JP2001114435A - 紙葉類の取出し装置、および取出し方法 - Google Patents
紙葉類の取出し装置、および取出し方法Info
- Publication number
- JP2001114435A JP2001114435A JP29701099A JP29701099A JP2001114435A JP 2001114435 A JP2001114435 A JP 2001114435A JP 29701099 A JP29701099 A JP 29701099A JP 29701099 A JP29701099 A JP 29701099A JP 2001114435 A JP2001114435 A JP 2001114435A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- take
- paper sheet
- out surface
- transport
- posture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Sorting Of Articles (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 紙葉類を適切な状態で供給し安定した取出し
が可能な紙葉類の取出し装置および取出し方法を提供す
ることにある。 【解決手段】 紙葉類の搬送方向Aと直交して取出し面
11が設けられ、取出し面の近傍には、底面および側面
搬送スクリュー24、26によって立位状態で送られて
きた紙葉類の姿勢を検知する第1および第2反射型セン
サ32、33が設けられている。また、取出し面には、
取出し面に対する紙葉類の押込み状態を検知する押込み
センサ37が設けられている。取出し面近傍において、
取出し面に対して紙葉類が傾いている場合、第1および
第2搬送スクリューの一方を高速で駆動し、紙葉類が取
出し面とほぼ平行となるように整位する。押込みセンサ
により、紙葉類の押込み過剰が検知された場合には、第
1および第2スクリューの少なくとも一方を逆転駆動
し、紙葉類間に適度な隙間を形成する。
が可能な紙葉類の取出し装置および取出し方法を提供す
ることにある。 【解決手段】 紙葉類の搬送方向Aと直交して取出し面
11が設けられ、取出し面の近傍には、底面および側面
搬送スクリュー24、26によって立位状態で送られて
きた紙葉類の姿勢を検知する第1および第2反射型セン
サ32、33が設けられている。また、取出し面には、
取出し面に対する紙葉類の押込み状態を検知する押込み
センサ37が設けられている。取出し面近傍において、
取出し面に対して紙葉類が傾いている場合、第1および
第2搬送スクリューの一方を高速で駆動し、紙葉類が取
出し面とほぼ平行となるように整位する。押込みセンサ
により、紙葉類の押込み過剰が検知された場合には、第
1および第2スクリューの少なくとも一方を逆転駆動
し、紙葉類間に適度な隙間を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、紙葉類等の紙葉
類を処理する紙葉類処理装置において、紙葉類を1枚ず
つ取出して送り出す紙葉類の取出し装置および取出し方
法に関する。
類を処理する紙葉類処理装置において、紙葉類を1枚ず
つ取出して送り出す紙葉類の取出し装置および取出し方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、紙葉類処理装置は、厚さ、寸法
等の異なる種々の紙葉類が投入される投入部と、投入物
から紙葉類を1通ずつ取出す取出し装置と、取り出され
た紙葉類から所定の厚さおよび大きさを有する定型の紙
葉類を選別する自動選別部、選別された定型の紙葉類を
一時的に集積するバッファ部、バッファ部から紙葉類を
一通づつ取出して自動読み取り部へ送る取出し部を備え
ている。
等の異なる種々の紙葉類が投入される投入部と、投入物
から紙葉類を1通ずつ取出す取出し装置と、取り出され
た紙葉類から所定の厚さおよび大きさを有する定型の紙
葉類を選別する自動選別部、選別された定型の紙葉類を
一時的に集積するバッファ部、バッファ部から紙葉類を
一通づつ取出して自動読み取り部へ送る取出し部を備え
ている。
【0003】上記紙葉類処理装置において、取出し装置
は、紙葉類を立位状態で搬送する搬送部と、搬送部の搬
送方向とほぼ直交して設けられた取出し面とを有し、こ
の取出し面に沿って吸着ベルトが設けられている。そし
て、搬送部により取出し面まで送られてきた紙葉類を、
吸着ベルトにより吸着し、取出し面と平行な方向へ紙葉
類を1ずつ取出して送り出す。このような取出し装置に
おける紙葉類の取出し制御は、様々な種類の紙葉類を扱
いながら、いかに取出し性能、つまり、単位時間当たり
の処理数を上げるとともに、紙葉類の姿勢制御をいかに
安定させるかという点が重要となる。
は、紙葉類を立位状態で搬送する搬送部と、搬送部の搬
送方向とほぼ直交して設けられた取出し面とを有し、こ
の取出し面に沿って吸着ベルトが設けられている。そし
て、搬送部により取出し面まで送られてきた紙葉類を、
吸着ベルトにより吸着し、取出し面と平行な方向へ紙葉
類を1ずつ取出して送り出す。このような取出し装置に
おける紙葉類の取出し制御は、様々な種類の紙葉類を扱
いながら、いかに取出し性能、つまり、単位時間当たり
の処理数を上げるとともに、紙葉類の姿勢制御をいかに
安定させるかという点が重要となる。
【0004】従来、一般に、取出し性能の確保には、紙
葉類の送りを定ピッチおよび定ギャップで行う取出し方
式が用いられている。また、姿勢制御については、取出
し面に設けられた圧力検知センサを用いて、取出し装置
に供給されている紙葉類の量を推定し、取出し面への送
り量、送り速度等を調整している。
葉類の送りを定ピッチおよび定ギャップで行う取出し方
式が用いられている。また、姿勢制御については、取出
し面に設けられた圧力検知センサを用いて、取出し装置
に供給されている紙葉類の量を推定し、取出し面への送
り量、送り速度等を調整している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記取
出し装置のように、取出し部近傍の紙葉類の量を圧力検
知センサのみで推定し、取出し面への送り量を調整する
制御方法では、取出し面での紙葉類の詰まり具合を正確
に判断することが困難となる。
出し装置のように、取出し部近傍の紙葉類の量を圧力検
