JP2001123646A - 床 材 - Google Patents

床 材

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JP2001123646A
JP2001123646A JP30508799A JP30508799A JP2001123646A JP 2001123646 A JP2001123646 A JP 2001123646A JP 30508799 A JP30508799 A JP 30508799A JP 30508799 A JP30508799 A JP 30508799A JP 2001123646 A JP2001123646 A JP 2001123646A
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JP
Japan
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plywood
layer
layers
flooring
floor material
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Pending
Application number
JP30508799A
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English (en)
Inventor
Morio Hayashi
守男 林
Haruhisa Inagawa
治久 稲川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床材どおしの嵌合部分に突き上げや目すきが
起きにくい床材を提供する。 【解決手段】 化粧単板3、この化粧単板3の裏面6に
5層以上の合板4を積層してなる床材1であって、上記
化粧単板3と合板4の層を3層のみ残して、上記合板4
の裏面6から裏溝2を形成してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等の建物の床
に敷設される化粧単板と合板を積層してなる床材に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、住宅等の建物の床に敷設され
る床材として、化粧単板とこの化粧単板の裏面に合板を
積層してなるものが知られている。
【0003】また、床材どおしを凹凸嵌合させることに
よって、敷設施工を簡単に行うことができるように、上
記合板の側端面部分に凹部や凸部を設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな床材においては、床材どおしを敷設したした後に、
室温の変化や水分の吸収などによって、合板が伸びたり
縮んだりすることによって、結果として、床材どおしの
嵌合部分に突き上げ現象が生じたり、目すきが起り易い
ものであった。そのため、薬剤処理による寸法安定化処
理を行ったり、目すきが起きにくい施工方法を行なった
りしている。
【0005】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、床材どおしの嵌合部分に
突き上げや目すきが起きにくい床材を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の床材は、
化粧単板、この化粧単板の裏面に5層以上の合板を積層
してなる床材において、上記化粧単板と合板の層を3層
のみ残して、上記合板の裏面から裏溝を形成してなるこ
とを特徴とする。
【0007】本発明者は、化粧単板と合板を積層してな
る床材において、4層以上残こして裏溝を形成した場
合、床材の反りや突き出しを吸収し難くなり、2層しか
残さずに裏溝を形成した場合、化粧単板の層厚が薄いの
で実質的に合板の第1層目だけとなり、強度不足から折
れを生じる恐れがあることを見出し、本発明の完成に至
った。上記によって、裏溝を3層のみ残して形成するこ
とによって、寸法変化量を裏溝で吸収することができる
ものであり、また、強度も維持することができるもので
ある。したがって、床材は、反りや突き出し、目すきの
発生を防ぐことができるものである。
【0008】請求項2記載の床材は、請求項1記載の床
材において、上記裏溝は、長手方向に303mmピッチ
で形成してなることを特徴とする。上記によって、床材
を敷設する際に用いられる根太の間隔が303mmピッ
チであるので、長手方向の裏溝を、上記根太に重ねて敷
設することにより、垂直方向の荷重に対する強度が維持
できるものである。
【0009】請求項3記載の床材は、請求項1又は請求
項2記載の床材において、上記裏溝は、幅方向に2本以
上形成してなることを特徴とする。上記によって、寸法
変化量を裏溝で吸収し、反りや突き出し、目すきの発生
を防ぐのに適するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、請求項1に係る発明に対
応する実施の形態の一例を示し、図1(a)は平行合板
を用いた床材の断面を示した概略断面図、(b)は、ク
ロス合板を用いた床材の断面を示した概略断面図であ
る。
【0011】上記床材1は、化粧単板3、この化粧単板
3の裏面に5層以上の合板4を積層してなり、住宅等の
建物の床に敷設されるものである。上記化粧単板3は、
床材1の表面に設けられるものであって、木質の化粧単
板等、意匠上で様々な模様のものが形成されるものであ
る。上記化粧単板3は、層の厚みが0.3mm程度のも
のである。
【0012】上記合板4は、5層以上のものであって、
化粧単板3の裏面に積層されているものである。上記合
板4は、通常奇数の層で構成されることを考慮すると、
5層以上のものであれば、7層でも、9層でも、11層
でもよい。上記合板4は、1層の厚みが2〜3mm程度
のものである。また、上記合板4は、図1(a)に示す
合板4の表面層に長手方向と平行な繊維方向を有する平
行層5aが配設された平行合板4a、または、図1
(b)に示す合板4の表面層に、長手方向と直交した繊
