JP2001122104A - バキュームブースタ - Google Patents
バキュームブースタInfo
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- JP2001122104A JP2001122104A JP30867599A JP30867599A JP2001122104A JP 2001122104 A JP2001122104 A JP 2001122104A JP 30867599 A JP30867599 A JP 30867599A JP 30867599 A JP30867599 A JP 30867599A JP 2001122104 A JP2001122104 A JP 2001122104A
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- piston
- booster piston
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Abstract
(57)【要約】
【課題】定圧室の負圧が変動しても助勢限界の変動しな
いバキュームブースタを得る。 【解決手段】ブースタピストン36は、ケーシング34
内を軸方向に移動可能であり、ケーシング34内を定圧
室40と変圧室42とに仕切る。ブースタピストン36
とリアクションディスク52との間に加圧部材250を
設ける。加圧部材250とブースタピストン36との間
にばね部材256を設け、両部材の離間限度をピン部材
260に設けられた止め輪262と出力側端部220と
の当接で規制し、ばね部材256に予荷重を発生させ
る。ブースタピストン36の作動力が上記予荷重以上と
なれば、加圧部材250がばね部材256の弾性変形を
伴って入力ピストン230の端面286に当接し、入力
ピストン230のブースタピストン36に対する移動を
阻止する。切換弁46が変圧室42を大気にも定圧室4
0にも連通しない状態となり、ブースタ20が助勢限界
に達する。
いバキュームブースタを得る。 【解決手段】ブースタピストン36は、ケーシング34
内を軸方向に移動可能であり、ケーシング34内を定圧
室40と変圧室42とに仕切る。ブースタピストン36
とリアクションディスク52との間に加圧部材250を
設ける。加圧部材250とブースタピストン36との間
にばね部材256を設け、両部材の離間限度をピン部材
260に設けられた止め輪262と出力側端部220と
の当接で規制し、ばね部材256に予荷重を発生させ
る。ブースタピストン36の作動力が上記予荷重以上と
なれば、加圧部材250がばね部材256の弾性変形を
伴って入力ピストン230の端面286に当接し、入力
ピストン230のブースタピストン36に対する移動を
阻止する。切換弁46が変圧室42を大気にも定圧室4
0にも連通しない状態となり、ブースタ20が助勢限界
に達する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負圧により作動す
るバキュームブースタに関するものであり、特に、助勢
限界の安定化に関するものである。
るバキュームブースタに関するものであり、特に、助勢
限界の安定化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バキュームブースタは、例えば、特開平
10−109638号公報に記載されているように、車
両の液圧ブレーキ装置において運転者によりブレーキ操
作部材に加えられるブレーキ操作力を倍力するために使
用される。このバキュームブースタの負圧は、エンジン
の吸気側から供給されるのが普通であるが、この負圧は
変動し易い。特に、近年、燃料消費低減のために吸気側
の負圧が低下する形態でエンジンが作動させられること
が多いため、負圧の変動が大きくなっている。なお、負
圧は、大気を0として正の値で表すこととする。すなわ
ち、「圧力」と称する場合は、大気圧より大きい場合に
正の値で表し、「負圧」は大気圧より低い圧力の絶対値
で表すのである。
10−109638号公報に記載されているように、車
両の液圧ブレーキ装置において運転者によりブレーキ操
作部材に加えられるブレーキ操作力を倍力するために使
用される。このバキュームブースタの負圧は、エンジン
の吸気側から供給されるのが普通であるが、この負圧は
変動し易い。特に、近年、燃料消費低減のために吸気側
の負圧が低下する形態でエンジンが作動させられること
が多いため、負圧の変動が大きくなっている。なお、負
圧は、大気を0として正の値で表すこととする。すなわ
ち、「圧力」と称する場合は、大気圧より大きい場合に
正の値で表し、「負圧」は大気圧より低い圧力の絶対値
で表すのである。
【0003】バキュームブースタは、負圧源に連通させ
られる定圧室と、その定圧室と大気とに選択的に連通さ
せられる変圧室との差圧により作動するものであり、変
圧室の圧力の上限は大気圧に決まっているため、変圧室
の圧力が大気圧まで上昇した後は、もはや作動力は増大
せず、倍力率は一定になる。これを助勢限界と称する
が、助勢限界は定圧室と変圧室との差圧の最大値によっ
て決まる。上記のように、エンジン吸気側の負圧が低下
すれば、助勢限界が低下するのである。
られる定圧室と、その定圧室と大気とに選択的に連通さ
せられる変圧室との差圧により作動するものであり、変
圧室の圧力の上限は大気圧に決まっているため、変圧室
の圧力が大気圧まで上昇した後は、もはや作動力は増大
せず、倍力率は一定になる。これを助勢限界と称する
が、助勢限界は定圧室と変圧室との差圧の最大値によっ
て決まる。上記のように、エンジン吸気側の負圧が低下
すれば、助勢限界が低下するのである。
【0004】バキュームブースタの助勢限界が変動する
ことは望ましいことではない。例えば、近年、バキュー
ムブースタが助勢限界に達した後、電気制御の助勢装置
を作動させて、所要ブレーキ操作力の増大を回避するこ
とが行われているが、この電気制御のためにはバキュー
ムブースタが助勢限界に達したことを検出ないし推定す
ることが必要である。定圧室と変圧室との少なくとも一
方の圧力を検出する圧力センサ、あるいは定圧室と変圧
室との差圧を検出する差圧センサを設ければ、バキュー
ムブースタの助勢限界到達を検出ないし推定することが
できるが、センサが必要となって装置コストが上昇し、
また、センサが故障すれば適切な助勢制御を行うことが
不可能となる。
ことは望ましいことではない。例えば、近年、バキュー
ムブースタが助勢限界に達した後、電気制御の助勢装置
を作動させて、所要ブレーキ操作力の増大を回避するこ
とが行われているが、この電気制御のためにはバキュー
ムブースタが助勢限界に達したことを検出ないし推定す
ることが必要である。定圧室と変圧室との少なくとも一
方の圧力を検出する圧力センサ、あるいは定圧室と変圧
室との差圧を検出する差圧センサを設ければ、バキュー
ムブースタの助勢限界到達を検出ないし推定することが
できるが、センサが必要となって装置コストが上昇し、
また、センサが故障すれば適切な助勢制御を行うことが
不可能となる。
【0005】さらに、電気制御助勢装置が設けられない
場合には、運転者のブレーキ操作に応じて発生する減速
度が、エンジンの吸気側負圧の変動に伴って変動するこ
ととなり、運転者はそのことを考慮に入れてブレーキ操
作を行うことが必要となり、ブレーキ操作フィーリング
が低下する。以上は、液圧ブレーキシステム用のバキュ
ームブースタについて述べたが、他の用途のバキューム
ブースタにおいても、負圧源の負圧の変動が大きい場合
には同様の問題が発生する。
場合には、運転者のブレーキ操作に応じて発生する減速
度が、エンジンの吸気側負圧の変動に伴って変動するこ
ととなり、運転者はそのことを考慮に入れてブレーキ操
作を行うことが必要となり、ブレーキ操作フィーリング
が低下する。以上は、液圧ブレーキシステム用のバキュ
ームブースタについて述べたが、他の用途のバキューム
ブースタにおいても、負圧源の負圧の変動が大きい場合
には同様の問題が発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果】本発明は、以上の事情を背景とし、負圧源の負圧が
変動してもバキュームブースタの助勢限界が変動しない
ようにすることを課題としてなされたものであり、本発
明によって、下記各態様のバキュームブースタが得られ
る。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号
を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記
載する。これは、あくまでも本発明の理解を容易にする
ためであり、本明細書に記載の技術的特徴およびそれら
の組合わせが以下の各項に記載のものに限定されると解
釈されるべきではない。また、一つの項に複数の事項が
記載されている場合、それら複数の事項を常に一緒に採
用しなければならないわけではない。一部の事項のみを
選択して採用することも可能なのである。 (1)ケーシングと、そのケーシング内を定圧室と変圧
室とに仕切る状態で、かつ、軸方向に移動可能に設けら
れ、常時負圧が供給される定圧室と、圧力が変えられる
変圧室との圧力差に基づく作動力で作動するブースタピ
ストンと、そのブースタピストンに対して相対移動可能
に設けられた入力部材と、その入力部材のブースタピス
トンに対する相対移動に応じて、前記変圧室を前記定圧
室に連通する状態と、大気に連通する状態と、いずれに
も連通しない状態とに切り換える切換弁と、前記入力部
材に加えられる操作力と前記ブースタピストンの作動力
との和に相当する駆動力を出力する出力部材と、前記ブ
ースタピストンの作動力を前記定圧室の負圧変動にかか
わらず所定の大きさ以下に制御する作動力制御装置とを
含むバキュームブースタ(請求項1)。このように構成
したバキュームブースタにおいては、ブースタピストン
の作動力の最大値が、定圧室の負圧変動にかかわらず所
定の大きさに抑えられるため、バキュームブースタの倍
力機能が一定し、運転者が倍力機能の変動を考慮したブ
レーキ操作を行う必要がなくなる。また、バキュームブ
ースタの倍力機能の不足を補うために電気制御の助勢装
置が設けられる場合には、その電気制御助勢装置の制御
が簡単になる効果が得られる。 (2)前記所定の大きさが、前記定圧室に供給されるこ
とが予定されている負圧のうちで最も弱い負圧に対応す
る大きさ以下の範囲で選定された大きさである (1)項に
記載のバキュームブースタ(請求項2)。このようにブ
ースタピストンの作動力の大きさが、前記定圧室に供給
されることが予定されている負圧のうちで最も弱い負圧
に対応する大きさ以下の範囲で制御されるようにすれ
ば、定圧室に高い負圧を供給するための負圧ポンプ等を
設ける必要がなく、作動力制御装置の構成が単純で済む
利点がある。 (3)前記作動力制御装置が、前記ブースタピストンの
作動力が前記所定の大きさに達した状態で前記入力部材
の前記ブースタピストンに対する相対移動を阻止する相
対移動阻止装置を含む (1)項または (2)項に記載のバキ
ュームブースタ(請求項3)。作動力制御装置を相対移
動阻止装置とすれば、作動力制御装置の構成を一層単純
化することができる。 (4)前記ブースタピストン、入力部材および出力部材
により囲まれた空間に配設されたリアクションディスク
を含み、かつ、前記相対移動阻止装置が、前記ブースタ
ピストンおよび入力部材に対して相対移動可能に、か
つ、前記リアクションディスクの入力部材と接触する部
分以外の部分に接触する状態で設けられた加圧部材と、
その加圧部材と前記ブースタピストンとの間に配設さ
れ、両者を互いに離間させる向きの弾性力を発生する弾
性部材とを含み、かつ、前記ブースタピストンの作動力
が前記所定の大きさに達した状態で、前記加圧部材が、
前記弾性部材の弾性変形を伴って、前記入力部材と当接
する (3)項に記載のバキュームブースタ(請求項4)。
相対移動阻止装置を本項に記載の構成のものとすれば、
加圧部材と弾性部材という単純な部品の付加によって目
的を達することができる。 (5)前記相対移動阻止装置が、さらに、前記加圧部材
と前記ブースタピストンとの間に設けられ、両者の離間
限度を前記弾性部材に予荷重が発生する状態に規制する
離間限度規制装置を含み、かつ、その予荷重が前記ブー
スタピストンの所定の作動力に対応する大きさに設定さ
れた (4)項に記載のバキュームブースタ。このように、
弾性部材に予荷重を発生させ、その予荷重を前記ブース
タピストンの所定の作動力に対応する大きさに設定すれ
ば、作動力が所定の作動力に達するまでは弾性部材が弾
性変形せず、加圧部材はあたかもブースタピストンと一
体の部材であるかのように機能し、作動力が所定の作動
力に達したとき、加圧部材が速やかに入力部材に当接す
るため、ブースタピストンの作動力の制限精度を向上さ
せることが容易となるとともに、作動力の制限前に変圧
室への空気導入が絞られることがなくなって、バキュー
ムブースタの作動遅れが良好に回避される効果が得られ
る。 (6)前記作動力制御装置が、前記変圧室と定圧室との
圧力差が前記所定の作動力に対応する大きさの上限を超
えることを阻止する最大圧力差規制装置を含む (1)項ま
たは (2)項に記載のバキュームブースタ。変圧室と定圧
室との圧力差の上限が規制されれば、ブースタピストン
の作動力が所定の大きさ以下に制御される。 (7)前記最大圧力差規制装置が、前記定圧室と前記変
圧室との間に設けられ、常にはそれら両室の連通を遮断
しているが、両室の圧力差が設定値に達すれば開いて両
室を連通させる開閉弁を含む (6)項に記載のバキューム
ブースタ。最大圧力差規制装置は、変圧室への空気の流
入を阻止する流入阻止装置と定圧室からの空気の流出を
阻止する流出阻止装置との少なくとも一方を含むものと
することも可能であるが、上記開閉弁によれば、簡単な
構成で差圧を規制することができる。開閉弁は、開弁圧
が一定でよい場合には、特に簡単な構成とすることがで
きるが、電磁開閉弁等とすることにより開弁圧を制御可
能とすることもできる。
果】本発明は、以上の事情を背景とし、負圧源の負圧が
変動してもバキュームブースタの助勢限界が変動しない
ようにすることを課題としてなされたものであり、本発
明によって、下記各態様のバキュームブースタが得られ
る。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号
を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記
載する。これは、あくまでも本発明の理解を容易にする
ためであり、本明細書に記載の技術的特徴およびそれら
の組合わせが以下の各項に記載のものに限定されると解
釈されるべきではない。また、一つの項に複数の事項が
記載されている場合、それら複数の事項を常に一緒に採
用しなければならないわけではない。一部の事項のみを
選択して採用することも可能なのである。 (1)ケーシングと、そのケーシング内を定圧室と変圧
室とに仕切る状態で、かつ、軸方向に移動可能に設けら
れ、常時負圧が供給される定圧室と、圧力が変えられる
