【発明の名称】遊技機
【特許請求の範囲】
【請求項1】遊技領域を流下する遊技球を入賞空間に受け入れない閉状態と受け入れ易い開状態とに動作可能な可動球受部材と、この可動球受部材の動作により前記入賞空間に入った遊技球を一般入賞球として回収する回収口と、前記入賞空間に入った遊技球が入賞することにより遊技者に有利な特別入賞とする特別入賞口と、を有する変動入賞装置と、
遊技球が始動入賞口に入賞すると、前記変動入賞装置の可動球受部材を開状態に動作させる始動遊技を行なわせ、前記始動遊技中に前記入賞空間に入った遊技球が前記特別入賞口に入賞すると、前記可動球受部材の開閉動作を繰り返し行うラウンドを行い、該ラウンド中に該入賞空間に入った遊技球が前記特別入賞口に入賞することを条件にラウンドが継続して行われる特別遊技状態を発生させる制御手段と、を備えた遊技機において、
前記変動入賞装置は、
前記入賞空間に入った遊技球の前記特別入賞口へ入賞する前の滞在時間を調整する滞在時間調整手段を当該入賞空間に備え、
前記制御手段は、
前記可動球受部材が開状態になるときを起点とし定常的な閉状態に戻るまでの通常有効期間と、前記可動球受部材が定常的な閉状態に戻った後の残存有効期間と、から構成される有効期間だけ、前記特別入賞口への遊技球の入賞を有効とし、
前記滞在時間調整手段を駆動制御して滞在時間の調整をするとともに、該調整された滞在時間に対応させて前記残存有効期間が設定されていることを特徴とする遊技機。
【請求項2】前記制御手段は、
前記始動遊技の際には、前記滞在時間調整手段を遊技球の滞在時間が比較的短くなるように駆動制御するとともに、該駆動制御に対応して前記残存有効期間が短く設定され、
前記特別遊技状態の際には、前記滞在時間調整手段を遊技球の滞在時間が比較的長くなるように駆動制御するとともに、該駆動制御に対応して前記残存有効期間が長く設定されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、いわゆる特別入賞口が内在する変動入賞装置を備えるパチンコ機などの遊技機に係わり、詳しくは遊技球の前記特別入賞口への入賞の有効期間の設定が柔軟になされることによって、前記特別入賞口の入賞検出に係わる遊技進行のテンポを状況に応じた最適なものとし、ひいては遊技の興趣向上を実現した遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、パチンコ機などの遊技球を使用した遊技機としては、いわゆる特別入賞口が内在する入賞空間(大入賞口)を有しこの入賞空間を開閉可能な変動入賞装置を備えたものが主流となっており、この変動入賞装置内の入賞空間への入賞、さらにはその内部の特別入賞口への入賞が、遊技の勝敗を分ける重要な条件となっている。
例えば、いわゆる羽根ものと呼ばれる第2種の遊技機では、通常、遊技盤面中央に設けられた特別電動役物が、前記変動入賞装置となっている。即ち、この特別電動役物は、内側に入賞空間を有し、この入賞空間の奥(通常、底部)に、特別な入賞として検出される特別入賞口(いわゆるV入賞口、或いは継続入賞口)を有する。またこの特別電動役物は、その入賞空間の入口を開閉する可動片(可動球受部材)を備えており、この可動片が開状態に作動すると、遊技盤面上の遊技領域を流下する遊技球が入賞空間内に流入し易い状態となり、逆にこの可動片が閉状態に作動すると、遊技盤面上の遊技領域を流下する遊技球が入賞空間内に流入できない状態となる。
【0003】
そして、遊技制御装置(或いは、役物制御装置)などと呼ばれる制御手段が、遊技盤面上に設けられた特定の始動入賞口(以下、場合により始動口という)への入賞検出や、前記特別入賞口への入賞検出などを含む所定の遊技判定結果を監視しつつ、前記変動入賞装置の可動片を開状態又は閉状態に制御して遊技を進行させる。即ち、制御手段は、まず、遊技領域を流下する遊技球が始動口に入賞したか否かを監視しており、前記可動片が閉状態にある場合に(正確には、後述の有効期間以外の期間に)始動口への入賞があると、前記可動片を開状態に作動させる始動制御を行い、この始動制御によって前記可動片が開状態にあるときに前記入賞空間内に入った遊技球が前記特別入賞口に入賞すると、いわゆる大当たりという遊技価値が付与された特別な状態(特別遊技状態)になったとして、所定の終了条件が成立するまで(例えば、可動片の作動回数が18回になるか、或いは、前記入賞空間への入賞球数が10個になるまで)、前記可動片を間欠的かつ連続的に開状態に作動させる特別遊技制御を行い、さらに、この特別遊技制御によって前記可動片が開状態にあるときに遊技球が前記特別入賞口に入賞すると、前記特別遊技制御を所定の範囲内(通常、15ラウンド内)で繰り返し実行する。
【0004】
また、いわゆるセブン機などと呼ばれる第1種の遊技機では、通常、遊技盤面中央よりも下方(いわゆる特図の変動表示を行う画像表示装置の表示画面の下方)に設けられたいわゆるアタッカー(特別変動入賞装置)が、前記変動入賞装置となっている。
即ち、上記アタッカーは、例えば横長長方形状の大入賞口と、この大入賞口を開閉する開閉扉(可動球受部材)とを備え、この大入賞口の内部空間(即ち、入賞空間)の奥の一部に特別入賞口が形成されたものである。
そして、第1種のパチンコ機の遊技盤面上には、複数の識別情報(いわゆる特別図柄又は特図と呼ばれるもの)を複数の表示領域毎に変動表示可能な画像表示装置(LCDやCRTよりなり、特図表示装置などと呼ばれる。)の表示画面が設けられ、遊技制御装置や表示制御装置などの制御手段の制御によって、この表示画面における特図の変動表示による遊技(即ち、変動表示ゲーム)が行われる。
即ち、遊技領域中に打込まれて流下する遊技球が、特図の始動口(チャッカー)を兼ねた普通変動入賞装置に入賞すると、特図表示装置の表示画面の複数の変動表示領域(例えば上下又は左右の3箇所)において多数の特図(数字,文字,記号,模様等よりなるもの)が変動(例えば、縦にスクロール)する表示(いわゆる変動表示)が行われて、変動表示ゲームが行われる。そして、見かけ上、この変動表示ゲーム結果(停止した特図の組合せ)が特定表示結果(例えば、「7、7、7」などのゾロ目)であれば、大当りと呼ばれる遊技価値が付与される。
なお制御上は、例えば特図の始動口への遊技球の入賞があったことを条件(始動条件)として、大当り乱数(遊技価値判定用乱数)などの各種乱数の値が抽出記憶されて、この抽出記憶された乱数値と予め設定された判定値とが判定時に比較判定され、この比較判定結果に基づいて、予め停止図柄(大当りとするか否か)などが決定され、この決定に応じて上記変動表示が開始される。
また、この大当り(特別遊技状態)になると、特別変動入賞装置の開閉扉が、規定時間(例えば、30秒)を越えない範囲内において、例えば10個入賞までの期間だけ開放される開放動作(特別遊技制御)が行われる。そして、この開放動作は、継続入賞球の検出(特別入賞口への入賞を検出する継続センサによる入賞球の検出)が行われることを条件に、例えば、16ラウンドまで複数回行われる。
【0005】
ところで、以上説明したような変動入賞装置を備える遊技機では、変動入賞装置内の特別入賞口への入賞を検出する特別入賞検出手段(上記継続センサなど)の稼働状態(検出可能な状態にあるかどうか)、或いはこの特別入賞検出手段の検出信号の制御手段による取り扱いが、変動入賞装置の可動球受部材が開状態になったときを起点とする所定の有効期間だけ有効とされ、この有効期間が、前記可動球受部材が閉状態に戻るまでの通常有効期間と、前記可動球受部材が閉状態に戻った後の残存有効期間とからなっていた。つまり、可動球受部材が閉状態に戻る直前に変動入賞装置内(入賞空間内)に入って残存した遊技球(以下、場合により残存球という)が、可動球受部材が閉状態に戻った後に特別入賞口に入賞した場合、その入賞又は入賞検出が前記可動球受部材が閉状態に戻った後の所定期間(即ち、前記残存有効期間)内に行われれば、有効なものとして取り扱って大当たりの付与又は継続を実行し、その入賞又は入賞検出が前記所定期間(即ち、前記残存有効期間)の経過後に行われれば、無効なものとして取り扱って大当たりの付与又は継続を実行しないようにしていた。
【0006】
これは、変動入賞装置内に詰まりなどにより長時間滞っていた遊技球がある時突然落下して特別入賞口に入賞し、例えば不自然な時期に大当たりになってしまうといった不具合を回避するためのものである。
また、変動入賞装置の可動球受部材の動作に伴う遊技の進行判断を、残存球の悪影響を受けずに切りの良いところで円滑に行うための時期的基準を定めるためのものでもある。即ち、例えば第2種のパチンコ機では、変動入賞装置の可動球受部材が開状態にあるとき(即ち、大入賞口が開放状態にあるとき)には、当然に大入賞口を開放させる始動口入賞の機能を無効とする(始動口の入賞検出を無効とする)必要があり、また、特別入賞口への入賞によって大当たり状態(前記特別遊技制御が実行されている特別遊技状態)が継続する場合には、その後も(即ち、可動球受部材が一旦閉じた後も)始動口入賞の機能を無効とする必要がある。また逆に、大当たり状態でないときに特別入賞口への入賞がないままに変動入賞装置の可動球受部材が開状態から閉じたときには、残存球による特別入賞口への入賞がないことをある程度確認した上で、遊技者を飽きさせないように、なるべく速やかに次の遊技状態へ移行する(即ち、始動口入賞の機能を有効に戻して、変動入賞装置が非開放状態である場合の通常の遊技を再開する)必要がある。そこで、例えば第2種の遊技機では、上述した有効期間なるものを設定して、この有効期間中には、大入賞口を開放させる始動口入賞の機能を無効にするとともに、上述した有効期間経過後(即ち、残存有効期間経過後)に残存球による特別入賞口への入賞が検出された場合には、これを有効なものとして取り扱わない(即ち、大当たり状態としない)ようにしているのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したような遊技機にあっては、上述した特別入賞口の入賞検出の有効期間のうちの残存有効期間が、従来では、一定の長さに設定されていたため、以下のような問題点があった。
即ち、前記残存有効期間が画一的に設定されるため、状況に応じた最適な制御(最適な遊技進行)ができなかった。例えば、変動入賞装置の入賞空間内に遊技状態に応じて切り替えられる流下流路が複数パターンあって、変動入賞装置に入賞してから特別入賞口に入賞するか否かの結果がでるまでの時間(即ち、滞在時間)が、どの流下流路が選択されるかによって大きくばらつく構成の場合、そのばらつきの最大値に対応させて前記残存有効期間を設定すれば、残存球がなくなったにもかかわらず前記残存有効期間が経過しておらず次の遊技状態(例えば、始動口への入賞を有効とする通常状態)に移行できないという実質上遊技が中断したような中途半端な状態が長く続いてしまい、遊技の進行のテンポが悪くなって、遊技者が遊技に集中できず途中で飽きてしまい、ひいては遊技の興趣が低下するといった不具合が発生する恐れがあった。また逆に、前記ばらつきの最小値に対応させて前記残存有効期間を設定した場合には、残存球がゆっくり流下して特別入賞口に入ったことが遊技者に明確に視認されたのに、その入賞が有効とならずに例えば大当たりが発生せず、遊技者が不信感を抱くといった不具合が発生する恐れがあった。
【0008】
また、例えば第2種のパチンコ機で、前述の始動制御によって変動入賞装置が開放される状態での遊技(即ち、大当たり前の始動遊技)においては、残存球が比較的短時間で変動入賞装置内を流下するように誘導する場合が多く、このような場合には、変動入賞装置の可動球受部材が閉じると即座に始動口への入賞が有効となり、その後の始動口への入賞ですぐにまた変動入賞装置が開放されるといったようなテンポの早い遊技進行が好ましい場合が多い。一方、第2種のパチンコ機で、前述の特別遊技制御によって変動入賞装置が開放される状態での遊技(即ち、大当たりでの遊技)においては、大当たり継続の条件である特別入賞口への入賞をじっくり演出すべく、残存球が比較的長時間かかって変動入賞装置内を流下するように誘導する場合が多く、このような場合には、変動入賞装置の可動球受部材が閉じた後も比較的長時間特別入賞口への入賞が有効となり、大当たり状態がなるべく継続されるようなゆっくりしたテンポの遊技進行が好ましい場合がある。しかし、従来の遊技機では、前述の残存有効期間が一定値に設定されるため、このような遊技状態に応じた柔軟な対応は不可能であった。
そこで本発明は、いわゆる特別入賞口が内在する変動入賞装置を備えるパチンコ機などの遊技機であって、前記特別入賞口への入賞検出に係わる遊技進行のテンポが状況に応じた最適なものとなり、ひいては遊技の興趣向上が実現できる遊技機を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、請求項1記載の発明による遊技機は、遊技領域を流下する遊技球を入賞空間に受け入れない閉状態と受け入れ易い開状態とに動作可能な可動球受部材と、この可動球受部材の動作により前記入賞空間に入った遊技球を一般入賞球として回収する回収口と、前記入賞空間に入った遊技球が入賞することにより遊技者に有利な特別入賞とする特別入賞口と、を有する変動入賞装置と、
遊技球が始動入賞口に入賞すると、前記変動入賞装置の可動球受部材を開状態に動作させる始動遊技を行なわせ、前記始動遊技中に前記入賞空間に入った遊技球が前記特別入賞口に入賞すると、前記可動球受部材の開閉動作を繰り返し行うラウンドを行い、該ラウンド中に該入賞空間に入った遊技球が前記特別入賞口に入賞することを条件にラウンドが継続して行われる特別遊技状態を発生させる制御手段と、を備えた遊技機において、
前記変動入賞装置は、
前記入賞空間に入った遊技球の前記特別入賞口へ入賞する前の滞在時間を調整する滞在時間調整手段を当該入賞空間に備え、
前記制御手段は、
前記可動球受部材が開状態になるときを起点とし定常的な閉状態に戻るまでの通常有効期間と、前記可動球受部材が定常的な閉状態に戻った後の残存有効期間と、から構成される有効期間だけ、前記特別入賞口への遊技球の入賞を有効とし、
前記滞在時間調整手段を駆動制御して滞在時間の調整をするとともに、該調整された滞在時間に対応させて前記残存有効期間が設定されていることを特徴とする。
【0010】
ここで、上記変動入賞装置としては、第2種のパチンコ機における特別変動入賞装置(いわゆる特別電動役物)や、第1種のパチンコ機における特別変動入賞装置(いわゆるアタッカー)があり得る。また、上記遊技判定結果には、特別入賞口の入賞検出に関する判定結果(特別入賞口に入賞したか否かの判定結果)の他に、例えばいわゆる始動入賞口への入賞の有無の判定結果、どの始動入賞口に入賞したかの判定結果、始動入賞口への入賞時などに抽出される乱数値が所定の判定値と一致しているか否かの判定結果、などがあり得る。また、入賞検出の前記制御手段による取り扱いには、入賞検出の検出信号の受信の有効性、入賞検出の検出信号に基づいて行われるべき所定の処理の実効性が含まれる。即ち、入賞検出の前記制御手段による取り扱いが有効とされるとは、入賞検出の検出信号が前記制御手段において受信可能な状態とされ、かつこの検出信号に基づいて行われるべき所定の処理が実際に実行可能な状態とされて、前記検出信号の出力(制御手段への入力)があれば、前記制御手段により所定の処理が実際に実行されることを意味する。
【0011】
また、好ましい態様として、例えば請求項2記載のように、前記制御手段は、
前記始動遊技の際には、前記滞在時間調整手段を遊技球の滞在時間が比較的短くなるよ うに駆動制御するとともに、該駆動制御に対応して前記残存有効期間が短く設定され、
前記特別遊技状態の際には、前記滞在時間調整手段を遊技球の滞在時間が比較的長くなるように駆動制御するとともに、該駆動制御に対応して前記残存有効期間が長く設定されているようにしてもよい。
【0012】
ここで、上記特別遊技状態には、例えば第2種のパチンコ機におけるいわゆる大当たり状態が含まれる。また、上記始動遊技状態には、例えば第2種のパチンコ機において始動入賞口への入賞によって変動入賞装置の可動球受部材が開閉されている状態が含まれる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
第1の実施の形態
まず、第1の実施の形態を説明する。図1〜図4は本発明を第2種に属するパチンコ機に適用した場合の一例を示している。