維方向を有するクロス層5bが配設されたクロス合板4
bがある。
【0013】図1(a)に、5層の平行合板4aを示
す。上記平行合板4aは、表面から平行層5aを第1層
目11、クロス層5bを第2層目12、平行層5aを第
3層目13、クロス層5bを第4層目14、平行層5a
を第5層目15の順に形成されている。また、図1
(b)に、5層のクロス合板4bを示す。上記クロス合
板4bは、表面からクロス層5bを第1層目11、平行
層5aを第2層目12、クロス層5bを第3層目13、
平行層5aを第4層目14、クロス層5bを第5層目1
5の順に形成されている。
【0014】上記化粧単板3と、この裏面に積層される
合板4とは、通常貼着されるものであり、上記貼着の方
法は、例えば、スチレンブタジエン(SBR)系の接着
剤や酢酸ビニル系の接着剤を介して行うことができる。
【0015】上記床材1は、上記化粧単板3と合板4の
層を3層のみ残して、上記合板4の裏面6から裏溝2を
形成してなるものである。上記化粧単板3と合板4の3
層とは、例えば、図1(a)及び(b)に示す床材1の
場合、化粧単板3の層、この化粧単板3を貼着した第1
層目11、及び、第2層目を示す。上記裏溝2は、裏面
6から、第5層目15、第4層目14を貫通し、第3層
目13まで達している。上記裏溝2の幅は、1.5〜
3.0mm程度が適している。
【0016】上記裏溝2が、3層のみ残して形成される
ことが重要であり、4層以上残こして裏溝2を形成した
場合、床材1の反りや突き出しを吸収し難くなり、2層
しか残さずに裏溝2を形成した場合、化粧単板3の層厚
が薄いので実質的に合板4の第1層目11だけとなり、
強度不足から折れを生じる恐れがある。上記床材1は、
裏溝2を3層のみ残して形成することによって、寸法変
化量を裏溝2で吸収するので、反りや突き出し、目すき
が発生することがない。
【0017】なお、より床材1の寸法変化による収縮を
抑えるためには、床材1の含水率を5重量%以下とする
ことも、有効である。
【0018】図2は、請求項2に係る発明に対応する実
施の形態の一例を示した床材の裏面からみた概略平面図
である。
【0019】上記裏溝2を形成する数は、床材1の寸法
により決定されるものであり、幅方向に2本以上、長手
方向に303mmピッチで形成されることが好ましい。
図2に示す床材1は、幅方向7の長さが303mm(1
尺とも称す)、長手方向8の長さが1818mm(6尺
とも称す)ものである。上記裏溝2が、上記床材2の裏
面6に、幅方向7は2本、長手方向8は303mmピッ
チ(A)で5本、格子状に形成してある。303mmピ
ッチ(A)は、床材1を敷設する際に用いられる根太の
間隔に相当するものである。上記床材1は、303mm
ピッチ(A)で形成してある長手方向8の裏溝2を、上
記根太に重ねて敷設することにより、垂直方向の荷重に
対する強度が維持できるものである。
【0020】さらに、上記床材1は、幅方向7に裏溝2
を2本形成することで、反りや突き出し、目すきの発生
を防止する効果がより高まるものである。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の床材は、裏溝を3層のみ
残して形成することによって、寸法変化量を裏溝で吸収
することができるものであり、また、強度も維持するこ
とができるものである。したがって、床材は、反りや突
き出し、目すきの発生を防ぐことができる。
【0022】さらに、請求項2記載の床材は、特に、床
材を敷設する際に用いられる根太の間隔が303mmピ
ッチであるので、長手方向の裏溝を、上記根太に重ねて
敷設することにより、垂直方向の荷重に対する強度が維
持できる。
【0023】さらに、請求項3記載の床材は、特に、寸
法変化量を裏溝で吸収し、反りや突き出し、目すきの発
生を防ぐのに適するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、(a)は平
行合板を用いた概略断面図、(b)は、クロス合板を用
いた概略断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の一例を示した裏面からみ
た概略平面図である。
【符号の説明】
1 床材 2 裏溝 3 化粧単板 4 合板 4a 平行合板 4b クロス合板 5a 平行層 5b クロス層 6 裏面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧単板、この化粧単板の裏面に5層以
    上の合板を積層してなる床材において、上記化粧単板と
    合板の層を3層のみ残して、上記合板の裏面から裏溝を
    形成してなることを特徴とする床材。
  2. 【請求項2】 上記裏溝は、長手方向に303mmピッ
    チで形成してなることを特徴とする請求項1記載の床
    材。
  3. 【請求項3】 上記裏溝は、幅方向に2本以上形成して
    なることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の床
    材。
JP30508799A 1999-10-27 1999-10-27 床 材 Pending JP2001123646A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008045377A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Eidai Co Ltd 床基材とそれを用いた床暖房用床材
JP2014237970A (ja) * 2013-06-10 2014-12-18 パナソニック株式会社 断熱パネル

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008045377A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Eidai Co Ltd 床基材とそれを用いた床暖房用床材
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