JP2001116940A - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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JP2001116940A
JP2001116940A JP30009599A JP30009599A JP2001116940A JP 2001116940 A JP2001116940 A JP 2001116940A JP 30009599 A JP30009599 A JP 30009599A JP 30009599 A JP30009599 A JP 30009599A JP 2001116940 A JP2001116940 A JP 2001116940A
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JP
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layer
optical
core
height adjusting
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JP30009599A
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Haruhiko Tabuchi
晴彦 田淵
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気配線が容易で光導波路の光学的損失の増
加がなく、光半導体素子と光導波路を比較的容易に且つ
精密に位置合せをすることのできる光学装置を提供する
ことである。 【解決手段】 光学装置であって、共通基板20と、該
共通基板20上に載置された光導波路付き基板10と、
該光導波路付き基板10上の光導波路のコアと光結合さ
れた光半導体素子3とを含んでいる。共通基板20は支
持基板21と、支持基板表面に形成された電気配線用配
線パターン26と、逃げ溝22a,22bとコンタクト
ホール22cを有する絶縁層21iを具備している。光
導波路付き基板10は導波路基板11上に形成されたア
ンダークラッド12と、アンダークラッド上に形成され
たコア13と、アンダークラッド上にコアと同じ厚さで
形成された高さ調整層14と高さ調整用クラッド15と
を含んで構成される高さ調整用テラス17と、コア13
上に形成されたオーバークラッド16とを具備してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平面型光導波路と
アレイ型光半導体素子を精密に位置合わせせして光学的
結合を行う技術に関し、特に位置合せマークと電気配線
付パターンを有する共通基板を用い、当該共通基板上に
僅かな隙間あるいは絶縁物を介在させ且つ位置合せマー
クを用いて位置合せして平面型光導波路とアレイ型光半
導体素子を配列することにより、精密な位置合わせと高
密度の電気配線を両立させる技術に関するものである。
【0002】平面型光導波路部品とアレイ型光半導体素
子を光結合した光学装置は、装置間信号伝送、光交換機
等の光ゲートスイッチとして用いられる。このような光
学装置を製造するには、平面光導波路と光半導体素子に
精密な位置合せに加えて、アレイ型光半導体素子の各々
に電気配線をするための多数の配線パターンを形成する
必要があり、容易に位置合せができ且つ高密度の電気配
線ができる光学装置が求められている。本発明はこのよ
うな分野に利用されるものである。
【0003】
【従来の技術】従来のアレイ型光半導体素子と光導波路
の結合構造の例を図14に示す。図14(a)は平面
図、図14(b)は側面図である。このような従来例
は、例えば1998年電子情報通信学会総合大会(19
98年3月)講演論文集 エレクトロニクス1、457
ページ(講演番号SC−3−3)等に記載されている。
【0004】従来は、一枚の基板1上に導波路5と光半
導体素子3を搭載する領域2(以下素子搭載領域2とい
う)を形成し、素子搭載領域2にボンディング用パター
ン26aを、光導波路5の表面に配線パターン26bを
形成していた。ボンディング用パターン26aと配線パ
ターン26bはワイヤ26cボンディングで接続されて
いた。
【0005】従来例の素子搭載領域2は、光半導体素子
3の活性層と光導波路5のコア13の高さを一致させる
こと、光半導体素子3が発熱する場合には熱を放散させ
ることを目的として形成されたもので基板1の一部が盛
り上がったものである。
【0006】基板1には例えば表面が(100)のシリ
コン基板が用いられ、例えば素子搭載領域2とすべき部
分にマスクを形成後基板1が少し薄くなるように異方性
エッチングする。マスクされた部分はエッチングされな
いため図14に例示するような素子搭載領域2が形成さ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来例では、素子搭載
部2のボンディング用パターン26aにワイヤボンディ
ングをするためのボンディング代61が必要になる欠点
がある。ワイヤボンディング用コレットの太さが100
μm程度あるため、最低でも100μm以上のボンディ
ング代61が必要になる。
【0008】ボンディング代61を確保すると、光半導
体素子3端面とこれに対向する光導波路6端面間の距離
Gが大きくなるため、光結合効率が低下する問題を生ず
る。
【0009】なお、光導波路5のコア13の側部に図1
4(a)に例示するような切り込み6を形成し、ボンデ
ィング用パターン26aのワイヤボンディング代61を
切り込み部6に進入させれば、光半導体素子3端面とこ
れに対向する光導波路5端面間の距離Gを小さく保ちな
がらボンディング代61を確保可能であるが、素子搭載
領域2が盛り上がっているため、次のような問題を生ず
る。
【0010】まず、図15(a)に光導波路が素子搭載
領域2の頂上の平坦部にかからないようにし且つワイヤ
ボンディング代61を切り込み部6に進入させた場合の
側面図を例示する。
【0011】光導波路はアンダークラッド12が薄くな
ると損失が増加するが、図15(a)の場合、光導波路
のアンダークラッド12が薄くなる部分(例えば図15
(b)の2a)ができないため、光導波路の光学的損失
は小さい。
【0012】しかし、ボンディング用パターン26aを
素子搭載領域2の斜面に形成する必要がある。平坦でな
い面へのパターン形成は難しいため、パターン26aの
製作が難しくなる問題を生ずる。
【0013】図15(b)は、ボンディング用パターン
26aのワイヤボンディング代61を素子搭載領域2の
平坦部に形成し且つワイヤボンディング代61を切り込
み部6に進入させた場合の側面図を例示するものであ
る。
【0014】この場合、光導波路5が素子搭載部2の頂
上の平坦部まで延長されるので、下側クラッド層12が
薄くなる部位2aができる。そのため、光学的損失が大
きくなる問題を生ずる。
【0015】本発明の目的は、このような問題を解決す
る技術、即ち、電気配線が容易で光導波路の光学損失の
増加がなく且つ光半導体素子端面とこれに対向する光導
波路端面間の距離を小さく保つことができ、更に光半導
体素子と光導波路を比較的容易に且つ精密に位置合せを
することができる光学装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題達成のためは、
