JP2001124268A - 管接合構造 - Google Patents

管接合構造

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JP2001124268A JP30047899A JP30047899A JP2001124268A JP 2001124268 A JP2001124268 A JP 2001124268A JP 30047899 A JP30047899 A JP 30047899A JP 30047899 A JP30047899 A JP 30047899A JP 2001124268 A JP2001124268 A JP 2001124268A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生産性、作業性の向上を図ることができるとと
もに、熱履歴に対し高い安定性を保持でき、かつ、相手
部材に対する十分なシール性能を確保できる管接合構造
を提供する。 【解決手段】排気マニホルド1はフランジ2及び排気管
3よりなる。フランジ2の透孔4外周には、環状の段差
部8が形成され、その外周部分には環状の溝部9が形成
されている。排気管3の端部が透孔4に挿通された状態
で、突出部分が段差部8に沿って外周側に折り曲げら
れ、さらにその先端部分が溝部9に係入され、かしめ固
定され、該かしめ部分を覆うようにしてキャップ11が
嵌め込まれている。キャップ11の突出部13が溝部9
の隙間に圧入された状態においては、折り曲げ部がキャ
ップ11の本体部12で覆われるとともに、排気管3先
端の係入部分は突出部13で覆われ、本体部12及びフ
ランジ2が面一となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フランジの透孔に
管の端部を接合させてなる管接合構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばエンジンのシリンダヘッド
に取着固定される排気マニホルドは、フランジ及び該フ
ランジの透孔に接合された排気管よりなっている。一般
に、排気管は、フランジに対し、溶接にて接合固定され
ている。近年、このような溶接による接合に代えて、
「かしめ」技術を採用することで、管をフランジに接合
する技術が開発されるようになってきている。この種の
技術としては、例えば特開平5−33889号公報(第
1の従来技術)及び実開平5−50281号(第2の従
来技術)に開示されたものが知られている。
【0003】第1の従来技術は、例えば図12に示すよ
うに、フランジ71の透孔72の周囲に環状の溝73を
形成するとともに、透孔72に管74を挿通せしめ、管
74の端部を外側に円弧形状に折り返すべくカーリング
加工を施し、さらに、先端部が前記溝73に嵌め込まれ
るようかしめ固定するものである。
【0004】また、第2の従来技術は、例えば図14に
示すように、フランジ81の透孔82に環状突出部83
を形成し、該環状突出部83の外周に、排気管84の先
端部を挿通せしめ、外周側から応力を加えることで、排
気管84の先端部を前記環状突出部83にかしめ固定す
るものである。
【0005】このように、「かしめ」技術を採用するこ
とで、溶接による接合を行う場合に比べて、作業性及び
生産性の著しい向上が図られることとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記第1の
従来技術では、図13に示すように、相手部材75に対
し、シール部材(ガスケット等)76を介して、フラン
ジ71をボルト等で締結固定しようとした場合、次のよ
うな不具合が起こりうる。すなわち、確実なシール性能
を確保するためには、シール部材76を、平坦な面に対
し十分なシール幅を確保した上で当接させる必要があ
る。このため、上記技術では、同図に示すようにシール
部材76をフランジ71の平坦面に配設せざるを得な
い。つまり、シール面が、かしめ部分よりも外周側に位
置せざるを得ない。このため、かしめ部分が管74内を
通過する流体(例えば排気マニホルドであれば排気ガ
ス)に直接的にさらされることとなる。従って、前記流
体が排気ガス等の高温である場合には、かしめ部分の温
