JP2001121943A - 車両用空気調和装置およびその組付方法 - Google Patents

車両用空気調和装置およびその組付方法

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JP2001121943A
JP2001121943A JP30392799A JP30392799A JP2001121943A JP 2001121943 A JP2001121943 A JP 2001121943A JP 30392799 A JP30392799 A JP 30392799A JP 30392799 A JP30392799 A JP 30392799A JP 2001121943 A JP2001121943 A JP 2001121943A
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conditioning unit
air conditioning
vehicle
outlet
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Tetsumi Ikeda
哲見 池田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空調ユニットを左側空調ユニットと、右側空
調ユニットに分けて構成しておき、それぞれを一体に結
合させることにより、複数のドアの組付工数の低減を可
能にした車両用空気調和装置およびその組付方法を実現
する。 【解決手段】 空調ユニット1の空気通路を、左右の空
調ユニット2、3に分けて構成しておき、左の空気通路
に吹出モード切替手段をなす制御ドア10、11、12
と、吹出温度を調整するエアミックスドア6、7と、冷
風バイパスドア16を配設し、吹出開口部13、14、
15を形成する左側ケース8と左用仕切板9とで一体に
結合する左側空調ユニット2と、右の空気通路には左と
同様の複数のドア23、24、25、26、27、28
を配設し、吹出開口部20、21、22を形成する右側
ケース18と右用仕切板19とで一体に結合する右側空
調ユニット3とを組み合せるように配設したことを特徴
としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、独立温度制御方式
の車両用空気調和装置およびその組付方法に関するもの
で、特に、空調ユニットの吹出制御手段をなす複数のド
アの組付性の改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、この種の車両用空気調和装置にお
いては、乗員一人ひとりに温度感覚の差あるいは温度に
対する好みの差による不満を解消するために、きめこま
かな車室内の温度制御が要求されるようになってきた。
例えば、日射の当たっている側と日射の当たっていない
側の乗員の温度感覚の差(暑がり、寒がり)を解消する
ために、左座席側と右座席側とを独立に温度制御する左
右独立温度制御方式の空調ユニットが周知である。
【0003】図11に示すように、左右独立温度制御方
式の空調ユニット100は、車室内の左右、即ち左座席
側と右座席側とで異なる空調風を形成するものである。
この空調ユニット100内には、吸入空気を冷却する蒸
発器110と、この冷却空気を加温するヒータコア12
0の空気通路を幅方向に左右に分割する仕切板130を
設け、左側ケース140内には、車室内の左座席側の吹
出口に通ずる吹出開口部150と、吹出モード切替手段
に応じて吹出開口部150への開閉制御する複数の平板
状の制御ドア160と、吹出温度を制御する平板状のエ
アミックスドア170とを設けている。右側ケース18
0内にも車室内の右座席側の吹出口に通ずる吹出開口部
190と、制御ドア200と、エアミックスドア210
とを設け車室内の右座席側の吹出口から空調風を吹き出
すよう構成されている。
【0004】次に、この空調ユニット100の組付方法
を説明する。図12〜13に示すように、一般的には、
左側ケース140を作業台の上に置き、前記複数の制御
ドア160とエアミックスドア170の回転軸の一端を
左側ケース140に差し込み、回転軸の他端を仕切板1
30の所定の孔に通して仕切板130を固定する。次
に、図14〜15に示すように、前記回転軸の他端に、
右側用の複数の制御ドア200とエアミックスドア21
0の軸の一端を差し込み、これら複数のドアを立てた状
態で右側ケース180の孔に、これらのドアの回転軸の
他端を通して、空調ユニット100を組み上げる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
組付方法は、仕切板130に向けて立てた複数のドアが
