JP2001120900A - コードレスアイロン - Google Patents

コードレスアイロン

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JP2001120900A
JP2001120900A JP30364699A JP30364699A JP2001120900A JP 2001120900 A JP2001120900 A JP 2001120900A JP 30364699 A JP30364699 A JP 30364699A JP 30364699 A JP30364699 A JP 30364699A JP 2001120900 A JP2001120900 A JP 2001120900A
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steam
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JP30364699A
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Shunei Nakamura
俊英 中村
Masao Shimizu
政雄 清水
Shinichiro Kobayashi
伸一郎 小林
Atsushi Matsuo
敦志 松尾
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スチームの噴出可能な時間と、噴霧装置の使
用可能な時間を長くして、衣類のしわ伸ばし効果を高め
るとともに、アイロンへの給電動作を少なくして使い勝
手をよくする。 【解決手段】 ベース部20に、ヒータ21によって加
熱される第1のベース部材22と、前記第1のベース部材
22の下面側に設けたアイロンかけ面を有する第2のベ
ース部材23と、前記第1のベース部材22と第2のベ
ース部材23との間に熱抵抗部24を設け、前記第1の
ベース部材22に形成した気化室25に水タンク26内
の水を供給してスチームを発生させるとともに、噴霧装
置33によって前記水タンク26内の水を霧状にしてア
イロンがけ対象物に噴霧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類等に水を噴霧
してしわ伸ばしを行なうコードレスアイロンに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の噴霧装置を備えたコード
レスアイロンは、例えば、特開平11−90098号公
報に記載されているように図6に示すような構成になっ
ていた。以下、その構成について説明する。まず、ヒー
タ1によって加熱されるベース2の上方に水タンク3を
配置し、この水タンク3内の水は手動開閉装置4によっ
て気化室5への供給と停止が制御されるとともに、ベー
ス2の温度に基づいて動作する熱応動開閉弁装置6によ
り、気化室5が水の気化温度に加熱されているときは気
化室5への水の供給を可能にし、気化室5が水の気化温
度でないときは気化室5への水の供給を停止する。気化
室5で発生したスチームはベース2に形成したスチーム
孔7から噴出する。
【0003】また、水タンク3内の水を霧状にしてアイ
ロンがけ対象物に吹き付ける噴霧装置8を有し、ベース
2に形成した第2気化室(図示せず)で発生したスチー
ムと、水タンク3内の水を混合通路9で混合し、ベース
2の前部に設けた噴霧ノズル10からベース2の前方へ
噴霧するようにしたものである。
【0004】上記の構成において動作を説明すると、ま
ず、アイロン本体11をスタンド(図示せず)に載置し
て給電端子12を商用電源に接続し、制御回路のスイッ
チを入れてヒータ1に通電すると、ヒータ1が発熱して
ベース2が加熱される。ベース2が所定の温度に達し気
化室5が水の気化温度になると、熱応動開閉弁装置6が
ベース2の温度を感知して気化室5への水の供給が可能
になるように動作する。ベース2の温度はサーミスタ1
3で検知し温度制御装置14によって設定温度を維持す
るように制御され、アイロンがけを行うことができる。
【0005】スチームを発生させるときは、手動開閉装
置4を操作してノズル15を開くと水タンク3内の水が
気化室5に供給され、スチームとなってスチーム孔7か
ら噴出する。噴霧装置8を使用するときは、噴霧制御装
置16によってポンプ装置17を動作させると、水タン
ク3内の水が第2気化室と混合通路9に別れて供給さ
れ、混合通路9に送られた水は第2気化室によりスチー
ムとなったスチームの流速によって細かな粒状となり、
噴霧ノズル10を通って外部に噴霧される。噴霧された
スチームと粒状の水は噴霧ノズル10を出た瞬間に外部
