JP2001117236A - 光重合性平版印刷原版 - Google Patents

光重合性平版印刷原版

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JP2001117236A
JP2001117236A JP29252299A JP29252299A JP2001117236A JP 2001117236 A JP2001117236 A JP 2001117236A JP 29252299 A JP29252299 A JP 29252299A JP 29252299 A JP29252299 A JP 29252299A JP 2001117236 A JP2001117236 A JP 2001117236A
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Hideto Sasaki
秀人 佐々木
Kazunori Ichikawa
和紀 市川
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗膜表面やアルミニウム支持体裏面に運
搬中や取扱い中に生じる傷や多数枚の版を積み重ねて長
期間保存した時裏面と表面が接着し、塗膜が剥がれると
いう問題点が生じず、かつカット・集積時にずれが生じ
ない可視レーザー光に感応可能な高感度光重合性平版印
刷版を提供すること。 【解決手段】 バックコート層を有するアルミニウ
ム支持体上に光重合性感光層を有する光重合性平版印刷
版であって、バックコート層中に0.01〜20μmの
平均粒径を有する微粒子をバックコート層中のバインダ
ーの全重量に対して1〜1000重量%含むことを特徴
とする上記光重合性平版印刷版。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバックコート層を有
するアルミニウム支持体上に光重合性感光層を有する光
重合性平版印刷版に関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】従来より、光重合系を用
いた平版印刷版の研究は多数行われ、特に近年にはアル
ゴンレーザー等の可視レーザーに感応可能な高感度光重
合開始系を利用したレーザー刷版の開発が行われてい
る。これらの光重合性平版印刷版の多くは、支持体とし
てのアルミニウム板上に付加重合可能なエチレン性二重
結合を含む化合物と光重合開始剤、更に所望により用い
られる有機高分子結合剤、熱重合禁止剤等からなる光重
合性組成物層を設け、更にその上に重合を阻害する酸素
遮断のためにポリビニルアルコールおよび(または)ポ
リビニルアルコール共重合体を主成分とするオーバーコ
ート層を設けたものである。前記光重合性平版印刷原版
の製造方法は、砂目立て等の必要な表面処理を施したア
ルミニウム板のウェッブロールを送り出し、有機溶媒系
塗布液からなる感光層を塗布・乾燥し、中間ウェッブロ
ールとして巻取り、再び中間ウェッブロールからウェッ
ブを繰り出してオーバーコート層を塗布・乾燥する方法
が取られている。これは有機溶媒系の感光層と水溶性ポ
リマーであるポリビニルアルコールおよび(または)そ
の共重合体を主成分とする水系溶媒のオーバーコート層
は同時重層塗布が困難なためである。これらの必要な層
を塗設されたウェッブはロール裁断機で一定のサイズに
連続的に裁断され集積される。
【0003】このようにして製造した該感光性平版印刷
原版を画像露光後、現像処理して作製した平版印刷版を
用いて印刷したところ、非画像部に汚れが発生するとい
う問題点が生じた。これらの汚れは、感光層塗布後ウェ
ッブロールを巻取る際に、微少なキズを有する感光層裏
面との接触により感光層上にキズが発生することに起因
すると考えられる。このような問題を解決する方法とし
て、特開平9-265176号公報には、アルミニウム
支持体の感光層塗布面とは反対側の裏面にポリエステル
などからなる樹脂(バックコート層)を塗布することによ
って上記接着を防いでキズ発生を防止することが提案さ
れている。しかし、このようなバックコート層を設ける
ことにより、合紙との静止摩擦係数が低下して、カット
・集積されたプレートがずれやすくなったり、束で搬送
する場合にずれるなどの問題が生じた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、塗膜表面やアルミニウム支持体裏面に運搬中や取扱
い中に生じる傷や多数枚の版を積み重ねて長期間保存し
た時に裏面と表面が接着して塗膜が剥がれるという問題
点が生じず、かつカット・集積時にずれが生じない可視
レーザー光に感応可能な高感度光重合性平版印刷版を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、バックコート層中
に特定の大きさの微粒子を添加する事により上記の目的
が達成されることを見いだし本発明を成すに至ったもの
である。即ち本発明は、バックコート層を有するアルミ
ニウム支持体上に光重合性感光層を有する光重合性平版
印刷版であって、バックコート層中に0.01〜20μ
mの平均粒径を有する微粒子をバックコート層中のバイ
ンダーの全重量に対して1〜1000重量%含むことを
特徴とする上記光重合性平版印刷版を提供するものであ
る。
【0006】本発明の光重合性平版印刷版は、例えば、
少なくとも片面に陽極酸化皮膜を有するアルミニウム支
持体の、陽極酸化皮膜を有する面とは反対側の面に、
0.01〜20μmの平均粒径を有する微粒子をバイン
ダー重量の1〜1000重量%添加した有機樹脂層を一
定の厚さに塗設した後、陽極酸化皮膜を有する面上に光
重合性感光層を塗布・乾燥した後、巻き取り、光重合性
平版印刷原版ウェッブロールとすることにより製造する
ことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の光重合性平版印刷
原版およびその製造方法について詳しく説明する。
【0008】〔バックコート層〕本発明の光重合性平版
印刷原版の支持体の裏面には、0.01〜20μmの平
均粒径を有する微粒子がバインダー重量の1〜1000
重量%含まれる有機高分子化合物からなる被覆層(以後
この被覆層をバックコート層と称す)が設けられる。こ
のような微粒子を添加したバックコート層を使用するこ
とにより、バックコート層塗膜表面に凹凸を与えて合紙
等との相互作用を増大させ、静止摩擦係数を大きくする
ことによりカット・集積時のずれを押さえることができ
る。光重合性平版印刷版のカット・集積時のずれを防ぐ