【0014】
A.遊技盤の構成
図1は本例のパチンコ機の遊技盤を示す正面図である。
(a)遊技領域の全体構成
図1において、遊技盤の前面は、略円形領域がガイドレール10で囲まれることにより遊技領域11が形成されている。遊技領域11の略中央部には特別変動入賞装置(変動入賞装置)12が、この特別変動入賞装置12の左右両側には普通図柄ゲート(以下、普図ゲートという)13a,13bが、特別変動入賞装置12の真下にはチューリップタイプの普通変動入賞装置(2回開きの始動入賞口;第2始動入賞口)14が、この普通変動入賞装置14の左右両側には第1始動入賞口15,16(1回開きの始動入賞口)が、それぞれ配設されている。
この場合、普通変動入賞装置14(第2始動入賞口)に遊技球が入賞すると、特別変動入賞装置12の可動片(可動球受部材)12a,12bが2回開閉動作し、第1始動入賞口15,16に遊技球が入賞すると、特別変動入賞装置12の可動片12a,12bが1回開閉動作するようになっている。つまり、いわゆる始動遊技中に特別変動入賞装置12内へ遊技球が入る可能性が、始動口の種類によって異なるように構成されている。
【0015】
また、遊技領域11には、その他に一般入賞口17,18が配設されるとともに、遊技領域内の適宜位置には風車と呼ばれる打球方向変換部材19〜24が回転自在に複数配設されている。一方、遊技領域11の中央下部にはアウト球回収口25が形成されている。さらに、特別変動入賞装置12の両側でレール10の内側に沿った部分には、装飾用のサイドランプ26,27が配設されており、これらサイドランプ26,27は、例えば可動片12a,12bが開くときに点滅する他、後述する大当り中などには遊技者の意欲を盛り上げるように点滅する。
普図ゲート13a,13bは玉が1個分だけ通過可能なゲートを有し、玉がゲートを通過すると、普通変動入賞装置14の前面に配置された7セグメントのLEDからなる普通図柄表示器14aの図柄(例えば、数字であって、以下普図という)が変動し、この普図が特定の図柄(例えば、「7」)になると、普図当りとして普通変動入賞装置14の可動片(いわゆるチューリップに相当)14b,14cが作動して一定時間だけ開き、普通変動入賞装置14(第2始動入賞口)に入賞し易くなる構成となっている。
【0016】
また、普通図柄表示装置14aの前面における両側部には、この場合合計4個の普図始動記憶表示器14dが設けられており、普図変動中に普図ゲート13a,13bのいずれかを玉が通過したときに、4個の範囲内でその通過玉数を記憶したことが表示されるようになっている。
なお、図1では図示省略しているが、各変動入賞装置12,14や各入賞口15,16,17,18及び普図ゲート13a,13bには、例えば磁気センサよりなる遊技球の検出センサ(図2に符号41〜46で示す)がそれぞれ付設されており、入賞又は通過した遊技球が検出されて後述する遊技制御装置100に信号が入力され、これに応じて賞球の排出や、後述するように上記普通図柄表示装置14a或いは特別変動入賞装置12の制御が行われる構成となっている。ここで、図2の入賞センサ41は、いわゆる他穴である一般の入賞口(この場合、入賞口17,18)への入賞をそれぞれ検出するセンサであり、入賞センサ42は、第1始動入賞口15又は16への入賞を検出するセンサであり、入賞センサ43は、普通変動入賞装置(第2始動入賞口)14への入賞を検出するセンサである。また、入賞センサ44は、特別変動入賞装置12に入賞した遊技球(即ち、一般入賞した遊技球と特別入賞した遊技球の両方)を検出するセンサであり、継続センサ46は、特別変動入賞装置12に入賞した遊技球のうち後述する特別入賞口67に入賞した遊技球を検出するセンサ(特別入賞検出手段)であり、普図始動ゲートセンサ45は、普図ゲート13a又は13bを通過する遊技球を検出するセンサである。
【0017】
また、遊技盤1の遊技領域3には、通常天釘やヨロイ釘といった多数の障害釘が設けられるが、ここでは繁雑になるので図示省略している。また、同様に図示省略しているが、遊技盤1には、その他の各種装飾ランプや、LED等、或いは他の一般入賞口が設けられていてもよい。
また本発明では、遊技盤における遊技領域はどのようなものでもよく、特別入賞口を有する変動入賞装置を備えた遊技機であれば、任意の構成を取り得る。「第2種」以外のタイプに属するパチンコ機であってもよい。なお、本形態例では、いわゆる「第2種」に属するタイプのものに適用した例を説明している。
【0018】
B.制御系の構成
次に、本パチンコ機の制御系の構成について説明する。
図2は本例のパチンコ機における制御系の全体構成を示すブロック図である。図2において、この制御系は大きく分けると、遊技制御装置100と、排出制御装置200を初めとするその他の周辺装置等によって構成される。
遊技制御装置100は、マイクロコンピュータを含む回路で、例えば遊技盤の裏面に取付けられたボードユニットにより実現されている。また、排出制御装置200は、例えば遊技機の枠側に設けられた排出制御回路、排出ユニット等によって実現されている。
【0019】
遊技制御装置100は、パチンコ遊技等に必要な役物制御を行うワンチップマイコンからなる遊技用マイクロコンピュータ111と、水晶の発振周波数を分周して遊技用マイクロコンピュータ111の基本クロックを得る発振器112と、各種信号の入力処理を行う入力インターフェース回路113と、各種信号の出力処理を行う出力インターフェース回路114とによって構成される。
なお、遊技用マイクロコンピュータ111は、演算処理を行うCPU121、役物制御の制御プログラム等を格納しているROM122及びワークエリアの設定や制御に必要なデータの一時記憶等を行うRAM123を内蔵している。
【0020】
入力インターフェース回路113には、前述の入賞センサ41〜44、普図始動ゲートセンサ45、及び継続センサ46の信号が入力されている。そして、入力インターフェース回路113は、これら各信号の入力処理(例えば、波形整形、チャタリングの除去等)を行って遊技用マイクロコンピュータ111に出力する回路である。
一方、出力インターフェース回路114からは、普図始動記憶表示器14d、普通図柄表示器14a、普通変動入賞装置14の可動片14a,14bを駆動するソレノイド51、特別変動入賞装置12の可動片12a,12bを駆動するソレノイド52、特別変動入賞装置12の後述する誘導装置70(滞在時間調整手段)を駆動する誘導用モータ53、音制御装置131、装飾表示制御装置132、外部情報端子盤133、後述のV機能レベルメータ80(有効期間報知器)、及び排出制御装置200に制御信号(データ等も含む)が出力される。
【0021】
ここで、音制御装置131は、遊技に必要な効果音を生成する(或いは音声合成を行ってもよい)サウンドジェネレータやアンプ等を含んで構成される。この音制御装置131は、遊技機の所定箇所に配設されたスピーカー(図示省略)に接続されており、音制御装置131からの出力信号に基づいてこのスピーカーから効果音が放出される。
また、装飾表示制御装置132は、サイドランプ26,27、装飾LED等を装飾して遊技を演出するために必要な制御を行う。
【0022】
また、外部情報端子盤133は、遊技制御装置100から外部の管理装置(図示省略)に各種信号(例えば、大当り信号等)を出力するものである。なお、管理装置はホール全体の遊技機、島設備等を管理するもので、外部情報端子盤133を介して遊技制御装置100から各種信号が入力され、入力された各種信号に基づいて営業上の必要なデータを演算処理し、処理したデータを必要に応じてディスプレイに表示したり、印刷したりする。
また、排出制御装置200は、出力インターフェース回路114から入力される賞球数制御情報(賞球数データ等)に基づいて排出装置(図示略)を駆動して遊技球(賞球など)を排出する制御などを行うものである。
なおここで、遊技制御装置100は、本発明の制御手段を構成する。
【0023】
C.特別変動入賞装置の詳細構成
次に、特別変動入賞装置12の詳細構成について、図3及び図10乃至図11により説明する。図3は、特別変動入賞装置12の正面構成を示す正面図、図10及び図11は、特別変動入賞装置12の主に動作を説明するための内部斜視図である。
特別変動入賞装置12は、図3に示すように、上部の左右両側に、特別変動入賞装置12の内部空間(即ち、入賞空間)に続く開口部(以下、変動入賞口という)61,62を有する。この変動入賞口61又は62から入賞した遊技球は、まず、図11に示す如くこの場合内部に二つ配設された入賞センサ44(カウントセンサ)のいずれか一方を通過して検出される構成となっている。
そして、変動入賞口61,62には、前述の可動片12a,12bが、直立状に起立した状態(変動入賞口61,62をそれぞれ閉塞した閉状態)から上端が外側に倒れた状態(変動入賞口61,62をそれぞれ開放した開状態;図3に点線で示す)まで揺動可能に取付けられている。なお、これら可動片12a,12bが直立状に起立した状態に維持されると、流下してきた玉が内部に流入することが阻止される遊技者にとって不利な状態(以下、閉状態という)となり、上端を外側に倒す位置に揺動すると、流下してきた玉がこれら可動片12a,12bにより受け止められて変動入賞装置12内に流入する遊技者にとって有利な状態(以下、開状態という)となる。
【0024】
そして、特別変動入賞装置12内の下側には、図3及び図10,11に示すような棚状部63が設けられ、この棚状部63の上面には水平回転(鉛直軸を中心とする自転)する二つのコマ部材64,65が左右に並んで設けられ、さらにこの棚状部63の周縁(後面側と左右両面側)には、コマ部材64,65の後面側と左右両面側を覆う案内壁66(図10,11に示す)が立設されている。
また、特別変動入賞装置12の底部前面側(上記棚状部63の前面側下方)には、図3などに示すように特別入賞口(いわゆるV入賞口、或いは継続入賞口)67が形成され、この特別入賞口67の左右両側には、一般入賞球として遊技球を回収する回収口68,69が形成されている。
ここで、コマ部材64,65は、全体として円盤状のもので、その外周部上面には、遊技球側面に当接する突片64a,65aがそれぞれ放射状に複数形成されている。また、このコマ部材64,65は、図示省略した歯車機構などを介して、前述した誘導用モータ53(図2にのみ示す)に駆動されて互い違いの向きに同期回転する構成となっており、遊技球が中央を流下して特別入賞口67に入賞し易くなるように誘導したり、或いは逆に遊技球が外側を回って流下して特別入賞口67に入賞し難くなるよう(回収口68又は69に入り易くなるよう)に誘導する誘導装置70を構成している。この誘導装置70は、例えばコマ部材64,65が回転方向によって回転速度を変化させて駆動されることで、誘導方向によって遊技球の流下速度を調整する機能をも発揮し、この場合本発明の滞在時間調整手段を構成している。
【0025】
なおこの場合、特別入賞口67と回収口68,69とは、図3に示す如く、特別変動入賞装置12の底部前面側(上記棚状部63の前面側下方)が装飾パネル71によって囲われることによって形成されており、また、装飾パネル71の内側中央に並行に2枚形成された仕切壁72によって相互に区画されている。つまり、装飾パネル71によって囲われてなる上下に開口した空間のうち、2枚の仕切壁72の内側が特別入賞口67であり、仕切壁72の外側(左右両側)が回収68,69である。また、特別入賞口67の下方には、継続センサ46(特別入賞検出手段)の検出部が配設され、特別入賞口67に入った遊技球(即ち、特別入賞した遊技球)が全てこの継続センサ46で検出される構成となっている。
【0026】
また、上記誘導装置70の作用の概略は次のようなものである。即ち、前述の誘導用モータ53が一方向に駆動制御されて、図11に示すような向き(反誘導方向)に各コマ部材64,65が例えば比較的速く回転すると、変動入賞装置12内に入賞した遊技球Kは、同図に示す如く各コマ部材64,65の両外側の流路(案内壁66の内面に沿った流路)を経由して左右両端側に例えば比較的早く流れ易くなり、この結果、遊技球Kは棚状部63の外側を流れて回収口68又は69に落ちて一般入賞となり易く、また遊技球Kが特別変動入賞装置12内に滞在する時間が例えば比較的短くなる。一方、前述の誘導用モータ53が他方向に駆動制御されて、図10に示すような向き(誘導方向)に各コマ部材64,65が例えば球見せのために比較的遅く回転すると、変動入賞装置12内に入賞した遊技球Kは、同図に示す如く各コマ部材64,65の内側の流路を経由して中央部に例えば比較的ゆっくりと流れ易くなり、この結果、遊技球Kは棚状部63の中央を流れて特別入賞口67に落ちて特別入賞となり易く、また遊技球Kが特別変動入賞装置12内に滞在する時間が例えば比較的長くなる。
【0027】
また、変動入賞装置12の下側前面を覆う装飾パネル71の前面には、後述する特別入賞の有効期間を報知するためのV機能レベルメータ80(有効期間報知手段)が設けられている。
このV機能レベルメータ80は、図4(a)に示すように、例えばLEDなどの発光源がそれぞれ内蔵された複数(この場合、6個)の発光部81〜86が左右方向に一列に配列されてなるもので、これら発光部の上方には、有効時間の長短表示方向を示すマーク87や、「V機能レベルメータ」の文字88の表示が設けられている。そして、このV機能レベルメータ80は、遊技制御装置100の制御処理によって、後述する特別入賞の有効期間が減少するにつれ、発光部の消灯箇所が右側に増加するように各発光部の発光源が作動するようになっており、これによって後述する特別入賞の有効期間の有無及び長短を報知する構成であり、マーク87はこのような報知の仕方を示すように右方に向かって先細りの帯状体とされている。
【0028】
ちなみに、図4(a)は、各発光部が全て消灯しており、その時点で前記有効期間が無いこと(即ち、特別入賞口67に遊技球が入ったことを検出する継続センサ46(特別入賞検出手段)の検出信号が遊技制御装置100の処理で無効とされていること)を示している。また、図4(b)は、各発光部が全て点灯しており、有効期間の全てがその時点で残っていること(即ち、継続センサ46の検出信号が有効とされており、その後も設定された有効期間だけその状態が継続すること)を示している。また、図4(c),(d)は、左側の一部の発光部が消灯し残りの発光部が点灯ており、有効期間の4/6或いは1/6がその時点で残っていること(即ち、継続センサ46の検出信号が有効とされており、その後も設定された有効時間の4/6或いは1/6だけその状態が継続すること)を示している。なおこの場合には、有効期間の開始直後には、必ず図4(b)に示す状態となり、有効期間の設定値が長い場合には、消灯箇所が右側に増加する速度が遅くなり、有効期間の設定値が短いと、消灯箇所が右側に増加する速度が早くなって、これにより遊技者は遊技状態に応じた有効期間(特に、残存有効期間)の長さの違いをも把握することができる。
【0029】
D.遊技の概要
次に、遊技制御装置100の制御により実現される本例のパチンコ機での遊技の概要について説明する。
まず、遊技開始直後などの通常状態(大当たりや普図当りになっていない状態)では、特別変動入賞装置12の可動片12a,12bは前述の閉状態に維持され、特別変動入賞装置12の変動入賞口61,62は閉ざされて遊技球の入賞は不可能な状態に維持される。また、普通変動入賞装置14の可動片14a,14bも閉状態に維持され、普通変動入賞装置14には遊技球が全く入らない状態(入り難い状態でもよい)に維持される。
そして、ガイドレール10を介して遊技領域中に打込まれた遊技球が、第1始動入賞口15,16、或いは第2始動入賞口に相当する普通変動入賞装置14に入賞すると、いわゆる大当たりのための始動条件が成立したとして、以下説明する始動遊技(大当たりになるか否かを決する遊技)が行われ、一方、同様に打込まれた遊技球が普図ゲート13a,13bを通過すると、いわゆる普図当りのための始動条件が成立したとして、後述する普図変動遊技(普図当たりになるか否かを決する遊技)が行われる。
【0030】
