JP2001116784A - 電波機器用測定箱 - Google Patents
電波機器用測定箱Info
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- JP2001116784A JP2001116784A JP30098799A JP30098799A JP2001116784A JP 2001116784 A JP2001116784 A JP 2001116784A JP 30098799 A JP30098799 A JP 30098799A JP 30098799 A JP30098799 A JP 30098799A JP 2001116784 A JP2001116784 A JP 2001116784A
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- JP
- Japan
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- radio wave
- antenna
- box
- measuring
- circularly polarized
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- Details Of Aerials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 反射波の影響を小としかつ小形に構成する。
【解決手段】 測定箱17の内面全体に電波吸収体11
を取付け、測定箱17の上半部を4角錐体状とし、その
頂部に円偏波アンテナ15を取付け、そのアンテナ15
の指向方向を、錐体の中心線とほぼ一致させ、アンテナ
15と対向して設けた配置部31に被測定小形電波機器
13を配し、アンテナ15はコネクタ27、ケーブル1
9を通じて測定器本体18に接続する。錐体状部17a
は直方体状下半部17bに対し開閉自在とされる。
を取付け、測定箱17の上半部を4角錐体状とし、その
頂部に円偏波アンテナ15を取付け、そのアンテナ15
の指向方向を、錐体の中心線とほぼ一致させ、アンテナ
15と対向して設けた配置部31に被測定小形電波機器
13を配し、アンテナ15はコネクタ27、ケーブル1
9を通じて測定器本体18に接続する。錐体状部17a
は直方体状下半部17bに対し開閉自在とされる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は円偏波電波を送信
又は/及び受信する小形電波機器の送信又は/及び受信
性能を評価するために用いられる測定箱に関する。
又は/及び受信する小形電波機器の送信又は/及び受信
性能を評価するために用いられる測定箱に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば円偏波電波を送受信する小形電波
機器を自動車に取付け、その自動車が有料高速道路の料
金ゲートを通過する際に、そのゲートの近くに設けた固
定電波機器よりの円偏波電波と自動車の小形電波機器と
が円偏波電波を送受信することにより、自動的に料金精
算を行うことが、有料道路自動料金収受システム(ET
C:Electronic Toll Collection System )として提案
されている。このETCに用いられる自動車に取付けら
れる小形電波機器、つまり車載器(OBE:On Board E
quipment)の送信電波の強度、受信感度、変調度、不要
輻射など送信性能、受信性能を測定するため従来は次の
ようにして行われていた。
機器を自動車に取付け、その自動車が有料高速道路の料
金ゲートを通過する際に、そのゲートの近くに設けた固
定電波機器よりの円偏波電波と自動車の小形電波機器と
が円偏波電波を送受信することにより、自動的に料金精
算を行うことが、有料道路自動料金収受システム(ET
C:Electronic Toll Collection System )として提案
されている。このETCに用いられる自動車に取付けら
れる小形電波機器、つまり車載器(OBE:On Board E
quipment)の送信電波の強度、受信感度、変調度、不要
輻射など送信性能、受信性能を測定するため従来は次の
ようにして行われていた。
【0003】図7に示すように室内の内壁面全体に渡っ
て電波吸収体11が取付けられた電波暗室12内に車載
器(OBE)13を配し、また電波暗室12内にETC
測定器14を設けそのETC測定器14のアンテナ15
と車載器13のアンテナ(図示せず)の間で円偏波電波
を送受信して、測定器14で車載器13の送信性能、受
信性能についての各種パラメータ値を測定する。
て電波吸収体11が取付けられた電波暗室12内に車載
器(OBE)13を配し、また電波暗室12内にETC
測定器14を設けそのETC測定器14のアンテナ15
と車載器13のアンテナ(図示せず)の間で円偏波電波
を送受信して、測定器14で車載器13の送信性能、受
信性能についての各種パラメータ値を測定する。
【0004】このような測定方法においては、その測定