知センサのみで推定し、取出し面への送り量を調整する
制御方法では、取出し面での紙葉類の詰まり具合を正確
に判断することが困難となる。
【0006】取出し面近傍において、取出し面と紙葉類
との隙間が空き過ぎると、吸着ベルトによる取出しミス
が発生し、取出し性能が大幅に低下してしまう。また、
取出し面近傍で、紙葉類間の隙間が詰まり過ぎると、吸
着ベルトによる紙葉類の2枚取りやスキューが発生し、
姿勢制御が安定しなくなる。
との隙間が空き過ぎると、吸着ベルトによる取出しミス
が発生し、取出し性能が大幅に低下してしまう。また、
取出し面近傍で、紙葉類間の隙間が詰まり過ぎると、吸
着ベルトによる紙葉類の2枚取りやスキューが発生し、
姿勢制御が安定しなくなる。
【0007】すなわち、紙葉類の安定した取出しとは、
取出し面に対して紙葉類を平行に供給し、かつ、適度な
隙間を持って連続的に供給することが必要となる。
取出し面に対して紙葉類を平行に供給し、かつ、適度な
隙間を持って連続的に供給することが必要となる。
【0008】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、紙葉類を適切な状態で供給し安定した
取出しが可能な紙葉類の取出し装置および取出し方法を
提供することにある。
で、その目的は、紙葉類を適切な状態で供給し安定した
取出しが可能な紙葉類の取出し装置および取出し方法を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る紙葉類の取出し装置は、紙葉類を立
位状態で所定の搬送方向に沿って搬送する搬送部と、上
記搬送方向とほぼ直交して設けられた取出し面を有し、
取出し面まで送られてきた紙葉類を1枚ずつ取り出す取
出し部と、上記取出し面近傍に設けられ、上記取出し面
近傍に送られてきた紙葉類の姿勢を検知する姿勢検知セ
ンサと、上記取出し面に設けられ、取出し面に対する紙
葉類の押込み状態を検知する押込み検知センサと、上記
姿勢検知センサにより検知された紙葉類の姿勢に応じ
て、上記紙葉類が上記取出し面とほぼ平行となるよう
に、上記搬送部の搬送動作を制御するとともに、上記押
込み検知センサにより検知された紙葉類の押込み状態に
応じて、所定の押込み状態となるように、上記搬送部の
送り動作を制御する制御部とを備えたことを特徴として
いる。
め、この発明に係る紙葉類の取出し装置は、紙葉類を立
位状態で所定の搬送方向に沿って搬送する搬送部と、上
記搬送方向とほぼ直交して設けられた取出し面を有し、
取出し面まで送られてきた紙葉類を1枚ずつ取り出す取
出し部と、上記取出し面近傍に設けられ、上記取出し面
近傍に送られてきた紙葉類の姿勢を検知する姿勢検知セ
ンサと、上記取出し面に設けられ、取出し面に対する紙
葉類の押込み状態を検知する押込み検知センサと、上記
姿勢検知センサにより検知された紙葉類の姿勢に応じ
て、上記紙葉類が上記取出し面とほぼ平行となるよう
に、上記搬送部の搬送動作を制御するとともに、上記押
込み検知センサにより検知された紙葉類の押込み状態に
応じて、所定の押込み状態となるように、上記搬送部の
送り動作を制御する制御部とを備えたことを特徴として
いる。
【0010】また、この発明に係る紙葉類の取出し装置
によれば、上記搬送部は、上記搬送方向に沿って互いに
直交して設けられた第1および第2ガイド面と、上記第
1および第2ガイド面にそれぞれ設けられているととも
に、上記取出し面と直交する方向に延びた第1および第
2搬送ベルトと、上記第1搬送ベルトと取出し面との間
で上記第1ガイド面に設けられた第1搬送スクリュー
と、上記第2搬送ベルトと取出し面との間で上記第2ガ
イド面に設けられた第2搬送スクリューとを備え、上記
制御部は、上記姿勢検知センサによる検知に応じて、上
記第1および第2搬送スクリューを選択的に制御して紙
葉類の姿勢を整位することを特徴としている。
によれば、上記搬送部は、上記搬送方向に沿って互いに
直交して設けられた第1および第2ガイド面と、上記第
1および第2ガイド面にそれぞれ設けられているととも
に、上記取出し面と直交する方向に延びた第1および第
2搬送ベルトと、上記第1搬送ベルトと取出し面との間
で上記第1ガイド面に設けられた第1搬送スクリュー
と、上記第2搬送ベルトと取出し面との間で上記第2ガ
イド面に設けられた第2搬送スクリューとを備え、上記
制御部は、上記姿勢検知センサによる検知に応じて、上
記第1および第2搬送スクリューを選択的に制御して紙
葉類の姿勢を整位することを特徴としている。
【0011】この発明に係る他の紙葉類の取出し装置
は、紙葉類を立位状態で所定の搬送方向に沿って搬送す
る搬送ベルトと、上記搬送方向とほぼ直交して設けられ
た取出し面と、上記搬送ベルトと取出し面との間に設け
られ、搬送ベルトにより送られてきた紙葉類を取出し面
側へ送る搬送スクリューと、上記取出し面に沿って設け
られ、取出し面まで送られてきた紙葉類を1枚ずつ取り
出す取出しベルトと、上記取出し面近傍に設けられ、上
記取出し面に送られてきた紙葉類の姿勢を検知する姿勢
検知センサと、上記取出し面に設けられ、取出し面に対
する紙葉類の押込み状態を検知する押込み検知センサ
と、上記姿勢検知センサにより検知された紙葉類の姿勢
に応じて、上記紙葉類が上記取出し面とほぼ平行となる
ように、上記搬送スクリューの搬送動作を調整するとと
もに、上記押込み検知センサにより検知された紙葉類の
押込み状態に応じて、所定の押込み状態となるように、
上記搬送スクリューの送り動作を制御する制御部とを備
えたことを特徴としている。
は、紙葉類を立位状態で所定の搬送方向に沿って搬送す
る搬送ベルトと、上記搬送方向とほぼ直交して設けられ
た取出し面と、上記搬送ベルトと取出し面との間に設け
られ、搬送ベルトにより送られてきた紙葉類を取出し面
側へ送る搬送スクリューと、上記取出し面に沿って設け
られ、取出し面まで送られてきた紙葉類を1枚ずつ取り
出す取出しベルトと、上記取出し面近傍に設けられ、上
記取出し面に送られてきた紙葉類の姿勢を検知する姿勢
検知センサと、上記取出し面に設けられ、取出し面に対
する紙葉類の押込み状態を検知する押込み検知センサ
と、上記姿勢検知センサにより検知された紙葉類の姿勢
に応じて、上記紙葉類が上記取出し面とほぼ平行となる
ように、上記搬送スクリューの搬送動作を調整するとと
もに、上記押込み検知センサにより検知された紙葉類の
押込み状態に応じて、所定の押込み状態となるように、
