さ
らに図7(B)に示すように、鉄基板40の適当な位置
であって回路パターンの端部にグランド電位M−GND
のランド部47を形成しておき、このランド部47の中
央に開けられた穴に、導電性金属材の他の連結部材(第
2の導電性金属材)である金属製のビス48をねじ込む
ことにより、鉄板部分41をグランド電位M−GNDに
短絡するようにしてもよい。
【0047】このように構成した場合には、鉄基板40
の鉄板部分41は、タップねじ35を介してグランド電
位M−GNDに短絡させることができる。また、ステー
タコア32もタップねじ35を介してグランド電位Mー
GNDに短絡させることができる。本実施形態では、さ
らに、鉄基板40の鉄板部分41は、ねじ48を介して
ランド部47に接触させて、グランド電位M−GNDに
短絡させているから、より確実に短絡させることができ
る。それ故、鉄基板40の鉄板部分41はグランド電位
M−GNDに確実に短絡するとともに、併せて、ステー
タコア32もグランド電位MーGNDに確実に短絡する
ことになる。
【0048】なお、上記実施形態でも、短絡させるため
の連結部材としてねじを用いているが、固定・接続が可
能であれば、連結部材としてピンを用いてもよい。
【0049】[実施の形態4]上記形態では、軸受ホル
ダ25として導電性樹脂製のものを用いた例であった
が、ここでは、金属製の軸受ホルダ25を用いた例につ
いて、図8を参照して説明する。
【0050】図8は、本形態のブラシレスモータ1にお
いて、ステータコアおよび鉄基板の鉄板部分をグランド
電位に短絡させた構造、および軸受ホルダとシャーシと
を所定の絶縁抵抗範囲をもって固定した構造を示す断面
図である。
【0051】図8において、コアホルダ33として、鉄
基板40と軸受ホルダ25の外周面との間の絶縁を確保
する第1の筒部331と、ステータコア32の内周面と
軸受ホルダ25の外周面との間の絶縁を確保する第2の
筒部332とを有するものが用いられ、鉄基板40と軸
受ホルダ25との間の絶縁、ステータコア32と軸受ホ
ルダ25との間の絶縁が確保されるようになっている。
【0052】また、鉄基板40の鉄板部分41をグラン
ド電位M−GNDに短絡させ、かつ、ステータコア32
もグランド電位M−GNDに短絡させる構造として、金
属製のタップねじ35によって、ステータコア32、コ
アホルダ33および鉄基板40が一括して固定されてい
るが、タップねじ35と軸受ホルダ25との間には樹脂
製の第1の絶縁スペーサ255が配置され、軸受ホルダ
25とステータコア32との間にも樹脂製の第2の絶縁
スペーサ256が配置されている。このようにすること
により、軸受ホルダ25の周りにおいて、鉄基板40の
鉄板部分41およびステータコア32をグランド電位M
−GNDに短絡させた場合でも、軸受ホルダ25と鉄基
板40の鉄板部分41の間、および軸受ホルダ25とス
テータコア32との間については、1kΩ以上の絶縁抵
抗を確保することができる。従って、金属製の軸受ホル
ダ25を本体機器側のシャーシ90にそのまま固定した
としても、シャーシ90と鉄基板40の鉄板部分41の
間、およびシャーシ90とステータコア32との間につ
いては、1kΩ以上の絶縁抵抗を確保できる。
【0053】また、本実施形態では、軸受ホルダ25と
シャーシ90とが所定レベルの絶縁抵抗をもって固定で
きるように、導電性のある樹脂製のキャップ状のビス受
け91が用いられている。すなわち、軸受ホルダ25に
は、導電性樹脂製のビス受け91が埋め込まれた孔25
9が形成され、この孔259に装着されたビス受け91
に対して、シャーシ90を貫通する固定ねじ95が止め
られている。
【0054】従って、本形態では、軸受ホルダ25はシ
ャーシ90に対して1kΩ以上の絶縁抵抗をもっている
ため、シャーシ90が本体機器全体のグランドになって
いる場合でも、シャーシ90がモータのグランド電位M
−GNDと短絡することがないので、機器の動作に支障
がおよぶことがない。
【0055】なお、この実施形態においても、軸受ホル
ダ25は、シャーシ90に対して100kΩ以下の絶縁
抵抗をもっていることが、モータに生じる静電気がモー
タの搭載電子部品に悪影響を及ぼさない等を考慮すると
好ましい。このようにすれば、たとえばプーリ55にベ
ルトをかけてプーリ55を回転させたときに溜まった静
電気も、軸受ホルダ25を介してシャーシ90に逃がす
ことができる。
【0056】[実施の形態5]図9(A)、(B)はそ
れぞれ、上記の実施の形態1ないし4に係るブラシレス
モータ1のモータ駆動回路60において、ダイレクトP
WM方式で駆動したときに発生するリップルに起因する
不具合を防止するための構成を示す回路図、およびその
変形例を示す回路図である。
【0057】図9(A)に示すように、本形態のブラシ
レスモータ1のモータ駆動回路60では、モータ電源6
6に対して並列に容量が0.1μF以上のキャパシタ6
8が電気的に接続されている。このため、モータ電源6
6から駆動コイル31に至る配線上にリップルがかかっ
ても、このリップルはキャパシタ68を介してグランド
電位M−GND用の配線に逃がされる。従って、リップ
ルがモータ電源66にかかることがないので、ビデオな
どの機器の動作に不具合が生じることがない。また、ダ
イレクトPWM方式では、すべてのパワートランジスタ
が全て同時にオフになる瞬間があり、このような場合に
回生電流がモータ電源66に戻ろうとするが、このよう
なパルスもキャパシタ68により吸収することができ
る。それ故、モータ電源66を保護できるとともに、モ
ータ駆動回路60にはその耐圧以上の電圧がかからな
