JP2001114510A - アルコールの効果によるメソ多孔性アルミノケイ酸塩又は純粋シリカモレキュラーシーブの形態の制御 - Google Patents

アルコールの効果によるメソ多孔性アルミノケイ酸塩又は純粋シリカモレキュラーシーブの形態の制御

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 準多孔性のアルミノケイ酸塩または純粋なケ
イ酸塩モレキュラーシーブを得ることを目的とする。 【解決手段】 本発明は、アルカノールの適当量を加え
ることによって、新たな階層的な形態を有する準多孔性
のアルミノケイ酸塩または純粋なケイ酸塩モレキュラー
シーブを合成する方法に関する。モレキュラーシーブに
は、Al23/SiO2及びTEOS/SiO2の比率を
調節することによって、中空の球体、その中に支柱を有
する中空の球体及び固体の球体を有する。ミクロサイズ
の球体構造の壁部は、ナノメートルサイズの秩序立った
円筒形の細孔から成る。準多孔性構造の寸法及び形態
は、水含有量としての反応成分、シリコン/界面活性剤
の比率及び反応温度及び熱水温度を変更して調節するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に、準多孔性の
アルミノケイ酸塩または純粋なケイ酸塩モレキュラーシ
ーブに関し、特に、中空ボールまたはその中に支柱を有
する中空ボール又は固体(中空でない)の球体から成る
準多孔性のアルミノケイ酸塩または純粋なケイ酸塩モレ
キュラーシーブに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、モービル社(米国特許第5108
725号)における研究者によって発見された、結晶準
多孔性の材料「M41S」の新しい系列は、大きな注意
を集めた。1.5ないし10.0nmの範囲の調節でき
る均一化された孔サイズを有するこれらの準多孔性モレ
キュラーシーブは、種々の分野で使用できる。このシリ
ーズの1つである「MCM−41」は、一様なサイズの
チャネル準多孔性の六角形配置を有し、ごく最近、触媒
及びより大きい分子の吸収剤においける応用に焦点が当
てられてきた。
【0003】MCM−41材料は界面活性剤及びケイ酸
塩の複雑な混合物から合成されるので、系の挙動及び構
造は変化するかもしれない。しかし、以前の文献は、M
CM−41材料の形態がミクロ粒子内に制限されると報
告している。これは、2つの理由に起因する。第1は、
MCM−41構造が常に非常に凝縮されたケイ酸塩形状
を酸性化することにより調製されることであり、他の大
規模化された形態を志向するにはあまりに堅い。第2
は、階層構造を調製する合成組成物に適当なミクロンサ
イズのテンプレートが存在しないことである。従って、
MCM−41製品の形態を調整する機会があり、これに
より、柔らかい又は凝縮されていないシリコン・ソース
及びミクロサイズテンプレートの形成を促進する適当な
組成物を使用することによって、計画された構造を生成
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】界面活性剤の複雑な流
体の理論に基づいて、溶液中の海面活性剤の自己集合に
より形成された凝集体の形態、及び中間鎖長を有するア
ルカノールのような添加物による形態の発展は、現在の
関心事である。このように、我々は特別なミクロンサイ
ズの形態を有する準多孔性の材料を生成するために、界
面活性剤−ケイ酸塩合成系に、アルカノールの適当な量
を加えたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、アルカノール
の所望量を加えることによって、準多孔性のモレキュラ
ーシーブを調製する方法を提供する。
【0006】本発明の他の目的は、純粋なケイ酸塩及び
均一化されサイズで内部に支柱を有する中空ボールを提
供することである。
【0007】本発明の他の目的は、中空ボール構造を有
するケイ酸塩材料を提供することである。
【0008】本発明のさらに他の目的は、固体球構造を
有するアルミノケイ酸塩材料を提供することである。 (1)純粋なケイ酸塩材料の合成中空ボール形態 攪拌及びゲル混合物形成下で、界面活性剤の澄んだ水溶
液にアルカノールが加えられた。室温で約10−30分
間攪拌した後に、硫酸または他の酸の適当量をゲル混合
物に徐々に加えられた。最終混合物のpH値は、約1
1.5−9.0に調整された。結果として生じるゲル組
成物のモル比はおよそ、界面活性剤1:SiO2(3.
0−0.3):NaOH(2.78−0.40):HA
(2.50−0.3):アルカノール(3.0−0.
