JP2001116320A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP2001116320A JP29927899A JP29927899A JP2001116320A JP 2001116320 A JP2001116320 A JP 2001116320A JP 29927899 A JP29927899 A JP 29927899A JP 29927899 A JP29927899 A JP 29927899A JP 2001116320 A JP2001116320 A JP 2001116320A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷・暖房切換可能機種と冷房専用機種に共用
な制御板を用いた制御装置における機種設定の過誤を迅
速に検知できること。 【解決手段】 室外ユニット11、室内ユニット12及
び制御装置13を備えた空気調和装置10において、室
外ユニットには、室外熱交換器19内を流れる冷媒の温
度を検出する室外熱交換器温度センサ26が設置され、
室内ユニットには、室内熱交換器21内を流れる冷媒の
温度を検出する室内熱交換器温度センサ27が設置さ
れ、制御装置は、冷・暖房切換可能機種と冷房専用機種
に共用な制御基板を備え、この制御基板に設けられた切
換手段により、この制御基板が上記いずれか一方の機種
用に設定され、更に、制御基板は、運転開始後所定時間
経過した時点における室内熱交換器温度センサによる温
度検出値と、室外熱交換器温度センサによる温度検出値
とを比較して、現在の空気調和装置の運転の適否を判断
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室外ユニット及び
室内ユニットを制御装置が制御する空気調和装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】空気調和装置には、一般に、冷房運転と
暖房運転とを択一に実施できる冷・暖房切換可能機種
と、冷房運転のみしか実施できない冷房専用機種とがあ
る。
【0003】また、空気調和装置における室外ユニット
及び室内ユニットを制御する制御装置には、冷・暖房切
換可能機種と冷房専用機種の両者に共用な制御基板を備
えたものがある。このような制御装置では、制御基板に
設けられた切換スイッチの操作により、当該制御基板が
冷・暖房切換可能機種の空気調和装置用に設定された
り、冷房専用機種の空気調和装置用に設定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な制御基板を冷房専用機種の空気調和装置における制御
装置に搭載し、このとき制御基板の切換スイッチを誤っ
て操作して、この制御基板を冷・暖房切換可能な空気調
和装置用のものに設定してしまう場合がある。このよう
な場合、上記制御装置が暖房運転指令を受け入れて空気
調和装置を運転させても、当該空気調和装置は構造上冷
房運転しか実施できないので、室内を暖房できない不具
合を生ずる。
【0005】このような不具合は、空気調和装置の使用
者が、暖房運転指令を出したにもかかわらず室温が上昇
しないのは妙だというように人が判断していた。
【0006】また、空気調和装置における機種(冷・暖
房切換可能機種または冷房専用機種)と、制御装置にお
ける制御基板の切換スイッチにより設定された機種とが
一致している場合にも、冷房運転または暖房運転中に、
四方弁などの部品の不良や冷媒量の不足などの冷凍サイ
クルの異常によって、室内が冷房または暖房されない場
合がある。このときにも、上述のようにして、使用者が
空気調和装置の運転の適否を判断していた。
【0007】上述の事情を考慮し、請求項1に記載の発
明の目的は、冷・暖房切換可能機種と冷房専用機種に共
用な制御基板を用いた制御装置における機種設定の過誤
を迅速に検知できる空気調和装置を提供することにあ
り、また、請求項3に記載の発明の目的は、冷凍サイク
ルの異常を迅速に検知できる空気調和装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、室外熱交換器を備えた室外ユニットと、室内熱交換
