JP2001123673A - 建築物の耐震補強方法とそれに用いられる補強器具 - Google Patents

建築物の耐震補強方法とそれに用いられる補強器具

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JP2001123673A
JP2001123673A JP34518699A JP34518699A JP2001123673A JP 2001123673 A JP2001123673 A JP 2001123673A JP 34518699 A JP34518699 A JP 34518699A JP 34518699 A JP34518699 A JP 34518699A JP 2001123673 A JP2001123673 A JP 2001123673A
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building
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main
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Takeshi Ariyoshi
健 有吉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】既に建築されている建物を地震の揺れに耐えら
れる建物にするための方法、及び、それに用いられる補
強器具に関するものである。 【解決手段】建物の主柱2a、2bに、簡単に組み立て
取り付け可能な筒型鋼板5a、5bを取り付け、筒型鋼
板5a、5bに、ターンバックル6a等によりそれぞれ
引張力が調節された連結ロッド7a、7bが一体に取り
付けられ、地震発生時に主柱2a、2bが基礎土台1
a、1b等から外れて落下しないよう、確りと固定し、
且つ、該筒型鋼板5a、5bに設けられた突起12によ
り、主柱2aと筒型鋼板5aの間に風を通し、突起穴1
2aを介し、シロアリ駆除液等を主柱2aに注入するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既に建築されてい
る建物を地震の揺れに耐えられる建物にするための方
法、及び、それに用いられる補強器具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の建築方法のなかで、構造の主体と
なる柱の根元を固定する方法として、柱の結合部をくり
ぬき加工を施す等、ネガラミヌキ(根がらみ貫き)を使
用し、ホゾをホゾ穴にて結合していた。そのため、該木
材は結合部等の加工部から自然に縦割りを生じやすく、
震災時には亀裂が発生し、建物倒壊の最大の弱点であっ
た。従って、耐震性を考えたとき、従来から行われてい
る建築法では、主体となる柱同志の拘束力が十分で無
く、地震が一旦発生すると、主体となる柱同志、およ
び、該柱と束柱の間が開いて土台から外れ、建築物、即
ち、家が倒壊する危険があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、そのため、
一旦建てた建物は其のままとし、改造を施す事なく、土
台と床板との空間を利用し、主体となる柱同志をターン
バックル方式にて柱と柱を確りと固定し、可能であれ
ば、屋根と天井板との空間に、並びに、外壁板と内壁板
との間にも同様の方式にて固定し、従来から行われて居
なかった建築物の耐震補強方法と、それに用いられる補
強道具の提供を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、日本家屋の弱点でもある湿気に強い材料
を使用し、柱に穴加工を施さず、基本的に周りから柱に
装着する補強取付金具を柱に密着させずに保持させ、結
露を防止し、該補強取付金具をターンバックル方式にて
柱同志を結合し、万一地震発生時に、主体となる柱が土
台から落下しないように、また、縦揺れ、横揺れのみな
らず、縦、横混合の震動にも耐えられる手段を講じたも
のである。
