JP2001117811A - バス制御回路 - Google Patents

バス制御回路

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JP2001117811A
JP2001117811A JP29714799A JP29714799A JP2001117811A JP 2001117811 A JP2001117811 A JP 2001117811A JP 29714799 A JP29714799 A JP 29714799A JP 29714799 A JP29714799 A JP 29714799A JP 2001117811 A JP2001117811 A JP 2001117811A
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signal
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timing signal
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Kazuo Nakamura
和夫 中村
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アドレスセットアップ時間およびライトパル
ス幅を変更するために回路規模が増大してしまう。 【解決手段】 Dフリップフロップ28の出力を第1の
タイミング信号とし、Dフリップフロップ22の出力を
第2のタイミング信号とし、演算回路30およびNOT
回路29により、ウェイト選択信号の反転値に応じて、
第1のタイミング信号、および第1のタイミング信号と
第2のタイミング信号との論理積のいずれかの反転値を
バスコマンド信号として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はウェイト選択信号
の値に応じてアドレスセットアップ時間およびアクセス
パルス幅の異なるバスコマンド信号をアクセス要求信号
に基づいて生成するバス制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は一般的なマイクロプロセッサの構
成例を示すブロック図である。図3において、1は各種
演算をプログラムに従って実行するCPUコア部11、
メモリ2の動作速度に応じたウェイトに対応する値を記
憶するウェイト制御レジスタ12、およびCPUコア部
11からのアクセス要求信号およびクロックに基づいて
そのウェイトに対応するリードコマンド信号またはライ
トコマンド信号をメモリ2に供給し、レディ信号をCP
Uコア部11に供給するバス制御回路(BIU)13を
有するマイクロプロセッサであり、2はマイクロプロセ
ッサ1のバス制御回路13によりバス制御信号を供給さ
れ、CPUコア部11にアクセスされるメモリである。
【0003】図4は従来のバス制御回路のうちのライト
コマンド信号を生成する部分を示す回路図である。図に
おいて、21はCPUコア部11からのアクセス要求信
号とNOT回路26の出力との論理積を演算するAND
回路であり、22はAND回路21の出力をクロックの
1サイクルだけ遅延させるDフリップフロップ(D・F
/F)であり、23はD・F/F22の出力とNOT回
路26の出力との論理積を演算するAND回路であり、
24はAND回路23の出力をクロックの1サイクルだ
け遅延させるD・F/Fであり、25はウェイト選択信
号の値に応じてD・F/F22の出力およびD・F/F
24の出力のいずれかを選択し、選択した信号をレディ
信号として出力する選択回路である。
【0004】選択回路25において、41はウェイト選
択信号の論理値を反転するNOT回路であり、42はN
OT回路41の出力とD・F/F22の出力との論理積
を演算するAND回路であり、43はウェイト選択信号
とD・F/F24の出力との論理積を演算するAND回
路であり、44はAND回路42の出力とAND回路4
3の出力との論理和を演算するOR回路である。
【0005】26は選択回路25からのレディ信号の論
理値を反転するNOT回路であり、27はクロックの論
理値を反転するNOT回路であり、28はNOT回路2
7の出力をクロックとしてAND回路21の出力をその
クロックの1サイクルだけ遅延させるD・F/Fであ
り、29はD・F/F28の出力の反転値を演算し、ラ
イトコマンド信号として出力するNOT回路である。
【0006】次に動作について説明する。図5はウェイ
