JP2001118090A - クーポン・チケット発行機 - Google Patents

クーポン・チケット発行機

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JP2001118090A
JP2001118090A JP30024099A JP30024099A JP2001118090A JP 2001118090 A JP2001118090 A JP 2001118090A JP 30024099 A JP30024099 A JP 30024099A JP 30024099 A JP30024099 A JP 30024099A JP 2001118090 A JP2001118090 A JP 2001118090A
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Japan
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paper
unit
cutter
coupon
roll paper
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JP30024099A
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English (en)
Inventor
Motohiro Iizawa
元啓 飯沢
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Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カッターブレードを簡単な機構で退避させ
る。カット性能を向上させる。 【解決手段】 ロール紙上に印刷を施して、クーポンや
チケットを発行するクーポン・チケット発行機であっ
て、ロール紙を直線状態で搬送する直線搬送部は、ロー
ル紙を所定巾毎に切断するカッターユニット33を有
し、カッターユニット33のカッター保持フレーム42
に設けたウォーム係合部43と係合し、ウォーム17に
よりカッター保持フレーム42を直線運動させる保持機
構45と、切断後の紙媒体を排出する際に、カッターユ
ニット33が保持機構45により保持された状態で、紙
媒体の通路よりカッターユニット33を退避させるカッ
ターユニット退避機構46とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クーポン・チケッ
ト発行機に関する。更に詳述すると、本発明は紙上に印
刷を施してクーポンやチケットを発行するクーポン・チ
ケット発行機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】操作に応じてクーポンやチケット類をそ
の場で発行する装置として、クーポン・チケット発行機
がある。このクーポン・チケット発行機は、給紙部にセ
ットされた紙に所定の印刷を行った後、印刷部分を切断
して切断片をクーポンやチケットとして発行するもので
ある。
【0003】ところで、クーポン・チケット発行機の各
構成部材のレイアウト上、ロール紙を切断するカッター
ブレードを切断を行う方向とは異なる方向に移動させて
ロール紙の通路から退避させたい場合がある。例えば、
カッターブレードによってロール紙を切断した後、その
切断片をカッターブレードが停止している位置の奥側に
搬送する場合には、カッターブレードを退避させて切断
した紙片の搬送を可能にする必要がある。このような場
合、従来のクーポン・チケット発行機では、カッターブ
ロックを切断方向に直線移動させる駆動力伝達系をその
途中で切り離し、カッターブロック部分のみを退避させ
るようにし、カッターブロックを切断方向に直線移動さ
せる機構は退避させていなかった。
【0004】また、カッターブレードによって切断を行
う場合にはカッターブレードを直線的に移動させるのみ
であり、カッターブレードに特に積極的な回転力を与え
ることはなく、カッターブレードはロール紙との摩擦力
によって従動的に回転するに過ぎなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
クーポン・チケット発行機では、カッターブレードを退
避させる場合に駆動力の伝達系をその途中で切り離し、
カッターブロック部分のみを退避させていたので、その