光学装置を下記の手段1を用いる構成とすればよい。
【0017】手段1:即ち、光学装置を、例えば図1に
例示するように、少なくとも1層の板状部材で構成され
る支持基板21と、当該支持基板21表面に形成された
電気配線用配線パターン26と、当該支持基板21表面
の前記配線パターン26が形成された面に積層された絶
縁層で且つ支持基板表面及び配線パターン26の一部が
露出するように部分的に支持基板21表面及び配線パタ
ーン26まで達する逃げ溝22a,22b及びコンタク
トホール22cが形成された絶縁層21iを具備する共
通基板20と、少なくとも1層の板状部材で構成される
導波路基板11上に形成されたアンダークラッド12
と、アンダークラッド12上に形成されたコア13と、
アンダークラッド12上にコア13と同じ厚さで形成さ
れた高さ調節層14と基板11から遠い側の高さ調節層
14の表面に接して形成された高さ調節用クラッド15
とを含んで構成される高さ調節用テラス17と、コア1
4上に形成されたオーバークラッド16を含み、前記高
さ調節用テラス17が基板11側とは反対側の面の表面
にオーバークラッド16が被着していない領域を有し且
つ、高さ調節用テラス17の表面を前記共通基板20の
絶縁層21i表面に接触させるとともにオーバークラッ
ド16が絶縁層21iに形成された逃げ溝22a,22
bに収納されるように前記共通基板20上に載置された
光導波路付基板10と、前記光導波路付基板10上の導
波路のコア13と光結合され且つ前記絶縁層21iの表
面に接して前記コンタクトホール22cを覆うように載
置され、且つ前記コンタクトホール22c中に載置され
た導電性部材35により電気配線用配線パターン26と
電気的且つ機械的に接続された光半導体素子3とを具備
する構成にすればよい。
【0018】作用効果:図1に例示するように、基板2
1の表面全面に配線できるので、光半導体素子3に多数
の配線を行うことが容易になる。図1に例示するような
光半導体素子3の代わりに、多数の電気信号の入出力を
伴う他の部品が載置された場合にも、これらの部品への
配線が容易になることも言うまでもない。
【0019】ワイヤボンディングが不要になるため、光
半導体素子3をボンディングするためのパターン26上
にワイヤボンディング代を確保する必要が無い。そのた
め光半導体素子3の端面とこれに対向する光導波路付基
板10のコア13端面を接近させることが容易になる。
【0020】基板21の表面が平坦なので、配線パター
ン26及び光半導体素子3をボンディングするためのパ
ターン26を形成する工程が簡単になる。
【0021】光半導体素子3の端面とこれに対向する光
導波路付基板10のコア13端面を接近させたときクラ
ッド層12を薄くする必要がないので、接近による光導
波路の伝搬損失上昇がない。
【0022】手段2:手段2は、手段1を用いて構成さ
れた光学装置の更に詳細な構成、特に支持基板21と絶
縁層21iを構成する材料に関するもので、手段1の構
成に加え、前記支持基板21を無機材料で構成し且つ前
記絶縁層21iを有機材料で構成するものである。
【0023】このようにすると逃げ溝22a,22b及
びコンタクトホール22cの製造が容易になる効果を生
ずる。一例として図6と図7にフォトリソグラフィープ
ロセスとドライエッチングを用いる逃げ溝22a,22
b及びコンタクトホール22c付絶縁層21iの製造工
程を示す。
【0024】まず図6(a)、図6(b)に例示するよ
うに支持基板21上に絶縁層21iを堆積する。次に図
7(a)に例示するようにエッチング用マスク7を形成
する。次にエッチングをすれば図7(b)のように逃げ
溝22a,22b及びコンタクトホール22c付絶縁層
21iが形成される。次いで図7(c)のように位置合
せマーク27,28を形成する。
【0025】支持基板21に例えばガラス等の無機材料
を、絶縁層21iにポリイミド等の有機材料を、マスク
7に金属膜を用い、エッチングガスに酸素ガスを用い反
応性イオンエッチング(RIE)により図7(b)に至
るようにエッチングをすれば、支持基板21がエッチン
グを停止させる層として作用し、支持基板21の表面で
正確にエッチングが停止される効果を生ずる。更にスピ
ンコート法等の簡便な方法で絶縁層21iを堆積させる
ことができる。その結果絶縁層21iの製造が容易にな
る。
【0026】手段3:手段3は、手段1を用いて構成さ
れた光学装置の更に詳細な構成、特に共通基板20の構
成に関するもので、例えば図8に例示する構成におい
て、手段1の構成に加え、前記支持基板21に、表面に
無機材料の皮膜21fを有するものを用い且つ前記絶縁
層21iを有機材料で構成するものである。
【0027】このようにしても、無機材料の皮膜21f
をエッチングを停止させる層として利用可能なのでと逃
げ溝22a,22b及びコンタクトホール22cの製造
が容易になる効果を生ずる。この場合は、支持基板21
に有機材料を用いてもよい。
【0028】手段4:手段4は、例えば図1に例示する
ように、コンタクトホール22c近傍の絶縁層21i表
面に、前記光半導体素子3の位置合せに用いるための第
一の位置合せマーク28を形成するものである。これに
より半導体素子3の位置合せが容易になる。
【0029】手段5:手段5は第一の位置合せマーク2
8の具体的形成法に関するもので、例えば図2(a)に
例示するように、絶縁層(21i)の表面に被着された
薄膜パターン28を第一の位置合せマーク28とするも
のである。例えば金属薄膜、誘電体薄膜等を用いること
ができる。真空蒸着等の蒸着法とフォトリソグラフィー
プロセスにより高い位置精度のマークを形成することが
できる。
【0030】手段6:手段6は第一の位置合せマーク2
8の具体的形成法に関するもので、例えば図2(b)に
例示するように、絶縁層(21i)の一部を除去してパ
ターンを形成し、当該パターン28を第一の位置合せマ
ーク28とするものである。例えばコンタクトホール2
2cと同時に第一の位置合せマーク28を形成すること
ができるので、製造工程が簡単になる。
【0031】手段7:手段7は、例えば図1に例示する
ように、絶縁層21i表面に、光導波路付基板10を位
置合せするための第二の位置合せマーク27を形成する
ものである。これにより光導波路付基板10の位置合せ
が容易になる。
【0032】手段8:手段8は第二の位置合せマーク2
7の具体的形成法に関するもので、例えば図3(a)に
例示するように、絶縁層21iの表面に被着された薄膜
パターン27を第二の位置合せマーク27とするもので
ある。例えば金属薄膜、誘電体薄膜等を用いることがで
きる。
【0033】真空蒸着等の蒸着法とフォトリソグラフィ
ープロセスにより高い位置精度のマークを形成すること
ができる。また、上記第一の位置合せマーク28ととも
に1枚のフォトマスクからパターンを転写して形成すれ
ば、両者の相対位置精度が向上する。
【0034】手段9:手段9は第二の位置合せマーク2
7の具体的形成法に関するもので、例えば図3に例示す
るように、絶縁層21iの一部を除去してパターンを形
成し、当該パターン27を第二の位置合せマーク27と
するものである。
【0035】例えばコンタクトホール22c及び第一の
位置合せマーク28と同時に第二の位置合せマーク27
を形成することができ、製造工程が簡単になる効果があ
