JP2001114411A - 搬送機構の搬送ガイド - Google Patents

搬送機構の搬送ガイド

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JP2001114411A
JP2001114411A JP29322499A JP29322499A JP2001114411A JP 2001114411 A JP2001114411 A JP 2001114411A JP 29322499 A JP29322499 A JP 29322499A JP 29322499 A JP29322499 A JP 29322499A JP 2001114411 A JP2001114411 A JP 2001114411A
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JP
Japan
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work
guide
transport
support
workpiece
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JP29322499A
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English (en)
Inventor
Shinichi Matsunaga
真一 松永
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Orc Manufacturing Co Ltd
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Orc Manufacturing Co Ltd
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  • Framework For Endless Conveyors (AREA)
  • Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ワークの板厚に左右されることなく適切にワー
クの搬送を行うことができる搬送機構の搬送ガイドを提
供することを課題とする。 【解決手段】ワーク搬送方向aに沿って延び、搬送され
るワークWのしな垂れを防止するための支持ガイド2
と、この支持ガイドを所定の高さに支持する取付支持部
3とを有し、前記支持ガイドは、ワーク搬送方向に沿っ
て平行に設置され、ワークを搬送するための回転体11
に隣り合って配置される搬送機構の搬送ガイド1として
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板など
のワークの搬送機構に使用される搬送ガイドに係り、特
に、ワークが薄板状の場合であっても適切に搬送するこ
とができる搬送機構の搬送ガイドに関する。
【従来の技術】
【0002】一般に、プリント基板や、液晶基板などの
ワークは、所定パターンを形成されるまでに、各処理位
置の間を搬送機構である搬送ローラにより搬送される場
合がある。このように、ワークを搬送ローラで搬送する
場合は、例えば、ワークの表面が柔らかく、そのワーク
の表面をハンドラのように真空吸着して搬送できないと
きに採用されることが多い。
【0003】図6に示すように、従来の搬送機構70
は、つぎのように構成されている。すなわち、搬送機構
70は、搬送ローラ71が、ワーク搬送方向に沿って一
定間隔を空けた状態で複数が設置されている。そして、
搬送ローラ71は、その回転シャフト72が、左右に設
けた支持フレーム73に回動自在に支持されており、駆
動モータ75の回転駆動力を、無端ベルトなどの伝達手
段74を介してその回転シャフト72に伝達すること
で、回転するように構成されている。
【0004】なお、ワークWを搬送ローラ71で搬送す
る際には、そのワークWの位置を整列するための投入整
列機構(図示せず)を介してワークWの端面を押動して
調整することがあり、そのため、その投入整列機構が移
動できる隙間を設ける必要から、各搬送ローラ71の前
後の間隔を一定距離空けるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の搬送機
構の構成では、以下で示すような問題点が存在してい
た。すなわち、ワークの板厚が薄い場合は、搬送ローラ