器を備えた室内ユニットと、これらの室外ユニット及び
室内ユニットを制御する制御装置とを有する空気調和装
置において、上記室外ユニットには、上記室外熱交換器
内を流れる冷媒の温度を検出する室外熱交換器温度セン
サが設置され、上記室内ユニットには、上記室内熱交換
器内を流れる冷媒の温度を検出する室内熱交換器温度セ
ンサが設置され、上記制御装置は、冷・暖房切換可能機
種と冷房専用機種に共用な制御基板を備え、この制御基
板に設けられた切換手段により、この制御基板が上記い
ずれか一方の機種用に設定され、更に、上記制御装置
は、運転開始後所定時間経過した時点における、上記室
内熱交換器温度センサによる温度検出値と上記室外熱交
換器温度センサによる温度検出値とを比較して、現在の
運転の適否を判断することを特徴とするものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、冷房専用機種の空気調和装置の場合、
上記制御装置は、暖房運転指令を入力したとき、運転開
始後所定時間経過した時点における、室内熱交換器温度
センサによる温度検出値が室外熱交換器温度センサによ
る温度検出値よりも低いときに、現在の運転が異常であ
ると判断することを特徴とするものである。
【0010】請求項3に記載の発明は、室外熱交換器を
備えた室外ユニットと、室内熱交換器を備えた室内ユニ
ットと、これらの室外ユニット及び室内ユニットを制御
する制御装置とを有する空気調和装置において、上記室
外ユニットには、上記室外熱交換器内を流れる冷媒の温
度を検出する室外熱交換器温度センサが設置され、上記
室内ユニットには、上記室内熱交換器内を流れる冷媒の
温度を検出する室内熱交換器温度センサが設置され、上
記制御装置は、運転開始後所定時間経過した時点におけ
る、上記室内熱交換器温度センサによる温度検出値と上
記室外熱交換器温度センサによる温度検出値とを比較し
て、現在の運転の適否を判断することを特徴とするもの
である。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、冷・暖房切換可能機種の空気調和装置
の場合、上記制御装置は、冷房運転指令を入力したと
き、運転開始後所定時間経過した時点における、室内熱
交換器温度センサによる温度検出値が室外熱交換器温度
センサによる温度検出値よりも高いときに、現在の運転
が異常であると判断することを特徴とするものである。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、冷・暖房切換可能機種の空気調和装置
の場合、上記制御装置は、暖房運転指令を入力したと
き、運転開始後所定時間経過した時点における、室内熱
交換器温度センサによる温度検出値が室外熱交換器温度
センサによる温度検出値よりも低いときに、現在の運転
が異常であると判断することを特徴とするものである。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、冷房専用機種の空気調和装置の場合、
上記制御装置は、冷房運転指令を入力したとき、運転開
始後所定時間経過した時点における、室内熱交換器温度
センサによる温度検出値が室外熱交換器温度センサによ
る温度検出値よりも高いときに、現在の運転が異常であ
ると判断することを特徴とするものである。
【0014】請求項1または2に記載の発明には、次の
作用がある。
【0015】制御装置が、運転開始後所定時間経過した
時点における、室内熱交換器温度センサによる温度検出
値と室外熱交換器温度センサによる温度検出値とを比較
して、現在の運転の適否を判断することから、冷・暖房
切換可能機種と冷房専用機種に共用な制御基板を用いた
制御装置における機種設定の過誤を迅速に検知できる。
【0016】請求項3乃至6に記載の発明には、次の作
用がある。
【0017】制御装置は、運転開始後所定時間経過した
時点における、室内熱交換器温度センサによる温度検出
値と室外熱交換器温度センサによる温度検出値とを比較
して、現在の運転の適否を判断することから、室外ユニ
ットの四方弁や制御装置の制御基板等の不良、或いは室
内外ユニット間を流れる冷媒量の不足などの冷凍サイク