上記始動遊技は、特別変動入賞装置12の可動片12a,12bが所定時間だけ前述の開状態に動作する開動作が所定回数繰返され、この開動作中に変動入賞口61,62から入賞した遊技球が特別変動入賞装置12内の前記特別入賞口67に入賞すると、大当りと呼ばれる遊技価値が付与されるものである。なおこの場合、第1始動入賞口15,16に入賞すると、上記可動片12a,12bは開放時間が例えば0.7secの開動作を1回だけ実行し、普通変動入賞装置14に入賞した場合には、上記可動片12a,12bは開放時間が例えば1.0secの開動作を2回実行する。
【0031】
なお、この始動遊技中において、可動片12a,12bが開状態にあるとき又は閉状態になった直後のとき(特別変動入賞装置12内に遊技球が存在する可能性があるとき)の誘導装置70の運転状態は、各種の態様があり得る。例えば、誘導装置70のコマ部材64,65が常に停止している態様(大当たりとなったときだけ作動する態様)でもよいし、常に何れかの向きに作動する態様でもよいし、特定の始動口に入賞したときだけ何れかの向きに作動する態様でもよいし、特定の始動口に入賞すると図10に示す誘導方向に作動して、他の始動口に入賞すると図11に示す反誘導方向に作動する態様でもよい。
【0032】
そして、上記遊技価値(大当り)が付与されると、例えば大当たり演出用の効果音(ファンファーレなど)を出力する処理などが実行された後に、特別変動入賞装置12の可動片12a,12bが、所定時間開状態となる開閉動作を最高18回繰返す大当り遊技が開始される。
すなわち、上記大当り遊技(特別変動入賞装置12が合計18回開閉する動作を1ラウンドとするもの)は、この大当りの一つのラウンド中に再度特別入賞口54に遊技球の入賞があることを条件に例えば最高15ラウンドまで継続して行われる。
なお、特別入賞口54への入賞の可能性はこの大当り中においても前述の誘導装置70の動作や、後述する有効時間の設定により大きく影響を受ける。また、この大当たり中における誘導装置70の動作態様にも各種の態様があり得る。例えば、常に誘導装置70をいずれかの方向(例えば、誘導方向)に作動させておく態様でもよいし、最終ラウンド以外の一般ラウンドでは図10に示す誘導方向に作動し、最終ラウンドでのみ図11に示す反誘導方向に作動する態様でもよい。
【0033】
次に、打込まれた遊技球が普図ゲート13a,13bを通過した場合に行われる普図変動遊技について説明する。この普図変動遊技は、前述の始動遊技のきっかけとなる普通変動入賞装置14への入賞の確率の変動に関する遊技である。
すなわち、遊技中に、遊技球が普図ゲート13a,13bを通過したときは、普通図柄表示装置14aの表示図柄(この場合、一桁の数字)の変動表示による普図変動遊技が行われる。そして、この普図変動遊技の結果としての普通図柄表示装置14aの停止表示態様が所定の態様(例えば、「7」又は「3」)であれば、普図当りと呼ばれる遊技価値が付与される。
【0034】
この普図当りという遊技価値が付与されると、普通変動入賞装置14の前述の一対の可動片14a,14bが逆ハの字に開いた開放状態に、例えば0.5秒程度保持される特定遊技が行われる。これにより、普通変動入賞装置14に遊技球が入賞し易くなり、その分、前述の始動遊技の実施回数が増えて大当りとなる可能性が増す。
また、上記普図変動遊技中に、普図ゲート13a,13bをさらに遊技球が通過したときには、普図始動記憶表示器14dが点灯してこの場合4個まで記憶され、普図変動遊技の終了後に、その記憶に基づいて上記普図変動遊技が繰返される。
【0035】
E.特別入賞の有効期間
次に、特別入賞の有効期間、及びこれに関連する始動口入賞の有効期間について、図6乃至図8のタイミングチャートを参照しつつ説明する。なお図6は、通常状態において第1始動口に入賞があったときの動作(或いは、状態変化)を示すタイミングチャートであり、また図7は、通常状態において第2始動口に入賞があったときの動作を示すタイミングチャートである。また図8は、通常状態において第1始動口に入賞があり、さらに特別入賞して大当たりとなったときの動作を示すタイミングチャートである。
【0036】
図6乃至図8に示すように、本例のパチンコ機でも、特別変動入賞装置12内の特別入賞口67への入賞を検出する継続センサ46(特別入賞検出手段)の検出信号の遊技制御装置100による取り扱いが、特別変動入賞装置12の可動片12a,12b(可動球受部材)が開状態になったときを起点とする所定の有効期間だけ有効とされ、それ以外の期間では、継続センサ46の検出信号が実際に出力されても、遊技制御装置100の処理において大当たりを付与する又は継続させる信号として有効に受け付けない。この有効期間は、図6乃至図8に示すように、前記可動片が定常的な閉状態(連続的に繰り返し開閉する際の一時的な閉状態を除くもの)に戻るまでの通常有効期間と、前記可動片が定常的な閉状態に戻った後の残存有効期間とからなる。また、少なくともこの有効期間中には、大入賞口を開放させる始動口入賞の機能が無効にされる。即ち本例では、図6乃至図7に示すように、入賞センサ42又は43(第1始動口センサ又は第2始動口センサ)によって始動口入賞が検出された直後からこの有効期間が終了するまでの期間は、前述の入賞センサ42,43の検出信号が実際に出力されても、遊技制御装置100の処理において前記可動片を開状態とする(即ち、特別変動入賞装置12を開放させる)信号として有効に受け付けない。
【0037】
そして、上記有効期間のうちの残存有効期間の長さは、従来のように一定値ではなく、遊技制御装置100の予め設定された処理によって遊技状態に応じて異なる値に適宜設定変更される。
例えば、図6に示すように、通常状態において第1始動口14への入賞が入賞センサ42(第1始動口センサ)により検出されて、特別変動入賞装置12が1回開放される場合の残存有効期間の長さA[S]は、例えば2.5秒と比較的短く設定される。これに対して、図7に示すように、通常状態において第2始動口15又は16への入賞が入賞センサ43(第2始動口センサ)により検出されて、特別変動入賞装置12が2回開放される場合の残存有効期間の長さB[S]は、例えば3.0秒と比較的長く設定される。
なお、図6乃至図7に示した期間a[S]は、始動口への入賞が検出された直後から実際に前記可動片が開状態となって特別変動入賞装置12が開放されるまでの遅延期間である。
【0038】
また、例えば図8に示すように、通常状態において第1始動口に入賞があったときの残存有効期間の長さA[S]に対して、さらに特別入賞して大当たりとなったときの残存有効期間の長さC[S]の方が比較的長く設定されていてもよい(例えば、長さCを3.5秒に設定してもよい)。
また、特別変動入賞装置12内の残存球の滞在時間が異なる場合には、それに対応させて上記残存有効時間を設定するのが好ましい。即ち本例では、前述した誘導装置70の作用により、特別変動入賞装置12に入賞した遊技球が前述の棚状部63上を比較的時間をかけてゆっくり流れる場合(いわゆる球見せを長く行う場合)と、比較的短時間で流れ落ちてしまう場合があるが、このような滞在時間の違いに対応して上記残存有効時間を設定するのが好ましい。例えば、大当たりの最終ラウンドでのみ誘導装置70を反誘導方向に作動させて残存球の滞在時間を比較的短く調整した場合には、それに応じて、大当たりの最終ラウンドでの前記残存有効期間の長さも比較的短く設定するようにするのがよい。さらに逆にいえば、上述したように、例えば大当たり時の残存有効期間Cを比較的長く設定する場合には、その大当たり時に残存球の滞在時間が比較的長くなるように滞在時間を調整するとよい。また、始動遊技時の残存有効期間Aを比較的短く設定する場合には、その始動遊技時に残存球の滞在時間が比較的短くなるように調整するとよい。
【0039】
なお、上述のように適宜設定変更されて変化する前記残存有効期間の長さの情報は、その都度、その時点で最新のものが前述のV機能レベルメータ80(有効期間報知手段)によって報知される。例えば、図8に示す通常状態においては、特別入賞は常に無効であるので、前述した図4(a)の表示動作(全ての発光部が消灯)が実行される。また、例えば図8に示す大当り遊技開始直後の時点においては、特別入賞が有効な有効期間が最大限残存しているので、前述した図4(b)の表示動作(全ての発光部が点灯)が実行され、その後時間が経過するにつれ、前述した図4(c)や図4(d)の表示動作が実行され、残存有効期間Cが経過した時点で、前述した図4(a)の表示動作に戻る。
【0040】
以上のように本例のパチンコ機では、特別入賞検出手段である継続センサ46による特別入賞検出が、特別変動入賞装置12の可動片12a,12b(可動球受部材)が開状態になったときを起点とする所定の有効期間だけ有効とされ、この有効期間のうちの残存有効期間(可動片が閉状態に戻った後の有効期間)の長さが、遊技状態により変化する。
このため、特別変動入賞装置12の一連の開放動作(即ち、上記可動片の開状態への動作)が終了した際の遊技進行のテンポにメリハリが生じて、遊技の興趣を高めることができる。また、残存球が特別入賞口に入ったことが遊技者に確認されたのに、特別入賞とならないといった不具合の発生も抑制できる。
【0041】
例えば、遊技者が早く特別入賞すること(即ち、大当たりになること)を望んでいるが、変動入賞装置に入賞した遊技球の一つ一つの挙動をゆっくり観賞する余裕や意志がない状態(例えば、始動遊技状態や、大当たりの最終ラウンド)では、前記残存有効期間を短く設定することにより、即座に次の遊技に移行してすぐにまた特別入賞にチャレンジするといったように、遊技進行のテンポを早くして、新たな特別入賞のチャンスを短時間に多く与えることができる。つまり、例えば始動遊技状態では、大当たりが早く来いという遊技者心理が強いため、前記残存有効期間を長く設定すると、遊技のテンポが崩れた感じになり易く、また始動口への入賞が長時間無駄になることが遊技者にとって気になってしまうが、この場合には前記残存有効期間を短く設定することにより、そのような弊害を解消することができる。また、例えば大当たりの最終ラウンドでは、遊技者は始動遊技状態と同様に、すくに次の大当たりを望むため、最終ラウンドで有効期間が長く残存し始動口への入賞がなかなか有効にならない状態では、やはり遊技者がいらいらしてしまう。そこで、この場合も前記残存有効期間を短く設定することにより、そのような弊害を解消することができる。
【0042】
一方、遊技者が変動入賞装置に入賞した遊技球の一つ一つに対してより多くの賞球を望み、各遊技球の挙動をゆっくり観賞する余裕がある状態(例えば、大当たりの一般ラウンド)では、前記残存有効期間を長く設定することにより、次の遊技(例えば、大当たりの次のラウンド)にゆっくり移行するといったように、遊技進行のテンポを遅くして、残存球による特別入賞をより確実なものとすることができる。つまり、例えば大当たりとなった状態(特に一般ラウンド)では、特別変動入賞装置12内に多量の球が入り込み、また特別入賞するか否か(大当たりが継続するか否か)で最終的な獲得遊技球数が大きく異なってくるので、遊技者は余裕がありつつも特別変動入賞装置12内の遊技球の挙動を期待をこめて注視し、仮に特別入賞口に入った遊技球があるのにそれに対応する制御がなされない場合(即ち、大当たり状態が継続しない場合)には、遊技者がそれをめざとく発見して不信感を抱き易い状況にもなる。このため、このような状態では、特別入賞の判定が時間的に余裕をもって確実に行われることが好ましく、この場合に前記残存有効期間を長く設定することにより、そのような状況に合った特別入賞判定や遊技進行を実現することができる。
また前述したように、どの始動口に入賞したかによって、その後の始動遊技における残存有効期間を変化させるようにすれば、入賞した始動口によって遊技進行のテンポに違いが生じて、遊技の興趣向上にさらに貢献できる。
【0043】
しかも本例のパチンコ機は、特別変動入賞装置12の入賞空間内に遊技球が存在している滞在時間の長さを調整する誘導装置70(滞在時間調整手段)を備え、好ましくは、この滞在時間の長さの変化に対応して前記残存有効期間の長さが変化するように設定される。即ち、前記滞在時間が比較的長い場合には、前記残存有効期間も比較的長く設定変更され、前記滞在時間が比較的短い場合には、前記残存有効期間も比較的短く設定変更される。逆にいえば、前述したように残存有効期間が比較的長く設定される場合には、前記滞在時間が長く調整されていわゆる球見せ演出も長く行われ、残存有効期間が比較的短く設定される場合には、前記滞在時間が短く調整されていわゆる球見せ演出も短く行われる。
このため、例えば大当たり状態のようにゆっくりと球見せを行うのに好ましい状態のときにのみ、前記滞在時間を長くして球見せを長く行い、逆に始動遊技状態のように特別入賞することだけに遊技者が期待感を持つようなときには、早く残存球の球見せを終了するといったように、滞在時間のメリハリ(球見せ演出の長さのメリハリ)をつけることも可能になるとともに、このような滞在時間の変化による弊害が回避される。というのは、単に滞在時間のみを変化させるだけで前記残存有効期間が一定では、特別変動入賞装置12内の遊技球が全て内部に取り込まれて球見せが終わってしまったのに、次の遊技に即座に移行しないで遊技者がいらいらしたり或いは興ざめしてしまったりする事態や、逆に特別変動入賞装置12内の残存球が特別入賞口に入ったのに、有効期間が経過していて特別入賞として扱われず、遊技者が不信感を抱くといった事態が生じる可能性が高い。しかし本例では、できるだけ前記滞在時間の長さの変化に応じて前記残存有効期間の長さを変化させるので、このような弊害はほとんど生じない。
【0044】
また本例のパチンコ機は、前記残存有効期間中であること、或いは前記残存有効期間の長さを、識別可能に報知するV機能レベルメータ80(有効期間報知手段)を備えている。このため、有効期間(特に残存有効期間)が明確化され、特別入賞が有効か否かが遊技者にも正確に把握できる。これにより、遊技者が特別入賞判定や遊技進行を納得しながら不信感を抱くことなく遊技を楽しむことがより一層確実にできるようになり、例えば、仮に特別変動入賞装置12内に遊技球が引っかかって有効期間経過後に特別入賞口に入った場合、そのことを視認した遊技者が遊技店に不服を訴えるといったトラブルをより確実に回避することが可能となる。
【0045】
その他の実施の形態
次に、その他の実施の形態を説明する。
(第1種のパチンコ機への適用)
まず図9は、本発明を第1種に属するパチンコ機に適用した場合の動作の一例(前記残存有効期間の設定例)を示している。
第1種のパチンコ機は、従来技術の欄で説明したように、本発明の変動入賞装置(特別入賞口を有するもの)に相当するものとして、いわゆるアタッカーと呼ばれる大入賞口を備えている。そして見かけ上、始動口への入賞によって開始される画像表示装置での特図の変動表示ゲームの結果が、特定の特図の組合せになると、いわゆる大当たりという遊技価値が付与され、特別変動入賞装置の開閉扉が、規定時間(例えば、30秒)を越えない範囲内において、例えば10個入賞までの期間だけ開放される制御(特別遊技制御)が、最長例えば16ラウンドまで繰り返し実行される。図9は、このような大当たり状態の場合の動作(遊技状態の変化)を示すタイミングチャートであり、この場合、最終の16ラウンド以外の一般ラウンドにおける残存有効期間Cは、図9に示すように比較的長く設定され、最終の16ラウンドにおける残存有効期間Dは、図9に示すように比較的短く設定されている。
このように、本発明は第1種のパチンコ機にも同様に適用することができ、第2種の場合と同様の効果が得られる(但し第1種では、始動口への入賞は特図の変動表示ゲームを開始させる始動条件にすきず、第2種のように始動口への入賞で特別入賞口を有する変動入賞装置が開放されるわけではないので、特別入賞の有効期間中に始動口への入賞を無効とする必要もなく、第2種における始動遊技に本発明を適用した場合の作用効果に相当するものはない)。
【0046】
(特別入賞の有効期間報知手段の他の態様)
次に、有効期間報知手段の他の例を説明する。
