JPH07171751A - 管外周の研磨装置 - Google Patents

管外周の研磨装置

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JPH07171751A
JPH07171751A JP34497093A JP34497093A JPH07171751A JP H07171751 A JPH07171751 A JP H07171751A JP 34497093 A JP34497093 A JP 34497093A JP 34497093 A JP34497093 A JP 34497093A JP H07171751 A JPH07171751 A JP H07171751A
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JP
Japan
Prior art keywords
polishing
pipe
outer circumference
traveling device
grinding
Prior art date
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Pending
Application number
JP34497093A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Mori
厚 森
Yasumasa Ueda
康正 上田
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Toshiba Engineering and Construction Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Engineering and Construction Co Ltd
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Publication date
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 大口径の金属管の外周における溶接滓などを
除去するのに適した管外周の研磨装置の提供。 【構成】 この装置は、管2の外周に沿って周回走行す
る走行装置3とその走行装置3に連結された研磨手段4
とを備えている。そして研磨手段4には走行装置3に対
し回動自在に連結された支持体21と、その支持体21
に支持された回転研磨部20と、その回転研磨部20の
研磨体22を管2の外周に所定圧で接触させるように支
持体21を回動付勢する付勢手段23が設けられてい
る。 【効果】 走行装置3が管2の外周を周回するのと同期
して研磨体22が管2の外周における溶接滓部分を所定
圧で研磨除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大口径の配管等の管外周
の研磨装置に関し、特に管の外周における溶接バリを効
率よく研磨して除去するのに好適な研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から例えば加圧されたガスを送る大
口径の配管路などは、所定長の大口径金属管を溶接によ
り接続して布設される。この溶接部は通常バリと称する
溶接滓を形成するが、特に外周部の溶接滓は外観上好ま
しくないので工具などを用いて手作業で取り除いてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし大口径の管でし
かも多数の管の溶接部の滓を手作業で取り除くのは、多
大の工数およびコストがかかるという問題がある。そこ
で本発明はこのような従来の管外周における溶接滓を研
磨で自動的に効率良く除去することができる管外周の研
磨装置を提供することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明の研磨装
置は、管の外周に沿って周回走行する走行装置とその走
行装置に連結された研磨手段とを備えている。そしてそ
の研磨手段は走行装置に対し回動自在に連結された支持
体と、その支持体に支持された回転研磨部と、その回転
研磨部の研磨体を管外周に所定圧で接触させるように前
記支持体を回動付勢する付勢手段とを有していることを
特徴とするものである。本発明の好ましい実施態様にお
いては、上記付勢手段にその付勢力を調整する付勢力調
整手段が設けられ、さらに支持体にその回動量を制限す
る回動制限手段が設けられる。
【0005】
【作用】本発明の研磨装置は、管の外周に沿って周回走
行する走行装置に研磨手段が連結されているので、研磨
手段は走行装置に連動して管の外周を周回できる。従っ
て、支持体に支持された回転研磨部の研磨体を管の溶接
位置に一致させて、走行装置を管外周に沿って1周させ
ると、所定圧で管外周に接触する研磨体により溶接部分
に存在する溶接滓を走行しながら研磨して取り除くこと
ができる。また本発明の好ましい実施態様においては、
研磨体を管外周に所定圧で接触させる付勢手段の付勢力
を調整する付勢力調整手段が設けられ、それによって最
適な研磨条件を設定して研磨することができる。さらに
本発明の好ましい実施態様においては、回転研磨体を支
持する支持体にその回動量を制限する回動制限手段が設
けられ、それによって管の外周を回転研磨体で過剰に研