ルの異常を迅速に検知することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。
【0019】[A]第一の実施の形態 図1は、本発明に係る空気調和装置の第一の実施の形態
が適用された冷・暖房切換可能機種の空気調和装置を示
す冷媒回路図である。
【0020】図1に示すように、空気調和装置10は冷
・暖房切換可能な機種であり、室外ユニット11、室内
ユニット12及び制御装置13を有してなり、室外ユニ
ット11の室外冷媒配管14と室内ユニット12の室内
冷媒配管15とが、連結配管24、25を介して連結さ
れている。
【0021】室外ユニット11は室外に設置され、室外
冷媒配管14に圧縮機16が配設され、この圧縮機16
の吸込側にアキュムレータ17が、吐出側に四方弁18
が室外冷媒配管14を介してそれぞれ接続され、この四
方弁18に室外熱交換器19が室外冷媒配管14を介し
て接続されて構成される。室外熱交換器19には、この
室外熱交換器19へ向かって送風する室外ファン20が
隣接して配置されている。
【0022】一方、室内ユニット12は室内に設置さ
れ、室内冷媒配管15に室内熱交換器21が配設される
と共に、室内冷媒配管15において室内熱交換器21近
傍に電動膨張弁22が配設されて構成される。上記室内
熱交換器21には、この室内熱交換器21へ送風する室
内ファン23が隣接して配置されている。
【0023】上記室外ユニット11には、室外熱交換器
19内を流れる冷媒の温度を検出する室外熱交換器温度
センサ26が設置される。また、上記室内ユニット12
には、室内熱交換器21内を流れる冷媒の温度を検出す
る室内熱交換器温度センサ27が設置される。
【0024】また、上記制御装置13は、室外ユニット
11及び室内ユニット12の運転を制御し、具体的に
は、室外ユニット11における圧縮機16、四方弁18
及び室外ファン20、並びに室内ユニット12における
電動膨張弁22、及び室内ファン23をそれぞれ制御す
る。
【0025】制御装置13により四方弁18が切り換え
られることにより、空気調和装置10が冷房運転又は暖
房運転に設定される。つまり、制御装置13が四方弁1
8を冷房側に切り換えたときには、冷媒が実線矢印の如
く流れ、室外熱交換器19が凝縮器に、室内熱交換器2
1が蒸発器になって冷房運転状態となり、室内ユニット
12の室内熱交換器21が室内を冷房する。また、制御
装置13が四方弁18を暖房側に切り換えたときには、
冷媒が破線矢印の如く流れ、室内熱交換器21が凝縮器
に、室外熱交換器19が蒸発器になって暖房運転状態と
なり、室内ユニット12の室内熱交換器21が室内を暖
房する。
【0026】また、制御装置13は、室内ユニット12
の空調負荷に応じて、室内ユニット12における電動膨
張弁22の開度を制御し、室内ユニット12における室
内ファン23のファン駆動系を制御する。
【0027】また、制御装置13は、サーモON運転時
には圧縮機16、室外ファン20及び室内ファン23を
運転させ、サーモOFF運転時には室外ファン20及び
室内ファン23を運転させつつ圧縮機16を停止させ
る。
【0028】更に、制御装置13は、冷・暖房切換可能
機種と冷房専用機種に共用な制御基板(不図示)を用い
て構成され、この制御基板に設けられた切換手段として
の切換スイッチ(不図示)が空気調和装置10の据付時
などに操作されることにより、当該制御基板が上記いず
れか一方の機種用に設定される。この空気調和装置10
の場合には、切換スイッチの操作により、制御基板は冷
・暖房切換可能機種用に設定されるべきである。
【0029】そして、この制御装置13は、運転開始後
所定時間経過した時点、例えばサーモON運転開始後約
1分経過した時点における、室内熱交換器温度センサ2
7の温度検出値と室外熱交換器温度センサ26の温度検
出値とを比較して、空気調和装置10の現在の運転の適
否を判断する。つまり、制御装置13は、冷房運転時に
は、室内熱交換器温度センサ27の温度検出値が室外熱
交換器温度センサ26の温度検出値よりも低いかまたは
等しいときにのみ空気調和装置10の現在の運転が正常
であると判断し、暖房運転時には、室内熱交換器温度セ
