JP2001116128A - 産業車両の荷役及び走行制御装置 - Google Patents

産業車両の荷役及び走行制御装置

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JP2001116128A
JP2001116128A JP29479199A JP29479199A JP2001116128A JP 2001116128 A JP2001116128 A JP 2001116128A JP 29479199 A JP29479199 A JP 29479199A JP 29479199 A JP29479199 A JP 29479199A JP 2001116128 A JP2001116128 A JP 2001116128A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷役走行中の加速時に進行側のクラッチ圧を
適正な状態に制御し、加速へ転じる際に加速遅れを防止
する。 【解決手段】 エンジン1の出力は油圧式のクラッチ
8,9を備えた変速機3を介して駆動輪5aに伝達され
る。通常走行時には進行側のクラッチが完全係合状態に
保持され、エンジン1がアクセルペダル25の操作量に対
応した回転数に制御される。荷役走行時にはエンジン1
が荷役作業に対応した回転数に制御され、クラッチが半
クラッチ状態に保持されるとともに、アクセルペダル25
の操作量に対応した車速となるようにクラッチ圧が制御
される。荷役走行時には進行側のクラッチの係合圧力が
CPU42によってフィードバック制御される。クラッチ
の係合圧力が走行抵抗と釣り合う所定圧力より小さい状
態での加速時には、フィードバック制御量に拘らず、ク
ラッチの係合圧力が前記所定圧力以上となるように制御
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行用の駆動源と
荷役用の駆動源とを一つのエンジンで兼用しているフォ
ークリフト等の産業車両の荷役及び走行制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フォークリフト等の産業車両で
は、走行用の駆動源と荷役用の駆動源とを一つのエンジ
ンで兼用している。例えば、トルクコンバータを備えた
フォークリフトではエンジンの出力をトルクコンバータ
及びクラッチを介して駆動輪に伝達し、エンジンにより
荷役用油圧ポンプを駆動するとともに油圧回路を介して
リフトシリンダ等の荷役用シリンダを作動させるように
なっている。
【0003】そして、フォークリフトを微速走行させる
にはエンジンの回転数を下げ、フォークを上昇させる場
合にはエンジンの回転数を上げていた。ところが、フォ
ークを上昇させながら微速走行する場合はアクセルペダ
ルを踏みながらクラッチ又はインチングペダルを操作し
て半クラッチ状態にする必要があり、運転操作が難しく
熟練を要した。
【0004】前記の不都合を解消するため、特開平10
−151974号公報には、トルクコンバータと油圧式
の前進クラッチ及び後進クラッチとを備えた変速機に、
クラッチ用ポンプの吐出圧油を前進クラッチの受圧室へ
供給、停止するとともに油圧力を増減する前進時増減速
兼後進時制動用クラッチ制御弁と、クラッチ用ポンプの
吐出油圧を後進クラッチの受圧室へ供給、停止するとと
もに油圧力を増減する後進時増減速兼前進時制動用クラ
ッチ制御弁とを設けた装置が開示されている。そして、
制御手段は単独荷役と判断すると荷役レバー操作量に基
づいたエンジン回転数とし、単独走行(通常走行)と判
断するとアクセルペダル操作量に基づいたエンジン回転
数とする。また、制御手段は荷役兼走行(荷役走行)と
判断すると荷役レバー操作量に基づいたエンジン回転数
とし、前記クラッチ制御弁を用いて進行方向側のクラッ
チの受圧室の油圧力を増減してアクセルペダル操作量に
対応した車速となるように増減速制御する。この装置で
は荷役走行の状態において、運転者はアクセルペダルの
操作だけで所望の走行速度でフォークリフトを走行させ
ることができる。
【0005】また、前進時増減速兼後進時制動用クラッ
チ制御弁及び後進時増減速兼前進時制動用クラッチ制御
弁は、対応するクラッチの制御が行われていないときに
は、低圧力信号を常に入力してクラッチの受圧室内にク
ラッチが接続しない程度で戻し用ばねを若干圧縮する程
度の油圧力を供給するようになっている。これにより前
進クラッチと後進クラッチとの応答性を向上するように
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平10−1519
74号公報にはクラッチの係合圧力を伝達力を発生させ
ずに戻しばねを若干圧縮する程度の圧力の最低圧にする
ことは開示されているが、上限圧やクラッチ圧力の具体
的な制御方法については記載がない。
【0007】クラッチ圧をフィードバック制御する場
合、目標車速と実車速(測定車速)との差で各制御周期
の制御量を設定すると、条件によってはクラッチ圧の上
がり過ぎが発生し、車速が急変して運転者に違和感を与
えるという問題がある。
【0008】また、荷役作業を行いながら走行する荷役
走行の際、進行側のクラッチ圧が走行抵抗と釣り合う駆
動力を発生する所定圧力未満では減速、等しければ定速
走行、所定圧力を超えると加速となる。そして、荷役走
行中に減速から加速に転じる際、フィードバック制御の
みで加圧すると、クラッチ圧が前記所定圧力未満では所
定圧力に達するまでは減速が続き、加速が開始されるの
が遅れるという問題がある。
【0009】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は荷役走行中の加速時に進行側の
クラッチ圧を適正な状態に制御することができる産業車
両の荷役及び走行制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、エンジンの出力をトル
クコンバータを介して駆動輪に伝達する油圧式の前進ク
ラッチ及び後進クラッチを備えた変速機と、前記各クラ
ッチの受圧室内の油圧を増減して係合状態を調整する制
御弁と、アクセル操作手段の操作量を検出するアクセル
操作量検出手段と、前記アクセル操作量に対する目標車
速設定手段と、前記アクセル操作量に対する目標エンジ
ン回転数設定手段と、車両の走行速度を検出する車速検
出手段と、エンジンにより駆動される荷役用ポンプと、
荷役作業を行うために操作される荷役操作手段の操作量
を検出する荷役操作量検出手段と、荷役操作量に対する
目標エンジン回転数設定手段と、前記アクセル操作量検
出手段及び荷役操作量検出手段の検出信号に基づいて通
常走行か荷役走行かを判断する判断手段と、前記判断手
段が通常走行と判断した場合は進行側のクラッチを完全