る。更に、上記第一の位置合せマーク28とともに1枚
のフォトマスクからパターンを転写して形成することに
より、両者の相対位置精度が向上する効果が得られる。
【0036】手段10:手段10は前記光学装置に用い
られる光導波路付基板10の更に詳細な構成に関するも
のであり、例えば図1に例示する構成で、光導波路付基
板10を共通基板20に載置したとき、光導波路付基板
(10)を、前記基板(11)側から非接触手段を用い
て観測したとき確認可能なマークであって、且つ図1の
ように当該高さ調節用テラス17を他の部材(図1の場
合共通基板20)に載置するとき、他の部材との相対位
置調節に利用可能な第三の位置合わせマーク19を有す
る構成とするものである。
【0037】ここに非接触手段とは光学的手段、X線等
の電磁波による観測、超音波による観測等である。位置
合せマークを非接触の手段で観測できれば、例えば図1
に例示する位置合せを行う際、そのずれをモニターしな
がらずれが最小となるように位置調節可能になり、位置
合せ精度が向上する。
【0038】手段11:手段11は、手段10を用いて
構成された光導波路付基板10の更に詳細な構成に関す
るものであり、例えば、図1に例示する構成で、光導波
路付基板10を共通基板20に載置したとき、基板11
を紫外光、可視光または赤外光のいずれかに対して透明
な部材により構成し、更に光導波路付基板10を構成す
る層で前記位置合わせマーク19と基板11に挟まれた
層(例えば12,14,15)を紫外光、可視光または
赤外光のいずれかに対して透明な部材により構成するも
のである。
【0039】基板11と、位置合せマークより基板側に
ある層(例えば12,14,15)の全てが透明であれ
ば、例えば図1に例示する位置合せを行う際、顕微鏡と
肉眼又は顕微鏡とテレビカメラを用いて基板11側から
位置合せマーク27,19の位置ずれを観測し、位置ず
れが最小となるように位置調節可能になり、位置合せ精
度が向上する。
【0040】手段12:手段12は、手段11を用いて
構成された光導波路付基板10の更に詳細な構成に関す
るものであり、例えば図1に例示する構成において、光
導波路付基板10を、構成する基板11を石英とするも
のである。
【0041】石英は紫外光、可視光及び赤外光のいずれ
にも透明なので、例えば図1に例示する位置合せを行う
際、顕微鏡と肉眼又は顕微鏡とテレビカメラを用いる位
置ずれ検査が可能になる。
【0042】また石英基板は化学的に安定なので、光導
波路形成に用いるプロセスの自由度が高くなる効果があ
る。更に石英は融点が高いので、CVD等で導波路用ガ
ラスを形成する際基板温度を高くするかあるいは熱処理
等によりガラスの品質を向上させることができる。
【0043】更に、基板11の光吸収、基板11からの
光の反射、基板11と導波路の熱膨張の差が小さくな
り、光導波路を用いて構成した光部品の特性が向上す
る。
【0044】手段13:手段13は、手段1を用いて構
成された光導波路付基板10の更に詳細な構成、特に高
さ調節用テラス部17の構成(層構造)に関するもので
ある。
【0045】例えば図9(b)及び図9(c)に例示す
るように、手段1の構成に加え、前記高さ調節用テラス
17を構成する層に、前記高さ調節用クラッド15より
も基板11から離れた層として形成された層で且つ金属
で形成された薄膜層18を具備する構成とするものであ
る。
【0046】ここに図9(a)は光導波路付基板の平面
図、図9(b)と図9(c)は各々図9(a)のA−A
及びB−B線断面図である。
【0047】このようにすると高さ調節用テラス部17
の製造が容易になる効果を生ずる。一例として、図10
にフォトリソグラフィープロセスとドライエッチングを
用いる高さ調節用テラス部17の製造工程を示す。
【0048】まず図10(a)に例示するように、基板
上にアンダークラッド層12、コア13と高さ調節層1
4になる層の順に堆積する。なお高さ調節層14はコア
13と同じ層として堆積し、堆積した直後にフォトリソ
グラフィープロセスによるマスク形成及びエッチング加
工プロセスを行い図10(b)のようにパターン形成す
る。
【0049】次に、高さ調節用クラッド15、金属膜1
8の順に被着させた後フォトリソグラフィープロセスに
よるマスク形成及びエッチング加工プロセスを行い、金
属膜18を図10(c)に例示するようなパターンに加
工する。
【0050】その後図10(c)のようにオーバークラ
ッド16を堆積する。次に図10(d)に例示するよう
にエッチング用マスク7を形成する。次にエッチングを
すれば図10(e)のように高さ調節用テラス17が形
成される。
【0051】オーバークラッド16の材料にプラスチッ
クやCVDで形成したガラスを、マスク7に金属膜を用
い、エッチングガスに酸素ガスやフロン14等を用い反
応性イオンエッチング(RIE)でエッチングをすれ
ば、金属膜18がエッチングを停止させる層として作用
し、正確にエッチングが停止される。その結果高さ調節
用テラス部17の製造が容易になる。
【0052】手段14:手段14は、手段1を用いて構
成された光導波路付基板10の更に詳細な構成、特に高
さ調節用クラッド15及びオーバークラッド16の材料
の組合せに関するものである。
【0053】例えば図13に例示する構成において、前
記高さ調節用クラッド15を無機材料で構成し且つ前記
オーバークラッド16を有機材料で構成するものであ
る。
【0054】このようにすると、高さ調節用テラス部1
7を露出させるためにオーバークラッド16をエッチン
グする際、高さ調節用クラッド15がエッチングを停止
させる層として作用し、高さ調節用クラッド15の表面
で正確にエッチングが停止する。その結果高さ調節用テ
ラス部17の製造が容易になる。
【0055】手段15:手段15は、手段1を用いて構
成された光導波路付基板10の更に詳細な構成、特に高
さ調節用テラス部17の他の構成(層構造)に関するも
のである。
【0056】例えば図9に例示するように、前記高さ調
節用テラス17を構成する層に、前記高さ調節用クラッ
ド15よりも基板11から離れた層として形成された層
で且つ無機材料で形成された薄膜層18を具備し、且つ
前記オーバークラッド16を有機材料で構成するもので
ある。
【0057】このようにすると、高さ調節用テラス部1
7の製造が容易になる効果を生ずる。一例として図10
を用いてその製造工程と効果を説明する。
【0058】まず図10(a)に例示するように、基板
上にアンダークラッド層12、コア13と高さ調節層1
4になる層の順に堆積する。なお高さ調節層14はコア
13と同じ層として堆積し、堆積した直後にフォトリソ
グラフィープロセスによるマスク形成及びエッチング加
工プロセスを行い、図10(b)のようにパターン形成
する。
【0059】次に、高さ調節用クラッド15、薄膜層1
8の順に被着させた後フォトリソグラフィープロセスに
よるマスク形成及びエッチング加工プロセスを行い、薄
膜層18を図10(c)に例示するようなパターンに加
工する。
【0060】その後図10(c)のようにオーバークラ
ッド16を堆積する。次に図10(d)に例示するよう
にエッチング用マスク7を形成する。次にエッチングを
すれば図10(e)のように高さ調節用テラス17が形
成される。
【0061】オーバークラッド16の材料にプラスチッ
クやCVDで形成したガラスを、マスク7に金属膜を用
