JP2001120873A - ミシンの縫製物支持装置 - Google Patents

ミシンの縫製物支持装置

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JP2001120873A
JP2001120873A JP30321999A JP30321999A JP2001120873A JP 2001120873 A JP2001120873 A JP 2001120873A JP 30321999 A JP30321999 A JP 30321999A JP 30321999 A JP30321999 A JP 30321999A JP 2001120873 A JP2001120873 A JP 2001120873A
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upper frame
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縫い始め端と縫い終わりとが一致する模様縫
い目を、形成するためのミシンの縫製物支持装置を提供
する。 【解決手段】 ミシンの駆動に調時して予め与えられた
縫製データに基づいてX方向またはY方向またはそれら
の合成方向に所定の縫製エリア内を移動可能とした送り
駆動手段と、送り駆動手段に支持された上枠上下動手段
と、上枠上下動手段に連結され送り駆動手段に対して上
下動自在に支持された上枠と、上枠に支持された押え枠
上下動手段と、押え枠上下動手段に支持された押え枠
と、上枠の下方に配置した下枠と、上下枠と下枠とを連
結する連結状態と、連結を解除する連結解除状態とに変
換可能とした係脱手段と、上枠と下枠との間に設け、上
枠の上昇にともなって上昇するとともに、上枠が上枠上
下動手段により下方に押圧され且つ押え枠上下動手段に
より押え枠が上昇された状態で、係脱手段による連結が
解除されたとき上枠のみが送り駆動手段に連動してX方
向またはY方向またはそれらの合成方向に移動可能とし
た案内手段を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、押え枠により保
持された被縫製物を、ミシンの駆動に調時してX―Y方
向とそれらの合成方向等に送る布送り手段によって、送
り駆動手段の縫製エリア内で移動させて、縫い目を形成
するようにしたミシンの縫製物支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、押え枠により保持された被縫
製物を、ミシンの駆動に調時してX―Y方向とそれらの
合成方向等に送る布送り手段によって、送り駆動手段の
縫製エリア内で移動させて、縫い目の縫い始め端と縫い
終わり端とが一致する、例えば図20に示すような四角
いラベルL等を縫い付ける場合がある。
【0003】この図20に示す第一の従来例において
は、布送り手段に連動するクランク支持部材100aに
クランク100bの一方の軸100cを回動自在に支持
し、一方の軸100cと同一な軸芯を持つクランク10
0bの他方の軸100dに、ラベル押え100eを回動
自在に支持する。
【0004】そしてこのクランク100bを図20Aの
状態として、ラベル押え100eに不図示の弾性手段に
よる作用力を付与してラベルLを押え、ミシンと布送り
手段とを駆動して、縫い始め端である針Nの位置から縫
いはじめ、停止点Bまで縫い進んでミシンを停止する。
【0005】この状態から、クランク支持部材100a
の駆動部材100fを、図20Bに示す矢印100gの
方向に移動すると、クランク100bは図20Bのよう
に、軸100c、100dを中心に180度回動する。
この状態から、ふたたびミシンと布送り手段とを駆動
し、停止点Bから縫い始め端である針Nに一致する縫い
終わり端までの縫い目を形成する。
【0006】また、図21、図22、図23に示すよう
な第二の従来例が提案されている。
【0007】この第二従来例は、ミシンの駆動に調時し
てX―Y方向とそれらの合成方向等に送る布送り手段
に、押え駆動腕101aに基部が固定され、その押え駆
動腕101aの前端部101bには、押え取り付け板1
01cが上下動自在に支持されている。この押え取り付
け板101cには、布送り駆動腕101aの下方に長く
伸びるベース101dと、左右が対称形状の保持板10
1eと、基部が軸101fにより支持され先端にそれぞ
れ外押え101gを支持した二つの外押さえ作動腕10
1hとが支持されている。また、上記のベース101d
上には、先端部に、ラベル押え101iを固定するとと
もに、それぞれ反対方向に開口する二つの切り欠き10
1jを形成し、後端に不図示のロータリーソレノイド等
に連結したフレキシブルワイヤー101kを設けたスラ
イダー101lを、摺動自在に設ける。また、上記のベ
ース101d上には、スライダー101lの摺動作動と
連動するワーク板101mを持ち、スライダー101l
の摺動を安定させるベース板101nが設けられてい
る。
【0008】101o、101pは、ベース101dに
固定された案内板であり、案内板101pと前記スライ
ダー101lとの間には、スライダー101lを後方の
位置に一時的に係止する不図示のストッパーが設けら
れ、この係止は作動ピン101qを手で持ち上げること
により解除される。
【0009】この第二の従来例の構成は以上であり、次
に作用を説明する。
【0010】まず、押え取り付け板101cを上昇位置
として外押さえ101gとラベル押え101iとを上昇
させる。次に、ラベル押え101iを手で押すかまたは
ロータリーソレノイド等でスライダー101lを後方に
移動させ、不図示のストッパーによってラベル押え10
1iを図23Aの位置に係止する。そして布Wを外押え
101gの下方に布Wを置いた後に、不図示の押え駆動
ペダルを操作して押え取り付け板101cを一段下降さ
せて、外押え101gにより布Wを押圧する。次いで、
下降した外押え101gの内側をラベルLの位置決めゲ
ージとして、ラベルLを所定の位置に置く。次に、作動
ピン101qを手で持ち上げてストッパーによるスライ
ダー101iの係止を解除してスライダー101lを前
進させ、ラベル押え101iを図23Bのようにラベル
Lの上に移動させる。次に、不図示の押え駆動ペダルを
操作して押え取り付け板101cを更に下降させ、図2
3Bのようにラベル押え101iによりラベルLを押さ
