JP3623413B2 - プローブカード - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造過程において、ウェハ上に相互に連結して形成された複数個の半導体装置を単体に分割する前に、各半導体装置の検査を行うウェハプローバに用いるプローブカードに関する。
【0002】
【従来の技術】
ウェハ上に相互に連結して形成された複数個の半導体装置を単体に分割する前に、各半導体装置の検査を行う装置としてウェハプローバが知られている。図13に従来のウェハプローバの一例を示す。
【0003】
図7に示したウェハプローバ30は、被検査体としての半導体ウェハ31を固定するウェハチャック32と、下向きに固定された複数のニードル33を有するプローブカード34と、プローブカード34を水平方向及び鉛直方向に移動させる移動機構35と、ニードル33に光を照射するLEDや小型電球その他の光源36と、ニードル33の先端を撮影するCCDカメラ37と、CCDカメラ37が撮影した画像に基づきニードル33の先端の位置を認識するとともに、移動機構35の移動方向及び移動距離を制御する画像認識手段38と、からなっている。
【0004】
ニードル33の先端位置の認識はCCDカメラ37を用いてニードル33の先端を撮影することにより行うため、ウェハプローバ30全体は暗室の中に配置されている。
【0005】
以上のような構成を有するウェハプローバ30は以下のように作動する。
【0006】
先ず、光源36がニードル33に光を照射し、CCDカメラ37がニードル33の先端を撮影する。CCDカメラ37が撮影した画像は画像認識手段38に送られ、画像認識手段38はその画像を解析し、ニードル33の先端位置を特定する。
【0007】
次いで、画像認識手段38は、ニードル33の先端が半導体ウェハ31上の半導体装置のパッドに接触するように、移動機構35の水平方向及び鉛直方向における移動距離を算出し、その算出結果に応じて、移動機構35を作動させる。
【0008】
このようにして、ニードル33の先端が半導体ウェハ31上の半導体装置のパッドに接触すると、プローブカード34がその半導体装置の電気的検査を行う。
【0009】
以後、半導体ウェハ31上の全ての半導体装置に対して連続的にプローブカード34による検査が行われる。
【0010】
上記のウェハプローバ30と同様な機構及び機能により半導体ウェハの検査を行う装置として、例えば、特許第2665979号公報(特開平3−89102号公報)、特開平5−36767号公報、特開平5−326675号公報、特公平6−80717号公報(特開昭60−213040号公報)に記載された装置がある。
【0011】
一般に、プローブカードは、その構造に応じて、水平ニードル型、垂直ニードル型及びメンブレン型の3つのタイプに分類される。
【0012】
水平ニードル型プローブカードは、図8(A)に示すように、基板40と、基板40から下向きに延びる複数個のニードル41と、からなっている。
【0013】
図9はニードル41の拡大図である。図9に示すように、水平ニードル型プローブカードにおけるニードル41は、斜め下方に延びる傾斜部41aと、ほぼ鉛直下方に延びる鉛直部41bと、傾斜部41aと鉛直部41bとを連結する湾曲部41cと、からなっている。
【0014】
また、水平ニードル型プローブカードは、ニードルの配置の形態に応じて、シングル測定用とマルチ測定用とに分類される。
【0015】
シングル測定用水平ニードル型プローブカードは、図10(A)に示すように、基板40上に複数個の水平ニードル41が1個の半導体装置を囲むように配列されている。このシングル測定用水平ニードル型プローブカードによれば、1個の半導体装置の全てのパッドを測定することができる。
【0016】
マルチ測定用水平ニードル型プローブカードは、図10(B)に示すように、基板40上に複数個の水平ニードル41が列状に配列されている。このマルチ測定用水平ニードル型プローブカードによれば、複数個の半導体装置における1個又は2個以上のパッドを同時に測定することができる。
【0017】
垂直ニードル型プローブカードは、図8(B)に示すように、基板40と、基板40からほぼ鉛直下方に延びる複数個の同長の直線状のニードル42と、からなっている。
【0018】
メンブレン型プローブカードは、図8(C)に示すように、基板40と、基板40の下側表面に取り付けられた複数個のバンプ43と、からなっている。