退避機構が複雑なものとなっていた。また、切断を行う
場合にカッターブレードを直線的に移動させるのみであ
ったので、カット性能に劣っていた。
【0006】本発明は、カッターブレードを簡単な機構
で退避させることができるクーポン・チケット発行機を
提供することを目的とする。また、カッターブレードの
カット性能に優れたクーポン・チケット発行機を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに請求項1記載の発明は、紙上に印刷を施して、クー
ポンやチケットを発行するクーポン・チケット発行機に
おいて、紙を直線状態で搬送する直線搬送部は、紙を所
定巾毎に切断するカッターユニットを有し、カッターユ
ニットのカッター保持フレームに設けたウォーム係合部
と係合し、ウォームによりカッター保持フレームを直線
運動させる保持機構と、切断後の紙媒体を排出する際
に、カッターユニットが保持機構により保持された状態
で、紙媒体の通路よりカッターユニットを退避させるカ
ッターユニット退避機構とを備えたものである。
【0008】したがって、カッターユニットを退避させ
る場合には、カッターユニットをこれを保持する保持機
構ごとカッターユニット退避機構によって退避させる。
即ち、紙を切断する側の部材と、この部材を直線運動さ
せる側の部材の両方を一緒に退避させるので、両者の駆
動力伝達系の係合関係を維持した状態で退避させること
ができる。このため、紙を切断する側の部材のみを退避
させる場合に比べて退避のための機構が簡単なものとな
る。
【0009】また、請求項2記載のクーポン・チケット
発行機は、カッター保持フレームの直線運動を、ワイヤ
ーローラーを介してカッターブレードに回転運動に変換
して伝達し、この回転運動によりカット機能を高めたも
のである。
【0010】したがって、保持機構のウォームの回転に
よってカッター保持フレームが直線運動すると、直線運
動方向に張られたワイヤーによってワイヤーローラーが
回転し、この回転がカッターブレードに伝えられる。こ
のため、カッターブレードは直線運動すると共に自ら回
転し、紙を良好にカットする。
【0011】さらに、請求項3記載のクーポン・チケッ
ト発行機は、ロール紙を供給する給紙部と、紙上に印刷
を施すプリンター部と、紙を反転する反転部と、紙を直
線状態で搬送すると共に、紙を所定巾毎に切断するカッ
ターを有する直線搬送部とを備え、直線搬送部を最下部
として、反転部、プリンター部、給紙部の順に縦に重ね
て配置したものである。
【0012】したがって、直線搬送部、反転部、プリン
ター部、給紙部は上下に積み重ねられるように配置さ
れ、装置の前後方向や左右方向の寸法が小さくなる。上
側の給紙部から送り出された紙は下へと移動してプリン
ター部で印刷された後、さらに下へと移動しながら反転
部で反転されて直線搬送部へと進み、カッターで印刷部
分をカットされる。カットされた紙片は直線搬送部によ
ってロール紙の巾方向に搬送され、必要に応じて後工程
を経た後、クーポンやチケットとして発行される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
最良の形態に基づいて詳細に説明する。
【0014】図1〜図9に、本発明を適用したクーポン
・チケット発行機の実施形態の一例を示す。このクーポ
ン・チケット発行機は、紙1上に印刷を施して、クーポ
ンやチケットを発行するもので、紙1を供給する給紙部
2と、紙1上に印刷を施すプリンター部3と、紙1を反
転する反転部4と、紙1を直線状態で搬送し紙1を所定
巾毎に切断するカッター5を有する直線搬送部6とを備
え、直線搬送部6を最下部として、反転部4、プリンタ
ー部3、給紙部2の順に縦に重ねて配置したものであ
る。
【0015】ロール紙1を供給する給紙部2は、ロール
紙1を受けるロール受け7と、ロール紙1をプリンター
部3に搬送する給紙部送りローラ10と、ロール紙1を
ガイドする平面状のガイド部28とを有し、ロール受け
7に、ロール紙1の外径が所定の径以下になったことを
検出するニヤエンドセンサ9を設けると共に、ガイド部
28に凹部29を設け、ロール紙1の端部が凹部29を
通過する際に、センサーのレバー30が回転して、紙端
を検出するエンドセンサ8を設けている。
【0016】本実施形態では、ロール受部として2本の
ロール受け7を配置しており、2本のロール受け7上に