まず、図4(e)に示したのは、複数の帯状の発光部91〜94がV字状に配列されてなるV機能レベルメータ90(有効期間報知手段)である。この場合も、図4(a)のV機能レベルメータ80と同様に、点灯している発光部の数が多いほど、前記有効期間が長く残っていることが示される。即ち、図4(e)の下段に示した状態では、各発光部が全て消灯しており、その時点で前記有効期間が無いことを示している。また、図4(e)の上段に示した状態では、各発光部が全て点灯しており、有効期間の全てがその時点で残っていることを示している。また、図4(e)の中段に示した状態では、左上の一部の発光部が消灯し残りの発光部が点灯しており、有効期間の3/4がその時点で残っていることを示している。なおこの場合にも、有効期間の開始直後には、必ず図4(e)の上段に示す状態となり、有効期間の設定値が長い場合には、消灯箇所が増加する速度が遅くなり、有効期間の設定値が短いと、消灯箇所が増加する速度が早くなって、これにより遊技者は遊技状態に応じた有効期間(特に、残存有効期間)の長さの違いをも把握することができる。
なお、このV機能レベルメータ90は、発光部がV字状に並んでいるため、特別入賞に関する報知器であることが、初心者にも一見して分かるという長所がある。
【0047】
次に、図5に示したのは、前述した図4(a)のV機能レベルメータ80の変形例であるV機能レベルメータ80a(有効期間報知手段)である。この場合も、図4(a)のV機能レベルメータ80と同様に、長方形状の複数の発光部81〜86が横方向に並んで配設され、右方向に先細りのマーク87aが発光部の上に形成されている。前述のV機能レベルメータ80と異なるのは、先細りのマーク87aに遊技状態に応じた前記残存有効期間の長さを示す印87bや文字87cが付加されており、前記残存有効期間の長さの違いに応じて、前記有効期間の開始直後に点灯制御される発光部の数が異なる点である(前述のV機能レベルメータ80は、前記有効期間の長さの違いに無関係に、必ず図4(b)の状態からスタートするように制御される)。
即ち、例えば第1始動口に入賞して始動遊技状態になった際の前記残存有効期間は、前述したように例えば最も短く設定されているため、このV機能レベルメータ80aでは、この場合の有効期間の報知は、有効期間の開始直後からその分だけ発光部が消灯した状態(この場合、図5(b)に示すように、「1」の文字に対応する左側の二つの発光部81,82が消灯した状態)からスタートし、有効期間が減少するにつれさらに消灯している発光部が右側に増加してゆくことで、実現される。
【0048】
また、第2始動口に入賞して始動遊技状態になった際の前記残存有効期間は、前述したように例えば中程度の長さに設定されているため、このV機能レベルメータ80aでは、この場合の有効期間の報知は、有効期間の開始直後からその分だけ発光部が消灯した状態(この場合、図5(c)に示すように、「2」の文字に対応する左側の一つの発光部81が消灯した状態)からスタートし、有効期間が減少するにつれさらに消灯している発光部が右側に増加してゆくことで、実現される。
また、大当たり遊技状態(一般ラウンド)での前記残存有効期間は、前述したように例えば最大の長さに設定されているため、このV機能レベルメータ80aでは、この場合の有効期間の報知は、有効期間の開始直後には全ての発光部が点灯した状態(この場合、図5(d)に示すように、「当」の文字に対応する位置までの全ての発光部が点灯した状態)からスタートし、有効期間が減少するにつれ消灯している発光部が右側に増加してゆくことで、実現される。
このV機能レベルメータ80aによれば、前記有効期間(特に、残存有効期間)の長さの違いが、一見して分かるので、特別入賞の有効性に関するより正確な情報を遊技者により確実に報知できる長所がある。
【0049】
なお、本発明は以上説明した実施の形態に限られず、各種の態様、各種の変形或いは応用があり得る。
例えば、特別入賞口の入賞検出を有効又は無効とする具体的構成は、上記形態例のように制御装置の処理でソフト的に無効に取り扱う態様に限られない。例えば、有効期間中のみ特別入賞検出手段に電源が供給されて、有効期間以外の期間(無効にすべき期間)には、特別入賞口に実際に遊技球が入賞しても特別入賞検出手段から検出信号が出力されない構成でもよい。或いは、極端な例としては、有効期間以外の期間(無効にすべき期間)には、特別入賞口又は特別入賞検出手段の検出領域に遊技球が必ず入らないように、特別入賞口や特別入賞検出手段の検出領域に蓋をしたり、そのように遊技球を誘導したりする機械的構成を設けて、これによって実際に特別入賞口の入賞検出が行われないようにする態様でもよい。
【0050】
また、本発明の滞在時間調整手段は、上述した誘導装置70のように特別入賞の入賞率を調整する手段としても機能する必要はない。特別入賞の入賞率を調整する誘導装置などとは、全く別個の独立したものとして滞在時間調整手段を設けてもよい。いいかえると、特別入賞口を有する変動入賞装置における特別入賞の入賞率の調整と、滞在時間の調整とは、必ずしも関連している必要はなく、むしろ無関係に調整できるような態様の方が好ましい。というのは、上述した誘導装置70のような共通の機構によって特別入賞率と滞在時間の両者を変化させる場合には、例えば入賞率を向上させる誘導動作を行っている場合の滞在時間として、長短いずれか一方の態様しか選択できず、この点で設計の自由度が狭くなるからである。
また本発明の場合、特別入賞の入賞率を調整する手段自体も、必ずしも必要でない。
【0051】
また、特別入賞の有効期間の報知手段(有効期間報知手段)は、前述した形態例のように、有効期間全体(前述した通常有効期間も含むもの)の長さを報知する態様に限られない。例えば、残存有効期間の開始直後(即ち、変動入賞装置の開放終了直後)に報知動作を開始して、残存有効期間がどれだけあるかの情報のみを報知するような態様でもよい。というのは、通常有効期間は、変動入賞装置が開放している期間(可動球受部材が開状態にある期間)であるため、可動球受部材(上記形態例では可動片12a,12b)の動作状態を見れば、一見して通常有効期間であることが明らかに分かるため、必ずしもその期間中であることやその期間の長さの情報を別途報知する必要はないからである。
【0052】
また上記形態例では、特別変動入賞装置12に入賞した全ての遊技球を検出するカウントセンサ44を設けているが、このセンサの代わりに、特別入賞しなかった(即ち、回収口68又は69に入って一般入賞した遊技球)のみを検出するセンサ(一般入賞センサ)を設けてもよい。このような構成でも、遊技制御装置100の処理で、この一般入賞センサと継続センサ46(特別入賞センサ)の検出回数の合計を計算すれば、特別変動入賞装置12に入賞した全ての遊技球の数量が把握できるからである。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、可動球受部材が開状態になるときを起点とし定常的な閉状態に戻るまでの通常有効期間と、可動球受部材が定常的な閉状態に戻った後の残存有効期間と、から構成される有効期間だけ、特別入賞口への遊技球の入賞を有効とし、滞在時間調整手段を駆動制御して滞在時間の調整をするとともに、該調整された滞在時間に対応させて残存有効期間が設定されているので、変動入賞装置の一連の開放動作(即ち、上記可動球受部材の開状態への動作)が終了した際の遊技進行のテンポにメリハリが生じて、遊技の興趣を高めることができる。また、残存球が特別入賞口に入ったことが遊技者に確認されたのに、特別入賞とならないといった不具合の発生も抑制できる。
【0054】
例えば、遊技者が早く特別入賞すること(即ち、大当たりになること)を望んでいるが、変動入賞装置に入賞した遊技球の一つ一つの挙動をゆっくり観賞する余裕や意志がない遊技状態では、前記残存有効期間を短く設定することにより、即座に次の遊技に移行してすぐにまた特別入賞にチャレンジするといったように、遊技進行のテンポを早くして、新たな特別入賞のチャンスを短時間に多く与えることができる。
つまり、例えば第2種のパチンコ機の始動遊技状態では、大当たりが早く来いという遊技者心理が強いため、前記残存有効期間を長く設定すると、遊技のテンポが崩れた感じになり易く、また始動口への入賞が長時間無駄になることが遊技者にとって気になってしまうが、この場合には前記残存有効期間を比較的短く設定することにより、そのような弊害を解消することができる。また、例えば第2種のパチンコ機の大当たりの最終ラウンドでは、遊技者は始動遊技状態と同様に、すくに次の大当たりを望むため、最終ラウンドで有効期間が長く残存し始動口への入賞がなかなか有効にならない状態では、やはり遊技者がいらいらしてしまう。そこで、この場合も前記残存有効期間を、最終ラウンド以外の一般ラウンドに対して比較的短く設定することにより、そのような弊害を解消することができる。
【0055】
一方、遊技者が変動入賞装置に入賞した遊技球の一つ一つに対してより多くの賞球を望み、各遊技球の挙動をゆっくり観賞する余裕がある遊技状態では、前記残存有効期間を長く設定することにより、次の遊技にゆっくり移行するといったように、遊技進行のテンポを遅くして、残存球による特別入賞をより確実なものとすることができる。
つまり、例えば特別遊技状態(いわゆる大当たりなどと呼ばれる状態)となった状態(特に、一般ラウンド)では、変動入賞装置内に多量の球が入り込み、また特別入賞するか否かで最終的な獲得遊技球数が大きく異なってくるので、遊技者は余裕がありつつも変動入賞装置内の遊技球の挙動を期待をこめて注視し、仮に特別入賞口に入った遊技球があるのにそれに対応する制御がなされない場合(即ち、特別遊技状態が継続しない場合)には、遊技者がそれをめざとく発見して不信感を抱き易い状況にもなる。このため、このような状態では、特別入賞の判定が時間的に余裕をもって確実に行われることが好ましく、この場合に前記残存有効期間を比較的長く設定する(一般ラウンドでの残存有効期間を比較的長く設定する)ことにより、そのような状況に合った特別入賞判定や遊技進行を実現することができる。
【0056】
しかも、入賞空間に入った遊技球の特別入賞口へ入賞する前の滞在時間を調整する滞在時間調整手段を備え、この滞在時間の長さの変化に対応して前記残存有効期間の長さが変化するように設定した場合には、次のような固有の効果がある。
即ち、例えば特別遊技状態のようにゆっくりと球見せを行うのに好ましい状態のときにのみ、前記滞在時間を長くして球見せを長く行い、逆に始動遊技状態のように特別入賞することだけに遊技者が期待感を持つようなときには、早く残存球の球見せを終了するといったように、滞在時間のメリハリ(球見せ演出の長さのメリハリ)をつけることも可能になるとともに、このような滞在時間の変化による弊害が回避される。というのは、単に滞在時間のみを変化させるだけで前記残存有効期間が一定では、変動入賞装置内の遊技球が全て内部に取り込まれて球見せが終わってしまったのに、次の遊技に即座に移行しないで遊技者がいらいらしたり或いは興ざめしてしまったりする事態や、逆に変動入賞装置内の残存球が特別入賞口に入ったのに、有効期間が経過していて特別入賞として扱われず、遊技者が不信感を抱くといった事態が生じる可能性が高い。しかし本発明では、前記滞在時間の長さの変化に応じて前記残存有効期間の長さを変化させるので、このような弊害はほとんど生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の遊技領域を示す正面図である。
【図2】パチンコ機の制御系を示すブロック図である。
【図3】特別変動入賞装置を示す正面図である。
【図4】V機能レベルメータ(有効期間報知手段)を示す図である。
【図5】V機能レベルメータ(有効期間報知手段)を示す図である。
【図6】パチンコ機の動作例と有効期間を示すタイミングチャートである。
【図7】パチンコ機の動作例と有効期間を示すタイミングチャートである。
【図8】パチンコ機の動作例と有効期間を示すタイミングチャートである。
【図9】パチンコ機の動作例と有効期間を示すタイミングチャートである。
【図10】特別変動入賞装置の内部を示す斜視図である
【図11】特別変動入賞装置の内部を示す斜視図である
【符号の説明】
11 遊技領域
12 特別変動入賞装置(変動入賞装置)
46 継続センサ(特別入賞検出手段)
67 特別入賞口
70 誘導装置(滞在時間調整手段)
100 遊技制御装置(制御手段)[Title of the Invention] Game Machine
[Claim of claim]
[Claim 1] The game ball flowing down the game area winning spaceDo not acceptMovable ball receiving member operable in closed and open positionsWhen,By the movement of this movable ball receiving memberSaidWinning a prizeIn spaceThe game ball enteredBy the recovery port collected as a general winning ball and the gaming ball entering the winning space winning a prizeSpecial winning opening that gives special winnings to playersAndVariable winning device having
When the game ball wins the start winning opening, the start game to operate the movable ball receiving member of the variable winning device in the open state is performed, and the game ball entering the winning space during the start game is When winning, a round is repeatedly performed to open and close the movable ball receiving member, and the round is continuously performed on condition that the game ball entering the winning space during the round wins the special winning opening. In a gaming machine provided with control means for generating a gaming state,
The variable winning device is
The winning space has a stay time adjusting means for adjusting a staying time before winning to the special winning opening of the gaming ball having entered the winning space,
The control means
From the normal effective period until the movable ball receiving member returns to the steady closed state starting from when the movable ball receiving member is opened, and the remaining effective period after the movable ball receiving member returns to the steady closed state The winning of the game ball to the special winning opening is made effective only for the effective period configured,
A game machine characterized in that the stay time adjustment means is drive-controlled to adjust the stay time and the remaining effective period is set corresponding to the adjusted stay time.