い、エッチングガスに酸素ガスやフロン14等を用い反
応性イオンエッチング(RIE)でエッチングをすれ
ば、薄膜層18がエッチング停止させる層として作用
し、正確にエッチングが停止される。
【0062】その結果高さ調節用テラス部17の製造が
容易になる。薄膜層18にシリコン酸化膜、シリコン窒
化膜その他透明な誘電体膜を用いると、基板から見たと
き光が遮られなくなる効果を生ずる。
【0063】手段16:手段16は、図12(a)に例
示するように、光導波路付基板10を、基板11上に形
成されたアンダークラッド12と、アンダークラッド1
2上に形成されたコア13と、アンダークラッド12上
に形成されたスペーサ層151と基板11から遠い側の
スペーサ層151の表面に接してコア13と同じ厚さで
形成された高さ調節層14とを含んで構成される高さ調
節用テラス17と、コア13上に形成されたオーバーク
ラッド16を具備し、前記高さ調節用テラス17の基板
11側とは反対側の面の表面にオーバークラッド16が
被着していない領域を有するような構成とするものであ
る。
【0064】本手段を用いると、図1のように共通基板
20に導波路付基板10を載置したとき、スペーサ層1
51の厚さでコア13の高さを調節できるようになる。
【0065】手段17:手段17は、図12(b)に例
示するように、光導波路付基板10を、基板11上に形
成され且つ基板とは反対側に盛り上がった領域である高
さ調節用突起152を具備したアンダークラッド12
と、アンダークラッド12の表面で且つ高さ調節用突起
152表面以外の部分に形成されたコア13と、基板1
1から遠い側の高さ調節用突起152の表面に接してコ
ア13と同じ厚さで形成された高さ調節層14とを含ん
で構成される高さ調節用テラス(17)と、コア13上
に形成されたオーバークラッド16を具備し、前記高さ
調節用テラス17の基板11側とは反対側の面の表面に
オーバークラッド16が被着していない領域を有するよ
うな構成とするものである。
【0066】本手段を用いると、図1のように共通基板
20に導波路付基板10を載置したとき、調節用突起1
52の高さでコア13の高さを調節できるようになる。
【0067】手段18:手段18は、図12(c)に例
示するように、光導波路付基板10を、基板11上の一
部分を占有して形成されたスペーサ層153と、基板1
1と前記スペーサ層を覆うように形成されたアンダーク
ラッド12と、アンダークラッド12が基板に直接接し
た部分にアンダークラッド12の基板11から遠い側の
表面に形成されたコア13と、アンダークラッド12が
スペーサ層153を覆う部分に、アンダークラッド12
の基板11から遠い側の表面に接してコア13と同じ厚
さで形成された高さ調節層14とを含んで構成される高
さ調節用テラス17と、コア13上に形成されたオーバ
ークラッド16を具備し、前記高さ調節用テラス17の
基板11側とは反対側の面の表面にオーバークラッド1
6が被着していない領域を有するような構成とするもの
である。
【0068】本手段を用いると、図1のように共通基板
20に導波路付基板10を載置したとき、スペーサ層1
53の厚さでコア13の高さを調節できるようになる。
【0069】手段19:手段19は、図12(d)に例
示するように、光導波路付基板10を、一部が盛り上が
った領域である高さ調節用突起154を具備した基板1
1と基板11上に高さ調節用突起154を覆うように形
成されたアンダークラッド12と、アンダークラッド1
2上の高さ調節用突起154を覆う部分以外の部分に形
成されたコア13と、アンダークラッド12上の基板1
1から遠い側の表面で且つ高さ調節用突起154を覆う
部分の表面に接してコア13と同じ厚さで形成された高
さ調節層14とを含んで構成される高さ調節用テラス1
7と、コア13上に形成されたオーバークラッド16を
具備し、前記高さ調節用テラス17は基板11側とは反
対側の面の表面にオーバークラッド16が被着していな
い領域を有するような構成とするものである。
【0070】本手段を用いると、図1のように共通基板
20に導波路付基板10を載置したとき、高さ調節用突
起154の高さでコア13の高さを調節できるようにな
る。
【0071】手段20:手段20は、図12(e)に例
示するように、光導波路付基板10を、基板11上に形
成されたアンダークラッド12と、アンダークラッド1
2上に形成されたコア13と、アンダークラッド12上
にコア13と同じ厚さで形成された高さ調節層14と基
板11から遠い側の高さ調節層14の表面に接して形成
されたスペーサ層155とを含んで構成される高さ調節
用テラス17と、コア13上に形成されたオーバークラ
ッド16を具備し、前記高さ調節用テラス17の基板1
1側とは反対側の面の表面にオーバークラッド16が被
着していない領域を有するような構成とするものであ
る。
【0072】本手段を用いると、図1のように共通基板
20に導波路付基板10を載置したとき、スペーサ層1
55の厚さでコア13の高さを調節できるようになる。
【0073】手段21:手段21は基板を光導波路のア
ンダークラッドに用いるもので、アンダークラッドの形
成を不要にし、光導波路の製造コストを低減させるもの
である。即ち、図13に例示するように、前記アンダー
クラッド層12を基板11で構成するものである。
【0074】ここに図13(a)は光導波路付基板10
の平面図、図13(b)は図13(a)のA−A線断面
図、図13(c)は図13(a)のB−B線断面図であ
る。基板11に例えば石英基板等の透明で低屈折率のも
のを用いると、基板11を光導波路のクラッド12にす
ることが可能になる。
【0075】アンダークラッドの形成が省略されるため
製造時間が短縮され、製造コストが低減される。更に、
基板の光吸収、基板からの光の反射、基板と導波路の熱
膨張の差が小さくなり、光導波路を用いて構成した光部
品の特性が向上する。
【0076】石英にフッ素を添加したものは純粋な石英
よりも屈折率が小さくなる。そこでフッ素を添加した石
英基板上に純粋石英のコアを形成し光導波路を形成する
ことも可能である。
【0077】
【発明の実施の形態】図1に本発明の第一の実施形態を
示す。本実施形態において20は共通基板、10a及び
10bは光導波路付基板、3は光半導体素子である。
【0078】共通基板20は、支持基板21に配線パタ
ーン26、逃げ溝22a、22b、コンタクトホール2
2c、第一の位置合せマーク28及び第二の位置合せマ
ーク27を有する絶縁層21iが積層され、構成されて
いる。
【0079】支持基板21は例えばシリコン基板、絶縁
層21iはポリイミドである。図1には明示していない
が、支持基板21にシリコンのような導電性材料を用い
る場合には、表面にシリコン酸化膜やシリコン窒化膜そ
の他の絶縁膜を形成し、その上にボンディングと配線用
のパターン26を形成することは言うまでもない。
【0080】また、絶縁層21iはポリイミドに限られ
るものではなく、CVD法により堆積された酸化シリコ
ン膜、窒化シリコン膜、ガラス膜、スピンコーティング
で塗布された他の有機材料膜、ポリシロキサンのような
無機・有機複合体その他の20μm以上の厚さの膜を形
成可能な絶縁材料で且つ支持基板21との密着性が良好
なものを用いることができる。
【0081】導波路付基板10a,10bは導波路基板
11に、アンダークラッド12、コア13、高さ調節層