【0019】
また、図8(A)に示した水平ニードル型プローブカードにおけるニードル41及び図8(B)に示した垂直ニードル型プローブカードにおけるニードル42の先端は、その形状に応じて、フラット型、円弧又は砲弾型、ポイント型の3種類に分類される。
【0020】
フラット型では、図11(A)に示すように、ニードル41、42の先端が平面形状に形成されている。円弧又は砲弾型では、図11(B)に示すように、ニードル41、42の先端が縦断面が円弧になるように形成されている。ポイント型では、図11(C)に示すように、先端が錐状に形成されている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように、図7に示したウェハプローバ30においては、ニードル33の先端の画像をCCDカメラ37で撮影し、その画像を画像認識手段38により解析することにより、ニードル33の先端の座標を決定している。このように、CCDカメラ37による撮影を行う必要があることから、ウェハプローバ30の内部は暗室にされており、CCDカメラ37による撮影の際には、光源36がニードル33を照らし出す。
【0022】
例えば、図8(A)に示した水平ニードル型プローブカードにおいては、図12に示すように、ニードル41の鉛直部41bのみならず、傾斜部41aにおいても、光源36からの光36aが反射してしまう。その結果、CCDカメラ37により撮影された画像は図13のようになる。図13(A)は、図10(A)に示したシングル測定用水平ニードル型プローブカードにおける各ニードルの先端の画像であり、図13(B)は、図10(B)に示したマルチ測定用水平ニードル型プローブカードにおける各ニードルの先端の画像である。
【0023】
画像認識手段38は、画像の濃淡を判別する2値化処理によって画像認識を行っているが、図13(A)及び(B)に示したように、ニードル41の先端としての鉛直部41bのみならず、傾斜部41aも同様に白く描き出されるため、ニードル41の先端としての鉛直部41bを傾斜部41aと区別して正確に認識することが不可能になる。
【0024】
また、仮に、ニードル41の傾斜部41aが白色と黒色の中間色としての灰色として写し出されたような場合であっても、白色と灰色、黒色と灰色との間では濃淡の差が少ないので、画像認識手段38は何回も画像認識処理を繰り返すことが必要となり、画像認識時間の増加につながる。
【0025】
本発明は、上記のような従来のウェハプローバにおける問題点に鑑みてなされたものであり、プローブカードのニードルの先端位置を正確に特定することができる、ウェハプローバに用いるプローブカードを提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明のうち、請求項1は、なくとも一つのニードルを有するプローブカードと、前記ニードルに光を照射する光源と、前記ニードルを撮影する撮影手段と、前記撮影手段により撮影された画像に基づき前記ニードルの先端の位置を認識する画像認識手段と、前記画像認識手段による認識結果に基づき、前記ニードルの先端を被検査体に接触させるべく該被検査体と前記プローブカードとを相対的に移動させる移動機構と、を備えるプローバにおける前記プローブカードであって、前記画像認識手段により前記ニードルの先端部のみを画像認識できるように、前記ニードルは、該ニードルの前記先端部以外の部分の表面は光を反射しないように構成されている一方で、前記先端部のみは表面は光を反射するように構成されていることを特徴とするプローブカードを提供する。
【0027】
本請求項に係るプローブカードによれば、ニードルの先端部以外の部分においては、光源からの光は反射しないため、光源からの光はニードルの先端部においてのみ反射する。このため、撮影手段はニードルの先端部のみ撮影することができ、ひいては、画像認識手段はニードルの先端部の位置のみを画像認識することが可能になる。
【0028】
請求項2は、前記ニードルは、斜め下方に延びる傾斜部と、該傾斜部の先端からほぼ鉛直下方に延びる鉛直部とからなり、該鉛直部により当該ニードルの前記先端部が構成されていることを特徴とするプローブカードを提供する。本請求項に係るプローブカードは図8(A)に示した水平ニードル型プローブカードである。本請求項に係るプローブカードによれば、ニードルの傾斜部においては、光源からの光は反射しないため、光源からの光は先端部を構成する鉛直部においてのみ反射する。このため、撮影手段は先端部を構成する鉛直部のみ撮影することができ、ひいては、画像認識手段はニードルの先端部としての鉛直部の位置のみを画像認識することが可能になる。