い。
【0058】図9(B)に示すように、ブラシレスモー
タ1のモータ駆動回路60では、モータ電源66から駆
動コイル31に至る配線途中にモータ電流検出用の抵抗
RSが挿入される場合がある。このような場合に、図9
(A)を参照して説明したリップル除去用のキャパシタ
68については、モータ電流検出用の抵抗RSよりもモ
ータ駆動回路60に近い側において、モータ電源66に
対して並列に電気的に接続させることにより、モータ駆
動回路60の側で発生したリップルを効果的に除去する
ことが好ましい。
【0059】[その他の実施の形態]なお、上記形態で
は、鉄板部分41およびステータコア32をグランド電
位M−GNDに固定したが、固定電位であればよく、鉄
板部分41およびステータコア32をモータ電源VMに
固定してもよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るダイ
レクトPWM方式のブラシレスモータでは、モータ駆動
回路から駆動コイルまでに至る配線にかかる電圧、およ
び駆動コイル自身にかかる電圧が急激な変動を連続的に
繰り返しても、これらとそれぞれ容量性結合をしている
金属基板を構成している金属板、あるいはステータコア
の電位が固定されているので、これらのモータ部品は電
磁ノイズを拡散させないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるダイレクトPWM方式のブ
ラシレスモータの一部を切り欠いて示す側面図である。
【図2】(A)、(B)はそれぞれ、図1に示すブラシ
レスモータのモータ駆動回路において、モータ電源から
駆動コイルに電力供給が行われている様子を示す説明
図、およびモータ電源から駆動コイルに電力供給を停止
したときに駆動コイルに発生した逆起電力によって回生
電流が流れる様子を示す説明図である。
【図3】図1に示すブラシレスモータにおいて、図2
(A)、(B)に示すような制御が行われたときに1相
分の駆動コイルに印加される電圧波形および電流波形を
示す波形図である。
【図4】図1に示すブラシレスモータにおいて、図3に
示す期間aのうち、駆動コイルに電圧が印加されている
期間b、および駆動コイルへの電圧印加が休止している
期間cにおける電圧波形および電流波形を示す波形図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態1に係るダイレクトPWM
方式のブラシレスモータにおいて、鉄基板およびステー
タコアに対する短絡構造を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係るダイレクトPWM
方式のブラシレスモータにおいて、鉄基板に対する短絡
構造を示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態3に係るダイレクトPWM
方式のブラシレスモータにおいて、鉄基板およびステー
タコアに対する短絡構造を示す断面図である。
【図8】本発明の実施の形態4に係るダイレクトPWM
方式のブラシレスモータにおいて、鉄基板およびステー
タコアに対する短絡構造、および軸受ホルダとシャーシ
との固定構造を示す断面図である。
【図9】(A)、(B)はそれぞれ、本発明の実施の形
態5にに係るブラシレスモータのモータ駆動回路におい
て、ダイレクトPWM方式で駆動したときに発生するリ
ップルに起因する不具合を防止するための構成を示す回
路図、およびその変形例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 ブラシレスモータ 5 ロータ 7 磁気センサ 10 回転軸 20 軸受 25 軸受ホルダ 30 ステータ 31 駆動コイル 32 ステータコア 33 コアホルダ 35 タップねじ(導電性の連結部材/導電性金属材) 40 鉄基板(金属基板) 41 鉄基板の鉄板部分 42 鉄基板の絶縁層 43 鉄基板の配線パターン 47 鉄基板のランド部 48 短絡用の金属製のビス(導電性金属材) 55 プーリ 60 モータ駆動回路に用いた駆動IC 68 リップル吸収用のキャパシタ 70 センサホルダ 71 センサホルダのセンサ保持部 72 センサホルダの固定用爪部 91 導電性樹脂製のビス受け 331、332 コアホルダの絶縁用の筒部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 泉 長野県諏訪郡下諏訪町5329番地 株式会社 三協精機製作所内 Fターム(参考) 5H019 AA00 EE00

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ駆動回路のスイッチング素子を直
    接、オン・オフするとともに、該スイッチング素子に対
    するスイッチングパルス幅を変調することによりモータ
    の駆動コイルに対する通電を制御するダイレクトPWM
    方式のブラシレスモータにおいて、 軸受に回転可能に支持された回転軸と一体に回転するロ
    ータと、駆動コイルが巻回されたステータコアを備える
    ステータと、金属基板と、該金属基板上に構成された前
    記モータ駆動回路とを有し、 前記金属基板を構成する金属板および前記ステータコア
    のうちの少なくとも一方を導電性の連結部材によって固
    定電位に短絡させるとともに、 モータが取り付けられる本体側シャーシへの取付部と前
    記金属板との絶縁抵抗、および前記取付部と前記ステー
    タコアとの絶縁抵抗のうちの少なくとも一方を1kΩ以
