JP2001114347A - 内面にバリヤ層を有する包装体 - Google Patents
内面にバリヤ層を有する包装体Info
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Abstract
(57)【要約】
［課題］ ガスバリヤ性の優れた包装体を提供する事
にある。 ［解決手段］ フィルム包装袋、紙包装袋、ペーパー
カートンなどの包装体の内部を真空にして、ガスを吹き
込み高周波を照射する事によりガスをプラズマ化し、包
装体の内面にＳｉＯｘ、Ａｌ２Ｏ３、ＭｇＯなどの金属
酸化物または、ＤＬＣ（ダイアモンドライクカーボン）
などの蒸着皮膜を形成させた、内容物が酸化され難く、
添加剤などが内容物に移行し難いハイバリヤ性包装体。
にある。 ［解決手段］ フィルム包装袋、紙包装袋、ペーパー
カートンなどの包装体の内部を真空にして、ガスを吹き
込み高周波を照射する事によりガスをプラズマ化し、包
装体の内面にＳｉＯｘ、Ａｌ２Ｏ３、ＭｇＯなどの金属
酸化物または、ＤＬＣ（ダイアモンドライクカーボン）
などの蒸着皮膜を形成させた、内容物が酸化され難く、
添加剤などが内容物に移行し難いハイバリヤ性包装体。
Description
［産業上の利用分野］
【０００１】 本発明はガスバリヤ性に優れ、乱暴な取
り扱いにおいてもガスバリヤ性が低下し難く、添加剤な
どが内容物に移行し難いフィルム包装袋、紐包装袋、ペ
ーパーカートンに関するものである。さらに詳しくはプ
ラズマ化した有機金属化合物、炭化水素の単独又は混合
ガスをフィルム包装袋、紐包装袋、ペーパーカートンな
どの包装体の内面に蒸着した、酸素に敏感な食品、無菌
食品、レトルト滅菌食品、ガス置換包装食品、真空包装
食品、飲料、酒類、医薬品などを長期間保存できるフィ
ルム包装袋、紐包装袋、ペーパーカートンなどのガスバ
リヤ性包装体に関するものである。 ［従来の技術］
り扱いにおいてもガスバリヤ性が低下し難く、添加剤な
どが内容物に移行し難いフィルム包装袋、紐包装袋、ペ
ーパーカートンに関するものである。さらに詳しくはプ
ラズマ化した有機金属化合物、炭化水素の単独又は混合
ガスをフィルム包装袋、紐包装袋、ペーパーカートンな
どの包装体の内面に蒸着した、酸素に敏感な食品、無菌
食品、レトルト滅菌食品、ガス置換包装食品、真空包装
食品、飲料、酒類、医薬品などを長期間保存できるフィ
ルム包装袋、紐包装袋、ペーパーカートンなどのガスバ
リヤ性包装体に関するものである。 ［従来の技術］
【０００２】 塩化ビニリデン（ＰＶＤＣ）をコーティ
ングまたは共押出ししたフィルムから製造された、ガス
バリヤ性包装体が一般に使用されているが、廃棄焼却処
理を行うと、ダイオキシンなどの有毒ガスが発生する事
から、ＰＶＤＣを使用しない、金属酸化物やダイアモン
ドを蒸着したガスバリヤ性フィルムから製造した包装体
が開発されている。
ングまたは共押出ししたフィルムから製造された、ガス
バリヤ性包装体が一般に使用されているが、廃棄焼却処
理を行うと、ダイオキシンなどの有毒ガスが発生する事
から、ＰＶＤＣを使用しない、金属酸化物やダイアモン
ドを蒸着したガスバリヤ性フィルムから製造した包装体
が開発されている。
【０００３】 金属酸化物蒸着やダイアモンド蒸着はプ
ラズマ真空蒸着機により、幅２ｍ以上の広幅フィルムに
連続して行い、得られたガスバリヤ性の蒸着フィルムを
印刷、ラミネート製袋などの行程を経て包装体を製造す
る。
ラズマ真空蒸着機により、幅２ｍ以上の広幅フィルムに
連続して行い、得られたガスバリヤ性の蒸着フィルムを
印刷、ラミネート製袋などの行程を経て包装体を製造す