14、高さ調節用クラッド15、オーバークラッド16
を積層したものである。
【0082】コア13と高さ調節層14は上側の表面の
高さが同じになるようにつくられている。当該高さ調節
層14と高さ調節用クラッド15により高さ調節用テラ
ス17が構成され、高さ調整用テラス17の表面には第
三の位置合せマーク19が形成されている。
【0083】光導波路基板11は例えばシリコン基板、
ソーダガラス、硼珪酸ガラス、石英ガラスを用いること
ができ、光導波路のアンダークラッド12、コア13、
高さ調節層14、高さ調節用クラッド15、オーバーク
ラッド16には、SiO2、ポリイミド、その他の有機
材料、ポリシロキサン等の無機・有機複合体を用いるこ
とができる。
【0084】光導波路付基板10は、高さ調節用テラス
17の上面が共通基板20に接するように載置される。
その際第二の位置合せマーク27と第三の位置合せマー
ク19を重ねることにより両者を位置合せする。
【0085】光半導体素子3は、例えば1998年電子
情報通信学会総合大会講演論文集エレクトロニクス1、
459ページ、講演番号SC−3−4等に記載されてい
るように、光半導体素子3に形成された位置合せマーク
(図示せず)と第一の位置合せマーク28が重なるよう
に位置合せしてコンタクトホール22c上に載置され、
導電性部材35で電気配線パターン26に接続される。
【0086】導電性部材35には導電性と接着性を有す
る部材、例えば錫、In等の低融点の単体金属、金錫、
錫鉛等の合金、導電性接着剤などの有機・無機複合部材
を用いることができる。
【0087】本実施形態によれば、基板21の表面全面
に配線できるので、光半導体素子3との間に多数の配線
を行うことが容易になる効果を生ずる。
【0088】ワイヤボンディングが不要になるため、光
半導体素子3をボンディングするためのパターン26上
にワイヤボンディング代を確保する必要が無い。そのた
め光半導体素子3の端面とこれに対向する光導波路のコ
ア13の端面を接近させることが容易になる。
【0089】基板21の表面が平坦なので、配線及び光
半導体素子3をボンディングするためのパターン26を
形成する工程が簡単になる。光導波路のクラッド層12
を薄くする必要がないので、光導波路の伝搬損失が上昇
しない。
【0090】更に次のような効果も得られる。従来例の
場合には反応性イオンエッチング(RIE)等のエッチ
ング法で端面を形成する必要があるが、本構成の場合、
研磨面を端面とすることができる。研磨面とすることに
より、端面の散乱損失が低減される、端面の直角度が良
好になる効果が得られる。
【0091】従来例に示す技術を用いて大規模な光回路
を有する光学装置を形成する場合、同一基板上に全ての
光回路を形成する必要がある。この場合、高度な製造技
術、大形の光導波路製造装置が必要になる。更に装置に
含まれる光回路が1個不良になれば全体が不良になる欠
点を有する。
【0092】これに対し、本発明では、共通基板20上
に小さい光導波路付基板10チップを配列する。そのた
め、小型の光導波路付基板10チップを使用でき、小型
の光導波路製造装置で製造可能であり、良品導波路付基
板10チップのみを選別することにより歩留まりが向上
する効果が得られる。
【0093】次に第一の位置合せマーク28及び第二の
位置合せマーク27の構成例、光半導体素子3と配線パ
ターン26との接続法、共通基板20の製造工程を例示
する。
【0094】図2は第一の実施形態の要部拡大図で第一
の位置合せマーク28の構成を例示するものである。図
2(a)は、絶縁層21i表面に被着した薄膜パターン
28を第一の位置合せマーク28としたものである。
【0095】例えば、半導体製造プロセスやフォトリソ
グラフィープロセスを用いて、真空蒸着で被着させた金
属膜を微細加工し、位置合せマークにすることができ
る。
【0096】図2(b)は、絶縁層21iの一部を除去
したパターンを第一の位置合せマーク28としたもので
ある。例えばコンタクトホール22cを形成する際、同
一のフォトマスクからパターンを転写し、エッチング用
によりコンタクトホール22cと位置合せマーク28を
同時に形成すればよい。
【0097】図3は第一の実施形態の要部拡大図で第二
の位置合せマーク27の構成を例示するものである。図
3(a)は、絶縁層21i表面に被着した薄膜パターン
27を第二の位置合せマーク27とするものである。
【0098】例えば、半導体製造プロセスやフォトリソ
グラフィープロセスを用いて、真空蒸着で被着させた金
属膜を微細加工し、位置合せマークにすることができ
る。
【0099】第一の位置合せマーク28に図2(a)の
ものを用いると、例えば同じフォトマスクから転写した
パターンを用いて位置合せマーク27と28を同時に形
成することが可能になり、両者の相対位置ずれが小さく
なる。
【0100】図3(b)は、絶縁層21iの一部を除去
したパターン27を第二の位置合せマーク用パターン2
7としたものである。例えばコンタクトホール22cを
形成する際、コンタクトホール22cと位置合せマーク
27を同時に形成すればよい。
【0101】位置合せマーク28に図2(b)のものを
用いると、例えば同じフォトマスクから転写したパター
ンを用いて位置合せマーク27と28を同時に形成する
ことが可能になり、両者の相対位置ずれが小さくなる。
【0102】図4は第一の実施形態において、光半導体
素子3とボンディング及び配線パターン26とを接続す
るための導電性部材35の供給法を例示するものであ
る。
【0103】図4(a)はボンディング用パターン26
上にチップ状の導電性部材(導電性部材片)102を載
置し、たとえばこれを溶融させてボンディング用パター
ン26と光半導体素子3の電極36を接続する例であ
る。
【0104】図4(b)はチップ状の導電性部材(導電
性部材片)35を被着させた光半導体素子3を製作し、
ボンディング用パターン26上に導電性部材(導電性部
材片)35を接触させ、たとえばこれを溶融させてボン
ディング用パターン26に接続する例である。導電性部
材片102や35には、例えば比較的融点が低い合金、
単体金属あるいは導電性接着剤等を用いる。
【0105】図5は第一の実施形態において、光半導体
素子3とボンディング及び配線パターン26とを接続す
るための導電性部材35の他の供給法を例示するもので
ある。(a),(b),(c)は接続の順序を示してい
る。
【0106】図5(a)に例示するように共通基板20
のボンディングパターン上に例えば真空蒸着法等により
導電性部材103を被着させる。次いで図5(b)に例
示するように光半導体素子3を載置する。
【0107】次いで加熱等により導電性部材103を溶
融させると、図5(c)に例示するように、ボンディン
グ用パターン26と光半導体素子3の電極36が接続さ
れる。
【0108】図6及び図7は第一の実施形態による光学
装置に用いる共通基板20の製造工程を示すものであ
る。図6(a)に例示するように、例えばシリコン基板
21上にボンディング及び配線用パターン26を形成す
る。
【0109】基板21にシリコンのような導電性材料を
用いる場合には、図8に例示するように、表面にシリコ
ン酸化膜やシリコン窒化膜その他の絶縁膜21fを形成
し、その上にボンディングと配線用のパターン26を形
成することは言うまでもない。
【0110】次いで図6(b)に例示するように絶縁層
21iを形成する。ここに絶縁層21iは、シリコン酸
