JP2001121159A - ボーリング廃泥水の処理方法 - Google Patents

ボーリング廃泥水の処理方法

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JP2001121159A JP30786399A JP30786399A JP2001121159A JP 2001121159 A JP2001121159 A JP 2001121159A JP 30786399 A JP30786399 A JP 30786399A JP 30786399 A JP30786399 A JP 30786399A JP 2001121159 A JP2001121159 A JP 2001121159A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、濃度の高いボーリング廃泥水を環
境に害のないような形で処理するボーリング廃泥水の処
理方法に関する。 【構成】 ボーリング廃泥水に、水溶性高分子物質を添
加して混合する高分子物質添加ステップと、2価または
3価の水溶性金属無機塩を添加して混合する無機塩添加
ステップと、上記ステップで得られる処理物を脱水する
脱水ステップからなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボーリング廃泥水の処
理方法に関し、特に、濃度の高いボーリング廃泥水を環
境に害のないような形で処理するボーリング廃泥水の処
理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、石油、天然ガス、地熱発電用蒸
気、温泉及び各種鉱物などを採掘のためのボーリングや
地震観測坑用のボーリングのうち、深度が概ね1000mを
超えるようなボーリングには、地層の崩壊を抑えたり、
地熱による泥水の劣化に対処したり、その他の多くの役
割を担う調泥剤と呼ばれている一群の薬剤が、循環泥水
に添加される。この調泥剤は、分散解膠剤、増粘剤、脱
水調整剤、加重剤、造壁剤、潤滑剤(表面活性剤)、頁
岩安定剤、逸泥防止剤などに細かく分類されている。ま
た、状況に応じ、これらのうちの数種から数十種が泥水
中に加えられるのが通例である。
【0003】かかる調泥剤は、地層の掘削をスムーズに
進めるために必須なものである。しかし、これらの調泥
剤は凝集処理しにくい分散性を有すること、黒または濃
茶に着色していること、重金属類を多く含んでいるこ
と、油や界面活性剤を含んでいること、かなりつよいア
ルカリ性であること、及び、その成分、濃度、発生量な
どが激しく変化することなどにより、この調泥剤を大量
に含むボーリング廃泥水を、一般の産業廃水として環境
に害の無い形に処理するには、困難がある。
【0004】従来では、かかる調泥剤を大量に含むボー
リング廃泥水、濃度の低い作業排水を蒸発濃縮処理して
得られる濃縮泥、また、かかる作業排水を凝集沈殿処理
して得られる沈殿スラッジなどに無機系固化材を単独で
添加して固めるか、水溶性高分子と2価または3価の無
機塩と無機系固化材とを併用して固める方法がもっぱら
取られている。
【0005】例えば、ボーリング廃泥水(濃度の高いも
のに限る)の発生量は、5000m級の石油井で5千トンに
も達するが、従来の方法で、セメント系か石灰系の固化
材で全量固化するしか方法がなく、その処分費用は莫大
である。また、従来の凝集操作はスクリュー(3枚羽
根)型攪拌機付反応槽で行うことが多く、そこで、処理
対象液等の濃度が高くなると、それがゲル化して固ま
り、処理不能に陥るおそれがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来から行われている
ボーリング廃泥水の無機系固化材による固化材処理方法
は、産業廃棄物である処理物の処分地を確保するのが困
難であること、1現場あたりの発生量が膨大のため運搬
費用、処分費用がかさむことなどの問題があり、また、
その減量化も大きい課題である。
【0007】
【課題を解決する手段】上記課題を解決するために、本
発明は、ボーリング廃泥水に対し、水溶性高分子物質を
添加して混合する高分子物質添加ステップと、2価また
は3価の水溶性金属無機塩を添加して混合する無機塩添
加ステップと、上記ステップで得られる処理物を脱水す
る脱水ステップを施すボーリング廃泥水の処理方法(以
下第1方法という)によって達成される。