度が上昇してしまい、当該かしめ部分のヤング率の低
下、ひいてはかしめ強度の低下を招いてしまうおそれが
あった。
【0007】また、第2の従来技術では、図15に示す
ように、例えばシリンダヘッド85に対し、シール部材
(ガスケット等)86を介して、フランジ81をボルト
等で締結固定しようとした場合、透孔82の近傍に十分
なシール幅を有するシール部材86を配設することはで
きるものの、次のような不具合が起こりうる。すなわ
ち、フランジ81は、シリンダヘッド85と密接状態と
なっているため、該シリンダヘッド85内を流れる冷却
水により熱を奪われるのに対し、排気管84は、排気ガ
スにさらされることにより温度が上昇する。換言すれ
ば、フランジ81の環状突出部83の温度に比べ、排気
管84の温度が高いものとなるおそれがある。この場
合、排気管84が環状突出部83よりも熱膨張を起こし
やすくなって、かしめ部分において隙間が生じてしまう
おそれがあった。
【0008】本発明は、上述した問題に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、生産性、作業性の向上を図
ることができるとともに、熱履歴に対し高い安定性を保
持でき、かつ、相手部材に対する十分なシール性能を確
保できる管接合構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、フランジの透孔
に管の端部を接合させてなる管接合構造であって、前記
透孔の周囲に環状の段差部を形成するとともに、該段差
部にさらに溝部を形成し、前記管を前記透孔に挿通させ
た状態で、該管の端部を外周側に折り曲げ、その先端部
を前記溝部に係入させることで、前記管を前記フランジ
に対しかしめ固定し、さらに、環状の本体部及び該本体
部から突出する突出部からなるキャップの前記突出部
を、前記溝部に嵌め込むことで、前記折り曲げ部が前記
本体部で覆われ、かつ、前記本体部及び前記フランジが
面一となるようにしたことをその要旨としている。
【0010】上記請求項1に記載の発明によれば、管が
フランジの透孔に挿通させられた状態で、該管の端部が
外周側に折り曲げられ、その先端部が透孔の周囲の環状
の段差部に形成された溝部に係入させられる。これによ
り、管がフランジに対しかしめ固定される。さらに、キ
ャップの突出部が前記溝部に嵌め込まれることで、前記
折り曲げ部がキャップの本体部で覆われ、かつ、本体部
及びフランジが面一となる。このため、溶接により接合
する場合と比較して、容易、かつ、短時間での接合が可
能となる。また、キャップの存在により、管の端部のか
しめ部分がより強固に保持されることとなり、かしめ状
態の長期安定化が図られる。さらに、前記かしめ部分
は、直接熱にさらされることなく、キャップで保護され
ることとなる。併せて、本体部及びフランジが面一であ
るため、フランジが、シール部材を介して相手部材に取
着される場合には、シール部材の配置を任意に設定する
ことが可能となるとともに、十分なシール幅を確保する
ことが可能となる。
【0011】また、請求項2に記載の発明によれば、フ
ランジの透孔に管の端部を接合させてなる管接合構造で
あって、前記透孔の周囲に環状の段差部を形成するとと
もに、該段差部にさらに溝部を形成し、前記管を前記透
孔に挿通させた状態で、該管の端部を外周側に折り曲
げ、その先端部を前記溝部に係入させることで、前記管
を前記フランジに対しかしめ固定し、さらに、環状の本
体部及び該本体部から突出する突出部からなるキャップ
の前記突出部を、前記溝部及び前記溝部よりも外周側に
設けられた溝部の少なくとも一方に嵌め込むことで、前
記折り曲げ部が前記本体部で覆われ、かつ、前記本体部
及び前記フランジが面一となるようにしたことをその要
旨としている。
【0012】上記請求項2に記載の発明によれば、キャ
ップの突出部が前記管の先端部の係入された溝に嵌め込
まれた場合には、上記請求項1に記載の発明と同等の作
用が奏される。また、キャップの突出部が前記溝部より
も外周側に設けられた溝部に嵌め込まれた場合にも同等
の作用が奏される。さらに、キャップの突出部が双方の
溝に嵌め込まれた場合には、さらなるかしめ状態の安定
化が図られる。
【0013】さらに、請求項3に記載の発明では、請求
項1又は2に記載の管接合構造において、前記溝部は環