ためにはアルミニウム支持体のバックコート層と合紙と
の摩擦係数が0.45以上である事が好ましい。
【0009】添加する微粒子の平均粒径は0.01〜2
0μmの範囲内であり、さらに0.01〜3.0μmの範
囲内であることが好ましい。微粒子の材質は特に限定さ
れず何れのものを使用することもできるが、例えば、シ
リカゾル、ZrO2、BaTiO3、SrTiO3、AlN、B4C、メラミン
樹脂、シリカゲルが好ましい。また、これらを適宜組み
合わせて用いてもよい。これらの微粒子の添加量は、微
粒子の材質、微粒子の平均粒径により異なるが、通常バ
インダー重量の1〜1000重量%であり、さらに5〜
100重量%であることが好ましい。これらの微粒子
は、予めこれらの微粒子の適する量を添加したバックコ
ート層の塗布溶液を用意して後述するバックコート層の
塗布方法により塗布してもよく、またバックコート層を
塗布した後、微粒子を適当な溶媒に懸濁してバックコー
ト層上に積層させてもよい。溶媒、塗布方法等について
は後述する。
【0010】本発明におけるバックコート層の主成分と
しては、例えばガラス転移点20℃以上の飽和共重合ポ
リエステル樹脂、フェノキシ樹脂、ポリビニルアセター
ル樹脂および塩化ビニリデン共重合樹脂の群から選ばれ
る少なくとも一種の樹脂が用いられる。
【0011】飽和共重合ポリエステル樹脂は、ジカルボ
ン酸ユニットとジオールユニットからなる。本発明に用
いられるポリエステルのジカルボン酸ユニットとしては
フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、テトラブロム
フタル酸、テトラクロルフタル酸等の芳香族ジカルボン
酸;アジピン酸、アゼライン酸、コハク酸、蓚酸、スベ
リン酸、セバチン酸、マロン酸、1,4−シクロヘキサ
ンジカルボン酸等の飽和脂肪族ジカルボン酸等が挙げら
れる。
【0012】ジオールユニットとしては、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、
1,3−ブチレングリコール、2,3−ブチレングリコ
ール、1,4−ブチレングリコール、ネオペンチルグリ
コール、ヘキサンジオール、2,2,4−トリメチル−
1,3−ペンタンジオール等の脂肪族鎖式ジオール;
1,4−ビス−β−ヒドロキシエトキシシクロヘキサ
ン、シクロヘキサンジメタノール、トリシクロデカンジ
メタノール、ビスフェノールジオキシエチルエーテル、
ビスフェノールジオキシプロピルエーテル等の環式ジオ
ール等が挙げられる。これらのジカルボン酸およびジオ
ールユニットはそれぞれ少なくとも一種以上で、かつど
ちらかが二種以上の共重合ユニットとして用いられる
が、共重合組成および分子量により共重合体の性状が決
定する。本発明のバックコート層はフィルムの熱圧着や
溶融ラミネーション法によっても好ましく塗設される
が、溶液からの塗布が薄層を設ける上でより好ましい。
従って本発明で用いられる共重合ポリエステル樹脂とし
ては非結晶性で、工業用各種有機溶剤に溶け易いものが
好ましい。
【0013】飽和共重合ポリエステル樹脂の分子量(重
量平均)はバックコート層の膜強度の点から10,00
0以上が好ましい。本発明を特徴付けるこのバックコー
ト層の素材としては、さらに、ガラス転移点20℃以上
のフェノキシ樹脂、ポリビニルアセタール樹脂および塩
化ビニリデン共重合樹脂が使用できる。本発明に用いら
れるフェノキシ樹脂はエポキシ樹脂と同様、ビスフェノ
ールAとエピクロルヒドリンから製造されるが、エポキ
シ樹脂に比較して硬化剤や触媒の補助使用なしに、耐薬
品性、接着性に優れておりバックコート層の主成分とし
て好適である。ポリビニルアセタール樹脂はポリビニル
アルコールをブチルアルデヒドやホルムアルデヒドの様
なアルデヒドでアセタール化した樹脂であり、ポリビニ
ルブチラール樹脂やポリビニルホルマール樹脂が好まし
く用いられる。これらのアセタール樹脂はアセタール化
度、水酸基、アセチル基の組成比および重合度により物
理的性質、化学的性質が異なるが、本発明のバックコー
ト層にはアセタール化度60モル%以上、アセチル基5
モル%以下、重合度300以上の樹脂が好ましく用いら
れる。
【0014】塩化ビニリデン共重合樹脂としては、塩化
ビニリデンモノマーと塩化ビニル、酢酸ビニル、エチレ
ン、ビニルメチルエーテル等のビニルモノマー、(メ
タ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリロニトリル等
のアクリルモノマーなどとの共重合樹脂が用いられる。
中でもアクリロニトリルを20モル%以下の範囲で含む
塩化ビリニデン共重合体は汎用有機溶剤溶解性に富み好
ましい。本発明のバックコート層に用いられる樹脂のガ
ラス転移点は好ましくは20℃以上、より好ましくは3
0℃以上であり、水およびpH8.5以上のアルカリ性の
現像液に不溶の樹脂が用いられる。ガラス転移点が20
℃未満の樹脂では感光層との接着が起こり好ましくな
い。
【0015】本発明のバックコート層には、場合により
他の疎水性高分子化合物が加えられる。かかる疎水性高
分子化合物としては例えばポリブテン、ポリブタジエ
ン、ポリアミド、不飽和共重合ポリエステル樹脂、ポリ
ウレタン、ポリウレア、ポリイミド、ポリシロキサン、
ポリカーボネート、エポキシ樹脂、塩素化ポリエチレ
ン、アルキルフェノールのアルデヒド縮合樹脂、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、アクリ
ル系樹脂およびこれらの共重合樹脂、ヒドロキシセルロ
ース、ポリビニルアルコール、セルロースアセテート、
カルボキシメチルセルロース等が適している。
【0016】その他の好適な疎水性高分子化合物として
以下(1)〜(12)に示すモノマーをその構成単位と
する通常1万〜20万の分子量(重量平均)を持つ共重
合体を挙げることができる。 (1)芳香族水酸基を有するアクリルアミド類、メタク
リルアミド酸、アクリル酸エステル類、メタクリル酸エ
ステル類およびヒドロキシスチレン類、例えばN−(4
−ヒドロキシフェニル)アクリルアミドまたはN−(4
−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミド、o−,m−
およびp−ヒドロキシスチレン、o−,m−およびp−
ヒドロキシフェニルアクリレートまたはメタクリレー
ト、(2)脂肪族水酸基を有するアクリル酸エステル類
およびメタクリル酸エステル類、例えば、2−ヒドロキ