ロール紙1がセットされる。ロール紙1はガイド部28
に案内されながら給紙部送りローラ10とピンチローラ
11の間を通ってプリンター部3に供給される。給紙部
送りローラ10はモータ23によって駆動される。
【0017】エンドセンサ8は、ロール紙1の紙端を検
出することでロール紙1の紙切れ(ロール紙1の無くな
り)を検出する。即ち、ロール紙1がガイド部28に案
内されながらレバー30が回転可能な凹部29を通って
給紙部送りローラ10とピンチローラ11によってプリ
ンター部3へと送り出されている場合には、レバー30
はロール紙1に押されて図3中実線で示す位置に回転さ
れる。一方、ロール紙1を使い切ってガイド部28の凹
部29を通過するロール紙1が無くなると、ロール紙1
に押されていたレバー30が図3中2点鎖線で示す位置
に戻る。エンドセンサ8はレバー30の位置を光学的に
検出することで、ロール紙1の紙切れを検出する。
【0018】このようにエンドセンサ8はレバー30の
先端をロール紙1に接触させて紙切れを検出するもので
あるので、たとえ光の透過率が大きなロール紙1を使用
していた場合であってもロール紙1の有無を確実に検出
することができ、ロール紙1の種類の違いに起因した光
透過率の違いに影響を受けずにロール紙1の有無を確実
に検出することができる。また、レバー30の回転位置
に基づいてロール紙1の有無を検出するので、エンドセ
ンサ8自体をロール紙1から離れた位置に配置すること
ができ、紙粉の影響を受けることなく良好にロール紙1
の有無を検出することが可能になる。
【0019】ニヤエンドセンサ9は、アーム32と、ア
ーム32の先端に回転自在に取り付けられたローラ31
を有している。ニヤエンドセンサ9は2本のロール受け
7の間に配置されている。ロール紙1が十分に残ってお
りその外径が大きい状態では、図3中実線で示すよう
に、ロール紙1とローラ31との間は十分に離れてい
る。したがって、ニヤエンドセンサ9はオフ状態のまま
である。一方、ロール紙1の残り量が僅かになってその
外径が小さくなると、図3中二点鎖線で示すように、ロ
ール受け7間からのロール紙1の落ち込み量が大きくな
ってローラ31に当たりアーム32を押し下げる。これ
により、ニヤエンドセンサ9はオン状態となり、ロール
紙1の紙切れが近いことを検出する。
【0020】このようにニヤエンドセンサ9はローラ3
1をロール紙1に直接接触させて紙切れが近いことを検
出するので、光学的に検出する場合のように紙粉の影響
を受けることなく、良好にロール紙1の残り量が所定値
になったことを検出することができる。
【0021】また、給紙部2は、ロール紙1の端面1c
をロール紙1の巾方向に押圧する押圧ブロック34を有
している。この押圧ブロック34は、2本のガイドバー
35に支持されてロール紙1の巾方向に移動可能であ
り、ロール紙1の端面1cに押圧板36により一定の押
圧力を与えながら、押圧ブロック34の端面34aがロ
ール紙1の端面1cから一定距離離れた状態で保持され
ると共に、ガイドバー35に対しブレーキ力を発生する
ブレーキ部37を備えている。
【0022】押圧ブロック34と押圧板36の間にはス
プリング40が、押圧ブロック34とブレーキ部37と
の間にはスプリング41がそれぞれ設けられている。ま
た、押圧ブロック34とブレーキ部37との間には若干
の隙間δが設けられている。
【0023】押圧ブロック34によってロール紙1を位
置決めする場合、先ず最初にロール紙1をロール受け7
上に載せた後、ブレーキ部37をガイドバー35に対し
て強制的に滑らせながら押圧ブロック34を移動(前
進)させる。そして、ロール紙1の一方の端面1cを押
圧板36で、他方の端面1cを基準面38で挟み付け
る。この状態で押圧ブロック34から手を離すと、スプ
リング40の弾性力によって押圧ブロック34が後退す
る。ブレーキ部37のブレーキ力はスプリング40の弾
性力よりも強いので、ブレーキ部37は後退することが
なく、押圧ブロック34はスプリング41を伸ばして隙
間δの範囲で後退し力の釣り合った位置で静止する。し
たがって、ロール紙1は押圧板36によって基準面38
に所定の大きさの力で押し付けられ位置決めされる。こ
の状態では、押圧ブロック34の端面34aはロール紙
1の端面1cから離間しており、ロール紙1の回転抵抗
は小さなものとなる。
【0024】ロール紙1として巾の異なるものを使用す
る場合であっても、ロール紙1の巾に応じて押圧ブロッ