【0029】
請求項3は、前記ニードルは、ほぼ鉛直下方に延びるように形成されていることを特徴とするプローブカードを提供する。本請求項に係るプローブカードは図8(B)に示した垂直ニードル型プローブカードである。本請求項に係るプローブカードによれば、ニードルの先端部以外の部分においては、光源からの光は反射しないため、光源からの光はニードルの先端部においてのみ反射する。このため、撮影手段はニードルの先端部のみ撮影することができ、ひいては、画像認識手段はニードルの先端部の位置を画像認識することが可能になる。
【0030】
請求項4は、基板と、前記基板に下向きに固定された少なくとも一つのニードルと、を有するプローブカードと、前記ニードルに光を照射する光源と、前記ニードルを撮影する撮影手段と、前記撮影手段により撮影された画像に基づき前記ニードルの先端の位置を認識する画像認識手段と、前記画像認識手段による認識結果に基づき、前記ニードルの先端を被検査体に接触させるべく該被検査体と前記プローブカードとを相対的に移動させる移動機構と、を備えるプローバにおける前記プローブカードであって、前記画像認識手段により前記ニードルの先端部のみを画像認識できるように、前記ニードルは、該ニードルの前記先端部以外の部分の表面は光を反射しないように構成されている一方で、前記先端部のみは表面は光を反射するように構成され、前記基板の下側表面において、前記ニードルが取り付けられていない部分は光を反射しないように構成されていることを特徴とするプローブカードを提供する。
【0031】
本請求項に係るプローブカードによれば、ニードルにおいて先端部以外の部分、並びに、基板の下側表面においてニードルが取り付けられていない部分においては、光源からの光は反射しないため、光源からの光はニードルの先端部においてのみ反射する。このため、撮影手段はニードルの先端部のみ撮影することができ、ひいては、画像認識手段はニードルの先端部の位置のみを画像認識することが可能になる。
【0032】
請求項5は、前記ニードルは、前記基板より斜め下方に延びる傾斜部と、該傾斜部の先端からほぼ鉛直下方に延びる鉛直部とからなり、該鉛直部により当該ニードルの前記先端部が構成されていることを特徴とするプローブカードを提供する。本請求項に係るプローバカードは図8(A)に示した水平ニードル型プローブカードである。本請求項に係るプローバカードによれば、ニードルにおいて先端部以外の部分、並びに、基板の下側表面においてニードルが取り付けられていない部分においては、光源からの光は反射しないため、光源からの光はニードルの先端部においてのみ反射する。このため、撮影手段はニードルの先端部のみ撮影することができ、ひいては、画像認識手段はニードルの先端部の位置のみを画像認識することが可能になる。
【0033】
請求項6は、前記ニードルは、前記基板よりほぼ鉛直下方に延びるように形成されていることを特徴とするプローブカードを提供する。本請求項に係るプローバカードは図8(B)に示した垂直ニードル型プローブカードである。本請求項に係るプローブカードによれば、ニードルにおいて先端部以外の部分、並びに、基板の下側表面においてニードルが取り付けられていない部分においては、光源からの光は反射しないため、光源からの光はニードルの先端部においてのみ反射する。このため、撮影手段はニードルの先端部のみ撮影することができ、ひいては、画像認識手段はニードルの先端部位置を画像認識することが可能になる。
【0034】
請求項7は、基板と、前記基板の下側表面に取り付けられた少なくとも一つのバンプと、を有するプローブカードと、前記バンプに光を照射する光源と、前記バンプを撮影する撮影手段と、前記撮影手段により撮影された画像に基づき前記バンプの位置を認識する画像認識手段と、前記画像認識手段による認識結果に基づき、前記バンプを被検査体に接触させるべく該被検査体と前記プローブカードとを相対的に移動させる移動機構と、を備えるプローバにおける前記プローブカードであって、前記画像認識手段により前記バンプのみを画像認識できるように、前記基板の前記下側表面において、前記バンプが取り付けられていない部分は光を反射しないように構成されていることを特徴とするプローブカードを提供する。
