JP2001127959A - 画像読取装置および画像読取方法 - Google Patents

画像読取装置および画像読取方法

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JP2001127959A
JP2001127959A JP31086499A JP31086499A JP2001127959A JP 2001127959 A JP2001127959 A JP 2001127959A JP 31086499 A JP31086499 A JP 31086499A JP 31086499 A JP31086499 A JP 31086499A JP 2001127959 A JP2001127959 A JP 2001127959A
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Masayasu Tomiyama
正康 富山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スローアップ制御後における画像読み取りを
正確かつ容易に行うことができる画像読取装置を提供す
る。 【解決手段】 スローアップに要する時間とラインセン
サ206に対するスタートパルスの周期とに基づきスロ
ーアップ開始タイミングを決定し、この決定したタイミ
ングでスローアップを開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を読み取る画
像読取装置および画像読取方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像読取装置は、原稿上の画像を
主走査方向に読み取る読取手段と、読取手段と原稿とを
所定の搬送速度で主走査方向と直交する副走査方向に相
対的に搬送する搬送手段とを備える。ここで、搬送手段
にはステッピングモータが用いられ、このステッピング
モータを駆動する励磁パルスに合せて画像を読み取るよ
うに構成されている。
【0003】このように構成された画像読取装置につい
て図11を参照しながら説明する。図11は従来の画像
読取装置の構成を示す模式図である。
【0004】画像読取装置は、図11に示すように、自
動原稿搬送装置211を開閉可能に搭載するフラットベ
ットタイプイメージスキャナからなり、自動原稿搬送装
置211は、原稿セットトレイ216に載置された原稿
201を透明ガラスなどからなる原稿台202上に搬送
する原稿給紙ローラ214と、原稿台202上の原稿2
01を外部に排出する原稿排出ローラ215と、原稿給
紙ローラ214および原稿排出ローラ215を駆動する
ADF駆動モータ212とを有し、ADF駆動モータ2
12は、ステッピングモータからなる。
【0005】自動原稿搬送装置211により原稿台20
2上に搬送された原稿201または原稿台202上に直
接置かれた原稿201は、光学ユニット208により1
ライン単位で主走査方向に読み取られる。光学ユニット
208は、原稿台201上の原稿201を照射する光源
203と、この原稿201からの反射光を所定光路に向
けて反射する反射ミラー204と、反射ミラー204か
ら所定光路を経て入射された反射光をラインセンサ20
6の撮像面に結像させるレンズ205とを有し、ライン
センサ206は、撮像面に結像された光像をその強度に
応じた電気信号に変換するCCDなどから構成される。
ラインセンサ206から出力された電気信号は画像デー
タ生成部207に入力され、画像データ生成部207は
入力された電気信号に対して所定の処理を施すことによ
って原稿1ライン分の画像データを生成する。この画像
データは、コントローラ1213を介して外部装置例え
ばパーソナルコンピュータ、プリンタなどに転送され
る。
【0006】光学ユニット208は、ステッピングモー
タからなる光学ユニット駆動モータ209により主走査
方向と直交する副走査方向に駆動される。光学ユニット
208の読取り開始可能位置すなわちホームポジション
は、ホームポジションセンサ210により検知され、こ
のホームポジションセンサ210の検知信号は、コント
ローラ1213に入力される。コントローラ1213
は、光学ユニット208による読取り動作、光学ユニッ
ト駆動モータ209の駆動およびADF駆動モータ21
2の駆動を制御するとともに、装置全体の制御を行う。
【0007】本画像読取装置では、自動原稿搬送装置2
11を使用して画像読取りを行うことが可能であり、こ
の場合、コントローラ1213は、操作部(図示せず)
または外部装置からの画像読取開始信号を受けると、光
学ユニット208を所定位置に位置決めし、原稿セット
トレイ216上の原稿201を1枚ずつ原稿台202に
向けて搬送するように自動原稿搬送装置211のADF
駆動モータ212を駆動制御する。この搬送された原稿
201が原稿台202上面を通過する際に、光学ユニッ
ト208は、コントローラ213により原稿201上の
画像を1ライン単位で読み取るように制御され、この読
み取られた1ライン分の画像は逐次電気信号として画像
データ生成部207に入力される。画像データ生成部2
07は入力された電気信号から画像データを生成し、こ
の画像データはコントローラ213を介して外部装置に
転送される。また原稿台202を通過した原稿201は
外部に排出される。ここで、原稿201は、原稿台20
2を通過する際には、原稿台202上を一定の速度で副
走査方向に搬送される。
【0008】また、本装置には自動原稿搬送装置211
が開閉可能に搭載されていることにより、自動原稿搬送
装置211を使用せずに原稿台202上面に原稿を直接
載せ、光学ユニット208を副走査方向に搬送すること
により原稿全面を読み取る読み取り形態を実行すること
も可能であり、この場合、まず原稿台202上面に原稿
が載せられる。そしてコントローラ213は、操作部