シエチルアクリレートまたは2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート、(3)アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル
酸アミル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸シクロヘキ
シル、アクリル酸オクチル、アクリル酸フェニル、アク
リル酸ベンジル、アクリル酸−2−クロロエチル、アク
リル酸4−ヒドロキシブチル、グリシジルアクリレー
ト、N−ジメチルアミノエチルアクリレート等の(置
換)アクリル酸エステル、
【0017】(4)メタクリル酸メチル、メタクリル酸
エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、
メタクリル酸アミル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリ
ル酸シクロヘキシル、メタクリル酸オクチル、メタクリ
ル酸フェニル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸−
2−クロロエチル、メタクリル酸4−ヒドロキシブチ
ル、グリシジルメタクリレート、N−ジメチルアミノエ
チルメタクリレート等の(置換)メタクリル酸エステ
ル、(5)アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メ
チロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルア
ミド、N−エチルアクリルアミド、N−エチルメタクリ
ルアミド、N−ヘキシルアクリルアミド、N−ヘキシル
メタクリルアミド、N−シクロヘキシルアクリルアミ
ド、N−シクロヘキシルメタクリルアミド、N−ヒドロ
キシエチルアクリルアミド、N−ヒドロキシエチルメタ
クリルアミド、N−フェニルアクリルアミド、N−フェ
ニルメタクリルアミド、N−ベンジルアクリルアミド、
N−ベンジルメタクリルアミド、N−ニトロフェニルア
クリルアミド、N−ニトロフェニルメタクリルアミド、
N−エチル−N−フェニルアクリルアミドおよびN−エ
チル−N−フェニルメタクリルアミド等のアクリルアミ
ドもしくはメタクリルアミド、
【0018】(6)エチルビニルエーテル、2−クロロ
エチルビニルエーテル、ヒドロキシエチルビニルエーテ
ル、プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、
オクチルビニルエーテル、フェニルビニルエーテル等の
ビニルエーテル類、(7)ビニルアセテート、ビニルク
ロロアセテート、ビニルブチレート、安息香酸ビニル等
のビニルエステル類、(8)スチレン、メチルスチレ
ン、クロロメチルスチレン等のスチレン類、(9)メチ
ルビニルケトン、エチルビニルケトン、プロピルビニル
ケトン、フェニルビニルケトン等のビニルケトン類、
(10)エチレン、プロピレン、イソブチレン、ブタジ
エン、イソプレン等のオレフィン類、(11)N−ビニ
ルピロリドン、N−ビニルカルバゾール、4−ビニルピ
リジン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等、
【0019】(12)N−(o−アミノスルホニルフェ
ニル)アクリルアミド、N−(m−アミノスルホニルフ
ェニル)アクリルアミド、N−(p−アミノスルホニル
フェニル)アクリルアミド、N−〔1−(3−アミノス
ルホニル)ナフチル〕アクリルアミド、N−(2−アミ
ノスルホニルエチル)アクリルアミド等のアクリルアミ
ド類、N−(o−アミノスルホニルフェニル)メタクリ
ルアミド、N−(m−アミノスルホニルフェニル)メタ
クリルアミド、N−(p−アミノスルホニルフェニル)
メタクリルアミド、N−〔1−(3−アミノスルホニ
ル)ナフチル〕メタクリルアミド、N−(2−アミノス
ルホニルエチル)メタクリルアミド等のメタクリルアミ
ド類、また、o−アミノスルホニルフェニルアクリレー
ト、m−アミノスルホニルフェニルアクリレート、p−
アミノスルホニルフェニルアクリレート、1−(3−ア
ミノスルホニルフェニルナフチル)アクリレート等のア
クリル酸エステル類等の不飽和スルホンアミド、o−ア
ミノスルホニルフェニルメタクリレート、m−アミノス
ルホニルフェニルメタクリレート、p−アミノスルホニ
ルフェニルメタクリレート、1−(3−アミノスルホニ
ルフェニルナフチル)メタクリレート等のメタクリル酸
エステル類等の不飽和スルホンアミド。
【0020】更に、上記モノマーと共重合し得るモノマ
ーを共重合させてもよい。また、上記モノマーの共重合
によって得られる共重合体を例えば、グリシジルアクリ
レート、グリシジルメタクリレートなどによって修飾し
たものも含まれるがこれらに限られるものではない。こ
れらの疎水性高分子化合物は、バックコート層に50重
量%以下の範囲で添加できるが、飽和共重合ポリエステ
ル樹脂、フェノキシ樹脂、ポリビニルアセタール樹脂お
よび塩化ビニリデン共重合樹脂の特性を活かすためには
30重量%以下であることが好ましい。
【0021】バックコート層にはこれらの疎水性高分子
化合物の他に、可とう性を持たせたり、すべり性を調整
する目的で可塑剤や界面活性剤、その他の添加物を必要
により添加できる。好ましい可塑剤としては、例えば、
ジメチルフタレート、ジエチルフタレート、ジブチルフ
タレート、ジイソブチルフタレート、ジオクチルフタレ
ート、オクチルカプリルフタレート、ジシクロヘキシル
フタレート、ジトリデシルフタレート、ブチルベンジル
フタレート、ジイソデシルフタレート、ジアリルフタレ
ート等のフタル酸エステル類、ジメチルグリコールフタ
レート、エチルフタリールエチルグリコレート、メチル
フタリールエチルグリコレート、ブチルフタリールブチ
ルグリコレート、トリエチレングリコールジカプリル酸
エステル等のグリコールエステル類、トリクレジールホ
スフエート、トリフェニルホスフエート等のリン酸エス
テル類、ジイソブチルアジペート、ジオクチルアジペー
ト、ジメチルセバケート、ジブチルセバケート、ジオク
チルアゼレート、ジブチルマレエート等の脂肪族二塩基
酸エステル類、ポリグリシジルメタクリレート、クエン
酸トリエチル、グリセリントリアセチルエステル、ラウ
リン酸ブチル等が有効である。
【0022】可塑剤は、バックコート層全体のガラス転
移点が20℃以下にならない範囲で加えられ、それは概
ねバックコート層に用いる樹脂に対して約30重量%以
下である。本発明のバックコート層には更に界面活性剤