化膜をCVD法で堆積する方法やポリイミド等の有機高
分子膜をスピンコーティングすることにより形成可能で
ある。なお基板21に密着し且つ絶縁性が有り且つ所要
の厚さにすることができるものであれば他の材料を用い
てもよい。
【0111】次いで例えば図7(a)に例示するように
エッチング用マスク7を形成する。絶縁層21iが石英
等の誘電体材料の場合にはクロム等の金属マスクを、絶
縁層21iがポリイミド等の有機高分子材料の場合には
チタンその他の金属薄膜やシリコン酸化膜その他の誘電
体膜等の無機材料マスクを用いる。
【0112】次いで例えば反応性イオンエッチング等に
より絶縁層21iの一部を除去し、図7(b)に例示す
るように逃げ溝22a,22bとコンタクトホール22
cを形成する。
【0113】なお図2(b)や図3(b)に例示するよ
うな位置合せマーク27,28を形成する場合には、図
7(a)の工程においてマスク7に所要のエッチング用
窓を形成し、図7(b)の工程で、位置合せマーク用パ
ターンと逃げ溝22a,22b及びコンタクトホール2
2cと同時にエッチングすればよい。
【0114】図2(a)や図3(a)に例示するような
位置合せマーク27,28を形成する場合には、図7
(c)に例示する工程において、図のように、例えば金
属薄膜を真空蒸着したあとレジストパターンを形成後エ
ッチングする方法又はレジストパターンを形成後金属薄
膜を真空蒸着しレジストをリフトオフする方法(リフト
オフ法)を用いて、例えば金属薄膜の位置合せマーク2
7,28を形成する。
【0115】あるいは、図7(a)の工程で、マスク7
に対してエッチング選択性があるパターンをマスク7と
絶縁層の間又はマスク7の表面に形成してもよい。
【0116】本実施形態によれば、第一の位置合せマー
ク28と第二の位置合せマーク27の相対位置精度が向
上し、光半導体素子3と光導波路付基板10a,10b
の実装精度が向上する効果が得られる。
【0117】次に図9に本実施形態に用いる光導波路付
基板10の構成を例示する。図9(a)は平面図、図9
(b)は平面図のA−A線断面図、図9(c)は平面図
のB−B線断面図である。
【0118】図9に例示する光導波路付基板10は、基
板11、光導波路のアンダークラッド12、光導波路の
コア13、コア13の厚さと同じ厚さの高さ調節層1
4、高さ調節用クラッド15、光導波路のオーバークラ
ッド16、エッチングストップ層18、位置合せ用マー
ク19により構成されている。ここにコア13、高さ調
節層14、基板11及び他の層の厚さとは図の上下方向
の寸法を意味している。
【0119】基板11は例えばシリコン基板、アンダー
クラッド12、コア13、高さ調節層14、高さ調節用
クラッド15、オーバークラッド16は例えば石英ガラ
ス、エッチングストップ層18は例えばクロム薄膜、位
置合せマーク19は例えばクロム膜を除去したパターン
である。
【0120】図10に本実施形態による光導波路付基板
の製造工程の例を示す。まず図10(a)のように、シ
リコン基板11上にCVD法により石英製のアンダーク
ラッド12及びコア13となるべき層を堆積する。
【0121】次いでフォトリソグラフィープロセス及び
コア13となるべき層のエッチングを行い、図10
(b)のように、コア13と高さ調節層14を形成す
る。
【0122】次いで、高さ調節用クラッド15の堆積、
真空蒸着法によるクロム膜の堆積を行った後クロム膜を
ストライプ状にエッチングしエッチングストップ層18
を形成する。また同時に位置合せマーク19を形成す
る。
【0123】次いでCVD法によりオーバークラッド1
6を堆積し図10(c)が形成される。次いで図10
(d)のように表面にエッチング用マスク7を形成す
る。エッチング用マスクには金属膜又は有機フォトレジ
スト膜を用いる。次いで反応性イオンエッチング(RI
E)法でエッチングし、図10(e)に例示する光導波
路付基板10が形成される。
【0124】なおエッチング用マスク7に金属膜を用い
た場合には、金属膜を残しておいてもよい。有機フォト
レジストを用いた場合には有機溶剤による洗浄又は酸素
プラズマによる灰化等により除去する。
【0125】本実施形態によれば高さ調節用クラッド1
5の厚さを調節して、例えば図1に例示するように共通
基板20に重ね合わせたとき、共通基板20表面を基準
面として、基準面から光導波路コア13中心までの高さ
と光半導体素子3の活性層中心までの高さを一致させる
ことができる。
【0126】光導波路を構成する膜(12,13,1
5,16)にCVDで形成された石英ガラスを用いる場
合、基板11にはこのほかに例えば石英基板を、エッチ
ングストップ層18にはこのほかに、例えばタングステ
ン薄膜、タングステンシリサイド膜などを用いることが
できる。またエッチング用マスク7にはアモルファスシ
リコンを用いることもできる。
【0127】光導波路を構成する膜(12,13,1
5,16)の材料は石英ガラスに限られるものではなく
例えば透明なプラスチックやポリシロキサン等の無機・
有機複合体を用いることも可能である。
【0128】例えばアンダークラッド12、コア13、
高さ調節層14、高さ調節用クラッド15、オーバーク
ラッド16にポリイミドを用い、エッチングストップ層
18にチタン薄膜、位置合せマーク19にチタン薄膜を
除去したパターンを用いることができる。この場合にも
図10に例示する工程で製造することができる。
【0129】光導波路を構成する膜(12,13,1
5,16)にプラスチックを用いる場合には、エッチン
グストップ層18にシリコン酸化膜やシリコン窒化膜等
の誘電体膜を用いても良い。これらの誘電体膜を用いる
とテラス17上が透明になり、位置合せマーク19を見
易くなる。
【0130】更に位置合せマーク19を金属薄膜パター
ンで形成し、誘電体膜によるエッチングストップ層18
と位置合せマーク19を重ねた構成にしてもよい。重ね
る順序はどちらでもよい。
【0131】導波路基板11に石英等の透明な材料を用
い且つ誘電体膜によるエッチングストップ層18と位置
合せマーク19を重ねた構成にすると、位置合せマーク
を導波路基板11側から透視することが可能になり、例
えば図1に示すように共通基板20と重ね合わせる際の
位置合せが容易になる。
【0132】光導波路を構成する膜(12,13,1
5,16)のうち、アンダークラッド12、コア13、
高さ調節層14、高さ調節用クラッド15までを石英に
し、オーバークラッド16のみをプラスチックにする
と、エッチングストップ層18が不要になり、図1に例
示するような光導波路付基板10になる。この場合、金
属薄膜等により位置合せマーク19を形成する。
【0133】図11に、第一の実施形態の変形例を示
す。本実施形態は、光導波路付基板10の基板11を共
通にしたことが図1と異なる部分であり、他は図1と同
じである。基板に達する溝11gは、例えば導波路を製
造後ダイシングソーで切り込みを入れ形成する。
【0134】図12は他の高さ調節用テラスの構成例を
示すものである。基板11は例えば石英基板、アンダー
クラッド12、コア13、オーバークラッド16はプラ
ズマCVDで堆積したSiO2膜、高さ調節層14はコ
ア13と同時にプラズマCVDで堆積したSiO2膜で
ある。反応性イオンエッチングによりコア13と高さ調
節層14に分離することができる。
【0135】図12(a)の場合、プラズマCVDでア