変圧室との圧力差に基づく作動力で作動するブースタピ
ストンと、そのブースタピストンに対して相対移動可能
に設けられた入力部材と、その入力部材のブースタピス
トンに対する相対移動に応じて、前記変圧室を前記定圧
室に連通する状態と、大気に連通する状態と、いずれに
も連通しない状態とに切り換える切換弁と、前記入力部
材に加えられる操作力と前記ブースタピストンの作動力
との和に相当する駆動力を出力する出力部材と、前記ブ
ースタピストンの作動力を前記定圧室の負圧変動にかか
わらず所定の大きさ以下に制御する作動力制御装置とを
含むバキュームブースタ(請求項1)。このように構成
したバキュームブースタにおいては、ブースタピストン
の作動力の最大値が、定圧室の負圧変動にかかわらず所
定の大きさに抑えられるため、バキュームブースタの倍
力機能が一定し、運転者が倍力機能の変動を考慮したブ
レーキ操作を行う必要がなくなる。また、バキュームブ
ースタの倍力機能の不足を補うために電気制御の助勢装
置が設けられる場合には、その電気制御助勢装置の制御
が簡単になる効果が得られる。 (2)前記所定の大きさが、前記定圧室に供給されるこ
とが予定されている負圧のうちで最も弱い負圧に対応す
る大きさ以下の範囲で選定された大きさである (1)項に
記載のバキュームブースタ(請求項2)。このようにブ
ースタピストンの作動力の大きさが、前記定圧室に供給
されることが予定されている負圧のうちで最も弱い負圧
に対応する大きさ以下の範囲で制御されるようにすれ
ば、定圧室に高い負圧を供給するための負圧ポンプ等を
設ける必要がなく、作動力制御装置の構成が単純で済む
利点がある。 (3)前記作動力制御装置が、前記ブースタピストンの
作動力が前記所定の大きさに達した状態で前記入力部材
の前記ブースタピストンに対する相対移動を阻止する相
対移動阻止装置を含む (1)項または (2)項に記載のバキ
ュームブースタ(請求項3)。作動力制御装置を相対移
動阻止装置とすれば、作動力制御装置の構成を一層単純
化することができる。 (4)前記ブースタピストン、入力部材および出力部材
により囲まれた空間に配設されたリアクションディスク
を含み、かつ、前記相対移動阻止装置が、前記ブースタ
ピストンおよび入力部材に対して相対移動可能に、か
つ、前記リアクションディスクの入力部材と接触する部
分以外の部分に接触する状態で設けられた加圧部材と、
その加圧部材と前記ブースタピストンとの間に配設さ
れ、両者を互いに離間させる向きの弾性力を発生する弾
性部材とを含み、かつ、前記ブースタピストンの作動力
が前記所定の大きさに達した状態で、前記加圧部材が、
前記弾性部材の弾性変形を伴って、前記入力部材と当接
する (3)項に記載のバキュームブースタ(請求項4)。
相対移動阻止装置を本項に記載の構成のものとすれば、
加圧部材と弾性部材という単純な部品の付加によって目
的を達することができる。 (5)前記相対移動阻止装置が、さらに、前記加圧部材
と前記ブースタピストンとの間に設けられ、両者の離間
限度を前記弾性部材に予荷重が発生する状態に規制する
離間限度規制装置を含み、かつ、その予荷重が前記ブー
スタピストンの所定の作動力に対応する大きさに設定さ
れた (4)項に記載のバキュームブースタ。このように、
弾性部材に予荷重を発生させ、その予荷重を前記ブース
タピストンの所定の作動力に対応する大きさに設定すれ
ば、作動力が所定の作動力に達するまでは弾性部材が弾
性変形せず、加圧部材はあたかもブースタピストンと一
体の部材であるかのように機能し、作動力が所定の作動
力に達したとき、加圧部材が速やかに入力部材に当接す
るため、ブースタピストンの作動力の制限精度を向上さ
せることが容易となるとともに、作動力の制限前に変圧
室への空気導入が絞られることがなくなって、バキュー
ムブースタの作動遅れが良好に回避される効果が得られ
る。 (6)前記作動力制御装置が、前記変圧室と定圧室との
圧力差が前記所定の作動力に対応する大きさの上限を超
えることを阻止する最大圧力差規制装置を含む (1)項ま
たは (2)項に記載のバキュームブースタ。変圧室と定圧
室との圧力差の上限が規制されれば、ブースタピストン
の作動力が所定の大きさ以下に制御される。 (7)前記最大圧力差規制装置が、前記定圧室と前記変
圧室との間に設けられ、常にはそれら両室の連通を遮断
しているが、両室の圧力差が設定値に達すれば開いて両
室を連通させる開閉弁を含む (6)項に記載のバキューム
ブースタ。最大圧力差規制装置は、変圧室への空気の流
入を阻止する流入阻止装置と定圧室からの空気の流出を
阻止する流出阻止装置との少なくとも一方を含むものと
することも可能であるが、上記開閉弁によれば、簡単な
構成で差圧を規制することができる。開閉弁は、開弁圧
が一定でよい場合には、特に簡単な構成とすることがで
きるが、電磁開閉弁等とすることにより開弁圧を制御可
能とすることもできる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態である
バキュームブースタを備える液圧ブレーキシステムを図
面に基づいて詳細に説明する。図1に示す液圧ブレーキ
システムは、左,右の前輪10,12と左,右の後輪1
4,16とを備えた四輪自動車に搭載されている。本液
圧ブレーキシステムは、ブレーキ操作部材としてのブレ
ーキペダル18を備えており、そのブレーキペダル18
はバキュームブースタ20(以下、ブースタ20と略称
する。)を介してタンデム型のマスタシリンダ22に連
結されている。
バキュームブースタを備える液圧ブレーキシステムを図
面に基づいて詳細に説明する。図1に示す液圧ブレーキ
システムは、左,右の前輪10,12と左,右の後輪1
4,16とを備えた四輪自動車に搭載されている。本液
圧ブレーキシステムは、ブレーキ操作部材としてのブレ
ーキペダル18を備えており、そのブレーキペダル18
はバキュームブースタ20(以下、ブースタ20と略称
する。)を介してタンデム型のマスタシリンダ22に連
結されている。
【0008】ブースタ20は、図3に示すように、ブレ
ーキペダル18に連携させられたオペレーティングロッ
ド30,マスタシリンダ22に連携させられたブースタ
ピストンロッド32,中空シェル型のケーシング34,
ダイヤフラム式のブースタピストン36等を備えるもの
であり、ブレーキペダル18を介してオペレーティング
ロッド30に加えられた踏力であるブレーキ操作力が倍
力されてブースタピストンロッド32から出力される。
ブースタピストン36は、ケーシング34内をマスタシ
リンダ22側の定圧室40とブレーキペダル18側の変
圧室42とに仕切る状態で、かつ、軸方向に移動可能に
設けられている。定圧室40は負圧源に常時接続されて
いる。定圧室40と変圧室42との間には切換弁46が
設けられ、変圧室42を、定圧室40に連通する状態
と、大気に連通する状態と、いずれにも連通しない状態
とに切り換える。変圧室42と定圧室40との差圧に基
づいてブースタピストン36が作動させられ、その作動
力がリアクションディスク52を介してブースタピスト
ンロッド32に伝達される。ブースタピストンロッド3
2は、ブースタピストン36の作動力をマスタシリンダ
22の第1加圧ピストンに伝達する。ブースタ20の詳
しい構造については、後に説明する。
ーキペダル18に連携させられたオペレーティングロッ
ド30,マスタシリンダ22に連携させられたブースタ
ピストンロッド32,中空シェル型のケーシング34,
ダイヤフラム式のブースタピストン36等を備えるもの
であり、ブレーキペダル18を介してオペレーティング
ロッド30に加えられた踏力であるブレーキ操作力が倍
力されてブースタピストンロッド32から出力される。
ブースタピストン36は、ケーシング34内をマスタシ
リンダ22側の定圧室40とブレーキペダル18側の変
圧室42とに仕切る状態で、かつ、軸方向に移動可能に
設けられている。定圧室40は負圧源に常時接続されて
いる。定圧室40と変圧室42との間には切換弁46が
設けられ、変圧室42を、定圧室40に連通する状態
と、大気に連通する状態と、いずれにも連通しない状態
とに切り換える。変圧室42と定圧室40との差圧に基
づいてブースタピストン36が作動させられ、その作動
力がリアクションディスク52を介してブースタピスト
ンロッド32に伝達される。ブースタピストンロッド3
2は、ブースタピストン36の作動力をマスタシリンダ
22の第1加圧ピストンに伝達する。ブースタ20の詳
しい構造については、後に説明する。
【0009】マスタシリンダ22のハウジング60は有
底円筒状をなし、ハウジング60内には、それぞれ直径
が異なる3つの円形穴62,64,66が直列にかつ同
心に設けられ、最も直径が小さい円形穴64に第1加圧
ピストン68および第2加圧ピストン70が互いに直列
に配列されている。これら加圧ピストン68,70は円
形穴64に摺動可能かつ液密に嵌合され、それぞれの前
方に第1,第2加圧室72,74が形成されている。第
1,第2加圧ピストン68,70は有底円筒状をなし、
それらの内部に配設された弾性部材としての圧縮コイル
スプリング76,78により、図示の後退端位置に向か
って付勢されている。
底円筒状をなし、ハウジング60内には、それぞれ直径
が異なる3つの円形穴62,64,66が直列にかつ同
心に設けられ、最も直径が小さい円形穴64に第1加圧
ピストン68および第2加圧ピストン70が互いに直列
に配列されている。これら加圧ピストン68,70は円
形穴64に摺動可能かつ液密に嵌合され、それぞれの前
方に第1,第2加圧室72,74が形成されている。第
1,第2加圧ピストン68,70は有底円筒状をなし、
それらの内部に配設された弾性部材としての圧縮コイル
スプリング76,78により、図示の後退端位置に向か
って付勢されている。
【0010】ハウジング60の開口部には、閉塞部材8
0が液密に取り付けられ、スナップリング等の固定部材
によりハウジング60に着脱可能に固定されてハウジン
グ60の開口を閉塞している。閉塞部材80は、第1加
圧ピストン68と当接することにより、第1加圧ピスト
ン68の後退限度を規定する。また、第2加圧ピストン
70の後退限度は、第1加圧ピストン68の後退限度の
規定と、図示しない部材によるスプリング76の初期長
さおよび初期荷重の規定との共同により規定されてい
る。
0が液密に取り付けられ、スナップリング等の固定部材
によりハウジング60に着脱可能に固定されてハウジン
グ60の開口を閉塞している。閉塞部材80は、第1加
圧ピストン68と当接することにより、第1加圧ピスト
ン68の後退限度を規定する。また、第2加圧ピストン
70の後退限度は、第1加圧ピストン68の後退限度の
規定と、図示しない部材によるスプリング76の初期長
さおよび初期荷重の規定との共同により規定されてい
る。
【0011】第1加圧ピストン68の後端面から後方へ
中空円筒状のピストンロッド82が延び出させられてお
り、閉塞部材80を実質的に液密かつ摺動可能に貫通し
てブースタ20側に臨まされている。前記ブースタ20
のブースタピストンロッド32の先端部は、ピストンロ
ッド82の内部に軸方向に相対移動可能に嵌合されてお
り、ブースタピストンロッド32からピストンロッド8
2にブースタピストン36の作動力が伝達され、その作
動力に基づいて第1,第2加圧室72,74にそれぞれ
互いに等しい高さの液圧が発生させられる。
中空円筒状のピストンロッド82が延び出させられてお
り、閉塞部材80を実質的に液密かつ摺動可能に貫通し
てブースタ20側に臨まされている。前記ブースタ20
のブースタピストンロッド32の先端部は、ピストンロ
ッド82の内部に軸方向に相対移動可能に嵌合されてお
り、ブースタピストンロッド32からピストンロッド8
2にブースタピストン36の作動力が伝達され、その作
動力に基づいて第1,第2加圧室72,74にそれぞれ
互いに等しい高さの液圧が発生させられる。
【0012】閉塞部材80がハウジング60に嵌合され
ることにより、その閉塞部材80と第1加圧ピストン6
8との間に補助加圧室90が形成されている。この補助
加圧室90に圧力が発生させられると、第1加圧ピスト
ン68が前進する向きに押され、それにより、第1加圧
室72に圧力が発生させられる。第1加圧室72に圧力
が発生させられると、第2加圧ピストン70が前進する
向きに押され、それにより第2加圧室74にも圧力が発
生させられる。
ることにより、その閉塞部材80と第1加圧ピストン6
8との間に補助加圧室90が形成されている。この補助
加圧室90に圧力が発生させられると、第1加圧ピスト
ン68が前進する向きに押され、それにより、第1加圧
室72に圧力が発生させられる。第1加圧室72に圧力
が発生させられると、第2加圧ピストン70が前進する
向きに押され、それにより第2加圧室74にも圧力が発
生させられる。
【0013】第1,第2加圧室72,74は、第1,第
2加圧ピストン68,70が後退端位置にある状態にお
いて、ハウジング60に設けられた2個のリザーバ用ポ
ート92および第1,第2加圧ピストン68,70にそ
れぞれ設けられた連通路94により、リザーバ96に連
通させられる。第1,第2加圧ピストン68,70が、
後退端位置から小距離前進すれば、2個のリザーバ用ポ
ート92が遮断され、それにより第1,第2加圧室7
2,74が第1,第2加圧ピストン68,70の前進に
より昇圧可能となる。
2加圧ピストン68,70が後退端位置にある状態にお
いて、ハウジング60に設けられた2個のリザーバ用ポ
ート92および第1,第2加圧ピストン68,70にそ
れぞれ設けられた連通路94により、リザーバ96に連
通させられる。第1,第2加圧ピストン68,70が、
後退端位置から小距離前進すれば、2個のリザーバ用ポ
ート92が遮断され、それにより第1,第2加圧室7
2,74が第1,第2加圧ピストン68,70の前進に
より昇圧可能となる。
【0014】第1加圧室72は、ハウジング60に設け
られたホイールシリンダ用ポート98および主通路10
0により、左,右前輪10,12の各回転をそれぞれ抑
制する2個のブレーキ102,104を作動させるブレ
ーキシリンダたるフロントホイールシリンダ106,1
08に接続されている。主通路100は、基幹通路11
0および2本の分岐通路112を有し、各分岐通路11
2の先端にそれぞれフロントホイールシリンダ106,
108が接続されている。
られたホイールシリンダ用ポート98および主通路10
0により、左,右前輪10,12の各回転をそれぞれ抑
制する2個のブレーキ102,104を作動させるブレ
ーキシリンダたるフロントホイールシリンダ106,1
08に接続されている。主通路100は、基幹通路11
0および2本の分岐通路112を有し、各分岐通路11
2の先端にそれぞれフロントホイールシリンダ106,
108が接続されている。
【0015】また、第2加圧室74は、ハウジング60
に設けられたホイールシリンダ用ポート114および主
通路116により、左,右後輪14,16の各回転をそ
れぞれ抑制する2個のブレーキ118,120を作動さ
せるブレーキシリンダたるリヤホイールシリンダ12
2,124に接続されている。主通路116は、基幹通