える。この時針Nは図23Bのようにスライダー101
lの一方の切り欠き101j内の縫いはじめ位置Nにあ
り、この位置からミシンと布送り手段とを駆動して、停
止点Bまでの縫い目を形成し、ミシンを停止させる。こ
の位置から、図21、図22に示すフレキシブルワイヤ
ー101kをロータリーソレノイド等により左方に押
し、スライダー101lを左方に前進させる。これによ
り、ラベル押え101iは、その下面でラベルLを押圧
したまま、ラベルLの上を滑らせて左方に前進させ、図
23Cに示すようにスライダー101lの他方の切り欠
き101jの延長線に停止点Bがくるようにする。そし
てミシンを再び駆動して、図23Cのように停止点Bか
ら針Nと一致する縫い始め端まで縫い、ミシンを停止す
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
第一の従来例においては、次のような問題がある。
【0012】すなわち、ラベル押え100eの弾性作用
力が大きいと、回動するクランク100bの軸100
c、100d部のトルクが大きくなって、これら軸部に
こじれが生じてクランク100bの回動動作が不良とな
り、針Nがクランク100bと衝突して針折れが発生す
る問題がある。また、軸100cと軸100dとのオー
バーハングDが大きいと、クランク100bに撓みが発
生し、上記と同様な問題が発生する。
【0013】また、ラベルLの幅Cが極端に狭いと、軸
100dの長さも極端に短くなって、軸100dが回動
しなくなるので、縫い付けるラベルの幅が制限され、極
端に幅の狭いラベルは縫い付けることが出来ない等の問
題がある。
【0014】さらに、この第一の従来例のようなクラン
ク100bが存在すると、図17に示すような、ラベル
Lの外側と内側とに縫い目が形成される縫い目は形成で
きない問題がある。
【0015】さらにまた、ラベル押え100eの下にラ
ベルLをセットしなければならないのでセット性が悪
く、縫製作業能率が低下する問題がある。
【0016】また、前述の第二の従来例においても、次
のような問題がある。
【0017】この第二従来例においては、図23Bの停
止点Bまでの縫い目を形成した後ミシンを停止さ、この
位置から図23Cようにスライダー101lを左方に前
進させたとき、ラベル押え101iは、その下面でラベ
ルLを押圧したまま、ラベルLの上を滑りながら前進す
るので、布WとラベルLとがラベル押え101iととも
に移動してしまう恐れがあり、安定した縫い目形成が出
来ないとともに、縫い製品の縫製品質が低下する等の問
題がある。
【0018】また、図22に示すように、布送り駆動腕
101aの先端部の押え取り付け板101cには、それ
ぞれ二組の外押さえ101g、外押え作動腕、布送り駆
動腕101aの下方に長く伸びるベース101d、左右
が対称形状の保持板101e、ラベル押え101iを持
つスライダー101l、ワーク板101m、スライダー
101lの摺動を安定させるベース板101n、案内板
101o,101p等の多くの部品が支持されている。
【0019】このため、布押え駆動腕101aの先端部
の質量が大きくなり、ラベルを高速度で縫合すると、振
動が発生したり、布押え駆動腕101aが撓んでラベル
押え101iを正確に移動させることが出来ず、縫い目
ピッチが一定にならず、縫い製品の商品価値が低下する
問題があるとともに、高速の縫製ができず縫製作業能率
低下する等の問題があるとともに、デザイン的にも問題
がある。
【0020】また、構成が極めて複雑であるために、コ
ストアップとなる問題がある。
【0021】さらに、布WとラベルLをセットするとき
に、押え駆動ペダルを操作して押え取り付け板101c
を一段下降させ、ラベルLを所定の位置に置いた後に、
手でストッパーによるスライダー101iの係止を解除
してラベル押え101iを前進させ、ふたたび押え駆動
ペダルを操作して押え取り付け板101cを更に下降さ
せラベル押え101iによりラベルLを押える、操作を
必要とする。
【0022】このため、布WとラベルLのセットに時間
を要し、縫製作業能率が低下する問題がある。
【0023】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、ミシンの駆動に調時して予め与
えられた縫製データに基づいてX方向またはY方向また
はそれらの合成方向に所定の縫製エリア内を移動可能と
した送り駆動手段と、前記送り駆動手段に支持された上
枠上下動手段と、前記上枠上下動手段に連結され前記送
り駆動手段に対して上下動自在に支持された上枠と、前
記上枠に支持された押え枠上下動手段と、前記押え枠上
下動手段に支持された押え枠と、前記上枠の下方に配置
した下枠と、前記上枠と下枠とを連結する連結状態と、
連結を解除する連結解除状態とに変換可能とした係脱手
段と、前記上枠と前記下枠との間に設け、前記上枠の上
昇に伴って上昇するとともに、前記上枠が上枠上下動手
段により下方に押圧され且つ前記押え枠上下動手段によ
り前記押え枠が上昇した状態で、係脱手段による連結が
解除されたとき前記上枠のみが送り駆動手段に連動して
X方向またはY方向またはそれらの合成方向に移動可能
とした案内手段と、を備えたことを特徴とする構成であ
る。
【0024】この請求項1記載の発明によれば、被縫製
物の押え枠を、送り駆動手段に対して上下動自在に支持
された上枠に押え枠上下動手段を介して支持し、押え枠
がラベル上面から上昇し、且つ上枠が上枠上下動手段に
より下方に押圧された状態で、係脱手段による連結が解
除されたとき上枠と押え枠が、送り駆動手段に連動して
案内手段に沿って、X方向またはY方向またはそれらの
合成方向に移動する。
【0025】このため、押え枠の移動が従来のものに比
べて著しく円滑になり、縫い製品の商品価値が向上する
効果があり、また針の折損事故が防止されるとともに、
ラベルLの幅Cが極端に狭いラベルでも確実に縫い付け
ることができ、縫い付けられる縫製物の種類が拡大さ
れ、汎用性に富む効果がある。
【0026】さらに、ラベルのセット性が向上し、縫製
作業能率が向上する効果がある。
【0027】さらに、構成が簡単になるので、先端部の
質量が小さくなり、ラベルを高速度で縫合するときの振
動が減少するとともに、ラベルを正確に移動させること
が出来るので、縫い目ピッチが一定となり縫い製品の商
品価値が向上する効果が得られ、高速縫製が可能となっ
て、縫製作業能率が向上し、デザイン的にも優れる効果
がある。