[Claim 2]The control means
At the time of the start game, drive control of the stay time adjusting means is made so that the stay time of the game ball becomes relatively short, and the remaining effective period is set short corresponding to the drive control,
In the special game state, the stay time adjustment means is controlled to drive the stay time of the game ball relatively long, and the remaining effective period is set long corresponding to the drive control. The gaming machine according to claim 1, characterized in that
Detailed Description of the Invention
[0001]
Field of the Invention
The present invention relates to a gaming machine such as a pachinko machine provided with a variable winning device in which a so-called special winning opening is inherent, and more specifically, the setting of the effective period of winning to the special winning opening of the gaming ball is flexibly performed. The present invention relates to a gaming machine in which the tempo of the game progress relating to the winning detection of the special winning opening is made optimum according to the situation, and in turn, the interest of the gaming is improved.
[0002]
[Prior Art]
Generally, as a gaming machine using a gaming ball such as a pachinko machine, a gaming machine having a winning prize space (big winning prize hole) in which a so-called special winning prize hole is inherent and equipped with a variable prize device capable of opening and closing this prize space The winnings in the winning space in the variable winning device and the winnings in the special winning opening in the inside are important conditions for separating the winning and losing of the game.
For example, in a second type gaming machine called a so-called feather thing, a special electric winning combination provided at the center of the game board is usually the fluctuation winning device. That is, this special motorized prize has a winning space inside, and a special winning opening (so-called V winning opening or continuous winning opening) which is detected as a special winning at the back of the winning space (usually the bottom). Have. In addition, this special electric character has a movable piece (movable ball receiving member) for opening and closing the entrance of the winning space, and when the movable piece operates in the open state, the game ball flows down the game area on the game board surface However, when the movable piece operates in the closed state, the gaming balls flowing down the gaming area on the gaming board can not flow into the winning space.
[0003]
And, a control means called a game control device (or a character control device), etc. is a prize detection for a specific start winning opening (hereinafter sometimes referred to as a starting opening) provided on the game board surface, the special prize The game is advanced by controlling the movable piece of the variable winning device to the open state or the closed state while monitoring a predetermined game determination result including the detection of the winning on the mouth and the like. That is, the control means first monitors whether or not the game ball flowing down the game area has won the starting opening, and when the movable piece is in the closed state (precisely, other than the effective period described later) When there is a winning on the starting opening, start control is performed to operate the movable piece in an open state, and when the movable piece is in an open state by this start control, the game ball entered into the pay space When the player wins the special winning opening, it becomes a special state (special gaming state) in which a game value of so-called jackpot is given (special gaming state), until a predetermined ending condition is established (for example, the number of times of operation of the movable piece is 18 times Or until the number of winning balls in the winning space reaches 10), the special game control to operate the movable piece intermittently and continuously in the open state is performed, and further, the special The movable piece is open When Rutoki the game ball is finished in the special winning hole, the special game controls within a predetermined range (typically, 15 rounds) repeatedly run in.
[0004]
Also, in a first-type game machine called a so-called seven machine etc., a so-called attacker (specially provided below the display screen of the image display device that performs so-called variable display of the special figure) below the center of the game board The fluctuation winning device) is the fluctuation winning device.
That is, the above-mentioned attacker includes, for example, a horizontally long rectangular shaped winning opening, and an open / close door (movable ball receiving member) for opening and closing the large winning opening, and the inner space of this winning opening (namely, winning space) The special winning opening is formed in a part of.
And, on the game board surface of the first type pachinko machine, it is composed of an image display device (LCD or CRT) capable of variably displaying a plurality of identification information (a so-called special symbol or special figure) for each of a plurality of display areas. , A special view display device, etc.), and by controlling the control means such as a game control device or a display control device, the game by the variable display of the special view in this display screen (that is, a variable display game) Is done.
That is, when the game ball which is driven into the game area and flows down wins the normal change winning device which also serves as the starting hole (chucker) of the special view, a plurality of variable display areas of the display screen of the special view display device (for example, A variable display game is performed by displaying (so-called variable display) in which a large number of special figures (formed of numbers, characters, symbols, patterns, etc.) change (for example, vertically scroll) in three places, upper and lower or left and right). To be done. And, apparently, if this variation display game result (combination of stopped special figures) is a specific display result (for example, Zoro eyes such as "7, 7, 7"), a game value called a big hit is awarded .
In terms of control, values of various random numbers such as a big hit random number (random number for game value determination) are extracted and stored, for example, on condition that there is a winning of the gaming ball to the starting opening of the special figure (starting condition) The extracted and stored random number value and a preset determination value are compared and determined at the time of determination, and based on the result of the comparison determination, a stop symbol (whether or not to be a big hit) etc. is determined in advance. The variable display is started.
In addition, when this big hit (special game state), the opening / closing door of the special fluctuation winning device is opened within a range not exceeding the specified time (for example, 30 seconds), for example, only for a period up to 10 winnings ( Special game control is performed. Then, the opening operation is performed a plurality of times, for example, up to 16 rounds, on condition that the detection of the continuous winning ball (the detection of the winning ball by the continuous sensor that detects the winning of the special winning opening) is performed.
[0005]
By the way, in the gaming machine provided with the fluctuation winning device as described above, the special winning detection means (such as the continuation sensor described above) for detecting the winning on the special winning opening in the fluctuation winning device is in an operable state (detectable state) Or the control means by the control means of the detection signal of the special prize detection means is effective only for a predetermined effective period starting from the time when the movable ball receiving member of the fluctuation winning apparatus is opened, The period consists of a normal effective period until the movable ball receiving member returns to the closed state, and a remaining effective period after the movable ball receiving member returns to the closed state. In other words, the game ball (hereinafter sometimes referred to as a remaining ball) remaining in the variable winning device (in the winning space) just before the movable ball receiving member returns to the closed state returns the movable ball receiving member to the closed state If the special prize winning opening is made later, if it is carried out within a predetermined period (that is, the remaining effective period) after the movable ball receiving member returns to the closed state, the validating or winning detection is handled as valid. If jackpot awarding or continuation is executed, and the winning or prize detection is performed after the predetermined period (that is, the remaining effective period) has elapsed, it is treated as invalid to prevent jackpot awarding or continuation. The
[0006]
This is to avoid a problem such as falling suddenly when there is a game ball that has been stuck for a long time due to clogging or the like in the variable winning device, and winning a special winning opening, for example, becoming a big hit in unnatural time It is a thing.
In addition, it is also for setting a temporal reference for smoothly performing the game progress determination in accordance with the operation of the movable ball receiving member of the variable winning device without adversely affecting the remaining balls. That is, for example, in the second type of pachinko machine, when the movable ball receiving member of the fluctuation winning device is in the open state (that is, when the big winning opening is in the open state), naturally the starting to open the big winning opening It is necessary to invalidate the function of mouth winning (invalidate the winning detection of the starting opening), and the jackpot state (special gaming state in which the special game control is being executed) continues by the winning of the special prize port If this is the case, it is necessary to invalidate the function of the starting hole winning even after that (that is, even after the movable ball receiving member has been closed once). Conversely, when the movable ball receiving member of the variable winning device is closed from the open state without winning in the special winning opening when the jackpot is not in the jackpot state, it is confirmed to some extent that there is no winning in the special winning opening due to remaining balls. Then, to prevent the player from getting bored, transition to the next gaming state as soon as possible (that is, return the function of the starting opening winning), the normal game when the variable winning device is in the non-opening state Need to resume). Therefore, for example, in the second type of gaming machine, the above-mentioned effective period is set, and during this effective period, the function of starting opening winning to open the big winning opening is invalidated, and the effective period described above If it is detected that a special winning opening with a remaining ball is won after the lapse (that is, after the remaining effective period), it is not treated as a valid one (ie, it is not a jackpot state). is there.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the gaming machine as described above, since the remaining effective period of the effective detection period of the special winning opening described above is conventionally set to a fixed length, the following problems may occur. There was a point.
That is, since the remaining effective period is uniformly set, it is not possible to perform optimal control (optimum game progression) according to the situation. For example, there are a plurality of patterns of downflow channels switched according to the gaming state in the winning space of the variable winning device, and the time from when the variable winning device wins to when the result of whether to win the special winning opening or not In the case of a configuration in which the residence time (ie, the residence time) largely varies depending on which flow channel is selected, if the remaining effective period is set corresponding to the maximum value of the variation, the remaining sphere may disappear. Because the remaining effective period has not passed and it is not possible to shift to the next gaming state (for example, the normal state that makes winning a prize in the starting opening effective), the halfway state where the game was interrupted substantially continued for a long time As a result, the tempo of progress of the game becomes worse, and the player can not concentrate on the game and gets bored in the middle, which may cause a problem that the interest of the game is lowered. Conversely, when the remaining effective period is set according to the minimum value of the variation, it is clearly recognized by the player that the remaining ball slowly flows down and enters the special winning opening, For example, a jackpot does not occur because the winning is not effective, and there may be a problem that the player feels distrust.
[0008]
Also, for example, in a second type of pachinko machine, in the game in which the variable winning apparatus is opened by the above-mentioned start control (that is, the starting game before the big hit), the remaining balls change in a relatively short time. In many cases, the player is guided to flow down, and in such a case, when the movable ball receiving member of the variable winning device closes, the winning opening on the starting opening becomes effective immediately, and the winning opening on the starting opening thereafter. Also, in many cases, it is preferable to have a fast-paced game progression such as the floating winning device being opened. On the other hand, in the second type of pachinko machine, in the game in which the variable winning device is opened by the special game control described above (that is, the game at the jackpot), winning a special winning opening which is a condition of jackpot continuation In order to produce the effect carefully, in many cases, it takes a relatively long time to guide the remaining balls to flow down the fluctuation winning device, and in such a case, even after the movable ball receiving member of the fluctuation winning device is closed. It may be preferable to play a game with a slow tempo in which the winning on the special winning opening for a relatively long time is effective and the jackpot state is continued as much as possible. However, in the conventional gaming machine, since the above-mentioned remaining effective period is set to a constant value, it is impossible to flexibly respond to such a gaming state.
Therefore, the present invention is a gaming machine such as a pachinko machine provided with a variable winning device having a so-called special winning opening, and the tempo of the game progression related to the winning detection to the special winning opening becomes optimum according to the situation. In addition, it is an object of the present invention to provide a gaming machine which can realize improvement in the interest of the game.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the gaming machine according to the invention set forth in claim 1 is a winning space for gaming balls flowing down the gaming area.Do not acceptMovable ball receiving member operable in closed and open positionsWhen,By the movement of this movable ball receiving memberSaidWinning a prizeIn spaceThe game ball enteredBy the recovery port collected as a general winning ball and the gaming ball entering the winning space winning a prizeSpecial winning opening that gives special winnings to playersAndVariable winning device having
When the game ball wins the start winning opening, the start game to operate the movable ball receiving member of the variable winning device in the open state is performed, and the game ball entering the winning space during the start game is When winning, a round is repeatedly performed to open and close the movable ball receiving member, and the round is continuously performed on condition that the game ball entering the winning space during the round wins the special winning opening. In a gaming machine provided with control means for generating a gaming state,
The variable winning device is
The winning space has a stay time adjusting means for adjusting a staying time before winning to the special winning opening of the gaming ball having entered the winning space,
The control means
From the normal effective period until the movable ball receiving member returns to the steady closed state starting from when the movable ball receiving member is opened, and the remaining effective period after the movable ball receiving member returns to the steady closed state The winning of the game ball to the special winning opening is made effective only for the effective period configured,
The stay time adjustment means is drive-controlled to adjust the stay time, and the remaining effective period is set according to the adjusted stay time.
