JP2001114793A - 漂白活性金属錯塩 - Google Patents

漂白活性金属錯塩

Info

Publication number
JP2001114793A
JP2001114793A JP2000273701A JP2000273701A JP2001114793A JP 2001114793 A JP2001114793 A JP 2001114793A JP 2000273701 A JP2000273701 A JP 2000273701A JP 2000273701 A JP2000273701 A JP 2000273701A JP 2001114793 A JP2001114793 A JP 2001114793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
formula
carbon atoms
compound
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000273701A
Other languages
English (en)
Inventor
Michael Dr Seebach
ミッヒヤエル・ゼーバッハ
Gerd Dr Reinhardt
ゲルト・ラインハルト
Thomas Schoenherr
トーマス・シエーンヘル
Edwin Weber
エドウイン・ヴエーバー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Clariant Produkte Deutschland GmbH
Original Assignee
Clariant GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Clariant GmbH filed Critical Clariant GmbH
Publication of JP2001114793A publication Critical patent/JP2001114793A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/39Organic or inorganic per-compounds
    • C11D3/3902Organic or inorganic per-compounds combined with specific additives
    • C11D3/3905Bleach activators or bleach catalysts
    • C11D3/3932Inorganic compounds or complexes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D255/00Heterocyclic compounds containing rings having three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by groups C07D249/00 - C07D253/00
    • C07D255/02Heterocyclic compounds containing rings having three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by groups C07D249/00 - C07D253/00 not condensed with other rings
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C9/00After-treatment of cellulose pulp, e.g. of wood pulp, or cotton linters ; Treatment of dilute or dewatered pulp or process improvement taking place after obtaining the raw cellulosic material and not provided for elsewhere
    • D21C9/10Bleaching ; Apparatus therefor
    • D21C9/1026Other features in bleaching processes
    • D21C9/1042Use of chelating agents

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 過酸化物系化合物の漂白力を繊維または繊維
製品染料に悪い影響を及ぼすことなく低温でも増大させ
る漂白活性化剤の提供。 【解決手段】 一般式I [Ln m p z q (I) [式中、MはII、III 、IVおよび/またはVの酸化状態
にあるマンガン、IIまたはIII の酸化状態にある鉄また
はIIおよび/またはIII の酸化状態にあるコバルトであ
り、Xは配位基または架橋基であり、Yは存在する電荷
Zに釣り合う相応する化学量論量の対イオンを意味し、
nおよびmは互いに無関係に1〜4の整数であり、pは
0〜15の整数であり、Lはz/[Yの電荷]であり、
Lは明細書に詳細の記載された一般式IIの基である。]
で表される化合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、漂白活性金属錯塩およ
びその用途に関する。
【0002】
【従来の技術】洗剤および洗浄剤においての過酸化水
素、過硼酸塩、過炭酸塩、過ケイ酸塩及び過燐酸塩等の
過酸化物系漂白剤の漂白力およびお茶、コーヒー、フル
ーツまたは赤ワインの染みを除く際にのその能力が、6
0℃よりも著しく高い温度で始めて十分に発揮すること
は知られている。特に60℃以下の温度で著しく低下す
る漂白効果を改善するために、過酸化物系漂白剤を活性
化するための化合物を使用することができる。金属のあ
るいは遷移金属と錯塩配位子との特別な組合せの性能は
予測できないのだが、この目的のために沢山の遷移金属
塩あるいは大抵はキレート化し得る化合物との相応する
錯塩が提案されている。
【0003】国際特許出願公開(WO)第96−061
54号明細書およびヨーロッパ特許出願公開第458,
397号明細書では高い活性潜在能力を持つ金属錯塩が
特許請求されている。これらに記載の種々の錯塩の欠点
は繊維および繊維製品の色彩に著しい損傷を及ぼす点で
ある。J.Am.Chem.Soc.,1989、11
1、5102〜5114には架橋性2,6−ビス(1,
4,7−トリアザシクロノナン−1−イル−メチル)−
4−メチルフェノキシド配位子、2つの架橋性酢酸塩基
および2つの過塩素酸塩アニオンを有する二環式マンガ
ン錯塩の結晶構造が開示されており、この錯塩では2つ
の中心金属の酸化状態が混在しており、1つのマンガン
原子は2の酸化価を有しそしてもう1つのマンガン原子
は3の酸化価を有している。この化合物の用途に関する
言及は従来には報告されていない。
【0004】
【発明の構成】それ故に本発明は、過酸化物系化合物の
漂白力を繊維または繊維製品染料に悪い影響を及ぼすこ
となく低温でも増大させる未知の式I [Ln m p z q (I) [式中、MはII、III 、IVおよび/またはVの酸化状態
にあるマンガン、IIまたはIII の酸化状態にある鉄また
はIIおよび/またはIII の酸化状態にあるコバルトであ
り、Xは配位基または架橋基であり、Yは存在する電荷
Zに釣り合う相応する化学量論量の対イオンを意味し、
nおよびmは互いに無関係に1〜4の整数であり、pは
0〜15の整数であり、Lはz/[Yの電荷]であり、
Lは一般式II
【0005】
【化2】
【0006】(式中、R1 およびR2 は互いに関係な
く、水素原子、炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素原
子数1〜3のアルコキシ基、炭素原子数2〜8のアルケ
ニル−またはアルキニル基、炭素原子数3〜10のシク