(図示せず)または外部装置からの画像読取開始信号を
受けると、ホームポジションセンサ210の検知信号に
基づき光学ユニット208がホームポジションにあるこ
とを確認した後に、光学ユニット208を副走査方向に
駆動するように光学ユニット駆動モータ209を駆動、
制御する。光学ユニット208は、コントローラ213
により、副走査方向に駆動されながら原稿台202に載
せられた原稿201の画像を1ライン単位で読み取るよ
うに制御される。この読み取られた1ライン分の画像は
逐次電気信号として画像データ生成部207に入力さ
れ、画像データ生成部207は入力された電気信号から
画像データを生成する。この画像データはコントローラ
213を介して外部装置に転送される。
【0009】次に、ステッピングモータからなる光学ユ
ニット駆動モータ209およびADF駆動モータ212
の速度制御およびラインセンサ206の制御について図
12ないし図16を参照しながら説明する。図12は従
来の画像読取装置における光学ユニット駆動モータおよ
びADF駆動モータの入力周波数とトルク特性の関係を
示す図、図13は従来の画像読取装置における光学ユニ
ット駆動モータおよびADF駆動モータのスローアップ
時の動作原理を示す図、図14はラインセンサを構成す
るCCDの構成を示す模式図、図15はラインセンサの
スタートパルスとセンサ出力との関係を示す図、図16
はラインセンサのスタートパルスと励磁パルスとの同期
状態を示す図である。
【0010】光学ユニット駆動モータ209およびAD
F駆動モータ212に関しては、図12に示すように、
通常は高速で回転させる必要がないために、スタートレ
ンジ内の入力周波数f1でモータを回転させる。具体的
には、図13に示すように、周期1/f1のパルス列
(駆動信号)が制御回路部に入力され、制御回路部は入
力されたパルス列に基づきトランジスタTr1からTr
4までを順次オン動作させ、ステッピングモータのロー
タを90度ずつ回転させる。実際のステッピングモータ
ではロータの極数が多く、1−2相励磁などを行うた
め、ステップ角はさらに小さい値になる。
【0011】次に、ラインセンサ206においては、図
14に示すように、1画素用光電変換素子が主走査方向
に解像度に対応して配置されたセンサ部206aが設け
られ、センサ部206aに蓄積された電荷は読み出しゲ
ート206bを介してCCDシフトレジスタ206cに
転送される。読み出しゲート206bには、スタートパ
ルスが蓄積電荷の転送タイミングを規定するためのクロ
ックとして入力される。具体的には、図15(a),
(b),(c)に示すように、スタートパルスが入力さ
れると、その立ち下がりでセンサ部206aの電荷の畜
光を終了し、シフトレジスタ206c中の1ライン前の
センサ出力をクリアすると同時にセンサ部206aに蓄
積された電荷をシフトレジスタ206cに移動する。次
いで、スタートパルスの立ち上がりで次ラインの蓄光を
開始するとともに、シフトレジスタ206cに畜光した
電荷を移動し、センサ出力として出力する。
【0012】このラインセンサ206に対するスタート
パルスとステッピングモータの励磁パルスとは、互いに
同期が取られるように制御される。例えば、図16
(a),(b)に示すように、スタートパルスの立ち上
がりと励磁パスルの立ち上がりとが同期し、ラインセン
サ206による畜光の開始とともにステッピングモータ
が1相回転する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ステッピングモータ
は、図13に示したように、回転速度が速くなるに従
い、トルクが低下し、最大自起動周波数を超える速度で
は、モータをいきなり回すことができなくなる。また、
負荷トルクは停止時から起動するときが最も大きくなる
ため、高速回転時はスタートレンジ内で回転を開始し、
その後回転速度を上げ、スルーレンジ内で回転させると
いう方法を取るが、この場合スタートパルスとステッピ
ングモータの励磁パルスとの同期を取ることが難しくな
る。すなわち、ADFで原稿を搬送する場合には、原稿
を高速に搬送する必要があるから、特にスタートパルス
とステッピングモータの励磁パルスとの同期を取ること
が難しく、ひいては読み取り画像にずれが生じ、正確な
読み取りを行うことができなくなる恐れがある。
【0014】本発明の目的は、スローアップ制御後にお
ける画像読み取りを正確かつ容易に行うことができる画
像読取装置および画像読取方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
原稿上の画像を読み取る読取り動作を行う読取手段と、
前記原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送手段を駆動す
る駆動手段とを備える画像読取装置において、前記駆動
手段の駆動速度、駆動タイミングを制御するための駆動
信号を出力する第1の制御手段と、前記読取手段の読取
り動作を制御するための読取指示信号を所定の周期で出
力する第2の制御手段とを有し、前記原稿の読取りを開
始するとき、前記第2の制御手段は、前記読取り指示信
号の前記所定の周期での出力を開始し、前記第1の制御
手段は、前記読取り指示信号と設定された起動時間とに
基づき前記駆動手段の駆動速度を高速速度に向けて緩や
かに立ち上げるスローアップ制御の開始タイミングを決
定し、該決定した開始タイミングに基づき前記スローア
ップ制御を開始するように前記駆動信号を出力すること
を特徴とする。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像読取装置において、予め設定された基準起動時間を記
憶する記憶手段を有し、前記基準起動時間を前記起動時
間として設定することを特徴とする。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項2記載の画