[0010]
Here, as the above-mentioned fluctuation winning device, there can be a special fluctuation winning device (so-called special electric combination) in a second type pachinko machine and a special fluctuation winning device (a so-called attacker) in a first type pachinko machine. Further, in the above-mentioned game determination result, in addition to the determination result (the determination result of whether or not the special winning opening has been made) regarding the winning detection of the special winning opening, for example, the determination result of the presence or absence of winning in the so-called start winning opening, The determination result as to which start winning combination has won, the determination result as to whether or not the random value extracted at the time of winning into the start combination match the predetermined determination value, and the like may be used. Further, the handling of the winning detection by the control means includes the effectiveness of receiving the winning detection signal and the effectiveness of a predetermined process to be performed based on the winning detection signal. That is, when the handling of the winning detection by the control means is effective, a detection signal of the winning detection can be received by the control means, and the predetermined process to be performed based on the detection signal is actually performed. If the detection signal is output (input to the control means), the control means is supposed to actually execute the predetermined processing.means.
[0011]
Also, as a preferred embodiment, for example, as described in claim 2,The control means
In the case of the start game, the stay time adjustment means makes the stay time of the game ball relatively short. Drive control, and the remaining effective period is set short corresponding to the drive control,
In the special game state, the stay time adjustment means is controlled to drive the stay time of the game ball relatively long, and the remaining effective period is set to be long corresponding to the drive control. You may
[0012]
here,The special game state includes, for example, a so-called jackpot state in a second type of pachinko machine. Further, the start game state includes, for example, a state in which the movable ball receiving member of the variable winning device is opened and closed by a win for the start winning hole in the second type pachinko machine.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
First embodiment
First, the first embodiment will be described. 1 to 4 show an example in which the present invention is applied to a pachinko machine belonging to the second type.
[0014]
A. Configuration of the game board
FIG. 1 is a front view showing a game board of the pachinko machine of this embodiment.
(A) Overall configuration of the game area
In FIG. 1, on the front surface of the gaming board, a gaming area 11 is formed by the substantially circular area being surrounded by the guide rails 10. The special variation winning device (variation winning device) 12 is in the approximate center of the game area 11, and the normal symbol gates (hereinafter referred to as "general drawing gate") 13a and 13b are special variations on the left and right sides of the special variation winning device 12. Below the winning device 12 is a tulip-type normal variation winning device (two-opening start winning aperture; second starting winning aperture) 14; Each of the 16 (single opening start winning winning openings) is disposed.
In this case, when the gaming ball wins the normal fluctuation winning device 14 (second starting winning opening), the movable pieces (movable ball receiving members) 12a and 12b of the special fluctuation winning device 12 open and close twice, and the first start winning When the game ball is won in the mouths 15, 16, the movable pieces 12a, 12b of the special variation winning device 12 open and close once. That is, the possibility that the game ball enters into the special variation winning device 12 during the so-called start game is configured to be different depending on the type of the start opening.
[0015]
In addition, in the game area 11, general winning openings 17, 18 are additionally provided, and a plurality of hitting direction changing members 19-24 called a windmill are rotatably provided at appropriate positions in the game area. There is. On the other hand, an out ball collection port 25 is formed at the lower center of the game area 11. Furthermore, decorative side lamps 26 and 27 are disposed on both sides of the special variation winning device 12 along the inner side of the rail 10, and these side lamps 26 and 27 are, for example, movable pieces 12a and 12b. Blinks when it opens, and also blinks to stimulate the player's willingness during a big hit, which will be described later.
The common gate 13a, 13b has a gate through which only one ball can pass, and when the ball passes the gate, a normal symbol display 14a consisting of 7 segments of LEDs arranged in front of the normal fluctuation winning device 14 The symbol (for example, a number, which will be referred to as a common figure below) fluctuates, and when this common figure becomes a specific symbol (for example, "7"), the movable piece of the normal fluctuation winning device 14 (so-called It corresponds to a tulip) 14b, 14c is activated and opened for a certain period of time, and is configured to be easy to win the normal fluctuation winning device 14 (second start winning opening).
[0016]
In addition, a total of four common drawing start memory indicators 14d are provided in this case on both sides of the front of the normal symbol display device 14a, and any of the common drawing gates 13a and 13b is used during the common drawing fluctuation. When is passed, it is displayed that the number of passing balls is stored within four ranges.
Although not shown in FIG. 1, the game ball detection sensor comprising, for example, a magnetic sensor for each of the variable winning devices 12, 14, each winning opening 15, 16, 17, 18 and the common gate 13a, 13b. (Indicated by reference numerals 41 to 46 in FIG. 2) are respectively attached, a game ball that has won or passed is detected, and a signal is input to the game control apparatus 100 described later, and according to this, discharge of a prize ball, As described later, control of the above-mentioned normal symbol display device 14a or the special fluctuation winning device 12 is performed. Here, the prize sensor 41 in FIG. 2 is a sensor that detects prize winnings to a general prize winning port (in this case, the prize prize ports 17 and 18) which is a so-called other hole, and the prize sensor 42 is a first start winning type The winning sensor 43 is a sensor that detects a winning on the mouth 15 or 16, and the winning sensor 43 is a sensor that detects a winning on the normal fluctuation winning device (second start winning opening) 14. In addition, winning sensor 44 is a sensor that detects a game ball (ie, both a general winning gaming ball and a special winning gaming ball) that has won a special variation winning device 12, and continuation sensor 46 is a special variation winning device 12 is a sensor (special winning detection means) for detecting a gaming ball that has won a special winning opening 67 described later among gaming balls that have won in 12, and the common drawing start gate sensor 45 is a game that passes through the common drawing gate 13a or 13b It is a sensor that detects a sphere.
[0017]
In addition, although a large number of obstacle nails such as a natural nail and a hollow nail are usually provided in the game area 3 of the game board 1, they are not shown here because they become complicated. Similarly, although not shown, the game board 1 may be provided with other various decoration lamps, LEDs, etc., or other general winning openings.
In the present invention, any game area may be used on the game board, and any configuration may be adopted as long as it is a gaming machine provided with a variable winning device having a special winning opening. It may be a pachinko machine belonging to a type other than the “second type”. In the present embodiment, an example applied to a type belonging to a so-called "second type" is described.
[0018]
B. Control system configuration
Next, the configuration of the control system of the pachinko machine will be described.
FIG. 2 is a block diagram showing the overall configuration of a control system in the pachinko machine of this embodiment. In FIG. 2, the control system is roughly divided into a game control device 100 and other peripheral devices including the discharge control device 200.
The game control apparatus 100 is a circuit including a microcomputer, and is realized by, for example, a board unit attached to the back of the game board. Further, the discharge control device 200 is realized by, for example, a discharge control circuit, a discharge unit and the like provided on the frame side of the gaming machine.
[0019]
The game control apparatus 100 comprises a gaming microcomputer 111 formed of a one-chip microcomputer for performing accessory control necessary for pachinko gaming and the like, and an oscillator 112 which divides a crystal oscillation frequency to obtain a basic clock of the gaming microcomputer 111. And an input interface circuit 113 which performs input processing of various signals, and an output interface circuit 114 which performs output processing of various signals.
The gaming microcomputer 111 incorporates a CPU 121 for performing arithmetic processing, a ROM 122 for storing control programs and the like for character control, and a RAM 123 for temporarily storing data necessary for setting and control of a work area and the like. There is.
[0020]
Signals of the above-described winning sensors 41 to 44, the common drawing start gate sensor 45, and the continuation sensor 46 are input to the input interface circuit 113. The input interface circuit 113 is a circuit that performs input processing (for example, waveform shaping, chattering removal, and the like) of each of these signals and outputs the processed signal to the gaming microcomputer 111.
On the other hand, from the output interface circuit 114, a common drawing start memory display 14d, a normal symbol display 14a, a solenoid 51 for driving the movable pieces 14a and 14b of the normal fluctuation winning device 14, and a movable piece 12a of the special fluctuation winning device 12 Solenoid 52 which drives 12b, motor 53 for guidance which drives guidance device 70 (stay time adjustment means) mentioned later of special fluctuation winning a prize device 12, sound control device 131, decoration display control device 132, external information terminal board 133, it mentions later A control signal (including data etc.) is output to the V function level meter 80 (effective period annunciator) and the discharge control device 200.
[0021]
Here, the sound control device 131 is configured to include a sound generator, an amplifier, and the like that generate sound effects necessary for the game (or perform voice synthesis). The sound control device 131 is connected to a speaker (not shown) disposed at a predetermined place of the gaming machine, and sound effects are emitted from the speaker based on an output signal from the sound control device 131.
In addition, the decoration display control device 132 performs control necessary to decorate the side lamps 26 and 27, the decoration LED and the like to produce a game.
[0022]
The external information terminal board 133 is for outputting various signals (for example, a big hit signal etc.) from the game control device 100 to an external management device (not shown). Note that the management device manages game machines and island facilities throughout the hall, and various signals are input from the game control apparatus 100 via the external information terminal board 133, and based on the various signals input, it is on the business Arithmetic processing is performed on necessary data, and the processed data is displayed or printed on a display as necessary.
Further, the discharge control device 200 drives the discharge device (not shown) based on the winning ball number control information (such as winning ball number data) input from the output interface circuit 114 to discharge the gaming ball (such as the winning ball). Control and the like.
Here, the game control apparatus 100 constitutes the control means of the present invention.
[0023]
C. Detailed configuration of the special variation winning device
Next, the detailed configuration of the special variation winning device 12 will be described with reference to FIGS. 3 and 10 to 11. FIG. 3 is a front view showing the front configuration of the special variation winning device 12, and FIGS. 10 and 11 are internal perspective views mainly explaining the operation of the special variation winning device 12. As shown in FIG.
As shown in FIG. 3, the special fluctuation winning device 12 has openings (hereinafter referred to as fluctuation winning openings) 61 and 62 following the internal space (that is, winning space) of the special fluctuation winning device 12 on the left and right sides of the upper part. Have. The game ball having won a prize from the fluctuation winning hole 61 or 62 is first detected by passing through one of the two prize sensors 44 (count sensors) provided internally in this case as shown in FIG. It has become.
Then, in the variable winning openings 61, 62, the upper end of the movable pieces 12a, 12b is raised (the closed state in which the variable winning openings 61, 62 are closed). The winning openings 61 and 62 are respectively opened so as to be openable (shown by dotted lines in FIG. 3). When the movable pieces 12a and 12b are maintained in the upright state, it is in a disadvantageous state (hereinafter referred to as a closed state) for the player in which the balls having flowed down are prevented from flowing into the interior. When the upper end is pivoted to the outside, the balls which have flowed down are received by the movable pieces 12a and 12b and are in an advantageous state (hereinafter referred to as an open state) for the player flowing into the fluctuation winning device 12.
[0024]
And, below the inside of the special variation winning device 12, a shelf 63 as shown in FIG. 3 and FIGS. 10 and 11 is provided, and the upper surface of the shelf 63 is horizontally rotated (with the vertical axis as the center). Of the rack-shaped portion 63 (on the rear surface side and both left and right sides), the back surface side of the top members 64 and 65 and both left and right sides are provided. A guide wall 66 (shown in FIGS. 10 and 11) covering the two is erected.
Further, as shown in FIG. 3 etc., a special winning opening (so-called V winning opening or continuous winning opening) 67 is formed on the bottom front side of the special variation winning device 12 (the front lower side of the shelf 63). On the left and right sides of the special winning opening 67, collecting openings 68 and 69 for collecting gaming balls as general winning balls are formed.
Here, the top members 64 and 65 are in the form of a disc as a whole, and a plurality of projecting pieces 64a and 65a which are in contact with the side surface of the game ball are formed radially on the upper surface of the outer peripheral portion. Further, the top members 64 and 65 are driven by the above-described induction motor 53 (only shown in FIG. 2) via a gear mechanism or the like (not shown) to synchronously rotate in alternate directions. The game ball is induced to flow down the center to facilitate winning in the special winning opening 67, or conversely, the game ball is allowed to flow outside to flow out and become difficult to win in the special winning opening 67 (recovery port 68 Or, the guiding device 70 is configured to guide the user to easily enter. The guiding device 70 also functions to adjust the flow-down speed of the gaming ball according to the induction direction, for example, by driving the top members 64 and 65 so as to change the rotation speed according to the rotation direction. It constitutes stay time adjustment means.
[0025]
In this case, as shown in FIG. 3, the special winning hole 67 and the recovery holes 68 and 69 are surrounded by the decorative panel 71 at the bottom front side of the special variation winning device 12 (lower side of the shelf 63). , And are mutually separated by two partition walls 72 formed in parallel at the inner center of the decorative panel 71. That is, in the space opened up and down surrounded by the decorative panel 71, the inside of the two partition walls 72 is the special winning opening 67, and the outside (right and left sides) of the partition wall 72 is the recovery 68, 69. . Further, below the special winning opening 67, a detection unit of the continuation sensor 46 (special winning detection means) is disposed, and all the gaming balls (that is, the special winning winning balls) that entered the special winning opening 67 continue this It is configured to be detected by the sensor 46.
[0026]
The outline of the operation of the above-mentioned guidance device 70 is as follows. That is, when the guidance motor 53 described above is driven and controlled in one direction, and the top members 64 and 65 rotate relatively fast, for example, in the direction (opposition direction) as shown in FIG. The game balls K that have won a prize are likely to flow relatively quickly, for example, relatively quickly to the left and right ends via the flow paths on both outer sides of the top members 64 and 65 (flow paths along the inner surface of the guide wall 66). As a result, the game ball K flows outside the shelf 63 and falls into the recovery port 68 or 69 and tends to be a general prize, and the time for the game ball K to stay in the special fluctuation winning device 12 is relatively low. It becomes short. On the other hand, when the guiding motor 53 described above is driven and controlled in the other direction, and the top members 64 and 65 rotate relatively slowly, for example, in the direction shown in FIG. As shown in the figure, the game balls K won in the apparatus 12 can easily flow, for example, relatively slowly to the central portion via the flow paths inside the top members 64 and 65. As a result, the game balls K It flows in the center of the shelf 63 and falls to the special winning opening 67 to be a special winning, and the time for which the gaming ball K stays in the special variation winning device 12 is, for example, relatively long.
