JP2001127121A - プローブカード - Google Patents

プローブカード

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JP2001127121A
JP2001127121A JP30808799A JP30808799A JP2001127121A JP 2001127121 A JP2001127121 A JP 2001127121A JP 30808799 A JP30808799 A JP 30808799A JP 30808799 A JP30808799 A JP 30808799A JP 2001127121 A JP2001127121 A JP 2001127121A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウェハプローバにおいて、ニードルの先端位置
を正確に特定することができるプローブカードを提供す
る。 【解決手段】プローブカードから下向きに固定されたニ
ードル10は、斜め下方に延びる傾斜部10aと、ほぼ
鉛直下方に延びる鉛直部10bと、傾斜部10aと鉛直
部10bとを連結する湾曲部10cとからなり、傾斜部
10aは光を反射しない表面を有している。このため、
光源からの光36aは鉛直部10bにおいてのみ反射
し、CCDカメラ37はニードル10の先端としての鉛
直部10bのみを撮影する。このようにして撮影された
画像に画像処理を施すことにより、ニードル10の先端
位置を正確に特定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
過程において、ウェハ上に相互に連結して形成された複
数個の半導体装置を単体に分割する前に、各半導体装置
の検査を行うウェハプローバに用いるプローブカードに
関する。
【0002】
【従来の技術】ウェハ上に相互に連結して形成された複
数個の半導体装置を単体に分割する前に、各半導体装置
の検査を行う装置としてウェハプローバが知られてい
る。図13に従来のウェハプローバの一例を示す。
【0003】図7に示したウェハプローバ30は、被検
査体としての半導体ウェハ31を固定するウェハチャッ
ク32と、下向きに固定された複数のニードル33を有
するプローブカード34と、プローブカード34を水平
方向及び鉛直方向に移動させる移動機構35と、ニード
ル33に光を照射するLEDや小型電球その他の光源3
6と、ニードル33の先端を撮影するCCDカメラ37
と、CCDカメラ37が撮影した画像に基づきニードル
33の先端の位置を認識するとともに、移動機構35の
移動方向及び移動距離を制御する画像認識手段38と、
からなっている。
【0004】ニードル33の先端位置の認識はCCDカ
メラ37を用いてニードル33の先端を撮影することに
より行うため、ウェハプローバ30全体は暗室の中に配
置されている。
【0005】以上のような構成を有するウェハプローバ
30は以下のように作動する。
【0006】先ず、光源36がニードル33に光を照射
し、CCDカメラ37がニードル33の先端を撮影す
る。CCDカメラ37が撮影した画像は画像認識手段3
8に送られ、画像認識手段38はその画像を解析し、ニ
ードル33の先端位置を特定する。
【0007】次いで、画像認識手段38は、ニードル3
3の先端が半導体ウェハ31上の半導体装置のパッドに
接触するように、移動機構35の水平方向及び鉛直方向
における移動距離を算出し、その算出結果に応じて、移
動機構35を作動させる。
【0008】このようにして、ニードル33の先端が半
導体ウェハ31上の半導体装置のパッドに接触すると、
プローブカード34がその半導体装置の電気的検査を行
う。
【0009】以後、半導体ウェハ31上の全ての半導体
装置に対して連続的にプローブカード34による検査が
行われる。
【0010】上記のウェハプローバ30と同様な機構及
び機能により半導体ウェハの検査を行う装置として、例
えば、特許第2665979号公報(特開平3−891
02号公報)、特開平5−36767号公報、特開平5
−326675号公報、特公平6−80717号公報
(特開昭60−213040号公報)に記載された装置
がある。
【0011】一般に、プローブカードは、その構造に応
じて、水平ニードル型、垂直ニードル型及びメンブレン
型の3つのタイプに分類される。
【0012】水平ニードル型プローブカードは、図8
(A)に示すように、基板40と、基板40から下向き
に延びる複数個のニードル41と、からなっている。
【0013】図9はニードル41の拡大図である。図9
に示すように、水平ニードル型プローブカードにおける
ニードル41は、斜め下方に延びる傾斜部41aと、ほ