係合状態として前記アクセル操作手段の操作量に対応し
た目標エンジン回転数に制御し、前記判断手段が荷役走
行と判断した場合は荷役操作手段の操作量に基づいて設
定した目標エンジン回転数に制御し、かつ進行側のクラ
ッチを半クラッチ状態にするとともに前記アクセル操作
手段の操作量に対応した目標車速となるようにクラッチ
の係合圧力を制御する制御手段とを備えた産業車両の荷
役及び走行制御装置において、前記制御手段は荷役走行
時に進行側のクラッチの係合圧力をフィードバック制御
するとともに、係合圧力が走行抵抗と釣り合う所定圧力
より小さい状態での加速時には、フィードバック制御量
に拘らず係合圧力を前記所定圧力以上となるように前記
制御弁を制御する。
【0011】請求項2に記載の発明では、エンジンの出
力をトルクコンバータを介して駆動輪に伝達する油圧式
の前進クラッチ及び後進クラッチを備えた変速機と、前
記各クラッチの受圧室内の油圧を増減して係合状態を調
整する制御弁と、アクセル操作手段の操作量を検出する
アクセル操作量検出手段と、前記アクセル操作量に対す
る目標車速設定手段と、前記アクセル操作量に対する目
標エンジン回転数設定手段と、車両の走行速度を検出す
る車速検出手段と、エンジンにより駆動される荷役用ポ
ンプと、荷役作業を行うために操作される荷役操作手段
の操作量を検出する荷役操作量検出手段と、荷役操作量
に対する目標エンジン回転数設定手段と、前記アクセル
操作量検出手段及び荷役操作量検出手段の検出信号に基
づいて通常走行か荷役走行かを判断する判断手段と、前
記判断手段が通常走行と判断した場合は進行側のクラッ
チを完全係合状態として前記アクセル操作手段の操作量
に対応した目標エンジン回転数に制御し、前記判断手段
が荷役走行と判断した場合は荷役操作手段の操作量に基
づいて設定した目標エンジン回転数に制御し、かつ進行
側のクラッチを半クラッチ状態にするとともに前記アク
セル操作手段の操作量に対応した目標車速となるように
クラッチの係合圧力を制御する制御手段とを備えた産業
車両の荷役及び走行制御装置において、前記制御手段が
荷役走行中に加速制御を行う際、前記クラッチの係合圧
力に少なくとも上限値を設けた。
【0012】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記制御手段が荷役走行中に加速制
御を行う際、前記クラッチの係合圧力に上限値と下限値
とを設けた。
【0013】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の発明において、前記下限値は走行抵抗分で減速され
て伝達トルクが0となる値に対応する圧力とした。請求
項5に記載の発明では、請求項1〜請求項4のいずれか
一項に記載の発明において、前記上限値を、荷役走行中
に走行すると考えられる程度の勾配を有する登り坂路で
の走行抵抗を上回るトルクを発生する圧力とした。
【0014】請求項6に記載の発明では、請求項5に記
載の発明において、前記上限値を荷の重量に対応して変
更可能とした。請求項1に記載の発明では、アクセル操
作量検出手段及び荷役操作量検出手段の検出信号に基づ
いて、判断手段によって通常走行か荷役走行かが判断さ
れる。通常走行時には進行側のクラッチが完全係合状態
に保持される。そして、エンジンがアクセル操作手段の
操作量に対応した目標エンジン回転数に制御され、産業
車両はアクセル操作手段の操作量に対応した車速で走行
する。荷役走行時にはエンジンが荷役操作手段の操作量
に基づいて設定された目標エンジン回転数に制御され、
荷役用の油圧回路に必要な油圧が供給される。また、進
行側のクラッチが半クラッチ状態に保持されるととも
に、アクセル操作手段の操作量に対応した車速となるよ
うに制御弁を介してクラッチの係合圧力が制御される。
荷役走行時には進行側のクラッチの係合圧力が制御手段
によってフィードバック制御される。そして、クラッチ
の係合圧力が走行抵抗と釣り合う所定圧力より小さい状
態での加速時には、フィードバック制御量に拘らずクラ
ッチの係合圧力が前記所定圧力以上となるように制御さ
れる。従って、加速時の応答遅れが抑制される。
【0015】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明と同様に、荷役走行時に進行側のクラッチの係
合圧力が制御手段によってフィードバック制御される。
そして、加速制御時にはクラッチの係合圧力に少なくと
も上限値が設けられ、クラッチの係合圧力が上限値を超
えないように制御され、過大な加速度の発生が防止され
る。
【0016】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、加速制御を行う際、前記クラッチの
係合圧力が上限値と下限値との間に制御される。従っ
て、クラッチ圧が下がり過ぎて加速が円滑に行われなく
なるのが抑制される。
【0017】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の発明において、前記下限値は走行抵抗分で減速され
て伝達トルクが0となる値に対応する圧力に設定される
ため、加速時に誤って減速となることが回避される。
【0018】請求項5に記載の発明では、請求項1〜請
求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記上限
値が、荷役走行中に走行すると考えられる程度の勾配を
有する登り坂路での走行抵抗を上回るトルクを発生する
圧力に設定される。従って、登りの坂路においても加速
が円滑に行われる。
【0019】請求項6に記載の発明では、請求項5に記
載の発明において、前記上限値が荷の重量に対応して変
更される。従って、上限値を一定にした場合と異なり、
上限値として常に適正な値を設定でき、走行路が平坦路
であっても坂路であっても、クラッチ圧が適正な係合圧
力に制御される。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明を産業車両としてのフォークリフトに具体化した第1
の実施の形態を図面に従って説明する。
【0021】図1に示すように、エンジン1の出力軸1
aはトルクコンバータ2を備えた変速機3に連結され、
変速機3は差動装置4を介して駆動輪5aを有する車軸
5に連結されている。エンジン1にはエンジンスロット
ルアクチュエータ(以下、単にスロットルアクチュエー
タと称す)7が設けられ、スロットルアクチュエータ7
の作動によってスロットル開度が調節されてエンジン1
の回転数、即ちエンジン1の出力軸1aの回転数が調節
される。
【0022】変速機3は入力軸3a及び出力軸3bを備
え、入力軸3aに前進クラッチ8及び後進クラッチ9が
設けられている。前進クラッチ8及び後進クラッチ9と
出力軸3bとの間には図示しないギヤ列がそれぞれ設け