【0035】
本請求項に係るプローバカードは図8(C)に示したメンブレン型プローブカードである。本請求項に係るプローバカードによれば、基板の下側表面においてバンプが取り付けられていない部分においては、光源からの光は反射しないため、光源からの光はバンプにおいてのみ反射する。このため、撮影手段はバンプのみ撮影することができ、ひいては、画像認識手段はバンプの位置を画像認識することが可能になる。
【0036】
請求項8に記載されているように、前記ニードルにおいて先端部以外の部分の表面は、塗装、ショットサンドブラスト加工、メッキ及びエッチングのうちの少なくとも何れか一つを施すことにより、光を反射しないように構成することができる。
【0037】
請求項9に記載されているように、前記基板の下部表面において光を反射しないように構成されている部分は、塗装、ショットサンドブラスト加工、メッキ及びエッチングのうちの少なくとも何れか一つを施すことにより、光を反射しないように構成することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態に係るウェハプローバにおけるニードルとCCDカメラとを示す。本実施形態に係るウェハプローバは、図8(A)に示した水平ニードル型プローブカードを有するウェハプローバである。
【0039】
本実施形態に係るウェハプローバにおいては、図7に示したニードル33に代えて、図1に示すニードル10が用いられる。ニードル10以外の構造は図7に示したウェハプローバと同じである。
【0040】
本実施形態におけるニードル10は、図1に示すように、斜め下方に延びる傾斜部10aと、ほぼ鉛直下方に延びる鉛直部10bと、傾斜部10aと鉛直部10bとを連結する湾曲部10cとからなる。
【0041】
ニードル10の傾斜部10a及び湾曲部10cの表面は光を反射しないように形成されている。
【0042】
ニードル10の材質は、抵抗性成分が少なく、耐磨耗性を有する金属が選択される。本実施形態においては、ニードル10はタングステンから形成されているが、タングステンに代えて、タングステンの合金又はベリリウム−銅を用いることもできる。
【0043】
傾斜部10a及び湾曲部10cの表面には黒色の塗装が施されており、この黒色の塗装により、傾斜部10a及び湾曲部10cの表面は光を反射しないようになっている。
【0044】
塗装する色は黒色に限定されるものではなく、反射を防ぐことのできる程度の濃い色であれば、どのような色であっても良い。また、光の反射をより一層防止するため、表面に光沢がない塗装、いわゆる艶消しの塗装であることが好ましい。
【0045】
なお、ニードル10の傾斜部10a及び湾曲部10cの表面が光を反射しないように形成する方法は塗装に限定されるものではない。
【0046】
例えば、傾斜部10a及び湾曲部10cの表面にショットサンドブラスト加工を施しても良い。ショットサンドブラスト加工を施すことにより、傾斜部10a及び湾曲部10cの表面に微少な凹凸が形成されるため、傾斜部10a及び湾曲部10cの表面に照射された光源からの光は乱反射し、CCDカメラに到達する光の量を最小にすることができる。
【0047】
あるいは、傾斜部10a及び湾曲部10cの表面にメッキやエッチングなどの化学処理を施すことにより、傾斜部10a及び湾曲部10cの表面が光を反射しないようにすることも可能である。
【0048】
本実施形態に係るウェハプローバによれば、ニードル10の傾斜部10a及び湾曲部10cにおいては、光源36からの光36aは反射しないため、光源36からの光36aは鉛直部10bにおいてのみ反射する。このため、CCDカメラ37は鉛直部10bのみ撮影することができ、ひいては、画像認識手段38はニードル10の先端としての鉛直部の位置10bのみを画像認識することが可能になる。
【0049】
本実施形態に係るウェハプローバにおけるCCDカメラ37がとらえた画像を図2に示す。図2(A)は、図10(A)に示したシングル測定用水平ニードル型プローブカードを用いた場合の各ニードルの先端の画像であり、図2(B)は、図10(B)に示したマルチ測定用水平ニードル型プローブカードを用いた場合の各ニードルの先端の画像である。
【0050】
