JP2001121416A - 軸受の外輪のランド仕上加工法及び軸受 - Google Patents

軸受の外輪のランド仕上加工法及び軸受

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JP2001121416A
JP2001121416A JP30516699A JP30516699A JP2001121416A JP 2001121416 A JP2001121416 A JP 2001121416A JP 30516699 A JP30516699 A JP 30516699A JP 30516699 A JP30516699 A JP 30516699A JP 2001121416 A JP2001121416 A JP 2001121416A
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Rikuro Obara
陸郎 小原
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    • B24B39/00Burnishing machines or devices, i.e. requiring pressure members for compacting the surface zone; Accessories therefor
    • B24B39/02Burnishing machines or devices, i.e. requiring pressure members for compacting the surface zone; Accessories therefor designed for working internal surfaces of revolution
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21HMAKING PARTICULAR METAL OBJECTS BY ROLLING, e.g. SCREWS, WHEELS, RINGS, BARRELS, BALLS
    • B21H1/00Making articles shaped as bodies of revolution
    • B21H1/06Making articles shaped as bodies of revolution rings of restricted axial length
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B23P9/00Treating or finishing surfaces mechanically, with or without calibrating, primarily to resist wear or impact, e.g. smoothing or roughening turbine blades or bearings; Features of such surfaces not otherwise provided for, their treatment being unspecified
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸受の外輪のランドから返りやそれに付着し
た微細異物が後にランドから脱落しないようにする軸受
の外輪のランド仕上加工法とそのように形成されたラン
ドを有する外輪を含む軸受を提供すること。 【解決手段】 軸受の外輪5のランド6に仕上加工ロー
ラ11の外側面を所定圧力で押圧しながら回転し又はこ
の回転と共に外輪5と仕上加工ローラ11との間にそれ
らの軸方向へ相対的移動を行わせてランド6の粗加工面
の微小な凸部を押し潰してランド6の面に返りやランド
6の粗加工面に付着していた微細異物の少なくとも一部
を塑性変形させてランド6内に埋め込むか返りや微細異
物の一部をランド6の面内に埋め込んだ以外の部分を取
り除いて、後に返りや微細異物がランド6から離脱しな
いようにすると共に、ランド6を滑らかな面に形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸受の外輪のラン
ド仕上加工法及びこの仕上加工法によって仕上加工され
た外輪のランドを有する軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】図4(A)に示す玉軸受の外輪101の
内周面を形成するランド102は、玉を保持するレース
面103以外は玉軸受の他の部分に接触することがない
ために、このレース面103が超仕上研磨されている以
外は通常の切削加工又は研削加工が施されている。この
ため、図5(A)の丸S内に示した部分を図5(B)に
誇張して示すように、ランド102は面粗さRが、例え
ば、6乃至10Sのような大きな値になるのみならず、
切削加工または研削加工により返りCが生じる。その
上、切削加工または研削加工によって生じた切粉の内の
微小なものや研磨砥粒の内の微小なものや細かな塵埃等