られ、各クラッチ8,9及び各ギヤ列を介して入力軸3
aの回転が出力軸3bに伝達される。両クラッチ8,9
には油圧式のクラッチ、この実施の形態では湿式多板ク
ラッチが使用され、受圧室8a,9a内の油圧力によっ
て係合力が調節可能に、かつ受圧室8a,9a内の油圧
力を高めると係合力が大きくなるように構成されてい
る。
【0023】前進クラッチ8及び後進クラッチ9は制御
弁としての前進クラッチバルブ10及び後進クラッチバ
ルブ11を介して供給される油圧により受圧室8a,9
a内の油圧力が調整される。前進クラッチバルブ10及
び後進クラッチバルブ11には圧力制御比例ソレノイド
弁が使用され、この実施の形態ではソレノイドへの通電
量が0の時に全開で、通電量に比例して開度が小さくな
る比例ソレノイド弁が使用されている。即ち、各クラッ
チバルブ10,11のソレノイドへの通電量が0の時に
受圧室8a,9a内の油圧力が最大となって各クラッチ
8,9が完全係合の状態となる。また、通電量が大きく
なるに従って受圧室8a,9a内の油圧力が低くなって
各クラッチ8,9の係合圧力が小さくなり、通電量が所
定値を超えると各クラッチ8,9が非係合状態となる。
【0024】変速機3の出力軸3bにはブレーキ12が
設けられている。ブレーキ12は出力軸3bと一体回転
するディスク12aと、出力軸3bに対して回転不能か
つスラスト方向に移動可能に設けられた制動部材として
のブレーキパッド12bとを備えている。ブレーキパッ
ド12bは図示しないばねによりディスク12aに圧接
される方向に付勢されて制動のための係合圧を発生さ
せ、ブレーキ用バルブ13を介して受圧室12cに供給
される油圧により制動状態が解除されるように構成され
ている。ブレーキ用バルブ13には電磁弁が使用されて
いる。
【0025】図1ではトルクコンバータ2、変速機3及
び各バルブ10,11,13が独立して図示されている
が、これら各装置は一つのハウジング内に組み込まれ
て、オートマチックトランスミッションを構成してい
る。そして、変速機3には図示しない油圧ポンプが組み
込まれ、その油圧ポンプの吐出油が図示しない流路及び
各バルブ10,11,13を介して各受圧室8a,9
a,12cに供給可能に構成されている。前記油圧ポン
プはエンジン1の回転時に変速機3に伝達される回転力
により駆動されるようになっている。
【0026】エンジン1の出力軸1aには歯車14が一
体回転可能に設けられ、磁気ピックアップからなるエン
ジン回転数センサ15により出力軸1aの回転数が検出
される。エンジン回転数センサ15は出力軸1aの回転
数に比例したパルス信号を出力する。
【0027】変速機3の入力軸3aには歯車16が一体
回転可能に設けられ、変速機3のハウジングにはタービ
ン回転数検出手段としてのタービンセンサ17が設けら
れている。タービンセンサ17は磁気ピックアップから
なり、各クラッチ8,9の入力側の回転数を検出する回
転数検出手段を構成する。変速機3の出力軸3bには歯
車18が一体回転可能に設けられ、変速機3のハウジン
グには車速検出手段としての車速センサ19が設けられ
ている。車速センサ19は磁気ピックアップからなり、
各クラッチ8,9の出力側の回転数を検出する回転数検
出手段としても機能する。歯車16,18は入力軸3a
の回転を出力軸3bに伝達する前記ギヤ列の一部を構成
している。タービンセンサ17は入力軸3aの回転数に
比例したパルス信号を、車速センサ19は出力軸3bの
回転数に比例したパルス信号をそれぞれ出力する。
【0028】エンジン1により駆動される荷役用ポンプ
としての油圧ポンプ20の吐出側に、フォーク21を昇
降させるリフトシリンダ22と、マスト23を傾動させ
る図示しないティルトシリンダとが図示しない管路等を
介して接続されている。リフトシリンダ22にはフォー
ク21の積載荷重を検出する積載荷重検出手段としての
圧力センサ24が設けられている。圧力センサ24はリ
フトシリンダ22の内部の油圧を検出し、フォーク21
の積載荷重に対応した検出信号を出力する。
【0029】運転室の床にはアクセル操作手段としての
アクセルペダル25と、インチングペダル26と、ブレ
ーキペダル27とが設けられている。インチングペダル
26は荷役作業を行いながらフォークリフトの微速走行
をマニュアル操作で行う際に、クラッチを半クラッチ状
態にするために使用するものである。ブレーキペダル2
7を操作するときは、ブレーキペダル27はインチング
ペダル26と独立して作動するが、インチングペダル2
6を操作するときは、途中からインチングペダル26と
ブレーキペダル27とが連動可能に構成されている。即
ち、インチングペダル26はインチング位置に達するま
で及びインチング位置においてはブレーキペダル27と
独立して移動(操作)されるが、インチング位置を過ぎ
るとブレーキペダル27がインチングペダル26と一体
に移動するようになっている。
【0030】アクセルペダル25の操作量を検出するア
クセル操作量検出手段としてのアクセルセンサ28には
アイドルスイッチ付アクセルセンサが使用されている。
アイドルスイッチ付アクセルセンサはアクセルペダル2
5が操作されていないときはオン信号を出力し、アクセ
ルペダル25が操作されているときはその操作量に比例
した検出信号を出力する。インチングペダル26の操作
量を検出するインチングセンサ29にはアイドルスイッ
チ付インチングセンサが使用されている。アイドルスイ
ッチ付インチングセンサはインチングペダル26が操作
されていないときはオン信号を出力し、インチングペダ
ル26が操作されているときはその操作量に比例した検
出信号を出力する。ブレーキペダル27が操作されたか
否かはブレーキセンサ30により検出され、ブレーキセ
ンサ30はブレーキペダル27の操作量に対応した検出
信号を出力する。
【0031】運転室の前部には前後進切換え操作手段と
してのシフトレバー31が設けられている。シフトレバ
ー31の位置を検知するシフトスイッチ32は、シフト
レバー31が前進位置F、後進位置R及び中立位置(ニ
ュートラル位置)Nのいずれにあるかを検知し、各位置
に対応する信号を出力する。
【0032】運転席には荷役作業の際に操作する荷役操
作手段としてのリフトレバー33及びティルトレバー3
4が設けられている。リフトレバー33は荷役操作量検
出手段としてのリフトレバーセンサ35に連結されてい
る。リフトレバーセンサ35はストロークセンサにより
構成され、リフトレバー33の操作量に比例した検出信
号を出力する。ティルトレバー34には荷役操作量検出
手段としてのティルトスイッチ36が設けられている。
ティルトスイッチ36はティルトレバー34が中立位置
にあるときはオフ信号を、ティルトレバー34が前傾位
置あるいは後傾位置に操作されるとオン信号を出力す
る。
【0033】次に前記スロットルアクチュエータ7、前