ト選択信号の値が0である場合のライト時における従来
のバス制御回路の動作について説明するタイミングチャ
ートであり、図6はウェイト選択信号の値が1である場
合のライト時における従来のバス制御回路の動作につい
て説明するタイミングチャートである。
【0007】まずウェイト選択信号の値が0である場合
の動作について説明する。ウェイト選択信号の値が0で
ある場合、選択回路25において、AND回路43に論
理値0が供給され、NOT回路41により論理値1がA
ND回路42に供給される。従ってAND回路43の出
力は0になり、AND回路42の出力はD・F/F22
の出力と同一になる。そして、それらの出力がOR回路
44に供給され、OR回路44の出力は、AND回路4
2の出力、すなわちD・F/F22の出力と同一にな
る。すなわちウェイト選択信号の値が0である場合、選
択回路25はD・F/F22の出力を選択し、その信号
をレディ信号として出力する。
【0008】この状態で図5に示すように時刻T1にお
いてアクセス要求信号の値が論理値1になると、レディ
信号の反転値が1であるのでAND回路21の出力は論
理値1になる。そのAND回路21の出力はD・F/F
22,28に供給され、NOT回路27の出力の立ち上
がり時すなわちクロックの立ち下がり時である時刻T2
でD・F/F28の保持値が論理値1に更新される。さ
らに時刻T3においてD・F/F28の出力が論理値1
になると、NOT回路29によりライトコマンド信号が
論理値0になる。
【0009】そしてクロックの立ち上がり時である時刻
T4において、D・F/F22の保持値が論理値1に更
新される。さらにD・F/F22の出力が論理値1にな
り、レディ信号が論理値1になる。従ってNOT回路2
6によりAND回路21には論理値0が供給され、AN
D回路21の出力が論理値0になる。そのAND回路2
1の出力はD・F/F22,28に供給され、NOT回
路27の出力の立ち上がり時すなわちクロックの立ち下
がり時である時刻T5にD・F/F28の保持値が論理
値0に更新される。さらにD・F/F28の出力が論理
値0になると、NOT回路29によりライトコマンド信
号が論理値1になる。またレディ信号が論理値1になる
と、CPUコア部11はクロックの次の立ち上がり時に
おいてアクセス要求信号を論理値0にしてバスアクセス
サイクルを完了する。
【0010】このようにウェイト選択信号の値が0であ
る場合、アドレスセットアップ時間(アドレスが有効に
なってからライトコマンド信号が変化するまでの期間、
すなわちT2−T1)が約0.5サイクルになり、ライ
トパルス幅(ライトコマンド信号の論理値が0である期
間、すなわちT5−T3)が約1サイクルになる。
【0011】次にウェイト選択信号の値が1である場合
の動作について説明する。ウェイト選択信号の値が1で
ある場合、選択回路25において、AND回路43に論
理値1が供給され、NOT回路41により論理値0がA
ND回路42に供給される。従ってAND回路42の出
力は0になり、AND回路43の出力はD・F/F24
の出力と同一になる。そして、それらの出力がOR回路
44に供給され、OR回路44の出力は、AND回路4
3の出力、すなわちD・F/F24の出力と同一にな
る。すなわちウェイト選択信号の値が1である場合、選
択回路25はD・F/F24の出力を選択し、その信号
をレディ信号として出力する。
【0012】この状態で図6に示すように時刻T1にお
いてアクセス要求信号の値が論理値1になると、レディ
信号の反転値が1であるのでAND回路21の出力は論
理値1になる。そのAND回路21の出力はD・F/F
22,28に供給され、NOT回路27の出力の立ち上
がり時すなわちクロックの立ち下がり時である時刻T2
でD・F/F28の保持値が論理値1に更新される。さ
らに時刻T3においてD・F/F28の出力が論理値1
になると、NOT回路29によりライトコマンド信号が
論理値0になる。
【0013】そしてクロックの立ち上がり時である時刻
T4においてD・F/F22の保持値が論理値1に更新
され、D・F/F22の出力が論理値1になる。さらに
クロックの次の立ち上がり時である時刻T5においてD
・F/F24の保持値が論理値1に更新され、D・F/
F24の出力が論理値1になり、レディ信号が論理値1
になる。従ってNOT回路26によりAND回路21に
は論理値0が供給され、AND回路21の出力が論理値
0になる。そのAND回路21の出力はD・F/F2
2,28に供給され、NOT回路27の出力の立ち上が
り時すなわちクロックの立ち下がり時である時刻T6に
