JP2001117689A - 表示制御装置および表示制御方法 - Google Patents

表示制御装置および表示制御方法

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JP2001117689A
JP2001117689A JP29301399A JP29301399A JP2001117689A JP 2001117689 A JP2001117689 A JP 2001117689A JP 29301399 A JP29301399 A JP 29301399A JP 29301399 A JP29301399 A JP 29301399A JP 2001117689 A JP2001117689 A JP 2001117689A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 GUI上での各種機能の設定を、ヘルプガイ
ダンスを用いて簡単な操作手順に従って行うことによっ
て作業効率を向上させること。 【解決手段】 ヘルプガイダンスを複数の設定エリアに
分割し、所望の機能に関する設定項目に必要なヘルプガ
イダンスが表示される設定エリアのみを設定可能なアク
ティブエリアとして、他の設定エリアから浮き立たせて
GUI上に表示させ、該浮き立たせて表示された設定エ
リア内の操作説明を行うガイダンス部をGUI上に表示
させ、該浮き立たせて表示された設定エリアをエリア切
替え手段によって切替え操作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシス
テムの表示画面上において、GUI(グラフィカルユー
ザインターフェース)上の各種機能の設定やボタンの操
作などのヘルプガイダンスを用いた表示及び設定を行う
ことが可能な表示制御装置および表示制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータの表示画面上でGU
I操作のヘルプを受けたい場合、ヘルプボタンから該当
する項目を検索したり、Windowsシステムのよう
に、ヘルプガイドボタンを押下後、操作や意味を知りた
いボタンやエリア上をクリックして、ガイダンスを受け
ることが一般的である。
【0003】また、初心者用に簡単に設定できるよう
に、設定項目を少なくした別の画面を用意したり、ウィ
ザード形式のように、ガイダンスにしたがって設定して
いけば、目的の設定が可能な方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、言葉による検索が面倒であったり、GUI上
の他の比較関連するボタン等との関係性が不明確であ
り、初めて使用するアプリケーションや、慣れていない
機能や操作などの場合、1つ1つのボタンや項目をいち
いちヘルプを呼び出して検索しなければならない手間が
ある。
【0005】また、ウィザード形式は、初心者にとって
はヘルプが必要なく、簡単に設定できるものであるが、
実際にウィザード画面以外のGUI上で操作を行うに
は、やはりその画面の操作を一から学ばなければならな
いといった問題がある。
【0006】そこで、GUI上での各種機能の設定を、
ヘルプガイダンスを用いて簡単な操作手順に従って行う
ことによって、作業効率を向上させることが可能な表示
制御装置および表示制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、GUI上での
各種機能の設定および操作に関するヘルプガイダンス
を、画面上で表示制御する装置であって、前記ヘルプガ
イダンスを前記GUI上に表示するに際して、前記ヘル
プガイダンスを前記GUI上に表示する処理に関しての
呼び出しを設定する処理開始手段と、前記呼び出しを受
けたヘルプガイダンスを複数の設定エリアに分割するエ
リア分割手段と、前記分割された複数の設定エリアのう
ち、所望の機能に関する設定項目に必要なヘルプガイダ
ンスが表示される設定エリアのみを設定可能なアクティ
ブエリアとして、他の設定エリアから浮き立たせて前記
GUI上に表示する第1の表示手段と、前記アクティブ
エリアとして浮き立たせて表示される前記設定エリア内
の操作説明を行うガイダンス部を前記GUI上に表示す
る第2の表示手段と、前記GUI上に浮き立たせて表示
された前記設定エリアを切替える切替え手段と、前記ヘ
ルプガイダンスを前記GUI上に表示する処理に関して
の終了を設定する処理終了手段とを具えることによっ
て、表示制御装置を構成する。
【0008】ここで、前記切替え手段は、前記設定エリ