が、滑り性、塗布面状、支持体との密着等を向上させる
目的で加えられることが望ましい。好ましい界面活性剤
としては、アニオン系、カチオン系、ノニオン系および
両性界面活性剤が挙げられる。
【0023】界面活性剤の好ましい例としては、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンポリ
スチリルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンアルキルエーテル類、グリセリン脂肪
酸部分エステル類、ソルビタン脂肪酸部分エステル類、
ペンタエリスリトール脂肪酸部分エステル類、プロピレ
ングリコールモノ脂肪酸エステル類、しょ糖脂肪酸部分
エステル類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸部分
エステル類、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸部
分エステル類、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル
類、ポリグリセリン脂肪酸部分エステル類、ポリオキシ
エチレン化ひまし油類、ポリオキシエチレングリセリン
脂肪酸部分エステル類、脂肪酸ジエタノールアミド類、
N,N−ビス−2−ヒドロキシアルキルアミン類、ポリ
オキシエチレンアルキルアミン、トリエタノールアミン
脂肪酸エステル、トリアルキルアミンオキシド等のノニ
オン性界面活性剤、脂肪酸塩類、アビエチン酸塩類、ヒ
ドロキシアルカンスルホン酸塩類、アルカンスルホン酸
塩類、ジアルキルスルホ琥珀酸エステル塩類、直鎖アル
キルベンゼンスルホン酸塩類、分岐鎖アルキルベンゼン
スルホン酸塩類、アルキルナフタレンスルホン酸塩類、
アルキルフェノキシポリオキシエチレンプロピルスルホ
ン酸塩類、ポリオキシエチレンアルキルスルホフェニル
エーテル塩類、N−メチル−N−オレイルタウリンナト
リウム塩、N−アルキルスルホ琥珀酸モノアミド二ナト
リウム塩、石油スルホン酸塩類、硫酸化牛脂油、脂肪酸
アルキルエステルの硫酸エステル塩類、アルキル硫酸エ
ステル塩類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸
エステル塩類、脂肪酸モノグリセリド硫酸エステル塩
類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸
エステル塩類、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエ
ーテル硫酸エステル塩類、アルキルリン酸エステル塩
類、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステ
ル塩類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
リン酸エステル塩類、スチレン/無水マレイン酸共重合
物の部分鹸化物類、オレフィン/無水マレイン酸共重合
物の部分鹸化物類、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン
縮合物類等のアニオン界面活性剤、アルキルアミン塩
類、第四級アンモニウム塩類、ポリオキシエチレンアル
キルアミン塩類、ポリエチレンポリアミン誘導体等のカ
チオン性界面活性剤、カルボキシベタイン類、アミノカ
ルボン酸類、スルホベタイン類、アミノ硫酸エステル
類、イミタゾリン類等の両性界面活性剤が挙げられる。
以上挙げた界面活性剤の中でポリオキシエチレンとある
ものは、ポリオキシメチレン、ポリオキシプロピレン、
ポリオキシブチレン等のポリオキシアルキレンに読み替
えることもでき、それらの界面活性剤もまた包含され
る。
【0024】更に好ましい界面活性剤は分子内にパーフ
ルオロアルキル基を含有するフッ素系の界面活性剤であ
る。かかるフッ素系界面活性剤としては、パーフルオロ
アルキルカルボン酸塩、パーフルオロアルキルスルホン
酸塩、パーフルオロアルキルリン酸エステル等のアニオ
ン型、パーフルオロアルキルベタイン等の両性型、パー
フルオロアルキルトリメチルアンモニウム塩等のカチオ
ン型およびパーフルオロアルキルアミンオキサイド、パ
ーフルオロアルキルエチレンオキシド付加物、パーフル
オロアルキル基および親水性基含有オリゴマー、パーフ
ルオロアルキル基および親油性基含有オリゴマー、パー
フルオロアルキル基、親水性基および親油性基含有オリ
ゴマー、パーフルオロアルキル基および親油性基含有ウ
レタン等の非イオン型が挙げられる。
【0025】上記の界面活性剤は、単独もしくは2種以
上を組み合わせて使用することができ、バックコート層
中に0.001〜10重量%、より好ましくは0.01〜
5重量%の範囲で添加される。本発明のバックコート層
には更に、着色のための染料や顔料、アルミニウム支持
体との密着向上のためのシランカップリング剤、ジアゾ
ニウム塩からなるジアゾ樹脂、有機ホスホン酸、有機リ
ン酸およびカチオン性ポリマー等を添加することができ
る。更には滑り剤として通常用いられるワックス、高級
脂肪酸、高級脂肪酸アミド、ジメチルシロキサンよりな
るシリコーン化合物、変性ジメチルシロキサン、ポリエ
チレン粉末等が適宜加えられる。
【0026】本発明の微粒子を含むバックコート層の厚
さは0.1〜8μmの範囲が好ましい。厚さ0.1μm未
満では光重合性平版印刷原版を重ねて取り扱った場合の
感光層の擦れ傷を防ぐことができない。厚さが8μmを
越えると印刷中、印刷周辺で用いられる薬品によってバ
ックコート層が溶解したり、あるいは膨潤したりして厚
みが変動し、印圧が変化して印刷特性を劣化させる。
【0027】バックコート層をアルミニウム支持体の裏
面に被覆するには種々の方法が適用できる。バックコー
ト層成分にシリカゲル等の微粒子を添加した後、例えば
適当な溶媒に溶解して、または乳化分散液にして塗布、
乾燥する方法、例えば予めフィルム状に成形したものを
接着剤や熱でアルミニウム支持体に貼り合わせる方法お
よび溶融押し出し機で溶融皮膜を形成し、支持体に貼り
合わせる方法等が挙げられるが、上記の塗布量を確保す
る上で最も好ましいのは溶液にして塗布、乾燥する方法
である。ここで使用される溶媒としては、特開昭62−
251739号公報に記載されているような有機溶剤が
単独あるいは混合して用いられる。
【0028】このような塗布液を塗布する方法には、バ
ーコーター、ロールコーター、グラビアコーター、ある