圧力が一気に減少するため、細かく砕けて霧状となりア
イロン前方に噴霧される。なお、その他の詳細な構成な
らびに作用は、同公報に記載されているものを引用する
こととし、その記載を省略する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の構造のものでは、コードレスアイロンは加熱したベ
ースの余熱を利用してアイロンがけを行うものであるた
め、衣類のしわ伸ばし効果を高めるために霧状にした水
を噴霧してアイロンがけを行うことが知られているが、
衣類に吹き付けた水分を蒸発させるために気化熱が奪わ
れてベースの温度が急激に低下するため、スタンドから
取り外して作業が行える時間が短く、使い勝手が悪いも
のであるとともに、ベースの温度を上昇させるためにア
イロン本体をスタンドに載置して給電をする動作を頻繁
に行う必要があり、所定の温度に加熱されるまで作業の
手を止めなければならないという問題があった。
【0007】また、気化室で発生したスチームを利用し
て噴霧するものでは、気化室での水の気化と、かけ面に
よる衣類に吹き付けた水分の蒸発で、ベースは気化室側
とかけ面側の両側から同時に気化熱が奪われるため、温
度の低下が加速されてスチームの噴出と噴霧が可能な時
間が一層短くなり、使い勝手が悪いという問題があっ
た。
【0008】また、余熱を利用してアイロンがけを行う
コードレスアイロンでは、スチームの噴出可能な時間は
ベースの持つ蓄熱量で決まるものであるため、この蓄熱
量を増加すればスチームの使用可能な時間を長くするこ
とができ、一般的にはベースの温度を高くする方法が考
えられる、しかしながら、アイロンがけはベースの温度
を衣類に適した温度に設定して行うため、衣類を痛めな
いためにはベースの温度を高くすることができないので
ある。
【0009】そこで、本発明は上記従来の課題を解決す
るもので、スチームの噴出可能な時間と、噴霧装置の使
用可能な時間を長くして、しわ伸ばし効果を高めた使い
勝手のよいコードレスアイロンを実現することを目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のコードレスアイ
ロンは、ベース部にヒータによって加熱される第1のベ
ース部材と、前記第1のベース部材の下面側に設けたア
イロンかけ面を有する第2のベース部材と、前記第1の
ベース部材と第2のベース部材との間に形成した熱抵抗
部を設け、前記第1のベース部材に形成した気化室に水
タンク内の水を供給してスチームを発生させるととも
に、噴霧装置によって前記水タンク内の水を霧状にして
アイロンがけ対象物に噴霧するようにしたものである。
【0011】これにより、ヒータによって加熱される第
1のベース部材とアイロンかけ面を有する第2のベース
部材との間に形成した熱抵抗部が、第1のベース部材と
第2のベース部材の間に温度差を生じさせ、アイロンか
け面を有する第2のベース部材を衣類の適正温度に設定
した際に、気化室を形成した第1のベース部材の温度を
その温度差分だけ高くすることができる。
【0012】すなわち、衣類の適正温度に設定した第2
のベース部材より、気化室を形成した第1のベース部材
の温度を高温にして蓄熱量を増加させることができる。
したがって、噴霧装置を使用して衣類に多量の水分を与
えてアイロンがけを行った場合でも、第1のベース部材
の温度低下を緩やかにすることができ、スチームの発生
可能な時間を長くすることができるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載した発明
は、ヒータによって加熱される第1のベース部材、前記
第1のベース部材の下面側に設けたアイロンかけ面を有
する第2のベース部材、前記第1のベース部材と第2の
ベース部材との間に形成した熱抵抗部を有するベース部
と、前記ベース部の上方に配置した水タンクと、前記第
1のベース部材に形成し前記水タンク内の水を気化して
スチームを発生させる気化室と、前記タンク内の水を霧
状にしてアイロンがけ対象物に吹き付ける噴霧装置とを
具備したものであり、スチームの噴出可能な時間と、噴
霧装置の使用可能な時間を長くして、衣類のしわ伸ばし
効果を高めることができるとともに、アイロンに給電す
るためのスタンドへの載置動作を少なくして使い勝手を
よくすることができる。
【0014】また、請求項2に記載の発明は、上記請求
項1に記載の発明において、気化室で発生したスチーム
と水タンク内の水を混合する混合部と、前記混合部で混
合した水とスチームを霧状にして噴霧する噴霧ノズル
と、前記噴霧ノズルからの噴霧を制御する噴霧制御装置
を有し、前記噴霧制御装置は、噴霧用のスチームを発生
させる気化室への水の供給と、前記気化室で発生したス