像読取装置において、温度を検知する温度検知手段と、
前記基準起動時間を前記温度検知手段の出力に基づき補
正する起動時間補正手段とを有し、前記補正された基準
起動時間を前記起動時間として設定することを特徴とす
る。
【0018】請求項4記載の発明は、原稿上の画像を読
み取る読取り動作を行う読取手段と、前記原稿を搬送す
る搬送手段と、前記搬送手段を駆動する駆動手段とを備
える画像読取装置において、前記駆動手段の駆動速度、
駆動タイミングを制御するための駆動信号を出力する第
1の制御手段と、前記読取手段の読取り動作を指示する
ための読取り指示信号を出力する第2の制御手段とを有
し、前記駆動手段を停止状態から起動するときに、前記
第1の制御手段は、前記駆動手段の駆動速度を高速速度
に向けて緩やかに立ち上げるスローアップ制御を行うよ
うに前記駆動信号を出力し、前記第2の制御手段は、前
記スローアップ制御終了時点で前記第1の制御手段から
出力される駆動信号に同期して前記読取り指示信号の出
力を開始し、該読取り指示信号の出力開始から所定数分
の読取り指示信号の出力期間中は前記読取手段による読
取り動作により得られた画像データを無効にすることを
特徴とする。
【0019】請求項5記載の発明は、原稿上の画像を読
み取る読取り動作を行う読取手段と、前記原稿を搬送す
る搬送手段と、前記搬送手段を駆動する駆動手段とを備
える画像読取装置において、前記駆動手段の駆動速度、
駆動タイミングを制御するための駆動信号を出力する第
1の制御手段と、前記読取手段の読取り動作を指示する
ための読取り指示信号を出力する第2の制御手段とを有
し、前記駆動手段を停止状態から起動するときに、前記
第1の制御手段は、前記駆動手段の駆動速度を高速速度
に向けて緩やかに立ち上げるスローアップ制御を開始す
るように前記駆動信号を出力し、前記第2の制御手段
は、前記スローアップ制御開始後に前記第1の制御手段
から出力される駆動信号に同期して前記読取り指示信号
の出力を開始し、該読取り指示信号の出力開始から前記
スローアップ制御終了までの期間中は前記読取手段の読
取り動作により得られた画像データを無効にすることを
特徴とする。
【0020】請求項6記載の発明は、原稿上の画像を読
み取る読取り動作を行う読取手段と、前記原稿を搬送す
る搬送手段と、前記搬送手段を駆動する駆動手段とを備
える画像読取装置の画像読取方法において、前記原稿の
読取りを開始するとき、前記読取手段の読取り動作を指
示するための読取り指示信号の所定周期での出力を開始
し、前記読取り指示信号と設定された起動時間とに基づ
き前記駆動手段の駆動速度を高速速度に向けて緩やかに
立ち上げるスローアップ制御の開始タイミングを決定
し、該決定した開始タイミングに基づき前記スローアッ
プ制御を開始するように前記駆動手段に対する駆動信号
を出力することを特徴とする。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項6記載の画
像読取方法において、予め設定された基準起動時間を記
憶手段に保持し、前記基準起動時間を前記起動時間とし
て設定することを特徴とする。
【0022】請求項8記載の発明は、請求項7記載の画
像読取方法において、温度を検知し、前記検知した温度
に基づき前記基準起動時間を補正し、前記補正された基
準起動時間を前記起動時間として設定することを特徴と
する。
【0023】請求項9記載の発明は、原稿上の画像を読
み取る読取り動作を行う読取手段と、前記原稿を搬送す
る搬送手段と、前記搬送手段を駆動する駆動手段とを備
える画像読取装置の画像読取方法において、前記駆動手
段を停止状態から起動するときには、前記駆動手段の駆
動速度を高速速度に向けて緩やかに立ち上げるスローア
ップ制御を行うように前記駆動手段に対する駆動信号を
出力し、前記スローアップ制御終了時点で出力される駆
動信号に同期して前記読取手段に対して前記読取り動作
を指示するための読取り指示信号の出力を開始し、該読
取り指示信号の出力開始から所定数分の読取り指示信号
の出力期間中は前記読取手段の読取り動作により得られ
た画像データを無効にすることを特徴とする画像読取方
法。
【0024】請求項10記載の発明は、原稿上の画像を
読み取る読取り動作を行う読取手段と、前記原稿を搬送
する搬送手段と、前記搬送手段を駆動する駆動手段とを
備える画像読取装置の画像読取方法において、前記駆動
手段を停止状態から起動するときには、前記駆動手段の
駆動速度を高速速度に向けて緩やかに立ち上げるスロー
アップ制御を開始するように前記駆動手段に対する駆動
信号を出力し、前記スローアップ制御開始後に出力され
る駆動信号に同期して前記読取手段に対して読取り動作
を指示する読取り指示信号の出力を開始し、該読取り指
示信号の出力開始から前記スローアップ制御終了までの
期間中は前記読取手段の読取り動作により得られた画像
データを無効にすることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図を参照しながら説明する。
【0026】(実施の第1形態)図1は本発明の画像読
取装置の実施の第1形態の構成を示す模式図である。こ
こで、図中、図11に示すブロック、部材と同じブロッ
ク、部材には同一の符号を説明し、その説明は省略また
は簡略化する。
【0027】画像読取装置は、図1に示すように、自動
原稿搬送装置211を搭載するフラットベットタイプイ
メージスキャナからなる。自動原稿搬送装置211は原
稿給紙ローラ214および原稿排出ローラ215を駆動
するADF駆動モータ212を有し、ADF駆動モータ
212は、ステッピングモータからなる。
【0028】自動原稿搬送装置211により原稿台20
2上に搬送された原稿201または原稿台202上に直
接置かれた原稿201は、光学ユニット208により1
ライン単位で主走査方向に読み取られる。光学ユニット
208は、ラインセンサ206を有し、ラインセンサ2