ロアルキル基または置換されていてもよいフェニル基を
意味し、各Dは互いに関係なくNR3 、O、PR3 また
はSを意味し、ただしR3 は炭素原子数1〜6のアルキ
ル基、炭素原子数2〜8のアルケニル−またはアルキニ
ル基、炭素原子数3〜10のシクロアルキル基または置
換されていてもよいフェニル基を意味し、各Eは互いに
関係なく、N、PまたはC(R1 )であり、ただしR1
は上述の意味を有し、tは0〜6の数であり、sは1〜
5の数でありそしてuは1〜4の数であり、AはC3
9 −シクロアルキル、フェニル、1,1’−ビフェニ
ル、ナフチル、アントラセニルまたはピリジニル基であ
り、各R4 は互いに関係なく、水素原子、C1 〜C6
アルキル基、C1 〜C3−アルコキシ基、C3 〜C10
シクロアルキル基または置換されていてもよいフェニル
基であり、vは0〜15の数であり、Kは中心金属Mの
少なくとも1つに配位する基でありそして−O、−O
R、−S、−SR、−NR2 、−NR、−PR2 または
−PRを意味し、ただしRは水素原子、炭素原子数1〜
6のアルキル基、炭素原子数2〜8のアルケニルまたは
アルキニル基、炭素原子数3〜10のシクロアルキル基
または置換されていてもよいフェニル基である)で表さ
れる有機配位子であり、Xは以下の式で表される一つの
アニオンであり:F- 、Cl- 、Br- 、SCN- 、O
- 、O2 2-、O2-、O2 - 、R10OO- 、H2 O、H
- 、CN- 、OCN- 、S2-、N3 - 、NH3 、NR
10 3 、NR10 2 - 、R10O、R10COO- 、R10SO3
- およびR10SO4 - であり、ただしR10はいずれの場
合にも水素原子、C1 〜C8 −アルキル、C3 〜C8
シクロアルキルまたはC6 〜C18−アリールであり、Y
はzが正である場合には、以下の式で表される一つのア
ニオンであり:F- 、Cl- 、Br- 、NO3 - 、Cl
4 - 、SCN- 、PF6 - 、R10SO4 - 、R10CO
- 、R10SO3 - 、BF4 - 、BPh4 - およびSO
4 2-であり、zが負である場合には、以下の式で表され
る一つのカチオンであり:Li+ 、Na+ 、K+ 、Mg
2+、Ca2+、Al3+、NH4 + 、R10NH3 + 、R10 2
NH2 + 、R10 3 NH+ およびR10 4 + であり、ただ
しR10は上述の意味を有する。]で表される化合物に関
する。
【0007】DがNR3 であり、Eが窒素原子であり、
1 およびR2 が水素原子であり、sが1〜3の数であ
り、tが1〜4の数でありそしてKが−O、−OR、−
Sまたは−NR2 で表される基でありそして他の符号が
上述の意味を有する式1の化合物が有利である。
【0008】特に、Aがフェニル基またはC3 〜C9
シクロアルキル基であり、mは1〜3の数であり、nは
1〜2の数である化合物が特に有利である。式II中の個
々の記号が置換フェニル基である場合には、それらフェ
ニル基は以下のC1 〜C4 −アルキル、C1 〜C4 −ア
ルコキシ、ハロゲン原子、置換されたまたは非置換のア
ミノまたはアンモニウム基、スルホ基、カルボキシル基
または−(CH2 r−COOH、−(CH2 r −S
3 H、−(CH2 r −SO3 2 、−(CH2 L
−OHで表される基の群の1〜3個によって置換されて
いてもよく、その際にrは0〜4の整数でありそしてL
は1〜4の整数でありそして上記酸基は塩の形であって
もよい。
【0009】式Iの新規の遷移金属錯塩は極性溶剤、例
えばアルコールに溶解された式IIのヘテロ環架橋性配位
子L、例えば2,6−ビス(4,7−ジメチル−1,
4,7−トリアザシクロノン−1−イル−メチル)−4
−メチルフェノキシドから合成され、その際配位子に対
して1:2のモル比で遷移金属化合物、例えばマンガン
(II)酢酸塩4水和物、および対イオンYを含む必要量
の化合物、例えばKPF 6 が7〜11のpHで0〜10
0℃、好ましくは25〜50℃の温度で添加される。本
発明の錯塩中に存在する式IIの架橋性配位子は例えば
J. Am. Chem. Soc.1994 、116 、22、 10334〜10335 に
記載の合成法と同様にして、極性溶剤、好ましくはアル
コールに溶解した式(III)
【0010】
【化3】
【0011】[式中、D、E、R1 、R2 、tおよびs
は上で規定した通りである]で表されるヘテロ環式化合
物、例えば1,4−ジメチル−1,4,7−トリアザシ
クロノナンを等モル量の塩基、好ましくはトリエチルア
ミンの存在下に式Z−(CR1 CR2 u −A(K)
(R4 v −(CR1 CR2 u −Z[式中、R1 、R
2 、R4 、A、K、uおよびvは上に規定した通りであ
り、Zは塩素原子、臭素原子、沃素原子または他の脱落
基である]で表される化合物と2:1モルの比で−30
〜80℃、好ましくは−10〜50℃の温度範囲内で1
0〜120時間にわたって反応させることによって合成
できる。
【0012】式(I)の新規の多環式錯塩は漂白触媒お
よび酸化触媒として特に洗剤および洗浄剤において、並
びに繊維製品および紙の漂白において非常に適してい
る。粉末状洗剤の状態または液状調製物として繊維製品
用洗剤においておよび台所洗剤において特に優れてい
る。本発明の漂白触媒の長所は加水分解および酸化に対
するその安定性にありそして低温でも触媒作用を示す点
にある。かゝる調製物においてはこのものは過酸化水素
の漂白作用を向上させるだけでなく、有機系および無機
系過酸化物化合物のそれも向上させる。
【0013】従って本発明の対象は汚れた物質を、過酸
化物化合物および漂白触媒としての有効量の1種類以上
の式(I)の新規金属錯塩(R3 が水素でそしてAが炭
素である)を含む漂白水溶液中で接触させることにも関
する。
【0014】本発明の洗剤および洗浄剤調製物はこの種
類の金属錯塩を、調製物の重量を基準として0.000
1〜0.5重量%、好ましくは0.00025〜0.2
5重量%、特に0.0005〜0.1重量%の量で含有
している。
【0015】粉末およびタブレット型固体、均一な溶液
または分散液の状態であるこれらの洗剤および洗浄剤は
原則として本発明で使用される漂白触媒の他にかゝる組
成物において公知のあらゆる慣用成分を、例えば過酸化
物化合物、漂白活性剤、他の寛容の漂白触媒、界面活性
剤、ビルダー、水混和性有機溶剤、酵素、半エステル
剤、電解質、pH調整剤および他の助剤、例えばシルバ
ー腐蝕防止剤、泡調整剤、シックナー、保存剤、パール
光沢付与剤および乳化剤、および染料および香料を含有
し得る。
【0016】適する過酸化物化合物には特に有機過酸化
物または無機過酸化物塩がある。その例にはペルオキシ
ナフトエ酸、ペルオキシラウリン酸、ペルオキシステア
リン酸、N,N−フタロイルアミドペルオキシカプロン
酸、ペルオキシ安息香酸、1,12−ジペルオキシドデ
カン二酸、1,9−ジペルオキシアゼライン酸、ジペル
オキシセバシン酸、ジペルオキシイソフタル酸、2−デ
シルジペルオキシブタン−1,14−二酸、4,4’−
スルホニルビスペルオキシ安息香酸およびアルカノイル
アミドペルオキシカルボン酸がある。同様に、過酸化水
素および洗濯および洗浄の条件のもとで過酸化水素を放
出する化合物、例えばアルカリ金属過酸化物、有機過酸
化物、例えば過酸化尿素/水素−付加物および無機過酸
化物塩、例えばアルカリ金属の過硼酸塩、過炭酸塩、過
燐酸塩、過珪酸塩、過硫酸塩、過硝酸塩および過酸化炭
酸水素塩−ペルオキソ水和物がある。過硼酸ナトリウム
4水和物および特に過硼酸ナトリウム1水和物が特に有
利である。過硼酸ナトリウム1水和物は、貯蔵安定性が
良好でそして水に良好に溶解するので好ましい。過炭酸
ナトリウムは衛生上の理由で好ましい。アルキルヒドロ
ペルオキシド類はペルオキシド化合物の別の好ましい群
である。アルキルヒドロパーオキシドは、過酸化物化合
物の更に別の好適な物質群である。これらの物質の例
は、クメンヒドロペルオキシド及びブチルヒドロペルオ
キシドである。更に無機系ペルオキシ酸塩、例えばモノ