ク34を移動させてロール紙1の端面1cに当接させる
ことで、巾の違いにかかわらずロール紙1を適切に位置
決めすることができる。また、スプリング40の弾性力
によって押圧板36をロール紙1の端面1cに押し付け
ているので、ロール紙1の巾の違いやセット時の押圧ブ
ロック34を移動させる力の違いに影響されずにロール
紙1を常に一定の力で位置決めすることができる。
【0025】また、押圧ブロック34のロール紙1の端
面1cと当接する端面34aには、ロール紙1の有無を
検出するセンサー39を、ロール紙1の他方の端面1c
が当接するユニットの壁(基準面)38には、ロール紙
1の有無を検出するセンサー51を設けている。ロール
受け7上にロール紙1をセットして押圧ブロック34に
よって位置決めすると、センサー39,51のロッド3
9a,51aが押し込められる。これにより、センサー
39,51はロール紙1を検出する。
【0026】プリンター部3はロール紙1の巾方向に移
動するプリンタヘッドを有しており、プリンター送りロ
ーラ12によってロール紙1を送りながらその先端部分
にクーポンやチケットを印刷する。そして、プリンター
部3を通過したロール紙1は、反転部4を通って反転さ
れた後、直線搬送部6へと進む。なお、プリンター送り
ローラ12はモータ24によって駆動される。
【0027】直線搬送部6はカッター保持フレーム42
に保持されたカッター5を備えており、送られてきたロ
ール紙1をその巾方向に切断する。カッター保持フレー
ム42のウォーム係合部43は、モータ16によって回
転されるねじ棒(ウォーム)17に係合しており、ねじ
棒17の回転によって上下に並んだ2本のガイドシャフ
ト18に案内されてロール紙1の巾方向に直線移動し、
ロール紙1をその先端から所定の長さの部分で切断す
る。ロール紙1に印刷を行ってから切断を行うので、印
刷されている部分のみを切断することができる。即ち、
端まで印刷されている切断片1aを形成することができ
る。また、ロール紙1の状態で直線搬送部6に送るの
で、切断した後の短冊状のものを送る場合に比べて送り
機構が簡単なものですみ、また、紙詰まりを防止するこ
とができる。この切断片(切断後の紙媒体)1aがクー
ポンやチケットとなる。
【0028】直線搬送部6のカッター5は退避可能とな
っている。即ち、直線搬送部6は、ロール紙1を所定巾
毎に切断するカッターユニット33を有し、カッターユ
ニット33のカッター保持フレーム42に設けたウォー
ム係合部43と係合し、ねじ棒17によりカッター保持
フレーム42を直線運動させる保持機構45と、切断後
の紙媒体(切断片)1aを排出する際に、カッターユニ
ット33が保持機構45により保持された状態で、切断
片1aの通路よりカッターユニット33を退避させるカ
ッターユニット退避機構46とを備えている。
【0029】カッターユニット退避機構46は、リンク
47を介して保持機構45を回動させるソレノイドであ
り、ソレノイド46がリンク47を図8中2点鎖線で示
すように引き寄せると、保持機構45は軸49を中心に
回動し、カッター5をカッターユニット33ごと退避さ
せる。即ち、保持機構45のねじ棒17とカッター保持
フレーム42のウォーム係合部43との係合関係を維持
した状態でカッター5を退避させる。このようにカッタ
ー保持フレーム42を直線運動させる駆動系を途中で切
り離すことがないので、退避のための機構が簡単なもの
となり、製造コストを下げることができる。
【0030】カッター5はロール紙1を上下から挟んで
これを切断するカッターブレードで、例えば下側のカッ
ターブレード5にはワイヤーローラー44が取り付けら
れている。このワイヤーローラー44にはねじ棒17と
平行、即ちカッター保持フレーム42の直線運動方向に
張られたワイヤー48が巻き掛けられており、カッター
保持フレーム42の直線運動を、ワイヤーローラー44
を介して下側のカッターブレード5に回転運動に変換し
て伝達する。下側のカッターブレード5を回転運動させ
ながらロール紙1を切断するので、ロール紙1のカット
性能が向上する。
【0031】直線搬送部6にはセキュリティー付加手段
13が設けられており、切断片1aはローラ14によっ
てセキュリティー付加手段13に搬送される。本実施形
態では、セキュリティー付加手段13は複製が困難なホ
ログラム箔を貼り付けるホットスタンプユニットであ
る。セキュリティーが付加された切断片1aは、クーポ