1):H2O(50−2000)であった。次いで、混
合物は約(10−40)分間攪拌され、オートクレーブ
にロードされ、約(20−250℃)で約(1−48
0)時間静的に加熱された。得られた固体生成物は、濾
過によって回収され、脱イオン水で洗浄され、空気中室
温または100℃で乾燥した。準多孔性ケイ酸塩の細孔
中の有機種を除去するために、合成サンプルを約(6−
12)時間、空気中(500−900℃)で焼成した。 (2)アルミノケイ酸塩材料の合成中空ボールの形態 ナトリウムアルミン酸塩水溶液の適当量を熱水反応の
間、界面活性剤−ケイ酸塩溶液中に加えたこと以外は、
上述と同じ製法でアルミノケイ酸塩を合成した。アルミ
ン酸塩/ケイ酸塩の比率は、約60−10である。 (3)ケイ酸塩材料の合成固体球体の形態 母液中のテトラエチルオルトシリケート(TEOS)の
適当量が、熱水反応の間、界面活性剤の溶液中に加えら
れたことを除き、ケイ酸塩を(1)で述べた方法と同じ
方法で合成した。TEOS/界面活性剤の比率は、約1
0−0.5である。
【0009】
【発明の実施の形態】(A−1)純粋なケイ酸塩材料の
合成中空ボールの形態 純粋な二酸化ケイ素準多孔性の材料を調製するために、
攪拌及びゲル混合物を形成する間、アルカノールは界面
活性剤の澄んだ水溶液に加えられた。室温で約10−3
0分間攪拌した後、硫酸または他の酸の適当量をゲル混
合物に徐々に加えた。この工程は、約10−60分かか
る。最終的な混合物のpH値は、約11.5−9.0に
調整した。得られたゲル組成物のモル比率はおよそ、界
面活性剤1:SiO2(3.0−0.3):NaOH
(2.78−0.40):HA(2.50−0.3):
アルカノール(3.0−0.1):H2O(50−20
00)であった。シリコンの原料は、ケイ酸ナトリウム
である。反応系に用いられる界面活性剤は四級アンモニ
ウム塩R1234+-であり、ここで、R1、R2
3及びR4の1つが6−20炭素原子のアルキル鎖であ
り、他は1−6炭素原子のアルキル鎖であり、Xは対イ
オン(Cl-、Br-、N03 -、OH-その他)である。
HAは酸を表す。アルカノールは、アルキルまたは芳香
族アルコールから選択される。次いで、混合物は約(1
0−40)分間攪拌され、オートクレーブに装填され
た。続いて、混合物は約(20−250℃)で約(1−
480)時間、静的に加熱された。得られた固体生成物
は濾過によって回収され、脱イオン水で洗浄され、空気
中室温又は100℃で乾燥した。準多孔性ケイ酸塩の細
孔中の有機種を除去するために、合成サンプルを約(6
−12)時間、空気中(500−900℃)で焼成し
た。(加熱は室温から所望温度まで加熱速度1.5℃/
分で行った。) (A−2)アルミノケイ酸塩材料の合成中空ボールの形
態 ナトリウムアルミン酸塩水溶液の適当量が熱水反応の
間、界面活性剤−ケイ酸塩溶液中に加えたこと以外は、
上述と製法でアルミノケイ酸塩を合成した。アルミン酸
塩/ケイ酸塩の比率は、約60−10である。 (A−3)アルミノケイ酸塩材料の合成固体球体の形態 テトラエチルオルトシリケート(TEOS)の適当量
が、熱水反応の間、母液中に加えられたことを除き、ア
ルミノケイ酸塩を上述した方法と同じ方法で合成する。
TEOS/界面活性剤の比率は、約10−0.5であ
る。 (B)アルミノケイ酸塩生成物の特定 走査型電子顕微鏡法(SEM)は、加速電圧20keV
を使用して、日立社製S−800またはS−2400で
実行される。粉末X線回折(XRD)データは、CuK
α放射線(α=0.154nm)を使用して、Scin
tagX1について収集した。伝達電子顕微鏡法(TE
M)は、100keVで作動し、日立H−7100を採
用する。N2吸収−脱着等温線は、Micrometr
icのASAP2000装置により77Kで得られ、B
runaer−Emmett−Teller(BET)
表面積を与える。サンプルは、吸収に先立ち10-3トル
で約(6−12)時間、300℃において脱気される。
データは、多層厚さについてHalsey式によりBJ
H(Bamett−Joyner−Halenda)法
によって分析される。 実施例1 純粋なケイ酸塩材料の中空ボール形態を準備するため
に、12%のC14TMAB140g(テトラデシルトリ
メチルアンモニウム臭化物、99%、Merck)の水
溶液を、ケイ酸ナトリウム11.0g(27%SiO2
及び14%NaOH;Aldrich)と混合した。得
られた混合物を室温で約10分間攪拌した後、1.20
MのH2SO4溶液21.0gをピペットで非常にゆっく
り(全時間約30分)で加えた。この酸化の後、形成し
たゲル混合物を約20分間放置し、次いで、オートクレ
ーブ中100℃で約48時間加熱した。濾過によって回
収した固体生成物は、脱イオン水で洗浄され、大気条件
で乾燥し、空気中約540℃で約12時間焼成して、テ
ンプレートを除去した。
【0010】図1は、C14TMAB−ケイ素塩系から調
製された焼成二酸化ケイ素材料のSEM顕微鏡写真を示
す。この二酸化ケイ素サンプルの形態は、ミクロ粒子を
除きほとんど完全な中空ボール構造である。サンプル中
で壊れた若干のボールがあり、これらは、ミクロサイズ
のボールが中空でその中に支柱を有することが判った。
