JP2001114819A - ポリオレフィンゴム - Google Patents
ポリオレフィンゴムInfo
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Abstract
で高級脂肪酸塩を配合することにより、圧縮永久歪み性
と引張永久伸び性が共に優れ、且つ成形品表面が滑らか
で、リサイクル性をも併せ有するポリオレフィンゴムを
提供する。 【解決手段】高級脂肪酸塩で架橋された軟質ポリオレフ
ィンよりなる。
Description
ィンゴムに関する。詳しくは、圧縮永久歪み性と引張永
久伸び性が共に優れ、成形品表面が滑らかで、且つリサ
イクル性をも併せ有するポリオレフィンゴムを提供する
ものである。
おいて、嵌合部を有する成形品や、シ−ル性を要する成
形品、製品端面突合せ部を有する部品などに使用される
ポリオレフィンゴムは、嵌合時、シ−ル時或いは突き合
わせ時などに、成形体のゴム特性が要求される。このゴ
ム特性は、一般に圧縮永久歪み性と引張永久伸び性とを
共に良く発現できる材料ほど優れる。
ムとしては、オレフィンの重合時に有機過酸化物、硫黄
系化合物やアジド系化合物によるラジカル反応によっ
て、架橋を行って得られるポリオレフィンゴムが挙げら
れ、幅広い用途に使用されている。ところが、これらの
ポリオレフィンゴムでは、重合時に架橋反応を行うため
に、製造工程における制御が複雑になるという欠点があ
る。
ル分率を非常に高くしなければならず、得られたポリオ
レフィンゴムは、リサイクル性が困難となるという問題
がある。即ち、上記ポリオレフィンゴムを一旦成形体と
した後、これを再成形した場合、曲げ弾性率、引張応力
等の機械物性が大きく低下する。
マレイン酸または無水マレイン酸等をグラフト共重合し
て変性されたエチレン−α−オレフィン共重合体に、酸
化亜鉛などの多価金属酸化物を加える事により、後架橋
させたポリオレフィンゴムを簡易に得る方法が知られて
いる。
リオレフィンゴムは、圧縮永久歪み性と引張永久伸び性
を共に改良することは困難であり、これらの特性の一方
を改良すれば他方が低下してしまう。
は、圧縮永久歪み性と引張永久伸び性が共に優れ、リサ
イクル性をも併せ有するポリオレフィンゴムを提供する
事を目的とする。
を解決するために研究を重ねた結果、樹脂のマトリック
スとして存在する軟質ポリオレフィンに、特定の濃度で
高級脂肪酸塩を配合して架橋せしめた架橋体であるポリ
オレフィンゴムにより、上記目的を全て達成し得ること
を見い出し、本発明を完成するに至った。
た軟質ポリオレフィンよりなることを特徴とするポリオ
レフィンゴムである。
軟質ポリオレフィンが高級脂肪酸塩によって架橋されて
なることを特徴とする。
何なるポリオレフィンによって構成されてもよいが、好
適な態様を示せば、ポリエチレン系樹脂やポリプロピレ
ン系樹脂が挙げられる。ポリエチレン系樹脂としては、
エチレンの単独重合体の他、エチレンを主成分とするエ
チレンと他のα−オレフィンとの共重合体が挙げられ
る。
フィンとは、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、1−ヘプテン、1−オクテン、3−メチル−1−ブ
テン、4−メチル−1−ペンテン等が挙げられる。エチ
レンと他のα−オレフィンとの共重合体は、エチレンと
α−オレフィンの一種以上との如何なる組み合わせであ
っても良い。また、エチレンを主成分とするエチレンと
酢酸ビニル、アクリル酸エステル、不飽和シラン化合
物、不飽和カルボン酸などの他のモノマ−との共重合体
も挙げられる。
単独重合体の他、プロピレンを主成分とするプロピレン
と他のα−オレフィンとの共重合体が挙げられる。
ィンとは、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−
ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、3−メチル−
1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン等が挙げられ
る。プロピレンと他のα−オレフィンとの共重合体は、
プロピレンとα−オレフィンの一種以上との如何なる組
み合わせであっても良い。また、プロピレンを主成分と
するプロピレンと酢酸ビニル、アクリル酸エステル、不
飽和シラン化合物、不飽和カルボン酸などの共重合体も
挙げられる。
のが特に制限なく使用されるが、炭素数8〜28のカル
ボン酸金属塩が好適である。例えば、エチルヘキシルカ
ルボン酸塩、ラウリン酸金属塩、ミリスチン酸金属塩、
パルミチン酸金属塩、ステアリン酸金属塩、ベヘン酸金
属塩、1,2−ヒドロキシステアリン酸金属塩、モンタ
ン酸金属塩等が挙げられる。中でも望ましくは、ステア
リン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステア
リン酸亜鉛である。特に、ステアリン酸マグネシウム