アを、移動、先送り、後戻り、および、前記ヘルプガイ
ダンス自体の途中終了させるための切替え処理を含むこ
とことができる。
【0009】前記アクティブエリアとしての設定エリア
内のボタンを押下することによって別ウインドウ又はダ
イヤログが現れるような設定項目の場合、該別ウインド
ウについてのヘルプガイダンスも引き続き前記アクティ
ブエリアと同様な処理を実行することができる。
【0010】前記ヘルプガイダンスの指示に従って、或
いは、前記ヘルプガイダンスを参考にしながら、設定エ
リア内の設定項目を順次設定していくことによって、各
種設定を行うことができる。
【0011】前記ガイダンス部の表示位置が前記設定エ
リアに重ならないように、互いにずらして表示すること
ができる。
【0012】1つの設定エリアが他の設定エリアよりも
浮き立つようにスポットライトを照射させて表示を行
い、該スポットライトが照射された設定エリアのみを設
定操作可能なアクティブエリアとし、該スポットライト
が照射されていない部分の設定エリアを半透明のフィル
タがかかった表示とすることができる。
【0013】本発明は、GUI上での各種機能の設定お
よび操作に関するヘルプガイダンスを、画面上で表示制
御する表示制御方法であって、前記ヘルプガイダンスを
前記GUI上に表示するに際して、前記ヘルプガイダン
スを前記GUI上に表示する処理に関しての呼び出しを
設定する工程と、前記呼び出しを受けたヘルプガイダン
スを複数の設定エリアに分割する工程と、前記分割され
た複数の設定エリアのうち、所望の機能に関する設定項
目に必要なヘルプガイダンスが表示される設定エリアの
みを設定可能なアクティブエリアとして、他の設定エリ
アから浮き立たせて前記GUI上に表示する工程と、前
記アクティブエリアとして浮き立たせて表示される前記
設定エリア内の操作説明を行うガイダンス部を前記GU
I上に表示する工程と、前記GUI上に浮き立たせて表
示された前記設定エリアを切替える切替え工程と、前記
ヘルプガイダンスを前記GUI上に表示する処理に関し
ての終了を設定する工程とを具えることによって、表示
制御方法を提供する。
【0014】本発明は、コンピュータによって、GUI
上での各種機能の設定および操作に関するヘルプガイダ
ンスを、画面上で表示制御するためのプログラムを記録
した媒体であって、該制御プログラムはコンピュータ
に、前記ヘルプガイダンスを前記GUI上に表示させる
に際して、前記ヘルプガイダンスを前記GUI上に表示
する処理に関しての呼び出しを設定させ、前記呼び出し
を受けたヘルプガイダンスを複数の設定エリアに分割さ
せ、前記分割させた複数の設定エリアのうち、所望の機
能に関する設定項目に必要なヘルプガイダンスが表示さ
れる設定エリアのみを設定可能なアクティブエリアとし
て、他の設定エリアから浮き立たせて前記GUI上に表
示させ、前記アクティブエリアとして浮き立たせて表示
される設定エリア内の操作説明を行うガイダンス部を前
記GUI上に表示させ、前記GUI上に浮き立たせて表
示された前記設定エリアを切替えさせ、前記ヘルプガイ
ダンスを前記GUI上に表示する処理に関しての終了を
設定させることによって、表示制御プログラムを記録し
た媒体を提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0016】[第1の例]本発明の第1の実施の形態
を、図1〜図4に基づいて説明する。
【0017】(システム構成)まず、本システムの概略
構成を、図2および図3に基づいて説明する。
【0018】図2において、本システムは、画像表示装
置1と、画像処理装置2と、キーボード、マウス等から
なるポインティングデバイス3とに大別される。
【0019】画像表示装置1は、CRTやLCD等の表
示装置から構成されるものであり、画面上には図3に示
すようなデータ内容が表示される。画面上における4
は、カーソルである。
【0020】画像処理装置2は、マイクロプロセッサ
(CPU)5、図1に示すような本発明に係る制御プロ
グラムや図3に示すようなヘルプガイダンス等を記憶し
たメモリ6等を有する。このメモリ6は、ハードディス
ク、ROM、RAM等からなる。
【0021】図3は、画像表示装置1の画面を示す。こ
こでの表示内容は、スキャナの基本的な設定内容を示す
ものである。
【0022】10は、スキャンモード、解像度、原稿サ
イズ等の項目を設定する設定項目エリアである。11
は、設定項目エリア10の各設定内容を詳細に説明する
ガイダンスである。
【0023】このガイダンス11の下には、各種選択用