進クラッチバルブ10、後進クラッチバルブ11及びブ
レーキ用バルブ13を駆動制御するための電気的構成を
説明する。
【0034】制御装置41は、目標車速設定手段、目標
エンジン回転数設定手段、判断手段及び制御手段として
の中央処理装置(以下、CPUという)42を備えてい
る。制御装置41は読出し専用メモリ(ROM)43、
読出し及び書替え可能なメモリ(RAM)44、入力イ
ンタフェース45及び出力インタフェース46を備えて
いる。ROM43には荷役作業をせずに走行する通常走
行時の制御プログラム、荷役作業をしながら走行する荷
役走行(以下、HATと称す)時の制御プログラム等の
制御プログラムや、制御プログラムを実行する際に必要
な各種データ等が記憶されている。RAM44にはCP
U42の演算結果等が一時記憶される。CPU42はR
OM43に記憶された制御プログラムに基づいて作動す
る。
【0035】エンジン回転数センサ15、タービンセン
サ17、車速センサ19、シフトスイッチ32及びティ
ルトスイッチ36は、入力インタフェース45を介して
CPU42に接続されている。圧力センサ24、アクセ
ルセンサ28、インチングセンサ29、ブレーキセンサ
30及びリフトレバーセンサ35は図示しないA/D変
換器(アナログ・ディジタル変換器)及び入力インタフ
ェース45を介してCPU42に接続されている。
【0036】CPU42は出力インタフェース46及び
図示しない駆動回路を介してスロットルアクチュエータ
7、前進クラッチバルブ10、後進クラッチバルブ11
及びブレーキ用バルブ13にそれぞれ接続されている。
【0037】ROM43にはリフトレバー33の操作量
と目標エンジン回転数に対応するスロットル開度、アク
セルペダル25の操作量と目標エンジン回転数に対応す
るスロットル開度との関係を示すマップがそれぞれ記憶
されている。両マップは、いずれも操作量がゼロの状態
から操作量に比例してスロットル開度が増大し、最大操
作量でスロットル開度が全開となる。ROM43にはテ
ィルトレバー34が前傾又は後傾位置に操作された際に
対応する所定の目標エンジン回転数に対応するスロット
ル開度が記憶されている。
【0038】ROM43にはHAT時におけるアクセル
ペダル25の操作量に対する目標車速Vhat の関係を示
すマップが記憶されている。目標車速Vhat はアクセル
ペダル25の操作量(アクセル操作量)が0のとき0
で、アクセル操作量に対応して上昇するように設定され
ている。
【0039】ROM43にはクラッチの係合圧力が走行
抵抗と釣り合う所定圧力Pclini が記憶されている。ま
た、ROM43にはHATでの加速時におけるクラッチ
圧の上限値PU及び下限値PLと、荷の重量との関係を
示すマップが記憶されている。図6に示すように、マッ
プMはクラッチ圧の下限値PLが荷の重量に関係なく一
定で、上限値PUが荷の重量に比例して増加するように
設定されている。クラッチ圧の下限値PLは、走行抵抗
分で減速されて伝達トルクが0となる値に対応する圧力
に設定されている。クラッチ圧の上限値PUは、HAT
中に走行すると考えられる程度の勾配を有する登り坂路
での走行抵抗を上回るトルクを発生する圧力に設定され
ている。
【0040】CPU42は前記各センサ15,17,1
9,24,28,29,30,35、シフトスイッチ3
2及びティルトスイッチ36の出力信号を入力するとと
もに、ROM43に記憶された各種制御プログラムに従
って動作し、スロットルアクチュエータ7及び各バルブ
10,11,13への制御指令信号を出力する。
【0041】CPU42はアクセルセンサ28、リフト
レバーセンサ35及びティルトスイッチ36の検出信号
に基づいて、通常走行かHATかを判断する。CPU4
2はリフトレバー33及びティルトレバー34の操作量
に基づいて設定した目標エンジン回転数となる荷役対応
のスロットル開度(THlift)が、アクセルペダル25
の操作量に対応した目標エンジン回転数となるアクセル
対応のスロットル開度(THrun )より大きい場合はH
ATと判断し、そうでなければ通常走行と判断する。
【0042】CPU42は通常走行モードでは進行側の
クラッチを完全係合状態として、アクセル対応のスロッ
トル開度THrun となるようにスロットルアクチュエー
タ7を制御する。進行側のクラッチとはシフトレバー3
1のシフト位置に対応するクラッチを意味し、シフト位
置が前進位置Fであれば前進クラッチ8、シフト位置が
後進位置Rであれば後進クラッチ9となる。
【0043】CPU42はHATモードでは荷役操作に
必要な油圧を確保できる目標エンジン回転数に対応する
スロットル開度となるように、スロットルアクチュエー
タ7を制御する。また、CPU42はシフトスイッチ3
2のシフト信号に基づいて、シフトレバー31が操作さ
れた進行方向に対応するクラッチを半クラッチ状態とす
るとともに、アクセルペダル25の操作量に対応した目
標車速Vhat となるように、両クラッチバルブ10,1
1の一方を制御して進行側のクラッチの係合圧力を調整
する。クラッチの係合圧力が駆動力となり、駆動力−走
行抵抗で加速度が決まり、駆動力−走行抵抗が正の場合
は加速、零の場合は定速、負の場合は減速となる。負の
最大は走行抵抗での減速である。
【0044】CPU42はクラッチの係合圧力の調整を
フィードバック制御により行う。この実施の形態ではC
PU42は比例積分制御(PI制御)でフィードバック
制御を行う。クラッチ圧力の増分ΔPは、積分ゲインK
I 、比例ゲインKP 、車速偏差(目標車速と検出車速と
の差)e及びその差分Δeから次式によって決まる。
【0045】ΔP=KI ・e+KP ・Δe 但し、シフトレバー31が中立位置にあるときは、CP
U42は両クラッチ8,9とも非係合状態に保持する電
流指令値を両クラッチバルブ10,11に出力し、荷役
対応のスロットル開度THlift及びアクセル対応のスロ
ットル開度THrun の大きい方のスロットル開度となる
ようにスロットルアクチュエータ7を制御する。
【0046】CPU42はHATから通常走行へ移行す
る際、エンジン回転数が低下して進行側のクラッチの入
力側と出力側の回転数の差が所定の範囲になった時に、
半クラッチ状態にあるクラッチの係合圧力を上げてクラ
ッチを完全係合させるように制御する。タービンセンサ
17はこのときにクラッチの入力側の回転数を検出する
ために使用される。
【0047】CPU42はHATの際、クラッチの係合
圧力が走行抵抗と釣り合う所定圧力Pclini より小さい
状態での加速時には、フィードバック制御量に拘らず係
合圧力を前記所定圧力Pclini 以上となるようにクラッ
チバルブを制御する。CPU42はHATの際の加速時
に、クラッチ圧が前記上限値PU及び下限値PLの間と
なるようにクラッチバルブを制御する。
