JP2001123961A - 加圧供給方法及び装置 - Google Patents

加圧供給方法及び装置

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JP2001123961A
JP2001123961A JP30234199A JP30234199A JP2001123961A JP 2001123961 A JP2001123961 A JP 2001123961A JP 30234199 A JP30234199 A JP 30234199A JP 30234199 A JP30234199 A JP 30234199A JP 2001123961 A JP2001123961 A JP 2001123961A
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Japan
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pressurized water
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cylinder
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JP30234199A
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Tetsuo Harada
哲郎 原田
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Ishikawajima Inspection and Instrumentation Co Ltd
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Ishikawajima Inspection and Instrumentation Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原料液を加圧しながら原料液に任意の割合で
水を混合することができ、且つ同時に排出側逆止弁の洗
浄が行えるようにする。 【解決手段】 原料液2を圧縮して液排出管28に吐出
するシリンダポンプ26の圧縮駆動を加圧水32にて行
い、シリンダポンプ26による吐出工程の終了時にシリ
ンダポンプ26の加圧室12a,13aを液排出管28
に連通させることにより加圧水32を液排出管28に吐
出し、この連通時間を設定することにより液排出管28
に吐出される加圧水32の吐出量を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加圧供給方法及び
装置に関し、更に詳しくは、廃液等の原料液をシリンダ
ポンプにより加圧しながら原料液に水を混合するように
した加圧供給方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、特に環境汚染の問題を解決するた
めに、PCB、ダイオキシン等の発生原因となる廃液、
或いは粗悪なタール類及びそれらを含有するスラリー状
の廃液等を、高温・高圧による超臨界での水熱反応によ
って分解処理し、無害化したり、或いは利用可能な物質
を得るといった技術が盛んに研究されている。
【0003】図2はこのような超臨界廃液処理設備の一
例の概略を示したものである。廃液タンク1には廃液で
ある原料液2が供給されて貯留されており、更にこの原
料液2には、後述する超臨界処理装置での水熱反応に必
要な水分割合になるように水3が供給されて濃度が調整
されている。図2中、4は原料液2と水3を均一に混合
するための攪拌機である。
【0004】廃液タンク1によって所要の水分割合にな
るように調整された調整済原料液5は、供給ポンプ6を
備えた液供給管7により往復動式のシリンダポンプ8に
供給されて例えば数百kg/cm2以上に加圧される。
更に、シリンダポンプ8で加圧された調整済高圧原料液
5aは、液排出管9により超臨界処理装置10に供給さ
れて数百℃以上に加熱され、超臨界処理装置10におい
て超臨界による水熱反応が行われて有害物質の分解処理
等が行われ、処理された液は超臨界処理装置10から外
部に取出される。
【0005】一方、前記往復動式のシリンダポンプ8
は、仕切壁11の両側に形成されたシリンダ12,13
と、両シリンダ12,13内に設けられ仕切壁11を貫
通するロッド14により連結されたピストン15,16