これらのボールの直径は、均一化されていて約5.0μ
mである。モル比率で示すゲル組成物を、以下にまとめ
て示す:化合物 量(モル)14TMAB 1.0 SiO2 1.50 NaOH 1.20 H2SO4 0.48 BuOH 1.442O 230.0 図2は、上述と同じ組成物から150℃の熱水反応条件
下で2日間処理したサンプルの透過型電子顕微鏡(TE
M)の像である。各中空ボールは支柱を有し、支柱は異
なるタイプであることが明らかとなった。 実施例2 図3は、ドデシルトリメチルアンモニウム塩化物(Cl2
TMAB)−二酸化ケイ素系から合成した焼成シリカサ
ンプルのSEM写真を示す。SEM顕微鏡写真に基づ
き、このサンプルの中空ボール形状の粒子のパーセンテ
ージは60%以上であり、残りは壊れたボール形態であ
る。これらのボールの直径は、約3.0μmである。モ
ル比率で示すゲル組成物を、以下にまとめて示す:化合物 量(モル)12TMAB 1.0 SiO2 1.50 NaOH 1.20 H2SO4 0.48 PeOH 0.912O 338 実施例3 図4Aは、テトラデシルトリメチルアンモニウム臭化物
(C14TMAB)−アルミノシリケート系から、熱水反
応の際にアルミン酸ナトリウムの所望量を母液中に添加
することにより合成された焼成シリカサンプルのSEM
写真を示す。形態は、ほとんど全体的に均一な直径約5
μmの中空球体である。壊れた若干の球体は、ミクロサ
イズの球体が真に中空であり、その中に支柱を有しない
ことを示す。図4Bを参照すると、2つの小さい穴が拡
大された中空球体の2つの極部に、それぞれ存在する。
この種の特別な形態は、医学又は生化学の分野において
薬リリースとして使用できる。モル比率で示すゲル組成
物を、以下にまとめて示す:化合物 量(モル)14TMAB 1.0 SiO2 1.40 アルミン酸ナトリウム 0.10 NaOH 1.10 H2SO4 0.45 BuOH 1.602O 250.0 実施例4 図5は、熱水反応の際に、母液に所望量のTEOSを添
加することによって、C14TMAB−アルミノシリケー
ト系から得られた焼成サンプルのSEM写真を示す。形
態は、直径約5μmのほとんど全体に均一な球体であ
る。球体は、実際に固体でより機械的な安定性を有す
る。球体は、プレス後に全体的に保持されている。モル
比率で示すゲル組成物を、以下にまとめて示す:化合物 量(モル)14TMAB 1.0 SiO2 1.40 TEOS 1.2 NaOH 1.10 H2SO4 0.45 BuOH 1.602O 250.0 以下の表は、実施例1−4の準多孔性材料の物理的な特
性を示す: 実施例 XRDd100 BET表面積 孔サイズ 壁厚さ d−間隔/nm /m2/g /nm /nm 1 3.79 1061 2.40 1.97 2 3.40 1008 1.98 1.94 3 3.70 1050 2.32 1.95 4 3.81 982 2.42 1.98 上記の記述から、発明の多くの利点及び特徴がある。上
記の結果から、均一なサイズで特別なミクロサイズの形
態、中空ボール又は固体球体は、アルカノールの添加量
及びSiO2/界面活性剤比率を変更することによっ
て、容易に調製できることが判った。生成物のサイズ及
び形状は、界面活性剤濃度、集中、水含有量、界面活性
剤の炭素鎖長さ、対イオン、塩の添加、温度、シリコン
/アルミニウム比又はTEOS/界面活性剤比などの、
種々の制御可能な因子に対して非常に敏感である。これ
により、我々が1−10μmの範囲において中空ボール
又は固体球体のサイズを簡単に変更できる有利な技術を
提供する。
【0011】特に、アルカノールの添加は、界面活性剤
−ケイ酸塩が高いアルカリ性でより少ない濃度の膜タイ
プの構造を形成するのを促進する。次に、柔らかい中間
構造は、漸進的なシリカ濃度と共に球状の階層構造に曲
げられることができ、これはアルカノールの添加量及び
SiO2/界面活性剤比に依存している。この非常に規
則正しい構造の形成は、バイオミメティックプロセス
(biomimeticprocess)であり、階層
構造は海の放散虫軟泥のフラストレス(frustle
s)と同様である。我々の結果は、事実上生化学的鉱化
プロセスを理解するための道筋のみならず、設計された
構造を調製するモデルを提供することができる。
【0012】触媒、支持体及び吸着剤における基礎的な
応用に加えて、階層的な材料も、基本的使用法だけでな
く技術的使用法をも有する。中空ボールは、制御可能な
ドラッグ−デリバリシステム、分離技術及び、ミクロサ
イズの導線及びオプティコエレクトロニクス(opti
coelectronics)のテンプレートに使用で
きる。さらに、固体のケイ酸塩モレキュラーシーブは、
カラム充填材料として使用することができる。この発明
におけるミクロサイズの形態の均一なサイズの特徴は、
正に光学結晶のために必要とされる。これにより、分析
的な解像度が著しく改善できる。
【0013】本発明は、一つの好適な実施形態に関して
記述されたが、種々の選択肢及び変形が本発明から離れ
ることなく、当業者によって工夫されることができる。
従って、本発明は添付請求の範囲の範囲内にある全ての
そのような選択肢を受け入れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の好適な実施形態によ