システムの全体を電波暗室12内に配置しているため、
電波暗室12として大形のものが必要となり、特に例え
ば車載器13の使用電波周波数が6GHzとすると、そ
の3倍の不要輻射の測定も行う必要から、電波暗室12
としては18GHzの高い周波数の電波の外来波を遮断
すると共に、反射波の影響がないようにする必要があ
り、このような高い周波数に対して良好に動作する電波
吸収体11は高価なものであり、これを広い面積にわた
って使用するため著しく高価なものとなる。更に車載器
を多量生産している生産ラインから、このような大きな
電波暗室に車載器を1個ずつ持ち込んでその性能試験を
することは、その生産性を著しく害することになる。
システムの全体を電波暗室12内に配置しているため、
電波暗室12として大形のものが必要となり、特に例え
ば車載器13の使用電波周波数が6GHzとすると、そ
の3倍の不要輻射の測定も行う必要から、電波暗室12
としては18GHzの高い周波数の電波の外来波を遮断
すると共に、反射波の影響がないようにする必要があ
り、このような高い周波数に対して良好に動作する電波
吸収体11は高価なものであり、これを広い面積にわた
って使用するため著しく高価なものとなる。更に車載器
を多量生産している生産ラインから、このような大きな
電波暗室に車載器を1個ずつ持ち込んでその性能試験を
することは、その生産性を著しく害することになる。
【0005】このような点から図8に示すように金属製
の筐体(測定箱)の内面の全体にわたって電波吸収体1
1が取り付けられた電波暗箱17内に車載器(OBE)
13とETC測定器14のアンテナ15のみを配し、E
TC測定器14の測定器本体18を電波暗箱17の外部
に配し、測定器本体18とアンテナ15とをケーブル1
9で接続することが提案されている。電波暗箱17は電
波暗室12より著しく小形なもので済むため、例えば1
桁以上も安価なものとすることができる。
の筐体(測定箱)の内面の全体にわたって電波吸収体1
1が取り付けられた電波暗箱17内に車載器(OBE)
13とETC測定器14のアンテナ15のみを配し、E
TC測定器14の測定器本体18を電波暗箱17の外部
に配し、測定器本体18とアンテナ15とをケーブル1
9で接続することが提案されている。電波暗箱17は電
波暗室12より著しく小形なもので済むため、例えば1
桁以上も安価なものとすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし特に2〜18G
Hz帯の電波まで吸収能の優れた電波吸収体は市販され
ていない。従って量産品を測定するような比較的安価な
電波暗箱を用いると、従来提案されていた電波暗箱は直
方体状のものであり、図8中に線21として示すように
電波暗箱17の壁面に入射し、反射した反射波がアンテ
ナ15に入射するため正確な測定ができない。この反射
波の影響を小さくするため、車載器13とアンテナ15
を結ぶ直線と直角方向における電波暗箱17の長さL1
を大とすると、アンテナ15に入射する反射波自体が少
なくなり、かつ、反射波の通路が長くなり反射波のレベ
ルが小さくなるが、電波暗箱17が大形になるという問
題が生じる。
Hz帯の電波まで吸収能の優れた電波吸収体は市販され
ていない。従って量産品を測定するような比較的安価な
電波暗箱を用いると、従来提案されていた電波暗箱は直
方体状のものであり、図8中に線21として示すように
電波暗箱17の壁面に入射し、反射した反射波がアンテ
ナ15に入射するため正確な測定ができない。この反射
波の影響を小さくするため、車載器13とアンテナ15
を結ぶ直線と直角方向における電波暗箱17の長さL1
を大とすると、アンテナ15に入射する反射波自体が少
なくなり、かつ、反射波の通路が長くなり反射波のレベ
ルが小さくなるが、電波暗箱17が大形になるという問
題が生じる。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明によれば測定箱
(電波暗箱)の少なくとも一部が錐体状とされ、その錐
体状部の頂部内に円偏波アンテナがその指向方向を、錐
体状の中心線とほぼ一致して設けられ、また頂部と対向
して、内部に小形電波機器、例えば車載器(OBE)が
配置される配置部が設けられている。
(電波暗箱)の少なくとも一部が錐体状とされ、その錐
体状部の頂部内に円偏波アンテナがその指向方向を、錐
体状の中心線とほぼ一致して設けられ、また頂部と対向
して、内部に小形電波機器、例えば車載器(OBE)が
配置される配置部が設けられている。
【0008】
【発明の実施の形態】図1にこの発明の実施例を示し、
図8と対応する部分に同一番号を付けてある。図1は外
部との電気的接続部は断面としていない。この実施例に
おいては電波暗箱、つまり測定箱17はその一半部(図
では上半部)が4角錐体状とされた錐体状部17aとさ
れ、他半部(下半部)17bは直方向状とされ、図2に
外観を、図3に開けた状態を示すように錐体状部17a
は他半部17bに対して開閉自在とされている。図示例
では錐体状部17a及び他半部17bの連結部の一縁が