【0005】
【発明の実施の形態】
【0006】
【作用】本発明は、上記の手段を講じたので、これを使
用するときは、従来の建物構造を改築することなく、簡
単に、素人でも取り付けでき、莫大な費用もかけずに、
大震災にも耐え得る建物構造に構成できる。
【0007】
【実施例】以下、図面に示す各実施例について更に詳細
に説明する。
【0008】実施例1 図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図
9に日本古来から行われている土台建築方式建物構造に
対する既存建築物の耐震補強方法と、それに使用いられ
る補強器具を示す。
【0009】図1(A)、(B)に本発明の主体となる
実施例1の耐震補強方法とそれに用いられる補強器具の
使用方法を示す。図1(A)において、地面に埋設され
た基礎石盤1a、1bの上に、建物の主柱2a、2b等
が立型設置され、該主柱は床板土台3a、及び、ネガラ
ミヌキ3bをくさび3cを打ち込んで組み立てられ、地
面と床板土台3aとの間は、通常風通しの良好なよう
に、空間4状態にて保持されている。地面と床板土台3
aとの間には、補助支柱9a、9b等が設けられ、床板
土台3aを確実に支えている。
【0010】図1(A)において、建物の主柱2a、2
bには、簡単に組み立て取り付け可能な筒型鋼板5a、
5bが取り付けられ、筒型鋼板5a、5bには連結ロッ
ド7a、7bや、ターンバックル6aによりそれぞれ引
張力が調節され、主柱2a、2bが基礎土台1a、1b
等から外れて落下しないように確りと固定される。
【0011】図1(B)は、該主柱2a、2b、2c、
2dが、筒型鋼板5a、5b、5c及び5d等により、
連結ロッド7a、7b、7c、7d等と組合わされ、タ
ーンバックル6a、6b、6c、6d、6c、6f等に
より相互に連結され、確りと固着された平面説明図を示
す。
【0012】該筒型鋼板5a、5b等、連結ロッド7
a、7b等、及び、ターンバックル6a、6b、等は、
湿気の多い床下空間4にて設置するため、湿気に強い素
材等にて形成され、素材としてはステンレス、強化プラ
スチック、アルミ合金鋳物等、また、全体を亜鉛メッ
キ、ビニールコーキング、その他防錆塗装を施したサビ
に強い金物等が使用される。
【0013】図2は、筒型鋼板5a、5b等の拡大構成
斜視説明図を示し、筒型鋼板5a等は側板8a、8b、
8c(図示なし)、8dをそれぞれ蝶番のように開き自
在可能のように形成し、分解、組立て、取り付け自由な
ように、ピン10を挿入させ蝶着してある。側板8aの
一方に円形に曲折された円形パイプ9a−1には切り口
11a、11b、11cを形成させ、側板8bに屈折さ
れた円形パイプ9b−2を切り口11bに、9b−3
(図示なし)を切り口11cに、連結ロッド7dを11
aに挿入して、ピン10にて蝶着する。同様に、反対側
の円形パイプ9a−2には切り口11d、11e、11
fを形成し、側板8dに屈折された9d−1を切り口1
1dに、9d−3を切り口11fに、中段の11eには
連結ロッド7cを挿入し、ピン10にて蝶着させる。
【0014】同様に側板8b、8c、8dの他端も同様
に連結ロッド7aを挿入してピン10にて蝶着させる。
使用される側板等は5〜12ミリ程度の厚さ、連結ロッ
ド等は10〜16ミリ程度のものが多く使用される。
【0015】また、各側板8a、8b、8c、8dの円
形パイプ9a等が突起している面の反対裏面には、鋭い
3〜6ミリ程度の高さの突起12がプレス加工にて数個
単位にて設けられ、図3に示すように、主柱2aに先端
部が食い込むかたちにて保持され、主柱2aと各側板8
a、8b、8c、8dとの間に僅かな隙間を確保して固
着させる。基本的に、主柱2aと筒型鋼板5aとは結露
を防ぐため密着させないことを原則とする。
【0016】本発明は、上述した、該加工が図3に示さ
れる各側板8a、8b、8c、8dにも種々施され、例
えば、各主柱2a、2b、2c、2d等を連結する連結
ロッド7a、7b等の選択設定高さ位置により、それぞ
れ空き切り口11b、11e等の位置に合致するよう