る、C14TMAB−ケイ酸塩系から調製された焼成シリ
カ材料のSEM顕微鏡写真を示す。
【図2】本発明の第1の好適な実施形態による、C14
MAB−ケイ酸塩系から2日間150℃の熱水反応下で
調製された焼成シリカ材料のSEM顕微鏡写真を示す。
【図3】本発明の第2の好適な実施形態による、C12
MAB−ケイ酸塩系から調製された焼成シリカ材料のS
EM顕微鏡写真を示す。
【図4】図4は本発明の第3の好適な実施形態によるS
EM顕微鏡写真を示し、図4Aは、本発明の第3の好適
な実施形態による、C14TMAB−ケイ酸塩系から調製
された焼成シリカ材料のSEM顕微鏡写真を示し、図4
Bは、本発明の第3の好適な実施形態による、C14TM
AB−ケイ酸塩系から調製された焼成シリカ材料の拡大
したSEM顕微鏡写真を示す。
【図5】本発明の第4の好適な実施形態による、C14
MAB−ケイ酸塩系から調製された焼成シリカ材料のS
EM顕微鏡写真を示す。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月6日(2000.12.
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 アルコールの効果によるメソ多孔性ア
ルミノケイ酸塩又は純粋シリカモレキュラーシーブの形
態の制御
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に、メソ多孔性
のアルミノケイ酸塩または純粋なシリカモレキュラーシ
ーブに関し、特に、中空ボールまたはその中に支柱を有
する中空ボール又は固体(中空でない)の球体から成る
メソ多孔性のアルミノケイ酸塩または純粋なシリカモレ
キュラーシーブに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、モービル社(米国特許第5108
725号)における研究者によって発見された、結晶メ
ソ多孔性の材料「M41S」の新しい系列は、大きな注
意を集めた。1.5ないし10.0nmの範囲の調節で
きる均一化された孔サイズを有するこれらのメソ多孔性
モレキュラーシーブは、種々の分野で使用できる。この
シリーズの1つである「MCM−41」は、一様なサイ
ズのチャネルメソ多孔性の六角形配置を有し、ごく最
近、触媒及びより大きい分子の吸収剤においける応用に
焦点が当てられてきた。
【0003】MCM−41材料は界面活性剤及びケイ酸
塩の複雑な混合物から合成されるので、系の挙動及び構
造は変化するかもしれない。しかし、以前の文献は、M
CM−41材料の形態がミクロ粒子内に制限されると報
告している。これは、2つの理由に起因する。第1は、
MCM−41構造が常に非常に凝縮されたケイ酸塩形状
を酸性化することにより調製されることであり、他の大
規模化された形態を志向するにはあまりに堅い。第2
は、階層構造を調製する合成組成物に適当なミクロンサ
イズのテンプレートが存在しないことである。従って、
MCM−41製品の形態を調整する機会があり、これに
より、柔らかい又は凝縮されていないシリコン・ソース
及びミクロンサイズテンプレートの形成を促進する適当
な組成物を使用することによって、計画された構造を生
成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】界面活性剤の複雑な流
体の理論に基づいて、溶液中の界面活性剤の自己集合に
より形成された凝集体の形態、及び中間鎖長を有するア
ルコールのような添加物による形態の発展は、現在の関
心事である。このように、我々は特別なミクロンサイズ
の形態を有するメソ多孔性の材料を生成するために、界
面活性剤−ケイ酸塩合成系に、アルコールの適当な量を
加えたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、アルコールの
所望量を加えることによって、メソ多孔性のモレキュラ
ーシーブを調製する方法を提供する。
【0006】本発明の他の目的は、内部に支柱を有する
中空球構造の純粋なシリカモレキュラーシーブおよびそ
の製造方法を提供することである。
【0007】本発明の他の目的は、中空球構造のアルミ
ノケイ酸塩モレキュラーシーブおよびその製造方法を提
供することである。
【0008】本発明のさらに他の目的は、固体球構造の
純粋シリカモレキュラーシーブおよびその製造方法を提
供することである。 (1)内部に支柱を有する中空球構造の純粋なシリカモ
レキュラーシーブの合成攪拌下で、界面活性剤−ケイ酸
塩の澄んだ水溶液にアルコールを加え、ゲル混合物を形
成した。室温で約10−30分間攪拌した後に、硫酸ま
たは他の酸の適当量をゲル混合物に徐々に加えられた。
最終混合物のpH値は、約11.5−9.0に調整され
た。結果として生じるゲル組成物のモル比はおよそ、界
面活性剤1:SiO2(3.0−0.3):NaOH
(2.78−0.40):HA(2.50−0.3):
アルコール(3.0−0.1):H2O(50−200
0)であった。次いで、混合物はオートクレーブにロー
ドされ、約20−250℃で約1−480時間静的に加
熱された。得られた固体生成物は、濾過によって回収さ
れ、脱イオン水で洗浄され、空気中室温または100℃