[0027]
Further, on the front surface of the decorative panel 71 covering the lower front surface of the variable winning device 12, a V function level meter 80 (effective period notification means) for notifying of the effective period of special winning, which will be described later, is provided.
As shown in FIG. 4A, this V function level meter 80 has a plurality of (in this case, six) light emitting units 81 to 86 in which light emitting sources such as LEDs are respectively arranged in a row in the left-right direction. Above these light emitting units, a mark 87 indicating the long and short display direction of the effective time and a display of a character 88 of "V function level meter" are provided. The V function level meter 80 is configured such that the light emitting source of each light emitting unit is increased such that the turn-off part of the light emitting unit increases to the right as the effective winning period of special winnings described later decreases. It is configured to be activated, thereby notifying the presence or absence of the special prize effective period and the length as described later, and the mark 87 is a strip that tapers to the right so as to indicate the manner of such notification. It is assumed.
[0028]
Incidentally, in FIG. 4A, all the light emitting parts are all turned off, and there is no effective period at that time (that is, the continuation sensor 46 (specially detects that the game ball has entered the special winning opening 67) The detection signal of the winning detection means indicates that the processing of the game control device 100 is invalidated). Further, in FIG. 4B, all the light emitting parts are all turned on, and all the effective periods remain at that time (that is, the detection signal of the continuation sensor 46 is effective, and the setting is also continued thereafter. That the state lasts for the specified validity period). Also, in FIGS. 4C and 4D, a part of the light emitting units on the left side is turned off and the remaining light emitting units are turned on, and 4/6 or 1/6 of the effective period remains at that time. In other words, it indicates that the detection signal of the continuation sensor 46 is valid and the state continues for 4/6 or 1/6 of the set valid time thereafter. In this case, immediately after the start of the effective period, the state shown in FIG. 4B is invariably obtained. When the set value of the effective period is long, the speed at which the light off point increases to the right is slower. When the setting value of is short, the speed of the turn-off part increases to the right increases, which allows the player to grasp the difference in the length of the effective period (in particular, the remaining effective period) according to the gaming state. it can.
[0029]
D. Summary of the game
Next, an outline of the game with the pachinko machine of the present example realized by the control of the game control device 100 will be described.
First, in a normal state (a state where a jackpot or a hit is not made) immediately after the start of the game, the movable pieces 12a and 12b of the special fluctuation winning device 12 are maintained in the above-mentioned closed state, and the fluctuation of the special fluctuation winning device 12 is The winning openings 61 and 62 are closed so that the winning of the game ball can not be maintained. In addition, the movable pieces 14a and 14b of the normal fluctuation winning device 14 are also maintained in the closed state, and the normal fluctuation winning device 14 is maintained in a state in which no gaming balls enter at all.
Then, when the game ball driven into the game area through the guide rail 10 wins the first start winning openings 15, 16 or the normal fluctuation winning device 14 corresponding to the second start winning opening, a so-called jackpot Assuming that the start condition for the game is satisfied, a start game (a game for determining whether or not to be a big hit) to be described below is performed, and when the similarly driven game ball passes the common drawing gates 13a and 13b, Assuming that a start condition for so-called popular drawing is established, a common-pattern variation game (a game for determining whether or not to be a popular drawing) to be described later is performed.
[0030]
In the starting game, the opening operation in which the movable pieces 12a and 12b of the special variation winning device 12 operate in the above-described opening state for a predetermined time is repeated a predetermined number of times, and the game is won from the variation winning opening 61 and 62 during this opening operation. When the ball wins the special winning opening 67 in the special variation winning device 12, a game value called a big hit is provided. In this case, when the first start winning openings 15, 16 are achieved, the movable pieces 12a, 12b execute the opening operation of, for example, 0.7 sec only once and win the normal fluctuation winning device 14 The movable pieces 12a and 12b execute the opening operation of, for example, 1.0 sec twice.
[0031]
In addition, during this starting game, when the movable pieces 12a and 12b are in the open state or immediately after the closed state (when there is a possibility that the game ball is present in the special variation winning device 12) guidance device The operating state of 70 may have various aspects. For example, it may be a mode in which the top members 64 and 65 of the guidance device 70 are always stopped (a mode that operates only when a big hit), a mode that always operates in any direction, or a specific starting opening The mode may be activated in any direction only when the player wins a prize, or when winning in a specific starting opening, it operates in the guiding direction shown in FIG. 10, and when winning in another starting opening, it goes in the opposite guiding direction shown in FIG. It may be an operating mode.
[0032]
When the game value (big hit) is given, the movable pieces 12a and 12b of the special variation winning device 12 are set to a predetermined one, for example, after processing for outputting a sound effect (such as fanfare) for a big hit effect is performed. A big hit game is started which repeats the opening and closing operation which is in the time open state up to 18 times.
That is, the above-mentioned big hit game (the special fluctuation winning device 12 makes a total of 18 times of operations to be one round) condition that the special winning opening 54 has a winning of the game ball again during one round of this big hit. For example, up to 15 rounds are continuously performed.
The possibility of winning on the special winning opening 54 is greatly influenced by the operation of the above-described guiding device 70 and the setting of the effective time described later, even during this big hit. In addition, there are various modes in the operation mode of the guidance device 70 during this jackpot. For example, the induction device 70 may always be operated in any direction (for example, the induction direction), or in the general round other than the final round, it operates in the induction direction shown in FIG. It may be an aspect shown in FIG.
[0033]
Next, a common drawing fluctuation game performed when the hit game ball passes the common drawing gates 13a and 13b will be described. This common drawing fluctuation game is a game regarding fluctuation of the probability of winning on the normal fluctuation winning device 14 which is a trigger of the above-mentioned starting game.
That is, when the gaming ball passes through the common drawing gates 13a and 13b during the game, the common drawing fluctuation game is performed by the variable display of the display symbol (in this case, the single digit number) of the normal symbol display device 14a. And, if the stop display mode of the normal symbol display device 14a as a result of this common drawing fluctuation game is a predetermined mode (for example, "7" or "3"), a gaming value called per common drawing is given .
[0034]
When the game value of this common drawing hit is given, the above-mentioned pair of movable pieces 14a and 14b of the normal fluctuation winning device 14 is held in the open state opened in the reverse C shape, for example, for about 0.5 seconds A game is played. As a result, the game ball easily wins the normal fluctuation winning device 14, and the number of executions of the above-mentioned starting game increases by that amount, and the possibility of becoming a big hit increases.
In addition, when the game ball passes further through the common drawing gates 13a and 13b during the above common drawing fluctuation game, the common drawing start memory indicator 14d lights up and is stored up to four in this case, and the common drawing fluctuation game ends Later, based on the memory, the above-mentioned common drawing fluctuation game is repeated.
[0035]
E. Valid period of special prize
Next, the effective period of the special winning and the effective period of the start-up winning associated with this will be described with reference to the timing charts of FIG. 6 to FIG. FIG. 6 is a timing chart showing an operation (or a change in state) when the first starting opening is won in the normal state, and FIG. 7 is a winning operation in the second starting opening in the normal state. It is a timing chart which shows the operation of the time. Further, FIG. 8 is a timing chart showing an operation when there is a winning at the first starting opening in the normal state, and a special winning and a big win are achieved.
[0036]
As shown in FIGS. 6 to 8, the gaming control device of the detection signal of the continuation sensor 46 (special winning detection means) which detects winning on the special winning opening 67 in the special variation winning device 12 also in the pachinko machine of this example. The handling by 100 is valid only for a predetermined effective period starting from when the movable pieces 12a and 12b (movable ball receiving members) of the special variation winning device 12 are opened, and in the other periods, the continuation sensor Even if 46 detection signals are actually output, they are not effectively accepted as a signal for providing or continuing a jackpot in the processing of the game control device 100. This effective period is a normal effective period until the movable piece returns to a steady closed state (except for the temporarily closed state when continuously opening and closing continuously), as shown in FIGS. And a remaining effective period after the movable piece returns to a steady closed state. In addition, at least during this effective period, the function of the start opening winning to open the big winning opening is disabled. That is, in this example, as shown in FIG. 6 to FIG. 7, immediately after the start-up winning is detected by the winning sensor 42 or 43 (the first starting-opening sensor or the second starting-opening sensor) During the period, even if the detection signal of the above-mentioned winning sensors 42, 43 is actually output, the movable piece is opened in the processing of the game control device 100 (that is, the special fluctuation winning device 12 is opened) Not accepted as valid.
[0037]
The length of the remaining effective period of the effective period is not a constant value as in the conventional case, but is appropriately changed to a different value according to the gaming state by the processing set in advance of the game control apparatus 100.
For example, as shown in FIG. 6, in the normal state, winning of the first starting opening 14 is detected by the winning sensor 42 (first starting opening sensor), and the residual when the special fluctuation winning device 12 is opened once The length A [S] of the valid period is set relatively short, for example, 2.5 seconds. On the other hand, as shown in FIG. 7, in the normal state, winning of the second starting port 15 or 16 is detected by the winning sensor 43 (second starting port sensor), and the special fluctuation winning device 12 is opened twice. The remaining effective period length B [S] in the case of being set is set relatively long, for example, 3.0 seconds.
During the period a [S] shown in FIG. 6 to FIG. 7, the movable piece is actually opened and the special fluctuation winning device 12 is opened immediately after the winning opening on the starting opening is detected. It is a delay period.
[0038]
Further, for example, as shown in FIG. 8, the remaining life when the special winning is achieved and the jackpot is achieved with respect to the length A [S] of the remaining effective period when the first starting opening is won in the normal state. The length C [S] of the validity period may be set relatively long (for example, the length C may be set to 3.5 seconds).
Further, when the staying time of the remaining balls in the special variation winning device 12 is different, it is preferable to set the remaining effective time correspondingly. That is, in this example, when the gaming ball that has won the special variation winning device 12 flows slowly over the shelf portion 63 described above by the action of the above-described guiding device 70 (in the case where the so-called ball display is performed long) In some cases, it may run off in a relatively short time, but it is preferable to set the remaining effective time in response to such a difference in staying time. For example, if the induction device 70 is operated in the anti-induction direction only in the final round of the jackpot and the residence time of the remaining balls is adjusted relatively short, accordingly, the length of the remaining effective period in the final round of the jackpot It should be set relatively short. Furthermore, speaking reversely, as mentioned above, for example, when setting the remaining effective period C at the time of big hit relatively long, it is good to adjust the stay time so that the stay time of the remaining ball at the time of the big hit becomes relatively long. . Further, when setting the remaining effective period A at the start game relatively short, it is preferable to adjust the staying time of the remaining ball at the time of the start game to be relatively short.
[0039]
In addition, the information of the length of the remaining effective period which is appropriately changed and changed as described above is notified at that time by the above-mentioned V function level meter 80 (effective period notifying means) at that time. Ru. For example, in the normal state shown in FIG. 8, since the special winning is always invalid, the display operation of FIG. 4 (a) described above (all the light emitting parts are turned off) is performed. Also, for example, at the time immediately after the start of the big hit game shown in FIG. 8, since the effective period for which the special winning is valid remains to the maximum, the display operation of FIG. 4 (b) described above (all light emitting parts are lit) 4 (c) and 4 (d) are executed as time passes, and when the remaining effective period C elapses, the display of FIG. 4 (a) described above is performed. Return to operation.
[0040]
As described above, in the pachinko machine of this embodiment, the special prize detection by the continuation sensor 46 which is the special prize detection means is performed when the movable pieces 12a and 12b (movable ball receiving members) of the special variation prize apparatus 12 are opened. The length of the remaining effective period (the effective period after the movable piece returns to the closed state) of the effective periods changes depending on the game state.
Therefore, the tempo of the progression of the game when the series of opening operation of the special variation winning device 12 (i.e., the operation of the movable piece to the open state) is finished is sharpened, and the interest of the game can be enhanced. In addition, although it is confirmed by the player that the remaining balls have entered the special winning opening, it is possible to suppress the occurrence of a defect that the special winning does not result.
[0041]
For example, the player wants to quickly win special prizes (ie, get a big hit), but can not afford or willing to slowly watch the behavior of each of the game balls that have won the variable winning device (for example, In the starting game state and the final round of the jackpot), by setting the remaining effective period short, it is possible to immediately shift to the next game and immediately challenge the special winning, etc. You can be fast and give many new special winning opportunities in a short time. That is, for example, in the starting game state, since the player's psychology that the jackpot comes early is strong, if the remaining effective period is set long, the tempo of the game tends to be broken and the winning opening to the starting opening is wasted for a long time In such a case, such a bad effect can be resolved by setting the remaining effective period short. Also, for example, in the final round of the jackpot, since the player wants the next jackpot as well as the starting game state, the validity period is long in the final round and it is not easy for the winning opening to become effective. After all the player is irritated. Therefore, in this case as well, such a bad effect can be eliminated by setting the remaining effective period short.
[0042]
On the other hand, the player wants more prize balls for each of the game balls that have won the variable winning device, and can slowly watch the behavior of each game ball (for example, a general round of a big hit) Then, by setting the remaining validity period long, the tempo of game progress is delayed so that the game proceeds slowly to the next game (for example, the next round of the jackpot), and the special winning due to the remaining ball is made more certain. It can be That is, for example, in the jackpot state (especially the general round), a large number of balls enter the special fluctuation winning device 12 and whether or not the special prize is won (whether the jackpot continues) or not, the final acquired game Since the number of balls is greatly different, the player looks at the behavior of the gaming balls in the special variation winning device 12 with expectation while gazing at ease, and even though there are gaming balls that have entered the special winning opening, If the corresponding control is not performed (ie, the jackpot state does not continue), the player is likely to find it and is likely to be distrustful. For this reason, in such a state, it is preferable that the determination of the special winning be performed reliably with sufficient time, and in this case, by setting the remaining effective period to be long, the special winning according to such a situation It is possible to realize judgment and game progress.
Also, as described above, if the remaining effective period in the subsequent start game is changed depending on which start opening has won, the tempo of the game progress is different depending on the start opening that has won, and the interest of the game is improved. Can contribute to
[0043]
Moreover, the pachinko machine of this embodiment is provided with a guiding device 70 (staying time adjusting means) for adjusting the length of staying time in which the game ball is present in the winning space of the special variation winning device 12, preferably this stay The length of the remaining effective period is set to change in response to the change in the length of time. That is, when the staying time is relatively long, the remaining lifetime is also changed relatively long, and when the staying time is relatively short, the remaining lifetime is also changed relatively short. Conversely, when the remaining effective period is set to be relatively long as described above, the stay time is adjusted to be long, so-called ball presentation effects are also performed long, and the remaining effective period is set to be relatively short. In the case where the staying time is adjusted to be short, so-called ball presentation effects are also made short.