路126および2本の分岐通路128を有し、各分岐通
路128の先端にそれぞれリヤホイールシリンダ12
2,124が接続されている。本実施形態の液圧ブレー
キシステムは前後2系統式であるのである。
に設けられたホイールシリンダ用ポート114および主
通路116により、左,右後輪14,16の各回転をそ
れぞれ抑制する2個のブレーキ118,120を作動さ
せるブレーキシリンダたるリヤホイールシリンダ12
2,124に接続されている。主通路116は、基幹通
路126および2本の分岐通路128を有し、各分岐通
路128の先端にそれぞれリヤホイールシリンダ12
2,124が接続されている。本実施形態の液圧ブレー
キシステムは前後2系統式であるのである。
【0016】本実施形態の液圧ブレーキシステムには、
アンチロック制御を行うべく、ホイールシリンダ10
6,108,122,124の各々について電磁弁装置
130が設けられている。電磁弁装置130はそれぞ
れ、常開の電磁開閉弁である増圧弁132および常閉の
電磁開閉弁である減圧弁134を有し、これら増圧弁1
32,減圧弁134の開閉の組合わせにより、ホイール
シリンダ106,108,122,124の液圧である
ホイールシリンダ圧が増大,減少,保持される。ホイー
ルシリンダ106,108,122,124から減圧弁
134を経てリザーバ96に排出された作動液は、ポン
プモータ138により駆動されるABS用ポンプ140
により汲み上げられて主通路100,116に戻され
る。符号142はダンパ室、符号144はオリフィスで
あり、それらによりABS用ポンプ140の脈動が軽減
される。アンチロック制御は、本発明とは直接関係がな
いため、更なる説明は省略する。
アンチロック制御を行うべく、ホイールシリンダ10
6,108,122,124の各々について電磁弁装置
130が設けられている。電磁弁装置130はそれぞ
れ、常開の電磁開閉弁である増圧弁132および常閉の
電磁開閉弁である減圧弁134を有し、これら増圧弁1
32,減圧弁134の開閉の組合わせにより、ホイール
シリンダ106,108,122,124の液圧である
ホイールシリンダ圧が増大,減少,保持される。ホイー
ルシリンダ106,108,122,124から減圧弁
134を経てリザーバ96に排出された作動液は、ポン
プモータ138により駆動されるABS用ポンプ140
により汲み上げられて主通路100,116に戻され
る。符号142はダンパ室、符号144はオリフィスで
あり、それらによりABS用ポンプ140の脈動が軽減
される。アンチロック制御は、本発明とは直接関係がな
いため、更なる説明は省略する。
【0017】前記補助加圧室90は、ハウジング60に
設けられた増圧用ポート150によって常時増圧装置1
52に連通させられている。増圧装置152は、ポンプ
の一種であるギヤポンプにより構成された増圧用ポンプ
154と、その増圧用ポンプ154を駆動するポンプモ
ータ156と、圧力制御弁160とを含んでいる。増圧
用ポンプ154は、リザーバ96の作動液を汲み上げて
補助加圧室90に圧送する。増圧用ポンプ154の吐出
側には、作動液が増圧用ポンプ154側へ逆流すること
を防止する逆止弁162が設けられている。
設けられた増圧用ポート150によって常時増圧装置1
52に連通させられている。増圧装置152は、ポンプ
の一種であるギヤポンプにより構成された増圧用ポンプ
154と、その増圧用ポンプ154を駆動するポンプモ
ータ156と、圧力制御弁160とを含んでいる。増圧
用ポンプ154は、リザーバ96の作動液を汲み上げて
補助加圧室90に圧送する。増圧用ポンプ154の吐出
側には、作動液が増圧用ポンプ154側へ逆流すること
を防止する逆止弁162が設けられている。
【0018】増圧装置152には、さらに、増圧用ポン
プ154および圧力制御弁160をバイパスするバイパ
ス通路164が設けられ、バイパス通路164の途中に
は逆止弁166が設けられている。逆止弁166は、リ
ザーバ96から補助加圧室90に向かう作動液の流れは
常時許容する一方、その逆向きの流れは常時阻止する。
ブレーキペダル18が素早く踏み込まれたとき、リザー
バ96内の作動液が逆止弁166を経て補助加圧室90
に補給され、負圧の発生が防止される。
プ154および圧力制御弁160をバイパスするバイパ
ス通路164が設けられ、バイパス通路164の途中に
は逆止弁166が設けられている。逆止弁166は、リ
ザーバ96から補助加圧室90に向かう作動液の流れは
常時許容する一方、その逆向きの流れは常時阻止する。
ブレーキペダル18が素早く踏み込まれたとき、リザー
バ96内の作動液が逆止弁166を経て補助加圧室90
に補給され、負圧の発生が防止される。
【0019】図2に圧力制御弁160を拡大して示す。
圧力制御弁160は、補助加圧室90の液圧を電磁的に
制御する。圧力制御弁160は、図示しないハウジング
と、補助加圧室90とリザーバ96との間における作動
液の流通状態を制御する弁子170およびそれが着座す
べき弁座172と、それら弁子170および弁座172
の相対移動を制御する磁気力を発生させるソレノイド1
74とを有している。
圧力制御弁160は、補助加圧室90の液圧を電磁的に
制御する。圧力制御弁160は、図示しないハウジング
と、補助加圧室90とリザーバ96との間における作動
液の流通状態を制御する弁子170およびそれが着座す
べき弁座172と、それら弁子170および弁座172
の相対移動を制御する磁気力を発生させるソレノイド1
74とを有している。
【0020】ソレノイド174が励磁されない非作用状
態(OFF状態)では、図2(a)に示すように、スプ
リング176の弾性力によって弁子170が弁座172
から離間させられ、それによって補助加圧室90とリザ
ーバ96との間における双方向の作動液の流れが許容さ
れる。その結果、ブレーキ操作が行われて第1加圧ピス
トン68が移動させられ、それに伴って補助加圧室90
の容積が変化すれば、それに伴い、補助加圧室90に対
する作動液の流入および流出が許容される。そのために
圧力制御弁160は常開弁とされている。
態(OFF状態)では、図2(a)に示すように、スプ
リング176の弾性力によって弁子170が弁座172
から離間させられ、それによって補助加圧室90とリザ
ーバ96との間における双方向の作動液の流れが許容さ
れる。その結果、ブレーキ操作が行われて第1加圧ピス
トン68が移動させられ、それに伴って補助加圧室90
の容積が変化すれば、それに伴い、補助加圧室90に対
する作動液の流入および流出が許容される。そのために
圧力制御弁160は常開弁とされている。
【0021】それに対し、ソレノイド174が励磁され
た作用状態(ON状態)では、図2(b)に示すよう
に、ソレノイド174の磁気力によりアーマチュア17
8が吸引され、弁子170が弁座172に着座させられ
る。補助加圧室90の液圧が小さい間は、圧力制御弁1
60は閉じているが、補助加圧室90の液圧が増大し、
ソレノイド174の磁気力に基づくソレノイド吸引力F
1 が、補助加圧室90の液圧に基づく力F2 とスプリン
グ176の弾性力F3 との和より小さくなれば、弁子1
70が弁座172から離間し、増圧用ポンプ154から
の作動液がリザーバ96に逃がされ、補助加圧室90の
液圧のそれ以上の増加が阻止される。スプリング176
の弾性力F3 を無視すれば、補助加圧室90にはソレノ
イド吸引力F1 に応じてリニアに増加する液圧が発生さ
せられることになる。
た作用状態(ON状態)では、図2(b)に示すよう
に、ソレノイド174の磁気力によりアーマチュア17
8が吸引され、弁子170が弁座172に着座させられ
る。補助加圧室90の液圧が小さい間は、圧力制御弁1
60は閉じているが、補助加圧室90の液圧が増大し、
ソレノイド174の磁気力に基づくソレノイド吸引力F
1 が、補助加圧室90の液圧に基づく力F2 とスプリン
グ176の弾性力F3 との和より小さくなれば、弁子1
70が弁座172から離間し、増圧用ポンプ154から
の作動液がリザーバ96に逃がされ、補助加圧室90の
液圧のそれ以上の増加が阻止される。スプリング176
の弾性力F3 を無視すれば、補助加圧室90にはソレノ
イド吸引力F1 に応じてリニアに増加する液圧が発生さ
せられることになる。
【0022】ブースタ20について詳細に説明する。図
3に示すように、ブースタピストン36は、ピストン本
体210と可動壁212とを備え、可動壁212によっ
てケーシング34内の空間が定圧室40と変圧室42と
に仕切られている。定圧室40は、管継手214を介し
て負圧源としてのエンジンのインテークマニホールド
(図示省略)であって、スロットルバルブと複数のイン
テークバルブ側へエアを供給するために分岐させられた
部分との間の部分に常時接続されている。したがって、
定圧室を負圧室と称することもできる。ブースタピスト
ン36は、定圧室40に配設されたリターンスプリング
216によって後方(図3の右方)に付勢されている。
3に示すように、ブースタピストン36は、ピストン本
体210と可動壁212とを備え、可動壁212によっ
てケーシング34内の空間が定圧室40と変圧室42と
に仕切られている。定圧室40は、管継手214を介し
て負圧源としてのエンジンのインテークマニホールド
(図示省略)であって、スロットルバルブと複数のイン
テークバルブ側へエアを供給するために分岐させられた
部分との間の部分に常時接続されている。したがって、
定圧室を負圧室と称することもできる。ブースタピスト
ン36は、定圧室40に配設されたリターンスプリング
216によって後方(図3の右方)に付勢されている。
【0023】図4に拡大して示すように、ブースタピス
トン36のマスタシリンダ22側の出力側端部220
は、ゴム製のリアクションディスク52を介してブース
タピストンロッド32と連携させられている。ブースタ
ピストンロッド32は、リアクションディスク52を収
容する入力側端部であるカップ状部222と、カップ状
部222からマスタシリンダ22側に軸方向に延びる軸
部224とを備えており、カップ状部222がピストン
本体210の出力側端部220に形成された環状溝22
6に嵌合されている。
トン36のマスタシリンダ22側の出力側端部220
は、ゴム製のリアクションディスク52を介してブース
タピストンロッド32と連携させられている。ブースタ
ピストンロッド32は、リアクションディスク52を収
容する入力側端部であるカップ状部222と、カップ状
部222からマスタシリンダ22側に軸方向に延びる軸
部224とを備えており、カップ状部222がピストン
本体210の出力側端部220に形成された環状溝22
6に嵌合されている。
【0024】ピストン本体210内部には、軸方向に相
対移動可能に入力ピストン230が嵌合されている。入
力ピストン230にはオペレーティングロッド30が一
体的に移動可能に連結され、ブレーキペダル18が踏み
込まれると、オペレーティングロッド30および入力ピ
ストン230がブースタピストン36に対して相対的に
前進させられるようになっている。入力ピストン230
の前進端および後退端は、ストッパを構成するキー23
2と入力ピストン230に形成されたキー溝233の前
側面および後側面との当接によってそれぞれ規定され
る。キー232は、概してU字形をなし、ピストン本体
210に形成されたキー溝に取り付けられ、非作動状態
でダンパ部材234を介してケーシング34に当接して
いる。
対移動可能に入力ピストン230が嵌合されている。入
力ピストン230にはオペレーティングロッド30が一
体的に移動可能に連結され、ブレーキペダル18が踏み
込まれると、オペレーティングロッド30および入力ピ
ストン230がブースタピストン36に対して相対的に
前進させられるようになっている。入力ピストン230
の前進端および後退端は、ストッパを構成するキー23
2と入力ピストン230に形成されたキー溝233の前
側面および後側面との当接によってそれぞれ規定され
る。キー232は、概してU字形をなし、ピストン本体
210に形成されたキー溝に取り付けられ、非作動状態
でダンパ部材234を介してケーシング34に当接して
いる。
【0025】ピストン本体210には、また、定圧室4
0と変圧室42とを連通させる連通路236と、変圧室
42と大気とを連通させる連通路238とが形成される
とともに、これら連通路236,238の途中に前記切
換弁46が設けられている。切換弁46は、オペレーテ
ィングロッド30および入力ピストン230とブースタ
ピストン36との相対移動に基づいて作動するものであ
り、コントロールバルブ240と、エアバルブ242
と、バキュームバルブ244とコントロールバルブスプ
リング246等を備えている。バキュームバルブ244
は、コントロールバルブ240と共同して変圧室42の
定圧室40に対する連通,遮断を選択的に行うものであ
り、ピストン本体210に一体的に移動可能に設けられ
ている。エアバルブ242は、コントロールバルブ24
0と共同して変圧室42の大気に対する連通,遮断を選
択的に行うものであり、入力ピストン230と一体的に
移動可能に設けられている。コントロールバルブ240
は、ピストン本体210にバルブスプリング246によ
りエアバルブ242に着座する向きに付勢される状態で
取り付けられている。オペレーティングロッド30に
は、弾性部材としての圧縮コイルスプリング247を受
ける第1リテーナ248が固定されている。ピストン本
体210には、コントロールバルブ240の一端部(図
3において右端部)を支持する第2リテーナ249が、
第1リテーナ248,スプリング247を介してオペレ
ーティングロッド30から弾性力を受けながら固定され
ている。コントロールバルブ240はその一端部の内周
側において第2リテーナ249と係合しており、外周側
においてはピストン本体210との間でシール機能を発
揮している。コントロールバルブ240の他端部(図3
において左端部)を支持するリテーナと第1リテーナ2
48との間に上記コントロールバルブスプリング246
が配設されている。
0と変圧室42とを連通させる連通路236と、変圧室
42と大気とを連通させる連通路238とが形成される
とともに、これら連通路236,238の途中に前記切
換弁46が設けられている。切換弁46は、オペレーテ
ィングロッド30および入力ピストン230とブースタ
ピストン36との相対移動に基づいて作動するものであ
り、コントロールバルブ240と、エアバルブ242
と、バキュームバルブ244とコントロールバルブスプ
リング246等を備えている。バキュームバルブ244
は、コントロールバルブ240と共同して変圧室42の
定圧室40に対する連通,遮断を選択的に行うものであ
り、ピストン本体210に一体的に移動可能に設けられ
ている。エアバルブ242は、コントロールバルブ24
0と共同して変圧室42の大気に対する連通,遮断を選
択的に行うものであり、入力ピストン230と一体的に
移動可能に設けられている。コントロールバルブ240
は、ピストン本体210にバルブスプリング246によ
りエアバルブ242に着座する向きに付勢される状態で
