JP2001127577A - 圧電振動部品 - Google Patents

圧電振動部品

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JP2001127577A
JP2001127577A JP30310999A JP30310999A JP2001127577A JP 2001127577 A JP2001127577 A JP 2001127577A JP 30310999 A JP30310999 A JP 30310999A JP 30310999 A JP30310999 A JP 30310999A JP 2001127577 A JP2001127577 A JP 2001127577A
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piezoelectric
substrate
electrode
dielectric substrate
capacitance
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Masanobu Sugimoto
正信 杉本
Katsuyuki Takei
克行 武井
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐熱衝撃性、及び、耐基板曲げ性等の機械的強
度特性に優れた圧電振動部品を提供する。 【解決手段】圧電振動子20は、圧電基板200がチタ
ン酸鉛系セラミックスでなる。容量素子21はベース板
1上に搭載されており、圧電振動子20は容量素子21
の上に搭載されている。圧電振動子20の圧電基板20
0の線膨張係数をα1とし、容量素子21の誘電基板2
10の線膨張係数をα2とし、ベース板1の線膨張係数
をα3としたとき、α3>α2>α1を満たす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミック発振子
などに用いられる圧電振動部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、2〜16MHzの発振周波数
を得る共振子として、厚み辷りモードの圧電振動子を利
用した圧電共振子が知られている。厚み辷りモードの圧
電振動子は、短冊状の圧電基板に、1対の対向電極を付
与した構造を有する。この圧電振動子は、特開昭60−
123120号公報等に開示されているように、2個の
負荷容量を形成する容量素子と積層され、発振回路を構
成する。圧電振動子と容量素子との積層組立体は外装ケ
ース内に収納されており、圧電振動子及び容量素子の電
極はリード端子によって外部に導出される。
【0003】この従来技術の場合、リード端子を有する
ことが必須であるので、平面実装部品(SMD部品)と
して用いることができない。
【0004】平面実装できる圧電振動部品として、例え
ば、特開平1−236715号公報、特開平8−111
626号公報または特開平8−307193号公報等
は、圧電振動子及び容量素子の積層組立体を、ベース板
の一面上に搭載する構造を開示している。ベース板は、
一般には、アルミナ、フォルステライト等の硬質セラミ
ックスが用いられる。ベース板には、予め、必要な数の
端子電極が形成してあって、圧電振動子と容量素子との
積層組立体は端子電極によって前記ベース板に電気的機
械的に接続される。回路基板等への実装に当たっては、
ベース板に設けられた端子電極を、回路基板上の導体パ
ターンにはんだ付け等によって接続固定できるので、平
面実装が可能である。
【0005】ところで、例えば、6〜16MHzの発振
周波数を得るための厚み辷りモードを利用した圧電振動
部品の場合、圧電基板として、材料定数的にチタンジル
コン酸鉛系セラミックスよりも、チタン酸鉛系セラミッ
クスの方が良好な特性を得ることができる。しかも、チ
タン酸鉛系セラミックスを用いた場合、周波数を決定す
るセラミックスの厚みを、より厚く設定できるので、研
磨等の作業性が良く、より高い周波数の圧電振動部品を
容易に作ることができる。即ち、高性能、高信頼性で、
かつ、小型薄型の負荷容量内蔵型圧電振動部品の得るの
に適している。
【0006】しかし、チタン酸鉛系セラミックスの線膨
張係数が負である(約−8ppm)という特徴から、一
般にはアルミナ(線膨張係数約+8ppm)でなるベ一
ス板に直接搭載接合すると、線膨張の大きな不一致のた
め、接合の信頼性が、極めて低いことが知られている。
【0007】そのため、ベース板に圧電振動子を搭載す
るタイプのチップ型圧電振動部品では、チタン酸鉛系セ
ラミックスを圧電振動子として使用することができなか
った。
【0008】解決策として、ベース板にチタン酸ジルコ
ン酸鉛(線膨張係数約0ppm)を用いて、線膨張係数
差を小さくすることが考えられるが、チタン酸ジルコン
酸鉛の機械的強度が弱く、プリント基板実装後の基板分