06は、撮像面に結像された光像をその強度に応じた電
気信号に変換するCCDなどから構成される。ラインセ
ンサ206から出力された電気信号は画像データ生成部
207に入力され、画像データ生成部207は入力され
た電気信号に対して所定の処理を施すことによって原稿
1ライン分の画像データを生成する。この画像データ
は、コントローラ213を介して外部装置例えばパーソ
ナルコンピュータ、プリンタなどに転送される。
【0029】光学ユニット208は、ステッピングモー
タからなる光学ユニット駆動モータ209により主走査
方向と直交する副走査方向に駆動され、光学ユニット2
08の読取り開始可能位置すなわちホームポジション
は、ホームポジションセンサ210により検知される。
コントローラ213は、光学ユニット208による読取
り動作、光学ユニット駆動モータ209の駆動およびA
DF駆動モータ212の駆動を制御するとともに、装置
全体の制御を行う。
【0030】次に、ステッピングモータからなる光学ユ
ニット駆動モータ209およびADF駆動モータ212
の速度制御およびラインセンサ206の制御について図
2ないし図4を参照しながら説明する。図2は図1の画
像読取装置における光学ユニット駆動モータおよびAD
F駆動モータの入力周波数とトルク特性の関係を示す
図、図3は図1の画像読取装置における光学ユニット駆
動モータおよびADF駆動モータのスローアップ時の動
作原理を示す図、図4はラインセンサのスタートパルス
と励磁パルスとの同期状態を示す図である。
【0031】光学ユニット駆動モータ209およびAD
F駆動モータ212に関しては、入力周波数が高くなる
と、トルクが小さくなくなり、いきなり高い周波数で駆
動させてもメカ負荷などの関係から起動することができ
ない。そこで図2に示すように、メカ負荷に応じてスタ
ートレンジ内から入力周波数f1を決定して起動し、そ
の後入力周波数を上げていき、最後に目標となる周波数
f2にてモータを回転させるという方法が採用されてい
る。この方法はいわゆるスローアップと呼ばれる駆動方
法であり、この方法においては、図3に示すように、ま
ず、周期1/f1のパルス列(駆動信号)が制御回路部
に入力し、そしてこのパルス列の周期を周期1/f2に
向けて徐々に短くすることによって、モータのスローア
ップを行うことができる。
【0032】コントローラ213では、このスローアッ
プに要する時間を予め記憶しておき、この時間とライン
センサ206に対するスタートパルスの周期とに基づき
スローアップ開始タイミングを決定し、この決定したタ
イミングでスローアップを開始する。
【0033】このスローアップ開始タイミングの決定に
おいては、具体的には、図4に示すように、スタートパ
ルスの周期のN(整数;1,2,…)倍しながらそのN
倍した値と予め記憶されているスターアップに要する時
間との差分を逐次算出し、この差分がこのスタートパル
スの1周期より小さくなったときに、その差分だけ対応
するスタートパルスに対して時間的に速くなる時点をス
ローアップ開始タイミングとして決定する。このように
してスローアップ開始タイミングが決定されると、スロ
ーアップ終了後は、スタートパルスと励磁パスルとを同
期させることが可能になる。
【0034】次に、本画像読取装置の動作について図5
を参照しながら説明する。図5は図1の画像読取装置の
動作手順を示すフローチャートである。
【0035】まずステップ11において、外部例えばコ
ンピュータからのまたは操作部のスタートキーの押下に
よる画像読み取り開始命令の入力の有無を判定し、この
画像読み取り開始命令の入力がなければ、本処理を終了
する。画像読み取り開始命令の入力があると、ステップ
12に進み、自動原稿搬送装置211(ADF)に原稿
があるか否かを判定し、ADFに原稿がなければ、本処
理を終了する。
【0036】ADFに原稿があるときには、ステップS
13に進み、スタートパルスの送出を開始し、続くステ
ップS14で、スローアップを開始するタイミングを算
出する。このタイミングの算出は上述した通りである。
そして、ステップS15に進み、算出したスローアップ
開始タイミングでスローアップを開始する。
【0037】次いで、ステップS16に進み、スローア
ップの終了を待ち、スローアップが終了すると、ステッ
プS17に進み、ADFからの原稿給紙を行い、続くス
テップS18でスタートパルスに同期にして画像読み取
りを開始する。そしてステップ19に進み、ADFから
給紙される原稿がなくなるすなわち全ての原稿に対する
画像読み取りの終了を待ち、ADFから給紙される原稿
がなくなると、本処理を終了する。
【0038】このように、本実施の形態では、スローア
ップに要する時間とラインセンサ206に対するスター
トパルスの周期とに基づきスローアップ開始タイミング
を決定し、この決定したタイミングでスローアップを開
始するから、スローアップ終了後におけるスタートパル
スと励磁パスルとの同期を容易に取ることができる。
【0039】(実施の第2形態)次に、本発明の実施の
第2形態について図6を参照しながら説明する。図6は
本発明の画像読取装置の実施の第2形態における動作手
順を示すフローチャートである。
【0040】本実施の形態は、上述の実施の第1形態に
対し、光学ユニット駆動モータ209の駆動およびAD
F駆動モータ212またはその周囲の温度を検知する温
度検知センサを設け、この温度検知センサの出力に基づ
き予め記憶されているスタートアップに要する時間を補
正し、この補正した時間とスタートパルスの周期とに基
づきスローアップ開始タイミングを決定する点で異な
る。なお、本実施の形態は、温度検知センサを設けた以
外は、上述の実施の第1形態と同じ構成を有し、その構
成のついての説明は省略する。
【0041】本実施の形態では、図6に示すように、ま
ずステップS21において外部例えばコンピュータから
のまたは操作部のスタートキーの押下による画像読み取