ヒンジ23で回動自在に連結され、その連結縁と対向し
た縁において、錐体状部17aと他半部17bとを引掛
け連結固定したり、その連結を解除することができる。
止め具24が取付けられ、その止め具24と対応する位
置に錐体状部17aの縁部に錐体状部17aを他半部1
7bに対し開閉するための取手25が取付けられてい
る。
図8と対応する部分に同一番号を付けてある。図1は外
部との電気的接続部は断面としていない。この実施例に
おいては電波暗箱、つまり測定箱17はその一半部(図
では上半部)が4角錐体状とされた錐体状部17aとさ
れ、他半部(下半部)17bは直方向状とされ、図2に
外観を、図3に開けた状態を示すように錐体状部17a
は他半部17bに対して開閉自在とされている。図示例
では錐体状部17a及び他半部17bの連結部の一縁が
ヒンジ23で回動自在に連結され、その連結縁と対向し
た縁において、錐体状部17aと他半部17bとを引掛
け連結固定したり、その連結を解除することができる。
止め具24が取付けられ、その止め具24と対応する位
置に錐体状部17aの縁部に錐体状部17aを他半部1
7bに対し開閉するための取手25が取付けられてい
る。
【0009】錐体状部17aの頂部は平面の取付け部2
6とされ、取付け部26に外部接続用同軸コネクタ27
が外部に突出して取付けられ、このコネクタ27に同軸
ケーブル19を接続して測定器本体18と接続できるよ
うにされている。コネクタ27は内端は取付け部26の
内面より突出して内部コネクタ部28とされ、この内部
コネクタ28に円偏波アンテナ15が取付けられる。こ
の例では内部コネクタ28、つまり錐体状部17aの頂
部に対して間隔をあけて円偏波アンテナ15を取付ける
ようにした場合で、同軸の連結棒29の一端(上端)が
内部コネクタ28に連結され、連結棒29の他端(下
端)にアンテナ15が連結される。
6とされ、取付け部26に外部接続用同軸コネクタ27
が外部に突出して取付けられ、このコネクタ27に同軸
ケーブル19を接続して測定器本体18と接続できるよ
うにされている。コネクタ27は内端は取付け部26の
内面より突出して内部コネクタ部28とされ、この内部
コネクタ28に円偏波アンテナ15が取付けられる。こ
の例では内部コネクタ28、つまり錐体状部17aの頂
部に対して間隔をあけて円偏波アンテナ15を取付ける
ようにした場合で、同軸の連結棒29の一端(上端)が
内部コネクタ28に連結され、連結棒29の他端(下
端)にアンテナ15が連結される。
【0010】アンテナ15は円偏波アンテナであって、
例えばヘリカルアンテナが用いられ、ヘリカル縁部15
aと地板15bとよりなる。また、周波数帯域を広くす
るため、そのヘリカルの直径が徐々に変化され、全体と
してホーン状態とされている。その円偏波アンテナ15
の指向方向は錐体状部17aの錐体の中心線とほぼ平行
し、かつほぼその中心線上に位置されている。
例えばヘリカルアンテナが用いられ、ヘリカル縁部15
aと地板15bとよりなる。また、周波数帯域を広くす
るため、そのヘリカルの直径が徐々に変化され、全体と
してホーン状態とされている。その円偏波アンテナ15
の指向方向は錐体状部17aの錐体の中心線とほぼ平行
し、かつほぼその中心線上に位置されている。
【0011】円偏波アンテナ15と対向して、小形電波
機器、例えば車載器(OBE)13が配置されるべき、
配置部31が測定箱17の内面、この例では他半部17
bの底面に設けられる。またこの例では配置部31は台
状とされ、かつ配置部31に配置された小形電波機器1
3の電波の送受方向がアンテナ15に向くように、上面
が傾斜面31aとされている。このような関係が得られ
るようにこの傾斜面31aの傾斜角度を変えたいくつか
の配置部31を用意しておき、使用する小形電波機器1
3により配置部31を交換することができるようにされ
ている。この傾斜面31の調整には図4Aに示すよう
に、上面が水平面の配置部31上にくさび状体31bを
配し、そのくさび状体31bの角度θが異なるものを各
種用意してもよい。あるいは図4Bに示すように、配置
部31上にその上面に対し、角度を調整できる調整板3
1cを回動自在に設け、その角度位置を固定手段31d
により固定できるようにしてもよい。
機器、例えば車載器(OBE)13が配置されるべき、
配置部31が測定箱17の内面、この例では他半部17
bの底面に設けられる。またこの例では配置部31は台
状とされ、かつ配置部31に配置された小形電波機器1
3の電波の送受方向がアンテナ15に向くように、上面
が傾斜面31aとされている。このような関係が得られ
るようにこの傾斜面31aの傾斜角度を変えたいくつか
の配置部31を用意しておき、使用する小形電波機器1
3により配置部31を交換することができるようにされ
ている。この傾斜面31の調整には図4Aに示すよう
に、上面が水平面の配置部31上にくさび状体31bを
配し、そのくさび状体31bの角度θが異なるものを各
種用意してもよい。あるいは図4Bに示すように、配置
部31上にその上面に対し、角度を調整できる調整板3
1cを回動自在に設け、その角度位置を固定手段31d
