JP2001118098A - 料金自動収受装置、料金自動収受方法及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

料金自動収受装置、料金自動収受方法及びそのプログラムを記録した記録媒体

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JP2001118098A
JP2001118098A JP29961999A JP29961999A JP2001118098A JP 2001118098 A JP2001118098 A JP 2001118098A JP 29961999 A JP29961999 A JP 29961999A JP 29961999 A JP29961999 A JP 29961999A JP 2001118098 A JP2001118098 A JP 2001118098A
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card
toll
gate
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JP29961999A
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Nobuaki Miki
修昭 三木
Hirotsugu Ishigaki
裕嗣 石垣
Seiji Sakakibara
聖治 榊原
Kihachi Hayashida
林田  機八
Takeshi Yanagikubo
柳久保  武志
Minoru Otake
稔 大竹
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ETCゲートの付近が混雑することがないよう
にするとともに、料金を確実に決済して徴収することが
できるようにする。 【解決手段】車両に搭載された車載器21と無線装置と
の間で行われる無線通信に基づいて料金決済用カードに
よって料金を決済するようになっている。そして、料金
決済用カードの有効性を判断するカード有効性判断処理
手段91と、該カード有効性判断処理手段91における
判断結果に基づいて、車両を所定のゲートに案内する車
両案内処理手段92とを有する。この場合、料金決済用
カードの有効性が判断され、料金決済用カードが有効で
ある場合、車両は所定のゲートに案内されるので、ゲー
トの付近が混雑することがない。一方、料金決済用カー
ドが有効でない場合、車両は他の所定のゲートに案内さ
れるので、料金を確実に決済して徴収することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、料金自動収受装
置、料金自動収受方法及びそのプログラムを記録した記
録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高速道路等の有料道路において
は、少なくとも1箇所にゲートが設置され、該ゲートを
車両が通過するのに伴って、料金が徴収されるようにな
っている。該料金を徴収するための料金収受システムと
しては、有料道路における1箇所にゲートが設置される
オープンシステム、及び有料道路における2箇所以上に
ゲートが設置されるクローズシステムがある。
【0003】そして、前記オープンシステムにおいて
は、例えば、有料道路の入口に入口のゲートが設置さ
れ、該入口のゲートにおいて一定の料金を徴収するよう
になっている。なお、有料道路の途中又は出口にゲート
を設置し、該途中又は出口のゲートにおいて一定の料金
を徴収することもある。
【0004】また、前記クローズシステムにおいては、
例えば、有料道路の入口及び出口に入口及び出口のゲー
トが設置され、入口のゲートにおいて通行券を発行し、
出口のゲートにおいて、車両が有料道路を通行した距
離、及び車両の種類に応じた料金を徴収するようになっ
ている。
【0005】そのために、磁気カードから成る通行券が
使用され、該通行券に基づいて料金を徴収するために料
金収受装置が配設される。該料金収受装置は、例えば、
有料道路の入口のゲートに配設され、通行券を車両の種
類に応じて発行する発券機、及び出口のゲートに配設さ
れ、通行券に基づいて所定の料金を徴収する料金徴収機
を備える。なお、通行券には、車両の種類、及びどのイ
ンターチェンジから有料道路に入ったかを表す情報、す
なわち、入口情報が記録される。
【0006】そして、車両が入口のゲートを通過する際
に、発券機によって通行券が発行されると、道路使用
者、すなわち、運転者は発券機から通行券を抜き取り、
有料道路を通行する。また、車両が出口のゲートを通過
する際に、運転者が料金徴収機の挿入口に通行券を挿入
すると、料金徴収機は、前記通行券に記録された車両の
種類及び入口情報を読み出して料金を算出し、算出され
た料金を運転者に知らせて徴収する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の料金収受装置においては、入口のゲートで、発券機
から通行券を抜き取ったり、出口のゲートで、料金徴収
機に通行券を挿入したり、算出された料金に基づいて現
金を挿入したりする操作が必要になるだけでなく、前記
通行券に記録された車両の種類及び入口情報を読み出し
て料金を算出したり、領収書を発行したりする必要があ
る。したがって、その間、車両を停止させることにな
り、車両の台数が多くなると、入口及び出口のゲートの
付近が混雑してしまう。
【0008】そこで、入口及び出口のゲートにおいて車
両を停止させることなく、料金を自動的に決済して徴収
する料金自動収受システム(ETC、ERP等)(以
下、料金自動収受システムに対応していることを表すた
めに「ETC」を付す。)が考えられる。
【0009】この場合、入口及び出口のゲートに、一般
の車両が通過するための一般ゲートのほかに、料金自動
収受システムを利用する車両が通過するための料金自動
収受対応ゲートとしてのETCゲートが設置される。そ
して、料金自動収受システムを利用する場合、車両に搭
載された車載器のカードスロットに、車両の所有者、運
転者等と道路管理者との間で結ばれた契約の契約期間、
契約の対象となる車両の種類等の契約情報が記録された
プリペイドカードを挿入すると、入口及び出口のETC
ゲートにそれぞれ配設された路側無線装置と前記車載器
との間で無線通信が行われる。入口のETCゲートにお
いて、入口側の路側無線装置と接続された制御装置は、
前記プリペイドカードに入口情報を記録する。また、出
口のETCゲートにおいて、出口側の路側無線装置と接
続された制御装置は、前記プリペイドカードから契約情
報及び入口情報を読み出し、契約情報及び入口情報に基
づいて料金を算出し徴収する。
【0010】したがって、入口のETCゲートにおい
て、発券機からプリペイドカードを抜き取ったり、出口
のETCゲートにおいて、料金徴収機にプリペイドカー
ドを挿入したり、算出された料金に基づいて現金を挿入
したりする操作が不要になるだけでなく、前記プリペイ
ドカードに記録された契約情報及び入口情報を読み出し
て料金を算出したり、領収書を発行したりする必要がな
くなるので、作業を簡素化することができ、また、作業
に必要な時間を短くすることもできる。その結果、通行
する車両の台数が多くなっても、入口及び出口のETC
ゲートの付近が混雑することはない。
【0011】ところで、前記プリペイドカードには、料
金が徴収された後の残高が記録されるので、例えば、プ
リペイドカードをカードスロットに挿入したときに、残
高が車載器の表示部に表示されるようになっている。し
たがって、残高が不足している場合に、運転者は、所定
の方法で所定の金額を予納したり、入口及び出口のET
Cゲートを使用することなく、一般ゲートを使用したり
することができる。
【0012】ところが、残高が不足しているにもかかわ
らず入口及び出口のETCゲートを使用した場合、料金
を徴収することができなくなってしまう。この場合、出
口のETCゲートに発進制御機を配設し、残高が不足し
ているにもかかわらず出口のETCゲートを使用した場
合に、発進制御機を作動させて車両を停止させ、料金収
受員によって料金を徴収することも可能であるが、その
ために必要以上の時間がかかるので、出口のETCゲー
トの付近が混雑してしまう。
【0013】また、プリペイドカードに代えて、例え
