JP2001116316A - 建物の換気システム - Google Patents

建物の換気システム

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JP2001116316A
JP2001116316A JP30118899A JP30118899A JP2001116316A JP 2001116316 A JP2001116316 A JP 2001116316A JP 30118899 A JP30118899 A JP 30118899A JP 30118899 A JP30118899 A JP 30118899A JP 2001116316 A JP2001116316 A JP 2001116316A
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ventilation
air
room
rooms
forced
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JP30118899A
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Youji Oe
陽治 御江
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物内の空気を良好に保ち設備費用が大
してかからない建物や室内での騒音を少なくする換気シ
ステムを提供することにある。 【解決手段】 複数の部屋11...23と、これらの
部屋11...23と、これらの部屋11と隣り合う廊
下、階段ホール14、23等の共通空間とを有する建物
の換気システムであって、屋外又は室外から換気を必要
とする部屋に給気するために、換気を必要とする部屋に
設けられた給気手段と、換気を必要とする部屋及び共通
空間からいずれかの部屋を経由して屋外へ強制排気する
ためにいずれかの部屋に設けられた強制排気手段と、共
通空間と強制排気手段が設けられていない他の部屋との
間で強制的に給気もしくは排気する強制給排気手段とか
らなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の部屋と、こ
れらの部屋と隣り合う廊下、階段ホールなどの共通空間
とを有する建物の換気システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、建物の気密化に伴い、建物内全体
を換気する換気システムが必要とされている。このよう
な換気システムの例としては、例えば、特公平2−55
692号公報に記載されたダクトを用いた換気システム
や特開平11−223370号公報に記載された各部屋
に強制給排気手段を設けた換気システムが開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
特公平2−55692号公報に開示されている換気シス
テムにおいては、ダクトを設けなければならず、工事
費、部材費とも非常に高価になる。又、ダクト内に汚れ
が堆積すると、建物内の空気が汚染されてしまい、建物
内の人々の健康を損ねる恐れがある。
【0004】又、後者の特開平11−223370号公
報に開示されている換気システムにおいては、各部屋に
強制給排気手段を設けねばならず、強制給排気手段によ
る室内での騒音が発生するという問題がある。
【0005】本発明は上記従来の建物の換気システムに
おける問題に鑑みてなされたものであり、その目的とす
るところは、上記従来の換気システムにおける問題を解
消し、建物内の空気を良好に保ち設備費用が大してかか
らない建物や室内での騒音を少なくする換気システムを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明の建物の換気システムは、複
数の部屋と、これらの部屋と隣り合う廊下、階段ホール
等の共通空間とを有する建物の換気システムであって、
屋外、又は、室外から換気を必要とする部屋に給気する
ために、前記換気を必要とする部屋に設けられた給気手
段と、前記換気を必要とする部屋及び前記共通空間から
いずれかの部屋を経由して屋外へ強制排気するためにい
ずれかの部屋に設けられた強制排気手段と、前記共通空
間と強制排気手段が設けられていない他の部屋との間で
強制的に給気もしくは排気する強制給排気手段とからな
ることを特徴とするものである。
【0007】又、請求項2記載の本発明の建物の換気シ
ステムは、請求項1記載の建物の換気システムにおい
て、強制給排気手段が、強制排気手段が設けられていな
い部屋の天井に設けられた吸気口と、共通空間の天井に
設けられた排気口と、天井裏に設置された換気扇と、こ
の換気扇を介して前記吸気口と前記排気口とを連通する
換気ダクトとよりなるものである。
【0008】又、請求項3記載の本発明の建物の換気シ
ステムは、請求項1記載の建物の換気システムにおい