図2(A)及び(B)に示したように、ニードル10の先端としての鉛直部10bのみが白く写し出されている。このため、画像の濃淡を判別する2値化処理によって画像認識を行っている画像認識手段38は、ニードル10の先端としての鉛直部10bを傾斜部10a及び湾曲部10cと区別して正確に認識することが可能になる。
【0051】
なお、本実施形態においては、ニードル10の鉛直部10bの先端は図8(A)に示したフラット型のものとして示したが、図8(B)に示した円弧又は砲弾型、図8(C)に示したポイント型の何れであってもよい。
【0052】
図3は、本発明の第2の実施形態に係るウェハプローバにおけるニードルとCCDカメラとを示す。本実施形態に係るウェハプローバは、図8(B)に示した垂直ニードル型プローブカードを有するウェハプローバである。
【0053】
本実施形態に係るウェハプローバにおいては、図7に示したニードル33に代えて、図3に示すニードル11が用いられる。ニードル11以外の構造は図7に示したウェハプローバと同じである。
【0054】
本実施形態におけるニードル11は、図3に示すように、ほぼ鉛直下方に延びており、先端付近の領域11a以外の領域11bの表面は光を反射しないように形成されている。
【0055】
ニードル11の材質及び領域11bの表面が光を反射しないように形成する方法は第1の実施形態の場合と同じである。
【0056】
本実施形態に係るウェハプローバによれば、ニードルの先端付近の領域11b以外の領域11aにおいては、光源36からの光36aは反射しないため、光源36からの光36aはニードル11の先端付近の領域11bにおいてのみ反射する。このため、CCDカメラ37はニードル11の先端領域11bのみを撮影することができ、ひいては、画像認識手段38はニードル11の先端位置を画像認識することが可能になる。
【0057】
図4は、本発明の第3の実施形態に係るウェハプローバにおけるプローブカードとCCDカメラとを示す。本実施形態におけるプローブカードは、図8(B)に示した垂直ニードル型プローブカードである。
【0058】
本実施形態に係るウェハプローバにおいては、図7に示したニードル33に代えて、図1に示した第1の実施形態に係るニードル10が用いられる。さらに、本実施形態におけるプローブカードの基板12の表面12aは光を反射しないように形成されている。ニードル10及び基板12以外の構造は図7に示したウェハプローバと同じである。
【0059】
ニードル10の材質及び傾斜部10aの表面が光を反射しないように形成する方法は第1の実施形態の場合と同じである。
【0060】
また、基板12の表面12aが光を反射しないように形成する方法もニードル10の傾斜部10aの場合と同様である。すなわち、基板12の表面12aには、黒色その他濃色の塗装、ショットサンドブラスト加工、メッキ及びエッチングのうちの少なくとも何れか一つが施されている。
【0061】
本実施形態に係るウェハプローバによれば、ニードル10の傾斜部10a及び基板12の下側表面12aにおいては、光源36からの光36aは反射しないため、光源36からの光36aはニードル10の鉛直部10bにおいてのみ反射する。このため、CCDカメラ37は鉛直部10bのみ撮影することができ、ひいては、画像認識手段38はニードル10の先端としての鉛直部10bの位置のみを画像認識することが可能になる。
【0062】
図5は、本発明の第4の実施形態に係るウェハプローバにおけるプローブカードとCCDカメラとを示す。本実施形態におけるプローブカードは、図8(B)に示した垂直ニードル型プローブカードである。
【0063】
本実施形態に係るウェハプローバにおいては、図7に示したニードル33に代えて、図3に示した第2の実施形態に係るニードル11が用いられる。さらに、本実施形態におけるプローブカードの基板12の表面12aは光を反射しないように形成されている。ニードル11及び基板12以外の構造は図7に示したウェハプローバと同じである。
【0064】
ニードル11の材質及び先端領域11b以外の領域11aの表面が光を反射しないように形成する方法は第1の実施形態の場合と同じである。
【0065】
また、基板12の表面12aが光を反射しないように形成する方法も前述の第3の実施形態の場合と同様である。
【0066】
本実施形態に係るウェハプローバによれば、ニードル11の先端領域11b以外の領域11a及び基板12の下側表面12aにおいては、光源36からの光36aは反射しないため、光源36からの光36aはニードル11の先端領域11bにおいてのみ反射する。このため、CCDカメラ37はニードル11の先端領域11bのみ撮影することができ、ひいては、画像認識手段38はニードル11の先端位置を画像認識することが可能になる。