り開始命令の入力の有無を判定し、この画像読み取り開
始命令の入力がなければ、本処理を終了する。画像読み
取り開始命令の入力があると、ステップ22に進み、A
DFに原稿があるか否かを判定し、ADFに原稿がなけ
れば、本処理を終了する。
【0042】ADFに原稿があるときには、ステップS
23に進み、スタートパルスの送出を開始し、続くステ
ップS24で上記温度検知センサの出力に基づきモータ
温度を算出し、そしてステップS25で、算出した温度
に基づきスタートアップに要する時間を補正し、この補
正した時間とスタートアップの周期とに基づきスローア
ップを開始するタイミングを算出する。このタイミング
の算出は上述の実施の第1形態と同様に行われる。
【0043】次いで、ステップS26に進み、算出した
スローアップ開始タイミングでスローアップを開始し、
続くステップS27で、スローアップの終了を待つ。ス
ローアップが終了すると、ステップS28に進み、AD
Fからの原稿給紙を行い、続くステップS29でスター
トパルスに同期にして画像読み取りを開始する。そして
ステップ30に進み、ADFから給紙される原稿がなく
なるすなわち全ての原稿に対する画像読み取りの終了を
待ち、ADFから給紙される原稿がなくなると、本処理
を終了する。
【0044】このように、本実施の形態では、モータの
温度またはその周囲を検知する温度検知センサの出力に
基づきスローアップに要する時間を補正し、この補正し
た時間とラインセンサ206に対するスタートパルスの
周期とに基づきスローアップ開始タイミングを決定し、
この決定したタイミングでスローアップを開始するか
ら、例えば低温環境下においてグリスなどの固化の影響
により規定回転数への立ち上がりが遅れるような場合で
も同期をとることができる。
【0045】(実施の第3形態)次に、本発明の実施の
第3形態について図7および図8を参照しながら説明す
る。図7は本発明の画像読取装置の実施の第3形態にお
けるラインセンサのスタートパルスと励磁パルスとの同
期状態を示す図、図8は本発明の画像読取装置の実施の
第3形態における動作手順を示すフローチャートであ
る。
【0046】本実施の形態では、光学ユニット駆動モー
タ209の駆動およびADF駆動モータ212を停止状
態から起動するときには、これら駆動モータの駆動速度
を高速速度に向けて緩やかに立ち上げるスローアップを
行い、このスローアップ終了時点で出力される励磁パル
スに同期してスタートパルスの出力を開始し、このスタ
ートパルス出力開始から所定数分のスタートパルスによ
り得られる画像データを無効にする。
【0047】具体的には、図7(b)に示すように、ス
ローアップが開始され、このスローアップが終了する
と、この終了時点でスタートパルスの出力が開始され
る。スタートパルスの出力が開始されると、スタートパ
ルスに応じて画像データ生成部207からは画像データ
が転送されるが、本実施の形態では、図7(a)に示す
ように、最初の数パルス分のスタートパルスに対して空
読みを行う。すなわち、コントローラ213は画像デー
タ生成部207から転送された画像データを無効データ
として外部に出力しないように処理する。
【0048】次に、本実施の形態の動作について図8を
参照しながら説明する。
【0049】まずステップS31において外部例えばコ
ンピュータからのまたは操作部のスタートキーの押下に
よる画像読み取り開始命令の入力の有無を判定し、この
画像読み取り開始命令の入力がなければ、本処理を終了
する。画像読み取り開始命令の入力があると、ステップ
32に進み、ADFに原稿があるか否かを判定し、AD
Fに原稿がなければ、本処理を終了する。
【0050】ADFに原稿があるときには、ステップS
33に進み、スローアップを開始し、続くステップS3
4でスローアップの終了を待つ。スローアップが終了す
ると、ステップS35に進み、励磁パルスに同期してス
タートパルスの送出を開始し、続くステップS36でス
タートパスル数発分の空読みを行うとともに、光学ユニ
ット208の光源203の立上げを行う。
【0051】次いで、ステップS37に進み、ADFか
らの原稿給紙を行い、続くステップS38でスタートパ
ルスに同期にして画像読み取りを開始する。そしてステ
ップ39に進み、ADFから給紙される原稿がなくなる
すなわち全ての原稿に対する画像読み取りの終了を待
ち、ADFから給紙される原稿がなくなると、本処理を
終了する。
【0052】このように、本実施の形態では、光学ユニ
ット駆動モータ209の駆動およびADF駆動モータ2
12を停止状態から起動するときには、これら駆動モー
タの駆動速度を高速速度に向けて緩やかに立ち上げるス
ローアップを行い、このスローアップ終了時点で出力さ
れる励磁パルスに同期してスタートパルスの出力を開始
し、このスタートパルス出力開始から所定数分のスター
トパルスに対して空読みを行うから、スローアップの直
後に画像の読み取りを開始することができるとともに、
空読みにより正確な画像データのみを得ることができ
る。
【0053】(実施の第4形態)次に、本発明の実施の
第4形態について図9および図10を参照しながら説明
する。図9は本発明の画像読取装置の実施の第4形態に
おけるラインセンサのスタートパルスと励磁パルスとの
同期状態を示す図、図10は本発明の画像読取装置の実
施の第4形態における動作手順を示すフローチャートで
ある。
【0054】本実施の形態では、光学ユニット駆動モー
タ209の駆動およびADF駆動モータ212を停止状
態から起動するときには、これら駆動モータの駆動速度
を高速速度に向けて緩やかに立ち上げるスローアップを
行い、このスローアップ開始中に出力される励磁パルス
に同期してスタートパルスの出力を開始し、このスター
トパルス出力開始からスローアップ終了までの期間は空
読みを行う。
【0055】具体的には、図9(b)に示すように、ス
ローアップが開始され、このスローアップ開始中の励磁