いはカーテンコーター、エクストルーダ、スライドホッ
パー等公知の計量塗布装置を用いる事が出来るが、アル
ミニウム支持体裏面に傷を付け無い点からカーテンコー
ター、エクストルーダ、スライドホッパー等の非接触型
定量コーターが特に好ましい。バックコート層の効果を
確実にするためには、バックコート層は感光層の塗布後
の巻取りに先だって設ける事が重要である。
【0029】〔支持体〕本発明の光重合性平版印刷原版
に使用される支持体は、アルミニウムおよびアルミニウ
ム合金からなる板状物である。好適なアルミニウム板
は、純アルミニウム板およびアルミニウムを主成分と
し、微量の異元素を含む合金版である。アルミニウム合
金に含まれる異元素にはケイ素、鉄、マンガン、銅、マ
グネシウム、クロム、亜鉛、ビスマス、ニッケル、チタ
ン、等がある。合金中の異元素の含有量は高々10重量
%以下のものが好ましい。
【0030】本発明に好適なアルミニウムは、純アルミ
ニウムであるが、完全に純粋なアルミニウムは精錬技術
上製造が困難であるので、僅かに異元素を含有するもの
でもよい。このように本発明に適用されるアルミニウム
板は、その組成が特定されるものではなく、従来より公
知公用の素材のもの、例えばJIS A1050、JI
S A1100、JIS A3003、JIS A31
03、JIS A3005などを適宜利用することが出
来る。本発明に用いられるアルミニウム板の厚みは、通
常およそ0.1mm〜0.6mm程度である。
【0031】アルミニウム板を粗面化するに先立ち、所
望により、表面の圧延油を除去するための、例えば界面
活性剤、有機溶剤またはアルカリ性水溶液などによる脱
脂処理が行われる。まず、アルミニウム板の表面は粗面
化処理されるが、その方法としては、機械的に粗面化す
る方法、電気化学的に表面を溶解粗面化する方法および
化学的に表面を選択溶解させる方法がある。機械的方法
としては、ボール研磨法、ブラシ研磨法、ブラスト研磨
法、バフ研磨法などと称せられる公知の方法を用いるこ
とが出来る。また、電気化学的な粗面化法としては塩酸
または硝酸電解液中で交流または直流により行う方法が
ある。また、特開昭54−63902号公報に開示され
ているように機械的粗面化法と電気化学的粗面化法の両
者を組み合わせた方法も利用することが出来る。
【0032】このように粗面化されたアルミニウム板
は、必要に応じてアルカリエッチング処理及び中和処理
された後、表面の保水性や耐摩耗性を高めるために陽極
酸化処理が施される。アルミニウム板の陽極酸化処理に
用いられる電解質としては多孔質酸化皮膜を形成するも
のならばいかなるものでも使用することができ、一般に
は硫酸、リン酸、蓚酸、クロム酸あるいはそれらの混酸
が用いられる。それらの電解質の濃度は電解質の種類に
よって適宜決められる。
【0033】陽極酸化の処理条件は用いる電解質により
種々変わるので一概に特定し得ないが、一般的には電解
質の濃度が1〜80重量%溶液、液温は5〜70℃、電
流密度5〜60A/dm2、電圧1〜100V、電解時間
10秒〜5分の範囲にあれば適当である。中でも、硫酸
を電解質とし、英国特許第1,412,768号明細書に
記載されているような高電流密度で陽極酸化する方法お
よび米国特許第4,211,619号明細書に記載されて
いるような低濃度の硫酸水溶液中で陽極酸化する方法が
好ましく、硫酸の濃度が5〜20重量%、溶存アルミニ
ウムイオンの濃度が3〜15重量%、温度25〜50℃
の電解液中で5〜20A/dm2の電流密度で直流で陽極
酸化する方法が最も好ましい。
【0034】陽極酸化皮膜の量は1.0g/m2以上が好
適であるが、より好ましくは2.0〜6.0g/m2の範囲
である。陽極酸化皮膜が1.0g/m2より少ないと耐刷
性が不十分であったり、平版印刷版の非画像部に傷が付
き易くなって、印刷時に傷の部分にインキが付着するい
わゆる「傷汚れ」が生じ易くなる。
【0035】陽極酸化処理を施された後、アルミニウム
表面は必要により親水化処理が施される。本発明に使用
される親水化処理としては、米国特許第2,714,06
6号、第3,181,461号、第3,280,734号お
よび第3,902,734号に開示されているようなアル
カリ金属シリケート(例えばケイ酸ナトリウム水溶液)
法がある。この方法に於いては、支持体がケイ酸ナトリ
ウム水溶液中で浸漬処理されるかまたは電解処理され
る。他に、特公昭36−22063号公報に開示されて
いる弗化ジルコン酸カリウムおよび米国特許第3,27
6,868号、第4,153,461号および第4,68
9,272号に開示されているようなポリビニルホスホ
ン酸で処理する方法等が用いられる。
【0036】〔光重合性感光層〕このようにして裏面に
バックコート層を設け、かつ親水性表面を有するアルミ
ニウム板上に、公知の光重合性組成物よりなる感光層を
設けて、光重合性平版印刷原版を得る。光重合性組成物
の主な成分は、付加重合可能なエチレン性二重結合を含
む化合物、光重合開始剤、有機高分子結合剤、熱重合禁
止剤等であり、必要に応じ、着色剤、可塑剤等の種々の
化合物が添加される。
【0037】付加重合可能な二重結合を含む化合物は、
末端エチレン性不飽和結合を少なくとも1個、好ましく
は2個以上有する化合物の中から任意に選択することが
できる。例えばモノマー、プレポリマー、すなわち2量
体、3量体およびオリゴマー、またはそれらの混合物な
らびにそれらの共重合体等の化学的形態をもつものであ
る。モノマーおよびその共重合体の例としては、不飽和
カルボン酸(例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタ
コン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、マレイン酸な
ど)と脂肪族多価アルコール化合物とのエステル、不飽
和カルボン酸と脂肪族多価アミン化合物とのアミド等が
あげられる。
【0038】脂肪族多価アルコール化合物と不飽和カル
ボン酸とのエステルのモノマーの具体例としては、アク
リル酸エステルとして、エチレングリコールジアクリレ
ート、トリエチレングリコールジアクリレート、1,3
−ブタンジオールジアクリレート、テトラメチレングリ
コールジアクリレート、プロピレングリコールジアクリ
レート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、トリ
メチロールプロパントリアクリレート、トリメチロール
プロパントリ(アクリロイルオキシプロピル)エーテ
ル、トリメチロールエタントリアクリレート、ヘキサン