に、種々加工の異なった側板8a、8b、8c、8d等
を種々組み合わせ使用させる形態とする。
【0017】図4、図5は、上述した形態を変形した筒
型鋼板を示し、一部鋼板の角部を直角に形成したタイプ
等を示す。図6は図3のタイプが筒型鋼板の各かど部分
にターンバックルの連結ロッド7a、7b、7c等を結
合させるのに対し、図6のタイプは更に、側板8a等の
中央部に9a−9、9b−9等のブラッケットを設け、
床の中央部等の内部に位置する主柱等に使用し、四方八
方と結合させる必要性が生じた場合に活用する。
【0018】筒型鋼板5a等の大きさは、主柱2a等の
大きさによって定められ、時には、筒型鋼板5a等の代
わりに、チエーン等を巻き付けるタイプにすることもで
き、連結ロッド位置に連結アタッチメント付きチーンを
配置することにより、筒型鋼板と同様の機能を持たせる
ことができる。
【0019】図7はブラッケット9a−9、9b−9等
にかわり、筒型鋼板5aに取り付け位置変動可能なコの
字型取付ブラッケット43に直接連結ロッド44を45
点にて溶接した部品を装着させることにより同様の機能
を持たせることができる他の一例を示す。
【0020】図7において、コの字型取付ブラッケット
43は、連結ロッド44を直接溶接した側片43aと側
板8aを挟む側片43bにより形成され、43aの下部
にキリ穴43c、43bにはネジ穴43dが設けられ、
これをボルト45にて締め付けて側板8aに確りと固定
される。連結ロッド44の先はターンバックル6a等に
連結されることは言うまでもない。なお、該ブラッケッ
トを使用の場合には、取り付け空間確保のため、主柱の
一部を少し削り落とす必要がある場合もあり、図8
(A)に削り溝46を示す。
【0021】図8は今までの形式とは異なり、雄型鋼板
13と雌型鋼板14とから組み合わせ形成され、雄型鋼
板13の上部には突起部15a、15cが、その下部に
は15b、15dが設けられ、該突起は雌型鋼板14に
引っかけられ、雄型鋼板13にはさらに突起部13a、
13b、13cが設けられ、その一部は雌型鋼板14の
突起部14a、14bと合わされ、数個のボルト穴16
にて確りと固着保持される。該部分には連結ロッド7a
が挿入される穴19が、連結ロッド7cが挿入される穴
17が、連結ロッド7dが挿入される穴18がそれぞれ
あけられている。
【0022】図9は、2枚の平鋼板を使用し、これを2
本の数本のロッドにて組み立て、平鋼板の端部に連結ロ
ッドの挿入口を設け、最も簡単な構造にて組み合わせた
形式を示し、最も簡単に、確り取付け固着可能な形とし
て形成されている。
【0023】図9は両側を平鉄板にて、それをボルトに
て固着する形式を示し、最も簡単な方法にても取り付け
が可能であることを示す一例である。
【0024】実施例2 図10に現代の建築にて多く採用されている構造に適用
できる建築物の耐震補強方法とそれに用いられる補強器
具を示す。
【0025】図10において、今日の土台は、建物の主
柱の設置位置に合わせて底部分に桁状に組み込まれた平
面状の土台木材20の基礎面部に合わせて設置されたセ
メント基礎土台21にて形成されており、主柱22は土
台木材20の上に図10に示す構造にて設立されてい
る。
【0026】今日の土台は、図14(A)に示すよう
に、基礎ボルト38の先端部分がセメント21形成時に
一体に固着設立され、これにセメント21上に置かれた
土台木材20をナット42にて確りと締め付け固定して
いるにすぎない。主柱22はL字型金具36か、T字型
金具37のいずれかで固定されているに過ぎない。図1
4(B)は土台木材20に他の柱を結合させる場合に多
く採用されているタンパック工法に使われている。ボル
ト38の下部39が多数の小さな溝穴41により形成さ
れ、穴40に挿入し、固着する場合に硫黄を挿入して固
着することが行われている。
【0027】実施例2の構造はこのような建築構造に大
変効果があり、図10、図11、図12にその詳細を示
す。まず簡単な方法を図10に示す。図10において、
L字型ブラッケット30には、一方には突起部31、他