ば、ポストペイドカード、クレジットカード等を利用し
て料金を決済し、後に徴収することも考えられるが、ポ
ストペイドカード、クレジットカード等の有効期限が切
れているにもかかわらず入口及び出口のETCゲートを
使用した場合、料金を決済して徴収することができな
い。
【0014】本発明は、前記従来の料金収受装置の問題
点を解決して、料金自動収受対応ゲートの付近が混雑す
ることがないようにするとともに、料金を確実に決済し
て徴収することができるようにした料金自動収受装置、
料金自動収受方法及びそのプログラムを記録した記録媒
体を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の料
金自動収受装置においては、車両に搭載された車載器と
無線装置との間で行われる無線通信に基づいて料金決済
用カードによって料金を決済するようになっている。
【0016】そして、料金決済用カードの有効性を判断
するカード有効性判断処理手段と、該カード有効性判断
処理手段における判断結果に基づいて、車両を所定のゲ
ートに案内する車両案内処理手段とを有する。
【0017】本発明の他の料金自動収受装置において
は、さらに、前記車両案内処理手段は、料金決済用カー
ドが有効である場合、車両を料金自動収受対応ゲートに
案内し、料金決済用カードが有効でない場合、車両を一
般ゲートに案内する。
【0018】本発明の更に他の料金自動収受装置におい
ては、さらに、有料道路の料金を算出する料金算出処理
手段を有する。
【0019】そして、前記カード有効性判断処理手段
は、算出された料金に基づいて料金決済用カードの有効
性を判断する。
【0020】本発明の更に他の料金自動収受装置におい
ては、さらに、前記料金算出処理手段は、無線装置との
間で行われる無線通信に基づいて料金を算出する。
【0021】本発明の更に他の料金自動収受装置におい
ては、さらに、現在位置を検出する現在位置検出手段
と、料金情報が記録された記録手段とを有する。
【0022】そして、前記料金算出処理手段は、検出さ
れた現在位置及び料金情報に基づいて料金を算出する。
【0023】本発明の料金自動収受方法においては、車
両に搭載された車載器と無線装置との間で行われる無線
通信に基づいて料金決済用カードによって料金を決済す
るようになっている。
【0024】そして、料金決済用カードの有効性を判断
し、判断結果に基づいて車両を所定のゲートに案内す
る。
【0025】本発明の記録媒体においては、料金決済用
カードの有効性を判断し、判断結果に基づいて車両を所
定のゲートに案内することを特徴とする料金自動収受方
法のプログラムを記録する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0027】図1は本発明の第1の実施の形態における
料金自動収受装置の機能ブロック図である。
【0028】図において、21は、高速道路等の有料道
路において、料金自動収受システムを利用するために、
図示されない車両に搭載された車載器、23は無線装置
としての入口側の路側無線装置、24は無線装置として
の出口側の路側無線装置、41は料金決済用のカード、
すなわち、料金決済用カードとしてのICカード、91
は該ICカード41の有効性を判断するカード有効性判
断処理手段、92は該カード有効性判断処理手段91に
おける判断結果に基づいて、車両を所定のゲートに案内
する車両案内処理手段である。
【0029】図2は本発明の第1の実施の形態における
料金自動収受装置の概略図、図3は本発明の第1の実施
の形態における入口のETCゲートの概略図、図4は本
発明の第1の実施の形態における車載器のブロック図で
ある。
【0030】図において、11は有料道路、12は有料
道路11の入口、13は有料道路11の出口であり、前
記入口12には一般ゲート14及び料金自動収受対応ゲ
ートとしてのETCゲート15が、前記出口13には一
般ゲート16及びETCゲート17が設置される。前記
一般ゲート14、16は料金自動収受システムを利用す
ることなく有料道路11を通行するためのゲートであ
り、ETCゲート15、17は料金自動収受システムを
利用して有料道路11を通行するためのゲートである。
そして、前記車載器21との間で無線通信を行うための
無線装置としての路側無線装置23がETCゲート15
に、路側無線装置24がETCゲート17に配設され、
前記路側無線装置23、24は制御装置26と接続され
る。
【0031】なお、図2において、入口12には、一般
ゲート14及びETCゲート15が、出口13には、一
般ゲート16及びETCゲート17がそれぞれ1個設置
されるようになっているが、一般ゲート及びETCゲー
トをそれぞれ2個以上設置することもできる。
【0032】そして、前記ETCゲート15には、路側
無線装置23、ETCゲート15を通過する車両20を
検出する車両検出器31〜33、必要に応じて車両20
を停止させるための発進制御機34、車両20の通行の
可否を表示する路側表示器35、必要に応じて車両20
を撮影するためのカメラ36が配設される。
【0033】また、一般道から有料道路11に入るため
のETCゲート15の手前のランプウェイ38には、車
載器21との間で無線通信を行うための入口側の予告用
の路側無線装置39が配設され、所定のインターチェン
ジにおいて料金自動収受システムを利用することができ
るかどうかの情報、書込/読出自在の料金決済用のカー
ド、すなわち、料金決済用カードとしてのICカード4
1の情報等を車載器21と路側無線装置39との間で送
受信することができるようになっている。
【0034】なお、前記ETCゲート17にも、車載器
21との間で無線通信を行うための路側無線装置24の
ほかに、ETCゲート17を通過する車両20を検出す
る図示されない車両検出器、必要に応じて車両20を停
止させるための図示されない発進制御機、車両20の通
行の可否を表示する図示されない路側表示器、必要に応
じて車両20を撮影するための図示されないカメラが配
設される。
【0035】また、有料道路11から一般道に出るため
のETCゲート17の手前の図示されないランプウェイ
には、車載器21との間で無線通信を行うための図示さ
れない出口側の予告用の路側無線装置が配設され、所定
のインターチェンジにおいて料金自動収受システムを利
用することができるかどうかの情報、ICカード41の
情報等を車載器21と前記路側無線装置との間で送受信
することができるようになっている。
【0036】そして、前記一般ゲート14、16におい
ては、磁気カードから成る図示されない通行券が使用さ
れ、通行券に基づいて料金を徴収するために料金収受装
置が配設される。該料金収受装置は、例えば、通行券を
車両20の種類に応じて発行する発券機18、及び通行
券に基づいて所定の料金を徴収する料金徴収所19を備
え、料金収受員が、前記料金徴収所19に配設された図
示されない料金徴収機に通行券を挿入し、料金徴収機を
操作すると、該料金徴収機によって料金が徴収される。
なお、発券機18は、通行券の磁気ストライプ等に車両
20の種類及び入口情報を記録する。
【0037】そして、車両20が一般ゲート14を通過
する際に、発券機18によって通行券が発行されると、
運転者は発券機18から通行券を抜き取り、有料道路1
1を通行する。また、車両20が一般ゲート16を通過
する際に、運転者が、料金収受員に通行券を渡すと、料
金収受員は、前記料金徴収機に通行券を挿入し、料金徴
収機を操作する。該料金徴収機は、前記車両20の種類
及び入口情報を読み出し、該車両20の種類及び入口情
報に基づいて料金を算出し徴収する。なお、料金は、現
金、又はプリペイドカード、ポストペイドカード、クレ
ジットカード、ICカード、PCカード等のカードによ
って支払うことができる。
【0038】ところで、前記車載器21は、車載器21
の全体の制御を行う制御部43、あらかじめ車両の所有
者、運転者等と道路管理者との間で結ばれた契約の契約
期間、契約の対象となる車両の種類等の契約情報が記録
されたメモリ44、報知部45、ICカード41が挿脱
されるカードスロット46、及び路側無線装置23、2
4との間で無線通信を行うために前記制御部43に接続
されたアンテナ48を備える。この場合、車載器21
は、容易に取り外すことができないように車両20のダ
ッシュボード等に固定されるので、車載器21によって