【0008】また、本発明は、上記ステップを基礎とし
て、ボーリング廃泥水に対し、古紙の破砕物を添加して
混合する古紙添加ステップをさらに加えるボーリング廃
泥水の処理方法(以下第2方法という)によって達成さ
れる。さらに、本発明は、かかるボーリング廃泥水に対
し、無機系固化材を添加して混合する固化材添加ステッ
プをさらに加えるボーリング廃泥水の処理方法(以下第
3方法という)によって達成される。
【0009】本発明の対象であるボーリング廃泥水は、
石油、天然ガス、地熱発電用蒸気、温泉及び各種鉱物な
どの探査や採掘のためのボーリング、地震観察坑用ボー
リング等から発生する上記劣化泥水や余剰泥水等を含む
ボーリング廃泥水と、ボーリング工事現場から、掘り管
の洗浄水などより、発生した大量の汚濁水を蒸発濃縮処
理して得られた濃縮泥と、または、かかる汚濁水を凝集
沈殿処理して得られた沈殿スラッジとなどを含む。
【0010】本発明において、上記ボーリング廃泥水の
含水比は、150%〜900%(重量水分率60%〜9
0%)であることが好ましく、特に、含水比が150%
〜400%(重量水分率60%〜80%)であるのが好
ましい。含水比が150%以下では、脱水しても減量率
が低く、脱水工程を設ける経済的メリットがない場合が
多い。逆に、含水比が900%以上の薄い廃泥水では、
脱水に伴って大量に発生する分離水の浄化処理に多大の
費用がかかるから、希薄な廃泥水は、蒸発濃縮法や凝集
沈殿法で処理して、濃度を高めてから、本発明による処
理に供するのが良い。
【0011】本発明の第1方法は、上記含水比のボーリ
ング廃泥水に、水溶性高分子物質を添加して混合する高
分子物質添加ステップと、2価または3価の水溶性金属
無機塩を添加して混合する無機塩添加ステップと、上記
ステップで得られる処理物を脱水する脱水ステップから
なる。本発明においては、前記ステップを高分子物質添
加ステップ、無機塩添加ステップ、最後に脱水ステップ
の順に行うのが好ましい。
【0012】本発明で用いる水溶性高分子物質は、たと
えば、少なくとも、カルボキシ基を含む水溶性合成高分
子物質からなるグループから選ばれた1種類または2種
類以上の高分子を用いることが好ましい。かかるカルボ
キシル基を含む水溶性合成高分子物質としては、例え
ば、ポリアクリル酸ソーダまたはその誘導体、アクリル
酸又はその塩とアクリルアミドとの共重合物、アクリル
アミド重合物の部分加水分解物、マレイン酸又はその塩
と酢酸ビニルとの共重合物、イタコン酸又はその塩とア
クリルアミドとの共重合物などがある。
【0013】これらの高分子は、ボーリング廃泥水のな
かの微細粒子と吸着点で結合し、さらに高分子物質はお
互いに絡み合って、微細粒子を包含しながら巨大粒子に
成長する。上記水溶性高分子物質は、粉末で加えても、
逆相エマルジョンの形で加えてもよく、その添加量は、
ボーリング廃泥水1m3に対し、純分換算0.2〜5.0kgであ
り、特に、0.5〜3.0kgであるのが好ましい。
【0014】本発明では、水溶性高分子物質を添加した
あとに、2価または3価の水溶性金属塩を添加する。2
価又は3価の水溶性金属塩の働きは、前項の巨大粒子を
凝結させて、脱水に適した強度を有するフロックに変え
ることである。本発明で用いる2価または3価の水溶性
金属塩としては、上記本発明の目的を達成できるもので
あれば特に限定されないが、特に、硫酸ばん土、PA
C、塩化カルシウム、塩化第一鉄、及び、塩化第二鉄等
が用いられることが好ましい。本発明に用いる2価また
は3価の水溶性金属塩は、一般に流通している濃厚の水
溶液の状態で添加され、その添加量は、特に限定されな
いが、ボーリング廃泥水1m3に対し、無水物換算で5〜20
Kgであることが好ましい。
【0015】本発明の第2方法は、より効果的にボーリ
ング廃泥水を処理するために、上記処理ステップに古紙
の破砕物をさらに添加して混合する古紙添加ステップを
さらに加えるものである。本発明においては、前記ステ
ップを古紙添加ステップ、高分子物質添加ステップ、無
機塩添加ステップ、最後に脱水ステップの順に行うこと
が好ましい。
【0016】本発明で用いられる古紙の破砕物は、最
近、家畜の敷料として注目されており、他の吸収材にな
い特徴を有するものである。すなわち、含水比30〜150
%の上記ボーリング廃泥水、濃縮泥または沈殿スラッジ
に、古紙の破砕物を添加して混合すると、1〜3分の間に
吸水が進み、該ボーリング廃泥水等の流動性が著しく低
下する。