ンサ27の温度検出値が室外熱交換器温度センサ26の
温度検出値よりも高いかまたは等しいときにのみ空気調
和装置10の現在の運転が正常であると判断する。
【0030】例えば、この空気調和装置10の制御装置
13は、制御基板が冷・暖房切換可能機種用に適正に設
定されている場合、冷房運転指令を入力したとき、サー
モON運転から約1分経過した後における室内熱交換器
温度センサ27の温度検出値が室外熱交換器温度センサ
26の温度検出値よりも高いときには、現在の運転が異
常であると判断する。このとき、制御装置13は、空気
調和装置10の運転を停止して警報を出力したり、空気
調和装置10をサーモOFF運転として、室外ユニット
11の四方弁18や制御装置13の制御基板などの部品
の不良、または室外ユニット11と室内ユニット12間
を流れる冷媒量の不足等を修正させる動作を使用者に促
す。
【0031】また、例えば、空気調和装置10の制御装
置13は、制御基板が冷・暖房切換可能機種用に適正に
設定されている場合、暖房運転指令を入力したとき、サ
ーモON運転から約1分経過した後における室内熱交換
器温度センサ27の温度検出値が室外熱交換器温度セン
サ26の温度検出値よりも低いときに、現在の運転が異
常であると判断する。この場合も、制御装置13は、空
気調和装置10の運転を停止して警報を出力したり、空
気調和装置10をサーモOFF運転として、室外ユニッ
ト11の四方弁18や制御装置13の制御基板などの部
品の不良、または室外ユニット11と室内ユニット12
間を流れる冷媒量の不足等を修正させる動作を使用者に
促す。
【0032】尚、制御基板が冷房専用機種用に過誤設定
された場合には、制御装置13は、暖房運転指令を入力
してもこれを受け入れることができず、空気調和装置1
0を運転させることがない。
【0033】従って、上記実施の形態によれば、次の効
果を奏する。
【0034】制御装置13は、サーモON運転開始後
所定時間(例えば1分)経過した時点における室内熱交
換器温度センサ27による温度検出値と室外熱交換器温
度センサ26による温度検出値とを比較して、現在の空
気調和装置10の運転の適否を判断することから、室外
ユニット11の四方弁18や制御装置13の制御基板な
どの不良、或いは室外ユニット11と室内ユニット12
間を流れる冷媒量の不足などの冷凍サイクルの異常を迅
速に検知することができる。
【0035】[B]第二の実施の形態 図2は、本発明に係る空気調和装置の第二の実施の形態
が適用された冷房専用機種の空気調和装置を示す冷媒回
路図である。この第二の実施の形態において、前記第一
の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すことに
より説明を省略する。
【0036】この第二の実施の形態の空気調和装置30
は冷房専用機種の空気調和装置であり、室外ユニット3
1に四方弁18が存在せず、空気調和装置30の運転時
に室外熱交換器19が常に凝縮器となり、室内熱交換器
21が常に蒸発器となって、冷媒が実線矢印のごとく流
れる。
【0037】また、この空気調和装置30の制御装置3
2は、制御装置13と同様な構造であり、且つ四方弁1
8の制御を除き制御装置13と同様に機能するが、その
構造及び一部の機能を、制御装置13との重複部分も含
め以下に説明する。
【0038】制御装置32は、冷・暖房切換可能機種と
冷房専用機種に共用な制御基板(不図示)を用いて構成
され、この制御基板に設けられた切換手段としての切換
スイッチ(不図示)が空気調和装置30の据え付け時に
操作されることにより、当該制御基板が上記いずれか一
方の機種用に設定される。この空気調和装置30の場合
には、切換スイッチの操作により、制御基板は冷房専用
機種用に設定されるべきである。
【0039】そして、この空気調和装置30には、運転
開始後所定時間経過した時点、例えばサーモON運転開
始後約1分経過した時点における、室内熱交換器温度セ
ンサ27の温度検出値と室外熱交換器温度センサ26の
温度検出値とを比較して、現在の空気調和装置30の運
転の適否を判断する。つまり、空気調和装置30の運転
時には、室内熱交換器温度センサ27の温度検出値が室