過硫酸カリウムも過酸化物系化合物として適している。
これらの化合物の二種以上の混合物も同様に適してい
る。
【0017】本発明の洗剤および洗浄剤調製物は一般に
1〜30重量%、好ましい。2〜25重量%の過酸化物
化合物を含有している。
【0018】少量の公知の漂白剤安定剤、例えばホスホ
ン酸塩、硼酸塩、メタ硼酸塩およびメタ珪酸塩およびマ
グネシウム塩類、例えば硫酸マグネシウムを添加するこ
とも有利であり得る。
【0019】過酸化物化合物の他に洗剤および洗浄剤は
更に1〜10重量%の通例の量でいわゆる漂白活性化剤
を追加的に含有していてもよい。漂白活性化剤は、過加
水分解(Perhydrolysis)の条件下で炭素原子数1〜1
0、好ましくは2〜4の脂肪族ペルカルボン酸および/
または場合によっては置換されたペル安息香酸を生じる
化合物である。適する物質は上記の炭素原子数のO−ア
シル基および/またはN−アシル基および/または場合
によっては置換されたベンゾイル基を有するものであ
る。多重アシル化アルキレンジアミン、特にテトラアセ
チルエチレンジアミン(TAED)、アシル化トリアジン誘導
体、特に1,5−ジアセチル−2,4−ジオキソヘキサ
ヒドロ−1,3,5−トリアジン(DADHT) 、アシル化グ
リコールウリル類、特にテトラアセチルグルコールウリ
ル(TAGU)、N−アシルイミド類、特にN−ノナノイルス
クシナミド(NOSI)、アシル化フェノールスルホナート
類、特にn−ノナノイル−またはイソノナノイルオキシ
ベンゼンスルホナート(n- またはイソ-NOBS)、アルカノ
イルアミドカルボン酸エステル、特にアルカノイルアミ
ドカプロン酸フェノールスルホナート類、無水カルボン
酸、特に無水フタル酸、アシル化多価アルコール、特に
トリアセチン、エチレングリコールジアセテート、2,
5−ジアセトキシ−2,5−ジヒドロフラン、ノナノイ
ルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、イソノナノイ
ルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、ベンゾイルオ
キシベンゼンスルホン酸ナトリウム、トリメチルヘキサ
ノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラクトン
類、アシラル類、カルボキシアミド類、アシルラクタム
類、アシル化尿素類およびオキサミド類、N−アシル化
ヒダントイン類、例えば1−フェニル−3−アセチルヒ
ダントイン、ヒドラジド類、トリアゾール類、ヒドロト
リアジン類、ウラゾール類、ジケトピペラジド類、スル
フリルアミド類および/またはN−アシル化ラクタム
類、例えばN−ベンゾイルカプロラクタムが有利である
が、第四ニトリル化合物、例えば第四トリアルキルアン
モニウム−ニトリル塩、特にシアノメチルトリメチルア
ンモニウム塩も、またヘテロ環置換された第四ニトリル
化合物およびドイツ特許出願公開第19, 616, 69
3号明細書および同第19,616,767号明細書か
ら公知のエノールエステル類およびヨーロッパ特許出願
公開第0,525,239号明細書(SORMAN)に
記載のアシル化ソルビトールおよびマンニトールまたは
それらの混合物、アシル化糖類導体、特にペンタアセチ
ルグルコース(PAG)、ペンタアセチルフルクトース、テ
トラアセチルキシロースおよびオクタアセチルラクトー
ス、およびアシル化され、場合によってはN−アルキル
化されたグルカミンおよびグルコノールアセトンも有利
である。
【0020】かゝる漂白活性化剤は、慣用される量の範
囲、例えば組成物全体を基準として1〜10重量%、好
ましくは2〜8重量%の量で存在する。
【0021】上述の慣用の漂白活性化剤の他にまたはそ
れらの代わりに、スルホンイミン類および/または別の
漂白向上性の遷移金属塩または遷移金属錯塩が含まれて
いてもよい。適する遷移金属化合物には、特にドイツ特
許出願公開第19, 529,905号明細書および同第
19,605,688号明細書から公知のマンガン、
鉄、コバルト、ルテニウムまたはモリブデンの錯塩が含
まれる。
【0022】界面活性剤として本発明の洗剤および洗浄
剤は界面活性剤の総重量を基準として約1〜50重量%
の量でアニオン界面活性剤を含有していてもよい。有利
なアニオン界面活性剤はC8 〜C20−脂肪酸α−メチル
エステル−スルホン酸エステル、アルキルエーテルスル
ファートおよび第二アルカンスルホナートがある。
【0023】本発明の組成物で使用されるアルキルエー
テルスルファートは式 RO(A)m SO3 M (式中、Rは非置換のC10〜C24−アルキルまたはC10
〜C24−ヒドロキシアルキル基、好ましくはC12〜C20
−アルキルまたはC12〜C20−ヒドロキシアルキル基、
特にC12〜C18−アルキルまたはC12〜C18−ヒドロキ
シアルキル基である)で表される水溶性塩または酸であ
る。“A”はエトキシまたはプロポキシ単位であり、m
は0より大きい数、好ましくは0.5〜約6、特に好ま
しくは約0.5〜約3でありそしてMは水素原子または
カチオン、例えば金属カチオン(例えばナトリウム、カ
リウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム糖)、ア
ンモニウムまたは置換アンモニウム−カチオンである。
置換されたアンモニウム−カチオンの特別な例には、メ
チル、ジメチル、トリメチルアンモニウムおよび第四ア
ンモニウム−カチオン、例えばテトラメチルアンモニウ
ムおよびジメチルピペリジニウム−カチオンおよびアル
キルアミン類、例えばエチルアミン、ジエチルアミン、
トリエチルアミンから誘導されるものがある。挙げるこ
とのできるこれらのアルキルエーテルスルファートの例
にはC12〜C18−アルキル−ポリエトキシレート(1.
0)スルファート(C12〜C18E(1.0)M)、C12
〜C18−アルキル−ポリエトキシレート(2.25)ス
ルファート(C12〜C18E(2.25)M)、C12〜C
18−アルキル−ポリエトキシレート(3.0)スルファ
ート(C12〜C18E(3.0)M)、C12〜C18−アル
キル−ポリエトキシレート(4.0)スルファート(C
12〜C18E(4.0)M)がある。
【0024】第二アルカンスルホナートの場合にはアル
キル基は、場合によっては水酸基で置換された飽和また
は不飽和の分岐したまたは直鎖状のものである。スルホ
基は炭素鎖全体に任意に分布しているが、鎖の出発点お
よび鎖の終点の第一メチル基にはスルホナート基を有し
ていない。有利な第二アルカンスルホナートは炭素原子
数9〜25、好ましくは炭素原子数10〜20、特に好
ましくは炭素原子数13〜17の直鎖状アルキル鎖を有
している。カチオンはナトリウム、カリウム、アンモニ
ウム、モノ−、ジ−またはトリエタノールアンモニウ
ム、カルシウムまたはマグネシウムおよびそれらの混合
物がある。簡単であるために、ナトリウムがカチオンと
して特に有利である。
【0025】これらの有利なアニンオン界面活性剤の他
にまたは代わりに、本発明の調製物は上述の制限内の他
の種類のアニオン界面活性剤、例えばアルキルスルファ
ート類、アルキルスルホナート類、アルキルカルボキシ
レート類、アルキルホスホナート類およびこれらの化合
物の混合物を含有していてもよい。適するカチオンは例
えばナトリウム、カリウム、カルシウムまたはマグネシ
ウム、およびアンモニウム、モノ−、ジ−またはトリエ
タノールアンモニウム−カチオンを含めた置換アンモニ
ウム化合物、およびこれらカチオンの混合物がある。本
発明に適するアニオン界面活性剤は界面活性特性を有し
そして水溶性または水分散性である。
【0026】ここでは式 ROSO3 M (式中、RはC10〜C24−炭化水素基、好ましくはアル
キル、またはC10〜C20−アルキル基を持つヒドロキシ
アルキル基、特に好ましくはC12〜C18−アルキルまた
はヒドロキシアルキル基であり、Mは水素原子またはカ
チオン基、例えばナトリウム、カリウム、リチウムまた