上記搬送スクリューの送り動作を制御する制御部とを備
えたことを特徴としている。
【0012】更に、この発明に係る紙葉類の取出し方法
は、複数の紙葉類を立位状態で所定の搬送方向に沿って
搬送する工程と、上記搬送方向とほぼ直交して設けられ
た取出し面の近傍部まで上記紙葉類が搬送されてきた
際、紙葉類の姿勢を検知する工程と、上記紙葉類の姿勢
検知により、上記取出し面に対する上記紙葉類の傾きが
検知された際、上記紙葉類が上記取出し面とほぼ平行と
なるように、上記紙葉類の姿勢を整位する工程と、上記
取出し面の近傍部まで上記紙葉類が搬送され、かつ、上
記姿勢整位がなされた後、上記取出し面に対する紙葉類
の押込み状態を検知する工程と、上記押込み状態の検知
により、紙葉類の押込み過剰が検知された際、上記取出
し面近傍部に位置した紙葉類を上記取出し面から離間す
る方向に搬送して紙葉類と取出し面との間に適度な隙間
を形成する工程と、上記姿勢整位および隙間形成が終了
した紙葉類を、上記取出し面から取出す工程と、を備え
たことを特徴としている。
は、複数の紙葉類を立位状態で所定の搬送方向に沿って
搬送する工程と、上記搬送方向とほぼ直交して設けられ
た取出し面の近傍部まで上記紙葉類が搬送されてきた
際、紙葉類の姿勢を検知する工程と、上記紙葉類の姿勢
検知により、上記取出し面に対する上記紙葉類の傾きが
検知された際、上記紙葉類が上記取出し面とほぼ平行と
なるように、上記紙葉類の姿勢を整位する工程と、上記
取出し面の近傍部まで上記紙葉類が搬送され、かつ、上
記姿勢整位がなされた後、上記取出し面に対する紙葉類
の押込み状態を検知する工程と、上記押込み状態の検知
により、紙葉類の押込み過剰が検知された際、上記取出
し面近傍部に位置した紙葉類を上記取出し面から離間す
る方向に搬送して紙葉類と取出し面との間に適度な隙間
を形成する工程と、上記姿勢整位および隙間形成が終了
した紙葉類を、上記取出し面から取出す工程と、を備え
たことを特徴としている。
【0013】上記のように構成された紙葉類の取出し装
置および取出し方法によれば、紙葉類が取出し面近傍に
送られて来ると、取出し面に対する姿勢を検知し、取出
し面とほぼ平行となるように整位する。これにより、取
出し面まで送られてきた紙葉類を取出し部あるいは取出
しベルトによって確実に取出すことができ、取出し時の
ミスを防止し、取出し効率の向上を図ることが可能とな
る。
置および取出し方法によれば、紙葉類が取出し面近傍に
送られて来ると、取出し面に対する姿勢を検知し、取出
し面とほぼ平行となるように整位する。これにより、取
出し面まで送られてきた紙葉類を取出し部あるいは取出
しベルトによって確実に取出すことができ、取出し時の
ミスを防止し、取出し効率の向上を図ることが可能とな
る。
【0014】また、取出し面近傍部において、取出し面
に対する紙葉類の押込み状態を検知し、過度の押込み状
態となっている時には、紙葉類と取出し面との間に適度
な隙間が形成されるように押込み制御を行うことによ
り、紙葉類の2枚取りや取出しミスを無くし、取出し性
能の向上および効率の向上を図ることができる。同時
に、紙葉類の厚さや大きさに影響されることなく、安定
した取出しを実現することができる。
に対する紙葉類の押込み状態を検知し、過度の押込み状
態となっている時には、紙葉類と取出し面との間に適度
な隙間が形成されるように押込み制御を行うことによ
り、紙葉類の2枚取りや取出しミスを無くし、取出し性
能の向上および効率の向上を図ることができる。同時
に、紙葉類の厚さや大きさに影響されることなく、安定
した取出しを実現することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明の実施の形態に係る紙葉類処理装置について詳細に説
明する。
明の実施の形態に係る紙葉類処理装置について詳細に説
明する。
【0016】図1に示すように、紙葉類処理装置は、寸
法、厚さ等の異なる種々の紙葉類Pが載置される供給部
1、供給部から紙葉類を1通ずつ取出す取出し装置2、
取り出された紙葉類Pのバーコードを読み取るバーコー
ド読取部3、段パス部4、紙葉類の送り先に応じて設け
られた多数の区分箱5、操作表示パネル6、及び装置コ
ントローラ7を備えている。装置コントローラ7には、
各種データを記憶する記憶部7aが設けられている。
法、厚さ等の異なる種々の紙葉類Pが載置される供給部
1、供給部から紙葉類を1通ずつ取出す取出し装置2、
取り出された紙葉類Pのバーコードを読み取るバーコー
ド読取部3、段パス部4、紙葉類の送り先に応じて設け
られた多数の区分箱5、操作表示パネル6、及び装置コ
ントローラ7を備えている。装置コントローラ7には、
各種データを記憶する記憶部7aが設けられている。
【0017】供給部1に供給された紙葉類Pは、取出し
装置2によって1通ずつ取り出され、図示しない検知部
により紙葉類の長さ、取出しピッチ等の取出し状態、お
よび異物の有無等が検知される。バーコード読取部3で
のバーコードの読み取りに影響する紙葉類Pは、排除さ
れて図示しない搬送姿勢不良集積部に集積される。
装置2によって1通ずつ取り出され、図示しない検知部
により紙葉類の長さ、取出しピッチ等の取出し状態、お
よび異物の有無等が検知される。バーコード読取部3で
のバーコードの読み取りに影響する紙葉類Pは、排除さ
れて図示しない搬送姿勢不良集積部に集積される。
【0018】バーコード読取部3でのバーコードの読み
取りに影響しない紙葉類Pは、バーコード読取部3に送
られ、紙葉類の表面に記録されたバーコード(宛先情
報)が読取られる。そして、バーコードが読取られた紙
葉類Pには、区分先情報が付与され、段パス部4で分岐
された後、目的の区分箱5に区分される。
取りに影響しない紙葉類Pは、バーコード読取部3に送
られ、紙葉類の表面に記録されたバーコード(宛先情
報)が読取られる。そして、バーコードが読取られた紙
葉類Pには、区分先情報が付与され、段パス部4で分岐
された後、目的の区分箱5に区分される。
【0019】上記構成の紙葉類処理装置において、取出
し装置2は、図2に示すように、供給部1に載置された
寸法、厚さ等の異なる種々の紙葉類Pを所定の搬送方向
Aに沿って搬送する搬送部10と、搬送部により送られ
てきた紙葉類を1枚ずつ取り出す取出し部12と、を備
えている。
し装置2は、図2に示すように、供給部1に載置された
寸法、厚さ等の異なる種々の紙葉類Pを所定の搬送方向
Aに沿って搬送する搬送部10と、搬送部により送られ