車両20を特定することができる。
【0039】そして、前記制御部43には、車両20の
現在位置を検出する現在位置検出手段としての現在位置
検出装置51が接続される。該現在位置検出装置51
は、GPS(グローバルポジショニングセンサ)、光式
又は電波式のビーコンセンサ、地磁気センサ、距離セン
サ、ステアリングセンサ、ジャイロセンサ等から成る。
【0040】前記GPSは、人工衛星によって発生させ
られた電波を受信することによって、地球上における現
在位置を検出し、前記ビーコンセンサは、道路に沿って
配設されたビーコンからの位置情報を受信することによ
って現在位置を検出する。また、地磁気センサは、地磁
気を測定することによって車両が向いている方位を検出
し、距離センサは、道路上の所定の地点間の距離等を検
出する。前記距離センサとして、例えば、車輪の回転数
を測定し、該回転数に基づいて距離を検出するもの、加
速度を測定し、該加速度を2回積分して距離を検出する
もの等を使用することができる。また、ステアリングセ
ンサは、舵(だ)角を検出するためのものであり、例え
ば、ステアリングホイールの回転部に取り付けられた光
学的な回転センサ、回転抵抗センサ、車輪に取り付けら
れた角度センサ等が使用される。そして、前記ジャイロ
センサは、車両の回転角速度を検出するものであり、例
えば、ガスレートジャイロ、振動ジャイロ等が使用され
る。そして、前記ジャイロセンサによって検出された回
転角速度を積分することにより、車両が向いている方位
を検出することができる。
【0041】なお、前記GPS及びビーコンセンサは、
それぞれ単独で現在位置を検出することができるが、距
離センサの場合は、該距離センサによって検出された距
離と、地磁気センサ及びジャイロセンサによって検出さ
れた方位とを組み合わせることにより現在位置が検出さ
れる。また、距離センサによって検出された距離と、ス
テアリングセンサによって検出された舵角とを組み合わ
せることによって現在位置を検出することもできる。
【0042】本実施の形態においては、ICカード41
が使用されるが、該ICカード41に代えてPCカード
等を使用することもできる。なお、前記ICカード41
は、プリペイドカードの機能のように、予納された金額
から料金を徴収したり、ポストペイドカード、クレジッ
トカード等のように、後に金融機関等の口座から料金を
徴収したりすることができるようになっていて、前記契
約に基づいて発行され、原則として有効期限が設定され
る。そして、前記ICカード41に内蔵されたメモリ4
7には、前記有効期限、使用限度額等のカード内容の情
報が記録される。また、ICカード41がプリペイドカ
ードの機能を有する場合にはメモリ47にカード内容の
情報として残高も記録される。本実施の形態において、
前記契約情報及び入口情報はメモリ44に記録されるよ
うになっているが、メモリ47に記録することもでき
る。また、本実施の形態において、前記残高はメモリ4
7に記録されるようになっているが、メモリ44に記録
することもできる。さらに、前記契約情報、入口情報、
残高等を無線通信によって図示されない管理センタ等に
送り、該管理センタ等のメモリに記録することもでき
る。
【0043】また、前記報知部45は、表示装置、音声
出力装置等を備える。そして、前記表示装置には、車載
器21と路側無線装置23、24との間の通信結果、車
載器21及びICカード41が正常に機能しているかど
うか等が表示され、運転者に通知される。前記表示装置
としては、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、プ
ラズマディスプレイ、フロントガラスにホログラムを投
影するホログラム装置等を使用することができる。ま
た、前記音声出力装置は、図示されない音声合成装置及
びスピーカを備え、音情報、例えば、音声合成装置によ
って合成された音声から成る案内情報、料金情報等をス
ピーカから出力し、運転者に通知する。なお、音声合成
装置によって合成された音声のほかに、高音、低音等の
音、あらかじめテープ、電子記録媒体等に録音された各
種の案内情報をスピーカから出力することもできる。
【0044】ところで、カードスロット46にICカー
ド41を挿入すると、車両20がETCゲート15、1
7を通過する際に、前記車載器21と路側無線装置2
3、24との間で無線通信が行われる。そして、入口1
2において、車両20がETCゲート15を通過する際
に、前記メモリ44に入口情報が記録される。また、出
口13において、車両20がETCゲート17を通過す
る際に、前記メモリ44から契約情報及び入口情報が読
み出され、前記契約情報及び入口情報に基づいて料金が
算出され、算出された料金は、報知部45によって運転
者に通知されるとともに、制御装置26に送られる。そ
して、該制御装置26によって、算出された料金が決済
され、徴収される。
【0045】したがって、発券機から通行券を抜き取っ
たり、料金徴収機に通行券を挿入したり、算出された料
金に基づいて現金を挿入したりする操作が不要になるだ
けでなく、前記メモリ44から契約情報及び入口情報を
読み出して料金を算出する処理、及び制御装置26によ
って領収書を発行する処理は、別途行うことができるの
で、ETCゲート15、17における作業を簡素化する
ことができ、また、作業に必要な時間を短くすることも
できる。その結果、通行する車両の台数が多くなって
も、ETCゲート15、17の付近が混雑することはな
い。
【0046】なお、一般ゲート14、16を通過する場
合でも料金自動収受システムを利用することができる。
その場合、一般ゲート14において図示されないカード
処理所の料金収受員にICカード41を渡して、前記メ
モリ44に入口情報を記録し、一般ゲート16において
料金徴収所19の料金収受員にICカード41を渡し
て、料金を支払うこともできる。そのために、前記カー
ド処理所及び料金徴収所19には図示されないICカー
ド処理機が配設され、該ICカード処理機と制御装置2
6とが接続される。また、ETCゲートが無いインター
チェンジ、すなわち、非ETC対応のインターチェンジ
の一般ゲートを通過する場合も、同様に、料金自動収受
システムを利用することができる。
【0047】次に、前記車載器21の動作について説明
する。
【0048】図5は本実施の第1の形態における車載器
の動作を示す第1のフローチャート、図6は本実施の第
1の形態における車載器の動作を示す第2のフローチャ
ートである。
【0049】まず、運転者が図示されないイグニッショ
ンキーを操作して車両20(図3)の図示されないエン
ジンを始動させると、車載器21の図示されない電源が
オンにされる。そして、制御部43(図4)の図示され
ないカード有無チェック処理手段は、カードスロット4
6にICカード41が挿入されているかどうかによって
ICカード41の有無をチェックし、ICカード41が
有るかどうかを判断する。ICカード41が有る場合、
制御部43のカード有効性判断処理手段91(図1)
は、カード内容チェック・記録処理を行う。すなわち、
カード有効性判断処理手段91は、メモリ47からカー
ド内容の情報を読み出してチェックし、ICカード41
の有効性を判断して判断結果をメモリ44に記録する。
そして、制御部43の図示されない報知処理手段は、報
知部45の表示装置にカード内容の情報、及びカード有
効性判断処理手段91によって判断され、かつ、メモリ
44に記録されたカード内容のチェック結果に基づい
て、例えば、「有効期限が経過しています。」、「残高
がありません。」等の所定のメッセージを表示し、運転
者に通知する。なお、音声出力装置によって前記メッセ
ージを音声で出力することもできる。
【0050】一方、ICカード41が無い場合、制御部
43は前記表示装置にICカード41の挿入を促す旨の
メッセージを表示し、カードスロット46にICカード
41が挿入されるのを待機する。なお、音声出力装置に
よって前記メッセージを音声で出力することもできる。
【0051】続いて、有料道路11を利用するために、
車両20が一般道からランプウェイ38に入ると、制御
部43の図示されない第1の受信待機処理手段は、車載
器21によって入口側の予告用の路側無線装置39から
の電波が受信されるのを待機する。そして、車載器21
によって前記電波が受信されると、制御部43の車両案