【0048】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。エンジン1はスロットル開度に対応したエン
ジン回転数で回転される。エンジン1の回転により油圧
ポンプ20が駆動され、リフトシリンダ22及びティル
トシリンダに作動油が供給可能な状態になる。また、エ
ンジン1の回転は出力軸1a及びトルクコンバータ2を
介して変速機3に伝達される。
【0049】シフトレバー31が中立位置に操作された
状態では、両クラッチ8,9はそれぞれ非係合状態に保
持され、エンジン1の回転は変速機3の出力軸3bに伝
達されない。シフトレバー31が前進位置に操作された
状態では、前進クラッチ8の受圧室8aの油圧が調整さ
れて前進クラッチ8が係合状態となり、エンジン1の回
転が前進クラッチ8を介して出力軸3bに伝達される状
態となる。シフトレバー31が後進位置に操作された状
態では、後進クラッチ9の受圧室9aの油圧が調整され
て後進クラッチ9が係合状態となり、エンジン1の回転
が後進クラッチ9を介して出力軸3bに伝達される。
【0050】走行中にブレーキペダル27が操作された
ときには、進行側でないクラッチが係合されて、制動力
が得られる。CPU42はブレーキペダル27が操作さ
れると、進行側でないクラッチを係合状態とするように
対応するクラッチバルブを制御する。当該クラッチの係
合圧力はブレーキペダル27の操作量に対応した値とな
るように制御される。
【0051】ブレーキ12は駐車ブレーキとして使用さ
れる。CPU42は車速が停止車速以下の状態で、かつ
ブレーキ操作信号を入力した状態が所定時間(例えば
0.5秒程度)以上継続したと判断すると、ブレーキ用
バルブ13に制動指令信号を出力する。停止車速とは車
速センサ19で零と判断される程度の低速を意味し、例
えば秒速数cm程度である。ブレーキ用バルブ13に制
動指令信号が出力されると、受圧室12cに油圧が供給
されない状態となり、ブレーキパッド12bがばね力に
よってディスク12aに圧接される制動位置に配置され
てブレーキ12が制動状態となる。従って、フォークリ
フトが停止した状態で自動的にブレーキ12が制動解除
状態から制動状態に切り換えられる。アクセルペダル2
5を踏むと制動状態が解除される。
【0052】インチングペダル26が踏まれてインチン
グ位置に操作された状態ではHAT制御が行われず、進
行側のクラッチが半クラッチ状態に保持され、マニュア
ル操作によるフォークリフトの微速走行が可能となる。
【0053】次に図2〜図4のフローチャートに従って
HAT時の変速制御についてより詳しく説明する。CP
U42は図2〜図4のフローチャートの処理を所定周
期、例えば10ミリsec 毎に繰り返す。
【0054】CPU42はステップS1でリフトレバー
33及びティルトレバー34の操作量に基づいて荷役操
作のための目標エンジン回転数に対応する荷役対応のス
ロットル開度THliftと、アクセルペダル25の操作量
に対応した目標エンジン回転数に対応するアクセル対応
のスロットル開度THrun とを演算する。即ち、CPU
42はリフトレバーセンサ35の出力信号からリフトレ
バー33の操作量を演算し、マップから対応するスロッ
トル開度を求める。そして、そのスロットル開度とティ
ルトレバー34の位置に対応するスロットル開度とを比
較し、大きい方のスロットル開度を荷役対応のスロット
ル開度THliftとする。また、アクセルセンサ28の出
力信号からアクセル操作量を演算し、マップからアクセ
ル対応のスロットル開度THrun を求める。CPU42
はステップS1においてアクセル操作量に対する目標エ
ンジン回転数設定手段と、荷役操作量に対する目標エン
ジン回転数設定手段とを構成する。
【0055】次にCPU42はステップS2でシフトレ
バー31が中立位置か否かを判断し、中立位置であれば
ステップS3に進む。ステップS3でCPU42はステ
ップS1で演算された両スロットル開度THlift,TH
run のうちの大きい方のスロットル開度となるように、
スロットルアクチュエータ7に対応する指令信号を出力
する。
【0056】ステップS2でシフトレバー31が中立位
置でなければ、CPU42はステップS4に進み、両ス
ロットル開度THlift,THrun の大小を比較する。ス
テップS4で荷役対応のスロットル開度THliftがアク
セル対応のスロットル開度THrun より大きければ、C
PU42はHATと判断してステップS5に進み、HA
Tカウンタに1加算、即ちHATカウンタをインクリメ
ントする。次にCPU42はステップS6に進み、スロ
ットルアクチュエータ7にスロットル開度THliftとな
るように指令信号を出力する。その結果、エンジン回転
数が荷役操作に必要な油圧を確保できる回転数となる。
CPU42はステップS4において通常走行かHATか
を判断する判断手段を構成する。
【0057】次にCPU42はステップS7に進みアク
セルセンサ28の出力信号に基づき、アクセルペダル2
5の操作量に対応した目標車速Vhat を演算する。次い
で、CPU42はステップS8で目標車速Vhat と車速
センサ19の出力信号に基づく検出車速(実車速)Vse
n とから、クラッチ圧力のPI制御を行う。HATでは
一般に車速が遅いため、アクセルペダル25の操作量に
対応するエンジン回転数に比較して、荷役操作に必要な
油圧を確保できるエンジン回転数の方が大きくなる。そ
のため、進行側のクラッチを半クラッチ状態にするとと
もに、その係合圧力を調整することにより、所望の車速
に制御される。CPU42はステップS7においてアク
セル操作量に対する目標車速設定手段を構成する。
【0058】ステップS4でスロットル開度THliftが
スロットル開度THrun より大きくなければ、CPU4
2は通常走行と判断してステップS9へ進み、ステップ
S9で通常走行モードの制御を行う。即ち、進行側のク
ラッチを完全係合するようにクラッチバルブへの供給電
流指令値を出力し、スロットルアクチュエータ7にアク
セル対応のスロットル開度THrun となるように指令信
号を出力する。CPU42は通常走行モードの制御を行
う場合、HATカウンタをリセット(クリア)する。
【0059】次にステップS8におけるクラッチ圧力の
PI制御について図3及び図4に従って詳しく説明す
る。CPU42はステップS801で今回の制御サイク
ルでの車速偏差enow を目標車速Vhat と検出車速(実
車速)Vsen との差(enow =Vhat −Vsen )で演算
する。次にCPU42はステップS802でHATカウ
ンタのカウント値HATcnt が1否かを判断する。カウ
ント値HATcnt が1、即ちHATモードに入って1回
目であればCPU42はステップS803に進み、前回
の制御サイクルでの車速偏差e oldと今回の制御サイク