てきた紙葉類を1枚ずつ取り出す取出し部12と、を備
えている。
【0020】搬送部10は、第1ガイド面14aを有し
たほぼ水平な底壁16と、第1ガイド面と直交する第2
ガイド面14bを有したほぼ垂直な側壁18とを備え、
これら第1および第2ガイド面は搬送方向Aに沿って延
びている。また、取出し部12は、搬送方向Aと直行す
る方向に延びた取出し面11を有した端壁15を備え、
取出し面11は、第1および第2ガイド面14a、14
bの終端に設けられている。
たほぼ水平な底壁16と、第1ガイド面と直交する第2
ガイド面14bを有したほぼ垂直な側壁18とを備え、
これら第1および第2ガイド面は搬送方向Aに沿って延
びている。また、取出し部12は、搬送方向Aと直行す
る方向に延びた取出し面11を有した端壁15を備え、
取出し面11は、第1および第2ガイド面14a、14
bの終端に設けられている。
【0021】搬送部10の底壁16および側壁18に
は、それぞれ搬送方向Aに沿って延びる第1および第2
搬送ベルト20、22がそれぞれ設けられている。第1
および第2搬送ベルト20、22には、それぞれ紙葉類
Pを立位状態に支えるための複数のリブ20a、22a
が搬送方向Aに沿って所定の間隔で形成されている。
は、それぞれ搬送方向Aに沿って延びる第1および第2
搬送ベルト20、22がそれぞれ設けられている。第1
および第2搬送ベルト20、22には、それぞれ紙葉類
Pを立位状態に支えるための複数のリブ20a、22a
が搬送方向Aに沿って所定の間隔で形成されている。
【0022】そして、供給部1に載置された多数の紙葉
類Pは、搬送部10において、第1搬送ベルト20のリ
ブ22a間に底辺側が支えられ、かつ、第2搬送ベルト
22のリブ22a間に側辺側が支えられ、ほぼ垂直に立
った状態で、第1および第2搬送ベルト20、22によ
り搬送方向Aに沿って搬送される。
類Pは、搬送部10において、第1搬送ベルト20のリ
ブ22a間に底辺側が支えられ、かつ、第2搬送ベルト
22のリブ22a間に側辺側が支えられ、ほぼ垂直に立
った状態で、第1および第2搬送ベルト20、22によ
り搬送方向Aに沿って搬送される。
【0023】また、底壁16において、第1搬送ベルト
20の終端部と取出し面11との間には、第1搬送スク
リューとしての底面搬送スクリュー24が設けられ、搬
送方向Aに沿って第1搬送ベルトの終端部近傍から取り
つけ面11の近傍まで伸びている。同様に、側壁18に
おいて、第2搬送ベルト22と取出し面11との間に
は、第2搬送スクリューとしての側面搬送スクリュー2
6が設けられ、搬送方向Aに沿って第2送ベルト22の
終端部近傍から取りつけ面11の近傍まで伸びている。
20の終端部と取出し面11との間には、第1搬送スク
リューとしての底面搬送スクリュー24が設けられ、搬
送方向Aに沿って第1搬送ベルトの終端部近傍から取り
つけ面11の近傍まで伸びている。同様に、側壁18に
おいて、第2搬送ベルト22と取出し面11との間に
は、第2搬送スクリューとしての側面搬送スクリュー2
6が設けられ、搬送方向Aに沿って第2送ベルト22の
終端部近傍から取りつけ面11の近傍まで伸びている。
【0024】第1および第2搬送ベルト20、22によ
って搬送されてきた紙葉類Pは、図3に示すように、底
面および側面搬送スクリュー24、26の山間に底縁お
よび側縁がそれぞれ挟まされて立位状態に支持され、底
面および側面搬送スクリューを正転することにより、立
位状態のまま取出し面11近傍まで送られる。
って搬送されてきた紙葉類Pは、図3に示すように、底
面および側面搬送スクリュー24、26の山間に底縁お
よび側縁がそれぞれ挟まされて立位状態に支持され、底
面および側面搬送スクリューを正転することにより、立
位状態のまま取出し面11近傍まで送られる。
【0025】一方、図2に示すように、取出し部12の
端壁11には取出しベルトとしての吸着ベルト28が設
けられ、搬送方向Aする方向Bに沿って延びている。吸
着ベルト28には複数の吸着孔28aが設けられている
とともに、吸着ベルト28の裏側には、図示しない吸着
部が設けられている。そして、搬送部10によって紙葉
類Pが送られてくると、吸着ベルト28は、吸着孔28
aを介してベルト表面に紙葉類Pを吸着し、取出し方向
Bに取り出す。
端壁11には取出しベルトとしての吸着ベルト28が設
けられ、搬送方向Aする方向Bに沿って延びている。吸
着ベルト28には複数の吸着孔28aが設けられている
とともに、吸着ベルト28の裏側には、図示しない吸着
部が設けられている。そして、搬送部10によって紙葉
類Pが送られてくると、吸着ベルト28は、吸着孔28
aを介してベルト表面に紙葉類Pを吸着し、取出し方向
Bに取り出す。
【0026】取出し面11の近傍には、搬送部10によ
って取出し面11近傍に送られてきた紙葉類Pの姿勢を
検知する姿勢検知センサ、および取出し面11に対する
紙葉類の押込み状態を検知する押込み検知センサ36が
設けられている。
って取出し面11近傍に送られてきた紙葉類Pの姿勢を
検知する姿勢検知センサ、および取出し面11に対する
紙葉類の押込み状態を検知する押込み検知センサ36が
設けられている。
【0027】姿勢検知センサは、取出し面11の上端側
に設けられ、上方から紙葉類Pの有無を検知する第1空
間検知センサとしての第1反射型センサ32と、取出し
面11の下端側に設けられ、底壁16側から紙葉類Pの
有無を検知する第2空間検知センサとしての第2反射型
センサ34と、を有している。第1および第2反射型セ
ンサ32、34は、紙葉類Pによって検出光が遮られた
時に紙葉類有りに対応するオン状態となり、検出光が遮
られていない時に紙葉類無しに対応するオフ状態とな
る。
に設けられ、上方から紙葉類Pの有無を検知する第1空
間検知センサとしての第1反射型センサ32と、取出し
面11の下端側に設けられ、底壁16側から紙葉類Pの
有無を検知する第2空間検知センサとしての第2反射型
センサ34と、を有している。第1および第2反射型セ
ンサ32、34は、紙葉類Pによって検出光が遮られた
時に紙葉類有りに対応するオン状態となり、検出光が遮
られていない時に紙葉類無しに対応するオフ状態とな
る。
【0028】また、押込み検知センサ36は、取出し面
11に吸着ベルト28とほぼ平行に設けられた検知バー
37と、この検知バー37が紙葉類Pによって押込まれ
た際にオン状態となる図示しないセンサ部とを有し、セ
ンサ部のオン、オフにより取出し面11に対する紙葉類