方には連結ロッド33を溶接固着させ、その下部に固定
ボルト32cを設置した突起部32aを一体に構成し、
平板32bをあてがい、土台木材20に固着させ、互い
に相対する土台木材20を固定する構造となっている。
【0028】従って、図15に示す、屋根裏部分の狭い
場所、天井裏部分の狭い場所等に組みつける場合に、ま
た、図16に示す、壁裏スジかえ部分に挿入する場合に
適している。勿論、挿入可能な場合には、実施例1の筒
型鋼板も使用しても差し支えなく、各形式の耐震補強方
法と補強器具が選択できることは言うまでもない。
【0029】図11、図12は実施例2の土台木材20
構造の主体となる実施例を示し、図12に代表的な3種
類の耐震補強方法を示す。
【0030】図12において、最上部の土台木材20に
装着されている補強器具は、土台木材20をコの字型の
ブラッケット24aにて挟み込み、該ブラッケット24
を貫通して連結ロッド25を保持する形式となってい
る。このため、該ロッド25を通す溝穴が必要となる。
これと同じ方式は図11にも示されており、図11
(A)において、24aと24bの部分が結合したもの
がこの形式に相当する。
【0031】図12の中段、及び、下段に示した方式
は、主としてセメントの基礎土台21に採用される形式
を示し、連結ロッド26と基礎土台21の外壁用ストッ
パー27と一体に構成されたもの(中段)と、連結ロッ
ド28と基礎土台21の内壁用ストッパー29と一体に
構成されたもの(中段)とが示され、個々に装着しても
差し支えないが、2組一体として組み合わせて使用する
と大きな効果を得ることが可能となる。
【0032】図11は、24aと24bの部分が結合し
たものに、更に、主柱22の耐震障害を少しでも防止可
能なように、これに24cの外壁を一体構成に形成し、
主柱22は24aと24cにて、基礎土台21は24b
にて防護し、3者20、21及び22を一体に耐震補強
を施した形式とした。
【0033】図13、図17、図18、図19、図20
は今日の工法に採用されている種々の工法の具体例を示
しており、図13はホゾ34をホゾ穴に嵌入した場合、
亀裂35が頻繁に発生する状態を示している。また、図
18はネガラミヌキを主柱2aに穴をあけ嵌入する場合
に、抜け防止のため、くさび3cを打ち込む必要があ
り、特に地震に弱いことを示している。
【0034】筒型鋼板(5a)の側板(8a)(8b)
(8c)(8d)の蝶番を設置している面の反対裏面、
雄型鋼板(13)と雌型鋼板(14)、特種型ブラッケ
ット(24a)(24b)(24c)等の各裏面には、
鋭い3〜6ミリ程度の高さの突起(12)がプレス加工
にて数個単位にて設けられ、主柱(2a)の4面に該先
端部が食い込む形にて筒型鋼板(5a)等が保持され、
主柱(2a)(2b)等と、各側板(8a)(8b)
(8c)(8d)等との間に僅かな通気隙間を確保して
ずり落ちないように固着させ、同時に突起(12)の穴
(12a)(12b)等より、シロアリ駆除液等を主柱
(2a)等の4面に注入する注入管(12−1)(12
−2)等を挿入設置可能とした構造とし、本発明は耐震
対策と防虫対策が十分に施されている。
【0035】
【発明の効果】図13、図14、図17、図18、図1
9、図20等は、今日の建築法で採用されている連結工
法を示しているが、しばしば行われる手抜き工法とか、
建築法が改正される以前に建設された建築等には、振動
等に対し十分配慮された構造になっていないものが多
く、これらの不安を除去するには本発明の建築物の耐震
補強方法と補強器具を採用することにより、改築しなく
ても簡単に安心した住まいとすることができ、その効果
は大である。
【0036】従来、本発明の方法が採られなかったのは
湿気の関係でサビが発生し、器具の風化の大きい問題等
があった為と思われるが、防錆技術が発達した今日、本
発明の方式が採用可能となったことは、大きな効果と言
える。
【0037】木材の最大の問題は、湿気よりもシロアリ
による駆除が大きい課題となっている。今日ではシロア
リが地下に巣を作るため基本的に駆除液の地下浸透型が