ジオールジアクリレート、1,4−シクロヘキサンジオ
ールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアク
リレート、ペンタエリスリトールジアクリレート、ペン
タエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリト
ールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールジア
クリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレー
ト、ソルビトールトリアクリレート、ソルビトールテト
ラアクリレート、ソルビトールペンタアクリレート、ソ
ルビトールヘキサアクリレート、トリ(アクリロイルオ
キシエチル)イソシアヌレート、ポリエステルアクリレ
ートオリゴマー等がある。
【0039】メタクリル酸エステルとしては、テトラメ
チレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリ
コールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメ
タクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレ
ート、トリメチロールエタントリメタクリレート、エチ
レングリコールジメタクリレート、1,3−ブタンジオ
ールジメタクリレート、ヘキサンジオールジメタクリレ
ート、ペンタエリスリトールジメタクリレート、ペンタ
エリスリトールトリメタクリレート、ペンタエリスリト
ールテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールジ
メタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタク
リレート、ソルビトールトリメタクリレート、ソルビト
ールテトラメタクリレート、ビス〔p−(3−メタクリ
ルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル〕ジメ
チルメタン、ビス〔p−(メタクリルオキシエトキシ)
フェニル〕ジメチルメタン等がある。イタコン酸エステ
ルとしては、エチレングリコールジイタコネート、プロ
ピレングリコールジイタコネート、1,3−ブタンジオ
ールジイタコネート、1,4−ブタンジオールジイタコ
ネート、テトラメチレングリコールジイタコネート、ペ
ンタエリスリトールジイタコネート、ソルビトールテト
ライタコネート等がある。
【0040】クロトン酸エステルとしては、エチレング
リコールジクロトネート、テトラメチレングリコールジ
クロトネート、ペンタエリスリトールジクロトネート、
ソルビトールテトラクロトネート等がある。イソクロト
ン酸エステルとしては、エチレングリコールジイソクロ
トネート、ペンタエリスリトールジイソクロトネート、
ソルビトールテトライソクロトネート等がある。マレイ
ン酸エステルとしては、エチレングリコールジマレー
ト、トリエチレングリコールジマレート、ペンタエリス
リトールジマレート、ソルビトールテトラマレート等が
ある。さらに、前述のエステルモノマーの混合物もあげ
ることができる。
【0041】また、脂肪族多価アミン化合物と不飽和カ
ルボン酸とのアミドのモノマーの具体例としては、メチ
レンビス−アクリルアミド、メチレンビス−メタクリル
アミド、1,6−ヘキサメチレンビス−アクリルアミ
ド、1,6−ヘキサメチレンビス−メタクリルアミド、
ジエチレントリアミントリスアクリルアミド、キシリレ
ンビスアクリルアミド、キシリレンビスメタクリルアミ
ド等がある。その他の例としては、特公昭48−417
08号公報中に記載されている1分子に2個以上のイソ
シアネート基を有するポリイソシアネート化合物に、下
記の一般式(A)で示される水酸基を含有するビニルモ
ノマーを付加せしめた1分子中に2個以上の重合性ビニ
ル基を含有するビニルウレタン化合物等があげられる。 CH2=C(R)COOCH2CH(R′)OH (A) (ただし、RおよびR′はHあるいはCH3を示す。)
【0042】また、特開昭51−37193号に記載さ
れているようなウレタンアクリレート類、特開昭48−
64183号、特公昭49−43191号、特公昭52
−30490号各公報に記載されているようなポリエス
テルアクリレート類、エポキシ樹脂と(メタ)アクリル
酸を反応させたエポキシアクリレート類等の多官能のア
クリレートやメタクリレートをあげることができる。さ
らに日本接着協会誌vol.20、No.7、300〜3
08ページ(1984年)に光硬化性モノマーおよびオ
リゴマーとして紹介されているものも使用することがで
きる。なお、これらの使用量は、全成分に対して5〜7
0重量%(以下%と略称する。)、好ましくは10〜5
0%である。光重合開始剤としては、使用する光源の波
長により、特許、文献等で公知である種々の光開始剤、
あるいは2種以上の光開始剤の併用系(光開始系)を適
宜選択して使用することができる。例えば400nm以
下の紫外光を光源として用いる場合、ベンジル、ベンゾ
インエーテル、ミヒラーズケトン、アントラキノン、ア
クリジン、フェナジン、ベンゾフェノン等が広く使用さ
れている。
【0043】また、本発明のより好ましい実施態様であ
る400nm以上の可視光線、アルゴンレーザー、YA
G−SHGレーザーを光源とする場合にも、種々の光開
始系が提案されており、例えば、米国特許2,850,4
45号に記載のある種の感光性染料、染料とアミンの複
合開始系(特公昭44−20189号)、ヘキサアリー
ルビイミダゾールとラジカル発生剤と染料との併用系
(特公昭45−37377号)、ヘキサアリールビイミ
ダゾールとp−ジアルキルアミノベンジリデンケトンの
系(特公昭47−2528号、特開昭54−15529
2号)、環状シス−α−ジカルボニル化合物と染料の系
(特開昭48−84183号)、置換トリアジンとメロ
シアニン色素の系(特開昭54−151024号)、3
−ケトクマリンと活性剤の系(特開昭52−11268
1号、特開昭58−15503号)、ビイミダゾール、
スチレン誘導体、チオールの系(特開昭59−1402
03号)、有機過酸化物と色素の系(特開昭59−14
0203号、特開昭59−189340号)、ローダニ
ン骨格の色素とラジカル発生剤の系(特開平2−244
050号)、チタノセンと3−ケトクマリン色素の系
(特開昭63−221110号)、チタノセンとキサン