る。
【０００４】 金属酸化物蒸着やダイアモンド蒸着を行
ったフィルムは優れたガスバリヤ性を有するが、金属酸
化物蒸着皮膜やダイアモンド蒸着皮膜は延展性に乏し
く、印刷・ラミネート・製袋行程において張力が加わる
と、皮膜にクラックやピンホールが発生しガスバリヤ性
が著しく低下すると言う欠点がある。
ったフィルムは優れたガスバリヤ性を有するが、金属酸
化物蒸着皮膜やダイアモンド蒸着皮膜は延展性に乏し
く、印刷・ラミネート・製袋行程において張力が加わる
と、皮膜にクラックやピンホールが発生しガスバリヤ性
が著しく低下すると言う欠点がある。
【０００５】 従来技術のように金属酸化物やダイアモ
ンドライクカーボン（ＤＬＣ）をフィルムに蒸着してか
ら印刷・ラミネート製袋などの加工を行い、フィルム包
装袋、紐袋、ペーパーカートンなどの包装体を製造する
とガスバリヤ性が著しく低下する。
ンドライクカーボン（ＤＬＣ）をフィルムに蒸着してか
ら印刷・ラミネート製袋などの加工を行い、フィルム包
装袋、紐袋、ペーパーカートンなどの包装体を製造する
とガスバリヤ性が著しく低下する。
【０００６】 しかし本発明技術では、フィルムに印刷
・ラミネート製袋などの加工を行い、フィルム包装袋、
紐袋、ペーパーカートンなどの包装体を製造してから、
内面に金属酸化物蒸着やダイアモンド蒸着を行うのでガ
スバリヤ性が低下しない。
・ラミネート製袋などの加工を行い、フィルム包装袋、
紐袋、ペーパーカートンなどの包装体を製造してから、
内面に金属酸化物蒸着やダイアモンド蒸着を行うのでガ
スバリヤ性が低下しない。
【０００７】 また包装体の内面に金属酸化物蒸着やダ
イアモンド蒸着を行う事により、最内面のプラスチック
フィルムに添加されている酸化防止剤、熱安定剤、帯電
防止剤、すべり剤、ブロッキング防止剤などの添加剤、
およびプラスチックの分解性生物である低分子量のオリ
ゴマーなが、内容物に溶出する事を防止出来る。 ［課題を解決するための手段］
イアモンド蒸着を行う事により、最内面のプラスチック
フィルムに添加されている酸化防止剤、熱安定剤、帯電
防止剤、すべり剤、ブロッキング防止剤などの添加剤、
およびプラスチックの分解性生物である低分子量のオリ
ゴマーなが、内容物に溶出する事を防止出来る。 ［課題を解決するための手段］
【０００８】 上記目的を達成するために、図１の構造
を有する、高周波やマイクロウエーブを透過する未延伸
フィルム、２軸延伸フィルム、紐、合成紐、不織布など
で構成された、（１０）スタンドパウチ、（１１）三方
シール袋、（１１）センターシール袋、（１３）バッグ
インボックス（ＢＩＢ）の内袋などのフィルム包装袋、
（１１）紐袋、（１２）ペーパーカートンなどの最内層
にプラスチックフィルムを有する包装体を使用し、図２
の口栓付きスタンドパウチ、バッグインボックス（ＢＩ
Ｂ）内袋プラズマ蒸着装置、図３の三方シール袋、セン
ターシール袋プラズマ蒸着装置、図４の口栓付きペーパ
ーカートンプラズマ蒸着装置により、包装体の内部と外
部を真空にして、外部の真空度を内部の真空度よりもや
や高めに設定し、包装体を少し膨張させて形態を整えて
から、包装体の内部に有機珪素化合物、有機アルミニュ
ウム化合物、有機マグネシュウム化合物などの有機金属
化合物、ベンゼン、トルエン、キシレンなどのハイドロ
カーボン、蒸着目的のガスを希釈する必要がある場合に
は窒素、ヘリュウム、アルゴンなどの不活性ガス、酸化
を目的とする場合には酸素、水素添加を目的とする場合
には水素などのガスを同時に内部に注入し、高周波また
はマイクロウエーブを照射して注入したガスをプラズマ
化してから包装体の内面に蒸着させる。