    上としたことを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記金属板と前記ス
    テータコアとは、前記連結部材によって互いに接続され
    ているとともに、前記固定電位に接続された配線パター
    ンに接続されていることにより、 前記金属板および前記ステータコアの両方が前記固定電
    位に接続されていることを特徴とするブラシレスモー
    タ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記固定電位は、前
    記モータ駆動回路のグランド電位あるいは電源電位のい
    ずれかであることを特徴とするブラシレスモータ。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記モータ駆動回路
    と前記モータ電源との間に、前記モータ電源に対して並
    列に容量が0.1μF以上のキャパシタが電気的に接続
    されていることを特徴とするブラシレスモータ。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記モータにおける
    前記本体側シャーシとの前記取付部と前記金属板との絶
    縁抵抗、および当該取付部と前記ステータコアとの絶縁
    抵抗を、1kΩ以上、かつ、100kΩ以下としたこと
    を特徴とするブラシレスモータ。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記モータにおける
    前記本体側シャーシへの前記取付部は、前記軸受を保持
    する導電性樹脂製の軸受ホルダにより形成されており、
    前記軸受ホルダは、絶縁抵抗が1kΩ以上、かつ、10
    0kΩ以下であることを特徴とするブラシレスモータ。
  7. 【請求項7】 請求項5において、前記モータにおける
    前記本体側シャーシへの前記取付部は、前記軸受を保持
    している金属製の軸受ホルダにより形成されており、 前記軸受ホルダと前記金属板との間、および前記軸受ホ
    ルダと前記ステータコアとの間のいずれもが、1kΩ以
    上、かつ、100kΩ以下の絶縁抵抗を有するように構
    成されていることを特徴とするブラシレスモータ。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記軸受ホルダに
    は、導電性樹脂製のビス受けが埋め込まれた孔が形成さ
    れ、 当該ビス受けには、前記軸受ホルダと前記本体側シャー
    シとを固定するビスが止められていることを特徴とする
    ブラシレスモータ。
  9. 【請求項9】 モータ駆動回路のスイッチング素子を直
    接、オン・オフするとともに、該スイッチング素子に対
    するスイッチングパルス幅を変調することによりモータ
    の駆動コイルに対する通電を制御するダイレクトPWM
    方式のブラシレスモータにおいて、 軸受に回転可能に支持された回転軸と一体に回転するロ
    ータと、前記駆動コイルが巻回されたステータコアを備
    えるステータと、前記駆動コイルへの通電を行なうため
    の回路パターンを備えた回路基板を構成する金属基板
    と、該金属基板上に構成された前記モータ駆動回路とを
    有し、 前記金属基板を構成する金属板および前記ステータコア
    のうちの少なくとも一方を導電性金属材によって固定電
    位に短絡させたことを特徴とするブラシレスモータ。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記金属板と前記
    ステータコアとは、前記導電性金属材によって互いに電
    気的に接続されているとともに、前記回路基板には、前
    記固定電位に接続された配線パターンが形成され、 前記金属板と前記配線パターンとが電気的に接続されて
    いることにより、前記金属板および前記ステータコアの
    両方が前記固定電位に接続されていることを特徴とする
    ブラシレスモータ。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記固定電位
    は、前記モータ駆動回路のグランド電位あるいは電源電
    位のいずれかであることを特徴とするブラシレスモー
    タ。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記導電性金属
    材は、前記金属板と前記ステータコアとを電気的に接続
    する第1の導電性金属材と、前記金属板の所定位置で前
    記配線パターンに接続されたランド部と前記金属板とを
    電気的に接続する第2の導電性金属材とを有しているこ
    とを特徴とするブラシレスモータ。
  13. 【請求項13】 請求項9において、前記モータにおけ
    る前記本体側シャーシとの前記取付部と前記金属板との
    絶縁抵抗、および当該取付部と前記ステータコアとの絶
    縁抵抗を、1kΩ以上、かつ、100kΩ以下としたこ
    とを特徴とするブラシレスモータ。
  14. 【請求項14】 請求項9において、前記モータ駆動回
    路と前記モータ電源との間に、前記モータ電源に対して
    並列に容量が0.1μF以上のキャパシタが電気的に接
    続されていることを特徴とするブラシレスモータ。
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