割を想定した耐基板曲げ性が十分ではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、高性
能、高信頼性で、かつ、小型薄型の負荷容量内蔵型圧電
振動部品を提供することである。
【0010】本発明のもう一つの課題は、耐熱衝撃性に
優れた負荷容量内蔵型圧電振動部品を提供することであ
る。
【0011】本発明の更にもう一つの課題は、耐基板曲
げ性等の機械的強度特性に優れた圧電振動部品を提供す
ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明に係る圧電振動部品は、ベース板と、圧
電振動子と、容量素子とを含む。前記圧電振動子は、圧
電基板がチタン酸鉛系セラミックスでなる。前記容量素
子は、前記ベース板上に搭載されており、前記圧電振動
子は、前記容量素子の上に搭載されている。
【0013】上記構造において、前記圧電振動子の前記
圧電基板の線膨張係数をα1とし、前記容量素子の誘電
基板の線膨張係数をα2とし、ベース板の線膨張係数を
α3としたとき、α3>α2>α1を満たす。
【0014】上述したように、本発明に係る圧電振動部
品において、圧電振動子は、圧電基板がチタン酸鉛系セ
ラミックスでなる。チタン酸鉛系セラミックスでなる圧
電振動子は、既に述べたように、例えば、6〜16MH
zの発振周波数を得るための厚み辷りモードを利用した
圧電振動部品において、材料定数的にチタンジルコン酸
鉛系セラミックスよりも、優れた特性を示す。
【0015】しかも、圧電振動子の圧電基板を、チタン
酸鉛系セラミックスによって構成した場合、周波数を決
定するセラミックスの厚みを、より厚く設定できるの
で、研磨等の作業性が良く、より高い周波数の圧電振動
部品を容易、かつ、確実に作ることができる。
【0016】よって、本発明によれば、高性能、高信頼
性で、かつ、小型薄型の負荷容量内蔵型圧電振動部品を
得ることができる。
【0017】容量素子はベース板上に搭載されており、
圧電振動子は容量素子の上に搭載されている。この構造
によれば、圧電振動子と容量素子との積層組立体を、ベ
ース板に予め設けた端子電極によって、ベース板に電気
的機械的に接続できる。これにより、回路基板等への実
装に当たって、ベース板に設けられた端子電極を、回路
基板上の導体パターンにはんだ付け等によって接続固定
する平面実装タイプの圧電振動部品が得られる。
【0018】上記構造において、前記圧電振動子の前記
圧電基板の線膨張係数をα1とし、前記容量素子の誘電
基板の線膨張係数をα2とし、ベース板の線膨張係数を
α3としたとき、α3>α2>α1を満たす。上述した
構成によれば、ベース板と圧電振動子との間の線膨張係
数の差を、容量素子によって緩和し、容量素子を熱衝撃
緩衝手段として活用することができる。このため、圧電
振動子をチタン酸鉛系セラミックスで構成した場合の熱
衝撃の問題を回避することができる。具体的には、容量
素子を、例えば、PZT(線膨張係数約0ppm)によ
って構成することにより、アルミナ、フォルステライト
等の硬質セラミックスでなるベース板と、チタン酸鉛系
セラミックスでなる圧電振動子との間の線膨張係数差を
緩和し、熱衝撃を低下させることができる。
【0019】より具体的には、線膨張係数α1、α2及
びα3に関して、 (α2−α1)≦10ppm、及び、 (α3−α2)≦10ppm を満たすようにする。この範囲であれば、上述した熱衝
撃緩和作用を確実に得ることができる。
【0020】線膨張係数α1、α2及びα3に関して、
上述した条件を満たす具体的な構成は、ベース板をアル
ミナまたはフォルステライトで構成し、容量素子の誘電
基板をチタン酸ジルコン酸鉛系セラミックスで構成する
ことである。
【0021】更に、ベース板は硬質セラミックス、具体
的にはアルミナ、フォルステライトで構成できるから、
耐基板曲げ性等の機械的強度特性に優れた圧電振動部品
を得ることができる。
【0022】本発明の他の目的、構成及び利点は、添付
図面を参照して、更に具体的に説明する。図は単なる例
示に過ぎない。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る圧電振動部品
の分解斜視図、図2は図1に図示された圧電振動部品に
おいて、圧電振動子及び容量素子の積層組立体をベース
に取り付けた状態を示す分解斜視図、図3は図1及び図
2に示した圧電振動部品の組立状態における断面図、図
4は図1〜図3に示した実施例の電気回路である。これ
らの図に図示された圧電振動部品は、圧電振動子20
と、容量素子21と、ベース板1とを含む。
【0024】<圧電振動子20>圧電振動子20は、圧
電基板200と、第1の振動電極201と、第2の振動
電極202とを含んでいる。圧電基板200は、チタン
酸鉛系セラミックス(以下PTと称する)からなる。第
1の振動電極201は、圧電基板200の厚さ方向の他