はアンモニウムまたは置換アンモニウム、例えばメチル
−、ジメチル−およびトリメチルアンモニウム−カチオ
ンおよび第四アンモニウム−カチオン、例えアルキルア
ミン類、例えばエチルアミン、ジエチルアミン、トリエ
チルアミンおよびそれらの混合物から誘導されるテトラ
メチルアンモニウムおよびジメチルピペリジニウム−カ
チオンおよび第四アンモニウム−カチオンである)で表
される水溶性塩または酸である。
【0027】他の適するアニオン界面活性剤はアルキル
ベンゼンスルホナートである。そのアルキル基は飽和ま
たは不飽和で分岐しているかまたは直鎖状であり、かつ
場合によっては水酸基で置換されている。有利なアルキ
ルベンゼンスルホナートは炭素原子数9〜25、好まし
くは10〜13を有する直鎖状アルキル鎖であり、カチ
オンはナトリウム、カリウム、アンモニウム、モノ−、
ジ−またはトリエチルアンモニウム、カルシウムまたは
マグネシウムおよびそれらの混合物である。
【0028】他の適するアニオン界面活性剤にはカルボ
キシレート、例えば脂肪酸石鹸および匹敵し得る界面活
性剤がある。石鹸は飽和または不飽和であり、種々の置
換基、例えば水酸基またはα−スルホナート基を有して
いてもよい。直鎖状の飽和または不飽和炭化水素基が石
鹸中の疎水性基として存在するのが有利である。疎水性
成分は6〜30個の炭素原子、好ましくは10〜18個
の炭素原子を有している。
【0029】他のアニオン界面活性剤は、これらは脂肪
酸クロライドをナトリウム−サルコシネート(sarcosina
te) とアルカリ媒体中で反応させる(アシルサルコシネ
ート)ことによって生じるアシルアミノカルボン酸の
塩、および脂肪酸クロライドとオリゴペプチドとの反応
によって得られる脂肪酸蛋白質縮合生成物である。アル
キルスルファミドカルボン酸の塩およびアルキル−およ
びアルキルアリールエーテルカルボン酸の塩も界面活性
特性を有する。
【0030】洗浄剤で使用するのに有効な他のアニオン
界面活性剤には、C8 〜C24−オレフィンスルホナー
ト、アルカリ土類金属クエン酸塩の熱分解生成物をスル
ホン化することによって製造されるスルホナート化ポリ
カルボン酸、例えば英国特許第1,082,179号明
細書に記載されている如きもの、アルキルグリセロール
スルファート、脂肪アシルグリセロールスルファート、
オレイルグリセロールスルファート、アルキルフェノー
ルエーテルスルファート、第一パラフィンスルホナー
ト、アルキルホスホナート、アルキルエーテルホスホナ
ート、イセチオナート、例えばアシルイセチオナート、
N−アシルタルリド、アルキルスクシナマート、スルホ
スクシナート、スルホスクシナートのモノエステル(特
に飽和−および不飽和C12〜C18−モノエステル)およ
びスルホスクリナートのジエステル(特に飽和および不
飽和C12〜C18−ジエステル)、アシルサルコシナー
ト、アルキルポリサッカリドのスルファート、例えばア
ルキルグリコシド、分岐した第一アルキルスルファート
およびアルキルポリエトキシカルボキシレート、例えば
式 RO(CH2 CH2 k CH2 COOM (式中、RはC8 〜C22−アルキル基であり、kは0〜
10の数でありそしてMが可溶性塩を生じるカチオンで
ある。)で表されるものである。樹脂酸または水素化樹
脂酸、例えばロジンまたは水素化ロジンまたはトール油
樹脂およびトール油樹脂酸も同様に使用できる。他の例
はPerry 及びBerch 著の“Surface Active Agents and
Detergents"(第I巻およびII巻、スイス国)に記載され
ている。沢山のかゝる界面活性剤が米国特許第3,92
9,678号明細書にも記載されている。
【0031】アニオン界面活性剤の代表例にはアルキル
エーテルスルホナート、グリセロールエーテルスルホナ
ート、スルホ脂肪酸、脂肪アルコールエーテルスルファ
ート、グリセロールエーテルスルファート、ヒドロキシ
混合エーテルスルファート、脂肪酸アミド(エーテル)
スルファート、モノ−およびジアルキルスルホコハク酸
塩、モノ−およびジアルキルスルホスクシナマート、ス
ルホトリグリセリド、アミド石鹸、アルキルオリゴグル
コシドスルファート、アルキルアミノ糖スルファートお
よびアルキル(エーテル)燐酸塩もある。アニオン界面
活性剤がポリグリコールエーテル鎖を有している場合に
は、これらは通例のまたは狭められた均一な分布を有し
ている。
【0032】本発明の組成物においては非イオン性界面
活性剤、例えば脂肪酸アルキルエステルアルコキシレー
ト、アルキル−および/またはアルケニル−オリゴグリ
コシド、脂肪アルコールポリグリコールエーテル、アル
キルフェノールポリグリコールエーテル、脂肪酸ポリグ
リコールエステル、脂肪酸アミドポリグリコールエーテ
ル、脂肪アミンポリグリコールエーテル、アルコキシレ
ート化トリグリセリド、脂肪酸グルカミド、ポリオール
脂肪酸エステル、糖エステル、ソルビタンエステルおよ
びポリソルベートおよび/またはアルコキシ化脂肪アル
コールを使用することができる。本発明の洗浄剤中の全
ての界面活性剤を基準とする非イオン界面活性剤の割合
は一般に1〜50重量%である。
【0033】更に本発明の組成物ではアルキルベタイ
ン、アルキルアミドベタイン、アミノプロピオナート、
アミノグリシナート、イミダゾリウムベタインおよびス
ルホベタイン、アミンオキシドおよび脂肪酸アルカノー
ルアミド、特にパーム核油およびココナッ油脂肪酸のモ
ノエタノールアミドまたはポリヒドロキシアミドより成
る群から洗濯される泡立て用共界面活性剤を1〜50重
量%の量で使用することも可能である。
【0034】界面活性化合物の総量は洗剤または洗浄剤
の全量の50重量%まで、好ましくは1〜40重量%、
特に好ましくは4〜25重量%である。
【0035】適する有機および無機ビルダーは、天然の
または特にカルシウムイオンを沈殿させることができる
かまたはカルシウムイオンと錯塩を形成することができ
るアルカリ塩である。適する、特に衛生上の点で受け入
れられるビルダー物質には式 NaMSi(x) (2x+1) (式中、Mはナトリウムまたは水素原子であり、xは
1.9〜22、好ましくは1.9〜4の数でありそして
yは0〜33の数である)で表される結晶質の層状珪酸
塩、例えばNa- SKS−5(α−Na2 Si
2 5 )、Na- SKS−7(β−Na2 Si2 5
natrosilite )、Na- SKS−9(NaHSi2 5
* 2 O)、Na- SKS−10(NaHSi2 3 *
3H2 O、カネマイト)、Na- SKS−11(t−N
2 Si2 5 )およびNa- SKS−13(NaHS
2 5 )があるが、特にNa- SKS−6(δ−Na
2 Si2 5 )および微細結晶質の合成無水ゼオライ
ト、特に100〜200mg(CaOH)/gの範囲内
のカルシウム結合能力を有するNaAタイプがある。ゼ
オライトおよび層状珪酸塩は20重量%までの量で組成
物中に存在してもよい。
【0036】中和されてないかまたは部分的に中和され
た(コ)ポリマーのポリカルボン酸も適している。これ
らはアクリル酸またはメタクリル酸のホモポリマーまた
はそれらとエチレン性不飽和モノマー、例えばアクロレ
イン、ジメチルアクリル酸、エチルアクリル酸、酢酸ビ
ニル、アリル酢酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、(メタ)アリルスルホン酸、ビニルスルホン酸、ス
チレンスルホン酸、アクリルアミドメチルプロパンスル
ホン酸、および燐基含有モノマー、例えばビニル燐酸、
アリル燐酸およびアクリルアミドメチルプロパン燐酸お
よびそれらの塩、およびヒドロキシエチル(メタ)アク
リレートスルファート、アリルアルコールスルファート
およびアリルアルコールホスファートとのコポリマーが
ある。
【0037】有利な(コ)ポリマーは1000〜10
0,000g/mol、好ましくは2000〜75,0
00g/mol、特に好ましくは2000〜35,00
0g/molの平均分子量を有している。酸基の中和度
は0〜90%、好ましくは10〜80%、特に好ましく