状をなしており、該溝部に嵌め込まれる突出部も環状を
なしていることをその要旨としている。
【0014】上記請求項3に記載の発明によれば、請求
項1、2に記載の発明の作用に加えて、管の端部全周が
かしめ固定されるとともに、該かしめ部分全周がキャッ
プで強固に保持されることとなる。そのため、一層の安
定化が図られる。
【0015】併せて、請求項4に記載の発明では、請求
項1〜3のいずれかに記載の管接合構造において、前記
嵌め込みは圧入を伴うものであることをその要旨として
いる。
【0016】上記請求項4に記載の発明によれば、請求
項1〜3の各作用に加えて、キャップの突出部が溝に圧
入されるため、キャップの位置ずれ等が回避され、管及
びフランジ間の接合強度が一層高められることとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、管接合構造を排気マニホ
ルドに具体化した一実施の形態を、図面に基づいて詳細
に説明する。
【0018】図1に示すように、排気マニホルド1は周
知のとおり、軟鉄製のフラットプレートよりなるフラン
ジ2及び複数本よりなる(図では1本のみ示す)排気管
3よりなっている。排気管3の端部は、フランジ2に形
成された透孔4に対応して接合固定されている。
【0019】このように構成されてなる排気マニホルド
1は、図2に示すように、エンジンのシリンダヘッド5
(相手部材)に対しボルト6で締結固定されている。ま
た、フランジ2及びシリンダヘッド5間には、各気筒か
ら排気管3下流に向かって流れる排気ガスの漏れ等を防
ぐべく、シール部材としてのガスケット7が介設されて
いる。
【0020】続いて、本実施の形態の特徴的部分であ
る、フランジ2に対する排気管3の接合構造について説
明する。図3に示すように、フランジ2の透孔4外周に
は、環状の段差部8が形成されている。また、該段差部
8の外周部分には、さらに環状の溝部9が形成されてい
る。そして、前記排気管3の端部が透孔4に挿通された
状態で、その突出部分が前記段差部8に沿って外周側に
折り曲げられ、さらにその先端部分が前記溝部9(の内
側面)に係入されている。すなわち、排気管3がその端
部において、フランジ2の段差部8及び溝部9にかしめ
固定されている。
【0021】さらに、本実施の形態では、図4(a),
(b)に示すように、前記折り曲げ部を含むかしめ部分
を覆うようにして、同じく軟鉄製のキャップ11が圧入
により嵌め込まれている。キャップ11は、前記段差部
8とほぼ同等の幅を有する環状の本体部12と、該本体
部12から延びる環状の突出部13とからなっている。
突出部13の厚みは、前記排気管3の先端部が溝部9に
係入された状態における該溝部9の隙間とほぼ同等又は
若干大きめに設定されているとともに、その先端部分
は、圧入を容易ならしめるべくテーパ面となっている。
そして、キャップ11の突出部13が前記溝部9の隙間
に圧入された状態においては、前記折り曲げ部がキャッ
プ11の本体部12で覆われるとともに、排気管3先端
の係入部分は突出部13で覆われ、かつ、本体部12及
びフランジ2が面一となっているのである。
【0022】次に、本実施の形態の作用及び効果につい
て説明する。
【0023】上記のように構成されてなる排気マニホル
ド1を製造(フランジ2及び排気管3を接合)するに際
しては、溶接により接合する場合と比較して、容易、か
つ、短時間での接合が可能となる。その結果、作業性、
生産性の飛躍的な向上を図ることができる。
【0024】また、排気管3は、その端部において、フ
ランジ2の段差部8及び溝部9に単にかしめ固定されて
いるだけではなく、さらにキャップ11が設けられるこ
とで、排気管3の端部のかしめ部分がより強固に保持さ
れることとなる。その結果、接合強度が著しく高いもの
となるとともに、かしめ状態の長期安定化を図ることが
できる。
【0025】さらに、図2に示すように、排気マニホル
ド1をシリンダヘッド5に対し、ガスケット7を介して
ボルト6で締結固定し、使用に供しようとした場合、本
体部12及びフランジ2が面一となっているため、十分
なシール幅を確保することが可能となる。また、ガスケ
ット7をいずれの位置にセットしても、十分なシール性
能を発揮せしめることができる。すなわち、ガスケット