取り付けられている。オペレーティングロッド30に
は、弾性部材としての圧縮コイルスプリング247を受
ける第1リテーナ248が固定されている。ピストン本
体210には、コントロールバルブ240の一端部(図
3において右端部)を支持する第2リテーナ249が、
第1リテーナ248,スプリング247を介してオペレ
ーティングロッド30から弾性力を受けながら固定され
ている。コントロールバルブ240はその一端部の内周
側において第2リテーナ249と係合しており、外周側
においてはピストン本体210との間でシール機能を発
揮している。コントロールバルブ240の他端部(図3
において左端部)を支持するリテーナと第1リテーナ2
48との間に上記コントロールバルブスプリング246
が配設されている。
【0026】ピストン本体210の出力側端部220と
リアクションディスク52との間には、円板状の加圧部
材250が設けられ、ブースタピストンロッド32のカ
ップ状部222内に相対移動可能に嵌合されている。加
圧部材250のピストン本体210に対向する側の端面
252とピストン本体210の環状溝226の底面との
間には、弾性部材としてのばね部材256が配設されて
おり、加圧部材250とブースタピストン36とが互い
に離間する向きに付勢されるとともに、両部材の離間限
度が、離間限度規制装置によりばね部材256に予荷重
が発生する状態で規制されている。本実施形態における
ばね部材256は、複数の皿ばね258が交互に逆向き
となるように直列に重ね合わされて構成されている。ま
た、加圧部材250には複数のピン部材260(本実施
形態の場合3本であるが、図4にはそのうちの2本のみ
図示)が一体的に設けられ、出力側端部220に軸方向
に貫通して形成されたピン穴266に嵌合されている。
ピン部材260の、出力側端部220を貫通して加圧部
材250側とは反対側に突出させられた先端には、止め
輪262が設けられている。止め輪262が出力側端部
220の後端面268に当接することによって、両部材
の離間限度が規制される。離間限度規制装置は、加圧部
材に設けられた第1ストッパとブースタピストンに設け
られた第2ストッパとが互いに当接することにより両部
材の離間限度を規制するものであり、本実施形態におい
ては、止め輪262がピン部材260を介して加圧部材
250に設けられた第1ストッパとして機能し、ブース
タピストン36の出力側端部220の後端面268が第
2ストッパとして機能する。このように離間限度が規制
された状態では、ばね部材256は弾性変形させられ予
荷重が発生する状態となる。ばね部材256の予荷重以
上の力が加圧部材250に作用するまでは、加圧部材2
50とブースタピストン36とはあたかも一体の部材で
あるかのように機能する。ばね部材256の予荷重以上
の力が加圧部材250に作用すれば、加圧部材250
は、ばね部材256の弾性変形によりブースタピストン
36に対する接近が許容される状態となる。この予荷重
の大きさについては、後に説明する。
リアクションディスク52との間には、円板状の加圧部
材250が設けられ、ブースタピストンロッド32のカ
ップ状部222内に相対移動可能に嵌合されている。加
圧部材250のピストン本体210に対向する側の端面
252とピストン本体210の環状溝226の底面との
間には、弾性部材としてのばね部材256が配設されて
おり、加圧部材250とブースタピストン36とが互い
に離間する向きに付勢されるとともに、両部材の離間限
度が、離間限度規制装置によりばね部材256に予荷重
が発生する状態で規制されている。本実施形態における
ばね部材256は、複数の皿ばね258が交互に逆向き
となるように直列に重ね合わされて構成されている。ま
た、加圧部材250には複数のピン部材260(本実施
形態の場合3本であるが、図4にはそのうちの2本のみ
図示)が一体的に設けられ、出力側端部220に軸方向
に貫通して形成されたピン穴266に嵌合されている。
ピン部材260の、出力側端部220を貫通して加圧部
材250側とは反対側に突出させられた先端には、止め
輪262が設けられている。止め輪262が出力側端部
220の後端面268に当接することによって、両部材
の離間限度が規制される。離間限度規制装置は、加圧部
材に設けられた第1ストッパとブースタピストンに設け
られた第2ストッパとが互いに当接することにより両部
材の離間限度を規制するものであり、本実施形態におい
ては、止め輪262がピン部材260を介して加圧部材
250に設けられた第1ストッパとして機能し、ブース
タピストン36の出力側端部220の後端面268が第
2ストッパとして機能する。このように離間限度が規制
された状態では、ばね部材256は弾性変形させられ予
荷重が発生する状態となる。ばね部材256の予荷重以
上の力が加圧部材250に作用するまでは、加圧部材2
50とブースタピストン36とはあたかも一体の部材で
あるかのように機能する。ばね部材256の予荷重以上
の力が加圧部材250に作用すれば、加圧部材250
は、ばね部材256の弾性変形によりブースタピストン
36に対する接近が許容される状態となる。この予荷重
の大きさについては、後に説明する。
【0027】ピストン本体210の出力側端部220の
中央部には、入力ピストン230のエアバルブ242側
とは反対側の前端部276が相対移動可能に嵌合されて
いる。入力ピストン230の前端部276は、先端側ほ
ど小径となる段付状とされ、その小径部280が加圧部
材250の中央部に形成された貫通穴282内に摺動可
能に嵌合されている。したがって、入力ピストン230
の前端部276は、加圧部材250の端面252に対向
する円環状の端面286と、小径部280の端面であ
り、リアクションディスク52に対向する端面288と
を備えている。非作動状態においては、図4に示すよう
に、入力ピストン230の端面288とリアクションデ
ィスク52との間、端面286と加圧部材250の端面
252との間にはそれぞれクリアランスが設けられてい
る。
中央部には、入力ピストン230のエアバルブ242側
とは反対側の前端部276が相対移動可能に嵌合されて
いる。入力ピストン230の前端部276は、先端側ほ
ど小径となる段付状とされ、その小径部280が加圧部
材250の中央部に形成された貫通穴282内に摺動可
能に嵌合されている。したがって、入力ピストン230
の前端部276は、加圧部材250の端面252に対向
する円環状の端面286と、小径部280の端面であ
り、リアクションディスク52に対向する端面288と
を備えている。非作動状態においては、図4に示すよう
に、入力ピストン230の端面288とリアクションデ
ィスク52との間、端面286と加圧部材250の端面
252との間にはそれぞれクリアランスが設けられてい
る。
【0028】このように構成されたブースタ20におい
ては、非作動状態では、図4に示すように、コントロー
ルバルブ240が、エアバルブ242に着座する一方、
バキュームバルブ244から離間し、それにより、変圧
室42が大気から遮断されて定圧室40に連通させられ
る。したがって、この状態では、定圧室40も変圧室4
2も共に等しい高さの負圧(大気圧以下の圧力)とな
る。それに対して、作動状態では、オペレーティングロ
ッド30がブースタピストン36に対して相対的に前進
し、コントロールバルブ240がバキュームバルブ24
4に着座して変圧室42が定圧室40からも大気からも
遮断される状態となる。その後、オペレーティングロッ
ド30がブースタピストン36に対してさらに前進させ
られれば、図5(a)に示すように、エアバルブ242
がコントロールバルブ240から離間し、それにより、
変圧室42が大気に連通させられる。この状態では、変
圧室42の負圧が減少して(大気圧に接近して)定圧室
40と変圧室42との間に差圧が発生し、その差圧によ
ってブースタピストン36が作動させられる。なお、図
5には、理解を容易にするために、ピン部材260,止
め輪262,ピン穴266等の図示が省略されている。
ては、非作動状態では、図4に示すように、コントロー
ルバルブ240が、エアバルブ242に着座する一方、
バキュームバルブ244から離間し、それにより、変圧
室42が大気から遮断されて定圧室40に連通させられ
る。したがって、この状態では、定圧室40も変圧室4
2も共に等しい高さの負圧(大気圧以下の圧力)とな
る。それに対して、作動状態では、オペレーティングロ
ッド30がブースタピストン36に対して相対的に前進
し、コントロールバルブ240がバキュームバルブ24
4に着座して変圧室42が定圧室40からも大気からも
遮断される状態となる。その後、オペレーティングロッ
ド30がブースタピストン36に対してさらに前進させ
られれば、図5(a)に示すように、エアバルブ242
がコントロールバルブ240から離間し、それにより、
変圧室42が大気に連通させられる。この状態では、変
圧室42の負圧が減少して(大気圧に接近して)定圧室
40と変圧室42との間に差圧が発生し、その差圧によ
ってブースタピストン36が作動させられる。なお、図
5には、理解を容易にするために、ピン部材260,止
め輪262,ピン穴266等の図示が省略されている。
【0029】本液圧ブレーキシステムは、電子制御ユニ
ット290(以下、ECU290と称する)を備えてい
る。ECU290は、PU(プロセッシングユニッ
ト),ROM,RAM,I/Oポートを備えるコンピュ
ータを主体とするものであり、マスタシリンダ圧センサ
296および車輪速センサ298が接続されるととも
に、前記ポンプモータ138を始めとする各種アクチュ
エータが駆動回路を介して接続されている。
ット290(以下、ECU290と称する)を備えてい
る。ECU290は、PU(プロセッシングユニッ
ト),ROM,RAM,I/Oポートを備えるコンピュ
ータを主体とするものであり、マスタシリンダ圧センサ
296および車輪速センサ298が接続されるととも
に、前記ポンプモータ138を始めとする各種アクチュ
エータが駆動回路を介して接続されている。
【0030】マスタシリンダ圧センサ296は、第1加
圧室72とホイールシリンダ106,108とを接続す
る主通路100の基幹通路110に設けられており、マ
スタシリンダ圧に応じたマスタシリンダ圧信号を出力す
る。車輪速センサ298は、左,右の各前輪10,12
および各後輪14,16の各々について設けられ、各輪
の車輪速に応じた車輪速信号を出力する。
圧室72とホイールシリンダ106,108とを接続す
る主通路100の基幹通路110に設けられており、マ
スタシリンダ圧に応じたマスタシリンダ圧信号を出力す
る。車輪速センサ298は、左,右の各前輪10,12
および各後輪14,16の各々について設けられ、各輪
の車輪速に応じた車輪速信号を出力する。
【0031】本液圧ブレーキシステムの作動を、本発明
に関連のある部分のみについて説明する。まず、ブース
タ20の作動について説明する。ブレーキペダル18が
踏み込まれることにより、図5(a)に示すように、オ
ペレーティングロッド30がブースタピストン36に対
して相対的に前進させられ、変圧室42が大気に連通さ
せられれば、前述のように、ブースタピストン36が作
動させられる。このブースタピストン36の作動力は、
加圧部材250がブースタピストン36と一体的に機能
している間は、加圧部材250からリアクションディス
ク52を介してブースタピストンロッド32に伝達され
る。
に関連のある部分のみについて説明する。まず、ブース
タ20の作動について説明する。ブレーキペダル18が
踏み込まれることにより、図5(a)に示すように、オ
ペレーティングロッド30がブースタピストン36に対
して相対的に前進させられ、変圧室42が大気に連通さ
せられれば、前述のように、ブースタピストン36が作
動させられる。このブースタピストン36の作動力は、
加圧部材250がブースタピストン36と一体的に機能
している間は、加圧部材250からリアクションディス
ク52を介してブースタピストンロッド32に伝達され
る。
【0032】本実施形態においては、入力ピストン23
0がリアクションディスク52と接触するまでに、ブー
スタピストン36がばね部材256および加圧部材25
0を介してリアクションディスク52を圧縮し、マスタ
シリンダ22に液圧を発生させる。入力ピストン230
への反力なしでマスタシリンダ22に液圧が発生するの
であり、この液圧をジャンピング圧と称する。その後
は、図5(a)に示すように、マスタシリンダ22から
の反力により僅かに変形して加圧部材250の貫通穴2
82内に膨出させられたリアクションディスク52と入
力ピストン230の端面288とが接触してオペレーテ
ィングロッド30に加えられた力がリアクションディス
ク52を介してブースタピストンロッド32に伝達され
る。すなわち、リアクションディスク52には、前述の
ように、変圧室42と定圧室40との圧力差に基づくブ
ースタピストン36の作動力Fb と、ブレーキペダル1
8の踏力に基づく入力ピストン230の作動力(入力ピ
ストン230に加えられるブレーキ操作力)Fp との和
が作用するため、ブースタピストンロッド32は、これ
らの合力(ブースタピストンロッド32の駆動力)Fmc
によって前進させられ、マスタシリンダ22の第1加圧
ピストン68に伝達される。マスタシリンダ22の第1
加圧ピストン68には、そのブースタピストンロッド3
2の駆動力Fmcに応じたマスタシリンダ圧Pmcが発生さ
せられる。マスタシリンダ22の第1加圧ピストン68
には、ブレーキ操作力Fp がブースタ20において倍力
されて伝達されるのである。マスタシリンダ22からの
反力がリアクションディスク52によりブースタピスト
ン36と入力ピストン230とに分配され、運転者は入
力ピストン230に分配された反力をオペレーティング
ロッド30を介して、マスタシリンダ22からの反力と
して知覚することができる。オペレーティングロッド3
0ないし入力ピストン230がブースタ20の入力部
材、ブースタピストンロッド32が出力部材なのであ
る。入力ピストン230の端面288とリアクションデ
ィスク52が接触する状態でも、入力ピストン230の
端面286と加圧部材250の端面252との間にはク
リアランスが残るように各部材の寸法が設定されてお
り、入力ピストン230はブースタピストン36に対し
て移動可能である。
0がリアクションディスク52と接触するまでに、ブー
スタピストン36がばね部材256および加圧部材25
0を介してリアクションディスク52を圧縮し、マスタ
シリンダ22に液圧を発生させる。入力ピストン230
への反力なしでマスタシリンダ22に液圧が発生するの
であり、この液圧をジャンピング圧と称する。その後
は、図5(a)に示すように、マスタシリンダ22から
の反力により僅かに変形して加圧部材250の貫通穴2
82内に膨出させられたリアクションディスク52と入
力ピストン230の端面288とが接触してオペレーテ
ィングロッド30に加えられた力がリアクションディス
ク52を介してブースタピストンロッド32に伝達され
る。すなわち、リアクションディスク52には、前述の
ように、変圧室42と定圧室40との圧力差に基づくブ