チームと水を混合する混合部への水の供給を制御するよ
うにしたものであり、気化室で発生したスチームによっ
て水を細かな粒子に粉砕して噴霧することができ、広い
範囲に拡散して衣類に水分を浸透させることができる。
【0015】また、請求項3に記載の発明は、上記請求
項1または2に記載の発明において、第1のベース部
は、第2のベース部のアイロンかけ面から噴出させるた
めのスチームを発生する第1の気化室と、水タンク内の
水と混合して噴霧ノズルから水を霧状にして噴霧するた
めのスチームを発生させる第2の気化室を有し、前記第
2の気化室は、第1のベース部の左右方向の略中央部に
形成したものであり、噴霧装置を使用するときのスチー
ムの発生可能な時間を長くすることができるとともに、
第2の気化室に対して周囲からバランスよく熱を伝達す
ることができる。
【0016】また、請求項4に記載の発明は、上記請求
項3に記載の発明において、混合部は、第2の気化室か
らベース部の前部に配設した噴霧ノズルに向かってほぼ
直線的に形成したものであり、噴霧ノズルから噴霧され
る勢いによって噴霧範囲が偏ることがなく、アイロンの
尖った部分を前にして前進させたときに、その進行方向
の中心位置へ噴霧することができる。
【0017】また、請求項5に記載の発明は、上記請求
項1〜4に記載の発明において、熱抵抗部は、第1のベ
ース部材と第2のベース部材との間に形成した空気層に
よって構成したものであり、簡単な構成で第1のベース
部材と第2のベース部材の間に所望の温度差を生じさせ
ることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは説
明を省略する。
【0019】(実施例1)図1〜図4に示すように、2
0はベース部で、埋設したヒータ21によって加熱され
る第1のベース部材22と、この第1のベース部材22
の下面側に設けたアイロンかけ面を有する第2のベース
部材23と、前記第1のベース部材22と第2のベース
部材23との間に形成した熱抵抗部24を有している。
第1のベース部材22と第2のベース部材23は、例え
ばアルミニウム等の金属で構成している。熱抵抗部24
は熱伝導作用を有し、第2のベース部材23より熱伝導
率が低い空気層で構成している。25は第1のベース部
材22に形成したスチームを発生させる気化室である。
【0020】26はベース部20の上方に配置した水タ
ンクで、水通路27によって気化室25と連通してい
る。水タンク26内の水は手動開閉装置28によってノ
ズル29を開閉して気化室25への供給と停止が制御さ
れるとともに、第1のベース部材22の温度をバイメタ
ル30により感知して動作する熱応動開閉弁装置31
は、気化室25が水の気化温度に加熱されているときは
気化室25への水の供給を可能にし、気化室25が水の
気化温度でないときは気化室25への水の供給を停止す
る。気化室25で発生したスチームはベース部20に形
成したスチーム孔32から噴出する。
【0021】33は水タンク26内の水を霧状にしてア
イロンがけ対象物に吹き付ける噴霧装置で、気化室25
で発生したスチームと水タンク26内の水を混合する混
合部34と、この混合部34で混合した水とスチームを
霧状にして噴霧する噴霧ノズル35と、この噴霧ノズル
35からの噴霧を制御する噴霧制御装置36を有してい
る。噴霧制御装置36は、噴霧用のスチームを発生させ
る第2の気化室37への水の供給と、この第2の気化室
37で発生したスチームと水を混合する混合部34への
水の供給を制御する。
【0022】噴霧制御装置36によってポンプ装置38
を動作させると、水タンク26内の水は水通路27から
第2の気化室37と、水通路27から導水部27aを経
て混合部34とに別れて供給される。このとき、導水部
27aから送られてきた水は混合部34との間に設けた
弁装置27bを開いて混合部34へ導かれる。一方、第
2の気化室37で発生したスチームは開口部34aから
混合部34に入り、導水部27aから送られてきた水と
混合され、第2の気化室37で発生したスチームの流速
によって細かな粒状となり、噴霧ノズル35を通って外
部に噴霧される。噴霧されたスチームと粒状の水は噴霧
ノズル35を出た瞬間に外部圧力が一気に減少するた
め、細かく砕けて霧状となりアイロン前方に噴霧され
る。
【0023】上記構成において動作を説明する。アイロ
ン本体39の給電端子40を商用電源に接続してヒータ
21に通電すると、ヒータ21が発熱して第1のベース
部材22が加熱される。この第1のベース部材22の熱
はその下方に形成した熱抵抗部24を介して第2のベー
ス部材23も同時に加熱される。第1のベース部材22
が所定の温度に達し気化室25が水の気化温度になる