は30〜70%である。
【0038】適するポリマーには特にアクリル酸のホモ
ポリマーおよびそれとマレイン酸または無水マレイン酸
とのコポリマーが含まれる。
【0039】別の適するコポリマーには、10〜70重
量%の炭素原子数4〜8のモノエチレン性不飽和ジカル
ボン酸またはその塩、20〜85重量%の炭素原子数3
〜10のモノエチレン性不飽和モノカルボン酸またはそ
の塩、1〜50重量%の、後続の加水分解でポリマー鎖
の水酸基を放出するモノ不飽和モノマーおよび0〜10
重量%の別の遊離基共重合性モノマーを重合することに
よって得ることができる三元共重合体から誘導される。
【0040】モノサッカリド、オリゴサッカリド、ポリ
サッカリドおよび変性ポリサッカリド、および動物性ま
たは植物性蛋白質とのグラフトポリマーも適している。
砂糖および他のポリヒドロキシ化合物と45〜96重量
%のモノエチレン性不飽和C 3 〜C10−モノカルボン酸
またはC3 〜C10−モノカルボン酸および/または一価
のカチオンを持つその塩の混合物、4〜55重量%のモ
ノエチレン性不飽和モノスルホン酸基を持つモノマー、
モノエチレン性不飽和硫酸エステル、ビニル燐酸エステ
ルおよび/またはこれらの酸の一価カチオン含有塩およ
び0〜30重量%の、1モルのモノエチレン性不飽和化
合物当り2〜50モルのアルキレンオキシドの共重合体
が有利である。
【0041】他の適するポリマーには中和されていない
かまたは部分的にしか中和されていない状態のポリアス
パラギン酸またはその誘導体も適する。
【0042】特に適するのはアクリル酸、メタクリル
酸、マレイン酸および他のエチレン性不飽和モノマー
を、一般にポリスクシンイミドの上記の加水分解の間に
生成される様なポリアスパラギン酸の塩にグラフトさせ
たポリマーが特に適している。本発明の関係では、ポリ
アスパラギン酸の部分的にのみ中和した状態を造るため
に、その他の場合には必要とされる酸の添加を省くこと
ができる。ポリアスパラギン酸塩の量は一般に、ポリマ
ー中に組み入れられた全部のカルボキシル基の中和度は
80%、好ましくは60を超えない様に選択する。
【0043】使用できる他のビルダーには例えば好まし
くはそのナトリウム塩の状態で使用されるペルカルボン
酸、例えばクエン酸、特にクエン酸三ナトリウムおよび
クエン酸三ナトリウム2水和物、ニトリル三酢酸および
それの水溶性塩、カルボキシルメチルオキシコハク酸の
アルカリ金属塩、エチレンジアミン四酢酸、モノ−、ジ
−ヒドロキシ−コハク酸、α−ヒドロキシプロピオン
酸、グルコン酸、メリット酸、ベンゾポリカルボン酸お
よび米国特許第4,144,226号明細書および同第
4,146,495号明細書に記載されている如きもの
(ポリアセタールカルボキシレート)がある。
【0044】燐酸塩含有ビルダー、例えばアルカリ性、
中性または酸性ナトリウム塩または−カリウム塩の状態
で存在し得るアルカリ金属燐酸塩も適している。
【0045】それらの例には燐酸三ナトリウム、二燐酸
四ナトリウム、燐酸二水素二ナトリウム、三燐酸五ナト
リウム、いわゆる七メタ燐酸ナトリウム、5〜100
0、好ましくは5〜50の範囲内のオリゴマー化量を有
するオリゴマーの燐酸三ナトリウム、およびナトリウム
塩およびカリウム塩の混合物がある。
【0046】ビルダー物質は5〜80重量%の量で存在
していてもよく、10〜60重量%の割合が有利であ
る。
【0047】組成物の所望の粘度は水および/または有
機溶剤の添加によってまたは有機溶剤とシックナーとの
組合せの添加によって調整することができる。
【0048】原則として適する有機溶剤はあらゆる一価
または多価アルコールである。炭素原子数1〜4のアル
コール、例えばメタノール、エタノール、プロパノー
ル、イソプロパノール、直鎖のまたは分岐したブタノー
ル、グリセロールおよびこれらのアルコールの混合物を
使用するのが有利である。他の有利なアルコールには2
000以下の相対分子量を有するポリエチレングリコー
ルがある。特に200〜600の相対分子量を有するポ
リエチレングリコールを45重量%での量でそして40
0〜600の相対分子量を有するポリエチレングリコー
ルを5〜25重量%の量で使用するのが好ましい。モノ
マーのアルコール、例えばエタノール、とポリエチレン
グリコールとを0.5:1〜1.2:1の比より成る溶
剤混合物が有利である。
【0049】他の適する溶剤に例えばトリアセチン(グ
リセロールトリアセテート)および1−メトキシ−2−
プロパノールがある。
【0050】使用されるシックナーは水素化ひまし油、
好ましくは0〜5重量%の量、特に0.5〜2重量%の
量の長鎖脂肪酸の塩、例えばステアリン酸ナトリウム、
−カリウム、−アルミニウム、−マグネシウムおよび−
チタンまたはベヘン酸のナトリウム−および/またはカ
リウム塩、および多糖類、特にキサンタンガム、グアグ
ア、寒天、アルギン酸塩およびTyloses、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
および脂肪酸の高分子量ポリエチレングリコール−モノ
−およびジエステル、ポリアクリレート、ポリビニルア
ルコールおよびポリビニルピロリドン、および電解質、
例えば塩化ナトリウムおよび塩化アンモニウムである。
【0051】適するシックナーには、例えば約1%の蔗
糖のポリアリルエーテルで架橋されそして100万以上
の相対分子量を持つ水溶性ポリアクリレートがある。そ
れの例にはCarbopol(R) 940および941の
名称で得ることのできるポリマーがある。架橋したポリ
アクリレートは1重量%を超えない量、好ましくは0.
2〜0.7重量%の量で使用される。
【0052】適する酵素は、プロテアーゼ、例えばBL
AP、オプチマーゼ(Optimase)、オプチクリーン(Optic
lean) 、マクサカル(Maxacal)、マクサペム(Maxapem)
、エスペラーゼ(Esperase)、サビナーゼ(Savinase)、
プリフェクト(Purifect)OxPおよび/またはデュラジ
ム(Durazym) 、リパーゼ、例えばリポラーゼ(Lipolas
e)、リポマックス(Lipomax) 、ルマファスト(Lumafast)
および/またはリポジム(Lipozym) 、アミラーゼ、例え
ばテルマミル(Termamyl)、アイニラーゼ(Ainylase)−L
T、マックアミル(Maxamyl) 、デュラミル(Duramyl) お
よび/またはプラフェクト(Purfect) OxAm、および
クチナーゼ、プルラナーゼおよびそれらの混合物の種類
から選ばれる。その割合は0.2〜1重量%である。酵
素はキャリヤー物質に吸着させるかおよび/または被覆
物中に埋め込むことができる。
【0053】シルバー腐蝕抑制剤としてはドイツ特許第
19,649,375号明細書に記載された化合物が使
用できる。
【0054】消泡剤としては、好ましくは6重量%ま
で、好ましくは約0.5〜4重量%の泡抑制化合物、特
にシリコーン油、シリコーン油と疎水性化珪酸、パラフ
ィン、パラフィン/アルコールの組合せ、疎水性化シリ
カ、二脂肪酸アミドおよび他の公知の市販の消泡剤を添
加することができる。
【0055】他の成分の混入によってでは調整できない
所望のpH値を調整するためには、本発明の組成物は系
が許容しそして衛生上許容される酸、特にクエン酸、酢
酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、グルコール酸、コハク
酸、グルタル酸および/またはアジピン酸、特に硫酸、
硫酸水素アルカリ金属塩または塩基、特にアンモニアま
たはアルカリ金属水酸化物を含有していてもよい。かゝ
るpH調整剤は本発明の組成物中に、好ましくは10重
量%を超えない量で、特に好ましくは0.5〜6重量%
の量で存在する。
【0056】適する保存剤の例にはフェノキシエタノー
ル、ホルムアルデヒド溶液、ペンタンジオールまたはソ
ルビン酸がある。
【0057】適する真珠光沢付与剤には例えば二ステア
リン酸グリコール類、例えば二ステアリン酸エチレング
リコールがあるが、脂肪酸モノグリコールエステルもあ