で乾燥した。メソ多孔性ケイ酸塩の細孔中の有機種を除
去するために、合成サンプルを約6−12時間、空気中
500−900℃で焼成した。 (2)中空球構造のアルミノケイ酸塩モレキュラーシー
ブの合成ナトリウムアルミン酸塩水溶液の適当量を、界
面活性剤−ケイ酸塩水溶液中に加えたこと以外は、上述
の(1)と同じ製法で、アルミノケイ酸塩を合成した。
ケイ酸塩/アルミン酸塩のモル比率は、約60−10で
ある。 (3)固体球構造の純粋なシリカモレキュラーシーブの
合成テトラエチルオルトシリケート(TEOS)の適当
量を、界面活性剤−ケイ酸塩水溶液中に加えたこと以外
は、上述の(1)と同じ製法で、ケイ酸塩を合成した。
テトラエチルオルトシリケート/界面活性剤のモル比率
は、約10−0.5である。
【0009】
【発明の実施の形態】(A−1)内部に支柱を有する中
空球構造の純粋なシリカモレキュラーシーブの合成 内部に支柱を有する中空球構造の純粋なシリカメソ多孔
性モレキュラーシーブを調製するために、攪拌下でアル
コールを界面活性剤−ケイ酸塩の澄んだ水溶液に加え、
ゲル混合物を形成した。室温で約10−30分間攪拌し
た後、硫酸または他の酸の適当量をゲル混合物に徐々に
加えた。この工程は、約10−60分かかる。最終的な
混合物のpH値は、約11.5−9.0に調整した。得
られたゲル組成物のモル比率はおよそ、界面活性剤1:
SiO2(3.0−0.3):NaOH(2.78−
0.40):HA(2.50−0.3):アルコール
(3.0−0.1):H2O(50−2000)であっ
た。シリコンの原料は、ケイ酸ナトリウムである。反応
系に用いられる界面活性剤は、四級アンモニウム塩R1
234+-であり、ここで、R1、R2、R3及びR
4の1つが6−20炭素原子のアルキル鎖であり、他は
1−6炭素原子のアルキル鎖であり、Xは対イオン(C
-、Br-、NO3 -、OH-その他)である。HAは酸
を表す。アルコールは、アルキルまたは芳香族アルコー
ルから選択される。次いで、混合物はオートクレーブに
装填された。続いて、混合物は約20−250℃で約1
−480時間、静的に加熱された。得られた固体生成物
は濾過によって回収され、脱イオン水で洗浄され、空気
中室温又は100℃で乾燥した。メソ多孔性ケイ酸塩の
細孔中の有機種を除去するために、合成サンプルを約6
−12時間、空気中500−900℃で焼成した。(加
熱は室温から所望温度まで加熱速度1.5℃/分で行っ
た。) (A−2)中空球構造のアルミノケイ酸塩モレキュラー
シーブの合成 ナトリウムアルミン酸塩水溶液の適当量が、界面活性剤
−ケイ酸塩溶液中に加えられたこと以外は、上記(A−
1)で述べた製法と同じ製法により、中空球構造のアル
ミノケイ酸塩モレキュラーシーブを合成した。ケイ酸塩
/アルミン酸塩のモル比率は、約60−10である。 (A−3)固体球構造の純粋シリカモレキュラーシーブ
の合成 テトラエチルオルトシリケート(TEOS)の適当量
が、界面活性剤−ケイ酸塩の水溶液中に加えられたこと
以外は、上記(A−1)で述べた製法と同じ製法によ
り、固体球構造の純粋シリカモレキュラーシーブを合成
した。テトラエチルオルトシリケート/界面活性剤のモ
ル比率は、約10−0.5である。 (B)純粋シリカ/アルミノケイ酸塩生成物の特定 走査型電子顕微鏡法(SEM)は、加速電圧20keV
を使用して、日立社製S−800またはS−2400で
実行される。粉末X線回折(XRD)データは、CuK
α放射線(α=0.154nm)を使用して、Scin
tagX1について収集した。伝達電子顕微鏡法(TE
M)は、100keVで作動し、日立H−7100を採
用する。N2吸収−脱着等温線は、Micrometr
icのASAP2000装置により77Kで得られ、B
runaer−Emmett−Teller(BET)
表面積を与える。サンプルは、吸収に先立ち10-3トル
で約6−12時間、300℃において脱気される。デー
タは、多層厚さについてHalsey式によりBJH
(Bamett−Joyner−Halenda)法に
よって分析される。
【0010】実施例1 内部に支柱を有する中空球構造の純粋なシリカ材料を準
備するために、12%のC14TMAB140g(テトラ
デシルトリメチルアンモニウム臭化物、99%、Mer
ck)の水溶液を、ケイ酸ナトリウム11.0g(27
%SiO2及び14%NaOH;Aldrich)と混
合した。得られた混合物を室温で約10分間攪拌した
後、1.20MのH2SO4溶液21.0gをピペットで
非常にゆっくり(全時間約30分)で加えた。この酸化
の後、形成したゲル混合物を約20分間放置し、次い
で、オートクレーブ中100℃で約48時間加熱した。
濾過によって回収した固体生成物は、脱イオン水で洗浄
され、大気条件で乾燥し、空気中約540℃で約12時
間焼成して、テンプレートを除去した。
【0011】図1は、C14TMAB−ケイ素塩系から調
製された焼成二酸化ケイ素材料のSEM顕微鏡写真を示
す。この二酸化ケイ素サンプルの形態は、ミクロン粒子
を除きほとんど完全な中空ボール構造である。サンプル
中で壊れた若干のボールがあり、これらは、ミクロンサ
イズのボールが中空でその中に支柱を有することが判っ
た。これらのボールの直径は、均一化されていて約5.
