JP2001116893A - 配管研磨装置 - Google Patents

配管研磨装置

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JP2001116893A
JP2001116893A JP29314099A JP29314099A JP2001116893A JP 2001116893 A JP2001116893 A JP 2001116893A JP 29314099 A JP29314099 A JP 29314099A JP 29314099 A JP29314099 A JP 29314099A JP 2001116893 A JP2001116893 A JP 2001116893A
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JP
Japan
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pipe
polished
slide
sandpaper
attached
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JP29314099A
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English (en)
Inventor
Seishiro Araya
政志朗 荒谷
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】格子状で狭隘に配置されている配管群の配管に
付着している放射性物質の除去や傷の補修研磨を遠隔操
作で行う。 【解決手段】本体1に取付けたメインクランプ2,2に
より配管群20の固定用配管20bをつかみ、サイドクラン
プ13により両側の固定用配管20cをつかんで本体1を固
定する。本体1にはスライドガイド4が取付けられ、ス
ライドガイド4に挿入したスライドロッド5を伸ばし、
スライドロッド5を研磨対象配管20aに位置決めする。
本体1のベース3に取付けた駆動プーリ8とスライドロ
ッド5に取付けた従動プーリ7にサンドペーパ16を巻き
掛け、駆動プーリ8を回転駆動してサンドペーパ16をエ
ンドレスに回転走行させる。この回転走行により研磨対
象配管20aの表面はサンドペーパ16により擦られて研磨
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば原子力発電プ
ラントにおける狭隘で縦横格子状に設置されている配管
群の配管に付着している放射性物質等の除去や傷の補修
を遠隔操作で研磨して除去するに好適な配管研磨装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば原子力発電プラントの原子炉圧力
容器の下方には制御棒駆動機構のハウジングが多数本設
置されている。このハウジングは大径配管であり、縦横
に所狭しという狭隘な環境状態で配管群として格子状垂
直に配置されている。また、原子炉圧力容器内のシュラ
ウドヘッドには多数本の気水分離器がスタンドパイプを
介して配置されている。このスタンドパイプも縦横に所
狭しという垂直状態で配管群として格子状に配置されて
いる。
【0003】このように狭隘な環境下に配置された配管
群の配管表面には傷が付いたり、放射性物質が付着する
ことがある。しかしながら、これらの傷を補修したり、
放射性物質が付着しても、狭隘な環境下のため、一般的
な研磨機では研磨できない。また、研磨できる研磨装置
は知られていないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように縦横ま
たは上下に格子状に配置された配管群の配管表面は狭隘
部のため、一般的な研磨機では研磨することができない
し、研磨できる研磨装置が実在しない課題がある。
【0005】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、縦横格子状に狭隘な環境のもとに配置された
配管群の配管表面を研磨して、その配管表面に付着した
放射性物質を除去したり、また配管表面に発生した傷等
の補修を行うことができる配管研磨装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、メイ
ンクランプ機構を有する本体と、この本体に直列接続し
たベースと、このベースに取付けた駆動プーリと、前記
ベースに取付けたスライドガイドと、このスライドガイ
ドに設けたガイド孔を挿通するスライドロッドと、この
スライドロッドに取付けたヘッドと、このヘッドに取付
けた従動プーリと、この従動プーリと前記駆動プーリと
を巻き掛け回転走行して研磨対象配管を研磨するベルト