不安定であることにより、右側ケース180を組付ける
のに非常に難しいものである。特にドアの枚数が多けれ
ば多いほど作業性が悪く、かつ組付工数が増大する問題
がある。
【0006】本発明の目的は、上記問題点に鑑み、空調
ユニットを一方側空調ユニットと他方側空調ユニットに
分けて構成しておきそれぞれを一体に結合させた後、組
み合わせができるよう組付性を改善することを可能にし
た車両用空気調和装置およびその組付方法を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1〜6記載の技術的手段を採用する。
【0008】すなわち、請求項1の発明では、車室内の
一方側と他方側とで独立して空調風を吹出制御する独立
温度制御方式の空調ユニットを備えた車両用空気調和装
置において、空調ユニット(1)は、車室内の一方側の
吹出口に通ずる第1の吹出開口部(13、14、15)
を有し第1の吹出制御手段を組み込んで一体化した一方
側空調ユニット(2)と、車室内の他方側の吹出口に通
ずる第2の吹出開口部(20、21、22)を有し第2
の吹出制御手段を組み込んで一体化した他方側空調ユニ
ット(3)とに分けて構成しておき、一方側空調ユニッ
ト(2)と、他方側空調ユニット(3)を組み合わせる
ように構成したことを特徴としている。
【0009】請求項1の発明によれば、空調ユニット
(1)を一方側空調ユニット(2)と他方側(3)に分
けて構成しておき、それぞれの空調ユニット(2、3)
に車室内に吹き出すための第1および第2の吹出開口部
(13、14、15、20、21、22)を形成し、こ
の吹出開口部(13、14、15、20、21、22)
を開閉する第1および第2の吹出制御手段を組み込んで
一体化し、この一体化された一方側空調ユニット(2)
と他方側空調ユニット(3)を組み合せることを特徴と
している。このようにすることにより、組み付けの作業
性が向上し組付工数が低減できる。
【0010】また、請求項2〜4の発明では、車室内の
左座席側と右座席側とで独立して空調風を吹出制御する
左右独立温度制御方式の空調ユニット(1)において、
空調ユニット(1)を、左側空調ユニット(2)と右側
空調ユニット(3)に分けて構成しておき、左右それぞ
れの空調ユニット(2、3)に、車室内に設けられた左
座席側と右座席側の吹出口に通ずる第1および第2の吹
出開口部(13、14、15、20、21、22)を形
成し、第1、第2の吹出モード切替手段をなす第1およ
び第2制御ドア(10、11、12、23、24、2
5)と、空調風の吹出温度を制御する第1、第2エアミ
ックスドア(6、7、26、27)とを備え、これらの
ドアを左側ケース(8)、または、右側ケース(9)と
第1、第2の仕切板(9、19)とで組み込んで一体に
結合させたのち、左側空調ユニット(2)と右側空調ユ
ニツト(3)とを組み合わせることを特徴としている。
【0011】請求項2〜4の発明によれば、複数のドア
の組付けは、左側ケース(8)、または、右側ケース
(18)と、第1、第2の仕切板(9、19)とで組み
込み一体に結合することにより、左右の空調ユニットの
組み合わせ時には、左右の空調ユニットを組み合せるこ
とのみとなり作業性が極めて良好かつ組付工数の低減が
図れるものである。
【0012】請求項5の発明では、左側空調ユニツト
(2)と右側空調ユニツト(3)を組み合わせ面すなわ
ち、第1、第2の仕切板(9、19)の合わせ面の間
に、通風路(33)を形成したことにより、特定の吹出
口の風量を増加させたり、バイパス通路として用いるこ
とで性能を向上させたりすることができる。
【0013】請求項6の発明では、上記構成の左右独立
温度制御方式の車両用空気調和装置の組付方法は、車室
内の左座席側の吹出口に通ずる第1の吹出開口部(1
3、14、15)を有し第1の吹出制御手段を組み込ん
で左側空調ユニット(2)を一体化する第1の組立工程
と、車室内の右座席側の吹出口に通ずる第2の吹出開口
部(20、21、22)を有し第2の吹出制御手段を組
み込んで右側空調ユニット(3)を一体化する第2の組
立工程と、前記第1、第2の組立工程において組み立て
られた前記左側空調ユニット(2)と前記右側空調ユニ
ット(3)とを組み合せる第3の組立工程とを備えたこ
とを特徴とする。
【0014】請求項6の発明によれば、吹出モード切替
手段をなす制御ドア(10、11、12、23、24、
25)と吹出温度を制御するエアミックスドア(6、
7、26、27)などの複数のドアの組付けと、左右の
ケース(8、18)に組付けられるリンク機構などを、
左右別々に組み立てる第1および第2の組立工程から左
右の空調ユニット(2、3)を組付ける第3工程の組付