【0028】さらに、構成が極めて簡単となるから、コ
ストを低く押さえることが出来、経済的である等の効果
がある。
【0029】さらに、ラベルのセットや機構の操作が簡
単となり、操作性が向上し、縫製作業能率が向上する効
果がある。
【0030】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載のミシンの縫製物支持装置が、前記上枠上下動手段
により前記上枠が下方に押圧され、且つ前記係脱手段に
より前記上枠と前記下枠との連結が解除された状態で、
前記押え枠を前記押え枠上下動手段により上昇させ、前
記送り駆動手段によりX方向またはY方向またはそれら
の合成方向に移動する制御手段を備えることを特徴とす
る構成である。
【0031】これにより、請求項2に記載の発明におい
ては、上記請求項1に記載した発明の効果に加え、図1
7に示すラベルLのような、外側と内側とに縫い目が形
成される縫い目等も、自動的に形成できるので、縫製作
業能率が向上する効果がある。
【0032】請求項3に記載の発明は、前記請求項1と
請求項2に記載の構成の発明を、布送り手段と上枠上下
動手段と押え枠上下動手段と係脱手段とを制御すること
によって、縫い始め端と縫い終わり端とが一致するよう
に縫製物上に被縫製物を連続して自動的に縫い付ける制
御手段とを備えたことを特徴とする構成である。
【0033】これにより、請求項3に記載の発明におい
ては、上記請求項1および請求項2に記載した発明の効
果に加え、図19に示すような縫い始め端と縫い終わり
端とが一致するようにな被縫製物を、連続して自動的に
縫い付ける縫い付ける縫製速度がさらに速くなり、縫製
作業能率がさらに向上する効果がある。
【0034】請求項4に記載の発明は、ミシンの駆動に
調時して予め与えられた縫製データに基づいてX方向と
Y方向とそれらの合成方向との所定の縫製エリア内を移
動可能とした送り駆動手段と、前記送り駆動手段に支持
された上枠上下動手段と、前記上枠上下動手段に連結さ
れ送り駆動手段に対して上下動自在に支持された上枠
と、前記上枠に支持された押え枠上下動手段と、前記押
え枠上下動手段に支持され、被縫製物の縫い付け形状を
複数に分割し、X方向またはY方向またはそれらの合成
方向の離れた位置に形状の異なる押圧縁が形成された複
数の押え枠と、前記上枠の下方に配置した下枠と、前記
上枠と下枠とを連結する連結状態と、連結を解除する連
結解除状態とに変換可能とした第一の係脱手段と、前記
上枠と前記下枠との間に設け、前記上枠の上昇に伴って
上昇するとともに、上枠が上枠上下動手段により下方に
押圧され且つ前記押え枠上下動手段により前記押え枠が
上昇された状態で、係脱手段による連結が解除されたと
き前記上枠のみが前記送り駆動手段に連動してY方向に
移動可能とした第一の案内手段と、前記下枠の下方に配
置した案内枠と、前記下枠と前記案内枠とを連結する連
結状態と、連結を解除する連結解除状態とに変換可能と
した第二の係脱手段と、前記下枠と前記案内枠との間に
設け、前記下枠の上昇に伴って上昇するとともに、前記
下枠が上枠上下動手段により下方に押圧され且つ前記押
え枠駆動手段により前記押え枠が上昇された状態で、前
記第二の係脱手段による連結が解除されたとき前記下枠
のみが前記送り駆動手段に連動してX方向に移動可能と
した第二の案内手段と、を備えたことを特徴とする構成
である。これにより、請求項4に記載の発明において
は、被縫製物の縫い付け形状を複数に分割し、X方向ま
たはY方向またはそれらの合成方向の離れた位置に形状
の異なる押圧縁が形成された複数の押え枠を設けたの
で、前記の請求項1、請求項2に記載の効果に加え、図
17に示すラベルLのような、外側と内側とに縫い目が
形成される縫い目も形成でき、さらに種類の異なる多く
の縫い付けや縫い目模様が可能となる効果がある。
【0035】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
した構成の発明を、布送り手段と上枠上下動手段と押え
枠上下動手段と第一と第二の係脱手段とを制御すること
によって、縫い目形状の異なる二つの縫い目を、それぞ
れの縫い始め端と縫い終わり端とが一致するように被縫
製物を連続して自動的に縫い付ける制御手段を備えた構
成を特徴とする発明である。
【0036】これにより、請求項5に記載の発明におい
ては、請求項4に記載した効果に加え、図17に示すラ
ベルLのような、外側と内側とに縫い目が形成される縫
い目等の、種類の異なる多くの縫い付けや縫い目模様が
さらに簡単に且つ高速に出来るので、縫製作業能率が向
上する効果がある。
【0037】
【発明の実施形態】以下に本発明に実施の形態を図面に
基づいて説明する。
【0038】図1は本発明の第一実施形態の全体斜視
図、図2は本発明の枠部の平面図、図3は図2のA−
A’断面図、図4は枠部の斜視図である。
【0039】図1において、1はミシンであり、このミ
シン1には、ミシンの駆動に調時して予め与えられた縫
製データに基づいて所定のパターン縫いを行うX−Y方
向とそれらの合成方向とに移動可能な送り駆動手段2が
備えられ、これらの縫製データは作業者により任意に設
定でき、所望のパターン縫いが選択できる。
【0040】この送り駆動手段2には、図3に示す先端
が常に下方に押圧され電気的な制御により回動して先端
が上昇する上枠上下手段としてのレバー3が設けられて
いる。4はL字状の上下体であり、その垂直部が前記の
送り駆動手段2の先端に上下動自在に支持されるととも
に、前記レバー3の先端に連結されている。また、上下
体4の水平部には、図2、図4に示すように平面形状が
コの字状の上枠5の中間部が固定されている。6は押え
枠上下動手段としてのエアーシリンダーであり、上枠5
上面の上下体4両側に二つ固定されている。このエアー
シリンダー6の二つのロッド7は、図3に示すように上
枠5の下面に突出し、それらの下端に上下板8が固定さ
れている。また、この上下板8には、図10AのLに示
すような星形のラベルLを縫い付けるための、星形を二
つに分割した孔状の押圧縁9aと押圧縁9bとを形成し
た押え枠9が固定されている。10は上枠5の下方に配
置した下枠であり、この下枠10は図4に示すように、
左右両端に折曲部10aと、中央部に長方形の切り欠き
10bとが形成されている。
【0041】11は下板であり、図3、図4に示すよう
に、下板11ねじ込んで下枠10の上面に突出したピン