と、熱応動開閉弁装置31のバイメタル30が第1のベ
ース部材22の温度を感知して気化室25への水の供給
が可能になるように動作する。第1のベース部材22の
温度はサーミスタ41で検知し温度制御装置42によっ
て設定された温度を維持するように制御され、第2のベ
ース部材23に形成したアイロンかけ面がアイロンかけ
を行う対象物に適した温度に制御されるように設定され
るものである。
【0024】すなわち、アイロンかけ面の温度が例えば
摂氏200度で繊維に対して適温である場合でも、熱抵
抗部24の熱抵抗作用により第1のベース部材22の温
度は第2のベース部材23との温度差だけ高温にするこ
とができる。したがって、ベース部20の重量を増やし
たり、形状を大きくすることなく蓄熱量を増加させるこ
とができ、気化室25で水を気化してもベース部20の
温度低下を緩やかにして、スチームの発生可能な時間を
長くすることができ、併せて、軽量化と小型化も可能に
する。
【0025】また、噴霧装置33を使用するときは、噴
霧制御装置36によってポンプ装置38を動作させる
と、水タンク26内の水は水通路27から第2の気化室
37へ一時的に多量の水を供給して噴霧用のスチームを
発生させる。この場合も、熱抵抗部24の熱抵抗作用に
より第1のベース部材22の温度を高温にして蓄熱量を
増加させているため、噴霧装置33を使用した場合でも
ベース部20の温度低下を緩やかにして、スチームの発
生可能な時間を長くすることができ、良好に噴霧を行う
ことができるとともに、衣類に十分な水分を与えてしわ
伸ばし効果を高めることができる。
【0026】なお、上記実施例ではスチームを発生させ
て噴霧装置を動作させるようにしたが、スチームを使用
せずにポンプ装置によって水タンク内の水だけを噴霧す
るようにしてもよい。この場合も、熱抵抗部24の熱抵
抗作用により第1のベース部材22の温度を高温にして
蓄熱量を増加させているため、十分な水分を与えた衣類
にアイロンがけを行った場合でもベース部20の温度低
下を緩やかにして、スチームの発生可能な時間を長くす
ることができ、効果的に噴霧装置を使用することができ
るとともに、アイロンかけ作業中の給電動作を少なくし
て使い勝手をよくすることができる。
【0027】また、熱抵抗部24は、空気層に代わる他
の構成として、例えば、金属または樹脂または耐熱性ゴ
ムまたは充填材または鉱物等で構成してもよく、要は、
その熱抵抗が第1のベース部材より大きくなるようにし
たものであればよい。
【0028】(実施例2)図5に示すように、第2のベ
ース部43のアイロンかけ面から噴出させるためのスチ
ームを発生する第1の気化室44と、水タンク内の水と
混合して噴霧ノズルから水を霧状にして噴霧するための
スチームを発生させる第2の気化室45を第1のベース
部材46に形成し、前記第2の気化室45を第1のベー
ス部材46の左右方向の略中央部に形成し、前後方向に
細長く配設したものである。他の構成は上記実施例1と
同じである。
【0029】上記構成によれば、第2の気化室45に対
して周囲からバランスよく熱を伝達して加熱することが
でき、良好な噴霧を得ることができる。そして、図3に
示すように第2の気化室45からベース部20の前部に
配設した噴霧ノズル35に向かってほぼ直線的に混合部
34を形成することができ、アイロンの尖った部分を前
にして前進させたときに、その進行方向の中心位置へ噴
霧することができる。なお、この実施例においても、熱
応動開閉弁装置を設けて第2の気化室45への水の供給
が制御されるようにすることができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、ヒータによって加熱される第1のベース
部材、前記第1のベース部材の下面側に設けたアイロン
かけ面を有する第2のベース部材、前記第1のベース部
材と第2のベース部材との間に形成した熱抵抗部を有す
るベース部と、前記ベース部の上方に配置した水タンク
と、前記第1のベース部材に形成し前記水タンク内の水
を気化してスチームを発生させる気化室と、前記タンク
内の水を霧状にしてアイロンがけ対象物に吹き付ける噴
霧装置とを具備したから、スチームの噴出可能な時間
と、噴霧装置の使用可能な時間を長くして、衣類のしわ
伸ばし効果を高めることができるとともに、アイロンに
給電するためのスタンドへの載置動作を少なくして使い
勝手をよくすることができる。
【0031】また、請求項2に記載の発明によれば、気
化室で発生したスチームと水タンク内の水を混合する混
合部と、前記混合部で混合した水とスチームを霧状にし
て噴霧する噴霧ノズルと、前記噴霧ノズルからの噴霧を
制御する噴霧制御装置を有し、前記噴霧制御装置は、噴
霧用のスチームを発生させる気化室への水の供給と、前