D・F/F28の保持値が論理値0に更新される。さら
にD・F/F28の出力が論理値0になると、NOT回
路29によりライトコマンド信号が論理値1になる。ま
たレディ信号が論理値1になると、CPUコア部11は
クロックの次の立ち上がり時においてアクセス要求信号
を論理値0にしてバスアクセスサイクルを完了する。
【0014】このようにウェイト選択信号の値が1であ
る場合、アドレスセットアップ時間(=T2−T1)が
約0.5サイクルになり、ライトパルス幅(=T6−T
3)が約2.0サイクルになる。
【0015】以上のようにして、ウェイト選択信号の値
に応じてライトパルス幅が変更される。また上記の回路
はバスコマンド信号のうちのライトコマンド信号を生成
しているが、リードコマンド信号を生成する同様の回路
が従来のバス制御回路に設けられる。
【0016】しかしながら、上記従来のバス制御回路で
は、ウェイト選択信号の値に応じてライトパルス幅を変
更することができるものの、アドレスセットアップ時間
を変更することが困難である。近年のマイクロプロセッ
サの動作周波数の向上に伴い、メモリの動作速度によっ
ては、メモリアクセス時にアドレスセットアップ時間が
短くなりすぎメモリが正常に動作しなくなる可能性があ
るという問題があった。
【0017】このような問題を解決する従来のバス制御
回路が例えば特開平1−258151号公報に記載され
ている。図7は例えば特開平1−258151号公報に
記載された他の従来のバス制御回路を示す回路図であ
る。
【0018】図7において、101は所定のアドレスセ
ットアップ時間およびライトパルス幅である第1の信号
を生成する第1の信号生成回路であり、102は第1の
信号とはアドレスセットアップ時間およびライトパルス
幅のそれぞれ異なる第2の信号を生成する第2の信号生
成回路であり、103はウェイト選択信号の値に応じて
第1の信号および第2の信号のいずれかをライトコマン
ド信号として出力する選択回路である。なお、選択回路
103の構成は特開平1−258151号公報には記載
されていないが、一般に選択回路103は図4の選択回
路25と同様にNOT回路111、AND回路112,
113およびOR回路114により構成される。
【0019】次に動作について説明する。第1の信号生
成回路101は、アクセス要求信号やクロックに基づい
て所定のアドレスセットアップ時間およびライトパルス
幅である第1の信号を生成し、選択回路103に供給す
る。一方、第2の信号生成回路102は第1の信号とは
アドレスセットアップ時間およびライトパルス幅のそれ
ぞれ異なる第2の信号を生成し、選択回路103に供給
する。そして選択回路103はウェイト選択信号の値に
応じて第1の信号および第2の信号のいずれかをライト
コマンド信号として出力する。
【0020】以上のようにすることにより、ウェイト選
択信号の値に応じてアドレスセットアップ時間およびラ
イトパルス幅を同時に変更させることができる。
【0021】上記の他、アドレスセットアップ時間およ
びライトパルス幅を3種以上のいずれかに設定すること
ができる回路が例えば特開平8−137744号公報に
記載されているが、上記従来のバス制御回路のようにア
ドレスセットアップ時間およびライトパルス幅を2種の
いずれかに設定する場合には、回路規模が大きいため望
ましくない。
【0022】また、メモリなどの外部装置にアクセスす
る際のセットアップ時間を制御するものとして例えば特
開昭63−47854号公報、特開平8−16451号
公報、特開平10−187604号公報および特開平1
0−228415号公報に記載のものがある。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】従来のバス制御回路は
以上のように構成されているので、アドレスセットアッ
プ時間およびライトパルス幅を変更するために、少なく
とも1つのNOT回路、2つのAND回路および1つの
OR回路を有する選択回路を使用しなければならず、バ
ス制御回路の回路規模を縮小することが困難であるなど
の課題があった。
【0024】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、アクセス要求信号およびウェイト
選択信号に基づいて第1のタイミング信号を生成し、第
1のタイミング信号から所定の時間だけ遅延した第2の
タイミング信号を生成し、ウェイト選択信号の値に応じ
て、第1のタイミング信号、および第1のタイミング信
号と第2のタイミング信号との論理積のいずれかに基づ