磨切削することを防止することができる。
【0006】
【実施例】次に図面により本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の研磨装置の一例を一部省略して示した斜
視図であり、図2はその研磨装置の平面図であり、図3
は図2の側面図である。これら図において、研磨装置1
は管2の外周を周回走行する走行装置3と、その走行装
置3に連結された研磨手段4とを備えている。そして走
行装置3は本体5と、その本体5の下部に設けられた前
後一対の車輪装置6と、本体5の上部に取り付けられた
走行部7と、その走行部7に掛合するチエイン8から構
成されている。走行部7は張力調整部9とそれを構成す
る門型のブロック体10の両側脚に軸支されたスプロケ
ット11を有しており、そのスプロケット11にチエイ
ン8が噛み合わされている。ブロック体10の両側脚に
はそれぞれ貫通孔が設けられ、下端部を本体5に固定さ
れたガイド棒12がその貫通孔にそれぞれ貫通されてい
る。
【0007】これらガイド棒12の上端はボルト13に
より連結板14で相互に連結されており、その連結板1
4の中央部に設けられたねじ孔に張力調整用のねじ棒1
5が螺合されている。そしてねじ棒15は図2に示すよ
うにブロック体10に設けられた貫通孔を貫通し、門型
の水平部の下側まで延長され、その下端に抜け止め用の
ピンが取り付けられている。そしてねじ棒15の上部に
はハンドル16が取り付けられ、ねじ棒15を手動で回
転できるようになっている。またハンドル16と連結板
14間のねじ棒15外周に圧縮スプリング15aが装着
されている。スプロケット11は制御ボックス17に収
容された減速モータのような低速回転する駆動モータ
(図示せず)により駆動される。この制御ボックス17
にはさらに駆動モータの速度制御、回転方向制御、およ
び起動停止制御等の制御回路が収容されている。
【0008】上記速度制御は、例えば駆動モータとして
インバータで回転数制御されるモータを使用し、その点
弧角を制御することにより行われる。起動停止制御は、
例えば走行装置3の本体5にリミットスイッチを設けて
原点位置を確認し、その信号により起動停止を行うよう
にする。また回転方向制御は、例えば走行装置3が管2
の外周を1周したとき、それを前記リミットスイッチで
検出して装置を反転させる等の制御を行うものである。
なお図中に示す18は、駆動モータ用の電気ケーブルで
ある。
【0009】図4に示すように、前記チエイン8は同一
構造のチエインユニット8aを連結して構成されてい
る。すなわちチエインユニット8aは矩形の枠体8bと
その1辺に設けられたフック8cからなり、一つのチエ
インユニット8aのフック8cを次のチエインユニット
8aの枠体8bに順次掛合していくことによりチエイン
8が形成されている。そして研磨すべき管の外径に合わ
せて適宜の位置のフック8cを外してその長さを調節
し、管の外周を1周させてから図4の矢印のようにその
両端を連結する。
【0010】図1〜図3において、研磨手段4は回転研
磨部20と、その回転研磨部20を収容して支持するた
めの上部が開放された断面矩形の細長いケースからなる
支持体21と、回転研磨部20の研磨体22を管2の外
周に所定圧で接触させるように前記支持体21を回動付
勢する付勢手段23とを備えている。回転研磨部20は
筒状のケースにケーブル24により電源供給される駆動
モータが内蔵され、その出力軸に研磨体22が連結され
ている。研磨体22はグラインダーに通常用いられてい
る円形の砥石板等を使用することができ、安全のためそ
の上部はカバー25で覆われている。
【0011】図5に示すように、支持体21はその両側
板の中央部付近が一対の軸受26により軸支され、これ
ら軸受26を支持する一対の支持部材27の下端は矩形
の貫通孔を有するガイド体28の両端部に結合されてい
る。そしてガイド体28の貫通孔に断面矩形のスライド
体29が挿通されている。このガイド体28とスライド
体29は固定ボルト30で固定される。(図1には軸受
26およびスライド体29などは省略して示されてい
る。)なお回転研磨部20のケースに前記付勢手段23
を結合したり、一対の軸受26により軸支する場合は、
そのケース自体を支持体21として使用することができ
る。スライド体29は前記走行装置3の本体5に設けら
れた係止体31の矩形の挿通孔に挿通され、位置調整後
に係止ボルト32により係止できるようになっている。
【0012】図5に示すように、支持体21に収容され
た回転研磨部20を着脱自在に支持するため、支持体2
1の両側板の上縁部にそれぞれ円弧状で可撓性のある帯
状の押さえ金具33,34が取り付けられている。支持
体21内に回転研磨部20を収容した後、これら押さえ
金具33,34に設けられている止具で相互締結するこ
とにより、回転研磨部20がしっかり支持体21に支持
固定される。なお回転研磨部20の駆動モータから発生
する振動が研磨装置1本体へ伝達することを逓減するた
め、図5のように回転研磨部20が支持体21内面と接
触する部分、および押さえ金具33、34と接触する部
分にゴムなどの防振動体35を配置または取り付けるこ
とが好ましい。
【0013】付勢手段23は図3の如くガイド体28に
一端が固定されたL型の連結板36と、連結板36の他
端に設けられた挿通孔に挿通されると共に、支持体21
に設けられた連結部37に回動自在に連結されたねじ棒
38と、そのねじ棒38の外周に装着された圧縮スプリ