テン色素さらにアミノ基あるいはウレタン基を含む付加
重合可能なエチレン性不飽和化合物を組み合わせた系
(特開平4−221958号、特開平4−219756
号)、チタノセンと特定のメロシアニン色素の系(特開
平6−295061号)等を挙げることができる。
【0044】これら光重合開始剤の使用量は、エチレン
性不飽和化合物100重量部に対し、0.05〜100
重量部、好ましくは0.1〜70重量部、更に好ましく
は0.2〜50重量部の範囲で用いることができる。光
重合性組成物には、通常、バインダーとして線状有機高
分子結合体を含有させるが、このような線状有機高分子
結合体としては、光重合可能なエチレン性不飽和化合物
と相溶性を有している線状有機高分子重合体である限
り、どれを使用してもかまわない。好ましくは水現像或
いは弱アルカリ水現像を可能とする水あるいは弱アルカ
リ水可溶性又は膨潤性である線状有機高分子重合体が選
択される。線状有機高分子重合体は、該組成物の皮膜形
成剤としてだけでなく、水、弱アルカリ水或は有機溶剤
現像剤としての用途に応じて選択使用される。例えば、
水可溶性有機高分子重合体を用いると水現像が可能にな
る。この様な線状有機高分子重合体としては、側鎖にカ
ルボン酸基を有する付加重合体、例えば特開昭59−4
4615号、特公昭54−34327号、特公昭58−
12577号、特公昭54−25957号、特開昭54
−92723号、特開昭59−53836号、特開昭5
9−71048号に記載されているもの、すなわち、メ
タクリル酸共重合体、アクリル酸共重合体、イタコン酸
共重合体、クロトン酸共重合体、マレイン酸共重合体、
部分エステル化マレイン酸共重合体等がある。また同様
に側鎖にカルボン酸基を有する酸性セルロース誘導体が
ある。この外に水酸基を有する付加重合体に環状酸無水
物を付加させたもの等が有用である。特にこれらの中で
〔ベンジル(メタ)アクリレート/(メタ)アクリル酸
/必要に応じてその他の付加重合性ビニルモノマー〕共
重合体及び〔アリル(メタ)アクリレート/(メタ)ア
クリル酸/必要に応じてその他の付加重合性ビニルモノ
マー〕共重合体が好適である。この他に水溶性線状有機
高分子として、ポリビニルピロリドンやポリエチレンオ
キサイド等が有用である。また硬化皮膜の強度をあげる
ためにアルコール可溶性ナイロンや2,2−ビス−(4
−ヒドロキシフェニル)−プロパンとエピクロロヒドリ
ンのポリエーテル等も有用である。これらの線状有機高
分子重合体は全組成中に任意な量を混和させることがで
きる。しかし90重量%を超える場合には形成される画
像強度等の点で好ましい結果を与えない。好ましくは3
0〜85%である。また光重合可能なエチレン性不飽和
化合物と線状有機高分子重合体は、重量比で1/9〜7
/3の範囲とするのが好ましい。より好ましい範囲は2
/8〜6/4である。
【0045】また、本発明においては以上の基本成分の
他に感光性組成物の製造中あるいは保存中において重合
可能なエチレン性不飽和化合物の不要な熱重合を阻止す
るために少量の熱重合防止剤を添加することが望まし
い。適当な熱重合防止剤としてはハイドロキノン、p−
メトキシフェノール、ジ−t−ブチル−p−クレゾー
ル、ピロガロール、t−ブチルカテコール、ベンゾキノ
ン、4,4′−チオビス(3−メチル−6−t−ブチル
フェノール)、2,2′−メチレンビス(4−メチル−
6−t−ブチルフェノール)、N−ニトロソフェニルヒ
ドロキシアミン第一セリウム塩等があげられる。熱重合
防止剤の添加量は、全組成物の重量に対して約0.01
%〜約5%が好ましい。また必要に応じて、酸素による
重合阻害を防止するためにベヘン酸やベヘン酸アミドの
ような高級脂肪酸誘導体等を添加して、塗布後の乾燥の
過程で感光層の表面に偏在させてもよい。高級脂肪酸誘
導体の添加量は、全組成物の約0.5%〜約10%が好
ましい。更に感光層の着色を目的として、着色剤を添加
してもよい。着色剤としては、例えば、フタロシアニン
系顔料、アゾ系顔料、カーボンブラック、酸化チタン等
の顔料、エチルバイオレット、クリスタルバイオレッ
ト、アゾ染料、アントラキノン系顔料、シアニン系染料
がある。染料および顔料の添加量は全組成物の約0.5
%〜約5%が好ましい。加えて、硬化皮膜の物性を改良
するために、無機充填剤やジオクチルフタレート、ジメ
チルフタレート、トリクレジルホスフェート等の可塑剤
等の添加剤を加えてもよい。これらの添加量は全組成物
の10%以下が好ましい。
【0046】本発明において、光重合性組成物は種々の
有機溶剤に溶かして支持体上に塗布し、光重合性感光層
を形成する。ここで使用する溶媒としては、アセトン、
メチルエチルケトン、シクロヘキサン、酢酸エチル、エ
チレンジクロライド、テトラヒドロフラン、トルエン、
エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリ
コールモノエチルエーテル、エチレングリコールジメチ
ルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、アセチ
ルアセトン、シクロヘキサノン、ジアセトンアルコー
ル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールエチルエーテルアセテート、エ
チレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレン
グリコールモノブチルエーテルアセテート、3−メトキ
シプロパノール、メトキシメトキシエタノール、ジエチ
レングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、
プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、
3−メトキシプロピルアセテート、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド、γ−ブチロラクト
ン、乳酸メチル、乳酸エチル等がある。これらの溶媒
は、単独あるいは混合して使用することができる。そし
て、塗布溶液中の固形分の濃度は、2〜50重量%が適
当である。
【0047】その被覆量は乾燥後の重量で約0.1g/m
2〜約10g/m2の範囲が適当である。より好ましくは
0.5〜5g/m2である。塗布量が大きくなるにつれ
て、露光量を必要とするが感光膜は強くなり、例えば、
印刷版として用いた場合、印刷可能枚数の高い(高耐刷
の)印刷版が得られる。本発明における感光性組成物中