【0067】
図6は、本発明の第5の実施形態に係るウェハプローバにおけるプローブカードとCCDカメラとを示す。本実施形態におけるプローブカードは、図8(C)に示したメンブレン型プローブカードである。
【0068】
本実施形態に係るウェハプローバにおいては、図7に示したプローブカード34に代えて、図6に示すプローブカード13が用いられる。プローブカード13以外の構造は図7に示したウェハプローバと同じである。
【0069】
プローブカード13は、基板14と、基板14の下側表面14aに取り付けられた複数個のバンプ15とからなる。
【0070】
プローブカード13の基板14の下側表面14aは光を反射しないように形成されている。基板14の下側表面14aが光を反射しないように形成する方法は前述の第3の実施形態の場合と同様である。
【0071】
本実施形態に係るウェハプローバによれば、基板14の下側表面14aにおいては、光源36からの光36aは反射しないため、光源36からの光36aはバンプ15においてのみ反射する。このため、CCDカメラ37はバンプ15のみ撮影することができ、ひいては、画像認識手段38はバンプ15の位置を正確に画像認識することが可能になる。
【0072】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るプローバ又はプローブカードによれば、光源からの光はニードルの先端又はバンプにおいてのみ反射し、ニードルの先端以外の領域及び基板の下側表面には反射しないので、撮影手段はニードルの先端のみを撮影する。その結果、ニードルの先端とそれ以外の部分との濃淡の差が明確に現れるので、2値化処理による画像認識を行う画像認識手段はニードルの先端の位置を正確に特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るウェハプローバにおけるプローブカード及びCCDカメラの平面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るウェハプローバにより撮影した画像を画像処理した後の画像である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係るウェハプローバにおけるプローブカード及びCCDカメラの平面図である。
【図4】本発明の第3の実施形態に係るウェハプローバにおけるプローブカード及びCCDカメラの平面図である。
【図5】本発明の第4の実施形態に係るウェハプローバにおけるプローブカード及びCCDカメラの平面図である。
【図6】本発明の第5の実施形態に係るウェハプローバにおけるプローブカード及びCCDカメラの平面図である。
【図7】従来のウェハプローバの構造を示す概略図である。
【図8】プローブカードにおけるニードルの配列の種類を示す平面図であり、図8(A)は水平ニードル型プローブカード、図8(B)は垂直ニードル型プローブカード、図8(C)はメンブレン型プローブカードを示す。
【図9】水平ニードル型プローブカードにおける従来のニードルの拡大図である。
【図10】水平ニードル型プローブカードにおけるニードルの配列の種類を示す平面図であり、図10(A)はシングル測定用水平ニードル型プローブカード、図10(B)はマルチ測定用用水平ニードル型プローブカードを示す。
【図11】ニードルの先端の種類を示す平面図であり、図11(A)はフラット型、図11(B)は円弧又は砲弾型、図11(C)はポイント型を示す。
【図12】従来のニードルにおける光の反射状況を示す平面図である。
【図13】従来のウェハプローバにより撮影した画像を画像処理した後の画像である。
【符号の説明】
10 第1の実施形態におけるニードル
10a 傾斜部
10b 鉛直部
10c 湾曲部
11 第2の実施形態におけるニードル
11a 先端付近の領域
11b 先端以外の領域
12 基板
12a 基板の下側表面
13 第5の実施形態に係るプローブカード
14 基板
14a 基板の下側表面
15 バンプ
35 移動機構
36 光源
37 CCDカメラ
38 画像認識手段

Claims (9)

  1. なくとも一つのニードルを有するプローブカードと
    記ニードルに光を照射する光源と、