【0017】一方、他の吸水材、たとえば、衛生用品に
広く使われている吸水性ポリマーは、吸水力があるもの
の、吸水後もポリマー同士間にすべり現象が残り、処理
物の改良効果が弱い。また、天然鉱物ではベントナイト
の吸水力がずば抜けているが、粉末品は水を吸うと再生
土の障害になる粘着性を生じることと、その破砕品のコ
ストが高いことから、天然鉱物の使用は本発明の目的に
そぐわない。さらに、本発明において、コットン、わ
ら、もみがら、おがくず、及び、材木チップなども良好
な結果が得られない。
【0018】本発明で用いる古紙の破砕物は、例えば古
新聞、古雑誌、古ダンボール、古電話帳などを、20mm四
方以下にカットしたものが好ましく、特に、5mm四方以
上10mm四方以下にカットしたものが好ましい。20mm四方
より大きな古紙破砕物の取り扱いの難があるので好まし
くない。また、5mm四方未満のサイズの古紙をつくるの
は、コストがかかり過ぎて実用的でない。
【0019】なお、本発明でいう古紙の破砕物は、厳密
なものではなく、たとえば、製紙工場や紙、出版関係の
工場などからでる紙を主体とする廃材をも含む。それ
も、古紙の破砕物と同じく利用できる。かかる古紙破砕
物の添加量は、汚泥1m3あたり、(含水比×25)/(含
水比+40)Kg〜(含水比×150)/(含水比+40)Kgの
範囲にあることが好ましい。例えば、含水比が200%の
汚泥の場合、古紙破砕物の添加量は21〜125Kgである。
この程度の添加量では、処理後の汚泥の増量はわずかで
ある。
【0020】本発明の第3方法は、ボーリング廃泥水処
理の必要に応じ、無機系固化材をさらに添加して混合す
る固化材添加ステップを加えるものである。該固化材添
加ステップの目的は、ボーリング廃泥水に含まれている
有害物資、とくに、有害重金属の溶出を抑えることと、
処理物に一定の強度をつけて、最終処分地での埋立作業
をやりやすくすることにある。
【0021】本発明においては、かかる該固化材添加ス
テップを、脱水ステップ前の任意の時点に加えることが
好ましい。すなわち、該固化材添加ステップは、前記古
紙添加ステップ、高分子物質添加ステップ、無機塩添加
ステップとの順序関係無く、脱水ステップの前に任意に
行うことができる。本発明で用いる無機系固化材は、本
発明の目的を達成するものであれば特に限定されない
が、特に、生石灰、消石灰、普通セメント、高炉セメン
ト、無水石膏、半水石膏、2水石膏、フライアッシュ、
水砕スラグ等が用いられることが好ましい。これらの固
化材を単独で添加、または、併用して添加することがで
きる。また、場合によって、使用の用途に応じたその他
の添加物を上記固化材とブレンドして特殊固化材として
用いることもできる。
【0022】上記無機系固化材の合計の添加量は、対象
ボーリング廃泥水の性状により異なるが、概ね、ボーリ
ング廃泥水1m3に対し、20〜100kgであり、一般では、予
備実験により正確な添加量を決定することができる。ま
た、かかる無機固化材の添加による処理物を7日間以上
養生すると、予め設定した強度を示すようになり、重金
属等の有害物質の溶出もなくなる効果がある。
【0023】また、本発明において、ボーリング廃泥水
を、水溶性高分子と2価または3価の無機塩、または、
古紙又は無機系固化材若しくはその両方とを混合する装
置としては、重機による現地混合のほか、バッチ式ある
いは連続式の混練ミキサーなどの混合機械によって行う
ことができる。例えば、バッチ式パドルミキサー、また
は、連続式のパドルミキサー、ラインミキサー、スタテ
ックミキサー等から少なくとも一つ選んで使用するのが
好ましい。
【0024】本発明の脱水ステップにおいて、水分を含
んだ固形物を脱水する方法であれば任意の方法を採用す
ることができ、特に限定されるものではない。また、脱
水機としては、大きく分けて、機械式脱水機によるも
の、原位置での脱水工法によるもの等がある。一般に、
フィルタープレスやベルトプレスのように濾過布の表面
に薄く広げて加圧するタイプのものがあるが、本発明の
場合は、比較的流動性のない対象物の脱水に適するよう
な機種、すなわち、スクリュープレス、ドラムプレスな
どを使用するのが好ましい。
【0025】
【発明の実施の態様】以下、本発明の1実施態様を用い
て本発明を詳述するが、それには限らない。かかる実施
態様は図1に記載のような連続式2軸パドルミキサーと
スクリュープレス脱水機(脱水機は示さず)を組み合わ
せた施工方法である。