内処理手段92は、前記メモリ44に記録された判断結
果に基づいて、ICカード41が有効であるかどうかを
判断し、ICカード41が有効である場合、ETCゲー
ト案内処理を行って車両20をETCゲート15に案内
し、有効でない場合、一般ゲート案内処理を行って車両
20を一般ゲート14に案内する。このとき、前記報知
処理手段は、前記表示装置に、例えば、「ETCゲート
に案内します。」、「有効期限が経過しています。一般
ゲートに案内します。」等の所定のメッセージを表示
し、運転者に通知する。なお、音声出力手段によって前
記メッセージを音声で出力することもできる。この場
合、車両20は有料道路11を通行する前であるので、
ICカード41が有効であるかどうかは、例えば、IC
カード41の有効期限が経過していないかどうかによっ
て判断される。
【0052】そして、車両20がETCゲート17に案
内されると、車両20がETCゲート15を通過する際
に、前記制御部43の図示されない車載器側送受信処理
手段、及び制御装置26の図示されない路側送受信処理
手段は入口側情報送受信処理を行う。また、前記路側無
線装置23と前記車載器21との間で無線通信が行わ
れ、制御部43の図示されない入口情報記録処理手段は
路側無線装置23から送られた入口情報をメモリ44に
記録する。
【0053】このようにしてETCゲート15を通過し
た後、運転者は、車両20を目的地の最寄りのインター
チェンジまで走行させ、有料道路11の本線からランプ
ウェイ38に入ると、制御部43の図示されない第2の
受信待機処理手段は、車載器21によって前記出口側の
予告用の路側無線装置からの電波が受信されるのを待機
する。
【0054】そして、車載器21によって前記電波が受
信されると、制御部43の図示されない料金算出処理手
段は、前記契約情報及び入口情報に基づいて料金を算出
する。また、前記車両案内処理手段92は、前記メモリ
44に記録された判断結果に基づいて、ICカード41
が有効であるかどうかを判断し、ICカード41が有効
である場合、ETCゲート案内処理を行って車両20を
ETCゲート17に案内し、有効でない場合、一般ゲー
ト案内処理を行って車両20を一般ゲート16に案内す
る。このとき、前記報知処理手段は、表示装置に、例え
ば、「ETCゲートに案内します。」、「有効期限が経
過しています。一般ゲートに案内します。」、「残高が
不足しています。一般ゲートに案内します。」、「料金
が使用限度額を超えています。一般ゲートに案内しま
す。」等の所定のメッセージを表示し、運転者に通知す
る。なお、音声出力装置によって前記メッセージを音声
で出力することもできる。この場合、車両20は有料道
路11を通行した後であるので、ICカード41が有効
であるかどうかは、ICカード41の有効期限が経過し
ていないかどうかだけでなく、例えば、残高が算出され
た料金より多いかどうか、及び算出された料金が使用限
度額を超えていないかどうか等によって判断される。
【0055】そして、車両20がETCゲート17に案
内されると、車両20がETCゲート17を通過する際
に、前記車載器側送受信処理手段及び路側送受信処理手
段は出口側情報送受信処理を行う。また、前記路側無線
装置23と前記車載器21との間で無線通信が行われ、
契約情報及び入口情報が制御装置26に送られる。そし
て、制御装置26は、前記契約情報及び入口情報に基づ
いて別途に料金を算出し、決済して徴収する。なお、前
記料金算出処理手段によって算出された料金を制御装置
26に送り、該制御装置26による料金の算出を省略す
ることもできる。
【0056】このように、ICカード41が有効である
場合、車両20はETCゲート15、17に案内される
ので、ETCゲート15、17の付近が混雑することが
ない。一方、ICカード41が有効でない場合、車両2
0は一般ゲート14、16に案内にされるので、料金を
確実に徴収することができる。
【0057】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS1 ICカード41の有無をチェックする。 ステップS2 ICカード41が有るかどうかを判断す
る。ICカード41が有る場合はステップS4に、無い
場合はステップS3に進む。 ステップS3 ICカード41の挿入を促す旨のメッセ
ージを表示し、ステップS1に戻る。 ステップS4 カード内容チェック・記録処理を行う。 ステップS5 カード内容の情報を運転者に通知する。 ステップS6 車載器21によって電波が受信されるの
を待機する。 ステップS7 ICカード41が有効であるかどうかを
判断する。ICカード41が有効である場合はステップ
S9に、有効でない場合はステップS8に進む。 ステップS8 一般ゲート案内処理を行い、処理を終了
する。 ステップS9 ETCゲート案内処理を行う。 ステップS10 入口側情報送受信処理を行う。 ステップS11 入口情報を記録する。 ステップS12 車載器21によって電波が受信される
のを待機する。 ステップS13 ICカード41が有効であるかどうか
を判断する。ICカード41が有効である場合はステッ
プS15に、有効でない場合はステップS14に進む。 ステップS14 一般ゲート案内処理を行い、処理を終
了する。 ステップS15 ETCゲート案内処理を行う。 ステップS16 出口側情報送受信処理を行い、処理を
終了する。
【0058】次に、ナビゲーション装置を備えた本発明
の第2の実施の形態について説明する。
【0059】図7は本発明の第2の実施の形態における
車載器・ナビゲーション装置ユニットを示すブロック図
である。
【0060】図において、41は料金決済用カードとし
てのICカード、47は該ICカード41に内蔵された
メモリ、61は車両20(図2)に搭載された車載器、
71は該車載器61と接続されたナビゲーション装置で
ある。前記車載器61は、車載器61の全体の制御を行
う制御部63、ICカード41が挿脱されるカードスロ
ット46、並びに路側無線装置23及び路側無線装置2
4との間で無線通信を行うために前記制御部63に接続
されたアンテナ68を備える。
【0061】また、前記ナビゲーション装置71は、ナ
ビゲーション装置71の全体の制御を行う制御部73、
データ記録部72、記録手段としてのメモリ74、通信
部75、報知部76、入力部77、車両20の現在位置
を検出する現在位置検出手段としての現在位置検出部8
1、該現在位置検出部81に接続されたアンテナ82、
及び前記通信部75に接続されたアンテナ83を備え
る。前記報知部76は、表示装置、音声出力装置等を備
える。そして、前記表示装置には、操作案内、操作メニ
ュー、操作キーの案内、目的地までの経路、走行する経
路に沿った案内等が表示されるほか、車載器21と路側
無線装置23、24との間の通信結果、車載器21及び
ICカード41が正常に機能しているかどうか等が表示
され、運転者に通知される。なお、本実施の形態におい
ては、制御部63と制御部73とはケーブルによって接
続されるが、アンテナ68、通信部75及びアンテナ8
3を利用して通信によって接続することもできる。
【0062】そして、前記現在位置検出部81は、GP
S、光式又は電波式のビーコンセンサ、地磁気センサ、
距離センサ、ステアリングセンサ、ジャイロセンサ等か
ら成る。
【0063】前記データ記録部72は、CD、MD、D
VD等の記録媒体から成り、地図データファイル、交差
点データファイル、ノードデータファイル、道路データ
ファイル、写真データファイル、及び各地域のホテル、
ガソリンスタンド、観光地案内等の施設の情報が記録さ
れた施設情報データファイルを備える。これら各データ
ファイルには、経路を検索するためのデータのほか、前
記表示装置に、検索された経路に沿って案内図を表示し
たり、交差点又は経路における特徴的な写真、コマ図等
を表示したり、次の交差点までの距離、次の交差点にお
ける進行方向等を表示したり、他の案内情報を表示した
りするための各種のデータが記録される。なお、前記デ
ータ記録部72には、所定の情報を前記音声出力装置に
よって出力するための各種のデータも記録される。
【0064】ところで、前記交差点データファイルには
各交差点に関する交差点データが、ノードデータファイ
ルにはノードに関するノードデータが、道路データファ
イルには道路に関する道路データがそれぞれ記録され、