ルでの車速偏差enow との差である車速偏差の変化率Δ
eを演算するための初期値としてeold =enow を与え
る。次にCPU42はステップS804に進み、10ミ
リsec 間の車速偏差の変化率ΔeをΔe=enow −eol
d によって演算する。ステップS802においてカウン
ト値HATcnt が1でなければ、CPU42は直接ステ
ップS804に進んで車速偏差の変化率Δeを演算す
る。
【0060】次にCPU42はステップS805でPI
制御を行う場合のクラッチ圧力の増分ΔPを、ΔP=K
I ・e+KP ・Δeから演算する。積分ゲインKI 及び
比例ゲインKP は予め所定の値に設定されている。次に
CPU42はステップS806で制御周期(10ミリse
c )間のクラッチ圧力増分dtem をステップS805で
演算されたΔPに設定する。
【0061】次にCPU42はステップS807へ進
み、クラッチ圧力Pclを前回の制御周期のクラッチ圧力
Pcl oldと前記クラッチ圧力増分dtem との和として演
算する。次にCPU42はステップS808へ進み、ク
ラッチ圧力増分dtem が所定値αより大きく、目標車速
Vhat と検出車速Vsen との差が所定速度(例えば1k
m/h)より大きく、かつクラッチ圧力Pclが所定圧力
Pclini より小さいか否かを判断する。そして、三つの
条件が満たされていれば、ステップS809に進み、次
に出力すべきクラッチ圧力Pclrealを、所定圧力Pclin
i とクラッチ圧力増分dtem との和として求める。三つ
の条件が満たされていなければ、CPU42はステップ
S810に進み、次に出力すべきクラッチ圧力Pclreal
を、クラッチ圧力Pclと所定圧力Pclini との和として
求める。
【0062】次にCPU42はステップS811に進
み、HAT時のクラッチ圧変化に1次のフィルタをかけ
た後、ステップS812に進み、ステップS812でフ
ィルタ後のクラッチ圧力Pclfil の上限及び下限を設定
する。即ち、図6のマップMを使用して、クラッチ圧力
Pclfil が下限値PLと上限値PUの間にあればその値
をクラッチ圧に設定し、クラッチ圧力Pclfil が下限値
PLより小さければ下限値PLに設定し、クラッチ圧力
Pclfil が上限値PUより大きければ上限値PUに設定
する。
【0063】次にCPU42はステップS813へ進
み、シフトレバー31が前進位置に操作されているか否
かを判断し、シフトレバー31が前進位置に操作されて
いればステップS814へ進む。そして、前進クラッチ
バルブ10にステップS812で設定されたクラッチ圧
に対応する指令電流値FIcon を出力する。CPU42
はステップS813でシフトレバー31が前進位置に操
作されていなければステップS815へ進み、シフトレ
バー31が後進位置に操作されているか否かを判断す
る。シフトレバー31が後進位置に操作されていればス
テップS816へ進み、後進クラッチバルブ11にステ
ップS812で設定されたクラッチ圧に対応する指令電
流値RIcon を出力する。ステップS815でシフトレ
バー31が後進位置に操作されていなければ処理を終了
する。
【0064】CPU42はステップS814又はステッ
プS816の処理を終了後、ステップS817へ進み、
次回の演算に使用する各値の置き換えを行う。即ち、e
oldをenow に、Δe oldをΔe nowに、Pcl oldをPc
lに置き換える。
【0065】HAT時にクラッチの係合圧力が走行抵抗
と釣り合う所定圧力Pclini より小さい状態から加速に
転じる場合、クラッチ圧をPI制御のみで加圧すると、
図5(a)に示すように、クラッチ圧が所定圧力Pclin
i に達するまでは、即ち区間Tでは減速が続く。その結
果、加速を開始するのが遅れる。
【0066】しかし、この実施の形態では加速時のクラ
ッチ圧力を設定する際に、PI制御によるクラッチ圧力
の増分では、今回の制御周期におけるクラッチ圧力が所
定圧力Pclini に達しない場合、ステップS808,S
809の存在により、クラッチ圧Pclが所定圧力Pclin
i より大きな値に設定される。従って、減速状態から加
速に転じる際、図5(b)に示すように、クラッチ圧が
一気に所定圧力Pclini まで高められ、加速遅れが防止
される。所定圧力Pclini は比較的小さいため、クラッ
チの係合圧力を一気に所定圧力Pclini 以上に高めて
も、ショックは小さい。
【0067】この実施の形態では以下の効果を有する。 (1) CPU42は、HAT時に進行側のクラッチの
係合圧力をフィードバック制御するとともに、係合圧力
が走行抵抗と釣り合う所定圧力Pclini より小さい状態
での加速時には、フィードバック制御量に拘らず係合圧
力を所定圧力Pclini 以上となるようにクラッチバルブ
を制御する。従って、フィードバック制御のみでクラッ
チ圧を制御する場合と異なり、加速遅れを防止できる。
【0068】(2) 進行側のクラッチの係合圧力のフ
ィードバック制御をPI制御で行うため、他のフィード
バック制御より制御が簡単になる。 (3) CPU42がHAT中に加速制御を行う際、ク
ラッチの係合圧力に上限値PUを設けた。従って、進行
側のクラッチ圧が高くなり過ぎることによる過大な加速
度の発生を防止できる。
【0069】(4) 上限値PUをHAT中に走行する
と考えられる程度の勾配を有する登り坂路での走行抵抗
を上回るトルクを発生する圧力とした。従って、登りの
坂路であっても、加速が円滑に行われる。
【0070】(5) 上限値PUを荷の重量に対応して
変更可能とした。従って、上限値PUを荷の荷重に合わ
せた適正値に設定することができ、クラッチの係合圧力
をより適正な圧力に設定できる。
【0071】(6) CPU42がHAT中に加速制御
を行う際、クラッチの係合圧力に下限値PLを設けた。
従って、進行側のクラッチ圧が低くなり過ぎて、加速が
円滑に行われなくなることが防止される。
【0072】(7) 下限値PLを走行抵抗分で減速さ
れて伝達トルクが0となる値に対応する圧力とした。従
って、加速時に減速作用が生じる虞がない。 (8) タービンセンサ17及び車速センサ19は、変
速機3に内蔵されたギヤ列を構成する歯車16,18を
被検出部として、それぞれクラッチの入力側あるいは出
力側の回転数を検出する。従って、入力側あるいは出力
側の回転数を検出するための被検出部を新たに設ける必
要がない。
【0073】(9) 前進クラッチ8及び後進クラッチ
9として湿式の油圧クラッチが使用されているため、半
クラッチ状態の使用が頻繁に行われても耐久性が低下し
難い。
【0074】なお、実施の形態は前記に限定されるもの
でなく、例えば、次のように具体化してもよい。 ○ クラッチ圧の上限値を荷重と関連して設定する場