パルスに同期したタイミングでスタートパルスの出力が
開始される。このスタートパルスが開始されると、図9
(a)に示すようにこのスタートパルス開始からスロー
アップ終了時までの期間中におけるスタートパルスに応
じて画像データ生成部207から転送される画像データ
は無効にされる。すなわち、空読みされる。
【0056】次に、本実施の形態の動作について図10
を参照しながら説明する。
【0057】まずステップS41において外部例えばコ
ンピュータからのまたは操作部のスタートキーの押下に
よる画像読み取り開始命令の入力の有無を判定し、この
画像読み取り開始命令の入力がなければ、本処理を終了
する。画像読み取り開始命令の入力があると、ステップ
42に進み、ADFに原稿があるか否かを判定し、AD
Fに原稿がなければ、本処理を終了する。
【0058】ADFに原稿があるときには、ステップS
43に進み、スローアップを開始し、続くステップS4
4で、励磁パルスに同期してスタートパルスの出力を開
始する。そしてステップS45でスローアップの終了を
待つ。このスローアップが終了するまでの期間中は、こ
の期間中に出力されるスタートパスルに対しては空読み
を行うとともに、光学ユニット208の光源203の立
上げを行う。このスローアップが終了すると、ステップ
S46に進み、空読みを中止し、続くステップS47
で、ADFからの原稿給紙を行い、続くステップS48
でスタートパルスに同期にして画像読み取りを開始す
る。そしてステップ49に進み、ADFから給紙される
原稿がなくなるすなわち全ての原稿に対する画像読み取
りの終了を待ち、ADFから給紙される原稿がなくなる
と、本処理を終了する。
【0059】このように、本実施の形態では、光学ユニ
ット駆動モータ209の駆動およびADF駆動モータ2
12を停止状態から起動するときには、これら駆動モー
タの駆動速度を高速速度に向けて緩やかに立ち上げるス
ローアップを行い、このスローアップ開始中に出力され
る励磁パルスに同期してスタートパルスの出力を開始
し、このスタートパルス出力開始からスローアップ終了
までの期間は空読みを行うから、スローアップ終了と同
時に画像の読み取りを開始することができるとともに、
空読みによりラインセンサ206の蓄積電荷を画像読み
取り開始までに放出することができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像読取
装置によれば、駆動手段の駆動速度、駆動タイミングを
制御するための駆動信号を出力する第1の制御手段と、
読取手段の読取り動作を制御するための読取指示信号を
所定の周期で出力する第2の制御手段とを有し、原稿の
読取りを開始するとき、第2の制御手段は、読取り指示
信号の所定の周期での出力を開始し、第1の制御手段
は、読取り指示信号と設定された起動時間とに基づき駆
動手段の駆動速度を高速速度に向けて緩やかに立ち上げ
るスローアップ制御の開始タイミングを決定し、該決定
した開始タイミングに基づき前記スローアップ制御を開
始するように駆動信号を出力するから、スローアップ制
御後における画像読み取りを正確かつ容易に行うことが
できる。
【0061】また、予め設定された基準起動時間を記憶
する記憶手段を有し、基準起動時間を起動時間として設
定するようにすることができる。
【0062】さらに、温度を検知する温度検知手段と、
基準起動時間を温度検知手段の出力に基づき補正する起
動時間補正手段とを有し、補正された基準起動時間を起
動時間として設定することによって、例えば低温環境下
においてグリスなどの固化の影響により規定回転数への
立ち上がりが遅れるような場合でも同期を採ることがで
きる。
【0063】本発明の画像読取装置によれば、駆動手段
の駆動速度、駆動タイミングを制御するための駆動信号
を出力する第1の制御手段と、読取手段の読取り動作を
指示するための読取り指示信号を出力する第2の制御手
段とを有し、駆動手段を停止状態から起動するときに、
第1の制御手段は、駆動手段の駆動速度を高速速度に向
けて緩やかに立ち上げるスローアップ制御を行うように
駆動信号を出力し、第2の制御手段は、スローアップ制
御終了時点で第1の制御手段から出力される駆動信号に
同期して読取り指示信号の出力を開始し、該読取り指示
信号の出力開始から所定数分の読取り指示信号の出力期
間中は読取手段による読取り動作により得られた画像デ
ータを無効にするから、スローアップ制御後における画
像読み取りを正確かつ容易に行うことができる。
【0064】また、本発明の画像読取装置によれば、駆
動手段の駆動速度、駆動タイミングを制御するための駆
動信号を出力する第1の制御手段と、読取手段の読取り
動作を指示するための読取り指示信号を出力する第2の
制御手段とを有し、駆動手段を停止状態から起動すると
きに、第1の制御手段は、駆動手段の駆動速度を高速速
度に向けて緩やかに立ち上げるスローアップ制御を開始
するように駆動信号を出力し、第2の制御手段は、スロ
ーアップ制御開始後に第1の制御手段から出力される駆
動信号に同期して読取り指示信号の出力を開始し、該読
取り指示信号の出力開始からスローアップ制御終了まで
の期間中は読取手段の読取り動作により得られた画像デ
ータを無効にするから、スローアップ制御後における画
像読み取りを正確かつ容易に行うことができる。
【0065】本発明の画像読取方法によれば、原稿の読
取りを開始するとき、読取手段の読取り動作を指示する
ための読取り指示信号の所定周期での出力を開始し、読
取り指示信号と設定された起動時間とに基づき駆動手段
の駆動速度を高速速度に向けて緩やかに立ち上げるスロ
ーアップ制御の開始タイミングを決定し、該決定した開
始タイミングに基づき前記スローアップ制御を開始する
ように駆動手段に対する駆動信号を出力するから、スロ
ーアップ制御後における画像読み取りを正確かつ容易に
行うことができる。