7の配置を任意に設定することが可能となる。
【0026】併せて、各気筒からシリンダヘッド5を介
して排出される排気ガスは、排気管3の内部を通過する
ものの、本実施の形態では、キャップ11の存在によ
り、前記かしめ部分が、直接排気ガスにさらされること
がない。つまり、かしめ部分が高温にさらされることが
ないため、かしめ強度が弱められてしまうといった事態
を回避することができる。その結果、熱履歴に対し高い
安定性を長期にわたって保持することができる。
【0027】尚、上記実施の形態の記載内容に限定され
ず、例えば次のように実施してもよい。
【0028】(a)上記実施の形態では、キャップ11
の突出部13の先端をテーパ面としたが、図5に示すよ
うに、キャップ15の突出部14にテーパ面を設けない
構成としてもよい。
【0029】また、溝部9に対し、突出部13を圧入す
るのではなく、単に嵌め込むだけの構成、つまり、溝部
9の隙間に突出部13が容易に入るような構成となって
いてもよい。これは、締結固定された後にキャップ11
が抜けるということは考えにくいためである。
【0030】(b)上記実施の形態では、断面L字状の
キャップ11を採用したが、その形状については特に限
定されるものではない。例えば、図6に示すように、断
面略T字状のキャップ17(外周側に延長部を有するも
の)を採用してもよい。
【0031】また、図7に示すように、断面略コ字状の
キャップ18を採用してもよい。このようなキャップ1
8を採用すると第2の突出部19の存在により、かしめ
部がより強固に固定され、熱履歴の影響を一層受けにく
いものとすることができる。
【0032】さらに、図8に示すように、図6及び図7
を組み合わせたような構成を有するキャップ21を採用
してもよい。
【0033】(c)また、上記実施の形態における突出
部13としては、環状の溝部9に対応させて環状のもの
を用いたが、例えば図9に示すように、所定間隔を隔て
て複数の突出部22が設けられてなるキャップ23を用
いてもよい。このような構成を採用することで、キャッ
プ23のフランジに対する相対回動が規制されることと
なる。
【0034】(d)上記実施の形態では、1つの環状の
突出部13を溝部9に嵌め込む構成となっていたが、図
10に示すように、さらにその外周側に第2の突出部2
4を設けたキャップ25を採用することもできる。この
場合、フランジ2には溝部9の外周にさらに第2の溝部
26を形成し、該溝部26に第2の突出部24を嵌め込
むこととなる。
【0035】(e)また、図11に示すように、溝部9
には、排気管3の先端部のみを嵌め込む構成とし、該溝
部9の外周に第2の溝部27を形成し、かかる第2の溝
部27にキャップ28の突出部29を嵌め込むような構
成となっていてもよい。
【0036】(f)上記実施の形態では特に言及しなか
ったが、フランジ2及び本体部12の面一状態をより確
定的なものとするために、或いは、本体部12の表面を
よりフラットな面にするために、本体部12の表面等に
対し切削加工等を施すこととしてもよい。
【0037】(g)上記実施の形態では、排気マニホル
ド1におけるフランジ2と排気管3との間での接合構造
を具体化したが、吸気マニホルド等の自動車用各種パイ
プの接合構造をはじめ、他の管接合構造にも具体化する
ことができる。もちろん、管内を流れる流体は、排気ガ
スに限定されるものではなく、空気、水蒸気等の気体、
水、油、化学薬品等の液体であっても差し支えない。
【0038】(h)フランジ、管、キャップ等を構成す
る素材は、軟鉄に限定されず、アルミニウム等の他の金
属素材を用いてもよい。また、場合によっては樹脂材料
を用いてもよい。
【0039】(i)上記実施の形態では排気マニホルド
1を締結するためにボルト6を用いたが、他の結合手段
(例えば溶接)を用いて相手部材に結合するような構成
となっていてもよい。
【0040】また、上記実施の形態から把握できるさら
なる技術的思想の創作について記載する。
【0041】(1)請求項1〜4のいずれかにおいて、
前記フランジは、シール部材を介して相手部材に連結固
定されるものであることを特徴とする。
【0042】(2)請求項1〜4、上記付記(1)のい
ずれかにおいて、前記管は、内燃機関の排気管であるこ