ぼ鉛直下方に延びる鉛直部41bと、傾斜部41aと鉛
直部41bとを連結する湾曲部41cと、からなってい
る。
【0014】また、水平ニードル型プローブカードは、
ニードルの配置の形態に応じて、シングル測定用とマル
チ測定用とに分類される。
【0015】シングル測定用水平ニードル型プローブカ
ードは、図10(A)に示すように、基板40上に複数
個の水平ニードル41が1個の半導体装置を囲むように
配列されている。このシングル測定用水平ニードル型プ
ローブカードによれば、1個の半導体装置の全てのパッ
ドを測定することができる。
【0016】マルチ測定用水平ニードル型プローブカー
ドは、図10(B)に示すように、基板40上に複数個
の水平ニードル41が列状に配列されている。このマル
チ測定用水平ニードル型プローブカードによれば、複数
個の半導体装置における1個又は2個以上のパッドを同
時に測定することができる。
【0017】垂直ニードル型プローブカードは、図8
(B)に示すように、基板40と、基板40からほぼ鉛
直下方に延びる複数個の同長の直線状のニードル42
と、からなっている。
【0018】メンブレン型プローブカードは、図8
(C)に示すように、基板40と、基板40の下側表面
に取り付けられた複数個のバンプ43と、からなってい
る。
【0019】また、図8(A)に示した水平ニードル型
プローブカードにおけるニードル41及び図8(B)に
示した垂直ニードル型プローブカードにおけるニードル
42の先端は、その形状に応じて、フラット型、円弧又
は砲弾型、ポイント型の3種類に分類される。
【0020】フラット型では、図11(A)に示すよう
に、ニードル41、42の先端が平面形状に形成されて
いる。円弧又は砲弾型では、図11(B)に示すよう
に、ニードル41、42の先端が縦断面が円弧になるよ
うに形成されている。ポイント型では、図11(C)に
示すように、先端が錐状に形成されている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、図7に
示したウェハプローバ30においては、ニードル33の
先端の画像をCCDカメラ37で撮影し、その画像を画
像認識手段38により解析することにより、ニードル3
3の先端の座標を決定している。このように、CCDカ
メラ37による撮影を行う必要があることから、ウェハ
プローバ30の内部は暗室にされており、CCDカメラ
37による撮影の際には、光源36がニードル33を照
らし出す。
【0022】例えば、図8(A)に示した水平ニードル
型プローブカードにおいては、図12に示すように、ニ
ードル41の鉛直部41bのみならず、傾斜部41aに
おいても、光源36からの光36aが反射してしまう。
その結果、CCDカメラ37により撮影された画像は図
13のようになる。図13(A)は、図10(A)に示
したシングル測定用水平ニードル型プローブカードにお
ける各ニードルの先端の画像であり、図13(B)は、
図10(B)に示したマルチ測定用水平ニードル型プロ
ーブカードにおける各ニードルの先端の画像である。
【0023】画像認識手段38は、画像の濃淡を判別す
る2値化処理によって画像認識を行っているが、図13
(A)及び(B)に示したように、ニードル41の先端
としての鉛直部41bのみならず、傾斜部41aも同様
に白く描き出されるため、ニードル41の先端としての
鉛直部41bを傾斜部41aと区別して正確に認識する
ことが不可能になる。
【0024】また、仮に、ニードル41の傾斜部41a
が白色と黒色の中間色としての灰色として写し出された
ような場合であっても、白色と灰色、黒色と灰色との間
では濃淡の差が少ないので、画像認識手段38は何回も
画像認識処理を繰り返すことが必要となり、画像認識時
間の増加につながる。
【0025】本発明は、上記のような従来のウェハプロ
ーバにおける問題点に鑑みてなされたものであり、プロ
ーブカードのニードルの先端位置を正確に特定すること
ができる、ウェハプローバに用いるプローブカードを提
供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明のうち、請求項1は、下向きに固定された少
なくとも一つのニードルを有するプローブカードと、プ
ローブカードと被検査体との間の相対的な移動を行う移
動機構と、ニードルに光を照射する光源と、ニードルの
先端を撮影する撮影手段と、撮影手段により撮影された
画像に基づきニードルの先端の位置を認識する画像認識
手段と、からなるプローバにおけるプローブカードであ
って、ニードルは、斜め下方に延びる傾斜部と、傾斜部
の先端からほぼ鉛直下方に延びる鉛直部とからなり、ニ