る。
【0058】適する塩またはエキステンダーには例えば
硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウムまたは珪酸ナトリウム
(水ガラス)がある。
【0059】挙げることのできる他の添加物の代表的な
個々の例には硼酸ナトリウム、澱粉、サッカロース、ポ
リデキストローゼ、RAED、スチルベン化合物、メチ
ルセルロース、トルエンスルホナート、クメンスルホナ
ート、石鹸およびシリコーンがある。
【0060】本発明の漂白触媒は沢山の製品において使
用することができる。これら用途には繊維製品用洗剤、
繊維用漂白剤、表面洗浄剤、トイレット用洗浄剤、台所
洗剤および入れ歯洗浄剤がある。この洗剤は固体状でも
または液状でもよい。
【0061】安定性および取扱性の理由で、漂白活性剤
は漂白触媒の他に結合剤も含有する顆粒状態で使用する
のが有利である。かゝる顆粒を製造する種々の方法は特
許文献、例えばカナダ特許第1,102,966号明細
書、英国特許第1,561,333号明細書、米国特許
第4,087,369号明細書、ヨーロッパ特許第24
0,057号明細書、同第241,962号明細書、同
第101,634号明細書および同第062,523号
明細書に記載されている。
【0062】本発明の漂白触媒を含む顆粒は一般に他の
乾燥成分、例えば酵素、無機系過酸化物漂白剤と一緒に
洗剤組成物に添加される。触媒顆粒を添加する洗剤組成
物は色々な方法で、例えば乾燥した各成分を混合し、押
出成形するかまたは噴霧乾燥して得ることができる。
【0063】別の実施態様においては、本発明の漂白触
媒は、ヨーロッパ特許第0,869,171号明細書に
記載されている漂白性過酸化物化合物と一緒に使用し
て、非水性の液状洗剤を得るのに特に適している。この
液状洗剤は固体相が分散することができる非水性の液状
媒体中の組成物である。非水性の液状媒体は液状の界面
活性物質、好ましくは非イオン界面活性物質、非極性液
状媒体、例えば液状パラフィン、極性溶剤、例えばポリ
オール、例えばグリセロール、ソルビトール、エチレン
グリコール、場合によっては低分子量の一価アルコー
ル、例えばエタノールまたはイソプロパノールまたはそ
れらの混合物と一緒のものでもよい。
【0064】固体相はビルダー物質、アルカリ物質、研
磨物質、ポリマーおよび固体のイオン性界面活性物質、
漂白剤、蛍光増白物質およびその他の慣用の固体成分よ
りなる。
【0065】本発明を実施例によって更に詳細に説明す
るが、本発明はこれらに制限されない。
【0066】
【実施例】実施例1:2,6−ビス(4,7−ジメチル
−1,4,7−トリアザシクロノン−1−イル−メチ
ル)−4−メチルフェノール(dtmp) 0℃で3.26g(16mmol)の2,6−ビスクロ
ロメチル−4−メチルフェノールを、5g(32mmo
l)の1,4−ジメチル−1,4,7−トリアザシクロ
ノナンおよび3.21g(32mmol)のトリエチル
アミンを150mLのメタノールに溶解した溶液に回分
的に添加しそしてこの混合物を室温で4日間攪拌する。
後処理のために1.28g(32mmol)の水酸化ナ
トリウムを添加し、生じる塩化ナトリウムを濾去する。
溶剤を減圧下に除去しそして生成物を高減圧下に1日乾
燥する。
【0067】収量:6.1g(86%) 分析:1 H−NMR:δ=2.24(s,3H,Carom−C
3 );2.35(s,12H,N−C 3 );2.64
(m,8H,Carom−CH2 −N−CH2 −C 2
N);2.67(s,8H,H3 C−N−C 2 −C
2 −N−CH3 );2.87(m,8H,Carom−CH
2 −N−C 2 −CH2 −N);3.73(s,4H、
arom−C 2 N);6.82(s,2H,Carom
H)13 C−NMR;δ=20.4(Carom3 );4
5.4(N−3 );53.0;55.9;56.2
(N−2 2 −N);58.6(C arom
2 −N);123.0( arom−CH2 −N);12
7.4( arom−CH3 );130.0( arom
H);154.7( arom−OH) MS:(エレクトロスプレー)m/e=447(M+H
+ ,100%) 実施例2:二マンガンμ−[2,6−ビス(4,7−ジ
メチル−1,4,7−トリアザシクロノン−1−イル−
メチル)−4−メチルフェノレート]−ビス(μ−アセ
テート)ヘキサフルオロホスファート(マンガン錯塩
I)の製造 6g(13.4mmol)の2,6−ビス(4,7−ジ
メチル−1,4,7−トリアザシクロノン−1−イル−
メチル)−4−メチルフェノ−ルを150mLのメタノ
ールに溶解し、そして30分にわたって6.6g(27
mmol)の酢酸マンガン(II)・4H2 Oおよび2.
4g(13.5mmol)のKPF6を同じ割合で添加
する。この混合物を室温で1日攪拌した後に、錯塩が水
から沈殿し、これを減圧下に濾別しそして水性メタノー
ルで洗浄しそして得られる緑色の固体を減圧下に2日間
乾燥する。収量:9.9g(91%)。
【0068】 分析: MS:エレクトロスプレーm/e=673(M−PF6 - 、100%)、FA Bm/e=673(M−PF6 - 、100%)、 元素分析:%N(測定値)10.11 %N(計算値)10.11 %C(測定値)42.27 %C(計算値)42.45 %H(測定値) 6.33 %H(計算値) 6.52 錯塩の構造はX−線構造分析、シクロボルトアメトリー
(cyclovoltametry) および磁化測定(magnetization mea
surement) によって実証された。
【0069】この化合物はa=17.5505(10)
オンク゛ストローム、b=10.3361(2)オンク゛ストローム、c=
20.4256(5)オンク゛ストローム、β=93.115
(10)オンク゛ストロームおよびZ=4の単斜晶系スペース基
P2/cで結晶化する。
【0070】この構造は六フッ化ホスフェート−アニオ
ンによって分離された正に帯電した二環カチオンを含有
してる。マンガンイオンは2つの二座アセテート基およ
び六座配位子の中心フェノキシ酸素によって架橋されて
いる。3つのN−ドナー原子は配位子のアームを形成
し、このアームが各Mn原子に配向しそしてN3 3
向を完成させている。
シクロボルトアメトリーは14mV
および528mVの所(ferrocene/ferr
ociniumに対する)に2つの可逆的配向シグナル
を示す。
【0071】1Tでの温度依存磁化測定はStot =基本
状態および反強磁性温度挙動を明らかにする。効果的な
磁気モーメントは2Kの所で1.6μBであり、確実に
7.15μBに増加する。精錬するとJ=−4.3cm
-1の磁気交換相互作用(magnetic exchange interactio
n)が明らかになる。
【0072】実施例3:2,6−ビス(4,7−ジメチ
ル−1,4,7−トリアザシクロノン−1−イル−メチ
ル)−4−メチルアニソール(dtmp) 0.31g(1mmol)の2,6−ビスブロモメチル−
4−メチルアニソールを、0.31g(2mmol)の
1,4−ジメチル−1,4,7−トリアザシクロノナ
ン、0.14g(1mmol)のK2 CO3 を10mL
のトルエンに溶解した溶液に30分にわたって添加しそ
してこの反応混合物を保護ガス雰囲気で2日間還流す
る。
【0073】この混合物を室温に冷却した後に、沈殿す
るKBrをCeliteで濾別しそして次に溶剤を減圧下に留
去する。残留する淡黄色油ら残留トルエンを高減圧下で
除く。他の精製は必要ない。収量: 0.39g(85
%) 分析:1 H−NMR:δ=2.31(s,3H,Carom−C
3 );2.35(s,12H,N−C 3 );2.71
(m,16H,−CH2 −N−C 2 −C 2 −N−C
2 −);2.93(s,8H,H3 C−N−C 2
2 −N−CH 3 );3.68(m,4H,Carom
2 N);7.17(s,2H,Carom−H)13 C−NMR;δ=21.0(Carom3 );4
6.5(N−3 );55.8;56.3;57.