ング39と、圧縮スプリング39の圧縮力を調整する調
整ナット40を有している。そしてこれら圧縮スプリン
グ39と調整ナット40により付勢力調整手段46を構
成している。
【0014】支持体21にその回動量を制限する回動制
限手段41が設けられている。この回動制限手段41は
図1に示すように、支持体21から順次連結された第1
アーム42、第2アーム43、および第3アーム44
と、その第3アーム44端部に回転自在に抱持され耐磨
耗性の球体からなる金属や硬質プラスチックやゴムなど
で作られた滑動体45を有している。これら各アームの
連結部はネジ結合され、それを弛めて相互の角度調整が
できるようになっている。支持体21の回動範囲は滑動
体45が管2の外周に接触する位置までに制限されるの
で、この角度調整により支持体21が回動する最大角度
を調整することができる。
【0015】次に上記研磨装置1の使用方法を説明する
と、先ず研磨すべき管2に研磨装置1の走行装置3を取
り付ける。すなわち図1のようにチエイン8を管2の外
周に1周回させてその両端を締結する。次に張力調整部
9のハンドル16を回転してブロック体10を上方へ引
っ張り、スプロケット11に張力を与えることにより研
磨装置1を強固に管2に取り付ける。次に本体5に設け
られた係止体31の係止ボルト32を弛めてスライド体
29を調整し、研磨体22を管2の溶接部50に一致さ
せてから再び係止ボルト32を固く締め付ける。次いで
回動制限手段41を調整して支持体21の最大回動量、
例えば溶接滓の削り代を所定値に制限するように設定す
る。さらに付勢手段23の調整ナット40を調整して支
持体21の回動付勢力を所定値、例えば装置の1周当た
りの溶接滓の削り量が所望の値になるように設定する。
【0016】次に走行装置3の駆動モータおよび研磨手
段4における回転研磨部20の駆動モータを起動するこ
とにより、研磨装置1は管2の外周を周回しながらその
研磨体22で溶接部50の溶接滓を研磨除去していく。
走行装置3が一周した時点で制御回路の初期設定によ
り、装置を停止するか、さらに同方向または反対方向へ
回転させるかが自動的に選択される。管2の外周の研磨
が完了したら、研磨装置1を停止して上記と逆の操作を
してそれを管2から取り外す。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上のように、管の外周に沿っ
て周回走行する走行装置に研磨手段が連結されているの
で、研磨手段は走行装置に連動して管外周の溶接部分を
周回しながら研磨して溶接滓を除去することができる。
また本発明の研磨装置において、研磨体を管の外周に所
定圧で接触させるために設けられた付勢手段に対して、
その付勢力を調整する付勢力調整手段をさらに設けるこ
とにより、研磨の最適条件を設定することができる。さ
らに本発明の装置において、回転研磨体を支持する支持
体にその回動量を制限する回動制限手段を設けることに
より、回転研磨体で過剰に研磨切削することを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の研磨装置の一例を一部省略して示した
斜視図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1の側面図。
【図4】図1の研磨装置に使用されているチエイン8の
部分拡大斜視図。
【図5】図1における走行装置3と研磨手段4の連結部
分を示す断面図。
【符号の説明】
1 研磨装置 2 管 3 走行装置 4 研磨手段 5 本体 6 車輪装置 7 走行部 8 チエイン 9 張力調整部 10 ブロック体 11 スプロケット 12 ガイド棒 13 ボルト 14 連結板 15 ねじ棒 15a 圧縮スプリング 16 ハンドル 17 制御ボックス 20 回転研磨部 21 支持体 22 研磨体 23 付勢手段 24 ケーブル 25 カバー 26 軸受 27 支持部材 28 ガイド体 29 スライド体 30 固定ボルト 31 係止体 32 係止ボルト 33 押さえ金具 34 押さえ金具 35 防振動体 36 連結板 37 連結部 38 ねじ棒 39 圧縮スプリング 40 調整ナット 41 回動制限手段 42 第1アーム 43 第2アーム 44 第3アーム 45 滑動体 46 付勢力調整手段 50 溶接部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管2の外周に沿って周回走行する走行装
    置3と、その走行装置3に連結された研磨手段4とを備
    え、 該研磨手段4は前記走行装置3に対し回動自在に連結さ
    れた支持体21と、該支持体21に支持された回転研磨
    部20と、その回転研磨部20の研磨体22を管2の外
    周に所定圧で接触させるように前記支持体21を回動付
    勢する付勢手段23とを有してなる管外周の研磨装置。
  2. 【請求項2】 付勢手段23にその付勢力を調整する付
    勢力調整手段46が設けられ、さらに支持体21にその
    回動量を制限する回動制限手段41が設けられている請
    求項1の管外周の研磨装置。
JP34497093A 1993-12-20 1993-12-20 管外周の研磨装置 Pending JPH07171751A (ja)

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