前記交差点データ、ノードデータ及び道路データによっ
て道路状況が表される。なお、前記ノードデータは、前
記地図データファイルに記録された地図データにおける
道路の位置及び形状を表す要素であり、道路上の各ノー
ド、及び各ノード間を連結するリンクを示すデータから
成る。そして、前記道路データによって、道路自体につ
いては、幅員、勾(こう)配、カント、バンク、路面の
状態、道路の車線数、車線数の減少する地点、幅員の狭
くなる地点等が、コーナについては、曲率半径、交差
点、T字路、コーナの入口等が、道路属性については、
踏切、降坂路、登坂路、道路種別(高速道路等の有料道
路、国道、一般道等)等のほかに、有料道路11のラン
プウェイ38(図3)、料金所等がそれぞれ表される。
【0065】また、前記メモリ74は、磁気コア、半導
体メモリ等の記録媒体から成り、前記制御部73が各種
の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使
用されるRAM、及び制御プログラムのほか、目的地ま
での経路の検索、経路中の走行案内、特定区間の決定等
を行うための各種のプログラムが記録されたROMを備
える。そして、前記RAMには、契約情報及び入口情報
が記録される。本実施の形態において、前記契約情報及
び入口情報はRAMに記録されるようになっているが、
車載器61にメモリを配設し、該メモリに記録したり、
メモリ47に記録したりすることもできる。
【0066】なお、前記データ記録部72として、C
D、MD、DVD等に代えて、磁気テープ、磁気ディス
ク、磁気コア、半導体メモリ、フロッピーディスク、磁
気ドラム、光ディスク、ICカード、光カード等の記録
媒体を使用することができる。また、メモリ74とし
て、磁気コア、半導体メモリ等に代えて、CD、MD、
DVD、磁気テープ、磁気ディスク、フロッピーディス
ク、磁気ドラム、光ディスク、ICカード、光カード等
の記録媒体を使用することもできる。
【0067】本実施の形態においては、前記データ記録
部72に各種のデータが、前記ROMに各種のプログラ
ムが記録されるようになっているが、前記各データ及び
各プログラムを同じ外部の記録媒体に記録することもで
きる。この場合、例えば、メモリ74に図示されないフ
ラッシュメモリを配設し、前記外部の記録媒体から前記
各データ及び各プログラムを読み出してフラッシュメモ
リに書き込むこともできる。したがって、外部の記録媒
体を交換することによって前記各データ及び各プログラ
ムを更新することができる。このように、各種の記録媒
体に記録された前記プログラムを起動し、データに基づ
いて各種の処理を行うことができる。
【0068】さらに、前記通信部75は、図示されない
情報センサ等を備え、該情報センサ等によって受信した
渋滞等の道路情報、交通事故情報、GPSの検出誤差を
検出するD−GPS情報等を受信し、図示されないFM
送信装置、電話回線等との間で各種のデータの送受信を
行う。
【0069】なお、本発明の機能を実現するための各デ
ータ及び各プログラムの少なくとも一部を、情報センタ
等からの無線通信ネットワーク等の伝送媒体を介して前
記通信部75によって受信し、前記フラッシュメモリ等
に記録することもできる。
【0070】そして、前記入力部77は、報知部76と
別に配設されたキーボード、マウス、バーコードリー
ダ、ライトペン、遠隔操作用のリモートコントロール装
置等を使用することによって、走行開始時の位置を修正
したり、目的地を入力したりすることができる。また、
前記入力部77を、表示装置に画像で表示されたタッチ
パネルによって構成し、タッチパネルのキー又はメニュ
ーにタッチすることによって入力を行ったり、前記入力
部77として、図示されないマイクロホン等を使用し、
音声によって入力を行ったりすることができる。
【0071】前記構成のナビゲーション装置71におい
て、制御部73の図示されない案内・表示処理手段は、
案内・表示処理を行うことによって、表示装置に案内画
面を開き、該案内画面に現在位置及び周辺の地図を表示
する。また、運転者が入力部77を操作して目的地を設
定すると、制御部73の図示されない経路探索処理手段
は、経路探索処理を行うことによって、現在位置から目
的地までの経路を探索し、経路が探索されると、前記案
内・表示処理手段は、経路案内情報出力処理を行うこと
によって、表示装置に経路案内画面を開き、該経路案内
画面に経路、現在位置及び周辺の地図を表示し、経路案
内を開始する。したがって、運転者は、前記経路案内に
従って車両20を走行させることができる。
【0072】次に、料金自動収受システムを利用すため
のETCデータについて説明する。
【0073】図8は本発明の第2の実施の形態における
有料道路データのイメージ図、図9は本発明の第2の実
施の形態におけるメモリ内のETCデータファイルを示
す図である。
【0074】図8に示されるように、データ記録部72
に記録された道路データにおける有料道路データには、
有料道路11(図2)の本線を示す本線データDA1、
本線とランプウェイ38(図3)との分岐点を示す分岐
点データDA2、ランプウェイ38のリンクを示すラン
プウェイリンクデータDA3、インターチェンジの情報
を示すインターチェンジデータDA4等がある。
【0075】そして、該インターチェンジデータDA4
は、メモリ74(図7)に形成された料金自動収受シス
テム情報データ領域(以下「ETCデータ領域」とい
う。)84に記録され、インターチェンジの位置を表す
位置座標、インターチェンジの名称、有料道路11に接
続する一般道の接続道路情報、インターチェンジにET
Cゲート15、17が有るかどうか、すなわち、インタ
ーチェンジがETC対応インターチェンジであるか、又
は非ETC対応インターチェンジであるかを表す料金自
動収受対応ゲート有無フラグ(以下「ETCゲート有無
フラグ」という。)、ETCゲート詳細情報、車両20
の種類ごとの料金情報、料金自動収受システムランドマ
ークデータ(以下「ETCランドマークデータ」とい
う。)等から成る。
【0076】前記ETCゲート詳細情報は、インターチ
ェンジ内の各ゲートのゲート番号、及び該ゲート番号に
対応させて設定され、ETCゲートであるか一般ゲート
であるかを表すゲートフラグから成る。また、ETCラ
ンドマークデータは、前記表示装置に開かれた案内画
面、経路案内画面等において、ETC対応インターチェ
ンジにランドマークを付加するためのデータである。な
お、本実施の形態において、ETCデータ領域84はメ
モリ74に形成されるが、車載器61に配設された図示
されないメモリに形成したり、メモリ47に形成したり
することもできる。また、情報センタから通信部75に
よって所定の情報を受信し、フラッシュメモリ等に記録
し、読み出して使用することもできる。
【0077】次に、前記車載器61の動作について説明
する。
【0078】図10は本発明の第2の実施の形態におけ
る車載器の動作を示すフローチャートである。
【0079】まず、運転者が図示されないイグニッショ
ンキーを操作して車両20(図2)の図示されないエン
ジンを始動させると、車載器61(図7)の図示されな
い電源がオンにされる。そして、制御部63の図示され
ないカード有無チェック処理手段は、カードスロット4
6にICカード41が挿入されているかどうかによって
ICカード41の有無をチェックし、ICカード41が
有るかどうかを判断する。ICカード41が有る場合、
制御部63の図示されないカード内容チェック・記録処
理手段は、メモリ47から残高、有効期限、使用限度額
等のカード内容の情報を読み出してチェックし、チェッ
ク内容を制御部63の図示されないバッファ等に記録す
る。そして、制御部63の図示されない転送処理手段
は、前記カード内容の情報をナビゲーション装置71に
送り、メモリ74に記録する。
【0080】一方、ICカード41が無い場合、制御部
63はICカード41が無いことをナビゲーション装置
71に通知し、制御部73は表示装置にICカード41
の挿入を促す旨のメッセージを表示し、カードスロット
46にICカード41が挿入されるのを待機する。な
お、音声出力装置によって前記メッセージを音声で出力
することもできる。
【0081】続いて、有料道路11を利用するために、
車両20が一般道からランプウェイ38に入ると、制御
部63の図示されない第1の受信待機処理手段は、車載