外熱交換器温度センサ26の温度検出値よりも低いかま
たは等しいときにのみ空気調和装置30の現在の運転が
正常であると判断する。
【0040】例えば、この空気調和装置30の制御装置
32は、制御基板が冷房専用機種用に適正に設定されて
いる場合、冷房運転指令を入力したとき、サーモON運
転開始後約1分経過した時点における、室内熱交換器温
度センサ27の温度検出値が室外熱交換器温度センサ2
6の温度検出値よりも高いときに、現在の空気調和装置
30の運転が異常であると判断する。このとき、制御装
置32は、空気調和装置30の運転を停止して警報を出
力したり、空気調和装置30をサーモOFF運転とし
て、制御装置32の制御基板などの部品の不良、または
室外ユニット31と室内ユニット12間を流れる冷媒量
の不足等を修正させる動作を使用者に促す。
【0041】また、例えば、この空気調和装置30の制
御装置32は、制御基板が誤って冷・暖房切換可能機種
用に設定されている場合で、暖房運転指令を入力したと
きには、この指令に基づき空気調和装置30を暖房運転
させようとする。しかし、空気調和装置30は構造上冷
房サイクル運転しか実施できないので、例えばサーモO
N運転開始後約1分経過した時点において、室内熱交換
器温度センサ27の温度検出値が室外熱交換器温度セン
サ26の温度検出値よりも低くなってしまう。このた
め、制御装置32は、室内熱交換器温度センサ27の温
度検出値が室外熱交換器温度センサ26の温度検出値よ
りも高いかまたは等しくならないので、現在の空気調和
装置30の運転が異常であると判断し、空気調和装置3
0の運転を停止して警報を出力したり、空気調和装置3
0をサーモOFF運転して、制御基板の機種設定の不一
致の修正を使用者に促す。
【0042】従って、この第二の実施の形態によれば、
次の効果及びを奏する。
【0043】制御装置32は、制御基板における機種
設定が適正である場合には、冷房運転指令を入力したと
き、例えばサーモON運転開始後約1分経過した時点に
おける、室内熱交換器温度センサ27による温度検出値
と室外熱交換器温度センサ26による温度検出値とを比
較して、現在の空気調和装置30の運転の適否を判断す
ることから、室外ユニット31の制御基板などの部品の
不良、或いは室外ユニット31と室内ユニット12間を
流れる冷媒量の不足などの冷凍サイクルの異常を迅速に
検知することができる。
【0044】制御装置32は、制御基板における機種
設定が不適正である場合には、冷房運転指令を入力し
て、この指令を受け入れたとき、例えばサーモON運転
開始後約1分経過した時点における、室内熱交換器温度
センサ27による温度検出値と室外熱交換器温度センサ
26による温度検出値とを比較して、現在の空気調和装
置30の運転の適否を判断することから、冷・暖房切換
可能機種と冷房専用機種に共用な制御基板における機種
設定の過誤を迅速に検出できる。
【0045】[C]第三の実施の形態 この第三の実施の形態では、空気調和装置が暖房専用機
種の場合であり、室外熱交換器19が常に蒸発器、室内
熱交換器21が常に凝縮器として機能する。この空気調
和装置における制御装置においても、冷・暖房切換可能
機種と暖房専用機種に共用な制御基板を採用し、この制
御基板の切換スイッチの設定により、当該制御基板を暖
房専用機種用に設定している。ところが、この空気調和
装置における制御装置の制御基板が、冷・暖房切換可能
機種用に過誤設定される場合がある。
【0046】この場合、制御装置は、冷房運転指令を受
け入れて空気調和装置を例えばサーモON運転させるこ
とがある。しかし、この空気調和装置は暖房運転しか実
施できないので、例えばサーモON運転開始後約1分経
過した時点における、室内熱交換器温度センサ27の温
度検出値が室外熱交換器温度センサ26の温度検出値よ
りも低いかまたは等しくならず、高くなってしまう。こ
のようなときには、制御装置は、現在の運転が異常であ
ると判断し、警報を出力して空気調和装置の運転を停止
するか、または空気調和装置をサーモOFF運転させ
て、使用者に制御基板の機種設定の不適正の修正を促
す。
【0047】また、この空気調和装置において、制御装
置における制御基板の設定が適正に行われている場合、