Pの押込み状態を検知する。
11に吸着ベルト28とほぼ平行に設けられた検知バー
37と、この検知バー37が紙葉類Pによって押込まれ
た際にオン状態となる図示しないセンサ部とを有し、セ
ンサ部のオン、オフにより取出し面11に対する紙葉類
Pの押込み状態を検知する。
【0029】図4に示すように、上記のように構成され
た取出し装置2の制御系は、装置全体の動作を制御する
制御部として機能するCPU40を備え、第1および第
2反射型センサ32、33、押込みセンサ36はその検
出出力をCPU40に入力する。また、第1搬送ベルト
20、第2搬送ベルト22、底面搬送スクリュー24、
側面搬送スクリュー26をそれぞれ駆動する駆動モータ
41、42、43、44は、それぞれドライバ41a、
42a、43a、44aを介してCPU40に接続され
ている。
た取出し装置2の制御系は、装置全体の動作を制御する
制御部として機能するCPU40を備え、第1および第
2反射型センサ32、33、押込みセンサ36はその検
出出力をCPU40に入力する。また、第1搬送ベルト
20、第2搬送ベルト22、底面搬送スクリュー24、
側面搬送スクリュー26をそれぞれ駆動する駆動モータ
41、42、43、44は、それぞれドライバ41a、
42a、43a、44aを介してCPU40に接続され
ている。
【0030】また、取出し部12の吸着ベルト28を駆
動する駆動モータ46は、ドライバ46aを介してCP
U40に接続され、吸着部30を構成する吸引ポンプ4
8はドライバ48aを介してCPU40に接続されてい
る。
動する駆動モータ46は、ドライバ46aを介してCP
U40に接続され、吸着部30を構成する吸引ポンプ4
8はドライバ48aを介してCPU40に接続されてい
る。
【0031】次に、上記のように構成された取出し装置
2の紙葉類取出し動作、紙葉類Pの姿勢制御動作、およ
び紙葉類の押込み状態制御動作について、図5に示すフ
ローチャートを参照しながら説明する。まず、紙葉類処
理装置の供給部1に紙葉類Pが載置され、紙葉類の区分
処理が開始されると、第1、第2搬送ベルト20、22
が任意の同一速度で走行されるとともに、底面、側面搬
送スクリュー24、26がそれぞれ任意の基準速度で正
転駆動される。これより、紙葉類Pは、第1および第2
搬送ベルト20、22により、底壁16に対してほぼ垂
直に立った立位状態で搬送方向Aに沿って搬送される。
そして、底面および側面搬送スクリュー24、26まで
送られてきた紙葉類Pは、これらの搬送スクリューによ
り、立位状態を保ったまま、更に搬送方向Aに沿って取
出し面11の近傍まで送られる。その後、取出し面11
まで搬送されてきた紙葉類Pは、吸着部30によって吸
着ベルト28に吸着され、この吸着ベルトにより所定の
速度およびピッチで取出し方向Bに送られ、1通ずつ取
り出される。
2の紙葉類取出し動作、紙葉類Pの姿勢制御動作、およ
び紙葉類の押込み状態制御動作について、図5に示すフ
ローチャートを参照しながら説明する。まず、紙葉類処
理装置の供給部1に紙葉類Pが載置され、紙葉類の区分
処理が開始されると、第1、第2搬送ベルト20、22
が任意の同一速度で走行されるとともに、底面、側面搬
送スクリュー24、26がそれぞれ任意の基準速度で正
転駆動される。これより、紙葉類Pは、第1および第2
搬送ベルト20、22により、底壁16に対してほぼ垂
直に立った立位状態で搬送方向Aに沿って搬送される。
そして、底面および側面搬送スクリュー24、26まで
送られてきた紙葉類Pは、これらの搬送スクリューによ
り、立位状態を保ったまま、更に搬送方向Aに沿って取
出し面11の近傍まで送られる。その後、取出し面11
まで搬送されてきた紙葉類Pは、吸着部30によって吸
着ベルト28に吸着され、この吸着ベルトにより所定の
速度およびピッチで取出し方向Bに送られ、1通ずつ取
り出される。
【0032】一方、取出し時において、底面および側面
搬送スクリュー24、26によって取出し面11の近傍
部、すなわち、各搬送スクリューの終端部と取出し面1
1との間の空間部まで紙葉類Pが送られてくると、第1
および第2反射型センサ32、33により、この紙葉類
Pの姿勢を検知し、その検出結果に応じて、紙葉類Pが
取出し面11とほぼ平行となるように紙葉類の姿勢制御
を行う。すなわち、第1および第2反射型センサ32、
33により、紙葉類Pの前倒れ、後倒れを認識し、垂直
状態に整位する。
搬送スクリュー24、26によって取出し面11の近傍
部、すなわち、各搬送スクリューの終端部と取出し面1
1との間の空間部まで紙葉類Pが送られてくると、第1
および第2反射型センサ32、33により、この紙葉類
Pの姿勢を検知し、その検出結果に応じて、紙葉類Pが
取出し面11とほぼ平行となるように紙葉類の姿勢制御
を行う。すなわち、第1および第2反射型センサ32、
33により、紙葉類Pの前倒れ、後倒れを認識し、垂直
状態に整位する。
【0033】図6(a)に示すように、紙葉類Pが前倒
れ状態となっている場合、第1反射型センサ32はオ
ン、第2反射型センサ33はオフとなり、CPU40は
これら反射型センサからの検出出力により、紙葉類が前
倒れ状態にあることを認識する。そして、この場合、C
PU40は、底面および側面搬送スクリュー24、26
の内、紙葉類Pの底縁に係合している底面搬送スクリュ
ー24を、第2反射型センサ33がオンとなるまで上記
基準速度よりも速い速度で高速回転させる。これによ
り、図6(b)に示すように、紙葉類Pは、取出し面1
1とほぼ平行な垂直立位状態に姿勢が整位される。
れ状態となっている場合、第1反射型センサ32はオ
ン、第2反射型センサ33はオフとなり、CPU40は
これら反射型センサからの検出出力により、紙葉類が前
倒れ状態にあることを認識する。そして、この場合、C
PU40は、底面および側面搬送スクリュー24、26
の内、紙葉類Pの底縁に係合している底面搬送スクリュ
ー24を、第2反射型センサ33がオンとなるまで上記
基準速度よりも速い速度で高速回転させる。これによ
り、図6(b)に示すように、紙葉類Pは、取出し面1
1とほぼ平行な垂直立位状態に姿勢が整位される。
【0034】また、図7(a)に示すように、紙葉類P
が後倒れ状態となっている場合、第1反射型センサ32
はオフ、第2反射型センサ33はオンとなり、CPU4
0はこれら反射型センサからの検出出力により、紙葉類
が後倒れ状態にあることを認識する。そして、この場
合、CPU40は、底面および側面搬送スクリュー2