0μmである。モル比率で示すゲル組成物を、以下にま
とめて示す:化合物 量(モル)14TMAB 1.0 SiO2 1.50 NaOH 1.20 H2SO4 0.48 BuOH 1.442O 230.0 図2は、上述と同じ組成物から150℃の熱水反応条件
下で2日間処理したサンプルの透過型電子顕微鏡(TE
M)の像である。各中空ボールは支柱を有し、支柱は異
なるタイプであることが明らかとなった。
【0012】実施例2 図3は、ドデシルトリメチルアンモニウム塩化物(Cl2
TMAB)−二酸化ケイ素系から合成した焼成シリカサ
ンプルのSEM写真を示す。SEM顕微鏡写真に基づ
き、このサンプルの中空ボール形状の粒子のパーセンテ
ージは60%以上であり、残りは壊れたボール形態であ
る。これらのボールの直径は、約3.0μmである。モ
ル比率で示すゲル組成物を、以下にまとめて示す:化合物 量(モル)12TMAB 1.0 SiO2 1.50 NaOH 1.20 H2SO4 0.48 PeOH 0.912O 338
【0013】実施例3 図4Aは、テトラデシルトリメチルアンモニウム臭化物
(C14TMAB)−アルミノシリケート系から、熱水反
応の際にアルミン酸ナトリウムの所望量を母液中に添加
することにより合成された焼成シリカサンプルのSEM
写真を示す。形態は、ほとんど全体的に均一な直径約5
μmの中空球体である。壊れた若干の球体は、ミクロン
サイズの球体が真に中空であり、その中に支柱を有しな
いことを示す。図4Bを参照すると、2つの小さい穴が
拡大された中空球体の2つの極部に、それぞれ存在す
る。この種の特別な形態は、医学又は生化学の分野にお
いて薬リリースとして使用できる。モル比率で示すゲル
組成物を、以下にまとめて示す:化合物 量(モル)14TMAB 1.0 SiO2 1.40 アルミン酸ナトリウム 0.10 NaOH 1.10 H2SO4 0.45 BuOH 1.602O 250.0
【0014】実施例4 図5は、熱水反応の際に、母液に所望量のテトラエチル
オルトシリケートを添加することによって、C14TMA
B−アルミノシリケート系から得られた焼成サンプルの
SEM写真を示す。形態は、直径約5μmのほとんど全
体に均一な球体である。球体は、実際に固体でより機械
的な安定性を有する。球体は、プレス後に全体的に保持
されている。モル比率で示すゲル組成物を、以下にまと
めて示す:化合物 量(モル)14TMAB 1.0 SiO2 1.40 テトラエチルオルトシリケート 1.2 NaOH 1.10 H2SO4 0.45 BuOH 1.602O 250.0 以下の表は、実施例1−4のメソ多孔性材料の物理的な
特性を示す: 実施例 XRDd100 BET表面積 孔サイズ 壁厚さ d−間隔/nm /m2/g /nm /nm 1 3.79 1061 2.40 1.97 2 3.40 1008 1.98 1.94 3 3.70 1050 2.32 1.95 4 3.81 982 2.42 1.98
【0015】上記の記述から、発明の多くの利点及び特
徴がある。上記の結果から、均一なサイズで特別なミク
ロンサイズの形態、中空ボール又は固体球体は、アルコ
ールの添加量及びSiO2/界面活性剤比率を変更する
ことによって、容易に調製できることが判った。生成物
のサイズ及び形状は、界面活性剤濃度、集中、水含有
量、界面活性剤の炭素鎖長さ、対イオン、塩の添加、温
度、シリコン/アルミニウム比又はテトラエチルオルト
シリケート/界面活性剤比などの、種々の制御可能な因
子に対して非常に敏感である。これにより、我々が1−
10μmの範囲において中空ボール又は固体球体のサイ
ズを簡単に変更できる有利な技術を提供する。
【0016】特に、アルコールの添加は、界面活性剤−
ケイ酸塩が高いアルカリ性でより少ない濃度の膜タイプ
の構造を形成するのを促進する。次に、柔らかい中間構
造は、漸進的なシリカ濃度と共に球状の階層構造に曲げ
られることができ、これはアルコールの添加量及びSi
2/界面活性剤比率に依存している。この非常に規則
正しい構造の形成は、バイオミメティックプロセス(b
iomimeticprocess)であり、階層構造
は海の放散虫軟泥のフラストレス(frustles)
と同様である。我々の結果は、事実上生化学的鉱化プロ
セスを理解するための道筋のみならず、設計された構造
を調製するモデルを提供することができる。
【0017】触媒、支持体及び吸着剤における基礎的な
応用に加えて、階層的な材料も、基本的使用法だけでな
く技術的使用法をも有する。中空ボールは、制御可能な
ドラッグ−デリバリシステム、分離技術及び、ミクロン