For this reason, for example, only in a state where it is preferable to show the ball slowly as in the jackpot state, the stay time is lengthened to make the ball show longer, and conversely, only the special winning as in the start game state. When players have a sense of anticipation, it is also possible to attach a sharp stay time (brightness of the length of the ball presentation effect), such as ending the ball presentation of the remaining ball as soon as possible. The negative effects of changes in the length of stay are avoided. For example, if the remaining effective period is constant by merely changing only the staying time, all the gaming balls in the special variation winning device 12 have been taken inside and the ball show is over, the next game If the player is frustrated or raised without immediately transitioning to the game, or if the remaining balls in the special fluctuation winning device 12 enter the special winning opening, the effective period has passed. There is a high possibility that the player may feel distrusted without being treated as a special prize. However, in this example, since the length of the remaining effective period is changed according to the change of the length of the stay time as much as possible, such an adverse effect hardly occurs.
[0044]
Further, the pachinko machine of the present embodiment is provided with a V function level meter 80 (effective period notifying means) for intelligibly notifying that the remaining effective period is in progress or the length of the remaining effective period. Therefore, the effective period (in particular, the remaining effective period) is clarified, and it is possible for the player to accurately grasp whether or not the special winning is effective. As a result, it becomes possible for the player to more surely enjoy the game without distrust while being convinced of the special prize determination and the game progress, and for example, the game ball is temporarily caught in the special variation prize device 12 When the special winning opening is entered after the expiration of the validity period, it is possible to more reliably avoid the trouble that the player who visually recognizes that appeals to the gaming shop.
[0045]
Other embodiments
Next, other embodiments will be described.
(Application to first-class pachinko machines)
First, FIG. 9 shows an example of the operation when the present invention is applied to a pachinko machine belonging to the first type (example of setting the remaining effective period).
The first type of pachinko machine is provided with a large winning opening called a so-called "attacker" as one corresponding to the variable winning device (having a special winning opening) of the present invention, as described in the section of the prior art. And apparently, when the result of the variation display game of the special view on the image display device started by the winning to the starting opening becomes the combination of the specific special figure, the game value of so-called jackpot is given, special fluctuation winning device The control (special game control) in which the open / close door is opened only for a period of up to 10 winnings, for example, is repeatedly executed up to, for example, 16 rounds within the range not exceeding the specified time (for example, 30 seconds). FIG. 9 is a timing chart showing the operation (change in gaming state) in the case of such a jackpot state, and in this case, the remaining effective period C in general rounds other than the final 16 rounds is as shown in FIG. It is set relatively long, and the remaining lifetime D in the final 16 rounds is set relatively short as shown in FIG.
As described above, the present invention can be applied to the first type pachinko machine as well, and the same effect as in the second type can be obtained (however, in the first type, winning on the starting opening is a special drawing) Since the variable winning device having the special winning opening is not opened by the winning to the starting opening like the second type, the starting is performed during the special winning period. There is no need to invalidate the winning in the mouth, and there is nothing equivalent to the effect when the present invention is applied to the start game in the second type).
[0046]
(Other modes of informing means of effective period of special prize)
Next, another example of the effective period notifying means will be described.
First, FIG. 4E shows a V function level meter 90 (effective period notifying means) in which a plurality of strip-like light emitting parts 91 to 94 are arranged in a V shape. Also in this case, as with the V function level meter 80 of FIG. 4A, it is indicated that the effective period remains longer as the number of light emitting units lit is larger. That is, in the state shown in the lower part of FIG. 4E, all the light emitting parts are all turned off, indicating that there is no effective period at that time. Further, in the state shown in the upper part of FIG. 4E, all the light emitting units are turned on, indicating that all the effective periods remain at that time. Further, in the state shown in the middle part of FIG. 4E, it is known that a part of the light emitting parts at the upper left is turned off, the remaining light emitting parts are turned on, and 3/4 of the effective period remains at that time. It shows. Also in this case, immediately after the start of the effective period, the state shown in the upper part of FIG. 4 (e) is always obtained, and when the setting value of the effective period is long, the speed at which the turn-off part increases slows down. When the setting value of is short, the speed at which the turn-off part increases increases, which allows the player to grasp the difference in the length of the effective period (in particular, the remaining effective period) according to the game state.
It should be noted that the V function level meter 90 has an advantage that since it is an indicator for a special winning, the light emitting parts are arranged in a V-shape, so that even a beginner can recognize at a glance.
[0047]
Next, FIG. 5 shows a V-function level meter 80a (effective period notifying means) which is a modification of the V-function level meter 80 of FIG. 4A described above. Also in this case, as in the V function level meter 80 of FIG. 4A, a plurality of rectangular light emitting units 81 to 86 are arranged side by side in the horizontal direction, and the mark 87a tapered in the right direction is the light emitting unit. It is formed on top. What differs from the V function level meter 80 described above is that a tapered mark 87a is added with a mark 87b or a letter 87c indicating the length of the remaining effective period according to the gaming state, and the length of the remaining effective period According to the difference, the number of light emitting units controlled to be lighted immediately after the start of the effective period is different (the V function level meter 80 described above must always select FIG. 4 regardless of the length of the effective period). It is controlled to start from the state of (b)).
That is, for example, since the remaining effective period when winning in the first starting opening and entering the starting gaming state is set, for example, to the shortest as described above, this V function level meter 80a is effective in this case. In the notification of the period, the light emitting unit is turned off by an amount immediately after the start of the effective period (in this case, as shown in FIG. 5B, the two light emitting units 81 on the left side corresponding to the character "1", This is realized by starting from the state where the LED 82 is turned off and increasing the light emitting part which is turned off further to the right as the effective period decreases.
[0048]
In addition, since the remaining effective period when winning in the second starting opening and entering the starting gaming state is set to, for example, a medium length as described above, this V function level meter 80a The notification of the effective period in the case is a state in which the light emitting unit is turned off just after the start of the effective period (in this case, one light emission on the left side corresponding to the character "2" as shown in FIG. This is realized by starting from the state where the portion 81 is turned off and increasing the light emitting portion which is turned off further to the right as the effective period decreases.
Further, since the remaining effective period in the jackpot gaming state (general round) is set to, for example, the maximum length as described above, in this V function level meter 80a, notification of the effective period in this case is Immediately after the start of the effective period, the state in which all the light emitting parts are turned on (in this case, as shown in FIG. 5D, the state in which all the light emitting parts light up to the position corresponding to the character It is realized by starting and increasing the light emitting part which is turned off to the right as the effective period decreases.
According to the V function level meter 80a, since the difference in the length of the valid period (in particular, the remaining valid period) can be seen at a glance, more accurate information on the effectiveness of the special winning is notified to the player with certainty. There is an advantage that can be done.
[0049]
The present invention is not limited to the embodiments described above, and various aspects, various modifications, or applications may be made.
For example, the specific configuration for validating or invalidating the winning detection of the special winning opening is not limited to a mode in which the processing of the control device is software invalidated as in the above-described embodiment. For example, power is supplied to the special prize detection means only during the effective period, and during the period other than the effective period (period to be invalidated), even if the game ball actually wins the special prize opening, the special prize detection means The configuration may be such that the detection signal is not output. Alternatively, as an extreme example, the special winning opening or the special winning so that the game ball does not necessarily enter the detection area of the special winning opening or the special winning detecting means during a period other than the effective period (period to be invalidated) It is also possible to provide a mechanical configuration that covers the detection area of the detection means or guides the gaming ball in such a manner so that the winning detection of the special winning opening is not actually performed.
[0050]
In addition, the stay time adjusting means of the present invention does not have to function as a means for adjusting the winning rate of the special winning as in the case of the guiding device 70 described above. The stay time adjustment means may be provided as a completely separate and independent device from the guidance device or the like for adjusting the special prize winning rate. In other words, the adjustment of the special winning rate in the variable winning device having the special winning opening and the adjustment of the stay time do not necessarily have to be related, but rather it is preferable to be able to adjust independently. That is, in the case where both the special winning rate and the staying time are changed by a common mechanism such as the above-described guiding device 70, for example, it is long and short as a staying time when performing a guiding operation to improve the winning rate. This is because only one of the modes can be selected, and the degree of freedom in design is narrowed at this point.
Further, in the case of the present invention, means for adjusting the winning percentage of the special winning is not necessarily required.
[0051]
In addition, the notification means of the effective period of the special winnings (effective period notification means) is not limited to a mode in which the length of the entire effective period (including the above-described normal effective period) is notified as in the embodiment described above. . For example, the notification operation may be started immediately after the start of the remaining effective period (i.e., immediately after the opening of the variable winning apparatus) and the information may be notified only about how much the remaining effective period is. That is, since the normal effective period is a period in which the variable winning apparatus is open (a period in which the movable ball receiving member is in the open state), the movable ball receiving member (the movable pieces 12a and 12b in the above embodiment) From the viewpoint of the operation state, it is apparent that it is a normal effective period at first glance, so it is not necessary to separately report information on the period or the length of the period.
[0052]
In the above-described embodiment, the special variation winning device 12 is provided with the count sensor 44 for detecting all gaming balls that have won the prize, but instead of this sensor, the special winning is not made (ie, in the recovery port 68 or 69). A sensor (general winning sensor) may be provided which detects only the game ball that has entered and is generally winning. Even with such a configuration, if the sum of the number of detections of the general winning sensor and the continuation sensor 46 (special winning sensor) is calculated by the processing of the game control device 100, It is because the quantity can be grasped.
Further, it should be understood that the embodiments disclosed herein are illustrative and non-restrictive in every respect. The scope of the present invention is indicated not by the above description but by claims, and is intended to include all modifications within the meaning and scope equivalent to claims.
[0053]
【Effect of the invention】
According to the present invention, the normal effective period until the movable ball receiving member returns to the steady closed state starting from when the movable ball receiving member is opened, and the remaining valid after the movable ball bearing member returns to the steady closed state The winning of the game ball to the special winning opening is made effective only during the effective period consisting of the period and the driving time of the staying time adjusting means is controlled to adjust the staying time and correspond to the adjusted staying time. Variable winning device because the remaining effective period is setThe tempo of the progression of the game when the series of opening actions of (i.e., the action of the movable ball receiving member to the open state) is finished is sharpened, and the interest of the game can be enhanced. In addition, although it is confirmed by the player that the remaining balls have entered the special winning opening, it is possible to suppress the occurrence of a defect that the special winning does not result.
[0054]
For example, in a gaming state in which the player wants to quickly win special prizes (that is, to be a big hit), but does not have the time or will to enjoy the behavior of each of the gaming balls that have won the variable winning device. By setting the remaining effective period short, the tempo of the game progress is made faster, and the chance of a new special winning is shortened, such as immediately shifting to the next game and immediately challenging the special winning again. You can give a lot of time.
That is, for example, in the starting gaming state of the second type of pachinko machine, since the player's psychology that the jackpot comes early is strong, if the remaining effective period is set long, the tempo of the game tends to be broken and the starting opening It will be anxious to the player that the winning in the game will be wasted for a long time,In this caseSuch a bad effect can be eliminated by setting the remaining effective period relatively short. Also, for example, in the final round of the jackpot of the second type of pachinko machine, the player wants the next jackpot as well as the starting game state, so the valid period lasts long in the final round and the winning opening prize is won If the game is not effective, the player will still be frustrated. there,Also in this caseSuch adverse effects can be eliminated by setting the remaining effective period relatively short for general rounds other than the final round.
[0055]
On the other hand, in the gaming state where the player desires more prize balls for each of the game balls that have won the variable winning device and can slowly enjoy the behavior of each game ball, the remaining effective period is By setting a long time, the tempo of the game progress can be delayed, as in the case of slowly shifting to the next game, and the special winning due to the remaining balls can be made more reliable.
In other words,For exampleIn the special gaming state (a state called a so-called jackpot etc.) (especially, a general round), a large number of balls get into the variable winning device, and the number of game balls finally obtained depends on whether or not a special prize is made. Because it will be greatly different, the player closely watched the behavior of the gaming ball in the variable winning device while expecting it while having a margin, and although there is a gaming ball that has entered the special winning opening, there is no corresponding control If not (that is, if the special gaming state does not continue), the player is likely to find it and is likely to hold a sense of distrust. For this reason, in such a state, it is preferable that the determination of the special winning be performed with certainty in time,In this caseThe remaining validity period is set relatively long (General roundBy setting a relatively long remaining effective period in the game) to realize the special winning judgment and the game progress suited to such a situation.it can.
[0056]
Moreover, the stay time before winning to the special winning opening of the game ball that has entered the winning space is adjustedWhen the stay time adjustment means is provided and the length of the remaining lifetime is set to change in response to the change in the length of stay, the following unique effects are obtained.
That is, for example, only in a state where it is preferable to show the ball slowly as in the special game state, the stay time is lengthened to make the ball long, and conversely, only a special prize as in the start game state. When players have a sense of anticipation, it is also possible to attach a sharp stay time (brightness of the length of the ball presentation effect), such as ending the ball presentation of the remaining ball as soon as possible. The negative effects of changes in the length of stay are avoided. For example, if only the time of stay is changed and the remaining effective period is constant, all the game balls in the variable winning device are taken into the inside and the ball show is finished, but immediately after the next game. If the player is frustrated or raised without transitioning to the game, or if the remaining balls in the variable winning device enter the special winning opening, the effective period has passed and it is treated as a special winning. There is a high possibility that the player may have a sense of distrust. However, in the present invention, since the length of the remaining effective period is changed according to the change of the length of the staying time, such a bad effect is almost eliminated.It does not occur.
Brief Description of the Drawings
FIG. 1 is a front view showing a game area of a pachinko machine.
FIG. 2 is a block diagram showing a control system of the pachinko machine.
FIG. 3 is a front view showing a special variation winning device.
FIG. 4 is a diagram showing a V function level meter (effective period notification means).
FIG. 5 is a diagram showing a V-function level meter (effective period notification means).
FIG. 6 is a timing chart showing an operation example and a valid period of a pachinko machine.
FIG. 7 is a timing chart showing an operation example and a valid period of a pachinko machine.
FIG. 8 is a timing chart showing an operation example and a valid period of a pachinko machine.
FIG. 9 is a timing chart showing an operation example and a valid period of a pachinko machine.
FIG. 10 is a perspective view showing the inside of the special variation winning device
11 is a perspective view showing the inside of the special variation winning device
[Description of the code]
11 game area
12 Special variation winning device (variation winning device)
46 Continuation sensor (special prize detection means)
67 Special winning opening
70 induction device (dwelling time adjustment means)
100 game control device (control means)