11aの上端面にねじ11bをねじ込み、下枠10の上
下動とX−Y方向の移動とに連動するように連結されて
いる。
【0042】この下枠10と前記上枠5との間には、後
述する案内手段としてのリニアガイドベアリング12
と、係脱手段としてのロッカー機構13が設けられてい
る。
【0043】まず、案内手段12の構成に付いて説明す
る。
【0044】この案内手段としてのリニアガイドベアリ
ング12は、図2、図4とに示すように、上枠5の両側
の下枠10との間にそれぞれ設けられているが、構成が
同一であるのでその一方の案内手段について説明する。
【0045】この案内手段はリニアガイドベアリング1
2で構成され、図5に示すようにリニアガイドベアリン
グ12の一方のガイドレール12aは、ねじ12bによ
り下枠10の上面に対してY方向に固定されている。ま
た、リニアガイドベアリング12の他方である二つのガ
イドブロック12cは、図5に示すように左右の二枚の
スペーサ12dを介してねじ12eにより上枠5の下面
に固定されている。
【0046】そしてこの案内手段としてのリニアガイド
ベアリング12は、上枠5がレバー3により下方に押圧
されて下枠10の下面に大きな摩擦力が作用している状
態であっても、リニアガイドベアリング12の摩擦係数
が極めて小さいために上枠5はガイドレール12aに沿
ってY方向への移動が可能であるとともに、上枠5が上
下動するとリニアガイドベアリング12を介して下枠1
0も上下動する。
【0047】次に、係脱手段としてのロッカー機構13
の構成に付いて説明する。
【0048】この係脱手段としてのロッカー機構13
も、図2に示すように、上枠5の両側と下枠10の折曲
部10aとの間にそれぞれ設けられているが、構成が同
一であるのでその一方の係脱手段としてのロッカー機構
13について、図6〜図8により説明する。
【0049】このロッカー機構13は、上枠5の両側と
下枠10の折曲部10aとの間にそれぞれ設けられ、1
3aは下枠10の折曲部10aの内側に支持されたポジ
ショナーであり、複数個所に溝13bが形成されてい
る。13cはロッカーであり、先端が前記ポジショナー
13aの溝13bの方向に摺動できるように、その長孔
13dが上枠5の下面に対して段ねじ13eにより支持
されている。そしてこのロッカー13cの先端の幅は、
図8に示すように、前記ポジショナー13aの溝13b
に係合できるような幅に形成されている。13fはAリ
ンクであり、その基部が上枠5に対して段ねじ13gに
より回動自在に支持されている。13hはBリンクであ
り、その基部が前記ロッカー13cに段ねじ13iによ
り回動自在に支持されている。13jはロッド13kを
もつ偏平な角型シリンダーであり、その基部が上枠5に
段ねじ13lにより回動自在に支持されている。13m
はCリンクであり、その一端は前記の角型シリンダー1
3jのロッド13kに回動自在に連結され、他端は段ね
じ13nによりAリンク13fとBリンク13hとの自
由端に回動自在に連結されている。そして、これらAリ
ンク13fとBリンク13hとCリンク13mとにより
トグル機構が構成されている。13oは上枠5に段ねじ
13gの軸芯を中心に形成した円弧状の溝であり、段ね
じ13nを案内する。
【0050】そして、上記のロッカー機構13は、図7
に示すように角型シリンダー13jにエアーが供給され
ていないときは、そのロッド13kが左方の位置にあっ
て、トグル機構を形成するAリンク13fとBリンク1
3hとCリンク13mとは、図7の状態となり、ロッカ
ー13cの先端がポジショナー13aの溝13b抜け出
て、いわゆる係合離脱状態となっている。
【0051】この状態においては、上枠5がレバー3に
より下方に押圧されて下枠10の下面に大きな摩擦力が
作用している状態であっても、リニアガイドベアリング
12の摩擦係数が極めて小さいために、上枠5のみがガ
イドレール12aに沿ってY方向に移動可能であるが、
下枠10は移動しない。
【0052】またこのロッカー機構13は、図7に示す
状態から、角型シリンダー13jにエアーが供給される
と、そのロッド13kが右方へ移動し、トグル機構を形
成するAリンク13fとBリンク13hとCリンク13
mとは図8の状態となり、ロッカー13cの先端がポジ
ショナー13aの溝13b内に突入して、上枠5と下枠
10とがY方向においていわゆる係合状態となり、上枠
5が送り駆動手段2によってY方向に移動すると、それ
に連動して下枠10もY方向に移動する。
【0053】14はバキュームパッドであり、図2、図
4に示すように、このバキュームパッド14は上枠5の
上面に固定されている。このバキュームパッド14は、
図9に示すようにその基部14aが支持板14bを介し
てねじ14cにより、下枠10の上面に固定され、その
ロッド14dの下端にパッド14eが設けられ、上端の
エアー管14fが接続されている。そして、このバキュ
ームパッド14は、エアー管14fにエアーが供給され
ていないときには、ロッド14dが図9の実線のように
上昇して、そのパッド14eの下面はテーブル15上面
より上昇している。そして、エアー管14fにエアーが
供給されると、ロッド14dが図9の二点鎖線のように
下降し、そのパッド14eの下面はテーブル15上面に
吸着して、下枠10はY方向に移動しない。
【0054】次に上述した第一の実施形態の作用を、図
10の作用説明図と図11のフローを中心に説明し、括
弧内の(S1)等はフローの番号である。
【0055】図10の布WとラベルLとをセットする前
の各部は次のようになっている。
【0056】制御手段としての電源をONとすると、図
12に示すように、上枠上下動手段としてのレバー3は
実線のようにその先端が上昇し、これにより上下体5は
案内手段としてのリニアガイドベアリング12を介して
下枠10とともにテーブル15の上面から上昇位置にあ
る。また、この上枠5は図13と図10Aに示すよう
に、送り駆動手段2により下枠10に対して右方に移動
し、押え枠9はラベルLの縫製範囲外に位置している。
また、エアーシリンダー6へのエアー供給が停止されて
ロッド7が上昇し、押え枠9は図12に示すように上昇
位置にある。また、エアーシリンダ−13jにはエアー
が供給され、係脱手段13としてのロッカー13cの先
端は、図8に示すようにポジショナー13aの溝13b
突入し、エアーシリンダー14へのエアー供給は停止さ
れて、図9に示すパッド14eは実線のように上昇しテ
ーブル15へ吸着されていない。