を有する、高周波やマイクロウエーブを透過する未延伸
フィルム、２軸延伸フィルム、紐、合成紐、不織布など
で構成された、（１０）スタンドパウチ、（１１）三方
シール袋、（１１）センターシール袋、（１３）バッグ
インボックス（ＢＩＢ）の内袋などのフィルム包装袋、
（１１）紐袋、（１２）ペーパーカートンなどの最内層
にプラスチックフィルムを有する包装体を使用し、図２
の口栓付きスタンドパウチ、バッグインボックス（ＢＩ
Ｂ）内袋プラズマ蒸着装置、図３の三方シール袋、セン
ターシール袋プラズマ蒸着装置、図４の口栓付きペーパ
ーカートンプラズマ蒸着装置により、包装体の内部と外
部を真空にして、外部の真空度を内部の真空度よりもや
や高めに設定し、包装体を少し膨張させて形態を整えて
から、包装体の内部に有機珪素化合物、有機アルミニュ
ウム化合物、有機マグネシュウム化合物などの有機金属
化合物、ベンゼン、トルエン、キシレンなどのハイドロ
カーボン、蒸着目的のガスを希釈する必要がある場合に
は窒素、ヘリュウム、アルゴンなどの不活性ガス、酸化
を目的とする場合には酸素、水素添加を目的とする場合
には水素などのガスを同時に内部に注入し、高周波また
はマイクロウエーブを照射して注入したガスをプラズマ
化してから包装体の内面に蒸着させる。
【０００９】 包装袋の内部を真空にしてガス化した上
記化合物を吹き込んで高周波またはマイクロウエーブを
照射し、ガスをプラズマ化して包装体内部に金属酸化物
皮膜またはダイアモンド（ＤＬＣ）皮膜の蒸着を行うの
であるが、包装袋がやや膨張し形態を整えてから蒸着を
行うことが好ましい。包装袋の内面の真空度よりも外面
の真空度を高くする事により、包装袋が膨らんだ形にな
り袋の形が整い袋の内面が均一化し、内部に上記のガス
を吹き込み高周波またはマイクロウエーを照射してブプ
ラズマを発生させ、袋の内面に均一な皮膜の蒸着を行う
ことが出来るので、ガスバリヤ性の優れた包装袋が得ら
れる。
記化合物を吹き込んで高周波またはマイクロウエーブを
照射し、ガスをプラズマ化して包装体内部に金属酸化物
皮膜またはダイアモンド（ＤＬＣ）皮膜の蒸着を行うの
であるが、包装袋がやや膨張し形態を整えてから蒸着を
行うことが好ましい。包装袋の内面の真空度よりも外面
の真空度を高くする事により、包装袋が膨らんだ形にな
り袋の形が整い袋の内面が均一化し、内部に上記のガス
を吹き込み高周波またはマイクロウエーを照射してブプ
ラズマを発生させ、袋の内面に均一な皮膜の蒸着を行う
ことが出来るので、ガスバリヤ性の優れた包装袋が得ら
れる。
【００１０】 図２、図３、図４における包装体のプラ
ズマ蒸着装置の、１４は包装体内部を真空にするための
真空吸引口であり真空ポンプに連結されている。１６は
プラズマ蒸着を行うガスの吹き込み口であり、ヘキサメ
チルジシロキサン（ＨＭＤＳＯ）とヘリュウムと酸素の
混合ガスまたは、ベンゼンとアルゴンの混合ガスなどを
包装体内部に吹き込む。１６はスチール製の上フタであ
る。１７はスチール製の円筒（シリンダー）、１８は高
周波やマイクロウエーブが透過する石英ガラス製の下フ
タである。１９はマイクロウエーブ発生器であり一般に
は１３．５ＭＨｚのマイクロウエーブ発生器を使用す
る。２０は包装体外部真空吸引口であり真空ポンプに接
続する。２１はマイクロウエーブを閉じ込めるための金
網である。２２包装体内部の真空度の一例であり１０
−１ｔｏｒｒ、２３は包装体外部の真空度の一例であり
９×１０−２ｔｏｒｒであり、外部の真空度を内部より
もやや高くして包装体の形態を整えてからガスを吹き込
みプラズマ蒸着を行う。