は、少量でゴム特性の発現効果が得られるため好まし
い。
レフィンゴムについて、赤外線スペクトルを調べる事に
よって確認することができる。即ち、架橋により156
0cm-1にイオン性結合に基づく吸収帯が生じ、これに
より上記架橋の反応が行なわれた事を確認することがで
きる。
高級脂肪酸塩による架橋により、圧縮永久歪み性と引張
永久伸び性が共に良好な成形体を得ることができる。因
に、ゲル分率が5〜70%において、圧縮永久歪みが1
0〜55%及び引張永久伸びが5〜45%という優れた
特性を達成することができる。
ち、ゲル分率15〜65%のものが好適であり、かかる
ゲル分率において、圧縮永久歪みが15〜50%、引張
永久伸びが10〜40%という優れた特性を発揮する。
げ弾性率が700MPa以下、好ましくは、5〜200
MPaのものが好適である。
酸塩による架橋構造により、リサイクル性にも優れると
いう特徴をも有する。即ち、一旦成形したものを粉砕
し、成形機により再度成形して成形体としたときの諸物
性の低下が極めて少ない。
形体表面が極めて滑らかとなるという特徴も併せ有す
る。
は、特に制限されるものではないが、軟質ポリオレフィ
ンに高級脂肪酸塩を加えて、溶融混錬する方法が挙げら
れる。
橋により得られるポリオレフィンゴムが曲弾性率700
MPa以下となるものであれば、特に制限されず、前記
モノマーより得られる如何なる軟質ポリオレフィンであ
ってもよい。
めに、好ましくは、昇温溶離分別法による、−40℃か
ら30℃の間で溶出する溶出成分(以下、低温溶出成分
という。)が10wt%〜90wt%、好ましくは30
〜80wt%、更に好ましくは40〜70wt%となる
結晶性分布を有する軟質ポリオレフィンが使用される。
ィン等の結晶性高分子の組成又は立体規則性や非晶性の
分布を解析する手段であり、次の操作により行われる。
先ず、高温の高分子溶液を、珪藻土を充填したカラムに
導入し、カラム温度を徐々に低下させることにより充填
材表面に融点の高い成分から順に結晶化させる。次にカ
ラム温度を徐々に上昇させることにより、融点の低い成
分から順に溶出させて分取する。
は、2℃/時間、カラム温度の上昇速度は、4℃/時間
とし、また、溶媒としては、o−ジブロムベンゼンを使
用して測定した。
rnal of Applid Polymer Sc
ience;Applied Polywer Sym
posium 45,1−24(1990)に詳細に記
載されている。
常温以下の比較的低温の温度区分で非晶性又は極めて結
晶性の低い樹脂組成物が分別され、溶出温度の上昇に伴
い結晶性の高い成分が分別されてくる。各分別成分量
は、横軸に溶出温度、縦軸に積算重量割合をとった溶出
曲線より算出することができる。
量%未満である場合、樹脂中に結晶成分を多く含むため
に柔軟性が低下する傾向にある。また、低温溶出成分
が、90重量%を超える場合、ブロッキングが発生し易
くなるという傾向がある。
は、各種の共重合体によって実現することができる。例
えば、プロピレン−エチレンランダム共重合体及びプロ
ピレン−エチレン−ブテン共重合体ポロピレン系ブロッ
ク共重合体等が挙げられる。
体において、エチレン含量は10〜80モル%が好まし
い。即ち、エチレン含有量が10モル%未満の時は低温
溶出成分が少なく、十分な軟質性が発揮され難く、80
モル%を越えるときは低温溶出成分が多く成り過ぎ、得
られる共重合体の粒子性状において粘着性が悪く、生産
工程上良好な流動性が得られない。
合体において、プロピレン含量は20〜80モル%が好
ましい。即ち、プロピレンが80モル%を越える時は低
温溶出成分の量が低下し、十分な軟質性が発揮され難
い、20モル%未満の時には、耐熱性が低下する。また
エチレン含量は、5〜75モル%が好ましい。即ち、エ
チレンが5モル%未満の時には低温溶出成分が減少し、
十分な軟質性が発揮され難く、75モル%を越えるとき
は低温溶出成分の増大により得られる共重合体の粒子性
状において粘着性が高く、生産工程上良好な流動性が得
られる事が困難となる。
好ましい。即ち、1−ブテンが5モル%未満の時にはエ
チレンとのバランスにおいて十分な軟質性が発揮され難
く、75モル%を越えるときは低温溶出成分の増大によ
り得られる共重合体の粒子性状において粘着性が高く、
良好な流動性が得られ難い。
ィンとして、更に、プロピレンとプロピレン以外のα−
オレフィンとのブロック共重合体である、プロピレン系
ブロック共重合体も挙げられる。
としては、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−
ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、3−メチル−
1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン等が挙げられ
る。プロピレンと他のα−オレフィンとの共重合体にお
いて、α−オレフィンは一種以上の如何なる組み合わせ