【0057】この図12、図13における押え枠9の状
態が図10Aの位置である。
【0058】この実施例においては、図10に示す星形
ラベルLの周囲を縫い付けるものである。
【0059】まず、図12、図13の状態から、図4に
示す下板11と下枠10との間に、ラベルLを縫い付け
る布Wを置く(S1)。
【0060】次に、ミシンの押え下降ペダル(図示しな
い)が操作されると、上枠上下動手段としてのレバー3
を二点鎖線のようにその先端を下降させ、これにより上
下体5は案内手段としてのリニアガイドベアリング12
を介して下枠10とともに下降し(S2)、下板11下面
がテーブル15の上面に接して、下板11と下枠10と
の間に布Wを挟持する。
【0061】次に、図10Aのように、不図示のレザー
光線等からなるマーキングライト等の指示に基づいて、
星型のラベルLを布W上の所定の位置に置く(S3)。
【0062】次に、縫製開始出力信号が出力される(S
4)と、エアシリンダー14にエアーを供給してそのパ
ッド14e下降しテーブル1に吸着させ(S5)、下枠1
0が移動しないようにする。そして、エアーシリンダー
13jへのエアー供給を停止して、上枠5と下枠11と
の係合を離脱させる(S6)。
【0063】この状態から、図12、図13に示す上枠
5は、元の位置から押え枠9とともに、送り駆動手段2
により一定距離駆動して、案内手段としてのリニアガイ
ドベアリング12のガイドレール12aに沿って図13
のA方向に移動する。これにより、星形を二つに分割し
た孔状の押圧縁9aが、図10Bに示すようにラベルL
上の第一の位置に停止する(S7)。
【0064】次に、エアーシリンダー6へエアーを供給
してそのロッド7を下降させ、これにより押え枠9は、
図10Bの位置で下降(S8)して押え枠9の下面でラベ
ルLを布W上に押さえる。
【0065】次に、係脱手段としてのロッカー機構13
の角型シリンダー13jへエアーを供給し、図7の状態
のロッカー13cを図8のように、ロッカー13cの先
端をポジショナー13aの溝13bへ突入させて、係脱
手段としてのロッカー機構13を係合状態とする(S
9)。
【0066】次に、エアーシリンダー14へのエアーの
供給を停止し、そのロッド14dを上昇させ、パッド1
4eのテーブル15への吸着を解除する(S10)。
【0067】この状態において、ミシン1と送り駆動手
段2とを駆動して、図10Cの第一の縫い目を、縫い始
め点Nから縫い終わり点Bまで、押圧縁9aに沿って形
成し(S11)、縫い糸を切らずに針を上死点として、ミ
シン1と送り駆動手段2とを停止する(S12)。
【0068】次に、この図10Cの状態から、エアーシ
リンダー6へのエアーの供給を停止して、そのロッド7
を上昇させ、これにより押え枠9はラベルLの上面から
上昇する(S13)。
【0069】同時に、エアシリンダー14にエアーを供
給してそのパッド14e下降しテーブル1に吸着させ
(S14)、下枠10が移動しないようにする。
【0070】次に、エアーシリンダ−13jへのエアー
供給を停止して、係脱手段13としてのロッカー13c
の先端は、図7に示すようにポジショナー13aの溝1
3bから抜け出し、上枠5と下枠10との係合を離脱さ
せる(S15)。
【0071】次に、送り駆動手段2を一定距離駆動し
て、上枠5を押え枠9とともに、案内手段としてのリニ
アガイドベアリング12のガイドレール12aに沿って
Y方向の左方に移動する。これにより、星形を二つに分
割した孔状の押圧縁9bが、図10Dに示すようにラベ
ルL上の第2の位置に停止する(S16)。
【0072】この図10Dの位置において、エアーシリ
ンダー6へエアーを供給してそのロッド7を下降させ、
これにより押え枠9は、図10Dの位置で下降して押え
枠9の下面でラベルLを布W上に押さえる(S17)。
【0073】次に、係脱手段としてのロッカー機構13
の角型シリンダー13jへエアーを供給し、図7の状態
のロッカー13cを図8のように、ロッカー13cの先
端をポジショナー13aの溝13b突入させて、係脱手
段としてのロッカー機構13を係合状態とする(S1
8)。
【0074】次に、エアーシリンダー14へのエアーの
供給を停止し、そのロッド14dを上昇させ、パッド1
4eのテーブル15への吸着を解除する(S19)。
【0075】この図10Dの位置において、ミシン1と
送り駆動手段2とを駆動して、図10Dの縫い目を、縫
い終わり点Bから縫い始め点Nまでの第二の縫い目を、
押圧縁9aに沿って形成し(S20)、縫い糸を切断して
ミシン1の針を上死点として、ミシン1と送り駆動手段
2とを停止する(S21)。
【0076】図10Dのように星型ラベルLの周囲を布
Wに縫い付けた後、この位置においてまず、エアーシリ
ンダ−13jへのエアー供給を停止して、係脱手段13
としてのロッカー13cの先端は、図7に示すようにポ
ジショナー13aの溝13bから抜け出し、上枠5と下
枠10との係合を離脱させる(S22)。
【0077】次に、エアーシリンダー6へエアーの供給
を停止して、そのロッド7を上昇させ、これにより押え
枠9の下面によるラベルLの押圧を解除する(S23)。
【0078】この状態から、再びエアーシリンダー14
にエアーを供給してそのパッド14eを下降させてテー
ブル15に吸着させ(S24)、下枠10が移動しないよ
うにする。
【0079】この状態から、送り駆動手段2を一定距離
移動させて、上枠5を下枠10に対して図13の矢印A
方向とは反対の方向に移動し、押え枠9は図10D、図
13に示すようにラベルLの縫製範囲外に移動し、元の
位置にもどる(S25)。
【0080】次にロッカー機構13を再び作動させてポ
ジショナー13aとロッカー13cとを係合させるとと
もに(S26)、エアーシリンダー14へのエアー供給を
停止して、そのロッド14dを上昇させ、パッド14e
のテーブル15への吸着を解除する(S27)。
【0081】次に、上枠上下動手段としてのレバー3を
図12のように実線の位置としてその先端を上昇させ、
これにより上枠5と押え枠9とは、案内手段としてのリ
ニアガイドベアリング12を介して下枠10とともにテ
ーブル15の上面から上昇位置となり(S28)、布Wと
ラベルLとの押圧が解除され、縫い合わせた布Wとラベ
ルLとを取り出す(S29)。
【0082】なお、上記のフローにおいて、縫製出力開
始信号が出力されてからは、送り駆動手段、上枠上下動
手段、係脱手段、押え枠上下動手段、ミシンの駆動停止