で搬送する際に、各搬送ローラ間の隙間にワークの先端
側、特に、隅部分がしな垂れてしまうことがある。そし
て、ワークの先端側がしな垂れた状態でつぎの搬送ロー
ラの位置にワークが送られて行くと、ワークのしな垂れ
た先端がつぎの搬送ローラに引っ掛かるか、その搬送ロ
ーラの下方に入り込んでしまい、ワークをさらに先へ送
ることができない状態が発生した。そのため、ワークが
破損すると共に、搬送機構を停止して作業を止める必要
が生じた。
【0006】本発明は、前記の問題点に鑑み創案された
ものであり、ワークの板厚に左右されることなく適切に
ワークの搬送を行うことができる搬送機構の搬送ガイド
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の問題を
解決するため、ワーク搬送方向に沿って延び、搬送され
るワークのしな垂れを防止するための支持ガイドと、こ
の支持ガイドを所定の高さに支持する取付支持部とを有
し、前記支持ガイドは、ワーク搬送方向に沿って平行に
設置され、前記ワークを搬送するための回転体に隣り合
って配置される搬送機構の搬送ガイドとして構成した。
【0008】このように構成することで、ワークが薄い
場合であっても、ワーク搬送方向に延びる支持ガイドに
より、ワークのしな垂れた部分を支持することができる
ため、各搬送ローラにワークが引っ掛かることはなく、
また、搬送ローラの間にワークが入り込むことはない。
【0009】また、前記支持ガイドは、ワーク搬送方向
に対してそのワークの両端の位置より内側に複数が配置
される構成とした。このように構成することで、搬送す
るワークがしな垂れた状態となっても、バランス良く支
持ガイドで支持することができるため都合が良い。
【0010】さらに、前記支持ガイドはその上端の位置
が、前記回転体のワーク当接部からその回転体の回転中
心までの範囲の高さに配置される構成とした。このよう
に構成することで、ワークがしな垂れたときに、ワーク
のしな垂れた部分が支持ガイドにより一定高さ位置に保
持された状態で、つぎの位置の搬送ローラまで送られる
ため、そのしな垂れたワークの部分が搬送ローラの回転
により搬送可能な状態とすることができる。
【0011】また、前記支持ガイドは、前記ワークと対
面する部分を曲面に形成した。このように構成すること
で、ワークがしな垂れて支持ガイドに接触したときに、
ワークを傷つけることがない。さらに、ワークとの接触
部分が小さくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。図1は搬送機構の搬送ガイドを
示す平面図、図2は搬送機構の搬送ガイドを示す側面方
向の断面図、図3は搬送機構の搬送ガイドを示す正面
図、図4(a),(b)は搬送機構の搬送ガイドを示す
正面方向の断面図、図5(a),(b),(c)は、搬
送機構の搬送ガイドの応用例を示す要部の正面図および
斜視図である。
【0013】図1に示すように、搬送ガイド1を備える
搬送機構10は、ワーク搬送方向aに対して中心から左
右に対称に複数配置した回転体としての搬送ローラ1
1,11と、この搬送ローラ11の回転シャフト12を
回動自在に支持するシャフト支持部13,13と,この
シャフト支持部13,13から突出する回転シャフト1
2の端部に介在して駆動モータ15からの回転駆動力を
伝達する伝達手段14とを備えている。なお、伝達手段
14は、図1および図4に示すように、回転シャフト1
2(駆動モータ軸など)に取り付けたプーリ14aと、
このプーリ14aに掛け渡される無端ベルト14bとを
備えている。
【0014】図1に示すように、搬送ローラ11は,ワ
ーク搬送方向aに対してその回転軸方向が直交する方向
に配置され、また、ワーク搬送方向aに沿って一定の間
隔bを開けた状態で設置されている。そして、搬送ロー
ラ11の構成は、ワーク搬送方向aの中心に近い側に配
置したスモールローラ11bと、このスモールローラ1
1bから間を空けて設けたラージローラ11aとからな
っている。
【0015】なお、図1に示すように、ワーク搬送方向
aに対する各搬送ローラ11の間隔bは、ワークWの投
入整列機構20の動作ができるように開けられている。
そして、投入整列機構20は、ワーク搬送方向aに対し
て手前側となる搬送開始位置および奥側となる搬送終了
端に、それぞれ前後の押動装置20A,20Cが配置さ
れ、また、ワーク搬送方向aに対して直交する方向の位
置で左右端に、それぞれ左右の押動装置20B,20D
が配置されている。