器61によって路側無線装置23からの電波が受信され
るのを待機する。そして、車載器61によって前記電波
が受信されると、車両20がETCゲート15を通過す
る際に、前記制御部63の図示されない車載器側送受信
処理手段、及び制御装置26の図示されない路側送受信
処理手段は入口側情報送受信処理を行う。その結果、前
記路側無線装置23と前記車載器61との間で無線通信
が行われる。そして、制御部63の図示されない第1の
入口情報記録処理手段は路側無線装置23から送られた
入口情報をナビゲーション装置71に送りメモリ74に
記録する。
【0082】このようにしてETCゲート15を通過し
た後、運転者は、車両20を目的地の最寄りのインター
チェンジまで走行させ、有料道路11の本線からランプ
ウェイ38に入ると、制御部63の図示されない第2の
受信待機処理手段は、車載器61によって路側無線装置
24からの電波が受信されるのを待機する。
【0083】そして、車載器61によって前記電波が受
信されると、車両20がETCゲート17を通過する際
に、前記車載器側送受信処理手段及び路側送受信処理手
段は出口側情報送受信処理を行う。また、前記路側無線
装置24と前記車載器61との間で無線通信が行われ、
契約情報及び入口情報が制御装置26に送られる。そし
て、制御装置26は、前記契約情報及び入口情報に基づ
いて料金を算出し、決済して徴収する。
【0084】なお、車両20が、一般道からランプウェ
イ38に入ったかどうか、又は有料道路11の本線から
ランプウェイ38に入ったかどうかの判断は、現在位置
検出部81によって検出された車両20の現在位置、及
びデータ記録部72に記録された道路データに基づい
て、マップマッチング技術を使用することによって行わ
れる。
【0085】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS21 ICカード41の有無をチェックす
る。 ステップS22 ICカード41が有るかどうかを判断
する。ICカード41が有る場合はステップS24に、
無い場合はステップS23に進む。 ステップS23 ICカード41の挿入を促す旨のメッ
セージを表示し、ステップS21に戻る。 ステップS24 カード内容チェック・記録処理を行
う。 ステップS25 カード内容の情報をナビゲーション装
置に送る。 ステップS26 カード内容の情報を運転者に通知す
る。 ステップS27 車載器61によって電波が受信される
のを待機する。 ステップS28 入口側情報送受信処理を行う。 ステップS29 入口情報を記録する。 ステップS30 車載器61によって電波が受信される
のを待機する。 ステップS31 出口側情報送受信処理を行い、処理を
終了する。
【0086】次に、ナビゲーション装置71の動作につ
いて説明する。
【0087】図11は本発明の第2の実施の形態におけ
るナビゲーション装置の動作を示す第1のフローチャー
ト、図12は本発明の第2の実施の形態におけるナビゲ
ーション装置の動作を示す第2のフローチャート、図1
3は本発明の第2の実施の形態におけるナビゲーション
装置の動作を示す第3のフローチャート、図14は本発
明の第2の実施の形態におけるナビゲーション装置の動
作を示す第4のフローチャート、図15は本発明の第2
の実施の形態における表示装置によるメッセージの表示
例を示す第1の図、図16は本発明の第2の実施の形態
における表示装置によるメッセージの表示例を示す第2
の図である。
【0088】まず、ナビゲーション装置71(図7)
は、運転者による経路探索の要求があるかどうかを判断
する。運転者による経路探索の要求がある場合、運転者
は、入力部77を操作して目的地を設定するとともに、
有料道路11(図2)を優先するか、一般道を優先する
か等の経路探索条件を設定すると、前記経路探索処理手
段は、経路探索処理を行うことによって、現在位置から
目的地までの経路を探索する。なお、目的地を設定する
際に、通過点を同時に設定することもできる。
【0089】続いて、制御部73は探索された経路に基
づいて、データ記録部72から経路情報を取得しメモリ
74に記録する。そして、前記経路探索条件において有
料道路11が優先されると、制御部73の図示されない
料金算出処理手段は、ETCデータ領域84(図9)を
参照し、料金情報に基づいて、経路内において有料道路
11を走行する区間の料金を算出し、メモリ74に記録
する。なお、この時点でメモリ47からカード内容の情
報を読み出し、料金と残高とを比較し、料金が残高を超
えるかどうかを判断することができる。料金が残高を超
える場合、制御部73の図示されない報知処理手段は、
表示装置にカード内容の情報に基づいて、例えば、「残
高が不足しています。一般ゲートを案内します。」又は
「残高が不足しています。経路を変更しますか。」等の
所定のメッセージを表示し、運転者に通知する。また、
経路を変更する場合は、所定の区間を有料道路11から
一般道に変更し、残高の範囲内で有料道路11を利用す
ることができるようにする。なお、音声出力装置によっ
て前記メッセージを音声で出力することもできる。
【0090】続いて、制御部73の図示されない現在位
置追跡処理手段は、現在位置追跡処理を行い、現在位置
検出部81によって現在位置を検出し、追跡する。そし
て、車両20が目的地に到達するまで、車両20が経路
上を走行している間、前記案内・表示処理手段は、経路
案内情報出力処理を行うことによって、表示装置に経路
案内画面を開き、該経路案内画面に、経路、現在位置及
び周辺の地図を表示し、経路案内を行う。
【0091】次に、車両20が目的地の最寄りのインタ
ーチェンジに到達したかどうか、すなわち、有料道路1
1の本線からランプウェイ38に入ったかどうかを判断
し、有料道路11の本線からランプウェイ38に入った
場合、制御部73の図示されないETCゲート有無判断
処理手段は、ETCデータ領域84を参照し、ETCゲ
ート有無フラグに基づいて、インターチェンジがETC
対応インターチェンジであるか、又は非ETC対応イン
ターチェンジであるかを判断する。ETC対応インター
チェンジである場合、制御部73の図示されないカード
有効性判断処理手段は、カード有効性判断処理を行い、
前記メモリ74からチェック内容を読み出し、チェック
内容に基づいてICカード41の有効性を判断する。一
方、非ETC対応インターチェンジである場合、前記報
知処理手段は、表示装置に非ETC対応インターチェン
ジである旨を表示し、処理を終了する。その場合、表示
装置には、図15に示されるように、「ETCゲートは
有りません。カードを取り外して係員に手渡してくださ
い。」等のメッセージが表示される。なお、現金前払い
式の有料道路の場合、表示装置に、現金、前売チケット
等を用意することを促す旨のメッセージを表示すること
もできる。
【0092】そして、前記現在位置追跡処理手段は、現
在位置追跡処理を行い、現在位置検出部81によって現
在位置を検出し、追跡する。続いて、車両20がETC
ゲート15より所定距離手前の位置に到達すると、車両
案内処理手段92(図1)は、前記カード有効性判断処
理の判断結果に基づいて、ICカード41が有効である
かどうかを判断し、ICカード41が有効である場合、
ETCゲート案内処理を行って車両20をETCゲート
15に案内し、有効でない場合、一般ゲート案内処理を
行って車両20を一般ゲート14に案内する。このと
き、報知処理手段は、表示装置に、図16に示されるよ
うに、「残高が不足しています。一般ゲートに案内しま
す。」等のメッセージを表示し、運転者に通知する。ま
た、表示装置に、「有効期限が経過しています。一般ゲ
ートに案内します。」、「ETCゲートに案内しま
す。」、「料金が使用限度額を超えています。一般ゲー
トに案内します。」等の所定のメッセージを表示するこ
ともできる。なお、音声出力装置によって前記メッセー
ジを音声で出力することもできる。この場合、車両20
は有料道路11を通行した後であるので、ICカード4
1が有効であるかどうかは、例えば、ICカード41の
有効期限が経過していないかどうかだけでなく、残高が
算出された料金より多いかどうか、及び算出された料金
が使用限度額を超えていないかどうか等によって判断さ
れる。
【0093】本実施の形態においては、表示のタイミン
グは、車両20が本線からランプウェイ38に入った後