ンやチケットとして発券口25から発行される。なお、
直線搬送部6のローラ14はモータ15によって駆動さ
れる。
【0032】一方、発券前に印刷エラー等が発見された
切断片1aは、直線搬送部6のローラ14によって発券
口25とは逆側に設けられている廃券口26に搬送され
て排出される。ここでロール紙1を切断した直後の状態
では、カッターブレード5は廃券口26の手前側の位置
(図8中実線位置)に移動している。したがって、廃券
口26へと搬送される切断片1aとカッターブレード5
との干渉を回避するために、切断片1aを廃券口26に
搬送する場合にはカッターユニット回避機構46を作動
させてカッターブレード5を退避させる。カッターブレ
ード5を退避させることで切断片1aとカッターブレー
ド5との干渉を回避することができるので、発券口25
の逆側に廃券口26を配置することが可能になり、スペ
ース効率に優れたレイアウトとなる。
【0033】直線搬送部6のカッター5によってロール
紙1が切断されると、ロール紙1はプリンター部3のプ
リンター送りローラ12からはずれる位置まで逆送され
る。この際、給紙部2の給紙部送りローラ10は解除さ
れ、ロール紙1をたるませる(図2)。ここで、給紙部
送りローラ10の解除について説明する。ソレノイド1
9がオフ操作されると、第1のレバー20はリターンス
プリング22によって揺動され、第2のレバー21をリ
ターンスプリング50の付勢力に抗して揺動させてピン
チローラ11を給紙部送りローラ10から離間させる。
これにより、給紙部送りローラ10とピンチローラ11
とによるロール紙1の挟み付けが解除されるので、給紙
部送りローラ10が解除されることになる。
【0034】なお、ソレノイド19のオン状態では、第
1のレバー20はリターンスプリング22の付勢力に抗
して第2のレバー21から離れる方向に揺動する。した
がって、第2のレバー21はリターンスプリング50に
よってピンチローラ11を給紙部送りローラ10に押し
付ける方向に付勢される。
【0035】そして、次にクーポン・チケットを発行す
る場合には、プリンター部3はたるんでいるロール紙1
をプリンター送りローラ12によって送りながら印刷を
行う。即ち、給紙部2の給紙部送りローラ10を解除し
た状態で、プリンター送りローラ12によりロール紙1
のたるみ部分1bを送りながら印刷を行う。たるみ部分
1bを送る場合には送り抵抗力が極めて小さいので、一
定の速度でロール紙1を送りながら印刷を行うことがで
き、高品位の印刷が可能となる。
【0036】この後、印刷されたロール紙1は反転部4
で反転された後、直線搬送部6に送られ、上述の場合と
同様に、クーポン・チケットとして発行される。
【0037】このクーポン・チケット発行機では、プリ
ンター部3の印刷動作と、直線搬送部6の動作が分離さ
れている。直線搬送部6の動作は、例えばホットスタン
プユニット13によるセキュリティー付加動作である。
ホットスタンプユニット13はモータ27によって駆動
され、このモータ27はプリンター部3の駆動源である
モータ24とは別のものである。また、プリンター部3
はロール紙1に印刷を行うのに対し、ホットスタンプユ
ニット13がホログラム箔を貼り付けるのはロール紙1
から切断された切断片1aである。これらのため、プリ
ンター部3の印刷動作と直線搬送部6のセキュリティー
付加動作とを分離させることができる。これらの動作を
分離し独立させることで、これらの動作を同時に行うこ
とが可能になり、1枚目の切断片1aにセキュリティー
付加動作を行いながら、同時に次に発行するクーポン・
チケットの印刷を行うことができ、複数枚のクーポン・
チケットを発行する場合の発行に要する時間が大幅に短
縮される。
【0038】なお、上述の形態は本発明の好適な形態の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のク
ーポン・チケット発行機では、紙を直線状態で搬送する
直線搬送部は、紙を所定巾毎に切断するカッターユニッ
トを有し、カッターユニットのカッター保持フレームに
設けたウォーム係合部と係合し、ウォームによりカッタ
ー保持フレームを直線運動させる保持機構と、切断後の
紙媒体を排出する際に、カッターユニットが保持機構に
より保持された状態で、紙媒体の通路よりカッターユニ
ットを退避させるカッターユニット退避機構とを備えて
いるので、保持機構のウォームとカッター保持フレーム