面に設けられ、一端が圧電基板200の長さ方向の一端
側にある一側端面に導出され、他端が圧電基板200の
長さ方向の中間で終わっている。
【0025】第2の振動電極202は、圧電基板200
の厚さ方向の一面に設けられ、一端が圧電基板200の
長さ方向の他端側にある他側端面に導出され、他端が圧
電基板200の長さ方向の中間で終わっている。
【0026】圧電基板200は、第1の振動電極201
及び第2の振動電極202の間に電圧が印加されたと
き、厚み辷り振動を行うように分極されている。
【0027】図示実施例では、圧電振動子20は、第1
のダミー電極61及び第2のダミー電極62を含んでい
る。第1のダミー電極61は、圧電基板200の厚さ方
向の他面において、圧電基板200の長さ方向の他端側
に設けられ、第1の振動電極201と間隔を隔ててい
る。第2のダミー電極62は、圧電基板200の厚さ方
向の一面において、圧電基板200の長さ方向の一端側
に設けられている。第1及び第2のダミー電極61、6
2は、振動に影響のない範囲に設ける。
【0028】<容量素子21>容量素子21は、圧電振
動子20の圧電基板200の線膨張係数をα1とし、容
量素子21の誘電基板210の線膨張係数をα2とした
とき、α2>α1を満たす。より具体的には、線膨張係
数α1、α2に関して、(α2−α1)≦10ppmを
満たすようにする。このような誘電基板210の具体例
はチタン酸ジルコン酸鉛系セラミックス(以下PZTと
称する)である。圧電振動子20の圧電基板200をP
Tによって構成し、容量素子21の誘電基板210をP
ZTによって構成した場合、α2>α1を満たし、線膨
張係数の差(α2−α1)は約8ppmとなる。
【0029】図示された容量素子21は、同一の誘電基
板210による少なくとも2つの容量C1、C2(図4
参照)を有する。2つの容量C1、C2は、誘電基板2
10の一面及び他面に設けられた複数の容量電極211
〜213によって取得される。図示実施例において、容
量電極は、第1の容量電極211と、第2の容量電極2
12と、第3の容量電極213とを含んでいる。第1の
容量電極211は、誘電基板210の厚さ方向の一面に
設けられ、一端が誘電基板210の長さ方向の一端側に
ある一側端面に導出され、他端が誘電基板210の長さ
方向の中間で終わっている。
【0030】第2の容量電極212は、誘電基板210
の厚さ方向の一面に設けられ、一端が誘電基板210の
長さ方向の他端側にある他側端面に導出され、他端が誘
電基板210の長さ方向の中間で終わっている。
【0031】第3の容量電極213は、誘電基板210
の厚さ方向の他面に設けられ、第1及び第2の容量電極
211、212に共通に対向し、長さ方向の両端が誘電
基板210の長さ方向の中間で終わっている。
【0032】図示実施例の容量素子21は、更に、第3
のダミー電極63及び第4のダミー電極64を含んでい
る。第3及び第4のダミー電極63、64は、誘電基板
210の厚さ方向の他面側において、その長さ方向の両
端に備えられている。第3及び第4のダミー電極63、
64は、取得されるべき容量に対して、実質的に、影響
を与えないように、第3の容量電極213から離して形
成する。
【0033】容量素子21を構成する誘電基板210
は、圧電振動子20を構成する圧電基板20020と長
さがほぼ同じであって、誘電基板210及び圧電基板2
0020は、長さ方向の両端を揃え、互いの厚さ方向の
一面が、圧電振動子20の振動に必要な隙間を有して対
向するように、互いに積層されている。
【0034】<ベース板1>ベース板1は、基体10
が、硬質セラミックスで構成される。容量素子21の誘
電基板210の線膨張係数をα2とし、基体10の線膨
張係数をα3としたとき、α3>α2を満たす。より具
体的には、線膨張係数α2及びα3に関して、(α3−
α2)≦10ppmを満たす。このような硬質セラミッ
クスの例としては、アルミナまたはフォルステライト等
を挙げることができる。容量素子21の誘電基板210
をPZTによって構成し、ベース板1をアルミナで構成
した場合、α3>α2であり、線膨張係数の(α3−α
2)は約8ppmとなる。
【0035】図示されたベース板1は全体として平板状
であって、複数の端子電極11〜13を有する。端子電
極11〜13は、互いに間隔を隔て、ベース板1の側面
及び裏面を経て、ベース板1を1周するように形成され
ている。上述した端子電極11〜13は、スクリーン印
刷法、蒸着、スパッタリング等の方法を適宜組合わせて
形成することができる。端子電極11〜13は、分割ス
ルーホール形状でもよい。
【0036】<他の構成部分>実施例に示された圧電振
動部品は、第1乃至第4の補強層41〜44を含んでい
る。補強層41〜44は、導電接着剤でも絶縁接着剤で
もよい。第1の補強層41は、圧電基板200の厚さ方
向の他面上において、圧電基板200の長さ方向の一端
側に備えられ、一端が圧電基板200の長さ方向の一側