の微細な異物(以下、「微細異物」という。)Dがラン
ド102の粗い面の凹部に付着するので、これらを洗浄
によっても返りC同様ほとんど取り除くことができな
い。このために、ランド102に返りCや異物Dを残し
たまま、玉軸受を組み立てたり、その玉軸受を使用せざ
るを得なかった。なお、図4(B)においては、外輪1
01のランド102の面粗さと返りCと微細異物Dとを
極めて誇張して大きくかつ形状を単純化して示してい
る。
【0003】しかし、この玉軸受の組立中又は運転中
に、返りCや異物Dが外輪101のランド102から剥
離してレース面103や内輪のレース面に入り込み、こ
れらのレース面とこれらに嵌合している玉に傷が生じる
ことがある。この場合には、玉軸受はその寿命を短くす
るのみならず、玉軸受の回転ムラ、振動、ノイズ、騒音
等が生じる他、焼付き等が生じることによってこの玉軸
受は精密な玉軸受としての機構を果たせなくなる。しか
のみならず、玉軸受は、運転不能に陥り、交換が必要に
なることがある。特に、玉軸受が回転記憶媒体アクチュ
エータブロック用ピボット軸受やスピンドルモータのよ
うな極めて正確な回転精度を要するものとして使用され
る場合は、これらの不具合は絶対に避けなければならな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、外輪
のランドにそれを切削加工又は研削加工(前加工)時に
発生した返りやこの前加工時にランドに付着して洗浄に
よっても取り除くことができない微小な切粉、微小な研
磨砥粒、微小な塵埃などの微細異物をランドから離脱不
能にランド内に埋め込んで該ランドを仕上げる外輪のラ
ンド仕上加工法と、このようなランドを有する軸受を提
供することにある。また、本発明の他の課題は、この加
工によってランドの面を返りや微細異物の埋込みがある
にも拘わらず滑らかに仕上げることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の課題を解決する
ために、本発明に基づく軸受の外輪のランド仕上加工法
は、外輪の硬度よりも高い硬度を有する円筒形の仕上加
工ローラをその外周面で該外輪のランドに形成された円
筒形の粗加工面に押圧しながら該仕上加工ローラを該外
輪と共に回転させ、該ランドの該粗加工面の微小な凸部
を該仕上加工ローラの該外周面で押し潰して該粗加工面
に形成されている返り及び該粗加工面の微小な凹部に付
着している微細異物を該ランド内に離脱不能に埋め込む
工程から成る。前記仕上加工ローラの前記ランドへの加
圧力は、該外輪を弾性変形させる範囲内の大きさとす
る。
【0006】前記外輪と前記仕上加工ローラとの間に該
仕上加工ローラの軸方向に相対運動を生じさせて、返り
や微細異物のランドへの埋め込みをさらに確実なものに
する。更に、仕上加工ローラの外周に螺旋溝を形成する
ことによって、返りや仕上加工前のランドの粗面の微小
な凹部に付着している微細異物の一部を塑性変化乃至は
永久変形させて該ランドに埋め込まれた以外の返りや仕
上加工前のランドの粗面の微小な凹部に付着している微
細異物を該螺旋溝の中に取り込み、該ランドの領域の外
へ取り出すようにすることができる。
【0007】前記軸受は玉軸受であることを含む。いず
れの場合も、前記ランドの仕上面を滑らかに形成するこ
とができる。
【0008】更に、この課題を解決するために、本発明
に基づく軸受は、上記の方法を用いてランドが形成され
た外輪を有して構成される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳述する。
【0010】図1に示すように、玉軸受1は、軸2とそ
れに共軸に囲繞固定され外周に円周溝状のレース面3を
有する環状の内輪4が設けられ、この内輪4をこれと共
軸に環状の外輪5が囲繞している。外輪5の内周面は、
内輪4の外周面から所定距離離間された円筒形のランド
6になっており、内輪4のレース面3に対峙する部分に
円周溝状のレース面7が形成されている。内輪4のレー
ス面3と外輪5のレース面7の間に複数個の玉8がそれ
らの円周方向に転動可能に配設されている。
【0011】外輪5においては、従来の技術の項で述べ
たように、レース面7は超仕上研磨されているが、ラン
ド6は前仕上段階では切削加工又は研削加工のままであ
り、その面粗さは従来の外輪のランドと同じであり、洗
浄後も返りも微小な切粉や微小な研磨砥粒や微小な塵埃
などの微細異物が付着したままになっている。
【0012】図2に示すように、駆動ローラ9と案内ロ
ーラ10とを回転可能にかつ水平に並置し両ローラ9及
び10の外周面にランド6を切削加工又は研削加工等の
前加工をした玉軸受1の外輪5を載置する。そして、外
輪5のランド6が形成する円筒孔6aに円筒形の仕上加
工ローラ11を水平にかつ両ローラ9及び10に平行に
挿入する。
【0013】図3に示すように、仕上加工ローラ11
は、その両端の軸部11aでプレス12の両端部から下
方へ延びる腕部12aそれぞれに軸受13を介して回転
可能に保持されている。プレス12は、図2に示すよう
に、仕上加工ローラ11の中心軸が実質的に外輪5及び
駆動ローラ9の中心軸を含む平面P上を駆動ローラ9に