ードルの傾斜部は光を反射しない表面を有しているもの
であることを特徴とするプローブカードを提供する。
【0027】本請求項に係るプローバカードは図8
(A)に示した水平ニードル型プローブカードである。
本請求項に係るプローバカードによれば、ニードルの傾
斜部においては、光源からの光は反射しないため、光源
からの光は鉛直部においてのみ反射する。このため、撮
影手段は鉛直部のみ撮影することができ、ひいては、画
像認識手段はニードルの先端としての鉛直部の位置のみ
を画像認識することが可能になる。
【0028】請求項2は、下向きに固定された少なくと
も一つのニードルを有するプローブカードと、プローブ
カードと被検査体との間の相対的な移動を行う移動機構
と、ニードルに光を照射する光源と、ニードルの先端を
撮影する撮影手段と、撮影手段により撮影された画像に
基づきニードルの先端の位置を認識する画像認識手段
と、からなるプローバにおけるプローブカードであっ
て、ニードルはほぼ鉛直下方に延びており、ニードルの
先端以外の部分は光を反射しない表面を有しているもの
であることを特徴とするプローブカードを提供する。
【0029】本請求項に係るプローバカードは図8
(B)に示した垂直ニードル型プローブカードである。
本請求項に係るプローバカードによれば、ニードルの先
端以外の部分においては、光源からの光は反射しないた
め、光源からの光はニードルの先端においてのみ反射す
る。このため、撮影手段はニードルの先端のみ撮影する
ことができ、ひいては、画像認識手段はニードルの先端
位置を画像認識することが可能になる。
【0030】請求項3は、基板と、基板に下向きに固定
された少なくとも一つのニードルと、を備えるプローブ
カードと、プローブカードと被検査体との間の相対的な
移動を行う移動機構と、ニードルに光を照射する光源
と、ニードルの先端を撮影する撮影手段と、撮影手段に
より撮影された画像に基づきニードルの先端の位置を認
識する画像認識手段と、からなるプローバにおけるプロ
ーブカードであって、ニードルは、斜め下方に延びる傾
斜部と、傾斜部の先端からほぼ鉛直下方に延びる鉛直部
とからなり、ニードルの傾斜部は光を反射しない表面を
有しており、基板は光を反射しない下側表面を有してい
ることを特徴とするプローブカードを提供する。
【0031】本請求項に係るプローバカードは図8
(A)に示した水平ニードル型プローブカードである。
本請求項に係るプローバカードによれば、ニードルの傾
斜部及び基板の下側表面においては、光源からの光は反
射しないため、光源からの光は鉛直部においてのみ反射
する。このため、撮影手段は鉛直部のみ撮影することが
でき、ひいては、画像認識手段はニードルの先端として
の鉛直部の位置のみを画像認識することが可能になる。
【0032】請求項4は、基板と、基板に下向きに固定
された少なくとも一つのニードルと、備えるプローブカ
ードと、プローブカードと被検査体との間の相対的な移
動を行う移動機構と、ニードルに光を照射する光源と、
ニードルの先端を撮影する撮影手段と、撮影手段により
撮影された画像に基づきニードルの先端の位置を認識す
る画像認識手段と、からなるプローバにおけるプローブ
カードであって、ニードルはほぼ鉛直下方に延びてお
り、ニードルの先端以外の部分は光を反射しない表面を
有しており、基板は光を反射しない下側表面を有してい
ることを特徴とするプローブカードを提供する。
【0033】本請求項に係るプローバカードは図8
(B)に示した垂直ニードル型プローブカードである。
本請求項に係るプローバカードによれば、ニードルの先
端以外の部分及び基板の下側表面においては、光源から
の光は反射しないため、光源からの光はニードルの先端
においてのみ反射する。このため、撮影手段はニードル
の先端のみ撮影することができ、ひいては、画像認識手
段はニードルの先端位置を画像認識することが可能にな
る。
【0034】請求項5は、基板と、基板の下側表面に取
り付けられた少なくとも一つのバンプと、備えるプロー
ブカードと、プローブカードと被検査体との間の相対的
な移動を行う移動機構と、バンプに光を照射する光源
と、バンプを撮影する撮影手段と、撮影手段により撮影
された画像に基づきバンプの位置を認識する画像認識手
段と、からなるプローバにおけるプローブカードであっ
て、基板の下側表面は光を反射しない表面であることを
特徴とするプローブカードを提供する。
【0035】本請求項に係るプローバカードは図8
(C)に示したメンブレン型プローブカードである。本
請求項に係るプローバカードによれば、基板の下側表面
においては、光源からの光は反射しないため、光源から
の光はバンプにおいてのみ反射する。このため、撮影手
段はバンプのみ撮影することができ、ひいては、画像認