のボタンとして、戻るボタン12、次へボタン13、O
Kボタン14、キャンセルボタン15が設けられてい
る。なお、これら各種ボタンの機能については、後述す
る第2の例において詳細に説明する。
【0024】16は、ガイダンス11、各種ボタン12
〜15の説明を行うガイダンス説明である。17は、別
ダイアログを呼び出して設定する呼び出しボタンであ
る。
【0025】(システム動作)次に、本システムの動作
について説明する。
【0026】本システムの動作を、図2に基づいて説明
する。
【0027】マイクロプロセッサ(CPU)5におい
て、メモリ6に記憶されているアプリケーションやドラ
イバなどの画面を呼び出し、画像表示装置1の画面に表
示する。
【0028】そして、画像表示装置1に表示されている
カーソル4を操作することによって、ポインティングデ
バイス3によって、ヘルプガイダンスの呼び出し、中
止、実行などを行う。
【0029】カーソル4を用いてヘルプガイダンスの呼
び出し操作を行った場合には、マイクロプロセッサ5
は、メモリ6に格納されているヘルプガイダンスを呼び
出し、ポインティングデバイス3の入力操作に従って指
示されたガイダンスを画像表示装置1の画面(図3参
照)に表示させ、本発明に係る表示制御処理として、各
種の設定/実行を行う。
【0030】(表示制御)図1は、本発明に係る表示制
御の処理を示すフローチャートである。
【0031】図4に示す20は、画像表示装置1の画面
に表示されたヘルプガイダンスを呼び出すためのヘルプ
キーである。
【0032】まず、ステップS1では、画像表示装置1
の画面上に表示されたヘルプキー20をポインティング
デバイス3を用いて押下し、ヘルプガイダンスを画面上
に表示させる。
【0033】次に、ステップS2では、目的の設定項目
が選択され、ヘルプガイダンスが画面上に表示されたか
否かがチェックされる。
【0034】目的の設定項目エリアが選択されていない
場合はステップS3へ進み、一方、目的の設定項目エリ
アが選択されてヘルプガイダンスが表示された場合はス
テップS4へ進む。
【0035】ステップS3では、図3に示す戻るボタン
12又は次ヘボタン13で目的の設定項目エリアが選択
されるまで、カーソル4で押下を続ける。
【0036】ステップS4では、ヘルプガイダンスをキ
ャンセルするか否かがチェックされる。ヘルプガイダン
スをキャンセルする場合は処理Aへ飛び、また、キャン
セルしない場合はステップS5へ進む。なお、処理Aに
ついては、後述する。
【0037】ステップS5では、目的の設定項目エリア
が選択されてヘルプガイダンスが画面上に表示された場
合、選択された設定項目エリア内における各項目の設定
を行う。
【0038】図3は、呼び出されて表示されたヘルプガ
イダンスを示す。ここでは、設定項目エリア10が選択
され、ガイダンス11が表示される。本例では、GUI
画面上において、当該設定項目エリア10をラインで囲
み、他のエリアと区別する表示方法である。
【0039】そして、設定項目エリア10内の各部分に
対応したガイダンス11に従って、設定項目エリア10
内の各設定を行う。
【0040】ステップS6では、ステップS4と同様
に、ヘルプガイダンスをキャンセルするか否かがチェッ
クされる。キャンセルする場合は処理Aに飛び、キャン
セルしない場合はステップS7へ進む。
【0041】ステップS7では、別ダイアログの設定が
あるか否かがチェックされる。別ダイアログの設定があ
る場合にはステップS13に戻り、別ダイアログの設定
がない場合にはステップS8に進む。
【0042】本例では、別ダイアログの設定が無いもの
として、ステップS8に進む。なお、ステップS13の
別ダイアログについては、後述する第3の例において説
明する。
【0043】ステップS8では、ヘルプガイダンスを使
用して、他のエリアを続けて設定するか否かがチェック
される。
【0044】他のエリアも続けて設定を行う場合はステ
ップS3に戻り、図3の戻るボタン12又は次ヘボタン
13を押下して、目的の設定項目エリアを選択する。
【0045】一方、他のエリアを続けて設定しない場合
は、ステップS9に進み、前記ステップS4、ステップ
S6と同様に、ヘルプガイダンスをキャンセルするか否
かがチェックされる。キャンセルしない場合はステップ
S10へ進む。
【0046】ステップS10では、設定処理が全て終了
し、ヘルプガイダンスを終了する場合は、図3に示すO
Kボタン14を押下し、設定内容をメモリ6等に保存し
て終了する。
【0047】ここで、処理Aは、ステップS4、ステッ