【0026】まず、2台の幅長さ3〜4mの連続式2軸パ
ドルミキサーを、図1に示すように、1台目の入り口1
と2台目の出口2に接続するように、上下段差を設けて
直列につなぐ。また、本実施態様で使用するパドルミキ
サーは、2台直列配置が好ましいが、状況により、1台
のみでも、3台以上を図1のように直列につないでもよ
い。
【0027】次いで、その1段目のパドルミキサー1入
り口2へポンプを使って定量的にボーリング廃泥水を供
給する。供給された廃泥水は、パドルで攪拌されながら
出口3に向かって進んでいくが、その間に添加口Aから
水溶性高分子を添加し、充分に反応させる。約1〜2分
後、廃泥水は、2段目のパドルミキサー4の入り口5に
入る。その間に、添加口Dから2価または3価の無機塩
溶液を添加し、良く攪拌する。
【0028】その結果、廃泥水は脱水性に優れたスラッ
ジにかわり、廃泥水投入開始から数えて2〜4分後には
2段目のパドルミキサー出口6からは排出されるので、
それをスクリュープレス(脱水機)に送って脱水する。
ミキサー内の滞留時間はパドルの回転数、羽根の取付角
度、ミキサー自体の傾斜などにより異なるから、反応の
進行状態で適宜調節できる。
【0029】また、本発明の固化材等を添加する場合に
は、上記添加順に図1に例示する添加口A〜Eの何れか
の添加口から添加することができる。例えば、本発明の
固化材、水溶性高分子及び2価または3価の無機塩を、
添加口A、B、D、または、添加口D、A、E、また
は、添加口E、A、Dからそれぞれ投入したり、本発明
の古紙、水溶性高分子及び2価または3価の無機塩を、
添加口A、B、Dからそれぞれ投入したりすることがで
きる。
【0030】本発明の別の添加例として、本発明の古
紙、固化材、水溶性高分子及び2価または3価の無機塩
を、添加口B、A、C、E、または、添加口A、B、
C、E、または、添加口A、D、B、E、または、添加
口A、E、B、Dからそれぞれ投入することができる。
【0031】
【実施例】本発明の実施の形態を実施例をあげて説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1 含水比312%の石油掘削ボーリングからの廃泥水1.0リッ
トルを卓上型ミキサーにとり入れ、はじめに、ポリアク
リルアミド・アクリル酸の共重合物の逆相エマルジョン
液(三井サイテック製、濃度40%、比重1.05)を6mL添
加して1分間混合し、次に塩化第二鉄水溶液(濃度38
%、比重1.38)を12g添加して1分間混合した。処理物
の外見等を表1に示す。さらに、得られたボーリング廃
泥水を、卓上型圧搾機にかけ、15kg/cm2の圧力で3分間
脱水し、性状試験に供した。その結果も表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】実施例2 含水比312%の石油掘削ボーリングからの廃泥水1.0リッ
トルを卓上型ミキサーにとり入れ、はじめに、ポリアク
リルアミド・アクリル酸の共重合物の逆相エマルジョン
液(三井サイテック製、濃度40%、比重1.05)を6mL添
加して1分間混合し、次に塩化第二鉄水溶液(濃度38
%、比重1.38)を12g添加して1分間混合した。さらに
セメント系固化材(日本セメント社アサノクリーンセッ
ト10)を80g添加し、同じく1分間混合した。さら
に、得られたボーリング廃泥水を、卓上型圧搾機にか
け、15kg/cm2の圧力で3分間脱水した。処理物を室温、
飽和湿度下で7日間養生し、性状試験に供した。その結
果も表1に示した。
【0034】実施例3 含水比389%の石油掘削ボーリングからの廃泥水1.0リッ
トルを卓上型ミキサーにとり入れ、はじめにジャパンク
リエチティブル社製の古紙破砕品(商品名があんしん君
で、大きさが10mm以下)を70g添加して1分間混合
した。次に、ポリアクリルアミド・アクリル酸の共重合
物の逆相エマルジョン液(三井サイテック製、濃度40
%、比重1.05)を5mL添加して1分間混合し、次に、塩
化第二鉄水溶液(濃度38%、比重1.38)を10g添加して
1分間混合した。さらに、得られたボーリング廃泥水
を、卓上型圧搾機にかけ、15kg/cm2の圧力で3分間脱水
し、性状試験に供した。その結果も表1に示した。
【0035】実施例4 含水比389%の石油掘削ボーリングからの廃泥水1.0リッ
トルを卓上型ミキサーにとり入れ、はじめにジャパンク
リエチティブル社製の古紙破砕品(商品名があんしん君