ズマ蒸着装置の、１４は包装体内部を真空にするための
真空吸引口であり真空ポンプに連結されている。１６は
プラズマ蒸着を行うガスの吹き込み口であり、ヘキサメ
チルジシロキサン（ＨＭＤＳＯ）とヘリュウムと酸素の
混合ガスまたは、ベンゼンとアルゴンの混合ガスなどを
包装体内部に吹き込む。１６はスチール製の上フタであ
る。１７はスチール製の円筒（シリンダー）、１８は高
周波やマイクロウエーブが透過する石英ガラス製の下フ
タである。１９はマイクロウエーブ発生器であり一般に
は１３．５ＭＨｚのマイクロウエーブ発生器を使用す
る。２０は包装体外部真空吸引口であり真空ポンプに接
続する。２１はマイクロウエーブを閉じ込めるための金
網である。２２包装体内部の真空度の一例であり１０
−１ｔｏｒｒ、２３は包装体外部の真空度の一例であり
９×１０−２ｔｏｒｒであり、外部の真空度を内部より
もやや高くして包装体の形態を整えてからガスを吹き込
みプラズマ蒸着を行う。
【００１１】［実施例 １］７色印刷を行った１５μ厚
みのＯＮｙ（２軸延伸ナイロンフィルム）の印刷面に、
４０μ厚みのＣＰＰ（未延伸ポリプロピレンフィルム）
をラミネートして製袋した、口栓付きスタンドパウチの
内部を１０−２ｔｏｒｒ、外部を８×１０−３ｔｏｒｒ
の真空度にしてスタンドパウチをやや膨張させて形態を
整え、内部にＴＭＤＳＯ（テトラメチルジシロキサ
ン）、ヘリュウム、酸素の混合ガスを吹き込み、１３．
５ＭＨｚのマイクロウエーブを外面から照射した。スタ
ンドパウチの内面には４００Å厚みのＳｉＯ２皮膜が蒸
着した。蒸着を行う前のスタンドパウチの酸素透過度は
３０ｃｃ／ｍ２・２４ｈｒｓ ａｔ ２５℃であった
が、蒸着後の酸素透過度は５ｃｃ／ｍ２・２４ｈｒｓ
ａｔ ２５℃に低下し、ハイバリヤ性スタンドパウチが
得られた。
みのＯＮｙ（２軸延伸ナイロンフィルム）の印刷面に、
４０μ厚みのＣＰＰ（未延伸ポリプロピレンフィルム）
をラミネートして製袋した、口栓付きスタンドパウチの
内部を１０−２ｔｏｒｒ、外部を８×１０−３ｔｏｒｒ
の真空度にしてスタンドパウチをやや膨張させて形態を
整え、内部にＴＭＤＳＯ（テトラメチルジシロキサ
ン）、ヘリュウム、酸素の混合ガスを吹き込み、１３．
５ＭＨｚのマイクロウエーブを外面から照射した。スタ
ンドパウチの内面には４００Å厚みのＳｉＯ２皮膜が蒸
着した。蒸着を行う前のスタンドパウチの酸素透過度は
３０ｃｃ／ｍ２・２４ｈｒｓ ａｔ ２５℃であった
が、蒸着後の酸素透過度は５ｃｃ／ｍ２・２４ｈｒｓ
ａｔ ２５℃に低下し、ハイバリヤ性スタンドパウチが
得られた。
【００１２】［実施例 ２］実施例１のスタンドパウチ
を使用し、内部を１０−１ｔｏｒｒ、外部を８×１０
−２ｔｏｒｒの真空度にしてスタンドパウチをやや膨張
させて形態を整えてから、内部にベンゼン、アルゴンの
混合ガスを吹き込み、１３．５ＭＨｚのマイクロウエー
ブを外面から照射した。スタンドパウチの内面には５０
０Å厚みに原子数で炭素７０％、水素３０％のＤＬＣ皮
膜が蒸着した。蒸着を行う前のスタンドパウチの酸素透
過度は３０ｃｃ／ｍ２・２４ｈｒｓ ａｔ ２５℃であ
ったが、蒸着後の酸素透過度は７ｃｃ／ｍ２・２４ｈｒ
ｓ ａｔ ２５℃に低下し、ハイバリヤ性スタンドパウ
チが得られた。
を使用し、内部を１０−１ｔｏｒｒ、外部を８×１０
−２ｔｏｒｒの真空度にしてスタンドパウチをやや膨張
させて形態を整えてから、内部にベンゼン、アルゴンの
混合ガスを吹き込み、１３．５ＭＨｚのマイクロウエー
ブを外面から照射した。スタンドパウチの内面には５０
０Å厚みに原子数で炭素７０％、水素３０％のＤＬＣ皮
膜が蒸着した。蒸着を行う前のスタンドパウチの酸素透