に行われるようになっているが、車両20が本線からラ
ンプウェイ38に入る前に行うこともできる。
【0094】一方、経路探索の要求がない場合、前記現
在位置追跡処理手段は、現在位置追跡処理を行い、現在
位置検出部81によって現在位置を検出し、追跡する。
そして、現在位置に基づいて、車両20がランプウェイ
38から有料道路11の本線に入ったことが分かると、
制御部73の図示されない第2の入口情報記録処理手段
は入口情報をメモリ74に記録する。なお、本実施の形
態において、入口情報として、現在位置に基づいて特定
されたインターチェンジの名称が使用される。
【0095】このようにして有料道路11の本線に入る
と、運転者は車両20を目的地の最寄りのインターチェ
ンジまで走行する。そして、車両20が目的地の最寄り
のインターチェンジに到達し、有料道路11の本線から
ランプウェイ38に入ると、制御部73の図示されない
出口情報記録処理手段は、目的地の最寄りのインターチ
ェンジを表す情報、すなわち、出口情報をメモリ74に
記録する。なお、本実施の形態において、出口情報とし
て、現在位置に基づいて特定されたインターチェンジの
名称が使用される。
【0096】続いて、前記ETCゲート有無判断処理手
段は、ETCデータ領域84を参照し、ETCゲート有
無フラグに基づいて、インターチェンジがETC対応イ
ンターチェンジであるか、又は非ETC対応インターチ
ェンジであるかを判断する。ETC対応インターチェン
ジである場合、前記料金算出処理手段は、ETCデータ
領域84を参照し、料金情報に基づいて、経路内におい
て有料道路11を走行する区間の料金を算出し、メモリ
74に記録する。続いて、前記カード有効性判断処理手
段は、カード有効性判断処理を行い、前記メモリ74か
らチェック内容を読み出し、チェック内容に基づいてI
Cカード41の有効性を判断する。
【0097】一方、非ETC対応インターチェンジであ
る場合、前記報知処理手段は、表示装置に非ETC対応
インターチェンジである旨を表示し、処理を終了する。
その場合、表示装置には、図15に示されるように、
「ETCゲートは有りません。カードを取り外して係員
に手渡してください。」等のメッセージが表示される。
【0098】そして、前記現在位置追跡処理手段は、現
在位置追跡処理を行い、現在位置検出部81によって現
在位置を検出し、追跡する。続いて、車両20がETC
ゲート17より所定距離手前の位置に到達すると、車両
案内処理手段92は、前記カード有効性判断処理の判断
結果に基づいて、ICカード41が有効であるかどうか
を判断し、ICカード41が有効である場合、ETCゲ
ート案内処理を行って車両20をETCゲート17に案
内し、有効でない場合、一般ゲート案内処理を行って車
両20を一般ゲート16に案内する。このとき、報知処
理手段は、表示装置に、図16に示されるように、「残
高が不足しています。一般ゲートに案内します。」等の
メッセージを表示し、運転者に通知する。また、表示装
置に、「有効期限が経過しています。一般ゲートに案内
します。」、「ETCゲートに案内します。」、「料金
が使用限度額を超えています。一般ゲートに案内しま
す。」等の所定のメッセージを表示することもできる。
なお、音声出力装置によって前記メッセージを音声で出
力することもできる。この場合、車両20は有料道路1
1を通行した後であるので、ICカード41が有効であ
るかどうかは、例えば、ICカード41の有効期限が経
過していないかどうかだけでなく、残高が算出された料
金より多いかどうか、及び算出された料金が使用限度額
を超えていないかどうか等によって判断される。
【0099】なお、本実施の形態においては、ランプウ
ェイ38から本線に入ったかどうか、及び本線からラン
プウェイ38に入ったかどうかを現在位置に基づいて判
断するようになっているが、ランプウェイ38において
本線に近づく方向に走行しているかどうか、及びランプ
ウェイ38において本線から離れる方向に走行している
かどうかに基づいて判断したり、入口側の予告用の路側
無線装置39及び出口側の予告用の路側無線装置からの
電波に基づいて判断したりすることができる。
【0100】このように、ICカード41が有効である
場合、車両20はETCゲート15、17に案内される
ので、ETCゲート15、17の付近が混雑することが
ない。一方、ICカード41が有効でない場合、車両2
0は一般ゲート14、16に案内にされるので、料金を
確実に決済して徴収することができる。
【0101】次に、図11〜14のフローチャートにつ
いて説明する。 ステップS41 経路探索の要求があるかどうかを判断
する。経路探索の要求がある場合はステップS42に、
ない場合はステップS60に進む。 ステップS42 目的地を設定する。 ステップS43 経路探索条件を設定する。 ステップS44 経路探索処理を行う。 ステップS45 経路情報を取得し記録する。 ステップS46 料金を算出し記録する。 ステップS47 現在位置追跡処理を行う。 ステップS48 目的地に到達したかどうかを判断す
る。目的地に到達した場合は処理を終了し、到達してい
ない場合はステップS49に進む。 ステップS49 経路上を走行しているかどうかを判断
する。経路上を走行している場合はステップS50に進
み、走行していない場合はステップS44に戻る。 ステップS50 経路案内情報出力処理を行う。 ステップS51 本線からランプウェイ38に入ったか
どうかを判断する。本線からランプウェイ38に入った
場合はステップS52に進み、入らなかった場合は処理
を終了する。 ステップS52 ETC対応インターチェンジであるか
どうかを判断する。ETC対応インターチェンジである
場合はステップS54に、非ETC対応インターチェン
ジである場合はステップS53に進む。 ステップS53 非ETC対応インターチェンジである
旨を表示し、処理を終了する。 ステップS54 カード有効性判断処理を行う。 ステップS55 現在位置追跡処理を行う。 ステップS56 ETCゲート15より所定距離手前の
位置に到達したかどうかを判断する。ETCゲート15
より所定距離手前の位置に到達した場合はステップS5
7に進み、到達していない場合はステップS53に戻
る。 ステップS57 ICカード41が有効であるかどうか
を判断する。ICカード41が有効である場合はステッ
プS59に、有効でない場合はステップS58に進む。 ステップS58 一般ゲート案内処理を行い、処理を終
了する。 ステップS59 ETCゲート案内処理を行い、処理を
終了する。 ステップS60 現在位置追跡処理を行う。 ステップS61 ランプウェイ38から本線に入るのを
待機する。 ステップS62 入口情報を記録する。 ステップS63 本線からランプウェイ38に入るのを
待機する。 ステップS64 出口情報を記録する。 ステップS65 ETC対応インターチェンジであるか
どうかを判断する。ETC対応インターチェンジである
場合はステップS67に、非ETC対応インターチェン
ジである場合はステップS66に進む。 ステップS66 非ETC対応インターチェンジである
旨を表示し、処理を終了する。 ステップS67 料金を算出し記録する。 ステップS68 カード有効性判断処理を行う。 ステップS69 現在位置追跡処理を行う。 ステップS70 ETCゲート17より所定距離手前の
位置に到達したかどうかを判断する。ETCゲート17
より所定距離手前の位置に到達した場合はステップS7
1に進み、到達していない場合はステップS69に戻
る。 ステップS71 ICカード41は有効であるかどうか
を判断する。ICカード41は有効である場合はステッ
プS73に、有効でない場合はステップS72に進む。 ステップS72 一般ゲート案内処理を行い、処理を終
了する。 ステップS73 ETCゲート案内処理を行い、処理を
終了する。
【0102】本実施の形態においては、例えば、車載器
21と路側無線装置23、24との間で料金自動収受シ
ステムに関する情報を送受信するようになっているが、
車載器21と情報センタ等の施設との間で直接無線通信
を行うことによって、前記情報を送受信することもでき
る。その場合、例えば、車載器21側の現在位置検出部
81によって検出された現在位置の情報が通信部75を
介して情報センタに随時送信され、該情報センタは、前
記情報に基づいて、車両20がETCゲート15、17