識手段はバンプの位置を画像認識することが可能にな
る。
【0036】請求項6に記載されているように、光を反
射しない表面は、塗装、ショットサンドブラスト加工、
メッキ及びエッチングのうちの少なくとも何れか一つを
施すことにより、形成することができる。
【0037】請求項7に記載されているように、基板の
下側表面は、塗装、ショットサンドブラスト加工、メッ
キ及びエッチングのうちの少なくとも何れか一つが施さ
れている表面であることが好ましい。
【0038】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係るウェハプローバにおけるニードルとCCDカメラ
とを示す。本実施形態に係るウェハプローバは、図8
(A)に示した水平ニードル型プローブカードを有する
ウェハプローバである。
【0039】本実施形態に係るウェハプローバにおいて
は、図7に示したニードル33に代えて、図1に示すニ
ードル10が用いられる。ニードル10以外の構造は図
7に示したウェハプローバと同じである。
【0040】本実施形態におけるニードル10は、図1
に示すように、斜め下方に延びる傾斜部10aと、ほぼ
鉛直下方に延びる鉛直部10bと、傾斜部10aと鉛直
部10bとを連結する湾曲部10cとからなる。
【0041】ニードル10の傾斜部10a及び湾曲部1
0cの表面は光を反射しないように形成されている。
【0042】ニードル10の材質は、抵抗性成分が少な
く、耐磨耗性を有する金属が選択される。本実施形態に
おいては、ニードル10はタングステンから形成されて
いるが、タングステンに代えて、タングステンの合金又
はベリリウム−銅を用いることもできる。
【0043】傾斜部10a及び湾曲部10cの表面には
黒色の塗装が施されており、この黒色の塗装により、傾
斜部10a及び湾曲部10cの表面は光を反射しないよ
うになっている。
【0044】塗装する色は黒色に限定されるものではな
く、反射を防ぐことのできる程度の濃い色であれば、ど
のような色であっても良い。また、光の反射をより一層
防止するため、表面に光沢がない塗装、いわゆる艶消し
の塗装であることが好ましい。
【0045】なお、ニードル10の傾斜部10a及び湾
曲部10cの表面が光を反射しないように形成する方法
は塗装に限定されるものではない。
【0046】例えば、傾斜部10a及び湾曲部10cの
表面にショットサンドブラスト加工を施しても良い。シ
ョットサンドブラスト加工を施すことにより、傾斜部1
0a及び湾曲部10cの表面に微少な凹凸が形成される
ため、傾斜部10a及び湾曲部10cの表面に照射され
た光源からの光は乱反射し、CCDカメラに到達する光
の量を最小にすることができる。
【0047】あるいは、傾斜部10a及び湾曲部10c
の表面にメッキやエッチングなどの化学処理を施すこと
により、傾斜部10a及び湾曲部10cの表面が光を反
射しないようにすることも可能である。
【0048】本実施形態に係るウェハプローバによれ
ば、ニードル10の傾斜部10a及び湾曲部10cにお
いては、光源36からの光36aは反射しないため、光
源36からの光36aは鉛直部10bにおいてのみ反射
する。このため、CCDカメラ37は鉛直部10bのみ
撮影することができ、ひいては、画像認識手段38はニ
ードル10の先端としての鉛直部の位置10bのみを画
像認識することが可能になる。
【0049】本実施形態に係るウェハプローバにおける
CCDカメラ37がとらえた画像を図2に示す。図2
(A)は、図10(A)に示したシングル測定用水平ニ
ードル型プローブカードを用いた場合の各ニードルの先
端の画像であり、図2(B)は、図10(B)に示した
マルチ測定用水平ニードル型プローブカードを用いた場
合の各ニードルの先端の画像である。
【0050】図2(A)及び(B)に示したように、ニ
ードル10の先端としての鉛直部10bのみが白く写し
出されている。このため、画像の濃淡を判別する2値化
処理によって画像認識を行っている画像認識手段38
は、ニードル10の先端としての鉛直部10bを傾斜部
10a及び湾曲部10cと区別して正確に認識すること
が可能になる。
【0051】なお、本実施形態においては、ニードル1
0の鉛直部10bの先端は図8(A)に示したフラット
型のものとして示したが、図8(B)に示した円弧又は
砲弾型、図8(C)に示したポイント型の何れであって
もよい。
【0052】図3は、本発明の第2の実施形態に係るウ
ェハプローバにおけるニードルとCCDカメラとを示
す。本実施形態に係るウェハプローバは、図8(B)に
示した垂直ニードル型プローブカードを有するウェハプ
ローバである。
【0053】本実施形態に係るウェハプローバにおいて