で、大きさが10mm以下)を70g添加して1分間混合
した。次に、ポリアクリルアミド・アクリル酸の共重合
物の逆相エマルジョン液(三井サイテック製、濃度40
%、比重1.05)を5mL添加して1分間混合し、次に、塩
化第二鉄水溶液(濃度38%、比重1.38)を10g添加して
1分間混合し、最後にセメント系固化材(日本セメント
社アサノクリーンセット10)を70g添加し、同じく1
分間混合した。さらに、得られたボーリング廃泥水を、
卓上型圧搾機にかけ、15kg/cm2の圧力で3分間脱水し
た。処理物を室温、飽和湿度下で7日間養生し、性状試
験に供した。その結果も表1に示した。
【0036】表1に示すように、実施例1〜4とも脱水
後の処理物は、外見がパサパサで、好ましい改良状態で
あった。本発明の最大の目的である減量率は、45.6%か
ら54.8%に達し、処理物の運搬及び最終処分費用を大幅
に削減できることが確認された。固化材を使った実施例
2と4では、重金属の溶出も認められまかった。7日後
のコーン指数も固化材を使わない場合の1.3〜2.9から、
固化材を使う場合の4.6〜7.2に達し、最終処分場での取
扱安さが、大きく改善されることが分かった。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、ボーリング廃泥水に水
溶性高分子と2価または3価の無機塩と、必要に応じて
古紙または無機固化材若しくはその両方を添加、混合
し、最後に脱水することにより、ボーリング廃泥水の大
幅減量化が達成でき、結果として処分費用を大幅に削減
できる。また、無機系固化材を、脱水工程前の一連の混
合工程の中に添加すれば、有害物の溶出を容易に抑える
ことができるから、減量効果とあわせ、得られる経済効
果は非常に大きい。
【0038】また、本発明によれば、パドルミキサー等
の強制攪拌式混合機を反応機として用いることで、たと
えゲルしても、凝集反応を完結させることができるこ
と、また、はじめに大過剰の水溶性高分子を加えて、微
細粒子を水溶性高分子ともども一緒に凝集させること
で、高濃度のボーリング廃泥水を、機械脱水可能な強い
フロック状態に変えることができた。
【0039】さらに、本発明によれば、脱水前に固化材
を添加することにより、脱水ケーキに固化材を混ぜると
いう厄介な操作をなくすことができることを見出したた
め、特に、含水比が150%〜400%の高濃度のボー
リング廃泥水を、直接、凝集させて強いフロックを作
り、50%前後という高い減量率を達成することができ
る。よって、ボーリング廃泥水を短時間に処理すること
が出来、かつ、得られる処理物は、従来の全量固化法に
比べて、約半分に減量される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の1実施態様の概略図。
【符号の説明】
1 1段目のパドルミキサー 2 1段目のパドルミキサーの入り口 3 1段目のパドルミキサーの出口 4 2段目のパドルミキサー 5 2段目のパドルミキサーの入り口 6 2段目のパドルミキサーの出口 A 1段目のパドルミキサーの添加口 B 1段目のパドルミキサーの添加口 C 1段目のパドルミキサーの添加口 D 2段目のパドルミキサーの添加口 E 2段目のパドルミキサーの添加口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 11/14 C02F 11/14 E (72)発明者 西村 宏之 東京都渋谷区幡ヶ谷1−7−5 株式会社 テルナイト本社内 Fターム(参考) 4D015 BA04 BA06 BB12 CA10 DA04 DA06 DA13 DA22 DA32 DA36 DB02 DB12 DB35 EA06 4D059 AA09 BE06 BE11 BE26 BE55 BE56 BE61 BG00 BJ03 BJ20 DA04 DA05 DA06 DA07 DA16 DA17 DA24 DA64 DA66 DA70 DB11 DB24 DB28 DB34 EB01 EB11 EB20 4D062 BA04 BA06 BB12 CA10 DA04 DA06 DA13 DA22 DA32 DA36 DB02 DB12 DB35 EA06

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボーリング廃泥水に、水溶性高分子物質
    を添加して混合する高分子物質添加ステップと、2価ま