でも良い。
レン系ブロック共重合体としては、プロピレン−エチレ
ンブロック共重合体が好適に挙げられる。
体の好適な組成としては、ポリプロピレン成分1〜70
重量%、エチレンに基づく単量体単位を10〜60モル
%とプロピレンに基づく単量体単位を90〜40モル%
とのプロピレン−エチレンランダム共重合体成分99〜
30重量%からなる組成である。
のときには低温溶出成分の量が多くなるためブロック共
重合体の粒子性において粘性が高く、流動性が低下する
傾向がある。また、ポリプロピレン成分が70重量%を
超えると、低温溶出成分の量が低減し、軟質ポリオレフ
ィンに十分な柔軟性と耐白化性が得られ難い。
して得られるポリオレフィンゴムの特性をを勘案すれ
ば、プロピレンと他のα−オレフィンとの共重合体を含
むブロック共重合体が好適である。
記の例示に限定されず、プロピレンと任意のコモノマー
との共重合体も挙げられる。例えば、プロピレンと酢酸
ビニル、アクリル酸エステル、不飽和シラン化合物、不
飽和カルボン酸などの共重合体が挙げられ、これらの共
重合体は、単独で使用しても良いし、混合して用いても
良い。
量平均分子量は、特に制限されるものではないが、一般
に7〜700万であり、特に、20〜300万の範囲に
あるのが好ましく、更に、30〜200万の範囲のもの
がより好ましい。
の効果を著しく阻害しない範囲で種々の軟質ポリオレフ
ィン以外の樹脂(以下、他の樹脂という。)を配合する
ことができる。
チレンランダム共重合体、プロピレン−エチレンブロッ
ク共重合体、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、低密度ポリエチレン、エチレンとC4〜C10との
共重合によりなる線状ポリエチレン、エチレン・プロピ
レン共重合体(EPDM)、エチレン・ブテン−1共重
合体、プロピレン・ブテン−1共重合体、ポリ1−ブテ
ン、ポリ1−ペンテン、ポリ4−メチルペンテン−1、
ポリブタジエン、ポリイソプレン等のポリオレフィン樹
脂を配合しても良い。
レン−メタクリレート、ポリクロロプレン、ハロゲン化
ポリエチレン、ハロゲン化ポリプロピレン、フッ素樹
脂、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、ポリスチレ
ン、ポリブタジエンテレフタレート、ポリカーボネー
ト、ポリ塩化ビニル、フッ素ゴム、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリアミド、アクリロニトリル−ブタジエン
−スチレン共重合体、石油樹脂、水添石油樹脂、テルペ
ン樹脂、水添テルペン樹脂等の石油樹脂系炭化水素や、
スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、ス
チレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、スチ
レン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合
体、スチレン−プロピレン−ブチレン−スチレンブロッ
ク共重合体や水添スチレン−ブタジエンゴム等の芳香族
系ビニル系ゴムを配合する事ができる。
ィン100重量部に対して、1〜40重量部、好ましく
は2〜20重量%の範囲で配合することが好適である。
により得られたものであっても良く、公知の重合方法が
特に制限なく採用される。例えば、以下のような重合方
法が用いられる。
属を用いるメタロセン化合物とメチルアルミノキサンま
たはアルキルアルミニウムもしくはアルキルアルミニウ
ムハライドとからなるメタロセン系触媒、バナジウム系
触媒、三塩化チタンや四塩化チタンを塩化マグネシウム
などのマグネシウム化合物に担持させたチタン系触媒、
アニオン重合触媒、ラジカル重合触媒などが挙げられ、
これらはそれぞれ単独または組み合わせて使用されても
よい。
異性触媒、塩化マグネシウム担持チタン含有触媒または
三塩化チタン系立体特異性触媒と、トリエチルアルミニ
ウムまたはジエチルアルミニウム等の助触媒を、プロピ
レン、或いはこれと他のα−オレフィンとの混合物に加
え重合して得られたものが好ましい。
重合したものであってもよい。また、触媒に対する不活
性液体あるいは不活性溶媒中において重合したものでも
よい。
他、多段重合により製造したものでもよい。かかる多段
重合においては、気相単独または液相単独で製造したも
のでも良く、さらに、液相重合段階と気相重合段階を組
み合わせて製造したものでもよい。重合中、水素を導入
することにより分子量調節したものや、得られた重合体
を有機過酸化物等の分子量調節剤により減成したもので
もよい。
おいて上記軟質ポリオレフィンは、高級脂肪酸塩による
架橋を効果的に得るため、カルボン酸により変性された
カルボン酸変性軟質ポリオレフィン(以下、単に変性軟
質ポリオレフィンという)として使用することが好まし
い。
有機酸又はその誘導体をグラフト共重合させることによ