くバスコマンド信号を出力するようにして、回路規模の
小さいバス制御回路を得ることを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】この発明に係るバス制御
回路は、アクセス要求信号およびウェイト選択信号に基
づいて第1のタイミング信号を生成する第1のタイミン
グ信号生成手段と、第1のタイミング信号から所定の時
間だけ遅延した第2のタイミング信号を生成する第2の
タイミング信号生成手段と、ウェイト選択信号の値に応
じて、第1のタイミング信号、および第1のタイミング
信号と第2のタイミング信号との論理積のいずれかに基
づくバスコマンド信号を出力する選択手段とを備えるも
のである。
【0026】この発明に係るバス制御回路は、第1のタ
イミング信号生成手段に、アクセス要求信号と第3のタ
イミング信号との論理積を演算する第1の論理積回路
と、第1の論理積回路の出力を所定の時間だけ遅延させ
る第1の遅延回路と、第1の遅延回路の出力と第3のタ
イミング信号との論理積を演算する第2の論理積回路
と、第2の論理積回路の出力を所定の時間だけ遅延させ
る第2の遅延回路と、ウェイト選択信号の値に応じて第
1の遅延回路の出力および第2の遅延回路の出力のいず
れかを選択する信号選択回路と、信号選択回路により選
択された出力を反転し、第3のタイミング信号を生成す
る反転回路と、第1の論理積回路の出力を所定の時間だ
け遅延させ、第1のタイミング信号を生成する第3の遅
延回路とを有し、第2のタイミング信号生成手段が第1
の遅延回路の出力を第2のタイミング信号とするもので
ある。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるバ
ス制御回路のうちのライトコマンド信号を生成する部分
の構成を示す回路図である。なお、この実施の形態1に
よるバス制御回路は、図3に示すバス制御回路13とし
て使用可能なものである。
【0028】図において、21はCPUコア部11から
のアクセス要求信号とNOT回路26の出力(第3のタ
イミング信号)との論理積を演算するAND回路であり
(第1のタイミング信号生成手段、第1の論理積回
路)、22はAND回路21の出力をクロックの1サイ
クルだけ遅延させるDフリップフロップ(D・F/F)
(第1のタイミング信号生成手段、第1の遅延回路、第
2のタイミング信号生成手段)であり、23はD・F/
F22の出力とNOT回路26の出力との論理積を演算
するAND回路(第1のタイミング信号生成手段、第2
の論理積回路)であり、24はAND回路23の出力を
クロックの1サイクルだけ遅延させるD・F/F(第1
のタイミング信号生成手段、第2の遅延回路)であり、
25はウェイト選択信号の値に応じてD・F/F22の
出力およびD・F/F24の出力のいずれかを選択し、
選択した信号をレディ信号として出力する選択回路(第
1のタイミング信号生成手段、信号選択回路)である。
【0029】選択回路25において、41はウェイト選
択信号の論理値を反転するNOT回路であり、42はN
OT回路41の出力とD・F/F22の出力との論理積
を演算するAND回路であり、43はウェイト選択信号
とD・F/F24の出力との論理積を演算するAND回
路であり、44はAND回路42の出力とAND回路4
3の出力との論理和を演算するOR回路である。
【0030】26は選択回路25からのレディ信号の論
理値を反転するNOT回路(反転回路)であり、27は
クロックの論理値を反転するNOT回路であり、28は
NOT回路27の出力をクロックとしてAND回路21
の出力をそのクロックの1サイクルだけ遅延させるD・
F/F(第1のタイミング信号生成手段、第3の遅延回
路)である。
【0031】30はウェイト選択信号を反転した信号を
NOT回路41より供給され、その信号の値に応じてD
・F/F28の出力(第1のタイミング信号)、および
D・F/F28の出力とD・F/F22(第2のタイミ
ング信号)の出力との論理積のいずれかを出力する演算
回路(選択手段)である。演算回路30において、31
はNOT回路41の出力とD・F/F22の出力との論
理和を演算するOR回路であり、32はOR回路31の
出力とD・F/F28との論理積を演算するAND回路
である。また、29は演算回路30の出力の反転値を演
算するNOT回路である。
【0032】次に動作について説明する。図2は、ウェ
イト選択信号の値が1である場合のライト時における実
施の形態1によるバス制御回路の動作を説明するタイミ
ングチャートである。
【0033】まずウェイト選択信号の値が0である場合