ースタピストン36の作動力Fb と、ブレーキペダル1
8の踏力に基づく入力ピストン230の作動力(入力ピ
ストン230に加えられるブレーキ操作力)Fp との和
が作用するため、ブースタピストンロッド32は、これ
らの合力(ブースタピストンロッド32の駆動力)Fmc
によって前進させられ、マスタシリンダ22の第1加圧
ピストン68に伝達される。マスタシリンダ22の第1
加圧ピストン68には、そのブースタピストンロッド3
2の駆動力Fmcに応じたマスタシリンダ圧Pmcが発生さ
せられる。マスタシリンダ22の第1加圧ピストン68
には、ブレーキ操作力Fp がブースタ20において倍力
されて伝達されるのである。マスタシリンダ22からの
反力がリアクションディスク52によりブースタピスト
ン36と入力ピストン230とに分配され、運転者は入
力ピストン230に分配された反力をオペレーティング
ロッド30を介して、マスタシリンダ22からの反力と
して知覚することができる。オペレーティングロッド3
0ないし入力ピストン230がブースタ20の入力部
材、ブースタピストンロッド32が出力部材なのであ
る。入力ピストン230の端面288とリアクションデ
ィスク52が接触する状態でも、入力ピストン230の
端面286と加圧部材250の端面252との間にはク
リアランスが残るように各部材の寸法が設定されてお
り、入力ピストン230はブースタピストン36に対し
て移動可能である。
【0033】ブースタピストン36の作動力Fb (すな
わちマスタシリンダ22からの反力のうちブースタピス
トン36に分配される反力)は、所定の作動力以下とな
るように規制される。本実施形態においては、この所定
の作動力が、定圧室40に供給されることが予定されて
いる負圧のうちで最も弱い負圧に対応する大きさとされ
ている。ばね部材256の予荷重が、ブースタピストン
36の作動力Fb が上記所定の作動力に達するまではば
ね部材256が弾性変形せず、所定の作動力に達したと
きに弾性変形する大きさに設定されている。ブースタピ
ストン36の作動力Fb が所定の作動力に達すれば、そ
れに対応するマスタシリンダ22からの反力により、図
5(b)に示すようにばね部材256が急速に弾性変形
させられて加圧部材250と入力ピストン230とが接
近して当接し、入力ピストン230のブースタピストン
36に対する移動が阻止される。同時に、切換弁46に
おいては、それまでバキュームバルブ244のみに着座
していたコントロールバルブ240がエアバルブ242
にも着座し、変圧室42が定圧室40にも大気にも連通
しない状態となる。これ以降は空気が変圧室42に流入
しないため、ブースタピストン36の作動力は増大せ
ず、ブースタ20が助勢限界に達したことになる。
わちマスタシリンダ22からの反力のうちブースタピス
トン36に分配される反力)は、所定の作動力以下とな
るように規制される。本実施形態においては、この所定
の作動力が、定圧室40に供給されることが予定されて
いる負圧のうちで最も弱い負圧に対応する大きさとされ
ている。ばね部材256の予荷重が、ブースタピストン
36の作動力Fb が上記所定の作動力に達するまではば
ね部材256が弾性変形せず、所定の作動力に達したと
きに弾性変形する大きさに設定されている。ブースタピ
ストン36の作動力Fb が所定の作動力に達すれば、そ
れに対応するマスタシリンダ22からの反力により、図
5(b)に示すようにばね部材256が急速に弾性変形
させられて加圧部材250と入力ピストン230とが接
近して当接し、入力ピストン230のブースタピストン
36に対する移動が阻止される。同時に、切換弁46に
おいては、それまでバキュームバルブ244のみに着座
していたコントロールバルブ240がエアバルブ242
にも着座し、変圧室42が定圧室40にも大気にも連通
しない状態となる。これ以降は空気が変圧室42に流入
しないため、ブースタピストン36の作動力は増大せ
ず、ブースタ20が助勢限界に達したことになる。
【0034】ブースタ20の助勢限界前には、ブレーキ
操作力Fp とマスタシリンダ液圧Pmcとの間には次式で
表される関係が成立する。 Fp =(S1 /S1 +S2 )×S5 ×(Pmc−Pmc0 )・・・・(1) ここで、S1 は入力ピストン230の端面288のリア
クションディスク52に対する接触面積であり、S
2 は、ブースタピストン36(加圧部材250)のリア
クションディスク52に対する接触面積である。また、
S5 は、マスタシリンダ22の第1加圧室72側の有効
受圧面積(有効加圧面積)であり、Pmc0 は前記ジャン
ピング圧である。(1)式で表される関係が、図6のブ
レーキ操作力Fp を横軸に、マスタシリンダ圧Pmcを縦
軸にとったグラフにおいて、線分ABで示されている。
なお、点Aはブースタ20の助勢限界点であり、点Bは
ジャンピング点であって、ジャンピング点Bにおけるマ
スタシリンダ圧が上記ジャンピング圧Pmc0 である。
操作力Fp とマスタシリンダ液圧Pmcとの間には次式で
表される関係が成立する。 Fp =(S1 /S1 +S2 )×S5 ×(Pmc−Pmc0 )・・・・(1) ここで、S1 は入力ピストン230の端面288のリア
クションディスク52に対する接触面積であり、S
2 は、ブースタピストン36(加圧部材250)のリア
クションディスク52に対する接触面積である。また、
S5 は、マスタシリンダ22の第1加圧室72側の有効
受圧面積(有効加圧面積)であり、Pmc0 は前記ジャン
ピング圧である。(1)式で表される関係が、図6のブ
レーキ操作力Fp を横軸に、マスタシリンダ圧Pmcを縦
軸にとったグラフにおいて、線分ABで示されている。
なお、点Aはブースタ20の助勢限界点であり、点Bは
ジャンピング点であって、ジャンピング点Bにおけるマ
スタシリンダ圧が上記ジャンピング圧Pmc0 である。
【0035】上記のように、ブースタ20が助勢限界に
達する以前は、ブレーキペダル18の操作力が、ブース
タ20によって倍力されるのであるが、助勢限界に達し
た後はブースタ20はもはやブレーキ操作力を倍力する
ことはできない。したがって、本液圧ブレーキシステム
においては、ブースタ20が助勢限界に達すると同時
に、前記増圧装置152および補助加圧室90を含む電
気制御の助勢装置による電気制御助勢が開始される。
達する以前は、ブレーキペダル18の操作力が、ブース
タ20によって倍力されるのであるが、助勢限界に達し
た後はブースタ20はもはやブレーキ操作力を倍力する
ことはできない。したがって、本液圧ブレーキシステム
においては、ブースタ20が助勢限界に達すると同時
に、前記増圧装置152および補助加圧室90を含む電
気制御の助勢装置による電気制御助勢が開始される。
【0036】マスタシリンダ圧センサ296により検出
されるマスタシリンダ圧が、助勢限界時におけるマスタ
シリンダ圧である助勢限界時圧に達すれば、ブースタ2
0が助勢限界に達したものとして、ECU290におい
て助勢制御が開始される。そして、この助勢制御は、ブ
ースタ20が助勢限界に達した後も、マスタシリンダ圧
がそれ以前と変わりない比率(ブレーキペダル18のブ
レーキ操作力の増分に対するマスタシリンダ圧の増分比
率)で増加させられるように行われる。増圧装置152
により補助加圧室90の液圧がそのように制御されるの
である。
されるマスタシリンダ圧が、助勢限界時におけるマスタ
シリンダ圧である助勢限界時圧に達すれば、ブースタ2
0が助勢限界に達したものとして、ECU290におい
て助勢制御が開始される。そして、この助勢制御は、ブ
ースタ20が助勢限界に達した後も、マスタシリンダ圧
がそれ以前と変わりない比率(ブレーキペダル18のブ
レーキ操作力の増分に対するマスタシリンダ圧の増分比
率)で増加させられるように行われる。増圧装置152
により補助加圧室90の液圧がそのように制御されるの
である。
【0037】具体的には、ポンプモータ156が起動さ
れて増圧用ポンプ154により作動液が補助加圧室90
に向かって圧送されるとともに、圧力制御弁160のソ
レノイド174の励磁電流が、次式が満たされるように
制御される。 S5 ×Pmc=S4 ×Passist+Fbmax+Fp ・・・・(2) ただし、Passistは補助加圧室圧、S4 はマスタシリン
ダ22の補助加圧室90側の有効受圧面積、Fbmaxは助
勢限界時のブースタピストン36の作動力(ブースタピ
ストン作動力の最大値)である。Fbmaxは、本実施形態
においては、前述のように、定圧室40に供給されるこ
とが予定されている負圧のうちで最も弱い負圧に対応す
る大きさに設定される。(2)式の関係は図6のグラフ
において線分ABの延長線で表される。この領域におい
て、Fp /S5 は、ブレーキ操作力Fp のみで発生させ
られるマスタシリンダ圧であり、Fbmax/S5 は、助勢
限界時のブースタピストン作動力Fbmaxのみで発生させ
られるマスタシリンダ圧であり、Passist×S4 /S5
は、電気制御助勢のみで発生させられるマスタシリンダ
圧である。
れて増圧用ポンプ154により作動液が補助加圧室90
に向かって圧送されるとともに、圧力制御弁160のソ
レノイド174の励磁電流が、次式が満たされるように
制御される。 S5 ×Pmc=S4 ×Passist+Fbmax+Fp ・・・・(2) ただし、Passistは補助加圧室圧、S4 はマスタシリン
ダ22の補助加圧室90側の有効受圧面積、Fbmaxは助
勢限界時のブースタピストン36の作動力(ブースタピ
ストン作動力の最大値)である。Fbmaxは、本実施形態
においては、前述のように、定圧室40に供給されるこ
とが予定されている負圧のうちで最も弱い負圧に対応す
る大きさに設定される。(2)式の関係は図6のグラフ
において線分ABの延長線で表される。この領域におい
て、Fp /S5 は、ブレーキ操作力Fp のみで発生させ
られるマスタシリンダ圧であり、Fbmax/S5 は、助勢
限界時のブースタピストン作動力Fbmaxのみで発生させ
られるマスタシリンダ圧であり、Passist×S4 /S5
は、電気制御助勢のみで発生させられるマスタシリンダ
圧である。
【0038】本実施形態においては、前述のように、マ
スタシリンダ圧とブレーキ操作力との間に、ブースタ2
0が助勢限界に達した後も達する前と同じ関係が保たれ
るようにされる。したがって、(1)式を(2)式に代
入すると次式が得られる。 Passist=[(S2 ×S5 )/{S4 ×(S1 +S2 )}]×Pmc−Fbmax/S 4 +[(S1 ×S5 )/{S4 ×(S1 +S2 )}]×Pmc0 ・・・・(3)
スタシリンダ圧とブレーキ操作力との間に、ブースタ2
0が助勢限界に達した後も達する前と同じ関係が保たれ
るようにされる。したがって、(1)式を(2)式に代
入すると次式が得られる。 Passist=[(S2 ×S5 )/{S4 ×(S1 +S2 )}]×Pmc−Fbmax/S 4 +[(S1 ×S5 )/{S4 ×(S1 +S2 )}]×Pmc0 ・・・・(3)
【0039】本実施形態においては、前述のように、ブ
ースタ20の助勢限界時におけるブースタピストン36
の作動力Fb が所定の値に制限されるため、それに対応
する助勢限界時のマスタシリンダ圧である助勢限界時圧
も所定の値に決まる。図6の助勢限界点Aにおけるマス
タシリンダ圧として決まるのであり、前記(3)式にお
いてPassist=0のときのマスタシリンダ圧に決まるの
であって、次式で表される。 Pmc={(S1 +S2 )/(S2 ×S5 )}×Fbmax−(S1 /S2 )×Pmc0 ・・・・(4) つまり、助勢限界時圧は、入力ピストン230およびブ
ースタピストン36の接触面積と、マスタシリンダ22
の第1加圧室72側の有効受圧面積と、ブースタピスト
ン36の作動力の最大値と、ジャンピング圧とにより一
義的に決まるのであり、マスタシリンダ圧がこの(4)
式を満たす値となったとき上記助勢制御が開始される。
なお、厳密には、ばね部材256が弾性変形を開始して
から加圧部材250が入力ピストン230の端面286
に当接するまでにブレーキ操作力Fp およびマスタシリ
ンダ圧Pmcが変化するため、助勢限界点Aは図6に示す
位置ではない。しかし、ここでは理解を容易にするため
に、マスタシリンダ圧Pmcが(4)式を満たす大きさと
なった瞬間に加圧部材250と入力ピストン230の端
面286とが当接するものとする。
ースタ20の助勢限界時におけるブースタピストン36
の作動力Fb が所定の値に制限されるため、それに対応
する助勢限界時のマスタシリンダ圧である助勢限界時圧
も所定の値に決まる。図6の助勢限界点Aにおけるマス
タシリンダ圧として決まるのであり、前記(3)式にお
いてPassist=0のときのマスタシリンダ圧に決まるの
であって、次式で表される。 Pmc={(S1 +S2 )/(S2 ×S5 )}×Fbmax−(S1 /S2 )×Pmc0 ・・・・(4) つまり、助勢限界時圧は、入力ピストン230およびブ
ースタピストン36の接触面積と、マスタシリンダ22
の第1加圧室72側の有効受圧面積と、ブースタピスト
ン36の作動力の最大値と、ジャンピング圧とにより一
義的に決まるのであり、マスタシリンダ圧がこの(4)
式を満たす値となったとき上記助勢制御が開始される。
なお、厳密には、ばね部材256が弾性変形を開始して
から加圧部材250が入力ピストン230の端面286
に当接するまでにブレーキ操作力Fp およびマスタシリ
ンダ圧Pmcが変化するため、助勢限界点Aは図6に示す
位置ではない。しかし、ここでは理解を容易にするため
に、マスタシリンダ圧Pmcが(4)式を満たす大きさと
なった瞬間に加圧部材250と入力ピストン230の端
面286とが当接するものとする。
【0040】助勢制御開始後は、前記(3)式により目
標加圧量Passistが決定され、その目標加圧量Passist
に応じて、圧力制御弁160のソレノイド174に供給
すべき励磁電流である目標電流値が決定される。例え
ば、目標加圧量とソレノイド電流値との関係がテーブル
化されてECU290のROMに記憶されており、その
関係に従って目標加圧量に対応する目標電流値が決定さ
れ、ソレノイド174に供給されるのである。
標加圧量Passistが決定され、その目標加圧量Passist
に応じて、圧力制御弁160のソレノイド174に供給
すべき励磁電流である目標電流値が決定される。例え
ば、目標加圧量とソレノイド電流値との関係がテーブル
化されてECU290のROMに記憶されており、その
関係に従って目標加圧量に対応する目標電流値が決定さ
れ、ソレノイド174に供給されるのである。
【0041】以上の制御が行われることにより、本実施
形態においてはブースタ20が助勢限界に到達すると同
時に増圧装置152および補助加圧室90による電気制
御助勢が開始され、しかも、マスタシリンダ圧は助勢限
界到達前と後とで変わらない勾配で増加し、入力ピスト
ン230およびオペレーティングロッド30に対する反
力も一定の勾配で増加する。そのため、運転者にはバキ
ュームブースタ20による倍力と、増圧装置152およ
び補助加圧室90による電気制御助勢の交替が殆どわか