過度は３０ｃｃ／ｍ２・２４ｈｒｓ ａｔ ２５℃であ
ったが、蒸着後の酸素透過度は７ｃｃ／ｍ２・２４ｈｒ
ｓ ａｔ ２５℃に低下し、ハイバリヤ性スタンドパウ
チが得られた。
【００１３】［実施例 ３］５０μ厚みのＡＰＥＴ（非
結晶化ポリエステル）フィルムをヒートシールして袋を
成形した。袋の内面を １０−２ｔｏｒｒ、外面を８×
１０−３ｔｏｒｒの真空にして袋の形態を整えて、内部
にＴＭＤＳＯ（テトラメチルジシロキサン）、ＴＥＡｌ
（トリエチルアルミニュウム）、ヘリュウム、酸素の混
合ガスを吹き込み、１３．５ＭＨｚのマイクロウエーブ
を外面から照射した。袋の内面には６００Å厚みのＳｉ
Ｏ２／Ａｌ２Ｏ３合金皮膜が蒸着した。蒸着を行う前の
ＡＰＥＴ袋の酸素透過度は１００ｃｃ／ｍ２・２４ｈｒ
ｓ ａｔ ２５℃であったが、蒸着後の酸素透過度は３
ｃｃ／ｍ２・２４ｈｒｓ ａｔ ２５℃に低下し、ハイ
バリヤ性ＡＰＥＴ袋が得られた。
結晶化ポリエステル）フィルムをヒートシールして袋を
成形した。袋の内面を １０−２ｔｏｒｒ、外面を８×
１０−３ｔｏｒｒの真空にして袋の形態を整えて、内部
にＴＭＤＳＯ（テトラメチルジシロキサン）、ＴＥＡｌ
（トリエチルアルミニュウム）、ヘリュウム、酸素の混
合ガスを吹き込み、１３．５ＭＨｚのマイクロウエーブ
を外面から照射した。袋の内面には６００Å厚みのＳｉ
Ｏ２／Ａｌ２Ｏ３合金皮膜が蒸着した。蒸着を行う前の
ＡＰＥＴ袋の酸素透過度は１００ｃｃ／ｍ２・２４ｈｒ
ｓ ａｔ ２５℃であったが、蒸着後の酸素透過度は３
ｃｃ／ｍ２・２４ｈｒｓ ａｔ ２５℃に低下し、ハイ
バリヤ性ＡＰＥＴ袋が得られた。
【００１４】［実施例 ４］５０μ厚みのＡＰＥＴ（非
結晶化ポリエステル）フィルムをヒートシールして袋を
成形した。袋の内面を１０−１ｔｏｒｒ、外面を８×１
０−２ｔｏｒｒの真空にして袋の形態を整えて、内部に
トルエンとヘリュウムの混合ガスを吹き込み、１３．５
ＭＨｚのマイクロウエーブを外面から照射した。袋の内
面には９００Å厚みのＤＬＣ皮膜が蒸着した。蒸着を行
う前のＡＰＥＴ袋の酸素透過度は１００ｃｃ／ｍ２・２
４ｈｒｓ ａｔ ２５℃であったが、蒸着後の酸素透過
度は４ｃｃ／ｍ２・２４ｈｒｓ ａｔ２５℃に低下し、
ハイバリヤ性ＡＰＥＴ袋が得られた。
結晶化ポリエステル）フィルムをヒートシールして袋を
成形した。袋の内面を１０−１ｔｏｒｒ、外面を８×１
０−２ｔｏｒｒの真空にして袋の形態を整えて、内部に
トルエンとヘリュウムの混合ガスを吹き込み、１３．５
ＭＨｚのマイクロウエーブを外面から照射した。袋の内
面には９００Å厚みのＤＬＣ皮膜が蒸着した。蒸着を行
う前のＡＰＥＴ袋の酸素透過度は１００ｃｃ／ｍ２・２
４ｈｒｓ ａｔ ２５℃であったが、蒸着後の酸素透過
度は４ｃｃ／ｍ２・２４ｈｒｓ ａｔ２５℃に低下し、
ハイバリヤ性ＡＰＥＴ袋が得られた。
【００１５】［実施例 ５］内面にポリエチレンフィル
ムをラミネートした口栓付きペーパーカートンの、内部
を内面を１０−２ｔｏｒｒ、外面を８×１０−３ｔｏｒ
ｒの真空にしてペーパーカートンをやや膨張させて形態
を整えて、口栓部分から内部にＴＭＤＳＯ（テトラメチ
ルジシロキサン）、ＴＥＡｌ（トリエチルアルミニュウ
ム）、ヘリュウム、酸素の混合ガスを吹き込み、１３．
５ＭＨｚのマイクロウエーブを外面から照射した。ペー
パーカートンの内面には６００Å厚みのＳｉＯ２／Ａｌ
２Ｏ３合金皮膜が蒸着した。蒸着を行う前のペーパーカ
ートンの酸素透過度は８，０００ｃｃ／ｍ２・２４ｈｒ
ｓ ａｔ ２５℃であったが、蒸着後の酸素透過度は３
０ｃｃ／ｍ２・２４ｈｒｓ ａｔ ２５℃に低下し、バ