って得られた変性軟質ポリオレフィンが挙げられる。
フマル酸,イタコン酸,ハロゲンマレイン酸,シス−4
−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸,エンド−シ
ス−ビシクロ〔2,2,1〕−5−ヘプテン−2,3−
ジカルボン酸等や、これらジカルボン酸の酸無水物,エ
ステル,アミド,イミドなど、アクリル酸,メタクリル
酸等が挙げられ誘導体としては、これらモノカルボン酸
のエステル,アミドなどが挙げられる。これらは1種の
みならず2種以上混合しても使用できる。これらの中で
は不飽和ジカルボン酸またはその酸誘導体が好ましく、
とりわけ無水マレイン酸が好ましい。
又はその誘導体をグラフト共重合させる方法は、公知の
方法が特に制限なく採用される。例えば、これらを有機
過酸化物等の開始剤と共に混合後、加熱する方法や、こ
れら混合物に電子線、X線、α線、β線、γ線等の放射
線を照射する方法が代表的である。
ルパーキサイド、2,5−ジメチル−2,5ジ(t−ブ
チルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5
(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3−ジ−t−ブチ
ルパーオキサイド、クメンヒドロパーオキサイド、t−
ブチルヒドロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイ
ド、ラウイルパーオキサイド、1,3−ビス(t−ブチ
ルパーオキシイソブチル)ベンゼン、α,α−ビス(t
−ブチルパーオキシジイソプロピル)ベンゼン等が挙げ
られる。
ボン酸のカルボキシル基が樹脂マトリックス中に均一に
分散していればよく、例えば、軟質ポリオレフィンを均
一にカルボン酸で変性する態様、カルボン酸で変性され
た軟質ポリオレフィンと変性されていない軟質ポリオレ
フィンとを混合する態様等が特に制限なく実施される。
キシル基は、軟質ポリオレフィン100重量部に対して
不飽和有機酸又はその誘導体を0.5〜10重量部含有
する事が好適であり、さらに好ましくは2〜6重量部含
有する事が好適である。
おいて、変性軟質ポリオレフィンに混合する高級脂肪酸
塩の量は、目的とするゲル分率に応じて適宜決定すれば
良いが、本発明において好ましいゲル分率5〜70%を
達成するためには、軟質ポリオレフィン100重量部に
対して、0.3〜60重量部とすることが好ましい。
を達成するためには、軟質ポリオレフィン100重量部
に対して、1〜30重量部とすることが好ましい。
おいて、変性軟質ポリオレフィンと高級脂肪酸塩との溶
融混錬は、公知の方法で行うことができる。例えば、タ
ンブラ−やヘンシェルミキサ−、バンバリ−ミキサ−、
リボンフィダ−、ス−パ−ミキサ−等にて両者を混合し
た後、単軸または多軸の押出機(好ましくは脱気が出来
る溶融混練装置)、ロ−ル、ニ−ダ−、バンバリ−等に
て、混練温度150〜300℃、好ましくは、190〜
260℃で溶融混練し、ペレット等に成形する方法が好
適である。
応じて公知の添加剤が配合される。具体的には、2,6
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェノ−ル、2,6
−ジ−t−ブチル−p−クレゾ−ル、2,6−ジフェニ
ル−4−オクタデシロキシフェノ−ル、ステアリル
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネ−ト、ジステアリル(3,5−ジ−t―ブチ
ル−4−ヒドロキシベンジル)フォスホネ−ト、チオジ
エチレングリコ−ルビス[(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−ト]、4,4’
−チオビス(6−t−ブチル−m−クレゾ−ル)、2−
オクチルチオ−4,6−ジ(3,5―t−ブチル−4−
ヒドロキシフェノキシ)−s−トリアジン、2,2’−
メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノ−
ル)、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−t−
ブチルフェノ−ル)、ビス[3,3’−ビス(4−ヒド
ロキシ−3−t−ブチルフェニル)ブチリックアシッ
ド]グリコ−ルエステル、4,4’−ブチリデンビス
(6−t−ブチル−m−クレゾ−ル)、2,2’−エチ
リデンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェノ−ル)、
2,2’−エチリデンビス(4−t−ブチル−6−t−
ブチルフェノ−ル)、1,1,3−トリス(2−メチル
−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、
ビス[2−t−ブチル−4−メチル−6−(2−ヒドロ