状サンドペーパとを具備したことを特徴とする。
【0007】請求項1の発明によれば、スライドロッド
を伸ばして縦横格子状に配置された配管群の研磨対象と
する配管表面にベルト状サンドペーパを接触させ、駆動
プーリを回転するとサンドペーパがエンドレスに回転す
る。サンドペーパの移動に伴い研磨対象配管の表面が研
磨され、研磨対象配管に付着した放射性物質を除去した
り、また傷等の補修を行うことができる。
【0008】請求項2の発明は、前記駆動プーリに直結
する駆動モータを前記駆動プーリの真下に設けてなるこ
とを特徴とする。請求項2の発明によれば、駆動プーリ
の回転軸を駆動モータの回転軸に直結することにより回
転に伴う振動を防止できるとともに、装置の組立を容易
にし、装置を小型化できる。
【0009】請求項3の発明は、前記スライドロッドは
左右一対設けられて研磨対象配管の位置に遠隔調整する
長さを有し、かつ前記スライドガイドは前後に一対設け
られていることを特徴とする。
【0010】請求項3の発明によれば、ベースに取付け
たスライドガイドによりスライドロッドは前後に移動し
てヘッドを研磨対象配管の研磨位置に調整でき、サンド
ペーパの研磨面を研磨対象配管の表面に容易に接触して
研磨作業を効率的に行うことができる。
【0011】請求項4の発明は、前記本体に前記スライ
ドロッドと直角方向に連結バーが設けられこの連結バー
の両端にサイドクランプ機構を設けてなることを特徴と
する。請求項4の発明によれば、サイドクランプ機構を
サイドクランプつまみにより両サイドの配管に締め付け
固定することでメインクランプの補助ともなり、研磨時
の振動を抑制することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1から図3により本発明に係る
配管研磨装置の実施の形態を説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態における配管研磨装置の全体構成を示
す斜視図、図2は図1を上方から見下ろし、かつ配管群
に配管研磨装置を設置した状態を示す平面図、図3は図
2を直角方向から見た側面図である。
【0013】図1において符号1は本体で、この本体1
の先端部には図2および図3に示す一対のメインクラン
プ2がクランプバー21を介して取付けられている。メイ
ンクランプ2は先端部が内側に折り曲げられて開閉自在
となっており、縦横の格子状に配置された配管群20の中
央部の固定用配管20bを挟んで本体1を固定するもので
ある。
【0014】クランプバー21はメインクランプ2を開閉
するもので、本体1の下部側面に移動機構21aを介して
取付けられている。本体1には井桁状ベース3が直列接
続され、ベース3の井桁部両側は前後一対にスライドガ
イド4が設けられており、一対のスライドガイド4には
それぞれガイド孔が設けられている。
【0015】前後、左右のスライドガイド4のガイド孔
を左右2本のスライドロッド5が挿通している。スライ
ドロッド5の先端部にはヘッド6が取付けられており、
ヘッド6の上面には従動プーリ7が取付けられている。
ベース3の上面には駆動プーリ8が設置され、駆動プー
リ8の回転軸9は本体1に取付けたプーリ押え10に回転
自在に取付けられる。駆動プーリ8の真下には駆動モー
タ11が取付けられ、駆動モータ11により駆動プーリ8を
回転させる。
【0016】本体1の水平方向、つまりスライドロッド
5と直角方向に連結バー12が貫通して設けられ、連結バ
ー12の両端部にサイドクランプ13を有するクランプベー
ス14が取付けられている。サイドクランプ13はクランプ
ベース14にサイドクランプつまみ15によりねじ込み固定
される。このサイドクランプ13は中央部の固定用配管20
bの両側に設置されている中央部両側の配管を挟んでク
ランプベース14を固定するものである。
【0017】駆動プーリ8と従動プーリ7との間にはベ
ルト状サンドペーパ16が巻き掛けられ、駆動プーリ8の
回転によりサンドペーパ16はエンドレスに回転走行して
研磨対象配管20aの表面を擦り研磨する。
【0018】ベース3の後端部に取手台座17が取付けら
れ、取手台座17とベース3の後端部との間に取手18が取
付けられている。本体1の先端面には中央部の固定用配
管の片面を押し込んで嵌入するV字状溝19が形成されて
いる。
【0019】つぎに本実施の形態の配管研磨装置の作用
効果を説明する。本実施の形態に係る装置は、格子状垂
直に配置された配管群20のなかで、本体1を固定するた
めの配管として研磨対象配管20の周囲に設置されている
配管を3〜5本使用する。固定用配管20bに本体1の先
端に形成したV字状溝19を押付けることで位置決めさ
れ、位置決め後、メインクランプ2により本体1を固定
する。メインクランプ2はクランプバー21により中央部