合、荷の重量を連続的に検出する構成に代えて、荷有り
と荷無し、あるいは荷の重量が所定値以上か否かの2段
階で設定してもよい。この場合、CPU42にはオン、
オフ信号が入力されるため、A/D変換器が不要になり
CPU42の制御も簡単になる。
【0075】○ クラッチ圧の上限値を荷重と関係なく
一定の値にしてもよい。この場合、荷の重量の検出手段
(圧力センサ)が不要になるとともにCPU42の制御
も簡単になる。
【0076】○ クラッチ圧の下限値も荷の重量に対応
して変更してもよい。 ○ ステップS808の判断条件から、クラッチ圧力増
分dtem が所定値αより大きいという条件と、目標車速
Vhat と検出車速Vsen との差が所定速度(例えば1k
m/h)より大きいという条件の少なくとも一方をなく
してもよい。
【0077】○ HAT中の加速開始時に、進行側のク
ラッチ圧が所定圧力Pcl iniより小さいとき、CPU4
2は1回目の制御周期で先ず進行側のクラッチ圧を所定
圧力Pcl iniにする電流指令値を対応するクラッチバル
ブに出力し、次の制御周期から進行側のクラッチ圧をフ
ィードバック制御するようにする。この場合、1回目の
制御周期における電流指令値の演算が簡単になる。
【0078】○ HAT中に加速制御を行う際、クラッ
チの係合圧力に上限値だけを設けてもよい。また、下限
値だけを設けたり、あるいは上限値及び下限値の両方を
設けず、HAT中の加速時に、進行側のクラッチ圧が所
定圧力Pcl iniより小さい場合に、進行側のクラッチ圧
をフィードバック制御量に拘らず所定圧力Pcl ini以上
に一気に上昇させるようにしてもよい。
【0079】○ HAT中の加速制御を行う際、進行側
のクラッチ圧が所定圧力Pcl iniより小さい場合でも、
クラッチ圧の制御をフィードバック制御のみで行い、ク
ラッチ圧を一気に所定圧力Pcl ini以上に上げる制御を
行わなくてもよい。
【0080】○ フォークリフトに傾斜角検出手段を設
け、路面の傾斜角及び荷の荷重に対応して上限値PUを
設定するように構成する。傾斜角検出手段としては例え
ば、ポテンショメータ式又はトルクバランス式の傾斜角
センサが使用される。そして、傾斜角センサをA/D変
換器及び入力インタフェース45を介してCPU42に
接続し、傾斜角センサの出力信号から路面の傾斜角をC
PU42で演算し、傾斜角及び荷の重量に対応した上限
値PUを設定する。この場合、より適正なクラッチ圧に
制御できる。
【0081】○ ステップS811でクラッチ圧にフィ
ルタをかける場合、1次フィルタに限らず2次フィルタ
等他のフィルタをかけてもよい。また、フィルタをかけ
ずにステップS811を省略してもよい。
【0082】○ 圧力制御比例ソレノイド弁としてソレ
ノイドへの通電量が0の時に全閉で、通電量に比例して
開度が大きくなる比例ソレノイド弁を使用してもよい。
この場合、クラッチバルブに励磁電流が供給されていな
い状態ではクラッチが非係合状態に保持される。そし
て、進行側のクラッチと対応するクラッチバルブに励磁
電流が供給された状態で進行側のクラッチのみが係合状
態となって出力軸に駆動力が伝達される。
【0083】○ ブレーキペダル27が操作されたとき
の制動力を前進クラッチ8及び後進クラッチ9の同時係
合で与える代わりに、ブレーキ12に常用ブレーキの機
能を持たせてもよい。例えば、ブレーキ用バルブ13と
してクラッチバルブ10,11と同様に圧力制御比例ソ
レノイド弁を使用し、ブレーキペダル27の操作量に対
応した制動力が得られるようにブレーキ用バルブ13を
制御する構成とする。
【0084】○ ブレーキ12を省略して、通常の駐車
ブレーキと常用ブレーキを設けてもよい。 ○ 両クラッチ8,9及びブレーキ12の受圧室8a,
9a,12cに油圧を供給する油圧ポンプを変速機3に
内蔵する代わりに、リフトシリンダ22に作動油を供給
する油圧ポンプ20を利用して、各受圧室8a,9a,
12cに油圧を供給する構成としてもよい。
【0085】○ 前後進切換え操作手段はレバーに限ら
ず、前進走行位置、後進走行位置及び中立位置のいずれ
かを選択できる押しボタンでもよい。シフトスイッチ3
2は押しボタンで操作される接点となる。
【0086】○ アクセル操作手段はアクセルペダル2
5に限らず手動で操作されるレバーとしてもよい。 ○ 荷役操作手段はリフトレバー33及びティルトレバ
ー34に限らず、フォークリフトの機種によっては他の
荷役作業に必要なレバーであってもよい。
【0087】○ 両クラッチ8,9として湿式の油圧ク
ラッチに代えて、乾式の油圧クラッチを使用してもよ
い。 ○ ROM43にリフトレバー33の操作量と目標エン
ジン回転数に対応するスロットル開度を示すマップ等各
種のマップを記憶する代わりに、各マップを作成するの
に必要なデータを記憶しておく。そして、制御装置41
に電源が供給された時点で、各種のマップを前記データ
に基づいて設定してRAM44に記憶し、そのマップを
使用するようにしてもよい。この場合、各種マップを使
用するために必要なROM43の容量が少なくてすむ。
【0088】○ インチングペダル26を省略して、マ
ニュアル操作による微速走行が不能な構成としてもよ
い。 ○ フォークリフトに限らず、荷役作業用の油圧機器を
備えた他の産業車両、例えばショベルローダ等に適用し
てもよい。
【0089】前記実施の形態から把握できる請求項記載
以外の発明(技術思想)について、以下にその効果とと
もに記載する。 (1) 請求項1に記載の発明において、前記フィード
バック制御はPI制御である。この場合、他のフィード
バック制御に比較して制御が簡単になる。
【0090】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項6
に記載の発明によれば、荷役走行中の加速時に進行側の
クラッチ圧を適正な状態に制御することができる。
【0091】請求項1に記載の発明によれば、フィード
バック制御のみでクラッチ圧を制御する場合と異なり、
減速状態から加速へ転じる際に加速遅れを防止できる。
請求項2及び請求項3に記載の発明によれば、進行側の
クラッチ圧が高くなり過ぎることによる過大な加速度の
発生を防止できる。
【0092】請求項3に記載の発明によれば、進行側の
クラッチ圧が低くなり過ぎて、加速が円滑に行われなく
なることが防止される。請求項4に記載の発明によれ
ば、加速時に減速作用が生じる虞がない。
【0093】請求項5に記載の発明によれば、登りの坂
路であっても、加速が円滑に行われる。請求項6に記載
の発明によれば、クラッチ圧の上限値を荷の荷重に合わ
せた適正値に設定することができ、クラッチの係合圧力
をより適正な圧力に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の概略構成図。