サイズの導線及びオプティコエレクトロニクス(opt
icoelectronics)のテンプレートに使用
できる。さらに、固体のケイ酸塩モレキュラーシーブ
は、カラム充填材料として使用することができる。この
発明におけるミクロンサイズの形態の均一なサイズの特
徴は、正に光学結晶のために必要とされる。これによ
り、分析的な解像度が著しく改善できる。
【0018】本発明は、一つの好適な実施形態に関して
記述されたが、種々の選択肢及び変形が本発明から離れ
ることなく、当業者によって工夫されることができる。
従って、本発明は添付請求の範囲の範囲内にある全ての
そのような選択肢を受け入れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の好適な実施形態によ
る、C14TMAB−ケイ酸塩系から調製された焼成シリ
カ材料のSEM顕微鏡写真を示す。
【図2】本発明の第1の好適な実施形態による、C14
MAB−ケイ酸塩系から2日間150℃の熱水反応下で
調製された焼成シリカ材料のSEM顕微鏡写真を示す。
【図3】本発明の第2の好適な実施形態による、C12
MAB−ケイ酸塩系から調製された焼成シリカ材料のS
EM顕微鏡写真を示す。
【図4】図4は本発明の第3の好適な実施形態によるS
EM顕微鏡写真を示し、図4Aは、本発明の第3の好適
な実施形態による、C14TMAB−アルミノケイ酸塩系
から調製された焼成アルミノケイ酸塩材料のSEM顕微
鏡写真を示し、図4Bは、本発明の第3の好適な実施形
態による、C14TMAB−アルミノケイ酸塩系から調製
された焼成アルミノケイ酸塩材料の拡大したSEM顕微
鏡写真を示す。
【図5】本発明の第4の好適な実施形態による、C14
MAB−ケイ酸塩系から調製された焼成シリカ材料のS
EM顕微鏡写真を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G073 BA04 BA57 BA63 BB15 BB24 BB48 BC02 BD23 CZ01 FA12 FB02 FB11 FB36 FC18 FD01 FD02 FD20 FF04 GA01 GA09 GA12 GA13 GA40 UA01 UA06 UB29

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の組成を有する焼成形態の球状準多孔
    性モレキュラーシーブであって、 Mn/q(AlaSibc)(ここで、Mは、水素、アンモ
    ニウム、アルカリ金属及びアルカリ土類金属からなる群
    から選ばれた少なくとも1種のイオン、nは酸化物とし
    て表されるMを除く組成物の電荷、qはMの加重モル平
    均原子価、a及びbはそれぞれAl及びSiのモル分率
    であり、a+b=1、b>0であり、cは2に等しい数
    である)、 前記モレキュラーシーブは、直径約1〜10μmである
    均一サイズの細孔による六角形配置を有するミクロ粒子
    からなるミクロ構造を有し、d100値でインデックスさ
    れる六方晶系の電子線回折パターンが約3.7nmであ
    って、 前記ミクロ粒子の約100%が実質的に球形のミクロ粒
    子であり、Brunaer−Emmett−Telle
    r(BET)表面積が約1000m2/gの範囲である
    ことを特徴とするモレキュラーシーブ。
  2. 【請求項2】前記Mは、ナトリウムイオンからなる請求
    項1に記載の球状準多孔性モレキュラーシーブ。
  3. 【請求項3】前記SiO2/Al23のモル比は、約6
    0〜10の範囲である請求項1に記載の球状準多孔性モ
    レキュラーシーブ。
  4. 【請求項4】前記球状準多孔性モレキュラーシーブの壁
    厚は、約1.9nmである請求項1に記載の球状準多孔
    性モレキュラーシーブ。
  5. 【請求項5】前記実質的に球状のミクロ粒子は、純粋な
    ケイ酸材料の中空球状形態である請求項1に記載の球状
    準多孔性モレキュラーシーブ。
  6. 【請求項6】前記実質的に球状のミクロ粒子は、前記実
    質的に球状の各ミクロ粒子内に支柱を有する中空球体で
    ある請求項1に記載の球状準多孔性モレキュラーシー
    ブ。
  7. 【請求項7】前記実質的に球状のミクロ粒子は、アルミ
    ノケイ酸塩材料の固体球状の形態である請求項1に記載
    の球状準多孔性モレキュラーシーブ。
  8. 【請求項8】モレキュラーシーブを調製する方法であっ
    て、 a)酸化ケイ素、アルミニウムの酸化物及び界面活性剤
    1234+-からなる水性混合物を調製する工程