方法とすることにより、作業性が良好となり組付工数の
低減が図れる。
【0015】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
〜10に基づいて説明する。まず車両用空気調和装置の
通風系は、大別して図示しない送風機ユニットと、空調
ユニット1との2つの部分に分かれている。送風機ユニ
ットは車室内の計器盤下方部のうち、中央部から助手席
側へオフセットして配置されており、これに対し、空調
ユニット1は車室内の計器盤下方部のうち、車両左右方
向の略中央部に配置されている。送風機ユニットは周知
のごとく内気(車室内空気)と外気(車室外空気)を切
換導入する内外気切換箱を通して空気を吸入して送風す
る送風機から構成されている。
【0017】空調ユニット1は、図1に示すように、左
側空調ユニット2(一方側空調ユニット)と、右側空調
ユニット3(他方側空調ユニット)と、蒸発器(冷房用
熱交換器)4と、ヒータコア(暖房用熱交換器)5によ
って構成されている。蒸発器4とヒータコア5とを、左
側空調ユニット2と、右側空調ユニット3とで収納した
後に、金属バネクリップ、ネジ等の締結手段により一体
に結合されて空調ユニット1を構成する。一体に結合す
ることにより、空気通路は、蒸発器4の下流以降は左側
空調ユニット2と右側空調ユニット3に分割される。
【0018】なお、蒸発器4は、冷凍サイクルの冷媒の
蒸発潜熱を空調空気から吸熱して空調空気を冷却するも
のであり、ヒータコア5は蒸発器4の空気流れ下流側に
配置しており、蒸発器4を通過した冷風を再加熱するも
のであって、その内部に高温の温水(エンジン冷却水)
が流れ、この温水を熱源として空気を加熱するものであ
る。
【0019】次に、左側空調ユニット2と右側空調ユニ
ット3には、図2、3に示すように、空気通路に複数の
平板状のドアを設けている。なお、図3は左側空調ユニ
ット2の断面を示してあるが、右側空調ユニット3内も
同じように配設している。従って、左側空調ユニット2
で複数のドアについて説明する。まず、これらのドアの
うち、エアミックスドア6、7はヒータコア5で加熱さ
れた空気とヒータコア5をバイパスする冷風との混合割
合を調整して車室内への吹出温度を調整する温度調整手
段をなすものである。エアミックスドア6は、ヒータコ
ア5をバイパスする冷風の開閉を制御し、エアミックス
ドア7は、ヒータコア5で加熱された空気の開閉を制御
するものである。
【0020】ここで、このエアミックスドア6,7は、
水平方向に配置された回転軸6a、7aと一体結合され
ており、この回転軸6a、7aとともに上下方向に回転
可能となっている。回転軸6a、7aは、左側ケース8
と左用仕切板9に回転自在に支持され、かつ回転軸6
a、7aの一端は左側ケース8の外部に突出して、リン
ク部材を介して駆動モータ(図示しない)と連結され、
この駆動モータによりエアミックスドア6、7の回動位
置を調整することになっている。なお、このエアミック
スドア6、7の開閉方向は一方が閉じる方向のときに
は、片方が開く方向に回動するようリンク機構を設定し
てある。
【0021】次に、3個の制御ドア10、11、12
は、左側ケース8に形成された3個の吹出開口部13、
14、15を吹出モードに応じて開閉制御する制御ドア
である。デフロスタ吹出開口部13はデフロスタドア1
0の開閉により、フェイス吹出開口部14はフェイスド
ア11の開閉により、フット吹出開口部15はフットド
ア12の開閉により上記エアミックスドア6、7で温度
調整された空調風を吹き出すものである。なお、これら
の吹出開口部13、14、15は、図示しない送風ダク
トを介して車室内の左座席側の吹出口に通ずるよう設定
されている。
【0022】これらの制御ドア10、11、12も、水
平方向に配置された回転軸10a、11a、12aと一
体結合されており、この回転軸10a、11a、12a
とともに上下方向に回転可能となっている。回転軸10
a、11a、12aは、左側ケース8と左用仕切板9に
回転自在に支持され、かつ回転軸10a、11a、12
aの一端は左側ケース8の外部に突出して、リンク部材
を介して駆動モータ(図示しない)と連結され、この駆
動モータにより制御ドア10、11、12の回動位置を
調整することになっている。
【0023】さらに、もう一つのドアは、蒸発器4の下
流に設けた冷風バイパスドア16であり、乗員に強い日
射が当たった時などフェイス吹出口の吹出温度を低くし
たい時に開閉制御するものである。この回転軸16a
は、左側ケース8と左用仕切板9に回転自在に支持さ
れ、かつ回転軸16aの一端は左側ケース8の外部に突
出して、リンク部材を介して駆動モータ(図示しない)
と連結され、この駆動モータにより制御ドア16の回動