の動作について説明する。ウェイト選択信号の値が0で
ある場合、選択回路25において、AND回路43に論
理値0が供給され、NOT回路41により論理値1がA
ND回路42に供給される。従ってAND回路43の出
力は0になり、AND回路42の出力はD・F/F22
の出力と同一になる。そして、それらの出力がOR回路
44に供給され、OR回路44の出力は、AND回路4
2の出力、すなわちD・F/F22の出力と同一にな
る。すなわちウェイト選択信号の値が0である場合、選
択回路25はD・F/F22の出力を選択し、その信号
をレディ信号として出力する。
【0034】また、ウェイト選択信号の値が0である場
合、演算回路30において、OR回路31に論理値1が
NOT回路41により供給され、OR回路31の出力は
論理値1になり、その論理値1がAND回路32に供給
される。従ってAND回路32の出力はD・F/F28
の出力と同一になる。
【0035】つまりウェイト選択信号の値が0である場
合、このバス制御回路による処理は図4のバス制御回路
による処理と同一になり、その時のタイミングチャート
は図5に示すものと同一になる。
【0036】すなわち、その状態で時刻T1においてア
クセス要求信号の値が論理値1になると、レディ信号の
反転値が1であるのでAND回路21の出力は論理値1
になる。そのAND回路21の出力はD・F/F22,
28に供給され、NOT回路27の出力の立ち上がり時
すなわちクロックの立ち下がり時である時刻T2でD・
F/F28の保持値が論理値1に更新される。さらに時
刻T3においてD・F/F28の出力が論理値1になる
と、NOT回路29によりバスコマンド信号のうちのラ
イトコマンド信号が論理値0になる。
【0037】そしてクロックの立ち上がり時である時刻
T4において、D・F/F22の保持値が論理値1に更
新される。さらにD・F/F22の出力が論理値1にな
り、レディ信号が論理値1になる。従ってNOT回路2
6の出力は論理値0になりAND回路21には論理値0
が供給され、AND回路21の出力が論理値0になる。
そのAND回路21の出力はD・F/F22,28に供
給され、NOT回路27の出力の立ち上がり時すなわち
クロックの立ち下がり時である時刻T5にD・F/F2
8の保持値が論理値0に更新される。さらにD・F/F
28の出力が論理値0になると、NOT回路29により
ライトコマンド信号が論理値1になる。またレディ信号
が論理値1になると、CPUコア部11はクロックの次
の立ち上がり時においてアクセス要求信号を論理値0に
してバスアクセスサイクルを完了する。
【0038】このようにウェイト選択信号の値が0であ
る場合、アドレスセットアップ時間(=T2−T1)が
約0.5サイクルになり、ライトパルス幅(=T5−T
3、アクセスパルス幅)が約1サイクルになる。
【0039】次にウェイト選択信号の値が1である場合
の動作について説明する。ウェイト選択信号の値が1で
ある場合、選択回路25において、AND回路43に論
理値1が供給され、NOT回路41により論理値0がA
ND回路42に供給される。従ってAND回路42の出
力は0になり、AND回路43の出力はD・F/F24
の出力と同一になる。そして、それらの出力がOR回路
44に供給され、OR回路44の出力は、AND回路4
3の出力、すなわちD・F/F24の出力と同一にな
る。すなわちウェイト選択信号の値が1である場合、選
択回路25はD・F/F24の出力を選択し、その信号
をレディ信号として出力する。
【0040】また、ウェイト選択信号の値が1である場
合、演算回路30において、OR回路31に論理値0が
NOT回路41により供給され、OR回路31の出力は
D・F/F22の出力と同一になる。従ってAND回路
32の出力はD・F/F22の出力とD・F/F28の
出力との論理積になる。
【0041】この状態で図2に示すように時刻T1にお
いてアクセス要求信号の値が論理値1になると、レディ
信号の反転値が1であるのでAND回路21の出力は論
理値1になる。そのAND回路21の出力はD・F/F
22,28に供給され、NOT回路27の出力の立ち上
がり時すなわちクロックの立ち下がり時である時刻T1
1にD・F/F28の保持値が論理値1に更新され、D
・F/F28の出力が1になる。このときD・F/F2
2の出力は論理値0であるので、演算回路30の出力は
論理値0になり、ライトコマンド信号はNOT回路29
により論理値1になる。
【0042】次にクロックの立ち上がり時である時刻T
2においてD・F/F22の保持値が論理値1に更新さ