て、強制給排気手段が、同時給排熱交換換気扇であるも
のである。
【0009】請求項1記載の発明において、強制排気手
段、強制給排気手段としては、従来から強制給気もしく
は強制排気の手段として使用されているものがそのまま
使用できるものであって、特に限定されるものではな
く、例えば、換気扇、即ち、プロペラファン、シロッコ
ファン、軸流ファン、遠心ファン、斜流ファン、クロス
フローファン等、どの様なものでも良いが、通常の住宅
では、台所等に使用されているレンジフードファンやト
イレ、浴室等に使用されている換気扇等が好適である。
【0010】強制給排気手段としては、特に、共通空間
と各部屋とのバランスを調整して、強制排気手段が設け
られていない部屋の天井に設けられた吸気口より新鮮な
空気を流入したり、共通空間の天井に設けられた排気口
より新鮮な空気を排気流入する機能を備えているのが好
ましく、天井裏に納まる中間ダクトファンであるシロッ
コファンを使用するのが好ましい。
【0011】又、換気を必要とする部屋は任意に選択さ
れる。又、いずれかの部屋としては、例えば、住宅では
台所、浴室、トイレ等の換気を必要とする部屋を選択す
ればよい。
【0012】これらのファン等の風量は0m3 /h(停
止)から200m3 /h程度の範囲内で可変調節できる
ものが好ましく、部屋の広さや、生活条件などで適宜選
択できるものが好ましい。又、ファン等の風量は好みで
設定できるようにしてもよいし、状況に応じて自動的に
変化させるようにしてもよい。
【0013】屋外から共通空間及び換気を必要とする全
ての部屋に給気する給気手段としては、共通空間及び換
気を必要とする全ての部屋に給気できる手段であればい
ずれでもよいものであって、特に限定されるものではな
く、例えば、上記の強制給排気手段を使用してもよい
が、経済的には共通空間及び換気を必要とする全ての部
屋の外壁に給気可能な開口が設けられていることが好ま
しい。
【0014】ここで給気可能な開口としては、給気口等
の意図的に設けた人工的なものであって、壁と柱との接
合部分、或いは、窓や扉等に存在する隙間等は除去す
る。
【0015】請求項3記載の発明において、給排熱交換
換気扇としては、換気を必要とする部屋の温度と湿度の
条件を保持したまま換気できるものであって、特に限定
されるものではなく、例えば、換気扇のファンの間に熱
交換素子を設け、空気の出入りの際、空気の温度、湿度
を感知できるようなものであればよい。
【0016】(作用)請求項1記載の本発明の建物の換
気システムにおいては、屋外、又は、室外から換気を必
要とする部屋に給気するために、前記換気を必要とする
部屋に設けられた給気手段と、前記換気を必要とする部
屋及び前記共通空間からいずれかの部屋を経由して屋外
へ強制排気するために、いずれかの部屋に設けられた強
制排気手段と、前記共通空間と強制排気手段が設けられ
ていない他の部屋との間で強制的に給気もしくは排気す
る強制給排気手段とからなるものであるから、強制排気
手段の作動により屋外から前記共通空間及びいずれかの
部屋に屋外の新鮮な空気が取り込まれ、強制給排気手段
の作動により前記共通空間と強制排気手段が設けられて
いない他の部屋との間で強制的に給気もしくは排気され
ることにより換気が行われる。
【0017】請求項2記載の本発明の建物の換気システ
ムにおいては、強制給排気手段が、強制排気手段が設け
られていない部屋の天井に設けられた吸気口と、共通空
間の天井に設けられた排気口と、天井裏に設置された換
気扇と、この換気扇を介して前記吸気口と前記排気口と
を連通する換気ダクトとよりなっているから、天井裏に
設置された換気扇を作動することにより、換気ダクトに
繋がれている吸気口より強制排気手段が設けられていな
い部屋内の新鮮な空気を吸い込み、換気ダクトに繋がれ
ている排気口より共通空間内に新鮮な空気を排気し、強
制排気手段が設けられていない他の部屋と共通空間との
間で強制的に吸気もしくは排気されることにより換気が
行われる。
【0018】請求項3記載の本発明の建物の換気システ
ムにおいては、強制給排気手段が、同時給排熱交換換気
扇であるから、強制給排気手段を作動することにより、
換気を必要とする部屋、即ち強制排気手段が設けられて
いない他の部屋と共通空間との間で温度と湿度の条件を
保持したまま換気することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の建物の換気システ
ムの一例を示す説明図である。図中の矢印は空気の流れ
を説明するものであり、これは以下の図でも同様であ
る。
【0020】図1に示す本発明の換気システムが適用さ
れる建物は鉄骨系の2階建てのユニット住宅であり、そ
の1階には、リビングダイニングキッチン(以下「LD
K」と略記する)11、トイレ兼用浴室(以下「UT
室」と略記する)12、居室13が設けられ、LDK1
1、UT室12と居室13との間には共通空間である廊
下・階段ホール14が設けられている。