により固定できるようにしてもよい。
【0012】連結棒29の長さが異なるものを各種用意
しておき、アンテナ15と小形電波機器13との距離
が、近傍界動作とならない範囲でなるべく小とし、受信
感度を向上させるように、またアンテナ15に比較的近
い所からの反射波が入射しないように使用小形電波機器
13に応じて連結棒29を交換できるようにされてい
る。使用小形電波機器13の受信性能も測定できるよう
に、測定箱17の例えば下半部17bの側壁に、内外を
接続する接続用コネクタ33が取付けられ、接続用コネ
クタ33の内部側をケーブル34により小形電波機器1
3と接続し、接続用コネクタ33の外部側をケーブル3
5により測定器本体18と接続することができるように
されている。
しておき、アンテナ15と小形電波機器13との距離
が、近傍界動作とならない範囲でなるべく小とし、受信
感度を向上させるように、またアンテナ15に比較的近
い所からの反射波が入射しないように使用小形電波機器
13に応じて連結棒29を交換できるようにされてい
る。使用小形電波機器13の受信性能も測定できるよう
に、測定箱17の例えば下半部17bの側壁に、内外を
接続する接続用コネクタ33が取付けられ、接続用コネ
クタ33の内部側をケーブル34により小形電波機器1
3と接続し、接続用コネクタ33の外部側をケーブル3
5により測定器本体18と接続することができるように
されている。
【0013】以上の構成によれば、図1中に反射波21
の通路を示すように測定箱17の下半部17bでの反射
波21は入射角度の関係からアンテナ15に入射しな
い。また上半部17bでの反射波21は上半部17bが
錐体状となっており、その斜面に入射した電波は、入射
角度の関係からアンテナ15に入射しない。また入力射
しても一回反射したものは円偏波の回転方向が逆とな
り、これに対する感度は著しく弱くなり、2回反射して
アンテナ15に入射したものは2回の電波吸収によりレ
ベルが著しく低下する。
の通路を示すように測定箱17の下半部17bでの反射
波21は入射角度の関係からアンテナ15に入射しな
い。また上半部17bでの反射波21は上半部17bが
錐体状となっており、その斜面に入射した電波は、入射
角度の関係からアンテナ15に入射しない。また入力射
しても一回反射したものは円偏波の回転方向が逆とな
り、これに対する感度は著しく弱くなり、2回反射して
アンテナ15に入射したものは2回の電波吸収によりレ
ベルが著しく低下する。
【0014】ちなみに、周波数範囲が2.5GHz〜1
8GHz(5.8GHzの高調波測定用)で、錐体状部
17aを正4角錐体とし、下半部17bの底面を正方形
とした場合、錐体状部17aの高さH1は200mm、
下半部17bの高さH2は150mm、下半部17bの
底面の一辺の長さL1が350mmという小形の測定箱
17で良好な特性が得られた。
8GHz(5.8GHzの高調波測定用)で、錐体状部
17aを正4角錐体とし、下半部17bの底面を正方形
とした場合、錐体状部17aの高さH1は200mm、
下半部17bの高さH2は150mm、下半部17bの
底面の一辺の長さL1が350mmという小形の測定箱
17で良好な特性が得られた。
【0015】上述においては錐体状部17aを上下開き
としたが、使用面積を比較的広くとれる場合は、錐体状
部17aと他半部17bとが左右に並ぶように配置し、
横開きとしてもよい。図5に示すように他半部17bも
錐体状としてもよい。あるいは図6に示すように、測定
箱17の全体を錐体状とし、その底面板17cに対し、
錐体状部17aを開閉自在としてもよい。更に上述では
錐体状部17aを、4角錐体としたが、3角錐体状ある
いは円錐体状など任意の錐体状とすることもできる。小
形電波機器13としては車載器(OBE)に限らず、任
意の小形電波機器の送信性能又は受信性能或いはその両
者の測定に適用でき、特に比較的量産し、その生産現場
で測定をしたい場合に有効である。送信性能のみを測定
し、かつ小形電波機器13自体で電源をもつものの場合
は、接続用コネクタ33を省略できる。なお測定箱17
内には、アンテナ15と小形電波機器13との直接波の
送受信に影響を与えない範囲で測定箱17内を電波吸収
体11で満すことが望ましい。
としたが、使用面積を比較的広くとれる場合は、錐体状
部17aと他半部17bとが左右に並ぶように配置し、
横開きとしてもよい。図5に示すように他半部17bも
錐体状としてもよい。あるいは図6に示すように、測定
箱17の全体を錐体状とし、その底面板17cに対し、
錐体状部17aを開閉自在としてもよい。更に上述では
錐体状部17aを、4角錐体としたが、3角錐体状ある
いは円錐体状など任意の錐体状とすることもできる。小
形電波機器13としては車載器(OBE)に限らず、任
意の小形電波機器の送信性能又は受信性能或いはその両
者の測定に適用でき、特に比較的量産し、その生産現場
で測定をしたい場合に有効である。送信性能のみを測定
し、かつ小形電波機器13自体で電源をもつものの場合
は、接続用コネクタ33を省略できる。なお測定箱17
内には、アンテナ15と小形電波機器13との直接波の