とを有しており、両シリンダ12,13の仕切壁11に
近接した位置には液供給管7が導入側逆止弁17を介し
て接続されており、また、両シリンダ12,13の仕切
壁11に近接した位置には前記液排出管9が排出側逆止
弁18を介して接続されている。
【0006】また、両シリンダ12,13の加圧室12
a,13aには、油圧ユニット19に連通した油圧配管
20,21が接続されており、且つ油圧配管20,21
には、油圧ユニット19からの駆動油22を、両シリン
ダ12,13の加圧室12a,13aに交互に切替えて
導く三方弁等の切替弁23,24が備えられている。切
替弁23,24は、連動して切換作動されるようになっ
ている。図2中、25はシリンダポンプ8の戻り油を切
替弁23,24から油圧ユニット19に戻すための戻り
油管を示す。
【0007】図2に示すような超臨界廃液処理設備に備
えた加圧供給装置では、廃液タンク1にて予め水分濃度
を調整した調整済原料液5を、供給ポンプ6の作動によ
り液供給管7を経てシリンダポンプ8に供給しておき、
切替弁23,24を操作することによって、シリンダ1
2,13の加圧室12a,13aへの駆動油22の供給
を切替えることにより、ピストン15,16の往復作動
を行わせる。
【0008】図2に実線で示すピストン15,16が、
駆動油22を加圧室12aに供給することにより破線で
示すように右側に移動されると、シリンダ12内の調整
済原料液5はピストン15により加圧され、調整済高圧
原料液5aとなって排出側逆止弁18及び液排出管9を
経て超臨界処理装置10に供給される。この時、導入側
逆止弁17の逆止作用によって、シリンダ12内の調整
済原料液5が液供給管7に逆流することはない。
【0009】一方、ピストン15,16の移動によって
上記シリンダ12の調整済原料液5が液排出管9に吐出
されている間、シリンダ13には導入側逆止弁17を介
して液供給管7からの調整済原料液5が吸入される。
【0010】ピストン15がストロークエンドである仕
切壁11に隣接した位置に来ると、シリンダ12による
調整済原料液5の吐出は終了する。続いて、駆動油22
がシリンダ13の加圧室13aに供給されるように切替
弁23,24を切替えると、今度はシリンダ13内の調
整済原料液5の吐出が行われ、これと同時にシリンダ1
2への調整済原料液5の吸入が行われる。上記切替弁2
3,24の切替操作を繰り返すことにより、略連続的に
調整済高圧原料液5aを液排出管9を介して超臨界処理
装置10に供給することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な加圧供給装置においては、廃液タンク1において廃液
の原料液2に水3を加え調整してシリンダポンプ8に供
給する調整済原料液5には、固形物等の異物が混入され
ており、このために、超臨界処理装置10に接続する液
排出管9の排出側逆止弁18には調整済原料液5中の異
物の噛み込みが生じ易い。このように排出側逆止弁18
に異物が噛み込んだ場合には、超臨界処理装置10側の
調整済高圧原料液5aがシリンダポンプ8のシリンダ1
2,13に逆流することになり、このために超臨界処理
装置10の圧力が保持できなくなって運転が不能になる
という重大な問題を生じる可能性がある。
【0012】また、廃液タンク1において、廃液である
原料液2に水3を混合することにより調整済原料液5の
水分濃度の調整を行っているが、この調整作業が大変で
あり、更に、水分割合が不適当であった場合には調整を
やり直す必要があるが、廃液タンク1の容量が大きいた
めに調整のやり直しに時間が掛かり、このために超臨界
廃液処理設備の運転を停止せざるを得ない場合も生じる
という問題がある。
【0013】更に、図2のシリンダポンプ8は、油圧ユ
ニット19からの駆動油22によって駆動しているため
に、シリンダ12,13とピストン15,16との間か
ら漏洩した駆動油22が調整済原料液5に混入されてし
まうという問題も有していた。
【0014】本発明は、かかる従来の問題点を解決すべ
くなしたもので、原料液を加圧しながら原料液に任意の
割合で水を混合することができ、且つ同時に排出側逆止
弁の洗浄が行えるようにした加圧供給方法及び装置を提
供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、原料液を圧縮
して液排出管に吐出するシリンダポンプの圧縮駆動を加
圧水にて行い、シリンダポンプによる吐出工程の終了時
にシリンダポンプの加圧室を液排出管に連通させること