【0016】図1ないし図3に示すように、搬送ガイド
1は、ワークWのしな垂れを発生したときにそのしな垂
れた部分を支持するための支持ガイド2と、この支持ガ
イド2を所定高さ位置に支持するための取付支持部3と
を有している。そして、搬送ガイド1は、搬送されるワ
ークWの両端から内側の位置で、そのワークWの幅方向
に対して均等な位置になるように配置されており,図面
では、ワーク搬送方向aの中心から左右対称に2本の支
持ガイド2,2が配置されている。支持ガイド2は、搬
送ローラ11のスモールローラ11bとラージローラ1
1aの間に隣り合って配置されている。この支持ガイド
2の上端の位置は、搬送ローラ11のワーク当接部から
搬送ローラ11の回転中心までの範囲の高さh(図4
(b)参照)に配置されるように構成されている。
【0017】なお、支持ガイド2の上端の位置は、ワー
クWの厚さにもよるが、搬送ローラ11のワーク当接部
から0.1〜1.0mm低い高さ位置であることがさら
に好ましい。この理由として、前記範囲よりも高い位置
(0.1mmより小さな値)で設定されると、支持ガイ
ド2の上端がワークWの下面に常に接触することにな
り,不要な傷をつける可能性があるからである。また、
前記範囲よりも低い位置(1.0mmより大きな値)で
設定されると、ワークWのしな垂れ量が大きくなった場
合に、搬送ローラ11に引っ掛かりワークWの搬送を阻
害する可能性が少しでも発生する場合があるからであ
る。
【0018】図4に示すように、支持ガイド2は、ワー
クWに対面する部分(上端部)2aが曲面となるように
形成されていると共に、支持取付部3に対面する部分
(下端部)2bが平坦面となるように形成されている。支
持ガイド2の上端部2aは、ワークWがしな垂れて接触
したときに、その接触部分が曲面であるとワークWに対
して傷などのダメージを最小限にできる。
【0019】なお、支持ガイド2の上端部2aの位置に
ワークWとの接触抵抗が小さくなるような表面処理を施
す構成にするとさらに都合が良い。表面処理としては例
えば、フッ素加工を施すことや、また、鏡面になるよう
に研磨を施すなどの構成にすることがある。
【0020】また、取付支持部3は、設置面30に基端
が固定され、支持ガイド2の上端部2aの位置を所定高
さに配置できるように、その支持ガイド2の下端部2b
を載置して固定する載置面を備えている。この取付支持
部3は、支持する支持ガイド2の水平精度が保つことが
できれば,搬送機構20が設置される設置面30以外の
位置でその支持ガイド2を支持する構成としても良く、
特に取付支持部3としての構成はどのような形態であっ
ても良い。
【0021】ワークWは、その厚みが今現在の薄さの最
小な値として0.06mmであっても、ワーク搬送方向
aに沿って延びる支持ガイド2を備えることから搬送ロ
ーラ11で搬送することができ、さらに薄いワークWで
あっても対応することができる。ワークWが薄い場合
(0.1mm以下)は、支持ガイド2の設置位置を例え
ば4箇所としても良い。そして支持ガイド2を4箇所と
する場合は、ワーク搬送方向aに対してそのワークWの
両端の近傍となる位置および、ワーク搬送方向aの中心
に近い位置に、ワーク搬送方向aに対して左右対称に配
置する。このように、支持ガイド2の数を増やすことで
ワークWの搬送に対してバランス良く支持することが可
能となり適正な搬送を確保することができる。
【0022】支持ガイドの位置は、ワーク搬送方向aの
中心から左右対称な位置に配置されることが望ましい
が、非対称であっても構わない。また、支持ガイド2の
数は、ワークWの構成によっては、中央に1箇所で足り
る場合もあり、3箇所、5箇所、6箇所などその数は適
宜配置する構成とすることが可能である。なお、図5
(a)に示すように、支持ガイド2を複数設ける場合
は、その搬送ローラ11の構成を小さな単位とし、ワー
ク搬送方向aに沿って平行に設置され、搬送ローラ11
に隣り合うように支持ガイド2が配置できるようにして
対応することができる。
【0023】なお、支持ガイドは、図5(b),(c)
に示すような構成であっても良い。すなわち、図5
(b)に示すように、支持ガイド2Aは、コ字形に形成
したフレーム体2B内に回転可能に設けた複数の球状の
支持玉2Cを有する構成としても良い。また、図5
(c)に示すように、支持ガイド2Dは、コ字形に形成
したフレーム体2E内に複数の円筒形のローラ2Fを回転
可能に支持する構成としても良い。
【0024】このように、支持ガイド2A,2Dのよう