は、図7に示したニードル33に代えて、図3に示すニ
ードル11が用いられる。ニードル11以外の構造は図
7に示したウェハプローバと同じである。
【0054】本実施形態におけるニードル11は、図3
に示すように、ほぼ鉛直下方に延びており、先端付近の
領域11a以外の領域11bの表面は光を反射しないよ
うに形成されている。
【0055】ニードル11の材質及び領域11bの表面
が光を反射しないように形成する方法は第1の実施形態
の場合と同じである。
【0056】本実施形態に係るウェハプローバによれ
ば、ニードルの先端付近の領域11b以外の領域11a
においては、光源36からの光36aは反射しないた
め、光源36からの光36aはニードル11の先端付近
の領域11bにおいてのみ反射する。このため、CCD
カメラ37はニードル11の先端領域11bのみを撮影
することができ、ひいては、画像認識手段38はニード
ル11の先端位置を画像認識することが可能になる。
【0057】図4は、本発明の第3の実施形態に係るウ
ェハプローバにおけるプローブカードとCCDカメラと
を示す。本実施形態におけるプローブカードは、図8
(B)に示した垂直ニードル型プローブカードである。
【0058】本実施形態に係るウェハプローバにおいて
は、図7に示したニードル33に代えて、図1に示した
第1の実施形態に係るニードル10が用いられる。さら
に、本実施形態におけるプローブカードの基板12の表
面12aは光を反射しないように形成されている。ニー
ドル10及び基板12以外の構造は図7に示したウェハ
プローバと同じである。
【0059】ニードル10の材質及び傾斜部10aの表
面が光を反射しないように形成する方法は第1の実施形
態の場合と同じである。
【0060】また、基板12の表面12aが光を反射し
ないように形成する方法もニードル10の傾斜部10a
の場合と同様である。すなわち、基板12の表面12a
には、黒色その他濃色の塗装、ショットサンドブラスト
加工、メッキ及びエッチングのうちの少なくとも何れか
一つが施されている。
【0061】本実施形態に係るウェハプローバによれ
ば、ニードル10の傾斜部10a及び基板12の下側表
面12aにおいては、光源36からの光36aは反射し
ないため、光源36からの光36aはニードル10の鉛
直部10bにおいてのみ反射する。このため、CCDカ
メラ37は鉛直部10bのみ撮影することができ、ひい
ては、画像認識手段38はニードル10の先端としての
鉛直部10bの位置のみを画像認識することが可能にな
る。
【0062】図5は、本発明の第4の実施形態に係るウ
ェハプローバにおけるプローブカードとCCDカメラと
を示す。本実施形態におけるプローブカードは、図8
(B)に示した垂直ニードル型プローブカードである。
【0063】本実施形態に係るウェハプローバにおいて
は、図7に示したニードル33に代えて、図3に示した
第2の実施形態に係るニードル11が用いられる。さら
に、本実施形態におけるプローブカードの基板12の表
面12aは光を反射しないように形成されている。ニー
ドル11及び基板12以外の構造は図7に示したウェハ
プローバと同じである。
【0064】ニードル11の材質及び先端領域11b以
外の領域11aの表面が光を反射しないように形成する
方法は第1の実施形態の場合と同じである。
【0065】また、基板12の表面12aが光を反射し
ないように形成する方法も前述の第3の実施形態の場合
と同様である。
【0066】本実施形態に係るウェハプローバによれ
ば、ニードル11の先端領域11b以外の領域11a及
び基板12の下側表面12aにおいては、光源36から
の光36aは反射しないため、光源36からの光36a
はニードル11の先端領域11bにおいてのみ反射す
る。このため、CCDカメラ37はニードル11の先端
領域11bのみ撮影することができ、ひいては、画像認
識手段38はニードル11の先端位置を画像認識するこ
とが可能になる。
【0067】図6は、本発明の第5の実施形態に係るウ
ェハプローバにおけるプローブカードとCCDカメラと
を示す。本実施形態におけるプローブカードは、図8
(C)に示したメンブレン型プローブカードである。
【0068】本実施形態に係るウェハプローバにおいて
は、図7に示したプローブカード34に代えて、図6に
示すプローブカード13が用いられる。プローブカード
13以外の構造は図7に示したウェハプローバと同じで
ある。
【0069】プローブカード13は、基板14と、基板
14の下側表面14aに取り付けられた複数個のバンプ
15とからなる。
【0070】プローブカード13の基板14の下側表面
14aは光を反射しないように形成されている。基板1
4の下側表面14aが光を反射しないように形成する方