等の制御は、各機構の位置検出装置や駆動、停止等の信
号に基づいて、制御手段により連続して自動的に行われ
る。
【0083】図14は、前記第一の実施態様と略同様な
実施態様であるので、詳細な説明は省略し、縫い順序に
ついてのみ説明する。
【0084】この実施態様において縫い付けるラベルL
は長方形である。
【0085】まず、上枠5を図14Aの第一位置とし長
方形の外周形状を持つ押え枠9によりラベルLの縫い目
形成個所の内側を押さえる。この状態からミシンと送り
駆動手段とを駆動して、図14Bに示すように縫い始め
点Nから縫い終わり点Bまで縫い、ミシンと送り駆動手
段とを停止する。そして前記第一の実施態様の縫製と同
様に、押え枠9を上昇させた状態で上枠5を、押え枠9
とともに図14Bのように元の位置に移動し、押え枠9
はラベルLの縫製範囲外に移動する。この状態からミシ
ンと送り駆動手段とを駆動して、図14Bに示す縫い終
わり点Bから縫い始め点Nまで縫い、ミシンと送り駆動
手段とを停止する。
【0086】図15は、前記第一の実施態様と略同様な
実施態様であるので、この実施例についても詳細な説明
は省略し、縫い順序についてのみ説明する。
【0087】この実施態様において縫い付けるラベルL
は長方形であるとともに、押え枠9にはX方向の切り込
み9cが形成されている。
【0088】まず、上枠5を図15Aの第一位置とし長
方形の外周形状を持つ押え枠9によりラベルLの縫い目
形成個所の内側を押さえる。この状態からミシンと送り
駆動手段とを駆動して、図15Aに示すように縫い始め
点Nから縫い終わり点Bまで縫い、ミシンと送り駆動手
段とを停止する。そして前記第一の実施態様の縫製と同
様に、押え枠9を上昇させた状態で上枠5を、押え枠9
とともに図15Bのように、押え枠9の切り欠き9c
が、縫い終わり点Bと縫い始め点Nとを結ぶ直線に一致
する位置に移動する。この状態からミシンと送り駆動手
段とを駆動して、図15Bに示す縫い終わり点Bから縫
い始め点Nまで縫い、ミシンと送り駆動手段とを停止す
る。
【0089】図16は、前記第一の実施態様と略同様な
実施態様であるので、この実施例についても詳細な説明
は省略し、縫い順序についてのみ説明する。
【0090】この実施態様において縫い付けるラベルL
は長方形であるとともに、押え枠9には、ラベルLの縫
い付け形状の一部が欠けた形状の孔9dと、その孔9d
に連なるX方向の切り込み9eが形成されている。
【0091】まず、上枠5を図16Aの第一位置とし長
方形の外周形状を持つ押え枠9によりラベルLを押さえ
る。この状態からミシンと送り駆動手段とを駆動して、
図16Aに示すように縫い始め点Nから縫い終わり点B
まで縫い、ミシンと送り駆動手段とを停止する。そして
前記第一の実施態様の縫製と同様に、押え枠9を上昇さ
せた状態で上枠5を、押え枠9とともに図16Bのよう
に、押え枠9の切り欠き9eが、縫い終わり点Bと縫い
始め点Nとを結ぶ直線に一致する位置に移動する。この
状態からミシンと送り駆動手段とを駆動して、図16B
に示す縫い終わり点Bから縫い始め点Nまで縫い、ミシ
ンと送り駆動手段とを停止する。
【0092】図17は、さらに第一実施形態を応用した
他の実施形態である。
【0093】この実施形態もその制御は、第一実施形態
と略同様なので、詳細な説明は省略し、縫い順序につい
てのみ説明する。
【0094】この実施形態において縫い付けるラベルL
は、長方形のラベルLの外周と、さらにその内側に星型
の縫い目模様を形成するものである。
【0095】この押え枠9には、ラベルLの縫い付け形
状の一部が欠けた形状の孔9fと、その孔9fに連なる
星型の孔9gとが形成されている。
【0096】まず、ラベルLを図17Aに示すようにセ
ットした後、図17Aの位置にある押え枠9を、図17
Bのように孔9fが縫い始め点Nに一致する位置まで前
進させ、押え枠9によりラベルLを押さえる。この状態
からミシンと送り駆動手段とを駆動して、図17Cに示
すように縫い終わり点Bから縫い始め点Nまで縫い、ミ
シンと送り駆動手段とを停止する。そして、押え枠9を
上昇させた状態で押え枠9を、図17Dのように、押え
枠9に形成した孔9fのX方向の直線部が、縫い終わり
点Bと縫い始め点Nとを結ぶ直線に一致する位置に移動
する。そして、再び押え枠9によってラベルLを押え、
この状態からミシンと送り駆動手段とを駆動して、図1
7Dに示す縫い終わり点Bから縫い始め点Nまで縫い、
ミシンと送り駆動手段とを停止する。
【0097】さらにその状態から、押え枠9を上昇させ
た状態で押え枠9を、図17Dの星型模様の縫い始め点
Cまで移動し、その位置で押え枠9を下降させてラベル
Lを再び押さえる。この状態から、ミシンと送り駆動手
段とを駆動して、図17Dに示す星型模様の縫い始め点
Cから、星型模様の形状に沿って縫い始め点Cまでの縫
い目を形成して、ミシンと送り駆動手段とを停止する。
【0098】その後、押え枠9を上昇させて押え枠9を
図17Eの元の位置まで後退させる。
【0099】これによって、長方形のラベルLの周囲が
縫い付けられるとともに、その内側に星型の模様縫い目
が形成される。
【0100】図18はさらに他の実施形態の平面図であ
る。
【0101】前述した実施形態においては、一つの模様
縫い目を形成するのに、一つの押え枠に対して模様を二
つまたはそれ以上の孔状の押圧縁に分割して形成し、一
つの押圧縁に沿って縫い目を形成した後に、その押え枠
を送り駆動手段によりY方向にのみ移動させて、押圧縁
を次の押圧縁の縫い始め位置に移動させて一つの模様縫
い目を形成していた。
【0102】この図18の実施形態は、上枠に対して、
被縫製物の縫い付け形状を複数に分割したそれぞれ形状
の異なる押圧縁を形成した押え枠を、X方向の離れた位
置に各別な押え枠上下動手段を介して二つ配置し、一方
の模様縫い目を形成した後に、上枠をX方向に移動して
他方の模様縫い目を形成するものである。
【0103】第一の実施形態と同一の構成部分について
は、前述した第一の実施形態と同じ作用を持つ部品およ
び機構の番号を使い、同じ機構の詳細な説明は省略す
る。
【0104】図18は平面図であり、5はコの字状の上
枠であり、この上枠5には支持板16が固定されてい
る。また、この支持板16にはそれぞれX方向に離れた
位置に押え枠上下動手段としての、エアーシリンダー6
a,6bとが固定されている。そしてエアーシリンダー
6aの不図示のロッドには上下板18aを介して、図4