送受信に影響を与えない範囲で測定箱17内を電波吸収
体11で満すことが望ましい。
【0016】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、測
定箱の少なくとも一部を錐体状部とし、その頂部に円偏
波アンテナを配し、その指向方向を錐体状の中心線とほ
ぼ一致させ、またその中心線上に小形電波機器が配され
るようにすることにより測定箱を小形に構成することが
でき、しかも反射波の影響を小さくすることができ、安
価に構成することができる。
定箱の少なくとも一部を錐体状部とし、その頂部に円偏
波アンテナを配し、その指向方向を錐体状の中心線とほ
ぼ一致させ、またその中心線上に小形電波機器が配され
るようにすることにより測定箱を小形に構成することが
でき、しかも反射波の影響を小さくすることができ、安
価に構成することができる。
【図1】この発明の実施例を示す断面図。
【図2】その外観を示す斜視図。
【図3】測定箱を開いた状態を示す斜視図。
【図4】配置部の変形例を示す図。
【図5】この発明の他の実施例を示す断面図。
【図6】この発明の更に他の実施例を示す断面図。
【図7】従来の電波暗室を用いた測定システムを示す
図。
図。
【図8】提案されている電波暗箱を用いた測定システム
を示す図。
を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茂木 靖夫 東京都府中市浅間町4丁目14番1号 協立 電子工業株式会社内 Fターム(参考) 5E321 AA42 BB03 BB13 GG05 GG11 5J046 RA00
Claims (3)
- 【請求項1】 円偏波電波を送信又は/及び受信する小
形電波機器の送信又は/及び受信性能を評価するための
測定箱であって、 少くとも一部が錐体状とされ、 その錐体状部の頂部内に円偏波アンテナがその指向方向
を、上記錐体状の中心線方向とほぼ一致して設けられ、 上記頂部と対向して、内部に上記小形電波機器が配置さ
れる配置部が設けられ、 上記測定箱の内面のほぼ全面に電波吸収体が取付けられ
ていることを特徴とする電波機器用測定箱。 - 【請求項2】 上記円偏波アンテナは上記頂部に対して
間隔をあけて突出して設けられていることを特徴とする
請求項1記載の電波機器用測定箱。 - 【請求項3】 上記錐体状部が他部に対し、上下方向に
開閉自在とされていることを特徴とする請求項1又は2
記載の電波機器用測定箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30098799A JP2001116784A (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 電波機器用測定箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30098799A JP2001116784A (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 電波機器用測定箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001116784A true JP2001116784A (ja) | 2001-04-27 |
Family
ID=17891475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30098799A Withdrawn JP2001116784A (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 電波機器用測定箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001116784A (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020061081A (ko) * | 2001-01-12 | 2002-07-22 | 민경찬 | 전자파 암실 |
KR100446617B1 (ko) * | 2001-11-01 | 2004-09-04 | 삼성전자주식회사 | 안테나 장치 |
JP2010019691A (ja) * | 2008-07-10 | 2010-01-28 | Denso Corp | 電波暗箱 |
JP2012112806A (ja) * | 2010-11-25 | 2012-06-14 | Mitsubishi Electric Corp | 電波暗室 |
KR20150141236A (ko) * | 2014-06-09 | 2015-12-18 | 네트웍오앤에스 주식회사 | 안테나 실제출력 검사장치 |
CN106841825A (zh) * | 2017-01-03 | 2017-06-13 | 北京环境特性研究所 | 一种基于吸波腔结构的近场天线波束控制系统 |
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