により加圧水を液排出管に吐出し、この連通時間を設定
することにより液排出管に吐出される加圧水の吐出量を
調節することを特徴とする加圧供給方法、に係るもので
ある。
【0016】また、本発明は、仕切壁の両側に形成され
たシリンダと、両シリンダ内に設けられ仕切壁を貫通す
るロッドにより連結されたピストンと、両シリンダの仕
切壁に近接した位置に導入側逆止弁を介して接続された
液供給管と、両シリンダの仕切壁からピストンの幅寸法
分以上離れた位置に排出側逆止弁を介して接続された液
排出管とを有するシリンダポンプと、加圧水供給装置か
ら供給される加圧水を、両シリンダの加圧室に切替えて
供給する切替弁と、を備えたことを特徴とする加圧供給
装置、に係るものである。
【0017】上記手段において、液排出管に混合器を備
えていてもよい。
【0018】上記手段によれば次のように作用する。
【0019】シリンダポンプの圧縮駆動を加圧水にて行
い、シリンダポンプによる吐出工程の終了時にシリンダ
ポンプの加圧室を液排出管に連通させることにより加圧
水を液排出管に吐出し、この連通時間を設定することに
より液排出管に吐出される加圧水の吐出量を調節するよ
うにしているので、連通時間の設定により、液排出管に
吐出される原料液と加圧水との割合を任意に調整でき
る。
【0020】排出側逆止弁に異物が噛み込んでも、加圧
水によって排出側逆止弁を洗浄する作用が繰り返される
ことになるので、排出側逆止弁は常に清浄に保つことが
でき、よって、排出側逆止弁に異物が噛み込まれること
によって超臨界処理装置側の調整済高圧原料液がシリン
ダポンプのシリンダに逆流するという問題の発生がなく
なり、超臨界処理装置を常に安定して運転できる。
【0021】廃液タンクの原料液を、そのままシリンダ
ポンプに供給し、シリンダピストンからの吐出時に加圧
水を混合するようにしているので、簡略な装置構成及び
操作によって原料液と加圧水との混合割合を任意に調整
できる。
【0022】シリンダポンプを加圧水により駆動し、し
かもその加圧水を原料液に混合するようにしているの
で、油圧駆動の場合のようにピストンから漏洩した駆動
油が調整済原料液に混入するといった問題を生じること
がない。
【0023】液排出管に混合器を備えていることによっ
て、液排出管に吐出された原料液と加圧水とを均一に混
合することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0025】図1は、本発明の加圧供給装置の形態の一
例を示したものであり、図中、図2と同一のものには同
じ符号を付して詳細な説明は省略する。
【0026】図1中、26は往復動式のシリンダポンプ
であり、該シリンダポンプ26は、仕切壁11の両側に
形成されたシリンダ12,13と、両シリンダ12,1
3内に設けられ仕切壁11を貫通するロッド14により
連結されたピストン15,16とを備えている。シリン
ダポンプ26における両シリンダ12,13の仕切壁1
1に近接した位置には、導入側逆止弁17を介して液供
給管7が接続されており、また、両シリンダ12,13
の仕切壁11からピストン15,16の幅寸法S分以上
離れた位置には、排出側逆止弁27を介して液排出管2
8が接続されている。
【0027】シリンダポンプ26におけるシリンダ1
2,13の仕切壁11に近い位置に接続されている液供
給管7には、廃液タンク1に貯留された廃液である原料
液2が供給ポンプ6を介してそのまま供給されるように
なっている。従って、図2に示した従来装置のように、
廃液タンク1に水3を供給するための構成や、均一混合
のための攪拌器4を備える構成は有していない。
【0028】一方、両シリンダ12,13の加圧室12
a,13aには、水3を導入して加圧するようにした加
圧水供給装置29の加圧水供給管30,31が接続され
ており、且つ加圧水供給管30,31には、加圧水供給
装置29からの加圧水32を、両シリンダ12,13の
加圧室12a,13aに交互に切替えて導くための三方
弁等の切替弁23,24が備えられている。切替弁2
3,24は、連動して切換作動されるようになってい
る。図1中、33はシリンダポンプ26の戻りの水を切
替弁23,24から加圧水供給装置29に戻すための戻
り水管を示す。
【0029】また、前記液排出管28には混合器34を
備えることにより、調整済高圧原料液5aを超臨界処理
装置10に供給するようにしている。
【0030】以下に、上記形態例の作用を説明する。
【0031】廃液タンク1に貯留された廃液である原料