対して接離するように設けられている。なお、図示して
いないが、外輪5は仕上加工ローラ11に対し取付け・
取外しが可能になっている。
【0014】また、駆動ローラ9は、その両端の軸部9
aで支持台14の両端部から上方へ延びる腕部14aそ
れぞれに軸受15を介して回転可能に保持されている。
駆動ローラ9の一方の軸部9a(図3では右側の軸部9
a)は減速機16を介して電動機17に接続されてい
る。また、案内ローラ10も減速機16及び電動機17
を除く以外は駆動ローラ9と同様な構造体により支持さ
れている。
【0015】プレス12を図3に矢印Bで示すように駆
動ローラ9の方へ移動し、図2及び3に示すように、仕
上加工ローラ11の外周面を所定の圧力で外輪5のラン
ド6に押圧し、外輪5の外周面を駆動ローラ9の外周面
に押圧させる。そして、電動機17を回転すると、減速
機16及び駆動ローラ9の右側の軸部9aを介して駆動
ローラ9が、例えば、図2に示すように、反時計方向T
へ回転される。これと共に、外輪5は時計方向Uへ回転
され、ランド6に外周面が圧接されている仕上加工ロー
ラ11も時計方向Vへ回転される。また、案内ローラ1
0はその外周面が外輪5の外周面に圧接して半時計方向
Wへ回転される。
【0016】この外輪5と仕上加工ローラ11との回転
により、仕上加工ローラ11は、その外周面で、外輪5
のランド6の前加工で形成された粗い面(図2において
平面Pの斜め右側に誇張して示されている)の微小な凸
部を押し潰してこれらを塑性変形乃至は永久変形させ
て、この粗い面を滑らかにする。それと共に、この粗い
面に生じた返りCや切削加工又は研削加工によって生じ
てこの粗い面の微小な凹部に付着した微小な切粉、微小
な研磨砥粒、微小な塵埃などの微細異物が、図2におい
て平面Pの斜め左下にC’やD’で示すようにランド6
内に離脱不能に埋め込まれる。そして、返りC’や微細
異物D’が埋め込まれているにも拘わらずランド6は滑
らかに仕上げられる。なお、図2においては仕上げ前の
外輪5のランド6の面(平面Pの右斜め上側の面)の面
粗さと、ランド6の全面の返りC,C’及び微細異物
D,D’を極めて大きく誇張すると共に単純化して示し
ている。
【0017】これによって、返りC’や微細異物D’
は、例えば、このように仕上げられたランド6を有する
外輪5を精密に組み立てることができるばかりでなくな
く、この外輪5を組み込んだ機械部品や機器部品を有す
る機械や機器の運転中にランド6から返りC’や微細異
物D’が離脱して玉軸受1の内輪4のレース面3(図
1)と外輪5のレース面7(図1及び3)に入り込むこ
とがなく、玉軸受1のみならず、この玉軸受1を組み込
んだ機械や機器部品、延いては、これら部品を組み付け
た機械や機器に故障を生じるのを防止することができ
る。なお、上記機械や機器は、特に、自動車、工作機
械、事務機器(印刷機、複写機、パーソナルコンピュー
タなど)更に特には、ハードディスク駆動装置をも含む
ものである。
【0018】以上とは別に、図3に示すように、仕上加
工ローラ11はその回転と共に矢印Cのように、プレス
12と共に仕上加工ローラ11の軸方向に移動するよう
にしてもよい。この軸方向の移動によって、仕上加工ロ
ーラ11の外周面は返りCや微細異物Dをさらに塑性変
形乃至は永久変形させてC’やD’としてランド6内に
しっかりと埋め込み、これらのランド6からの離脱をな
お確実に防止することになる。
【0019】更に、仕上加工ローラ11の外周の図3に
示した螺旋溝18を形成し、仕上加工ローラ11を回転
させると共に矢印F方向へ移動させると、仕上加工ロー
ラ11の外周面の螺旋溝18の領域に位置しているラン
ド6上の返りCや微細異物Dの一部がランド6からこの
螺旋溝18内へ離脱され、仕上加工ローラ11の矢印F
方向への移動によってランド6の領域外へ取り除かれ
る。残りの返りCや微細異物Dは仕上加工ローラ11の
外周部の螺旋溝18が形成されていない部分で押し潰さ
れ塑性変形されてランド6に埋め込まれる。従って、ラ
ンド6内に埋め込まれる返りCや微細異物Dの量が螺旋
溝18で取り除かれる分だけ減少し、更に、ランド6か
ら返りC’や微細異物D’が後に離脱することを確実に
防止することになる。上記のいずれの場合も、ランド6
は、返りC’や微細異物D’が埋め込まれているにも拘
わらず、その面は面粗さが小さくなって円滑になり、通
常、鏡面仕上面乃至はこれに近い仕上面になる。そのた
めに、微小な塵埃が付き難く、付着したとしても直ぐに
取り除くことができる。
【0020】以上、本発明を玉軸受について説明した
が、本発明は、外輪に円筒状のランドを有する軸受であ
るならば任意の軸受の外輪のランド仕上加工及びそのよ
うな外輪を有する軸受に適用できる。例えば、ころ軸受
の場合にも適用できる。ここで、外輪及び内輪間で転動
する玉及びころ等を転動体と呼ぶ。また、仕上加工ロー
ラ11の材質は、軸受1の材質同様軸受用の高炭素鋼や
ステンレススティールであることが望ましく、この場
合、焼き入れ条件を変えて前者を後者よりも硬度を高く
する。
【0021】外輪5のランド6の仕上加工は、ライン化
できることは勿論である。また、外輪5を仕上加工ロー