端面に導出されている。図示実施例において、第1の補
強層41は第1の振動電極201の上に設けられてい
る。
【0037】第2の補強層42は、圧電基板200の厚
さ方向の他面上において、圧電基板200の長さ方向の
他端側(第1の補強層41とは反対側)に設けられ、一
端が圧電基板200の長さ方向の他側端面に導出されて
いる。図示実施例において、第2の補強層42は、第1
のダミー電極61に設けられている。
【0038】第3の補強層43は、容量素子21の厚さ
方向の他面上において、容量素子21の長さ方向の一端
側に設けられ、一端が容量素子21の長さ方向の一側端
面に導出されている。
【0039】第4の補強層44は、誘電基板210の厚
さ方向の他面上において、誘電基板210の長さ方向の
他端側に設けられ、一端が容量素子21の長さ方向の他
側端面に導出されている。実施例において、第3の補強
層43は、第3のダミー電極63上に設けられており、
第4の補強層44は、第4のダミー電極64上に設けら
れている。
【0040】また、実施例に示された圧電振動部品は、
第1の端部電極51と、第2の端部電極52とを含んで
いる。第1の端部電極51は、圧電基板200及び誘電
基板210の長さ方向の一側端面に付着され、両端が第
1の補強層41及び第3の補強層43に付着されてい
る。第2の端部電極52は、圧電基板200及び誘電基
板210の長さ方向の他側端面に付着され、両端が第2
の補強層42及び第4の補強層44に付着されている。
第1及び第2の端部電極51、52は、蒸着、スパッタ
等の薄膜法あるいは、導電接着剤の塗布、印刷等の手法
で形成することができる。さらに、各電極の端面への露
出を確実にするため、バレル研磨を施してから、第1及
び第2の端部電極51、52を形成してもよい。
【0041】<積層組立体とベース板1との組み合わせ
>積層組立状態では、圧電振動子20の圧電基板200
に設けられた第2のダミー電極62が、容量素子21の
誘電基板210に設けられた容量電極211と、第1の
導電性接着剤71によって接続され、圧電振動子20の
第2の振動電極202が第2の容量電極212と第2の
導電性接着剤72によって接着されている。
【0042】積層組立体は、端子電極11〜13によっ
てベース板1に電気的機械的に接続されている。具体的
には、端部電極51が第1の端子電極11の接続部11
0に導電性接着剤による接着またははんだ付け等の手段
280によって接続固定され、端部電極52が第3の端
子電極13にはんだ付け280等の手段によって接続固
定される。第2の端子導体12には、容量素子21の第
3の容量電極213が、導電性接着剤による接着または
はんだ付け等の手段280によって接続固定される。
【0043】更に、実施例の圧電振動部品は、キャップ
3を含んでいる。キャップ3は、アルミナ、フォルステ
ライト等でなり、圧電振動子20、及び、容量素子21
を覆い、周辺がベース板1に、接着剤を用いて接合され
る。これにより、圧電振動子20、及び、容量素子21
のある内部空間の気密が保たれる。
【0044】図4の電気回路を参照すると、圧電振動子
20の両端を端子11、13に接続するとともに、圧電
振動子20の両端に、容量素子21を構成する容量C
1、及び、容量C2の一端を接続し、容量C1、C2の
他端を、接地端子12に共通に接続した回路構成とな
る。
【0045】図示実施例の圧電振動部品において、圧電
振動子20は、圧電基板200がPTでなる。圧電基板
200がPTでなる圧電振動子20は、既に述べたよう
に、例えば、6〜16MHzの発振周波数を得るための
厚み辷りモードを利用した圧電振動部品において、材料
定数的にPZTよりも、優れた特性を示す。
【0046】しかも、圧電振動子20の圧電基板200
を、PTによって構成した場合、周波数を決定するセラ
ミックスの厚みを、より厚く設定できるので、研磨等の
作業性が良く、より高い周波数の圧電振動部品を容易、
かつ、確実に作ることができる。
【0047】よって、本発明によれば、高性能、高信頼
性で、かつ、小型薄型の負荷容量内蔵型圧電振動部品の
得ることができる。
【0048】容量素子21はベース板1の上に搭載され
ており、圧電振動子20は容量素子21の上に搭載され
ている。この構造によれば、圧電振動子20と容量素子
21との積層組立体を、ベース板1に予め設けた端子電
極11〜13によって、ベース板1に電気的機械的に接
続できる。これにより、回路基板等への実装に当たっ
て、ベース板1に設けられた端子電極11〜13を、回
路基板上の導体パターンにはんだ付け等によって接続固
定する平面実装タイプの圧電振動部品が得られる。
【0049】本発明に係る圧電振動部品は、上記構造に
おいて、圧電基板200の線膨張係数α1、容量素子2
1の誘電基板210の線膨張係数α2及びベース板1の
線膨張係数α3に関して、α3>α2>α1を満たして
いる。上述した構成によれば、ベース板1と圧電振動子