にワークWとの接触部分が回転できる構成とすること
で、ワークWがしな垂れて支持ガイド2A,2Dに接触
したときに接触部分が回転してワークWに対する接触抵
抗を小さくすることが可能となりワークWに対して傷な
どのダメージを与えることを最小限にすることが可能と
なる。
【0025】なお、前記した説明では、回転体として搬
送ローラとしたが、円盤状の送りローラを複数回転シャ
フトに並設する構成であっても良く、回転体はワークの
下面に接触して搬送できるものであれば良く、特に限定
されるものではない。また、支持ガイドは、棒状の連続
する構成のものを、例にとって説明したが、ワークのし
な垂れを防止して搬送を適切に行えるものであれば、棒
状で連続する必要はない。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成しているた
め以下の優れた効果を奏する。 搬送機構の搬送ガイドは、搬送するワークの厚み寸
法に係わりなく、適切にワークを搬送することが可能と
なる。特に、ワークの厚みが薄い場合は、ワークがしな
垂れることがあっても、そのワークのしな垂れた部分を
支持ガイドが支持することができるため、ワークWの搬
送を滞りなく適切に行うことができる。
【0027】 搬送機構の搬送ガイドは、その支持ガ
イドを複数設ける構成としているため、ワークの厚みが
薄くなり、搬送するワークがしな垂れた状態となって
も、バランス良く支持することができ、ワークの搬送を
適切に行うことができる。
【0028】 搬送機構の搬送ガイドは、その支持ガ
イドの上端が、所定の高さ位置に配置されることで、ワ
ークがしな垂れた状態になったときに、ワークのしな垂
れた位置が支持ガイドで適切な搬送高さに支持され、つ
ぎの搬送ローラがそのしな垂れたワークの部分を搬送可
能な状態にすることができる。
【0029】 搬送機構の搬送ガイドは、その支持ガ
イドが、ワークと対面する部分を曲面に形成しているた
め、ワークがしな垂れて支持ガイドに接触したときに、
ワークを傷つけることがない。さらに、ワークとの接触
部分が小さくなることで送り方向に対する抵抗を最小限
にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送機構の搬送ガイドを示す平面図で
ある。
【図2】本発明の搬送機構の搬送ガイドを示す側面方向
の断面図である。
【図3】本発明の搬送機構の搬送ガイドを示す正面図で
ある。
【図4】(a),(b)は、本発明の搬送機構の搬送ガ
イドを示す正面方向の断面図である。
【図5】(a),(b),(c)は、本発明の搬送機構
の搬送ガイドの応用例を示す要部の正面図および斜視図
である。
【図6】(a),(b)は、従来の搬送機構の構成を示
す斜視図および側面図である。
【符号の説明】
1 搬送ガイド 2 支持ガイド 2a 上端部 2b 下端部 3 取付支持部 10 搬送機構 11 搬送ローラ 11a ラージローラ 11b スモールローラ 12 回転シャフト 13 シャフト支持部 14 伝達手段 14a プーリ 14b 無端ベルト 15 駆動モータ a ワーク搬送方向 W ワーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク搬送方向に沿って延び、搬送され
    るワークのしな垂れを防止するための支持ガイドと、こ
    の支持ガイドを所定の高さに支持する取付支持部とを有
    し、 前記支持ガイドは、ワーク搬送方向に沿って平行に設置
    され、前記ワークを搬送するための回転体に隣り合って
    配置されることを特徴とする搬送機構の搬送ガイド。
  2. 【請求項2】 前記支持ガイドは、ワーク搬送方向に対
    してそのワークの両端の位置より内側に複数が配置され
    ることを特徴とする請求項1に記載の搬送機構の搬送ガ
    イド。
  3. 【請求項3】 前記支持ガイドはその上端が、前記回転
    体のワーク当接部からその回転体の回転中心までの範囲
    の高さに配置されることを特徴とする請求項1または2
    に記載の搬送機構の搬送ガイド。
  4. 【請求項4】 前記支持ガイドは、前記ワークと対面す
    る部分を曲面に形成したことを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれか一項に記載された搬送機構の搬送ガイ
    ド。
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