キシ−3−t-ブチル−5−メチルベンジル)フェニル]
テレフタレ−ト、1,3,5−トリス(2,6−ジメチ
ル−3−ヒドロキシ−4−t−ブチルベンジル)イソシ
アネ−ト、1,3,5−トリス(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアネ−ト、1,
3,5−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、
1,3,5−トリス[(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プリピオニルオキシエチル]イソ
シアネ−ト、テトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−ト]メ
タン、2−t−ブチル−4−メチル−6−(2−アクリ
ロイルオキシ−3−t−ブチル−5−メチルベンジル)
フェノ−ル、3,9−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒ
ドリキシエチル)2,4,8,10−テトラオキサピロ
[5,5]ウンデカン−ビス[β−(3−t−ブチル−4
−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネ−
ト]、トリエチレングリコ−ルビス[β−(3−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネ
−ト]などが挙げられる。
は、ポリオレフィンゴム100重量部に対して0.00
1〜2重量部、好ましくは、0.01〜1.5重量部で
ある。上記添加量が0.001重量部未満では、樹脂の
劣化が著しくなる為、樹脂が黄変し好ましいものではな
い。一方、2重量部を超える場合、酸化防止剤のブル−
ミングが著しく、成形品外観を低下させてしまう為、好
ましくない。
種のみを単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
必要に応じて公知の有機リン系酸化防止剤が何等制限さ
れることなく使用できる。具体的には、トリスノニルフ
ェニルホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチル
フェニル)ホスファイト、ジ(トリデシル)ペンタエリ
スリト−ルジホスファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブ
チルフェニル)ペンタエリスリト−ルジホスファイト、
ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)
ペンタエリスリト−ルジホスファイト、テトラ(トリデ
シル)イソプロピリデンジフェノ−ルジホスファイト、
テトラ(トリデシル)−4,4−n−ブチリデンビス
(2−t−ブチル−5−メチルフェノ−ル)ジホスファ
イト、ヘキサ(トリデシル)−1,1’,3−トリス
(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニ
ル)ブタントリホスファイト、2,2’−メチレンビス
(4,6−ジーt−ブチルフェニル)オクチルホスファ
イト、2,2’−メチレンビス(4,6−ジーt−ブチ
ルフェニル)オクタデシルホスファイト、2,2’−メ
チレンビス(4,6−ジーt−ブチルフェニル)フルオ
ロホスファイト、テトラキス(2,4−ジーt−ブチル
フェニル)ビフェニレンジホスファイトなどが挙げられ
る。
レフィンゴムに対して0.001〜2重量部、好ましく
は、0.01〜1.5重量部添加するのが好適である。
上記添加量が0.001重量部未満では、樹脂の劣化が
著しくなる為、樹脂が黄変し好ましいものではない。一
方、該添加量が2重量部を超える場合、酸化防止剤のブ
ル−ミングが著しく、成形品外観を低下させてしまう
為、好ましくない。
のみを単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
は、必要に応じて公知のチオエ−テル系酸化防止剤が何
等制限されることなく使用できる。具体的には、チオジ
プラピオン酸のジラウリル,ジミリスチル,ジステアリ
ルエステルなどのジアルキルチオジプロピオネ−ト類、
及びペンタエリスリト−ルテトラ(β−ドデシルメルカ
プトプロピオネ−ト)などのポリオ−ルでβ−アルキル
メルカプトプロピオン酸エステル類が挙げられる。
リオレフィンゴム100重量部に対して0.001〜2
重量部、好ましくは、0.01〜1.5重量部添加する
のが好適である。
は、樹脂の劣化が著しくなる為、樹脂が黄変し好ましい
ものではない。一方、該添加量が2重量部を超える場
合、酸化防止剤のブル−ミングが著しく、成形品外観を
低下させてしまう為、好ましくない。
1種のみを単独で用いても、2種以上を併用してもよ
い。
系酸化防止剤、チオエ−テル系酸化防止剤の併用におい
ても、ポリオレフィンゴム100重量部に対して、0.