20との間の線膨張係数の差を、容量素子21によって
緩和し、容量素子21を熱衝撃緩衝手段として活用する
ことができる。このため、圧電振動子20をPTで構成
した場合の熱衝撃の問題を回避することができる。具体
的には、容量素子21を、例えば、PZT(線膨張係数
約0ppm)によって構成することにより、アルミナ、
フォルステライト等の硬質セラミックスでなるベース板
1と、PTでなる圧電振動子20との間の線膨張係数差
を緩和し、熱衝撃を低下させることができる。特に、線
膨張係数α1、α2及びα3に関して、 (α2−α1)≦10ppm、及び、 (α3−α2)≦10ppm を満たすことにより、上述した熱衝撃緩和作用を確実に
得ることができる。
【0050】更に、ベース板1は硬質セラミックス、具
体的にはアルミナ、フォルステライトで構成できるか
ら、耐基板曲げ性等の機械的強度特性に優れた圧電振動
部品を得ることができる。
【0051】図示実施例において、圧電振動子20の圧
電基板200及び容量素子21の誘電基板210は、長
さがほぼ同じであって、長さ方向の両端を揃え、互いの
厚さ方向の一面が、圧電振動子20の振動に必要な隙間
を有して対向するように、互いに積層されて積層組立体
を構成している。この積層組立体はベース板1に搭載さ
れ、端子電極11〜13によって、ベース板1に電気的
機械的に接続されている。この構造によれば、ベース板
1に設けられた端子電極11〜13を、回路基板上の導
体パターンにはんだ付け等によって接続固定できるの
で、平面実装の可能な圧電振動部品を提供できる。
【0052】更に、図示実施例の圧電振動部品は、第1
乃至第4の補強層41〜44を含んでいる。第1の補強
層41は、圧電基板200の厚さ方向の他面上におい
て、圧電基板200の長さ方向の一端側に備えられ、一
端が圧電基板200の長さ方向の一側端面に導出されて
いる。第3の補強層43は誘電基板210の厚さ方向の
他面上において、誘電基板210の長さ方向の一端側に
設けられ、一端が誘電基板210の長さ方向の一側端面
に導出されている。従って、圧電基板200及び誘電基
板210の両者において、互いに揃えられた長さ方向の
一側端面に第1の端部電極51を付与し、この第1の端
部電極51の両端を、第1及び第3の補強層41、43
に接続することができる。
【0053】圧電基板200及び誘電基板210の稜角
部は、第1及び第3の補強層41、43の膜厚と、第1
の端部電極51との接合になるから、圧電基板200及
び誘電基板210の稜角部において、電極膜が薄くなる
ことがない。特に、第1及び第3の補強層41、43が
導電性を有する場合は、第1の端部電極51と接続する
導電部分の膜厚が、第1及び第3の補強層41、43に
よって増大するから、接続部分の電気的接続の信頼性
が、一層向上する。
【0054】しかも、第1及び第3の補強層41、43
があるから、圧電基板200や誘電基板210の稜角部
に破損等を生じることがない。このため、第1の端部電
極51の電気的導通の信頼性が極めて高くなる。
【0055】更に、第1の端部電極51は、圧電基板2
00及び誘電基板210の長さ方向の一側端面に付着さ
れるものであって、最外側層となるから、個々の圧電振
動部品に分割する直前、または、分割後に付与できる。
より具体的には、第1の端部電極51は、研磨工程の後
に付与することができる。このため、製造プロセスにお
いて、第1の端部電極51が損傷を受けるのを、回避す
ることができる。
【0056】次に、第2の補強層42は、圧電基板20
0の厚さ方向の他面上において、圧電基板200の長さ
方向の他端側に設けられ、一端が圧電基板200の長さ
方向の他側端面に導出されている。第4の補強層44は
誘電基板210の厚さ方向の他面上において、誘電基板
210の長さ方向の他端側に設けられ、一端が誘電基板
210の長さ方向の他側端面に導出されている。第2の
端部電極52は、圧電基板200及び誘電基板210の
長さ方向の他側端面に付着され、両端が第2の補強層4
2及び第4の補強層44に付着されている。
【0057】第2の端部電極52と、第2及び第4の補
強層42、44との関係は、第1の端部電極51と、第
1の補強層41及び第3の補強層43との関係と同じで
ある。従って、第2の端部電極52と、第2及び第4の
補強層42、44との間においても、第1の端部電極5
1と、第1の補強層41及び第3の補強層43との関係
において述べた上記作用効果が得られる。
【0058】以上を要するに、図示実施例によれば、高
信頼度の端子構造を有する圧電振動部品を得ることがで
きる。
【0059】<他の実施例>図5は本発明に係る圧電振
動部品の別の実施例を示す分解斜視図、図6は図5に図
示された圧電振動部品において、圧電振動子及び容量素
子の積層組立体をベースに取り付けた状態を示す分解斜
視図、図7は図5及び図6に示した圧電振動部品の断面
図である。図において、図1〜図3に現れた構成部分と