に示す星形の被縫製物Wを縫い付けるための、星形を二
つに分割した孔状の押圧縁9aと押圧縁9bとを形成し
た押え枠19aが固定されている。また、エアーシリン
ダー6bの不図示のロッドには上下板18bを介して、
長方形のラベルを縫い付けるための、略コの字状の孔9
fを形成した押え枠19bが固定されている。
【0105】10は前記上枠5の下に配置されている長
方形の下枠であり、この下枠10と上記の上枠5との間
には、図5に示す構成と同様なY方向の第一案内手段1
2Aと、図6、図7、図8に示す構成と同様な第一係脱
手段としてのロッカー機構13Aとが設けられている。
【0106】17は下枠10の下方に配置した長方形の
受け板であり、この受け板16と下枠10との間には、
図5に示す構成と同様なX方向の第二案内手段12B
と、図6、図7、図8に示す構成と同様な第二係脱手段
としてのロッカー機構13Bとが設けられている。
【0107】そしてこの実施態様においては、図18の
中央部に示すように、長方形のラベルLの外周縁と、そ
の中央部に星型の模様縫い目を形成する。
【0108】以下にこの縫い目形成の順序を、図19の
A〜Hにより説明する。
【0109】図19Aはそれぞれの押え枠19a、19
bが初期の位置にあり、ラベルLはそれら押え枠の中央
にセットされ、Nはミシンの針の位置である。
【0110】この状態において、受け板16と下枠10
との間に設けられた第二係脱手段としてのロッカー機構
13Bを離脱させた後、送り駆動手段を駆動させて、上
枠5を支持板16とともに、第二案内手段12Bに沿っ
てX方向の右方に移動し、図19Bのように針Nと押圧
縁9aの縫い始め点とを一致させる。この位置で第二係
脱手段としてのロッカー機構13Bを係合させた後押え
枠9aを下降させ、ミシンと送り駆動手段を駆動して、
縫い始め点Nから縫い終わり点Bまでの縫い目を形成し
てミシンと送り駆動手段を停止して、押え枠19aを上
昇させる。
【0111】次に、第一係脱手段としてのロッカー機構
13Aを離脱状態とした後に、送り駆動手段を駆動し
て、上枠5を支持板16とともに第一案内手段12Aに
沿って図19Bの矢印U方向に移動し、図19Cのよう
に縫い終わり点Bと押圧縁9bと一致させる。この位置
で第一係脱手段としてのロッカー機構13Aを係合させ
た後押え枠9aを下降させ、ミシンと送り駆動手段を駆
動して、縫い終わり点Bから縫い始め点Nまでの縫い目
を形成してミシンと送り駆動手段を停止して、押え枠1
9aを上昇させる。
【0112】次に、第一と第二の係合手段としてのロッ
カー機構13A、13Bとの係合を離脱させた後に、送
り駆動手段を駆動して、上枠5を支持板16とともに第
一案内手段12Aと第二案内手段に沿ってX方向とY方
向との合成方向に移動し、図19Dのように、針Nと押
え枠19bの孔9fの縫い始め点Cとを一致させる。こ
の位置で第一と第二の係脱手段としてのロッカー機構1
3Aと13Bを係合させた後、押え枠9bを下降させ、
ミシンと送り駆動手段を駆動して、図19Eのように縫
い始め点Cから縫い終わり点Dまでの縫い目を形成して
ミシンと送り駆動手段を停止して、押え枠19bを上昇
させる。
【0113】次に、第一係脱手段としてのロッカー機構
13Aを離脱状態とした後に、送り駆動手段を駆動し
て、上枠5を支持板16とともに第一案内手段12Aに
沿って図19Fの矢印Mの方向に移動し、図19Fのよ
うに縫い終わり点Dと縫い始め点Cとを結ぶ直線と孔9
fの直線部分とを一致させる。この位置で第一と第二の
係脱手段としてのロッカー機構13A、13Bとを係合
させた後、押え枠19bを下降させ、ミシンと送り駆動
手段を駆動して、図19Gに示すように縫い終わり点D
から縫い始め点Cまでの縫い目を形成してミシンと送り
駆動手段を停止して、押え枠19bを上昇させる。
【0114】その後、第二係合手段としてのロッカー機
構13Bを離脱状態とし、送り駆動手段を駆動し、上枠
5を支持板16とともに、第二案内手段12Bに沿って
X方向の左方に移動し、図19Hのように元の位置に復
帰させる。
【0115】これにより、図19Hのように長方形のラ
ベルLの外周が縫い付けられるとともに、その内側に星
型の縫い目模様が形成される。
【0116】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、被縫製
物の押え枠を、送り駆動手段に対して上下動自在に支持
された上枠に押え枠上下動手段を介して支持し、押え枠
がラベル上面から上昇し、且つ上枠が上枠上下動手段に
より下方に押圧された状態で、係脱手段による連結が解
除されたとき上枠と押え枠が、送り駆動手段に連動して
案内手段に沿って、X方向またはY方向またはそれらの
合成方向に移動する。
【0117】このため、押え枠の移動が従来のものに比
べて著しく円滑になり、縫い製品の商品価値が向上する
効果があり、また針の折損事故が防止されるとともに、
ラベルLの幅Cが極端に狭いラベルでも確実に縫い付け
ることができ、縫い付けられる縫製物の種類が拡大さ
れ、汎用性に富む効果がある。
【0118】さらに、ラベルのセット性が向上し、縫製
作業能率が向上する効果がある。
【0119】さらに、構成が簡単になるので、先端部の
質量が小さくなり、ラベルを高速度で縫合するときの振
動が減少するとともに、ラベルを正確に移動させること
が出来るので、縫い目ピッチが一定となり縫い製品の商
品価値が向上する効果が得られ、高速縫製が可能となっ
て、縫製作業能率が向上し、デザイン的にも優れる効果
がある。
【0120】さらに、構成が極めて簡単となるから、コ
ストを低く押さえることが出来、経済的である等の効果
がある。
【0121】またこの発明においては、図18に示すよ
うな、外側と内側とに縫い目が形成される縫い目も形成
でき、さらに種類の異なる多くの縫い付けや縫い目模様
が可能となる効果がある。さらにこの発明においては、
縫い付けや縫い目模様の形成の縫製速度がさらに速くな
り、縫製作業能率がさらに向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第一実施形態の全体斜視図であ
る。
【図2】本発明に係わる第一実施形態の押え枠部の平面
図である。
【図3】図2のA−A’断面図である。
【図4】本発明に係わる第一実施形態の押え枠部の斜視
図である。
【図5】図2のB−B’断面図である。
【図6】係脱手段としてのロッカー機構の側面図であ
る。