れ、さらに時刻T3においてD・F/F22の出力が論
理値1になる。このときD・F/F28の出力は論理値
1であるので、演算回路30の出力は論理値1になり、
NOT回路29によりライトコマンド信号が論理値0に
なる。
【0043】さらにクロックの次の立ち上がり時である
時刻T4においてD・F/F24の保持値が論理値1に
更新され、D・F/F24の出力が論理値1になり、レ
ディ信号が論理値1になる。従ってNOT回路26によ
りAND回路21には論理値0が供給され、AND回路
21の出力が論理値0になる。そのAND回路21の出
力はD・F/F22,28に供給され、NOT回路27
の出力の立ち上がり時すなわちクロックの立ち下がり時
である時刻T5にD・F/F28の保持値が論理値0に
更新される。さらにD・F/F28の出力が論理値0に
なると、演算回路30の出力が論理値0になり、NOT
回路29によりライトコマンド信号が論理値1になる。
またレディ信号が論理値1になると、CPUコア部11
はクロックの次の立ち上がり時においてアクセス要求信
号を論理値0にしてバスアクセスサイクルを完了する。
【0044】このようにウェイト選択信号の値が1であ
る場合、アドレスセットアップ時間(=T2−T1)が
約1サイクルになり、ライトパルス幅(=T5−T3)
が約1.5サイクルになる。
【0045】なお、上記実施の形態1においては、バス
コマンド信号のうちのライトコマンド信号を生成する部
分について説明したが、このバス制御回路はバスコマン
ド信号のうちのリードコマンド信号を生成する部分も同
様に有する。
【0046】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、アクセス要求信号およびウェイト選択信号に基づい
て第1のタイミング信号を生成し、第1のタイミング信
号から所定の時間だけ遅延した第2のタイミング信号を
生成し、ウェイト選択信号の値に応じて、第1のタイミ
ング信号、および第1のタイミング信号と第2のタイミ
ング信号との論理積のいずれかに基づくバスコマンド信
号を出力するようにしたので、回路規模の増大を抑制す
ることができるという効果が得られる。すなわち図1の
回路に2つの論理回路(OR回路31およびAND回路
32)を追加するだけで上記機能を実現することができ
る。
【0047】なお、図2に示すマイクロプロセッサ1は
リードコマンド信号およびライトコマンド信号という2
つのタイミング信号に基づいてメモリアクセスを実行す
るようになされているが、例えばモトローラ社製のマイ
クロプロセッサ68000のようにリードかライトかを
示す状態信号と所定の1つのタイミング信号に基づいて
メモリアクセスを実行する場合には、その所定の1つの
タイミング信号の生成に上記実施の形態1を適用するこ
とができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、アク
セス要求信号およびウェイト選択信号に基づいて第1の
タイミング信号を生成する第1のタイミング信号生成手
段と、第1のタイミング信号から所定の時間だけ遅延し
た第2のタイミング信号を生成する第2のタイミング信
号生成手段と、ウェイト選択信号の値に応じて、第1の
タイミング信号、および第1のタイミング信号と第2の
タイミング信号との論理積のいずれかに基づくバスコマ
ンド信号を出力する選択手段とを備えるようにしたの
で、回路規模の増大を抑制することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるバス制御回路
のうちのライトコマンド信号を生成する部分の構成を示
す回路図である。
【図2】 ウェイト選択信号の値が1である場合のライ
ト時における実施の形態1によるバス制御回路の動作を
説明するタイミングチャートである。
【図3】 一般的なマイクロプロセッサの構成例を示す
ブロック図である。
【図4】 従来のバス制御回路のうちのライトコマンド
信号を生成する部分を示す回路図である。
【図5】 ウェイト選択信号の値が0である場合のライ
ト時における従来のバス制御回路の動作について説明す
るタイミングチャートである。
【図6】 ウェイト選択信号の値が1である場合のライ
ト時における従来のバス制御回路の動作について説明す
るタイミングチャートである。
【図7】 他の従来のバス制御回路を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
21 AND回路(第1のタイミング信号生成手段、第