同一の構成部分については、同一の参照符号を付してあ
る。この実施例の場合も、圧電振動子20がPTで構成
されること、容量素子21がPZTで構成されること、
及び、ベース板1がアルミナ等の硬質セラミックスで構
成されることは、図1〜図3の実施例と同様である。
【0060】図5〜図7に示された実施例の特徴の一つ
は、ベース板1の一面に凹部101を有することであ
る。凹部101は容量素子21の位置決めの働きをする
ものであって、その形状及び深さは、容量素子21の平
面形状及び厚み等を考慮して定められる。凹部101の
の深さは、位置決めの機能を果たすために、最低0.1
mmは必要である。また、位置決めの対象となる容量素
子21は、最大厚さが0.6mm程度であり、凹部10
1へのメタライズの容易さを考慮すると、その深さは、
最大0.5mmである。図示はしていないが、凹部10
1の内周面は、素子挿入の容易さ、メタライズの信頼性
向上等の観点から、全周もしくは一部分にテーパー部を
設けてもよい。
【0061】ベース板1の端子電極11〜13は、凹部
101の内面、側面及び裏面を経て、ベース板1を1周
するように形成されている。凹部101の内面には、端
子電極11〜13の一部である接続部(メタライズ部)
110〜130が付着されている。上述したような接続
部110〜130を含む端子電極11〜13は、凹部1
01が浅い場合は、スクリーン印刷法を適用して形成す
ることができ、凹部101が深い場合は、蒸着、スパッ
タリング等の方法を適宜組合わせて形成することができ
る。端子電極11〜13は、分割スルーホール形状でも
よい。
【0062】圧電振動子20及び容量素子21の積層組
立体は、ベース板1の凹部101内に位置決めされ、端
子電極11〜13によってベース板1に電気的機械的に
接続されている。図示実施例では、容量素子21が凹部
101の内部に挿入される。そして、端部電極51が第
1の端子電極11の接続部110に導電性接着剤による
接着またははんだ付け等の手段280によって接続固定
され、端部電極52が第3の端子電極13の接続部13
0に導電性接着剤による接着またははんだ付け等の手段
280によって接続固定される。第2の端子導体12に
は、容量素子21の第3の容量電極213が、導電性接
着剤による接着またははんだ付け等の手段280によっ
て接続固定される。
【0063】容量素子21の誘電基板210は、厚みが
0.6mm程度であり、凹部101は、その深さが、凹
部101内に入る容量素子21の厚さよりも小さい値、
例えば、0.1〜0.5mmである。
【0064】図5〜図7の実施例の場合も、図1〜図4
に示した実施例による作用効果が得られることは勿論で
ある。更に、ベース板1は、一面に凹部101を有して
おり、積層組立体はベース板1の凹部101内に位置決
めされているから、凹部101によって、ベース板1に
対する積層組立体の搭載接合領域を確定し、機械的位置
ずれをなくすことができる。このため、ベース板1に対
する積層組立体の搭載精度が極めて高くなり、封止用の
キャップ3を接着したとき、積層組立体に含まれる圧電
振動子20にキャップ内壁が接触することがなくなる。
キャップ封止樹脂が積層組立体に付着することもなくな
るので、キャップ封止樹脂の付着による振動特性の悪化
の問題も回避できる。従って、キャップの接合領域を狭
く設定し、製品を小型化し、また、製造歩留を向上させ
ることができる。
【0065】ベース板1は、全体として平板状であっ
て、その一面に設けられた凹部101は、その深さが凹
部101内に入る圧電振動子20または容量素子21の
厚さよりも小さい。これは、凹部101が極めて浅いこ
とを意味する。具体的には、凹部101の深さは0.1
〜0.5mm程度の浅いものとなる。このため、端子電
極11〜13の形成に当たって、凹部101の内部への
メタライズも容易である。
【0066】図8は本発明に係る圧電振動部品の別の実
施例を示す断面図である。この実施例の場合も、圧電振
動子20がPTで構成されること、容量素子21がPZ
Tで構成されること、及び、ベース板1がアルミナ等の
硬質セラミックスで構成されることは、図1〜図3の実
施例と同様である。
【0067】この実施例の特徴は、容量素子21の容量
電極の配置及び構造の点にある。図示された容量電極
は、第1乃至第6の容量電極211〜216を含んでい
る。第1の容量電極211は、誘電基板210の厚さ方
向一面に設けられ、一端が誘電基板210の長さ方向の
一端側にある一側端面に導出され、他端が誘電基板21
0の長さ方向の中間で終わっている。
【0068】第2の容量電極212は、誘電基板210
の厚さ方向の一面に設けられ、一端が誘電基板210の
長さ方向の他端側にある他側端面に導出され、他端が誘
電基板210の長さ方向の中間で終わっている。
【0069】第3の容量電極213は、誘電基板210
の厚さ方向の前記一面において、第1の容量電極211
と第2の容量電極212との間に設けられている。