【図7】係脱手段としてのロッカー機構の平面図であ
る。
【図8】係脱手段としてのロッカー機構の平面図であ
る。
【図9】図2のC−C’断面図である。
【図10】本発明に係わる第一実施形態の縫製順序を説
明する説明図である。
【図11】本発明に係わる第一実施形態の縫製順序のフ
ローである。
【図12】本発明に係わる第一実施形態の押え枠部が上
昇した状態の、図2のA−A’断面図である。
【図13】本発明に係わる第一実施形態の押え枠部が上
昇した状態の平面図である。
【図14】本発明に係わる第一実施形態の他の応用例で
ある。
【図15】本発明に係わる第一実施形態の他の応用例で
ある。
【図16】本発明に係わる第一実施形態の他の応用例で
ある。
【図17】本発明に係わる第一実施形態の他の応用例で
ある。
【図18】本発明に係わる第二実施形態の押え枠部の平
面図である。
【図19】本発明に係わる第二実施形態の縫製順序を説
明する説明図である。
【図20】第一の従来例の平面図である。
【図21】第二の従来例の側面図である。
【図22】第二の従来例の斜視図である。
【図23】第二従来例の縫製順序を説明する説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ミシン 2 送り駆動手段 3 レバー(上枠上下動手段) 4 上下体 5 上枠 6 エアーシリンダー 9 押え枠 10 下枠 12 案内手段 12A 第一案内手段 12B 第二案内手段 13 係脱手段 13A 第一係脱手段 13B 第二係脱手段 14 バキュームパッド 15 テーブル 16 支持板 19a 押え枠 19b 押え枠

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシンの駆動に調時して予め与えられた
    縫製データに基づいてX方向またはY方向またはそれら
    の合成方向に所定の縫製エリア内を移動可能とした送り
    駆動手段と、 前記送り駆動手段に支持された上枠上下動手段と、 前記上枠上下動手段に連結され前記送り駆動手段に対し
    て上下動自在に支持された上枠と、 前記上枠に支持された押え枠上下動手段と、 前記押え枠上下動手段に支持された押え枠と、 前記上枠の下方に配置した下枠と、 前記上枠と下枠とを連結する連結状態と、連結を解除す
    る連結解除状態とに変換可能とした係脱手段と、 前記上枠と前記下枠との間に設け、前記上枠の上昇に伴
    って上昇するとともに、前記上枠が上枠上下動手段によ
    り下方に押圧され且つ前記押え枠上下動手段により前記
    押え枠が上昇した状態で、係脱手段による連結が解除さ
    れたとき前記上枠のみが送り駆動手段に連動してX方向
    またはY方向またはそれらの合成方向に移動可能とした
    案内手段と、を備えたことを特徴とするミシンの縫製物
    支持装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載のミシンの縫製物支
    持装置が、前記上枠上下動手段により前記上枠が下方に
    押圧され、且つ前記係脱手段により前記上枠と前記下枠
    との連結が解除された状態で、前記押え枠を前記押え枠
    上下動手段により上昇させ、前記送り駆動手段によりX
    方向またはY方向またはそれらの合成方向に移動する制
    御手段を備えることを特徴とする請求項1記載のミシン
    の縫製物支持装置。
  3. 【請求項3】 請求項1と請求項2において、前記送り
    駆動手段と前記上枠上下動手段と前記押え枠上下動手段
    と前記係脱手段とを制御することによって、縫い始め端
    と縫い終わり端とが一致するように縫製物上に被縫製物
    を連続して自動的に縫い付ける制御手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項1および請求項2に記載のミシンの
    縫製物支持装置。
  4. 【請求項4】 ミシンの駆動に調時して予め与えられた
    縫製データに基づいてX方向とY方向とそれらの合成方
    向との所定の縫製エリア内を移動可能とした送り駆動手
    段と、 前記送り駆動手段に支持された上枠上下動手段と、 前記上枠上下動手段に連結され送り駆動手段に対して上
    下動自在に支持された上枠と、 前記上枠に支持された押え枠上下動手段と、 前記押え枠上下動手段に支持され、被縫製物の縫い付け
    形状を複数に分割し、X方向またはY方向またはそれら
    の合成方向の離れた位置に形状の異なる押圧縁が形成さ
    れた複数の押え枠と、 前記上枠の下方に配置した下枠と、 前記上枠と下枠とを連結する連結状態と、連結を解除す
    る連結解除状態とに変換可能とした第一の係脱手段と、 前記上枠と前記下枠との間に設け、前記上枠の上昇に伴
    って上昇するとともに、上枠が上枠上下動手段により下
    方に押圧され且つ前記押え枠上下動手段により前記押え
    枠が上昇された状態で、係脱手段による連結が解除され
    たとき前記上枠のみが前記送り駆動手段に連動してY方
    向に移動可能とした第一の案内手段と、 前記下枠の下方に配置した案内枠と、 前記下枠と前記案内枠とを連結する連結状態と、連結を
    解除する連結解除状態とに変換可能とした第二の係脱手
    段と、 前記下枠と前記案内枠との間に設け、前記下枠の上昇に
    伴って上昇するとともに、前記下枠が上枠上下動手段に
    より下方に押圧され且つ前記押え枠駆動手段により前記
    押え枠が上昇された状態で、前記第二の係脱手段による
    連結が解除されたとき前記下枠のみが前記送り駆動手段
    に連動してX方向に移動可能とした第二の案内手段と、 を備えたことを特徴とするミシンの縫製物支持装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、布送り手段と上枠上
    下動手段と押え枠上下動手段と第一と第二の係脱手段と
    を制御することによって、縫い目形状の異なる二つの縫
    い目を、それぞれの縫い始め端と縫い終わり端とが一致
    するように被縫製物を連続して自動的に縫い付ける制御
    手段と、を備えたことを特徴とする請求項4に記載のミ
    シンの縫製物支持装置。
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