4、26の内、紙葉類Pの側縁に係合している側面搬送
スクリュー26を、第1反射型センサ32がオンとなる
まで上記基準速度よりも速い速度で高速回転させる。こ
れにより、図7(b)に示すように、紙葉類Pは、取出
し面11とほぼ平行な垂直立位状態に姿勢が整位され
る。
が後倒れ状態となっている場合、第1反射型センサ32
はオフ、第2反射型センサ33はオンとなり、CPU4
0はこれら反射型センサからの検出出力により、紙葉類
が後倒れ状態にあることを認識する。そして、この場
合、CPU40は、底面および側面搬送スクリュー2
4、26の内、紙葉類Pの側縁に係合している側面搬送
スクリュー26を、第1反射型センサ32がオンとなる
まで上記基準速度よりも速い速度で高速回転させる。こ
れにより、図7(b)に示すように、紙葉類Pは、取出
し面11とほぼ平行な垂直立位状態に姿勢が整位され
る。
【0035】一方、取出し面11の近傍部における紙葉
類Pが正しい姿勢、つまり、取出し面11とほぼ平行な
立位状態にあり、第1および第2反射型センサ32、3
3が共にオンとなっている場合、CPU40は、押込み
センサ36の検出結果に応じて紙葉類Pの押込み状態、
つまり、連続する紙葉類が適度な隙間を持ち、押込み過
ぎになっていないかどうかを検知する。
類Pが正しい姿勢、つまり、取出し面11とほぼ平行な
立位状態にあり、第1および第2反射型センサ32、3
3が共にオンとなっている場合、CPU40は、押込み
センサ36の検出結果に応じて紙葉類Pの押込み状態、
つまり、連続する紙葉類が適度な隙間を持ち、押込み過
ぎになっていないかどうかを検知する。
【0036】図8(a)に示すように、紙葉類P間の隙
間がつまり過ぎていると、紙葉類が取出し面11に対し
て押込まれ、押込みセンサ36は検知バー37が紙葉類
によって押込まれることによりオンとなる。すると、C
PU40は、取出し面11近傍部において紙葉類が押込
み過ぎになっていることを認識し、側面搬送スクリュー
26を逆転させて紙葉類Pを取出し面11から離間する
方向に僅かに搬送する。
間がつまり過ぎていると、紙葉類が取出し面11に対し
て押込まれ、押込みセンサ36は検知バー37が紙葉類
によって押込まれることによりオンとなる。すると、C
PU40は、取出し面11近傍部において紙葉類が押込
み過ぎになっていることを認識し、側面搬送スクリュー
26を逆転させて紙葉類Pを取出し面11から離間する
方向に僅かに搬送する。
【0037】この場合、紙葉類Pは後倒れ状態となる
が、図7に示した姿勢制御を並行して行っているため、
紙葉類が厚物、薄物等どのような並びで送られてきて
も、搬送スクリューにより垂直な状態に立て直すことが
できる。これにより、図8(b)に示すように、取出し
面11近傍部に位置した紙葉類Pの押込み過ぎを解消
し、紙葉類間に適度な隙間を持たせることができる。
が、図7に示した姿勢制御を並行して行っているため、
紙葉類が厚物、薄物等どのような並びで送られてきて
も、搬送スクリューにより垂直な状態に立て直すことが
できる。これにより、図8(b)に示すように、取出し
面11近傍部に位置した紙葉類Pの押込み過ぎを解消
し、紙葉類間に適度な隙間を持たせることができる。
【0038】このようにして姿勢制御および押込み状態
制御がなされた紙葉類Pは、取出し面11と平行に位置
し、かつ、後続の紙葉類と適度な隙間を持って吸着ベル
ト28に送られ、この吸着ベルトに吸着されて取出し方
向Bに1通ずつ取り出される。
制御がなされた紙葉類Pは、取出し面11と平行に位置
し、かつ、後続の紙葉類と適度な隙間を持って吸着ベル
ト28に送られ、この吸着ベルトに吸着されて取出し方
向Bに1通ずつ取り出される。
【0039】以上のように構成された取出し装置および
取出し方法によれば、取出し面11の近傍部に送られて
きた紙葉類Pの姿勢制御を行うことにより、取出し面1
1に対して、つまり、吸着ベルト28の表面に対して、
紙葉類を平行に整位することができ、その結果、吸着ベ
ルト28によって確実に紙葉類Pを吸着して取出すこと
ができる。従って、取出し時の取出しミスを防止し、効
率良く紙葉類Pを取出すことができるとともに、取出し
時における紙葉類のスキューや先端折れを低減すること
が可能となる。
取出し方法によれば、取出し面11の近傍部に送られて
きた紙葉類Pの姿勢制御を行うことにより、取出し面1
1に対して、つまり、吸着ベルト28の表面に対して、
紙葉類を平行に整位することができ、その結果、吸着ベ
ルト28によって確実に紙葉類Pを吸着して取出すこと
ができる。従って、取出し時の取出しミスを防止し、効
率良く紙葉類Pを取出すことができるとともに、取出し
時における紙葉類のスキューや先端折れを低減すること
が可能となる。
【0040】また、取出し面11の近傍部において、紙
葉類の押込み状態を検知して紙葉類Pの押込み過ぎを防
止し、紙葉類間、および紙葉類と吸着ベルト28との間
に適度な隙間を形成することにより、紙葉類の2枚取り
や取出しミスを無くし、取出し性能の向上および効率の
向上を図ることができる。同時に、紙葉類の厚さや大き
さに影響されることなく、安定した取出しを実現するこ
とができる。
葉類の押込み状態を検知して紙葉類Pの押込み過ぎを防
止し、紙葉類間、および紙葉類と吸着ベルト28との間
に適度な隙間を形成することにより、紙葉類の2枚取り
や取出しミスを無くし、取出し性能の向上および効率の
向上を図ることができる。同時に、紙葉類の厚さや大き
さに影響されることなく、安定した取出しを実現するこ
とができる。
【0041】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、紙葉類の取出し方向は、水平方向に限ら
ず、必要に応じて垂直方向等の他の方向としてもよい。
また、姿勢検知センサは、取出し面近傍部における紙葉
類の姿勢を検知できればよく、反射型センサに限らず他
のセンサを用いてもよい。
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、紙葉類の取出し方向は、水平方向に限ら
ず、必要に応じて垂直方向等の他の方向としてもよい。
また、姿勢検知センサは、取出し面近傍部における紙葉
類の姿勢を検知できればよく、反射型センサに限らず他
のセンサを用いてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、取出し面近傍部において、送られてきた紙葉類の姿