001〜2重量部、好ましくは、0.01〜1.5重量
部であれば、それらの中から1種のみを使用しても、2
種以上を用いても良い。
上記成分の他に必要に応じてワラストナイト,マイカ,
ベントナイト,クレ−,ゼオライト,カオリン,パ−ラ
イト,珪藻,アスベスト,硫酸バリウム,炭酸カルシウ
ム,シリカ,シリケ−ト,炭素,ガラス,ケイ酸アルミ
ニウム,ケイ酸カルシウム,天然繊維,合成繊維等の無
機充填材を配合しても良い。上記充填剤は、2種以上を
併用しても良い。
ンゴム100重量部に対して0.1〜80重量部である
のが好ましい。ポリオレフィンゴムには、さらに、発明
の効果を損なわない程度で、適宜、各種の添加剤を配合
することができる。具体的には、ヒンダ−ドアミン系等
の熱安定剤;ヒンダ−ドアミン系等の耐候剤;ベンゾフ
ェノン系,ベンゾトリアゾ−ル系,ベンゾェ−ト系等の
紫外線吸収剤;ノニオン系,カチオン系,アニオン系等
の帯電防止剤;ビスアミド系,ワックス系等の分散剤;
オキシド系等の分解剤;メラミン系,ヒドラジン系,ア
ミン系等の金属不活性剤;含臭素有機系,リン酸系,三
酸化アンチモン,水酸化マグネシウム,赤燐等の難燃
剤;有機顔料;無機顔料;ソルビト−ル系,芳香族リン
酸金属塩系,有機酸金属系等の透明化剤または造核剤;
防曇剤;アンチブロッキング剤;有機充填剤;金属イオ
ン系などの無機抗菌剤,有機抗菌剤、発泡剤等が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。
は、樹脂の混合で行われている通常の方法を何等制限な
く採用することができる。
脂肪酸金属塩を添加して溶融混合する際、他の樹脂や添
加剤、充填剤等を添加する方法が好ましい。
く、上記方法と異なる順番で各成分を混合してもよい。
さらに、他の添加剤や充填剤成分を高濃度に濃縮配合し
た、マスタ−バッチをつくり、混合使用する事もでき
る。
知の成形法、例えば、Tダイ押出成形や異型押出成形、
射出成形、カレンダ−成形等において成形品に本効果を
要する用途等に、何ら制限なく適応できるものである。
久歪み性と引張永久伸び性が共に優れ、且つ成形品表面
が滑らかで、更に、リサイクル性や燃焼時の有毒ガス発
生防止等の環境保全に優れている。
フィルム、シ−ト、ボトル、ケ−ス、パイプ、チュ−
ブ、繊維等の各種成形品や電気・電子・OA機器部品等
の工業部品をはじめ、文具、表面保護材、建材シ−ト、
化粧シ−ト、内面保護材、コ−ティング材、シ−ライト
材、遮水材、装飾表皮材、防水材、電材部品、電線被覆
材や介在糸及びシ−ス材等の電線関連部材、自動車のワ
イヤ−ハ−ネス用一般チュ−ブやコルゲ−トチュ−ブ、
環境への影響の少ない事を必要とする各種成形品の素材
として、極めて有用に使用できる。
ば、圧縮永久歪み性と引張永久伸び性が共に良好な成形
体を得ることができる。特に、ゲル分率が5〜70%、
圧縮永久歪みが10〜55%及び引張永久伸びが5〜4
5%の特性を達成することができ、かかる特性を有する
ものが、本発明において特に好適である。
例及び比較例を添えて説明するが、本発明はこれらの実
施例に限定されるものではない。
験方法(a)〜(f)で行った。 (a)引張強度 JIS K6251に準拠した引張試験により、引張強
度を測定した。 (b)ゲル分率 サンプルを60メッシュのステンレス金網の袋に入れ、
p−キシレン沸点下で6時間ソックスレ−抽出を行っ
た。抽出サンプルを真空乾燥機で6時間乾燥した後、抽
出残量(ゲル分率)を測定した。 (c)圧縮永久歪み JIS K6301に準拠した試験方法により、圧縮永
久歪みを測定した。 (d)引張永久伸び JIS K6301に準拠した試験方法により、引張永
久伸びを測定した。 (e)平滑性 100mm(縦)×60mm(横)×3mm(厚み)の
平板を成形し、表面の平滑性を手による感触にて確認し
下記の基準で評価した。
ポリオレフィン樹脂、架橋剤は下記の通りである。 1.ポリオレフィン樹脂 A.δ型三塩化チタン及びジエチルアルミニウムクロラ
イドの存在下に重合を行い、表1に示す軟質プロピレン
−エチレンブロック共重合体を得た。
化合物及びトリエチルアルミニウムの存在下に重合を行
い、表2に示すプロピレン−エチレンランダム共重合体
を得た。
化合物及びトリエチルアルミニウムの存在下に重合を行
い、表3に示す軟質プロピレン−エチレンランダム共重
合体を得た。
ニウムクロライドの存在下に重合を行い、表3に示す軟
質プロピレン−エチレンブロック共重合体を得た。
化合物及びトリエチルアルミニウムの存在下に重合を行
い、表3に示す軟質プロピレン−エチレンブロック共重
合体を得た。 2.架橋剤 F.ステアリン酸マグネシウム G.ステアリン酸カルシウム H.ステアリン酸亜鉛 I.酸化亜鉛 J.硫化亜鉛 更に、温度昇温溶離分別法は、下記の方法によって実施
した。
00型を用い、以下の測定条件により行った。
防止剤テトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−ト]メタンを
0.05重量部、1,3−ビス(t−ブチルパ−オキシ
イソブチル)ベンゼンを1.5重量部と無水マレイン酸
を4.5重量部配合し、ヘンシェルミキサ−にて攪拌混
合を十分行った。
融混錬を行い、ストランドカットによって変性軟質ポリ
オレフィンを得た。
量部に対して、表1に示す架橋剤及び酸化防止剤テトラ
キス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネ−ト]メタンを0.05重量
部配合し、ヘンシェルミキサ−にて攪拌混合を十分行っ
た。
出機にて溶融混錬を行い、ストランドカットによってポ