プS6、又は、ステップS9において、ヘルプガイダン
スをキャンセルする場合の処理(ステップS11〜ステ
ップS12)である。
【0048】ステップS11では、キャンセルボタン1
5を押下して、ヘルプガイダンスをキャンセルする。
【0049】ステップS12では、その押下によるキャ
ンセルにより、ヘルプガイダンスを画面上に表示した以
後の設定内容は全てキャンセルされ、設定はデフォルト
値に戻り、処理を終了する。
【0050】上述したように、ヘルプガイダンスをいく
つかのエリア(関連する項目同士やツールアイコン、実
行ボタンなどのかたまり)に区切り、ガイダンスが表示
される操作可能な設定項目エリア(アクティブエリア)
のみを他のエリアから浮き立たせてGUI上に表示さ
せ、その浮き立たせた設定項目エリア内の操作や機能等
の説明をGUI上に表示するようにしたので、GUI上
である種の設定を行う場合、その設定項目のヘルプガイ
ダンスを必要なときにいつでも表示させ、ガイダンスが
必要な設定項目エリアを自由に選択することが可能とな
る。
【0051】また、これにより、ガイダンスが表示され
ている設定項目エリアのみが操作可能(アクティブエリ
ア)になっており、関連した項目を一度に設定すること
ができ、学習効果を期待することができる。
【0052】[第2の例]次に、本発明の第2の実施の
形態を、図3に基づいて説明する。なお、前述した第1
の例と同一部分については、同一符号を付し、その説明
は省略する。
【0053】本例では、設定項目エリア10を自由に選
択できるボタンとガイダンスの終了/キャンセルするボ
タンとを用いて、各種の設定が簡単に行えることについ
て説明する。この設定項目エリア10内は、図3に示す
ヘルプガイダンスにおいて、他のエリアに比べて浮き立
っており、この設定項目エリア10のみが設定可能なア
クティブエリアとされている。以下、具体的な例を挙げ
る。
【0054】ここで、図3に示す各種ボタンの機能につ
いて説明する。
【0055】戻るボタン12は、戻るガイダンス項目が
ある場合に使用可能となり、押下すると、前のヘルプガ
イダンスが表示される。
【0056】次ヘボタン13は、次のガイダンス項目が
ある場合に使用可能となり、押下すると、次のヘルプガ
イダンスが表示される。
【0057】OKボタン14を押下すると、ヘルプガイ
ダンスで設定した項目をメモリ6へ保存して終了する。
【0058】キャンセルボタン15を押下すると、ヘル
プガイダンス表示以後の設定を全てキャンセルして、ヘ
ルプガイダンスを終了する。
【0059】上述したように、設定項目エリア10を各
種ボタンの指示によって、移動、先送り、後戻りをさ
せ、ペルプガイダンス自体の途中終了を可能にすること
により、必要な情報を必要なときにいつでも呼び出し、
終了させることが可能となる。
【0060】[第3の例]次に、本発明の第3の実施の
形態を、図1および図5に基づいて説明する。なお、前
述した各例と同一部分については、同一符号を付し、そ
の説明は省略する。
【0061】本例では、階層が進んだ別ダイアログ上で
も引き続きガイダンスを行い、前述した各例と同様な表
示を行うことについて説明する。この場合におけるダイ
アログは、それ以前に表示されていたGUIおよびガイ
ダンスに重なって表示される。以下、具体的な例を挙げ
る。
【0062】図5の選択可能な設定項目エリア10内で
別ウインドウで設定する項目がある場合には、その別ダ
イアログを呼び出して設定する呼び出しボタン17を押
下する。
【0063】この呼び出しボタン17を押下するステッ
プは、図1のステップS13に相当する。この押下によ
り、ステップS2に戻り、目的のエリアが選択され、ヘ
ルプガイダンスが表示されたのを確認し、以下同様にし
て、続けて設定を行う。
【0064】図5に示すように、設定項目エリア10内
の呼び出しボタン17を押下すると、さらに別ダイアロ
グ30が表示される。そして、この別ダイアログ30も
引き続いて、第1の例と同様に、ヘルプガイダンス表示
がされ、この別ダイアログ30のみがアクティブ(すな
わち、操作可能)なエリアになる。
【0065】上述したように、設定項目エリア10内の
ボタンを押下して別ウインドウやダイアログが出るよう
な設定項目の場合、その別ウインドウ内のガイダンスに
ついて第1の例と同様に表示することによって、引き続
き設定作業を行うことができる。これにより、ガイダン
スが、別ダイアログに対しても一連の流れの中で行われ
るため、設定操作を援助することができる。
【0066】[第4の例]次に、本発明の第4の実施の
形態を、図6〜図10に基づいて説明する。なお、前述