のウォーム係合部との係合関係を維持した状態でカッタ
ーユニットを退避させることができる。このため、退避
のための機構を簡単なものにすることができ、製造コス
トを下げることができる。
【0040】また、請求項2記載のクーポン・チケット
発行機のように、カッター保持フレームの直線運動を、
ワイヤーローラーを介してカッターブレードに回転運動
に変換して伝達し、この回転運動によりカット機能を高
めるようにしても良い。
【0041】さらに、請求項3記載のクーポン・チケッ
ト発行機では、ロール紙を供給する給紙部と、紙上に印
刷を施すプリンター部と、紙を反転する反転部と、紙を
直線状態で搬送すると共に、紙を所定巾毎に切断するカ
ッターを有する直線搬送部とを備え、直線搬送部を最下
部として、反転部、プリンター部、給紙部の順に縦に重
ねて配置したので、直線搬送部、反転部、プリンター
部、給紙部を上下に積み重ねるように配置でき、前後方
向や左右方向の寸法が小さくなる。このため、クーポン
・チケット発行機の小型化が可能になり、例えばセルフ
サービスターミナルとしての使用に適したクーポン・チ
ケット発行機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したクーポン・チケット発行機の
実施形態の一例を示し、各構成要素の位置関係を示す概
略構成図である。
【図2】同クーポン・チケット発行機の各構成要素の位
置関係を示し、ロール紙を逆送させた状態の概略構成図
である。
【図3】同クーポン・チケット発行機の給紙部を示す概
略構成図である。
【図4】同クーポン・チケット発行機のプリンター部と
反転部と直線搬送部を示す概略構成図である。
【図5】同クーポン・チケット発行機の概略構成を示す
ブロック図である。
【図6】同クーポン・チケット発行機の押圧ブロックを
示す平面図である。
【図7】同クーポン・チケット発行機の押圧ブロックを
一部切り欠いて示す側面図である。
【図8】同クーポン・チケット発行機のカッターユニッ
トとカッターユニット退避機構を示す平面図である。
【図9】同クーポン・チケット発行機のワイヤーローラ
ーを示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 ロール紙 1a 切断片(紙媒体) 2 給紙部 3 プリンター部 4 反転部 5 カッターブレード(カッター) 6 直線搬送部 17 ねじ棒(ウォーム) 33 カッターユニット 42 カッター保持フレーム 43 ウォーム係合部 45 保持機構 44 ワイヤーローラー 46 ソレノイド(カッターユニット退避機構)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙上に印刷を施して、クーポンやチケッ
    トを発行するクーポン・チケット発行機において、紙を
    直線状態で搬送する直線搬送部は、紙を所定巾毎に切断
    するカッターユニットを有し、カッターユニットのカッ
    ター保持フレームに設けたウォーム係合部と係合し、ウ
    ォームによりカッター保持フレームを直線運動させる保
    持機構と、切断後の紙媒体を排出する際に、カッターユ
    ニットが保持機構により保持された状態で、紙媒体の通
    路よりカッターユニットを退避させるカッターユニット
    退避機構とを備えたことを特徴とするクーポン・チケッ
    ト発行機。
  2. 【請求項2】 カッター保持フレームの直線運動を、ワ
    イヤーローラーを介してカッターブレードに回転運動に
    変換して伝達し、この回転運動によりカット機能を高め
    たことを特徴とする請求項1記載のクーポン・チケット
    発行機。
  3. 【請求項3】 ロール紙を供給する給紙部と、紙上に印
    刷を施すプリンター部と、紙を反転する反転部と、紙を
    直線状態で搬送すると共に、紙を所定巾毎に切断するカ
    ッターを有する直線搬送部とを備え、直線搬送部を最下
    部として、反転部、プリンター部、給紙部の順に縦に重
    ねて配置したことを特徴とする請求項1または2に記載
    のクーポン・チケット発行機。
JP30024099A 1999-10-21 1999-10-21 クーポン・チケット発行機 Pending JP2001118090A (ja)

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