法は前述の第3の実施形態の場合と同様である。
【0071】本実施形態に係るウェハプローバによれ
ば、基板14の下側表面14aにおいては、光源36か
らの光36aは反射しないため、光源36からの光36
aはバンプ15においてのみ反射する。このため、CC
Dカメラ37はバンプ15のみ撮影することができ、ひ
いては、画像認識手段38はバンプ15の位置を正確に
画像認識することが可能になる。
【0072】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るプローバ又
はプローブカードによれば、光源からの光はニードルの
先端又はバンプにおいてのみ反射し、ニードルの先端以
外の領域及び基板の下側表面には反射しないので、撮影
手段はニードルの先端のみを撮影する。その結果、ニー
ドルの先端とそれ以外の部分との濃淡の差が明確に現れ
るので、2値化処理による画像認識を行う画像認識手段
はニードルの先端の位置を正確に特定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るウェハプローバ
におけるプローブカード及びCCDカメラの平面図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るウェハプローバ
により撮影した画像を画像処理した後の画像である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係るウェハプローバ
におけるプローブカード及びCCDカメラの平面図であ
る。
【図4】本発明の第3の実施形態に係るウェハプローバ
におけるプローブカード及びCCDカメラの平面図であ
る。
【図5】本発明の第4の実施形態に係るウェハプローバ
におけるプローブカード及びCCDカメラの平面図であ
る。
【図6】本発明の第5の実施形態に係るウェハプローバ
におけるプローブカード及びCCDカメラの平面図であ
る。
【図7】従来のウェハプローバの構造を示す概略図であ
る。
【図8】プローブカードにおけるニードルの配列の種類
を示す平面図であり、図8(A)は水平ニードル型プロ
ーブカード、図8(B)は垂直ニードル型プローブカー
ド、図8(C)はメンブレン型プローブカードを示す。
【図9】水平ニードル型プローブカードにおける従来の
ニードルの拡大図である。
【図10】水平ニードル型プローブカードにおけるニー
ドルの配列の種類を示す平面図であり、図10(A)は
シングル測定用水平ニードル型プローブカード、図10
(B)はマルチ測定用用水平ニードル型プローブカード
を示す。
【図11】ニードルの先端の種類を示す平面図であり、
図11(A)はフラット型、図11(B)は円弧又は砲
弾型、図11(C)はポイント型を示す。
【図12】従来のニードルにおける光の反射状況を示す
平面図である。
【図13】従来のウェハプローバにより撮影した画像を
画像処理した後の画像である。
【符号の説明】
10 第1の実施形態におけるニードル 10a 傾斜部 10b 鉛直部 10c 湾曲部 11 第2の実施形態におけるニードル 11a 先端付近の領域 11b 先端以外の領域 12 基板 12a 基板の下側表面 13 第5の実施形態に係るプローブカード 14 基板 14a 基板の下側表面 15 バンプ 35 移動機構 36 光源 37 CCDカメラ 38 画像認識手段
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA03 BB05 CC00 FF42 HH12 JJ03 JJ07 JJ26 NN20 PP12 QQ04 QQ28 TT06 2G011 AA02 AA03 AA10 AA16 AA17 AC06 AC10 AC14 AE03 AF06 2G032 AE02 AE04 AF02 AK04 AL04 4M106 AA02 AD26 BA01 CA01 DD10 DD30 DJ20 9A001 BB06 HH23 JJ48 KK16 KK37 LL05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下向きに固定された少なくとも一つのニ
    ードルを有するプローブカードと、 前記プローブカードと被検査体との間の相対的な移動を
    行う移動機構と、 前記ニードルに光を照射する光源と、 前記ニードルの先端を撮影する撮影手段と、 前記撮影手段により撮影された画像に基づき前記ニード
    ルの先端の位置を認識する画像認識手段と、 からなるプローバにおける前記プローブカードであっ
    て、 前記ニードルは、斜め下方に延びる傾斜部と、前記傾斜