【0021】LDK11の廊下階段ホール14との境界
壁には扉112が設けられ、扉112の下方には開口1
13が設けられている。居室13と廊下・階段ホール1
4との境界壁には扉131が設けられ、扉131の下方
には開口132が設けられている。LDK11、UT室
12の外壁110、120には強制排気ファンを内蔵し
た換気扇(レンジフードファン)111、121が設け
られている。換気扇111の常時排気量は120m3
h、換気扇121の常時排気量は40m3 /hであり、
これらの換気扇111、121の風量は可変であり、制
御装置により制御されるようになっている。
【0022】2階には2間の居室21、22と共通空間
である廊下・階段ホール23が設けられ、廊下・階段ホ
ール23は1階の廊下・階段ホール14と図示しない階
段部分を介して連通されている。居室21と廊下・階段
ホール23との境界壁211には扉212が設けられ、
扉212の下方には開口213が設けられている。居室
22と廊下・階段ホール23との境界壁に221は扉2
22が設けられ、扉222の下方には開口223が設け
られている。居室21の天井のほぼ中央部には吸気口2
14と、居室22の天井のほぼ中央部には吸気口224
と、廊下・階段ホール23の天井のほぼ中央部には排気
口232とが設けられている。
【0023】図2に示すように、廊下・階段ホール23
の天井裏には中間ダクトファン24が設置され、中間ダ
クトファン24は本体241と蓋242と換気扇(シロ
ッコファン)243とからなっている。中間ダクトファ
ン24の常時排気量は140m3 /hである。換気扇2
31及び中間ダクトファン24の風量は可変であり、制
御装置により制御されるようになっている。
【0024】この中間ダクトファン24と居室21の吸
気口214と居室22の吸気口224とは換気ダクト2
5で繋がれ、中間ダクトファン24と廊下・階段ホール
23の排気口232とは換気ダクト25で繋がれてい
る。
【0025】2階の廊下・階段ホール23の外壁230
には排気ファンが設けられた換気扇231が設けられて
いる。換気扇231の常時排気量は40m3 /hであ
る。
【0026】各部屋11、12、13、21、22には
空気の汚れ、臭い、湿気を検知する空気質センサー3が
設置され、空気質センサー3により各部屋11、12、
13、21、22の空気の汚染度を検知し、その汚染度
の増加により制御手段によって換気扇111、121、
231及び中間ダクトファン24のいずれかの風量を選
択的に増加できるようになっている。各部屋11、1
2、13、21、22の空気の汚染度が低減された場合
には、換気扇111、121、231及び中間ダクトフ
ァン24の風量は制御手段によって当初の設定風量に戻
すことができるようになっている。
【0027】図1に示す本発明の換気システムにおいて
は、叙上の構成を備えているので、1階においては、L
DK11、UT室12の外壁110、120に設けられ
た換気扇111、121の作動によりLDK11、UT
室12の外壁110、120の柱と壁との接合部や窓、
扉等に存在する建物内外を貫通する隙間からLDK1
1、UT室12内に矢印aで示すように給気される。
尚、この隙間の開口面積は床面積1平方メートル当たり
5cm2 程度の隙間であり、この隙間は意図的に形成し
たものではない。
【0028】同時に居室13においても負圧が生じるの
で、居室13の外壁130の柱と壁との接合部等に存在
する建物内外を貫通する隙間から居室13に矢印aで示
すように給気される。又、廊下・階段ホール14におい
ても負圧が生じるので、その外壁の柱と壁との接合部等
に存在する建物内外を貫通する隙間から廊下・階段ホー
ル14に給気される他、居室13の境界壁に設けられた
扉131の下方の開口132から居室13内の空気が矢
印bのように廊下・階段ホール14に流入し、廊下・階
段ホール14からLDK11の境界壁に設けられた扉1
12の下方の開口113からLDK11に流入し、換気
扇111により排気される。
【0029】このようにして1階のLDK11、UT室
12、居室13及び廊下・階段ホール14の内部は換気
される。
【0030】2階においては、換気扇231及び中間ダ
クトファン24の作動により、居室21、22に負圧が
生じ、居室21の吸気口214と居室22の吸気口22
4より矢印eで示すように吸気され、廊下・階段ホール
23の排気口232より矢印fで示すように排気され、
排気された空気は廊下・階段ホール23内を通って、換
気扇231により矢印cで示すように排気される。
【0031】又、図3にも示すように、居室21、22
には、その外壁210、220の柱と壁との接合部等に
存在する建物内外を貫通する隙間から矢印aで示すよう
に給気され、中間ダクトファン24により居室21、2
2の吸気口214、224より矢印eで示すように吸気
され、廊下・階段ホール23の排気口232より矢印f
で示すように排気される。