液2は、供給ポンプ6の作動により液供給管7を経てそ
のままシリンダポンプ26に供給される。
【0032】この状態で、加圧水供給装置29によって
加圧された加圧水32を加圧水供給管30,31に供給
し、加圧水供給管30,31に備えた切替弁23,24
を操作してシリンダ12,13の加圧室12a,13a
への加圧水32の供給を切替えると、ピストン15,1
6は加圧水32によって往復作動させられるようにな
る。
【0033】図1に実線で示すピストン15,16が、
加圧水32を加圧室12aに供給することにより右側に
移動されると、シリンダ12内の原料液2はピストン1
5により加圧され、排出側逆止弁27を通って液排出管
28に吐出される。この時、導入側逆止弁17の逆止作
用によって、シリンダ12内の原料液2が液供給管7に
逆流することはない。
【0034】一方、ピストン15によって上記シリンダ
12の原料液2が液排出管28に吐出されている間、シ
リンダ13には導入側逆止弁17を介して液供給管7か
らの原料液2が吸入される。
【0035】シリンダ12における吐出工程の終了時、
ピストン15が破線で示すようにストロークエンドであ
る仕切壁11に隣接した位置に来ると、両シリンダ1
2,13に対する液排出管28の接続位置が、仕切壁1
1からピストン15,16の幅寸法S分以上離れた位置
になっているために、ピストン15は液排出管28の接
続位置を越え、これによって加圧室12aが液排出管2
8に連通した状態となる。このため、加圧室12aの加
圧水32が液排出管28に吐出されるようになる。
【0036】上記加圧室12aと液排出管28との連通
状態を所定時間保持させた後、切替弁23,24を切替
え、加圧水32を加圧室13aに供給すると、ピストン
15,16は左側に移動し、シリンダ13に吸入された
原料液2は液排出管28に吐出され、その後、ストロー
クエンドでピストン16は液排出管28の接続位置を越
えて、加圧室13aが液排出管28に連通した状態とな
り、加圧室13aの加圧水32が液排出管28に吐出さ
れるようになる。
【0037】上記において、加圧室12a,13aと液
排出管28とが連通している状態を所定時間保持する
と、液排出管28に吐出される加圧水32の流量を調節
することができ、よって切替弁23,24の切替時に前
記連通時間を設定することによって、液排出管28に吐
出される原料液2に対する加圧水32の吐出量を任意に
調節して混合割合を調整することができる。
【0038】液排出管28に吐出された原料液2と加圧
水32とは、混合器34により均一に混合され、調整済
高圧原料液5aとなって略連続的に液排出管9を介し超
臨界処理装置10に供給される。
【0039】上記において、超臨界処理装置10に接続
されている液排出管28の排出側逆止弁27に、原料液
2中の異物が噛み込むことがあるが、原料液2の吐出に
続いて加圧水32が吐出されて排出側逆止弁27が洗浄
され、しかもこの洗浄作用は繰り返し行なわれることに
なるので、排出側逆止弁27は常に清浄に保たれるよう
になる。従って、排出側逆止弁27に異物が噛み込まれ
ることによって超臨界処理装置10側の調整済高圧原料
液5aがシリンダポンプ8のシリンダ12,13に逆流
するというような問題の発生がなくなり、超臨界処理装
置10を常に安定して運転できるようになる。
【0040】また、廃液タンク1の廃液である原料液2
を、そのままシリンダポンプ26に供給し、シリンダポ
ンプ26からの吐出時に加圧水32を混合させるように
しているので、従来のように廃液タンクにおいて廃液で
ある原料液と水との混合調整を行う方式に比して装置構
成及び操作を簡略化することができる。また、従来では
水分割合が不適当であった場合には調整をやり直す必要
があり、このとき廃液タンクの容量が大きいために調整
作業が大変で時間が掛かるという問題があるが、前記形
態例では切替弁23,24の切替操作の調整によって、
容易にしかも直ちに原料液2と加圧水32との混合割合
を調整することができる。
【0041】また、シリンダポンプ26を加圧水32に
より駆動し、しかもその加圧水32を原料液2に混合す
るようにしているので、従来のようなピストンから漏洩
した駆動油が調整済原料液に混入するといった問題を生
じることもない。
【0042】尚、本発明は上記形態例にのみ限定される
ものではなく、原料液に水を混合しながら供給する必要
がある場合であれば、超臨界廃液処理設備以外の装置に
も適用できること、切替弁の構成には限定されないこ