リヤ性ペーパーカートンが得られた。
ムをラミネートした口栓付きペーパーカートンの、内部
を内面を１０−２ｔｏｒｒ、外面を８×１０−３ｔｏｒ
ｒの真空にしてペーパーカートンをやや膨張させて形態
を整えて、口栓部分から内部にＴＭＤＳＯ（テトラメチ
ルジシロキサン）、ＴＥＡｌ（トリエチルアルミニュウ
ム）、ヘリュウム、酸素の混合ガスを吹き込み、１３．
５ＭＨｚのマイクロウエーブを外面から照射した。ペー
パーカートンの内面には６００Å厚みのＳｉＯ２／Ａｌ
２Ｏ３合金皮膜が蒸着した。蒸着を行う前のペーパーカ
ートンの酸素透過度は８，０００ｃｃ／ｍ２・２４ｈｒ
ｓ ａｔ ２５℃であったが、蒸着後の酸素透過度は３
０ｃｃ／ｍ２・２４ｈｒｓ ａｔ ２５℃に低下し、バ
リヤ性ペーパーカートンが得られた。
【図 １】内面にプラズマ蒸着を行う包装体の正面図。
【図 ２】口栓付きスタンドパウチ、バッグインボック
ス（ＢＩＢ）内袋にプラズマ蒸着を行う装置の概略図。
ス（ＢＩＢ）内袋にプラズマ蒸着を行う装置の概略図。
【図 ３】三方シール袋、センターシール袋にプラズマ
蒸着を行う装置の概略図。
蒸着を行う装置の概略図。
【図 ４】口栓付きペーパーカートンにプラズマ蒸着を
行う装置の概略図。
行う装置の概略図。
１０ 口栓付きスタンドパウチ １１ 三方シール袋、センターシール袋 １２ 口栓付きペーパーカートン １３ バッグインボックス（ＢＩＢ） １４ 包装体内部真空吸引口 １５ プラズマ蒸着ガス吹き込み口 １６ スチール製フタ １７ スチール製円筒 １８ 石英ガラス製フタ １９ マイクロウエーブ発生器 ２０ 包装体外部真空吸引口 ２１ マイクロウエーブガイド金網 ２２ 包装体内部真空度 １０−１ｔｏｒｒ ２３ 包装体外部真空度 ９×１０−２ｔｏｒｒ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3E064 AA05 AB23 BA01 BA26 BA30 BA36 BA55 BB03 BC08 BC18 EA18 EA21 FA01 FA04 3E067 AA03 AA11 AB01 AB26 AB81 BA06A BA12A BA13B BA13C BB14A BB15A BB16A BB25A BC03A BC06A BC07A CA06 EA09 EA32 ED08 FB15 FC01 GD02 4K030 AA06 AA09 AA11 AA14 AA16 AA17 AA18 BA01 BA02 BA22 BA28 BA29 BA42 CA07 CA08 CA11 CA12 FA12 LA01 LA24
Claims (10)
- 【請求項 １】 フィルム包装袋、紙包装袋、ペーパー
カートンの内部を真空にして、有機金属化合物または炭
化水素ガスとキャリアガスの不活性ガスを吹き込み、必
要に応じて酸化するためガスとして酸素、水素添加する
ためのガスとして水素を吹き込み、高周波を照射する事
により、内面にガス透過度の低い金属酸化物またはダイ
アモンドライク（ＤＬＣ）バリヤ性皮膜を形成させた、
フィルム包装袋、紙包装袋、ペーパーカートン。 - 【請求項２】 上記、フィルム包装袋が、１枚以上の未
延伸または１軸または２軸延伸プラスチックフィルムの
積層体である包装袋、紙包装袋が紙と１枚以上の未延伸
または１軸または２軸延伸プラスチックフィルムの積層
体である内面がプラスチックフィルムの紐包装袋、ペー
パーカートンが紙と未延伸または１軸または２軸延伸プ
ラスチックフィルムの積層体である内面がプラスチック
フィルムのペーパーカートン。 - 【請求項 ３】 上記、ガス吹き込みを行う包装体外部