した各例と同一部分については、同一符号を付し、その
説明は省略する。
【0067】本例では、ウィザード画面のように別画面
を表示するのではなく、ガイダンスの中で次々と順番に
設定していく表示を行い、ガイダンスを次ヘボタン13
の押下によって一通り順番になぞることによって、全て
の設定が終了するような処理について説明する。以下、
具体的な例を挙げる。
【0068】図6の次ヘボタン13を順次押下した場
合、図7〜図10に示すように、設定項目エリア40〜
43が順番に選択表示され、対応するガイダンス50〜
53に従って設定項目エリア40〜43の設定を行う。
【0069】上述したように、各設定項目エリア40〜
43毎のガイダンス50〜53に沿って、設定項目エリ
ア40〜43内での実行ボタンの押下や、リストから項
目を選択、或いはその他の手段でリニアに目的の設定が
行えることから、ウィザード画面のような専用画面を用
いなくとも、ウィザードライクな設定操作が可能とな
る。また、ウィザード画面でなく、設定に必要な実際の
画面上で目的の操作や設定が可能なことから、操作者は
操作画面の学習を行え、操作や理解の学習効果を高める
ことができる。
【0070】[第5の例]次に、本発明の第5の実施の
形態を、図6に基づいて説明する。なお、前述した各例
と同一部分については、同一符号を付し、その説明は省
略する。
【0071】本例では、ガイダンス11の表示位置を設
定項目エリア10に重ならないようにずらして表示させ
ることについて説明する。以下、具体的な例を挙げる。
【0072】図6に示すように、設定項目エリア10に
重ならないように、ガイダンス11を画像表示装置1上
に表示する。この場合、予めメモリ6に格納されている
プログラム上に、目標とする表示位置が書き込まれてい
る。
【0073】上述したように、設定項目エリア10とガ
イダンス11との位置をずらすことによって、設定項目
エリア10のボタン操作を妨げないようにすることがで
きる。
【0074】[第6の例]次に、本発明の第6の実施の
形態を、図6〜図10に基づいて説明する。なお、前述
した各例と同一部分については、同一符号を付し、その
説明は省略する。
【0075】本例では、設定項目エリア10のみにスポ
ットライトが当ったように明るく表示を行い、その他の
部分は暗く半透明のようなGUIが透けて見えるように
表示を行い、スポットライトが当った部分のエリアのみ
をアクティブ(すなわち、実行ボタンが操作可能)とす
ることについて説明する。以下、具体的な例を挙げる。
【0076】図6〜図10に示すように、設定項目エリ
ア10,40〜43をスポットライトが当たったように
浮き立たせ、他の部分を半透明のフィルターがかかった
ように暗くするような表示とすることによって、スポッ
トライトが当たったエリアのみが設定可能であることが
わかる。
【0077】上述したように、スポットライトが当たっ
たような表示を行い、操作可能な部分を他の部分から浮
き立たせて視覚的に目立たせ、設定に不要な情報は隠す
ようにしたので、設定項目エリアのみに集中できるよう
になり、ガイダンスを見ながら間違いなく設定を行うこ
とができる。また、操作可能なエリア以外を半透明にし
て表示することによって、GUIの視覚的な全体像が把
握しやすくなる。
【0078】なお、本発明は、複数の機器(例えば、ホ
ストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1
つの機器(例えば、複写機、ファクシミリ装置)からな
る装置に適用してもよい。
【0079】また、本発明は、システム或いは装置にプ
ログラムを供給することによって達成される場合にも適
用できることはいうまでもない。そして、本発明を達成
するためのソフトウェアによって表されるプログラムを
格納した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そ
のシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやM
PU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出
し実行することによっても、本発明の効果を享受するこ
とが可能となる。
【0080】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0081】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM
(マスクROM、フラッシュEEPROMなど)などを
用いることができる。
【0082】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0083】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ポー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることは言うまでもない。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ヘルプガイダンスをGUI上に表示させるための呼び出
しを行った後、該ヘルプガイダンスを複数の設定エリア
に分割し、所望の機能に関する設定項目に必要なヘルプ
ガイダンスが表示される設定エリアのみを設定可能なア
クティブエリアとして、他の設定エリアから浮き立たせ
てGUI上に表示させ、該浮き立たせて表示された設定
エリア内の操作説明を行うガイダンス部をGUI上に表
示させ、該浮き立たせて表示される設定エリアをエリア
切替え手段を用いて切替え操作するようにしたので、初
めてこのGUI画面上で設定を行ったり、使い慣れてい
なかったりする場合でも、分からない部分のガイダンス
を呼び出し、ガイダンスを参考にしながら順番に設定し
ていくことによって、目的の設定を容易に行うことが可
能である。
【0085】また、本発明によれば、設定エリア内で各
種の設定を自由に行えるボタンを設けたので、ガイダン
スの呼び出しや異なるエリアヘの飛び越し、途中終了等
が、必要なときに必要な部分に対していつでも行うこと
ができる。
【0086】また、本発明によれば、別ウインドウや別
ダイアログを開いて引き続き設定を行うような場合で
も、ガイダンスを続けて表示するようにしたので、迷わ
ずに設定を行うことができる。
【0087】また、本発明によれば、ガイダンスの中で
次々と順番に設定していくような表示を行うようにした
ので、ウィザード専用画面に頼らなくても通常の画面で
ガイダンスに従って設定を行うことができ、ウィザード
画面で設定するような手軽さで各種の設定を行うことが
できる。しかも、ウィザード画面は通常の画面を操作す
るための学習効果はあまり期待できないが、このガイダ
ンスを使うことによって通常の画面で設定を行う学習効
果を期待することができる。
【0088】また、本発明によれば、ガイダンスの表示
位置を設定項目エリアの表示位置と重ならない位置にず
らして表示したので、設定操作が妨げられることがなく
作業効率を向上させることができる。
【0089】また、本発明によれば、スポットライトが
当たったような表示を行うようにしたので、操作可能な
部分を他の部分から浮き立たせ、より視覚的に目立たせ
る効果を期待できる。また、操作可能なアクティブエリ
ア以外を半透明に表示することによって、ウインドウの
視覚的な全体像を把握しやすくできるという効果を期待
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である画像表示制御
の処理例を示すフローチャートである。
【図2】本発明に適用される画像表示制御システムの構
成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1のおよび第2の実施の形態に係る
GUI上での表示例を示す説明図である。
【図4】本発明のガイダンスを呼び出すためのボタンの
表示例を示す説明図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態である表示例を示す
説明図である。
【図6】本発明の第4ないし第6の実施の形態である表
示例を示す説明図である。
【図7】本発明の第4および第6の実施の形態である表
示例を示す説明図である。
【図8】本発明の第4および第6の実施の形態である表
示例を示す説明図である。
【図9】本発明の第4および第6の実施の形態である表
示例を示す説明図である。
【図10】本発明の第4および第6の実施の形態である
表示例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 画像表示装置 2 画像処理装置 3 ポインティングデバイス 4 カーソル 5 CPU 6 メモリ 10 設定項目エリア 11 ガイダンス 12 戻るボタン 13 次へボタン 14 OKボタン 15 キャンセルボタン 16 ガイダンス説明 17 呼び出しボタン 20 ヘルプボタン 40〜43 設定項目エリア 50〜53 ガイダンス部