0;57.2(OCH3 ;N−2 2 −N);
61.4(Carom2 −N);130.3( arom
−H); 132.4( arom−CH2 −N);13
2.6( arom−CH3 );155.1( ar om−OC
3 ) MS:(エレクトロスプレー)m/e=460(M+H
+ ,100%) 実施例4:二マンガンμ−[2,6−ビス(4,7−ジ
メチル−1,4,7−トリアザシクロノン−1−イル−
メチル)−4−メチルアニソール]−μ−オキソ−ビス
(μ−アセテート)ジヘキサフルオロホスファート(マ
ンガン錯塩II)の製造 0.16g(0.6mmol)の酢酸マンガン(III
).3水和物を、30mLのメタノールに溶解した
0.14g(0.3mmol)のbcmmp、0.12
g(1.5mmol)の酢酸ナトリウムおよび0.28
g(1.5mmol)のKPF6 を添加する。この混合
物を1日攪拌した後に、赤色の固体を減圧下で濾別し、
メタノールで洗浄しそして減圧下に2日間乾燥する。
【0074】0.25g(85%)の赤紫色の固体が得
られる。
【0075】 分析: MS:エレクトロスプレーm/e=849(M−PF6 - 、100%) 元素分析:%N(測定値) 8.27 %N(計算値) 8.45 %C(測定値)35.86 %C(計算値)36.23 %H(測定値) 5.21 %H(計算値) 5.49 錯塩の構造はUV−VIS、IR、スペクトロエレクト
ロ化学、磁化測定およびEPRによって確認された。
【0076】UV−VISスペクトルは予想された吸収
帯を有しており、その吸収帯は487および521nm
の所にありそして関連する吸光度は発色団MnIII −O
−MnIII の特徴を有する: 吸収帯/(nm)(ε/[loml-1cm-1]245
(5500)、283(6200)、307(600
0)、487(390)、521(370)、704
(100)IRでは架橋酸素の逆対称の発振が742c
-1の所にある。
【0077】スペクトロエレクトロ化学はMnIII Mn
III 種を化学的に逆酸化してMnII I MnIVおよびMn
III MnII型となる可能性および吸収場所および吸光度
に特徴的変化があることを実証している。関連するEP
RスペクトルはMnIII Mn III 錯塩ら生じる種のヘテ
ロ原子価を示している。X−吸収帯のMnIII MnIV
はg=2の付近に予想された良好に解析された16−ラ
イン−スペクトルを示す。
【0078】磁化測定はJ=5.3cm-1の所に弱い強
磁性結合を示す。
【0079】漂白試験:標準洗剤WMPの水溶液200
mL[Krefeld Laundary Research , ドイツ硬度15°の
水中5g/ L(MWP)]を200mgの過硼酸ナトリ
ウムおよびそれぞれの触媒2mgと混合することによっ
て漂白調製剤を調製した。別の調製物Bを100mgの
テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)を更に添
加することによって得る。これらの調製物を使用して、
お茶(BC-1)およびカレー(BC-4) で汚したKrefeld La
undary Research 社の漂白感度標準試験布を40℃の温
度で等温洗浄条件のもとでリニテスト (Linitest) 装置
(Heraeus) 中で処理に付す。3分の洗浄時間の後に布の
試験体を水で濯ぎ、乾燥しそしてアイロンがけする。次
いで漂白作用を、ELREPHO 2000白色度測定装置(Datacol
or) を用いて洗濯の前及び後の反射率の差ΔR(調製物
+触媒)を求めることによって評価した。これらのΔR
(調製物+触媒)値及び漂白活性化剤を用いない対照実
験で測定されたΔR(調製物)値から、表1に記載のΔ
ΔR値を計算した。このΔΔR値は、触媒の添加により
もたらされた漂白作用の改善の直接的な目安の一つであ
る。
【0080】 ΔΔR=ΔR(調製物+触媒)−ΔR(調製物) 上記の錯塩の他の有利な性質は低い色損失及び僅かな繊
維損傷である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 7/54 C11D 7/54 D21H 21/32 D21H 21/32 (72)発明者 ゲルト・ラインハルト ドイツ連邦共和国、65779ケルクハイム、 フライヘル− フオム− シユタイン− ストラーセ、37 (72)発明者 トーマス・シエーンヘル ドイツ連邦共和国、09337ホッヘンシユタ イン− エルンストタール、ブライテ・ス トラーセ、13 (72)発明者 エドウイン・ヴエーバー ドイツ連邦共和国、09559フライベルク、 ヨハン− ゼバステイアン− バッハ− ストラーセ、1

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式I [Ln m p z q (I) [式中、MはII、III 、IVおよび/またはVの酸化状態
    にあるマンガン、IIまたはIII の酸化状態にある鉄また
    はIIおよび/またはIII の酸化状態にあるコバルトであ
    り、 Xは配位基または架橋基であり、 Yは存在する電荷Zに釣り合う相応する化学量論量の対
    イオンを意味し、nおよびmは互いに無関係に1〜4の
    整数であり、 pは0〜15の整数であり、 Lはz/[Yの電荷]であり、 Lは一般式II 【化1】 (式中、R1 およびR2 は互いに関係なく、水素原子、
    炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数1〜3のア
    ルコキシ基、炭素原子数2〜8のアルケニル−またはア
    ルキニル基、炭素原子数3〜10のシクロアルキル基ま
    たは置換されていてもよいフェニル基を意味し、 各Dは互いに関係なくNR3 、O、PR3 またはSを意
    味し、ただしR3 は炭素原子数1〜6のアルキル基、炭
    素原子数2〜8のアルケニル−またはアルキニル基、炭
    素原子数3〜10のシクロアルキル基または置換されて
    いてもよいフェニル基を意味し、 各Eは互いに関係なく、N、PまたはC(R1 )であ
    り、ただしR1 は上述の意味を有し、 tは0〜6の数であり、 sは1〜5の数でありそしてuは1〜4の数であり、 AはC3 〜C9 −シクロアルキル、フェニル、1,1’
    −ビフェニル、ナフチル、アントラセニルまたはピリジ
    ニル基であり、 各R4 は互いに関係なく、水素原子、C1 〜C6 −アル
    キル基、C1 〜C3−アルコキシ基、C3 〜C10−シク
    ロアルキル基または置換されていてもよいフェニル基で
    あり、 vは0〜15の数であり、 Kは中心金属Mの少なくとも1つに配位する基でありそ
    して−O、−OR、 −S、−SR、−NR2 、−NR、−PR2 または−P
    Rを意味し、ただしRは水素原子、炭素原子数1〜6の
    アルキル基、炭素原子数2〜8のアルケニルまたはアル
    キニル基、炭素原子数3〜10のシクロアルキル基また
    は置換されていてもよいフェニル基である)で表される
    有機配位子であり、 Xは以下の式で表される一つのアニオンであり:F-
    Cl- 、Br- 、SCN- 、OH- 、O2 2-、O2-、O
    2 - 、R10OO- 、H2 O、HS- 、CN- 、OC
    - 、S2-、N3 - 、NH3 、NR10 3 、NR10 2 -
    10O、R10COO- 、R10SO3 - およびR10SO4
    - であり、ただしR10はいずれの場合にも水素原子、C
    1 〜C8 −アルキル、C3 〜C8 −シクロアルキルまた
    はC6 〜C18−アリールであり、 Yはzが正である場合には、以下の式で表される一つの
    アニオンであり:F- 、Cl- 、Br- 、NO3 - 、C
    lO4 - 、SCN- 、PF6 - 、R10SO4 - 、R10
    OO- 、R10SO3 - 、BF4 - 、BPh4 - およびS
    4 2-であり、 zが負である場合には、以下の式で表される一つのカチ
    オンであり:Li+ 、Na+ 、K+ 、Mg2+、Ca2+
    Al3+、NH4 + 、R10NH3 + 、R10 2 NH2 + 、R
    10 3 NH+ およびR10 4 + であり、ただしR10は上述
    の意味を有する。]で表される化合物。
  2. 【請求項2】 DがNR3 であり、Eが窒素原子であ
    り、R1 およびR2 が水素原子であり、sが1〜3の数
    であり、tが1〜4の数でありそしてKが−O、−O
    R、−Sまたは−NR2 で表される基でありそして他の
    符号が請求項1に記載の意味を有する、請求項1に記載
    の式1の化合物。
  3. 【請求項3】 DがNR3 であり、Eが窒素原子であ
    り、R1 およびR2 が水素原子であり、sが1〜3の数
    であり、tが1〜4の数であり、Aがフェニル基または
    3 〜C9 −シクロアルキル基であり、mは1〜3の数
    であり、nは1〜2の数であり、Kが−O、−OR、−
    Sまたは−NR2 で表される基でありそして他の符号が
    請求項1に記載の意味を有する、請求項1に記載の式I
    の化合物。
  4. 【請求項4】 配位子Lが2,6−ビス(4,7−ジメ
    チル−1,4,7−トリアザシクロノン−1−イル−メ
    チル)−4−メチルフェノキシドである、請求項1に記
    載の式Iの化合物。
  5. 【請求項5】 配位子Lが2,6−ビス(4,7−ジメ
    チル−1,4,7−トリアザシクロノン−1−イル−メ
    チル)−4−メチルアニソールである、請求項1に記載
    の式1の化合物。
  6. 【請求項6】 遷移金属Mがマンガンである、請求項1
    に記載の式Iの化合物。
  7. 【請求項7】 過酸化物化合物含有の洗剤、洗浄剤およ
    び消毒剤の漂白触媒として、繊維製品および紙の漂白に
    おいて請求項1〜6のいずれか一つに記載の式Iの化合
    物を使用し、その際にDの規定に記載のNR3 が追加的
    にNHも意味することができそしてAが炭素も意味する
    ことができる、式Iの化合物の用途。
  8. 【請求項8】 過酸化物化合物含有の洗剤調製物および
    台所洗剤の漂白触媒として請求項1〜6のいずれか一つ
    に記載の式Iの化合物を使用し、その際にDの規定に記
    載のNR3 が追加的にNHも意味することができそして
    Aが炭素も意味することができる、式Iの化合物の用
    途。
JP2000273701A 1999-09-10 2000-09-08 漂白活性金属錯塩 Withdrawn JP2001114793A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19943254A DE19943254A1 (de) 1999-09-10 1999-09-10 Bleichaktive Metallkomplexe
DE19943254:6 1999-09-10

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001114793A true JP2001114793A (ja) 2001-04-24

Family

ID=7921451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000273701A Withdrawn JP2001114793A (ja) 1999-09-10 2000-09-08 漂白活性金属錯塩

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6545147B1 (ja)
EP (1) EP1083173B1 (ja)
JP (1) JP2001114793A (ja)
DE (2) DE19943254A1 (ja)
ES (1) ES2293879T3 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004501288A (ja) * 2000-06-08 2004-01-15 ロンザ インコーポレイテッド 製紙用途における過酸化物安定化用アルデヒドドナー

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19943254A1 (de) * 1999-09-10 2001-03-15 Clariant Gmbh Bleichaktive Metallkomplexe
GB0005088D0 (en) * 2000-03-01 2000-04-26 Unilever Plc Composition and method for bleaching laundry fabrics
US6500408B2 (en) * 2001-01-27 2002-12-31 Jc Technologies, Inc. Enamel-safe tooth bleach and method for use
DE10304131A1 (de) 2003-02-03 2004-08-05 Clariant Gmbh Verwendung von Übergangsmetallkomplexen als Bleichkatalysatoren