勢および押込み状態を検知し、その検知結果に応じて姿
勢整位を行うとともに紙葉類間に適度な隙間を形成する
ことにより、取出しミス、2枚取り、スキュー等を防止
し、紙葉類を適切な状態で供給し安定した取出しが可能
な紙葉類の取出し装置および取出し方法を提供すること
ができる。
ば、取出し面近傍部において、送られてきた紙葉類の姿
勢および押込み状態を検知し、その検知結果に応じて姿
勢整位を行うとともに紙葉類間に適度な隙間を形成する
ことにより、取出しミス、2枚取り、スキュー等を防止
し、紙葉類を適切な状態で供給し安定した取出しが可能
な紙葉類の取出し装置および取出し方法を提供すること
ができる。
【図1】この発明の実施の形態に係る紙葉類処理装置を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図2】上記紙葉類処理装置における取出し装置を示す
斜視図。
斜視図。
【図3】上記取出し装置の搬送スクリューによる紙葉類
の送り状態を概略的に示す斜視図。
の送り状態を概略的に示す斜視図。
【図4】上記取出し装置の制御系を示すブロック図。
【図5】上記取出し装置における取出し動作を示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図6】上記取出し装置の取出し面近傍部において、紙
葉類の前倒れ状態および姿勢整位状態を概略的に示す
図。
葉類の前倒れ状態および姿勢整位状態を概略的に示す
図。
【図7】上記取出し装置の取出し面近傍部において、紙
葉類の後倒れ状態および姿勢整位状態を概略的に示す
図。
葉類の後倒れ状態および姿勢整位状態を概略的に示す
図。
【図8】上記取出し装置の取出し面近傍部において、紙
葉類の押込み過剰状態および押込み解消状態を概略的に
示す図。
葉類の押込み過剰状態および押込み解消状態を概略的に
示す図。
2…取出し装置 10…搬送部 11…取出し面 12…取出し部 14a…第1ガイド面 14b…第2ガイド面 20…第1搬送ベルト 22…第2搬送ベルト 24…底面搬送スクリュー 26…側面搬送スクリュー 28…吸着ベルト 32…第1反射型センサ 33…第2反射型センサ 36…押込みセンサ 40…CPU
Claims (9)
- 【請求項1】紙葉類を立位状態で所定の搬送方向に沿っ
て搬送する搬送部と、 上記搬送方向とほぼ直交して設けられた取出し面を有
し、取出し面まで送られてきた紙葉類を1枚ずつ取り出
す取出し部と、 上記取出し面近傍に設けられ、上記取出し面近傍に送ら
れてきた紙葉類の姿勢を検知する姿勢検知センサと、 上記取出し面に設けられ、取出し面に対する紙葉類の押
込み状態を検知する押込み検知センサと、 上記姿勢検知センサにより検知された紙葉類の姿勢に応
じて、上記紙葉類が上記取出し面とほぼ平行となるよう
に、上記搬送部の搬送動作を制御するとともに、上記押
込み検知センサにより検知された紙葉類の押込み状態に
応じて、所定の押込み状態となるように、上記搬送部の
送り動作を制御する制御部とを備えたことを特徴とする
紙葉類の取出し装置。 - 【請求項2】上記搬送部は、上記搬送方向に沿って互い
に直交して設けられた第1および第2ガイド面と、 上記第1および第2ガイド面にそれぞれ設けられている
とともに、上記取出し面と直交する方向に延びた第1お
よび第2搬送ベルトと、 上記第1搬送ベルトと取出し面との間で上記第1ガイド
面に設けられた第1搬送スクリューと、 上記第2搬送ベルトと取出し面との間で上記第2ガイド
面に設けられた第2搬送スクリューとを備え、 上記制御部は、上記姿勢検知センサによる検知に応じ
て、上記第1および第2搬送スクリューを選択的に制御
して紙葉類の姿勢を整位することを特徴とする請求項2
に記載の紙葉類の取出し装置。 - 【請求項3】上記姿勢検知センサは、上記取出し面の近
傍で、上記搬送方向と直交する方向に沿って設けられ取
出し面に対する紙葉類の傾きを検知する第1および第2
空間検知センサを備え、 上記制御部は、上記姿勢検知センサにより紙葉類の傾き
が検知された際に、上記第1および第2搬送スクリュー
の一方を基準速度よりも速い速度で駆動して、上記取出
し面近傍に位置した紙葉類の姿勢を整位することを特徴
とする請求項2に記載の紙葉類の取出し装置。 - 【請求項4】上記押込み検知センサにより上記取出し面
近傍部における紙葉類の押込み過剰が検知された際、上
記制御部は、上記第1および第2搬送スクリューの少な
くとも一方を逆転駆動して上記紙葉類を上記搬送方向と
逆方向に搬送することを特徴とする請求項2又は3に記
載の紙葉類の取出し装置。 - 【請求項5】上記取出し部は、上記取出し面に沿って設
けられ、取出し面まで送られてきた紙葉類を吸着して取
出す吸着ベルトを備えていることを特徴とする請求項1
ないし4のいずれか1項に記載の紙葉類の取出し装置。 - 【請求項6】紙葉類を立位状態で所定の搬送方向に沿っ
て搬送する搬送ベルトと、 上記搬送方向とほぼ直交して設けられた取出し面と、 上記搬送ベルトと取出し面との間に設けられ、搬送ベル
トにより送られてきた紙葉類を取出し面側へ送る搬送ス
クリューと、 上記取出し面に沿って設けられ、取出し面まで送られて
きた紙葉類を1枚ずつ取り出す取出しベルトと、 上記取出し面近傍に設けられ、上記取出し面に送られて
きた紙葉類の姿勢を検知する姿勢検知センサと、 上記取出し面に設けられ、取出し面に対する紙葉類の押
込み状態を検知する押込み検知センサと、 上記姿勢検知センサにより検知された紙葉類の姿勢に応
じて、上記紙葉類が上記取出し面とほぼ平行となるよう
に、上記搬送スクリューの搬送動作を調整するととも
に、上記押込み検知センサにより検知された紙葉類の押
込み状態に応じて、所定の押込み状態となるように、上
記搬送スクリューの送り動作を制御する制御部とを備え
たことを特徴とする紙葉類の取出し装置。 - 【請求項7】紙葉類を1枚ずつ取出す紙葉類取出し方法
において、 複数の紙葉類を立位状態で所定の搬送方向に沿って連続
的に搬送する工程と、 上記搬送方向とほぼ直交して設けられた取出し面の近傍
部まで上記紙葉類が搬送されてきた際、紙葉類の姿勢を
検知する工程と、 上記紙葉類の姿勢検知により、上記取出し面に対する上
記紙葉類の傾きが検知された際、上記紙葉類が上記取出
し面とほぼ平行となるように、上記紙葉類の姿勢を整位
する工程と、 上記取出し面の近傍部まで上記紙葉類が搬送され、か
つ、上記姿勢整位がなされた後、上記取出し面に対する