らず、良好なブレーキ操作フィーリングが得られる。
形態においてはブースタ20が助勢限界に到達すると同
時に増圧装置152および補助加圧室90による電気制
御助勢が開始され、しかも、マスタシリンダ圧は助勢限
界到達前と後とで変わらない勾配で増加し、入力ピスト
ン230およびオペレーティングロッド30に対する反
力も一定の勾配で増加する。そのため、運転者にはバキ
ュームブースタ20による倍力と、増圧装置152およ
び補助加圧室90による電気制御助勢の交替が殆どわか
らず、良好なブレーキ操作フィーリングが得られる。
【0042】本実施形態によれば、ブースタピストン3
6の作動力の最大値が、定圧室40の負圧変動にかかわ
らず所定の大きさに抑えられるため、定圧室40の負圧
が変動してもブースタ20の助勢限界が変動しない。ま
た、ブースタピストン36の作動力の制御を、ばね部材
256および加圧部材250等の簡単な構成で行うこと
ができる。さらに、加圧部材250とブースタピストン
36との離間限度を予荷重が発生する状態で規制するこ
とにより、ブースタピストン36の作動力が所定の大き
さに達した時速やかに加圧部材250が入力ピストン2
30に当接させられてブースタ20が助勢限界に達する
ことになり、ブースタピストン36の作動力の制御精度
が向上する。
6の作動力の最大値が、定圧室40の負圧変動にかかわ
らず所定の大きさに抑えられるため、定圧室40の負圧
が変動してもブースタ20の助勢限界が変動しない。ま
た、ブースタピストン36の作動力の制御を、ばね部材
256および加圧部材250等の簡単な構成で行うこと
ができる。さらに、加圧部材250とブースタピストン
36との離間限度を予荷重が発生する状態で規制するこ
とにより、ブースタピストン36の作動力が所定の大き
さに達した時速やかに加圧部材250が入力ピストン2
30に当接させられてブースタ20が助勢限界に達する
ことになり、ブースタピストン36の作動力の制御精度
が向上する。
【0043】さらに、ブースタ20の助勢限界後に電気
制御助勢装置を作動させるために、ブースタ20の助勢
限界到達を検出するための検出装置として、マスタシリ
ンダ圧センサ296を必要とするのみであり、しかも、
マスタシリンダ圧センサ296はブレーキ液圧制御のた
めに殆ど不可避的に設けられるものであるため、助勢装
置の制御が簡単になるとともに、安価に目的を達し得
る。
制御助勢装置を作動させるために、ブースタ20の助勢
限界到達を検出するための検出装置として、マスタシリ
ンダ圧センサ296を必要とするのみであり、しかも、
マスタシリンダ圧センサ296はブレーキ液圧制御のた
めに殆ど不可避的に設けられるものであるため、助勢装
置の制御が簡単になるとともに、安価に目的を達し得
る。
【0044】以上の説明から明らかなように、加圧部材
250,ばね部材256および前記離間限度規制装置が
相対移動阻止装置を構成しているのであり、この相対移
動阻止装置は作動力制御装置の一形態である。本実施形
態においては、ブースタピストン36の作動力Fb の上
限値は、ばね部材256の予荷重の大きさを変更するこ
とにより変更可能である。
250,ばね部材256および前記離間限度規制装置が
相対移動阻止装置を構成しているのであり、この相対移
動阻止装置は作動力制御装置の一形態である。本実施形
態においては、ブースタピストン36の作動力Fb の上
限値は、ばね部材256の予荷重の大きさを変更するこ
とにより変更可能である。
【0045】上記実施形態のように、加圧部材250と
ブースタピストン36との離間限度をばね部材256等
弾性部材に予荷重が発生する状態で規制することは不可
欠ではない。その一例を図9に示す。なお、本実施形態
においては、図1ないし図6に示す実施形態と同様に構
成される部分については、同じ符号を付し説明を省略す
る。図9に示すバキュームブースタ600(以下、ブー
スタ600と略称する。)においては、ブースタピスト
ン36の出力側端部220と加圧部材250の端面25
2との間に弾性部材としてのばね部材610が配設され
ている。ばね部材610は、ばね部材256と同様、複
数の皿ばねが交互に逆向きとなるように直列に重ね合わ
されて構成されている。ばね部材610は、ブースタ6
00の非作動状態においては自由状態となるように配設
されている。
ブースタピストン36との離間限度をばね部材256等
弾性部材に予荷重が発生する状態で規制することは不可
欠ではない。その一例を図9に示す。なお、本実施形態
においては、図1ないし図6に示す実施形態と同様に構
成される部分については、同じ符号を付し説明を省略す
る。図9に示すバキュームブースタ600(以下、ブー
スタ600と略称する。)においては、ブースタピスト
ン36の出力側端部220と加圧部材250の端面25
2との間に弾性部材としてのばね部材610が配設され
ている。ばね部材610は、ばね部材256と同様、複
数の皿ばねが交互に逆向きとなるように直列に重ね合わ
されて構成されている。ばね部材610は、ブースタ6
00の非作動状態においては自由状態となるように配設
されている。
【0046】前記実施形態と同様、オペレーティングロ
ッド30がブースタピストン36に対して相対的に前進
させられ、変圧室42が大気に連通させられれば、ブー
スタピストン36が作動させられる。ブースタピストン
36の作動力がばね部材610および加圧部材250を
介してリアクションディスク52に伝達される。作動初
期状態において発生するジャンピング圧については、前
記実施形態と同じであるため、ここでは説明を省略す
る。その後は、入力ピストン230の端面288がリア
クションディスク52に接触し、ブースタピストン36
の作動力と、入力ピストン230のブレーキ操作力との
合力によってブースタピストンロッド32が前進させら
れ、マスタシリンダ22に液圧が発生させられる。入力
ピストン230の端面288とリアクションディスク5
2とが接触する状態でも、入力ピストン230の端面2
86と加圧部材250の端面252との間にはクリアラ
ンスが残されている。
ッド30がブースタピストン36に対して相対的に前進
させられ、変圧室42が大気に連通させられれば、ブー
スタピストン36が作動させられる。ブースタピストン
36の作動力がばね部材610および加圧部材250を
介してリアクションディスク52に伝達される。作動初
期状態において発生するジャンピング圧については、前
記実施形態と同じであるため、ここでは説明を省略す
る。その後は、入力ピストン230の端面288がリア
クションディスク52に接触し、ブースタピストン36
の作動力と、入力ピストン230のブレーキ操作力との
合力によってブースタピストンロッド32が前進させら
れ、マスタシリンダ22に液圧が発生させられる。入力
ピストン230の端面288とリアクションディスク5
2とが接触する状態でも、入力ピストン230の端面2
86と加圧部材250の端面252との間にはクリアラ
ンスが残されている。
【0047】ブースタピストンロッド32の駆動力が増
加すれば、マスタシリンダ22からの反力によりばね部
材610が弾性変形させられ、加圧部材250の端面2
52が入力ピストン230の端面286に接近し、やが
て両者のクリアランスが0となって当接し、入力ピスト
ン230のブースタピストン36に対する移動が阻止さ
れる。同時に、切換弁46が変圧室42を定圧室40に
も大気にも連通しない状態となり、変圧室42への空気
の流入が阻止される。したがって、ブースタピストン3
6の作動力は増大せず、ブースタ600が助勢限界に達
したことになる。ブースタピストン36の作動力が、ば
ね部材610のばね定数と、端面252と端面286と
のクリアランスの大きさとによって所定の大きさ以下に
制御される。本実施形態においては、この作動力の上限
値が、定圧室40に供給されることが予定されている負
圧のうちで最も弱い負圧に対応する大きさとなるよう
に、ばね部材610のばね定数,端面252と端面28
6とのクリアランスの大きさ等の諸元が選定されてい
る。このように本実施形態によれば、ばね部材610に
予荷重を付与する手段(例えば、前記実施形態における
ピン部材260,止め輪262,ピン穴266等)を必
要としない分だけ簡単な構成でブースタピストン36の
作動力を制御することができる。ブースタ600が助勢
限界に達した後の電気制御助勢については、前記実施形
態と同様であるため、説明を省略する。ブースタピスト
ン36の作動力の上限値は、ばね部材610のばね定数
と端面252,286同士のクリアランスとの少なくと
も一方を変更することにより、適宜の値に設定可能であ
る。
加すれば、マスタシリンダ22からの反力によりばね部
材610が弾性変形させられ、加圧部材250の端面2
52が入力ピストン230の端面286に接近し、やが
て両者のクリアランスが0となって当接し、入力ピスト
ン230のブースタピストン36に対する移動が阻止さ
れる。同時に、切換弁46が変圧室42を定圧室40に
も大気にも連通しない状態となり、変圧室42への空気
の流入が阻止される。したがって、ブースタピストン3
6の作動力は増大せず、ブースタ600が助勢限界に達
したことになる。ブースタピストン36の作動力が、ば
ね部材610のばね定数と、端面252と端面286と
のクリアランスの大きさとによって所定の大きさ以下に
制御される。本実施形態においては、この作動力の上限
値が、定圧室40に供給されることが予定されている負
圧のうちで最も弱い負圧に対応する大きさとなるよう
に、ばね部材610のばね定数,端面252と端面28
6とのクリアランスの大きさ等の諸元が選定されてい
る。このように本実施形態によれば、ばね部材610に
予荷重を付与する手段(例えば、前記実施形態における
ピン部材260,止め輪262,ピン穴266等)を必
要としない分だけ簡単な構成でブースタピストン36の
作動力を制御することができる。ブースタ600が助勢
限界に達した後の電気制御助勢については、前記実施形
態と同様であるため、説明を省略する。ブースタピスト
ン36の作動力の上限値は、ばね部材610のばね定数
と端面252,286同士のクリアランスとの少なくと
も一方を変更することにより、適宜の値に設定可能であ
る。
【0048】ブースタピストンの作動力の制御を、変圧
室と定圧室との圧力差を制御する形式の作動力制御装置
により行ってもよい。その一例を図7に示す。図7に本
実施形態におけるバキュームブースタ310(以下、ブ
ースタ310と略称する。)を示す。ブースタ310
は、中空のケーシング312を備えている。ケーシング
312内の空間は、ブースタピストン314によりマス
タシリンダ側の定圧室316とブレーキペダル側の変圧
室318とに仕切られている。マスタシリンダは、図1
〜図6に示す実施形態におけるマスタシリンダ22と同
様に構成されている。定圧室316は、常時負圧源に接
続されている。ブースタピストン314は、マスタシリ
ンダ側において、ゴム製のリアクションディスク320
を介してブースタピストンロッド322と連携させられ
ている。ブースタピストンロッド322は、ブースタピ
ストン314の作動力をマスタシリンダの第1加圧ピス
トンに伝達する。
室と定圧室との圧力差を制御する形式の作動力制御装置
により行ってもよい。その一例を図7に示す。図7に本
実施形態におけるバキュームブースタ310(以下、ブ
ースタ310と略称する。)を示す。ブースタ310
は、中空のケーシング312を備えている。ケーシング
312内の空間は、ブースタピストン314によりマス
タシリンダ側の定圧室316とブレーキペダル側の変圧
室318とに仕切られている。マスタシリンダは、図1
〜図6に示す実施形態におけるマスタシリンダ22と同
様に構成されている。定圧室316は、常時負圧源に接
続されている。ブースタピストン314は、マスタシリ
ンダ側において、ゴム製のリアクションディスク320
を介してブースタピストンロッド322と連携させられ
ている。ブースタピストンロッド322は、ブースタピ
ストン314の作動力をマスタシリンダの第1加圧ピス
トンに伝達する。
【0049】定圧室316と変圧室318との間に切換
弁324が設けられ、変圧室318を、定圧室316に
連通する状態と、大気に連通する状態と、いずれにも連
通しない状態とに切り換える。切換弁324は、オペレ
ーティングロッド326とブースタピストン314との
相対移動に基づいて作動するものであり、コントロール
バルブ328,エアバルブ330,バキュームバルブ3
32およびコントロールバルブスプリング334等を備
えている。エアバルブ330は、コントロールバルブ3
28と共同して変圧室318の大気に対する連通・遮断
を制御するものであり、オペレーティングロッド326
と連携させられている。エアバルブ330は、オペレー
ティングロッド326により前記リアクションディスク
320に押しつけられる入力ピストン336と一体に形
成されているのである。オペレーティングロッド326
のエアバルブ330側とは反対側の端部は、前記ブレー
キペダル18に連結されている。コントロールバルブ3
28はコントロールバルブスプリング334により、オ
ペレーティングロッド326に対してエアバルブ330
に着座する向きに付勢されている。バキュームバルブ3
32は、コントロールバルブ328と共同して変圧室3
18の定圧室316に対する連通・遮断を制御するもの
であり、ブースタピストン314と一体的に移動可能に
設けられている。
弁324が設けられ、変圧室318を、定圧室316に
連通する状態と、大気に連通する状態と、いずれにも連
通しない状態とに切り換える。切換弁324は、オペレ
ーティングロッド326とブースタピストン314との
相対移動に基づいて作動するものであり、コントロール
バルブ328,エアバルブ330,バキュームバルブ3
32およびコントロールバルブスプリング334等を備
えている。エアバルブ330は、コントロールバルブ3
28と共同して変圧室318の大気に対する連通・遮断
を制御するものであり、オペレーティングロッド326
と連携させられている。エアバルブ330は、オペレー
ティングロッド326により前記リアクションディスク
320に押しつけられる入力ピストン336と一体に形
成されているのである。オペレーティングロッド326
のエアバルブ330側とは反対側の端部は、前記ブレー
キペダル18に連結されている。コントロールバルブ3
28はコントロールバルブスプリング334により、オ
ペレーティングロッド326に対してエアバルブ330
に着座する向きに付勢されている。バキュームバルブ3
32は、コントロールバルブ328と共同して変圧室3
18の定圧室316に対する連通・遮断を制御するもの
であり、ブースタピストン314と一体的に移動可能に
設けられている。
【0050】定圧室316と変圧室318とは、それぞ
れケーシング312に設けられたポート340,342
および連通路344によって互いに連通させられ、連通
路344の途中には、開閉弁346が設けられている。
開閉弁346は、常閉のパイロット式開閉弁であり、定
圧室316と変圧室318との差圧が設定開弁圧に達す