    であって、前記混合物はモル比で、界面活性剤1:Si
    2(3.0−0.3):Al23(0−0.3):T
    EOS(0−2):M(OH)n(2.78−0.4
    0):アルカノール(3.0−0.1):H2O(50
    −2000)の組成物を有し、ここでR1、R2、R3
    びR4のうちの少なくとも1つは炭素数6−20のアル
    キル鎖からなる群から選択され、R1、R2、R3及びR4
    の残りは炭素数1−6のアルキル鎖であり、Q+は窒素
    又はリンイオンであり、X-は対イオンであり、Mはア
    ルカリ金属又はアルカリ土類金属イオンであり、nはM
    がアルカリ金属であるとき1、Mがアルカリ土類金属で
    あるとき2であり、 b)前記水性混合物を、約0℃ないし室温の温度で約1
    0〜30分間攪拌し、ゲル混合物を形成する工程と、 c)前記攪拌を維持している間、モル比で、酸をH+
    界面活性剤=2〜0.2の範囲の量で添加する工程であ
    って、前記酸は、添加が完結し約10〜60分の時間内
    にpH値が約10となるように徐々に添加し、 d)工程c)で残った混合物を約20〜250℃の温度
    で約1〜480時間加熱して、モレキュラーシーブを形
    成する工程と、 e)前記モレキュラーシーブを濾過により回収し脱イオ
    ン水で洗浄する工程と、 f)前記モレキュラーシーブの細孔中の有機種を除去す
    るために、前記モレキュラーシーブを約500〜900
    ℃で6〜12時間、加熱速度約0.5〜2℃/分で焼成
    する工程とを含み、 前記モレキュラーシーブは、直径約1〜10μmである
    均一サイズの細孔による六角形配置を有するミクロ粒子
    からなるミクロ構造を有し、d100値でインデックスさ
    れる六方晶系の電子線回折パターンが約3.7nmであ
    って、前記ミクロ粒子の約100%が実質的に球形のミ
    クロ粒子である方法。
  9. 【請求項9】前記モレキュラーシーブは、TEOS(t
    etraethylorthosilicate)の0
    モル及びAl23を有する中空球状形態である請求項8
    に記載の方法。
  10. 【請求項10】前記工程a)における組成物は、モル比
    で、およそ次の範囲内:界面活性剤1:SiO2(3.
    0−0.3):NaOH(2.5−0.24):ペンタ
    ノール(2−0.5):H2O(100−1000)で
    ある請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】前記モレキュラーシーブは、各モレキュ
    ラーシーブに支柱を有し、TEOS(tetraeth
    ylorthosilicate)の0モルを含む中空
    球体である請求項8に記載の方法。
  12. 【請求項12】前記工程a)における組成物は、モル比
    で、およそ次の範囲内:界面活性剤1:SiO2(3.
    0−0.3):Al23(0−0.3):NaOH
    (2.5−0.24):ブタノール(3.0−0.
    1):H2O(50−2000)である請求項11に記
    載の方法。
  13. 【請求項13】前記モレキュラーシーブは、Al23
    0モルを含む固体球状である請求項8に記載の方法。
  14. 【請求項14】前記工程a)における組成物は、モル比
    で、およそ次の範囲内:界面活性剤1:SiO2(3.
    0−0.3):TEOS(10−0.5):NaOH
    (2.5−0.24):ブタノール(3.0−0.
    1):H2O(50−2000)である請求項13に記
    載の方法。
  15. 【請求項15】前記モレキュラーシーブは、Bruna
    er−Emmett−Teller(BET)表面積が
    約1000m2/gの範囲である請求項8に記載の方
    法。
  16. 【請求項16】前記モレキュラーシーブは、その壁厚が
    約1.9nmの範囲である請求項8に記載の方法。
  17. 【請求項17】前記R1は、C6−C20のアルキル基であ
    り、前記R2、R3及びR4はC1−C6のアルキル基であ
    り、前記Q+は窒素であり、前記X-はハロゲン化物であ
    る請求項8に記載の方法。
  18. 【請求項18】前記アルカノールは、アルキルまたは芳
    香族アルコールである請求項8に記載の方法。
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