【0032】又、廊下・階段ホール23内の空気の一部
は居室21、22の廊下・階段ホール23との境界壁に
設けられた扉212、222の下方の開口から居室2
1、22内に矢印dで示すように流入される。このよう
にして、2階の廊下・階段ホール23及び居室21、2
2は換気される。即ち、複数階層の建物において、給気
用の開口を部屋に設けなくとも必要な換気が期待でき
る。
【0033】各部屋11、12、13、21、22には
空気の汚れ、臭い、湿気を検知する空気質センサー3が
設置されているので、空気質センサー3により各部屋1
1、12、13、21、22の空気の汚染度を検知し、
各部屋11、12、13、21、22のいずれかの空気
の汚染度が増加すれば、制御手段によって換気扇11
1、121、231及び中間ダクトファン24のいずれ
かの風量を選択的に増加し、換気する。その結果、各部
屋11、12、13、21、22の空気の汚染度が低減
された場合には、換気扇111、121、231及び中
間ダクトファン24の風量は制御手段によって当初の設
定風量に戻る。
【0034】図4は本発明の換気システムの異なる他の
一例を示す説明図、図5は給気レジスタ4の分解斜視説
明図である。図4に示す本発明の換気システムにおいて
は、図1に示す本発明の換気システムのように、各部屋
11、12、13、21、22の外壁110、130、
210、220の柱と壁との接合部や窓、扉等に存在す
る建物内外を貫通する隙間から矢印aで示すように給気
される代わりに外壁110、130、210、220に
給気手段として給気レジスタ4が設けられ、給気レジス
タ4により外気が各部屋11、12、13、21、22
に給気されるようにしたものである。
【0035】図5に示すように、給気レジスタ4は、本
体41、フィルター44、ルーバー45からなり、本体
41には空気吸い込み口43及び空気吹出口42が設け
られ、ルーバー45には上向きの羽根451が設けら
れ、空気吹出口42からの空気が天井面に向けて上向き
に吹出し、在室者に直接空気が当たらないようになって
いる。
【0036】図6は本発明の換気システムの異なる別の
一例を示す説明図、図7は要部拡大説明図、図8は換気
システムの2階の換気態様を示す説明図である。図6に
示す本発明の換気システムにおいては、図1に示す本発
明の換気システムのように、廊下・階段ホール23の天
井裏には中間ダクトファン24が設置され、この中間ダ
クトファン24が居室21の吸気口214と居室22の
吸気口224と廊下・階段ホール23の排気口232と
に換気ダクト25で繋がれているものの代わりに、居室
21、22と廊下・階段ホール23との境界壁211、
221の扉212、222の上方に同時給排熱交換型換
気扇26が設けられている。
【0037】そして、この同時給排熱交換型換気扇26
は、図7に示すように、本体261と、本体261内の
ほぼ中央部に設けられた熱交換素子265と、この熱交
換素子265の両側部に設けられたファン263、26
3と、空気吸い込み口262、262aと、空気吹出口
264aとからなっている。この同時給排熱交換型換気
扇26は熱交換素子265が設けられているから、換気
を必要とする部屋の温度を保持したまま換気できる。こ
の同時給排熱交換型換気扇26の常時排気量は140m
3 /hであり、風量は可変であり、制御装置により制御
されるようになされている。
【0038】図8に示すように、同時給排熱交換型換気
扇26で廊下・階段ホール23から居室21、22に矢
印dで示すように給気され、同時給排熱交換型換気扇2
6で居室21、22から廊下・階段ホール23に矢印e
で示すように排気される。
【0039】尚、図示されていないが、各部屋11、1
2、13、21、22の外壁110、130、210、
220の柱と壁との接合部や窓、扉等に存在する建物内
外を貫通する隙間から矢印aで示すように給気される代
わりに外壁110、130、210、220に給気手段
として、図4、図5に示された給気レジスタ4を設け
て、給気レジスタ4により外気が各部屋11、12、1
3、21、22に給気されるようにしてもよい。
【0040】以上、本発明の実施の形態を図により説明
したが、本発明の具体的な構成は図示の実施の形態に限
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
変更は本発明に含まれる。
【0041】例えば、図示の実施の形態のように、建物
として2階建てとする代わりに3階建て以上の高層の建
物であってもよい。又、扉の下方の開口の面積を調整可
能として開口を通過する風量を調整可能としてもよい。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の建物の換気シス
テムにおいては、屋外、又は、室外から換気を必要とす
る部屋に給気するために、前記換気を必要とする部屋に
設けられた給気手段と、前記換気を必要とする部屋及び
前記共通空間からいずれかの部屋を経由して屋外へ強制