るまでは、定圧室316と変圧室318とが遮断され、
上記差圧が設定圧に達すると、開閉弁346が開かれて
定圧室316と変圧室318とが連通させられる。この
設定開弁圧は、変圧室318と定圧室316との圧力差
の上限値であり、ブースタピストン314の作動力の最
大値が所定の大きさに規制される。本実施形態において
は、この差圧の上限値が、定圧室316に供給されるこ
とが予定されている負圧のうちで最も弱い負圧に対応す
る大きさとされている。
れケーシング312に設けられたポート340,342
および連通路344によって互いに連通させられ、連通
路344の途中には、開閉弁346が設けられている。
開閉弁346は、常閉のパイロット式開閉弁であり、定
圧室316と変圧室318との差圧が設定開弁圧に達す
るまでは、定圧室316と変圧室318とが遮断され、
上記差圧が設定圧に達すると、開閉弁346が開かれて
定圧室316と変圧室318とが連通させられる。この
設定開弁圧は、変圧室318と定圧室316との圧力差
の上限値であり、ブースタピストン314の作動力の最
大値が所定の大きさに規制される。本実施形態において
は、この差圧の上限値が、定圧室316に供給されるこ
とが予定されている負圧のうちで最も弱い負圧に対応す
る大きさとされている。
【0051】本実施形態では、前記実施形態と同様に、
入力ピストン326のブースタピストン314に対する
前進によってコントロールバルブ328がバキュームバ
ルブ332に着座し、エアバルブ330がコントロール
バルブ328から離間した状態で、変圧室318が大気
に連通させられ、変圧室318と定圧室316とに差圧
が発生してブースタピストン314が作動させられる。
両室316,318の差圧が開閉弁346の設定開弁圧
に達すると、開閉弁346が開かれて変圧室318が定
圧室316と連通させられる状態となり、変圧室316
の昇圧が阻止される。したがって、ブースタピストン3
14の作動力は増大せず、ブースタ310が助勢限界に
達したことになる。開閉弁346が、作動力制御装置の
一形態としての最大圧力差規制装置を構成している。
入力ピストン326のブースタピストン314に対する
前進によってコントロールバルブ328がバキュームバ
ルブ332に着座し、エアバルブ330がコントロール
バルブ328から離間した状態で、変圧室318が大気
に連通させられ、変圧室318と定圧室316とに差圧
が発生してブースタピストン314が作動させられる。
両室316,318の差圧が開閉弁346の設定開弁圧
に達すると、開閉弁346が開かれて変圧室318が定
圧室316と連通させられる状態となり、変圧室316
の昇圧が阻止される。したがって、ブースタピストン3
14の作動力は増大せず、ブースタ310が助勢限界に
達したことになる。開閉弁346が、作動力制御装置の
一形態としての最大圧力差規制装置を構成している。
【0052】本実施形態によれば、ブースタピストン3
14の作動力の制御が、定圧室316と変圧室318と
の差圧の上限の規制により行われる。定圧室316の負
圧変動にかかわらず、ブースタピストン314の作動力
が所定の大きさ以下に制御されるため、ブースタ310
の助勢限界が変動しない。また、上記作動力の制御を開
閉弁346等の簡単な構成で行うことができる。なお、
助勢限界到達後の電気助勢制御については、前記各実施
形態と同様にして行われるため、説明を省略する。開閉
弁346に代えて、開弁圧を制御可能な電磁開閉弁とし
てもよい。
14の作動力の制御が、定圧室316と変圧室318と
の差圧の上限の規制により行われる。定圧室316の負
圧変動にかかわらず、ブースタピストン314の作動力
が所定の大きさ以下に制御されるため、ブースタ310
の助勢限界が変動しない。また、上記作動力の制御を開
閉弁346等の簡単な構成で行うことができる。なお、
助勢限界到達後の電気助勢制御については、前記各実施
形態と同様にして行われるため、説明を省略する。開閉
弁346に代えて、開弁圧を制御可能な電磁開閉弁とし
てもよい。
【0053】上記各実施形態においては、電気助勢制御
が増圧装置152および補助加圧室90により行われる
ようになっていたが、ポンプによってアンチロック制御
用のリザーバあるいはマスタシリンダから作動液を汲み
出してホイールシリンダに供給する形式の増圧装置によ
って行われるようにすることも可能である。その一例を
図8に示す。
が増圧装置152および補助加圧室90により行われる
ようになっていたが、ポンプによってアンチロック制御
用のリザーバあるいはマスタシリンダから作動液を汲み
出してホイールシリンダに供給する形式の増圧装置によ
って行われるようにすることも可能である。その一例を
図8に示す。
【0054】本実施形態の液圧ブレーキシステムにおい
て、ブレーキペダル400の踏力は、ブースタ402に
より倍力され、その倍力された踏力に応じた液圧が液圧
源たるマスタシリンダ404に発生させられる。ブース
タ402はバキュームブースタであり、前記ブースタ2
0,300または600と同様に構成されている。ま
た、マスタシリンダ404は、ハウジングに第1,第2
加圧ピストン406,408が互いに直列にかつ個別に
摺動可能に嵌合されることにより、ハウジング内に2つ
の互いに独立の加圧室が形成されたタンデム型である。
このマスタシリンダ404は、前記マスタシリンダ22
とは異なり、補助加圧室は有さず、ブースタ402のブ
ースタピストンロッドは、第1加圧ピストン406に軸
方向に相対移動可能に嵌合され、ブースタ402により
倍力されたブレーキペダル400の踏力は、第1加圧ピ
ストン406に伝達される。
て、ブレーキペダル400の踏力は、ブースタ402に
より倍力され、その倍力された踏力に応じた液圧が液圧
源たるマスタシリンダ404に発生させられる。ブース
タ402はバキュームブースタであり、前記ブースタ2
0,300または600と同様に構成されている。ま
た、マスタシリンダ404は、ハウジングに第1,第2
加圧ピストン406,408が互いに直列にかつ個別に
摺動可能に嵌合されることにより、ハウジング内に2つ
の互いに独立の加圧室が形成されたタンデム型である。
このマスタシリンダ404は、前記マスタシリンダ22
とは異なり、補助加圧室は有さず、ブースタ402のブ
ースタピストンロッドは、第1加圧ピストン406に軸
方向に相対移動可能に嵌合され、ブースタ402により
倍力されたブレーキペダル400の踏力は、第1加圧ピ
ストン406に伝達される。
【0055】マスタシリンダ404の一方の加圧室に発
生させられた液圧は、主通路410により、左前輪41
2および右後輪414をそれぞれ制動するブレーキ41
6,418のブレーキシリンダたるフロントホイールシ
リンダ420,リヤホイールシリンダ422に供給さ
れ、他方の加圧室に発生させられた液圧は、主通路42
6により、右前輪428および左後輪430をそれぞれ
制動するブレーキ432,434のブレーキシリンダた
るフロントホイールシリンダ436,リヤホイールシリ
ンダ438に供給される。本実施形態の液圧ブレーキシ
ステムは、ダイアゴナル2系統式なのである。これら2
つの系統は同様に構成されており、左前輪−右後輪系統
を代表的に説明し、右前輪−左後輪系統については、そ
の構成要素に左前輪−右後輪系統の構成要素と同じ符号
を付して対応関係を示し、説明を省略する。
生させられた液圧は、主通路410により、左前輪41
2および右後輪414をそれぞれ制動するブレーキ41
6,418のブレーキシリンダたるフロントホイールシ
リンダ420,リヤホイールシリンダ422に供給さ
れ、他方の加圧室に発生させられた液圧は、主通路42
6により、右前輪428および左後輪430をそれぞれ
制動するブレーキ432,434のブレーキシリンダた
るフロントホイールシリンダ436,リヤホイールシリ
ンダ438に供給される。本実施形態の液圧ブレーキシ
ステムは、ダイアゴナル2系統式なのである。これら2
つの系統は同様に構成されており、左前輪−右後輪系統
を代表的に説明し、右前輪−左後輪系統については、そ
の構成要素に左前輪−右後輪系統の構成要素と同じ符号
を付して対応関係を示し、説明を省略する。
【0056】上記主通路410は、基幹通路440と2
本の分岐通路442とを有し、各分岐通路442の先端
にホイールシリンダ420,422が接続されており、
これら分岐通路442の途中にはそれぞれ、アンチロッ
ク制御を行うべく、電磁弁装置444が設けられてい
る。これら電磁弁装置444はそれぞれ、常開の電磁開
閉弁である増圧弁446および常閉の電磁開閉弁である
減圧弁448を有し、これら増圧弁446,減圧弁44
8の開閉の組合わせにより、ホイールシリンダ圧が増
大,減少,保持される。ホイールシリンダ420,42
2から減圧弁448を経てリザーバ450に排出された
作動液は、ポンプモータ452により駆動されるポンプ
454により汲み上げられて主通路410に戻される。
本の分岐通路442とを有し、各分岐通路442の先端
にホイールシリンダ420,422が接続されており、
これら分岐通路442の途中にはそれぞれ、アンチロッ
ク制御を行うべく、電磁弁装置444が設けられてい
る。これら電磁弁装置444はそれぞれ、常開の電磁開
閉弁である増圧弁446および常閉の電磁開閉弁である
減圧弁448を有し、これら増圧弁446,減圧弁44
8の開閉の組合わせにより、ホイールシリンダ圧が増
大,減少,保持される。ホイールシリンダ420,42
2から減圧弁448を経てリザーバ450に排出された
作動液は、ポンプモータ452により駆動されるポンプ
454により汲み上げられて主通路410に戻される。
【0057】リザーバ450は、作動液を付勢手段とし
てのスプリングによって圧力下に収容するものであり、
ポンプ通路460により、ポンプ454の吸入側に接続
されている。ポンプ454の吸入側には逆止弁である吸
入弁462、吐出側には逆止弁である吐出弁464がそ
れぞれ設けられている。ポンプ454の吐出側を主通路
410に接続する補助通路466には、絞りとしてのオ
リフィス468と固定ダンパ470とがそれぞれ設けら
れており、それらにより、ポンプ454の脈動が軽減さ
れる。ポンプ454は、アンチロック制御中、作動液を
リザーバ450から汲み上げて主通路410に還流させ
る。
てのスプリングによって圧力下に収容するものであり、
ポンプ通路460により、ポンプ454の吸入側に接続
されている。ポンプ454の吸入側には逆止弁である吸
入弁462、吐出側には逆止弁である吐出弁464がそ
れぞれ設けられている。ポンプ454の吐出側を主通路
410に接続する補助通路466には、絞りとしてのオ
リフィス468と固定ダンパ470とがそれぞれ設けら
れており、それらにより、ポンプ454の脈動が軽減さ
れる。ポンプ454は、アンチロック制御中、作動液を
リザーバ450から汲み上げて主通路410に還流させ
る。
【0058】前記主通路410には、補助通路466と
の接続点とマスタシリンダ404との間の部分に圧力制
御弁480が設けられており、ホイールシリンダ42
0,422にマスタシリンダ圧より高い液圧を発生さ
せ、電気制御助勢が行われるようにされている。圧力制
御弁480の構成は、前記圧力制御弁160と同じであ
り、詳細な図示および構成の説明を省略し、作用を簡単
に説明する。
の接続点とマスタシリンダ404との間の部分に圧力制
御弁480が設けられており、ホイールシリンダ42
0,422にマスタシリンダ圧より高い液圧を発生さ
せ、電気制御助勢が行われるようにされている。圧力制
御弁480の構成は、前記圧力制御弁160と同じであ
り、詳細な図示および構成の説明を省略し、作用を簡単
に説明する。
【0059】この圧力制御弁480においては、ソレノ
イドが励磁されない非作用状態では、スプリングの弾性
力によって弁子が弁座から離間させられ、それにより、
主通路410においてマスタシリンダ側とホイールシリ
ンダ側との間での双方向の作動液の流れが許容され、そ
の結果、ブレーキ操作が行われれば、ホイールシリンダ
圧がマスタシリンダ圧と共に変化させられる。
イドが励磁されない非作用状態では、スプリングの弾性
力によって弁子が弁座から離間させられ、それにより、
主通路410においてマスタシリンダ側とホイールシリ
ンダ側との間での双方向の作動液の流れが許容され、そ
の結果、ブレーキ操作が行われれば、ホイールシリンダ
圧がマスタシリンダ圧と共に変化させられる。
【0060】ソレノイドが励磁される作用状態では、弁
子が弁座に着座させられる。ポンプ454の吐出圧、す
なわちホイールシリンダ圧が小さい間は圧力制御弁48
0は閉じており、ポンプ454からの作動液がマスタシ
リンダ404に逃げることが阻止され、ポンプ454の
吐出圧が増加し、ホイールシリンダ420,422にマ
スタシリンダ圧より高い液圧が発生させられる。ポンプ
454の吐出圧、すなわちホイールシリンダ圧が更に増
加すれば、圧力制御弁480が開き、ポンプ454から
の作動液がマスタシリンダ404に逃がされ、その結
果、ポンプ454の吐出圧、すなわちホイールシリンダ
圧がそれ以上増加することが防止される。ホイールシリ
ンダ420,422には、マスタシリンダ404に対し
て、ソレノイドの励磁により弁子を弁座に着座させる力
に基づく差圧分、高い液圧が発生させられることにな
る。本実施形態においては、圧力制御弁480,ポンプ
454,ポンプモータ452を含んで増圧装置が構成さ
れている。ポンプ454およびポンプモータ452は、
アンチロック制御と増圧との両方に用いられるのであ
る。
子が弁座に着座させられる。ポンプ454の吐出圧、す
なわちホイールシリンダ圧が小さい間は圧力制御弁48
0は閉じており、ポンプ454からの作動液がマスタシ
リンダ404に逃げることが阻止され、ポンプ454の
吐出圧が増加し、ホイールシリンダ420,422にマ
スタシリンダ圧より高い液圧が発生させられる。ポンプ
454の吐出圧、すなわちホイールシリンダ圧が更に増
加すれば、圧力制御弁480が開き、ポンプ454から
の作動液がマスタシリンダ404に逃がされ、その結
果、ポンプ454の吐出圧、すなわちホイールシリンダ
圧がそれ以上増加することが防止される。ホイールシリ
ンダ420,422には、マスタシリンダ404に対し
て、ソレノイドの励磁により弁子を弁座に着座させる力
に基づく差圧分、高い液圧が発生させられることにな
る。本実施形態においては、圧力制御弁480,ポンプ
454,ポンプモータ452を含んで増圧装置が構成さ
れている。ポンプ454およびポンプモータ452は、
アンチロック制御と増圧との両方に用いられるのであ
る。
【0061】圧力制御弁480には、バイパス通路48
6が設けられており、そのバイパス通路486の途中に
逆止弁488が設けられている。万が一、ブレーキペダ
ル400の踏込み時に圧力制御弁480内の可動部材に
生ずる流体力によって圧力制御弁480が閉じることが
あっても、マスタシリンダ404からホイールシリンダ
420,422へ向かう作動液の流れが確保されるよう
にするためである。圧力制御弁480にはさらに、それ
に並列にリリーフ弁490も設けられており、ポンプ4