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GUI上での各種機能の設定および操作
    に関するヘルプガイダンスを、画面上で表示制御する装
    置であって、 前記ヘルプガイダンスを前記GUI上に表示するに際し
    て、 前記ヘルプガイダンスを前記GUI上に表示する処理に
    関しての呼び出しを設定する処理開始手段と、 前記呼び出しを受けたヘルプガイダンスを複数の設定エ
    リアに分割するエリア分割手段と、 前記分割された複数の設定エリアのうち、所望の機能に
    関する設定項目に必要なヘルプガイダンスが表示される
    設定エリアのみを設定可能なアクティブエリアとして、
    他の設定エリアから浮き立たせて前記GUI上に表示す
    る第1の表示手段と、 前記アクティブエリアとして浮き立たせて表示される前
    記設定エリア内の操作説明を行うガイダンス部を前記G
    UI上に表示する第2の表示手段と、 前記GUI上に浮き立たせて表示された前記設定エリア
    を切替える切替え手段と、 前記ヘルプガイダンスを前記GUI上に表示する処理に
    関しての終了を設定する処理終了手段とを具えたことを
    特徴とする表示制御装置。
  2. 【請求項2】 前記切替え手段は、 前記設定エリアを、移動、先送り、後戻り、および、前
    記ヘルプガイダンス自体の途中終了させるための切替え
    処理を含むことを特徴とする請求項1記載の表示制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記アクティブエリアとしての設定エリ
    ア内のボタンを押下することによって別ウインドウ又は
    ダイヤログが現れるような設定項目の場合、該別ウイン
    ドウについてのヘルプガイダンスも引き続き前記アクテ
    ィブエリアと同様な処理を実行することを特徴とする請
    求項1又は2記載の表示制御装置。
  4. 【請求項4】 前記ヘルプガイダンスの指示に従って、
    或いは、前記ヘルプガイダンスを参考にしながら、設定
    エリア内の設定項目を順次設定していくことによって、
    各種設定を行うことを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の表示制御装置。
  5. 【請求項5】 前記ガイダンス部の表示位置が前記設定
    エリアに重ならないように、互いにずらして表示するこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の表
    示制御装置。
  6. 【請求項6】 1つの設定エリアが他の設定エリアより
    も浮き立つようにスポットライトを照射させて表示を行
    い、該スポットライトが照射された設定エリアのみが設
    定操作可能なアクティブエリアとされ、該スポットライ
    トが照射されていない部分の設定エリアは半透明のフィ
    ルタがかかった表示がなされたことを特徴とする請求項
    1ないし5のいずれかに記載の表示制御装置。
  7. 【請求項7】 GUI上での各種機能の設定および操作
    に関するヘルプガイダンスを、画面上で表示制御する表
    示制御方法であって、 前記ヘルプガイダンスを前記GUI上に表示するに際し
    て、 前記ヘルプガイダンスを前記GUI上に表示する処理に
    関しての呼び出しを設定する工程と、 前記呼び出しを受けたヘルプガイダンスを複数の設定エ
    リアに分割する工程と、 前記分割された複数の設定エリアのうち、所望の機能に
    関する設定項目に必要なヘルプガイダンスが表示される
    設定エリアのみを設定可能なアクティブエリアとして、
    他の設定エリアから浮き立たせて前記GUI上に表示す
    る工程と、 前記アクティブエリアとして浮き立たせて表示される前
    記設定エリア内の操作説明を行うガイダンス部を前記G
    UI上に表示する工程と、 前記GUI上に浮き立たせて表示された前記設定エリア
    を切替える切替え工程と、 前記ヘルプガイダンスを前記GUI上に表示する処理に
    関しての終了を設定する工程とを具えたことを特徴とす
    る表示制御方法。
  8. 【請求項8】 前記切替え工程は、 前記設定エリアを、移動、先送り、後戻り、および、前
    記ヘルプガイダンス自体の途中終了させるための切替え
    を行うことを特徴とする請求項7記載の表示制御方法。
  9. 【請求項9】 前記アクティブエリアとしての設定エリ