の真空度は、包装体内部の真空度よりも高くし、包装体
をやや膨張させ形態を整えた状態で内部にガス吹込みを
行い、均一蒸着を行う。 - 【請求項 ４】 上記、有機金属化合物がテトラメチル
ジシロキサン（ＴＭＤＳＯ）、テトラエチルジシロキサ
ン（ＴＥＤＳＯ）などの有機珪素化合物、アルキルアル
ミニュウムなどの有機アルミニュウム化合物、アルキル
マグネシュウムなどの有機マグネシュウム化合物、アル
キルジルコニュウムなどの有機ジルコニュウム化合物。 - 【請求項 ５】 上記、炭化水素がアセチレン、エチレ
ン、ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロ
ヘキサンなどの炭化水素（ハイドロカーボン）。 - 【請求項 ６】 上記、不活性ガスがヘリュウム、アル
ゴン、キセノン、窒素、炭酸ガスなどの、反応性に乏し
い不活性ガス。 - 【請求項 ７】 上記、包装体内部に吹き込むガスが、
有機金属化合物、不活性ガス、酸素を組み合わせた混合
ガスまたは異種連続吹き込みガス。 - 【請求項 ８】 上記、包装体内部に吹き込むガスが、
炭化水素と不活性ガスを組み合わせた混合ガスまたは異
種連続吹き込みガス。 - 【請求項 ９】 上記、包装体内部に吹き込むガスが有
機金属化合物、炭化水素、不活性ガス、酸素の組み合わ
せ混合ガスまたは異種連続吹き込みガス。 - 【請求項１０】 上記、プラズマ化を目的として照射す
る高周波は、高周波またはマイクロウエーブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32861599A JP2001114347A (ja) | 1999-10-14 | 1999-10-14 | 内面にバリヤ層を有する包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32861599A JP2001114347A (ja) | 1999-10-14 | 1999-10-14 | 内面にバリヤ層を有する包装体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001114347A true JP2001114347A (ja) | 2001-04-24 |
Family
ID=18212261
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32861599A Pending JP2001114347A (ja) | 1999-10-14 | 1999-10-14 | 内面にバリヤ層を有する包装体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001114347A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008514374A (ja) * | 2004-09-28 | 2008-05-08 | マリンクロッド・インコーポレイテッド | 品質維持剤と結びつけられた容器 |
-
1999
- 1999-10-14 JP JP32861599A patent/JP2001114347A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008514374A (ja) * | 2004-09-28 | 2008-05-08 | マリンクロッド・インコーポレイテッド | 品質維持剤と結びつけられた容器 |
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