に近づいていることを判断すると、該ETCゲート1
5、17の案内情報等を車載器21に送信する。該車載
器21は、前記案内情報等を通信部75によって受信す
る。
【0103】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0104】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、料金自動収受装置においては、車両に搭載された
車載器と無線装置との間で行われる無線通信に基づいて
料金決済用カードによって料金を決済するようになって
いる。
【0105】そして、料金決済用カードの有効性を判断
するカード有効性判断処理手段と、該カード有効性判断
処理手段における判断結果に基づいて、車両を所定のゲ
ートに案内する車両案内処理手段とを有する。
【0106】この場合、料金決済用カードの有効性が判
断され、料金決済用カードが有効である場合、車両は所
定のゲートに案内されるので、ゲートの付近が混雑する
ことがない。一方、料金決済用カードが有効でない場
合、車両は他の所定のゲートに案内されるので、料金を
確実に決済して徴収することができる。
【0107】本発明の他の料金自動収受装置において
は、さらに、前記車両案内処理手段は、料金決済用カー
ドが有効である場合、車両を料金自動収受対応ゲートに
案内し、料金決済用カードが有効でない場合、車両を一
般ゲートに案内する。
【0108】この場合、料金決済用カードの有効性が判
断され、料金決済用カードが有効である場合、車両が料
金自動収受対応ゲートに案内されるので、料金自動収受
対応ゲートの付近が混雑することがない。一方、料金決
済用カードが有効でない場合、車両が一般ゲートに案内
されるので、料金を確実に決済して徴収することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における料金自動収
受装置の機能ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における料金自動収
受装置の概略図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における入口のET
Cゲートの概略図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における車載器のブ
ロック図である。
【図5】本実施の第1の形態における車載器の動作を示
す第1のフローチャートである。
【図6】本実施の第1の形態における車載器の動作を示
す第2のフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態における車載器・ナ
ビゲーション装置ユニットを示すブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態におけるデータのイ
メージ図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態におけるナビゲーシ
ョン装置のメモリに記録されたデータを示す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態における車載器の
動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施の形態におけるナビゲー
ション装置の動作を示す第1のフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施の形態におけるナビゲー
ション装置の動作を示す第2のフローチャートである。
【図13】本発明の第2の実施の形態におけるナビゲー
ション装置の動作を示す第3のフローチャートである。
【図14】本発明の第2の実施の形態におけるナビゲー
ション装置の動作を示す第4のフローチャートである。
【図15】本発明の第2の実施の形態における表示装置
によるメッセージの表示例を示す第1の図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態における表示装置
によるメッセージの表示例を示す第2の図である。
【符号の説明】
11 有料道路 14、16 一般ゲート 15、17 ETCゲート 20 車両 21、61 車載器 23、24 路側無線装置 41 ICカード 43、73 制御部 51、81 現在位置検出装置 74 メモリ 81 現在位置検出部 91 カード有効性判断処理手段 92 車両案内処理手段
フロントページの続き (72)発明者 榊原 聖治 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 林田 機八 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 柳久保 武志 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 大竹 稔 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載された車載器と無線装置との
    間で行われる無線通信に基づいて料金決済用カードによ
    って料金を決済する料金自動収受装置において、料金決
    済用カードの有効性を判断するカード有効性判断処理手
    段と、該カード有効性判断処理手段における判断結果に
    基づいて、車両を所定のゲートに案内する車両案内処理
    手段とを有することを特徴とする料金自動収受装置。
  2. 【請求項2】 前記車両案内処理手段は、料金決済用カ
    ードが有効である場合、車両を料金自動収受対応ゲート
    に案内し、料金決済用カードが有効でない場合、車両を
    一般ゲートに案内する請求項1に記載の料金自動収受装
    置。
  3. 【請求項3】 有料道路の料金を算出する料金算出処理
    手段を有するとともに、前記カード有効性判断処理手段
    は、算出された料金に基づいて料金決済用カードの有効
    性を判断する請求項1に記載の料金自動収受装置。
  4. 【請求項4】 前記料金算出処理手段は、無線装置との
    間で行われる無線通信に基づいて料金を算出する請求項
    3に記載の料金自動収受装置。
  5. 【請求項5】 現在位置を検出する現在位置検出手段
    と、料金情報が記録された記録手段とを有するととも
    に、前記料金算出処理手段は、検出された現在位置及び
    料金情報に基づいて料金を算出する請求項3に記載の料
    金自動収受装置。
  6. 【請求項6】 車両に搭載された車載器と無線装置との
    間で行われる無線通信に基づいて料金決済用カードによ
    って料金を決済する料金自動収受方法において、料金決
    済用カードの有効性を判断し、判断結果に基づいて車両
    を所定のゲートに案内することを特徴とする料金自動収
    受方法。
  7. 【請求項7】 料金決済用カードの有効性を判断し、判
    断結果に基づいて車両を所定のゲートに案内することを
    特徴とする料金自動収受方法のプログラムを記録した記
    録媒体。
JP29961999A 1999-10-21 1999-10-21 料金自動収受装置、料金自動収受方法及びそのプログラムを記録した記録媒体 Pending JP2001118098A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008001647A1 (fr) * 2006-06-29 2008-01-03 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Dispositif embarqué
JP2008031779A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Atsunobu Sakamoto 自動車道路の渋滞防止
JP2019086404A (ja) * 2017-11-07 2019-06-06 トヨタ自動車株式会社 ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、及びナビゲーションプログラム

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