54による吐出圧が過大となることが防止される。
6が設けられており、そのバイパス通路486の途中に
逆止弁488が設けられている。万が一、ブレーキペダ
ル400の踏込み時に圧力制御弁480内の可動部材に
生ずる流体力によって圧力制御弁480が閉じることが
あっても、マスタシリンダ404からホイールシリンダ
420,422へ向かう作動液の流れが確保されるよう
にするためである。圧力制御弁480にはさらに、それ
に並列にリリーフ弁490も設けられており、ポンプ4
54による吐出圧が過大となることが防止される。
【0062】ポンプ454は、アンチロック制御中,助
勢制御中に作動し、助勢制御の実行中であれば、リザー
バ450から作動液を汲み上げ、その作動液を各ホイー
ルシリンダ420,422に吐出することによって各ホ
イールシリンダ420,422を増圧する。しかし、ア
ンチロック制御が実行されていない場合には、リザーバ
450に汲み上げるべき作動液が存在しないのが普通で
あり、助勢制御の実行を確保するためには、アンチロッ
ク制御の実行の有無を問わず、リザーバ450に作動液
を補給することが必要となる。そのため、本実施形態に
おいては、基幹通路440のうちマスタシリンダ404
と圧力制御弁480との間の部分から延びてリザーバ4
50に至る補給通路494が設けられている。
勢制御中に作動し、助勢制御の実行中であれば、リザー
バ450から作動液を汲み上げ、その作動液を各ホイー
ルシリンダ420,422に吐出することによって各ホ
イールシリンダ420,422を増圧する。しかし、ア
ンチロック制御が実行されていない場合には、リザーバ
450に汲み上げるべき作動液が存在しないのが普通で
あり、助勢制御の実行を確保するためには、アンチロッ
ク制御の実行の有無を問わず、リザーバ450に作動液
を補給することが必要となる。そのため、本実施形態に
おいては、基幹通路440のうちマスタシリンダ404
と圧力制御弁480との間の部分から延びてリザーバ4
50に至る補給通路494が設けられている。
【0063】補給通路494の途中に流入制御弁496
が設けられている。流入制御弁496は、マスタシリン
ダ404からリザーバ450への作動液の補給が必要で
あるときには開状態となり、マスタシリンダ404から
リザーバ450への作動液の流れを許容し、一方、マス
タシリンダ404からリザーバ450への作動液の補給
が必要ではないときには閉状態となり、マスタシリンダ
404からリザーバ450への作動液の流れを阻止し、
マスタシリンダ404による昇圧を可能とする。本実施
形態においては、流入制御弁496が常閉の電磁開閉弁
とされている。助勢制御が行われるとき、流入制御弁4
96は、アンチロック制御が行われていなければ開か
れ、アンチロック制御が行われていてもリザーバ450
に作動液がなければ開かれ、リザーバ450に作動液が
あれば開かれないようにされる。
が設けられている。流入制御弁496は、マスタシリン
ダ404からリザーバ450への作動液の補給が必要で
あるときには開状態となり、マスタシリンダ404から
リザーバ450への作動液の流れを許容し、一方、マス
タシリンダ404からリザーバ450への作動液の補給
が必要ではないときには閉状態となり、マスタシリンダ
404からリザーバ450への作動液の流れを阻止し、
マスタシリンダ404による昇圧を可能とする。本実施
形態においては、流入制御弁496が常閉の電磁開閉弁
とされている。助勢制御が行われるとき、流入制御弁4
96は、アンチロック制御が行われていなければ開か
れ、アンチロック制御が行われていてもリザーバ450
に作動液がなければ開かれ、リザーバ450に作動液が
あれば開かれないようにされる。
【0064】また、ポンプ通路460のうち補給通路4
94との接続点とリザーバ450との接続点との間の部
分に、補給通路494からリザーバ450に向かう作動
液の流れを阻止し、その逆向きの流れを許容する逆止弁
498が設けられている。そのため、主通路410のう
ち、圧力制御弁480より上流側の部分内の高圧の作動
液は、リザーバ450により低圧にされずに、ポンプ4
54により汲み上げられ、比較的少ない電気エネルギに
よりホイールシリンダ420,422の液圧を十分に高
くすることができる。
94との接続点とリザーバ450との接続点との間の部
分に、補給通路494からリザーバ450に向かう作動
液の流れを阻止し、その逆向きの流れを許容する逆止弁
498が設けられている。そのため、主通路410のう
ち、圧力制御弁480より上流側の部分内の高圧の作動
液は、リザーバ450により低圧にされずに、ポンプ4
54により汲み上げられ、比較的少ない電気エネルギに
よりホイールシリンダ420,422の液圧を十分に高
くすることができる。
【0065】本液圧ブレーキシステムのECU500
は、前記ECU290と同様に構成されている。コンピ
ュータには、マスタシリンダ圧センサ504および車輪
速センサ506が接続されている。これらはそれぞれ、
前記マスタシリンダ圧センサ296および車輪速センサ
298と同様に構成されている。ECU500にはま
た、駆動回路を介して増圧弁446等の各種アクチュエ
ータが接続されている。
は、前記ECU290と同様に構成されている。コンピ
ュータには、マスタシリンダ圧センサ504および車輪
速センサ506が接続されている。これらはそれぞれ、
前記マスタシリンダ圧センサ296および車輪速センサ
298と同様に構成されている。ECU500にはま
た、駆動回路を介して増圧弁446等の各種アクチュエ
ータが接続されている。
【0066】本実施形態において助勢制御は、ブースタ
20(ブースタ310,600)が助勢限界に達した状
態で行われる。例えば、図1〜図6に示す実施形態のよ
うにして、マスタシリンダ圧センサ504により検出さ
れる実マスタシリンダ圧が助勢限界時圧に到達すれば、
電気制御による助勢が開始される。この助勢制御におい
て、ホイールシリンダ圧とマスタシリンダ圧との差圧
(助勢差圧と称する)を、ブースタ20(ブースタ31
0,600)が助勢限界に達した後も達する前と同じ勾
配でホイールシリンダ圧が増大させられる大きさに制御
する。この助勢制御は、例えば、次のようにして行うこ
とができる。マスタシリンダ圧と助勢差圧との間、助勢
差圧とソレノイド174の励磁電流との間等にはそれぞ
れ特定の関係があるため、それらの関係をそれぞれテー
ブル化してコンピュータのROMに記憶させておき、マ
スタシリンダ圧センサ504により検出されるマスタシ
リンダ圧に基づいて上記助勢差圧,励磁電流等が決定さ
れ、ポンプモータ452が起動されるとともに圧力制御
弁480のソレノイド174が励磁され、ホイールシリ
ンダ420,422,436,438に作動液が供給さ
れるようにするのである。
20(ブースタ310,600)が助勢限界に達した状
態で行われる。例えば、図1〜図6に示す実施形態のよ
うにして、マスタシリンダ圧センサ504により検出さ
れる実マスタシリンダ圧が助勢限界時圧に到達すれば、
電気制御による助勢が開始される。この助勢制御におい
て、ホイールシリンダ圧とマスタシリンダ圧との差圧
(助勢差圧と称する)を、ブースタ20(ブースタ31
0,600)が助勢限界に達した後も達する前と同じ勾
配でホイールシリンダ圧が増大させられる大きさに制御
する。この助勢制御は、例えば、次のようにして行うこ
とができる。マスタシリンダ圧と助勢差圧との間、助勢
差圧とソレノイド174の励磁電流との間等にはそれぞ
れ特定の関係があるため、それらの関係をそれぞれテー
ブル化してコンピュータのROMに記憶させておき、マ
スタシリンダ圧センサ504により検出されるマスタシ
リンダ圧に基づいて上記助勢差圧,励磁電流等が決定さ
れ、ポンプモータ452が起動されるとともに圧力制御
弁480のソレノイド174が励磁され、ホイールシリ
ンダ420,422,436,438に作動液が供給さ
れるようにするのである。
【0067】以上、本発明のいくつかの実施形態を詳細
に説明したが、これは例示に過ぎず、本発明は、前記
〔発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識
に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施するこ
とができる。
に説明したが、これは例示に過ぎず、本発明は、前記
〔発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識
に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施するこ
とができる。
【図1】本発明の一実施形態であるバキュームブースタ
を備える液圧ブレーキシステムの概略的な構成を示す系
統図である。
を備える液圧ブレーキシステムの概略的な構成を示す系
統図である。
【図2】上記液圧ブレーキシステムにおける圧力制御弁
の構造および作動を説明するための正面断面図である。
の構造および作動を説明するための正面断面図である。
【図3】上記バキュームブースタを示す側面断面図であ
る。
る。
【図4】上記バキュームブースタの一部を拡大して示す
側面断面図である。
側面断面図である。
【図5】上記バキュームブースタの作動を説明するため
の側面断面図である。
の側面断面図である。
【図6】上記液圧ブレーキシステムにおけるブレーキ操
作力Fp とマスタシリンダ圧Pmcとの関係を示すグラフ
である。
作力Fp とマスタシリンダ圧Pmcとの関係を示すグラフ
である。
【図7】本発明の別の実施形態であるバキュームブース
タを示す側面断面図である
タを示す側面断面図である
【図8】本発明の別の実施形態である液圧ブレーキシス
テムの概略的な構成を示す系統図である。
テムの概略的な構成を示す系統図である。
【図9】本発明のさらに別の実施形態であるバキューム
ブースタを示す側面断面図である。
ブースタを示す側面断面図である。
20,310,600:バキュームブースタ 30,
326:オペレーティングロッド 32,322:ブ
ースタピストンロッド 34,312:ケーシング
36,314:ブースタピストン 40,316:
定圧室 42,318:変圧室 46,324:切
換弁 52:リアクションディスク 230,336:入力ピストン 250:加圧部材
256,610:ばね部材 260:ピン部材
262:止め輪 346: 開閉弁
326:オペレーティングロッド 32,322:ブ
ースタピストンロッド 34,312:ケーシング
36,314:ブースタピストン 40,316:
定圧室 42,318:変圧室 46,324:切
換弁 52:リアクションディスク 230,336:入力ピストン 250:加圧部材
256,610:ばね部材 260:ピン部材
262:止め輪 346: 開閉弁
Claims (4)
- 【請求項1】 ケーシングと、そのケーシング内を定圧
室と変圧室とに仕切る状態で、かつ、軸方向に移動可能
に設けられ、常時負圧が供給される定圧室と、圧力が変
えられる変圧室との圧力差に基づく作動力で作動するブ
ースタピストンと、 そのブースタピストンに対して相対移動可能に設けられ
た入力部材と、 その入力部材のブースタピストンに対する相対移動に応
じて、前記変圧室を前記定圧室に連通する状態と、大気
に連通する状態と、いずれにも連通しない状態とに切り
換える切換弁と、 前記入力部材に加えられる操作力と前記ブースタピスト
ンの作動力との和に相当する駆動力を出力する出力部材
と、 前記ブースタピストンの作動力を前記定圧室の負圧変動
にかかわらず所定の大きさ以下に制御する作動力制御装
置とを含むことを特徴とするバキュームブースタ。 - 【請求項2】 前記所定の大きさが、前記定圧室に供給
されることが予定されている負圧のうちで最も弱い負圧
に対応する大きさ以下の範囲で選定された大きさである
請求項1に記載のバキュームブースタ。 - 【請求項3】 前記作動力制御装置が、前記ブースタピ
ストンの作動力が前記所定の大きさに達した状態で前記
入力部材の前記ブースタピストンに対する相対移動を阻
止する相対移動阻止装置を含む請求項1または2に記載
のバキュームブースタ。 - 【請求項4】 前記ブースタピストン、入力部材および
出力部材により囲まれた空間に配設されたリアクション
ディスクを含み、かつ、 前記相対移動阻止装置が、 前記ブースタピストンおよび入力部材に対して相対移動
可能に、かつ、前記リアクションディスクの入力部材と
接触する部分以外の部分に接触する状態で設けられた加
圧部材と、 その加圧部材と前記ブースタピストンとの間に配設さ
れ、両者を互いに離間させる向きの弾性力を発生する弾
性部材とを含み、かつ、前記ブースタピストンの作動力
が前記所定の大きさに達した状態で、前記加圧部材が、
前記弾性部材の弾性変形を伴って、前記入力部材と当接
する請求項3に記載のバキュームブースタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30867599A JP2001122104A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | バキュームブースタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30867599A JP2001122104A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | バキュームブースタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001122104A true JP2001122104A (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=17983943
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30867599A Pending JP2001122104A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | バキュームブースタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001122104A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006151276A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Advics:Kk | 負圧式倍力装置 |
-
1999
- 1999-10-29 JP JP30867599A patent/JP2001122104A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006151276A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Advics:Kk | 負圧式倍力装置 |
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