【0066】また、予め設定された基準起動時間を記憶
手段に保持し、基準起動時間を起動時間として設定する
ようにすることができる。
【0067】さらに、温度を検知し、検知した温度に基
づき基準起動時間を補正し、補正された基準起動時間を
起動時間として設定することによって、例えば低温環境
下においてグリスなどの固化の影響により規定回転数へ
の立ち上がりが遅れるような場合でも同期をとることが
できる。
【0068】また、本発明の画像読取方法によれば、駆
動手段を停止状態から起動するときには、駆動手段の駆
動速度を高速速度に向けて緩やかに立ち上げるスローア
ップ制御を行うように駆動手段に対する駆動信号を出力
し、スローアップ制御終了時点で出力される駆動信号に
同期して読取手段に対して前記読取り動作を指示するた
めの読取り指示信号の出力を開始し、該読取り指示信号
の出力開始から所定数分の読取り指示信号の出力期間中
は読取手段の読取り動作により得られた画像データを無
効にするから、スローアップ制御後における画像読み取
りを正確かつ容易に行うことができる。
【0069】さらに、本発明の画像読取方法によれば、
駆動手段を停止状態から起動するときには、駆動手段の
駆動速度を高速速度に向けて緩やかに立ち上げるスロー
アップ制御を開始するように駆動手段に対する駆動信号
を出力し、スローアップ制御開始後に出力される駆動信
号に同期して読取手段に対して読取り動作を指示する読
取り指示信号の出力を開始し、該読取り指示信号の出力
開始から前記スローアップ制御終了までの期間中は読取
手段の読取り動作により得られた画像データを無効にす
るから、スローアップ制御後における画像読み取りを正
確かつ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像読取装置の実施の第1形態の構成
を示す模式図である。
【図2】図1の画像読取装置における光学ユニット駆動
モータおよびADF駆動モータの入力周波数とトルク特
性の関係を示す図である。
【図3】図1の画像読取装置における光学ユニット駆動
モータおよびADF駆動モータのスローアップ時の動作
原理を示す図である。
【図4】ラインセンサのスタートパルスと励磁パルスと
の同期状態を示す図である。
【図5】図1の画像読取装置の動作手順を示すフローチ
ャートである。
【図6】本発明の画像読取装置の実施の第2形態におけ
る動作手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の画像読取装置の実施の第3形態におけ
るラインセンサのスタートパルスと励磁パルスとの同期
状態を示す図である。
【図8】本発明の画像読取装置の実施の第3形態におけ
る動作手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明の画像読取装置の実施の第4形態におけ
るラインセンサのスタートパルスと励磁パルスとの同期
状態を示す図である。
【図10】本発明の画像読取装置の実施の第4形態にお
ける動作手順を示すフローチャートである。
【図11】従来の画像読取装置の構成を示す模式図であ
る。
【図12】従来の画像読取装置における光学ユニット駆
動モータおよびADF駆動モータの入力周波数とトルク
特性の関係を示す図である。
【図13】従来の画像読取装置における光学ユニット駆
動モータおよびADF駆動モータのスローアップ時の動
作原理を示す図である。
【図14】ラインセンサを構成するCCDの構成を示す
模式図である。
【図15】ラインセンサのスタートパルスとセンサ出力
との関係を示す図である。
【図16】ラインセンサのスタートパルスと励磁パルス
との同期状態を示す図である。
【符号の説明】
201 原稿 202 原稿台 206 ラインセンサ 207 画像データ生成部 208 光学ユニット 209 光学ユニット駆動モータ 210 ホームポジションセンサ 212 ADF駆動モータ 213 コントローラ 214 原稿給紙ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H108 AA19 CB01 FA05 FA21 FB16 FC00 5B047 AA01 BA01 BA02 BB02 BC18 CA01 CA08 CB03 CB07 CB09 CB17 5C072 AA01 BA02 BA12 FB23 LA03 LA18 MB03 MB06 MB09 NA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿上の画像を読み取る読取り動作を行
    う読取手段と、前記原稿を搬送する搬送手段と、前記搬
    送手段を駆動する駆動手段とを備える画像読取装置にお
    いて、前記駆動手段の駆動速度、駆動タイミングを制御
    するための駆動信号を出力する第1の制御手段と、前記
    読取手段の読取り動作を制御するための読取指示信号を
    所定の周期で出力する第2の制御手段とを有し、前記原
    稿の読取りを開始するとき、前記第2の制御手段は、前
    記読取り指示信号の前記所定の周期での出力を開始し、
    前記第1の制御手段は、前記読取り指示信号と設定され
    た起動時間とに基づき前記駆動手段の駆動速度を高速速
    度に向けて緩やかに立ち上げるスローアップ制御の開始
    タイミングを決定し、該決定した開始タイミングに基づ
    き前記スローアップ制御を開始するように前記駆動信号
    を出力することを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 予め設定された基準起動時間を記憶する
    記憶手段を有し、前記基準起動時間を前記起動時間とし
    て設定することを特徴とする請求項1記載の画像読取装
    置。
  3. 【請求項3】 温度を検知する温度検知手段と、前記基
    準起動時間を前記温度検知手段の出力に基づき補正する