    ア内のボタンを押下することによって別ウインドウ又は
    ダイヤログが現れるような設定項目の場合、該別ウイン
    ドウについてのヘルプガイダンスも引き続き前記アクテ
    ィブエリアと同様な処理を実行することを特徴とする請
    求項7又は8記載の表示制御方法。
  10. 【請求項10】 前記ヘルプガイダンスの指示に従っ
    て、或いは、前記ヘルプガイダンスを参考にしながら、
    設定エリア内の設定項目を順次設定していくことによっ
    て、各種設定を行うことを特徴とする請求項7ないし9
    のいずれかに記載の表示制御方法。
  11. 【請求項11】 前記ガイダンス部の表示位置が前記設
    定エリアに重ならないように、互いにずらして表示する
    ことを特徴とする請求項7ないし10のいずれかに記載
    の表示制御方法。
  12. 【請求項12】 1つの設定エリアが他の設定エリアよ
    りも浮き立つようにスポットライトを照射させて表示を
    行い、該スポットライトが照射された設定エリアのみが
    設定操作可能なアクティブエリアとされ、該スポットラ
    イトが照射されていない部分の設定エリアは半透明のフ
    ィルタがかかった表示がなされることを特徴とする請求
    項7ないし11のいずれかに記載の表示制御方法。
  13. 【請求項13】 コンピュータによって、GUI上での
    各種機能の設定および操作に関するヘルプガイダンス
    を、画面上で表示制御するためのプログラムを記録した
    媒体であって、 該制御プログラムはコンピュータに、 前記ヘルプガイダンスを前記GUI上に表示させるに際
    して、 前記ヘルプガイダンスを前記GUI上に表示する処理に
    関しての呼び出しを設定させ、 前記呼び出しを受けたヘルプガイダンスを複数の設定エ
    リアに分割させ、 前記分割させた複数の設定エリアのうち、所望の機能に
    関する設定項目に必要なヘルプガイダンスが表示される
    設定エリアのみを設定可能なアクティブエリアとして、
    他の設定エリアから浮き立たせて前記GUI上に表示さ
    せ、 前記アクティブエリアとして浮き立たせて表示される設
    定エリア内の操作説明を行うガイダンス部を前記GUI
    上に表示させ、 前記GUI上に浮き立たせて表示された前記設定エリア
    を切替えさせ、 前記ヘルプガイダンスを前記GUI上に表示する処理に
    関しての終了を設定させることを特徴とする表示制御プ
    ログラムを記録した媒体。
  14. 【請求項14】 前記設定エリアを、移動、先送り、後
    戻り、および、前記ヘルプガイダンス自体の途中終了さ
    せるための切替えを行なわせることを特徴とする請求項
    13記載の表示制御プログラムを記録した媒体。
  15. 【請求項15】 前記アクティブエリアとしての設定エ
    リア内のボタンを押下することによって別ウインドウ又
    はダイヤログが現れるような設定項目の場合、該別ウイ
    ンドウについてのヘルプガイダンスも引き続き前記アク
    ティブエリアと同様な処理を実行させることを特徴とす
    る請求項13又は14記載の表示制御プログラムを記録
    した媒体。
  16. 【請求項16】 前記ヘルプガイダンスの指示に従っ
    て、或いは、前記ヘルプガイダンスを参考にしながら、
    設定エリア内の設定項目を順次設定させていくことによ
    って、各種設定をさせることを特徴とする請求項13な
    いし15のいずれかに記載の表示制御プログラムを記録
    した媒体。
  17. 【請求項17】 前記ガイダンス部の表示位置が前記設
    定エリアに重ならないように、互いにずらして表示させ
    ることを特徴とする請求項13ないし16のいずれかに
    記載の表示制御プログラムを記録した媒体。
  18. 【請求項18】 1つの設定エリアが他の設定エリアよ
    りも浮き立つようにスポットライトを照射させて表示を
    行なわせ、該スポットライトが照射された設定エリアの
    みが設定操作可能なアクティブエリアとさせ、該スポッ
    トライトが照射されていない部分の設定エリアは半透明
    のフィルタがかかった表示をさせることを特徴とする請
    求項13ないし17のいずれかに記載の表示制御プログ
    ラムを記録した媒体。
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