ラ11に対してその軸方向へ移動させることもできる。
【0022】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
軸受の外輪のランドからその切削加工や研削加工等の前
加工によって生じ洗浄によっては取り除くことができな
かった返りや微小な切粉、微小な研削砥粒や微小な塵埃
等の微細異物を塑性変形させてランド面に埋め込み、又
は返りや微細異物の一部をランド面に埋め込むと共に返
りや微細異物の他の部分をランドの領域外へ取り除いて
いるから、軸受の組立時や使用時にこれらの返りや微細
異物が軸受のレース面に入り込んで転動体やレース面を
傷つけることがなく、従って、それによって生じる軸受
の各種精度不良や故障を避けることができるという効果
がある。また、返りや微細異物がランドに埋め込まれて
いるにも拘わらずランドは面粗さが微小で滑らかな面に
形成され、塵埃が付き難く、付着したとしても直ぐに取
り除かれるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づいて仕上加工される外輪を有する
玉軸受の1例の軸断面図である。
【図2】本発明の方法の1実施形態の主要部の正面図で
ある。
【図3】図2の方法のA−A断面図である。
【図4】従来の方法でランドを切削仕上加工した玉軸受
の外輪を示し、(A)はこの外輪の縦断面図、(B)は
この外輪のランド部Sを拡大すると共に誇張して示した
ものである。
【符号の説明】
1 玉軸受 2 軸 3 (内輪)レース面 4 内輪 5 外輪 6 ランド 6a 円筒孔 7 (外輪)レース面 8 玉 9 駆動ローラ 9a 軸部 10 案内ローラ 10a 軸部 11 仕上加工ローラ 11a 軸部 12 プレス 12a 腕部 13 軸受 14 支持台 14a 腕部 15 軸受 16 減速機 17 電動機 18 螺旋溝 C,C’ 返り D,D’ 微細異物 R 面粗さ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外輪の硬度よりも高い硬度を有する円筒
    形の仕上加工ローラをその外周面で該外輪のランドに形
    成された円筒形の粗加工面に押圧しながら該仕上加工ロ
    ーラを該外輪と共に回転させ、該ランドの該粗加工面の
    微小な凸部を該仕上加工ローラの該外周面で押し潰して
    該粗加工面に形成されている返り及び該粗加工面の微小
    な凹部に付着している微細異物を該ランド内に離脱不能
    に埋め込む工程から成ることを特徴とする軸受の外輪の
    ランド仕上加工法。
  2. 【請求項2】 前記仕上加工ローラの前記ランドへの加
    圧力は、該外輪を弾性変形させる範囲内の大きさである
    ことを特徴とする請求項1に記載の軸受の外輪のランド
    仕上加工法。
  3. 【請求項3】 前記ランドの仕上面は滑らかに形成され
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の軸受の外輪
    のランド仕上加工法。
  4. 【請求項4】 前記外輪と前記仕上加工ローラとの間に
    該仕上加工ローラの軸方向に相対運動を生じさせること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかの1に記載の軸
    受の外輪のランド仕上加工法。
  5. 【請求項5】 前記仕上加工ローラの外周に螺旋状溝を
    形成することを特徴とする請求項4に記載の軸受の外輪
    のランド仕上加工法。
  6. 【請求項6】 前記軸受は玉軸受であることを特徴とす
    る請求項1乃至5のいずれかの1に記載の軸受の外輪の
    ランド仕上加工法。
  7. 【請求項7】 軸と、該軸に共軸に囲繞固定された内輪
    と、該内輪を共軸に囲繞しランドを有する外輪と、該内
    輪と該外輪との間に該両輪の円周方向に配設された複数
    の転動体とを具備する軸受において、該ランドは、これ
    に該外輪の硬度よりも高い硬度を有する円筒形の仕上加
    工ローラの外周面を押圧しかつ該仕上加工ローラを該外
    輪と共に回転させて該ランドの粗加工面の微小な凸部を
    押し潰し該仕上加工ローラの該ランドに形成された返り
    及び該ランドの該粗加工面の微小な凹部に付着した微細
    異物を該仕上加工ローラの該外周面で押し潰して該ラン
    ド中に離脱不能に埋め込んで形成されたものであること
    を特徴とする軸受。
  8. 【請求項8】 前記ランドは前記仕上加工ローラを前記
    外輪と共に回転させながら前記外輪に対して軸方向に相
    対移動させて仕上られることを特徴とする請求項7に記
    載の軸受。
  9. 【請求項9】 前記ランドの仕上面は滑らかに形成され
    ていることを特徴とする請求項7又は8に記載の軸受。
  10. 【請求項10】 前記軸受は玉軸受であることを特徴と
    する請求項7乃至9のいずれかの1に記載の軸受。
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