【0070】第4の容量電極214は、誘電基板210
の厚さ方向の他面に設けられ、一端が誘電基板210の
長さ方向の一端側にある一側端面に導出され、他端が誘
電基板210の長さ方向の中間で終わっている。
【0071】第5の容量電極215は、誘電基板210
の厚さ方向の他面に設けられ、一端が誘電基板210の
長さ方向の他端側にある他側端面に導出され、他端が誘
電基板210の長さ方向の中間で終わっている。
【0072】第6の容量電極216は、誘電基板210
の厚さ方向の他面において、第4の容量電極214と第
5の容量電極215との間に設けられている。
【0073】第1及び第2の容量電極211、212
は、圧電振動子20と、接着層71、72を介して接着
されている。
【0074】第3の補強層43は、第4の容量電極21
4上に設けられており、第4の補強層44は、第5の容
量電極215上に設けられている。
【0075】図8に図示された圧電振動部品は、容量素
子21の容量電極構造の点を除けば、図1〜図3に示し
た実施例と同様の構造を有しており、同様の作用効果を
奏する。
【0076】図5〜図8の実施例では、容量素子21を
凹部101の内部に組み込む構造を示したが、圧電振動
子20を凹部101の内部に組み込んでもよい。この場
合には、凹部101の底面に段部を設け、必要な振動空
間を確保する。
【0077】表1は本発明に係る実施例である圧電振動
部品と、本発明に含まれない比較例1、2とについての
熱衝撃試験結果を示している。本発明に係る実施例は図
1〜図4に示した構造を有する。ベース板1としては、
アルミナを用いた。
【0078】比較例1、2の構造は図9及び図10に示
す。図9及び図10において、図1〜図8に現れた構成
部分と同一の構成部分については、同一の参照符号を付
してある。
【0079】図9の比較例1では、圧電振動子20の圧
電基板200をPTによって構成し、ベース板1の基体
10はアルミナによって構成した。容量素子21は、ベ
ース板1の一面上に厚膜誘電体層210を塗布して形成
した。
【0080】図10の比較例2では、ベース板1の基体
10をPZTによって構成し、ベース板1を利用して、
容量素子21を形成した。熱衝撃試験は、−55℃で3
0分間保持した後、125℃で30分間保持し、これを
1サイクルとして、100サイクル、200サイクル、
500サイクル及び1000サイクルの各サイクルで実
行した。
【0081】表1に示されているように、アルミナでな
るベース板1を用いた比較例1では、100(サイク
ル)の熱衝撃試験において、接合部にクラックが発生し
た。これは、PTでなる圧電振動子20と、アルミナで
なるベース板1とでは、線膨張係数の差が大きいため
に、接合部にクラックが発生したものと推測される。
【0082】これに対して、本発明に係る実施例では、
1000(サイクル)の熱衝撃試験を受けても、接合部
にクラックが発生せず、良好な接合状態を保っている。
【0083】表2は本発明に係る実施例である圧電振動
部品と、本発明に含まれない比較例1、2とについての
耐基板曲げ試験結果を示している。本発明に係る実施例
は図1〜図4に示した構造を有する。比較例1、2は図
9及び図10に示した構造を有する圧電振動部品であ
り、表1の熱衝撃試験に供されたものと同じものであ
る。
【0084】図11は耐基板曲げ試験方法を説明する図
である。耐基板曲げ試験に当たっては、実施例、及び、
比較例1、2に示された圧電振動部品D1を、長さ11
0mm、厚さ1.6mmのガラスエポキシ基板PC1に
はんだ付し、ガラスエポキシ基板PC1の中間部に、加
圧棒B1による加圧F1を加え、ガラスエポキシ基板P
C1を変位させた。ガラスエポキシ基板PC1の両端
は、90mm離して直径5mmの支持体S1、S2で支
持した。
【0085】表2に示されているように、PZTでなる
ベース板1を用いた比較例2では、4mm以上の変位
で、ベース板1にクラックが発生した。この試験結果
は、PZTの機械的強度が弱く、プリント基板実装後の
基板分割を想定した耐基板曲げ性が十分ではないことを
示している。表1の試験結果と合わせて見ると、ベース
板1をPZTで構成した場合、耐熱熱衝撃特性は改善で
きるが、耐基板曲げ性が悪くなることが解る。
【0086】これに対して、本発明に係る実施例では、
6mm以上の曲げ変位を受けても、ベース板1にクラッ
クが発生することはない。表1の試験結果と合わせる
と、本発明によれば、耐熱衝撃性に優れ、しかも、耐基
板曲げ性等の機械的強度特性に優れた圧電振動部品が得
られることは明らかである。
【0087】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。 (a)高性能、高信頼性で、かつ、小型薄型の負荷容量
内蔵型圧電振動部品を提供することができる。 (b)耐熱衝撃性に優れた負荷容量内蔵型圧電振動部品
を提供することができる。 (c)耐基板曲げ性等の機械的強度特性に優れた圧電振