と、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種
々変更を加え得ること、等は勿論である。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、シリンダポンプの圧縮
駆動を加圧水にて行い、シリンダポンプによる吐出工程
の終了時にシリンダポンプの加圧室を液排出管に連通さ
せることにより加圧水を液排出管に吐出し、この連通時
間を設定することにより液排出管に吐出される加圧水の
吐出量を調節するようにしているので、連通時間の設定
により、液排出管に吐出される原料液と加圧水との割合
を任意に調整できる効果がある。
【0044】排出側逆止弁に異物が噛み込んでも、加圧
水によって排出側逆止弁を洗浄する作用が繰り返される
ことになるので、排出側逆止弁は常に清浄に保つことが
でき、よって、排出側逆止弁に異物が噛み込まれること
によって超臨界処理装置側の調整済高圧原料液がシリン
ダポンプのシリンダに逆流するという問題の発生がなく
なり、超臨界処理装置を常に安定して運転できる効果が
ある。
【0045】廃液タンクの原料液を、そのままシリンダ
ポンプに供給し、シリンダピストンからの吐出時に加圧
水を混合するようにしているので、従来のように廃液タ
ンクにおいて廃液である原料液と水との混合調整を行う
方式に比して装置構成及び操作を簡略化することがで
き、また、従来では水分割合が不適当であった場合には
調整をやり直す必要があり、廃液タンクの容量が大きい
ために調整作業が大変で時間が掛かるという問題がある
のに対し、切替弁の操作を調整するのみで容易にしかも
直ちに原料液と加圧水との混合割合を調整できる効果が
ある。
【0046】シリンダポンプを加圧水により駆動し、し
かもその加圧水を原料液に混合するようにしているの
で、従来のようなピストンから漏洩した駆動油が調整済
原料液に混入するといった問題を生じない効果がある。
【0047】液排出管に備えた混合器によって、液排出
管に吐出された原料液と加圧水とを均一に混合できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加圧供給装置の形態の一例を示す概略
系統図である。
【図2】従来の加圧供給装置の一例を示す概略系統図で
ある。
【符号の説明】
2 原料液 7 液供給管 11 仕切壁 12,13 シリンダ 12a,13a 加圧室 14 ロッド 15,16 ピストン 17 導入側逆止弁 23,24 切替弁 26 シリンダポンプ 27 排出側逆止弁 28 液排出管 29 加圧水供給装置 32 加圧水 34 混合器 S 幅寸法
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H045 AA03 AA08 AA13 AA22 BA19 CA25 DA22 EA43 3H075 AA06 AA20 BB03 BB12 BB14 BB16 BB17 CC05 CC13 CC23 CC28 CC30 CC36 DA03 DA04 DA09 DA11 DA22 DA30 DB10 DB43 DB44 EE05 EE14 EE15 EE16 EE18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料液を圧縮して液排出管に吐出するシ
    リンダポンプの圧縮駆動を加圧水にて行い、シリンダポ
    ンプによる吐出工程の終了時にシリンダポンプの加圧室
    を液排出管に連通させることにより加圧水を液排出管に
    吐出し、この連通時間を設定することにより液排出管に
    吐出される加圧水の吐出量を調節することを特徴とする
    加圧供給方法。
  2. 【請求項2】 仕切壁の両側に形成されたシリンダと、
    両シリンダ内に設けられ仕切壁を貫通するロッドにより
    連結されたピストンと、両シリンダの仕切壁に近接した
    位置に導入側逆止弁を介して接続された液供給管と、両
    シリンダの仕切壁からピストンの幅寸法分以上離れた位
    置に排出側逆止弁を介して接続された液排出管とを有す
    るシリンダポンプと、 加圧水供給装置から供給される加圧水を、両シリンダの
    加圧室に切替えて供給する切替弁と、を備えたことを特
    徴とする加圧供給装置。
  3. 【請求項3】 液排出管に、混合器を備えたことを特徴
    とする請求項2記載の加圧供給装置。
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