紙葉類の押込み状態を検知する工程と、 上記押込み状態の検知により、紙葉類の押込み過剰が検
知された際、上記取出し面近傍部に位置した紙葉類を上
記取出し面から離間する方向に搬送して紙葉類と取出し
面と間に適度な隙間を形成する工程と、 上記姿勢整位および隙間形成が終了した紙葉類を、上記
取出し面から取出す工程とを備えたことを特徴とする紙
葉類の取出し方法。 - 【請求項8】上記紙葉類を搬送する工程は、上記紙葉類
の互いにほぼ交差する2側縁部をそれぞれ第1および第
2搬送手段によって支持して搬送する工程を有し、 上記姿勢を整位する工程は、上記紙葉類の傾きが検知さ
れた際、第1および第2搬送手段の一方を他方の搬送手
段よりも高速で作動させる工程を含んでいることを特徴
とする請求項7に記載の紙葉類の取出し方法。 - 【請求項9】上記紙葉類と取出し面との間に適度な隙間
を形成する工程は、上記第1および第2搬送手段の少な
くとも一方を逆向きに作動させる工程を含んでいること
を特徴とする請求項8に記載の紙葉類の取出し方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29701099A JP2001114435A (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | 紙葉類の取出し装置、および取出し方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29701099A JP2001114435A (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | 紙葉類の取出し装置、および取出し方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001114435A true JP2001114435A (ja) | 2001-04-24 |
Family
ID=17841090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29701099A Pending JP2001114435A (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | 紙葉類の取出し装置、および取出し方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001114435A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007034392A1 (de) * | 2007-07-24 | 2009-02-05 | Siemens Ag | Vorrichtung zum Fördern eines Stapels flacher Gegenstände |
JP2011051768A (ja) * | 2009-09-03 | 2011-03-17 | Toshiba Corp | 積層紙葉類の状態判定装置、及び紙葉類処理装置 |
-
1999
- 1999-10-19 JP JP29701099A patent/JP2001114435A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007034392A1 (de) * | 2007-07-24 | 2009-02-05 | Siemens Ag | Vorrichtung zum Fördern eines Stapels flacher Gegenstände |
DE102007034392B4 (de) * | 2007-07-24 | 2009-07-30 | Siemens Ag | Vorrichtung zum Fördern eines Stapels flacher Gegenstände |
JP2011051768A (ja) * | 2009-09-03 | 2011-03-17 | Toshiba Corp | 積層紙葉類の状態判定装置、及び紙葉類処理装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5098780B2 (ja) | 紙葉類の供給装置、紙葉類の供給方法、及び、区分装置 | |
JP2001335165A (ja) | 紙葉類処理装置 | |
JP2001114435A (ja) | 紙葉類の取出し装置、および取出し方法 | |
JP2008149207A (ja) | 紙葉類区分機 | |
KR101459387B1 (ko) | 메일링 시스템의 연속식 안내장 투입장치 | |
JPH08277061A (ja) | 媒体供給装置 | |
JP4382644B2 (ja) | 紙葉類の供給装置及び紙葉類の供給方法 | |
JP2002167030A (ja) | 薄板状搬送物の仕分けシステム | |
JP3081473B2 (ja) | 紙葉類分離装置 | |
JP3432947B2 (ja) | 紙葉類取出装置、紙葉類取出装置を備えた紙葉類処理装置、および紙葉類取出方法 | |
JP3566442B2 (ja) | 紙葉類処理装置、紙葉類処理方法および郵便物処理装置 | |
JP2916874B2 (ja) | 紙葉類の整位装置 | |
JPH07267402A (ja) | 紙葉類処理装置 | |
JP2001240255A (ja) | 紙葉類の取出装置及び取出方法と紙葉類の区分装置及び区分方法 | |
JP3531525B2 (ja) | 紙葉類分離装置 | |
JP3457420B2 (ja) | 紙葉類取出装置、紙葉類取出装置を備えた紙葉類処理装置、および紙葉類取出方法 | |
JP3406762B2 (ja) | 紙葉類取出装置および紙葉類処理装置 | |
JP2000095380A (ja) | カード状物搬送装置 | |
JPH10101244A (ja) | 搬送装置及び郵便物区分装置 | |
JP6042155B2 (ja) | 紙葉類搬送装置 | |
JP2002241038A (ja) | ミシン目線付け装置 | |
JP3716103B2 (ja) | 紙葉類分離装置 | |
JP2002240972A (ja) | 紙葉類分離装置 | |
JP2001253624A (ja) | 紙葉類送り装置、およびこの紙葉類送り装置を備えた郵便物自動区分機 | |
JPH04130593A (ja) | 文字読取装置の給紙制御方法 |