の固定用配管20bを締め付ける。
【0020】また、サイドクランプ13をサイドつまみ15
により中央部両側の固定用配管20cを締め付け固定する
ことで研磨時の振動を抑制することができる。スライド
ロッド5はスライドガイド4により前後または上下に移
動でき、これによりヘッド6を研磨対象配管20aの研磨
位置に調整できる。
【0021】サンドペーパ16は従動プーリ7と駆動プー
リ8とで連結され、駆動プーリ8を駆動モータ11で回転
走行させることにより研磨対象配管20aを研磨すること
ができる。この場合、研磨対象配管20aはサンドペーパ
16が接触した片面のみであるので、他の面についてはサ
ンドペーパ16の向きを変えることで全面研磨することが
できる。
【0022】本発明は上記実施の形態に限ることなく、
水平配管はもとより傾斜した配管も研磨でき、また、配
管だけでなく丸棒等の場合も研磨できる。さらに、原子
力プラントの狭隘な環境に設置された配管群の研磨に適
用でき、格子状に配置された配管群以外にも適用でき
る。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、狭隘部の縦横格子状に
配置された配管群の研磨対象配管をエンドレスに回転走
行するサンドペーパにより表面研磨することができる。
また、エンドレスサンドペーパをスライドロッドにより
研磨対象配管の位置まで調整でき、クランプにより装置
本体を研磨対象配管周囲に設置した配管に固定して研磨
時の振動を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配管研磨装置の第1の実施の形態
を示す斜視図。
【図2】図1を上方から見下ろし配管群に設置した状態
を示す平面図。
【図3】図2を直角方向から見た側面図。
【符号の説明】
1…本体、2…メインクランプ、3…ベース、4…スラ
イドガイド、5…スライドロッド、7…従動プーリ、8
…駆動プーリ、9…駆動プーリの回転軸、10…プーリ押
え、11…駆動モータ、12…連結バー、13…サイドクラン
プ、14…クランプベース、15…サイドクランプつまみ、
16…サンドペーパ、17…取手台座、18…取手、19…V字
状溝、20…配管群、20a…研磨対象配管、20b…中央部
の固定用配管、20c…中央部両側の固定用配管、20d…
その他の配管、21…クランプバー、21a…移動機構。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインクランプ機構を有する本体と、こ
    の本体に直列接続したベースと、このベースに取付けた
    駆動プーリと、前記ベースに取付けたスライドガイド
    と、このスライドガイドに設けたガイド孔を挿通するス
    ライドロッドと、このスライドロッドに取付けたヘッド
    と、このヘッドに取付けた従動プーリと、この従動プー
    リと前記駆動プーリとを巻き掛け回転走行して研磨対象
    配管を研磨するベルト状サンドぺーパとを具備したこと
    を特徴とする配管研磨装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動プーリに直結する駆動モータを
    前記駆動プーリの真下に設けてなることを特徴とする請
    求項1記載の配管研磨装置。
  3. 【請求項3】 前記スライドロッドは左右一対設けられ
    て研磨対象配管の位置に遠隔調整する長さを有し、かつ
    前記スライドガイドは前後に一対設けられていることを
    特徴とする請求項1記載の配管研磨装置。
  4. 【請求項4】 前記本体に前記スライドロッドと直角方
    向に連結バーが設けられこの連結バーの両端にサイドク
    ランプ機構を設けてなることを特徴とする請求項1記載
    の配管研磨装置。
JP29314099A 1999-10-15 1999-10-15 配管研磨装置 Pending JP2001116893A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107121379A (zh) * 2017-05-12 2017-09-01 贺州思通信息技术有限公司 石油产品铜片在线腐蚀检测仪器及其使用方法
KR101917387B1 (ko) * 2016-11-15 2018-11-09 한국원자력연구원 중수로 압력관 산화막 제거장치 및 제거방법
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CN112264845A (zh) * 2020-10-19 2021-01-26 安徽南凯元机械有限公司 一种零件加工用打磨抛光装置
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