多く使われ、地下水の汚染にもつながり、環境汚染の原
因となっていた。本発明は、駆除液の木材注入型を採用
するため、環境保全にも貢献でき、耐震効果と共に、こ
の方面の効果も大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図と平面図であ
る。
【図2】図1の部分拡大斜視図である。
【図3】図1の部分拡大平面図である。
【図4】図1の他の手法を示す説明図である。
【図5】図1の他の手法を示す説明図である。
【図6】図1の他の目的に使用する部分拡大平面図と側
面図である。
【図7】図1の他の目的に使用する本発明の他の実施例
の部分拡大平面図と側面図である。
【図8】図1の他の手法を示す斜視及び平面説明図であ
る。
【図9】図1の他の手法を示す側面図及び平面説明図で
ある。
【図10】本発明の一実施例を示す側面図及び平面説明
図である。
【図11】図12の一実施例を示す部分拡大斜視図及び
側面説明図である。
【図12】本発明の組み付けの手法を示す側面説明図で
ある。
【図13】従来の手法を示す説明図である。
【図14】従来の手法を示す説明図である。
【図15】本発明の組み付け手法を示す説明図である。
【図16】本発明の組み付け手法を示す説明図である。
【図17】従来の手法を示す説明図である。
【図18】従来の手法を示す説明図である。
【図19】従来の手法を示す説明図である。
【図20】従来の手法を示す説明図である。
【符号の説明】
1a、1b・・・基礎石盤 2a、2b、2c、2d・・・主柱 2e、2f・・・補助主柱 3a・・・・・・床板土台 3b・・・・・・ネガラミヌキ(根がらみ貫き) 3c・・・・・・くさび 4・・・・・・・空間 5a、5b、5c、5d・・・筒型鋼板 6a、6b、6c、6d、6e、6f、6h・・・ター
ンバックル 7a、7b、7c、7d・・・連結ロッド 8a、8b、8c、8d・・・側板 9a−1、9a−2等・・・・円形パイプ 9d−9・・・・ブラッケット 10・・・・・・ピン 11a、11b、11c、11d、11e、11f・・
・切り口 12・・・・・・突起 12−1・・・・薬剤液容器 12−2・・・・注入パイプ 12a、12b、12c、12d・・・・突起穴 13・・・・・・雄型鋼板 13a、13b、13c・・・突起部 14・・・・・・雌型鋼板 15a、15b、15c、15d・・・・突起部 16・・・・・・ボルト穴 17、18、19・・・・・・挿入穴 20・・・・・・土台木材 20a・・・・・溝穴 21・・・・・・基礎土台 22・・・・・・主柱 23・・・・・・床板土台 24a、24b、24c・・・コの字型ブラッケット 25、26、28・・・連結ロッド 27・・・・・・外壁用ストッパー 29・・・・・・内壁用ストッパー 30・・・・・・L字型ブラッケット 31、32a、28a・・突起部 32b・・・・・平板 32c・・・・・固定ボルト 33・・・・・・連結ロッド 34・・・・・・ホゾ 35・・・・・・亀裂 36・・・・・・L字型金具 37・・・・・・T字型金具 38・・・・・・ボルト 39・・・・・・ボルト下部 40・・・・・・穴 41・・・・・・溝穴 42・・・・・・ナット 43、43a、43b・・・・コの字型取付ブラッケッ
ト 43c・・・・・キリ穴 43d・・・・・ネジ穴 44・・・・・・連結ロッド 45・・・・・・ボルト 46・・・・・・削り溝

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築物の主体となる主柱(2a)(2b)
    (2c)(2d)等同志を、補助支柱等を避け、既存の
    建物の床板と土間との空間(4)にて、建物の主柱(2
    a)等に装着が簡単にできる器具(5a)等を用い、そ
    れに連結されるターンバックル(6a)等にて、互いに
    主柱と主柱を結合し、また、主柱と中柱と主柱等の組合
    せには、器具(5a)等と8方向にも結合可能な器具等
    を選択して結合固着し、可能であれば、屋根と天井板と
    の空間にも、並びに、外壁板と内壁板との間にも同様の