    部の先端からほぼ鉛直下方に延びる鉛直部とからなり、 前記ニードルの前記傾斜部は光を反射しない表面を有し
    ているものであることを特徴とするプローブカード。
  2. 【請求項2】 下向きに固定された少なくとも一つのニ
    ードルを有するプローブカードと、 前記プローブカードと被検査体との間の相対的な移動を
    行う移動機構と、 前記ニードルに光を照射する光源と、 前記ニードルの先端を撮影する撮影手段と、 前記撮影手段により撮影された画像に基づき前記ニード
    ルの先端の位置を認識する画像認識手段と、 からなるプローバにおける前記プローブカードであっ
    て、 前記ニードルはほぼ鉛直下方に延びており、 前記ニードルの先端以外の部分は光を反射しない表面を
    有しているものであることを特徴とするプローブカー
    ド。
  3. 【請求項3】 基板と、前記基板に下向きに固定された
    少なくとも一つのニードルと、を備えるプローブカード
    と、 前記プローブカードと被検査体との間の相対的な移動を
    行う移動機構と、 前記ニードルに光を照射する光源と、 前記ニードルの先端を撮影する撮影手段と、 前記撮影手段により撮影された画像に基づき前記ニード
    ルの先端の位置を認識する画像認識手段と、 からなるプローバにおける前記プローブカードであっ
    て、 前記ニードルは、斜め下方に延びる傾斜部と、前記傾斜
    部の先端からほぼ鉛直下方に延びる鉛直部とからなり、 前記ニードルの前記傾斜部は光を反射しない表面を有し
    ており、 前記基板は光を反射しない下側表面を有していることを
    特徴とするプローブカード。
  4. 【請求項4】 基板と、前記基板に下向きに固定された
    少なくとも一つのニードルと、備えるプローブカード
    と、 前記プローブカードと被検査体との間の相対的な移動を
    行う移動機構と、 前記ニードルに光を照射する光源と、 前記ニードルの先端を撮影する撮影手段と、 前記撮影手段により撮影された画像に基づき前記ニード
    ルの先端の位置を認識する画像認識手段と、 からなるプローバにおける前記プローブカードであっ
    て、 前記ニードルはほぼ鉛直下方に延びており、 前記ニードルの先端以外の部分は光を反射しない表面を
    有しており、 前記基板は光を反射しない下側表面を有していることを
    特徴とするプローブカード。
  5. 【請求項5】 基板と、前記基板の下側表面に取り付け
    られた少なくとも一つのバンプと、備えるプローブカー
    ドと、 前記プローブカードと被検査体との間の相対的な移動を
    行う移動機構と、 前記バンプに光を照射する光源と、 前記バンプを撮影する撮影手段と、 前記撮影手段により撮影された画像に基づき前記バンプ
    の位置を認識する画像認識手段と、 からなるプローバにおける前記プローブカードであっ
    て、 前記基板の前記下側表面は光を反射しない表面であるこ
    とを特徴とするプローブカード。
  6. 【請求項6】 前記光を反射しない表面は、塗装、ショ
    ットサンドブラスト加工、メッキ及びエッチングのうち
    の少なくとも何れか一つが施されている表面であること
    を特徴とする請求項8乃至11の何れか一項に記載のプ
    ローブカード。
  7. 【請求項7】 前記基板の前記下側表面は、塗装、ショ
    ットサンドブラスト加工、メッキ及びエッチングのうち
    の少なくとも何れか一つが施されている表面であること
    を特徴とする請求項10乃至12の何れか一項に記載の
    プローブカード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008268196A (ja) * 2007-03-28 2008-11-06 Japan Electronic Materials Corp コンタクトプローブ及びコンタクトプローブの製造方法
KR100910668B1 (ko) 2006-05-31 2009-08-04 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 프로브선단의 검출 방법, 얼라인먼트 방법 및 이들방법들을 기록한 기억 매체, 및 프로브 장치
US7579124B2 (en) * 2003-12-03 2009-08-25 Fujifilm Corporation Colored curable composition, color filter and manufacturing method thereof

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