リオレフィンゴムを得た。
ついて、赤外線スペクトルを調べた結果、1560cm
-1にイオン性結合に基づく吸収帯が生じていることを確
認することができた。
ィンゴムを成形し、各種の測定及び評価に供した結果を
表1に示した。
防止剤テトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−ト]メタンを
0.05重量部、1,3−ビス(t−ブチルパ−オキシ
イソブチル)ベンゼンを1.5重量部と無水マレイン酸
を5.5重量部配合し、ヘンシェルミキサ−にて攪拌混
合を十分行った。
融混錬を行い、ストランドカットによって変性軟質ポリ
オレフィンを得た。
量部に対して、表1に示す架橋剤及び酸化防止剤テトラ
キス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネ−ト]メタンを0.05重量
部配合し、ヘンシェルミキサ−にて攪拌混合を十分行っ
た。
押出機にて溶融混錬を行い、ストランドカットによって
ポリオレフィンゴムを得た。
外線スペクトルを調べた結果、1560cm-1にイオン
性結合に基づく吸収帯が生じていることを確認すること
ができた。
ィンゴムを成形し、各種の測定及び評価に供した結果を
表1に示した。
施例1〜9のポリオレフィンゴム成形品を粉砕した後、
再度成形したところ、何等問題なく成形ができ、再成形
品は上記成形品とほぼ同等の物性を示した。
防止剤テトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−ト]メタンを
0.05重量部、1,3−ビス(t−ブチルパ−オキシ
イソブチル)ベンゼンを1.5重量部と無水マレイン酸
を4.5重量部配合し、ヘンシェルミキサ−にて攪拌混
合を十分行った。
融混錬を行い、ストランドカットによって変性軟質ポリ
オレフィンを得た。
量部に対して、表2に示す架橋剤及び酸化防止剤テトラ
キス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネ−ト]メタンを0.05重量
部配合し、ヘンシェルミキサ−にて攪拌混合を十分行っ
た。
出機にて溶融混錬を行い、ストランドカットによってポ
リオレフィンゴムを得た。
外線スペクトルを調べた結果、1560cm-1にイオン
性結合に基づく吸収帯が生じていることを確認すること
ができた。
ィンゴムを成形し、各種の測定及び評価に供した結果を
表2に示した。
防止剤テトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−ト]メタンを
0.05重量部、1,3−ビス(t−ブチルパ−オキシ
イソブチル)ベンゼンを1.5重量部と無水マレイン酸
を4.5重量部配合し、ヘンシェルミキサ−にて攪拌混
合を十分行った。
融混錬を行い、ストランドカットによって変性軟質ポリ
オレフィンを得た。
量部に対して、表2に示す架橋剤及び酸化防止剤テトラ
キス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネ−ト]メタンを0.05重量
部配合し、ヘンシェルミキサ−にて攪拌混合を十分行っ
た。
押出機にて溶融混錬を行い、ストランドカットによって
ポリオレフィンゴムを得た。
外線スペクトルを調べた結果、1560cm-1にイオン
性結合に基づく吸収帯が生じていることを確認すること
ができた。
ィンゴムを成形し、各種の測定及び評価に供した結果を
表2に示した。
防止剤テトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−ト]メタンを
0.05重量部、1,3−ビス(t−ブチルパ−オキシ
イソブチル)ベンゼンを1.5重量部と無水マレイン酸
を4.5重量部配合し、ヘンシェルミキサ−にて攪拌混
合を十分行った。
融混錬を行い、ストランドカットによって変性軟質ポリ
オレフィンを得た。
量部に対して、表2に示す架橋剤及び酸化防止剤テトラ
キス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネ−ト]メタンを0.05重量
部配合し、ヘンシェルミキサ−にて攪拌混合を十分行っ
た。
押出機にて溶融混錬を行い、ストランドカットによって
ポリオレフィンゴムを得た。
外線スペクトルを調べた結果、1560cm-1にイオン
性結合に基づく吸収帯が生じていることを確認すること
ができた。
ィンゴムを成形し、各種の測定及び評価に供した結果を
表2に示した。
防止剤テトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−ト]メタンを
0.05重量部配合し、ヘンシェルミキサ−にて攪拌混
合を十分行った。
にて溶融混錬を行い、ストランドカットを行った後成形
し、各種の測定及び評価に供した結果を表3に示した。
防止剤テトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−ト]メタンを
0.05重量部、1,3−ビス(t−ブチルパ−オキシ
イソブチル)ベンゼンを1.5重量部と無水マレイン酸
を4.5重量部配合し、ヘンシェルミキサ−にて攪拌混
合を十分行った。
融混錬を行い、ストランドカットによって変性軟質ポリ
オレフィンを得た。
フィンを成形し、各種の測定及び評価に供した結果を表
3に示した。
00重量部に対して、酸化防止剤テトラキス[メチレン
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネ−ト]メタンを0.05重量部、1,3−ビ
ス(t−ブチルパ−オキシイソブチル)ベンゼンを1.