には、塗布面質を向上するための界面活性剤を添加する
ことができる。界面活性剤の好ましい例としては、バッ
クコート層に用いられる界面活性剤として例示したすべ
ての界面活性剤が挙げられる。
【0048】〔オーバーコート層〕支持体上に設けられ
た光重合性感光層の上には、空気中の酸素による重合禁
止作用を防止するため、例えば、ポリビニルアルコー
ル、特にケン化度85%以上のポリビニルアルコール、
酸性セルロース類等の酸素遮断性に優れたポリマーより
なる保護層を設けてもよい。このような保護層の塗布方
法については、例えば米国特許第3,458,311号、
特開昭55−49729号に詳しく記載されている。
【0049】かくして得られた光重合性平版印刷原版は
合紙をはさんでカット・集積され、必要により包装され
る。
【0050】最後に本発明の光重合性平版印刷原版の露
光及び現像処理について簡単に触れる。本発明の光重合
性平版印刷原版は、透明原画を通してカーボンアーク
灯、水銀灯、メタルハライドランプ、キセノンランプ、
タングステンランプなどを光源とする活性光線により露
光されるか、Arレーザー、YAG−SHGレーザーに
より直接露光された後、現像処理される。かかる現像処
理に使用される現像液としては従来より知られているア
ルカリ水溶液、例えば、アルカリ金属ケイ酸塩を含有す
るpH12以上の水溶液等が用いられる。また、現像液
の経時変化を補償するための公知の補充液等を使用する
こともできる。本発明の光重合性平版印刷原版の現像に
用いられる現像液および補充液には、現像性の促進や抑
制、現像カスの分散および印刷版画像部の親インキ性を
高める目的で必要に応じて種々界面活性剤や有機溶剤等
の添加剤を加えてもよい。
【0051】また、光重合性平版印刷原版の現像に用い
られる現像液および補充液には印刷版の汚れを防止する
目的で更に還元剤を加えてもよい。また、現像液および
補充液には更に有機カルボン酸を加えることもできる。
現像液および補充液には、更に必要に応じて、消泡剤、
硬水軟化剤等の従来より知られている化合物も含有させ
ることもできる。現像液および補充液の残余の成分は水
であるが、更に必要に応じて当業界で知られた種々の添
加剤を含有させることができる。
【0052】このようにして現像処理された光重合性平
版印刷原版は特開昭54−8002号、同55−115
045号、同59−58431号等の各公報に記載され
ているように、水洗水、界面活性剤等を含有するリンス
液、アラビアガムや澱粉誘導体等を含む不感脂化液で後
処理される。本発明の光重合性平版印刷原版の後処理に
はこれらの処理を種々組み合わせて用いることができ
る。このような処理によって得られた平版印刷版はオフ
セット印刷機に掛けられ、多数枚の印刷に用いられる。
【0053】
【実施例】次に実施例をもって本発明を具体的に説明す
るが、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。 〔実施例1〜12、比較例1〜2〕厚さ0.03mmのア
ルミニウム板をナイロンブラシと400メッシュのパミ
ストンの水懸濁液を用いその表面を砂目立てした後、よ
く水で洗浄した。10%水酸化ナトリウム水溶液に70
℃で60秒間浸漬してエッチングした後、流水で水洗
後、20%HNO3水溶液で中和洗浄、水洗した。これ
をVA=12.7Vの条件下で正弦波の交番波形電流を用
いて1%硝酸水溶液中で160クーロン/dm2の陽極時
電気量で電解粗面化処理を行った。その表面粗さを測定
したところ0.6μ(Ra表示)であった。ひきつづい
て30%のH2SO4水溶液中に浸漬し55℃で2分間デス
マットした後、20%H2SO4水溶液中で、砂目立てした
面に陰極を配置して、電流密度2A/dm2において厚さ
が2.7g/m2になるように陽極酸化し、基板−1を作
製した。尚、この時の裏面の陽極酸化皮膜はアルミニウ
ム板の中央部で約0.2g/m2、端部で約0.5g/m2
であった。
【0054】この基板−1上にバックコート層を以下の
ように塗布した。すなわち、前記基板−1の裏面に、バ
ックコート層として東レ(株)製KS203(飽和ポリエ
ステル樹脂)をメチルエチルケトンで1g/m2となる
ように希釈し、更に表1に記載される各微粒子を添加し
たバックコート液をバー塗布により塗布して、80℃で
2分間乾燥した。また、このとき微粒子を全く添加せず
にバックコート液のみを同様にバー塗布した支持体を用
意し、これを比較例1とした。次にこれらの基板と合紙
との静止摩擦係数を以下の方法により測定した。得られ
た結果を表1に示す。
【0055】(静止摩擦係数の測定方法)基板と合紙と
の静止摩擦係数を東洋精機(株)製摩擦係数測定機によ
り測定した。摩擦係数の測定の手順を以下に記載する。
基板をバックコート層が上面になるようにして平面に固
定する。この上に、合紙を65mm×110mmの長方
形に切断して重ねる。基板のサイズは合紙のサイズ(6
5mm×110mmの長方形)よりも大きいことが必要
である。合紙の上に、1000gの荷重を載せ、基板を
載せた平面を一定の速度(2.7度/秒)で傾斜させて
いき、合紙が移動(滑り)を開始する傾斜角度(θ)を
測定する。摩擦係数をtan(θ)として計算する。
【0056】
【表1】 *1バインダー重量に対する重量%
【0057】
【発明の効果】本発明の光重合性平版印刷原版は非画像
部に点状の印刷汚れが生じることがなく、又多数枚の光
重合性平版印刷原版を重ねて運搬してもずれ等の問題は
生じない。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H025 AA13 AB03 AC01 AC08 AD01 BC14 BC43 DA04 2H096 AA07 BA05 DA10 EA02 EA04 EA23 2H114 AA04 AA14 AA23 AA29 BA01 BA10 DA04 DA15 DA50 DA51 DA52 DA53 DA56 DA64 DA75 EA10

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックコート層を有するアルミニウム支
    持体上に光重合性感光層を有する光重合性平版印刷版で
    あって、バックコート層中に0.01〜20μmの平均
    粒径を有する微粒子をバックコート層中のバインダーの
    全重量に対して1〜1000重量%含むことを特徴とす
    る上記光重合性平版印刷版。
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