    起動時間補正手段とを有し、前記補正された基準起動時
    間を前記起動時間として設定することを特徴とする請求
    項2記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 原稿上の画像を読み取る読取り動作を行
    う読取手段と、前記原稿を搬送する搬送手段と、前記搬
    送手段を駆動する駆動手段とを備える画像読取装置にお
    いて、前記駆動手段の駆動速度、駆動タイミングを制御
    するための駆動信号を出力する第1の制御手段と、前記
    読取手段の読取り動作を指示するための読取り指示信号
    を出力する第2の制御手段とを有し、前記駆動手段を停
    止状態から起動するときに、前記第1の制御手段は、前
    記駆動手段の駆動速度を高速速度に向けて緩やかに立ち
    上げるスローアップ制御を行うように前記駆動信号を出
    力し、前記第2の制御手段は、前記スローアップ制御終
    了時点で前記第1の制御手段から出力される駆動信号に
    同期して前記読取り指示信号の出力を開始し、該読取り
    指示信号の出力開始から所定数分の読取り指示信号の出
    力期間中は前記読取手段による読取り動作により得られ
    た画像データを無効にすることを特徴とする画像読取装
    置。
  5. 【請求項5】 原稿上の画像を読み取る読取り動作を行
    う読取手段と、前記原稿を搬送する搬送手段と、前記搬
    送手段を駆動する駆動手段とを備える画像読取装置にお
    いて、前記駆動手段の駆動速度、駆動タイミングを制御
    するための駆動信号を出力する第1の制御手段と、前記
    読取手段の読取り動作を指示するための読取り指示信号
    を出力する第2の制御手段とを有し、前記駆動手段を停
    止状態から起動するときに、前記第1の制御手段は、前
    記駆動手段の駆動速度を高速速度に向けて緩やかに立ち
    上げるスローアップ制御を開始するように前記駆動信号
    を出力し、前記第2の制御手段は、前記スローアップ制
    御開始後に前記第1の制御手段から出力される駆動信号
    に同期して前記読取り指示信号の出力を開始し、該読取
    り指示信号の出力開始から前記スローアップ制御終了ま
    での期間中は前記読取手段の読取り動作により得られた
    画像データを無効にすることを特徴とする画像読取装
    置。
  6. 【請求項6】 原稿上の画像を読み取る読取り動作を行
    う読取手段と、前記原稿を搬送する搬送手段と、前記搬
    送手段を駆動する駆動手段とを備える画像読取装置の画
    像読取方法において、前記原稿の読取りを開始すると
    き、前記読取手段の読取り動作を指示するための読取り
    指示信号の所定周期での出力を開始し、前記読取り指示
    信号と設定された起動時間とに基づき前記駆動手段の駆
    動速度を高速速度に向けて緩やかに立ち上げるスローア
    ップ制御の開始タイミングを決定し、該決定した開始タ
    イミングに基づき前記スローアップ制御を開始するよう
    に前記駆動手段に対する駆動信号を出力することを特徴
    とする画像読取方法。
  7. 【請求項7】 予め設定された基準起動時間を記憶手段
    に保持し、前記基準起動時間を前記起動時間として設定
    することを特徴とする請求項6記載の画像読取方法。
  8. 【請求項8】 温度を検知し、前記検知した温度に基づ
    き前記基準起動時間を補正し、前記補正された基準起動
    時間を前記起動時間として設定することを特徴とする請
    求項7記載の画像読取方法。
  9. 【請求項9】 原稿上の画像を読み取る読取り動作を行
    う読取手段と、前記原稿を搬送する搬送手段と、前記搬
    送手段を駆動する駆動手段とを備える画像読取装置の画
    像読取方法において、前記駆動手段を停止状態から起動
    するときには、前記駆動手段の駆動速度を高速速度に向
    けて緩やかに立ち上げるスローアップ制御を行うように
    前記駆動手段に対する駆動信号を出力し、前記スローア
    ップ制御終了時点で出力される駆動信号に同期して前記
    読取手段に対して前記読取り動作を指示するための読取
    り指示信号の出力を開始し、該読取り指示信号の出力開
    始から所定数分の読取り指示信号の出力期間中は前記読
    取手段の読取り動作により得られた画像データを無効に
    することを特徴とする画像読取方法。
  10. 【請求項10】 原稿上の画像を読み取る読取り動作を
    行う読取手段と、前記原稿を搬送する搬送手段と、前記
    搬送手段を駆動する駆動手段とを備える画像読取装置の
    画像読取方法において、前記駆動手段を停止状態から起
    動するときには、前記駆動手段の駆動速度を高速速度に
    向けて緩やかに立ち上げるスローアップ制御を開始する
    ように前記駆動手段に対する駆動信号を出力し、前記ス
    ローアップ制御開始後に出力される駆動信号に同期して
    前記読取手段に対して読取り動作を指示する読取り指示
    信号の出力を開始し、該読取り指示信号の出力開始から
    前記スローアップ制御終了までの期間中は前記読取手段
    の読取り動作により得られた画像データを無効にするこ
    とを特徴とする画像読取方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009069433A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Canon Inc ポリゴンミラー駆動モータ制御回路及び画像形成装置

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