5重量部と無水マレイン酸を4.5重量部配合し、ヘン
シェルミキサ−にて攪拌混合を十分行った。
融混錬を行い、ストランドカットによって変性ポリオレ
フィンを得た。
ンを成形し、各種の測定及び評価に供した結果を表3に
示した。
00重量部に対して、酸化防止剤テトラキス[メチレン
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネ−ト]メタンを0.05重量部、1,3−ビ
ス(t−ブチルパ−オキシイソブチル)ベンゼンを1.
5重量部と無水マレイン酸を4.5重量部配合し、ヘン
シェルミキサ−にて攪拌混合を十分行った。
融混錬を行い、ストランドカットによって変性ポリオレ
フィンを得た。
に対して、表3に示す架橋剤及び酸化防止剤テトラキス
[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネ−ト]メタンを0.05重量部配
合し、ヘンシェルミキサ−にて攪拌混合を十分行った。
押出機にて溶融混錬を行い、ストランドカットによって
架橋体を得た。
各種の測定及び評価に用いた結果を表3示した。
防止剤テトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−ト]メタンを
0.05重量部、1,3−ビス(t−ブチルパ−オキシ
イソブチル)ベンゼンを1.5重量部と無水マレイン酸
を4.5重量部配合し、ヘンシェルミキサ−にて攪拌混
合を十分行った。
融混錬を行い、ストランドカットによって変性軟質ポリ
オレフィンを得た。
100重量部に対して、表3に示す架橋剤及び酸化防止
剤テトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−ト]メタンを0.
05重量部配合し、ヘンシェルミキサ−にて攪拌混合を
十分行った。
押出機にて溶融混錬を行い、ストランドカットによって
ポリオレフィンゴム物を得た。
ムを成形し、各種の測定及び評価に供した結果を表3に
示した。
Claims (5)
- 【請求項1】高級脂肪酸塩で架橋された軟質ポリオレフ
ィンよりなることを特徴とするポリオレフィンゴム。 - 【請求項2】高級脂肪酸塩が、ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛の群か
ら選ばれた1種以上のものであることを特徴とする請求
項1記載のポリオレフィンゴム。 - 【請求項3】ゲル分率が5〜70%の請求項1記載のポ
リオレフィンゴム。 - 【請求項4】圧縮永久歪みが10〜55%、引張永久伸
びが5〜45%の請求項1記載のポリオレフィンゴム。 - 【請求項5】カルボン酸変性軟質ポリオレフィンに高級
脂肪酸塩を加えて、溶融混錬することを特徴とする請求
項1記載のポリオレフィンゴムの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29634899A JP5049422B2 (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | ポリオレフィンゴム |
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JP29634899A JP5049422B2 (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | ポリオレフィンゴム |
Publications (2)
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---|---|
JP2001114819A true JP2001114819A (ja) | 2001-04-24 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018016460A1 (ja) * | 2016-07-21 | 2018-01-25 | 三井化学株式会社 | ポリプロピレン系樹脂組成物ならびに単層および多層フィルム |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04334446A (ja) * | 1991-05-10 | 1992-11-20 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | エアーコンディショナーの冷媒輸送用ホース |
JPH0525356A (ja) * | 1991-07-24 | 1993-02-02 | Chisso Corp | ポリオレフイン樹脂組成物 |
JPH11246713A (ja) * | 1998-03-02 | 1999-09-14 | Nippon Polyolefin Kk | ポリオレフィン系樹脂組成物およびブロー成形用樹脂材料 |
-
1999
- 1999-10-19 JP JP29634899A patent/JP5049422B2/ja not_active Expired - Lifetime
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---|---|---|---|---|
WO2018016460A1 (ja) * | 2016-07-21 | 2018-01-25 | 三井化学株式会社 | ポリプロピレン系樹脂組成物ならびに単層および多層フィルム |
US11492471B2 (en) | 2016-07-21 | 2022-11-08 | Mitsui Chemicals, Inc. | Polypropylene resin composition and monolayer and multilayer film |
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