記気化室で発生したスチームと水を混合する混合部への
水の供給を制御するようにしたから、気化室で発生した
スチームによって水を細かな粒子に粉砕して噴霧するこ
とができ、広い範囲に拡散して衣類に水分を浸透させる
ことができる。
【0032】また、請求項3に記載の発明によれば、第
1のベース部は、第2のベース部のアイロンかけ面から
噴出させるためのスチームを発生する第1の気化室と、
水タンク内の水と混合して噴霧ノズルから水を霧状にし
て噴霧するためのスチームを発生させる第2の気化室を
有し、前記第2の気化室は、第1のベース部の左右方向
の略中央部に形成したから、噴霧装置を使用するときの
スチームの発生可能な時間を長くすることができるとと
もに、第2の気化室に対して周囲からバランスよく熱を
伝達することができ、良好な噴霧を得ることができる。
【0033】また、請求項4に記載の発明によれば、混
合部は、第2の気化室からベース部の前部に配設した噴
霧ノズルに向かってほぼ直線的に形成したから、アイロ
ンの尖った部分を前にして前進させたときに、その進行
方向の中心位置へ噴霧して能率よくアイロンがけをする
ことができる。
【0034】また、請求項5に記載の発明によれば、熱
抵抗部は、第1のベース部材と第2のベース部材との間
に形成した空気層によって構成したから、簡単な構成で
第1のベース部材と第2のベース部材の間に所望の温度
差を生じさせて、第1のベース部材の温度を高くするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のコードレスアイロンの
断面図
【図2】同コードレスアイロンのベース部のA−A線断
面図
【図3】同コードレスアイロンのベース部の一部切欠上
面図
【図4】同コードレスアイロンの混合部を示すB−B線
断面図
【図5】本発明の第2の実施例のコードレスアイロンの
ベース部の上面図
【図6】従来のコードレスアイロンの断面図
【符号の説明】
20 ベース部 21 ヒータ 22 第1のベース部材 23 第2のベース部材 24 熱抵抗部 25 気化室 26 水タンク 33 噴霧装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 伸一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松尾 敦志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4L029 EB01 EB06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータによって加熱される第1のベース
    部材、前記第1のベース部材の下面側に設けたアイロン
    かけ面を有する第2のベース部材、前記第1のベース部
    材と第2のベース部材との間に形成した熱抵抗部を有す
    るベース部と、前記ベース部の上方に配置した水タンク
    と、前記第1のベース部材に形成し前記水タンク内の水
    を気化してスチームを発生させる気化室と、前記タンク
    内の水を霧状にしてアイロンがけ対象物に吹き付ける噴
    霧装置とを具備したコードレスアイロン。
  2. 【請求項2】 気化室で発生したスチームと水タンク内
    の水を混合する混合部と、前記混合部で混合した水とス
    チームを霧状にして噴霧する噴霧ノズルと、前記噴霧ノ
    ズルからの噴霧を制御する噴霧制御装置を有し、前記噴
    霧制御装置は、噴霧用のスチームを発生させる気化室へ
    の水の供給と、前記気化室で発生したスチームと水を混
    合する混合部への水の供給を制御するようにした請求項
    1記載のコードレスアイロン。
  3. 【請求項3】 第1のベース部は、第2のベース部のア
    イロンかけ面から噴出させるためのスチームを発生する
    第1の気化室と、水タンク内の水と混合して噴霧ノズル
    から水を霧状にして噴霧するためのスチームを発生させ
    る第2の気化室を有し、前記第2の気化室は、第1のベ
    ース部の左右方向の略中央部に形成した請求項1または
    2記載のコードレスアイロン。
  4. 【請求項4】 混合部は、第2の気化室からベース部の
    前部に配設した噴霧ノズルに向かってほぼ直線的に形成
    した請求項3記載のコードレスアイロン。
  5. 【請求項5】 熱抵抗部は、第1のベース部材と第2の
    ベース部材との間に形成した空気層によって構成した請
    求項1〜4のいずれか1項に記載のコードレスアイロ
    ン。
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