排気するために、いずれかの部屋に設けられた強制排気
手段と、前記共通空間と強制排気手段が設けられていな
い他の部屋との間で強制的に給気もしくは排気する強制
給排気手段とからなるものであるから、強制排気手段の
作動により屋外から前記共通空間及びいずれかの部屋に
屋外の新鮮な空気が取り込まれ、強制給排気手段の作動
により前記共通空間と強制排気手段が設けられていない
他の部屋との間で強制的に給気もしくは排気されること
により換気が行われる。
【0043】請求項2記載の本発明の建物の換気システ
ムにおいては、強制給排気手段が、強制排気手段が設け
られていない部屋の天井に設けられた吸気口と、共通空
間の天井に設けられた排気口と、天井裏に設置された換
気扇と、この換気扇を介して前記吸気口と前記排気口と
を連通する換気ダクトとよりなっているから、天井裏に
設置された換気扇を作動することにより、換気ダクトに
繋がれている吸気口より強制排気手段が設けられていな
い部屋内の新鮮な空気を吸い込み、換気ダクトに繋がれ
ている排気口より共通空間内に新鮮な空気を排気し、強
制排気手段が設けられていない他の部屋と共通空間との
間で強制的に吸気もしくは排気されることにより換気が
行われる。
【0044】請求項3記載の本発明の建物の換気システ
ムにおいては、強制給排気手段が、同時給排熱交換換気
扇であるから、強制給排気手段を作動することにより、
換気を必要とする部屋、即ち強制排気手段が設けられて
いない他の部屋と共通空間との間で温度と湿度の条件を
保持したまま換気することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の換気システムの一例を示す説明図。
【図2】図1に示す本発明の換気システムに使用する中
間ダクトファンの分解斜視説明図。
【図3】図1に示す本発明の換気システムの2階の換気
態様を示す説明図。
【図4】本発明の換気システムの異なる他の一例を示す
説明図である。
【図5】本発明の給気レジスタの分解斜視説明図であ
る。
【図6】本発明の換気システムの異なる別の一例を示す
説明図である。
【図7】図6に示す本発明の要部拡大説明図である。
【図8】図6に示す本発明の換気システムの2階の換気
態様を示す説明図である。
【符号の説明】
11 リビングダイニング
キッチン(LDK) 110、120、130 外壁 210、220、230 外壁 111、121、231、243 換気扇 112、131、212、222 扉 113、132、213、223 開口 12 トイレ兼用浴室(UT
室) 13、21、22 居室 14、23 廊下・階段ホール(共
通空間) 211、221 境界壁 214、224 吸気口 232 排気口 24 中間ダクトファン 241 261、41 本体 242 蓋 25 換気ダクト 26 同時給排熱交換型換気
扇 264、264a、42 空気吹出口 262、262a、43 空気吸い込み口 263 ファン 44 フィルター 265 熱交換素子 3 空気質センサー 4 給気レジスタ(給気手
段) 45 ルーバー 451 羽根

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の部屋と、これらの部屋と隣り合う廊
    下、階段ホール等の共通空間とを有する建物の換気シス
    テムであって、 屋外、又は、室外から換気を必要とする部屋に給気する
    ために、前記換気を必要とする部屋に設けられた給気手
    段と、 前記換気を必要とする部屋及び前記共通空間からいずれ
    かの部屋を経由して屋外へ強制排気するためにいずれか
    の部屋に設けられた強制排気手段と、 前記共通空間と強制排気手段が設けられていない他の部
    屋との間で強制的に給気もしくは排気する強制給排気手
    段とからなることを特徴とする建物の換気システム。
  2. 【請求項2】前記強制給排気手段が、強制排気手段が設
    けられていない部屋の天井に設けられた吸気口と、共通
    空間の天井に設けられた排気口と、天井裏に設置された
    換気扇と、この換気扇を介して前記吸気口と前記排気口
    とを連通する換気ダクトとよりなることを特徴とする請
    求項1記載の建物の換気システム。
  3. 【請求項3】前記強制給排気手段が、同時給排熱交換換
    気扇であることを特徴とする請求項1記載の建物の換気
    システム。
JP30118899A 1999-10-22 1999-10-22 建物の換気システム Pending JP2001116316A (ja)

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JP4670273B2 (ja) * 2004-08-04 2011-04-13 パナソニック株式会社 ダクトファン

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