【図2】 通常走行及び荷役走行の判断等を行うための
フローチャート。
【図3】 PI制御を行う場合のフローチャート。
【図4】 図3のフローチャートの続きを示すフローチ
ャート。
【図5】 (a)はPI制御のみによるクラッチ圧の変
化を示すグラフ、(b)は実施の形態の制御によるクラ
ッチ圧の変化を示すグラフ。
【図6】 クラッチ圧の上限値及び下限値と荷重の関係
を示すマップ。
【符号の説明】
1…エンジン、2…トルクコンバータ、3…変速機、5
a…駆動輪、8…前進クラッチ、9…後進クラッチ、1
0…制御弁としての前進クラッチバルブ、11…同じく
後進クラッチバルブ、19…車速検出手段としての車速
センサ、20…荷役用ポンプとしての油圧ポンプ、25
…アクセル操作手段としてのアクセルペダル、28…ア
クセル操作量検出手段としてのアクセルセンサ、33…
荷役操作手段としてのリフトレバー、34…同じくティ
ルトレバー、35…荷役操作量検出手段としてのリフト
レバーセンサ、36…同じくティルトスイッチ、42…
目標車速設定手段及び目標エンジン回転数設定手段を構
成するとともに判断手段及び制御手段としてのCPU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F16H 59:18 F16H 59:24 59:24 59:42 59:42 59:44 59:44 F16D 25/14 640K Fターム(参考) 3D041 AA68 AB07 AC08 AC16 AD00 AD02 AD10 AD30 AD31 AD41 AD47 AD51 AE28 AF01 3G093 AA05 AA08 AA14 CB06 DA01 DA06 DB00 DB01 DB05 DB07 DB11 DB15 DB18 DB21 EB03 EC04 FA04 FA10 FA11 3J052 AA04 CA04 FB31 GC13 GC23 GC44 GC46 HA03 KA01 LA07 3J057 AA05 BB04 GA27 GB02 GB05 GB13 GB14 GB27 GB30 GB36 GB39 GE05 HH04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの出力をトルクコンバータを介
    して駆動輪に伝達する油圧式の前進クラッチ及び後進ク
    ラッチを備えた変速機と、 前記各クラッチの受圧室内の油圧を増減して係合状態を
    調整する制御弁と、 アクセル操作手段の操作量を検出するアクセル操作量検
    出手段と、 前記アクセル操作量に対する目標車速設定手段と、 前記アクセル操作量に対する目標エンジン回転数設定手
    段と、 車両の走行速度を検出する車速検出手段と、 エンジンにより駆動される荷役用ポンプと、 荷役作業を行うために操作される荷役操作手段の操作量
    を検出する荷役操作量検出手段と、 荷役操作量に対する目標エンジン回転数設定手段と、 前記アクセル操作量検出手段及び荷役操作量検出手段の
    検出信号に基づいて通常走行か荷役走行かを判断する判
    断手段と、 前記判断手段が通常走行と判断した場合は進行側のクラ
    ッチを完全係合状態として前記アクセル操作手段の操作
    量に対応した目標エンジン回転数に制御し、前記判断手
    段が荷役走行と判断した場合は荷役操作手段の操作量に
    基づいて設定した目標エンジン回転数に制御し、かつ進
    行側のクラッチを半クラッチ状態にするとともに前記ア
    クセル操作手段の操作量に対応した目標車速となるよう
    にクラッチの係合圧力を制御する制御手段とを備えた産
    業車両の荷役及び走行制御装置において、 前記制御手段は荷役走行時に進行側のクラッチの係合圧
    力をフィードバック制御するとともに、係合圧力が走行
    抵抗と釣り合う所定圧力より小さい状態での加速時に
    は、フィードバック制御量に拘らず係合圧力を前記所定
    圧力以上となるように前記制御弁を制御する産業車両の
    荷役及び走行制御装置。
  2. 【請求項2】 エンジンの出力をトルクコンバータを介
    して駆動輪に伝達する油圧式の前進クラッチ及び後進ク
    ラッチを備えた変速機と、 前記各クラッチの受圧室内の油圧を増減して係合状態を
    調整する制御弁と、 アクセル操作手段の操作量を検出するアクセル操作量検
    出手段と、 前記アクセル操作量に対する目標車速設定手段と、 前記アクセル操作量に対する目標エンジン回転数設定手
    段と、 車両の走行速度を検出する車速検出手段と、 エンジンにより駆動される荷役用ポンプと、 荷役作業を行うために操作される荷役操作手段の操作量
    を検出する荷役操作量検出手段と、 荷役操作量に対する目標エンジン回転数設定手段と、 前記アクセル操作量検出手段及び荷役操作量検出手段の
    検出信号に基づいて通常走行か荷役走行かを判断する判
    断手段と、 前記判断手段が通常走行と判断した場合は進行側のクラ
    ッチを完全係合状態として前記アクセル操作手段の操作
    量に対応した目標エンジン回転数に制御し、前記判断手
    段が荷役走行と判断した場合は荷役操作手段の操作量に
    基づいて設定した目標エンジン回転数に制御し、かつ進
    行側のクラッチを半クラッチ状態にするとともに前記ア
    クセル操作手段の操作量に対応した目標車速となるよう
    にクラッチの係合圧力を制御する制御手段とを備えた産
    業車両の荷役及び走行制御装置において、 前記制御手段が荷役走行中に加速制御を行う際、前記ク
    ラッチの係合圧力に少なくとも上限値を設けた産業車両
    の荷役及び走行制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段が荷役走行中に加速制御を
    行う際、前記クラッチの係合圧力に上限値と下限値とを
    設けた請求項2に記載の産業車両の荷役及び走行制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記下限値は走行抵抗分で減速されて伝
    達トルクが0となる値に対応する圧力とした請求項3に
    記載の産業車両の荷役及び走行制御装置。
  5. 【請求項5】 前記上限値を、荷役走行中に走行すると
    考えられる程度の勾配を有する登り坂路での走行抵抗を
    上回るトルクを発生する圧力とした請求項2〜請求項4
    のいずれか一項に記載の産業車両の荷役及び走行制御装
    置。
  6. 【請求項6】 前記上限値を荷の重量に対応して変更可
    能とした請求項5に記載の産業車両の荷役及び走行制御
    装置。
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