    たは3価の水溶性金属無機塩を添加して混合する無機塩
    添加ステップと、上記ステップで得られる処理物を脱水
    する脱水ステップを含むことを特徴とするボーリング廃
    泥水の処理方法。
  2. 【請求項2】 前記ステップを、高分子物質添加ステッ
    プ、無機塩添加ステップ、脱水ステップの順に行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の処理方法。
  3. 【請求項3】 前記ボーリング廃泥水に、古紙の破砕物
    を添加して混合する古紙添加ステップを含むことを特徴
    とする請求項1又は2に記載の処理方法。
  4. 【請求項4】 前記ステップを、古紙添加ステップ、高
    分子物質添加ステップ、無機塩添加ステップ、脱水ステ
    ップの順に行うことを特徴とする請求項3に記載の処理
    方法。
  5. 【請求項5】 前記ボーリング廃泥水に、無機系固化材
    を添加して混合する固化材添加ステップを、脱水ステッ
    プ前に設けることを特徴とする請求項1〜4の何れかに
    記載の処理方法。
  6. 【請求項6】 前記無機系固化材が、少なくとも、生石
    灰、消石灰、普通セメント、高炉セメント、無水石膏、
    半水石膏、2水石膏、フライアッシュ、水砕スラグから
    選ばれた1種類または2種類以上の固化材を含んでなる
    ことを特徴とする請求項5に記載の処理方法。
  7. 【請求項7】 前記無機系固化材の合計の添加量が、前
    記ボーリング廃泥水1m3に対し、20Kg〜100Kgであること
    を特徴とする請求項5または6に記載の処理方法。
  8. 【請求項8】 前記古紙の破砕物の大きさが20mm四方以
    下であることを特徴とする請求項3〜7のいずれかに記
    載の処理方法。
  9. 【請求項9】 前記古紙破砕物の添加量が、前記ボーリ
    ング廃泥水1m3あたり、(含水比×25)/(含水比+4
    0)Kg〜(含水比×150)/(含水比+40)Kgの範囲内で
    あることを特徴とする請求項3〜8のいずれかに記載の
    処理方法。
  10. 【請求項10】 前記2価または3価の水溶性金属無機
    塩が、少なくとも、硫酸ばん土、PAC、塩化カルシウ
    ム、塩化第一鉄、塩化第二鉄から選ばれた1種類または
    2種類以上の無機塩を含んでなることを特徴とする請求
    項1〜9のいずれかに記載の処理方法。
  11. 【請求項11】 前記2価または3価の水溶性金属無機
    塩の添加量が、前記ボーリング廃泥水1m3に対し、無水
    物換算で5〜20Kgであることを特徴とする請求項1〜1
    0のいずれかに記載の処理方法。
  12. 【請求項12】 前記水溶性高分子物質が、少なくと
    も、カルボキシル基を含む水溶性合成高分子物質からな
    るグループから選ばれた1種類または2種類以上の高分
    子物質を含んでなることを特徴とする請求項1〜11の
    いずれかに記載の処理方法。
  13. 【請求項13】 前記水溶性高分子物質の添加量が、前
    記ボーリング廃泥水1m3に対し、純分換算0.2〜5.0Kgで
    あることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載
    の処理方法。
  14. 【請求項14】 前記各ステップにおいて、前記ボーリ
    ング廃泥水に、水溶性高分子物質と2価または3価の無
    機塩、さらに、古紙の破砕物または無機系固化材若しく
    はその両方を混合するのに、バッチ式パドルミキサーを
    使用するか、または、連続式のパドルミキサー、ライン
    ミキサー、スタテックミキサーから選んだ少なくとも1
    つを使用することを特徴とする請求項1〜13の何れか
    に記載の処理方法。
  15. 【請求項15】 前記脱水ステップが、スクリュープレ
    スまたはドラムプレスを使用して行うことを特徴とする
    請求項1〜14の何れかに記載の処理方法。
  16. 【請求項16】 前記ボーリング廃泥水の含水比が、1
    50%〜900%であることを特徴とする請求項1〜1
    5のいずれかに記載の処理方法。
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