とを特徴とする。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の管接合構
造によれば、生産性、作業性の向上を図ることができる
とともに、熱履歴に対し高い安定性を保持でき、かつ、
相手部材に対する十分なシール性能を確保できるという
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態における排気管のフランジに対す
る接合構造を示す部分断面図である。
【図2】排気マニホルドをシリンダヘッドに締結固定し
た状態を示す拡大断面図である。
【図3】接合時の一態様を示すフランジ及び排気管の部
分断面図である。
【図4】(a)は接合時の一態様を示すフランジ、排気
管及びキャップの部分断面図であり、(b)はキャップ
の拡大断面図である。
【図5】別の実施の形態におけるキャップの部分断面図
である。
【図6】別の実施の形態における管接合構造を示す部分
断面図である。
【図7】別の実施の形態における管接合構造を示す部分
断面図である。
【図8】別の実施の形態における管接合構造を示す部分
断面図である。
【図9】別の実施の形態におけるキャップを示す斜視図
である。
【図10】別の実施の形態における管接合構造を示す部
分断面図である。
【図11】別の実施の形態における管接合構造を示す部
分断面図である。
【図12】第1の従来技術における管接合構造を示す部
分断面図である。
【図13】第1の従来技術における課題を説明するため
の部分断面図である。
【図14】第2の従来技術における管接合構造を示す部
分断面図である。
【図15】第2の従来技術における課題を説明するため
の部分断面図である。
【符号の説明】
1…排気マニホルド、2…フランジ、3…排気管、4…
透孔、5…相手部材としてのシリンダヘッド、7…ガス
ケット、8…段差部、9…溝部、11,15,17,1
8,21,23,25,28…キャップ、12…本体
部、13,16,19,22,24,29…突出部、2
6,27…第2の溝部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジの透孔に管の端部を接合させて
    なる管接合構造であって、 前記透孔の周囲に環状の段差部を形成するとともに、該
    段差部にさらに溝部を形成し、前記管を前記透孔に挿通
    させた状態で、該管の端部を外周側に折り曲げ、その先
    端部を前記溝部に係入させることで、前記管を前記フラ
    ンジに対しかしめ固定し、さらに、環状の本体部及び該
    本体部から突出する突出部からなるキャップの前記突出
    部を、前記溝部に嵌め込むことで、前記折り曲げ部が前
    記本体部で覆われ、かつ、前記本体部及び前記フランジ
    が面一となるようにしたことを特徴とする管接合構造。
  2. 【請求項2】 フランジの透孔に管の端部を接合させて
    なる管接合構造であって、 前記透孔の周囲に環状の段差部を形成するとともに、該
    段差部にさらに溝部を形成し、前記管を前記透孔に挿通
    させた状態で、該管の端部を外周側に折り曲げ、その先
    端部を前記溝部に係入させることで、前記管を前記フラ
    ンジに対しかしめ固定し、さらに、環状の本体部及び該
    本体部から突出する突出部からなるキャップの前記突出
    部を、前記溝部及び前記溝部よりも外周側に設けられた
    溝部の少なくとも一方に嵌め込むことで、前記折り曲げ
    部が前記本体部で覆われ、かつ、前記本体部及び前記フ
    ランジが面一となるようにしたことを特徴とする管接合
    構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の管接合構造にお
    いて、前記溝部は環状をなしており、該溝部に嵌め込ま
    れる突出部も環状をなしていることを特徴とする管接合
    構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の管接合
    構造において、前記嵌め込みは圧入を伴うものであるこ
    とを特徴とする管接合構造。
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