位置を調整することになっている。
【0024】なお、蒸発器4の上流側の部位には空気入
口17が形成されている。この空気入口17には、前述
の送風機ユニットから送風される空調空気が流入する。
【0025】一方、右側空調ユニット3内は、前述した
ように、上記左側空調ユニット2と同じ構成としてあ
る。ただし、右側ケース18と、右用仕切板19と、右
側ケース18に形成された吹出開口部20、21、22
と、複数のドア(吹出モード切替用制御ドア23、2
4、25エアミックスドア26、27冷風バイパスドア
28)の配設方向は左側空調ユニット2と対向する方向
に配設しているものである。なお、3個の吹出開口部2
0、21、22は、図示しない送風ダクトを介して車室
内の右座席側の吹出口に通ずるものである。
【0026】ここで、これらの複数のドアを収納する空
調ケース(左側ケース8、左用仕切板9、右側ケース1
8、右用仕切板19)は、ポリプロピレンのような、あ
る程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂の成形品か
らなる。左用仕切板9(右用仕切板19)には、図4に
示すように、凸ボス9aを設け、ドアの回転軸6a、7
a(その他の回転軸も含む)の他端を回転自在に支持す
る。また、左側ケース8と左用仕切板9(右側ケース1
8と右用仕切板19)の締結は、図5に示すように、左
側ケース8(右側ケース18)に設けた凸ボス8aと左
用仕切板9(右用仕切板19)に設けた爪部9bで結合
する。
【0027】次に上記構成による左右の空調ユニット
2、3の組付け方法を説明する。図6に示すように、ま
ず、左側ケース8を作業台の上に置き、複数のドアの回
転軸の一端を左側ケース8に差し込み、回転軸の他端を
左用仕切板9の凸ボス9aに係合したのち、左用仕切板
9を爪部9bにて結合するものである。右側空調ユニッ
ト3も上記と同様な組付け方法で右側ケース18と右用
仕切板19で一体に結合される。
【0028】次に、空調ユニット1として構成するに
は、図1に示すように、左側空調ユニット2と右側空調
ユニット3とで蒸発器4と、ヒータコア5とを組み込ん
で一体に結合するものである。
【0029】なお、上記各吹出開口部13、14、15
および20、21、22のそれぞれの端部には、図示し
ないフットダクト、フェイスダクトおよびデフロスタダ
クトが接続され、これらのダクト内を流れた空調風が、
車室内に設けられたフット吹出口、フェイス吹出口およ
びデフロスタ吹出口の左座席側、右座席側にそれぞれ、
車室内乗員の足元、車室内乗員の上半身およびフロント
ガラス内面に向けて吹き出されるようになっている。
【0030】ここで、車室内の空調温度は、空調制御回
路(図示せず)によって制御される。この空調制御回路
は、例えばマイクロコンピュータによって構成され、内
気温度センサにより検出した内気温度、外気温度センサ
により検出した外気温度、日射センサにより検出した左
右別日射強度、左座席側の温度設定器と右座席側の温度
設定器により設定した設定温度を読み込んで、これらの
データに基づいて、左右空調ユニット2,3毎に、目標
吹出温度を算出し、吹出モード、エアミックスドアの開
度、送風機の電圧レベルを制御するものである。
【0031】特に、左右独立温度調節方式では、日射セ
ンサで日射の左右方向の日射強度を検出して、例えば、
夏季の冷房時には日射の当たる側のみフェィス吹出風量
を増やし吹出温度を下げる制御や、冬季に日射が当たる
側の頭部のみが暑い時には、足元の温度は所定の吹出温
度を保持させておいて、頭部に当たる吹出温度のみを下
げるなどの制御が設定されている。
【0032】次に、本実施形態の作用について述べる。
まず、使用者が操作パネル(図示しない)の運転スイッ
チを作動させると空調運転が開始されるとともに、選択
された設定温度をもとに、左右空調ユニット2,3毎に
目標吹出温度を算出し、吹出モード、エアミックスドア
の開度、送風機の電圧レベルなどを制御しつつ車室内の
空調温度を左座席側と右座席側に分けて設定温度に調整
するものである。また、日射の当たる方向が左座席側と
右座席側で異なるときには、日射センサの日射強度の検
出により、日射の当たる側の頭部に吹き出す空調風の吹
出温度を下げることできめこまかい温度制御ができる。
【0033】以上の実施形態による空調ユニット1は、
空気通路を左側空調ユニット2と右側空調ユニット3に
分け、それぞれに、凸ボス8aを設けた左側ケース8
(右側ケース18)と、ドアの回転軸の他端を支持する
凸ボス9aと爪部9bとを設けた左用仕切板9(右用仕
切板19)とで複数のドアを収納し左右別々に組付けた
のちに、左右の空調ユニット2、3を一体に結合する構