ンダークラッド12上に厚さ約4μmのSiO2膜を形
成後反応性イオンエッチングによりスペーサ層151を
形成し、次いでコア13及び高さ調節層14となる共通
のSiO2膜を形成することにより自動的に両者の厚さ
が一致する。
【0136】図12(b)の場合、成後反応性イオンエ
ッチングによりアンダークラッド12を約4μmエッチ
ングして高さ調節用突起152を形成し、次いでコア1
3及び高さ調節層14となる共通のSiO2膜を形成す
ることにより自動的に両者の厚さが一致する。
【0137】図12(c)の場合、プラズマCVDで基
板11上に厚さ約4μmのSiO2膜を形成後反応性イ
オンエッチングによりスペーサ層153を形成し、次い
でコア13及び高さ調節層14となる共通のSiO2
を形成することにより自動的に両者の厚さが一致する。
【0138】図12(d)の場合、成後反応性イオンエ
ッチングにより基板11を約4μmエッチングして高さ
調節用突起154を形成し、次いでアンダークラッドを
形成し、更にアンダークラッド上にコア13及び高さ調
節層14となる共通のSiO 2膜を形成することにより
自動的にコア13と高さ調節層14の厚さが一致する。
【0139】図12(e)の場合、プラズマCVDでア
ンダークラッド12上にコア13及び高さ調節層14と
なる共通のSiO膜を形成後エッチングして両者を分離
するこれにより自動的にコア13と高さ調節層14の厚
さが一致する。
【0140】その後厚さ約4μmの金属膜を形成後エッ
チングでコア上の金属膜を除去し、金属膜製のスペーサ
層155を形成すればよい。なおスペーサ層151,1
53,155はSiO2膜又は金属に限られるものでは
なく、他の無機材料であっても良い。
【0141】ここまでの実施形態では基板上にアンダー
クラッドを形成する光導波路を例示したが、基板に石英
等の透明基板を用いる場合にはアンダークラッドを省略
することができる。
【0142】その例を図13に示す。ここに図13
(a)は光導波路付基板10の平面図、図13(b)は
図13(a)のA−A線断面図、図13(c)は図13
(a)のB−B線断面図である。
【0143】本実施形態において、基板11は石英、コ
ア13は不純物としてリン又はゲルマニウムを添加した
SiO2、高さ調節用クラッド15及びオーバークラッ
ド16は不純物を含まないSiO2又は硼素等リンやゲ
ルマニウムに比べて添加による屈折率上昇が小さい不純
物を添加したSiO2である。
【0144】なお基板11と高さ調節用クラッド15及
びオーバークラッド16に不純物としてフッ素を含むS
iO2を用い、コア13に不純物を添加しないSiO2
を用いても良い。
【0145】本実施形態によれば光導波路付基板10の
製造工程が簡略化される効果が得られる。更に、基板1
1の光吸収、基板11からの光の反射、基板11と導波
路の熱膨張の差が小さくなり、光導波路を用いて構成し
た光部品の特性が向上する。
【0146】
【発明の効果】本発明によれば、電気配線が容易で光導
波路の光学的損失の増加がなく、且つ光半導体素子端面
とこれに対向する光導波路端面間の距離を小さく保つこ
とのできる光学装置が提供される。更に、光学装置の光
半導体素子と光導波路を比較的容易に且つ精密に位置合
せをすることができる。
【0147】本発明の実施の形態をまとめると以下の通
りである。 1. 少なくとも1層の板状部材で構成される支持基板
(21)と、当該支持基板(21)表面に形成された電
気配線用配線パターン(26)と、当該支持基板(2
1)表面の前記配線パターン(26)が形成された面に
積層された絶縁層で且つ支持基板表面及び配線パターン
の一部が露出するように部分的に支持基板表面及び配線
パターンまで達する逃げ溝(22a,22b)及びコン
タクトホール(22c)のある絶縁層(21i)を具備
する共通基板(20)と;少なくとも1層の板状部材で
構成される導波路基板(11)上に形成されたアンダー
クラッド(12)と、アンダークラッド(12)上に形
成されたコア(13)と、アンダークラッド(12)上
にコア(13)と同じ厚さで形成された高さ調節層(1
4)と基板(11)から遠い側の高さ調節層(14)の
表面に接して形成された高さ調節用クラッド(15)と
を含んで構成される高さ調節用テラス(17)と、コア
(13)上に形成されたオーバークラッド(16)を含
み、前記高さ調節用テラス(17)は基板(11)側と
は反対側の面の表面にオーバークラッド(16)が被着
していない領域を有し且つ、高さ調節用テラス(17)
の表面を前記共通基板(20)の絶縁層(21i)表面
に接触させるとともにオーバークラッド(16)が絶縁
層(21i)に形成された逃げ溝(22a,22b)に
収納されるように前記共通基板上に載置された光導波路
付基板(10)と;前記光導波路付基板(10)上の導
波路のコアと光結合され且つ前記絶縁層(21i)の表
面に接して前記コンタクトホール(22c)を覆うよう
に載置され、且つ前記コンタクトホール(22c)中に
載置された導電性部材により電気配線用配線パターン
(26)と電気的且つ機械的に接続された光半導体素子
(3)とを具備したことを特徴とする光学装置。 2. 前記絶縁層(21i)が有機材料であることを特
徴とする1項に記載の光学装置。 3. 前記絶縁層(21i)の表面に無機材料の皮膜
(21f)を具備することを特徴とする1又は2項に記
載の光学装置。 4. 前記コンタクトホール(22c)近傍の前記絶縁
層(21i)の表面に、前記光半導体素子(3)の位置
合せに用いるための第一の位置合せマーク(28)を具
備することを特徴とする1〜3項のいずれかに記載の光
学装置。 5. 前記第一の位置合せマーク(28)が前記絶縁層
(21i)の表面に被着された薄膜パターンであること
を特徴とする4項に記載の光学装置。 6. 前記第一の位置合せマーク(28)が前記絶縁層
(21i)の一部を除去して形成したパターンであるこ
とを特徴とする4項に記載の光学装置。 7. 前記絶縁層(21i)の表面に、前記光導波路付
基板(10)の位置合せに用いるための第二の位置合せ
マーク(27)を具備することを特徴とする1〜6項の
いずれかに記載の光学装置。 8. 前記第二の位置合せマーク(27)が前記絶縁層
(21i)の表面に被着された薄膜パターンであること
を特徴とする7項に記載の光学装置。 9. 前記第二の位置合せマーク(27)が前記絶縁層
(21i)の一部を除去して形成したパターンであるこ
とを特徴とする7項に記載の光学装置。 10. 前記導波路付基板(10)のテラス(17)
に、前記導波路付基板(10)を基板(11)側から非
接触手段を用いて観測したとき確認可能なマークであっ
て且つ当該高さ調節用テラス(17)を前記共通基板
(20)に載置するとき前記共通基板(20)との相対
位置調節に利用可能な第三の位置合わせマーク(19)
が形成されていることを特徴とする1〜9項のいずれか
に記載の光学装置。 11. 前記基板(11)及び前記位置合わせマーク
(19)と基板(11)に挟まれた層が紫外光、可視光
または赤外光のいずれかに対して透明であることを特徴
とする10項に記載の光学装置。 12. 基板(11)が石英であることを特徴とする1
1項に記載の光学装置。 13. 前記導波路付基板(10)の前記高さ調節用テ
ラス(17)を構成する層に、前記高さ調節用クラッド
(15)よりも基板(11)から離れた層として形成さ