    方式にて、既存の建物を改装する事なく、地震発生時に
    主柱等の定位値よりずれて破壊することがないよう、固
    定させることを特徴とする建築物の耐震補強方法とそれ
    に用いられる補強器具。
  2. 【請求項2】建築物の主体となる主柱(2a)(2b)
    (2c)(2d)等同志、及び、補助支柱(2e)(2
    f)等をも含め、既存の建物の床板と土間との空間
    (4)、取り付け可能であれば、屋根と天井板との空間
    にも、並びに、外壁板と内壁板との間にも、基礎土台
    (21)の上に水平に設置された土台木材(20)、ま
    たは、建物を構成するよこ桁木材等に、地震発生時に定
    位値よりずれないように固定させることを特徴とする建
    築物の耐震補強方法とそれに用いられる補強器具。
  3. 【請求項3】簡単に組立て可能な筒型鋼板(5a)等は
    側板(8a)(8b)(8c)(8d)の端部をそれぞ
    れ蝶番のように開き自在可能に形成され、分解や組立
    て、取り付け等が誰にでも可能なように、ピン(10)
    を各々角部に挿入させて蝶着し、各角部の蝶番部分に一
    部の空き部分(11b)(11e)等を設け、該空き部
    分(11a)等に連結ロッド(7d)を、(11e)部
    分等に連結ロッド(7c)等を挿入し、ピン(10)に
    て筒型鋼板(5a)と一体に構成したことを特徴とする
    請求項1、請求項2記載の建築物の耐震補強器具。
  4. 【請求項4】蝶番のように開き自在可能のように形成し
    た部分を2ケ所とし、他の角部を直角に折曲げたことを
    特徴とする請求項1、請求項2、請求項3記載の建築物
    の耐震補強器具。
  5. 【請求項5】更に、側板(8a)(8b)等の中央部に
    (9a−9)(9b−9)等の連結ロッド挿入可能なブ
    ラッケットを設け、床の中間部等に位置する中主柱等に
    使用し、四方八方と選択結合させることを可能とした構
    造を有することを特徴とする請求項1、請求項2、請求
    項3、請求項4記載の建築物の耐震補強器具。
  6. 【請求項6】請求項5のブラッケット(9a−9)(9
    b−9)等にかわり、筒型鋼板(5a)(5b)等に、
    直接連結ロッド(44)を溶接した取付け位置が変動可
    能なコの字型取付ブラッケット(43)を、側板(8
    a)(8b)等に装着させ、該下部をボルト(45)に
    て締付けて取付ける方法により、四方八方と結合させる
    ことを可能とした構造を有することを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4記載の建築物の耐震
    補強器具。
  7. 【請求項7】雄型鋼板(13)と雌型鋼板(14)にて
    組合わせ形成され、雄型鋼板(13)の上部には突起部
    (15a)(15c)が、その下部には(15b)(1
    5d)が設けられ、該突起は雌型鋼板(14)に引っか
    けられ、雄型鋼板(13)にはさらに突起部(13a)
    (13b)(13c)が設けられ、その一部は雌型鋼板
    (14)の突起部(14a)(14b)と合わされ、数
    個のボルトにて確りと固着保持され、該部分には連結ロ
    ッド(7a)が挿入される取付穴(19)が、連結ロッ
    ド(7c)が挿入される取付穴(17)が、連結ロッド
    (7d)が挿入される取付穴(18)がそれぞれあけら
    れていることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項
    6記載の建築物の耐震補強器具。
  8. 【請求項8】2枚の平鋼板を使用し、これを2本のロッ
    ドにて組み立て、該両平鋼板の端部に連結ロッドの挿入
    口を設けたことを特徴とする請求項1、請求項2記載の
    建築物の耐震補強器具。
  9. 【請求項9】セメント基礎土台(21)上に設置され、