例えば暖房サーモON運転開始後約1分経過した時点に
おける、室内熱交換器温度センサ27の温度検出値が室
外熱交換器温度センサ26の温度検出値よりも低い場合
にはこの運転が異常であると判断し、警報を出力して空
気調和装置を停止させるか、または空気調和装置をサー
モOFF運転させて、各種部品の不良や冷媒量不足等の
修正を使用者に促す。
【0048】以上、本発明を上記実施の形態に基づいて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0049】例えば、制御装置13及び32は、制御基
板が冷・暖房切換可能機種と冷房専用機種に共用のもの
であったが、それぞれに専用な機種の制御基板を用いて
構成されるものでもよい。この場合には、制御基板の機
種設定の不適正による空気調和装置の運転異常は起こり
えず、従って、制御装置は、各種部品の不良や冷媒量不
足に基づく運転異常のみを判断する。
【0050】また、制御装置13、32は、それぞれ、
室外ユニット11と室内ユニット12に個別に設置され
て相互に送受信可能に構成された室外ユニット側空気調
和装置と室内ユニット側空気調和装置とに分離されてい
てもよい。この場合、室外ユニット側制御装置が、電動
膨張弁22及び室内ファン23の制御を除き、本発明の
制御装置13、32の構造及び機能を果たす。
【0051】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
係る空気調和装置によれば、室外ユニットには、室外熱
交換器内を流れる冷媒の温度を検出する室外熱交換器温
度センサが設置され、室内ユニットには、室内熱交換器
内を流れる冷媒の温度を検出する室内熱交換器温度セン
サが設置され、制御装置は、冷・暖房切換可能機種と冷
房専用機種に共用な制御基板を備え、この制御基板に設
けられた切換手段により、この制御基板が上記いずれか
一方の機種用に設定され、更に、制御装置は、運転開始
後所定時間経過した時点における、室内熱交換器温度セ
ンサによる温度検出値と室外熱交換器温度センサによる
温度検出値とを比較して、現在の運転の適否を判断する
ことから、冷・暖房切換可能機種と冷房専用機種に共用
な制御基板を用いた制御装置における機種設定の過誤を
迅速に検知できる。
【0052】請求項3に記載の発明に係る空気調和装置
によれば、室外ユニットには、室外熱交換器内を流れる
冷媒の温度を検出する室外熱交換器温度センサが設置さ
れ、室内ユニットには、室内熱交換器内を流れる冷媒の
温度を検出する室内熱交換器温度センサが設置され、制
御装置は、運転開始後所定時間経過した時点における、
室内熱交換器温度センサによる温度検出値と室外熱交換
器温度センサによる温度検出値とを比較して、現在の運
転の適否を判断することから、冷凍サイクルの異常を迅
速に検知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和装置の第一の実施の形態
が適用された冷・暖房切換可能機種の空気調和装置を示
す冷媒回路図である。
【図2】本発明に係る空気調和装置の第二の実施の形態
が適用された冷房専用機種の空気調和装置を示す冷媒回
路図である。
【符号の説明】
10 空気調和装置 11 室外ユニット 12 室内ユニット 13 制御装置 19 室外熱交換器 21 室内熱交換器 26 室外熱交換器温度センサ 27 室内熱交換器温度センサ 30 空気調和装置 31 室外ユニット 32 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 雅男 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 ▲土▼橋 光浩 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 大橋 栄二 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L060 AA02 CC04 CC08 DD01 DD06 EE01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外熱交換器を備えた室外ユニットと、