れた層で且つ金属で形成された薄膜層(18)を具備す
ることを特徴とする1〜9項のいずれかに記載の光学装
置。 14. 前記導波路付基板(10)の前記高さ調節用ク
ラッド(15)が無機材料で構成され且つ前記オーバー
クラッド(16)が有機材料で構成されていることを特
徴とする1〜9項のいずれかに記載の光学装置。 15. 前記導波路付基板(10)の前記高さ調節用テ
ラス(17)を構成する層に、前記高さ調節用クラッド
(15)よりも基板から離れた層として形成された層で
且つ無機材料で形成された薄膜層(18)を具備し、且
つ前記オーバークラッド(16)が有機材料で構成され
ていることを特徴とする1〜9項のいずれかに記載の光
学装置。 16. 前記高さ調整用テラス(17)は前記アンダー
クラッド(12)上に形成されたスペーサ層(151)
を含んでおり、前記高さ調整用テラス(17)は基板
(11)側とは反対側の面の表面にオーバークラッド
(16)が被着していない領域を有することを特徴とす
る1〜9項のいずれかに記載の光学装置。 17. 前記アンダークラッド(12)は前記導波路基
板(11)上に形成され且つ基板とは反対側に盛り上が
った領域である高さ調整用突起(152)を有してお
り、前記高さ調整用テラス(17)は基板(11)側と
は反対側の面の表面にオーバークラッド(16)が被着
していない領域を有することを特徴とする1〜9項のい
ずれかに記載の光学装置。 18. 前記導波路基板(11)の一部分上に形成され
たスペーサ層(153)を具備し、前記高さ調整用テラ
ス(17)は基板(11)側とは反対側の面の表面にオ
ーバークラッド(16)が被着していない領域を有する
ことを特徴とする1〜9項のいずれかに記載の光学装
置。 19. 前記導波路基板(11)はその一部が盛り上が
った領域である高さ調整用突起(154)を具備してお
り、前記高さ調整用テラス(17)は基板(11)側と
は反対側の面の表面にオーバークラッド(16)が被着
していない領域を有することを特徴とする1〜9項のい
ずれかに記載の光学装置。 20. 前記高さ調整用テラス(17)は前記高さ調整
層(14)上に形成されたスペーサ層(155)を含ん
でおり、前記高さ調整用テラス(17)は基板(11)
側とは反対側の面の表面にオーバークラッド(16)が
被着していない領域を有することを特徴とする1〜9項
のいずれかに記載の光学装置。 21. 前記導波路付き基板(10)の前記アンダーク
ラッド層(12)が導波路基板(11)で構成されてい
ることを特徴とする1〜20項のいずれかに記載の光学
装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一の手段を用いて構成された
光学装置の例で本発明の第一の実施形態を示す図であ
る。
【図2】図2は第一の実施形態の要部拡大図である。
【図3】図3は第一の実施形態の要部拡大図である。
【図4】図4は第一の実施形態における半田供給法を例
示する図である。
【図5】図5は第一の実施形態における他の半田供給法
を例示する図である。
【図6】図6は第一の実施形態による光学装置の製造工
程を例示する図である。
【図7】図7は第一の実施形態による光学装置の製造工
程を例示する図である。
【図8】図8は他の共通基板を例示する図である。
【図9】図9は本発明の第一の実施形態による光導波路
付基板を例示する図である。
【図10】図10は本発明の第一の実施形態による光導
波路付基板を例示する図である。
【図11】図11は第一の実施形態の変形例を示す図で
ある。
【図12】図12は他の高さ調節用テラスの構成例を示
す図である。
【図13】図13は他の光導波路付基板の構成例を示す
図である。
【図14】図14は従来技術を示す図である。
【図15】図15は従来技術の問題点を示す図である。
【符号の説明】
3 光半導体素子 7 エッチング用マスク 10,10a,10b 光導波路付基板 11 導波路基板 12 アンダークラッド 13 コア 14,14a 高さ調節層 15 高さ調節用クラッド 16 オーバークラッド 17 高さ調節用テラス 18 エッチングストップ層として用いられる薄膜層 19 第三の位置合せマーク 20 共通基板 21 基板 21i 絶縁層 22,22a,22b 逃げ溝 23と24 横断溝 25 光ファイバガイド溝 26 光半導体素子用ボンディングパッド及び配線パタ
ーン 27 第二の位置合せマーク 28 第一の位置合せマーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1層の板状部材で構成される
    支持基板(21)と、当該支持基板(21)表面に形成
    された電気配線用配線パターン(26)と、当該支持基
    板(21)表面の前記配線パターン(26)が形成され
    た面に積層された絶縁層で且つ支持基板表面及び配線パ
    ターンの一部が露出するように部分的に支持基板表面及
    び配線パターンまで達する逃げ溝(22a,22b)及
    びコンタクトホール(22c)のある絶縁層(21i)
    を具備する共通基板(20)と;少なくとも1層の板状
    部材で構成される導波路基板(11)上に形成されたア
    ンダークラッド(12)と、アンダークラッド(12)
    上に形成されたコア(13)と、アンダークラッド(1
    2)上にコア(13)と同じ厚さで形成された高さ調節
    層(14)と基板(11)から遠い側の高さ調節層(1
    4)の表面に接して形成された高さ調節用クラッド(1
    5)とを含んで構成される高さ調節用テラス(17)
    と、コア(13)上に形成されたオーバークラッド(1
    6)を含み、前記高さ調節用テラス(17)は基板(1
    1)側とは反対側の面の表面にオーバークラッド(1
    6)が被着していない領域を有し且つ、高さ調節用テラ
    ス(17)の表面を前記共通基板(20)の絶縁層(2
    1i)表面に接触させるとともにオーバークラッド(1
    6)が絶縁層(21i)に形成された逃げ溝(22a,
    22b)に収納されるように前記共通基板上に載置され
    た光導波路付基板(10)と;前記光導波路付基板(1
    0)上の導波路のコアと光結合され且つ前記絶縁層(2
    1i)の表面に接して前記コンタクトホール(22c)
    を覆うように載置され、且つ前記コンタクトホール(2
    2c)中に載置された導電性部材により電気配線用配線
    パターン(26)と電気的且つ機械的に接続された光半
    導体素子(3)とを具備したことを特徴とする光学装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003091776A1 (fr) * 2002-04-26 2003-11-06 Central Glass Company, Limited Guide d'ondes optique en resine et son procede de fabrication
WO2005116705A1 (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Omron Corporation 光分岐器及びその製造方法

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