    前記ニードルを撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段により撮影された画像に基づき前記ニードルの先端の位置を認識する画像認識手段と
    前記画像認識手段による認識結果に基づき、前記ニードルの先端を被検査体に接触させるべく該被検査体と前記プローブカードとを相対的に移動させる移動機構と、
    を備えるプローバにおける前記プローブカードであって、
    前記画像認識手段により前記ニードルの先端部のみを画像認識できるように、
    前記ニードルは、該ニードルの前記先端部以外の部分の表面は光を反射しないように構成されている一方で、前記先端部のみは表面は光を反射するように構成されていることを特徴とするプローブカード。
  2. 前記ニードルは、斜め下方に延びる傾斜部と、該傾斜部の先端からほぼ鉛直下方に延びる鉛直部とからなり、該鉛直部により当該ニードルの前記先端部が構成されていることを特徴とする請求項1に記載のプローブカード。
  3. 前記ニードルは、ほぼ鉛直下方に延びるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプローブカード。
  4. 基板と、前記基板に下向きに固定された少なくとも一つのニードルと、を有するプローブカードと、
    前記ニードルに光を照射する光源と、
    前記ニードルを撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段により撮影された画像に基づき前記ニードルの先端の位置を認識する画像認識手段と、
    前記画像認識手段による認識結果に基づき、前記ニードルの先端を被検査体に接触させるべく該被検査体と前記プローブカードとを相対的に移動させる移動機構と、
    を備えるプローバにおける前記プローブカードであって、
    前記画像認識手段により前記ニードルの先端部のみを画像認識できるように、
    前記ニードルは、該ニードルの前記先端部以外の部分の表面は光を反射しないように構成されている一方で、前記先端部のみは表面は光を反射するように構成され、
    前記基板の下側表面において、前記ニードルが取り付けられていない部分は光を反射しないように構成されていることを特徴とするプローブカード。
  5. 前記ニードルは、前記基板より斜め下方に延びる傾斜部と、該傾斜部の先端からほぼ鉛直下方に延びる鉛直部とからなり、該鉛直部により当該ニードルの前記先端部が構成されていることを特徴とする請求項4に記載のプローブカード。
  6. 前記ニードルは、前記基板よりほぼ鉛直下方に延びるように形成されていることを特徴とする請求項4に記載のプローブカード。
  7. 基板と、前記基板の下側表面に取り付けられた少なくとも一つのバンプと、を有するプローブカードと、
    前記バンプに光を照射する光源と、
    前記バンプを撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段により撮影された画像に基づき前記バンプの位置を認識する画像認識手段と、
    前記画像認識手段による認識結果に基づき、前記バンプを被検査体に接触させるべく該被検査体と前記プローブカードとを相対的に移動させる移動機構と、
    を備えるプローバにおける前記プローブカードであって、
    前記画像認識手段により前記バンプのみを画像認識できるように、
    前記基板の前記下側表面において、前記バンプが取り付けられていない部分は光を反射しないように構成されていることを特徴とするプローブカード。
  8. 前記ニードルにおいて先端部以外の部分の表面は、塗装、ショットサンドブラスト加工、メッキ及びエッチングのうちの少なくとも何れか一つを施すことにより、光を反射しないように構成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のプローブカード。
  9. 前記基板の下部表面において光を反射しないように構成されている部分は、塗装、ショットサンドブラスト加工、メッキ及びエッチングのうちの少なくとも何れか一つを施すことにより、光を反射しないように構成されていることを特徴とする請求項4乃至7の何れか一項に記載のプローブカード。
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