1の論理積回路)、22 Dフリップフロップ(第1の
タイミング信号生成手段、第1の遅延回路、第2のタイ
ミング信号生成手段)、23 AND回路(第1のタイ
ミング信号生成手段、第2の論理積回路)、24 Dフ
リップフロップ(第1のタイミング信号生成手段、第2
の遅延回路)、25 選択回路(第1のタイミング信号
生成手段、信号選択回路)、26 NOT回路(第1の
タイミング信号生成手段、反転回路)、28 Dフリッ
プフロップ(第1のタイミング信号生成手段、第3の遅
延回路)、30 演算回路(選択手段)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェイト選択信号の値に応じてアドレス
    セットアップ時間およびアクセスパルス幅の異なるバス
    コマンド信号をアクセス要求信号に基づいて生成するバ
    ス制御回路において、 前記アクセス要求信号および前記ウェイト選択信号に基
    づいて第1のタイミング信号を生成する第1のタイミン
    グ信号生成手段と、 前記第1のタイミング信号から所定の時間だけ遅延した
    第2のタイミング信号を生成する第2のタイミング信号
    生成手段と、 前記ウェイト選択信号の値に応じて、前記第1のタイミ
    ング信号、および前記第1のタイミング信号と前記第2
    のタイミング信号との論理積のいずれかに基づくバスコ
    マンド信号を出力する選択手段とを備えることを特徴と
    するバス制御回路。
  2. 【請求項2】 第1のタイミング信号生成手段は、アク
    セス要求信号と第3のタイミング信号との論理積を演算
    する第1の論理積回路と、前記第1の論理積回路の出力
    を所定の時間だけ遅延させる第1の遅延回路と、前記第
    1の遅延回路の出力と前記第3のタイミング信号との論
    理積を演算する第2の論理積回路と、前記第2の論理積
    回路の出力を所定の時間だけ遅延させる第2の遅延回路
    と、ウェイト選択信号の値に応じて前記第1の遅延回路
    の出力および前記第2の遅延回路の出力のいずれかを選
    択する信号選択回路と、前記信号選択回路により選択さ
    れた出力を反転し、前記第3のタイミング信号を生成す
    る反転回路と、前記第1の論理積回路の出力を所定の時
    間だけ遅延させ、第1のタイミング信号を生成する第3
    の遅延回路とを有し、 第2のタイミング信号生成手段は、前記第1の遅延回路
    の出力を第2のタイミング信号とすることを特徴とする
    請求項1記載のバス制御回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110208414A1 (en) * 2010-02-25 2011-08-25 Siemens Aktiengesellschaft Method and determining system for automatically determining emission locations, and method and traffic control system based thereon for immission-dependent traffic control

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110208414A1 (en) * 2010-02-25 2011-08-25 Siemens Aktiengesellschaft Method and determining system for automatically determining emission locations, and method and traffic control system based thereon for immission-dependent traffic control
US8903646B2 (en) * 2010-02-25 2014-12-02 Siemens Aktiengesellschaft Method and determining system for automatically determining emission locations, and method and traffic control system based thereon for immission-dependent traffic control

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