    該土台(21)に密着させ設置された平面状の土台木材
    (20)構造に合わせ、地震に対しずれを起こさないよ
    うに、L字型ブラッケット(30)の一方に、引掛け用
    突起部(31)と他方(32a)に連結ロッド(33)
    を溶接固着させ、その下端部を固定ボルト(32c)に
    て、平板(32b)を介し、土台木材(20)に固着さ
    せ、互いに相対する土台木材(20)を固定することを
    特徴とする請求項2記載の建築物の耐震補強方法とそれ
    に用いられる補強器具。
  10. 【請求項10】セメント基礎土台(21)上に設置さ
    れ、該土台(21)に密着させ設置された平面状の土台
    木材(20)構造に合わせ、地震に対しずれを起こさな
    いように、コの字型ブラッケット(24a)(24b)
    に連結ロッド(25)を、土台木材(20)の下面に削
    り構成された溝(20a)に通し、挟着し土台木材(2
    0)、及び、基礎土台(21)を一体に固定することを
    特徴とする請求項2記載の建築物の耐震補強方法とそれ
    に用いられる補強器具。
  11. 【請求項11】セメント基礎土台(21)上に設置さ
    れ、該土台(21)に密着させ設置された平面状の土台
    木材(20)、及び、この端面上に設立される主柱(2
    2)の構造に合わせ、地震に対しずれを起こさないよう
    に、一体化構成された特種型ブラッケット(24a)
    (24b)(24c)にて囲い、連結ロッド(25)
    を、土台木材(20)の下面に削り構成された溝(20
    a)に通し挟着し、土台木材(20)、基礎土台(2
    1)及び主柱(22)を一体に固定することを特徴とす
    る請求項1、請求項2記載の建築物の耐震補強方法とそ
    れに用いられる補強器具。
  12. 【請求項12】筒型鋼板(5a)の側板(8a)(8
    b)(8c)(8d)の蝶番を設置している面の反対裏
    面、雄型鋼板(13)と雌型鋼板(14)、特種型ブラ
    ッケット(24a)(24b)(24c)等の各裏面に
    は、鋭い3〜6ミリ程度の高さの突起(12)がプレス
    加工にて数個単位にて設けられ、主柱(2a)の4面
    に、該先端部が食い込むかたちにて筒型鋼板(5a)等
    が保持され、主柱(2a)(2b)等と各側板(8a)
    (8b)(8c)(8d)等との間に僅かな通気隙間を
    確保してずり落ちないように固着させ、同時に突起(1
    2)の穴(12a)(12b)等よりシロアリ駆除液等
    を主柱(2a)等の4面に注入する注入管(12−1)
    (12−2)等を設置可能とした構造を有することを特
    徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請
    求項5、請求項7、請求項8、請求項10、請求項11
    記載の建築物の耐震補強器具。
  13. 【請求項13】主としてセメント基礎土台(21)に使
    用され、セメント基礎土台を貫通し設置された各の連結
    ロッド(26)の先端部に、外壁用ストッパー(27)
    を一体に構成し、連結ロッド(26)を互いにターンバ
    ックル(6h)にて連結した引張型耐震補強方法と、基
    礎土台(21)の内側に使用され、連結ロッド(28)
    の先端部を内壁用ストッパー(29)を貫通して一体に
    溶接構成し、先端の数ミリ程度の突起部(28a)をセ
    メント基礎土台(21)にくい込ませ、該連結ロッド
    (28)を互いにターンバックル(6h)にて連結した
    拡張型耐震補強方法を組み合わせ使用する耐震補強方
    法。又は、各々引張型と拡張型とを別々に使用すること
    を特徴とする請求項2記載の建築物の耐震補強方法とそ
    れに用いられる補強器具。
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