US8558051B2 (en) * 2007-07-18 2013-10-15 The Procter & Gamble Company Disposable absorbent article having odor control system
US9096818B2 (en) * 2011-12-09 2015-08-04 Clariant International Ltd. Automatic dishwashing detergent compositions comprising ethercarboxylic acids or their salts and nonionic surfactants with a high cloud point
CN114014422B (zh) * 2021-11-05 2023-09-26 济源职业技术学院 一种金属离子分离富集体系及分离富集钴(ii)的方法
CN114778761B (zh) * 2022-04-20 2023-09-08 西安近代化学研究所 一种qpq工序基盐氰酸根含量测定装置及方法

Family Cites Families (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA980957A (en) 1971-11-26 1976-01-06 Randall B. Hall Substantially uncolored detergent products containing coloring materials
US3929678A (en) 1974-08-01 1975-12-30 Procter & Gamble Detergent composition having enhanced particulate soil removal performance
GB1561333A (en) 1975-11-03 1980-02-20 Unilever Ltd Bleaching assistants
DE2626383A1 (de) 1976-06-12 1977-12-22 Baerle & Co Chem Fab Van Verfahren zur herstellung von modifizierten natriumsilikathydraten und danach hergestellte modifizierte natriumsilikathydrate sowie deren verwendung
US4087369A (en) 1976-11-08 1978-05-02 The Procter & Gamble Company Peroxybleach activated detergent composition
US4144226A (en) 1977-08-22 1979-03-13 Monsanto Company Polymeric acetal carboxylates
US4146495A (en) 1977-08-22 1979-03-27 Monsanto Company Detergent compositions comprising polyacetal carboxylates
DE2849225A1 (de) 1977-11-18 1979-05-23 Unilever Nv Giessfaehige, fluessige bleichmittel
NL180122C (nl) 1977-12-22 1987-01-02 Unilever Nv Bleekactivator in granulaatvorm.
US4399049A (en) 1981-04-08 1983-08-16 The Procter & Gamble Company Detergent additive compositions
DE3230999A1 (de) 1982-08-20 1984-02-23 Philips Kommunikations Industrie AG, 8500 Nürnberg Verfahren zur zugriffssteuerung bei einem nachrichtensystem
US4715979A (en) 1985-10-09 1987-12-29 The Procter & Gamble Company Granular detergent compositions having improved solubility
GB8607388D0 (en) 1986-03-25 1986-04-30 Unilever Plc Activator compositions
GB8607387D0 (en) 1986-03-25 1986-04-30 Unilever Plc Activator compositions
GB8622565D0 (en) 1986-09-19 1986-10-22 Unilever Plc Detergent composition
GB8630991D0 (en) 1986-12-30 1987-02-04 Unilever Plc Production of coloured detergent particles
JPH01299898A (ja) 1988-03-30 1989-12-04 Unilever Nv 洗浄剤組成物用成分
DE69125310T2 (de) 1990-05-21 1997-07-03 Unilever Nv Bleichmittelaktivierung
EP0525239B1 (en) 1991-07-31 1997-07-09 AUSIMONT S.p.A. Process for increasing the bleaching efficiency of an inorganic persalt
EP0544490A1 (en) * 1991-11-26 1993-06-02 Unilever Plc Detergent bleach compositions
TW240243B (ja) 1992-03-12 1995-02-11 Kao Corp
US5284944A (en) * 1992-06-30 1994-02-08 Lever Brothers Company, Division Of Conopco, Inc. Improved synthesis of 1,4,7-triazacyclononane
US5898025A (en) * 1992-09-25 1999-04-27 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Mildly alkaline dishwashing detergents
WO1996006154A1 (en) * 1994-08-19 1996-02-29 Unilever N.V. Detergent bleach composition
GB2299956A (en) 1995-04-13 1996-10-23 Procter & Gamble Detergent compositions for dishwashers
DE19529905A1 (de) 1995-08-15 1997-02-20 Henkel Kgaa Aktivatorkomplexe für Persauerstoffverbindungen
DE19605688A1 (de) 1996-02-16 1997-08-21 Henkel Kgaa Übergangsmetallkomplexe als Aktivatoren für Persauerstoffverbindungen
DE19616767A1 (de) 1996-04-26 1997-11-06 Henkel Kgaa Bleichaktivatoren für Wasch- und Reinigungsmittel
DE19616693A1 (de) 1996-04-26 1997-11-06 Henkel Kgaa Enolester als Bleichaktivatoren für Wasch- und Reinigungsmittel
DE19649375A1 (de) 1996-11-29 1998-06-04 Henkel Kgaa Acetonitril-Derivate als Bleichaktivatoren in Reinigungsmitteln
DE19738273A1 (de) * 1997-09-02 1999-03-04 Clariant Gmbh Cyclische Polyaminsalze
GB2343456A (en) 1998-11-06 2000-05-10 Procter & Gamble Speckle particles and compositions containing the speckle particles
WO2000058435A1 (de) 1999-03-25 2000-10-05 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Builder-haltige tablette
BR0013592A (pt) * 1999-09-01 2002-05-07 Unilever Nv Embalagem comercial para alvejar manchas de tecido em um licor de lavagem aquoso, e, uso da mesma
DE19943254A1 (de) * 1999-09-10 2001-03-15 Clariant Gmbh Bleichaktive Metallkomplexe
DE19960744A1 (de) * 1999-12-16 2001-07-05 Clariant Gmbh Granulares Alkalischichtsilicat-Compound

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004501288A (ja) * 2000-06-08 2004-01-15 ロンザ インコーポレイテッド 製紙用途における過酸化物安定化用アルデヒドドナー
JP4684528B2 (ja) * 2000-06-08 2011-05-18 ロンザ インコーポレイテッド 製紙用途における過酸化物安定化用アルデヒドドナー

Also Published As

Publication number Publication date
EP1083173A3 (de) 2003-03-19
EP1083173A2 (de) 2001-03-14
US6545147B1 (en) 2003-04-08
EP1083173B1 (de) 2007-10-03
DE50014688D1 (de) 2007-11-15
DE19943254A1 (de) 2001-03-15
ES2293879T3 (es) 2008-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6506218B2 (en) Process for bleaching paper using bleaching-active dendrimer ligands
JP4049881B2 (ja) 漂白活性金属錯体
CA2176228C (en) Activation of bleach precursors with imine quaternary salts
CA2042736C (en) Bleach activation
US6875734B2 (en) Use of transition metal complexes as bleach catalysts
US7205267B2 (en) Use of transition metal complexes as bleach catalysts in laundry detergents and cleaning compositions
AU652867B2 (en) Manganese catalyst
KR940010120B1 (ko) 표백화합물 및 조성물
JPH08920B2 (ja) 低温漂白用組成物
CA2085720A1 (en) Bleach activation
JPH0768543B2 (ja) 洗浄漂白組成物
US9102903B2 (en) Use of transition metal complexes as bleach catalysts in washing and cleaning compositions
US5998645A (en) Bleaching-active metal complexes
US6746996B2 (en) Use of transition metal complexes having oxime ligands as bleach catalysts
WO1998006813A1 (en) Phosphinoyl imines
AU2003219043B2 (en) Ammonium nitriles and the use thereof as hydrophobic bleaching activators
JP2001114793A (ja) 漂白活性金属錯塩
US6432901B2 (en) Bleach catalysts
US5969171A (en) Metal complexes as bleach activators
JPH1150095A (ja) 漂白活性化剤及び漂白洗浄剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071204