動部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧電振動部品の分解斜視図であ
る。
【図2】図1に図示された圧電振動部品において、圧電
振動子及び容量素子の積層組立体をベースに取り付けた
状態を示す分解斜視図である。
【図3】図1及び図2に示した圧電振動部品の組立状態
における断面図である。
【図4】図1〜図3に示した実施例の電気回路である。
【図5】本発明に係る圧電振動部品の別の実施例を示す
分解斜視図である。
【図6】図5に図示された圧電振動部品において、圧電
振動子及び容量素子の積層組立体をベースに取り付けた
状態を示す分解斜視図である。
【図7】図5及び図6に示した圧電振動部品の断面図で
ある。
【図8】本発明に係る圧電振動部品の別の実施例を示す
分解斜視図である。
【図9】従来の圧電振動部品に属する比較例1の断面図
である。
【図10】従来の圧電振動部品に属する比較例2の断面
図である。
【図11】耐基板曲げ試験方法を説明する図である。
【符号の説明】
1 ベース板 11 第1の端子電極 20 圧電振動子 21 容量素子
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03H 9/17 H01L 41/18 101C

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース板と、圧電振動子と、容量素子と
    を含む圧電振動部品であって、 前記圧電振動子は、圧電基板がチタン酸鉛系セラミック
    スでなり、 前記容量素子は、前記ベース板上に搭載されており、 前記圧電振動子は、前記容量素子の上に搭載されてお
    り、 前記圧電振動子の前記圧電基板の線膨張係数をα1と
    し、前記容量素子の誘電基板の線膨張係数をα2とし、
    ベース板の線膨張係数をα3としたとき、 α3>α2>α1を満たす圧電振動部品。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された圧電振動部品であ
    って、 前記線膨張係数α1、α2及びα3に関して、 (α2−α1)≦10ppm、及び、 (α3−α2)≦10ppmを満たす圧電振動部品。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の何れかに記載された
    圧電振動部品であって、 前記ベース板は、アルミナまたはフォルステライトでな
    り、 前記容量素子は、前記誘電基板がチタン酸ジルコン酸鉛
    系セラミックスでなる圧電振動部品。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載された圧
    電振動部品であって、 前記圧電振動子は、第1の振動電極と、第2の振動電極
    とを含んでおり、 前記第1の振動電極は、前記圧電基板の厚さ方向の前記
    他面に設けられ、一端が前記圧電基板の長さ方向の一端
    側にある一側端面に導出され、他端が前記圧電基板の長
    さ方向の中間で終わっており、 前記第2の振動電極は、前記圧電基板の厚さ方向の前記
    一面に設けられ、一端が前記圧電基板の長さ方向の他端
    側にある前記他側端面に導出され、他端が前記圧電基板
    の長さ方向の中間で終わっている圧電振動部品。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかに記載された圧
    電振動部品であって、 前記容量素子は、同一の誘電基板による少なくとも2つ
    の容量を有し、 前記2つの容量は、前記誘電基板の前記一面及び他面に
    設けられた複数の容量電極によって取得される圧電振動
    部品。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載された圧電振動部品であ
    って、 前記容量電極は、第1の容量電極と、第2の容量電極
    と、第3の容量電極とを含んでおり、 前記第1の容量電極は、前記誘電基板の厚さ方向の前記
    一面に設けられ、一端が前記誘電基板の長さ方向の一端
    側にある一側端面に導出され、他端が前記誘電基板の長
    さ方向の中間で終わっており、 前記第2の容量電極は、前記誘電基板の厚さ方向の前記
    一面に設けられ、一端が前記誘電基板の長さ方向の他端
    側にある前記他側端面に導出され、他端が前記誘電基板
    の長さ方向の中間で終わっており、 前記第3の容量電極は、前記誘電基板の厚さ方向の前記
    他面に設けられ、前記第1及び第2の容量電極に共通に
    対向し、長さ方向の両端が前記誘電基板の長さ方向の中
    間で終わっている圧電振動部品。
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