成にしたことにより、複数のドアを組付ける作業性が良
好となり組付工数の低減ができる。
【0034】(他の実施形態)上記実施形態では、凸ボ
ス9aを設けた左用仕切板9と右用仕切板19を備え、
複数のドアの作業性を良好とした空調ユニット1につい
て説明したが、これに限らず、凸ボス9aを左用仕切板
9の両面に設けることで、右用仕切板19を廃止でき
る。例えば、図7、8に示すように、左用仕切板29の
両面に凸ボス29aを設けて、この左用仕切板29と左
側ケース8とで複数のドアを収納し左側空調ユニット3
0を組付けたのち、右側ケース18に複数のドアを差し
込み、蒸発器4、およびヒータコア5を収納させるとと
もに、右用仕切板19の代わりに左側空調ユニット30
を一体に結合させる構成にすることにより、複数のドア
を組付ける作業性が良好となり組付工数の低減ができる
とともに、右用仕切板19が廃止できることにより、部
品点数を低減できる。
【0035】また、上記実施形態の左用仕切板9(右用
仕切板19)に凹部形状を追加することにより、温風バ
イパス機構が部品点数や組付工数も増やさずに構成でき
るため以下説明する。図9、10に示すように、左右の
仕切板31、32に、エアミックスドア7、27の回動
する部位からデフロスタ吹出開口部13、20近傍まで
を凹部形状の温風バイパス通路33を形成する。
【0036】この温風バイパス通路33には、エアミッ
クスドア7、27が開いた時にヒータコア5を通過した
温風を取り入れる開口部34と、デフロスタドア35、
36が開いた時にデフロスタ吹出開口部13,20と連
通し、デフロスタドア35、36が閉じた時にデフロス
タ吹出開口部13,20を閉鎖する位置に開口部37を
設けてある。なお、デフロスタドア35、36の開口部
37側一端面は、L型形状で形成し、デフロスタドア3
5、36が閉じた時に開口部37を閉鎖するものであ
る。
【0037】上記構成の温風バイパス機構は、デフロス
タ吹出口から吹き出される吹出モードにおいて、ヒータ
コア5で加熱された直後の空調風の一部を取り入れるこ
とができるため、フロントガラス内面に吹き出すデフロ
スタ能力の性能向上が図れる。
【0038】また、本実施形態では、温風バイパス通路
33にデフロスタ吹出口から吹き出される吹出モードに
おいて、空調風が流れる構成としたが、他の吹出口から
吹き出される吹出モードにおいて空調風が流れるように
構成しても良い。
【0039】また、本実施形態では、一方側空調ユニッ
トを左側空調ユニット2、他方側空調ユニットを右側空
調ユニット3としたが反対としても良い。さらに、車両
の前後に独立した空調を行う前後独立温度制御方式の空
調ユニットや車両の上下に独立した空調を行う上下独立
温度制御方式の空調ユニットに適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における車両用空調装置の
斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態における車両用空調装置の
全体構成図である。
【図3】吹出制御手段をなすドアの位置を示す要部の縦
断側面図である。
【図4】ドアの回転軸の支持部分の縦断側面図である。
【図5】仕切り板の爪部の縦断側面図である。
【図6】左側ユニットの組付方法の説明図である。
【図7】他の実施形態を示すドア回転軸の支持部分の縦
断側面図である。
【図8】他の実施形態を示す組付方法の説明図である。
【図9】他の実施形態を示す車両用空調装置の全体構成
図である。
【図10】他の実施形態を示す温風バイパス通路の要部
の縦断側面図である。
【図11】従来技術を示す車両用空調装置の全体構成図
である。
【図12】従来技術を示す車両用空調装置の組付方法の
説明図である。
【図13】従来技術を示す車両用空調装置の組付方法の
説明図である。
【図14】従来技術を示す車両用空調装置の組付方法の
説明図である。
【図15】従来技術を示す車両用空調装置の組付方法の
説明図である。
【符号の説明】
1…空調ユニット 2…左側空調ユニット(一方側空調ユニット) 3…右側空調ユニット(他方側空調ユニット) 6、7…エアミックスドア(第1のエアミックスドア、
第1の吹出制御手段) 8…左側ケース 9…左用仕切板(第1の仕切板) 10、11、12…制御ドア(第1の制御ドア、第1の
吹出制御手段) 13、14、15…吹出開口部(第1の吹出開口部) 18…右側ケース 19…右用仕切板(第2の仕切板) 20、21、22…吹出開口部(第2の吹出開口部) 23、24、25…制御ドア(第2の制御ドア、第2の
吹出制御手段) 26、27…エアミックスドア(第2のエアミックスド