    室内熱交換器を備えた室内ユニットと、これらの室外ユ
    ニット及び室内ユニットを制御する制御装置とを有する
    空気調和装置において、 上記室外ユニットには、上記室外熱交換器内を流れる冷
    媒の温度を検出する室外熱交換器温度センサが設置さ
    れ、 上記室内ユニットには、上記室内熱交換器内を流れる冷
    媒の温度を検出する室内熱交換器温度センサが設置さ
    れ、 上記制御装置は、冷・暖房切換可能機種と冷房専用機種
    に共用な制御基板を備え、この制御基板に設けられた切
    換手段により、この制御基板が上記いずれか一方の機種
    用に設定され、 更に、上記制御装置は、運転開始後所定時間経過した時
    点における、上記室内熱交換器温度センサによる温度検
    出値と上記室外熱交換器温度センサによる温度検出値と
    を比較して、現在の運転の適否を判断することを特徴と
    する空気調和装置。
  2. 【請求項2】 冷房専用機種の空気調和装置の場合、上
    記制御装置は、暖房運転指令を入力したとき、運転開始
    後所定時間経過した時点における、室内熱交換器温度セ
    ンサによる温度検出値が室外熱交換器温度センサによる
    温度検出値よりも低いときに、現在の運転が異常である
    と判断することを特徴とする請求項1に記載の空気調和
    装置。
  3. 【請求項3】 室外熱交換器を備えた室外ユニットと、
    室内熱交換器を備えた室内ユニットと、これらの室外ユ
    ニット及び室内ユニットを制御する制御装置とを有する
    空気調和装置において、 上記室外ユニットには、上記室外熱交換器内を流れる冷
    媒の温度を検出する室外熱交換器温度センサが設置さ
    れ、 上記室内ユニットには、上記室内熱交換器内を流れる冷
    媒の温度を検出する室内熱交換器温度センサが設置さ
    れ、 上記制御装置は、運転開始後所定時間経過した時点にお
    ける、上記室内熱交換器温度センサによる温度検出値と
    上記室外熱交換器温度センサによる温度検出値とを比較
    して、現在の運転の適否を判断することを特徴とする空
    気調和装置。
  4. 【請求項4】 冷・暖房切換可能機種の空気調和装置の
    場合、上記制御装置は、冷房運転指令を入力したとき、
    運転開始後所定時間経過した時点における、室内熱交換
    器温度センサによる温度検出値が室外熱交換器温度セン
    サによる温度検出値よりも高いときに、現在の運転が異
    常であると判断することを特徴とする請求項3に記載の
    空気調和装置。
  5. 【請求項5】 冷・暖房切換可能機種の空気調和装置の
    場合、上記制御装置は、暖房運転指令を入力したとき、
    運転開始後所定時間経過した時点における、室内熱交換
    器温度センサによる温度検出値が室外熱交換器温度セン
    サによる温度検出値よりも低いときに、現在の運転が異
    常であると判断することを特徴とする請求項3に記載の
    空気調和装置。
  6. 【請求項6】 冷房専用機種の空気調和装置の場合、上
    記制御装置は、冷房運転指令を入力したとき、運転開始
    後所定時間経過した時点における、室内熱交換器温度セ
    ンサによる温度検出値が室外熱交換器温度センサによる
    温度検出値よりも高いときに、現在の運転が異常である
    と判断することを特徴とする請求項3に記載の空気調和
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017053584A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 ジョンソンコントロールズ ヒタチ エア コンディショニング テクノロジー(ホンコン)リミテッド 冷凍装置
WO2024082742A1 (zh) * 2022-10-19 2024-04-25 青岛海尔空调器有限总公司 空调器的控制方法和空调器

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