ア、第2の吹出制御手段) 33…温風バイパス通路(通風路)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内の一方側と他方側とで独立して空
    調風を吹出制御する独立温度制御方式の空調ユニット
    (1)を備えた車両用空気調和装置において、前記空調
    ユニット(1)は、車室内の一方側の吹出口に通ずる第
    1の吹出開口部(13、14、15)を有し第1の吹出
    制御手段を組み込んで一体化した一方側空調ユニット
    (2)と、車室内の他方側の吹出口に通ずる第2の吹出
    開口部(20、21、22)を有し第2の吹出制御手段
    を組み込んで一体化した他方側空調ユニット(3)とに
    分けて構成しておき、前記一方側空調ユニット(2)
    と、前記他方側空調ユニット(3)を組み合わせるよう
    に構成したことを特徴とする車両用空気調和装置。
  2. 【請求項2】 車室内の左座席側と右座席側とで独立し
    て空調風を吹出制御する左右独立温度制御方式の空調ユ
    ニット(1)を備えた車両用空気調和装置において、前
    記空調ユニット(1)は、車室内の左座席側の吹出口に
    通ずる第1の吹出開口部(13、14、15)を有し第
    1の吹出制御手段を組み込んで一体化した左側空調ユニ
    ット(2)と、車室内の右座席側の吹出口に通ずる第2
    の吹出開口部(20、21、22)を有し第2の吹出制
    御手段を組み込んで一体化した右側空調ユニット(3)
    とに分けて構成しておき、前記左側空調ユニット(2)
    と、前記右側空調ユニット(3)を組み合わせるように
    構成したことを特徴とする車両用空気調和装置。
  3. 【請求項3】 前記左側空調ユニット(2)には、前記
    第1の吹出開口部(13、14、15)の開閉状態を切
    り替える第1の吹出モード切替手段をなす第1の制御ド
    ア(10、11、12)と、前記空調風の吹出温度を制
    御する第1のエアミックスドア(6、7)とを備え、左
    側ケース(8)と、第1の仕切板(9)とで一体に結合
    するように構成したことを特徴とする請求項2に記載の
    車両用空気調和装置。
  4. 【請求項4】 前記右側空調ユニット(3)には、前記
    第2の吹出開口部(20、21、22)の開閉状態を切
    り替える第2の吹出モード切替手段をなす第2の制御ド
    ア(23、24、25)と、前記空調風の吹出温度を制
    御する第2のエアミックスドア(26、27)とを備
    え、右側ケース(18)と、第2の仕切板(19)とで
    一体に結合するように構成したことを特徴とする請求項
    2または請求項3に記載の車両用空気調和装置。
  5. 【請求項5】 前記左側空調ユニット(2)の前記第1
    の仕切板(9)と、前記右側空調ユニット(3)の前記
    第2の仕切板(19)の合わせ面の間に、通風路(3
    3)を形成したことを特徴とする請求項4に記載の車両
    用空気調和装置。
  6. 【請求項6】 車室内の左座席側と右座席側とで独立し
    て空調風を吹出制御する左右独立温度制御方式の車両用
    空気調和装置の組付方法であって、車室内の左座席側の
    吹出口に通ずる第1の吹出開口部(13、14、15)
    を有し第1の吹出制御手段を組み込んで左側空調ユニッ
    ト(2)を一体化する第1の組立工程と、車室内の右座
    席側の吹出口に通ずる第2の吹出開口部(20、21、
    22)を有し第2の吹出制御手段を組み込んで右側空調
    ユニット(3)を一体化する第2の組立工程と、前記第
    1、第2の組立工程において組み立てられた前記左側空
    調ユニット(2)と前記右側空調ユニット(3)とを組
    み合せる第3の組立工程とを備えたことを特徴とする車
    両用空気調和装置の組付方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008265490A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Denso Corp 車両用空調装置
JP2009255880A (ja) * 2008-04-21 2009-11-05 Keihin Corp 区画部材及びそれを備える車両用空調装置
JP2011189793A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Japan Climate Systems Corp 車両用空調装置

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